JP4464215B2 - 壁パネルの連結部の施工方法 - Google Patents

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本発明は、予め表面全面に仕上げ板材が取り付けられた壁パネルどうしの連結部の施工方法に関する。
一般住宅や集合住宅の建物として、木質系のパネルを用いて施工する、いわゆるパネル組み立て式の建物が多く建築されている。そして、近年では、こうした建物の外壁に対するその表面の仕上げ板材として、無機質系の仕上げ板材を施すことが多い。その際、その仕上げ板材の施工を現場施工とした場合、特に、建物の躯体表面への寸法合わせや切断などの作業に多大な手間がかかる。そのため、最近では、壁パネルの表面に対し、工場等において予め仕上げ板材を貼り付けておくことによって、現場施工の手間を省くような技術も開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
この技術は、下地パネルの外面に対し、工場において仕上げ板材としての外装材をその左右両端だけを残して貼り付けた外壁パネルを造り、現場においてその外壁パネルどうしを接続した後、外装材を貼り付けていない前記両端部分に対して外装材をサネ矧ぎによって接合して外壁を施工していく方法である。
実用新案登録第2500256号公報(第3頁、第3図)
ところが、上記特許文献1のような技術では、工場において、外壁パネルの左右両端だけ仕上げ板材を貼らずに残していたので、結局、現場での仕上げ板材貼り付け作業を行わなければならず、十分な施工効率の向上や工期の短縮を望めるものではなかった。
一方、これに対して、現場での仕上げ板材貼り付け作業の効率を向上させるために、予め工場等で、外壁パネルの表面形状に合わせて、この外壁パネルのほぼ全面に亘る広さに仕上げ板材を貼り付けておく方法が試みられている。
この場合、上記特許文献1のように、仕上げ板材どうしの接合をサネ矧ぎによって行うと、上ザネおよび下ザネのうち、どちらか一方もしくは両方のサネを、自身が付属する壁パネルの側端部よりも突出させなければ接合することができない。その上、上ザネを下ザネに差し込む際に、差し込むための隙間寸法が正確でなければ、防水機能の低下や景観性の低下を招くこともあり、そのため、現場での作業や工場での製作に難点が伴うとともに、突出部分が輸送中に破損するおそれ等もあり好ましくなかった。
そこで、サネ矧ぎによる仕上げ板材どうしの接合に代えて、湿式目地材や乾式目地材を用いて、壁パネルどうしの連結部の水密性を確保する方法が試みられている。
しかし、この場合には、例えば図5に示すように、仕上げ板材60、70の側端部のサネの下側に空隙80、81があり、この空隙80、81に湿式目地材を充填するのが困難で、目地処理が難しいという問題があった。しかも、この空隙80、81に対して湿式目地材を充填する際には、多量の充填材を用意しなければならず、コストがかかるという問題もあった。
また、乾式目地材を挿入する際には、安定した挿入状態を保つことができないばかりか、例えば、この仕上げ板材60、70の表面全面に吹付け塗装を行う場合などにおいては、完工後、地震や強風等で建物躯体に動きがあった時に、乾式目地材は躯体の動きに追従することができず、壁面の塗装にひび割れが起きてしまうことがあった。
本発明の課題は、予め仕上げ板材を壁パネルに取り付けて現場の作業を省略して施工性を格段に向上させ、かつ、壁パネルの連結部において、仕上げ板材と仕上げ板材との間に生じる隙間を効果的に防水するとともに、仕上がりを秀麗にする壁パネルの連結部の施工方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、例えば図1に示すように、予め表面全面に、側端部6aに上ザネが形成された仕上げ板材が取り付けられた第1の仕上げ板材付き壁パネル2と、予め表面全面に仕上げ板材が取り付けられた第2の仕上げ板材付き壁パネル3どうしを互いに突き合わせて連結して、これら仕上げ板材付き壁パネル2、3の、第1の仕上げ板材6の側端部6aと、第2の仕上げ板材7の側端部7aとの間に隙間8を形成し、
予め、前記第1の仕上げ板材6の上ザネの下部の切欠部6bに補助バックアップ材9を取り付けておき、
次に、前記隙間8にバックアップ材10を、前記補助バックアップ材9に密着させるようにして挿入し、次に、このバックアップ材10上に、湿式シーリング材11を第1の仕上げ板材6の側端部6aと、第2の仕上げ板材7の側端部7aとに水密に密着するように充填することを前記課題の解決手段とした。
請求項1記載の発明によれば、予め壁パネル4、5の表面全面に仕上げ板材6、7を取り付けて仕上げ板材付き壁パネル2、3を形成し、このような構成の第1および第2の仕上げ板材付き壁パネル2、3を互いに突き合わせて連結させた際に、第1の仕上げ板材6の側端部6aと、第2の仕上げ板材7の側端部7aとの間に隙間8を形成させるので、現場で仕上げ板材6、7を取り付ける作業を省略できるとともに、現場ではこの隙間8の防水処理を行うだけで良い。
また、上ザネが形成された仕上げ板材6の側端部6aと、隣り合う仕上げ板材7の側端部7aとの間に形成された隙間8に、バックアップ材10を挿入し、次に、このバックアップ材10上に、湿式シーリング材11を第1の仕上げ板材6の側端部6aと、第2の仕上げ板材7の側端部7aとに水密に密着するように充填することで、隙間8を埋めることができ、雨水などの侵入を防ぐことができる。
さらに、前記隙間8に対して、バックアップ材10を挿入しておくことによって、バックアップ材10上に充填する湿式シーリング材11の使用量を減らすことができるので、コストダウンを図ることができる。
また、前記上ザネの下部の切欠部6bに補助バックアップ材9を取り付けておくことによって、湿式シーリング材11が切欠部6bに入り込むことを防止することができる。また、前記バックアップ材10を前記補助バックアップ材9に密着させるようにして前記隙間8に挿入することによって、このバックアップ材10が前記切欠部6bに向かって倒れ込むことを防止することができる。
請求項記載の発明は、例えば図1に示すように、前記隙間8にバックアップ材10を、前記上ザネの裏面に前記バックアップ材10の一部が係止するようにして挿入することを前記課題の解決手段とした。
請求項記載の発明によれば、前記隙間8にバックアップ材10を、前記上ザネの裏面に前記バックアップ材10の一部が係止するようにして挿入することによって、一度嵌め込んだバックアップ材10を外れ難くすることができる。
請求項記載の発明は、例えば図1に示すように、前記湿式シーリング材11を、この湿式シーリング材11の表面が、仕上げ板材付き壁パネル2、3の仕上げ板材6、7の表面とほぼ面一になるように充填することを前記課題の解決手段とした。
請求項記載の発明によれば、前記湿式シーリング材11を、この湿式シーリング材11の表面が、仕上げ板材付き壁パネル2、3の仕上げ板材6、7の表面とほぼ面一になるように充填することによって、この湿式シーリング材11を挟んで接合する第1の仕上げ板材6と第2の仕上げ板材7との表面に連続性ができるので、見た目にも優れる。
請求項記載の発明は、例えば図1に示すように、前記隙間8に湿式シーリング材11を充填した後、前記仕上げ板材6、7の表面全面と、前記湿式シーリング材11の表面全面とに吹付け塗装をすることを前記課題の解決手段とした。
請求項記載の発明によれば、前記仕上げ板材付き壁パネル2、3の表面を覆う仕上げ板材6、7の表面全面と、前記湿式シーリング材11の表面全面とに吹付け塗装をすることによって、前記湿式シーリング材11が目立たずに塗装でき、仕上がりが秀麗なものとなる。
また、湿式シーリング材11を隙間8に充填することによって、完工後、例えば地震等で躯体が動いた際に、この躯体の動きに追従することができて、表面の塗装にひび割れ等が生じない。
本発明によれば、予め仕上げ板材を壁パネルの表面全面に取り付けることによって、現場では仕上げ板材付き壁パネルどうしを連結して組み立てた後、その連結部の水密性を確保するための目地処理を施すだけで効果的に防水することができるので、現場の作業を省略して施工性を格段に向上させることができる。
また、この目地処理においては、仕上げ板材と仕上げ板材との間に生じる隙間にバックアップ材を挿入し、さらに、このバックアップ材上に、仕上げ板材の表面と面一になるように湿式シーリング材を充填するだけで効果的に防水することができるとともに、コストダウンを図ることができ、その上、吹付け塗装後の仕上がりも秀麗なものとなる。しかも、湿式シーリング材を隙間に充填することによって、完工後、例えば地震等で躯体が動いた際に、この躯体の動きに追従することができ、表面の塗装にひび割れ等が生じることもない。
以下、本発明に係る壁パネルの連結部の施工方法についての実施の形態を、図面を参照して説明する。
本実施の形態の壁パネル2、3の連結部1は、図1に示すように、第1の仕上げ板材付き壁パネル2と、第2の仕上げ板材付き壁パネル3とが連結されてなり、これら第1および第2の仕上げ板材付き壁パネル2、3は、予め、壁パネル4、5の表面全面に仕上げ板材6、7が取り付けられて構成されている。そして、前記第1および第2の仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結時には、仕上げ板材6の側端部6aと、仕上げ板材7の側端部7aとの間に隙間8が形成され、この隙間8に対して、バックアップ材10と、湿式シーリング材11とが挿入される。
なお、本実施の形態の第1および第2の仕上げ板材付き壁パネル2、3の表面全面には、後工程にて吹付け塗装が行われるものである。
前記第1の仕上げ板材付き壁パネル2は、建物躯体を主として構成する壁パネル4に対して、この壁パネル4の表面全面に仕上げ板材6が取り付けられてなるものである。
ここで壁パネル4とは、四角形状の枠状に組んだ複数の芯材と、その表裏を被う面材とが備えられ内部中空な構造となっている。また、その内部中空な部分には、通常、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填される。
また、仕上げ板材6とは、前記壁パネル4の表面に上下に所定間隔で取り付けられた合板4bおよび胴縁4cに対して、釘打ち等によって固定されており、この仕上げ板材6の側端部6aが前記壁パネル4の側端部4aに位置するようにして取り付けられている。そして、通常、前記壁パネル4の表面形状に対応させて、矩形板状に形成されている。なお、材質としては、例えば木質、石綿セメント板、金属、セラミック等から形成されるが、これらに限定されるものではない。
さらに、前記第1の壁パネル4に取り付けられた仕上げ板材6は、一方の側端部6aが上ザネの形状に形成されており、かつ、予め工場等で、この上ザネ6aの下部の切欠部6bに補助バックアップ材9が取り付けられている。これによって、この補助バックアップ材9を現場で取り付ける手間を省くことができるとともに、上ザネが形成された側端部6aが輸送中等に破損することがない。
前記第2の仕上げ板材付き壁パネル3は、前記第1の仕上げ板材付き壁パネル2と略同様の構成となっている。これら第1および第2の仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結は、前記第1の壁パネル4の側端部と、前記第2の壁パネル5の側端部とが突き合わされ、ボルトナット等のジョイント部材12によって連結される。
この第2の仕上げ板材付き壁パネル3に取り付けられた仕上げ板材7は、この仕上げ板材7の側端部7aと、前記第1の仕上げ板材6の側端部6aとが隣り合う位置になるようにして壁パネル5に取り付けられており、第1の仕上げ板材6と、第2の仕上げ板材7との間には、所定の隙間8が形成されている。
前記隙間8には、この隙間8に挿入されるバックアップ材10と、このバックアップ材10上に充填されて、この隙間8を形成する第1および第2の仕上げ板材6、7の側端部6a、7aに水密に密着する湿式シーリング材11とが備えられている。
前記バックアップ材10は、隙間8の幅によって、角型のバックアップ材10aもしくは丸型のバックアップ材10bのどちらか一方が嵌め込まれる。すなわち、隙間8の幅は、組み立て精度等によって多少異なる場合があり、通常の広さの場合は角型のバックアップ材10aが嵌め込まれるが、通常よりも広い幅に組み立てられた場合には、図2に示すように、丸型のバックアップ材10bが隙間8の形状に合うようにして嵌め込まれる。
なお、バックアップ材は、通常、住宅の壁において壁材と壁材の間に生じる目地部の奥に挿入されるものであり、特に、目地部の隙間が深い場合には深さを調整するため、予めバックアップ材が装填されるものである。また、本実施の形態の補助バックアップ材9およびバックアップ材10は、シリコーンスポンジ体から形成されているが、これに限られるものではなく、例えば、ポリエチレン発泡体等の材質からなるものでも良い。
前記湿式シーリング材11は、この湿式シーリング材11の表面が、仕上げ板材6、7の表面とほぼ面一になるように充填されている。なお、本実施の形態では、液状のシーリング材とりわけ耐熱性、耐寒性、耐候性などに優れ、かつ、塗装に適しているウレタン系のシーリング材が用いられるが、これに限定されるものではなく、例えば、変性シリコーンゴム系のシーリング材等を用いても良い。
なお、上述のように、第1および第2の仕上げ板材6、7の隣り合う側端部6a、7aは一方が上ザネの形状を有する側端部6aに形成され、他方がサネ等の特殊な形状を有していない側端部7aとなっている。これは、建物全体の外壁施工に用いられる仕上げ板材の一方の側端部に上ザネが形成され、他方の側端部に下ザネが形成されている仕上げ板材を用いるためであり、このような構成の仕上げ板材のみを用いることによってコストダウンを図ることが可能となる。
