JP4454513B2 - タイル貼りスライド壁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の外壁面又は内壁面を構成するタイル貼り壁構造、特にこれを配した建物が地震等による揺動又は振動を受けた祭に、その揺動等を吸収してタイルの割れや剥離による落下を防止でき、かつ施工の際には取り付けるタイルの位置決めを正確に行うことができると共に、簡単かつスピーディーに取り付けることができるタイル貼りスライド壁構造に関するものである。
なおこの明細書中及び特許請求の範囲中で、タイルの語は、文字通りのタイルの外、同様に建物の内外壁に外装材として用いることのある板状の石材その他の部材をも含むものとする。
この種の技術には、本発明者が提案した特許文献1のタイル貼りの施工方法およびその建築物並びに特許文献2のタイル貼り壁構造がある。
その内、特許文献1で提案した内容は、木造建築物の内外壁の施工面に接着剤を塗布し、その上にネット又はラスアミを設ける工程と、次に立骨を設け、かつ立骨の凹所にタイルを貼る工程と、貼られたタイル間に目地を施す工程とにてタイルを貼って行くタイル貼りの施工方法及びこの施工方法で構成された建築物である。
従って該特許文献1の技術によれば、施工面に取り付けるタイルは、立骨によって位置決めされ、かつ施工中のダレを防止すべく、その重量が受けられるようになっているものである。そのため、この技術の出現以前に課題となっていた施工中のタイルのダレの問題を解決し、かつ木造建築物の外装としてタイルを用いる場合の躯体に掛かる過重問題をも解決したものであり、その点で非常に優れたものであるということができる。
しかし、この技術では、施工性を考えると、前記立骨は、その一枚のサイズをできるだけ大きくするのが好ましいが、そうすると運搬・現場管理コストが若干嵩むこととなる難点がある。また建物が地震等の揺動乃至振動を受けた際に、タイルの割れや剥離による落下を防ぐ面では、これ以前の圧着貼り工法に比べると大幅に改善されたが、前記立骨は下地板を介して建物駆体と固く結合しており、タイルにも建物の受けた地震の振動等を殆どそのまま伝えてしまうという課題も残っているといわざるを得ない。
また特許文献2で提案した内容は、建築物の施工壁面に下地を構成し、その下地上に、タイルの下端を位置決めしつつ支持する支持突部をその配列予定に合わせて突設すると共に上下の支持突部間に網状開口結合部を構成した薄板製の位置決めパネルを固設し、該位置決めパネルの支持突部に下端を載せつつその前面にタイルを接着したタイル貼り壁構造である。
従って該特許文献2の技術によれば、位置決めパネルの前面に配したタイルは、支持突部でその下端が保持されることにより正確な位置決めが確保され、更に施工時のダレを防止できるものであり、更に該タイルを取り付けるための接着剤が、該位置決めパネルの網状開口結合部の網に絡むことで、その確実な接着が確保されることになるものである。また該位置決めパネルは、これに開口した横向きの長孔とビスを用いて下地及び建物駆体に固定するものであるが、地震等の揺動乃至振動があった場合には、該長孔の範囲でその揺動乃至振動を吸収することが可能となるものである。それ故、その際に一般に生じるタイルの割れや剥離による落下を防止することができるものである。
この特許文献2の技術によれば、一枚の位置決めパネルに以上の全ての機能を持たせたものであるため、前記特許文献1の力骨によるタイルの支持構造に比べて、タイルの取付工程を短縮することができる。また該位置決めパネルは取り扱い易い適当なサイズに構成することが可能であり、そのため前記力骨を用いた構成に比べて運搬費や現場管理コストを減少させることができる。
この特許文献2の技術は、以上のように施工性、安全性及びコスト面に於いて、非常に優れたものである。しかし、現在、海外からのタイル輸入が大幅に増えており、国内も含めると、その種類は数千を越える程となっているが、その構成上、前記位置決めパネルは一種類のそれで全てのタイルの取り付けに対応することができるものではない。そして該位置決めパネルを全てのタイルの寸法形状に対応して構成することは不可能であり、それ故、この特許文献2の技術では、事実上、使用可能なタイルの種類が限定されざるを得ないものである。
