JP2007097945A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚みを薄くできると共にヨレ防止効果も高くでき、心地よい装着感が得られる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】吸収層2及び防漏層4からなり、捲縮性繊維を20〜70重量%含んでなる吸収性本体10を有する吸収性物品1であって、吸収層2における少なくとも肌当接面21側は、表面シート3から形成されており、表面シート3は、捲縮性繊維を30〜100重量%含んでおり、表面シート3は、表面シート3を構成する素材の長尺方向を吸収性本体10の幅方向に向けて防漏層4に接合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、パンティライナー、脇パッド、母乳パッド、軽失禁パッド等の吸収性物品に関する。
パンティライナー(おりもの対策用シート)や脇パッド等の比較的少量の体液を吸収することを主目的とする吸収性物品においては、大きな吸収容量を確保することよりも、心地よい装着感を得るために厚みが薄いことや、ヨレ難い構造を有していることが特に重要となっている。
下記特許文献1には、肌当接面側から表面シート(表面材)、吸収体(吸収材)、裏面シート(バックシート)の順で積層されて形成されたパンティライナーが記載されている。特許文献1記載のパンティライナーにおいては、吸収体を形成する不織布に弾性復帰性を付与することにより、ヨレを生じ難くしている。
特開平8−24289号公報
しかし、特許文献1記載のパンティライナーにおいては、吸収体を形成する不織布に弾性復帰性を付与することによりヨレを生じ難くしているため、ヨレを十分に生じ難くするには、吸収体の厚みを厚くする必要があり、心地よい装着感が得られない。しかも、ヨレ防止効果も十分とは言えない。
従って、本発明の目的は、厚みを薄くできると共にヨレ防止効果も高くでき、心地よい装着感が得られる吸収性物品を提供することにある。
本発明は、吸収層及び防漏層からなり、捲縮性繊維を20〜70重量%含んでなる吸収性本体を有する吸収性物品であって、前記吸収層における少なくとも肌当接面側は、表面シートから形成されており、該表面シートは、捲縮性繊維を30〜100重量%含んでおり、前記表面シートは、該表面シートを構成する素材の長尺方向を前記吸収性本体の幅方向に向けて前記防漏層に接合されている吸収性物品を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、厚みを薄くできると共にヨレ防止効果も高くでき、心地よい装着感が得られる。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の吸収性物品の一実施形態としてのパンティライナー1は、図1に示すように、吸収層2及び防漏層4からなり、捲縮性繊維を20〜70重量%含んでなる吸収性本体10を有している。
吸収性本体10は、吸収性物品の主体となるもので、吸収能や防漏能に直接的に関係がなく、付加的に設けられる構成、例えば、下着への止着用の止着用粘着剤52(後述)や、幅方向外方に延出したウイング(装着時に下着を挟み込むように吸収性本体の非肌当接面側に折り返される部位。本実施形態では具備していない)等を含まない概念である。吸収性本体10の厚みは、2mm以下であることが装着時に違和感を感じ難い点から好ましい。
吸収層2における少なくとも肌当接面21側は、表面シート3から形成されており、本実施形態においては、図1(b)に示すように、吸収層2は、1枚の表面シート3のみから形成されている。また、表面シート3は、捲縮性繊維を30〜100重量%含んでおり、好ましくは40〜70重量%含んでいる。
表面シート3の中に含まれる捲縮性繊維が30重量%に満たない場合は、表面シート3のヨレによるシワ等が発生しやすくなり、ヨレ防止効果を著しく損なう。
防漏層4は、本実施形態においては、1枚の裏面シート43から形成されている。
吸収性本体10は、その全体として、即ち吸収層2及び防漏層4全体として、捲縮性繊維を20〜70重量%含んでおり、好ましくは25〜70重量%含んでいる。吸収性本体10に含まれる捲縮性繊維が20重量%に満たない場合は、捲縮性繊維のヨレ防止機能が吸収性本体10に反映されず、ヨレ防止効果を著しく損なう。
捲縮性繊維には、大別して、潜在的に捲縮性を有する潜在捲縮性繊維と、顕在的に捲縮性を有する顕在捲縮性繊維がある。潜在捲縮性繊維は、加熱される前においては捲縮を発現していないが、所定温度での加熱によって螺旋状の捲縮が発現して収縮する性質を有する繊維である。
