JP4443377B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品に関し、特にウイング部を有する吸収性物品に関する。
一般に、ウイング部を有する吸収性物品は、ウイング部を、裏側(下着側)に折り曲げ、ショーツ等の下着の股間部分に粘着剤等で固定してずれないようにして使用される。
従来、この種の吸収性物品を製造する際には、ウイング部まで含めた形状の表面シート及び/又は裏面シートを、表面シート原反及び裏面シート原反からそれぞれ切断して形成していたが、この場合、ウイング部を含めた形状以外は吸収性物品に利用されることなく無駄なトリムとして廃棄されていた。
そのため、近年、原反の使用量やトリムの発生量を低減する観点等から、表面シートと裏面シートとの間に吸収体を内在させた、ウイング部の無い本体部を形成する一方で、表面シート原反及び裏面シート原反とは異なる原反から、一対のウイング片を形成し、この一対のウイング片を、本体部の両側部の内側に接合してウイング部とすることが行われている。
このようなウイング部は、強度的に弱く、本体部から外れやすいため、ウイング片と表面シート及び裏面シートとの間の双方の接合領域を5mm以上にし、更に、その接合領域において、表面シート側の接合幅寸法を、裏面シート側の接合幅寸法よりも大きくした技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001―61884号公報
特許文献1記載の技術においては、ウイング片と本体部とを確実に接合させることに注目しているため、ウイング部の強度が高まる反面、その接合部分の剛性により、長手方向の変形性が低下し、ショーツに沿った形状や着用者の肌に沿った形状に変形しにくくなり、操作性が悪化したり、装着中に違和感が生じる等の問題があった。また、この従来技術においては、表面シートがウイング部の表面に広くわたっているため、表面シートに含浸した体液が滲んでウイング部へ広がり、結果的に、股間部分を汚したり、更には、漏れて下着を汚すおそれがあった。
従って、本発明の目的は、ウイング部形成材が本体に対して充分に強く固定されていると共に、長手方向の変形性及び液の滲み出し防止性に優れている吸収性物品を提供することにある。
本発明は、吸収体、該吸収体の側部上面を覆う一対の側部シート、及び該吸収体下面を覆う裏面シートを具備する本体と、該本体の両側それぞれに固定されてウイング部を形成しているウイング部形成材とからなる吸収性物品であって、
各ウイング部形成材は、本体の長手方向に間欠的に形成された間欠接合部において、側部シート及び裏面シートに接合されていると共に、本体の長手方向に連続的に形成され且つ前記間欠接合部より吸収体側に位置する連続接合部において、側部シート及び/又は裏面シートに接合されている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明は、吸収体、該吸収体の側部上面を覆う一対の側部シート、及び該吸収体の下面を覆う裏面シートを具備する本体と、該本体の両側それぞれに固定されてウイング部を形成しているウイング部形成材とからなる吸収性物品であって、各ウイング部形成材は、本体の長手方向に間欠的に形成された間欠接合部において、側部シート及び裏面シートに接合されており、側部シート又はウイング部形成材は、折り返されてそれ自体が2層をなしている部分が前記間欠接合部に固定されている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、ウイング部形成材が本体に対して充分に強く固定されていると共に、長手方向の変形性及び液の滲み出し防止性に優れている。
以下本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明(第1発明)の吸収性物品の一実施形態としての生理用ナプキン1(以下、ナプキン1ともいう)は、図1及び図2に示すように、吸収体4、該吸収体4の側部上面を覆う一対の側部シート5,5、及び該吸収体4の下面を覆う裏面シート3を具備する本体10と、該本体10の両側それぞれに固定されて、左右のウイング部20をそれぞれ形成している一対のウイング部形成材21,21とからなる。
