JP4477435B2 - 偏向器作製方法、荷電粒子線露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

偏向器作製方法、荷電粒子線露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、偏向器作製方法、荷電粒子線露光装置及びデバイス製造方法に関するものである。
複数の荷電粒子線を用いてパターン描画を行う荷電粒子線露光装置として、例えば特許文献1(特開2000−164495号公報)および特許文献2(特開平11−354418号公報)ならびに非特許文献1(安田 洋:応用物理 69,1135(1994))に開示されているように、貫通口を有する偏向器を複数配列したブランキングアパーチャアレイによって複数の電子ビームの照射を個別に制御する方法がある。また、特許文献3(特許第2907221号公報)には、ブランキングアパーチャアレイの製造方法が開示されている。これらのブランキングアパーチャアレイでは、複数の偏向器を構成するそれぞれの偏向電極に電圧を印加するか否かをパターンデータに従って制御して所望のパターンをウエハ等に描画する。
図5は、特許文献2および非特許文献1に開示された荷電粒子線露光装置に用いられるブランキングアパーチャアレイの断面図である。ブランキングアパーチャアレイは貫通口および偏向電極からなる偏向器をアレイ状に配列したものであり、複数の電子ビームの照射を個別に制御することができる。ここで、図中、51が貫通口を示し、52,53が第1および第2のブランキング電極を、それぞれ示している。そして、このブランキングアパーチャアレイは、貫通口51を通過した荷電粒子ビームをウエハのような試料上に照射する時には、第1および第2のブランキング電極52,53に接地電位の信号を印加し、遮断する時には、第1および第2のブランキング電極52,53に正負の電位の信号を同時に印加する。
また、特許文献2および非特許文献1には、ブランキングアパーチャアレイの製造方法として、シリコンなどの半導体結晶の基板に複数の貫通口を所定間隔で2次元的に形成し、各貫通口周囲に偏向電極対を形成することにより製造する方法が紹介されている。具体的には、Si基板の表面に、ブランキングアパーチャアレイに対応した凹部を形成し、各々の凹部に隣接して偏向電極をめっきにより形成した後、前記基板表面から、めっき下地として使われた導体層を除去し、その後で前記Si基板の裏面をウェットエッチングしてメンブレンを形成する。特に、特許文献2において、前記ウェットエッチングは、前記Si基板を、その裏面の一部を除き保護した状態で実行する。また、前記凹部が形成された部分では、前記ウェットエッチングを前記凹部の底面に達するまで行い、前記凹部を前記貫通口とする。
図6は、特許文献3に開示されたブランキングアパーチャアレイの製造方法を示す。
すなわち、この製造方法は、次の通りである。
(a)基板1011に第1開口1012を形成する工程、
(b)第1開口1012内に絶縁膜1013を形成する工程、
(c)第1開口1012内に導電性材料1014を充填し電極1014Aを形成する工程、
(d)電極1014Aの間の基板材料を除去し第2開口1011Aを形成する工程、および
(e)第2開口1011A内側面に電極1014Aを露出する工程
を有する。
特許文献3(図27)によれば、次の通りである。
(a)基板に第1開口を形成する工程、および
(d)電極の間の基板材料を除去し第2開口を形成する工程
において、基板材料であるシリコンの加工には、加工の異方性や他材料との選択性に優れた反応性イオンエッチング(RIE)法が用いられている。これにより、より微細かつ集積化された偏向電極1014Aおよび電子線通過用貫通口1011Aを備えたブランキングアパーチャアレイを作製することができ、より高精度により微細なパターンの露光を行うことが可能になる。
特開2000−164495号公報 特開平11−354418号公報 特許第2907221号公報 安田 洋:応用物理 69,1135(1994)
しかしながら、従来のブランキングアパーチャアレイ(BAA)は以下の問題点を有している。すなわち、
(1)印加電圧信号に対応した所望の偏向感度を得ることが難しい。
本発明者らの知見によると、これは、BAAを構成する偏向器の構造およびその製造方法に起因している。例えば、前記した特許文献3の製造方法では、対向する電極間の基板材料をRIE法により除去し、電子線通過用貫通口内に対向する電極面を露出させる工程において、何らかの遮蔽物により、被エッチング面の一部に反応種が供給されず、基板材料が完全に除去されない場合がある。このため電子線通過用貫通口内部に設けられた、対向する偏向電極の対向する電極面の一部もしくは全部が露出しておらず、電極面に必要な電位が発生しないため、貫通口内部に必要な電界が発生せず、印加電圧信号に対応した所望の偏向感度が得られない原因となる。
(2)高周波駆動に向けての対策について言及していない。
本発明者らの知見によると、高スループットにむけてBAAの高周波駆動(例えば100MHz)を行う場合、駆動信号の遅延が発生するため、基板に形成される絶縁膜の材料や膜厚が重要になってくる。現実的には、基板に形成される絶縁膜は例えば、SiO2:0.5μm以上が必要になる。そのため、偏向器の作製プロセスは全体として上記絶縁膜に対応したものにする必要がある。
本発明は、従来の技術における課題を解決し、所望の偏向感度が得られ、高周波駆動に対応した偏向器及びその作製方法を提供することを主目的とするものである。
本発明は、偏向器の作製方法であって、基板上に第1の開口と第2の開口とを形成する工程と、前記第1の開口の側壁と前記第2の開口の側壁とに第1の絶縁層、第2の絶縁層の順で複数の絶縁層を積層する工程と、前記第1の開口の内部に第1の電極を形成する工程と、前記第2の開口の内部に第2の電極を形成する工程と、前記第1の開口と前記第2の開口との間に第3の開口を形成し、前記第1の電極と前記第2の電極とから第1の電極面と第2の電極面とをそれぞれ露出させる工程とを有し、前記第1の絶縁層は、二酸化シリコンからなり、前記第2の絶縁層は、窒化シリコン、多結晶シリコン、窒化チタン及び窒化アルミニウムの1つからなることを特徴とする。
本発明によれば、所望の偏向感度が得られる偏向器を提供することができる。また、所望の偏向感度が得られる偏向器の作製方法を提供することができる
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態として、以下、図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
(絶縁層が2層になっている荷電粒子線偏向器の説明)
図1は、本発明の実施例1に係る荷電粒子線偏向器の概観図であり、(a)が上面図、(b)が(a)におけるA−A’断面を示し、(c)が(a)におけるB-B’断面をそれぞれ示している。
先ず、偏向器500の構造について説明する。偏向器500は一つの荷電粒子線を偏向する偏向器であり、基板501に荷電粒子を偏向する一対の対向する偏向電極503a,503bと、荷電粒子線が通過する貫通口513を備えている。貫通口513は、偏向電極503a,503bの対向する電極面520a,520bを貫通口513内の側壁に持つ貫通口であり、したがって貫通口513内部側面には、対向する電極面520a,520bが露出している。
さらに、偏向電極503a,503bに電位を与えるための配線502a,502bが設けられ、配線502a,502bの一端が偏向電極503a,503bにそれぞれ電気的に接触している。また、配線502a,502bの他端は、パッド510a,510bとして機能し、プローブピンやワイヤボンディング等で電気的接触がとられる。さらに、電源511により、偏向電極503a,503bに任意の電位を印加することができる。
また、基板501は積層した絶縁層504aと504bとを備えており、図1(b)に示すように、これらの絶縁層504aと504bが、基板501の上面と下面、および偏向電極503a,503bと基板501との間にあってこれらにより挟まれる位置にもあり、偏向電極503a,503bに安定して電位を与えることができる。ここでは、絶縁層5
04aは熱酸化法により形成された二酸化シリコンからなり、厚さは1.5μmである。また、絶縁層504bは低圧CVDにより形成された窒化シリコンからなり、厚さは0.2μmである。但し、厚さは偏向器500の100MHz程度の高周波駆動に対して十分に対応できる値とした。また、熱酸化膜は工程上、2.0μm以下の厚さで安定して形成可能な膜であるために選択した。また、窒化シリコンは工程上、ふっ酸耐性のある無機膜として選択した。そのため、窒化シリコンの代わりに、多結晶シリコン、窒化チタン、または窒化アルミニウムを用いてもよい。絶縁層を窒化シリコンのみで1.7μmの厚さにしてもよいが、工程上難しい。そのため、絶縁層を2層に形成することで、工程上の問題を解決し、所望の厚さを確保している。