潜在捲縮性繊維は、例えば、収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなり、具体的には、特開平9−296325号公報や特許第2759331号公報に記載のものが挙げられる。収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料の例としては、例えば、エチレン−プロピレンランダム共重合体(EP)とポリプロピレン(PP)との組み合わせが好適に挙げられる。
顕在捲縮性繊維は、加熱の有無に拘わらず顕在的に螺旋状の捲縮を発現して収縮する性質を有する繊維である(例えば、予め機械的に捲縮をかけた繊維等)。
表面シート3は、それを構成する素材の長尺方向が吸収性本体10の幅方向を向くように防漏層4に接合されている。図2には、表面シート3を構成する素材30を2点鎖線で模式的に示し、その構成繊維である捲縮性繊維30Aを模式的に示している。表面シート3は、その素材30の長尺方向を図2の矢印Dに示すように、吸収性本体10(防漏層4)の幅方向(図2横方向)に向けて防漏層4に接合されている。「吸収性本体10の幅方向に向けて」は、巨視的にみて幅方向に向いていれば、若干傾いていてもよい。
尚、「長手方向」及び「幅方向」というときは、それぞれ「吸収性物品の長手方向」及び「吸収性物品の幅方向」を意味する。「上面」及び「下面」というときは、それぞれ「肌当接面(側の面)」及び「非肌当接面(側の面)」を意味する。
捲縮性繊維を含む構成繊維から形成される表面シート3の素材30は、一般的に、長尺状のシートに形成された後、ロール状に巻回されるが、その際、長尺状のシートには、長尺方向に張力が付与される。その結果、図2に示すように、表面シート3の素材30における捲縮性繊維30Aの配向方向は、素材30の長尺方向Dに配向することになる。
表面シート3としては、その中に捲縮性繊維を30〜100重量%含んでいるものであれば、当該技術分野において通常用いられている液透過性の材料を特に制限なく用いることができる。本実施形態のように、吸収層2が表面シート3のみから形成され、表面シート3に液保持性を具備させる必要がある場合には、例えば、親水化処理が施された各種不織布が用いられる。また、その際、表面シート3の厚み方向に対し、肌当接面よりも非肌当接面の方が親水度の高くなるような処理が成されていることが体液の吸収性の観点から望ましい。
表面シート3の肌当接面37側には、図1に示すように、非肌当接面35側から肌当接面37側に向けて***した多数の***部34が形成されていることが好ましい。表面シート3の肌当接面37側に多数の***部34が形成されていると、表面シート3(吸収層2)の肌触りや柔軟性の向上を図ることができるからである。
また、表面シート3の非肌当接面35側には、肌当接面37側に向けて凹んだ多数の上向き凹部36が形成されていることが好ましい。表面シート3の非肌当接面35側に多数の上向き凹部36が形成されていると、表面シート3と防漏層4とが上向き凹部36において接合されていない、もしくは、上向き凹部36の周囲よりも充分に接合されていない構成とすることができ、吸収性本体10の変形性や回復性の向上を図ることができるからである。
肌当接面37側に***部34が形成され、非肌当接面35側に上向き凹部36が形成された表面シート3としては、例えば、図3に示す表面シート3が挙げられる。
かかる表面シート3は、図1及び図3に示すように、肌当接面37側の第1繊維層31と非肌当接面35側の第2繊維層32とからなり、第1繊維層31と第2繊維層32とが部分的に熱融着されて熱融着部(接合部)33が形成されており、第1繊維層31は、熱融着部33以外の部位において、圧縮弾性を有する多数の***部34を形成している。表面シート3の非肌当接面35側においては、熱融着部33の位置に対応して、多数の上向き凹部36が形成されている。
このような表面シート3は、繊維集合体からなる第1繊維層31及び第2繊維層32を、熱エンボスにより所定のパターンで部分的に熱融着させた後、第2繊維層32を水平方向に熱収縮させて得られる。
