JP4486466B2 - 建設機械の動作機能監視装置 - Google Patents

建設機械の動作機能監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4486466B2
JP4486466B2 JP2004294969A JP2004294969A JP4486466B2 JP 4486466 B2 JP4486466 B2 JP 4486466B2 JP 2004294969 A JP2004294969 A JP 2004294969A JP 2004294969 A JP2004294969 A JP 2004294969A JP 4486466 B2 JP4486466 B2 JP 4486466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
valve
hydraulic
lock lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004294969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006104836A (ja
Inventor
英男 柄澤
広二 石川
修栄 有賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2004294969A priority Critical patent/JP4486466B2/ja
Publication of JP2006104836A publication Critical patent/JP2006104836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4486466B2 publication Critical patent/JP4486466B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に備えられ、ロックレバー装置に含まれる電磁弁の動作機能を監視可能な建設機械の動作機能監視装置に関する。
建設機械に備えられるロックレバー装置は、運転席の近傍に配置され、オペレータが運転席から離れるときにロック位置となるようにそのロックレバーが操作される。このようにロックレバーがロック位置に操作されると、各油圧アクチュエータを制御する方向切換弁を切換え操作する操作信号が出力されなくなり、すなわち操作信号の出力が不許可となり、油圧アクチュエータの作動、つまりこの油圧アクチュエータによって駆動される作業部材の意図しない駆動が防止される。
このようなロックレバー装置を備えた従来技術が、特許文献1に記載されている。この従来技術は、油圧ショベルに備えられるものであり、エンジンすなわち原動機と、油圧アクチュエータと、この油圧アクチュエータへの圧油の流入、流出を制御する方向制御弁すなわち流量調整弁とを備えている。また、ロックレバー装置として、上述の流量調整弁を切換え操作する操作信号の出力の許可、不許可を切換える電磁弁、すなわちロックソレノイドと、このロックソレノイドを切換え操作するロックレバーと、このロックレバーの作動を検出する作動検出手段、すなわちスイッチと、エンジンを駆動する駆動制御信号を出力すると共に、スイッチから出力される信号に応じてロックソレノイドを切換える切換え制御信号を出力するコントローラとを備えている。
この従来技術では、ロックレバーがフリー位置に保持されているときには、上述のスイッチからコントローラに信号が出力されず、これによりコントローラからロックソレノイドに、このロックソレノイドを開位置にする切換え制御信号が出力され、この開位置にあるロックソレノイドを介して流量調整弁に操作信号が出力され、流量調整弁が切換えられる。したがって、流量調整弁から油圧アクチュエータに圧油が供給され、この油圧アクチュエータが作動し、この油圧アクチュエータによって作動部材を駆動させることができる。
また、ロックレバーがロック位置に切換えられると、上述のスイッチからコントローラに信号が出力され、これによりコントローラによってロックソレノイドが閉位置となるように制御され、この閉位置にあるロックソレノイドによって流量調整弁に操作信号を出力することができなくなる。すなわち、流量調整弁の切換え操作が不許可となる。したがって、この状態においては流量調整弁から油圧アクチュエータへの圧油の供給が不能となり、すなわち油圧アクチュエータは作動不能となり、作動部材は動かないように保持される。
このように従来技術では、ロックレバー装置を備えたことにより、作業部材の意図しない駆動を防止でき、油圧ショベルの周囲に存在する人や物に対する安全保護を実現できる。
特開2002−115277公報
ところで、上述のようにロックレバー装置を備えた建設機械は、時により過酷な作業環境の下での駆動を余儀なくされる。このような過酷な作業環境の下では、ロックソレノイドすなわち電磁弁の中にゴミ等が混入し、電磁弁のスプールがスティックして摺動不能となることも起こり得る。このように電磁弁にスティックを生じた場合、油圧回路に含まれる各種機器、部材、あるいは油圧アクチュエータの作動に異変を生じるが、従来技術では、その原因が分かるまでに時間がかかり、この電磁弁が含まれる油圧回路の修復に手間取る懸念がある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、ロックレバー装置に含まれる電磁弁に異常が生じたことを直ちに知ることができる建設機械の動作機能監視装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、原動機と、この原動機によって駆動される主油圧ポンプと、この主油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される油圧アクチュエータと、この油圧アクチュエータへの圧油の流入、流出を制御する方向制御弁を有すると共に、上記方向制御弁を切換え操作する操作信号の出力の許可、不許可を切換える電磁弁と、この電磁弁を切換え操作するロックレバーと、このロックレバーの作動を検出する作動検出手段と、上記原動機を駆動する駆動制御信号を出力し、上記作動検出手段から出力される信号に応じて上記電磁弁を切換える切換え制御信号を出力するコントローラとを含むロックレバー装置を有する建設機械に備えられ、上記電磁弁から出力され、上記操作信号の出力を許可する許可信号を検出する許可検出手段を有し、上記コントローラが、上記原動機が駆動中かどうか判定すると共に、上記電磁弁を上記操作信号の出力を不許可にするように上記ロックレバーが保持されているかどうか判定し、さらに上記許可検出手段で上記許可信号が検出されたかどうか判定する判定手段と、この判定手段で、原動機が駆動中と判定されると共に、上記電磁弁を上記操作信号の出力を不許可にするように上記ロックレバーが保持されていると判定され、さらに上記許可検出手段で上記許可信号が検出されたと判定されたときに、上記電磁弁が異常である旨の通報信号を出力する処理を行なう処理手段とを含み、上記ロックレバー装置の上記電磁弁の動作機能を監視することを特徴としている。
原動機の駆動中に、例えば電磁弁が開いている状態でスティックが生じると、電磁弁を操作信号の出力を不許可にするように、すなわち電磁弁が閉となるようにロックレバーを切換えても、電磁弁が開いたままの状態となってしまうので、この電磁弁から方向制御弁の制御を可能にする許可信号が出力される事態となる。
このような事態を生じたとき、本発明は、コントローラの判定手段が、原動機を駆動する駆動制御信号に基づいて、原動機が駆動中と判定し、作動検出手段から出力される信号に基づいて、ロックレバーが電磁弁を操作信号の出力を不許可にするように保持されていると判定し、すなわちロックレバーがロック位置に保持されていると判定し、さらに許可検出手段から出力される信号に基づいて、許可信号が検出されたと判定し、処理手段から通報信号が出力される。この通報信号により電磁弁に異常を生じたことを直ちに知ることができる。
また本発明は、上記発明において、上記コントローラは、上記処理手段から出力される上記通報信号に応じて上記原動機を停止させる処理を行なうことを特徴としている。
また本発明は、上記原動機によって駆動され、上記電磁弁に連絡される油圧パイロットポンプを備えると共に、上記操作信号を出力する操作装置が油圧パイロットバルブから成り、上記電磁弁が開位置に切換えられたときにこの電磁弁から上記操作装置に出力される上記許可信号が上記油圧パイロットポンプから吐出される一次圧であり、上記許可検出手段が、上記電磁弁から出力される上記一次圧を検出する油圧検知センサから成ることを特徴としている。
また本発明は、上記建設機械が、上記操作信号のそれぞれを出力する複数の操作装置と、これらの操作装置からの上記操作信号の出力の許可、不許可を切換える1つの電磁弁とを有する油圧ショベルから成ることを特徴としている。
本発明は、電磁弁に異常が生じたことを、コントローラの判定手段で検出でき、この検出に応じてコントローラの処理手段から通報信号が出力されるので、この通報信号によって電磁弁に異常が生じたことを直ちに知ることができ、この電磁弁が含まれる油圧回路の修復にかかる時間を短縮させることができると共に、建設機械の周囲に対するさらなる安全保護を実現できる。
以下,本発明に係る建設機械の動作機能監視装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る動作機能監視装置の一実施形態が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。
この油圧ショベルは、走行体31と、この走行体31上に配置される旋回体32と、この旋回体32に上下方向の回動可能に連結されるブーム33と、このブーム33を駆動するブームシリンダ34と、ブーム33に上下方向の回動可能に連結されるアーム35と、このアーム35を駆動するアームシリンダ36と、アーム35に上下方向の回動可能に連結されるバケット37と、このバケット37を駆動するバケットシリンダ38とを備えている。ブーム33、アーム35、バケット37のそれぞれは作業部材を構成し、これらの作業部材と、ブームシリンダ34、アームシリンダ36、及びバケットシリンダ38とによって土砂の掘削作業等を実施するフロント作業機が構成されている。