吸収体4は、縦長の略矩形状をなしており、該吸収体4の幅方向中央領域の上面は、液透過性の表面シート2により覆われている。表面シート2は、吸収体4の上面の全域を被覆しており、吸収体4の両側縁とほぼ同位置に直線状の両側縁を有している。一対の側部シート5は防漏性を有している。側部シート5は、それぞれ、ナプキン1の幅方向中央側の所定幅の部分が、表面シート2上に重ねられており、表面シート2上に重ねられた部分において、接着剤6等の公知の接合手段により表面シート2と接合されている。側部シート5が、前記公知の接合手段による接合部分と共にナプキン1の幅方向中央側に表面シート2上に接着されていない部分を有していることによって、接合部の硬さによる違和感を生じることがなく、表面シート2上を流れる液や表面シート2内を拡散する液の堰き止め性に優れている。
側部シート5及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4の長手方向両側縁から幅方向外方に延出して、本体10の両側部にサイドフラップ部7を形成している。
ウイング部形成材21は、サイドフラップ部7に固定されている。ウイング部形成材21は、図1に示すように、本体10の長手方向に間欠的に形成された間欠接合部31において、側部シート5及び裏面シート3の両者に接合されている。
間欠接合部31は、側部シート5と裏面シート3との間にウイング部形成材21を介在させた状態において、これらに一体的に加熱及び加圧処理を施して形成されている。間欠接合部31を形成する加熱及び加圧処理としては、熱エンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等を挙げることができ、特に熱エンボスが加工性及び接合部の安定性の観点から好ましい。また、接着剤を塗布した後、加熱及び加圧処理を施すことが、間欠接合部31の接合を安定化させる観点からより好ましい。
ウイング部形成材21は、側部シート5と裏面シート3との間に配された内方部21aと、本体10から延出してウイング部20を形成している外方部21bとからなる。内方部21aは、本体10の長手方向と同方向に縦長であり、サイドフラップ部7に配されている。外方部21bは、略台形状をなしている。
間欠接合部31は、複数個が本体10の長手方向に並んでおり、内方部21aの長手方向の略全域にわたるように間欠配置されている。また、間欠接合部31は、側部シート5及び裏面シート3それぞれの幅方向の外側端部近傍、より具体的には外側の側縁端よりやや内側に形成されている。
間欠接合部31は、ナプキン1の幅方向の寸法W(図2参照)が、1〜10mm、特に2〜5mmであることが、接合を安定化させ(主として接合強度)、着用者への装着性及び装着感を良好にする点から好ましい。
また、間欠接合部31は、ナプキン1の長手方向の寸法L(図1参照)が、0.5〜10mm、特に1〜5mmであることが、接合を安定化させる点(接合強度向上と切れ発生の抑制)から好ましい。前記寸法Lは、前記寸法Wより大きくても小さくも同じであっても良いが、前記寸法Wより小さいことが長手方向への湾曲を起こり易くし着用者への装着性及び装着感を更に良好にする点からより好ましい。
また、間欠接合部31は、ナプキン1の長手方向の間隔P(図1参照)が、0.5〜10mm、特に1〜5mmであることが、着用者への装着感を良好にする点から好ましい。
ウイング部形成材21は、本体10の長手方向に連続的に形成された連続接合部32において、裏面シート3に接合されている。連続接合部32は、間欠接合部31よりも吸収体4側に形成されている。ナプキン1における連続接合部32は、ウイング部形成材21と裏面シート3との間をヒートシール又はホットメルト接着剤により接合して形成されている。連続接合部32は、内方部21aの長手方向の略全域にわたって形成されている。連続接合部32の幅は、間欠接合部の幅方向寸法Wに比べて狭く形成されていることが好ましく、0.5〜7mm、特に1〜3mmが好ましい。また、連続接合部は複数の線あるいは格子柄やドット状のように部分的に強く形成される部分が集まって線状形態をなして形成されていても良い。
尚、本体10の周縁部における、ウイング部形成材21が介在していない部分においては、側部シート5又は表面シート2と、裏面シート3とが公知の接合手段により接合されている。ウイング部形成材21が介在しない部分は、接合による剛性の増大の影響が小さい。
本実施形態のナプキン1によれば、ウイング部形成材21が、間欠接合部31及び連続接合部32によって本体10に固定されているため、ウイング部形成材21が本体10に対して充分に強く固定されている。しかも、間欠接合部31では接合部が間隔をおいて形成されているため、ナプキン1が長手方向において曲がりやすく、装着する際や着用中にナプキン1がショーツに沿った形状や着用者の肌に沿った形状に柔軟に変形し、そのため、装着操作性が良好であり、また、着用中に良好なフィット感や着用感が得られる。