また、基板501は例えば、厚さ200μmのシリコン基板であり、厚さは主に必要な偏向感度により決定される。また、偏向電極503a,503bおよび配線502a,502bは金、銅、またはアルミニウム等の低抵抗な金属を用いる。主要部の寸法は各図に示した通りであり、貫通口513の大きさが50μm、配線502a,502bの横断寸法が20μm、偏向電極503a,503bの厚さが15μm、電極面520a,520b間の寸法が30μmである。
また、本実施例の偏向器500は一つの開口513および一対の偏向電極503a,503bを有するものであるが、同一の基板に偏向器500をライン状またはアレイ状に配置する構成をとり、偏向器アレイとしても良い。
次に、偏向器500の動作について説明する。動作は電源511により、偏向電極503a,503bに任意の電位を印加することにより行う。荷電粒子線を貫通口513を通過するように照射した場合を考える。偏向電極503a,503bのそれぞれを電気的に接地した場合には、荷電粒子線は貫通口513を軌道を変えることなく通過する。しかし、偏向電極503a,503bのそれぞれに異なる電位を与えた場合には、貫通口513に電界が発生し、荷電粒子線は所望の方向に偏向させることができる。
(シールド電極付荷電粒子線偏向器の説明)
図2は本発明の実施例2に係る荷電粒子線偏向器500の概観図であり、(a)が上面図、(b)が(a)におけるA−A’断面図である。図中、実施例1の図1と同一の構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
先ず、偏向器500の構造について説明する。偏向器500は実施例1において説明した偏向器500と基本構造は同一である。異なる点は、偏向電極503a,503bおよび絶縁層504bの上面に絶縁膜505とシールド電極506とが設けられていることである。絶縁膜505およびシールド電極506には、貫通口513に対応する荷電粒子通過用の開口514が設けられている。図2(a)の上面図に示すように上側からは偏向電極503a,503bや絶縁層504b等が覆われていて、その大部分が見えない構造となっていることを特徴としており、特に開口514近傍の絶縁層504bが見えない構造となっている。なお、絶縁層504の開口514から十分に遠い部分(例えば、数十mm以上の部分)については、チャージアップによる影響が少ないので、配線を取り出すため露出させている。また、シールド電極506は電気的に接地されている。絶縁膜505には二酸化シリコンや窒化シリコン等の無機膜を用いる。また、シールド電極506には金、白金、ロジウム、またはイリジウム等の貴金属を用いると、シールド電極506を構成する導電膜が酸化しにくいので表面を導体として保持することができ、シールド電極506としての機能を保つことができる。
次に、シールド電極506の機能について説明する。荷電粒子線が貫通口514を通過
するように照射される時に、シールド電極506は絶縁層504bのチャージアップを防ぐものである。シールド電極506は電気的に接地されているため、常に接地電位に保たれる。また、偏向器500を例えばアレイ状に配置した偏向器アレイとして構成した場合、隣接する偏向器500間のクロストークを低減する効果が得られる。
図3は偏向器500の他の構造を示す断面図である。図中、図2と同一の構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。シールド電極506と絶縁膜505とを基板501の両面に設けたことを特徴としている。シールド電極506を基板501の下面にも設けることで、偏向器500の下側からの荷電粒子線の反射等による絶縁層504bのチャージアップを防ぐことができる。また、上記説明したようにクロストークを低減する効果が得られる。
次に、上記説明した上面のみにシールド電極506を備えた偏向器500の作製方法について、図4−1および図4−2の(a)〜(o)を用いて説明する。偏向器500は、例えば、以下の(1)〜(15)に示す工程を行うことにより作製する。
(1)基板501を用意する。基板501はシリコンより成り、厚さは例えば200μmのものを用いる。この厚さは、偏向感度を決定する重要な要素であるので、偏向感度に応じて適宜選択する。次に、熱酸化法を用いて、基板501の表裏面に膜厚1.5μmの二酸化シリコン(絶縁層)507を形成する(図4−1(a))。
