JP4462094B2 - カメラ装置およびその制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮影画像のセキュリティ機能を備えたカメラ装置およびその制御プログラムに関する。
近年、デジタルカメラにより撮影した画像データは勿論、銀塩カメラに撮影した写真画像であってもこれをスキャナによってデジタル画像データとして取り込むことができる。このため、カメラ装置により撮影記録した画像データは、当該撮影したカメラ装置の本体表示部において閲覧表示できるだけでなく、カード型メモリに記憶させて外部に持ち出したり、通信ネットワークを利用したりすることで、他のカメラ装置やPC(Personal Computer)においても容易に表示閲覧できるようになっている。
一方で、このように撮影記録した画像データを誰でもが簡単に表示閲覧できるようになったため、他人に見られたくない撮影画像データについてのセキュリティの確保が益々重要となっている。
そこで、カメラ装置本体を正規ユーザ以外の他人が操作した場合には、当該カメラ装置にて撮影記録されている画像データを表示閲覧できないようにするために、パスワードなどのユーザ認証機能を設けたものが考えられている。
つまり、このパスワードによるユーザ認証機能を設けたカメラ装置では、画像データの閲覧表示の操作指示に伴いパスワードのユーザ入力を求めるようにし、予め登録された正規ユーザのパスワードと一致しない場合には、画像データの表示処理を禁止して閲覧不許可の警告メッセージなどを表示させるようにしたものである。
また、カード型メモリに記憶させて外部に持ち出したり、通信ネットワークによって外部に送信したりした画像データを他人に見られないようにするために、画像データそのものを暗号化してセキュリティを確保するようにした技術「撮像装置および画像データ受渡方法」も考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
図11は、パスワードによるユーザ認証機能および画像暗号化技術を搭載した従来のセキュリティ機能付きカメラ装置による画像データの閲覧表示状態を示す図である。
すなわち、カメラ装置に記録されている画像の閲覧表示を指示すると、まず図11(A)に示すようにパスワード入力要求画面G1が表示され、ここでユーザ入力されたパスワードが予め登録された正規ユーザのパスワードと不一致であると判断されると、図11(B)に示すようにパスワード不一致の警告画面G2が表示された後、図11(C)に示すように画像非表示画面Gxが表示され、記録画像の閲覧表示が禁止される。
一方、前記図11(A)で示したパスワード入力要求画面G1に従いユーザ入力されたパスワードが予め登録された正規ユーザのパスワードと一致したと判断されると、図11(D)に示すように各記録画像がサムネイル表示画面G3として閲覧表示される。この記録画像のサムネイル表示画面G3では、各記録画像のうち特に秘密の画像として予め暗号化されて記録された2枚の暗号化画像ファイルP2sとP6sについては例えばスクランブルの掛かった画像表示となり、それ以外の非暗号化画像ファイルP1,P3,P4,P5については正規の画像表示となるもので、例えば非暗号化画像ファイルP3を選択操作した場合には、図11(E)に示すように正規画像(P3)として表示され、暗号化画像ファイルP6sを選択操作した場合には、図11(F)に示すように意味不明な暗号化画像(P6s)として表示される。
特開2003−333519号公報
しかしながら、前記従来のセキュリティ機能付きカメラ装置のように、画像データの閲覧表示の指示に伴いユーザパスワードの入力を要求したり、パスワードが不一致の場合に警告メッセージを表示して閲覧禁止表示の状態にしたり、さらには暗号化画像ファイルを表示させたりすると、当該カメラ装置の正規ユーザが他人に知られたくない画像を隠していることが第3者に判明してしまったり、あるいは特定のユーザにだけ隠している画像があることを知られてしまったりする事態となり、悪意の第3者が当該カメラ装置本体や当該画像を記録したメモリカードを手にした場合、かえってこの秘密の画像を何とかして見ようとする動機を与え見られてしまう危険性が増すことになる。
そこで、より高度な画像の暗号化処理技術を導入すれば、秘密の画像を見られてしまう危険性は減ることになるが、撮影記録時や閲覧表示に際しての処理に時間が掛かるようになって使用の快適さを損ねたり、暗号化情報の管理が大変になったりするなど、新たな問題が生じてしまう。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、他人に知られたくない画像が記録されていることを第3者に悟られないようにしつつ、当該画像のセキュリティを確保することが可能になるカメラ装置およびその制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のカメラ装置は、被写体画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された被写体画像データを記録する画像記録手段と、前記画像記録手段に記憶されている被写体画像データについて、偽装加工の有無を判別する判別手段と、前記画像記録手段に記憶されている被写体画像データについて、前記撮影手段による撮影からの経過時間を特定する特定手段と、前記画像記録手段に記憶されている複数の被写体画像データの中から、前記判別手段により偽装加工が未処理であると判別され、かつ、前記特定手段により撮影から所定時間以上が経過していると特定される被写体画像データを検索する検索手段と、前記検索手段により検索された被写体画像データに対して、偽装加工を施して前記画像記録手段に再記録する偽装記録手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のカメラ装置は更に、前記画像記録手段は、前記撮影手段により撮影された被写体画像データに対して偽装加工が未処理であることを示す情報を付加して記録し、前記偽装記録手段は、偽装加工を施した被写体画像データに対して偽装加工が処理済みであることを示す情報を付加して前記画像記録手段に再記録することを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のカメラ装置は更に、前記画像記録手段は、前記撮影手段により撮影された被写体画像データを、偽装しない状態において正規の被写体画像データを格納する画像記録領域が予め決められた所定形式の画像ファイル内の該画像記録領域に格納して記録し、前記偽装記録手段は、前記画像記録手段により記録された被写体画像データを偽装する場合は、前記所定形式の画像ファイル内の前記画像記録領域に格納された正規の被写体画像データを偽装画像データと入れ替えると共に、当該正規の被写体画像データを同一画像ファイル内に隠蔽して記録することを特徴とする。
本発明の請求項4に記載のカメラ装置は更に、前記偽装記録手段は、前記正規の被写体画像データに類似する画像データを、前記画像記録手段に記録されている他の正規の被写体画像データの中から選択し、この選択された他の正規の被写体画像データを偽装画像データとして、前記正規の被写体画像データと入れ替えることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載のカメラ装置は更に、ユーザ操作に応じてユーザ識別情報を入力する識別情報入力手段と、この識別情報入力手段により入力されたユーザ識別情報が予め登録されたユーザ識別情報と一致しない場合には前記偽装記録手段により画像ファイルに入れ替えられて記録された偽装画像データを表示し、一致した場合には同一画像ファイル内に隠蔽して記録された被写体画像データを表示する再生制御手段とを更に備えたことを特徴としている。
本発明の請求項6に記載のカメラ装置は更に、前記所定形式の画像ファイルは、所定形式の画像ファイル再生処理プログラムによってファイル再生される場合は偽装画像データが読み出されて表示され、偽装機能対応の所定形式の画像ファイル再生処理プログラムによってファイル再生される場合は隠蔽記録された被写体画像データが読み出されて表示可能となるファイル形態であることを特徴としている。
本発明の請求項7に記載のカメラ装置は更に、前記偽装記録手段は、前記画像記録手段により所定形式の画像ファイル内の前記画像記録領域に格納された正規の被写体画像データを偽装画像データと入れ替えると共に、当該正規の被写体画像データを同一画像ファイル内の前記画像記録領域とは別の拡張領域に退避して隠蔽記録することを特徴とする。
本発明の請求項8に記載のカメラ装置は更に、前記請求項1または請求項4に記載のカメラ装置にあって、前記偽装記録手段は、前記画像記録手段により記録された正規の被写体画像データを偽装画像データに埋め込んだ形態にして、この正規の被写体画像データが埋め込まれた偽装画像データを、前記所定形式の画像ファイル内の前記画像記録領域に格納することを特徴とする。
本発明の請求項9に記載のカメラ装置は更に、前記所定形式の画像ファイルは、デジタルカメラに標準の画像ファイル形式であることを特徴とする。
本発明の請求項10に記載のカメラ装置は更に、前記所定形式の画像ファイルは、デジタルカメラに標準のDCFファイルシステムに対応する画像ファイル形式であることを特徴とする。
本発明の請求項11に記載のカメラ装置は更に、前記偽装記録手段により正規の被写体画像データが偽装画像データと入れ替えられて記録されると共に当該正規の被写体画像データが隠蔽されて記録された前記所定形式の画像ファイルを、外部の記憶媒体に記憶させる記憶媒体書き込み手段を更に備えたことを特徴とする。
本発明の請求項12に記載のカメラ装置は更に、前記偽装記録手段により正規の被写体画像データが偽装画像データと入れ替えられて記録されると共に当該正規の被写体画像データが隠蔽されて記録された前記所定形式の画像ファイルを、外部の電子機器に送信する通信手段を更に備えたことを特徴とする。
本発明の請求項13に記載のカメラ装置は更に、前記偽装記録手段により前記被写体画像データと入れ替えられる偽装画像データは、予め用意された複数の偽装画像データの中から選択されることを特徴とする。
本発明の請求項14に記載のカメラ装置は更に、前記偽装記録手段により前記被写体画像データと入れ替えられる偽装画像データは、前記撮影手段により撮影されて前記画像記録手段により予め記録された偽装非設定の複数の被写体画像データの中から選択されることを特徴とする。
本発明の請求項15に記載のカメラ装置の制御プログラムは、被写体画像を撮影する撮影手段およびこの撮影手段により撮影された被写体画像データを記録する画像記録手段を備えたカメラ装置のコンピュータを制御するための制御プログラムであって、前記コンピュータを、前記画像記録手段に記憶されている被写体画像データについて、偽装加工の有無を判別する判別手段、前記画像記録手段に記憶されている被写体画像データについて、前記撮影手段による撮影からの経過時間を特定する特定手段、前記画像記録手段に記憶されている複数の被写体画像データの中から、前記判別手段により偽装加工が未処理であると判別され、かつ、前記特定手段により撮影から所定時間以上が経過していると特定される被写体画像データを検索する検索手段、前記検索手段により検索された被写体画像データに対して、偽装加工を施して前記画像記録手段に再記録する偽装記録手段、として機能させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、撮影記録されている複数の被写体画像データの中から、偽装加工が未処理であると判別され、かつ、撮影から所定時間以上が経過していると特定される被写体画像データを検索し、この検索された被写体画像データに対して、偽装加工を施して再記録するようにしたので、撮影直後の撮影画像の確認には悪影響を及ぼすことなく自動的に偽装加工を施すことができ、例えば第3者画像ファイルを外部に持ち出した場合でも、当該被写体画像データのセキュリティを確実に確保できるようになる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ装置10は、制御部(CPU)11、記憶装置12、RAM13、撮像部14、光照射部14a、画像メモリ14b、液晶表示部15、入力部16、音発生部17、記憶媒体読み取り部18、通信制御部19より構成され、バス(Bus)を介して相互に接続される。
制御部(CPU)11は、入力部12からの入力信号に応じて、記憶装置12に予め記憶されているカメラ制御プログラム、あるいは小型メモリカードなどの外部記憶媒体18aから記憶媒体読み書き部18を介して記憶装置12に読み込まれたカメラ制御プログラム、あるいは通信制御部19によるPC(Personal Computer)20との接続によって外部のコンピュータ端末(プログラムサーバ21)の記憶装置22から通信ネットワーク(インターネット)20を経由し記憶装置12に読み込まれたカメラ制御プログラムを起動させ、RAM13をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。
記憶装置12は、半導体メモリのROMやハードディスク装置HDD等で構成し、本デジタルカメラ装置10の電源投入直後に制御部(CPU)11により読み出される前述のカメラ制御プログラムと共に、撮影画像を偽装加工して記録し再生するための偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムを予め記憶している。
RAM13には、撮影モードの設定データや個々の撮影処理毎の偽装加工の有無データ、ユーザ入力されたパスワードのデータなど、各種の処理動作に伴い保持が必要な様々なデータが一時記憶される。
撮像部14は、撮像レンズやCCDおよびズーム・フォーカスの駆動調整機構などを備え、入力部16によるシャッタ操作に応じて撮像レンズを通して結像される光学画像をCCD(Charge coupled device)により撮像してデジタル画像データに変換する。
光照射部14aは、前記シャッタ操作に伴い撮像部14による撮像動作が行われる際に、ストロボ発光設定の要/不要に応じて発光動作し撮影方向に向けて照射する。
画像メモリ14bには、前記撮像部14により撮像された画像データがそのメモリ容量に応じた枚数分だけ記憶されるもので、この場合、各撮影画像データはそれぞれ例えばDCFファイルシステムの記録形態によって記憶されると共に、ユーザ任意のグループ設定に応じグループ化されて記憶される。
表示部15は、液晶表示のモニタ画面を備え、前記撮像部14により撮像された画像の表示や各種撮影のためのガイドメッセージの表示、選択項目の表示などを行う。
入力部16は、電源キー、撮影モード(含む偽装設定/非設定)の設定キー、シャッタキー、ズームキー、再生キー、選択キー、決定キーなどの各種の操作キー(ボタン)を備える。
音発生部17は、前記入力部16のシャッタキーの操作に応じたシャッタ音“パシャ”など、各種のキー(ボタン)の操作に応じた操作確認音を電子音によって発生する。
図2は、前記デジタルカメラ装置10の画像メモリ14bにDCFファイル形態にして記憶される画像ファイルのフォーマットを示す図であり、同図(A)は偽装モードを設定して撮影した偽装加工前の画像ファイル14Pのフォーマットを示す図、同図(B)は偽装モードを設定して撮影した第1の偽装加工(拡張領域に退避)後の画像ファイル14Piのフォーマットを示す図、同図(C)は偽装モードを設定して撮影した第2の偽装加工(正規画像内に埋め込み)後の画像ファイル14Piのフォーマットを示す図である。
すなわち、DCFファイル形態による各画像ファイル14Pn(14pin)は、ファイルヘッダ31、データ領域32、拡張領域33からなり、図2(A)に示すように、偽装加工前の画像ファイル14Pnのデータ領域32には、撮像部14により撮像されたままの正規画像データPnが例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式で記録され、拡張領域33には、撮影記録日時・ユーザパスワードなどのExif情報33a、当該画像ファイル14Pnの偽装処理済み/未処理を示す偽装有無フラグ33fが記録される。
偽装設定モードで撮影された画像ファイル14Pnに対する偽装の形態としては、本実施形態の場合、例えばインプラントJPEGによる第1の偽装加工(拡張領域に退避)またはクローキングBitmapによる第2の偽装加工(正規画像内に埋め込み)が選択される。
図2(B)に示すように、第1の偽装加工(拡張領域に退避)後の画像ファイル14Pinのデータ領域32には、予め用意された偽装画像データPinが記録され、拡張領域33には、撮影記録日時・ユーザパスワードなどのExif情報33a、当該偽装加工前においてデータ領域32に記録されていた正規画像データPnが退避(隠蔽)されて記録される。この第1の偽装加工の形態では、偽装画像データPinや正規画像データPnの画像データそのものには加工処理を施すことなく、2つの画像データがJPEGファイル内で連結されるだけなので、各画像データのサイズには特に制限はないが、偽装加工後のファイルのデータ量は各画像データのデータ量を足し合わせたものとなる。
図2(C)に示すように、第2の偽装加工(正規画像内に埋め込み)後の画像ファイル14Pinのデータ領域32には、当該偽装加工前においてデータ領域32に記録されていた正規画像データPnが該正規画像データPnに類似の予め用意された偽装画像データPinに一体に埋め込まれ(隠蔽され)て記録され、拡張領域33には、撮影記録日時・ユーザパスワードなどのExif情報33aが記録される。この第2の偽装加工の形態では、偽装画像データPinの見た目の変化が大きくならない範囲で、偽装画像データPinの各画素に正規画像データPnの情報を含ませるものであり、埋め込むことの可能な画像データのサイズは制限されるが、偽装加工によるファイルのデータ量の変化を少なくすることができる。従って、表示される画像サイズに比べてファイル容量が異常に大きいことに気付かれる心配がない。
図3は、前記デジタルカメラ装置10の偽装加工前画像ファイル14Pnに対する偽装加工に際して予め用意選択される偽装画像データPinを示す図であり、同図(A)は記録画像無しのメッセージ「ファイルがありません」を示す予め用意された偽装画像データPia、同図(B)は正規画像データPnに類似する偽装非設定のその他の各正規画像データPn…の中から選択された偽装画像データPibを示す図である。
