JP4478324B2 - 燃料タンク内の圧力制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車の燃料タンク内の圧力制御装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、自動車には、図9に示すように、燃料タンク1内で発生した蒸発燃料(エバポ)が大気中に放出されるのを防止するため、蒸発燃料をキャニスタ2へ流入させてキャニスタ2内に収容された活性炭内に吸着させておき、エンジン3の運転状態になるとコントロールユニット(図示略)がパージライン4のチェックバルブ5をデューティ制御して開き、キャニスタ2の新気導入口6から入る新気で蒸発燃料をキャニスタ2内の活性炭から離脱させてインテークマニホールド7に吸い込ませて燃焼させ、HC(炭化水素)の排出を抑制するようにした燃料蒸発ガス排出抑止装置が設けられている。
【0003】
しかしながら、燃料タンク1とエアブリーザライン8との接合部のシールが不良になったり、燃料タンク1やパージライン4などの蒸発燃料ガス系統にリークが発生していたりすると、蒸発燃料が大気中に放出されてしまう。そこで、現在米国において実施されている自動車排出ガスに関する規制は、HC,CO,NOxなどの規制値を含めてすべて大気汚染防止法に基づいてEPA(米国環境保護庁)またはCARB(カリフォルニア州大気資源局)が定めており、蒸発燃料のリークが許容値以下であるか否かを判断して、許容値を超える場合には対策を施し、蒸発燃料の大気中への放出を未然に防止する北米OBD−IIエバポリーク診断が提案されている。この北米OBD−IIエバポリーク診断に対し、従来は、エンジンブーストによる負圧診断、或いは後付けポンプによる正圧診断によってエバポリーク診断を実施してリークを検出しているが、最新の規制強化にともなってエバポリークの検出精度の向上および診断時間の短縮(診断頻度の増加)が求められている。
【0004】
そこで、この発明は、上述したような従来のエンジンブーストによる負圧診断、或いは後付けポンプによる正圧診断が有している問題点を解決するためになされたものであって、蒸発燃料ガス系統のエバポリークを確実に検出するとともに、エバポリークの検出精度の向上および診断時間の短縮、診断頻度の増加を図ることが可能な燃料タンク内の圧力制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明は、エンジンに供給するための燃料を貯蔵する燃料タンクと、前記エンジンに前記燃料を圧送するためのフューエルポンプと前記フューエルポンプから前記エンジンへ前記燃料を移送するデリバリ通路と前記エンジンからの帰還燃料を前記燃料タンクに移送するリターン通路とを備えた自動車の燃料装置において、前記リターン通路にジェットポンプを備え、前記ジェットポンプには移送通路を介して吸入側と大気側とに切換可能な第1の弁手段が設けられ、前記第1の弁手段を開弁状態にして前記大気側より吸引された大気を前記ジェットポンプにより燃料タンク内に導入することにより、前記燃料タンク内を大気によって所望の圧力まで加圧する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
前記燃料タンクは主、副2室に分かれており、前記フューエルポンプは前記主室側の燃料を吸入して前記デリバリ通路を介して前記エンジンに圧送し、前記リターン通路は前記主室側に帰還燃料を移送すると共に、前記ジェットポンプの吸入側に前記副室側に開口する移送通路を選択的に開閉可能な第2の弁手段を介して接続し、前記制御手段は前記第1の弁手段と前記第2の弁手段を排他的に開弁制御することを特徴とする。
【0007】
前記第1の弁手段はキャニスタを介して大気側に連通されていることを特徴とする。
【0008】
前記燃料タンクは開閉可能に制御される第3の弁手段を介して前記キャニスタに連通するチャージ通路を備え、上記第1の弁手段は上記チャージ通路の第3の弁手段と前記キャニスタの間に連通されていることを特徴とする。