より詳細に説明すると、熱エンボスによる熱融着は、例えば、多数のエンボスピンが規則的に配設されたエンボス面(エンボスロールの周面等)を、第1繊維層31と第2繊維層32との積層体における第2繊維層32側に圧接させ、各ピンに熱圧された部位における、第1繊維層31及び/又は第2繊維層32の構成繊維を溶融させて行われる。第2繊維層32の熱収縮は、例えば、第2繊維層32を熱収縮性繊維から構成するか又は第2繊維層32中に熱収縮性繊維を含ませておき、第1繊維層31と第2繊維層32とを熱融着させると同時、或いは両者を熱融着させた後に、第2繊維層32を加熱処理することにより行われる。
多数の***部34は、第2繊維層32を水平方向に熱収縮させることにより、第1繊維層31の熱融着部33以外の部位が凸形に変形して生じたものである。また、多数の上向き凹部36は、例えば、熱融着部33の形成時に、熱融着部33の周囲に位置するものが予備的に捲縮して寄り集まり、この状態下に、第2繊維層32を収縮させることで形成される。
多数の熱融着部33は、図3に示すように、散点状且つ千鳥状に規則的に形成されており、熱融着部33同士間の距離はほぼ一定である。
各***部34は、図1及び図3に示すように、それぞれドーム状をなしており、その内部は第1繊維層31を構成する繊維で満たされている。また、各***部34が形成された部分における第1繊維層31と第2繊維層32との界面は、接合されていないが密着した状態とされている。
各上向き凹部36は、熱融着部33の位置に対応して形成されている。
第2繊維層32は、潜在捲縮性繊維を含んでいることが好ましい。第2繊維層32中の潜在捲縮性繊維の含有割合は好ましくは70〜100重量%である。潜在捲縮性繊維を用いることで、熱収縮性とエラストマー的挙動の両者を同時に発現させることができる。
第2繊維層32に、潜在捲縮性繊維以外の繊維が含まれている場合においては、当該繊維としては、潜在捲縮性繊維の捲縮開始温度では実質的に熱収縮しない熱融着繊維が挙げられる。具体的には、熱収縮性を有するが、潜在捲縮性繊維の捲縮開始温度では実質的に熱収縮しない熱融着繊維や、熱収縮性を実質的に有さない熱融着繊維が挙げられる(以下、これらの繊維を総称して非熱収縮性融着繊維という)。
第1繊維層31は、上記非熱収縮性融着繊維を含んでいることが好ましい。具体的には、芯鞘型やサイド・バイ・サイド型の熱融着複合繊維から構成されていることが好ましい。また、第1繊維層31には、第2繊維層32に含まれる潜在捲縮性繊維が含まれていてもよい。これによって第1繊維層31を平面方向へ伸張させたときの回復性も高くなる。これらの観点から、第1繊維層31に含まれる潜在捲縮性繊維の量は、3〜50重量%、特に10〜30重量%であることが好ましい。
また、裏面シート43は、液不透過性又は撥水性の材料が用いられ、例えば、熱可塑性樹脂のフィルム、撥水性を有する不織布や、該フィルムと該不織布とのラミネートを用いることができる。本実施形態においては、透湿性を有する熱可塑性樹脂のフィルムからなる裏面シート43を用いている。
表面シート3の非肌当接面35側と防漏層4(裏面シート43)の肌当接面42側とは、接着剤、ヒートシール等により接合されている。吸収性本体10の周縁部10Aにおいては強い接合力が要求されるため、連続的な(非連続的ではない)ヒートシールにより接合されている。それ以外の領域については、接着剤による接着部51により接合されている。接着部51は、巨視的にみて防漏層4の肌当接面42側に全面的に設けることもできるが、吸収層2(表面シート3)と防漏層4とを直接当接させて、透湿性の防漏層4からの通気性を確保するために、非連続的であることが好ましい。
非連続的な接着部51は、例えば、ホットメルト接着剤を、図4に示すように、スパイラルパターンで塗工することにより形成することができる。尚、図4は、表面シート3を仮想的に除去した状態を示す図である。ホットメルト接着剤の塗工パターンとしては、スパイラルパターン以外にも、例えば、ドットパターン、Ω状パターン、直線状パターンが挙げられる。これらのパターンは、ホットメルト接着剤のスパイラルスプレー塗工、スロットスプレー塗工、コントロールウィーブ塗工、グラビア塗工等で形成可能である。特に、コントロールの容易さ、防漏層へのダメージの小ささ等の観点から、スパイラルスプレー塗工やコントロールウィーブ塗工が好適に用いられる。
接着部51の幅(接着部51全体を一まとまりと考えた場合における吸収性本体10の幅方向に沿う幅)W1は、吸収性本体10の長手方向中央位置において、吸収性本体10の幅W0の40〜100%であることが好ましく、60〜100%であることが更に好ましい。「吸収性本体10の長手方向中央位置」とは、吸収性本体10を長手方向に2等分した場合における中央位置である。上述の接着部51の幅W1の好ましい範囲は、接着部51の長手方向全域に亘って該当することが好ましい。