旋回体32の前側位置には運転室39が備えられ、この運転室39内の運転席の近傍位置には、後述のロックレバー装置に含まれるロックレバーが配置されている。
図2は本発明の一実施形態を示す油圧回路図である。上述の図1に示す油圧ショベルは、図2に示すように、原動機すなわちエンジン1と、このエンジン1によって駆動される主油圧ポンプ6及び油圧パイロットポンプ10と、上述のブームシリンダ34、アームシリンダ36、バケットシリンダ38等の油圧アクチュエータへの圧油の流入、流出を制御する複数の方向制御弁を備えている。図2では説明を分かりやすくするために、1つの油圧アクチュエータ例えばブームシリンダ34と、このブームシリンダ34への圧油の流入、流出を制御するブーム用の方向制御弁8だけを示してあり、他の油圧アクチュエータ及び方向制御弁は図示を省略してある。ブーム用の方向制御弁8は、後述の操作信号が与えられるパイロット室8a,8bを備えている。
また、上述のブーム用の方向制御弁8を切換え操作する操作信号を出力する操作装置、例えば操作信号としてパイロット圧信号を出力する油圧パイロットバルブ11を備えている。この油圧パイロットバルブ11は、減圧弁11a,11bと、これらの減圧弁11a,11bを操作する操作レバー11cとを含んでいる。この油圧パイロットバルブ11の減圧弁11aと、方向制御弁8のパイロット室8aとはパイロット管路14aで連絡され、減圧弁11bと方向制御弁8のパイロット室8bとはパイロット管路14bで連絡されている。
図2では、ブーム用の操作装置を構成する油圧パイロットバルブ11だけを描いてあり、他のアーム用、バケット用等の操作装置は図示を省略してある。
油圧パイロットポンプ10と油圧パイロットバルブ11とを連絡する管路13中には、この管路13を連通させる開位置dと、この管路13を遮断し、油圧パイロットバルブ11をタンクに連通させる閉位置cとを有する電磁弁15を配置してある。また、上述したように、運転席の近傍に配置され、電磁弁15を切換え操作するロックレバー3を備えている。また、このロックレバー3の作動を検出する作動検出手段、すなわちスイッチ4と、エンジン1を駆動する駆動制御信号を燃料供給制御手段20に出力すると共に、スイッチ4から出力される信号に応じて切換え制御信号を電磁弁15に出力するコントローラ2とを備えている。
上述した電磁弁15と、ロックレバー3と、スイッチ4と、コントローラ2とによって、ロックレバー装置が構成されている。
なお、ブーム用の操作装置を構成する油圧パイロットバルブ11を含む複数の油圧パイロットバルブのそれぞれは、管路13を介して1つの電磁弁15に接続されている。
このように構成される油圧ショベルに備えられる電磁弁15の動作機能を監視する動作機能監視装置の一実施形態は、電磁弁15から出力され、上述の操作信号すなわちパイロツト圧信号の出力を許可する許可信号を検出する許可検出手段、すなわち油圧パイロットポンプ10から吐出される一次圧を検出する許可検出手段、例えば検出スイッチ4を備えている。
また、本実施形態は、コントローラ2に含まれ、エンジン1が駆動中かどうか判定すると共に、電磁弁15を油圧パイロットバルブ11等からのパイロット圧信号の出力を不許可にするようにロックレバー3がロック位置に保持されているかどうか判定し、さらに油圧検知センサ5からの信号で許可信号が検出されたかどうか判定する判定手段と、この判定手段で、エンジン1が駆動中と判定されると共に、電磁弁15をパイロット圧信号の出力を不許可にするようにロックレバー3がロック位置に保持されていると判定され、さらに油圧検知センサ5からの信号で許可信号、すなわち油圧パイロットポンプ10から吐出される一次圧が検出されたと判定されたときに、通報信号を出力する処理を行なう処理手段とを備えている。
また、コントローラ2は、上述の処理手段から出力される上述の通報信号に応じて、例えばエンジン1を停止させる処理を行なうようになっている。すなわち、燃料供給制御手段20を作動させる制御信号の出力を停止させる処理を行なう。
以下,このように構成した本実施形態の動作について説明する。図3は本発明の一実施形態における要部動作を説明するフローチャートである。
この図3の手順S1に示すように、はじめにコントローラ2に含まれる判定手段で、エンジン1が動いているかどうか、すなわち駆動中かどうか判定される。この判定は、例えばコントローラ2から、燃料供給制御手段20を作動させる制御信号が出力されているかどうかの確認によって行なわれる。コントローラ2から燃料供給制御手段20を作動させる制御信号が出力されていないと確認されれば、エンジン1は停止状態であってこの判定はノーであり、この手順S1の判定が繰り返される。コントローラ2から燃料供給制御手段20を作動させる制御信号が出力されていると確認されれば、エンジン1は駆動中であり、この手順S1の判定はイエスとなって手順S2に移る。
この手順S2では、コントローラ2に含まれる判定手段で、ロックレバー3がロック位置にあって検出スイッチ4がオンかどうか判定される。すなわち、電磁弁15を油圧パイロツトバルブ11等から方向制御弁8等へのパイロット圧信号の出力を不許可にする閉位置cとするように、ロックレバー3がロック位置に保持されているかどうか判定される。ロックレバー3がフリー位置にあって検出スイッチ4がオフのときには、この判定はノーとなり、手順S6に移る。