【0009】
前記エンジンの吸気管と前記キャニスタとを連通するパージ通路と前記パージ通路を選択的に開閉可能な第4の弁手段を備えると共に、前記第1の弁手段は前記パージ通路の前記第4の弁手段と前記キャニスタの間と連通されたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の燃料タンク内の圧力制御装置の実施形態について図1〜3を参照して説明する。図1は、本発明の燃料タンク内の圧力制御装置の構成を説明する説明図、図2は、本発明の燃料タンク内の圧力制御装置において実施されるリーク診断のフローチャート、図3は、図2のフローチャートにしたがってリーク診断を実行した際の蒸発燃料ガス系統における圧力変化を示した説明図である。
【0011】
図1に示すように、本発明の燃料タンク内の圧力制御装置は、燃料タンク10、燃料タンク10内の燃料をエンジンに移送するフューエルデリバリ系統、エンジンからの帰還燃料を燃料タンク10に戻すフューエルリターン系統、蒸発燃料を処理する蒸発燃料ガス系統などから主に構成されている。
【0012】
リヤシート下部に配置固定されるFR車や4WD車などの燃料タンク10は、デファレンシャル装置やプロペラシャフトなどを跨ぐために、タンク底部形状が鞍形に形成されており、そのため、燃料タンク10内は、主、副2室に分かれている。
【0013】
フューエルデリバリ系統およびフューエルリターン系統について説明すると、主室10A内(図中右側)に収められたフューエルポンプ11は、メッシュフィルタ12から吸入した燃料をデリバリ通路13を介してエンジン14に圧送するものであり、エンジン14に供給された燃料は、ECU15からの制御信号によってエンジン14の最適な噴射時間・噴射時期に燃料噴射される。そして、エンジン14からの余分な燃料としてのフューエルリターンは、リターン通路16を介して燃料タンク10の主室10A内に戻される。
【0014】
燃料タンク10内におけるリターン通路16の燃料吐出端には、ジェットポンプ17が配設されており、エンジン14からのフューエルリターン流速を利用してジェットポンプ17内に負圧を発生させ、この負圧により副室10B内(図中左側)のメッシュフィルタ18から吸入した燃料を移送通路19を介して主室10A内に移送するようになっている。
【0015】
燃料タンク10外における移送通路19には、大気を供給する吸気口20が設けられた切換制御弁21が介設されており、ECU15からのOFF制御信号に基づいて、大気側を閉弁状態にするとともに副室10B側を開弁状態にして、副室10B側と主室10A側とを連通するか、或いは、ON制御信号に基づいて、副室10B側を閉弁状態にするとともに大気側を開弁状態にして、大気側と主室10A側とを連通するようになっている。
【0016】
次に、蒸発燃料ガス系統について説明すると、燃料タンク10内で発生した蒸発燃料は、チャージ通路22を介してキャニスタ23に導かれて、キャニスタ23内の活性炭に吸着されるようになっている。チャージ通路22には、通常時、燃料タンク10内の圧力を一定にするように調整し、余剰の蒸発燃料をキャニスタ23に導くためのプレッシャコントロールバルブ(以下、PCVという)24が、ECU15からのON-OFF制御信号に基づいて開閉弁制御されるように介設されているとともに、燃料タンク10内の圧力、または、蒸発燃料ガス系統の圧力を検出するとともに検出値をECU15に出力する圧力センサ25が介設されている。なお、通常時におけるPCV24の開弁圧は、たとえば約0.8kPaに設定されている。
【0017】
キャニスタ23内に貯えられた蒸発燃料は、エンジン14が運転状態になると、エンジンブーストにより蒸発燃料ガス系統が負圧にされることにより、キャニスタ23の新気導入口29から吸入される新気によってキャニスタ23内から離脱させられ、エンジン14のインテークマニホールド28に吸い込まれるようになっている。ところで、パージ通路26にはキャニスタパージコントロールバルブ(以下、CPCという)27が介設され、このCPC27は、ECU15からのON-OFF制御信号に基づいて開閉弁制御されるようになっており、キャニスタ23側とインテークマニホールド28側とを連通・遮断可能となっている。