すなわち、図2(B)で示した第1の偽装加工(拡張領域に退避)後の画像ファイル14Pinについて、通常のファイル再生処理プログラムでは、そのデータ領域32に記録されている偽装画像データPinは再生表示可能である一方、拡張領域33に退避されて記録されている正規画像データPnは再生表示不可能であるので、第3者は正規画像データPnが隠蔽されていることを知る由もなく、再生表示された偽装画像データPinが撮影記録された正しい画像であるとして認識する。
また、図2(C)で示した第2の偽装加工(正規画像内に埋め込み)後の画像ファイル14Pinについて、通常のファイル再生処理プログラムでは、そのデータ領域32に記録されている正規画像データPnの埋め込まれた偽装画像データPinは再生表示可能である一方、当該正規画像データPnのみ抽出しての再生表示は不可能であるので、第3者は正規画像データPnが埋め込まれて隠蔽されていることを知る由もなく、再生表示された偽装画像データPinが撮影記録された正しい画像であるとして認識する。
そして、本実施形態におけるデジタルカメラ装置10と同様に偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムを制御プログラムとして有している他のデジタルカメラ装置やPCであっても、ユーザパスワードが不一致となった場合には、パスワード不一致の警告および記録画像再生表示の禁止を行うのではなく、前記偽装後の画像ファイル14Pinはそのデータ領域32に記録されている偽装画像データPinが再生表示されて、正規画像データPnの再生表示は不可能になるので、第3者は正規画像データPnが埋め込まれて隠蔽されていることを知る由もなく、再生表示された偽装画像データPinが撮影記録された正しい画像であるとして認識する。
図4は、前記デジタルカメラ装置10で撮影記録した各画像ファイル14Pn(14pin)の外部での利用可能経路を示す図である。
すなわち、このデジタルカメラ装置10で撮影記録した各画像ファイル14Pn(14pin)は、メモリカードなどの外部記録媒体18aに記録されて外部へ持ち出されたり、電子メールに添付されて通信ネットワークN上の他の通信端末へ送信されたり、Webサーバ22に登録されたりすることで、第3者をユーザとするデジタルカメラ装置10A,10B,…やPC20A,20b,…によって閲覧表示しようとすることが可能ではあるが、本実施形態のデジタルカメラ装置10と同様の偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムを有さず通常のファイル再生処理プログラムを有するデジタルカメラ装置(閲覧非許可カメラ)10B…やPC(閲覧非許可PC)20B…では、偽装後画像ファイル14pinはそのデータ領域32に記録された偽装画像データPinが再生表示され、例え偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムを有するデジタルカメラ装置(閲覧許可カメラ)10A…やPC(閲覧許可PC)20A…であっても、ユーザパスワードが一致しない状態では前記同様に偽装後画像ファイル14pinはそのデータ領域32に記録された偽装画像データPinが再生表示されるので、第3者には正規画像データPnを隠蔽したままで偽装画像データPinを撮影記録された正しい画像として認識させることができる。
次に、前記構成によるデジタルカメラ装置10の偽装機能付き撮影画像の記録・再生動作についてより詳細に説明する。
図5は、前記デジタルカメラ装置10の撮影モード処理を示すフローチャートである。
偽装設定されている撮影モード処理において、撮像部14によって所望の被写体を捕らえ表示部15に表示させると共に、入力部16のシャッタキーの操作によって被写体の撮影が指示されると(ステップS1)、前記撮像部14によって撮影された画像データが画像メモリ14bの偽装前画像ファイル14P1におけるデータ領域32に正規画像データP1として記録保存されると共に、その拡張領域33に対して撮影日時などのExif情報33aおよび偽装加工未処理であることを示す偽装無しフラグ33fが記録される(ステップS2,S3)。この際、拡張領域33のExif情報33aには、記憶装置12に予め登録されているユーザパスワードが共に記録される。
そして、前記入力部16のシャッタキーが操作される毎に、前記同様の撮影処理、撮影された正規画像データPnおよびExif情報33a・偽装無しフラグ33fそれぞれの画像メモリ14bの偽装前画像ファイル14Pn…への記録処理が繰り返され(ステップS1〜S4)、複数枚の偽装前画像ファイル14P1〜14Pnを保存した偽装加工前画像ファイル14Pが画像メモリ14b内に生成される。
図6は、前記デジタルカメラ装置10の偽装設定されている撮影モード処理に並行して実施される偽装処理を示すフローチャートである。
この偽装処理は前記撮影モード処理により最初の偽装前画像ファイル14P1が画像メモリ14bに記録保存されるのに伴い起動されるもので、まず、各偽装前画像ファイル14Pnの拡張領域33におけるExif情報33aの撮影時刻および偽装有無フラグ33fが参照され、偽装加工が未処理(偽装無しフラグのセット状態)であって、且つ撮影時刻から所定時間以上経過している偽装前画像ファイル14Pnの存在が検索される(ステップA1)。
そして、偽装加工が未処理(偽装無しフラグのセット状態)であって、且つ撮影時刻から所定時間以上経過している偽装前画像ファイル14Pnが検索によって有ると判断されると(ステップA2)、図7における偽装加工処理によって当該偽装前画像ファイル14Pnに対する偽装加工が施される(ステップAB)。
図7は、前記デジタルカメラ装置10の偽装処理に伴う偽装加工処理を示すフローチャートである。
この偽装加工処理が起動されると、まず、偽装加工の形態を例えばインプラントJPEGによる第1の偽装加工形態(拡張領域に退避)またはクローキングBitmapによる第2の偽装加工形態(正規画像内に埋め込み)の何れかからユーザに選択させるための偽装加工形態選択画面(図示せず)が表示部15に表示される(ステップB1)。
この偽装加工形態選択画面にあって、各画像ファイル14Pn…の記録形式やユーザの指定に基づいて選択された偽装加工の形態が第1の偽装加工形態(拡張領域に退避)であると判断された場合には(ステップB2)、偽装加工対象の偽装前画像ファイル14Pn(図2(A)参照)について、データ領域32に記録されている正規画像データPnが図2(B)に示すように拡張領域33に退避(隠蔽)されて記録される(ステップB3)。
