JP4468346B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関する。特に本発明は、互いに回転可能に連結されている2つの筐体を備える撮像装置に関する。
従来、この種の撮像装置として、例えば、特開2000−92363号公報が知られている。上記公報で開示されている撮像装置は、ヒンジで連結された2つの筐体を有している。2つの筐体のうち、第1の筐体には撮像手段が収容されている。また、第1の筐体の側面には、主電源の入力スイッチや、メモリカードの着脱口が備えられている。一方、第2の筐体には、撮像された画像を表示できる液晶表示部やシャッタ・レリーズ・ボタンが備えられている。
上記撮像装置は、撮影時には、第1の筐体と第2の筐体を互いに相対的に回転させて開く。一方、非撮影時には、2つの筐体は、重ね合わせるようにして折り畳まれる。これにより、撮像装置が小さくなり、カバンなどに入れて持ち運ぶことが容易になる。
一般に、上記のように、携帯可能な機器では、携帯中に機器が不用意に動作しないことが望まれる。一方で、その機器を使用するときには、特別な操作をしなくても、自然にその機器が使用可能な状態になると好都合である。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる撮像装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
即ち、本発明の第1の形態によると、撮像用の光学系を有する第1の筐体と、その光学系を介して撮像された画像を表示できる表示部を有し、第1の筐体に回転可能に連結されている第2の筐体と、第2の筐体が第1の筐体に重ね合わされている状態から予め定められた角度以上開かれた場合に主電源をオン状態にするスイッチ部とを備えることを特徴とする撮像装置が提供される。
上記撮像装置において、表示部は、第2の筐体における前記第1の筐体と重なり合う面に設けられていることが好ましい。また、光学系は、第1の筐体の自由端側にある被写体を撮影できるように第1の筐体に設けられていることが好ましい。さらに、予め定められた角度は、光学系が被写体の方向に向けられており、かつ、表示部が撮影者から視認可能な方向に向けられているときの第1の筐体に対する第2の筐体の開き角であることが好ましい。
本発明の第2の形態によると、撮影した画像を着脱可能な記憶装置に格納する撮像装置において、その記憶装置に画像を書き込むことができる書き込み部と、書き込み部を収容している第1の筐体と、第1の筐体に対し重ね合わせた状態から開くことができるように、ヒンジ機構により回転可能に連結されている第2の筐体とを備え、記憶装置を挿入するための書き込み部の挿入口は、ヒンジに設けられていることを特徴とする撮像装置が提供される。
上記撮像装置において、挿入口は、少なくとも、第1の筐体および第2の筐体が重ね合わされているときに閉じられており、第1の筐体および第2の筐体を重ね合わせた状態から開いたときに、記憶装置を挿入可能に開口することが好ましい。また、第2の筐体は、第1の筐体と重ね合わせられる面に光学系により撮影された画像を表示できる表示部を有し、挿入口は、第2の筐体が第1の筐体から180°より大きな所定角度まで開かれたときに開口することが好ましい。
本発明の第3の形態によると、被写体を撮影するための光学系と、その光学系により撮影された画像を表示できる表示部と、その表示部を上面に備える第1の筐体と、第1の筐体の上面に重なる第1の位置と、上面に鋭角に交わる第2の位置とに配置できるよう第1の筐体に連結されている第2の筐体と、第2の筐体が第2の位置に配置されているときに第1の筐体のおよび第2の筐体の間に配置され、側方から表示部に入射する光を遮断する光遮蔽部材とを備えることを特徴とする撮影装置が提供される。
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。本発明の第1実施形態は、デジタルカメラである。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ10の構成を示す。デジタルカメラ10は、主に撮像ユニット20、撮像制御ユニット40、処理ユニット60、表示ユニット100、および操作ユニット110を含む。
撮像ユニット20は、撮影および結像に関する機構部材および電気部材を含む。撮像ユニット20はまず、映像を取り込んで処理を施す撮影レンズ22、絞り24、シャッタ26、光学LPF(ローパスフィルタ)28、CCD30、および撮像信号処理部32を含む。撮影レンズ22は、フォーカスレンズやズームレンズ等からなる。この構成により、被写体像がCCD30の受光面上に結像する。結像した被写体像の光量に応じ、CCD30の各センサエレメント(図示せず)に電荷が蓄積される(以下その電荷を「蓄積電荷」という)。蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフトレジスタ(図示せず)に読み出され、レジスタ転送パルスによって電圧信号として順次読み出される。
デジタルカメラ10は一般に電子シャッタ機能を有するので、シャッタ26のような機械式シャッタは必須ではない。電子シャッタ機能を実現するために、CCD30にシャッタゲートを介してシャッタドレインが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲートの制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するための時間、すなわちシャッタスピードが制御できる。
CCD30から出力される電圧信号、すなわちアナログ信号は撮像信号処理部32でR、G、B成分に色分解され、まずホワイトバランスが調整される。つづいて撮像信号処理部32はガンマ補正を行い、必要なタイミングでR、G、B信号を順次A/D変換し、その結果得られたデジタルの画像データ(以下単に「デジタル画像データ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力する。
撮像ユニット20は、さらにストロボ36を有する。ストロボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄えられたエネルギが放電管36aに供給されたときそれが発光することで機能する。
撮像制御ユニット40は、ズーム駆動部42、フォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ駆動部48、それらを制御する撮像系CPU50、測距センサ52、および測光センサ54をもつ。ズーム駆動部42などの駆動部は、それぞれステッピングモータ等の駆動手段を有する。後述のレリーズスイッチ114の押下に応じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定し、測光センサ54は被写体輝度を測定する。測定された距離のデータ(以下単に「測距データ」という)および被写体輝度のデータ(以下単に「測光データ」という)は撮像系CPU50へ送られる。撮像系CPU50は、ユーザから指示されたズーム倍率等の撮影情報に基づき、ズーム駆動部42とフォーカス駆動部44を制御して撮影レンズ22のズーム倍率とピントの調整を行う。
撮像系CPU50は、1画像フレームのRGBのデジタル信号積算値、すなわちAE情報に基づいて絞り値とシャッタスピードを決定する。決定された値にしたがい、絞り駆動部46とシャッタ駆動部48がそれぞれ絞り量の調整とシャッタ26の開閉を行う。
撮像系CPU50はまた、測光データに基づいてストロボ36の発光を制御し、同時に絞り24の絞り量を調整する。ユーザが映像の取込を指示したとき、CCD30が電荷蓄積を開始し、測光データから計算されたシャッタ時間の経過後、蓄積電荷が撮像信号処理部32へ出力される。
処理ユニット60は、デジタルカメラ10全体、とくに処理ユニット60自身を制御するメインCPU62と、これによって制御されるメモリ制御部64、YC処理部70、オプション装置制御部74、圧縮伸張処理部78、通信I/F部80を有する。メインCPU62は、シリアル通信などにより、撮像系CPU50との間で必要な情報をやりとりする。メインCPU62の動作クロックは、クロック発生器88から与えられる。クロック発生器88は、撮像系CPU50、表示ユニット100に対してもそれぞれ異なる周波数のクロックを提供する。
メインCPU62には、キャラクタ生成部84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。
メモリ制御部64は、不揮発性メモリ66とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能なROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザによる設定情報や出荷時の調整値など、デジタルカメラ10の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されている。不揮発性メモリ66には、場合によりメインCPU62のブートプログラムやシステムプログラムなどが格納されてもよい。一方、メインメモリ68は一般にDRAMのように比較的安価で容量の大きなメモリで構成される。メインメモリ68は、撮像ユニット20から出力されたデータを格納するフレームメモリとしての機能、各種プログラムをロードするシステムメモリとしての機能、その他ワークエリアとしての機能をもつ。不揮発性メモリ66とメインメモリ68は、処理ユニット60内外の各部とメインバス82を介してデータのやりとりを行う。
YC処理部70は、デジタル画像データにYC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮されたデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、オプション装置制御部74を介してオプション装置76の一種であるメモリカードへ書き込まれる。
処理ユニット60はさらにエンコーダ72をもつ。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を入力し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変換してビデオ出力端子90から出力する。オプション装置76に記録されたデータからビデオ信号を生成する場合、そのデータはまずオプション装置制御部74を介して圧縮伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸張処理部78で必要な伸張処理が施されたデータはエンコーダ72によってビデオ信号へ変換される。