(2)基板501の表面(上面)にノボラック系のレジストを用いて、フォトリソグラフィを行い、エッチングのマスクを形成する(不図示)。次に、CF4やCHF3等のガスを用いた反応性イオンエッチング(RIE)を行い、二酸化シリコン507をエッチングする。その後、レジストを除去する(図4−1(b))。
(3)シリコンである基板501に誘導結合型プラズマおよびBOSCHプロセスを用いたRIEを行い、エッチングストッパーである裏面(下面)の二酸化シリコン507を露出させる(図4−1(c))。本工程により、第1の開口である偏向電極用開口521a,第2の開口である偏向電極用開口521bが形成される。ここで、BOSCHプロセスとは、エッチングガスと側壁保護用ガスを交互に供給し、エッチングと側壁保護を切換えることにより、シリコンを選択的にかつ異方性良くエッチングする方式である。本方式のRIEを用いることで、アスペクト比の高い第1の開口である偏向電極用開口521a,第2の開口である偏向電極用開口521bを形成することができる。具体的には、エッチングガスにSF6(六弗化硫黄)を、側壁保護用ガスにはC4F8(八弗化四炭素)を使用し、RFパワー:1800W、バイアスパワー:30W、ガス流量:SF6=300sccm(Standard Cubic Centimeter)、C4F8=150sccm、SF6/C4F8ガス切替時間:7秒/2秒、基板温度:10℃、エッチング時間:50分という条件でエッチングを行うと良い。
(4)二酸化シリコン507をバッファードふっ酸を用いて、除去する(不図示)。なお、基板501上のシリコン熱酸化膜を全て除去することで、工程(1)から(3)による基板501の表面に付着した有機物残渣、微粒子および重金属等の汚染は、二酸化シリコン507と共にリフトオフ除去されるため、基板501は清浄な状態になる。その後、熱酸化法を用いて、基板501の表裏面および開口521a,521bの側壁に膜厚1.5μmの二酸化シリコンから成る絶縁層504aを形成する(図4−1(d))。
(5)低圧CVD法を用いて、絶縁層504aの上に窒化シリコンからなる絶縁層504bを形成する。次に、ガラス等の絶縁体に金を成膜した導電性基板509を用意する。また、導電性基板509は金属から成る基板でも良い。次に、ノボラック系のレジスト508を導電性基板509に塗布し、基板501と導電性基板509とを接着する(図4−1(
e)。
(6)酸素を用いた反応性イオンエッチング(RIE)を行い、開口の底部のレジスト508を除去し、導電性基板509を露出させる。その後、硫酸銅メッキ液を用いて、銅の電気メッキを、基板501から銅が突出するまで行い、第1の電極である偏向電極503a,第2の電極である偏向電極503bを形成する。(図4−1(f))。
(7)基板501をアセトン等の有機溶媒に浸し、超音波洗浄を行い、レジスト508の除去および導電性基板509の離脱を行う。次に、基板501の表裏面を化学機械研磨(CMP)を用いて平坦化する(図4−1(g))。
(8)基板上面に、チタン/金/チタンをそれぞれ5nm/100nm/5nmの厚さで連続蒸着して配線502a,502bとなる配線層502を形成する。また、チタンの膜厚は密着促進の働きをすればよく、数nm〜数百nmの範囲で使用される。また、導電層となる金は数十nm〜数百nmの範囲で使用される(図4−1(h))。
(9)配線層502上に、ノボラック系のレジストを用いて、フォトリソグラフィを行い、エッチングのマスクを形成する(不図示)。次に、塩素やアルゴン等のガスを用いた反応性イオンエッチングを行い、チタン/金/チタンをエッチングして配線502a,502bを形成する。その後、レジストを除去する(図4−1(i))。
(10)絶縁膜505となる窒化シリコン535をプラズマCVDを用いて1μmの厚さで成膜する。次に、チタン/金をそれぞれ5nm/50nmの厚さで連続蒸着してシールド電極506となるシールド電極用導電層536を形成する。その後、下面にレジスト等を塗布して保護膜539とする(図4−2(j))。
(11)導電層536上にノボラック系のレジストであるAZP4620(クラリアントジャパン製)を8μmの厚さで塗布して、フォトリソグラフィを行い、エッチングのマスクを形成する(不図示)。次に、塩素やアルゴン等のガスを用いた反応性イオンエッチングを行い、導電層536のチタン/金をエッチングしてシールド電極506を形成する。さらに、CF4等のガスを用いた反応性イオンエッチングを行い、窒化シリコン535をエッチングして、絶縁膜505、開口514およびパッド510a,510bを形成する。その後、レジストを除去する(図4−2(k))。
(12)シールド電極506上にノボラック系のレジストであるAZP4620(クラリアントジャパン製)を8μmの厚さで塗布して、フォトリソグラフィを行い、エッチングのマスクを形成する(不図示)。次に、CF4等のガスを用いた反応性イオンエッチングを行い、絶縁層504a, 504bに開口を形成し、シリコンから成る基板501を露出させる(図4−2(l))。
(13)シリコンである基板501に誘導結合型プラズマおよびBOSCHプロセスを用いた反応性イオンエッチングを行い、底面の絶縁層504aを露出させる(図4−2(m))。
(14)バッファードふっ酸を用いて二酸化シリコンからなる絶縁層504aを除去し、貫通口513(第3の開口)を形成する。この時、絶縁層504aの下面にはふっ酸耐性の高い窒化シリコンからなる絶縁層505bが配置されているため、所望でない部位がエッチングされることがなく、安定したプロセスが可能である。なお、この工程では基板下面はレジスト等からなる保護膜539によって保護されているため、エッチングされない。(図4−2(n))。
(15)ケミカルドライエッチング装置を用いて窒化シリコンからなる絶縁層504bを除去するとともに、第1の電極面である偏向電極503aの電極面520a,第2の電極面である偏向電極503bの電極面520bを露出させる。その後、レジストおよび保護膜539を除去する(図4−2(o))。
(電子ビーム露光装置の構成要素説明)
本発明の実施例3では、実施例1および実施例2において説明した荷電粒子線偏向器をブランカーとして用いた電子ビーム露光装置の例を示す。なお、本発明は、電子ビームに限らずイオンームを用いた露光装置にも同様に適用できる。
図7は本発明の実施例3に係る電子ビーム露光装置の要部概略図であって、(a)が立面図、(b)が平面図である。図7において、1は、複数の電子源像を形成し、その電子源像から電子ビームを放射するマルチソースモジュールである。マルチソースモジュール1は、3×3に配列されていて、その詳細については後述する。
21,22,23,24は磁界レンズアレイであって、3×3に配列された同一形状の開口を有する磁性体円板MDを間隔を置いて上下に配置し、共通のコイルCCによって励磁したものである。その結果、各開口部分が各磁界レンズML1〜4の磁極となり、設計上レンズ磁界を発生させる。
各マルチソースモジュール1の複数の電子源像は、磁界レンズアレイ21,22,23,24の対応する4つの磁界レンズ(ML1,ML2,ML3,ML4)によって、ウエハ4上に投影される。そして、ひとつのマルチソースモジュールからの電子ビームがウエハを照射するまでに、その電子ビームに使用する光学系をカラムと定義する。すなわち、本実施例は、9カラム(col.1〜col.9)の構成である。この時、磁界レンズアレイ21と磁界レンズアレイ22の対応する2つの磁界レンズで、一度、像を形成し、次にその像を磁界レンズアレイ23と磁界レンズアレイ24の対応する2つの磁界レンズでウエハ4上に投影している。そして、磁界レンズアレイ21,22,23,24のそれぞれの励磁条件を共通コイルで個別に制御することにより、各カラムの光学特性(焦点位置、像の回転、および倍率)のそれぞれを略一様に言い換えれば同じ量だけ調整することができる。
3は、マルチソースモジュール1からの複数の電子ビームを偏向させて、複数の電子源像をウエハ4上でX、Y方向に変位させる主偏向器である。
5は、ウエハ4を載置し、光軸AX(Z軸)と直交するXY方向とZ軸回りの回転方向に移動可能なステージであって、ステージ基準板6が固設されている。
7は、電子ビームによってステージ基準板6上のマークが照射された際に生じる反射電子を検出する反射電子検出器である。
図8は、図7の装置におけるマルチソースモジュール1の機能を説明するための図である。図8を用いてマルチソースモジュール1およびマルチソースモジュール1からウエハ4に照射される電子ビームの光学特性の調整機能について説明する。
図8において、101は電子銃が形成する電子源(クロスオーバ像)である。この電子源101から放射される電子ビームは、コンデンサーレンズ102によって略平行な電子ビームとなる。本実施例のコンデンサーレンズ102は、3枚の開口電極からなる静電レンズである。
103は開口が2次元配列して形成されたアパーチャアレイであり、104は同一の光学パワーを有する静電レンズが2次元配列して形成されたレンズアレイである。105,106は個別に駆動可能な静電型の8極偏向器が2次元配列して形成された偏向器アレイであり、107は個別に駆動可能な静電型のブランカーが2次元配列して形成されたブランカーアレイである。実施例1および2において説明した偏向器はこのブランカーとして用いられ、本実施例においてはブランカーアレイ107を形成する。
図9は、図8におけるアパーチャアレイ103からブランカーアレイ107までの1カラム分の光学系の構成を示す。図9を用いて各機能を説明する。コンデンサーレンズ102(図8)からの略平行な電子ビームは、アパーチャアレイ103によって複数の電子ビームに分割される。分割された電子ビームは、対応するレンズアレイ104の静電レンズを介して、ブランカーアレイ107の対応するブランカー上に、電子源の中間像を形成する。
この時、偏向器アレイ105,106は、ブランカーアレイ107上に形成される電子源の中間像の位置(光軸と直交する面内の位置)を個別に調整する。また、ブランカーアレイ107で偏向された電子ビームは、図8のブランキングアパーチャAPによって遮断されるため、ウエハ4には照射されない。一方、ブランカーアレイ107で偏向されない電子ビームは、図8のブランキングアパーチャAPによって遮断されないため、ウエハ4には照射される。
図8に戻り、マルチソースモジュール1で形成された電子源の複数の中間像は、磁界レンズアレイ21と磁界レンズアレイ22の対応する2つの磁界レンズを介して、ウエハ4に投影される。
この時、複数の中間像がウエハ4に投影される際の光学特性のうち、像の回転および倍率は、ブランカーアレイ107上の各中間像の位置を調整できる偏向器アレイ105,106で調整でき、焦点位置は、カラム毎に設けられたダイナミックフォーカスレンズ(静電もしくは磁界レンズ)108,109で調整できる。
次に本実施例のシステム構成を図10に示す。ブランカーアレイ制御回路41は、ブランカーアレイ107を構成する複数のブランカーを個別に制御する回路であり、偏向器アレイ制御回路42は、偏向器アレイ105,106を構成する偏向器を個別に制御する回路である。D_FOCUS制御回路43は、ダイナミックフォーカスレンズ108,109を個別に制御する回路であり、主偏向器制御回路44は、主偏向器3を制御する回路であり、反射電子検出回路45は、反射電子検出器7からの信号を処理する回路である。これらのブランカーアレイ制御回路41、偏向器アレイ制御回路42、D_FOCUS制御回路43、主偏向器制御回路44、および反射電子検出回路45は、カラムの数(col.1〜col.9)と同じだけ装備されている。
磁界レンズアレイ制御回路46は、磁界レンズアレイ21,22,23,24のそれぞれの共通コイルを制御する回路であり、ステージ駆動制御回路47は、ステージの位置を検出する不図示のレーザ干渉計と共同してステージ5を駆動制御する制御回路である。主制御系48は、上記複数の制御回路を制御し、電子ビーム露光装置全体を管理する。
上述した実施例1および2によれば、印加電圧に対応した所望の偏向感度が得られ、高周波駆動に対応した偏向器を提供することができる。
そして、実施例3のように、これらの偏向器を荷電粒子線の露光装置に用いることで、
高スループットな荷電粒子線露光装置を提供することができる。
次に、本発明の実施例4として、上記実施例に係る露光装置を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図11は半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(EBデータ変換)では設計した回路パターンに基づいて露光装置の露光制御データを作成する。
一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記露光制御データが入力された露光装置とウエハを用い、リソグラフィ技術を利用してウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、ステップ7でこれを出荷する。
上記ステップ4のウエハプロセスは以下のステップを有する。ウエハの表面を酸化させる酸化ステップ、ウエハ表面に絶縁膜を成膜するCVDステップ、ウエハ上に電極を蒸着によって形成する電極形成ステップ、ウエハにイオンを打ち込むイオン打ち込みステップ、ウエハに感光剤を塗布するレジスト処理ステップ、上記の露光装置によって回路パターンをレジスト処理ステップ後のウエハに焼付け露光する露光ステップ、露光ステップで露光したウエハを現像する現像ステップ、現像ステップで現像したレジスト像以外の部分を削り取るエッチングステップ、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除くレジスト剥離ステップ。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
上述の実施例においては、本発明をブランカーを構成する偏向器に適用した例を示したが、本発明は、荷電粒子を収束または発散させる電子レンズを構成する電極基板または偏向器に適用することも可能である。また、上述の実施例においては、3×3の9本の荷電粒子線を用いたマルチ荷電粒子線露光装置の例を示したが、荷電粒子線の本数に限定はない。現在、本数は千〜数千が一般的である。
本発明の実施例1に係る偏向器の構造を説明するための図である。 本発明の実施例2に係る偏向器の構造を説明するための図である。 図2の偏向器の一変形例を示す図である。 図2の偏向器の作製方法を説明するための図である。 図2の偏向器の作製方法を説明するための図である。 本発明の背景技術を説明するための図である。 本発明の背景技術を説明するための図である。 本発明の実施例3に係る電子ビーム露光装置の要部概略を示す図である。 図7の装置のマルチソースモジュールの機能を説明するための図である。 図7の装置のカラム毎の電子光学系を説明するための図である。 図7の装置のシステム構成を説明するための図である。 半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。
符号の説明
1:マルチソースモジュール、3:主偏向器、4:ウエハ、5:ステージ、6:ステージ基準板、7:反射電子検出器、21,22,23,24:磁界レンズアレイ、101:電子源、102:コンデンサーレンズ、103:アパーチャアレイ、104:レンズアレイ、105,106:偏向器アレイ、107:ブランカーアレイ、108,109:ダイナミックフォーカスレンズ、500:偏向器、501:基板、502a,502b:配線、503a,503b:偏向電極、504a, 504b:絶縁層、505:絶縁膜、506:シールド電極、507:二酸化シリコン(絶縁層)、508:レジスト、509:導電性基板、510a,510b:パッド、511:電源、513:貫通口、514:荷電粒子線通過用開口、520a,520b:電極面、521a,521b:偏向電極用開口(第1開口)、532:配線層、535:窒化シリコン、536:シールド導電層、539:保護膜。

Claims (4)

  1. 基板上に第1の開口と第2の開口とを形成する工程と、
    前記第1の開口の側壁と前記第2の開口の側壁とに第1の絶縁層、第2の絶縁層の順で複数の絶縁層を積層する工程と、
    前記第1の開口の内部に第1の電極を形成する工程と、
    前記第2の開口の内部に第2の電極を形成する工程と、
    前記第1の開口と前記第2の開口との間に第3の開口を形成し、前記第1の電極と前記第2の電極とから第1の電極面と第2の電極面とをそれぞれ露出させる工程とを有し、
    前記第1の絶縁層は、二酸化シリコンからなり、前記第2の絶縁層は、窒化シリコン、多結晶シリコン、窒化チタン及び窒化アルミニウムの1つからなることを特徴とする偏向器の作製方法。
  2. 前記基板はシリコンであり、
    前記第3の開口を形成する際に、ふっ酸を用いて前記第1の絶縁層を除去することを特徴とする請求項1に記載の偏向器の作製方法。
  3. 荷電粒子線を用いて被露光基板を露光する荷電粒子線露光装置であって、
    荷電粒子線を放射する荷電粒子源と、
    請求項1または2に記載の方法によって作製された偏向器を有し、前記荷電粒子源の中間像を複数形成する第1の電子光学系と、
    前記第1の電子光学系によって形成される複数の中間像を被露光基板上に投影する第2の電子光学系と、
    前記被露光基板を保持し所定の位置に駆動して位置決めする位置決め手段と、
    を備えることを特徴とする荷電粒子線露光装置。
  4. 請求項3に記載の荷電粒子線露光装置を用いて、被露光基板に露光を行う工程と、
    露光された前記被露光基板を現像する工程と、
    を具備することを特徴とするデバイス製造方法。
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