しかも、連続接合部32において、ウイング部形成材21が、裏面シート3に接合されているため、吸収体4が吸収した液が、間欠接合部31と間欠接合部31との間を通って外部にしみ出すことを防止することができる。また、連続接合部32において、ウイング部形成材21が、側部シート5及び裏面シート3のうちの一方である裏面シート3のみに接合されているため、連続接合部32をヒートシール又はホットメルト接着剤等により形成しても、ナプキン1の長手方向への曲がりを阻害しにくい。
本発明は、ウイング部20の、本体の長手方向に沿う方向の寸法L1(図1参照)が比較的長い吸収性物品に特に有用である。ウイング部の前記寸法L1が長いと、ウイング部形成材21の接合部分の長さが長くなり、その部分が曲がりにくくなることによる不都合が大きいが、本発明によれば、そのような吸収性物品においても、長手方向の曲がり易さを良好に維持しつつ、ウイング部の前記寸法L1を長くすることができる。例えば、本発明は、ウイング部の前記寸法L1が3〜20cm、特に7〜15cmのものに特に好適である。吸収性物品の全長との関係で言えば、ウイング部の前記寸法L1が、吸収性物品の長手方向の全長の30〜90%、特に40〜80%、更に50〜80%である吸収性物品に好適である。
尚、間欠接合部31及び連続接合部32は、それぞれ、ウイング部の前記寸法L1又は内方部21aの前記長さL2の少なくとも半分以上の長さにわたっていることが好ましく、間欠接合部31及び連続接合部32は、それぞれ、前記寸法L1よりも長い長さにわたって形成されていることがより好ましく、それぞれ、内方部21aの長さL2と略同じかそれ以上の長さにわたって形成されていることが更に好ましい。
また、ウイング部形成材は伸縮性を有することが好ましい。伸縮性のウイング部形成材を用いると、ショーツクロッチ湾曲部に隙間無くフィットし、また、ウイング部が曲がりにくくなる等の不都合を防止しつつ、ウイング部20の寸法L1をより長くすることができる。これにより、装着中におけるナプキンのずれにくさ(安定性)、吸収体/ウイング部形成材のヨレにくさを向上させることができるとともに、ショーツ等の下着が汚れることを一層効果的に防止することができる。
伸縮性を有するウイング部形成材としては、肌触りや柔軟性等の観点から、伸縮性の不織布が好ましく用いられる。伸縮性の不織布としては、3次元的に捲縮した繊維を含有し、該繊維の絡み合いにより伸縮性を示す不織布や、天然ゴム、合成ゴム、スパンデックス等のエラストマー材料により伸縮性を示す不織布等を好ましく用いることができる。
3次元的に捲縮した繊維により伸縮性を示す不織布の好ましい例としては、3次元的に捲縮した捲縮繊維を含む第1繊維層と、3次元的に捲縮した捲縮繊維を含まないか又は3次元的に捲縮した捲縮繊維を第1繊維層中よりも低い含有率で含む第2繊維層とからなり、第1繊維層と第2繊維層が部分的に熱融着されて一体化された伸縮性の積層不織布を挙げることができる。この積層不織布は、例えば、構成成分の熱収縮により捲縮を発現する潜在捲縮性繊維を含む第1繊維層形成材と、前記潜在捲縮性繊維の収縮開始温度以下では熱収縮しない繊維を含む第2繊維層形成材とを互いに積層した状態で、両者を熱又は超音波エンボス等により部分的に熱融着して、多数の熱融着部が分散状態に形成された中間体を製造した後、該中間体に熱処理を施して、第1繊維層形成材を熱収縮させて得ることができ、第2繊維層側には、独立した多数の又は連続した多数の凸部を有する。積層不織布は、第2繊維層側を表面シート側にして用いる。潜在捲縮性繊維は、加熱される前は、従来の不織布用の繊維と同様に取り扱うことができ、且つ所定温度での加熱によって螺旋状の捲縮が発現して収縮する性質を有する繊維である。潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなる。熱可塑性ポリマー材料としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミド等が挙げられる。このような構成の積層不織布としては、例えば特開2002-187228号公報に記載の立体シート材料を好ましく用いることができる。
エラストマー材料により伸縮性を示す不織布としては、エラストマー材料からなるシートの片面又は両面に伸縮性を有する繊維集合体(不織布や繊維ウエブ)を積層して一体化してなる伸縮性の複合不織布等を用いることもできる。エラストマー材料としては、天然ゴム、ブタジエン、イソプレン等の合成ゴム等が好ましく用いられる。エラストマー材料からなるシートとしては、エラストマー材料をフィルム化して得られる弾性フィルム、エラストマー材料からなる弾性繊維を、ネット状に成形したり不織布化したシート等が好ましく用いられる。前記繊維集合体としては、熱可塑性ポリウレタン繊維、高捲縮性のポリエチレン繊維、高捲縮性のポリエステル繊維等を用いることができる。エラストマー材料からなるシートに繊維集合体を固定する方法としては、シートに繊維集合体を熱融着により固定する方法等が挙げられる。
本実施形態のナプキン1は、各ウイング部20の裏面に、従来のウイング部付きのナプキンと同様に粘着部(図示省略)を有しており、該粘着部を介してショーツ等の下着の股間部分に固定して用いられる。粘着部に代えて他の止着手段(機械的面ファスナー等)を用いることもできる。
尚、側部シート5の形成材料としては、防漏性のシート材が好ましく、撥水性の不織布や樹脂フィルム製のシート等が好ましく用いられる。特に撥水性の不織布を用いることが、肌触りのよさと横モレ防止の点から好ましい。側部シート5として、不織布と樹脂フィルムのラミネート体を用いることもできる。撥水性の不織布としては、親水性処理のなされていないスパンボンド不織布やスパンボンド―メルトブロー複合不織布、撥水処理されたエアスルー不織布等が挙げられる。
裏面シート3の形成材料としては、防漏性のシート材が好ましく、吸収性物品の裏面シートとして従来用いられている各種のシート材を用いることができ、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム等を用いることができる。これらのフィルムは通気性のための微細孔が設けられていてもよい。また、SMS不織布などの耐水性の高い不織布等を用いることができる。
表面シート2及び吸収体4等の形成材料としては、生理用ナプキン等の吸収性物品に従来用いられている各種のもの等を特に制限なく用いることができ、例えば、表面シートには親水性処理されたエアスルー不織布やその開孔処理シート、及び開孔フィルムを用いることができる。吸収体には、パルプと高吸収性ポリマーを混合して積繊したものやポリマーシート等を用いることができる。
次に、本発明の他の実施形態としてのナプキンについて説明する。以下の説明においては、上述したナプキン1と異なる点についてのみ説明し、同様の点については説明を省略する。特に説明しない点は、上述したナプキン1についての説明が適宜適用される。
図3(a)及び図3(b)は、第1発明の他の実施形態である。図3(a)に示すナプキンにおいては、側部シート5とウイング部形成材21とがヒートシールにより接合されて連続接合部32が形成されている。連続接合部32は、接合強度を強くする観点や、硬さを低下させる観点からホットメルト接着剤を併用しても良い。図3(b)に示すナプキンにおいては、連続接合部32が、ホットメルト型接着剤により形成されている。ホットメルト型接着剤を用いて連続接合部を形成する場合、図3(b)に示すように、ウイング部形成材21の端部をホットメルト型接着剤により側部シート5及び裏面シート3に固定するのに代えて、ウイング部形成材21と側部シート5との間、又はウイング部形成材21と裏面シート3との間にホットメルト型接着剤を介在させて連続接合部を形成することもできる。
図4(a)及び図4(b)は、第2発明の実施形態である。図4(a)及び図4(b)に示すナプキン1’,1”においては、連続接合部32が形成されていない。それに代えて、ナプキン1’においては、側部シート5が、折り返されてそれ自体が2層をなしている部分51を有しており、その部分51が、間欠接合部31に固定されている。ナプキン1”においては、ウイング部形成材21が、折り返されてそれ自体が2層をなしている部分22を有しており、その部分22が、間欠接合部31に固定されている。側部シート5又はウイング部形成材21は折り返し幅が5〜30mm程度であることが好ましい。
ナプキン1’,1”においては、本体の長手方向に間欠的に形成された間欠接合部31によってウイング部形成材21が本体10に固定されているため、ウイング部形成材21が本体10に対して充分に強く固定されており、また、ナプキンが長手方向において曲がりやすく、装着操作性が良好であり、また、着用中に良好なフィット感や着用感が得られる。
また、側部シート5又はウイング部形成材21を折り返して間欠接合部31に固定しているため、吸収体4が吸収した液が、外部に漏れ出すことを防止することができる。
