JP4453683B2 - 遠隔操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の遠隔操作装置に関する。
従来、リモコン操作により車両の遠隔操作を行う装置を搭載した車両が開発されてきている。これにより、例えば、駐車場における車庫入れ、又は、車庫出し等において、車庫が運転手の乗り込み不可能なほどスペースが狭い場合においても、運転手は、リモコン操作によりこれを行うことができる。また、移動箇所までのルートをあらかじめ記憶させて、記憶したルートに沿って自動運転を行う装置を搭載した車両についても同様に開発されてきている。
このような遠隔操作される、及び/又は、自動運転を行う車両の性能向上を目的として、種々の発明がなされている。
特許文献1には、自動運転を行う車両において、ルートを認識したりルート上の障害物を検出するセンサ、又はGPS装置等の機器の故障発生時に車両を停止する技術が開示されている。これにより、例えば、車両が障害物があるようなルートを走行している場合、障害物を検出するセンサが壊れたとき車両を停止することにより、障害物との衝突を回避することができる。
特開平9−160643
しかしながら、特許文献1で開示された発明では、自動運転を行う車両は、機器の故障発生時に、一様に車両停止を行う。そのため、車両停止することが望ましくない場合などにおいては、一様に車両停止を行うことが運転手に不便を与えるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みて、この問題を解消するために発明されたものであり、運転手が不便を受けない遠隔操作又は自動運転を行う車両の遠隔操作装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の遠隔操作装置は、車両の発進及び停止を遠隔操作する遠隔操作手段を有する車両の遠隔操作装置であって、前記車両の走行位置の周辺を監視する監視装置と、前記監視装置の検知結果に基づいて前記車両の走行可能な走行経路を算出する走行経路算出手段と、前記監視装置の正常時に、前記車両が前記走行経路算出手段により算出された走行経路を、第1の状態で走行するよう走行制御し、前記監視装置の異常時に、前記車両が前記走行経路算出手段により算出された走行経路を、異常状態に対応した第2の状態で走行するよう走行制御する車両走行制御手段と、を有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の遠隔操作装置は、車両の発進及び停止を遠隔操作する遠隔操作手段を有する車両の遠隔操作装置であって、前記車両の走行経路を格納した走行経路格納手段と、前記車両の操舵を行う操舵手段を有し、前記操舵手段の正常時に、前記車両が前記走行経路格納手段により格納された走行経路を、第1の状態で走行するよう走行制御し、前記操舵手段の異常時に、前記車両が前記走行経路格納手段により格納された走行経路を、異常状態に対応した第2の状態で走行するよう走行制御する車両走行制御手段と、を有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の前記第2の状態における前記車両の走行速度は、前記第1の状態における前記車両の走行速度に比べて低速であるように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の前記第1の状態における前記車両の走行は連続走行であり、前記第2の状態における前記車両の走行は間欠走行であるように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の前記第2の状態における前記車両の走行速度は、前記車両に搭載されたパーキングブレーキ又はシフトレンジのPレンジへの切り替えにより停止可能な走行速度であるように構成することができる。
本発明によれば、運転手が不便を受けない遠隔操作又は自動運転を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
まず、本発明の遠隔操作装置の第1の実施例を図1〜5を用いて説明する。
(装置構成)
まず、実施例1の遠隔操作装置1の装置構成例について図1を用いて説明する。図1は、実施例1に係る遠隔操作装置の装置構成例を示す図である。
図1において、遠隔操作装置1は、リモコン2,車両3を有する。また、車両3は、ECU(Engine Control Unit)10,操舵制御部20、操舵装置20a、監視装置30,制動力制御部40、エンジン50,シフト切り替え装置60,PKB(ParKing Brake)70、油圧ブレーキ80を有する。
リモコン2は、車両3の遠隔操作を行うための装置である。例えば、車両3に対して、発進、即ち遠隔操作開始、又は停止、即ち遠隔操作中止を無線などの通信手段を介して指示することにより車両3の遠隔操作を行う。
ECU10は、車両3の各部を制御する装置である。例えば、操舵力制御部20、監視装置30,制動力制御部40,エンジン50、シフト切り替え装置60,PKB70、油圧ブレーキ80の動作を制御する。なお、ECU10の詳細については後述のECUの構成において説明を行う。
操舵制御部20は、操舵装置20aを制御する装置である。例えば、ECU10から制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいて操舵装置20aの操舵に必要な操舵力、及び操舵角度を制御する。電動パワーステアリングにおける倍力装置などである。
操舵装置20aは、車両3の進路方向を指示するための装置である。例えば、ステアリングである。
監視装置30は、車両3の周辺を監視するための装置である。例えば、車両3の後部に搭載されたカメラ、又は、レーザー装置などである。
制動力制御部40は、車両3の制動力を制御する装置である。例えば、ECU10により制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいて後述の油圧ブレーキ80などの制動手段に与える制動力を制御する。
エンジン50は、車両3の動作に必要な動力を生成する装置である。このエンジン50は、ECU10が実施する燃料噴射量制御処理等に基づきガソリンの燃焼を行い燃焼エネルギーを元に動力を生成するガソリンエンジンなどである。
シフト切り替え装置60は、エンジン50で生成された動力と車両3の車輪に伝達する動力の動力比の切り替えをシフトの切り替えにより行う装置である。これにより車両3の車速、トルクを切り替える。例えば、ECU10から制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいて自動でシフト切り替えを行う自動変速機などである。例えば、シフトをPレンジとした場合、車両は停止した状態を保持し、よって後述するパーキングブレーキ70(PKB)と同等の機能を奏することとなる。
PKB70は、駐車時に運転者の操作により車両3に対して制動をかける場合に使用する制動装置である。本実施例に係るPKB70は、ECU10により駆動制御されており、ECU10からの制御処理に従い車両3の制動を行う構成とされている。
油圧ブレーキ80は、一般的なブレーキ装置で、液体(ブレーキ フルード)を利用して各輪に平均した制動力を伝えるブレーキである。例えば、制動力制御部40により、油圧ブレーキ80の制動力は制御される。
以上の各構成要素を有する遠隔操作装置1は、リモコン2により車両3の発進及び停止を遠隔操作する構成とされている。
(ECU10の構成)
次に、実施例1のECU10の構成例について図2を用いて説明する。
図2において、ECU10は、操舵制御部ECU110、監視装置ECU120、制動力制御部ECU130、エンジンECU140、シフト切り替え部ECU150、PKB用ECU160,電圧監視ECU170、自動又は遠隔制御ECU180、データ格納部190、走行経路算出部200を有する。
操舵制御部ECU110は、操舵制御部20を制御するECUである。また、操舵制御部20の状態を監視し、故障の検知を行う。
監視装置ECU120は、監視装置30を制御するECUである。また、監視装置30の状態を監視し、故障の検知を行う。
制動力制御部ECU130は、制動力制御部40を制御するECUである。また、制動力制御部40の状態を監視し、故障の検知を行う。
エンジンECU140は、エンジン50を制御するECUである。
シフト切り替え制御ECU150は、シフト切り替え装置60を制御するECUである。
PKB用ECU160は、PKB70を制御するECUである。
電圧監視ECU170は、車両3を構成する各機器に与えられる電圧を監視するECUである。
自動又は遠隔制御ECU180は、操舵制御部ECU110、監視装置ECU120、制動力制御部ECU130、エンジンECU140、シフト切り替え部制御ECU150,PKBECU160、電圧監視ECU170を制御するECUである。また、リモコン2から発進又は停止の制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいてこれらの各ECUにより車両3の動作を制御する。制御方法の詳細については、後述の動作例において説明を行う。
データ格納部190は、ECU10が行う制御に関するデータを格納する装置である。例えば、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置が、後述の走行経路算出部200により算出された車両3の走行経路に係るデータを格納する。
走行経路算出部200は、車両3の走行経路を算出する。例えば、監視装置30により得られる車両の周辺の情報に基づいて、車両3の走行経路を算出する。
以上の構成により、ECU10は、遠隔操作装置1を構成する各機器の制御を行う。
(機能の構成例1)
次に、本発明の遠隔操作装置の機能の構成の第1の例について図3を用いて説明する。図3は、本発明の遠隔操作装置の機能の構成例1を示す図である。
図3において、遠隔操作装置1は、遠隔操作手段210、車両走行制御手段220、走行経路格納手段230、監視装置240、制動力制御手段250を有する。
遠隔操作手段210は、車両3の発進及び停止を遠隔操作する。後述の車両走行制御手段220へ発進又は停止の信号を送信することにより遠隔操作を行う。例えば、リモコン2である。
車両走行制御手段220は、車両3の走行を制御する。遠隔操作手段210から発進又は停止の信号を受信し、この受信信号に基づいて車両3の走行を制御する。また、後述の監視装置240が正常であるか、又は異常であるかの状態に応じて、車両3の走行を制御する。例えば、ECU10が行う処理である。
走行経路格納手段230は、車両3の走行経路に係るデータを格納する。例えば、データ格納部190である。
監視装置240は、車両3の周辺を監視する。例えば、監視装置30である。
制動力制御手段250は、車両3の制動力の制御を行う。車両走行制御手段220により制御され、車両3に与える制動力を制御する。例えば、制動力制御部40である。
