JP4470795B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4470795B2
JP4470795B2 JP2005099253A JP2005099253A JP4470795B2 JP 4470795 B2 JP4470795 B2 JP 4470795B2 JP 2005099253 A JP2005099253 A JP 2005099253A JP 2005099253 A JP2005099253 A JP 2005099253A JP 4470795 B2 JP4470795 B2 JP 4470795B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
motor
conveyance
image forming
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005099253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006272892A (ja
Inventor
宏平 寺田
一成 室井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2005099253A priority Critical patent/JP4470795B2/ja
Priority to US11/277,509 priority patent/US7568778B2/en
Publication of JP2006272892A publication Critical patent/JP2006272892A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4470795B2 publication Critical patent/JP4470795B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/0009Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material
    • B41J13/0027Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material in the printing section of automatic paper handling systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/008Controlling printhead for accurately positioning print image on printing material, e.g. with the intention to control the width of margins

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、モータにより回転駆動される搬送ローラを備え、この搬送ローラにより被記録媒体を画像形成位置へ搬送した後停止させる動作と、複数のノズルを有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に移動させつつ、記録データに基づいて記録ヘッドのノズルからインクを吐出させることにより、被記録媒体に一走査分の画像を形成させる動作とを繰り返し実行することにより、被記録媒体上に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、例えば、シリアル型インクジェットプリンタにおいては、モータにより回転駆動される搬送ローラを介して記録用紙を画像形成位置まで搬送した後停止させる動作と、画像形成位置では、記録用紙の搬送方向と直交する主走査方向に記録ヘッドを移動させつつ、記録データに基づいて記録ヘッドから記録用紙にインクを吐出する動作とを繰り返すことにより、記録用紙上に画像を形成するように構成されている。
このような画像形成位置では、記録ヘッドの一走査毎に記録用紙を搬送して停止させる必要があるが、その搬送後の記録用紙の停止位置が目標停止位置からずれると、白いスジや色の濃いスジが発生して鮮明な画像を形成できなくなる。従って、インクジェットプリンタでは、通常、記録ヘッドの一走査毎に、エンコーダを介して搬送ローラによる記録用紙の搬送位置を監視しつつ、図12(a)に示すように搬送ローラを制御している。
つまり、従来では、モータを一旦加速した後、徐々に減速させることにより、目標停止位置の近傍では搬送ローラの回転を十分に小さな速度まで落とし、記録用紙の搬送位置が目標停止位置よりも所定量αだけ手前のモータOFF位置に達すると、モータへの通電を遮断して、搬送ローラを惰性で進ませてから停止させる、といった手順で搬送ローラを駆動制御することにより、搬送ローラを所望の目標停止位置で停止させるようにしている。
しかしながら、この方法では、モータOFF位置での搬送速度が所定速度に制御されていれば、その後の惰性による搬送量も一定になるため、搬送ローラを目標停止位置で停止させることができるものの、モータやモータから搬送ローラまでの動力伝達系(つまり搬送ローラの駆動系)でトルク変動が生じ、図12(a)に点線で示すように、モータOFF位置での搬送速度が低下していると、モータへの通電遮断後に惰性で搬送される量が小さくなって、搬送ローラが目標停止位置の手前で停止してしまうことになる。
具体的には、搬送ローラを駆動するモータには、通常、直流モータが使用されるが、直流モータは、その構造上の理由により、駆動電流や駆動電圧が一定であっても、モータ軸が一回転する間のトルクが均一ではなく、いわゆるコギング周期という周期的なトルク変動を生じることから、結果として、搬送ローラの回転が、その周期的トルク変動の影響を受けて変動することがある(図12(b)参照)。
そして、こうした周期的トルク変動が、モータOFF位置近傍で生じると、モータへの通電を遮断してから搬送ローラの回転が停止するまでの回転量αが少なくなり、搬送ローラを目標停止位置で停止させることができなくなってしまう。
一方、こうした問題を防止するために、記録用紙を搬送する際に制御可能な搬送ローラの最小搬送量が、モータのコギング周期の整数倍となり、モータへの通電を遮断してから搬送ローラが停止する迄の回転量αが常に一定量となるように、モータから搬送ローラに動力を伝達するギヤ比を設定する、といったことが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2002−128313号公報
しかしながら、上記提案の技術では、モータから搬送ローラに至る動力伝達系を構成しているギヤやベルトの寸法精度や搬送ローラのローラ径のバラツキ等の影響を受けることなく、記録用紙の搬送量を制御できるようにするために、モータの回転量と搬送ローラによる記録用紙の搬送量との関係を表す制御パラメータを微調整する、といったことができず、動力伝達系の構成部品や搬送ローラ等に極めて寸法精度の高い高価なものを使用しなければならないといった問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、モータから搬送ローラまでの動力伝達系の構成部品の寸法を固定することなく、搬送ローラの駆動系で生じる周期的トルク変動の影響を避けて被記録媒体を所望位置まで確実に搬送して、白スジや色の濃いスジのない鮮明な画像を形成することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、モータにより回転駆動され、画像を形成すべき被記録媒体を画像形成位置へ搬送する搬送ローラと、被記録媒体へ向けてインクを吐出するための複数のノズルが略等間隔で一列に配列された記録ヘッドと、画像形成位置にて複数のノズルが被記録媒体の搬送方向に沿って配列されるように記録ヘッドを支持するキャリッジと、このキャリッジを被記録媒体の搬送方向とは直交する主走査方向に移動させるキャリッジ駆動手段と、モータを介して搬送ローラを回転駆動することにより、被記録媒体を画像形成位置まで搬送させると共に、画像形成位置では被記録媒体を画像データに応じて設定される搬送量にて順次搬送させる媒体搬送制御手段と、この媒体搬送制御手段により被記録媒体が画像形成位置にて順次搬送されて停止される度に、キャリッジ駆動手段を介してキャリッジを主走査方向に移動させつつ、画像データに応じて記録ヘッドの任意のノズルからインクを吐出させることにより、被記録媒体に一走査分の画像を形成させる画像形成制御手段と、を備えた画像形成装置において、モータ若しくはモータから搬送ローラに至る動力伝達系で生じる周期的トルク変動の周期が、搬送ローラの回転量に関連づけて記憶されると共に、周期的トルク変動が最大となる位相が、搬送ローラの基準回転位置からの回転量に関連づけて記憶された周期変動特性記憶手段と、媒体搬送制御手段が被記録媒体を搬送させる際、その搬送に要する搬送ローラの回転量と、周期変動特性記憶手段に記憶された周期的トルク変動の周期及び位相とに基づき、被記録媒体の次の停止位置が、周期的トルク変動が最大となる位相を含む所定の位相範囲内となって、位置ずれを生じるか否かを推定する停止位置推定手段と、この停止位置推定手段にて、被記録媒体の次の停止位置が周期的トルク変動の影響を受けて位置ずれを生じる位置になると推定されると、被記録媒体の次の停止位置が周期的トルク変動の影響を受けることのない停止位置となるよう、媒体搬送制御手段が被記録媒体を搬送させるのに用いる搬送量を補正する搬送量補正手段と、この搬送量補正手段が搬送量を補正すると、その補正に伴い画像形成制御手段による画像の形成位置が被記録媒体上で変化することのないよう、画像形成制御手段が記録ヘッドにおいてインクを吐出させるのに用いるノズルを、このノズルの配列方向にシフトさせるインク吐出ノズル変更手段と、を設けたことを特徴としている。
このように、請求項1に記載の画像形成装置においては、モータ若しくはモータから搬送ローラに至る動力伝達系で生じる周期的トルク変動の周期、及び、その周期的トルク変動が最大となる位相を、搬送ローラの回転量に関連づけて周期変動特性記憶手段に記憶しておき、媒体搬送制御手段に被記録媒体を搬送させる際には、その搬送に要する搬送ローラの回転量と、周期変動特性記憶手段に記憶された周期的トルク変動の周期及び位相とに基づき、被記録媒体の次の停止位置が、周期的トルク変動が最大となる位置を含む所定の位相範囲内となって、位置ずれを生じるか否かを推定する。
そして、被記録媒体の次の停止位置が周期的トルク変動の影響を受けて位置ずれを生じる位置になると推定した際には、被記録媒体の次の停止位置が周期的トルク変動の影響を受けることのない停止位置となるよう、媒体搬送制御手段に被記録媒体を搬送させるのに用いる搬送量を補正し、その補正に伴い画像形成制御手段による画像の形成位置が被記録媒体上で変化することのないよう、記録ヘッドにおいてインクを吐出させるのに用いるノズルを、このノズルの配列方向にシフトさせる。
この結果、請求項1に記載の画像形成装置によれば、従来のように、モータから搬送ローラに至る動力伝達系の構成部品の寸法を固定することなく、被記録媒体を所望位置まで確実に搬送して、鮮明な画像を形成することができるようになる。
ここで、周期変動特性記憶手段に格納される周期的トルク変動の周期及びその周期が最大となる位相は、画像形成装置の工場出荷時等に、搬送ローラの回転量に関連づけて予め登録しておくようにしてもよいが、この内、特に、周期的トルク変動の周期が最大となる位相は、搬送ローラの基準回転位置からの搬送量にて規定されることから、画像形成装置への電源遮断時に基準回転位置からの回転量が消失してしまったり、或いは、搬送ローラが手動で回転されることにより基準回転位置からの回転量を正確に検出できなかったりしたときには、停止位置推定手段において、被記録媒体の次の停止位置が周期的トルク変動の影響を受けて位置ずれを生じる位置になるか否かを正確に推定することができなくなってしまう。
このため、請求項1に記載の画像形成装置には、請求項2に記載のように、当該画像形成装置の起動時に、モータを介して搬送ローラを回転駆動することにより、周期的トルク変動が最大となる搬送ローラの回転位置を検出し、その検出した最大トルク変動回転位置と周期的トルク変動の周期とから、現在の搬送ローラの停止位置を基準回転位置とする最大トルク変動回転位置の位相を求め、その位相を周期変動特性記憶手段に格納する周期変動位相検出手段、を設けるようにするとよい。
つまり、このようにすれば、画像形成装置の起動時に、実際にモータを介して搬送ローラを回転駆動することにより、動力伝達系に生じる周期的トルク変動を検出して、その周期が最大となる位相を、搬送ローラの基準回転位置からの回転量として周期変動特性記憶手段に格納することができるようになり、停止位置推定手段において、被記録媒体の次の停止位置が周期的トルク変動の影響を受けて位置ずれを生じる位置になるか否かを常に正確に推定することができるようになる。
また、請求項1又は2に記載の画像形成装置においては、請求項3に記載のように、搬送量補正手段は、停止位置推定手段により被記録媒体の次の停止位置が周期的トルク変動の影響を受けて位置ずれを生じる位置になると推定されると、媒体搬送制御手段が被記録媒体を搬送させるのに用いる搬送量を、記録ヘッドにおけるノズルの配置間隔を整数倍(n)した長さ分だけ増加又は減少させ、インク吐出ノズル変更手段は、画像形成制御手段が記録ヘッドにおいてインクを吐出させるのに用いるノズルを、搬送量補正手段が搬送量を増加又は減少させるのに用いたノズル間隔の倍数(n)分だけ、被記録媒体の搬送方向の下流側又は上流側にシフトさせるように構成されていることが望ましい。
このようにすれば、一走査分毎の画像が被記録媒体に形成される度に、その画像がずれてしまうということを確実に防止することができ、常に鮮明な画像を形成することができる。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、実施形態の多機能装置(MFD:Multi Function Device)1の斜視図であり、図2は、その側断面図である。
この多機能装置1は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を有したものであり、図1及び図2に示すように、合成樹脂製のハウジング2の上部に、原稿の読み取りに用いられる画像読取装置12が設けられている。
画像読取装置12は、その左端部に設けられた図示しない枢軸を中心にハウジング2に対して上下開閉回動可能に構成されており、さらに、この画像読取装置12の上面を覆う原稿カバー体13が、その後端部に設けられた枢軸12a(図2参照)を中心に画像読取装置12に対して上下開閉回動可能に装着されている。
そして、図2に示すように、画像読取装置12の上面には、原稿カバー体13を上側に開けて読み取り用の原稿を載置するための載置用ガラス板16が設けられ、その下側には、原稿読み取り用の密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)17が図2の紙面と直交する方向(主走査方向、左右方向)に延びるガイドシャフト44に沿って往復移動可能に設けられている。
また、図1及び図2に示すように、画像読取装置12の前方には、入力操作を行うための操作ボタン群14aや各種情報を表示するための液晶表示部(LCD)14bを備えた操作パネル部14が設けられている。
一方、ハウジング2の底部には、被記録媒体としての記録用紙Pを給紙するための給紙部11が設けられている。この給紙部11には、記録用紙Pを積載(堆積)した状態で収容する給紙カセット3が、ハウジング2の前側に形成された開口部2aを介して、ハウジング2に対し前後方向に着脱可能に設けられている。本実施形態において、給紙カセット3は、A4サイズ、レターサイズ、リーガルサイズ、はがきサイズ等の記録用紙Pをその短辺(幅)が給紙方向(副走査方向、前後方向、矢印A方向)と直交する方向(主走査方向、左右方向)に延びる向きで複数枚積載(堆積)して収納可能に構成されている。
そして、図2に示すように、給紙カセット3の奥側(後端部側)には、記録用紙分離用の傾斜分離板8が配置されている。この傾斜分離板8は、記録用紙Pの幅方向(左右方向)中央部において突出し、記録用紙Pの幅方向左右両端部側へ向かうに従って後退するように平面視で凸湾曲状に形成されており、記録用紙Pの幅方向中央部には、記録用紙Pの先端縁に当接して分離を促進するための鋸歯状の弾性分離パッドが設けられている。
また、給紙部11において、ハウジング2側には、給紙カセット3から記録用紙Pを給紙するための給紙アーム6aの基端部が上下方向に回動可能に装着され、この給紙アーム6aの先端部に設けられた給紙ローラ6bには、給紙アーム6a内に設けられた歯車伝達機構6cにより、LF(搬送)モータ54(図5参照)からの回転駆動力が伝達される。そして、この給紙ローラ6bと上述した傾斜分離板8の弾性分離パッドとにより、給紙カセット3に堆積された記録用紙Pを1枚ずつ分離搬送する。こうして給紙方向(矢印A方向)に沿って進むように分離された記録用紙Pは、第1搬送路体60と第2搬送路体52との間隙に形成された横向きU字形状のパスを含む給送路9を介して、給紙カセット3の上方(高い位置)に設けられた記録部7に給送される。
図3は、画像読取装置12を除いた状態での多機能装置1の部分平面図である。
同図に示すように、記録部7は、上向き開放の箱状に形成されたメインフレーム21と、その左右一対の側板21aによって支持され左右方向(主走査方向)に延びる横長の板状の第1ガイド部材22及び第2ガイド部材23との間に設けられており、下面からインクを吐出することで記録用紙Pに画像を記録するインクジェット式の記録ヘッド4(図2参照)と、この記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5とを備えている。
キャリッジ5は、排紙方向(矢印B方向)上流側の第1ガイド部材22及び下流側の第2ガイド部材23にまたがって摺動自在に支持されており、左右方向に往復移動可能となっている。そして、排紙方向(矢印B方向)下流側に配置された第2ガイド部材23の上面には、キャリッジ5を往復移動させるために、主走査方向(左右方向)に延びるようにタイミングベルト24が巻回されており、このタイミングベルト24を駆動するCR(キャリッジ)モータ(図示せず)が、第2ガイド部材23の下面に固定されている。
一方、記録部7において、キャリッジ5における記録ヘッド4の下面には、記録ヘッド4と対向して左右方向に延びる扁平状のプラテン26が、上記両ガイド部材22,23の間にて、メインフレーム21に固定されている。
そして、図2に示すように、プラテン26の排紙方向(矢印B方向)上流側には、記録用紙Pを記録ヘッド4の下面に搬送するための搬送ローラ50と、これに対向して搬送ローラ50側に付勢されたニップローラ51とが配置されている。また、プラテン26の排紙方向(矢印B方向)下流側には、記録部7を通過した記録用紙Pを排紙方向(矢印B方向)に沿って排紙部10に搬送するように駆動される排紙ローラ28と、これに対向して排紙ローラ28側に付勢された拍車ローラ(図示せず)とが配置されている。
記録部7にて記録された記録用紙Pがその記録面を上向きにして排出される排紙部10は、給紙部11の上方に配置され、排紙口10aがハウジング2の前面の開口部2aと共通にして開口されている。そして、排紙部10から排紙方向(矢印B方向)に従って排出された記録用紙Pは、開口部2aの内部側に位置する排紙トレイ10b上に堆積収容される。
一方、画像読取装置12によって覆われたハウジング2の前部右端位置には、図示しないインク貯蔵部が設けられている。このインク貯蔵部には、フルカラー記録のための4色(ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y))のインクをそれぞれ収容した4つのインクカートリッジが、画像読取装置12を上方に開いた状態で着脱可能となるように装着されている。そして、各色のインクカートリッジと上述した記録ヘッド4とは、可撓性を有する4本のインク供給管で連結されており、各インクカートリッジに収容されたインクは、各インク供給管を介して記録ヘッド4へ供給される。
図4は、記録ヘッド4を下面から見た模式図である。
同図に示すように、記録ヘッド4には、記録用紙Pの搬送方向(排紙方向、副走査方向)に沿って等間隔pに配列された複数のノズルからなるノズル列4k,4c,4y,4mが設けられている。具体的には、フルカラー記録のための4色(ブラック(Bk)、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M))のインクに対応して、各色のインクを吐出する4つのノズル列4k,4c,4y,4mが並設されている。
次に、多機能装置1の制御系は、CPU、ROM、RAM等からなり当該装置1全体を総合的に制御するマイクロコンピュータ(以下、単にCPUという、図5に示すCPU100参照)と、このCPU100からの指令に従い上記各部(LFモータ54、CRモータ、記録ヘッド4、CIS17等)を駆動制御するためのASIC(Application Specific Integrated Circuit)とから構成されている。
このASICには、操作パネル部14の操作ボタン群14aを介して入力される使用者からの情報を取り込みCPU100に入力したり、CPU100からの表示指令に従い操作パネル部14の液晶表示部14bに各種メッセージ等を表示するためのパネルインターフェイスや、パーソナルコンピュータなどの外部機器とパラレルケーブルやUSBケーブルを介して通信を行うためのパラレルインターフェイスやUSBインターフェイス、PSTN(公衆交換電話網)を介して通信を行うためのNCU(Network Control Unit)等も接続されており、更に、このNCUには、PSTNからNCUに入力された通信信号を復調するとともに、NCUからファクシミリ送信等で外部へ送信するデータを通信信号に変調するためのモデムが接続されている。
つまり、本実施形態の多機能装置1においては、CPU100及びこれに接続されたASICの動作によって、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能が実現される。しかし、本実施形態を説明するにあたり、パネルインターフェイス、パラレルインターフェイス、USBインターフェイス、NCU、そしてモデム等は必要がないので、ここでは説明及びその図示を省略する。
そして、例えば、プリンタ機能、コピー機能及びファクシミリ機能において、記録用紙Pに画像を記録する場合には、CPU100は、まず、ASICを介して、LFモータ54を予め設定された方向に回転駆動することにより給紙ローラ6bを給紙方向に回転させて、給紙カセット3から搬送ローラ50に向けて記録用紙Pを給紙させる。その後、LFモータ54を逆方向に所定量ずつ回転駆動することにより、搬送ローラ50及び排紙ローラ28を記録用紙Pの送り方向へと所定量ずつ回転させて、記録用紙Pをプラテン26上で段階的に移動させる。また、CPU100は、記録用紙Pを段階的に移動させることにより、記録用紙Pがプラテン26上で一時的に停止した際には、CRモータを駆動してキャリッジ5を主走査方向に移動させつつ、記録データに基づいて記録ヘッド4からインクを吐出させる。
この結果、記録用紙Pには、一走査分の画像が形成されることになる。そして、CPU100は、こうしたLFモータ54の駆動(記録用紙Pの移動)、CRモータの駆動(キャリッジ5の移動)及び記録ヘッド4の駆動、といった一連の制御を、ASICを介して繰り返し実行することにより、記録用紙Pの全域に画像を形成させる。
なお、記録用紙Pを給紙カセット3から記録部7へと搬送させるに当たって、CPU100は、LFモータ54の回転方向を切り換えるが、この理由は、次の通りである。
すなわち、本実施形態では、給紙ローラ6b、搬送ローラ50及び排紙ローラ28は、LFモータ54からの回転駆動力が伝達されることにより、一斉に回転するが、給紙ローラ6bが給紙カセット3から記録用紙Pを給紙する方向に回転している状態では、搬送ローラ50及び排紙ローラ28を、記録用紙Pを排紙側へ搬送する方向(以下「搬送回転方向」という。)とは逆方向に回転させることによって、給紙カセット3から給紙された記録用紙Pの先端が搬送ローラ50及びニップローラ51に当接してその斜行を矯正し、その後、LFモータ54の回転方向を切り換えることにより、搬送ローラ50及び排紙ローラ28を搬送回転方向へ回転させて、記録用紙Pを記録部7から排紙部10へと搬送するようにされているのである。
そして、このように記録用紙Pを搬送するために、LFモータ54から給紙ローラ6bへの回転駆動力伝達経路は、回転駆動力を伝達する伝達状態と、回転駆動力を伝達しない非伝達状態とに切り替え可能に構成されており、LFモータ54から給紙ローラ6bへは、記録用紙Pの給紙動作を行う場合にのみ回転駆動力が伝達される。
次に、図5は、記録用紙Pを上記のように搬送して、その搬送した記録用紙Pに画像を形成するために、CPU100からの指令に従いLFモータ54や記録ヘッド4を駆動するのに用いられるLFモータ及び記録ヘッドの駆動系の構成をあらわすブロック図である。
本実施形態のLFモータ54は、DCブラシモータにて構成されており、図5に示すように、その回転軸には、LFモータ54の回転量(延いては搬送ローラ50の回転量)を検知するためのロータリエンコーダ58が設けられている。
このロータリエンコーダ58は、例えば、LFモータ54の回転軸に設けられその軸周りに所定角度間隔でスリットが形成された回転板と、回転板のスリットを挟んで発光素子と受光素子とが対面するように配置されたフォトインタラプタからなる検出部とから構成されており、検出部は、出力する検出信号からLFモータ54の回転方向を容易に検知できるようにするために、互いに一定周期(例えば1/4周期)ズレた2種類のエンコーダ信号ENC1,ENC2を出力するようにされている。
つまり、2種類のエンコーダ信号ENC1,ENC2は、例えば、LFモータ54が搬送ローラ50及び排紙ローラ28を搬送回転方向に回転駆動しているときには、ENC1がENC2に対して位相が一定周期進み、LFモータ54が給紙ローラ6bを給紙方向に回転駆動しているときには、ENC1がENC2に対して位相が一定周期遅れるように設定されている。
そして、このようにロータリエンコーダ58から出力される2種類のエンコーダ信号ENC1,ENC2は、ASIC内に設けられている用紙搬送制御装置70に入力される。
用紙搬送制御装置70は、CPU100からの指令を受けて、LFモータ54や記録ヘッド4を駆動制御するためのものであり、LFモータ54の回転速度や回転方向等を制御するためのPWM信号を生成して、LF駆動回路56に出力することにより、LF駆動回路56を介してLFモータ54を駆動させ、記録ヘッド4から吐出させるノズルの位置を指定するための吐出ノズル指定信号を生成して、ヘッド駆動回路62に出力することにより、ヘッド駆動回路62を介して記録ヘッド4を駆動させる。
このため、用紙搬送制御装置70には、LFモータ54の制御に用いる各種パラメータを格納するレジスタ群72、記録ヘッド4の制御に用いる記録データを格納する画像形成制御手段としての記録データ記憶部73、ロータリエンコーダ58から取り込んだエンコーダ信号ENC1,ENC2によりLFモータ54(延いては搬送ローラ50)の回転速度や回転位置(延いては記録用紙Pの搬送位置)を算出するモータ回転測位部74、LFモータ54を駆動するための指令信号を生成する駆動制御部76、駆動制御部76からの指令信号に応じてLFモータ54をデューティ駆動するためのPWM信号を生成するPWM生成部78、記録データ記憶部73に格納された記録データに基づき、吐出ノズル指定信号を生成する吐出制御部79、等が備えられている。なお、駆動制御部76、PWM生成部78、及びLF駆動回路56は、本発明の媒体搬送制御手段に相当する。
ここで、モータ回転測位部74は、ロータリエンコーダ58からのエンコーダ信号ENC1,ENC2に基づいて、エンコーダ信号ENC1の各周期の開始/終了を表すエッジ検出信号(例えばENC2がハイレベルの時におけるENC1のエッジ)と、LFモータ54の回転方向(例えば、エッジ検出信号がENC1の立ち下がりエッジであれば順方向、立ち上がりエッジであれば逆方向)とを検出するエッジ検出部91、エッジ検出部91が検出したLFモータ54の回転方向(換言すれば搬送ローラ50の回転方向)に応じて、搬送ローラ50が搬送回転方向に回転しているとき(つまり記録用紙Pの搬送時)にはエッジ検出信号をカウントアップし、その回転方向が逆方向のとき(つまり給紙ローラ6bによる記録用紙Pの給紙時))にはエッジ検出信号をカウントダウンすることにより、LFモータ54(延いては搬送ローラ50)の回転量(回転位置)を検出する、回転量検出手段としての位置カウント部92、エッジ検出部91からエッジ検出信号が入力されてから次に入力されるまでの間隔を一定パルス幅の内部クロックCKによりカウントし、そのカウント値と内部クロックCKの周期とに基づいてLFモータ54(延いては搬送ローラ50)の回転速度を算出する速度演算部93、等により構成されている。
また、レジスタ群72には、当該用紙搬送制御装置70の起動設定用のレジスタ81に加えて、LFモータ54の回転速度をフィードバック制御(FB制御)するのに必要な各種制御ゲイン(比例ゲイン・積分ゲイン等)からなるFB制御パラメータを設定するためのレジスタ82、LFモータ54を停止させるべき目標停止位置(具体的にはLFモータ54の駆動を開始してからの回転量を表す搬送カウント数)を設定するためのレジスタ83、LFモータ54(延いては搬送ローラ50)の次の停止位置が搬送ローラ50の駆動系で生じる周期的トルク変動(LFモータ54のコギングによるトルク変動等)によって位置ずれしてしまうか否かを判定するための判定値や、位置ずれしてしまうと判定した際にLFモータ54の次の停止位置を補正するための補正量を設定するためのレジスタ84、搬送ローラ50の駆動系で生じる周期的トルク変動(以下、単に周期変動ともいう)のうち最も変動量が大きくなる位相を表す周期変動位相中心値を設定するためのレジスタ85、及び、その周期変動の一周期分の長さを表す周期変動周期長を設定するためのレジスタ86等が備えられている。
そして、レジスタ群72に設定される各種パラメータの内、レジスタ85の周期変動位相中心値以外のパラメータは、全てCPU100から設定され、周期変動位相中心値は、用紙搬送制御装置70とは別にASIC内に設けられている周期変動位相演算装置110にて、当該多機能装置1の起動直後に初期設定される。
また、この周期変動位相中心値は、位置カウント部92の位置カウント値を初期値「0」とした基準位置から、周期変動が最も大きくなる位置までLFモータ54を搬送回転方向に回転させたときの位置カウント部92の位置カウント値を表しており、多機能装置1の起動後、位置カウント部92が初期値「0」にリセットされると、位置カウント部92の位置カウント値から周期変動の位相を把握することができなくなることから、用紙搬送制御装置70には、記録用紙Pの搬送開始時等に位置カウント部92がリセットされると、そのリセット前の位置カウント値に基づき周期変動位相中心値を更新する周期変動位相中心値更新部94も設けられている。
なお、このように周期変動位相中心値が設定されるレジスタ85、及びCPU100により周期変動周期長が設定されるレジスタ86、並びにレジスタ86に設定する周期変動周期長が記憶されたCPU100(詳しくはその内部のROM)は、本発明の周期変動特性記憶手段に相当し、周期変動位相演算装置110は、本発明の周期変動位相検出手段に相当する。
また、用紙搬送制御装置70には、搬送ローラ50の駆動・停止を繰り返す画像形成時に、レジスタ84、85及び86に設定された判定値、周期変動位相中心値、及び周期変動周期長に基づき、LFモータ54の次の停止位置が、レジスタ83に設定された目標停止位置からずれてしまうか否かを判定し、ずれてしまうと判定した場合に、レジスタ84に設定された補正値を、その目標停止位置の補正量として設定する補正量設定部96、及び、この補正量設定部96にて設定された補正量にてレジスタ83に設定された目標停止位置を補正し、駆動制御部76に入力する停止位置補正部98も設けられている。
そして、この停止位置補正部98にて補正された目標停止位置は、FB制御パラメータと共に駆動制御部76に入力され、駆動制御部76は、これら各パラメータを使って、LFモータ54を駆動制御する。
また、補正量設定部96は、LFモータ54の次の停止位置が目標停止位置からずれてしまうと判定すると、目標停止位置を補正すると共に、各ノズル列4k、4c、4y、4mにおいて、画像形成時に使用されるノズルの位置を、その補正によって変更される記録用紙Pの搬送量だけ(本実施形態では、記録用紙Pの搬送方向に一つずつ下流側へ)ずらすためのシフト指令を吐出制御部79へ送信し、吐出制御部79は、シフト指令を受けると、所定のノズル数分だけノズルの使用位置を記録用紙Pの搬送方向にずらして記録ヘッド4を駆動制御する。
なお、このため、本実施形態において、記録ヘッド4の各ノズル列4k、4c、4y、4mでは、インクを吐出する際に、何れか一端のノズルは使用されないようにされている。
以下、このように構成されたLFモータ54及び記録ヘッド4の駆動系のうち、本発明に関わる主要部である周期変動位相演算装置110、駆動制御部76、補正量設定部96、停止位置補正部98、及び周期変動位相中心値更新部94の動作を説明する。なお、これら各部は、ASICからなるものであるが、マイクロコンピュータの処理としても実現できることから、ここでは、これら各部の動作を解りやすく説明するため、その動作説明にフローチャートを用いることとする。
まず、図6は、周期変動位相演算装置110で実行される周期変動位相演算処理を表すフローチャートである。
周期変動位相演算装置110は、本実施形態の多機能装置1に電源が投入された直後に1回だけ起動されて、この周期変動位相演算処理を実行する。そして、この周期変動位相演算処理では、まずS110(Sはステップを表す)にて、CPU100がレジスタ86に設定した周期変動周期長「B」を読み込む。なお、この周期変動周期長「B」は、エッジ検出部91から出力されるエッジ検出信号の数にて規定されている。
そして、続くS120では、周期変動周期長「B」に予め設定された係数nを乗じることで、周期変動及びその位相を検出するためにサンプリングするデータの数(取得データ数)Kを求め、続くS130にて、CPU100に対してLFモータ54の駆動指令を出力することにより、LFモータ54を搬送ローラ50の搬送回転方向へ定速回転させ、続くS140にて、その回転に同期して速度演算部93から出力される回転速度VをK個分サンプリングする。
そして、続くS150では、CPU100に対して位置カウント部92をリセットさせることにより、その位置カウント値Cを値0に初期化させ、続くS160にて、S140でサンプリングしたK個の回転速度Vから、サンプリング期間中の平均速度Vavを求め、S170にて、サンプリングしたK個の回転速度V毎に、平均速度Vavとの差を演算することにより、回転速度変動υを算出する。(図7参照)。
また次に、S180では、参照信号Sの位相Dとして初期値「0」を設定し、S190にて、周期変動周期長「B」と同一周期・同一分解能で、しかも、LFモータ54の現在の回転停止位置で位相が「D」となる矩形波を、n波長分生成する(図7参照)。なお、この矩形波は、ハイレベルを値1、ローレベルを値−1として周期的に変化するデータ列であり、周期変動位相検出用の参照信号Sとして使用される。そして、続くS200では、その生成した矩形波(つまり参照信号S)とS190で求めた回転速度変動υとの積和演算(σd←υ1・S1+υ2・S2+…+υK・SK)を行う。
次に、S210では、位相Dの値をインクリメントし、続くS220にて、位相Dが周期変動一周期当たりのデータ数(つまり周期変動周期長「B」)に達したか否かを判断することにより、S190における参照信号Sの生成及びS200における積和演算を、周期変動1周期分実行できたか否かを判断する。
そして、S220にて、参照信号Sの生成及び積和演算を周期変動1周期分実行できていないと判断されると、再度S190に移行して、参照信号Sの位相Dを値1だけシフトさせ、S200にて、その参照信号Sと回転速度変動υとの積和演算を行う。
一方、S220にて、参照信号Sの生成及び積和演算を周期変動1周期分実行できたと判断されると、S230に移行して、S200で求めた各参照信号S毎の積和演算結果の中から、絶対値が最大となる積和演算結果を選択し、続くS240にて、その選択した積和演算結果の参照信号Sの位相Dを取得し、S250にて、その取得した位相Dを周期変動位相中心値Dとして設定し、レジスタ85に書き込む。
つまり、周期変動位相演算装置110は、LFモータ54の回転速度変動υを検出し(検出期間は周期的トルク変動の周期の2倍以上にすることが好ましい)、これと内部生成した参照信号Sとの積和演算を、参照信号Sの位相をエッジ検出部91の分解能を最小単位として順次ずらせつつ繰り返し行うことで、積和演算を周期的トルク変動の1周期分実行し、その積和演算の結果が最大となる位相を、現在のLFモータ54の停止位置を基準位置としてLFモータ54を搬送回転方向に回転させたときの位置カウント部92の位置カウント値として求め、その値を、周期変動位相中心値Dとして初期設定するのである。
なお、これは、LFモータ54において生じる周期的トルク変動の最大点の位相を、FFT等の複雑な計算を行うことなく、位置カウント部92の位置カウント値Cに関連づけて簡単に検出できるようにするためである。
次に、図8は、記録用紙Pへの画像形成時に駆動制御部76にて実行されるモータ駆動制御処理を表すフローチャートである。
図8に示すように、駆動制御部76は、まず、S310にて、停止位置補正部98にて補正された目標停止位置(具体的には、LFモータ54を現在の停止位置からどれだけ回転させるかを位置カウント部92の位置カウント値で表す搬送カウント数Cf)を読み込み、続くS320にて、位置カウント部92の現在の位置カウント値Cと、搬送カウント数Cfと、LFモータ54の通電遮断後の惰性による回転量を表す補正値αとから、LFモータ54を駆動した後LFモータ54(換言すれば搬送ローラ50)を目標停止位置で停止させるのに要するモータOFF位置を、次式(1)を用いて、位置カウント部92のモータOFF位置カウント値Ccとして算出する。
Cc=C+Cf−α …(1)
そして、続くS330では、図12(a)に示したように、LFモータ54を搬送ローラ50の搬送回転方向に駆動すると共に、位置カウント部92の位置カウント値CがS310で設定されたモータOFF位置カウント値Ccに達するまで(つまりモータOFF位置に達するまで)に、LFモータ54を停止手前の極低速度まで減速させる、LFモータ54の駆動制御を実行する。
また、このLFモータ54の駆動制御中は、S340にて、位置カウント部92の位置カウント値CがS310で設定されたモータOFF位置カウント値Ccに達したか否かを判断し、位置カウント値CがモータOFF位置カウント値Ccに達していなければ、S330によるLFモータ54の駆動制御を継続し、位置カウント値CがモータOFF位置カウント値Ccに達していれば、S350にてLFモータ54への通電を遮断して、LFモータ54による一走査分の搬送制御を一旦終了する。
次に、図9は、補正量設定部96及び停止位置補正部98の動作を停止位置補正処理として表すフローチャートである。
図9に示す如く、この停止位置補正処理では、図8に示したモータ駆動制御処理と同様、まずS410にて、レジスタ83から、LFモータ54の目標停止位置を表す搬送カウント数Cfを読み込み、続くS420にて、位置カウント部92の現在の位置カウント値Cと、搬送カウント数Cfと、補正値αとから、モータOFF位置カウント値Cc(=C+Cf−α)を算出する。
そして、続くS430では、モータOFF位置での周期変動の位相Dcを、モータOFF位置カウント値Ccと周期変動周期長「B」とをパラメータとする次式(2)を用いて算出する。
Dc=mod(Cc,B) …(2)
なお、上式において、modは、括弧内の前者の値(ここではCc)を、後者の値(ここではB)で割った余りを求めることを表す。
また次に、続くS440では、S430で求めた周期変動の位相Dcと周期変動周期長「B」とをパラメータとする次式(3)を用いて、モータOFF位置での周期変動位相Dcと周期変動位相中心値Dとの位相差Cddを算出する。
Cdd=mod(|D−Dc|+B,B) …(3)
そして、続くS450では、レジスタ84から判定値Eを読み出し、S440で求めた位相差Cddが判定値E以下であるか否かを判定する。
そして、S450にて、位相差Cddが判定値E以下でない(Cdd>E)と判定された場合には、LFモータ54の次の停止位置が周期変動の影響を受けないと判断して、S480に移行する。
一方、S450にて、位相差Cddが判定値E以下である(Cdd≦E)と判定された場合には、LFモータ54の次の停止位置が、周期変動の影響を受けることにより、目標停止位置からずれてしまうと判断して、S460に移行する。
S460では、レジスタ84から停止位置補正値Fを読み出し、CPU100から指定された目標停止位置である搬送カウント数Cfにその読み出した停止位置補正量Fを加え、続くS470にて、シフト指令を吐出制御部79へ送信する。
ここで、停止位置補正値Fは、仮に補正後の値(Cf+F)を式(2)、(3)に代入したときに位相差Cddが判定値Eよりも大きくなるように、判定値Eを2倍した値よりも大きな値(F>2E)を満たす値として設定されている。また、停止位置補正値Fは、1周あたりのロータリエンコーダ58のカウント数Aとノズルの配置間隔pとを乗じて、その値pAを整数倍kしたものを、搬送ローラ50の円周Lで割った値(kpA/L)となるようにされており、本実施形態では、その値Fが整数となるよう円周Lやノズルの配置間隔p等が設計されている。
次に、S480では、駆動制御部76及び吐出制御部79に対して、LFモータ54及び記録ヘッド4の駆動を開始させる。
これにより、本実施形態の多機能装置1において、モータ停止位置を補正してから記録媒体Pに画像を形成する場合(S450にてCdd≦Eと判定された場合)には、図10(b)に示すように、モータ停止位置を補正せずに画像を形成する図10(a)に示す通常の画像形成動作と比べ、記録用紙Pを搬送させるのに用いる搬送量を、記録ヘッド4におけるノズルの配置間隔p分だけ増加させ、記録ヘッド4において画像形成時に使用するノズルを、そのノズルの配置間隔p分だけ記録用紙Pの搬送方向の下流側にシフトすることとなる。
従って、本実施形態によれば、LFモータ54のコギング等によって搬送ローラ50の駆動系に周期的トルク変動が生じても、その周期的トルク変動の影響を受けることなく、記録用紙Pを所定の画像形成位置まで確実に搬送して、鮮明な画像を形成することができる。
なお、図8において、S410〜S450の処理は、本発明の停止位置推定手段に相当し、S460の処理は本発明の搬送量補正手段に相当し、S470の処理は本発明のインク吐出ノズル変更手段に相当する。
次に、図10は、周期変動位相中心値更新部94で実行される周期変動位相中心値更新処理を表すフローチャートである。
この処理は、CPU100からの指令によって位置カウント部92がリセットされる際に同時に実行されるものであり、処理が開始されると、まずS510にて、位置カウント部92の現在の位置カウント値C(リセット前の値)を読み込み、演算値Nとして設定する。
また次に、S520では、レジスタ85から周期変動位相中心値Dを読み込み、演算値Mとして設定する。
そして、続くS530では、S510及びS520にて設定された演算値N及びMと、周期変動周期長「B」とをパラメータとする次式(4)を用いて、位置カウント部92のリセット後の周期変動位相中心値Dを算出し、続くS540にて、その算出結果をレジスタ85に書き込むことにより、周期変動位相中心値Dを更新する。
D=mod{M−mod(N,B)+B,B} …(4)
この結果、位置カウント部92がリセットされてその位置カウント値が初期値「0」に戻されたとしても、レジスタ85内の周期変動位相中心値Dは、常に、位置カウント部92の位置カウント値に対応した値となり、周期変動の位相を常に監視できるようになる。
以上説明したように、本実施形態の多機能装置1においては、搬送ローラ50の駆動系に生じる周期的トルク変動が最大となる位相を、周期変動位相中心値Dとして、位置カウント部92の位置カウント値に関連づけて記憶しておき、画像形成のために記録用紙Pを記録ヘッド4の一走査毎に繰り返し搬送する際には、LFモータ54への通電を停止するLFモータOFF位置での周期変動の位相Dcと周期変動位相中心値Dとの位相差Cddを求め、この位相差Cddが判定値E以下であるときに、モータOFF位置を補正し、その補正量に対応した記録用紙Pの搬送量だけ、記録ヘッド4におけるノズルの使用位置を、記録用紙Pの搬送方向にシフトする。
従って、本実施形態によれば、搬送ローラ50の駆動系に生じる周期的トルク変動の影響を受けることなく、記録用紙Pを順次所定の画像形成位置まで搬送して停止させて、鮮明な画像を形成することができる。しかも、このために、従来のように、搬送ローラ50の駆動系の構成部品の寸法を固定する必要がないことから、搬送ローラ50の駆動系を低コストで実現できる。
また、本実施形態では、多機能装置1に電源が投入されてその制御系が起動される度に、周期変動位相演算装置110が、実際にLFモータ54を駆動して、周期変動位相中心値Dを求め、しかも、多機能装置1の動作中には、周期変動位相中心値更新部94が、周期変動位相中心値Dが常に位置カウント部92の位置カウント値に対応するよう、位置カウント部92がリセットされる度に、周期変動位相中心値Dを更新することから、位置カウント部92の位置カウント値から周期変動の位相を常に正確に把握することができるようになり、制御精度を向上できる。
また更に、本実施形態では、図9の処理にてモータOFF位置を補正した際に、記録用紙Pを搬送させるのに用いる搬送量を、記録ヘッド4におけるノズルの配置間隔p分だけ増加させ、記録ヘッド4においてインクを吐出させるのに用いるノズルを、そのノズルの配置間隔p分だけ記録用紙Pの搬送方向の下流側にシフトさせているため、一走査毎の画像がずれてしまうということを、確実に防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様を採ることができる。
上記実施形態では、図9の処理にてモータOFF位置を補正した際に、記録用紙Pを搬送させるのに用いる搬送量を、記録ヘッド4におけるノズルの配置間隔p分だけ増加させ、記録ヘッド4においてインクを吐出させるのに用いるノズルを、そのノズルの配置間隔p分だけ記録用紙Pの搬送方向の下流側にシフトさせていたが、これに限らず、搬送量を、記録ヘッド4におけるノズルの配置間隔pを整数倍(n)した長さ分だけ増加又は減少させ、記録ヘッド4においてインクを吐出させるのに用いるノズルを、そのノズルの配置間隔pの倍数(n)分だけ、記録用紙Pの搬送方向の下流側又は上流側にシフトさせるようにしても良い。
実施形態の多機能装置の斜視図である。 実施形態の多機能装置の側断面図である。 画像読取装置を除いた状態での多機能装置の部分平面図である。 記録ヘッドを下面から見た模式図である。 多機能装置において記録用紙の搬送制御を行う制御系の構成を表すブロック図である。 周期変動位相演算処理を表すフローチャートである。 周期変動位相演算処理で用いられる回転速度変動及び参照信号を表す説明図である。 画像形成時に実行されるモータ駆動制御処理を表すフローチャートである。 停止位置補正処理を表すフローチャートである。 画像形成時に用いられる記録ヘッドのノズルの使用位置を説明する説明図である。 周期変動位相中心値更新処理を表すフローチャートである。 搬送ローラ駆動系での周期的トルク変動を説明する説明図である。
符号の説明
1…多機能装置、2…ハウジング、3…給紙カセット、4…記録ヘッド、5…キャリッジ、6b…給紙ローラ、7…記録部、9…給送路、10…排紙部、11…給紙部、12…画像読取装置、13…原稿カバー体、14…操作パネル部、16…載置用ガラス板、26…プラテン、28…排紙ローラ、50…搬送ローラ、51…ニップローラ、52…第2搬送路体、53…第1搬送路体、54…LFモータ、56…LF駆動回路、58…ロータリエンコーダ、62…ヘッド駆動回路、70…用紙搬送制御装置、72…レジスタ群、73…記録データ記憶部、74…モータ回転測位部、76…駆動制御部、78…PWM生成部、79…吐出制御部、81〜86…レジスタ、91…エッジ検出部、92…位置カウント部、93…速度演算部、94…周期変動位相中心値更新部、96…補正量設定部、98…停止位置補正部、110…周期変動位相演算装置。

Claims (3)

  1. モータにより回転駆動され、画像を形成すべき被記録媒体を画像形成位置へ搬送する搬送ローラと、
    前記被記録媒体へ向けてインクを吐出するための複数のノズルが略等間隔で一列に配列された記録ヘッドと、
    前記画像形成位置にて前記複数のノズルが前記被記録媒体の搬送方向に沿って配列されるように前記記録ヘッドを支持するキャリッジと、
    このキャリッジを前記被記録媒体の搬送方向とは直交する主走査方向に移動させるキャリッジ駆動手段と、
    前記モータを介して前記搬送ローラを回転駆動することにより、前記被記録媒体を前記画像形成位置まで搬送させると共に、前記画像形成位置では前記被記録媒体を画像データに応じて設定される搬送量にて順次搬送させる媒体搬送制御手段と、
    この媒体搬送制御手段により前記被記録媒体が前記画像形成位置にて順次搬送されて停止される度に、前記キャリッジ駆動手段を介して前記キャリッジを主走査方向に移動させつつ、前記画像データに応じて前記記録ヘッドの任意のノズルからインクを吐出させることにより、前記被記録媒体に一走査分の画像を形成させる画像形成制御手段と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記モータ若しくは前記モータから前記搬送ローラに至る動力伝達系で生じる周期的トルク変動の周期が、前記搬送ローラの回転量に関連づけて記憶されると共に、前記周期的トルク変動が最大となる位相が、前記搬送ローラの基準回転位置からの回転量に関連づけて記憶された周期変動特性記憶手段と、
    前記媒体搬送制御手段が前記被記録媒体を搬送させる際、その搬送に要する前記搬送ローラの回転量と、前記周期変動特性記憶手段に記憶された周期的トルク変動の周期及び位相とに基づき、前記被記録媒体の次の停止位置が、前記周期的トルク変動が最大となる位相を含む所定の位相範囲内となって、位置ずれを生じるか否かを推定する停止位置推定手段と、
    この停止位置推定手段にて、前記被記録媒体の次の停止位置が前記周期的トルク変動の影響を受けて位置ずれを生じる位置になると推定されると、前記被記録媒体の次の停止位置が前記周期的トルク変動の影響を受けることのない停止位置となるよう、前記媒体搬送制御手段が前記被記録媒体を搬送させるのに用いる搬送量を補正する搬送量補正手段と、
    この搬送量補正手段が搬送量を補正すると、その補正に伴い前記画像形成制御手段による画像の形成位置が前記被記録媒体上で変化することのないよう、前記画像形成制御手段が前記記録ヘッドにおいてインクを吐出させるのに用いるノズルを、このノズルの配列方向にシフトさせるインク吐出ノズル変更手段と、
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 当該画像形成装置の起動時に、前記モータを介して前記搬送ローラを回転駆動することにより、前記周期的トルク変動が最大となる前記搬送ローラの回転位置を検出し、その検出した最大トルク変動回転位置と前記周期的トルク変動の周期とから、現在の搬送ローラの停止位置を基準回転位置とする最大トルク変動回転位置の位相を求め、その位相を前記周期変動特性記憶手段に格納する周期変動位相検出手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送量補正手段は、前記停止位置推定手段により前記被記録媒体の次の停止位置が周期的トルク変動の影響を受けて位置ずれを生じる位置になると推定されると、前記媒体搬送制御手段が前記被記録媒体を搬送させるのに用いる搬送量を、前記記録ヘッドにおけるノズルの配置間隔を整数倍(n)した長さ分だけ増加又は減少させ、
    前記インク吐出ノズル変更手段は、前記画像形成制御手段が記録ヘッドにおいてインクを吐出させるのに用いるノズルを、前記搬送量補正手段が搬送量を増加又は減少させるのに用いたノズル間隔の倍数(n)分だけ、前記被記録媒体の搬送方向の下流側又は上流側にシフトさせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
JP2005099253A 2005-03-30 2005-03-30 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4470795B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005099253A JP4470795B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 画像形成装置
US11/277,509 US7568778B2 (en) 2005-03-30 2006-03-26 Image Forming Apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005099253A JP4470795B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006272892A JP2006272892A (ja) 2006-10-12
JP4470795B2 true JP4470795B2 (ja) 2010-06-02

Family

ID=37070661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005099253A Expired - Fee Related JP4470795B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7568778B2 (ja)
JP (1) JP4470795B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7837194B2 (en) * 2005-03-30 2010-11-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Feeding apparatus and image forming system
US7686301B2 (en) * 2006-07-06 2010-03-30 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, feeding apparatus, and feeding control method
CN101753073B (zh) * 2008-12-20 2012-03-14 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 马达的齿槽定位转矩补偿***及方法
US8742713B2 (en) * 2011-10-21 2014-06-03 Allegro Microsystems, Llc Motor control circuit and method that reduce speed jitter of an electric motor
ITMO20130255A1 (it) * 2013-09-18 2015-03-19 Custom Engineering S P A Meccanismo di stampa
US9145014B1 (en) * 2014-05-19 2015-09-29 Eastman Kodak Company Drive gears providing improved registration in digital printing systems
JP6525659B2 (ja) * 2015-03-25 2019-06-05 キヤノン株式会社 モータ制御装置およびモータ制御方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6967729B1 (en) * 1999-08-31 2005-11-22 Seiko Epson Corporation Control unit and method for controlling motor for use in printer, and storage medium storing control program
US6428224B1 (en) * 1999-12-21 2002-08-06 Lexmark International, Inc. Error mapping technique for a printer
DE60128164T2 (de) * 2000-03-03 2008-03-06 Seiko Epson Corp. Motorsteuerungsvorrichtung und -verfahren
JP4298126B2 (ja) * 2000-04-05 2009-07-15 キヤノン株式会社 画像形成装置
US6364549B1 (en) * 2000-04-27 2002-04-02 Hewlett-Packard Company Calibration of a media advanced system
JP2002137469A (ja) * 2000-10-31 2002-05-14 Canon Inc シート部材搬送装置の制御方法および記録装置
JP3833060B2 (ja) 2000-10-31 2006-10-11 キヤノン株式会社 記録装置
TW491772B (en) * 2001-02-27 2002-06-21 Acer Peripherals Inc Device and method for improving the printing quality
JP3658339B2 (ja) * 2001-05-17 2005-06-08 キヤノン株式会社 モータの制御のための方法及び装置
JP2004079760A (ja) 2002-08-19 2004-03-11 Nec Electronics Corp 半導体装置及びその組立方法
JP4408047B2 (ja) 2003-03-03 2010-02-03 昭和電工株式会社 チップ状固体電解コンデンサ
US6830399B2 (en) * 2003-03-14 2004-12-14 Lexmark International, Inc. Methods and systems for compensation of media indexing errors in a printing device
US6963820B2 (en) * 2003-10-28 2005-11-08 Lexmark International, Inc. Analog encoder method for determining distance moved
JP4447891B2 (ja) * 2003-10-31 2010-04-07 キヤノン株式会社 Dcモータ制御装置および記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006272892A (ja) 2006-10-12
US7568778B2 (en) 2009-08-04
US20060222433A1 (en) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4470795B2 (ja) 画像形成装置
JP4724099B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
US8696083B2 (en) Image recording apparatus
JP5246211B2 (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP4367325B2 (ja) 排出装置及びインクジェットプリンタ
US7837194B2 (en) Feeding apparatus and image forming system
US7726766B2 (en) Image forming apparatus
JP4760090B2 (ja) 搬送装置及び画像形成装置
JP4396680B2 (ja) 画像形成装置
JP4240102B2 (ja) シート搬送装置、及びシート搬送方法
US7607845B2 (en) Printing device that reliably feeds recording medium from feeding cassette to conveying roller
JP4582041B2 (ja) 搬送装置及び画像形成装置
JP3788398B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4501751B2 (ja) 搬送装置及び画像形成装置
JP4940666B2 (ja) 直流電動機制御装置およびインクジェット記録装置
JP4688190B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP4760487B2 (ja) 記録媒体搬送装置
JP2006224356A (ja) 画像形成装置
JP4408769B2 (ja) 画像形成装置
US11660884B2 (en) Image forming apparatus
JP4779672B2 (ja) 直流電動機制御装置およびインクジェット記録装置
JP2006240792A (ja) 画像形成装置
JP2009083381A (ja) 画像記録装置、吐出制御設定方法
JP2006231653A (ja) 画像形成装置
JP2006232429A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4470795

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees