JP5030548B2 - 生理用ナプキン及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品、詳しくは、ウイング状フラップ部付き生理用ナプキン等の吸収性物品及びその製造方法に関する。
従来、ウイング状フラップ部を備えた生理用ナプキンが広く知られている。この種の生理用ナプキンは、吸収性本体とその長手方向の両側縁部に設けられている一対のウイング状フラップ部とから形成されている。
この種の生理用ナプキンにおけるウイング状フラップ部は、その片面にフラップ粘着部が設けられており、ナプキンの使用の際にショーツ等の下着(以下、単にショーツともいう)における股下部の縁部に沿って折り曲げられ、該フラップ粘着部を介して該下着の外表面に固定されるものである。
例えば、一枚の不織布からサイド防漏部とウイング状フラップ部とが形成されている生理用ナプキンが知られている(特許文献1)。
特許文献1には、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、両側部にそれぞれ下着に対する固定のために側方に突出する1つ以上のウイング状フラップ部が形成されており、不透液性裏面シートは吸収性物品の両側部において吸収体側縁を若干越えた位置をシート端とし、吸収性物品の表面がわ両側部にそれぞれ長手方向に沿って、かつ吸収性物品のほぼ全長に亘ってサイド不織布を設けるとともに、サイド不織布の一部を側方に延在させることによりウイング状フラップ部を形成されており、ウイング状フラップ部の非肌当接面側にはフラップ粘着部が形成されている吸収性物品が開示されている。特許文献1記載の吸収性物品によれば、ウイング状フラップ部の存在によって不快感を与えることが無いとともに、肌触り感や通気性が向上するようになる。サイド不織布を伸縮性不織布で構成する場合には、ウイング状フラップ部によって下着に固定されても、身体の動きに十分に追従し得るものとなる。
また、特許文献2には、透液性表面シート、不透性裏面シート及び両シート間に介在された吸液性吸収体からなる吸収性本体と、該吸収性本体における長手方向の両側縁から延出する一対のウイング状フラップ部を有しており、該ウイング状フラップ部の非肌当接面側にフラップ粘着部を有しており、ウイング状フラップ部は、吸収性本体の側縁から延出した裏面シートと上面シート、両シート間に介在された補強層とから形成されている生理用ナプキンが開示されている。特許文献2記載の生理用ナプキンによれば、ウイング状フラップ部の剛性の低さに起因するウイング状フラップ部のよれを防止して、フラップ粘着部同士が接着することが防止される。
特開2002−272786号公報 実開平5−65319号公報
特許文献1に記載の吸収性物品は、ウイング状フラップ部が一枚の不織布から形成されているため、フラップ粘着部を介して固定されているショーツ等の下着から、ウイング状フラップ部を脱着する際に、ウイング状フラップ部が破れるおそれがある。
また、特許文献2に記載の生理用ナプキンは、ウイング状フラップ部の非肌当接面側の面が不透性裏面シートから形成されており、該裏面シートが樹脂フィルムから形成されている場合には、装着感及び操作性が劣る場合がある。
従って、本発明の目的は、所定の強度を有し且つ装着感及び操作性に優れたウイング状フラップ部を有する吸収性物品及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、吸収層及び防漏層を有する実質的に縦長の吸収性本体を具備し、該吸収性本体における長手方向の両側縁部から延出する一対のウイング状フラップ部を有する吸収性物品において、一対の前記ウイング状フラップ部それぞれは、不織布から厚み方向に層構造を有するように形成されており、その基部よりも前記吸収性本体における幅方向の外方の位置に、該基部よりも不織布の層数が多い部分を有しており、該部分と、非肌当接面側に形成されたフラップ粘着部とが重なっている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、前述した吸収性物品の製造方法であって、ロール状に巻回されている長尺状の不織布の原反から、該不織布連続体を繰り出す繰り出し工程と、繰り出された前記不織布連続体における長手方向の両側部それぞれを、該両側部同士が重なるように、その幅方向に折り返して3つ折りにする折り返し工程と、折り返された前記不織布連続体を、前記両側部が重なっている部分を含むように、且つ折り返された該不織布連続体の両側部を除く部分に所定の幅で多数のエンボス部を形成して、長尺状部材を作製するエンボス工程と、前記長尺状部材の一方の面における、前記両側部が重なっている前記部分に、粘着剤を連続体的に塗布する塗布工程と、前記粘着剤が塗布された前記長尺状部材を、その幅方向に且つ前記エンボス部が形成された前記所定の幅内で揺動するように、その長手方向に切断して、ウイング状フラップ部形成部が間欠的に形成された一対のサイド防漏部連続部材を作製する第1切断工程と、一対の前記サイド防漏部連続部材を、別に作製した吸収性本体連続体における肌当接面側の長手方向の両側部に、前記ウイング状フラップ部形成部が該吸収性本体連続体の長手方向の両側縁部から延出するように且つ塗布された前記粘着剤が非肌当接面側を向くように、該吸収性本体連続体に接合して吸収性物品連続体を作製する接合工程と、前記吸収性物品連続体を個々の吸収性物品に切断する第2切断工程とを具備する吸収性物品の製造方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のウイング状フラップ部を有する吸収性物品によれば、ウイング状フラップ部は、所定の強度を有し且つ装着感及び操作性に優れている。
以下、本発明の吸収性物品をその好ましい実施形態に基づいて、図面を参照しながら説明する。
第1実施形態の吸収性物品1は生理用ナプキン(以下、単にナプキンともいう)であり、図1〜図3に示すように、液保持性の吸収層11及び液不透過性の防漏層12を有する実質的に縦長の吸収性本体10を具備し、該吸収性本体10における長手方向の両側縁部10aから延出する一対のウイング状フラップ部6,6を有している。ナプキン1の吸収層11は、液透過性の表面シート2及び液保持性の吸収体4からなり、防漏層12は、通気性及び液不透過性を有する裏面シート3からなる。
また、本実施形態のナプキン1において、一対のウイング状フラップ部6,6それぞれは、不織布から厚み方向に層構造を有するように形成されており、その基部62よりも吸収性本体10における幅方向の外方の位置に、該基部62よりも不織布の層数が多い部分としての中央部Mを有しており、該中央部Mと、非肌当接面側に形成されたフラップ粘着部61とが重なっている(中央部Mの非肌当接面側にフラップ粘着部61が形成されている)。
本実施形態のナプキン1について、更に以下に説明する。
ナプキン1は、その長手方向が前方部A、長手方向中央領域である***部対向部B(着用者の液***部に対向配置される***部対向領域を幅方向中央に有する部分)及び後方部Cに区分される。
本実施形態のナプキン1は縦長であり、その長手方向が吸収性本体10の長手方向(以下、本体長手方向ともいう)と一致している。表面シート2及び裏面シート3それぞれは、縦長であり、その長手方向が本体長手方向と一致している。吸収体4は、縦長であって、その長手方向が本体長手方向と一致しており、表面シート2及び裏面シート3間に狭持固定されている。表面シート2の幅は、吸収体4の幅と略同じであって、裏面シート3の幅よりも狭く形成されている。表面シート2は、吸収体4における肌当接面側の面全域を覆っている。表面シート2及び裏面シート3それぞれは、吸収体4の長手方向両端から延出し、その延出部分において互いにヒートシール、接着剤による接着等の公知の接合方法により接合されている。
尚、本明細書において、肌当接面は、平面状に拡げた吸収性物品の両面のうち、着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌当接面は、平面状に拡げた吸収性物品の両面のうち、着用時にショーツ等の下着側(着用者の肌側とは反対側)に向けられる面である。肌当接面には、吸収性本体10の表面シート2側の面やウイング状フラップ部6の表面シート2側の面が含まれ、非肌当接面には、吸収性本体10の裏面シート3側の面やウイング状フラップ部6の裏面シート3側の面(フラップ粘着部61の形成面)が含まれる。
また、ナプキン1は、図1に示すように、一対のサイド防漏部5,5を有しており、一対の該サイド防漏部5,5により、吸収性本体10における肌当接面側の長手方向両側部が覆われており、一対のサイド防漏部5,5それぞれと、一対のウイング状フラップ部6,6それぞれとが一体的に形成されている。
次に、一対のウイング状フラップ部6,6について、以下に更に説明する。
本実施形態の一対のウイング状フラップ部6,6は、ナプキン1の***部対向部Bに設けられている。一対のウイング状フラップ部6,6それぞれは、縦長であり、その長手方向が本体長手方向と一致している。
一対のウイング状フラップ部6、6それぞれは、その吸収性本体10における幅方向(以下、本体幅方向ともいう)の中央部Mが3層の不織布から形成されており、該中央部Mより該本体幅方向の内方に位置する内方部Iが2層の不織布から形成されている。また、本実施形態においては、該中央部Mより該本体幅方向の外方に位置する外方部Oが2層の不織布から形成されている。このように、ウイング状フラップ部6は、本体幅方向の位置によって、ウイング状フラップ部6を形成する不織布の層数が異なった層構造を有している。尚、ウイング状フラップ部6の内方部Iは、該ウイング状フラップ部6における基部62である。また、ウイング状フラップ部6の中央部Mは、文字通り、該ウイング状フラップ部6の幅方向中央を中心とした所定幅の領域である。
本実施形態では、ウイング状フラップ部6は、図2に示すように、不織布からなる2枚のウイング状フラップ部形成シート6A,6Bから形成されている。
ウイング状フラップ部形成シート6Aは、ウイング状フラップ部6における本体幅方向の外方の端縁から、本体幅方向の内方に向って延びており、ウイング状フラップ部6の非肌当接面側の面を形成している。また、ウイング状フラップ部形成シート6Aは、吸収性本体10の長手方向の側縁部10aから、吸収性本体10の肌当接面側を覆うように、本体幅方向の内方に向って延びており、吸収性本体の長手方向の側部で、吸収性本体10の幅方向の内方に折り返し端部51を有するように、肌当接面側に且つ本体幅方向の外方に向って折り返された後、本体幅方向の外方に向って延びている。更に、ウイング状フラップ部形成シート6Aは、吸収性本体10の長手方向の側縁部10aから延出して、ウイング状フラップ部6の中央部Mまで延びており、ウイング状フラップ部6における内方部I及び中央部Mの肌当接面側の面を形成している。
ウイング状フラップ部形成シート6Bは、図2に示すように、ウイング状フラップ部6における本体幅方向の外方の端縁から、ウイング状フラップ部6の中央部Mまで延在しており、該シート6Bの非肌当接面側の面と肌当接面側の面の一部とが、折り返されているウイング状フラップ部形成シート6Aにより覆われている。
前述したように、本実施形態の一対のウイング状フラップ部6,6それぞれは、その厚み方向に層構造を有している。即ち、内方部Iは、ウイング状フラップ部形成シート6Aの相対向する不織布の2層から形成されており、中央部Mは、ウイング状フラップ部形成シート6Aの相対向する部分からなる2層と、該2層に介在されるウイング状フラップ部形成シート6Bからなる一層との3層から形成されており、外方部Oは、ウイング状フラップ部形成シート6Aからなる一層とウイング状フラップ部形成シート6Bからなる1層とが積層された2層から形成されている。
本実施形態では、一対のウイング状フラップ部6,6それぞれには、多数のエンボス部63,63…が形成されており、内方部Iでは相対向するウイング状フラップ部形成シート6A同士が接合されている。また、中央部Mでは相対向するウイング状フラップ部形成シート6A同士と該シート間に介在されたウイング状フラップ部形成シート6Bとが、外方部Oではウイング状フラップ部形成シート6Aとウイング状フラップ部形成シート6Bとが、それぞれ接合されている。
また、一対のウイング状フラップ部6,6それぞれの非肌当接面側の面には、ショーツ股下部の縁部に沿って折り曲げたウイング状フラップ部6を、該ショーツの外表面に固定するためのフラップ粘着部61が設けられている。フラップ粘着部61は、図2に示すように、ウイング状フラップ部6の中央部Mに形成されている。フラップ粘着部61は、粘着剤が、ウイング状フラップ部6の非肌当接面側の面に塗布されて形成されている。ナプキン1の使用前は、フラップ粘着部61には保護シートが剥離自在に粘着されている。
ウイング状フラップ部6の寸法は、ナプキン1の寸法及び用途に合わせて適宜設計されることが好ましいが、一般に、生理用ナプキンのウイング状フラップ部の寸法としては、本体長手方向の長さが、30〜100mmであり、本体幅方向の長さが20〜40mmであることが好ましい。
そして、ウイング状フラップ部6の中央部Mの本体幅方向の長さは、2〜30mmであることが好ましく、特に5〜20mmであることが、中央部Mが剛性を有し、フラップ粘着部61を介して固定されているショーツ等の下着から、ウイング状フラップ部6を脱着する際に、ウイング状フラップ部6が破れない程度の所定の強度を中央部Mが有する上で好ましい。
また、内方部Iの本体幅方向の長さは、5〜30mmであることが好ましく、特に10〜20mmであることが、ウイング状フラップ部6を基部62で折り曲げてショーツ等に固定する際の操作性の観点から好ましい。
ここで、ウイング状フラップ部6及びその各部位の本体幅方向の長さは、吸収性本体10の***部対向部Bにおける本体幅方向の長さが最も大きい値をいう。
ウイング状フラップ部6を形成するウイング状フラップ部形成シート6A,6Bの形成材料の不織布としては、従来公知の不織布を特に制限なく用いることができる。例えば、カード法により製造された熱融着繊維ウエブを熱風処理して得られるエアスルー不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布及びニードルパンチ不織布等の種々の不織布を用いることができる。これらの不織布における繊維の結合手段に特に制限はなく、例えば、バインダーによる結合や熱融着による結合を用いることができる。また、繊維の結合に代えて、スパンレース不織布等のように繊維の機械的な絡合を利用してもよい。ウイング状フラップ部6及びサイド防漏部5に、滑らかな肌触りや、柔らかさを顕著に実現するためには、不織布として、カード法により得られた熱融着繊維ウエブを熱風処理し、強固な圧縮を与えずに不織布化したエアスルー不織布が最も好適に用いられる。
また、ウイング状フラップ部形成シート6A,6Bは、ウイング状フラップ部6と共に、サイド防漏部5を形成する観点から、伸縮性を有していることが好ましく、また撥水性を有していることが好ましい。
ウイング状フラップ部形成シート6Aを形成する不織布の坪量は、10〜80g/m2、特に20〜50g/m2であることが、ウイング状フラップ部6の基部62が柔軟性を有し、ウイング状フラップ部6の操作性が良好になると共に、ウイング状フラップ部6及びサイド防漏部5に所定の強度及び良好な装着感を与える上で好ましい。
ウイング状フラップ部形成シート6Bを形成する不織布の坪量は、10〜80g/m2、特に20〜50g/m2であることが、ウイング状フラップ部6に所定の強度及び良好な装着感を与える上で好ましい。
例えば、ウイング状フラップ部6の基部62近傍の柔軟性を確保しつつ、中央部Mに所定の強度を確保するためには、ウイング状フラップ部形成シート6Aを形成する不織布の坪量を、ウイング状フラップ部形成シート6Bよりも小さくすることが好ましい。
次に、一対のサイド防漏部5,5について、更に以下に説明する。
本実施形態のナプキン1の一対のサイド防漏部5,5それぞれは、図1に示すように、縦長に形成されており、その長手方向が本体長手方向と一致している。一対のサイド防漏部5,5それぞれは、略同じ幅を有し、本体長手方向の両端部間に亘って配されている。
本実施形態では、サイド防漏部5は、ウイング状フラップ部形成シート6Aから形成されている。このウイング状フラップ部形成シート6Aは、図2に示すように、吸収性本体10の側縁部10aにおいて、シール部8により裏面シート3と接合されている。サイド防漏部5は、ウイング状フラップ部形成シート6Aが、吸収性本体10の側縁部10aから吸収性本体10の幅方向の内方に向かって延び、折り返し端部51を有するように、ウイング状フラップ部形成シート6Aが本体幅方向の外方に折り返された後、そのまま本体幅方向の外方に向かって延び、再びシール部8において、裏面シート3と接合されている。シール部8は、ヒートシール、接着剤による接着等の公知の接合手段により形成することができる。
***部対向部Bにおいて、裏面シート3における長手方向の両側縁部それぞれは、図2に示すように、シール部8よりも本体幅方向の外方に若干延出している。この裏面シート3の延出している部分は、ウイング状フラップ部6とは接合されていないことが、ウイング状フラップ部6の柔軟性及び操作性を良好にする上で好ましい。
前述したように、一対のサイド防漏部5,5それぞれと、本体長手方向の同じ側のウイング状フラップ部6とは、共に、一枚のウイング状フラップ部形成シート6Aから一体的に形成されている。ウイング状フラップ部形成シート6Aは、シール部8を境にして、サイド防漏部5とウイング状フラップ部6とに分かれている。シール部8の形状は、連設しているウイング状フラップ部6が、ショーツ股下部の縁部に沿って折り曲げられた時に、該ショーツ股下部の縁部とフィットし易いように、図1に示すように、長手方向の中央部において、本体幅方向内方に括れた形状を有している。
本実施形態では、前述したように、一対のサイド防漏部5,5それぞれは、図2に示すように、ウイング状フラップ部6を形成する不織布であるウイング状フラップ部形成シート6Aから形成されている。このウイング状フラップ部形成シート6Aが、前述した範囲の坪量を有していることにより、折り返し端部51の内面同士は少なくとも部分的に離間している。そのため、サイド防漏部5は、良好なクッション性を有している。
また、本実施形態では、一対のサイド防漏部5,5それぞれは、図1及び図3に示すように、吸収性本体10の幅方向内方側に向って凹状をなす第1接合線52、及び該第1接合線52の吸収性本体10の長手方向前後に位置し、該長手方向に交差するように延びる第2接合線53で該吸収性本体10と接合されており、一対のサイド防漏部5,5それぞれにおける第1接合線52と折り返し端部51との間に、着用時に開口するポケット52cが形成されており、第2接合線53は、折り返し端部51に近い部分53aと該折り返し端部51から遠い部分53bとを交互に有しており、隣り合う折り返し端部51に近い部分53a同士間の距離L2が、第1接合線52の長手方向の長さL1よりも短い。
サイド防漏部5の第1接合線52について、更に説明すると、第1接合線52は、図1に示すように、ナプキン1の***部対向部Bに設けられている。
一対のサイド防漏部5,5は、図1に示すように、それぞれ、第1接合線52で、該吸収性本体10に接合されている。第1接合線52は、吸収性本体10の長手方向に連続している。
第1接合線52は、図3に示すように、弧状に長手方向に延びており、折り返し端部51に近い部分52a、52aと折り返し端部51から遠い部分52bとを有している。第1接合線52の長手方向の長さL1(図3参照)、第1接合線52の折り返し端部51に近い部分52aと折り返し端部51から遠い部分52bとの離間距離W1(図3参照以下、揺動幅ともいう)が、L1>W1の関係を満たしていることが好ましい。L1はナプキン1の本体長手方向の長さに対し10〜50%の長さを有しており、W1はナプキン1の本体幅方向の長さに対し、3〜30%の幅を有することが好ましい。ここでいうナプキン1の本体幅方向の長さとは、吸収性本体10の***部対向部Bにおける本体幅方向の長さが最も大きい値をいう。また、ここでいう「近い」及び「遠い」は、遠い部分に比べて近く、近い部分に比べて遠いという相対的な意味である。
また、第1及び第2接合線は、全体として実質的に連続する一本の接合線であることが好ましい。即ち、第1接合線と第2接合線とは、それぞれ、実質的に連続する接合線であり、且つ第1接合線と第2接合線との間も、実質的に連続していることが好ましい。実質的に連続するとは、本実施形態のような連続する接合線の他に、複数の接合部を、吸収性物品の幅方向と平行な任意の直線を想定した場合に該直線と重ならない部分がないように連続的に配置したものや、微視的にみると非連続の多数の接合部からなるが全体として見れば線状の接合部を形成しているようなものを含む趣旨であり、接合部の互いの一部を重複させるようにして、ナプキン1の長手方向に多数配置してなる接合ラインも含む。
***部対向部Bに設けられている第1接合線52の長さL1(図3参照)は、図1に示すように、ウイング状フラップ部6の基部62の長さと略同じである。
本実施形態における第1接合線52は、図2に示すように、ヒートエンボス加工により、サイド防漏部5の本体幅方向の中央寄りに位置する部分の一部を、表面シート2と接合して形成されている。
第1接合線52は、本実施形態のようにサイド防漏部5が表面シート2のみと接合されて形成されたもの、又はサイド防漏部5が表面シート2と共に吸収体4にも固定されているが、該吸収体4の前記第1接合線相当部分に溝が形成されていないものである場合、吸収性物品が一層柔らかくなり、身体へのフィット性が向上する点で好ましい。
第1接合線52は、サイド防漏部5を、表面シート2及び吸収体4と共に一体的に圧搾して形成されたものであっても良い。この場合、第1接合線52部分に生じた溝により、液の滲みや拡散が抑制される利点がある。
一対のサイド防漏部5,5それぞれにおける折り返し端部51と第1接合線52との間の部分52d(図3参照)は表面シート2に接合されておらず、該部分52dと表面シート2との間にポケット52c(図2参照、以下大きなポケットともいう)が形成されている。該ポケット52cは、少なくとも着用時に開口し、その開口したポケット52cに、ナプキン1の本体幅方向へ移動した体液が捕らえられるため、防漏性を向上させることができる。また、見た目にも、本体幅方向の防漏性が高いことが容易に理解できるため、着用者に安心感を与える点でも好ましい。
更に、第1接合線52は、少なくとも一部が、平面視において吸収体4と重なっていることが、ポケット52cで捕らえた液がスムーズに吸収体に吸収され、防漏性が一層向上するので好ましい。ポケット52cで捕らえた液は、ポケット52cの手前から奥へ移動する間に吸収体4に吸収されるか、もしくは、ポケット52cの奥にたどり着いた後、吸収体4に吸収される。
平面視において吸収体4と重なっているとは、第1接合線52の全体又は一部が、吸収体4が配されている領域内に存することを意味する。第1接合線52は、揺動幅W1の一部が、吸収体4と重なっていることが好ましく、前記揺動幅W1の全体が、吸収体4と重なっていることがより好ましい。本実施形態においては、第1接合線52は、その全長に亘って前記揺動幅W1の全体が吸収体4と重なっている。
本実施形態のナプキン1において、第1接合線52の前後には、図1に示すように、それぞれ第2接合線53が繋がって設けられている。第2接合線53は、前方部A及び後方部Cのサイド防漏部5に形成されている。
一対のサイド防漏部5,5は、図2に示すように、それぞれ、第2接合線53で、該吸収性本体10に接合されている。第2接合線53は、吸収性本体10の長手方向に連続している。
第2接合線53は、図3に示すように、折り返し端部51に近い部分53aと該折り返し端部51から遠い部分53bとを交互に有するように蛇行しており、より具体的には長手方向に沿ってジグザグ形状を有している。折り返し端部51に近い部分53aと該折り返し端部51から遠い部分53bとの間は、第2接合線53を形成している接合線が長手方向に交差するように延びて繋がっている。
更に説明すると、第2接合線53は、本体幅方向中央側に向けて凸の円弧状部分と、本体幅方向中央側に向けて凹の円弧状部分とが交互に連なった形状であり、本体長手方向と平行な部分を有していない。
第2接合線53において、隣り合う折り返し端部51に近い部分同士間の距離L2が、図3に示すように、第1接合線52の長手方向の長さL1よりも短くなっている。前記距離L2は、隣り合う折り返し端部51に近い部分53a同士において、それぞれの折り返し端部51に最も近い点同士間の距離を本体長手方向に沿って測った長さである。
また、第2接合線53の折り返し端部51に近い部分53aと折り返し端部51から遠い部分53bとの離間距離W3(図3参照以下、揺動幅ともいう)は、ヒートエンボス加工による第1接合線52のシール幅W2(図3参照)よりも長いことが好ましい。第1接合線52は所定の幅を有しており、第1接合線52の両側縁は微視的には平行な2本の直線とみなせるので、シール幅W2は、平行な前記2直線間の距離をいう。
一対のサイド防漏部5,5それぞれにおける第2接合線53と折り返し端部51との間の部分53d(図3参照)は接合されておらず、該部分53dと表面シート2との間にはポケット53c(以下、小さなポケットともいう)が形成されている。ポケット53cが開口することが好ましい。
本実施形態における第2接合線53は、第1接合線52と同様に、ヒートエンボス加工により、サイド防漏部5の本体幅方向中央寄りに位置する部分の一部を、表面シート2と接合して形成されている。その他、第2接合線53と吸収性本体10との接合については、前述した第1接合線52における説明が適宜適用される。
更に、第2接合線53は、少なくとも一部が、平面視において吸収体4と重なっていることが、ポケット53cで捕らえた液がスムーズに吸収体に吸収され、防漏性が一層向上するので好ましい。本実施形態においては、第2接合線53は、その全長に亘って揺動幅W3全体が吸収体4と重なっている。その他、第2接合線53と吸収性本体10との重なりについては、前述した第1接合線52における説明が適宜適用される。
一対のサイド防漏部5,5それぞれにおいて、第2接合線53で形成される小さなポケット53cは、大きなポケット52cの前後にそれぞれ1つ形成されていればよく、複数形成されているのが好ましい。
第2接合線により形成される小さなポケット53cの領域は、第一接合線の長さL1に対し、前後にそれぞれ10%以上であることが好ましい。ポケット53cの長手方向の長さは、L1に対し、4%以上であることが好ましい。
本実施形態のナプキン1における第1接合線52の本体長手方向の長さL1は、40〜100mmであることが好ましく、第2接合線53の本体長手方向の長さ(蛇行が繰り返される領域)は、4〜50mmであることが好ましく、L1の方が長い方が好ましい。
また、第2接合線53における前記距離L2は、4〜30mmであることが好ましい。L2/L1は、4〜75%であることが好ましい。
また、第1接合線52の揺動幅W1は、2〜15mmであることが好ましく、第2接合線53の揺動幅W3は、2〜15mmであることが好ましい。W1は、W3と同じであるか、W3よりも大きいことが好ましい。
本実施形態のナプキン1について更に説明する。
ナプキン1における吸収性本体10の肌当接面側には、図1に示すように、溝7が設けられている。溝7は、本体長手方向に延びる一対のエンボス溝、及び該エンボス溝の長手方向の両端部において、本体幅方向に延びる円弧状の2重のエンボス溝とから形成されている。また、本体長手方向に延びる一対の前記エンボス溝は、それぞれ内側に括れた形状を有している。溝7によって、表面シート2及び吸収体4が接合されている。
サイド防漏部5の折り返し端部51は、図2に示すように、溝7のすぐ外側に位置している。
また、本実施形態のナプキン1は、表面シート2と吸収体4との間に介在されてポリマーシート41が配されている。ポリマーシート41としては、フラッフパルプ、及び繊維に高吸収性ポリマーを混合してシート状に形成したシート等が用いられ、高吸収性ポリマーを混合してシート状に形成したシートとしては、高吸収性ポリマーが層状に分散されているもの、三次元状に分散されているもののいずれも用いることができる。
本実施形態のナプキン1を構成する他の形成材料について説明すると、表面シート2、裏面シート3、粘着剤、吸収体4又はポリマーシート41の形成材料としては、生理用ナプキン等の吸収性物品において従来用いられている各種材料を特に制限することなく用いることができる。
前述した本実施形態の生理用ナプキン1によれば、ウイング状フラップ部6の基部62近傍は柔軟であり、操作性に優れており、且つフラップ粘着部61が形成されている中央部Mは、剛性を有すると共に所定の強度を有しており、フラップ粘着部61を介して固定されているショーツ等の下着からウイング状フラップ部6を脱着する際に、ウイング状フラップ部6が破れることが防止されている。
また、着用時にねじれが生じやすい***部対向部Bに、大きなポケット52cを形成している第1接合線52を有すると共に、その前後に第2接合線53,53を有するため、ナプキン1にねじれが生じても、第2接合線53が形成する小さなポケット53cが変形して、ナプキン1のねじれが吸収される。そのため、***部対向部Bにおける大きなポケット52cは、ねじれによってつぶされることなく、幅方向に移動した体液を捕らえることができる。更に、ナプキン1は、着用時にはヒップ部にもねじれが生じやすいが、前記後方部Cにも、第2接合線53を有しているので、防漏性が一層高められている。
次に本発明の第2実施形態の生理用ナプキンを、図4及び図5を参照しながら以下に説明する。第2実施形態について、特に説明しない点については、前述した実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図4及び図5において、図1〜図3と同じ部材に同じ符号を付してある。
本発明の好ましい第2実施形態の生理用ナプキン1は、図4及び図5に示すように、ウイング状フラップ部6が、サイド防漏部5とは別の部材から形成されている。
ウイング状フラップ部6は、不織布からなる2枚のウイング状フラップ部形成シート6C,6Dから形成されている。ウイング状フラップ部形成シート6Cは、図5に示すように、ウイング状フラップ部6の中央部Mから本体幅方向の外方に向って延びて、中央部M及び外方部Iの肌当接面側の面を形成しており、ウイング状フラップ部6の本体幅方向の外方に折り返し端縁部を形成するように、非肌当接面側に向って且つ本体幅方向の内方に向って折り返された後、本体幅方向の内方に向って延びて、ウイング状フラップ部6の非肌当接面側の面を形成し、吸収性本体10の側縁部10aにおいてシール部8により裏面シート3と接合されている。
また、ウイング状フラップ部形成シート6Dは、図5に示すように、ウイング状フラップ部6の中央部Mから本体幅方向の内方に向って延びて、内方部Iの肌当接面側の面を形成しており、吸収性本体10の側縁部10aにおいてシール部8により裏面シート3及びウイング状フラップ部形成シート6Cと接合されている。ウイング状フラップ部形成シート6Dは、中央部Mにおいて、相対向するウイング状フラップ部形成シート6Cにより狭持固定されている。ウイング状フラップ部6の中央部Mの非肌当接面側には、前実施形態と同様に、フラップ粘着部61が形成されている。
このように、ウイング状フラップ部6は、本体幅方向の位置によって、ウイング状フラップ部6の厚み方向を形成する不織布の枚数が異なった層構造を有している。本実施形態では、一対のウイング状フラップ部6、6それぞれは、吸収性本体10における幅方向の内方部Iが2層の不織布から形成されており、該幅方向の中央部Mは3層の不織布から形成されており、該幅方向の外方部Oは2層の不織布から形成されている。
また、本実施形態では、サイド防漏部5が、図5に示すように、一枚の不織布からなるサイド防漏部形成シート5Aから形成されている。このサイド防漏部形成シート5Aは、吸収性本体10の側縁部10aにおいて、シール部8により、2枚のウイング状フラップ部形成シート6C,6Dと共に、裏面シート3と接合されている。サイド防漏部5は、サイド防漏部形成シート5Aが、吸収性本体10の側縁部10aから吸収性本体10の幅方向の内方に向かって延び、吸収性本体10の肌当接面側の側部を覆っている。サイド防漏部形成シート5Aの長手方向の一方の端部は、シール部8で裏面シート3等に固定されており、他方の端部は、吸収性本体10の側部で自由端部を形成している。