そして、前記拡張領域33に退避された正規画像データPnに類似する偽装非設定のその他の各正規画像データPn…の中から偽装用の画像データが画像認識されて選択されると(ステップB4)、この選択された偽装画像データPinは前記正規画像データPnが拡張領域33に退避された偽装後画像ファイル14Pin(図2(B)参照)におけるデータ領域32に記録格納される(ステップB5)。
これにより、図2(A)で示したように画像メモリ14bに偽装設定されて撮影記憶された偽装前画像ファイル14Pnは、図2(B)で示したように第1の偽装加工形態(拡張領域に退避)で偽装加工処理された偽装後画像ファイル14Pinに生成変換されて記憶される。
一方、前記偽装加工形態選択画面の表示状態にあって(ステップB1)、各画像ファイル14Pn…の記録形式やユーザの指定に基づいて選択された偽装加工の形態が第2の偽装加工形態(正規画像内に埋め込み)であると判断された場合には(ステップB2)、偽装加工対象の偽装前画像ファイル14Pn(図2(A)参照)について、データ領域32に記録されている正規画像データPnに類似する偽装非設定のその他の各正規画像データPn…の中から偽装用の画像データが画像認識により選択される(ステップB6)。
そして、この選択された偽装画像データPinに対して前記正規画像データPnが例えばクローキングBitmapの形式で埋め込まれて隠蔽され、図2(C)に示すように偽装後画像ファイル14Pinにおけるデータ領域32に記録格納される(ステップB7)。
これにより、図2(A)で示したように画像メモリ14bに偽装設定されて撮影記憶された偽装前画像ファイル14Pnは、図2(C)で示したように第2の偽装加工形態(正規画像内に埋め込み)で偽装加工処理された偽装後画像ファイル14Pinに生成変換されて記憶される。
図8は、前記デジタルカメラ装置10の再生モード処理を示すフローチャートである。
画像メモリ14bに記憶されている所望の画像ファイルが再生対象の画像ファイルとして選択指定されると(ステップC1)、偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムに従った閲覧モードとなったか判断される(ステップC2)。
ここで、例えば本デジタルカメラ装置10における画像再生制御プログラムが通常のファイル再生処理プログラムであることで前記閲覧モードに設定されない場合には、前記再生対象として指定された画像ファイルは、当該画像ファイルが偽装後画像ファイル14Pin(図2(B)(C)参照)である場合はそのデータ領域32に記録されている偽装画像データPinが読み出されて表示される(ステップC3)。この際、再生対象として指定された画像ファイルが偽装非設定の画像ファイル14Pn(図2(A)参照)であった場合には、そのデータ領域32に記録されている正規画像データPnが読み出されて表示される。
このため、前記図5〜図7における撮影モード処理および偽装処理によって偽装加工された画像ファイル14Pinが含まれている撮影記録画像について、例えば図4で示したようにメモリカード(外部記録媒体18a)や通信ネットワークNを介して外部に持ち出され、通常のファイル再生処理プログラムしか内蔵しない閲覧非許可のカメラ装置10BやPC20Bにおいて再生した場合には、例えば図9(A)に示すように、偽装非設定の画像ファイル14P1,14P3〜14P5についてはその正規画像データP1,P3〜P5が読み出され、また偽装後画像ファイル14Pi2,14Pi6についてはその偽装画像データPi2,Pi6が読み出され、偽装サムネイル画面Giとして表示されるようになる。
そして、この偽装サムネイル画面Giにおいて、例えばその偽装画像データPi6が選択されると、図9(B)に示すように当該選択された偽装画像データPi6が拡大されて1枚表示され、また同様に、正規画像データP3が選択されると、図9(C)に示すように当該選択された正規画像データP3が拡大されて1枚表示される。
図9は、前記デジタルカメラ装置10によって偽装加工処理が施された画像ファイルを通常のファイル再生処理プログラムしか内蔵しない閲覧非許可のカメラ装置10BやPC20Bによって再生した場合の画像表示状態を示す図である。
よって、このような画像の再生操作を第3者が行った場合、当該第3者は再生表示された偽装画像データPi2,Pi6が偽装された撮影画像データであるとは全く知る由もなく、これに対応する正規画像データP2,P6は安全確実に隠蔽されるようになる。
図10は、前記デジタルカメラ装置10によって偽装加工処理が施された画像ファイルを偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムを内蔵した閲覧許可のカメラ装置10AやPC20Aによって再生した場合の画像表示状態を示す図である。
前記ステップC2において、本デジタルカメラ装置10における画像再生制御プログラムが偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムであることで閲覧モードに設定された場合には、図10(A)に示すようにパスワード入力画面G1が表示される(ステップC2→C4)。
このパスワード入力画面G1に従いユーザ入力されたパスワードが、前記再生対象として指定された画像ファイルにおける拡張領域33のExif情報33aとして記録されているユーザパスワードと一致しないと判断された場合には、パスワード不一致の警告を出すのではなく、当該再生対象として指定された画像ファイルが偽装後画像ファイル14Pin(図2(B)(C)参照)である場合はそのデータ領域32に記録されている偽装画像データPinが読み出されて表示される(ステップC5→C3)。この際、再生対象として指定された画像ファイルが偽装非設定の画像ファイル14Pn(図2(A)参照)であった場合には、そのデータ領域32に記録されている正規画像データPnが読み出されて表示される。
このため、前記図5〜図7における撮影モード処理および偽装処理によって偽装加工された画像ファイル14Pinが含まれている撮影記録画像について、例えば図4で示したようにメモリカード(外部記録媒体18a)や通信ネットワークNを介して外部に持ち出され、偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムを内蔵した他の閲覧許可のカメラ装置10AやPC20Aにおいて再生した場合には、パスワードが不一致であってもこれを警告(報知)せず、例えば図10(B)に示すように、偽装非設定の画像ファイル14P1,14P3〜14P5についてはその正規画像データP1,P3〜P5が読み出され、また偽装後画像ファイル14Pi2,14Pi6についてはその偽装画像データPi2,Pi6が読み出され、偽装サムネイル画面Giとして表示されるようになる。
そして、この偽装サムネイル画面Giにおいて、例えばその偽装画像データPi6が選択されると、図10(D)に示すように当該選択された偽装画像データPi6が拡大されて1枚表示され、また同様に、正規画像データP3が選択されると、図10(C)に示すように当該選択された正規画像データP3が拡大されて1枚表示される。
よって、このような偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムを内蔵した他の閲覧許可のカメラ装置10AやPC20Aにより画像の再生操作を第3者が行った場合でも、当該第3者はパスワードが不一致であるにも関わらずその警告(報知)無しに再生表示された偽装画像データPi2,Pi6が偽装された撮影画像データであるとは全く知る由もなく、パスワードが一致して正しい撮影画像データが再生表示されたものと思い込むので、これに対応する正規画像データP2,P6を安全確実に隠蔽することができる。
一方、前記図10(A)で示したパスワード入力画面G1に従いユーザ入力されたパスワードが、再生対象として指定された画像ファイルにおける拡張領域33のExif情報33aとして記録されているユーザパスワードと一致したと判断された場合には、当該再生対象として指定された画像ファイルが第1の偽装加工形態である偽装後画像ファイル14Pin(図2(B)参照)である場合はその拡張領域33に退避記録されている正規画像データPnが読み出されて表示され、また第2の偽装加工形態である偽装後画像ファイル14Pin(図2(C)参照)である場合はそのデータ領域32の偽装画像データPinに埋め込まれて隠蔽記録されている正規画像データPnが抽出されて表示される(ステップC5→C6)。この際、再生対象として指定された画像ファイルが偽装非設定の画像ファイル14Pn(図2(A)参照)であった場合には、勿論そのデータ領域32に記録されている正規画像データPnが読み出されて表示される。
このため、前記図5〜図7における撮影モード処理および偽装処理によって偽装加工された画像ファイル14Pinが含まれている撮影記録画像について、例えば図4で示したようにメモリカード(外部記録媒体18a)や通信ネットワークNを介して外部に持ち出され、偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムを内蔵した他の閲覧許可のカメラ装置10AやPC20Aにおいて再生した場合でも、ユーザパスワードが一致すれば、例えば図10(E)に示すように、偽装非設定の画像ファイル14P1,14P3〜14P5であるか偽装後画像ファイル14Pi2,14Pi6かに関わらず何れもその正規画像データP1〜P6が読み出され、正規サムネイル画面Gとして表示されるようになる。
そして、この正規サムネイル画面Gにおいて、例えばその正規画像データP3が選択されると、図10(F)に示すように当該選択された正規画像データP3が拡大されて1枚表示され、また同様に、正規画像データP6が選択されると、図10(G)に示すように当該選択された正規画像データP6が拡大されて1枚表示される。
よって、このような偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムを内蔵した他の閲覧許可のカメラ装置10AやPC20Aにより画像の再生操作を行った場合でも、正規のユーザ操作によってだけ全ての画像ファイルについて正規画像データPnを再生表示させることができ、第3者に対しては偽装設定により撮影記録した各画像ファイルを安全確実に隠蔽することができる。
したがって、前記構成のデジタルカメラ装置10の偽装機能付き撮影画像の記録・再生処理によれば、被写体の撮影に際し偽装設定されている場合には、偽装前画像ファイル14Pnのデータ領域32に記録された正規の撮影画像データPnが退避や埋め込みによって隠蔽される替わりに、例えば偽装非設定の画像データの中から当該正規画像データPnに類似している偽装用の画像データPiが認識選択されて記録された偽装後画像ファイル14Pinが生成される。そして撮影記録画像の再生処理に際して、入力されたパスワードが予め登録されたユーザパスワードと一致しない場合には、パスワード不一致の警告(報知)や記録画像の再生禁止などを行うことなく、再生対象の偽装後画像ファイル14Pinのデータ領域32に記録された偽装画像データPinが再生表示され、ユーザパスワードと一致した場合に、隠蔽記録されている正規の撮影画像データPnが再生表示されるので、第3者が再生操作した場合、パスワードが不一致であるにも関わらずその警告(報知)無しに再生表示された偽装画像データPinが偽装された撮影画像データであるとは全く知る由もなく、パスワードが一致して正しい撮影画像データが再生表示されたものと思い込ませることができ、これに対応する正規の撮影画像データPnを安全確実に隠蔽できるようになる。
また、前記構成のデジタルカメラ装置10の偽装機能付き撮影画像の記録・再生処理によれば、再生対象の偽装後画像ファイル14Pinについて、通常のファイル再生処理プログラムを内蔵したカメラ装置10BやPC20Bにおいて再生した場合には、閲覧モードの設定に伴うユーザパスワードの確認なく、そのデータ領域32に記録された偽装画像データPinが直ちに読み出されて再生表示されるので、第3者は当該偽装画像データPinが偽装された撮影画像データであるとは全く知る由もなく、正しい撮影画像データが再生表示されたものと思い込ませることができ、これに対応する正規の撮影画像データPnを安全確実に隠蔽できるようになる。
さらに、前記構成のデジタルカメラ装置10の偽装機能付き撮影画像の記録・再生処理によれば、撮影処理に伴い偽装前画像ファイル14Pnのデータ領域32に記録された正規の撮影画像データPnは、所定時間経過の後に偽装加工処理され、例えば正規画像データPnは拡張領域33に退避され、替わりに偽装画像データPinがデータ領域32に記録された第1偽装形態の偽装後画像ファイル14Pinとして生成変換されるので、撮影直後に偽装画像データPinに変換されて正規の撮影画像データPnとしてモニタ表示できなくなるのを防止することができる。
なお、前記実施形態では、正規ユーザの確認・識別のためにパスワードを利用したが、指紋画像や虹彩画像などの人体識別情報を用いて正規ユーザを確認・識別する構成としてもよい。
そして、前記実施形態において記載したデジタルカメラ装置10による各処理の手法、すなわち、図5のフローチャートに示す撮影モード処理、この撮影モード処理の開始に続いて並行実施される図6のフローチャートに示す偽装処理、この偽装処理に伴い実施される図7のフローチャートに示す偽装加工処理、図8のフローチャートに示す再生モード処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体18aに格納して配布することができる。そして、撮影・記録機能を有する電子機器のコンピュータ(制御部(CPU)11)は、この外部記録媒体18aに記憶されたプログラムを記憶装置12に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した偽装機能付き撮影画像の記録・再生処理を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末(プログラムサーバ)21から前記のプログラムデータを通信制御部19を介して取り込んで記憶装置12に記憶させ、前述した偽装機能付き撮影画像の記録・再生処理を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラ装置10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記デジタルカメラ装置10の画像メモリ14bにDCFファイル形態にして記憶される画像ファイルのフォーマットを示す図であり、同図(A)は偽装モードを設定して撮影した偽装加工前の画像ファイル14Pのフォーマットを示す図、同図(B)は偽装モードを設定して撮影した第1の偽装加工(拡張領域に退避)後の画像ファイル14Piのフォーマットを示す図、同図(C)は偽装モードを設定して撮影した第2の偽装加工(正規画像内に埋め込み)後の画像ファイル14Piのフォーマットを示す図。 前記デジタルカメラ装置10の偽装加工前画像ファイル14Pnに対する偽装加工に際して予め用意選択される偽装画像データPinを示す図であり、同図(A)は記録画像無しのメッセージ「ファイルがありません」を示す予め用意された偽装画像データPia、同図(B)は正規画像データPnに類似する偽装非設定のその他の各正規画像データPn…の中から選択された偽装画像データPibを示す図。 前記デジタルカメラ装置10で撮影記録した各画像ファイル14Pn(14pin)の外部での利用可能経路を示す図。 前記デジタルカメラ装置10の撮影モード処理を示すフローチャート。 前記デジタルカメラ装置10の偽装設定されている撮影モード処理に並行して実施される偽装処理を示すフローチャート。 前記デジタルカメラ装置10の偽装処理に伴う偽装加工処理を示すフローチャート。 前記デジタルカメラ装置10の再生モード処理を示すフローチャート。 前記デジタルカメラ装置10によって偽装加工処理が施された画像ファイルを通常のファイル再生処理プログラムしか内蔵しない閲覧非許可のカメラ装置10BやPC20Bによって再生した場合の画像表示状態を示す図。 前記デジタルカメラ装置10によって偽装加工処理が施された画像ファイルを偽装機能付き撮影画像記録・再生処理プログラムを内蔵した閲覧許可のカメラ装置10AやPC20Aによって再生した場合の画像表示状態を示す図。 パスワードによるユーザ認証機能および画像暗号化技術を搭載した従来のセキュリティ機能付きカメラ装置による画像データの閲覧表示状態を示す図。
符号の説明
10 …デジタルカメラ装置
11 …制御部(CPU)
12 …記憶装置
13 …RAM
14 …撮像部
14a…光照射部
14b…画像メモリ
14P…偽装加工前画像ファイル
14Pn…偽装前画像ファイル
14Pi…偽装加工後画像ファイル
14Pin…偽装後画像ファイル
Pn…正規画像データ
Pin…偽装画像データ
15 …表示部
16 …入力部
17 …音発生部
18 …記憶媒体読み書き部
18a…外部記録媒体
19 …通信制御部
20 …PC(Personal Computer)
21 …プログラムサーバ(Webサーバ)
22 …Webサーバの記憶装置
31 …ファイルヘッダ
32 …データ領域
33 …拡張領域
33a…Exif情報
33f…偽装有無フラグ
G …正規サムネイル表示画面
Gi…偽装サムネイル表示画面

Claims (15)

  1. 被写体画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された被写体画像データを記録する画像記録手段と、
    前記画像記録手段に記憶されている被写体画像データについて、偽装加工の有無を判別する判別手段と、
    前記画像記録手段に記憶されている被写体画像データについて、前記撮影手段による撮影からの経過時間を特定する特定手段と、
    前記画像記録手段に記憶されている複数の被写体画像データの中から、前記判別手段により偽装加工が未処理であると判別され、かつ、前記特定手段により撮影から所定時間以上が経過していると特定される被写体画像データを検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された被写体画像データに対して、偽装加工を施して前記画像記録手段に再記録する偽装記録手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラ装置。
