JP4468731B2 - 車両のカウル構造 - Google Patents

車両のカウル構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4468731B2
JP4468731B2 JP2004121990A JP2004121990A JP4468731B2 JP 4468731 B2 JP4468731 B2 JP 4468731B2 JP 2004121990 A JP2004121990 A JP 2004121990A JP 2004121990 A JP2004121990 A JP 2004121990A JP 4468731 B2 JP4468731 B2 JP 4468731B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cowl
wall portion
vehicle
impact
flange portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004121990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005306068A (ja
Inventor
裕介 松本
綾加 各務
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2004121990A priority Critical patent/JP4468731B2/ja
Publication of JP2005306068A publication Critical patent/JP2005306068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4468731B2 publication Critical patent/JP4468731B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両のカウル構造に係り、詳しくは物が上から当たったときに変形して衝撃を吸収するカウル構造に関する。
この種のカウル構造として、図5に示すように、ダッシュパネル51の上縁に沿って設けられた閉断面のカウル52に、屈曲部53と、屈曲部53の先端に形成した閉断面構造のボックス部54とからなり、フロントガラス55の下縁を支持させるようにしたガラスサポート部56を設けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。このカウル構造では、物がフロントガラス55の下端に当たって衝撃荷重F(矢印)が作用すると、ガラスサポート部56の屈曲部53が変形して54が下方へ変位し、その間に衝撃を吸収するようにしている。
特開平11−321709号公報(明細書の段落[0011]〜[0017]、図2)
ところで、特許文献1のカウル構造では、屈曲部53の上方にボックス部54が配置されている。このボックス部54は、パネルの屈曲及び重合を有する閉断面構造で、上方からの衝撃に対し、高い剛性と強度を有する。前記ボックス部54は、車幅方向左右に延びているため、衝撃荷重がボックス部54に加わると、ボックス部54の剛性により、衝撃は屈曲部53の車幅方向に広く作用する。結果として、屈曲部53は車幅方向の広い範囲にわたって変形することになる。本来変形し易い形状に形成された屈曲部53であるが、屈曲部53に作用する衝撃荷重が車幅方向に広く分散して加わることで、衝撃荷重Fの作用点付近の上下方向の変形量が小さくなり、衝撃吸収が不十分となる。また、特許文献1のカウル構造は部品点数が多く構造が複雑になるという問題もある。
本発明は前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は簡単な構成で、衝撃吸収性能を高めることができる車両のカウル構造を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ダッシュパネルの上縁に沿って車幅方向に延びる状態で立設され、車室側にて上下方向に延びるように配置される縦壁部と、前記縦壁部の上縁から車両前側に棚状に張り出してフロントガラスの前縁を支持する上壁部とを備えた車両のカウル構造である。そして、前記上壁部は、車両後方に延び前記縦壁部に重合するフランジ部を備え、前記フランジ部は複数箇所にて溶接で前記縦壁部に接合されるとともに、前記フランジ部は前記溶接された箇所の間に切り欠きが形成されており、前記縦壁部には、上下方向の易屈曲部が形成されており、該易屈曲部は、前記上壁部に上方から作用する荷重によって屈曲する
この発明では、カウルに衝撃荷重が上方から作用すると、衝撃の作用点付近の上壁部が大きく変形して衝撃が吸収される。上壁部はフランジ部が縦壁部に重合された状態で溶接により固定されているため、フランジ部が切り欠かれていない場合は、重合部による剛性が大きく曲げ強度も大きくなる。そのため、前記衝撃荷重が小さい場合、上壁部が十分に変形せず、かつ衝撃荷重が広く分散して加わるため、衝撃荷重の作用点付近の変形量が小さくなり、衝撃の吸収が不十分になる虞があった。しかし、この発明では、フランジ部の溶接された箇所の間が切り欠かれていることにより、カウルに作用する衝撃荷重が小さな場合も、上壁部が大きく変形して衝撃を十分吸収することができる。
また、この発明では、カウルに衝撃荷重が上方から作用すると、衝撃の作用点付近の縦壁部も変形し易くなり、衝撃をより吸収することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記縦壁部は、前記フランジ部と重合する部位にて、前記フランジ部と溶接された箇所の間に切り欠きが形成されている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記易屈曲部は、鉛直方向下方から車両前側に向って斜め上方に屈折される傾斜部を有するとともに該傾斜部の上端から鉛直方向上方に屈折されることで、車幅方向断面Z字形に形成されている。
請求項に記載の発明は、請求項1請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記フランジ部は、上壁部本体より、屈曲形成されている。この発明では、前記フランジ部が真っ直ぐな場合に比較して、組立時に縦壁部に対する重合位置への位置決めが容易になる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記溶接はスポット溶接である。この発明では、上壁部のフランジ部と縦壁部とを他の溶接方法で溶接する場合に比較して簡単に溶接できる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記ダッシュパネルの上縁には、前記縦壁部の下端と対応する位置から車両前側に棚状に張り出した底壁部が設けられ、前記上壁部と前記底壁部との間に、カウルに上方から衝撃荷重が作用したときに変形して衝撃を吸収する衝撃吸収部材が複数設けられている。この発明では、上壁部と底壁部との間に設けられた衝撃吸収部材も、カウル部に衝撃荷重が作用したとき変形して衝撃が吸収されるため、衝撃荷重が同じ大きさであれば縦壁部及び衝撃吸収部材のそれぞれの変形量(変形ストローク)は、衝撃吸収部材が設けられていない構成に比較して小さくなり、カウルが底づきする虞がない。
本発明によれば、簡単な構成で、衝撃吸収性能を高めることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。図1(a)はカウルの全体とエンジンルーム後部を示す模式斜視図、(b)はカウルの模式部分斜視図、図2は図1(a)のA−A線における断面図である。
図1(a)に示すように、カウル11は、車体のエンジンルーム12と車室とを仕切る縦壁状のダッシュパネル13の上縁に沿って車幅方向に延設されている。カウル11の左右の両端は、エンジンルーム12の左右の側壁の上縁に沿って前後方向に延びる左右のエプロンアッパメンバ14の後端と、ダッシュパネル13の左右の側縁に沿って立ち上がるフロントピラー15の中間部との結合部に結合されている。
図2に示すように、カウル11は、底壁部をなすカウルロア16と、カウルロア16の後縁から起立して車室側にて上下方向に延びるように配置される縦壁部を成すカウルインナ17と、カウルインナ17の上端から張り出す上壁部をなすカウルアウタ18との三つのパネル部材で構成されている。即ち、カウルロア16前縁とダッシュパネル13の前縁との間が前方に向かって開放された開断面構造となっている。なお、カウル11の左右の両端は、図1(a)に示すように、パネル材からなるカウルサイドパネル19で塞がれており、カウルサイドパネル19を介してエプロンアッパメンバ14とフロントピラー15との結合部に結合されている。
カウルロア16は、ダッシュパネル13の上縁のエンジンルーム12側へ屈曲した上縁フランジ13aからエンジンルーム12側へ棚状に張り出すように設けられている。即ち、カウルロア16は、ダッシュパネル13の上縁において、カウルインナ17の下端と対応する位置から車両前側に棚状に張り出すように設けられている。カウルロア16は、その後縁フランジ16aと、ダッシュパネル13の上縁フランジ13aとが重合溶接されることによりダッシュパネル13に固定されている。
図2に示すように、カウルインナ17は、その下端及び上端に車両後方に向かって延びるように屈曲されたフランジ部17a,17bを備え、下端のフランジ部17aが、ダッシュパネル13の上縁フランジ13aとカウルロア16の後縁フランジ16aとの重合部と一体に重合されて溶接されている。カウルインナ17には、上下方向の中間位置に車幅方向全幅にわたって、カウル11に上方から衝撃荷重が作用したときに屈曲変形容易な上下方向の易屈曲部17cが形成されている。易屈曲部17cは、カウルインナ17の板材が下側からエンジンルーム12側(図における左側)へ向かって斜め上方に屈折する傾斜部を有するとともに、該傾斜部の上端から鉛直方向上方に屈折する断面ほぼZ字形に形成されている。
カウルアウタ18は、フランジ部18a(後端部)がカウルインナ17の上端のフランジ部17bと重合する状態に配置されるとともに、複数箇所において溶接でフランジ部17bに接合されている。フランジ部18aは、カウルアウタ本体(上壁部本体)より屈曲形成されている。溶接はスポット溶接で行われている。フランジ部18a及びフランジ部17bは前記溶接された箇所、即ち図1(b)に×印を付したスポット溶接部20以外の部分が切り欠かれている。
即ち、カウルアウタ18は、車両後方に延びカウルインナ17に重合するフランジ部18aを備えている。また、フランジ部18aは複数箇所にて溶接でカウルインナ17に接合されるとともに、前記溶接された箇所の間に切り欠きが形成されている。また、カウルインナ17は、フランジ部18aと重合する部位にて、前記フランジ部18aと溶接された箇所の間に切り欠きが形成されている。
図1(b)において鎖線でハッチングを施した部分が、従来技術では存在して溶接で接合されていたのに対して、当該部分は切り欠き部20aとなっている。切り欠き部20aは、溶接後に切り欠くのではなく、カウルインナ17やカウルアウタ18をプレス成形する際に切り落とすことで形成される。
カウルアウタ18とカウルロア16との間には、カウル11に上方から衝撃荷重が作用したときに変形して衝撃を吸収する衝撃吸収部材21が複数設けられている。衝撃吸収部材21は、カウルアウタ18の前縁に連続するようにカウルアウタ18と一体に形成され、カウルアウタ18の前縁から下方向かって屈曲した状態に形成されている。各衝撃吸収部材21は、下端に形成されたフランジ部21aがカウルロア16の前縁フランジに重合溶接されている。
図2に示すように、車体のフロントウインドウにはめ込まれるフロントガラス22は、カウルアウタ18の上面に設けられた接着部23に前縁(下縁)が接着された状態で支持されている。
次に前記のように構成されたカウル構造の作用を説明する。
図3(a),(b)に示すように、衝突事故により障害物が上方からフロントガラス22の下部に当たると、カウル11にはフロントガラス22の下端部を介して衝撃荷重Fが作用する。カウル11に衝撃荷重Fが上方から作用すると、衝撃の作用点付近のカウルアウタ18が大きく変形して衝撃が吸収される。また、カウルインナ17が上下方向において押しつぶされるように変形して衝撃が吸収される。
カウルアウタ18はフランジ部18aがカウルインナ17のフランジ部17bに重合された状態で溶接により接合されている。そのため、図3(b)に示すように、重合部が切り欠かれておらず、切り欠き部20aがない場合は、剛性が大きく曲げ強度も大きくなる。そのため、衝撃荷重Fが小さい場合、フランジ部18aが十分に変形せず、かつ衝撃荷重が広く分散して加わるため、衝撃荷重Fの作用点付近の変形量が小さくなり、図3(b)に鎖線で示すように、カウルアウタ18の前側だけが変形する状態となり、衝撃の吸収が不十分になる虞があった。
しかし、この発明では、フランジ部18aの溶接された箇所の間が切り欠かれていることにより、カウルに作用する衝撃荷重Fが小さな場合も、図3(a)に鎖線で示すように、カウルアウタ18が大きく変形して衝撃を十分吸収することができる。さらに、カウルインナ17も変形する状態となり、衝撃をより吸収することができる。
また、カウルアウタ18及びカウルロア16の前縁との間に設けられた衝撃吸収部材21も、フロントガラス22を介してカウル11に衝撃荷重Fが上方から作用すると、上下方向において押しつぶされるように変形するため、衝撃吸収部材21の変形によっても衝撃が吸収される。
この実施の形態では以下の効果を有する。
(1)カウルインナ17の上縁から車両前側に棚状に張り出し、フロントガラス22の前縁を支持するカウルアウタ18は、車両後方に延びカウルインナ17に重合するフランジ部18aを備え、前記フランジ部18aは複数箇所にて溶接でカウルインナ17に接合されるとともに、フランジ部18aは溶接された箇所の間に切り欠きが形成されている。
従って、フランジ部18a及びフランジ部17bの重合部全体としての剛性や強度が小さくなり、カウル11に作用する衝撃荷重Fが小さな場合もカウルアウタ18が大きく変形して衝撃を十分吸収することができる。
(2)カウルインナ17は、フランジ部18aと重合する部位にて、フランジ部18aと溶接された箇所の間に切り欠きが形成されているとともに、カウルインナ17の上下方向の易屈曲部17cが形成されている。従って、カウル11に衝撃荷重Fが上方から作用すると、衝撃の作用点付近のカウルインナ17も変形し易くなり、衝撃をより吸収することができる。
(3)カウルアウタ18のフランジ部18aと、カウルインナ17のフランジ部17bとの溶接はスポット溶接であるため、フランジ部18a及びフランジ部17bを他の溶接方法で溶接する場合に比較して簡単に溶接できる。
(4)ダッシュパネル13の上縁には、カウルインナ17の下端と対応する位置から車両前側に棚状に張り出したカウルロア16が設けられ、カウルアウタ18とカウルロア16との間に、カウル11に上方から衝撃荷重Fが作用したときに変形して衝撃を吸収する衝撃吸収部材21が複数設けられている。従って、カウルアウタ18とカウルインナ17との間に設けられた衝撃吸収部材21も、カウル11に衝撃荷重Fが作用したとき変形して衝撃が吸収される。その結果、衝撃荷重Fが同じ大きさであればカウルインナ17及び衝撃吸収部材21のそれぞれの変形量(変形ストローク)は、衝撃吸収部材21が設けられていない構成に比較して小さくなり、カウルが底づきする虞がない。また、カウル11の衝撃荷重Fに対する抗力は、カウルを設計する段階において、衝撃吸収部材21の設置数や設置間隔、衝撃吸収部材21の横幅や形状を変更することにより、容易に外物にダメージを与えない程度の抗力に設定することができる。
(5)衝撃吸収部材21は、カウルアウタ18の前縁から下方に屈曲するように連続してカウルアウタ18と一体に形成されている。従って、衝撃吸収部材21はカウルアウタ18を形成する際に容易に成形でき、衝撃吸収部材21をカウルアウタ18と別部材として形成してカウルアウタ18及びカウルロア16間に組み付ける構成に比較して、生産性及び組付け性が良くなる。
(6)フランジ部18aは、カウルアウタ本体より、屈曲形成されている。従って、フランジ部18aが真っ直ぐな場合に比較して、組立時にカウルインナ17に対するフランジ部18aの重合位置への位置決めが容易になる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
○ 衝撃吸収部材21は、カウルアウタ18と一体に形成される構成に限らない。例えば、図4(a)に示すように、衝撃吸収部材21をカウルアウタ18と別体に形成し、その上下両端においてカウルアウタ18及びカウルロア16に溶接してもよい。
〇 衝撃吸収部材21は、上下方向に真っ直ぐ延びる形状に限らず、例えば、図4(b)に示すように、中間部に屈曲部21bが存在する形状であってもよい。屈曲部21bは、図示するようにカウルインナ17側に凸となる形状に屈曲する代わりに、カウルインナ17側に凹となるように屈曲する形状であってもよい。この場合、小さな衝撃荷重Fで変形し易い。
〇 衝撃吸収部材21をカウルアウタ18と別体に形成する構成において、各衝撃吸収部材21をそれぞれ完全に独立した構成とする代わりに、複数の衝撃吸収部材21が、上縁又は下縁間に形成された連結部で互いに連結された構成としてもよい。連結部は上縁間に設けるより下縁間に設ける構成の方が、カウルアウタ18と衝撃吸収部材21との重合部が幅方向に連続して延びるのを回避できるため好ましい。
〇 衝撃吸収部材21は必ずしも必要ではなく、カウルロア16の前縁とダッシュパネル13の前縁との間が完全に開放された開断面構造であってもよい。
〇 カウルインナ17は、カウル11に上方から衝撃荷重が作用したときに屈曲変形容易であればよく、易屈曲部17cの形状は前記実施形態の形状に限らない。
〇 カウルアウタ18のフランジ部18aと、カウルインナ17のフランジ部17bとの溶接はスポット溶接に限らない。例えば、短いビードが形成される溶接であってもよい。
○ 切り欠き部20aは、溶接後に切り欠くことで形成しても良い。
○ カウルアウタ18のフランジ部18aが重合されるカウルインナ17のフランジ部17bには、必ずしも切り欠きが形成されていなくてもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)前記衝撃吸収部材は、前記上壁部の前縁から下方に屈曲するように連続して上壁部と一体に形成されている。
(2)前記衝撃吸収部材は、前記上壁部及び底壁部と別体に形成されたものが溶接により固定されている。
(a)は一実施形態のカウルの全体とエンジンルーム後部を示す模式斜視図、(b)はカウルの模式部分斜視図。 図1(a)のA−A線における断面図。 (a)は実施形態の作用を説明する模式断面図、(b)は比較例の作用を説明する模式断面図。 (a),(b)は別の実施形態の模式断面図。 従来技術の断面図。
符号の説明
F…衝撃荷重、11…カウル、13…ダッシュパネル、16…底壁部としてのカウルロア、17…縦壁部としてのカウルインナ、17a,17b…フランジ部、17c…易屈曲部、18…上壁部としてのカウルアウタ、18a…フランジ部、21…衝撃吸収部材、22…フロントガラス。

Claims (6)

  1. ダッシュパネルの上縁に沿って車幅方向に延びる状態で立設され、
    車室側にて上下方向に延びるように配置される縦壁部と、
    前記縦壁部の上縁から車両前側に棚状に張り出してフロントガラスの前縁を支持する上壁部とを備えた車両のカウル構造であって、
    前記上壁部は、車両後方に延び前記縦壁部に重合するフランジ部を備え、前記フランジ部は複数箇所にて溶接で前記縦壁部に接合されるとともに、前記フランジ部は前記溶接された箇所の間に切り欠きが形成されており、
    前記縦壁部には、上下方向の易屈曲部が形成されており、該易屈曲部は、前記上壁部に上方から作用する荷重によって屈曲する車両のカウル構造。
  2. 前記縦壁部は、前記フランジ部と重合する部位にて、前記フランジ部と溶接された箇所の間に切り欠きが形成されている請求項1に記載の車両のカウル構造。
  3. 前記易屈曲部は、鉛直方向下方から車両前側に向って斜め上方に屈折される傾斜部を有するとともに該傾斜部の上端から鉛直方向上方に屈折されることで、車幅方向断面Z字形に形成されている請求項1又は請求項2に記載の車両のカウル構造。
  4. 前記フランジ部は、上壁部本体より、屈曲形成されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両のカウル構造。
  5. 前記溶接はスポット溶接である請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両のカウル構造。
  6. 前記ダッシュパネルの上縁には、前記縦壁部の下端と対応する位置から車両前側に棚状に張り出した底壁部が設けられ、前記上壁部と前記底壁部との間に、カウルに上方から衝撃荷重が作用したときに変形して衝撃を吸収する衝撃吸収部材が複数設けられている請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車両のカウル構造。
JP2004121990A 2004-04-16 2004-04-16 車両のカウル構造 Expired - Fee Related JP4468731B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004121990A JP4468731B2 (ja) 2004-04-16 2004-04-16 車両のカウル構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004121990A JP4468731B2 (ja) 2004-04-16 2004-04-16 車両のカウル構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005306068A JP2005306068A (ja) 2005-11-04
JP4468731B2 true JP4468731B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=35435333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004121990A Expired - Fee Related JP4468731B2 (ja) 2004-04-16 2004-04-16 車両のカウル構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4468731B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103167974A (zh) * 2010-10-20 2013-06-19 标致·雪铁龙汽车公司 用于集雨格栅的支承件和包括该支承件的集雨组件
CN104340278A (zh) * 2013-08-07 2015-02-11 一汽海马汽车有限公司 汽车前围上板总成以及汽车

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0872644A (ja) * 1994-09-07 1996-03-19 Mitsubishi Motors Corp 車室構造部材の衝撃エネルギ吸収構造
JP3449463B2 (ja) * 1998-05-12 2003-09-22 本田技研工業株式会社 ウインドシールド支持構造
JP4651788B2 (ja) * 2000-08-02 2011-03-16 富士重工業株式会社 カウルパネル・フロントバルクヘッド構造
JP2002193143A (ja) * 2000-12-28 2002-07-10 Suzuki Motor Corp 自動車のドア開口部の構造
JP2003040163A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Nissan Motor Co Ltd ブレーキ部品の装着構造
JP3876742B2 (ja) * 2002-03-27 2007-02-07 トヨタ自動車株式会社 エネルギー吸収構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103167974A (zh) * 2010-10-20 2013-06-19 标致·雪铁龙汽车公司 用于集雨格栅的支承件和包括该支承件的集雨组件
CN103167974B (zh) * 2010-10-20 2017-06-06 标致·雪铁龙汽车公司 用于集雨格栅的支承件和包括该支承件的集雨组件
CN104340278A (zh) * 2013-08-07 2015-02-11 一汽海马汽车有限公司 汽车前围上板总成以及汽车

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005306068A (ja) 2005-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4208005B2 (ja) 車両用フェンダパネル取付構造
JP6252617B2 (ja) 車両の側部車体構造
JP5303211B2 (ja) 車両用ドア構造体およびその製造方法
CN104114438A (zh) 车身下部构造
JP2007153314A (ja) 車体前部構造および連結部材
US20120001456A1 (en) Frontal structure of vehicle
JP5949532B2 (ja) リヤバンパリインフォースメント構造及び車両後部構造
JP5692119B2 (ja) 車両用カウル構造
CN109476349A (zh) 车身车架构造
JP2004217144A (ja) 車両のカウル構造
CN103998328B (zh) 车辆前部结构
JP2006282106A (ja) 車体骨格の補強構造
JP6579131B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP4407476B2 (ja) 車両のカウル構造
JP4725249B2 (ja) 自動車の車体構造
JP4468731B2 (ja) 車両のカウル構造
JP4354344B2 (ja) 車両のカウル構造
JP4379186B2 (ja) 車体前部構造
JP5895832B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP5515956B2 (ja) 車両の上部車体構造
JP4354331B2 (ja) 車両のカウル構造
JP5557326B2 (ja) 車両の車体前部構造
JP6052231B2 (ja) 車両の車体構造
JP2008013144A (ja) 自動車の前部車体構造
JP4505781B2 (ja) 車両のフロア構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4468731

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees