JP4449292B2 - 遮断弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスの事故を未然に防ぐガス遮断装置、その他の遮断アクチュエータとして使用される遮断弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の遮断弁は、図6に示したように、弁ゴム1の弁座2に対向する裏面の外周から弁座2の径より内側にかけて、しだいに外周側へ厚みが薄くなるよう勾配3を設けている。その結果、弁ゴム1と弁ゴム受け4との間に隙間5を形成されるように構成されている(特許文献1参照)。
【0003】
この構成において、開弁状態の場合、弁座2と弁ゴム1とが接触して閉止する面間に若干の傾斜角を発生した弁体6が遮断動作を行い、弁座2と弁ゴム1が一時的に部分接触となり空隙が生じた場合でも、弁ゴム1が隙間5で曲げ変形動作を行う。弁座2の全周に弁ゴム1が当接するか、または前記空隙の開口面積が小さくなり、弁ゴム1上下流の圧力差が大きくなり弁ゴム1が弁座2に吸引される。そして、ガスを充分遮断するようになっていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−346184号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の遮断弁の構成では、弁座と弁ゴム受けの間に弁ゴムを挟む事で密着させる構造であり、弁ゴムの材料の圧縮弾性寸法が十分無ければ確実な機密性を保持できない。このことから弁ゴムの厚さ寸法は厚くなり、またその事で弁ゴムの剛性も高くなる。そうするとその高い剛性の弁ゴムを変形させるためスプリングも強い強度必要となり、結果スライド駆動機構の駆動力も大きくしなければならず、消費電力が多くなるという課題があった。
【0006】
また、弁ゴムの剛性が高いため、上流からの圧力を受けても全体が十分弁座に馴染まず部分的にシール性が不十分するという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、軽い力で弁体を弁座に密着させるように、弁体のシール部を外向きの薄いヒレ状に形成し、上流からの圧力でヒレ状シール部が弁座に全面的に密着することでシール性を向上させたものである。
【0008】
さらに、上記発明によれば弁座に対する位置決め当て部を設けることでヒレ状シール部が必要以上に変形することを抑えるため、安定的にシール性を維持することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に係る発明は、スライド駆動機構部と、前記スライド駆動機構部と摺動可能に装着される摺動軸と、この摺動軸の一方端に設けられる弁体と、前記弁体と対向して設けられる弁座と、前記弁体を前記弁座の方向に付勢するスプリングとを備え、前記弁体は、弁ゴムと該弁ゴムに設けられ前記弁座に着座する際変形するヒレ状シール部と該ヒレ状シール部の必要以上の変形を防止する位置決め当て部とを有し、前記弁体の背部に設けられ前記摺動軸の一方端に遊嵌された弁ゴム受けとから成り、前記位置決め当て部は、前記ヒレ状シール部に内包され平板状とすると共に、前記弁ゴム及び前記弁ゴム受けでもない独立した専用部品であり、前記弁ゴムと異なる材料としたもので、弁ゴムのシール部を外向きのヒレ状に形成し、上流からの圧力で弁座に全面的に密着するシール性の高いものである。さらに、弁座に対する位置決め当て部を設けることでヒレ状シール部が必要以上に変形することを抑えられるため、安定的にシール性を維持することができ、閉弁時にこの平板状の位置決め当て部が弁座に位置決め当て部として当接するので、ヒレ状シール部が必要以上に変形することを抑えることが可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0011】
参考例1)
図1は本発明の参考例1の遮断弁の開弁状態を示す断面図、図2は同遮断弁の閉弁状態を示す断面図である。図1,図2において、7はガス流通路で入り口7aから出口7bにガスが流れる。8はガス流通路7に設けた弁座で、9はその上流に設けた弁ゴムである。弁ゴム9は外向きヒレ状シール部9aと弁座に対する位置決め当て部9bを備える。10は弁ゴム9を保持するための弁ゴム受けで弁ゴム9との組み合わせで弁体11が構成される。12はスライド駆動装置で摺動軸13を摺動可能に構成するものである。14は弁体11を弁座8に付勢するスプリングである。