オプション装置制御部74は、オプション装置76に認められる信号仕様およびメインバス82のバス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変換などを行う。デジタルカメラ10は、オプション装置76として前述のメモリカードのほかに、例えばPCMCIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよい。その場合、オプション装置制御部74は、PCMCIA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
通信I/F部80は、デジタルカメラ10がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−232C、イーサネットなどの仕様に応じたプロトコル変換等の制御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてドライバICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネクタ92を介して通信する。そうした標準的な仕様のほかに、例えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部機器との間で独自のI/Fによるデータ授受を行う構成としてもよい。
表示ユニット100は、モニタドライバ106によって制御されるLCDモニタ102を有する。LCDモニタ102は、例えば2インチ程度の大きさで、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体画像などを表示する。
操作ユニット110は、ユーザがデジタルカメラ10の動作やそのモードなどを設定または指示するために必要な機構および電気部材を含む。パワースイッチ112は、デジタルカメラ10の主電源のオンオフを決める。レリーズスイッチ114は、半押しと全押しの二段階押し込み構造になっている。一例として、半押しでAFおよびAEがロックし、全押しで撮影画像の取込が行われ、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メインメモリ68、オプション装置76等に記録される。操作ユニット110はこれらのスイッチの他、回転式のモードダイヤルや十字キーなどによる設定を受け付けてもよく、それらは図1において機能設定部116と総称されている。操作ユニット110で指定できる動作または機能の例として、「ファイルフォーマット」、「特殊効果」、「印画」、「決定/保存」、「表示切換」等がある。ズームスイッチ118は、ズーム倍率を決める。
以上の構成による主な動作は以下のとおりである。
まずデジタルカメラ10のパワースイッチ112がオンされ、カメラ各部に電力が供給される。メインCPU62は、機能設定部116の状態を読み込むことで、デジタルカメラ10が撮影モードにあるか再生モードにあるかを判断する。
カメラが撮影モードにあるとき、メインCPU62はレリーズスイッチ114の半押し状態を監視する。半押し状態が検出されたとき、メインCPU62は測光センサ54および測距センサ52からそれぞれ測光データと測距データを得る。得られたデータに基づいて撮像制御ユニット40が動作し、撮影レンズ22のピント、絞りなどの調整が行われる。調整が完了すると、LCDモニタ102に「スタンバイ」などの文字を表示してユーザにその旨を伝え、つづいてレリーズスイッチ114の全押し状態を監視する。レリーズスイッチ114が全押しされると、所定のシャッタ時間をおいてシャッタ26が閉じられ、CCD30の蓄積電荷が撮像信号処理部32へ掃き出される。撮像信号処理部32による処理の結果生成されたデジタル画像データはメインバス82へ出力される。デジタル画像データは一旦メインメモリ68へ格納され、この後YC処理部70と圧縮伸張処理部78で処理を受け、オプション装置制御部74を経由してオプション装置76へ記録される。記録された画像は、フリーズされた状態でしばらくLCDモニタ102に表示され、ユーザは撮影画像を知ることができる。以上で一連の撮影動作が完了する。
一方、デジタルカメラ10が再生モードの場合、メインCPU62は、メモリ制御部64を介してメインメモリ68から最後に撮影した画像を読み出し、これを表示ユニット100のLCDモニタ102へ表示する。
この状態でユーザが機能設定部116にて「順送り」、「逆送り」を指示すると、現在表示している画像の前後に撮影された画像が読み出され、LCDモニタ102へ表示される。
図2及び図3に、デジタルカメラ10の斜視図を示す。デジタルカメラ10は、第1の筐体202及び第2の204を有する。第1の筐体202及び第2の筐体204は、後述するヒンジ機構222を介して、それぞれの端部を回転可能に連結されている。したがって、2つの筐体202、204は、図2に示すように互いに重ね合わせることができ、また、図3に示すように、互いに重ね合わせた状態から開くこともできる。本実施形態の場合、第1の筐体202及び第2の筐体204は、約300°まで開くことができる。