防漏層4の非肌当接面41側には、下着への止着用の止着用粘着剤52が設けられている。本実施形態においては、止着用粘着剤52は、図1(b)及び図5に示すように、吸収性本体10の幅方向に延びる複数本の帯状の粘着剤が、長手方向に所定間隔で配列して構成されている。帯状の粘着剤の本数は、例えば10〜30本である。
止着用粘着剤52の幅(止着用粘着剤52全体を一まとまりと考えた場合における吸収性本体10の幅方向に沿う幅)W2は、吸収性本体10の長手方向中央位置において、吸収性本体10の幅W0の70〜100%であることが好ましく、80〜100%であることが好ましい。上述の止着用粘着剤52幅のW2の好ましい範囲は、止着用粘着剤52の長手方向全域に亘って該当することが好ましい。
このように構成された本実施形態のパンティライナー1によれば、吸収層2における表面シート3に所定割合の捲縮性繊維が含まれており、表面シート3が素材の長尺方向を吸収性本体10の長手方向に向けて防漏層4に接合されているため、吸収性本体10の幅方向に捲縮性繊維による収縮力が働く。そのため、吸収層2と防漏層4からなるシンプルで薄くて違和感のない構成でありながら、ヨレに対する変形・回復性に優れた品質を発現することが可能となる。
また、本実施形態においては、吸収性本体10が1枚の表面シート3のみからなる吸収層2と、1枚の裏面シート43のみからなる防漏層4との2層構造となっているため、吸収性本体10の薄さを確保しながらも、剛性が高くなり一層座屈変形がし難くなる。
次に、本発明の別の実施形態について図面を参照しながら説明する。別の実施形態については、前述の実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、前述の実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、同じ構成部位については同じ符号を付し、説明を省略する。
図6に示す実施形態においては、吸収性本体10には、その少なくとも長手方向両側部に、その他の領域よりも実質的に厚みが薄くなるように押圧されて形成された押圧化部53が設けられている。押圧化部53は、該長手方向両側部を含む吸収性本体10の周縁部10A全周に亘って設けられていることが好ましい。図6(a)に示す右下がりハッチング領域が、押圧化部53の形成位置を示す。つまり、押圧化部53は、図1に示すパンティライナーにおける吸収性本体10の周縁部10Aの連続的なヒートシール部に代えて設けられているものである。
押圧化部53は、捲縮性繊維が捲縮状態を維持している領域を好ましくは30%以上有しており、更に好ましくは40%以上有している。
捲縮性繊維が捲縮状態を維持している領域が30%以上あることにより、周縁部10Aにおいても、座屈変形し難く、柔らかく且つ容易に変形・回復することが可能となり、着用者に心地良い装着感を提供することができる。
押圧化部53は、図6(b)に示すように、例えば、多数のドット状のヒートシール部53Aから形成することができる。このような押圧化部53によれば、表面シート3の構成繊維が防漏層4に不連続に接合されるため、表面シート3の構成繊維には防漏層4に接合されていない、もしくは、上向き凹部36の周囲よりも充分に接合されていない部分が存在することになり、捲縮性繊維が捲縮状態を維持している領域53Bができる。従って、吸収性本体10の周縁部10Aを通常の全面的なヒートシールにより接合した場合に比して、吸収性本体10の周縁部10Aにおいて、表面シート3における捲縮性繊維による収縮力が発現するため、吸収性本体10の周縁部10Aは、めくれ難くなり、めくれたとしても復元し易くなる。
図7に示す実施形態においては、吸収層2は、表面シート3の非肌当接面35側に、吸収シート22を備えている。吸収シート22の肌当接面側及び非肌当接面側は、それぞれ表面シート3の非肌当接面35側及び防漏層4の肌当接面42側に接合されていることが好ましいが、接合されていなくてもよい。
吸収シート22の厚みは、表面シート3の厚みの1/2以下であることが好ましく、1/3以下であることが更に好ましい。吸収シート22の幅が広過ぎると表面シート3における捲縮性繊維による収縮力が防漏層4に伝搬し難くなるので、吸収シート22の幅は、吸収性本体10の幅の40%以下であることが好ましく、50%以下であることが更に好ましい。