また、キャニスタ23と新気導入口29との間には、通常時やパージ中には、開弁状態とされるとともに、ECU15からのOFF制御信号に基づいて開弁制御、ON制御信号に基づいて閉弁制御されるドレンバルブ30が介設されていて、新気導入口29からの新気の吸入を遮断するようになっている。
【0018】
次に、本発明の燃料タンク内の圧力診断装置において実施されるリーク診断について図2,3を用いて説明する。
図2,3に示すように、車両走行後、アイドル(アクセル開度0)状態に入ると、蒸発燃料ガス系統における直径φ0.02インチ(約0.5mm)のリークを検出するためのリーク診断がECU15において開始される。
リーク診断を開始したECU15は、燃料タンク10内を大気によって加圧するため、切換制御弁21をON制御信号により大気側と主室10A側とを連通するとともに、PCV24をOFF制御して閉弁状態とし、さらに、CPC27をOFF制御、ドレンバルブ30をON制御してそれぞれを閉弁状態とする(ステップ100)。そのことにより、燃料タンク10内は、切換制御弁21の吸気口20より吸入された大気によって加圧されることとなる。そして、ECU15は、燃料タンク10内がPCV24の開弁圧(ここでは、約0.8kPa)以上に設定されている第1の設定値▲1▼となるまで所定時間(たとえば、約100〜130秒)だけ加圧を継続する。
【0019】
その後、ECU15では、燃料タンク10の内圧が第1の設定値▲1▼以上となっているか否かの判断がなされる(ステップ101)。ここで、圧力センサ25の出力値に基づいて検知された燃料タンク10の内圧が、第1の設定値▲1▼に達していないとECU15が判断すると、燃料タンク10にリークが発生している可能性があるので、リーク診断結果をNGとし(ステップ102)、メータパネル内の警告灯を点灯させる(ステップ103)。
【0020】
一方、燃料タンク10の内圧が第1の設定値▲1▼に達しているとECU15が判断すると、次に、ECU15は、リーク診断を行う蒸発燃料ガス系統を一定圧(正圧)の状態に維持するために、切換制御弁21をOFF制御信号により大気側と主室10A側とを遮断し、PCV24をON制御信号により開弁状態とし、さらに、CPC27はOFF制御信号、ドレンバルブ30はON制御信号によりそれぞれを閉弁状態とする(ステップ104)。そして、ECU15は、所定時間経過後(たとえば、約14〜24秒)に燃料タンク10の内圧、つまり蒸発燃料ガス系統の内圧が第2の設定値▲2▼以上に保持されているか否かの判断がなされる(ステップ105)。なお、第2の設定値▲2▼は、PCV24の開弁圧以上であって、しかも第1の設定値▲1▼以下となるように設定されている。
ここで、圧力センサ25の出力値に基づいて蒸発燃料ガス系統の内圧が第2の設定値▲2▼に達していないとECU15が判断すると、燃料タンク10、或いは蒸発燃料ガス系統にリークが発生している可能性があるので、リーク診断結果をNGとし(ステップ102)、メータパネル内の警告灯を点灯させる(ステップ103)。
【0021】
一方、燃料タンク10の内圧が第2の設定値▲2▼に達しているとECU15が判断すると、次に、ECU15は、エンジンブーストによって燃料タンク10内、つまり蒸発燃料ガス系統を負圧状態に移行させるため、切換制御弁21をOFF制御信号で主、副室10A,10Bを連通状態とするとともに、PCV24およびCPC27をON制御信号により開弁状態にし,さらに、ドレンバルブ30はON制御信号で閉弁状態とする(ステップ106)。この蒸発燃料ガス系統における負圧状態への移行は、予め設定された第3の設定値▲3▼となるまで継続される。
【0022】