また、デジタルカメラ10は、カバー部材206をも備えている。カバー部材206は、2つの筐体202、204を図2に示すように閉じている場合に、第1の筐体202、及び第2の筐体204の外側の面、並びに、ヒンジの外周面を覆う。
図4は、2つの筐体202、204を180°に開いた状態のデジタルカメラ10の平面図である。本実施形態のデジタルカメラ10では、第1の筐体202の端部218と第2の筐体204の端部210とが、ロッド212及び224により、回転可能に連結されている。つまり、端部218、端部210、及びロッド212、224は、ヒンジ222を形成し、第1の筐体202に対して第2の筐体204が回転することを可能にしている。
第1の筐体202及び第2の筐体204は、互いに重ね合わせたときに、図示の面208及び214において重なり合う。面208及び214は、実質的にその全面において互いに重なり合えるよう平坦な面となっている。
第1の筐体202には、前述した撮像ユニット20、制御ユニット40、及び処理ユニット60のうちのオプション装置制御部74が収容される。撮像ユニット20のうち、ストロボ36及び撮影レンズ22は、図2の斜視図に示したように、第1の筐体202の自由端228に配置されている。撮影レンズ22は、その光軸が自由端228に実質的に垂直に交わるように配置されている。したがって、本実施形態において、撮像ユニット20は自由端228の前方にある被写体を撮影する。
図4に点線で示すように、第1の筐体202には、メモリカード(オプション装置)76が挿入されるメモリカード装着部226が設けられている。メモリカード装着部226に挿入されたメモリカード76は、オプション装置制御部74(図4では不図示)とデータの授受可能に接続される。
図3の斜視図に見られるように、第1の筐体202の端部218には、メモリカード装着部226にメモリカード76を挿入するための挿入口220が設けられている。この位置に設けられた挿入口220は、第1の筐体202と第2の筐体204が重ね合わされているとき、又は、第1の筐体202と第2の筐体204とが180°以下の大きさで開かれているとき、カバー部材206または第2の筐体204によりその前面を塞がれる。したがって、デジタルカメラ10では、第1の筐体202及び第2の筐体204が180°以上開かれない限り、メモリカード装着部226に挿入されているメモリカード76が脱落することはない。
第1の筐体202及び第2の筐体204を180°よりやや大きく開くと、挿入口220は、第2の筐体204の端部の下から現れ、開口する。この結果、メモリカード76をメモリカード装着部226に着脱することが可能となる。
図4に戻って、第2の筐体204には、図1で説明した操作ユニット110、音声取得ユニット130、処理ユニット60(オプション装置制御部74を除く)及び、表示ユニット100が収容される。表示ユニット100のLCDモニタ102は、第1の筐体202に重ね合わせられる面208に設置されている。同様に、操作ユニット110のレリーズスイッチ114及び機能設定部116も面208に設置されている。第1の筐体202と第2の筐体204とを重ね合わせた場合、第1の筐体202がLCDモニタ102を遮蔽し、LCDモニタ102は見えなくなる。同様に、レリーズスイッチ114及び機能設定部116も第1の筐体202によって遮蔽され、操作できなくなる。したがって、LCDモニタ102の画面を見る、又は、レリーズボタン114若しくは機能設定部116を操作するためには、第1の筐体202と第2の筐体204とを重ね合わせた状態から開かなければならない。
操作ユニット110のパワースイッチ112は、第2の筐体204の端部210の近傍に設けられている。パワースイッチ112は、第2の筐体204に対し第1の筐体202が相対的に回転した角度を検出する。回転角の検出は、例えば、パワースイッチ112の一部を第1の筐体202に取り付けて第1の筐体202と一体に移動させる等、公知の種々の手段を用いて行うことができる。本実施形態のパワースイッチ112は、第1の筐体202と第2の筐体204とが予め定められた角度以上開かれた場合にオン状態となる。パワースイッチ112がオン状態となると、LCDモニタ102への画像の表示が開始され、また、レリーズスイッチ114及び機能設定部116が操作可能となる。逆に、パワースイッチ112は、2つの筐体が上記予め定められた角度以下に閉じられたときにオフ状態となり、LCDモニタ102による画像表示等が行われなくなる。
予め定められた角度とは、少なくとも180°以上の角度であることが好ましく、270°以上の角度であることがより好ましい。本実施形態では、予め定められた角度とは、2つの筐体が最大限に開かれた角度をいう。
デジタルカメラ10は、撮影をせず持ち運ぶ場合には、図2に示すように第1の筐体202を第2の筐体204に重ね合わせる。この状態において、デジタルカメラ10はコンパクトな形態となり、カバンや洋服のポケットに入れて持ち運ぶことが容易となる。
一般に、電子機器をカバンの中に入れて持ち運ぶ場合、電子機器のパワースイッチが、カバンの中で押され、意図せず入力されてしまうことがある。これに対し、本実施形態のデジタルカメラ10では、パワースイッチ112が2つの筐体の開き角が所定角度以上になった場合に限りオン状態となるので、単に外部から圧力を受けただけでは入力されてしまうことはない。