特公平06−23483号公報 特開2002−250111号公報
本発明は、前記特許文献1及び2の利点を生かし、容易かつスピーディに正確に位置決めしたタイル貼りが可能であり、またこれを構成する各部材が小型で扱い易く、かつより低コストで製造が可能であり、またそのため運搬及び現場管理もスムーズであり、狭い足場の作業場所でも容易にその施工を行うことができるタイル貼りスライド壁構造を提供することを解決の課題とする。更に、特許文献1及び2を含めた従来技術の問題点を解決し、寸法形状の異なる複数種のタイル毎に各別の構成部材を用意するようなことはせず、少ない部品点数による構成で、多種類のタイルの位置決めを容易に行い得るようにしたタイル貼りスライド壁構造を提供することを解決の課題とする。更にまた、地震等の揺動乃至振動を効果的に吸収し、建物に地震等による揺れが生じても、これで支持するタイルの割れや剥離による落下を容易に生じさせないタイル貼りスライド壁構造を提供することを解決の課題とする。
本発明の1は、建物躯体又はこれに配した下地に取り付ける固定用スライド支持部材と、該固定用スライド支持部材に取り付ける複数のタイル用支持部材であって、タイル部材の鉛直荷重を受けつつこれを位置決めする支持突片を突出させたタイル用支持部材と、前記建物駆体、前記下地又は前記固定用スライド支持部材のいずれか又はそれらの間で支持されるタイル用取付部材であって、タイル接着用の接着剤が絡み結合することが可能なタイル用取付部材と、前記タイル用支持部材の支持突片で支持されつつタイル用取付部材に貼着されるタイル部材とで構成したタイル貼りスライド壁構造であって、
前記タイル用支持部材を断面門型に横長長尺部材に構成し、門の上部に当たる前面に前記支持突片を構成し、門の両脚部に当たる両側板の下端に直角方向に延びる係止片を配し、かつ該二つの係止片の内の上側の側板から延長する係止片を門の内側に向け、下側の側板から延長する係止片を門の外側に向けて延長し、
前記固定用スライド支持部材を断面門型の縦型長尺部材に構成し、門の上部に当たる前面に二つで一組となるL型係止片を複数対構成し、かつ該各一組のL型係止片をそれぞれ前記タイル用支持部材の両側板に構成した係止片の間隔でいずれも上向きに構成し、
前記タイル用支持部材を、前記固定用スライド支持部材に、前者の両係止片を,後者の両L型係止片と後者の前面との間にスライド自在に係止することにより、壁面に平行な方向に沿って水平方向及び上下方向に移動可能に取り付けたタイル貼りスライド壁構造である。
本発明の2は、本発明の1のタイル貼りスライド壁構造に於いて、前記複数のタイル用支持部材を、前記固定用スライド支持部材に任意の相互間隔で取り付け得るように構成したものである。
本発明の3は、本発明の1又は2のタイル貼りスライド壁構造に於いて、前記タイル用取付部材として、網状部材又はパンチングパネルのいずれかを採用したものである。
本発明の4は、本発明の1、2又は3のタイル貼りスライド壁構造に於いて、前記タイル用支持部材の目地対応部位に目地材が絡み結合するための開口結合部を設けたものである。
本発明の1のタイル貼りスライド壁構造によれば、前記タイル用支持部材に突設した支持突片を利用し、これにタイル部材を載せながら貼着することにより、熟練を要せずに正確な位置決めをしながらその貼着取り付けを行うことができる。
更にこのようにタイル部材はタイル用支持部材の支持突片で支持されるものであるため、その接着取り付け直後に於ける接着剤の硬化前であっても、該タイル部材は、云うまでもなく、ダレを生じることがない。そのため、従来工法のように施工面の最下部から順次硬化を待ちながらタイル貼りを行うような効率の悪い作業を回避することができ、かつダレが生じないので、その修正の必要も生じない。
従って効率良くかつ正確にタイル部材の取り付け作業を行うことができるものである。
また前記タイル用支持部材は、前記固定用スライド支持部材に壁面に平行な方向に沿って水平方向及び上下方向に移動可能に取り付けるものであるため、建物に地震等による揺動乃至振動が加わった場合に、これらの振動乃至揺動を吸収することが可能であり、その結果、支持するタイルの割れや剥離による落下を容易に生じさせないこととなる。
更に、本発明の1のタイル貼りスライド壁構造によれば、これを構成する各部材は小型に構成することが可能であり、そのため一面で低コストで製造が可能であり、他面では、取り扱いが容易であり、狭い足場の作業場所でも容易にその施工を行うことができたり、運搬が容易である等の利点が得られる。
本発明の2のタイル貼りスライド壁構造によれば、前記複数のタイル用支持部材を任意の相互間隔で配することが可能であるため、種々の寸法形状のタイル部材を自由に選択して使用することが可能となる。
本発明の3のタイル貼りスライド壁構造によれば、接着剤が良好に絡むことができるため、タイル部材の接着を容易かつ確実なものとすることができる。
本発明の4のタイル貼りスライド壁構造によれば、設置したタイル部材の目地に充填する目地材が前記開口結合部に良好に絡むこととなるため、充填した目地材が剥離して落下する等の虞のないものとなる。
本発明のタイル貼りスライド壁構造は、基本的に、建物躯体又はこれに配した下地に取り付ける固定用スライド支持部材と、該固定用スライド支持部材に取り付ける複数のタイル用支持部材と、タイル接着用の接着剤が絡み結合することが可能なタイル用取付部材と、タイル部材とで構成したものである。
前記建物駆体は、木造、鉄骨造又はRC造のいずれの駆体も、その対象となり得る。
また前記下地は、特定の構成に限定されないが、実際上、建物駆体の種別によって異なる適した構成がある。例えば、木造であれば、建物駆体を構成する柱や間柱に面材及び胴縁を介して配した下地板で構成することができる。該下地板が防水性を備えたものでない場合は、その前面に防水シートを被覆するのが適当である。他方、建物駆体がRC造の場合は、下地としては、その躯体壁面それ自体を、これに防水処理を施した上で採用することができる。該躯体壁面の防水処理としては防水剤の塗布が適当である。また、防水シートの張り付けを採用することも可能である。
いずれにしても下地は、その表面がタイル部材を取り付けるための接着剤が完全には接着結合しない性質を有するものであることが適当である。
前記固定用スライド支持部材は、前記のように、建物駆体又はこれに配した下地に取り付ける。下地への取り付けは、より好ましくは、その取付手段を、背後の建物駆体まで延長して同時に建物駆体とも結合するように構成するのが適当である。
また該固定用スライド支持部材は、前記のように、前記タイル用支持部材を壁面に平行な方向に沿って、即ち、該下地板等の前面と適当な間隔でその面と平行な方向に沿って水平方向及び上下方向に移動可能に取り付けるための手段である。いずれにしてもその移動は往復移動であり、定常位置に位置したタイル用支持部材を、例えば、地震等の振動乃至揺動を受けた場合に、通常、その定常位置を中心に、相対的に往復動させ得るように支持する。この往復動は、水平方向及び上下方向のそれを確保する。上下方向の往復動の場合は、定常位置は通常最下部になり、最下部の定常位置と上方との間を昇降動作させ得るものとする。
従って該固定用スライド支持部材は、該タイル用支持部材の以上のような動きを許容しつつ支持する手段を採用すべきである。具体的には、該タイル用支持部材を、水平方向及び上下方向に往復移動自在に支持する構成としては、該固定用スライド支持部材の前面に側面から見てL型に立ち上げたL型係止片を二つ構成し、これと該固定用スライド支持部材の前面との間に該タイル用支持部材の上下に構成した係止片を水平方向及び上下方向スライド自在に装入する構成とする。
タイル用支持部材を支持する手段は、以上のように、簡明な構成にすべきであり、該固定用スライド支持部材に必要に応じて容易に任意の間隔で構成し得るようにしておくのが適当である。即ち、複数のタイル用支持部材を、該固定用スライド支持部材に任意の相互間隔で取り付け得るように構成しておくのが好ましい。
該固定用スライド支持部材は、以上のように、タイル用支持部材を支持する部材であり、そのような趣旨から、建物躯体又はこれに配した下地に支持のために適当な間隔で取り付けることとすれば良い。タイル用支持部材は横長の部材であり、該固定用スライド支持部材は、これを適切に支持する縦長の部材に構成し、該建物躯体又はこれに配した下地に複数のそれを縦向きに配し、更にこのように縦向きに配した複数の固定用スライド支持部材に、対象のタイル部材の縦幅を僅かに越える間隔で横向きの複数のタイル支持部材を配することとするものである。