この手順S6では、コントローラ2から電磁弁15の制御部に切換え制御信号が出力され、これによって電磁弁15は開位置dに切換えられる。今はエンジン1の駆動によって主油圧ポンプ6及び油圧パイロットポンプ10が駆動されている状態であるので、電磁弁15の開位置dへの切換えにより、油圧パイロットポンプ10からの一次圧、すなわちパイロット圧が電磁弁15、管路13を介して油圧パイロットバルブ11を含む全ての油圧パイロットバルブに供給される。
したがって例えば、油圧パイロットバルブ11の操作レバー11cを図2の右方向に回動操作すると、減圧弁11aからのパイロット圧信号がパイロット管路14aを介して方向制御弁8のパイロット室8aに供給される。これにより方向制御弁8が中立位置NからX位置に切換えられ、主油圧ポンプ6の圧油が主管路9、方向制御弁8介してブームシリンダ34のボトム側に供給され、このブームシリンダ34が伸長し、図1に示すブーム33が上方向に回動する。すなわち、ブーム上げ操作が実施される。
また例えば、油圧パイロットバルブ11の操作レバー11cを図2の左方向に回動操作することにより、減圧弁11bからのパイロット圧信号がパイロット管路14bを介して方向制御弁8のパイロット室8bに供給される。これにより、方向制御弁8がY位置に切換えられ、主油圧ポンプ6の圧油が主管路9、方向制御弁8を介してブームシリンダ34のロッド側に供給され、このブームシリンダ34が収縮し、ブーム33が下方向に回動する。すなわち、ブーム下げ動作が実施される。
コントローラ2の判定手段による上述した手順S2の判定で、ロックレバー3がロック位置にあって検出スイッチ4がオンとなっていると判定されたときには、この判定はイエスとなり、手順S3に移る。
この手順S3では、コントローラ2から電磁弁15の制御部に出力される切換え制御信号により、電磁弁15は閉位置cに切換えられる。この閉位置cへの切換えにより、油圧パイロットポンプ10からの一次圧が油圧パイロットバルブ11を含む全ての油圧パイロットバルブに供給されなくなる。すなわち、油圧パイロットバルブ11を含む全ての油圧パイロットバルブのそれぞれから該当する方向制御弁8等へのパイロット圧信号の出力が阻止され、方向制御弁8を含む全ての方向制御弁の切換え操作が不許可となる。
したがって、この状態においては、方向制御弁8等から該当するブームシリンダ34等の油圧アクチュエータへの圧油の供給が不能となり、すなわち油圧パイロットバルブ11等を含む全ての油圧パイロットバルブのうちのどの油圧パイロットバルブを操作しても、ブームシリンダ34等の油圧アクチュエータは作動不能な状態となり、ブーム33等の作業部材を含むフロント作業機、旋回体、あるいは走行体は動かないように保持される。これによって、ブーム33等の作業部材を含むフロント作業機、旋回体、あるいは走行体の意図しない駆動を防止でき、油圧ショベルの周囲に存在する人や物に対する安全保護を実現できる。
上述した手順S3の次は、手順S4に移る。この手順S4では、コントローラ2に含まれる判定手段で、電磁弁15が閉位置cに切換えられているにも拘わらず、方向制御弁8等へのパイロット圧信号の出力を許可する許可信号が検出されているかどうか、すなわち、管路13に油圧パイロットポンプ10からの一次圧が供給されているかどうかが、油圧検知センサ5からの信号によって判定される。この判定がノーであれば、電磁弁15が閉位置cに切換えられることによって電磁弁15から油圧パイロットバルブ11等に一次圧が供給されないことが油圧検知センサ5によって検出されており、電磁弁15は正常に機能していることが確認される。したがって、この手順S4の判定後は手順S1に戻る。
手順S4の判定がイエスであれば、電磁弁15にスティックを生じ、閉じられるべきであった電磁弁15が開いたままの状態となっており、電磁弁15から油圧パイロットバルブ11等に一次圧が供給されていることが油圧検知センサ5によって検出されており、電磁弁15は異常状態にあることが確認される。この手順S4のイエスの判定に応じて、コントローラ2に含まれる処理手段から通報信号が出力される。例えば、この通報信号に応じてコントローラ2は、燃料供給制御手段20を作動させる制御信号の出力を停止する。これにより、エンジン1が停止する。
このように構成した本実施形態によれば、操作中にエンジン1が停止することにより、このエンジン1の停止原因のうちの有力な一つ、すなわちロックレバー装置に含まれる電磁弁15に異常が生じたことをオペレータは直ちに知ることができる。したがって、この電磁弁15が含まれる油圧回路の修復にかかる時間を短縮させることができる。また、電磁弁15に異常が生じたときに、エンジン1を停止させることから、ブームシリンダ34を含む油圧アクチュエータへの圧油の供給が阻止され、油圧パイロットバルブ11等を中立位置にすることによりフロント作業機、旋回体、あるいは走行体の意図しない駆動を防止でき、この油圧ショベルの周囲に対するさらなる安全保護を実現できる。
なお、上記実施形態では、コントローラ2に含まれる処理手段から出力される通報信号に応じて、エンジン1を停止させる制御を行なうようにしてあるが、本発明は、このようにすることには限られない。