パンティライナーは、通常おりものの吸収を主目的とするもので、あまり大きい吸収容量は要求されないが、例えば、長時間装着される場合や、生理用ナプキンの代用として用いられる場合にはある程度大きい吸収容量が望まれる。本実施形態のパンティライナーにおいては、吸収層2が表面シート3及び吸収シート22から構成されており、吸収層2の吸収容量が大きくなっているため、かかる場合に好適である。また、吸収層2の一部が吸収シート22から形成されていると、吸収性本体10全体の保形性も向上する。
本発明の吸収性物品は、上記の実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。
例えば、本発明の吸収性物品は、脇パッド、母乳パッド、軽失禁パッド等にも適用することができる。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態としてのパンティライナーを示す図で、(a)は斜視図、(b)は幅方向に沿う部分拡大縦断面図である。 図2は、図1に示すパンティライナーにおける吸収性本体と、表面シートの素材の長尺方向との方向関係を模式的に示す平面図である。 図3は、図1に示すパンティライナーにおける表面シートを示す斜視図である。 図4は、図1に示すパンティライナーにおける吸収層と防漏層との間の接着部を模式的に示す平面図である。 図5は、図1に示すパンティライナーにおける防漏層の非肌当接面側を模式的に示す底面図である。 図6は、別の実施形態のパンティライナーを模式的に示す図で、(a)は平面図、(b)は周縁部の部分拡大図である。 図7は、更に別の実施形態のパンティライナーについての幅方向に沿う部分拡大縦断面図〔図1(b)対応図〕である。
符号の説明
1 パンティライナー(吸収性物品)
10 吸収性本体
2 吸収層
21 肌当接面
22 吸収シート
3 表面シート
30 素材
30A 捲縮性繊維
34 ***部
35 非肌当接面
36 上向き凹部
37 肌当接面
4 防漏層
41 非肌当接面
42 肌当接面
43 裏面シート
51 接着部
52 止着用粘着剤
53 押圧化部

Claims (9)

  1. 吸収層及び防漏層からなり、捲縮性繊維を20〜70重量%含んでなる吸収性本体を有する吸収性物品であって、
    前記吸収層における少なくとも肌当接面側は、表面シートから形成されており、該表面シートは、捲縮性繊維を30〜100重量%含んでおり、
    前記表面シートは、該表面シートを構成する素材の長尺方向を前記吸収性本体の幅方向に向けて、前記防漏層に接合されている吸収性物品。
  2. 前記表面シートと前記防漏層とは非連続的な接着部により接合されており、該接着部の幅は、前記吸収性本体の長手方向中央位置において、該吸収性本体の幅の40〜100%である請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記防漏層の非肌当接面側には、下着への止着用の止着用粘着剤が設けられており、該止着用粘着剤の幅は、前記吸収性本体の長手方向中央位置において、該吸収性本体の幅の70〜100%である請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収性本体は、少なくとも長手方向両側部に、他の領域よりも実質的に厚みが薄くなるように押圧されて形成された押圧化部を有しており、該押圧化部は、前記捲縮性繊維が捲縮状態を維持している領域を30%以上有している請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記表面シートの非肌当接面側には、肌当接面側に向けて凹んだ多数の上向き凹部が形成されている請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収層は、1枚の前記表面シートから形成されており、前記防漏層は、1枚の裏面シートから形成されている請求項1〜5の何れかに記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収性本体の厚みは、2mm以下である請求項1〜6の何れかに記載の吸収性物品。
  8. 前記表面シートの肌当接面側には、非肌当接面側から肌当接面側に向けて***した多数の***部が形成されている請求項1〜7の何れかに記載の吸収性物品。
  9. 前記吸収層は、前記表面シートの非肌当接面側に、該表面シートの厚みの1/2以下の厚みを有する吸収シートを備えている請求項1〜8の何れかに記載の吸収性物品。

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