  2. 前記画像記録手段は、前記撮影手段により撮影された被写体画像データに対して偽装加工が未処理であることを示す情報を付加して記録し、
    前記偽装記録手段は、偽装加工を施した被写体画像データに対して偽装加工が処理済みであることを示す情報を付加して前記画像記録手段に再記録することを特徴とする請求項1に記載のカメラ装置。
  3. 前記画像記録手段は、前記撮影手段により撮影された被写体画像データを、偽装しない状態において正規の被写体画像データを格納する画像記録領域が予め決められた所定形式の画像ファイル内の該画像記録領域に格納して記録し、
    前記偽装記録手段は、前記画像記録手段により記録された被写体画像データを偽装する場合は、前記所定形式の画像ファイル内の前記画像記録領域に格納された正規の被写体画像データを偽装画像データと入れ替えると共に、当該正規の被写体画像データを同一画像ファイル内に隠蔽して記録することを特徴とする請求項1または2に記載のカメラ装置。
  4. 前記偽装記録手段は、前記正規の被写体画像データに類似する画像データを、前記画像記録手段に記録されている他の正規の被写体画像データの中から選択し、この選択された他の正規の被写体画像データを偽装画像データとして、前記正規の被写体画像データと入れ替えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカメラ装置。
  5. ユーザ操作に応じてユーザ識別情報を入力する識別情報入力手段と、
    この識別情報入力手段により入力されたユーザ識別情報が予め登録されたユーザ識別情報と一致しない場合には前記偽装記録手段により画像ファイルに入れ替えられて記録された偽装画像データを表示し、一致した場合には同一画像ファイル内に隠蔽して記録された被写体画像データを表示する再生制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のカメラ装置。
  6. 前記所定形式の画像ファイルは、所定形式の画像ファイル再生処理プログラムによってファイル再生される場合は偽装画像データが読み出されて表示され、偽装機能対応の所定形式の画像ファイル再生処理プログラムによってファイル再生される場合は隠蔽記録された被写体画像データが読み出されて表示可能となるファイル形態であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のカメラ装置。
  7. 前記偽装記録手段は、前記画像記録手段により所定形式の画像ファイル内の前記画像記録領域に格納された正規の被写体画像データを偽装画像データと入れ替えると共に、当該正規の被写体画像データを同一画像ファイル内の前記画像記録領域とは別の拡張領域に退避して隠蔽記録することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のカメラ装置。
  8. 前記偽装記録手段は、前記画像記録手段により記録された正規の被写体画像データを偽装画像データに埋め込んだ形態にして、この正規の被写体画像データが埋め込まれた偽装画像データを、前記所定形式の画像ファイル内の前記画像記録領域に格納することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のカメラ装置。
  9. 前記所定形式の画像ファイルは、デジタルカメラに標準の画像ファイル形式であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のカメラ装置。
  10. 前記所定形式の画像ファイルは、デジタルカメラに標準のDCFファイルシステムに対応する画像ファイル形式であることを特徴とする請求項9に記載のカメラ装置。
  11. 前記偽装記録手段により正規の被写体画像データが偽装画像データと入れ替えられて記録されると共に当該正規の被写体画像データが隠蔽されて記録された前記所定形式の画像ファイルを、外部の記憶媒体に記憶させる記憶媒体書き込み手段を更に備えたことを特徴とする請求項9または10に記載のカメラ装置。
  12. 前記偽装記録手段により正規の被写体画像データが偽装画像データと入れ替えられて記録されると共に当該正規の被写体画像データが隠蔽されて記録された前記所定形式の画像ファイルを、外部の電子機器に送信する通信手段を更に備えたことを特徴とする請求項9または10に記載のカメラ装置。
  13. 前記偽装記録手段により前記被写体画像データと入れ替えられる偽装画像データは、予め用意された複数の偽装画像データの中から選択されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカメラ装置。
  14. 前記偽装記録手段により前記被写体画像データと入れ替えられる偽装画像データは、前記撮影手段により撮影されて前記画像記録手段により予め記録された偽装非設定の複数の被写体画像データの中から選択されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカメラ装置。
  15. 被写体画像を撮影する撮影手段およびこの撮影手段により撮影された被写体画像データを記録する画像記録手段を備えたカメラ装置のコンピュータを制御するための制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記画像記録手段に記憶されている被写体画像データについて、偽装加工の有無を判別する判別手段、
    前記画像記録手段に記憶されている被写体画像データについて、前記撮影手段による撮影からの経過時間を特定する特定手段、
    前記画像記録手段に記憶されている複数の被写体画像データの中から、前記判別手段により偽装加工が未処理であると判別され、かつ、前記特定手段により撮影から所定時間以上が経過していると特定される被写体画像データを検索する検索手段、
    前記検索手段により検索された被写体画像データに対して、偽装加工を施して前記画像記録手段に再記録する偽装記録手段、
    として機能させるようにしたカメラ装置の制御プログラム。
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