そして、内部が第3の設定値▲3▼となるように負圧状態に移行された蒸発燃料ガス系統に対して、ECU15では、燃料タンク10の内圧、つまり蒸発燃料ガス系統の内圧が第3の設定値▲3▼に達しているか否かの判断がなされる(ステップ107)。ここで、圧力センサ25の出力値に基づいて求められた燃料タンク10の内圧(蒸発燃料ガス系統の内圧)が、第3の設定値▲3▼に達していないとECU15が判断すると、蒸発燃料ガス系統にリークが発生している可能性があるので、リーク診断結果をNGとし(ステップ102)、メータパネル内の警告灯を点灯させる(ステップ103)。
【0023】
一方、燃料タンク10の内圧(蒸発燃料ガス系統の内圧)が第3の設定値▲3▼に達しているとECU15が判断すると、次に、ECU15は、蒸発燃料ガス系統を一定圧(負圧)の状態に維持するために、切換制御弁21はOFF制御信号で副室側と主室側とを連通させ、PCV24はON制御信号で開弁状態とし、CPC27はOFF制御信号で閉弁状態とし、ドレンバルブ30はON制御信号で閉弁状態とする(ステップ108)。そして、ECU15は、所定時間経過後(たとえば、約14〜24秒)に燃料タンク10の内圧、つまり蒸発燃料ガス系統の内圧が第4の設定値▲4▼以下に保持されているか否かの判断がなされる(ステップ109)。なお、第4の設定値▲4▼は、第3の設定値▲3▼よりも大となるように設定されている。
ここで、圧力センサ25の出力値に基づいて燃料タンク10の内圧(蒸発燃料ガス系統の内圧)が第4の設定値よりも大であるとECU15が判断すると、蒸発燃料ガス系統にリークが発生している可能性があるので、リーク診断結果をNGとし(ステップ102)、メータパネル内の警告灯を点灯させる(ステップ103)。
【0024】
一方、燃料タンク10の内圧(蒸発燃料ガス系統の内圧)が第4の設定値▲4▼以下に保持されているとECU15が判断すると、次に、ECU15は、蒸発燃料ガス系統を通常のバルブ制御に復帰させるべく、切換制御弁21はOFF制御信号で副室10B側と主室10A側とを連通させた状態に維持させ、PCV24およびCPC27は通常のパージコントロール制御に戻すとともに、ドレンバルブ30はOFF制御信号で開弁状態とする(ステップ110)、その後、ECU15は、リーク診断結果を異常なしと診断してリーク診断を終了する(ステップ111)。この診断結果は、ECU15に履歴データとして記憶格納されるとともに、メータパネル内に表示するようにしてユーザに知らせるようにしてもよい。
【0025】
かかる構成によれば、燃料タンク底部形状が鞍形に形成され、エンジン14からの余剰燃料を燃料タンク10内に吐出するためのジェットポンプ17を備えた車両において、副室10Bと主室10Aとを連通する移送通路19に大気と連通する吸気口20を備えた切換制御弁21を介設する。そのことにより、ジェットポンプ17の負圧により吸気口21から吸入した大気を燃料タンク10内に送り込むことによって燃料タンク10内を容易に加圧することができるようになる。そして、蒸発燃料ガス系統におけるリーク診断は、蒸発燃料ガス系統が大気による正圧状態からエンジンブーストによる負圧状態までの間、継続して実施されることにより、従来では正圧のみ、或いは負圧のみであった蒸発燃料ガス系統のリーク診断よりも検出精度の向上および診断時間の短縮を図ることができるようになる。また、別体からなるタンク内加圧用のポンプを取り付ける必要がなくなり、部品点数の削減および作業工程の低減を図ることができるようになる。
【0026】
なお、本願発明を適用したリーク診断は、タンク底部形状が鞍形に形成されているもののみに限られたものではない。すなわち、図4に示すように、タンク底部形状が鞍形に形成されておらず、ジェットポンプが備えられていないFF車などの燃料タンク40の場合には、リターン通路16の燃料吐出端部にジェットポンプ41を備えるようにするとともに、ジェットポンプ41に大気と連通する移送通路42を接続し、さらに、ECU15のON-OFF制御信号によって移送通路42を開閉制御する切換制御弁43を介設する。その構成により、燃料タンク40内を加圧する場合は、ECU15により切換弁を開弁制御して、フューエルリターンがジェットポンプ41を通過する際の負圧により移送通路42の開口端から大気を燃料タンク40内に吸入させる。その後、ECU15が、図2のフローチャートにしたがって各制御バルブ24,27,29および43を適宜開閉制御することによって、蒸発燃料ガス系統におけるリーク診断を実施する。