また、コストダウンの観点から見ると、前記隙間8に対してバックアップ材10が挿入されるので、このバックアップ材10上に充填される湿式シーリング材11の使用量を減らすことができ、コストダウンを図ることができる。
さらに、前記他方の側端部7aが特殊な形状を有していないのは、前記下ザネ形状に形成されていた下ザネ部を、予め工場等で切断しておき、この第2の仕上げ板材7が取り付けられた壁パネル5の側端部5aよりも突出しないようにするためであり、これによって輸送中の破損を防ぐことができる。さらに、グリッドプランニングで設計されていない住宅や外壁に吹付け塗装を行う住宅等では、規則的なモジュールの外壁構造となっていない場合もあり、このような住宅の外壁を仕上げ板材で仕上げる際にも、側端部のサネが加工されて、個々の壁パネルの形状に合わせた仕上げ板材に形成される。
以上のような構成からなる仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結部1を施工するには、予め工場等で第1および第2の壁パネル4、5の表面全面に、これら壁パネル4、5の表面を覆う第1および第2の仕上げ板材6、7を、上下に所定間隔で取り付けられた合板4b、5bおよび胴縁4c、5cを介して取り付けておき、第1の壁パネル4の側端部に第2の壁パネルの側端部を突き合わせた後、ボルト・ナット等のジョイント部材12で連結する。
この際、これら第1および第2の仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結部1における第1および第2の仕上げ板材6、7の側端部6a、7aは、一方を上ザネの形状を有する側端部6aに形成し、他方をサネ等の特殊な形状を有していない側端部7aに形成しており、これら両側端部6a、7aの間に所定の隙間8を形成することができる。
また、第1の仕上げ板材6の、上ザネが形成された側端部6aの下部に位置する切欠部6bには、補助バックアップ材9を予め工場等で嵌め込んでおき、現場作業の省略を図ることができるとともに、湿式シーリング材11の切欠部6bへの流入を防ぐことができる。
なお、これら壁パネル4、5と合板4b、5bおよび胴縁4c、5cとの間には防水透湿シート13等の防水シートを設けて、目地埋めだけではなく更に防水加工を施しておくようにする。
また、この防水シート13は、図3に示すように、第1および第2の壁パネル4、5から延出している部分を防水性両面テープ等で貼り合わせて、隙間8(目地)の奥に折りたたんでおく。
このように第1および第2の仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結部1の概形を構成した後は、前記隙間8に対してバックアップ材10を挿入する。この時、前記防水シート13を押さえるようにして嵌め込むと好ましい。
次に、バックアップ材10を嵌め込んだその上から湿式シーリング材11を充填して隙間8を埋める。
湿式シーリング材11を充填する際は、前記第1および第2の仕上げ板材6、7の表面とほぼ面一になるように充填して、不陸を生じさせないようにする。
なお、組み立て精度によっては前記隙間8が広くなってしまう場合もあり、そのような時には、図2に示すように、嵌め込むバックアップ材を角型のバックアップ材10aに代えて、丸型のバックアップ材10bを嵌め込むことによって、隙間8の広さに対応することができて好ましい。
また、仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結部1以外では、仕上げ板材どうしのサネ接合等が可能な部分もあり、このような時には前記バックアップ材10は用いずにサネ矧ぎによって接合する。
そして、このように隙間8を埋めた後に、第1および第2の壁パネル4、5の表面全面を覆う前記仕上げ板材6、7と、前記隙間8に充填された湿式シーリング材11との表面全面に対して吹付け塗装をする。このように吹付け塗装をすることによって、第1の仕上げ板材6と第2の仕上げ板材7と、それら仕上げ板材6、7どうしの隙間8の境界が無くなり、見た目にも優れた仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結部1となる。
また、湿式シーリング材11を隙間8に充填することによって、例えば、完工後、地震等で躯体が動いた際に、この躯体の動きに追従することができて、表面の塗装にひび割れ等が生じない。
なお、本実施の形態では壁パネル4、5に取り付ける仕上げ板材6、7は、一方が上ザネ、他方が下ザネのみのサネ形状の仕上げ板材としたが、現場によっては、例えば、両端部にメスサネを備えた仕上げ板材15と、両端部にオスサネを備えた仕上げ板材16と、一方の端部にメスサネを、他方の端部にオスサネを備えた仕上げ板材17とを用いて外壁の表面部分を構成する等のように、側端部形状の異なる複数の仕上げ板材15、16、17を用いる場合がある。