図5及び図6は、第1及び第2発明に共通する他の実施形態であり、図5に示すナプキンにおいては、間欠接合部31が、おむつ幅方向外方に向けて凹となるように湾曲させて形成されており、図6に示すナプキンにおいては、ナプキンの幅方向に延びるように形成された接合部33が、本体10の長手方向に間欠的に配置されている。各接合部33は、間欠的に形成された複数個(図示例では4個)の接合部33aから構成されている。間欠接合部の形状が図5や図6に示すようなものであっても、ナプキン1又はナプキン1’,1”と同様の効果が奏される。
本発明(第1及び第2発明)は、上述した各実施形態に制限されることなく、各発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等であっても良い。
図1は、本発明(第1発明)の一実施形態としての生理用ナプキンを表面シート側から見た状態を示す平面図である。 図2は、図1のI−I線断面図である。 図3(a)(b)は、それぞれ、本発明(第1発明)の他の実施形態としての生理用ナプキンを示す図(図2相当図)である。 図4(a)(b)は、それぞれ、本発明(第2発明)の実施形態としての生理用ナプキンを示す図(図2相当図)である。 図5は、本発明(第1,第2発明)の実施形態としての生理用ナプキンを示す図(図2相当図)である。 図6は、本発明(第1,第2発明)の実施形態としての生理用ナプキンを示す図(図2相当図)である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 側部シート
10 本体
20 ウイング部
21 ウイング部形成材

Claims (4)

  1. 吸収体、該吸収体の側部上面を覆う一対の側部シート、及び該吸収体下面を覆う裏面シートを具備する本体と、該本体の両側それぞれに固定されてウイング部を形成しているウイング部形成材とからなる吸収性物品であって、
    側部シートは、防漏性のシート材からなり、
    各ウイング部形成材は、エラストマー材料により伸縮性を示す不織布からなり、
    各ウイング部形成材は、本体の長手方向に間欠的に形成された間欠接合部において、側部シート及び裏面シートに接合されていると共に、本体の長手方向に連続的に形成され且つ間欠接合部より吸収体側に位置する連続接合部において、前記側部シート及び/又は裏面シートに接合されており、
    前記間欠接合部においては、側部シートとウイング部形成材との間、及びウイング部形成材と裏面シートとの間が、本体の幅方向の同じ位置において接合されており、
    前記間欠接合部は、本体の長手方向の両側部に形成されており、且つ側部シート及び裏面シートそれぞれの側端縁の近傍に形成されており、
    前記本体の両側それぞれにおいて、ウイング部形成材が、側部シート及び裏面シートそれぞれの側端縁から延出し、延出した該ウイング部形成材によって前記ウイング部が形成されている吸収性物品。
  2. 各ウイング部形成材が、前記連続接合部において、側部シート及び裏面シートの何れか一方のみに接合されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 吸収体、該吸収体の側部上面を覆う一対の側部シート、及び該吸収体の下面を覆う裏面シートを具備する本体と、該本体の両側それぞれに固定されてウイング部を形成しているウイング部形成材とからなる吸収性物品であって、
    側部シートは、防漏性のシート材からなり、
    各ウイング部形成材は、エラストマー材料により伸縮性を示す不織布からなり、
    各ウイング部形成材は、本体の長手方向に間欠的に形成された間欠接合部において、側部シート及び裏面シートに接合されており、側部シート又はウイング部形成材は、折り返されてそれ自体が2層をなしている部分が前記間欠接合部に固定されており、
    前記間欠接合部においては、側部シートとウイング部形成材との間、及びウイング部形成材と裏面シートとの間が、本体の幅方向の同じ位置において接合されており、
    前記間欠接合部は、本体の長手方向の両側部に形成されており、且つ側部シート及び裏面シートそれぞれの側端縁の近傍に形成されており、
    前記本体の両側それぞれにおいて、ウイング部形成材が、側部シート及び裏面シートそれぞれの側端縁から延出し、延出した該ウイング部形成材によって前記ウイング部が形成されている吸収性物品。
  4. 各ウイング部は、本体の長手方向に沿う方向の寸法が3〜20cmである請求項1〜の何れか記載の吸収性物品。
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