以上の固定用スライド支持部材は、以上のような構成であり、必要な荷重を受けることが可能であれば、種々の材質の部材で構成することができる。例えば、薄板製金属板材を打ち抜き及び折曲加工して構成することが可能であり、或いはプラスチック等で成形して構成することも可能である。
前記タイル用支持部材は、以上のように、該固定用スライド支持部材に取り付けるものであるが、それ自体は、タイル部材の鉛直荷重を受けつつこれを位置決めする役割を担当し、そのためにその前方に支持突片を突出させたものである。
各タイル用支持部材は、通常、横方向に並んだ複数のタイル部材を上記のように位置決めしつつ支持するものであり、そのような観点からこれは横長に構成してあり、かつ前記支持突片は、そのような横長のタイル用支持部材の前面から前方に向けて突出させるものである。該タイル用支持部材は、例えば、帯状の金属で構成した場合は、複数の支持突片を対象のタイル部材の横幅より短い間隔で突出連設することとするのが適当である。なお該支持突片は、前記の目的が達成できるものである限り、その具体的構成は自由であり、更に必要な荷重を受けることができるものであれば、前記金属に限らず、プラスチックその他の材質も採用可能である。
また該タイル用支持部材には、これを建物壁面に利用して対象のタイル部材を支持した際に、それらの隣接するタイル部材間、即ち、目地対応部位に目地材が絡み結合することが可能な開口結合部を設けるのが適当である。これによって目地に充填した目地材を開口結合部に絡ませて容易に脱落しないようにすることができる。
前記タイル用取付部材は、前記タイル用支持部材の支持突片で位置決めされ、かつ荷重受けされたタイル部材を対象の壁面に取り付けるための手段であり、タイル部材を接着するための接着剤がこれに絡むことで結合することが可能な部材である。該タイル用取付部材としては、このような趣旨に適合する種々の構成を自由に採用することができる。例えば、金属の網状部材又は多数の穴を平均に開口したパンチングパネル等を採用し、これを下地と固定用スライド支持部材との間に配することとすることができる。態様によっては前記建物駆体と固定用スライド支持部材との間に固定することも可能であり、或いは該固定用スライド支持部材に取り付ける構成とすることも可能である。材質も前記金属の他、必要な荷重を確保できる限り種々の材質の部材を採用することが可能である。
いずれにしても接着剤を裏面側に配したタイル部材を、前記タイル用支持部材の支持突片で位置決めしつつ下地側に押し付けると、その直前に位置するタイル用取付部材である網状部材又はパンチングパネル等にその接着剤が絡み、タイル部材と該タイル用取付部材との結合が確かなものとなる。
前記タイル部材は、前記のように、文字通りのタイルの他、プレート状石材等を含むものであり、タイル状又はプレート状の単位外壁部材をその対象とすることができる。
本発明のタイル貼りスライド壁構造によれば、次のような手順でこれを構成することができる。
木造建築物を対象とした場合は、例えば、建物躯体を構成する柱や間柱に直接下地板を取り付けて下地を構成する。或いは、柱や間柱に面材を取り付け、該面材の前面に防水シートを張り付けた上で、縦胴縁を介して下地板を取り付け、下地を構成する。それらの下地板は防水シートを内装したものでない場合は、その前面に防水シートを張り付けるのが適当である。該下地板は、釘やビス等で前記柱や間柱等に直接に固設し、或いは前記縦胴縁を介して固設する。前記面材や前記下地板に張り付ける防水シートはステップル等を利用してそれらに固定する。
この後、該下地板の前面にタイル用取付部材である網状部材等を配し、その前面に固定用スライド支持部材を取り付ける。前記のように、固定用スライド支持部材縦長の部材であり、複数のそれを前記タイル用支持部材を取り付けるのに適当な間隔で縦向きに取り付ける。該固定用スライド支持部材に横向きの固定用長穴を開口しておいた場合はこれらを利用してビス等によりその範囲でこれらの固定用スライド支持部材も横方向に移動自在に取り付けることができる。
このようにして対象の壁領域に固定用スライド支持部材を取り付けた後、該固定用スライド支持部材に前記タイル用支持部材を対象のタイル部材の縦幅を僅かに越える間隔で横向きに取り付ける。これらも当然対象の壁領域の全体に渡って以上の態様で取り付ける。これらのタイル用支持部材の取り付けは、該固定用スライド支持部材の前面に構成したそのための取り付け手段を利用して行う。前記のように、該手段は、該固定用スライド支持部材の前面に側面から見てL型に立ち上げたL型係止片に構成したため、これらのL型係止片と該固定用スライド支持部材の前面との間に該タイル用支持部材の上下の係止片をそれぞれ水平方向及び上下方向スライド自在に装入することで取り付ける。なお該各一対のL型係止片は、該固定用スライド支持部材の前面に、予め対象のタイル部材の縦幅を僅かに越える間隔で構成しておくべきものである。
前記タイル部材は、この後、その裏面に接着剤を塗布した上で、前記タイル用支持部材の支持突片で位置決めしつつ下地板側に押し付けて取り付ける。対象領域の全面にこのようにしてタイル部材を取り付け、更に目地に目地材を充填すれば、本発明のタイル貼りスライド壁構造の施工は完了である。なお、前記のように、接着剤を裏面に塗布したタイル部材を下地板側に押し付けると、その直前に位置するタイル用取付部材である網状部材又はパンチングパネル等にその接着剤が絡むことになり、該接着剤の硬化後にはタイル部材と該タイル用取付部材との結合が確かなものとなる。
この実施例のタイル貼りスライド壁構造は木造建築物に適用した例であるが、図1に示す参考例に若干の変更を加えたものである。先ず初めに、参考例の説明をし、後にこの実施例を、参考例に変更を加えた形で説明する。この参考例のタイル貼りスライド壁構造は、以上の通りであるから、木造建築物に適用した例であり、図1に示すように、その構成の基本は、下地を構成する下地板5と、その前面に配したタイル用取付部材である網状部材6と、これを介して下地板5及び建物の構造体を構成する柱1又は間柱に固設した複数の固定用スライド支持部材7と、該固定用スライド支持部材7に横方向スライド自在に配した複数のタイル用支持部材9と、該タイル用支持部材9、9…の支持突片9a、9a…で位置決めしつつ前記網状部材6に接着結合した複数のタイル部材10、10…とで構成したものである。
以下に以上の各構成部材の詳細を説明しながらこの参考例のスライド壁構造の施工手順を説明する。
まず初めに下地から説明する。
図1に示すように、予め建物の構造体を構成する柱1及び間柱の外面側にタイル貼りを行う範囲にわたって面材2を配し、これをビス等で該柱1等に固設し、更に該面材2の前面に防水シート3を配する。前記下地板5は、該面材2及びその前面に配した通気胴縁4を介して前記柱1等に固設する。該通気胴縁4は、背後の柱1又は間柱に対応する位置に予め釘等で固定し、下地板5はその上に配し、ビス等で該通気胴縁4及び面材2を貫通させて前記柱1等に固設するものである。
前記下地板5は、この例では防水シートを内装した板材を採用し、この前面に更に防水シートを被覆するような必要のないものとした。
前記網状部材6は、金属で、文字通り、網状に構成した部材であり、図1に示すように、前記下地板5の前面に接合状態に配し、ステップル等で仮止めした上で、前記固定用スライド支持部材7、7…を背後の通気胴縁4、4…に対応させて該網状部材6の前面に接合状態に配し、これらを、図2(a)に示すように、ビス8、8…により該網状部材6、下地板5、通気胴縁4、防水シート3及び面材2を介して柱1又は間柱に固定する。該網状部材6は、この固定用スライド支持部材7、7…の固定により、これらと下地板5に挟持されて後者の前面に固定される。
該固定用スライド支持部材7は、図1〜図3に示すように、断面門型を基本形状とする金属製長尺部材であり、その前面には、側面から見てL型のL型係止片7bと逆L型の逆L型係止片7aが構成してある。該L型係止片7bと逆L型係止片7aとは対となっており、特に図1、図2(a)及び図3に示すように、その内端間の間隔を前記タイル用支持部材9の幅を僅かに越える寸法に構成する。
各L型係止片7b及び逆L型係止片7aの対は上下方向(長さ方向)に、設置すべきタイル用支持部材9、9…の上下隣接する相互の間隔で構成しておく。なお該相互の間隔は、対象とするタイル部材10の高さ方向の寸法を僅かに越えたそれとするのは云うまでもない。この間隔は、対象のタイル部材10を決定した後に設定し、その都度、その寸法に合わせて構成する。該L型係止片7bと逆L型係止片7aの構成は簡単であり、その都度構成することとしても、製造上、特に不都合はなく、多種のタイル部材10に自由に対応できるため使用上は好都合である。
該固定用スライド支持部材7の前面には、図1に示すように、上下隣接するL型係止片7bと逆L型係止片7aとによる対の間に、更に該固定用スライド支持部材7の固定用の固定長孔7dを開口しておく。これは該固定用スライド支持部材7の長さ方向に直交する方向に長く構成する。
また該固定用スライド支持部材7は、特に図2(b)、(c)に示すように、両側板の下端部にそれぞれ外方に張り出した脚板部7c、7cを構成し、前記したように、前面に網状部材6を配した下地板5にその脚板部7c、7cを接合させて固定する。固定は、前記固定長孔7dにビス8を挿入し、前記したように、該網状部材6から柱1又は間柱までこれをねじ込んで固定する。該固定用スライド支持部材7、7…は、前記したように、背後の柱1又は間柱の位置に対応させて縦向きに配しておくものとする。
次いで、図1、図2(a)及び図3に示すように、このように固定した固定用スライド支持部材7、7…に、前記タイル用支持部材9、9…を、前記したように、対象のタイル部材10の縦方向の寸法を僅かに越える間隔で横向きかつ横方向スライド自在に配する。
該タイル用支持部材9は、図1、図2(a)及び図3に示すように、前記固定用スライド支持部材7と同様に、断面門型を基本形状とする金属製長尺部材である。その前面には、その長さ方向に沿って、対象とするタイル部材10の横幅寸法中に二つが位置し得る程度の間隔で複数の支持突片9a、9a…を構成する。該タイル用支持部材9は、横向きで使用するものであるから、該支持突片9a、9a…は、該タイル用支持部材9の長さ方向と平行に張り出した状態に構成する。具体的には、該タイル用支持部材9の前面の該当する部位を四辺形の3辺相当位置で切り抜き、これによって形成された舌片状の部分を90度に起こして構成する。形成された開口部は目地材が絡み結合するための開口結合部9cとなる。
なお該タイル用支持部材9の前面には、両側の各支持突片9a、9a間に更に円形の開口結合部9dを開口させておくものとする。
また該タイル用支持部材9は、図1〜図3に示すように、その両側板の下端部にそれぞれ外方に張り出した係止片9b、9bを構成し、前記固定用スライド支持部材7の前面と、その各対のL型係止片7b及び逆L型係止片7aとの間に、両側板下端部の係止片9b、9bを挿入して、前記したように、該タイル用支持部材9、9…を、該固定用スライド支持部材7、7…の前面に横方向にスライド自在に配する。
この後は、前記タイル部材10、10…を、順次、その裏面に接着剤11を塗布した上で、前記タイル用支持部材9の支持突片9a、9a…で位置決めしつつ下地板5側に押し付けて取り付ける。なお該タイル部材10、10…は、図1及び図2(a)に示すように、裏面にあり足を形成して接着剤11との良好な結合が図れるものを採用した。対象領域の全面に以上のようにしてタイル部材10、10…を取り付け、更に目地に目地材を充填すれば、この実施例のタイル貼りスライド壁構造の施工は完了である。
なお、前記のように、接着剤11を裏面に塗布したタイル部材10を下地板5側に押し付ける作業は、まず接着剤11をタイル部材10の裏面のあり足部に確実に絡むように点付けで塗布した上で、前記タイル用支持部材9から前方に張り出している支持突片9a、9a…に下端を載せながら、該タイル部材10、10…を揉み込むことにより、網状部材6に絡ませながら行う。こうして、該下地板5の直前の網状部材6にその接着剤11がしっかりと絡むことになり、該接着剤11の硬化後にはタイル部材10、10…と該網状部材6との結合が確かなものとなる。
以上のように、接着剤11とタイル部材10とが確実に結合し、接着剤11と網状部材6とも機械的に確実に結合し、かつ固定用スライド支持部材7がビス8により柱1又は間柱に固定されているため、下地板5と網状部材6との間に剥離が起きても、タイル部材10、10…の剥離による落下事故を防ぐことができる。
また目地に充填した目地材は、タイル用支持部材9の前面に開口した開口結合部9c、9c…、9d、9d…からその裏面側にも回り込み、硬化後はこれらに固着する。こうして目地材の脱落も生じがたくなる。
ところで、この参考例に於いて、前記タイル用支持部材9、9…の鉛直方向の取り付け間隔をタイル部材10の高さ方向の寸法と一致させれば、前記のようにして設置するタイル部材10、10…の水平方向のタイル間隔をなくしてこの方向の目地のないタイル壁面を構成することができる。このような構成が可能なのは、前記したように、網状部材6とタイル用支持部材9、9…を用い、鉛直荷重は後者が受け、水平方向の引っ張り荷重のみを前者が受けることとして、タイル部材10、10…の剥離を防止する構造となっているためであり、目地によるタイル部材10、10…の貼り付け強度を必要としないことによる。
この実施例は、以上の実施例に於いて、図4に示すように、前記固定用スライド支持部材7のL型係止片7bと逆L型係止片7aとの対、同様の位置関係のL型係止片7b、7bの対に置き換えたものである。この実施例では、前記タイル用支持部材9もそれに対応して変形し、その両側板の下端部の係止片9b、9bの内の、設置の際に上向きに配される側のそれを逆に該タイル用支持部材9の下面側に折り返した状態に形成し、該タイル用支持部材9を、前記のように、該固定用スライド支持部材7に取り付ける際に、同図に示すように、前者の各係止片9b、9bを、後者のL型係止片7b、7bに係止する態様で横方向及び上下方向スライド自在に配することとしたものである
木造建築物に適用した参考例を示す斜視説明図。 (a)は図1の柱の部分で断面した接着剤省略の断面説明図、(b)は固定用スライド支持部材の逆L型係止片の直上で横断面した拡大平面断面図、(c)は固定用スライド支持部材のL型係止片の直上で横断面した拡大平面断面図。 固定用スライド支持部材及びタイル用支持部材の結合状態を示す側面説明図。 実施例の固定用スライド支持部材及びタイル用支持部材の結合状態を示す側面説明図。
符号の説明
1 柱
2 面材
3 防水シート
4 通気胴縁
5 下地板
6 網状部材
7 固定用スライド支持部材
7a 逆L型係止片
7b L型係止片
7c 脚板部
7d 固定長孔
8 ビス
9 タイル用支持部材
9a 支持突片
9b 係止片
9c、9d 開口結合部
10 タイル部材
11 接着剤

Claims (4)

  1. 建物躯体又はこれに配した下地に取り付ける固定用スライド支持部材と、該固定用スライド支持部材に取り付ける複数のタイル用支持部材であって、タイル部材の鉛直荷重を受けつつこれを位置決めする支持突片を突出させたタイル用支持部材と、前記建物駆体、前記下地又は前記固定用スライド支持部材のいずれか又はそれらの間で支持されるタイル用取付部材であって、タイル接着用の接着剤が絡み結合することが可能なタイル用取付部材と、前記タイル用支持部材の支持突片で支持されつつタイル用取付部材に貼着されるタイル部材とで構成したタイル貼りスライド壁構造であって、
    前記タイル用支持部材を断面門型に横長長尺部材に構成し、門の上部に当たる前面に前記支持突片を構成し、門の両脚部に当たる両側板の下端に直角方向に延びる係止片を配し、かつ該二つの係止片の内の上側の側板から延長する係止片を門の内側に向け、下側の側板から延長する係止片を門の外側に向けて延長し、
    前記固定用スライド支持部材を断面門型の縦型長尺部材に構成し、門の上部に当たる前面に二つで一組となるL型係止片を複数対構成し、かつ該各一組のL型係止片をそれぞれ前記タイル用支持部材の両側板に構成した係止片の間隔でいずれも上向きに構成し、
    前記タイル用支持部材を、前記固定用スライド支持部材に、前者の両係止片を,後者の両L型係止片と後者の前面との間にスライド自在に係止することにより、壁面に平行な方向に沿って水平方向及び上下方向に移動可能に取り付けたタイル貼りスライド壁構造。
  2. 前記複数のタイル用支持部材を、前記固定用スライド支持部材に任意の相互間隔で取り付け得るように構成した請求項1のタイル貼りスライド壁構造。
  3. 前記タイル用取付部材として、網状部材又はパンチングパネルのいずれかを採用した請求項1又は2のタイル貼りスライド壁構造。
  4. 前記タイル用支持部材の目地対応部位に目地材が絡み結合するための開口結合部を設けた請求項1、2又は3のタイル貼りスライド壁構造。
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