【0012】
次に動作、作用について説明する。図1は通常の開弁状態であり摺動軸13と弁体11は後退していて弁座8と弁体11の間には隙間があり、ガス流通路7をガスが通れる。各種センサーが危険を察知しマイコンメータの制御部から電気信号が送られるとスライド駆動装置12が働き、摺動軸13で弁体11を弁座8に押し付ける。このときヒレ状シール部9aが先ず弁座8に接触し、弁座に対する位置決め当て部9bが弁座8に当たる位置までヒレ状シール部9aが変形しながら圧着していく。この状態で薄いヒレ状シール部9aにガス圧が掛かり剛性の弱いヒレ状シール部9aは確実に弁座8に密着してガスを遮断する。また、スプリング13はマイコンメータ制御部からの電気信号がなくても閉弁状態を維持させるものである。
【0013】
参考例2)
図3は本発明の参考例2の遮断弁の開弁状態を示す断面図である。本参考例2において、参考例1と異なる点はスライド駆動装置15がステッピングモータである。なお、参考例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0014】
次に動作、作用を説明すると、参考例1と同様であるが停止時のトルクが大きいステッピングモータをスライド駆動機構に使うことでスプリングを使用しない簡素な構造で確実に閉弁状態を維持させることが可能となる。
【0015】
参考例3)
図4は本発明の参考例3の弁体を示す断面図である。本参考例3において、参考例1(または2)と異なる点は弁ゴム9に弁座8に対する位置決め当て部を設けず、弁ゴム受け10に弁座に対する位置決め当て部10aを設けたことである。なお、参考例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0016】
次に動作、作用を説明すると、柔軟性でできた弁ゴム9と異なり、弁ゴム受け10は剛性の高い素材で作られているため、弁ゴム9と弁座の当たり寸法を精度よく維持することが可能となる。
【0017】
(実施例
図5は本発明の実施例の弁体を示す断面図である。本実施例において参考例1(または2、または3)と異なる点は弁ゴムあて部を弁ゴム9でも弁ゴム受け10でもない独立した専用部品の位置決め当て部16としたことである。
【0018】
次に動作、作用を説明すると、位置決め当て部16は専用部品にすることで、柔軟性材料でできた弁ゴム9とも硬い弁ゴム受け10とも異なった当てに最適の材料を設定することができるとともに弁ゴム9と弁ゴム受け10をそれぞれ成形性の良いシンプルな形状にすることが可能となる。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明かのように、本発明の遮断弁によれば、弁体は、弁座に着座する際変形するヒレ状シール部と該ヒレ状シール部の必要以上の変形を防止する位置決め当て部とを備えているので、ガスの背圧を利用し、密閉性に優れた遮断弁が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例1における遮断弁の開弁状態の断面図
【図2】 同遮断弁の閉弁状態の断面図
【図3】 本発明の参考例2における遮断弁の断面図
【図4】 本発明の参考例3における遮断弁の弁体の断面図
【図5】 本発明の実施例における遮断弁の弁体の断面図
【図6】 従来の遮断弁の弁体の断面図
【符号の説明】
8 弁座
9 弁ゴム
9a ヒレ状シール部
9b 位置決め当て部
10 弁ゴム受け
11 弁体
12、15 スライド駆動機構
13 摺動軸
14 スプリング

Claims (1)

  1. スライド駆動機構部と、前記スライド駆動機構部と摺動可能に装着される摺動軸と、この摺動軸の一方端に設けられる弁体と、前記弁体と対向して設けられる弁座と、前記弁体を前記弁座の方向に付勢するスプリングとを備え、前記弁体は、弁ゴムと該弁ゴムに設けられ前記弁座に着座する際変形するヒレ状シール部と該ヒレ状シール部の必要以上の変形を防止する位置決め当て部とを有し、前記弁体の背部に設けられ前記摺動軸の一方端に遊嵌された弁ゴム受けとから成り、前記位置決め当て部は、前記ヒレ状シール部に内包され平板状とすると共に、前記弁ゴム及び前記弁ゴム受けでもない独立した専用部品であり、前記弁ゴムと異なる材料とした遮断弁。
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