以上の機能構成により、本発明の遠隔操作装置1では、車両3は、遠隔操作手段210により発進及び停止を遠隔操作され、走行経路格納手段230により格納された走行経路を走行する。また、車両走行制御手段220は、監視装置240が正常であるか、又は異常であるかの状態に応じて、制動力制御手段250に指示を行うことにより車両3の走行を制御する。
(動作例1)
次に、実施例1の遠隔操作装置1の行う動作の第1の例について図4を用いて説明する。図4は、動作例1に係るフローチャートである。ここでは、車両3は、リモコン2により発進、及び、停止を遠隔操作され、移動目標である車庫までの走行経路を走行する。即ち、車庫入れを遠隔操作されている。このとき、監視装置30の異常が発生したとき、異常に対応した退避走行として減速を行う動作について説明を行う。なお、走行経路のデータは、データ格納部190に格納されているものとする。
まず、車両3は、リモコン2により遠隔操作で車庫入れを実施中である(S101)。
ステップS101において、監視装置30である、ここでは車両3に搭載された周辺を監視するカメラの異常、即ち故障が発生したか否かを判定する(S102)。
ステップS102において、監視装置30が異常であるとき(S102、YES)、即ち、監視装置ECU120が監視装置30の故障の検知を行ったとき、ステップS103へ移る。監視装置30が正常であるとき(S102,NO)、ステップS104へ移る。
ステップS103へ移って、車両3は減速される(S103)。ここでは、自動又は遠隔制御ECU180は、ステップS102、YESにおいて監視装置ECU120が検知した監視装置30の故障情報を受信し、制動力制御部ECU130に減速の指示を送信する。制動力制御部ECU130は、受信した減速の指示に従って、制動力制御部40を制御し、減速を行う。ここでの減速速度は、リモコン2による停車指示により、直ちに車両3が停止しうる速度とされている。
ステップS104へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、目標位置まで到達したか否かを判定する(S104)。ここでは、自動又は遠隔制御ECU180は、データ格納部190に格納された走行経路上の目標位置と、車両3の自車位置に基づいて目標位置まで到達したか否かを判定する。
目標位置に到達したとき(S104、YES)、ステップS105へ移る。目標位置に到達していないとき(S104、NO)、ステップS104に戻り、目標位置に到達するまで車両3は走行する。
ステップS105へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、車両3の走行を終了するように制御する(S105)。
以上の動作により、車両3は、リモコン2により発進、及び、停止を遠隔操作され、移動目標である車庫までの走行経路を走行する。即ち車庫入れを遠隔操作されている。このとき、監視装置30の異常が発生したとき、異常に対応した退避走行として減速を行う。
これにより、以下に掲げる効果を奏する。その効果とは、監視装置30の異常発生時においても、目標位置に安全に到達できることである。例えば、車両3の進行方向に人又は障害物が存在することをリモコン2の操作者が認知し、操作者が停止操作を行った場合、車両3は減速走行を行っているため直ちに停止することができる。よって、操作者(人間)の遠隔操作であっても、危険が認知された場合には、衝突等を行うことなく安全に停止することにより、衝突による危険を回避することができる。この結果、目標位置に安全に到達することができる。
また、従来は、監視装置30の異常発生時において、一様に車両を停止していたため、例えば、運転手が乗り込むことが不可能なほど狭い場所に車両が停止すると、運転手は対応ができなくなり不便をうけた。本動作例で示される動作によれば、このような不便を運転手がうけなくなるという効果も奏する。
なお、ステップS103において、減速することにより、車両3の走行速度を、PKB70又はシフト切り替え装置60のシフトレンジのPレンジへの切り替えにより停止可能な走行速度としてもよい。これにより、ステップS105において、自動又は遠隔制御ECU180は、PKB用ECU160を介してPKB70を起動する、又はシフト切り替え制御ECU150を介してシフト切り替え装置60のシフトレンジをPレンジへ切り替えることによっても、車両3の走行を終了させることができる。
なお、動作例1においては、前提として、走行経路のデータは、データ格納部190に格納されていたが、走行経路のデータは、監視装置30が監視した車両の周辺の情報を元に走行経路算出部200が算出してもよい。
(動作例2)
次に、実施例1の遠隔操作装置1の行う動作の第2の例について図5を用いて説明する。図5は、動作例2に係るフローチャートである。ここでは、車両3は、リモコン2により発進、及び、停止を遠隔操作され、移動目標である車庫までの走行経路を走行する。即ち車庫入れを遠隔操作されている。このとき、操舵制御部20又は操舵装置20aの異常が発生したとき、異常に対応した退避走行として間欠走行を行う動作について説明を行う。
まず、車両3は、リモコン2により遠隔操作で車庫入れを実施中である(S201)。
ステップS201において、操舵制御部20又は操舵装置20aである、ここでは車両3に搭載されたステアリングの異常、即ち故障が発生したとき(S202、YES)、ステップS203へ移る。操舵制御部20又は操舵装置20aが正常であるとき(S202,NO)、ステップS204へ移る。
ステップS203へ移って、車両3は、走行を停止する(S203)。ここでは、操舵制御部ECU110は、操舵制御部20の故障の検知を行う。次に、自動又は遠隔制御ECU180は、操舵制御部ECU110から操舵制御部20又は操舵装置20aの故障の情報を受信し、制動力制御部ECU130に走行停止の指示を送信する。制動力制御部ECU130は、受信した走行停止の指示に従って、制動力制御部40を制御し、走行停止を行う。
次に、ステップS204へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、目標位置まで到達したか否かを判定する(S204)。ここでは、自動又は遠隔制御ECU180は、データ格納部190に格納された走行経路に基づいて目標位置を算出し、算出された目標位置と車両3の自車位置に基づいて目標位置まで到達したか否かを判定する。
目標位置に到達したとき(S204、YES)、ステップS207へ移る。目標位置に到達していないとき(S204、NO)、ステップS205へ移る。
ステップS205へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、遠隔操作による発進の指示があるか否かを判定する(S205)。ここでは、リモコン2により発進の指示が行われるか否かを判定する。発進の指示があるとき(S205、YES)、ステップS206へ移る。発進の指示がないとき(S205,NO)、ステップS207へ移る。
ステップS206へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、間欠走行として車両3を数十センチ、ここでは30センチ、走行させる指示を制動力制御部ECU130に送信する。制動力制御部ECU130は、受信した間欠走行の指示に従って、制動力制御部40を制御し、間欠走行を行う。また、間欠走行を行ったのち、ステップS204へ戻る。
ステップS207へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、車両3の走行を終了するように制御する(S207)。
以上の動作により、車両3は、リモコン2により発進、及び、停止を遠隔操作され、移動目標である車庫までの走行経路を走行する。即ち車庫入れを遠隔操作されている。このとき、操舵制御部20又は操舵装置20aの異常が発生したとき、異常に対応した退避走行として間欠走行を行う。
これにより、以下に掲げる効果を奏する。その効果とは、操舵制御部20又は操舵装置20aに異常発生時においても、目標位置に安全に到達できることである。例えば、車両3の進行方向に人又は障害物が存在することをリモコン2の操作者が認知し、操作者は、人又は障害物を意識しながら、間欠走行によって車両3を走行させることができる。よって、操作者(人間)の遠隔操作であっても、危険が認知された場合には、衝突による危険を回避することができる。この結果、目標位置に安全に到達することができる。
なお、上記した実施例1は、前記した請求項1〜5に対応したものである。
また、動作例1においては、監視装置30が故障した場合に減速走行、動作例2においては、操舵制御部20又は操舵装置20aが故障した場合に間欠走行、を行うことにより退避走行を行った。しかし、この場合に限らず、例えば、監視装置30が故障した場合に間欠走行を、操舵制御部20又は操舵装置20aが故障した場合に減速走行としてもよいものとする。
次に、本発明の遠隔操作装置の第2の実施例について図6、7を用いて説明する。
実施例1では、監視装置30、操舵制御部20、又は操舵装置20aの故障の発生時において、目標位置に安全に到達できるような遠隔操作又は自動運転を行う操作を行った。ここでは、遠隔操作される車両3において、電源の故障が発生したとき、後述のPKB70の機構の機械的動作により走行停止を行うことにより故障の対処を行う。
なお、実施例2に係る遠隔操作装置1の装置構成及びECU10の構成は、実施例1と同様であるとして、ここでは説明を省略する。
図6は、実施例2に係る遠隔操作装置1のPKB70の機構を示す図である。図7は、実施例2に係るフローチャートである。
図6において、PKB70は、電動PKBモータ71、スプリング72、ロックピン受け73、PKB用ドラム74,PKB用シュー75、ソレノイド76、ロックピン77により構成される。
通常、PKB70を用いた車両3の走行停止は、以下の方法により行う。その方法とは、まず、PKB用ECU160が、ブレーキ起動の信号を受信すると、電動PKBモータ71を図中矢印方向に回転開始するように制御する。このとき、ワイヤーが引かれ、PKB用シュー75がPKB用ドラム74に接触することによりブレーキ保持状態とし、その結果車両3が停止状態に固定される。なお、ここでは、スプリング72、ロックピン受け73、ソレノイド76、ロックピン77については考えない。
本発明の遠隔操作装置におけるPKB70は、更にスプリング72,ロックピン受け73、ソレノイド76、ロックピン77を有することにより以下の動作を行う。図7を用いて動作を説明する。
図7を用いて実施例2の動作フローの説明を行う。
まず、車両3は、リモコン2により遠隔操作で車庫入れを開始する(S301)。
次に、PKB用ECU160は、ソレノイド76を通電することによりロックピン77を押し上げて、ロックピン77とロックピン受け73とが固定された状態にする(PKB仮セット)(S302)。
ここでは、PKB用ECU160は、ソレノイド76を通電することによりロックピン77を押し上げて、ロックピン77とロックピン受け73とが固定された状態、即ちロック状態にする。また、PKB用ECU160は、電動PKBモータ71を駆動し、図中矢印方向にワイヤーを引いた状態にする。このとき、図6中、スプリング72を含めてスプリング72より左側の部分はワイヤーが引かれた状態であるが、ロックピン受け73は固定されているため、ロックピン受け73を含めてロックピン受け73よりも右側の部分はワイヤーが引かれない状態、即ち、ブレーキ保持状態ではないことを特徴とする。
ステップS303へ移って、車両3は発進する(S303)。ここでは、自動又は遠隔制御ECU160が、車両3を発進させる。
次に、自動又は遠隔制御ECU160は、車両3において電源故障が発生したか否かを検出する(S304)。電源故障が発生したとき(S304、YES)、ステップS305へ移る。電源故障が発生しないとき(S304、NO)、ステップS305へ移って、遠隔操作を継続する(S305)。
ステップS306へ移って、PKB70のロック機構が解除する(S306)。ここでは、
電源故障のため、PKB用ECU160は、機能せず、ソレノイド76への電源の供給を行わない。従って、それまで押し上げられていたロックピン77は、通電が停止されることにより下がり、ロックピン77がロックピン受け73と固定されない状態、即ちアンロック状態になる。これにより、スプリング72の力により自動的にワイヤーが引かれ、PKB用シュー75がPKB用ドラム74に接触することによりブレーキ保持状態となる。
以上の動作により、実施例2の遠隔操作装置1では、車両3において、電源の故障が発生したとき、PKB70の機構の機械的動作により走行停止を行うことにより故障の対処を行う。
これにより、以下に掲げる効果を奏する。その効果とは、ブレーキに予備の電源を準備したりすることを必要とせず、電源が故障した場合にも対処ができることである。
次に、本発明の遠隔操作装置の第3の実施例について図8を用いて説明する。ここでは、遠隔操作される車両3において、制動力制御部40又は制動力制御部40により制御される油圧ブレーキ80の故障が発生したとき、別のブレーキ手段を用いて停止することにより、故障の対応を行う。
なお、実施例3に係る遠隔操作装置1の装置構成及びECU10の構成は、実施例1と同様であるとして、ここでは説明を省略する。
図8は、実施例3に係るフローチャートである。
図8を用いて実施例3の動作フローの説明を行う。
まず、車両3は、リモコン2により遠隔操作で車庫入れを開始する(S401)。
次に、エンジンECU140は、車両3の走行速度を制御する(S402)。
ここでは、エンジンECU140は、シフト切り替え装置60のPレンジでロック可能な速度、ここでは時速10キロ、になるようにエンジン50の出力を制御する。これは、油圧ブレーキ80が発生しても、シフト切り替え装置60のPレンジで車両3を走行停止させることが可能にするためである。
次に、自動又は遠隔制御ECU180は、制動力制御部ECU130の状態、即ち制動力制御部40に故障があるか否かを監視する(S403)。故障があるとき(S403、YES)、ステップS404へ移る。故障がないとき、ステップS406へ移る。
ステップS404へ移った場合、シフト切り替え制御ECU150は、シフト切り替え装置60にPレンジにシフトするよう指示を出す(S404)。このとき、指示を受けたシフト切り替え装置60は、シフトポジションをPレンジにシフトする。
ステップS404の処理が終了すると、続いて処理はステップS405へ移り、自動又は遠隔制御ECU180は、車両3の走行を停止する(S405)。
一方、処理がステップS406へ移った場合、自動又は遠隔制御ECU180は、目標位置まで到達したか否かを判定する(S406)。目標位置に到達したとき(S406、YES)、ステップS405へ移る。目標位置に到達していないとき(S406、NO)、ステップS403へ戻る。
以上の動作により、実施例3の遠隔操作装置1では、遠隔操作される車両3において、制動力制御部40又は制動力制御部40により制御される油圧ブレーキ80の故障が発生したとき、別のブレーキ手段を用いて故障の対応を行う。
これにより、以下に掲げる効果を奏する。その効果とは、油圧ブレーキ80の故障の発生時においても、車両3を停止させることが可能なことである。
なお、ステップS402において、エンジンECU140は、シフト切り替え装置60のPレンジでロック可能な速度になるように制御したが、このかわりに、PKB70で止まれるようなトルク出力及び速度になるような制御を行ってもよい。このとき、ステップS404において、自動又は遠隔制御ECU180は、PKB用ECU160に、PKB70のワイヤーを引く指示を送信する。PKB用ECU160は、受信した指示に基づいて、PKB70のワイヤーを引くことにより車両3を停止させる。
また、ステップS402において、シフト切り替え装置60のPレンジでロック可能な速度、且つ、PKB70で止まれるようなトルク出力になるよう車両3の速度制御を行ってもよい。このとき、ステップS404において、自動又は遠隔制御ECU180は、シフト切り替え装置60におけるPレンジへのシフトと、PKB70のワイヤーを引く動作の両方を行って車両3を停止させてもよい。
また、本実施例では、油圧ブレーキ80の故障が発生した場合について説明してきたが、回生ブレーキなどであってもよい。
次に、本発明の遠隔操作装置の第4の実施例について図9を用いて説明する。図9は、実施例4に係るフローチャートである。ここでは、リモコン2により車両3を遠隔操作して車庫出しを行い、目標位置に停車させるとき、操舵制御部20に与える電圧が低下して、操舵に必要な電圧が確保できない場合において、電源系故障の対応を行う。
なお、実施例4に係る遠隔操作装置1の装置構成及びECU10の構成は、実施例1と同様であるとして、ここでは説明を省略する。
図9を用いて実施例4の動作フローの説明を行う。
まず、車両3は、リモコン2により遠隔操作で車庫入れを開始する(S501)。
次に、電圧監視ECU120は、操舵制御部20において必要な電圧が確保できないか否かを検出する(S502)。
ステップS502において、必要な電圧が確保されていないことが検出されると(S502、YES)、ステップS503へ移る。必要な電圧が確保されたことが検出されると(S502、NO)、ステップS509へ移る。
処理がステップS503へ移った場合、車両3の停止処理が行われる(S503)。具体的な処理としては、自動又は遠隔制御ECU180は、電圧監視ECU120から必要な電圧が確保されていない情報を受信し、制動力制御部ECU130に走行停止の指示を送信する。制動力制御部ECU130は、受信した停止の指示に従って、制動力制御部40を制御し、これにより車両3は停止する。
次に、自動又は遠隔制御ECU180は、新たな経路と目標位置を算出する(S504)。
ここでは、自動又は遠隔制御ECU180は、データ格納部190に格納された走行経路に基づいて新たな経路と目標位置を算出する。
次に、エンジン50のアイドルアップを行う(S505)。ここでは、自動又は遠隔制御ECU180は、エンジンECU50にアイドルアップの指示を行い、エンジンECU50は、この指示に基づいてエンジン50にアイドルアップを行う。エンジン50のアイドルアップを行うことによりオルタネータによる発電量を増大させ、これにより車両3の操舵に必要な電圧を確保する。
次に、操舵制御部20は、操舵装置20aに据え切りをさせる(S506)。ここでは、自動又は遠隔制御ECU180は、操舵制御部ECU110に据え切りの指示を行い、操舵制御部ECU110は、この指示に基づいて操舵制御部20に操舵装置20aにステップS504において算出された新しい経路にあわせた操舵角にするよう制御する。
次に、エンジン50のアイドルアップ状態を通常状態に戻す(S507)。ここでは、自動又は遠隔制御ECU180は、エンジンECU50にアイドルアップ停止の指示を行い、エンジンECU50は、この指示に基づいてエンジン50にアイドルアップ停止を行う。エンジン50のアイドルアップ停止を行うことにより、車両3の走行再開における車速の増大を防ぐ。
次に、車両3は走行を再開始する(S508)。ここでは、自動又は遠隔制御ECU180は、制動力制御部ECU130に制動の解除の指示を送信する。制動力制御部ECU130は、受信した制動の解除の指示に従って、制動力制御部40を制御し、制動の解除を行う。これにより、車両3は走行を再開始する。
続くステップS509では、自動又は遠隔制御ECU180は、目標位置まで到達したか否かを判定する(S509)。自動又は遠隔制御ECU180は、目標位置に到達したと判断したとき(S509、YES)は処理をステップS510に進め、目標位置に到達していないと判断したとき(S509、NO)はステップS509へ進める。
ステップS510へ移った場合、自動又は遠隔制御ECU180は、車両3の動作を終了する(S510)。
以上の動作により、実施例4の遠隔操作装置1では、操舵制御部20に与える電圧が低下して、操舵に必要な電圧が確保できない場合において、自動的にアイドルアップを行って操舵に必要な電圧を確保し、車両3の移動を可能にすることにより、電源系故障の対応を行う。
これにより、以下に掲げる効果を奏する。その効果とは、電源系故障による電圧の低下時においても、これに自動的に対処することができるため、操作者が車両3に乗り込んで対処する必要がなくなることである。
また、ここでは、特にステップS505のアイドルアップ処理により必要な電圧の確保を行うが、ステップS507、S508の処理により、アイドルアップによる車速の増大を防止することが可能であることである。また、エンスト防止させることも可能である。
次に、本発明の遠隔操作装置の第5の実施例について図10を用いて説明する。図10は、実施例5に係る動作フローチャートである。
車両を遠隔操作により走行させるとき、走行方向に段差がある場合、乗り越えることが可能な段差であった場合でも中止となり、段差を取り除いた場合も動作は最初から設定し直さなければならないという問題がある。ここでは、この問題を解消するための、走行路上に存在する段差に応じて、走行制御を行う遠隔操作装置について説明をおこなう。
なお、実施例5に係る遠隔操作装置1の装置構成及びECU10の構成は、実施例1と同様であるとして、ここでは説明を省略する。
図10を用いて実施例5に係る動作例を説明する。ここでは、車両3は、リモコン2により遠隔操作され、車庫出しの動作中である。このとき、走行方向の周辺に段差が有るか否か及び段差の高さ、大きさに応じて走行制御を行う動作について説明する。
まず、自動又は遠隔制御ECU180は、周辺に段差が有るか否かを判定する(S601)。ここでは、監視装置30であるカメラが障害物を検知する。前方に段差があるとき(S601、YES)、ステップS602へ移る。段差がないとき(S601,NO)、終了する。
ステップS602へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、段差の高さ、大きさに基づいて乗り越えられるか否かを判定する(S602)。ここでは、操作者は、リモコン2により段差を乗り越えられるか否かの情報を車両3へ通知する。自動又は遠隔制御ECU180はこの情報を受信する。乗り越えられると判定されたとき(S602,YES)、ステップS603へ移る。乗り越えられないと判定されたとき(S602、NO)、ステップS604へ移る。
ステップS603へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、車両3が段差を乗り越えるよう制御する(S603)。ここでは、自動又は遠隔制御ECU180は、シフト切り替え制御ECU150に、トルクのより大きいシフト、例えばDレンジから1レンジへ、にシフト切り替えるよう指示を出す。シフト切り替え制御ECU150は、指示を受けて、シフト切り替え装置60のシフトの切り替えを行う。
ステップS604へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、段差が取り除かれたか否かを判定する(S604)。ここでは、監視装置30であるカメラが、段差が除かれたか否かを判定する。取り除かれたとき(S604、YES)、終了する。取り除かれてないとき(S604、NO)、ステップS605へ移って自動又は遠隔制御ECU180は、車両3の走行を停止する。
以上の動作により、実施例5の遠隔操作装置1では、車両3は、リモコン2により遠隔操作され、車庫出しの動作中である。このとき、走行方向の周辺に段差が有るか否か及び段差の高さ、大きさに応じて走行制御を行う。
これにより、以下に掲げる効果を奏する。その効果とは、段差により動作中止となり、再度操作し直す手間と時間を省くことができることである。
なお、ステップS601において、周辺に段差があるか否かの判定は、監視装置30が、操作者の持つリモコン2の1例であるスマートキーの高さの変化で検知することにより行ってもよい。また、車両3周辺の路面凸凹をセンサなどで確認することによって行ってもよい。
なお、ステップS602において、段差を乗り越えられるか否かの判定は、例えば、例えば、監視装置30であるカメラが操作者を追跡し、操作者が車両3の周辺を一周すると段差を乗り越えられると判断した、とすることにより判定してもよい。また、カメラで操作者の視線を追い、操作者が段差を見ると段差が乗り越えられると判断した、とすることにより判定してもよい。
なお、ステップS604において、段差が除かれたか否かの判定は、例えば、操作者が段差を除いたことをリモコン2により車両へ通知することにより行われてもよい。
なお、ステップS603において、自動又は遠隔制御ECU180が行う、車両3が段差を乗り越えるための制御は、段差の位置及び/又は高さに応じて変化させるトルクの大きさを切り替えてもよい。また、段差の位置及び/又は高さに応じて車両のサスペンションを変化させてもよい。
次に、本発明の遠隔操作装置の第6の実施例について図11、12を用いて説明する。
車両を遠隔操作するリモコンなどの遠隔操作端末において、タッチパネル式のディスプレイを用いた端末などでは、経路入力が煩雑かつ、大型・高コストとなるという従来技術の問題点がある。ここでは、この問題を解消するための、簡易なインターフェースにより経路入力の容易化及び低コストを実現する遠隔操作装置について説明を行う。
なお、実施例6に係る遠隔操作装置1の装置構成及びECU10の構成は、実施例1と同様であるとして、ここでは説明を省略する。図11は、実施例6に係るリモコン2を示す図である。図12は、実施例6に係る動作のフローチャートである。
図11において、リモコン2は、右前2a、前2b、左前2c、右後ろ2d、後ろ2e、左後ろ2f、メイン2gの7つのボタンを有する。
まず、メインボタン2gが押されると、車両3は、遠隔操作により起動し、車両3内のエンジン50は、スタートする。ここで、監視装置30は、車両3の周辺の障害物などを監視する。ECU10は、監視装置30の監視結果に基づいて車両3の走行可能な方向を判定し、判定結果をリモコン2に送信する。
リモコン2は、判定結果を受信すると、受信した走行可能な方向を示すボタンを点灯させる。走行可能でない方向を示すボタンは消灯する。点灯したボタンが押されている間、車両3は、遠隔操作により押されたボタンの方向へ走行する。目標位置まで進むか、或いは、ボタンが押されなくなると、車両3は走行を停止する。また、メインボタン2gが再度押されたとき、車両2は走行を停止する。なお、走行可能な方向の例については動作例に記載する。
次に、図12を用いて実施例6に係る動作例を説明する。ここでは、リモコン2により車両3を遠隔操作して車庫出しを行い、目標位置に停車させる動作について説明する。ここで、目標位置とは、車両3が道路と平行になってから進行方向3mの位置であるとする。
また、車両3の走行可能な方向とは、ここでは、車両3の前後方向では、車両3の後端が周辺障害物より1m前であるとき走行可能とする。また、車両3の右前、左前、右後ろ及び左後ろ方向では、車両3が障害物を避けた上で道路への出代が車椅子の通れる範囲のとき走行可能とする。
まず、リモコン2のメインボタン2gにより車両3を起動する(S701)。
次に、車両3は、出庫可能パターンをリモコン2に送信する(S702)。
ここでは、まず、車両3において、監視装置30であるカメラが、周辺物や道路形状、障害物を検知し、監視装置ECU120は、検知結果を自動又は遠隔制御ECU180に送信する。検知結果を受信した自動又は遠隔制御ECU180は、車両3の走行可能な方向を算出し、リモコン2に送信する。また、リモコン2の指示方向に車両3を動かすための操舵制御部ECU110,制動力制御部ECU130、エンジンECU140の制御量を各ECUに指示し、フィードバックをかける。
次に、ユーザーはリモコン2の各ボタンを押すことにより、車両3の出庫を開始する(S703)。
次に、自動又は遠隔制御ECU180は目標位置に到達したか否かを判定する(S704)。目標位置に到達したとき(S704、YES)、ステップ708へ移る。目標位置に到達していないとき(S704,NO)、ステップS705へ移る。
ステップS705へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、リモコン2による走行指示があるか否かを判定する(S705)。走行指示があるとき(S705、YES)、ステップS706へ移る。走行指示がないとき(S705、NO)、ステップS708へ移る。
ステップS706へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、監視装置ECU120を介して監視装置30が進行路上に障害物を検知したか否かの情報を受信する(S706)。障害物を検知したとき(S706、YES)、ステップS707へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、車両3の走行可能な方向を再算出し、経路変更を行う(S707)。経路変更が行われると、ステップS704に戻る。
ステップS708へ移って、自動又は遠隔制御ECU180は、車両3の動作を終了する(S708)。
以上の動作により、実施例6に係る遠隔操作装置1では、リモコン2により車両3を遠隔操作して車庫出しを行い、目標位置に停車させる。
そのため、以下に掲げる効果を奏する。その効果とは、リモコン2のような簡易なインターフェースを実装した遠隔操作端末により、車両3を目標位置に遠隔操作することができるため、経路入力の容易化及び低コストを実現することができることである。
以上、各実施例に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施例にあげたその他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の遠隔操作装置の装置構成例を示す図 本発明の遠隔操作装置のECUの構成例を示す図 本発明の遠隔操作装置の機能構成例を示す図 実施例1の動作例1に係るフローチャート 実施例1の動作例2に係るフローチャート 実施例2に係る遠隔操作装置1のPKB70の機構 実施例2に係るフローチャート 実施例3に係るフローチャート 実施例4に係るフローチャート 実施例5に係るフローチャート 実施例6に係る遠隔操作装置1のリモコン2を示す図 実施例6に係るフローチャート
符号の説明
1 遠隔操作装置
2 リモコン
3 車両
10 ECU
20 操舵制御部
20a 操舵装置
30 監視装置
40 制動力制御部
50 エンジン
60 シフト切り替え装置
70 PKB
110 操舵制御部ECU
120 監視装置ECU
130 制動力制御部ECU
140 エンジンECU
150 シフト切り替え制御ECU
160 PKB用ECU
170 電圧監視ECU
180 自動又は遠隔制御ECU
190 データ格納部
200 走行経路算出部



Claims (5)

  1. 車両の発進及び停止を遠隔操作する遠隔操作手段を有する車両の遠隔操作装置であって、
    前記車両の走行位置の周辺を監視する監視装置と、
    前記監視装置の検知結果に基づいて前記車両の走行可能な走行経路を算出する走行経路算出手段と、
    前記監視装置の正常時に、前記車両が前記走行経路算出手段により算出された走行経路を、第1の状態で走行するよう走行制御し、前記監視装置の異常時に、前記車両が前記走行経路算出手段により算出された走行経路を、異常状態に対応した第2の状態で走行するよう走行制御する車両走行制御手段と、
    を有することを特徴とする車両の遠隔操作装置。
  2. 車両の発進及び停止を遠隔操作する遠隔操作手段を有する車両の遠隔操作装置であって、
    前記車両の走行経路を格納した走行経路格納手段と、
    前記車両の操舵を行う操舵手段を有し、
    前記操舵手段の正常時に、前記車両が前記走行経路格納手段により格納された走行経路を、第1の状態で走行するよう走行制御し、前記操舵手段の異常時に、前記車両が前記走行経路格納手段により格納された走行経路を、異常状態に対応した第2の状態で走行するよう走行制御する車両走行制御手段と、
    を有することを特徴とする車両の遠隔操作装置。
  3. 前記第2の状態における前記車両の走行速度は、前記第1の状態における前記車両の走行速度に比べて低速であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の遠隔操作装置。
  4. 前記第1の状態における前記車両の走行は連続走行であり、前記第2の状態における前記車両の走行は間欠走行であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両の遠隔操作装置。
  5. 前記第2の状態における前記車両の走行速度は、前記車両に搭載されたパーキングブレーキ又はシフトレンジのPレンジへの切り替えにより停止可能な走行速度であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両の遠隔操作装置。
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