前述した本実施形態のナプキン1によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される。
本発明の吸収性物品は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、本発明の吸収性物品は、前述した各実施形態において、フラップ粘着部61が、ウイング状フラップ部6の中央部Mのみに形成されていたが、フラップ粘着部61は、中央部Mから、内方部I又は外方部Oへ延出して形成されていても良い。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンであっても良いが、パンティライナー、失禁パッド等であっても良い。
前述した一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。
次に、本発明の吸収性物品の製造方法を、前述した生理用ナプキンの好ましい製造方法の実施態様に基づいて図面を参照しながら説明する。
前述した第1実施形態のナプキン1の製造方法の第1実施態様は、図6及び図7に示すように、ロール状に巻回されている長尺状の不織布の原反(図示せず)から、該不織布連続体60を繰り出す繰り出し工程と、繰り出された不織布連続体60における長手方向の両側部60a,60aそれぞれを、該両側部同士が重なるように、その幅方向に折り返して3つ折りにする折り返し工程と、折り返された不織布連続体60´を、両側部60a,60aが重なっている部分Pを含むように、且つ折り返された該不織布連続体60´の両側部60a´,60a´を除く部分に所定の幅で多数のエンボス部63,63…を形成して、長尺状部材64を作製するエンボス工程と、長尺状部材64の一方の面における、両側部が重なっている部分Pに、粘着剤を連続体的に塗布する塗布工程と、前記粘着剤が塗布された長尺状部材64を、その幅方向に且つエンボス部63,63…が形成された前記所定の幅内で揺動するように、その長手方向に切断して、ウイング状フラップ部形成部65が間欠的に形成された一対のサイド防漏部連続部材50,50を作製する第1切断工程と、一対のサイド防漏部連続部材50,50を、別に作製した吸収性本体連続体における肌当接面側の長手方向の両側部に、ウイング状フラップ部形成部65が該吸収性本体連続体の長手方向の両側縁部から延出するように且つ塗布された前記粘着剤が非肌当接面側を向くように、該吸収性本体連続体に接合して吸収性物品連続体1Aを作製する接合工程と、吸収性物品連続体1Aを個々の吸収性物品に切断する第2切断工程とを具備している。
更に説明すると、本実施態様は、不織布連続体60が通気性を有しており、前記繰り出し工程の後に、不織布連続体60に熱風をエアスルー方式で吹き付けて該不織布連続体60の嵩を増加させる熱風処理工程を有している。
また更に説明すると、本実施態様は、前記接合工程において、一対のサイド防漏部連続部材50,50におけるエンボス部63が形成されていない部分を、吸収性本体連続体の幅方向内方側に向って凹状をなす第1接合線52、及び該第1接合線52の該吸収性本体連続体の長手方向前後に位置し、該長手方向に交差するように延びる第2接合線53で、該吸収性本体連続体と接合する。
本実施態様について、以下に更に詳述する。
まず、前記繰り出し工程においては、ロール状に巻回されている長尺状の不織布の原反(図示せず)から、不織布連続体60を繰り出す。
不織布連続体60は通気性を有している。不織布連続体60の幅は、詳しくは後述するが、該幅方向に3つ折りにされた状態で、ナプキン1におけるサイド防漏部5及びウイング状フラップ部6を形成できる寸法を有していることが好ましい。
ロール状に巻回された状態にある不織布連続体60は、巻回圧によってその嵩(厚み)が減じられている。この状態の不織布連続体60を、前記熱風処理工程によってその嵩を回復させるため、繰り出された不織布連続体60を、前記熱風処理工程へ送る。
前記熱風処理工程においては、繰り出された不織布連続体60に熱風を吹き付けて、嵩を回復させる。捲回された不織布の嵩を回復する方法としては、例えば、特開2004−137655号公報の明細書に記載の方法がある。
前記熱風処理工程について、更に説明すると、不織布連続体60にはエアスルー方式で熱風が吹き付けられる。つまり、不織布連続体60には熱風が吹き付けられ、吹き付けられた熱風は不織布連続体60を貫通する。この熱風の吹き付け操作によって、嵩が減じられた状態にある不織布連続体60の嵩が増加して、巻回前の嵩と同程度にまで回復する。
前述したように熱風処理された不織布連続体60を、前記折り返し工程に送る。
前記折り返し工程においては、図6(a)に示すように、不織布連続体60における長手方向の両側部60a、60aを、該両側部同士が重なるように、その幅方向に折り返して3つ折りにする。両側部60a、60aを折り返す際には、折り返し端部51に折り癖がつかないように両側部60a、60aを折り返すことが好ましい。
両側部60a,60aが重なっている部分Pの幅は、不織布連続体60の幅に対して1〜20%、特に3〜13%であることが、サイド防漏部5及びウイング状フラップ部6それぞれの寸法を確保する上で好ましい。
不織布連続体60の両側部60a、60aを折り返す装置としては、従来から吸収性物品の部材の折り返しに用いられている各種装置を用いることができるが、特に吸収体の巻上げ加工やギャザー不織布等の折り加工を行う折りガイド装置を使用することが好ましい。
そして、折り返された不織布連続体60´を、前記エンボス工程へ送る。
前記エンボス工程においては、折り返された不織布連続体60´を、図6(b)に示すように、両側部60a,60aが重なっている部分Pを含むように、且つ折り返された該不織布連続体60´の両側部60a´,60a´を除く部分に、即ち、折り返された不織布連続体60´の幅方向の中央部に、所定の幅で多数のエンボス部63,63…を形成して、長尺状部材64を作製する。折り返された不織布連続体60´には、エンボス部63が帯状に形成される。エンボス部63を形成する幅は、折り返された不織布連続体60´の幅に対して、20〜60%、特に30〜50%であることが好ましい。また、エンボス部が形成されていない両側部60a´,60a´それぞれの幅は略同じとする。
エンボス部63の形成は、例えば、周面にエンボス用凸部が規則的に配置された一対のエンボスロールを用いて行うことができる。
そして、長尺状部材64を前記塗布工程へ送る。
前記塗布工程においては、両側部が重なっている部分Pに、ホットメルト接着剤等の粘着剤を連続体的に塗布する。塗布する面は、長尺状部材64の何れの側でも良いが、本実施態様では、不織布連続体60における長手方向の両側部60a、60aの折り返し端がない側に接着剤を塗布した。この接着剤を塗布した面は、ウイング状フラップ部6の非肌当接面側を形成する面であり、粘着剤が塗布された部分はフラップ粘着部61となる。粘着剤を塗布する装置としては、従来から吸収性物品の粘着剤の塗布に用いられている各種装置を用いることができるが、特に、剥離紙等に塗工した後でフラップ部に転着させるスロットコート方式や、直接フラップ部に塗工するスロットスプレー方式が好ましい。
また、粘着剤が塗布された部分には、一方の面が剥離処理された長尺状の保護シート(図示せず)を、その剥離処理された面を、粘着剤と当接するように剥離自在に粘着する。
そして、粘着剤が塗布された長尺状部材64を前記第1切断工程へ送る。
前記第1切断工程においては、粘着剤が塗布された長尺状部材64を、図6(c)に示すように、その幅方向に且つエンボス部63が形成された前記所定の幅内で揺動するように、その長手方向に切断して、ウイング状フラップ部形成部65が間欠的に形成された一対のサイド防漏部連続部材50,50を作製する。該切断における装置としては、従来から吸収性物品の部材の切断に用いられている各種装置を用いることができるが、特にロータリーカッター等が好ましい。
切断は、エンボス部63が形成されている帯状部分における幅方向の両端間を揺動するように行うことが好ましい。尚、前記粘着剤を保護している前記保護シートも同時に切断する。
このようにして、長尺状部材64から、図6(d)に示すように、サイド防漏部形成部54においては連続し、ウイング状フラップ部形成部65においては非連続であり、サイド防漏部形成部54とウイング状フラップ部形成部65とをそれぞれ多数有するサイド防漏部連続部材50を作製する。サイド防漏部形成部54は、サイド防漏部5を形成するサイド防漏部連続部材50の部分であり、ウイング状フラップ部形成部65は、ウイング状フラップ部6を形成するサイド防漏部連続部材50の部分である。
そして、一対のサイド防漏部連続部材50,50を前記接合工程へ送る。
前記接合工程においては、一対のサイド防漏部連続部材50,50を、図7(a)に示すように、別に作製した表面シート連続体20における肌当接面側の長手方向の両側部に、ウイング状フラップ部形成部65が該表面シート連続体20の長手方向の両側縁部から延出するように且つ前記粘着剤が非肌当接面側を向くように、表面シート連続体20に接合して、表面シート複合連続体20´を作製する。該接合における装置としては、従来から吸収性物品の部材の接合に用いられている各種装置を用いることができるが、特にホットメルト接着剤等の接着剤を用いた接着又はヒートシール等の溶融接着が好ましい。
詳述すると、一対のサイド防漏部連続部材50,50それぞれにおけるエンボス部63が形成されていない部分を、即ち、サイド防漏部形成部54を、表面シート連続体20の幅方向内方側に向って凹状をなす第1接合線52(図示せず)、及び該第1接合線52の該表面シート連続体20の長手方向前後に位置し、該長手方向に交差するように延びる第2接合線53(図示せず)で、該表面シート連続体20と接合する。
第1接合線52は、ウイング状フラップ部形成部65と隣接するサイド防漏部形成部54の部分に作製し、該第1接合線52とその前後に位置する第2接合線53を合わせた長さは、ナプキン一個分の長さとなるように、第2接合線53それぞれを形成する。第1接合線52及び第2接合線53それぞれは、前述した第1実施形態のナプキン1と同様に形成することが好ましい。
次に、表面シート複合連続体20´を、図7(b)に示すように、別に作製して用意した、吸収体4が所定の間隔で載置接合された裏面シート連続体30上に接合して、吸収性物品連続体1Aを作製する。該接合における装置としては、従来から吸収性物品の部材の接合に用いられている各種装置を用いることができるが、特にホットメルト接着剤等の接着剤を用いた接着又はヒートシール等の溶融接着が好ましい。
表面シート複合連続体20´は、ウイング状フラップ部形成部65が該裏面シート連続体30の長手方向の両側縁部から延出するように且つ塗布された前記粘着剤が非肌当接面側を向くように、裏面シート連続体30に接合する。また、吸収体4の上には、別に作製して用意したポリマーシート41を載置接合することが好ましい。
詳述すると、表面シート複合連続体20´を、サイド防漏部形成部54とウイング状フラップ部形成部65との境に沿って、サイド防漏部形成部54が裏面シート連続体30における長手方向の側部を覆うように、裏面シート連続体30に接合する。また、ナプキン1の長さに対応する所定の間隔で、上下面を幅方向に亘って接合しシール部を形成する。このように、表面シート連続体20、裏面シート連続体30及び該両連続体に介在され且つ離間して配置されている吸収体4を含む積層体連続体は、前記吸収性本体連続体を形成している。このように、前記吸収性本体連続体に一対のサイド防漏部連続部材50,50を接合することには、前記吸収性本体連続体を構成する部材(表面シート連続体20)に予め、一対の該サイド防漏部連続部材50,50を接合した後、該吸収性本体連続体を形成することも含まれる。
然る後、吸収性物品連続体1Aを前記第2切断工程に送り、該第2切断工程において、吸収性物品連続体1Aを、図7(b)に示すように、長手方向に間欠的に形成された被切断部としての前記シール部において幅方向に亘って切断して、本発明の個々の吸収性物品としてのナプキン1を得る。該切断における装置としては、従来から吸収性物品の切断に用いられている各種装置を用いることができるが、特にロータリーカッター等が好ましい。
尚、本実施態様において、表面シート連続体20等を含め、特に説明していない部材は、常法に従い製造される。
前述した本実施態様によれば、一枚の長尺状の不織布連続体60から、サイド防漏部5及びウイング状フラップ部6それぞれを一体的に形成することができるため、製造工程を簡略化できると共に、変動費の低減を図れる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、前述した実施態様に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
図1は、本発明の吸収性物品としての生理用ナプキンの第1実施形態を示す平面図である。 図2は、図1におけるX−X線拡大断面図である。 図3は、図1に示す生理用ナプキンのサイド防漏部における接合線を拡大して示す平面図である。 図4は、本発明の吸収性物品としての生理用ナプキンの第2実施形態を示す平面図である。 図5は、図4におけるY−Y線拡大断面図である。 図6(a)〜(d)それぞれは、本発明の好ましい吸収性物品の製造方法の第1実施態様の説明図である。 図7(a)及び(b)それぞれは、図6の本発明の好ましい吸収性物品の製造方法を更に説明する図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
1A 吸収性物品連続体
10 吸収性本体
10a 吸収性本体の長手方向の側縁部
101 吸収性本体連続体
11 吸収層
12 防漏層
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 ポリマーシート
5 サイド防漏部
50 サイド防漏部連続部材
5A サイド防漏部形成シート
51 折り返し端部
52 第1接合線
52a 折り返し端部に近い部分
52b 折り返し端部から遠い部分
52c ポケット
53 第2接合線
53a 折り返し端部に近い部分
53b 折り返し端部から遠い部分
53c ポケット
6 ウイング状フラップ部
6A,6B、6C、6D ウイング状フラップ部形成シート
60 不織布連続体
60´ 折り返された不織布連続体
60a 不織布連続体の長手方向の両側部
60a´ 折り返された不織布連続体の長手方向の両側部
61 フラップ粘着部
62 基部
63 エンボス部
64 長尺部材
7 溝
8 シール部
100A 原反
I ウイング状フラップ部の内方部
M ウイング状フラップ部の中央部
O ウイング状フラップ部の外方部

Claims (7)

  1. 吸収層及び防漏層を有する実質的に縦長の吸収性本体を具備し、該吸収性本体における長手方向の両側縁部から延出する一対のウイング状フラップ部を有する生理用ナプキンにおいて、
    一対の前記ウイング状フラップ部それぞれは、不織布から厚み方向に層構造を有するように形成されており、該層構造は、該不織布の層数が部分的に異なっており、
    一対の前記ウイング状フラップ部それぞれは、その前記吸収性本体における幅方向の中央部が3層の不織布から形成されており、該中央部より該幅方向内方に位置する該ウイング状フラップ部の基部が2層の不織布から形成されており、該中央部の3層の不織布同士及び該基部の2層の不織布同士はそれぞれ接合されており、
    前記ウイング状フラップ部の非肌当接面側に形成されたフラップ粘着部は、該ウイング状フラップ部の前記中央部のみと重なっている生理用ナプキン
  2. 一対のサイド防漏部を有しており、一対の該サイド防漏部により、前記吸収性本体における肌当接面側の長手方向両側部が覆われており、一対の該サイド防漏部それぞれと、一対の前記ウイング状フラップ部それぞれとが一体的に形成されており、
    一対の前記ウイング状フラップ部それぞれには、多数のエンボス部が形成されている請求項記載の生理用ナプキン
  3. 一対の前記サイド防漏部それぞれは、前記ウイング状フラップ部を形成する不織布により、前記吸収性本体の前記幅方向の内方に折り返し端部を有するように、該不織布が該幅方向の外方に折り返されて形成されており、該折り返し端部の内面同士は少なくとも部分的に離間している請求項記載の生理用ナプキン
  4. 一対の前記サイド防漏部それぞれは、前記吸収性本体の前記幅方向内方側に向って凹状をなす第1接合線、及び該第1接合線の前記吸収性本体の前記長手方向前後に位置し、該長手方向に交差するように延びる第2接合線で該吸収性本体と接合されており、
    一対の前記サイド防漏部それぞれにおける前記第1接合線と前記折り返し端部との間に、着用時に開口するポケットが形成されており、
    前記第2接合線は、前記折り返し端部に近い部分と該折り返し端部から遠い部分とを交互に有しており、隣り合う前記折り返し端部に近い部分同士間の距離が、前記第1接合線の長手方向の長さよりも短い請求項記載の生理用ナプキン
  5. 請求項記載の生理用ナプキンの製造方法であって、
    ロール状に巻回されている長尺状の不織布の原反から、該不織布連続体を繰り出す繰り出し工程と、
    繰り出された前記不織布連続体における長手方向の両側部それぞれを、該両側部同士が重なるように、その幅方向に折り返して3つ折りにする折り返し工程と、
    折り返された前記不織布連続体を、前記両側部が重なっている部分を含むように、且つ折り返された該不織布連続体の両側部を除く部分に所定の幅で多数のエンボス部を形成して、長尺状部材を作製するエンボス工程と、
    前記長尺状部材の一方の面における、前記両側部が重なっている前記部分に、粘着剤を連続体的に塗布する塗布工程と、
    前記粘着剤が塗布された前記長尺状部材を、その幅方向に且つ前記エンボス部が形成された前記所定の幅内で揺動するように、その長手方向に切断して、ウイング状フラップ部形成部が間欠的に形成された一対のサイド防漏部連続部材を作製する第1切断工程と、
    一対の前記サイド防漏部連続部材を、別に作製した吸収性本体連続体における肌当接面側の長手方向の両側部に、前記ウイング状フラップ部形成部が該吸収性本体連続体の長手方向の両側縁部から延出するように且つ塗布された前記粘着剤が非肌当接面側を向くように、該吸収性本体連続体に接合して吸収性物品連続体を作製する接合工程と、
    前記吸収性物品連続体を個々の吸収性物品に切断する第2切断工程とを具備する生理用ナプキンの製造方法。
  6. 前記不織布連続体は通気性を有しており、前記繰り出し工程の後に、該不織布連続体に熱風をエアースルー方式で吹き付けて該不織布連続体の嵩を増加させる熱風処理工程を有する請求項記載の生理用ナプキンの製造方法。
  7. 前記接合工程において、一対の前記サイド防漏部連続部材における前記エンボス部が形成されていない部分を、
    前記吸収性本体連続体の幅方向内方側に向って凹状をなす第1接合線、及び該第1接合線の該吸収性本体連続体の長手方向前後に位置し、該長手方向に交差するように延びる第2接合線で、該吸収性本体連続体と接合する請求項又はに記載の生理用ナプキンの製造方法。
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