【0027】
かかる構成によれば、燃料タンク底部形状が鞍形に形成されておらず、しかもジェットポンプが備えられていない車両において、エンジン14からの余剰燃料を燃料タンク40内に吐出するリターン通路16の吐出端部にジェットポンプを備えるとともに、このジェットポンプ41に大気と連通する移送通路42と、移送通路42を開閉制御する切換制御弁43とを備えるようにする。そのことにより、簡素な構成部材によって燃料タンク40内を大気によって容易に加圧することができるとともに、蒸発燃料ガス系統を大気による正圧状態からエンジンブーストによる負圧状態に移行させる間にリーク診断を行うことにより、従来では正圧のみ、或いは負圧のみであった蒸発燃料ガス系統のリーク診断よりも検出精度の向上および診断時間の短縮を図ることができるようになる。また、ジェットポンプ41は、特別な動力が不要かつ可動部品が無い事から安値かつ信頼性が高く、さらに燃料タンク40内に配置されることとなるので、取付場所が限定されることがなく、配置性を良好とすることができる。
【0028】
また、本発明の燃料タンク内の圧力制御装置は、図1に示したところの、燃料タンク10外における移送通路19に大気を供給する吸気口20を備えた切換制御弁21を介設するようにした構成の代わりに、図5に示すように、燃料タンク10外における移送通路19に、PCV24よりもキャニスタ23寄りのチャージ通路22から分岐されたバイパス通路50と接続された切換制御弁51を介設し、ECU15からのOFF制御信号に基づいて、キャニスタ23側を閉弁状態にするとともに副室10B側を開弁状態にして、副室10B側と主室10A側とを連通するか、或いは、ON制御信号に基づいて、副室10B側を閉弁状態にするとともにキャニスタ23側を開弁状態にして、キャニスタ23側と主室10A側とを連通するように構成してもよい。
【0029】
さらに、本発明の燃料タンク内の圧力制御装置は、図1に示した構成に代えて、図6に示すように、燃料タンク10外における移送通路19に、CPC27よりもキャニスタ23寄りのパージ通路26から分岐されたバイパス通路60と接続された切換制御弁61を介設し、ECU15からのOFF制御信号に基づいて、パージ通路26側を閉弁状態にするとともに副室10B側を開弁状態にして、副室10B側と主室10A側とを連通するか、或いは、ON制御信号に基づいて、副室10B側を閉弁状態にするとともにパージ通路26側を開弁状態にして、パージ通路26側と主室10A側とを連通するように構成してもよい。
【0030】
さらにまた、本発明の燃料タンク内の圧力制御装置は、図1に示した構成に代えて、図7に示すように、PCV24よりもキャニスタ23寄りのチャージ通路22に切換制御弁71を介設するとともに、切換制御弁71と燃料タンク10外における移送通路19とを連通するバイパス通路70を接続するように構成してもよい。そして、ECU15からのOFF制御信号に基づいて、切換制御弁71は、バイパス通路70側を閉弁状態にするとともにキャニスタ23側とPCV24側とを連通するか、或いは、ON制御信号に基づいて、PCV24側を閉弁状態にするとともにキャニスタ23側とバイパス通路70側とを連通させる。
【0031】
次に、図5〜7に示した燃料タンク内の圧力診断装置において実施されるリーク診断について図8のフローチャートにしたがって説明する。
図8に示すように、車両走行後、アイドル(アクセル開度0)状態に入ると、最新のOBD−II規制にしたがって、蒸発燃料ガス系統における直径φ0.02インチ(約0.5mm)のリークを検出するためのリーク診断がECU15において開始される。
リーク診断を開始したECU15は、フューエルリターンによってジェットポンプ17内に負圧が発生したことを圧力センサ25の出力値に基づいて検知すると、燃料タンク10内を蒸発燃料によって加圧するため、切換制御弁51(61,71)をON制御信号によりキャニスタ23側と主室10A側とを連通するとともに、PCV24およびCPC27をOFF制御して閉弁状態とし、さらに、ドレンバルブ30をOFF制御して開弁状態とする(ステップ200)。そのことにより、燃料タンク10内は、切換制御弁51(61,71)を介してキャニスタ23から吸入された蒸発燃料によって加圧される。そして、ECU15は、燃料タンク10内がPCV24の開弁圧(ここでは、約0.8kPa)以上に設定されている第1の設定値▲1▼となるまで所定時間(たとえば、約100〜130秒)だけ加圧を継続する。
【0032】
その後、ECU15では、燃料タンク10の内圧が第1の設定値▲1▼以上となっているか否かの判断がなされる(ステップ201)。ここで、圧力センサ25の出力値に基づいて検知された燃料タンク10の内圧が、第1の設定値▲1▼に達していないとECU15が判断すると、蒸発燃料ガス系統にリークが発生している可能性があるので、リーク診断結果をNGとし(ステップ202)、メータパネル内の警告灯を点灯させる(ステップ203)。
【0033】
一方、燃料タンク10の内圧が第1の設定値▲1▼に達しているとECU15が判断すると、次に、ECU15は、リーク診断を行う蒸発燃料ガス系統を一定圧(正圧)の状態に維持するために、切換制御弁51(61,71)をOFF制御信号により副室10B側と主室10A側とを連通し、PCV24をON制御信号により開弁状態とし、さらに、CPC27はOFF制御信号、ドレンバルブ30はON制御信号によりそれぞれを閉弁状態とする(ステップ204)。そして、ECU15は、所定時間経過後(たとえば、約14〜24秒)に燃料タンク10の内圧、つまり蒸発燃料ガス系統の内圧が第2の設定値▲2▼以上に保持されているか否かの判断がなされる(ステップ205)。なお、第2の設定値▲2▼は、PCV24の開弁圧以上であって、しかも第1の設定値▲1▼以下となるように設定されている。
ここで、圧力センサ25の出力値に基づいて蒸発燃料ガス系統の内圧が第2の設定値▲2▼に達していないとECU15が判断すると、蒸発燃料ガス系統にリークが発生している可能性があるので、リーク診断結果をNGとし(ステップ202)、メータパネル内の警告灯を点灯させる(ステップ203)。
【0034】
一方、蒸発燃料ガス系統の内圧が第2の設定値▲2▼に達しているとECU15が判断すると、次に、ECU15は、エンジンブーストによって蒸発燃料ガス系統を負圧状態に移行させるため、切換制御弁51(61,71)をOFF制御信号で主、副室を連通状態とするとともに、PCV24およびCPC27をON制御信号により開弁状態にし,さらに、ドレンバルブ30はON制御信号で閉弁状態とする(ステップ206)。この蒸発燃料ガス系統における負圧状態への移行は、予め設定された第3の設定値▲3▼となるまで継続される。
【0035】
そして、内部が第3の設定値▲3▼となるように負圧状態に移行された蒸発燃料ガス系統に対して、ECU15では、蒸発燃料ガス系統の内圧が第3の設定値▲3▼に達しているか否かの判断がなされる(ステップ207)。ここで、圧力センサ25の出力値に基づいて求められた蒸発燃料ガス系統の内圧が、第3の設定値▲3▼に達していないとECU15が判断すると、蒸発燃料ガス系統にリークが発生している可能性があるので、リーク診断結果をNGとし(ステップ202)、メータパネル内の警告灯を点灯させる(ステップ203)。
【0036】
一方、蒸発燃料ガス系統の内圧が第3の設定値▲3▼に達しているとECU15が判断すると、次に、ECU15は、蒸発燃料ガス系統を一定圧(負圧)の状態に維持するために、切換制御弁51(61,71)はOFF制御信号で副室10B側と主室10A側とを連通させ、PCV24はON制御信号で開弁状態とし、CPC27はOFF制御信号で、ドレンバルブ30はON制御信号でそれぞれ閉弁状態とする(ステップ208)。そして、ECU15は、所定時間経過後(たとえば、約14〜24秒)に蒸発燃料ガス系統の内圧が第4の設定値▲4▼以下に保持されているか否かの判断がなされる(ステップ209)。なお、第4の設定値▲4▼は、第3の設定値▲3▼よりも大となるように設定されている。ここで、圧力センサ25の出力値に基づいて蒸発燃料ガス系統の内圧が第4の設定値よりも大であるとECU15が判断すると、蒸発燃料ガス系統にリークが発生している可能性があるので、リーク診断結果をNGとし(ステップ202)、メータパネル内の警告灯を点灯させる(ステップ203)。
【0037】
一方、蒸発燃料ガス系統の内圧が第4の設定値▲4▼以下に保持されているとECU15が判断すると、次に、ECU15は、蒸発燃料ガス系統を通常のバルブ制御に復帰させるべく、切換制御弁21はOFF制御信号で副室10B側と主室10A側とを連通させた状態に維持させ、PCV24およびCPC27は通常のパージコントロール制御に戻すとともに、ドレンバルブ30はOFF制御信号で開弁状態とする(ステップ210)、その後、ECU15は、リーク診断結果を異常なしと診断してリーク診断を終了する(ステップ211)。この診断結果は、ECU15に履歴データとして記憶格納されるとともに、メータパネル内に表示するようにしてユーザに知らせるようにしてもよい。
【0038】
かかる構成によれば、燃料タンク底部形状が鞍形に形成され、エンジン14からの余剰燃料を燃料タンク10内に吐出するためのジェットポンプ17を備えた車両において、副室10Bと主室10Aとを連通する移送通路19に、チャージ通路22と連通する切換制御弁51、或いはパージ通路26と連通する切換制御弁61を介設する。または、チャージ通路22に介設された切換制御弁71と移送通路19とを接続する。そのことにより、ジェットポンプ17の負圧によりキャニスタ23内の蒸発燃料を燃料タンク10内に送り込むことによって燃料タンク10内を容易に加圧することができるようになる。そして、蒸発燃料ガス系統におけるリーク診断は、蒸発燃料ガス系統が蒸発燃料による正圧状態からエンジンブーストによる負圧状態までの間、継続して実施されることにより、従来では正圧のみ、或いは負圧のみであった蒸発燃料ガス系統のリーク診断よりも検出精度の向上および診断時間の短縮を図ることができるようになる。また、燃料タンク10内を蒸発燃料によって加圧することによってキャニスタ23の蒸発燃料吸着性能を維持することができるようになるとともに、別体からなるタンク内加圧用のポンプを取り付ける必要がなくなり、部品点数の削減および作業工程の低減を図ることができるようになる。
【0039】
その結果、大気へのHCの排出を未然に抑止することができるとともに、排出量を低減することによって、環境の保全およびユーザの保護を強化することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の燃料タンク内の圧力制御装置によれば、燃料タンク底部形状が鞍形に形成され、エンジンからの余剰燃料を燃料タンク内に吐出するためのジェットポンプを備えた車両において、副室側と主室側とを連通する移送通路に大気と連通する吸気口を備えた切換制御弁を介設する。そのため、ジェットポンプの負圧により吸気口から吸入した大気を燃料タンク内に送り込むことによって燃料タンク内を容易に加圧することができるようになる。そして、蒸発燃料ガス系統におけるリーク診断は、蒸発燃料ガス系統が大気による正圧状態からエンジンブーストによる負圧状態までの間、継続して実施されることにより、従来では正圧のみ、或いは負圧のみであった蒸発燃料ガス系統のリーク診断よりも検出精度の向上および診断時間の短縮を図ることができるようになる。また、別体からなるタンク内加圧用のポンプを取り付ける必要がなくなり、部品点数の削減および作業工程の低減を図ることができるようになる。そのことにより、最新の規制強化にともなって蒸発燃料ガス系統のエバポリークを確実に検出するとともに、エバポリークの検出精度の向上および診断時間の短縮、診断頻度の増加を図ることが可能な燃料タンク内の圧力制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料タンク内の圧力制御装置の構成を説明する説明図である。
【図2】本発明の燃料タンク内の圧力制御装置において実施されるリーク診断のフローチャートである。
【図3】図2のフローチャートにしたがってリーク診断を実行した際の蒸発燃料ガス系統における圧力変化を示した説明図である。
【図4】本発明の燃料タンク内の圧力制御装置を鞍形ではない燃料タンクに適用した構成例を説明する説明図である。
【図5】本発明の燃料タンク内の圧力制御装置の別の構成例を説明する説明図である。
【図6】本発明の燃料タンク内の圧力制御装置の別の構成例を説明する説明図である。
【図7】本発明の燃料タンク内の圧力制御装置の別の構成例を説明する説明図である。
【図8】図5〜7に示した燃料タンク内の圧力制御装置において実施されるリーク診断のフローチャートである。
【図9】従来の車両に備えられている燃料蒸発ガス排出抑止装置の構成を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 燃料タンク
10A,10B 主室,副室
11 フューエルポンプ
13 デリバリ通路
14 エンジン
15 ECU
16 リターン通路
19 移送通路
20 吸気口
21,51,61,71 切換制御弁
22 チャージ通路
23 キャニスタ
24 プレッシャコントロールバルブ(PCV)
25 圧力センサ
26 パージ通路
27 キャニスタパージコントロールバルブ(CPC)
29 新気導入口
30 ドレンバルブ
50,60,70 バイパス通路

Claims (5)

  1. エンジンに供給するための燃料を貯蔵する燃料タンクと、
    前記エンジンに前記燃料を圧送するためのフューエルポンプと
    前記フューエルポンプから前記エンジンへ前記燃料を移送するデリバリ通路と
    前記エンジンからの帰還燃料を前記燃料タンクに移送するリターン通路とを備えた自動車の燃料装置において、
    前記リターン通路にジェットポンプを備え、前記ジェットポンプには移送通路を介して吸入側と大気側とに切換可能な第1の弁手段が設けられ、前記第1の弁手段を開弁状態にして前記大気側より吸引された大気を前記ジェットポンプにより燃料タンク内に導入することにより、前記燃料タンク内を大気によって所望の圧力まで加圧する制御手段を備えたことを特徴とする燃料タンク内の圧力制御装置。
  2. 前記燃料タンクは主、副2室に分かれており、前記フューエルポンプは前記主室側の燃料を吸入して前記デリバリ通路を介して前記エンジンに圧送し、前記リターン通路は前記主室側に帰還燃料を移送すると共に、前記ジェットポンプの吸入側に前記副室側に開口する移送通路を選択的に開閉可能な第2の弁手段を介して接続し、前記制御手段は前記第1の弁手段と前記第2の弁手段を排他的に開弁制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク内の圧力制御装置。
  3. 前記第1の弁手段はキャニスタを介して大気側に連通されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料タンク内の圧力制御装置。
  4. 前記燃料タンクは開閉可能に制御される第3の弁手段を介して前記キャニスタに連通するチャージ通路を備え、上記第1の弁手段は上記チャージ通路の第3の弁手段と前記キャニスタの間に連通されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料タンク内の圧力制御装置。
  5. 前記エンジンの吸気管と前記キャニスタとを連通するパージ通路と前記パージ通路を選択的に開閉可能な第4の弁手段を備えると共に、前記第1の弁手段は前記パージ通路の前記第4の弁手段と前記キャニスタの間と連通されたことを特徴とする請求項3に記載の燃料タンク内の圧力制御装置。
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