また、カバンの中などでは、デジタルカメラが不慮の力を受けて開くことが考えられる。しかし、この場合でも、カバン等の中の狭い空間においてデジタルカメラ10が180°を越えて開くことない。一方、本実施形態のデジタルカメラ10は、180°以上開かなければパワースイッチ112はオン状態とならない。したがって、デジタルカメラ10は、持ち運び中に、不用意に多少開くことがあっても、パワースイッチがオン状態となってしまうことはない。
さらに、本実施形態のデジタルカメラ10では、2つの筐体が180°以上開かなければ、メモリカード76を装着するための装着部226の挿入口220も開口しない。したがって、パワースイッチ112について上記したのと同様の理由により、デジタルカメラ10の持ち運び中にメモリカード76がデジタルカメラ10から脱落するという事故も生じない。
デジタルカメラ10を用いて撮影を行うときには、第1の筐体202と第2の筐体204を最大限に開き、図3に示した状態にする。2つの筐体を最大限開いたとき、パワースイッチ112がオン状態となり、撮影操作が可能となる。逆に言えば、2つの筐体を最大限開き、デジタルカメラ10が撮影姿勢となる前には、パワースイッチ112はオン状態とならない。したがって、デジタルカメラ10を閉じている状態から撮影姿勢へ開く過程において、使用者が不用意にいずれかの操作スイッチに触れてしまったとしても、デジタルカメラ10が誤動作をしてしまうことはない。
図5に、撮影時のデジタルカメラ10の保持方法を示した。撮影時には、撮影姿勢に開いたデジタルカメラ10を図示のように手で保持し、第1の筐体202の自由端228を被写体側へ向ける。この状態では、撮影レンズ22が被写体の方向に向けられており、かつ、LCDモニタ102が撮影者から視認可能な方向に向けられる。また、メモリカード76の装着部226の挿入口220が、撮影者の方を向く。したがって、撮影時に、メモリカード76が正しく装着部226に装着されていなければ、撮影者は直ぐに気づくことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るデジタルカメラ300について説明する。本実施形態のデジタルカメラ300は、筐体の形態、パワースイッチ112がオン状態となる条件、撮像ユニット20、表示ユニット100、およびオプション装置制御部74の配置が第1実施形態のデジタルカメラ10と異なっている。他の点においては、デジタルカメラ300は、デジタルカメラ10と同様である。そこで、以下の説明では、第1実施形態で既に説明している構成要素については、第1実施形態で用いたのと同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に、本実施形態のデジタルカメラ300の斜視図を示す。図6(a)は、デジタルカメラ300が閉じられ、非撮影状態にあるところを示している。また、図6(b)は、デジタルカメラ300が開かれ、撮影状態にあるところを示している。
デジタルカメラ300は、3つの筐体302、306、および310を有する。第1の筐体302および第3の筐体310は、それぞれ、ヒンジ機構304および308により第2の筐体に回転可能に取り付けられている。
第1の筐体302は、撮像ユニット20を収容している。撮影レンズ22は、第1の筐体302の、ヒンジ機構304があるのと反対側の端面に備えられている。第1の筐体302は、非撮影時には、第2の筐体306に設けられている凹部312に収容される。この状態において、撮影レンズ22は、第2の筐体302により前方を遮蔽され、不慮の外力より保護される。撮影時には、第1の筐体302は、第2の筐体306より上方へ飛び出し、撮影レンズを被写体の方向(図中、矢印A参照)へ向ける。このとき、第1の筐体302と第2の筐体306とがなす角は、約45°である。
第2の筐体306と第3の筐体310は、図6(a)に示すように、ヒンジ機構308を中心に回転させることで、互いに向き合っている面を重ね合わせるように閉じることができる。また、第2の筐体306と第3の筐体310は、図6(b)に示すように、約45°の角度に開くことができる。
第2の筐体306と第3の筐体310のそれぞれの側部の間には、遮蔽部材314、316が取り付けられている。遮蔽部材314、316は、可撓性のある薄い材料からなる。遮蔽部材314,316は、第2の筐体306および第3の筐体310が閉じられているときには、それら筐体の重ね合わせられる面の間に折り込まれる。一方、第2の筐体306および第3の筐体310が開かれているときには、遮蔽部材314,316は、それら筐体の側部の間で膜状に張られる。
第3の筐体310の、第2の筐体306と向き合う面には、LCDモニタ102が備えられている。LCDモニタ102は、第2の筐体306および第3の筐体310が開かれているときにのみ視認可能となる。LCDモニタ102が視認可能な状態にあるとき、遮蔽部材314および316は、デジタルカメラ300の横方向からLCDモニタ102を遮蔽する。このために、横方向から太陽光などの光がLCDモニタ102に当たることはない。
第3の筐体310は、オプション装置制御部74をも備えている。オプション制御装置74へメモリカードのオプション装置76を挿入するための挿入口は、本実施形態の場合には、第3の筐体310の側部に設けられている。
本実施形態の場合、第2の筐体306と第3の筐体310が開かれると、パワースイッチ112がオン状態となり、これらの筐体が閉じられるとオフ状態となる。好ましくは、パワースイッチ112は、第2の筐体306および第3の筐体310がほぼ45°に開かれたときに限りオン状態となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
図7は、第1の実施形態の変形例を示す斜視図である。本変形例は、筐体の形態、レリーズスイッチ114、オプション装置制御部74等の配置が第1実施形態と異なっているが、その他の構成要素は、第1実施形態の図1において説明した内容と同様である。
本変形例は、第1の筐体402と第2の筐体410とを有する。第1の筐体402は、ヒンジ機構420を介して、その一端を第2の筐体410の上面412に取り付けている。第1の筐体402が第2の筐体の上面412に対してなす角度をθとすると、第1の筐体402は、θが0°から約180°の範囲内で、ヒンジ機構420の回りに回転させることができる。
第1のキーの図中で示されていない面、すなわち、第2の筐体と重なり合う面には、LCDモニタ404が備えられている。
一方、第2の筐体410は、上面412に凹部414を有する。第1の筐体402は、第2の筐体に重ね合わせると、この凹部414の中に収容される。凹部414に収容された第1の筐体402は、第2の筐体の上面412とともに、段差が実質的にない一つの面を形成する。凹部414の底面には、ズームスイッチ118(不図示)、レリーズスイッチ114、および、機能設定部116が備えられている。図7では、機能設定部116として十字キーが描かれている。
また、第2の筐体の側面416には、オプション装置制御部74が備えられている。さらに、第2の筐体の前面には、撮影レンズ22が備えられている。
本変形例では、第1の筐体402が第2の筐体410に重ね合わされ、凹部414収容にされている間、パワースイッチ112がオフ状態を維持する。第1の筐体402が、凹部414より持ち上げられ、第1の筐体402が第2の筐体410に対し開かれると、パワースイッチ112がオン状態となり、デジタルカメラ400の操作が可能となる。
上記説明から明らかなように、本発明によれば、携帯中に不用意に動作しない撮影装置が提供される。
本発明の一実施形態に係るデジタルカメラ10の構成図である。 第1の筐体202と第2の筐体204とが閉じられている状態を示すデジタルカメラ10の斜視図である。 第1の筐体202と第2の筐体204とが開かれている状態を示すデジタルカメラ10の斜視図である。 デジタルカメラ10の平面図である。 撮影時のデジタルカメラ10の保持方法を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るデジタルカメラ300を示す斜視図である。 第1実施形態の変形例に係るデジタルカメラ400を示す斜視図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
20 撮像ユニット
22 撮影レンズ
40 撮像制御ユニット
60 処理ユニット
74 オプション装置制御部
76 オプション装置
100 表示ユニット
102 LCDモニタ
110 操作ユニット
112 パワースイッチ
114 レリーズスイッチ
116 機能設定部
202 第1の筐体
204 第2の筐体
218 ヒンジ
226 メモリカードの装着部
220 装着部226の挿入口

Claims (3)

  1. 撮像ユニットを有する第1の筐体と、
    第2の筐体と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体が互いに重なり合うように折り畳まれる状態から折り畳みが展開される状態に展開可能にすべく、前記第1の筐体の一方の端部と前記第2の筐体の一方の端部を回転可能に連結する第1ヒンジ機構と、
    表示部を有する第3の筐体と、
    前記第2の筐体の前記第1の筐体と重なり合う面に対向する面に前記第3の筐体が重なり合うように折り畳まれる状態から折り畳みが展開される状態に展開可能にすべく、前記第2の筐体の他方の端部と前記第3の筐体の一方の端部とを回転可能に連結する第2ヒンジ機構と
    を備え
    前記第1の筐体の他方の端部に前記撮像ユニットを構成するレンズが設けられ、
    前記第1の筐体は、折り畳まれた状態において前記第2の筐体に設けられた凹部に前記レンズと共に収容され、
    前記表示部は、前記第3の筐体の前記第2の筐体と重なり合う面に設けられる撮像装置。
  2. 前記第2の筐体の前記第3の筐体と重なり合う面と、前記第3の筐体の前記第2の筐体と重なり合う面とは、略同一形状である請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2の筐体と前記第3の筐体との折り畳みが展開された状態において、前記第の筐体及び前記第の筐体の間に配置され、側方から前記表示部に入射する光を遮断する光遮蔽部材
    をさらに備える請求項に記載の撮像装置。
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