JP3264129B2 - 内燃機関の蒸発燃料制御装置 - Google Patents

内燃機関の蒸発燃料制御装置

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JP3264129B2
JP3264129B2 JP05813795A JP5813795A JP3264129B2 JP 3264129 B2 JP3264129 B2 JP 3264129B2 JP 05813795 A JP05813795 A JP 05813795A JP 5813795 A JP5813795 A JP 5813795A JP 3264129 B2 JP3264129 B2 JP 3264129B2
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/003Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
    • F02D41/0032Controlling the purging of the canister as a function of the engine operating conditions
    • F02D41/004Control of the valve or purge actuator, e.g. duty cycle, closed loop control of position
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の蒸発燃料
制御装置に係り、特に内燃機関の停止時や燃料タンクへ
の給油中に蒸発燃料が大気に放出されるのを防止し得る
内燃機関の蒸発燃料制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両において、燃料タンク等から大気中
に漏洩する蒸発燃料は、炭化水素(HC)を多量に含み
大気汚染の原因の一つとなっており、また、燃料の損失
にも連ながることから、これを防止するための各種の技
術が知られている。その代表的なものとして、活性炭な
どの吸着剤を収容したキャニスタに燃料タンクの蒸発燃
料を内燃機関の運転時に離脱(パージ)させて内燃機関
に供給する蒸発燃料制御装置(エバポシステム)があ
る。
【0003】この蒸発燃料制御装置にあっては、図22
に示す如く、燃料タンク502内に連通したエバポ通路
504と内燃機関506の吸気系で絞り弁508の下流
側の吸気通路510に連通したパージ通路512との間
に、内燃機関506の停止中に燃料タンク502内で発
生してエバポ通路504に導かれた蒸発燃料を吸着保持
するとともに内燃機関506の運転中には大気連絡通路
514から導入した大気によって吸着保持した蒸発燃料
を離脱してパージ通路512から吸気通路510に供給
させるキャニスタ516を設けている。パージ通路51
2の途中には、内燃機関506の運転状態に応じて吸気
通路110への蒸発燃料量を制御するパージ弁(2ウェ
イソレノイドバルブ)518が設けられている。このパ
ージ弁は、制御部(ECM)(図示せず)によってデュ
ーティ制御されるものである。
【0004】また、燃料タンク502には、給油ガン5
20からの燃料を注入させる給油管522が設けられて
いる。また、燃料タンク502には、該燃料タンク50
2内の上部位と給油管522の途中とを連絡するブリー
ザパイプ524が設けられている。
【0005】また、このような蒸発燃料制御装置として
は、例えば、特開平6−17712号公報、特開平6−
17713号公報に開示されている。特開平6−177
12号公報に記載のものは、第1通路に圧力制御弁を設
け、第2通路に第1ソレノイド弁を設け、吸気通路と圧
力制御弁とを連絡する連絡通路を設け、連絡通路に第2
ソレノイド弁を設け、内燃機関の運転時に第2ソレノイ
ド弁の作動により吸気管負圧を作用させて圧力制御弁を
開作動すべく制御するとともに燃料タンク内の燃料が所
定量以上となった際には燃料レベルゲージからの検出信
号によって第2ソレノイド弁を動作させ圧力制御弁に大
気を作用させるべく制御する制御部を設けることによ
り、タンク内圧を大気圧と略等しい圧力とし、給油時に
タンク内圧が大気に放出されるおそれをなくするととも
に、給油時の過充填防止を図るものである。特開平6−
17713号公報に記載のものは、一端側が吸気通路に
連通するとともに他端側が第1分岐通気路と第2分岐通
気路とに分岐して燃料タンクに連通する通気路を設け、
通気路に蒸発燃料を吸着保持するキャニスタを設け、キ
ャニスタと吸気通路との間の通気路に開閉弁を設け、第
1分岐通気路に燃料タンク内の圧力が設定圧力以上にな
ると開放動作されるチェック弁を設け、第2分岐通気路
に内燃機関の運転中に開放動作される制御弁を設け、第
1分岐通気路の燃料タンク内の開口に燃料満量時に閉鎖
動作するフロート弁を設けることにより、給油時におけ
る燃料タンク内の圧力を略大気圧にし、これにより、給
油時に燃料タンクから大気に蒸発燃料が放出されること
を防止し、また、たとえ、内燃機関の運転中に給油した
場合にも過充填を防止するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図22に示
す蒸発燃料制御装置においては、燃料タンクへの燃料の
注入時である給油時に、燃料タンク内で発生した蒸発燃
料がブリーザパイプから大気に放出されていたので、大
気汚染を招くという不都合があった。
【0007】また、上述の公報に記載の蒸発燃料制御装
置においては、給油時に燃料タンク内に大量の蒸発燃料
が発生するために、この蒸発燃料を全て回収することが
困難となり、燃料タンク内で発生した蒸発燃料の一部が
大気に放出されるおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去すべく、燃料タンク内に連通したエバ
ポ通路と内燃機関の吸気系の吸気通路に連通したパージ
通路との間に前記内燃機関の停止中に前記燃料タンク内
で発生して前記エバポ通路に導かれた蒸発燃料を吸着保
持するとともに前記内燃機関の運転中には大気の導入に
よって吸着保持した蒸発燃料を離脱して前記パージ通路
から前記吸気通路に供給させるキャニスタを設け、前記
パージ通路途中には前記内燃機関の運転状態に応じて前
記吸気通路への蒸発燃料量を制御するパージ弁を設けた
内燃機関の蒸発燃料制御装置において、前記キャニスタ
には大気側に連通する複数の大気連絡通路を設け、これ
ら各大気連絡通路にはエアカット弁を夫々設け、前記キ
ャニスタからの空気を大気に導く前記一の大気連絡通路
に設けられた前記一のエアカット弁を作動制御するとと
もに前記キャニスタに大気を導く前記他の大気連絡通路
に設けられた前記他のエアカット弁を作動制御する制御
手段を設け、前記キャニスタからの空気を大気に導く前
記一の大気連絡通路の他端側と前記キャニスタに大気を
導く前記他の大気連絡通路の他端側とを夫々異なる場所
に配設したことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明の構成によれば、キャニスタには大気
側に連通する複数の大気連絡通路を設け、これら各大気
連絡通路にはエアカット弁を夫々設け、キャニスタから
の空気を大気に導く一の大気連絡通路に設けられた一の
エアカット弁を作動制御するとともにキャニスタに大気
を導く前記他の大気連絡通路に設けられた他のエアカッ
ト弁を作動制御する制御手段を設け、キャニスタからの
空気を大気に導く一の大気連絡通路の他端側とキャニス
タに大気を導く他の大気連絡通路の他端側とを夫々異な
る場所に配設していることから、キャニスタの大気側の
各大気連絡通路を、内燃機関の停止時と燃料タンクへの
給油中と内燃機関の運転中とにおいて任意に選択的に開
閉させることができ、これにより、内燃機関の停止時や
燃料タンクへの給油中に、蒸発燃料をキャニスタに補集
させた後に、蒸発燃料に含まれていた空気のみを大気に
放出させ、大気汚染を防止することができ、また、キャ
ニスタの大気側の汚水や凍結による詰まりを防止し、更
に、内燃機関の運転中に、吸引空気による大気連絡通路
の汚染やキャニスタの詰まりの発生を防止することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜9は、この発明の第1実
施例を示すものである。図1において、2は内燃機関、
4は吸気マニホルド、6は吸気通路、8はサージタン
ク、10は絞り弁、12は燃料噴射弁、14はエアクリ
ーナ、16は燃料タンクである。この燃料タンク16に
は、給油キャップ18が備えられた給油管20が連設さ
れている。また、燃料タンク16内には、燃料ポンプ2
2と燃料量によって上下動するフロート弁24と燃料量
を検知するレベルゲージ26とが設けられている。燃料
ポンプ22には、燃料供給通路28の一端側が連絡して
設けられている。この燃料供給通路28の他端側は、燃
料噴射弁12に連絡して設けられている。この燃料噴射
弁12には、燃料圧調整弁30が設けられている。この
燃料圧調整弁30には、燃料リターン通路32の一端側
が連通して設けられている。この燃料リターン通路32
の他端側は、燃料タンク16内に開口して設けられてい
る。
【0011】燃料タンク16と内燃機関2の吸気系間に
は、蒸発燃料制御装置(エバポシステム)34が設けら
れている。
【0012】この蒸発燃料制御装置34においては、図
1、2に示す如く、一端側が燃料タンク16内に連通し
てエバポ通路36の他端側と一端側が吸気通路6を構成
するサージタンク8に連通したパージ通路38の他端側
との間には、キャニスタ40が設けられている。エバポ
通路36の他端側とパージ通路38の他端側とは、キャ
ニスタ40の上部内に並設して開口している。
【0013】キャニスタ40は、内燃機関2の停止中に
燃料タンク16内で発生してエバポ通路36に導かれた
蒸発燃料を吸着保持するとともに、内燃機関2の運転中
には大気の導入によって吸着保持した蒸発燃料を離脱し
てパージ通路38から吸気通路6に供給させるものであ
る。
【0014】エバポ通路36の途中には、燃料タンク1
6側から順次に、セパレータ42と、内燃機関2の停止
中に燃料タンク16のタンク内圧が所定の設定圧に達す
るとエバポ通路36を開成するように開動作するタンク
内圧制御弁(TPCV)44とが設けられる。
【0015】このタンク内圧制御弁44は、図3に示す
如く、第1バルブハウジング46内に設けた第1ダイヤ
フラム48によって分割形成された第1室50と第2室
52とを有している。第1室50には、第1ダイヤフラ
ム48に所定の付勢力を作用する第1スプリング54が
設けられている。第2室52には、第1ダイヤフラム4
8が接離することによってエバポ通路36を開閉させる
第1弁座体56が設けられている。
【0016】このタンク内圧力制御弁44は、また、内
燃機関2の運転中に、制御手段58によって開閉作動さ
れる。即ち、タンク内圧力制御弁44の第1室50に
は、圧力通路60の一端側が連通して設けられている。
この圧力通路60の他端側は、サージタンク8に連通し
て設けられている。この圧力通路60の途中には、圧力
調整弁(3ウェイソレノイドバルブ)62が設けられて
いる。この圧力調整弁62は、制御部(ECM)64に
よるデューティ制御によって切換作動(オン・オフ作
動)されて、タンク内圧制御弁44の第1室50に圧力
通路60から大気を作用させたり、あるいは、タンク内
圧制御弁44の第1室50にサージタンク8内の吸気管
負圧を作用させるものである。このため、この圧力調整
弁62は、図5に示す如く、第1ソレノイド66と、圧
力通路60を開閉するように往復動し且つ大気ポート6
8から大気を導入する第1弁体70とから構成される。
【0017】燃料タンク16とキャニスタ40間には、
燃料タンク16とキャニスタ40とを連通するように連
絡通路72が設けられる。
【0018】この連絡通路72は、燃料タンク16内に
おいてフロート案内体74内で案内されて上下動するフ
ロート弁24によって開閉されるようにフロート案内体
74内に連通して設けられている。
【0019】連絡通路72の途中には、例えば、フロー
ト弁24に関連して燃料タンク16に取付けられるコン
トロール弁76が設けられる。このコントロール弁76
は、図4に示す如く、第2バルブハウジング78内に設
けた第2ダイヤフラム80によって分割形成された第1
室82と第2室84とを有している。第1室82には、
第2ダイヤフラム80に所定の付勢力を作用する第2ス
プリング86が設けられている。第2室84には、第2
ダイヤフラム80が接離することによってエバポ通路3
6を開閉させる第2弁座体88が設けられている。
【0020】このコントロール弁76には、第1室82
と燃料タンク16の給油管20内とを連通するタンク通
路90が設けられる。
【0021】パージ通路38の途中には、内燃機関2の
運転状態に応じて吸気通路6への蒸発燃料量を制御する
パージ弁(2ウェイソレノイドバルブ)92が設けられ
ている。このパージ弁92は、図6に示す如く、第2ソ
レノイド94とパージ通路38を開閉するように往復動
する第2弁体96とからなる。このパージ弁92は、制
御部64によるデューティ制御によって開閉作動され
る。
【0022】また、燃料タンク16には、検出用圧力通
路98の一端側が連通して設けられている。この検出用
圧力通路98の他端側には、燃料タンク16のタンク内
圧を検出する圧力センサ100が設けられている。
【0023】前記キャニスタ40には、大気側に連通す
る複数の大気連絡通路が設けられる。また、これら各大
気連絡通路を開閉する各エアカット弁が設けられる。即
ち、キャニスタ40には、主大気連絡通路102の一端
側が連通して設けられている。この主大気連絡通路10
2の他端側には、第1分岐大気連絡通路104と第2分
岐大気連絡通路106とが分岐して設けられている。
【0024】図7、8に示す如く、主大気連絡通路10
2は、所定の主たる径Doに形成されている。
【0025】第1分岐大気連絡通路104の第1径D1
は、主大気連絡通路102の径Doと略同一に形成され
且つ第2分岐大気連絡通路106の第2径D2 よりも大
きく形成されている。
【0026】第1分岐大気連絡通路104には、キャニ
スタ40からの空気(エア)を大気に放出するように開
閉作動する第1エアカット弁108が設けられている。
【0027】第2分岐大気連絡通路106には、キャニ
スタ40に大気を導入するように開閉作動する第2エア
カット弁110が設けられる。
【0028】これら第1、第2エアカット弁108、1
10は、パージ弁92と同一構成なので、ここではその
構成の説明を省略する。
【0029】図7に示す如く、第1分岐大気連絡通路1
06の他端側は、キャニスタ40からの空気が安全な箇
所に放出されるように車両112に搭載した燃料タンク
16の上方に配設されている。
【0030】第2分岐大気連絡通路106の他端側は、
図7に示す如く、前記第1分岐大気連絡通路104の他
端側とは異なる場所として、例えば、エアクリーナ14
と車両112のフレーム114と車両112のトランク
ルーム116と車両112に取付けたエアフィルタ11
8とのいずれか一つに選択的に配設される。
【0031】燃料噴射弁12とレベルゲージ26と圧力
調整弁62とパージ弁92と圧力センサ100と第1、
第2エアカット弁108、110とは、制御部64に連
絡している。
【0032】この制御部64は、レベルゲージ26や圧
力センサ100等からの各信号を入力して、内燃機関2
の運転中にエバポ通路36を開閉するように圧力調整弁
62を介してタンク内圧制御弁44を切換作動するとと
もに、燃料噴射弁12を作動して内燃機関2への燃料噴
射量を制御し、また、パージ通路92を開閉作動してパ
ージ通路38を開閉させて吸気通路6への蒸発燃料量を
制御し、しかも、第1、第2エアカット弁108、11
0を開閉して第1、第2分岐大気連絡通路102、10
4を開閉するものである。
【0033】また、制御部64は、図9に示す如く、内
燃機関2の運転中には、第1エアカット弁106と第2
エアカット弁108との開閉時期を夫々異ならしめるも
のである。
【0034】次に、この第1実施例の作用を、図9のタ
イムチャートに基づいて説明する。
【0035】内燃機関2の停止時には、図9のa〜bに
示す如く、タンク内圧制御弁44の開閉作動は燃料タン
ク16のタンク内圧に依存し、また、圧力調整弁62は
タンク内圧制御弁44の第1室50に大気を導入するよ
うにオフとなってサージタンク8側の圧力通路60のみ
を閉成し、更に、第1エアカット弁108を開作動し且
つ第2エアカット弁110を閉作動し、更にまた、フロ
ート弁24が連絡通路72を開成している。これによ
り、タンク内圧制御弁44においては、第1スプリング
54の付勢力によって第1ダイヤフラム48が第1弁座
体56に接合し、よって、エバポ通路36を閉成してい
る。このような場合に、例えば、燃料タンク16のタン
ク内圧が所定の設定圧に達すると、タンク内圧制御弁4
4が一時的に開動作してエバポ通路36を開成し、燃料
タンク16内で発生した蒸発燃料をキャニスタ40側に
流動させてキャニスタ40に補集させるとともに、蒸発
燃料に含まれていた空気のみが第1分岐大気連絡通路1
04から放出され、しかも、燃料タンク16のタンク内
圧を低下させることができる。
【0036】また、燃料タンク16への給油時において
は、図9のa〜bに示す如く、タンク内圧制御弁44は
燃料タンク16のタンク内圧に依存し、また、圧力調整
弁62はタンク内圧制御弁44の第1室50に大気を導
入するようにオフとなってサージタンク8側の圧力通路
60のみを閉成し、更に、第1エアカット弁108は開
作動し、第2エアカット弁110は閉作動し、更にま
た、フロート弁24が連絡通路72を開成している。そ
して、給油ガン(図示せず)によって給油管20に燃料
を注入すると、燃料タンク16のタンク内圧が所定の設
定圧よりも高くなり、この高いタンク内圧によってタン
ク内圧制御弁44が自ら開動作してエバポ通路36を開
成するので、燃料タンク16内で発生した蒸発燃料が大
径のエバポ通路36からキャニスタ40側に円滑に流動
してキャニスタ40に補集されるとともに、蒸発燃料に
含まれていた空気のみが第1分岐大気連絡通路104か
ら大気に放出される。
【0037】内燃機関2の運転中においては、第1エア
カット弁108が閉作動される一方、第2エアカット弁
110が開作動される(図9のb〜cで示す)。
【0038】そして、この内燃機関2の運転中には、制
御部64は、圧力調整弁62をデューティ制御によって
オン作動して吸気管負圧をタンク内圧制御弁44の第1
室50に作用させる。よって、タンク内圧制御弁44
は、開閉作動し、蒸発燃料をキャニスタ40側に流動さ
せる。また、制御部64は、パージ弁92をデューティ
制御によって開閉作動する。これにより、第2分岐大気
連絡通路106から大気が導入され、この大気でキャニ
スタ40内の蒸発燃料をパージさせ、この蒸発燃料をパ
ージ通路38から吸気通路6に供給させる。
【0039】即ち、この内燃機関2の運転中において
は、第2分岐大気連絡通路106のみ開成されるので、
エアクリーナ14とフレーム114とトランクルーム1
16とエアフィルタ118とのいずれか一の場所からの
大気が、第2分岐大気連絡通路106及び主大気連絡通
路102を経てキャニスタ40に導かれ、これにより、
キャニスタ40内の蒸発燃料を離脱させ、この蒸発燃料
をパージ通路38から吸気通路6に供給させる。
【0040】また、蒸発燃料制御装置34の蒸発燃料の
漏れをチェックする場合には、第1、第2エアカット弁
108、110を閉作動させる(図9のc以降で示
す)。
【0041】この結果、内燃機関2の停止時や燃料タン
ク16への給油中に、燃料タンク16内で発生した蒸発
燃料をキャニスタ40に補集させ、蒸発燃料に含まれて
いた空気のみを大気に放出するので、大気汚染を防止す
ることができる。
【0042】また、内燃機関2の停止時と燃料タンク1
6への給油中とにおいて、第1、第2分岐大気連絡通路
104、106を主大気連絡通路102と切換連通させ
ることができるので、キャニスタ40の汚水、凍結等に
よる詰まりや、内燃機関2の運転中の吸引空気による第
1、第2分岐大気連絡通路104、106及び主大気連
絡通路102の汚染を防止し、更に、キャニスタ40に
塵埃やゴミ等が詰まるのを防止することができる。
【0043】更にまた、第1分岐大気連絡通路104の
他端側を燃料タンク16の上方に設けたので、給油中
に、キャニスタ40側からの空気を安全な箇所に放出さ
せることができる。
【0044】また、内燃機関2の運転中に、第1、第2
エアカット弁108、110との開閉時期を夫々異なら
しめたことにより、キャニスタ40からの空気の放出と
キャニスタ40への大気の導入とを円滑に行わせること
ができる。
【0045】また、燃料タンク16の燃料が満量になる
と、フロート室24が連絡通路72を閉成し且つタンク
内圧がタンク内圧制御弁44で管理されているので、燃
料の過充填を防止することができる。
【0046】更にまた、この第1実施例の蒸発燃料制御
装置36においては、内燃機関2の運転中に通常のエバ
ポ制御を適正に行うとともに、内燃機関2の停止時や燃
料タンク16への給油中に蒸発燃料が大気に放出される
のを防止させる規制や、第1、第2エアカット弁10
8、110、タンク内圧制御弁44及びパージ弁92等
の弁類を開閉作動させて蒸発燃料の漏れをチェックさせ
る規制にも対処させることができる。
【0047】図10〜14は、この発明の第2実施例を
示すものである。図10において、20は内燃機関、2
04は吸気マニホルド、206は吸気通路、208はサ
ージタンク、210は絞り弁、212は燃料噴射弁、2
14はエアクリーナ、216は燃料タンクである。この
燃料タンク216には、給油キャップ218が備えられ
た給油管220が連設されている。また、燃料タンク2
16内には、燃料ポンプ222と燃料量によって上下動
するフロート弁224と燃料量を検知するレベルゲージ
226とが設けられている。燃料ポンプ222には、燃
料供給通路228の一端側が連絡して設けられている。
この燃料供給通路228の他端側は、燃料噴射弁212
に連絡して設けられている。この燃料噴射弁212に
は、燃料圧調整弁230が設けられている。この燃料圧
調整弁230には、燃料リターン通路232の一端側が
連通して設けられている。この燃料リターン通路232
の他端側は、燃料タンク216内に開口して設けられて
いる。
【0048】燃料タンク216と内燃機関202の吸気
系間には、蒸発燃料制御装置(エバポシステム)234
が設けられている。
【0049】この蒸発燃料制御装置234においては、
図10、11に示す如く、一端側が燃料タンク216内
に連通してエバポ通路36の他端側と一端側が吸気通路
206を構成するサージタンク8に連通したパージ通路
238の他端側との間には、キャニスタ240が設けら
れている。エバポ通路236の他端側とパージ通路23
8の他端側とは、キャニスタ240の上部内に並設して
開口している。
【0050】キャニスタ240は、内燃機関202の停
止中に燃料タンク216内で発生してエバポ通路236
に導かれた蒸発燃料を吸着保持するとともに、内燃機関
202の運転中には大気の導入によって吸着保持した蒸
発燃料を離脱してパージ通路238から吸気通路206
に供給させるものである。
【0051】エバポ通路236の途中には、燃料タンク
216側から順次に、検出用圧力通路242を介して圧
力センサ244とセパレータ246と、内燃機関202
の停止中に燃料タンク216のタンク内圧が所定の設定
圧に達するとエバポ通路236を開成するように開動作
するタンク内圧制御弁(TPCV)248とが設けられ
る。
【0052】このタンク内圧制御弁248は、図12に
示す如く、2方向弁からなり、ハウジング250内の隔
壁252に設けられた第1、第2チェック体254、2
56を有している。
【0053】また、エバポ通路236には、このタンク
内圧制御弁248を迂回するように、バイパス通路25
8が設けられる。このバイパス通路258の途中には、
このバイパス通路258を開閉するバイパス弁260
(2ウェイソレノイドバルブ)が設けられる。
【0054】このバイパス弁260は、図13に示す如
く、第3ソレノイド262と、バイパス通路258を開
閉する第3弁体264とからなる。
【0055】燃料タンク216とキャニスタ240間に
は、燃料タンク216とキャニスタ240とを連通する
ように連絡通路266が設けられる。
【0056】この連絡通路266は、燃料タンク216
内においてフロート案内体268内で案内されて上下動
するフロート弁224によって開閉されるようにフロー
ト案内体268内に連通して設けられている。
【0057】連絡通路206の途中には、コントロール
弁270が設けられる。このコントロール弁270は、
上述の第1実施例と構成が同じなので、ここでは、その
構成の詳細な説明を省略する。このコントロール弁27
0には、給油管220に連通するタンク通路272が設
けられている。
【0058】パージ通路236の途中には、内燃機関2
02の運転状態に応じて吸気通路206への蒸発燃料量
を制御するパージ弁274が設けられている。
【0059】前記キャニスタ240には、大気側に連通
する複数の大気連絡通路が設けられる。また、これら各
大気連絡通路には、各エアカット弁が設けられる。即
ち、キャニスタ240には、主大気連絡通路276の一
端側が連通して設けられている。この主大気連絡通路2
76の他端側には、第1分岐大気連絡通路278と第2
分岐連絡通路280とが分岐して設けられている。
【0060】第1分岐大気連絡通路278には、キャニ
スタ240からの空気を大気に放出するように開閉作動
する第1エアカット弁282が設けられている。
【0061】第2分岐大気連絡通路280には、キャニ
スタ240に大気を導入するように開閉作動する第2エ
アカット弁284が設けられる。
【0062】これら第1、第2エアカット弁282、2
84は、上述の第1実施例の構成と同一の構成である。
【0063】第1分岐大気連絡通路278の他端側は、
上述の第1実施例同様に、図示しないが、車両に搭載し
た燃料タンク216の上方に配設されている。
【0064】第2分岐大気連絡通路280の他端側は、
上述の第1実施例と同様に、異なる場所として、例え
ば、エアクリーナ24や、図示しないが、車両のフレー
ムとトランクルームとエアフィルタとのいずれかに選択
的に配設される。
【0065】燃料噴射弁212とレベルゲージ226と
圧力センサ244とバイパス弁260とパージ弁274
と第1、第2エアカット弁282、284とは、制御手
段を構成する制御部286に連絡している。
【0066】この制御部286は、レベルゲージ226
や圧力センサ244等からの各信号を入力して、内燃機
関202の運転中にエバポ通路236を連通・遮断する
ようにバイパス弁260を作動するとともに、燃料噴射
弁212を作動して内燃機関2への燃料噴射量を制御
し、また、パージ弁274を開閉作動してパージ通路2
36を開閉させ、しかも、第1、第2エアカット弁28
2、284を開閉作動して第1、第2分岐大気連絡通路
278、280を開閉するものである。
【0067】また、制御部286は、図14に示す如
く、内燃機関202の運転中において、第1エアカット
弁282と第2エアカット弁284との開閉時期を夫々
異ならしめるものである。
【0068】次に、この第2実施例の作用を、図14の
タイムチャートに基づいて説明する。
【0069】燃料タンク216への給油中(図14のa
〜bで示す)においては、燃料タンク216のタンク内
圧が高くなることによってコントロール弁270が開動
作するとともに、第1エアカット弁282が開作動して
いるので、燃料タンク216内の蒸発燃料及び空気が連
絡通路266からキャニスタ240側に流動し、燃料タ
ンク216内で発生した蒸発燃料がキャニスタ240で
補集される一方、蒸発燃料に含まれていた空気が第1分
岐大気連絡通路278から放出され、蒸発燃料が大気に
放出されることがない。
【0070】内燃機関202の停止時で且つ燃料タンク
216のタンク内圧が低い時には(図14のb〜cで示
す)、コントロール弁270が閉動作していることか
ら、第1エアカット弁282が開作動していても、蒸発
燃料が大気に放出されることがない。
【0071】内燃機関202の運転中、つまり、パージ
制御が行われている時には(図14のc〜dで示す)、
パージ弁274が開作動され、また、バイパス弁260
が開作動されてバイパス通路258が開成されてエバポ
通路236が連通するとともに、第1エアカット弁28
2が閉作動され、更に、第2エアカット弁284が開作
動される。
【0072】従って、第2大気連絡通路280からの大
気がキャニスタ240内に導かれ、キャニスタ240内
で蒸発燃料のパージを行うとともに、燃料タンク216
内で発生した蒸発燃料がエバポ通路236からキャニス
タ240に導かれ、つまり、エバポ制御を行う。
【0073】蒸発燃料のリーク判定時には(図14のd
〜g)においては、コントロール弁270が閉動作し、
タンク内圧制御弁248が閉作動し、バイパス弁260
が開作動しており、また、第1エアカット弁282が閉
作動したままで、先ず、第2エアカット弁284が閉作
動され(図14のdで示す)、また、パージ弁274が
閉作動され(図14のeで示す)、そして、第1エアカ
ット弁282が閉作動される(図14のfで示す)。こ
れにより、蒸発燃料制御装置234の蒸発燃料のリーク
のチェックを行うことができる。
【0074】内燃機関202が停止し、燃料タンク21
6のタンク内圧が高い場合には(図14のg以降)、第
1エアカット弁282が開作動しているとともに、バイ
パス弁260が閉動作し、また、タンク内圧制御弁24
8が開動作することから、燃料タンク216の蒸発燃料
と空気をキャニスタ240側に流動させ、キャニスタ2
40で蒸発燃料を補集させるとともに、空気のみを大気
に放出させることができる。
【0075】また、この第2実施例の蒸発燃料制御装置
234においては、上述の第1実施例と同じ様な効果を
奏することができる。
【0076】図15〜17は、この発明の第3実施例を
示すものである。図15において、302は内燃機関、
304は吸気マニホルド、306は吸気通路、308は
サージタンク、310は絞り弁、312は燃料噴射弁、
314はエアクリーナ、316は燃料タンクである。こ
の燃料タンク316には、給油キャップ318が備えら
れた給油管320が連設されている。また、燃料タンク
316内には、燃料ポンプ322とフロート弁324と
燃料量を検知するレベルゲージ326とが設けられてい
る。燃料ポンプ322には、燃料供給通路328の一端
側が連絡して設けられている。この燃料供給通路328
の他端側は、燃料噴射弁312に連絡して設けられてい
る。この燃料噴射弁312には、燃料圧調整弁330が
設けられている。この燃料圧調整弁330には、燃料リ
ターン通路332の一端側が連通して設けられている。
この燃料リターン通路332の他端側は、燃料タンク3
16内に開口して設けられている。
【0077】この蒸発燃料制御装置334においては、
図15、16に示す如く、一端側が燃料タンク316内
に連通してエバポ通路336の他端側と一端側が吸気通
路306を構成するサージタンク308に連通したパー
ジ通路338の他端側との間には、キャニスタ340が
設けられている。エバポ通路336の他端側とパージ通
路338の他端側とは、キャニスタ340の上部内に並
設して開口している。
【0078】キャニスタ340は、内燃機関302の停
止中に燃料タンク316内で発生してエバポ通路336
に導かれた蒸発燃料を吸着保持するとともに、内燃機関
302の運転中には大気の導入によって吸着保持した蒸
発燃料を離脱してパージ通路338から吸気通路306
に供給させるものである。
【0079】エバポ通路336の途中には、燃料タンク
316側から順次に、検出用圧力通路342を介して圧
力センサ344と、セパレータ346と、内燃機関2の
停止中に燃料タンク316のタンク内圧が所定の設定圧
に達するとエバポ通路336を開成するように開動作す
るタンク内圧制御弁(TPCV)348とが設けられ
る。
【0080】このタンク内圧制御弁348は、上述の第
1実施例の図3に示すものと同一構成なので、ここで
は、その構成の説明を省略する。
【0081】このタンク内圧制御弁348は、上述の第
1実施例と同様に、圧力通路350と圧力調整弁352
と制御部354とからなる制御手段356によって開閉
作動される。
【0082】燃料タンク316とキャニスタ340間に
は、燃料タンク316とキャニスタ340とを連通する
ように連絡通路358が設けられる。
【0083】この連絡通路358は、燃料タンク316
内においてフロート案内体360内で案内されて上下動
するフロート弁324によって開閉されるようにフロー
ト案内体360内に連通して設けられている。
【0084】連絡通路358の途中には、コントロール
弁362が設けられる。このコントロール弁362は、
上述の第1実施例の図4と同一構成なので、ここではそ
の構成の説明を省略する。このコントロール弁362に
は、給油管320に連通するタンク通路364が設けら
れている。
【0085】パージ通路336の途中には、内燃機関3
02の運転状態に応じて吸気通路306への蒸発燃料量
を制御するパージ弁366が設けられている。このパー
ジ弁366は、上述の第1実施例の構成のものと同一の
構成である。
【0086】前記キャニスタ340には、大気側に連通
する複数の大気連絡通路が設けられる。また、これら各
大気連絡通路には、各エアカット弁が設けられる。即
ち、キャニスタ340には、主大気連絡通路368の一
端側が連通して設けられている。この主大気連絡通路3
68の他端側には、第1分岐大気連絡通路370と第2
分岐大気連絡通路372とが分岐して設けられている。
【0087】第1分岐大気連絡通路370には、キャニ
スタ340からの空気を大気に放出するように開閉作動
する第1エアカット弁374が設けられている。
【0088】第2分岐大気連絡通路372には、キャニ
スタ340に大気を導入するように開閉作動する第2エ
アカット弁376が設けられる。
【0089】これら第1、第2エアカット弁374、3
76は、上述の第1実施例の構成のものと、同一の構成
である。
【0090】第1分岐大気連絡通路370の他端側は、
上述の第1実施例と同様に、図示しないが、車両に搭載
した燃料タンク316の上方に配設されている。
【0091】第2分岐大気連絡通路372の他端側は、
上述の第1実施例と同様に、異なる場所として、例え
ば、エアクリーナ314や、図示しないが、車両のフレ
ームとトランクルームとエアフィルタとのいずれかに選
択的に配設される。
【0092】燃料噴射弁312とレベルゲージ326と
圧力センサ344とパージ弁366と第1、第2エアカ
ット弁374、376とは、制御部354に連絡してい
る。
【0093】この制御部354は、レベルゲージ326
や圧力センサ344等からの各信号を入力して、内燃機
関302の運転中にエバポ通路336を開閉するように
圧力調整弁352を切換作動するとともに、燃料噴射弁
312を作動して内燃機関2への燃料噴射量を制御し、
また、パージ通路366を開閉作動してパージ通路33
6を開閉させ、しかも、第1、第2エアカット弁37
4、376を開閉作動して第1、第2分岐大気連絡通路
370、372を開閉するものである。
【0094】また、制御部354は、図17に示す如
く、第1エアカット弁374と第2エアカット弁376
との開閉時期を夫々異ならしめるものである。
【0095】次に、この第3実施例の作用を、図17の
タイムチャートに基づいて説明する。
【0096】燃料タンク316への給油中(図17のa
〜bで示す)においては、燃料タンク316のタンク内
圧によってコントロール弁362が開動作するととも
に、第1エアカット弁374が開作動しているので、燃
料タンク316内の蒸発燃料及び空気が連絡通路358
からキャニスタ340側に流動し、蒸発燃料がキャニス
タ340で補集される一方、空気が第1大気連絡通路3
70から放出され、蒸発燃料が大気に放出されることが
ない。
【0097】内燃機関302の停止時で且つ燃料タンク
316のタンク内圧が低い時には(図17のb〜cで示
す)、コントロール弁362が閉動作していることか
ら、第1エアカット弁374が開作動していても、蒸発
燃料が大気に放出されることがない。
【0098】内燃機関302の運転中、つまり、パージ
制御が行われている時には(図14のc〜dで示す)、
パージ弁366が開作動され、また、圧力調整弁352
が開作動されてエバポ通路366を連通するとともに、
第1エアカット弁374が閉作動され、更に、第2エア
カット弁376が開作動される。
【0099】従って、第2大気連絡通路372からの大
気がキャニスタ340内に導かれてパージを行うととも
に、燃料タンク316の蒸発燃料がエバポ通路336か
らキャニスタ340に導かれ、つまり、エバポ制御を行
う。
【0100】蒸発燃料のリーク判定時には(図17のd
〜g)においては、コントロール弁362が閉動作し、
第1エアカット弁374が閉作動し、圧力調整弁352
が開作動してタンク内圧制御弁348が開作動し、パー
ジ弁366が開作動したままで、先ず、第2エアカット
弁376が閉作動し(図17のdで示す)、また、パー
ジ弁366が閉作動し(図17のeで示す)、そして、
第1エアカット弁374が開作動する(図17のfで示
す)。これにより、蒸発燃料制御装置334の蒸発燃料
のリークのチェックを行うことができる。
【0101】内燃機関302が停止し、燃料タンク31
6のタンク内圧が高い場合には(図17のg以降)、第
1エアカット弁374が開作動されているとともに、圧
力調整弁352が閉作動してタンク内圧制御弁348が
閉動作し、燃料タンク316の蒸発燃料と空気がキャニ
スタ340側に流動したとしても、キャニスタ340で
蒸発燃料を補集させるとともに、空気のみを大気に放出
させることができる。
【0102】また、この第3実施例の蒸発燃料制御装置
334においては、上述の実施例と同じ効果を奏するこ
とができる。
【0103】図18〜21は、この発明の第4実施例を
示すものである。図18において、402は内燃機関、
404は吸気マニホルド、406は吸気通路、408は
サージタンク、410は絞り弁、412は燃料噴射弁、
414はエアクリーナ、416は燃料タンクである。こ
の燃料タンク416には、給油キャップ418が備えら
れた給油管420が連設されている。また、燃料タンク
416内には、燃料ポンプ422と燃料量によって上下
動するフロート弁424と燃料量を検知するレベルゲー
ジ426とが設けられている。燃料ポンプ422には、
燃料供給通路428の一端側が連絡して設けられてい
る。この燃料供給通路428の他端側は、燃料噴射弁4
12に連絡して設けられている。この燃料噴射弁412
には、燃料圧調整弁430が設けられている。この燃料
圧調整弁430には、燃料リターン通路432の一端側
が連通して設けられている。この燃料リターン通路43
2の他端側は、燃料タンク416内に開口して設けられ
ている。
【0104】燃料タンク416と内燃機関402の吸気
系間には、蒸発燃料制御装置(エバポシステム)434
が設けられている。
【0105】この蒸発燃料制御装置434においては、
図18、19に示す如く、一端側が燃料タンク416内
に連通してエバポ通路436の他端側と一端側が吸気通
路406を構成するサージタンク408に連通したパー
ジ通路438の他端側との間には、キャニスタ440が
設けられている。エバポ通路436の他端側とパージ通
路438の他端側とは、キャニスタ440の上部内に並
設して開口している。
【0106】キャニスタ440は、内燃機関402の停
止中に燃料タンク416内で発生してエバポ通路436
に導かれた蒸発燃料を吸着保持するとともに、内燃機関
402の運転中には大気の導入によって吸着保持した蒸
発燃料を離脱してパージ通路438から吸気通路406
に供給させるものである。
【0107】エバポ通路436の途中には、燃料タンク
416側から順次に、セパレータ442と、内燃機関4
02の停止中に燃料タンク416のタンク内圧が所定の
設定圧に達するとエバポ通路436を開成するように開
動作するタンク内圧制御弁(TPCV)444とが設け
られる。
【0108】このタンク内圧制御弁444は、上述の第
1実施例と同様に、圧力通路446と圧力調整弁448
と制御部450とからなる制御手段452によって作動
される。
【0109】燃料タンク416とキャニスタ440間に
は、燃料タンク416とキャニスタ440とを連通する
ように連絡通路454が設けられる。
【0110】この連絡通路454には、燃料タンク41
6内においてフロート案内体456内で案内されて上下
動するフロート弁424によって開閉されるようにフロ
ート案内体456内に連通して設けられている。
【0111】連絡通路454の途中には、コントロール
弁458が設けられる。このコントロール弁458は、
上述の第1実施例の図4と同一構成なので、ここではそ
の構成の説明を省略する。このコントロール弁458に
は、給油管420に連通するタンク通路460が設けら
れている。
【0112】パージ通路436の途中には、内燃機関4
02の運転状態に応じて吸気通路406への蒸発燃料量
を制御するパージ弁462が設けられている。
【0113】また、燃料タンク416には、検出用圧力
通路464の一端側が連通して設けられている。この検
出用圧力通路464の他端側には、燃料タンク416の
タンク内圧を検出する圧力センサ466が設けられてい
る。
【0114】前記キャニスタ440には、大気側に連通
する一の大気連絡通路468が設けられる。この大気連
絡通路468には、複数のエアカット弁として、第1エ
アカット弁470(2ウェイソレノイドバルブ)と第2
エアカット弁472(3ウェイソレノイドバルブ)とが
直列に設けられている。
【0115】これら第1エアカット弁470は、上述の
第1実施例のパージ弁と同一構成なので、ここではその
構成の説明を省略する。また、第2エアカット弁472
は、上述の第1実施例の圧力調整弁と同一構成なので、
ここではその構成の説明を省略する。
【0116】第1エアカット弁470は、大気連絡通路
468を開閉するものである。
【0117】第2エアカット弁474は、キャニスタ4
40からの空気を放出させるとともにキャニスタ440
への大気を大気導入通路274から導入させるものであ
る。
【0118】図20に示す如く、大気連絡通路468の
第1径D1 は、大気導入通路474の第2径D2 よりも
大きく形成されている。
【0119】燃料噴射弁412とレベルゲージ426と
圧力調整弁448とパージ弁462と圧力センサ466
と第1、第2エアカット弁470、472とは、制御部
450に連絡している。
【0120】この制御部450は、レベルゲージ426
や圧力センサ466等からの各信号を入力して、内燃機
関402の運転中にエバポ通路436を開閉するように
圧力調整弁448を切換作動するとともに、燃料噴射弁
412を作動して内燃機関2への燃料噴射量を制御し、
また、パージ弁462を開閉作動してパージ通路438
を開閉させ、しかも、第1、第2エアカット弁470、
472を開閉して大気連絡通路468を開閉するもので
ある。
【0121】また、制御部450は、図21に示す如
く、内燃機関402の運転中には、第1エアカット弁4
70と第2エアカット弁472との開閉時期を夫々異な
らしめるものである。
【0122】次に、この第4実施例の作用を、図21の
タイムチャートに基づいて説明する。
【0123】タンク内圧制御弁444及びコントロール
弁458は、上述の第1実施例のものと、同様に機能す
る。
【0124】内燃機関402の停止時あるいは燃料タン
ク416へ給油中には、第1エアカット弁470を開作
動させているとともに、第2エアカット弁472によっ
て大気導入通路274を閉成させている(図21のa〜
bで示す)。
【0125】従って、燃料タンク416のタンク内圧が
高くなって蒸発燃料と空気とがキャニスタ440に至る
と、蒸発燃料がキャニスタ440によって補集される一
方、空気のみが大気連絡通路468を経て大気に放出さ
れる。
【0126】内燃機関402の運転中においては、第1
エアカット弁470が開作動される一方、第2エアカッ
ト弁472が大気導入通路474を開成される(図21
のb〜cで示す)。
【0127】従って、大気が大気導入通路474及び大
気連絡通路468を経てキャニスタ440に導かれ、こ
れにより、キャニスタ440内の蒸発燃料を離脱させ、
この蒸発燃料をパージ通路438から吸気通路406に
供給させる。
【0128】また、蒸発燃料制御装置434の蒸発燃料
の漏れをチェックする場合には、第1、第2エアカット
弁470、472を閉作動させる(図21のc以降で示
す)。
【0129】この結果、内燃機関402の停止時や燃料
タンク416への給油中に、蒸発燃料をキャニスタ44
0に補集させ、空気のみを大気に放出するので、大気汚
染を防止することができる。
【0130】また、内燃機関402の停止時と燃料タン
ク416への給油中とにおいて、大気連絡通路472を
2つのエアカット弁で切換連通させることができるの
で、蒸発燃料の漏れのチェックに対して有利となる。
【0131】また、第1、第2エアカット弁470、4
74との開閉時期を夫々異ならしめたことにより、キャ
ニスタ440からの空気の放出とキャニスタ440への
大気の導入とを円滑に行わせることができる。
【0132】なお、この第4実施例の蒸発燃料制御装置
434においては、上述の第1実施例と同じ効果を奏す
ることができる。
【0133】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、キャニスタには大気側に連通する複数の
大気連絡通路を設け、これら各大気連絡通路にはエアカ
ット弁を夫々設け、キャニスタからの空気を大気に導く
一の大気連絡通路に設けられた一のエアカット弁を作動
制御するとともにキャニスタに大気を導く前記他の大気
連絡通路に設けられた他のエアカット弁を作動制御する
制御手段を設け、キャニスタからの空気を大気に導く一
の大気連絡通路の他端側とキャニスタに大気を導く他の
大気連絡通路の他端側とを夫々異なる場所に配設したこ
とにより、内燃機関の停止時や燃料タンクへの給油中
に、蒸発燃料をキャニスタに補集させた後に、蒸発燃料
に含まれていた空気のみを大気に放出させることがで
き、これにより、大気汚染を防止し、また、キャニスタ
の大気側の汚水や凍結による詰まりを防止し、更に、内
燃機関の運転中に、吸引空気による大気連絡通路の汚染
やキャニスタの詰まりの発生を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における蒸発燃料制御装置のシステ
ム構成図である。
【図2】第1実施例における蒸発燃料制御装置のブロッ
ク構成図である。
【図3】タンク内圧制御弁の構成図である。
【図4】コントロール弁の構成図である。
【図5】圧力調整弁の構成図である。
【図6】パージ弁の構成図である。
【図7】キャニスタの大気側の構成図である。
【図8】図7のキャニスタの大気側の要部拡大構成図で
ある。
【図9】第1実施例の蒸発燃料制御のタイムチャートで
ある。
【図10】第2実施例における蒸発燃料制御装置のシス
テム構成図である。
【図11】第2実施例における蒸発燃料制御装置のブロ
ック構成図である。
【図12】第2実施例のタンク内圧制御弁の構成図であ
る。
【図13】バイパス弁の構成図である。
【図14】第2実施例における蒸発燃料制御のタイムチ
ャートである。
【図15】第3実施例における蒸発燃料制御装置のシス
テム構成図である。
【図16】第3実施例における蒸発燃料制御装置のブロ
ック構成図である。
【図17】第3実施例における蒸発燃料制御装置のタイ
ムチャートである。
【図18】第4実施例における蒸発燃料制御装置のシス
テム構成図である。
【図19】第4実施例における蒸発燃料制御装置のブロ
ック構成図である。
【図20】キャニスタの大気側の要部拡大構成図であ
る。
【図21】第4実施例における蒸発燃料制御のタイムチ
ャートである。
【図22】従来の蒸発燃料制御装置の構成図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 6 吸気通路 8 サージタンク 16 燃料タンク 34 蒸発燃料制御装置 36 エバポ通路 38 パージ通路 40 キャニスタ 44 タンク内圧制御弁 58 制御手段 62 圧力調整弁 64 制御部 72 連絡通路 76 コントロール弁 92 パージ弁 102 主大気連絡通路 104 第1分岐大気連絡通路 106 第2分岐大気連絡通路 108 第1エアカット弁 110 第2エアカット弁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/08 F02M 25/08 301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内に連通したエバポ通路と内
    燃機関の吸気系の吸気通路に連通したパージ通路との間
    に前記内燃機関の停止中に前記燃料タンク内で発生して
    前記エバポ通路に導かれた蒸発燃料を吸着保持するとと
    もに前記内燃機関の運転中には大気の導入によって吸着
    保持した蒸発燃料を離脱して前記パージ通路から前記吸
    気通路に供給させるキャニスタを設け、前記パージ通路
    途中には前記内燃機関の運転状態に応じて前記吸気通路
    への蒸発燃料量を制御するパージ弁を設けた内燃機関の
    蒸発燃料制御装置において、前記キャニスタには大気側
    に連通する複数の大気連絡通路を設け、これら各大気連
    絡通路にはエアカット弁を夫々設け、前記キャニスタか
    らの空気を大気に導く前記一の大気連絡通路に設けられ
    た前記一のエアカット弁を作動制御するとともに前記キ
    ャニスタに大気を導く前記他の大気連絡通路に設けられ
    た前記他のエアカット弁を作動制御する制御手段を設
    け、前記キャニスタからの空気を大気に導く前記一の大
    気連絡通路の他端側と前記キャニスタに大気を導く前記
    他の大気連絡通路の他端側とを夫々異なる場所に配設し
    たことを特徴とする内燃機関の蒸発燃料制御装置。
  2. 【請求項2】 前記キャニスタからの空気を大気に導く
    前記一の大気連絡通路の他端側は、前記燃料タンクの上
    方に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の内燃
    機関の蒸発燃料制御装置。
  3. 【請求項3】 燃料タンク内に連通したエバポ通路と内
    燃機関の吸気系の吸気通路に連通したパージ通路との間
    に前記内燃機関の停止中に前記燃料タンク内で発生して
    前記エバポ通路に導かれた蒸発燃料を吸着保持するとと
    もに前記内燃機関の運転中には大気の導入によって吸着
    保持した蒸発燃料を離脱して前記パージ通路から前記吸
    気通路に供給させるキャニスタを設け、前記パージ通路
    途中には前記内燃機関の運転状態に応じて前記吸気通路
    への蒸発燃料量を制御するパージ弁を設けた内燃機関の
    蒸発燃料制御装置において、前記キャニスタには一の大
    気連絡通路を連通して設け、この大気連絡通路には複数
    のエアカット弁を直列に設け、前記大気連絡通路を開閉
    するように前記キャニスタ側の前記一のエアカット弁を
    作動制御するとともに、前記キャニスタからの空気を大
    気に放出させ且つ前記キャニスタに大気を導入するよう
    に前記キャニスタから離間した前記他のエ アカット弁を
    作動制御する制御手段を設けたことを特徴とする内燃機
    関の蒸発燃料制御装置。
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