このような側端部形状の異なる複数の仕上げ板材15、16、17を用いた場合、図4(a)に示すように、壁パネル4、5の連結部1において、仕上げ板材16、17のサネが重なって取り付けることができないことがある。このような時には、予め工場等で、壁パネル4、5の側端部4a、5aの位置に合わせて、重なり合う仕上げ板材16、17のサネを切断しておき、現場で施工する際には、図4(b)に示すように、これら仕上げ板材16、17の側端部16a、17aにサネを形成せず、これら側端部16a、17aの間に形成された隙間8にはバックアップ材10aを嵌め込んで、その上から湿式シーリング材11を充填する。これによって、仕上げ板材のサネの形状が、一方が上ザネ、他方が下ザネのみのサネ形状の仕上げ板材6、7の場合と略同様の外壁構造を提供できる。
また、前記隙間8の幅寸法に応じて上述の丸型のバックアップ材10bを挿入することも可能である。
以上のような施工方法を採用することで、仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結部1の防水機能の向上や見映えの良い仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結部1を構成することができ、併せて、仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結部1の施工性を格段に向上することが可能となる。
また、側端部形状の異なる複数の仕上げ板材15、16、17を用いた際も同様に仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結部1を構成することができ、施工性や見映え、防水機能等を向上させることが可能となる。
壁パネルの連結部構造の一例を示す平面図。 壁パネルの連結部構造の他の一例を示す平面図。 隙間における防水透湿シートの納まりの主要部を拡大して示す平面図。 側端部形状の異なる複数の仕上げ板材を用いた際の図であり、(a)は隣り合う仕上げ板材の側端部どうしが重なり合うことを示す平面図であり、(b)はその重なり部分を切断した後の状態を示す主要部拡大図である。 従来の壁パネルの連結部構造の一例を示す平面図。
符号の説明
1 連結部
2 第1の仕上げ板材付き壁パネル
3 第2の仕上げ板材付き壁パネル
4 第1の壁パネル
5 第2の壁パネル
6 第1の仕上げ板材
6a 側端部
6b 切欠部
7 第2の仕上げ板材
7a 側端部
8 隙間
9 補助バックアップ材
10 バックアップ材
11 湿式シーリング材

Claims (4)

  1. 予め表面全面に、側端部に上ザネが形成された仕上げ板材が取り付けられた第1の仕上げ板材付き壁パネルと、予め表面全面に仕上げ板材が取り付けられた第2の仕上げ板材付き壁パネルどうしを互いに突き合わせて連結して、これら仕上げ板材付き壁パネルの、第1の仕上げ板材の側端部と、第2の仕上げ板材の側端部との間に隙間を形成し、
    予め、前記第1の仕上げ板材の上ザネの下部の切欠部に補助バックアップ材を取り付けておき、
    次に、前記隙間にバックアップ材を、前記補助バックアップ材に密着させるようにして挿入し、次に、このバックアップ材上に、湿式シーリング材を第1の仕上げ板材の側端部と、第2の仕上げ板材の側端部とに水密に密着するように充填することを特徴とする壁パネルの連結部の施工方法。
  2. 請求項に記載の壁パネルの連結部の施工方法において、
    前記隙間にバックアップ材を、前記上ザネの裏面に前記バックアップ材の一部が係止するようにして挿入することを特徴とする壁パネルの連結部の施工方法。
  3. 請求項1または2に記載の壁パネルの連結部の施工方法において、
    前記湿式シーリング材を、この湿式シーリング材の表面が、仕上げ板材付き壁パネルの仕上げ板材の表面とほぼ面一になるように充填することを特徴とする壁パネルの連結部の施工方法。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の壁パネルの連結部の施工方法において、
    前記隙間に湿式シーリング材を充填した後、前記仕上げ板材の表面全面と、前記湿式シーリング材の表面全面とに吹付け塗装をすることを特徴とする壁パネルの連結部の施工方法。
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