例えば、通報信号に応じて、緩やかに走行体を走行させることはできるものの、フロント作業機による作業は実施し得ない程度の流量を油圧アクチュエータに供給するエンジン回転数まで下げる制御、あるいは主油圧ポンプの吐出流量を所定の低流量まで下げる制御を行なうようにしてもよい。
また、通報信号に応じて、油圧ショベルの運転席に座っているオペレータ及び油圧ショベルの周囲に対して、注意を喚起するアラームを鳴らす警報器を備えた構成にしてもよい。
また、運転席の近傍に、表示装置を備えたものにあっては、上述の通報信号に応じて、表示装置の表示画面に電磁弁15が異常である旨を表示する構成にしてもよい。
本発明に係る動作機能監視装置の一実施形態が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。 本発明の一実施形態を示す油圧回路図である。 本発明の一実施形態における要部動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン(原動機)
2 コントローラ(ロックレバー装置)
3 ロックレバー(ロックレバー装置)
4 検出スイッチ(作動検出手段)〔ロックレバー装置〕
5 油圧検知センサ(許可検出手段)
6 主油圧ポンプ
8 方向制御弁
8a パイロット室
8b パイロット室
9 主管路
10 油圧パイロットポンプ
11 油圧パイロットバルブ(操作装置)
11a 減圧弁
11b 減圧弁
11c 操作レバー
13 管路
14a パイロット管路
14b パイロット管路
15 電磁弁〔ロックレバー装置〕
20 燃料供給制御手段
31 走行体
32 旋回体
33 ブーム
34 ブームシリンダ
35 アーム
36 アームシリンダ
37 バケット
38 バケットシリンダ
39 運転室

Claims (4)

  1. 原動機と、この原動機によって駆動される主油圧ポンプと、この主油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される油圧アクチュエータと、この油圧アクチュエータへの圧油の流入、流出を制御する方向制御弁を有すると共に、
    上記方向制御弁を切換え操作する操作信号の出力の許可、不許可を切換える電磁弁と、この電磁弁を切換え操作するロックレバーと、このロックレバーの作動を検出する作動検出手段と、上記原動機を駆動する駆動制御信号を出力し、上記作動検出手段から出力される信号に応じて上記電磁弁を切換える切換え制御信号を出力するコントローラとを含むロックレバー装置を有する建設機械に備えられ、
    上記電磁弁から出力され、上記操作信号の出力を許可する許可信号を検出する許可検出手段を有し、
    上記コントローラが、
    上記原動機が駆動中かどうか判定すると共に、上記電磁弁を上記操作信号の出力を不許可にするように上記ロックレバーが保持されているかどうか判定し、さらに上記許可検出手段で上記許可信号が検出されたかどうか判定する判定手段と、
    この判定手段で、原動機が駆動中と判定されると共に、上記電磁弁を上記操作信号の出力を不許可にするように上記ロックレバーが保持されていると判定され、さらに上記許可検出手段で上記許可信号が検出されたと判定されたときに、上記電磁弁が異常である旨の通報信号を出力する処理を行なう処理手段とを含み、
    上記ロックレバー装置の上記電磁弁の動作機能を監視することを特徴とする建設機械の動作機能監視装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記コントローラは、上記処理手段から出力される上記通報信号に応じて上記原動機を停止させる処理を行なうことを特徴とする建設機械の動作機能監視装置。
  3. 上記請求項1記載の発明において、
    上記原動機によって駆動され、上記電磁弁に連絡される油圧パイロットポンプを備えると共に、
    上記操作信号を出力する操作装置が油圧パイロットバルブから成り、
    上記電磁弁が開位置に切換えられたときにこの電磁弁から上記操作装置に出力される上記許可信号が上記油圧パイロットポンプから吐出される一次圧であり、
    上記許可検出手段が、上記電磁弁から出力される上記一次圧を検出する油圧検知センサから成ることを特徴とする建設機械の動作機能監視装置。
  4. 上記請求項1記載の発明において、
    上記建設機械が、上記操作信号のそれぞれを出力する複数の操作装置と、これらの操作装置からの上記操作信号の出力の許可、不許可を切換える1つの電磁弁とを有する油圧ショベルから成ることを特徴とする建設機械の動作機能監視装置。
JP2004294969A 2004-10-07 2004-10-07 建設機械の動作機能監視装置 Expired - Fee Related JP4486466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004294969A JP4486466B2 (ja) 2004-10-07 2004-10-07 建設機械の動作機能監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004294969A JP4486466B2 (ja) 2004-10-07 2004-10-07 建設機械の動作機能監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006104836A JP2006104836A (ja) 2006-04-20
JP4486466B2 true JP4486466B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=36374885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004294969A Expired - Fee Related JP4486466B2 (ja) 2004-10-07 2004-10-07 建設機械の動作機能監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4486466B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4995048B2 (ja) * 2007-11-22 2012-08-08 住友建機株式会社 建設機械の異常検出装置及びこれを含む建設機械
KR20100134332A (ko) * 2009-06-15 2010-12-23 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 건설장비의 조작레버 잠금장치
WO2013168834A1 (ko) * 2012-05-09 2013-11-14 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 건설기계용 유압시스템
EP3045590A4 (en) * 2013-09-13 2017-05-10 Volvo Construction Equipment AB Construction machine float valve
US10760245B2 (en) 2016-03-31 2020-09-01 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Drive control device for construction machine
JP6605519B2 (ja) 2017-02-03 2019-11-13 日立建機株式会社 建設機械
EP3861176B1 (en) * 2018-10-02 2023-03-29 Volvo Construction Equipment AB Device for controlling working unit of construction equipment
JP6966418B2 (ja) * 2018-12-28 2021-11-17 日立建機株式会社 無線操作式油圧ショベル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006104836A (ja) 2006-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6523554B2 (ja) 建設機械の駆動制御装置
WO2018179070A1 (ja) 作業機械の油圧制御システム
JP2006308073A (ja) 建設機械の油圧駆動システム
EP2933386B1 (en) Construction machine
US10577777B2 (en) Control system for construction machinery
JP6654521B2 (ja) 建設機械
JP5083202B2 (ja) 建設機械の旋回ブレーキ装置
KR20210152559A (ko) 작업 기계
JP4486466B2 (ja) 建設機械の動作機能監視装置
JP2013508647A (ja) バルブ固着の安全機構
JPH0719207A (ja) 油圧機械の駆動制御装置
JP2006274788A (ja) 作業機械の安全装置および作業機械のサービスシステム
JP2004076351A (ja) 建設機械の警報装置
JP2007292316A (ja) 油圧回路の自己診断装置
JP6982561B2 (ja) 建設機械
KR102543030B1 (ko) 작업 기계
JP5220568B2 (ja) 油圧ショベルの干渉防止装置
CN104024606A (zh) 施工机械的发动机控制方法
JP5272211B2 (ja) 建設機械の油圧回路
JP2926035B1 (ja) 作業用機械の油圧制御回路
JPH08218415A (ja) 油圧ショベル用の運転室干渉防止装置及び油圧ショベル
WO2021039855A1 (ja) 建設機械
WO2023190329A1 (ja) 建設機械
JP7436301B2 (ja) 建設機械
JP4220328B2 (ja) 建設機械の運転室干渉防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4486466

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees