JP3745307B2 - 扉用のラッチ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は扉用のラッチ装置に関し、更に詳しくは例えば分電盤ボックスの扉体などにおける閉扉手段として用いるのに好適なラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
分電盤ボックスにおける扉体の閉扉手段として、複数のラッチ装置を扉体に設置することはよく知られている。実用新案登録第2533391号には、複数のラッチ装置を扉体に設置した場合に一人の操作者で開扉操作を可能にしたラッチ装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実用新案登録第2533391号に開示されたラッチ装置では、ラッチ部材を構成するラッチボルトとストッパーとを軸支ピンにより連結する構造であるため、部品点数が多く、また構造も複雑であるため加工作業や組み立て作業が面倒で、製造コストが高くなる、という問題があった。
【0004】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、例えば分電盤ボックスの扉体に複数取り付けて使用するラッチ装置において、部品点数を少なくすると共に、構造を簡素にして加工作業や組み立て作業を容易にすることにより製造コストの安価なラッチ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は扉用のラッチ装置に関し、前述した従来技術の問題を解決するために、以下のように構成される。すなわち、本発明は、固定枠に対して開閉可能に支持された扉体に取り付けられるハウジングと、前記ハウジングに前進後退可能に納められたラッチ部材と、前記ハウジング内にあって前記ラッチ部材を前進方向へ付勢するバネ手段とからなり、前記ラッチ部材が前記固定枠の一部に係止して閉扉状態を維持することが可能なラッチ装置において、前記ハウジングは、前進する前記ラッチ部材の前端部が突出する前方開口部と前記前方開口部の反対側に位置する後壁部とを有し、前記ラッチ部材は、前記前端部において前記扉体の内外面方向で互いに隣接しかつ前記扉体の内方側に位置する第1スライダーとこの第1スライダーより前記扉体の内面側に位置する第2スライダーとを有し、前記ハウジングの前記後壁部と前記第2スライダーの後端部との間に介在する前記バネ手段によって前記第2スライダーが前記前進方向へ付勢されるとともに、前記第2スライダーが前記第1スライダーを後方から押圧して前記第1スライダーが前記前進方向へ付勢されており、前記第2スライダーは、その前端部の先端部に、前記第1スライダーにおける前記前端部の先端面側に突出し、前記第1スライダーの前記前進方向において該第1スライダーの前記前端部の先端が当接して、前記第1スライダーの前進を阻止する突起部を有し、更に前記第2スライダーは、その前端部が第1スライダーの前記前端部から前記扉の外面方向へ離間可能に形成されており、前記ラッチ部材の前端部が前進方向へ突出すると、前記第2スライダーの脚部が回動して、前記第2スライダーが傾斜し、その前端部が前記固定枠の板状片を挟んで扉体の外面側に、かつ前記第1スライダーが扉体の内方側に位置して、前記ラッチ部材の前端部が固定枠の板状片に対して錠止し、前記第1スライダーが、前記バネ手段の付勢に抗して後退方向へ前記第2スライダーとともにスライドすると、前記固定枠の板状片は、前記第1スライダーと前記第2スライダーとの各前端部から抜け出し、前記第2スライダーの前端部の先端が、前記板状片の端面に当接して、扉体を開けることができることを特徴とする。
【0006】
本発明の扉用のラッチ装置は、前述した特徴を有するが、更に以下のような特徴も有する。すなわち、第1スライダーの前端部における扉体の内方側が、前進後退方向において凸曲面を成していることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の扉用のラッチ装置を図に示される実施形態に基づいて更に詳細に説明する。図1〜図4には本発明の第1実施形態に係る扉用のラッチ装置10が示されている。図1はこのラッチ装置10の斜視図、図2はラッチ装置10を構成するラッチ部材を示しており、説明の便宜上、第2スライダーを第1スライダーに対して後退させた状態で示す斜視図、図3は仮想線で示される分電盤ボックスの扉体に取り付けたラッチ装置10を開扉操作時の状態で、図1の3−3線で切断して示す断面図、図4は扉体を錠止したときのラッチ装置10の状態を示す断面図である。
【0008】
ラッチ装置10は、分電盤ボックス(図3及び図4に仮想線で示す)11の固定枠11bに対して開閉可能に支持された扉体11aに取り付けられるハウジング13と、このハウジング13に前進後退可能に納められたラッチ部材14とからなり、閉扉時にラッチ部材14が固定枠11bの一部である板状片11cに錠止して閉扉状態を維持するものである。このラッチ装置10において、ラッチ部材14の前進方向側に位置するハウジング13の前壁部13aには、前進後退するラッチ部材14の前端部が突出する前方開口部12が形成されている。
【0009】
すなわち、ハウジング13に前進後退可能に納められたラッチ部材14は、前端部がハウジング13の前方開口部12から突出し、後端側がハウジング13内に配置されている。このラッチ部材14は、その前端部において扉体11aの内外面方向で互いに隣接し、扉体11aの内方側に位置する第1スライダー16と、この第1スライダー16よりも扉体11aの内面側に位置する弾性変形可能な第2スライダー15とから構成されている。第1スライダー16は、前進後退方向(以下、前後方向と称する)に直交する方向での断面外形状が四角形とされている。
【0010】
ハウジング13の前方開口部12から突出している第1スライダー16の前端部17は、閉扉時に固定枠11bの板状片11c端縁に対向する一表面を下面16aとすると、この下面16aから先端面に渡って形成された第1傾斜面17aと、上面16b(下面16aとは反対側の他表面)から先端面に渡って形成された第2傾斜面17bとを有し、第1傾斜面17aと第2傾斜面17bとは、線状の尖端部17cで連接されている。
【0011】
第1スライダー16の後端側は、その下面16aがハウジング13の底壁部13b内面に摺接して配置されている。第1スライダー16の後端側には、図2に示されるように後端面から前方向に延びる断面四角形の凹部18を有する筒状部19が形成されている。この筒状部19において、前後方向に対して直交する方向に沿う高さL1は、ハウジング13の開口部12から突出する前端部17の高さL2より高く、また筒状部19の下壁19aの高さL3は前端部17の高さL2より低い。
【0012】
その結果、筒状部19における下壁19aの表面、即ち凹部18の底面18aは、奥壁18bを境に前端部17の上面16bに対して一段下がっている。筒状部19の上壁19bにおける前端には、操作レバー20がこの上壁19bの外表面に対してほぼ垂直に立ち上がって形成されている。この操作レバー20は、図1、図3及び図4に示されるようにラッチ部材14をハウジング13内に収納したとき、ハウジング13の上壁部に形成されている前後方向に長い長孔13cから突出している。
【0013】
ラッチ部材14の前進方向移動において、操作レバー20が長孔13cの前方端に当接したとき、ラッチ部材14のそれ以上の前進が阻止される。そのとき、ラッチ部材14の前端部がハウジング13の前方開口部12から最大に突出した状態となる。更に、この筒状部19における凹部18内の奥壁18bには、第1スライダー16における前端部の上面16b上に抜けている開口部18cが形成されている。
【0014】
第2スライダー15は、開口部18cを通ってその前端部21が第1スライダー16における前端部17の上面16b上に摺動可能に配置され、また後端側が筒状部19の内部に位置するように第1スライダー16に組み付けられている。筒状部19内に位置する第2スライダー15の後端部には、凹部18の底面18aに向かって突出する脚部22が形成されており、脚部22の下部は、該下部を支点にして前端部21が第1スライダー16の上面16bから離れる方向に傾斜可能なように半円状の曲面とされ、底面18a上に摺接している。
【0015】
これら第2スライダー15と第1スライダー16とからなるラッチ部材14が、図1、図3及び図4に示されるように前端部を開口部13aから突出させるようにハウジング13に収納されるとき、コイルバネ23が、第1スライダー16の筒状部19内に位置する第2スライダー15の脚部22において後方に向いた後面22aと、これに対向するハウジング13の後壁部13dとの間に配置される。その結果、第2スライダー15が、コイルバネ23により前進し、脚部22における後面22aとは反対側の前面22bが第1スライダー16における凹部18の奥壁18bに係合し、第1スライダー16が共に前進し、第1スライダー16と第2スライダー15との各前端部17、21が前方開口部13aから最大に突出する。
【0016】
このことから明らかなように、第1スライダー16における凹部18の奥壁18bが第1当接部となり、またこの第1当接部である奥壁18bに係合する第2スライダー15における脚部22の前面22bが第2当接部となり、第1スライダー16と第2スライダー15とがこれら第1当接部と第2当接部とにより前後方向において相互に係合する。なお、以後、第1当接部に凹部18の奥壁と同じ符号18bを付け、また第2当接部に脚部22の前面と同じ符号22bを付けて説明する。
【0017】
第2スライダー15における前端部21の先端部には、その肉厚が先端に向かって漸増し、かつ第1スライダー16の上面16b側へ突出する突起部15aが形成されている。この突起部15aは、第1スライダー16と第2スライダー15とが第1当接部18bと第2当接部22bとで当接している関係にあるとき、第1スライダー16の前進方向への移動を遮るようにその尖端部17cの前面側へ突出している。そのため、第1スライダー16が前進して、その尖端部17cが、第2スライダー15の先端部より前方へ出ようとすると、尖端部17cが第2スライダー15先端部の突起部15aに当接することから、第1スライダー16の尖端部17cが、第2スライダー15の先端部より前方へ出ることはない。
【0018】
このようなラッチ装置10は、図3及び図4に示されるように分電盤ボックス11を構成する扉体11aに形成された取付け孔24に装着される。具体的には、ラッチ装置10におけるハウジング13の両側壁には、バネ性を持った係止板25が設けられている。各係止板25は、その上部が下部より外側に大きく張り出すように傾斜している。このラッチ装置10は、ハウジング13を分電盤ボックス11の扉体11aに形成されている取付け孔24に嵌め込むことにより取り付けられる。
【0019】
すなわち、ラッチ装置10を扉体11aの取付け孔24に入れると、ハウジング13両側壁の係止板25が取付け孔24の内縁部に摺接して撓み、ハウジング13の上部周囲に形成されたフランジ13eの下面が扉体11aの表面に当接したとき、両係止板25が取付け孔24から扉体11aの内側に抜け出て、撓みが解除され、外側に張り出す。その結果、ラッチ装置10は、両係止板25の上縁とハウジング13のフランジ13e下面とが扉体11aを挟持することにより該扉体11aに固定される。
【0020】
次に、このラッチ装置10に動作について説明するが、この動作は、実質的に実用新案登録第2533391号に開示された従来のラッチ装置と同様であるので簡単に説明する。分電盤ボックス11の扉体11aが開いているときには、ラッチ部材14の前端部は、図1に示されるようにコイルバネ23によりハウジング13の前方開口部13aから最大に突出している。この状態から、閉扉時に、扉体11aの旋回により、ラッチ装置10が固定枠11bにおける板状片11cの縁部に当接すると、第1スライダー16がハウジング13内に後退すると共に、第1当接部18bと第2当接部22bとの係合により第2スライダー15も後退する。すなわち、ラッチ部材14がコイルバネ23の付勢力に抗して後退する。
【0021】
第1スライダー16の尖端部17cが固定枠11bの板状片11c端縁に摺接しながら通過すると、次いで固定枠11bにおける板状片11cの端縁が、第2スライダー15先端部の突起部15aに係合して、その前端部21を第1スライダー16の上面16aから離隔する方向に撓ませながら押し上げる。板状片11cの端縁は、第1スライダー16と第2スライダー15との間にできた隙間26に入り、第1スライダー16の第2傾斜面17b上に乗る。
【0022】
板状片11cの端縁が、第1スライダー16の第2傾斜面17b上に乗ると、第1スライダー16を後退させるための作用力が小さくなるため、ラッチ部材14はコイルバネ23により再び前進し、板状片11cが第1スライダー16の第2傾斜面17bを滑りながら第2スライダー15との間の隙間26に進入する。
【0023】
このようにしてラッチ部材14の前端部が前進方向に最大に突出すると、図4に示されるように第2スライダー15が脚部22を支点として回動して、第2スライダー15の全体が傾斜し、その前端部21が板状片11cを挟んで扉体11aの外面側に、また第1スライダー16が扉体11aの内方側にそれぞれ位置し、ラッチ装置10が固定枠11bの板状片11cに対して錠止する。第1スライダー16には、第2スライダー15を介してコイルバネ23の強い付勢力が前進方向に作用していることから第1スライダー16の後退は生じ難く、ラッチ装置10は固定枠11bの板状片11cとの係止状態を維持する。
【0024】
次に、開扉操作では、ラッチ装置10の操作レバー20を長孔13cに沿って後退させる。第1スライダー16は、第1当接部18b及び第2当接部22bにより第2スライダー15に係合しているため、第2スライダー15と共にコイルバネ23の付勢力に抗して後退する。その結果、固定枠11bの板状片11cが、第1スライダー16と第2スライダー15との各前端部17、21における隙間26から抜け出る。その後、操作レバー20の後退を解除すると、ラッチ部材14はコイルバネ23により再び前進するが、今度は、図3に示されるように第2スライダー15の前端部21の先端が、板状片11cの端面に当接して、それ以上の前方への動きが阻止される。
【0025】
このようにして、第2スライダー15は、前端部21の先端が板状片11cの端面に当接して停止し、それより前進方向へ第1スライダー16を押し出すことはない。この結果、第1スライダー16は、固定枠11の板状片11cから外れ、この状態で扉体11aのノブ又はハンドルを持って手前に引けば、扉体11aを開けることができる。
【0026】
このように、扉用のラッチ装置10では、従来のラッチ装置のようにラッチボルトとストッパーとを軸支ピンなどにより枢着するという機械的な連結構造とせずに、双方を非連結状態にして各スライダーがそれぞれ前後方向への移動時に第1当接部及び第2当接部によって相互に離脱係合するようにしたものである。両スライダー15、16を機械的に連結しないようにした場合、図3に示される開扉操作時に、例えば操作レバー20の誤操作で第1スライダー16が前進方向へ移動して錠止状態となることが予想される。
【0027】
そのため、本発明のラッチ装置では、第2スライダー15の先端部に突起部15aを形成して、第1スライダー16の前端部が、第2スライダー15の先端部を通り越して板状片11cの錠止側に入り込むことがないようにしている。つまり、第2スライダー15の先端部に、第1スライダー16の前進を阻止する突起部15aを形成するだけで、両スライダーを機械的に連結することなく構成することができる。その結果、部品点数を少なくでき、しかも簡素な構造となることからラッチ部材14の加工作業や組み立て作業も容易となり、ラッチ装置を安価な製造コストで提供することができる。
【0028】
図5は、本発明の第2実施形態に係る扉用のラッチ装置におけるラッチ部材140を示している。このラッチ部材140を示す図5において、第1実施形態におけるラッチ部材14と同じ構成部分又は相当する部分には同一の参照符号を付けてその説明を省略する。この第2実施形態におけるラッチ部材140は、第1実施形態のラッチ装置10と同様に第1スライダー160と第2スライダー150とから構成されている。このラッチ部材140において第1実施形態のラッチ部材14と相違する部分は、以下のとおりである。
【0029】
すなわち、筒状部19における下壁19aの表面、即ち凹部18の底面18aには、前後方向に延びる2条のガイド溝27が離間並行して設けられている。また、筒状部19の両側壁19c、19dには、後端面から前方向に向かって凹所18の奥壁18bまで延びる切欠き溝28が形成されている。更に、筒状部19内に位置する第2スライダー150の後端部には二股状に分かれて2つの脚部22cが設けられ、各脚部22cの下部は底面18aの各ガイド溝27に摺動可能に収まっている。更にまた、凹部18内において筒状部19の両側壁19c、19dに対向している各脚部22c外側面には円柱状のピン29が、外側に突出して設けられ、両側壁19c、19dの各切欠き溝28に摺動可能に入れられている。
【0030】
第2スライダー150を第1スライダー160に組み付けるには、第1スライダー160の後端部側から、第2スライダー150の前端部21を筒状部19の凹部18内に差し込んで開口部18cに通し、第2スライダー150の各脚部22c外側面から突出しているピン29を切欠き溝28に入れて各脚部22cの下部を底面18aの各ガイド溝27内に置いた状態で第2スライダー150を押し込む。
【0031】
このように、第2スライダー150を第1スライダー160の筒状部19における凹部18に押し込むとき、各脚部22cの下部と外側面から突出しているピン29とがそれぞれ底面18aのガイド溝27と側壁19c、19dの各切欠き溝28とで押し込み方向にガイドされるため、第2スライダー150を第1スライダー160に組み付けるとき、第2スライダー150が押し込み方向に対して斜めになってスムーズに入り込まないような不具合を起こすことがなく、組み立て作業を迅速に行うことができる。
【0032】
前述した実施形態に係る扉用のラッチ装置は、分電盤ボックスの扉体に取り付けて使用する場合についてのものであったが、本発明の扉用のラッチ装置はこのような使用例に限定されるものではなく、あらゆる扉体の開閉に用いることができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、バネ力により突出向きに付勢された第1スライダーを、開扉時に、固定枠の板状部から外した状態に保持しておくことができるラッチ装置を、少ない部品点数で構成することができると共に、構成を単純化することで組み立て作業の容易化を図ることができ、安価な製造コストでこの種のラッチ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る扉用のラッチ装置を示す斜視図である。
【図2】図1のラッチ装置を構成するラッチ部材の斜視図である。
【図3】扉体に取り付けたラッチ装置を開扉操作状態で、図1の3−3線で切断して示す断面図である。
【図4】扉体に取り付けたラッチ装置の係止状態を示す図3と同様な断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る扉用のラッチ装置におけるラッチ部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ラッチ装置
11 分電盤ボックス
11a 扉体
11b 固定枠
11c 板状片
12 ハウジングの前方開口部
13 ハウジング
13a ハウジングの前壁部
13d ハウジングの後壁部
14 ラッチ部材
15 第2スライダー
15a 突起部
16 第1スライダー
17 第1スライダーの前端部
17a 第1傾斜面
17b 第2傾斜面
18b 凹部の奥壁(第1当接部)
20 操作レバー
21 第2スライダーの前端部
22、22c 第2スライダーの脚部
22a 脚部の後面
22b 脚部の前面(第2当接部)
23 コイルバネ(バネ手段)
24 取付け孔

Claims (2)

  1. 固定枠に対して開閉可能に支持された扉体に取り付けられるハウジングと、前記ハウジングに前進後退可能に納められたラッチ部材と、前記ハウジング内にあって前記ラッチ部材を前進方向へ付勢するバネ手段とからなり、前記ラッチ部材が前記固定枠に係止して閉扉状態を維持することが可能なラッチ装置において、
    前記ハウジングは、前進する前記ラッチ部材の前端部が突出する前方開口部と前記前方開口部の反対側に位置する後壁部とを有し、
    前記ラッチ部材は、前記前端部において前記扉体の内外面方向で互いに隣接しかつ前記扉体の内方側に位置する第1スライダーとこの第1スライダーより前記扉体の内面側に位置する第2スライダーとを有し、前記ハウジングの前記後壁部と前記第2スライダーの後端部との間に介在する前記バネ手段によって前記第2スライダーが前記前進方向へ付勢されるとともに、前記第2スライダーが前記第1スライダーを後方から押圧して前記第1スライダーが前記前進方向へ付勢されており、前記第2スライダーは、その前端部の先端部に、前記第1スライダーにおける前記前端部の先端面側に突出し、前記第1スライダーの前記前進方向において該第1スライダーの前記前端部の先端が当接して、前記第1スライダーの前進を阻止する突起部を有し、更に前記第2スライダーは、その前端部が第1スライダーの前記前端部から前記扉の外面方向へ離間可能に形成されており、
    前記ラッチ部材の前端部が前進方向へ突出すると、前記第2スライダーの脚部が回動して、前記第2スライダーが傾斜し、その前端部が前記固定枠の板状片を挟んで扉体の外面側に、かつ前記第1スライダーが扉体の内方側に位置して、前記ラッチ部材の前端部が固定枠の板状片に対して錠止し、
    前記第1スライダーが、前記バネ手段の付勢に抗して後退方向へ前記第2スライダーとともにスライドすると、前記固定枠の板状片は、前記第1スライダーと前記第2スライダーとの各前端部から抜け出し、前記第2スライダーの前端部の先端が、前記板状片の端面に当接して、扉体を開けることができることを特徴とする扉用のラッチ装置。
  2. 前記第1スライダーの前記前端部における前記扉体の内方側が、前記前進後退方向において凸曲面を成している請求項1記載の扉用のラッチ装置。
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