JP4443095B2 - 密封用積層体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は開口部を有するプロピレン系樹脂製の有底容器の該開口部を密封するための密封用積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ソース類、ケチャップ等のトマト加工品、わさび等の香辛料類、マヨネーズ、ドレッシング等の食品、医薬品、化粧品等の内容物を収容するための合成樹脂製の包装用容器は、主として、開口部を有する合成樹脂製の有底容器本体と、該開口部に接続される蓋材とから構成されている。従来、内容物を有底容器本体内に収容した状態で所定の期間保存する際に、内容物に対する異物の混入や、外的要因(酸素、光、熱、水分等の混入)による内容物の変質又は劣化等の問題の発生を充分に防止する必要がある。この場合には、通常、蓋材を接続する以前の有底容器本体の開口部に密封用積層体(シール材ということがある)を取り付けることにより、上記の問題の発生の防止が図られている。
【0003】
この密封用積層体にはシール強度が高く密封性に優れていることと、容器本体の開口部における接着部位からの剥がし易さ(以下、イージーピール性という)に優れていることが要求され、このような要求を満たす密封用積層体を得るための様々な検討がなされている。このような密封用積層体としては、該積層体の基材となる層(以下、基材層という)と、有底容器本体の開口部を密封するために基材層の一方の面に隣接して配置され、該開口部に熱融着されるシーラント層とを有する構成のものが一般に知られている。
【0004】
そして、有底容器の開口部を密封用積層体で密封する手法としては、従来より該開口部と密封用積層体のシーラント層の面とを熱融着させる手法が用いられており、これにより上記の高い密封性とイージーピール性の確保が図られている。例えば、熱融着の手法としては、1)有底容器に内容物を充填した後、密封用積層体を有底容器の開口部に熱融着し、次いで、密封用積層体の上から別途用意した蓋材を被せる(以下、「キャッピング」という)を行うヒートシール法、2)密封用積層体を該開口部に近似する大きさ及び形状で打ち抜き、得られる積層体を蓋材内部の底に予め固定し、蓋材を有底容器の開口部にキャッピングし、次いで、抵抗加熱によるヒートシール法、超音波加熱による熱融着の方法、高周波誘電加熱により密封用積層体を構成する高周波誘電損失を有する樹脂自体を発熱させる方法等が挙げられる。
【0005】
また、上述のような構成を有する密封用積層体としては、基材層として良好なガスバリア性を有するアルミニウム箔を使用し、このアルミニウム箔上にエチレン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂を構成材料とするシーラント層を形成したいわゆる「アルミシール材」が従来より賞用されてきた。このアルミシール材は、基材層となるアルミニウム箔に基づく良好な酸素等に対するガスバリア性を有するのみならず、打ち抜き加工時の切り口が鋭利であり(即ち、打ち抜き加工性に優れる)、しかも、合成樹脂からなる有底容器本体の開口部への熱封止が容易であって、該シール材と容器開口部との密封状態が容易に得られるという長所がある。
【0006】
しかし、アルミシール材のような金属箔とプラスチックとからなる積層体は、使用後に再生利用することが困難であり、廃棄物として処理する際の環境負荷が大きいため、廃棄物の分別収集及び材料の再生利用の観点から、基材層として金属箔を含まない密封用積層体の開発が検討されている。
【0007】
このようなアルミシール材のような金属箔の層を有する密封用積層体に代わるものとしては、例えば、特開平8−143720号公報には、合成樹脂(エチレン−α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン及びエチレン−酢酸ビニル共重合体との混合樹脂)製のヒートシーラント層(シーラント層)からなるフィルムが提案されている。
【0008】
また、例えば、特開平11−268202号公報には、スチレン系樹脂、エチレン系樹脂及びプロピレン系樹脂の中から選ばれる一種の樹脂を含むシーラント層、オレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物を含む支持層、シーラント層と支持層との間に配置されておりオレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物(支持層に含有されるものと異なるもの)を含む凝集破壊を生じる層とからなる3層構造の積層フィルムが提案されている。
【0009】
また、合成樹脂製の有底容器は、従来、ブロー成形法(ダイレクトブロー成形法や延伸ブロー成形法等)又は射出成形法により製造されている。特に、内容物の粘性が高い場合には、内容物を絞り出すことの可能な軟質性の包装用容器が好まれ、有底容器本体は原料の合成樹脂を押出機からダイを介して溶融押し出すことにより得られるパリソン(予備成形されたチューブ状のもの)を直接金型内に導入してブロー成形するダイレクトブロー成形法により製造されている。
【0010】
そして、内容物を充填する以前に内容物に対する異物や雑菌が混入してしまうことを防止する等の衛生上の観点から、ブロー成形により製造された有底容器は、開口部を設けず密封状態で製造される。そのため、ブロー成形後の有底容器本体からブローピンを抜き取る際にできる穴は有底容器本体からブローピンを抜き取るとほぼ同時に熱融着などの所定の処理を施すことにより塞がれる。
【0011】
密封状態で製造された有底容器は、その内部に内容物を収容(或いは充填)する直前まで密封状態を保って所定の場所に保管される。例えば、包装用容器の製造工程を行なう場所と異なる場所において内容物充填の工程を行うような場合には、密封状態で製造された有底容器は、内容物充填の工程を行う場所まで密封状態を保って搬送される。そして、密封した状態で製造される有底容器の一部を切断することにより切断部分に開口部が形成される。
【0012】
従って、この場合には、同じく衛生上の観点、先述の内容物の変質や劣化を防止する観点及び生産効率の観点から、有底容器の所定の一部分を切断し開口部を形成する工程は、内容物を有底容器に充填するほぼ直前に行われている。更に、ヒートシール法等により開口部を密封用積層体を用いて密封する工程も内容物を有底容器に充填したほぼ直後に行われている。次に、ヒートシール法等により開口部を密封用積層体を用いて密封し、そして、密封用積層体により密封された開口部を蓋材によりキャッピングする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者等は、上記の特開平8−143720号公報及び特開平11−268202号公報に記載の何れのフィルム(以下、「密封用フィルム」という)であっても、プロピレン系樹脂を主成分とする合成樹脂材料からなる有底容器の開口部を密封する場合には、以下の問題があり充分な密封性とイージーピール性を得ることができず、未だ充分なものではないことを見出した。
【0014】
すなわち、プロピレン系樹脂を主成分とする合成樹脂材料からなる有底容器に80℃程度の加熱された内容物を充填し、次いで、有底容器の開口部に上述の従来の密封用フィルムを熱融着する場合について熱融着後の内容物の漏れ検査を行ったところ、この場合には開口部の面に対する密封用フィルムの接着力が不十分であり、特に開口部の温度が熱融着直後の高い温度から室温にまで冷却される過程においては、その過程の時間が延びて、密封用フィルムの樹脂成分が充分に固化されず開口部の面から密封用フィルムが局部的に剥離(凝集剥離)してしまうため、密封不良の発生を充分に防げないことを見出した。
【0015】
この密封用フィルムの局部的な剥離は、有底容器同士の接触などで有底容器内の内圧が僅かに上昇する場合でも起こりやすくなるため、先に述べたようなダイレクトブロー成形法等により内容物の充填された有底容器を連続的に大量生産する場合などにはこの問題が顕著に発生する。
【0016】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、熱融着直後の高温状態であっても接着部位に対する優れた密着性を有しており、かつ、接着部位からの剥離が容易であり、然もリサイクルが容易で低環境負荷性の密封用積層体を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するべく鋭意研究を重ねた結果、シーラント層を構成する場合に、有底容器の主成分であるプロピレン系樹脂に対する接着性に優れた合成樹脂と非接着性の合成樹脂とを少なくとも用い、更に、接着性に優れた合成樹脂として融点の異なる2種類の合成樹脂(高融点を有する合成樹脂とこの樹脂よりも低融点を有する合成樹脂)を使用し、これら3種類の合成樹脂の含有比率を調節することによって、熱融着直後の高い温度の雰囲気下であっても有底容器の開口部に対する優れた密封性と、優れたイージーピール性とを充分に確保できることを見出し、本発明に到達した。
【0018】
すなわち、本発明は、開口部を有するプロピレン系樹脂製の有底容器の開口部を密封するための密封用積層体であって、
合成樹脂からなる基材層と、
基材層に隣接して配置されており、有底容器の開口部に接着されるシーラント層と、
を少なくとも有しており、
シーラント層には、低密度ポリエチレンと、エチレン/メチル(メタ)アクリレート系共重合体と、エチレン/プロピレン共重合体とが少なくとも含有されており、
低密度ポリエチレンの含有率が25〜45質量%であり、
エチレン/メチル(メタ)アクリレート系共重合体の含有率が25〜45質量%であり、かつ、
エチレン/プロピレン共重合体の含有率が20〜40質量%であること、
を特徴とする密封用積層体を提供する。
【0019】
ここで、本発明において、「プロピレン系樹脂製の有底容器」とは、プロピレン系樹脂を主成分とする合成樹脂材料からなる層を少なくとも表層として有する単層又は多層の構成から形成された有底容器を示す。また、「プロピレン系樹脂を主成分とする」とは、プロピレン系樹脂の含有率が70質量%以上の合成樹脂材料を示す。また、質量%表示とは重量%表示に正比例する尺度である。
【0020】
更に、本発明において、「プロピレン系樹脂」とは、樹脂を構成する繰り返し単位のうちプロピレンに基づく繰り返し単位の含有率が50質量%以上である樹脂を示す。そして、このプロピレン系樹脂にプロピレンに基づく繰り返し単位以外の繰り返し単位が含まれる場合、該繰り返し単位としては、エチレンに基づく繰り返し単位、ブテン−1に基づく繰り返し単位、ペンテン−1に基づく繰り返し単位、ヘキセン−1に基づく繰り返し単位、4−メチルペンテン−1に基づく繰り返し単位、オクテン−1に基づく繰り返し単位、デセン−1に基づく繰り返し単位及びノルボネンに基づく繰り返し単位が挙げられる。ここで、上記プロピレンに基づく繰り返し単位以外の繰り返し単位は、それぞれ単独でプロピレンに基づく繰り返し単位とプロピレン系樹脂を構成してもよく、2種以上の任意の繰り返し単位が組み合わされてプロピレンに基づく繰り返し単位と共にプロピレン系樹脂を構成してもよい。
【0021】
プロピレン系樹脂(以下、「PP」という)を主成分とする材料への接着性に優れており融点の低いエチレン/メチル(メタ)アクリレート系共重合体(以下、「E/M(M)A」という)と、接着性に優れており融点の高いエチレン/プロピレン共重合体(以下、「E/P」という)と、非接着性の低密度ポリエチレン(以下、「LDPE」という)とを上記の含有率で含むシーラント層を備えることにより、熱融着直後の高い温度の雰囲気下であっても、有底容器の開口部に対する優れた密封性と、優れたイージーピール性とを充分に確保できる。
【0022】
すなわち、上記重合体の含有率を調節することにより、熱融着時のPPに対する密着性の確保にはE/M(M)成分及びE/P成分がともに寄与するが特に融点の低いE/M(M)A成分が有効に寄与し、密封用積層体が熱融着直後の温度から室温にまで冷却される間の冷却過程においては、E/M(M)成分及びE/P成分のうち融点の高いE/P成分が有効に寄与する。また、密封用積層体を開口部から剥離する際のイージーピール性の確保には、LDPE成分が有効に寄与する。
【0023】
なお、本明細書中において、「A/B共重合体」とは、JIS−K6899(1992)又はISO−1043−1(1987)の規定に基づく表現であり、「Aに基づく繰り返し単位とBに基づく繰り返し単位とからなる共重合体」を示す。
【0024】
また、本発明において、E/M(M)Aとは、エチレン/メチルメタクリレート系共重合体、エチレン/メチルアクリレート系共重合体の両方を示す。
【0025】
更に、本発明において、シーラント層に含まれる低密度ポリエチレン、エチレン/メチル(メタ)アクリレート系共重合体及びエチレン/プロピレン共重合体の「融点」とは、JIS−K7121に規定された「プラスチックの転移温度測定方法」に基づき、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定された値を示す。
【0026】
また、本発明の密封用積層体は金属箔からなる層のかわりに上記の基材層を有しているのでリサイクルが容易で環境に対する負荷が低い。そして、上記のようにシーラント層に高融点のE/Pを含有させること、及び、基材層を配置することにより、合成樹脂製の有底容器の開口部の切断面が凹凸、段差及び/又は傾斜を有していても、密封用積層体を確実に該切断面の全面に対して密着させることが容易に可能となり、更には、開口部の凹凸、段差及び/又は傾斜により突出した部分がシールの際に密封用積層体を突き抜けてしまうことを確実に防止することができる。
【0027】
ここで、シーラント層に含有されるLDPEの含有率が25質量%未満となると、有底容器の開口部から密封用積層体を剥がす際に充分なイージーピール性が得られなくなる。一方、LDPEの含有率が45質量%を超えると、有底容器の開口部を密封用積層体によりシールした後の充分な密封性が得られなくなる。なお、シーラント層に含有されるLDPEの含有率は25〜45質量%であるが、上記と同様の観点から、30〜40質量%であることが好ましく、30〜35質量%であることがより好ましい。
【0028】
また、シーラント層に含有されるE/M(M)Aの含有率が25質量%未満となると、有底容器の開口部に密封用積層体を熱融着する際の充分な密封性が得られなくなる。一方、E/M(M)Aの含有率が45質量%を超えると、有底容器の開口部から密封用積層体を剥がす際の充分なイージーピール性が得られなくなる。なお、上記と同様の観点から、シーラント層に含有されるE/M(M)Aの含有率は、25〜40質量%であることが好ましく、30〜35質量%であることがより好ましい。
【0029】
更に、シーラント層に含有されるE/Pの含有率が20質量%未満となると、密封用積層体が熱融着直後の温度から室温にまで冷却される間の冷却過程において充分な密封性が得られなくなる。一方、シーラント層に含有されるE/Pの含有率が40質量%を超えると、有底容器の開口部から密封用積層体を剥がす際の充分なイージーピール性が得られなくなる。なお、上記と同様の観点から、シーラント層に含有されるE/Pの含有率は、25〜35質量%であることが好ましく、25〜30質量%であることがより好ましい。
【0030】
また、本発明の密封用積層体の用途としては上述した有底容器に使用されればよく特に限定されないが、例えば、食品(マヨネーズ、トマトケチャップ,トマトソース等のトマト加工品類、ソース類、わさび,からし等の香辛料類、食用油、ドレッシング、焼き肉のタレ等)、医薬品、化粧品等の内容物を収容するための有底容器の開口部を密封するためのシール材として使用することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0032】
[第1実施形態]
図1は、本発明の密封用積層体の第1実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。図1に示すように、密封用積層体100は、主として、基材層10と、シーラント層20と、保護層40と、基材層10と保護層40との間に配置されたガスバリア層30と、基材層10とシーラント層20との間に配置された支持層50とから構成されている。
【0033】
シーラント層20は、先に述べたように、主として、密封用積層体100が使用される有底容器の開口部(図示せず)の面に接着される層である。シーラント層20は、先に述べたように、25〜45質量%のLDPEと、25〜45質量%のE/M(M)Aと、20〜40質量%のE/Pとを含んでいる。
【0034】
また、シーラント層20に含有されるE/M(M)Aの融点X[℃]と、E/Pの融点Y[℃]とが、それぞれ下記式(1)〜(3)の条件を同時に満たしていることが好ましい。
50≦X≦70 …(1)
115≦Y≦135 …(2)
50≦(Y−X)≦85 …(3)
【0035】
上記のE/M(M)Aの融点Xが50℃未満となると、密封用積層体が熱融着直後の温度から室温にまで冷却される間の冷却過程において、有底容器の開口部に対する密封用積層体の密着性を充分に確保することが困難となる傾向が大きくなるとともに有底容器の開口部から密封用積層体を剥がす際に充分なイージーピール性を得ることが困難となる傾向が大きくなる。一方、E/M(M)Aの融点Xが90℃を超えると、熱融着時の有底容器の開口部に対する密封用積層体の密着性を充分に確保できなくなる傾向が大きくなる。なお、上記と同様の観点から、この融点Xは、50〜70℃であることが好ましい。
【0036】
また、E/Pの融点Yが135℃を超えると、有底容器の開口部から密封用積層体を剥がす際の充分なイージーピール性が得られなくなる傾向が大きくなる。一方、E/Pの融点Yが115℃未満となると、熱融着時の有底容器の開口部に対する密封用積層体の密着性を充分に確保できなくなる傾向が大きくなる。なお、上記と同様の観点から、この融点Yは、115〜125℃であることが好ましい。
【0037】
更に、E2の融点YとE1の融点Xとの差(Y−X)が50℃未満となると、熱融着時の有底容器の開口部に対する密封用積層体の密封性を充分に得られなくなる傾向がある。一方、(Y−X)が85℃を超えると、有底容器の開口部から密封用積層体を剥がすときに大きな力を要したり、密封用積層体が千切れたりするので好ましくない。なお、上記と同様の観点から、この(Y−X)は、55〜70℃であることがより好ましく、60〜65℃であることが更に好ましい。
【0038】
また、シーラント層20に含有されるE/M(M)Aは、該E/M(M)A中のメチル(メタ)アクリレートに基づく繰り返し単位の含有率が10〜40質量%であることが好ましい。これにより、有底容器の開口部に密封用積層体を熱融着するときの充分な密封性と、開口部から密封用積層体を剥がずときの充分なイージーピール性がより確実に得られる。
【0039】
更に、シーラント層20に含有されるE/Pは、該E/P中のプロピレンに基づく繰り返し単位の含有率が5〜35質量%であることが好ましく、10〜25質量%であることがより好ましい。これにより、有底容器の開口部に密封用積層体を熱融着するときの充分な密封性と、開口部から密封用積層体を剥がすときの充分なイージーピール性がより確実に得られる。
【0040】
シーラント層20に含有されるE/Pは、シーラント層20中に溶融して均一に混合されていることが好ましい。シーラント層20中にE/Pが粒状(例えば球状)で分散された状態であると、密封用積層体100を有底容器の開口部から剥離する際に、溶着部分を形成しているPPの相又は粒状のE/Pの相の一部が開口部に局所的に残ってしまう傾向が大きくなる。
このような場合には、開口部に凹凸が生じ、内容物(液体)を有底容器から吐出させるなどして出す場合に、開口部で内容物(液体)の流れにムラ(吐出ムラ)が生じ、所定の場所に吐出できず、広範囲に内容物が飛散してしまう。なお、E/P、E/M(M)A及びLDPEがそれぞれ上述した含有率の範囲で含有されていれば、E/M(M)Aが相溶剤として有効に働くため、シーラント層20中にE/Pを均一に混合することが容易にできる。
【0041】
また、シーラント層20に含有されるLDPEは、LDPEの融点が100〜115℃であることが好ましい。LDPEの融点が100℃未満であると、有底容器の開口部に密封用積層体を熱融着するときの充分な密封性を得られなくなる傾向が大きくなる。一方、LDPEの融点が115℃を超えると、開口部から密封用積層体を剥がすときの充分なイージーピール性を得られなくなる傾向が大きくなる。
【0042】
シーラント層20の構成は上述した構成を有していれば特に限定されないが、上記の成分の他の成分としては、例えば、プロピレンを優位量とするα−オレフィンとの共重合体等が挙げられる。また、このシーラント層20の厚さは、有底容器本体200の開口部に対するイージーピール性及び密封性の観点から、5〜50μmであることが好ましく、10〜40μmであることがより好ましい。
【0043】
基材層10は、エステル系樹脂及びアミド系樹脂からなる群から選択される樹脂からなることが好ましい。具体的には、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETという)、ポリブチレンテレフタレート(以下、PBTという)、ポリエチレン−2,6−ナフタレート(以下、PENという)及びポリアミド(単独重合体又は共重合体)からなる群から選択される樹脂からなることが好ましい。
【0044】
特に、切断の容易さの観点から、基材層10の構成材料にはPETを用いることが好ましい。この場合、基材層10の厚さは、15〜75μmであることが好ましい。このようにすれば、有底容器の開口部から密封用積層体100を剥離する際に密封用積層体100が破断してしまうことを充分に防止することができる。
【0045】
ここで、基材層10の厚さが15μm未満であると、有底容器の開口部から密封用積層体100を剥離する際に密封用積層体100が破断するおそれがある。一方、基材層10の厚さが75μmを超えると、密封用積層体100の厚さが大きくなりすぎて、密封用積層体100により密封された有底容器の開口部に蓋材(図示せず)を被せる際に密封用積層体100が蓋材の内壁の形状に合わせて変形せずに反発してしまい、蓋材が所望の状態で取り付けられないといった前述のキャッピング不良を起すおそれがある。なお、上記と同様の観点から、この基材層10の厚さは、25〜50μmであることが好ましい。
【0046】
支持層50は、直鎖状低密度ポリエチレン(以下、「LLDPE」という)からなる層である。ここで、「LLDPE」とは、エチレンに基づく繰り返し単位と、炭素数が4〜10のアルケンに基づく繰り返し単位とからなる共重合体を示す。炭素数が4〜10のアルケンに基づく繰り返し単位としては、好ましくはブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1、デセン−1等が挙げられる。
【0047】
この支持層50を配置することにより、密封用積層体100全体の機械的強度及び可とう性をより向上させることができる。
【0048】
また、支持層50を配置して密封用積層体100全体の機械的強度及び可とう性をより向上させることができることにより、接着部位(有底容器の開口部)から剥離する際の密封用積層体100の破断の発生をより効果的に防止することができ、取り扱い性もより向上する。従って、この点においても密封用積層体100のイージーピ−ル性をより確実に確保でき、然もきれいに剥がすことができる。
【0049】
ガスバリア層30は酸素ガスの有底容器内への侵入を防止する層である。この場合、ガスバリア層30は、熱水難溶性樹脂から構成されることが好ましい。ここに、「熱水難溶性樹脂」とは、該樹脂の10mg(粉末状ないし細片状)を、80℃の蒸留水5ml中に投入し、そのまま10分間処理した後、不溶分を回収、乾燥した場合に、元の質量の80質量%以上(更には85質量%以上)が不溶分として回収される樹脂をいう。
【0050】
この熱水難溶性樹脂としては、ポリビニルアルコール(PVA)と(メタ)アクリル酸系共重合体との組合せ;糖類と(メタ)アクリル酸系共重合体との組合せ;PVAと(メタ)アクリル酸系共重合体の部分中和物;あるいは糖類と(メタ)アクリル酸系共重合体の部分中和物との組合せが好適に使用可能である。
【0051】
上記したPVAと(メタ)アクリル酸系共重合体との組合せにおいては、質量比PVA:(メタ)アクリル酸系共重合体が95:5〜90:10の範囲内であることが好ましく、更には80:20〜20:80の範囲内であることが好ましい。一方、上記糖類と(メタ)アクリル酸系共重合体との組合せにおいては、質量比が糖類:(メタ)アクリル酸系共重合体が80:20〜5:95の範囲内であることが好ましく、更には60:40〜10:90の範囲内であるとが好ましい。
【0052】
ここで、使用可能な「糖類」としては、種々の単糖類の縮重合によって生体系で合成される生体高分子、およびそれらを化学修飾してなるもが挙げられる。このような「糖類」の具体例としては、例えば、単糖類、オリゴ糖類、糖アルコール及び多糖類等が挙げられ、更に好ましくは、ソルビトール、デキストリン及び水溶性澱粉が挙げられる。
【0053】
更に、上記の糖類と(メタ)アクリル酸系共重合体の部分中和物との組合せにおいては、上記の部分中和(ポリマーのカルボキシル基を部分的にカルボン酸塩の基とする)は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び水酸化アンモニウムの群から選択される少なくとも1種類を用いて行われることが好ましい。
【0054】
このような態様においては、中和度が0〜20%(更には0〜18%)の部分中和物が好適に用いられる。ここに、「中和度」は、下記式(4)により求められる。
中和度=(A/B)×100…(4)
【0055】
ただし、式(4)中、Aは部分中和された(メタ)アクリル酸系共重合体1g中の、中和されたカルボキシル基の全物質量[mol]を示す。また、Bは部分中和されるべき(メタ)アクリル酸系共重合体1g中の、部分中和前のカルボキシル基の全物質量を示す。
【0056】
上記した「カルボキシル基の全物質量」は、アクリル酸については、アクリル酸のモノマー単位である分子量72を用いてアクリル酸系共重合体の質量から物質量を求め、メタクリル酸については、メタクリル酸のモノマー単位である分子量86を用いてメタクリル酸系ポリマーの質量から物質量を求めたものである。
【0057】
また、このガスバリア層30の厚さは、内容物の保存性と密封用積層体120全体の柔軟性との観点から、0.1〜5μmであることが好ましく、0.2〜2μmであることがより好ましい。なお、このガスバリア層30の厚さの条件は、密封用積層体120以外のガスバリア層30を有する構成の密封用積層体全てに適用できる。更に、ガスバリア層30は、例えば、アルミナ蒸着膜、シリカ蒸着膜、アルミナとシリカとの共蒸着膜、又は、エチレン/ビニルアルコール共重合体からなる膜等から形成されるものであってもよい。
【0058】
保護層40は、基材層10等の有底容器の内部に近い位置に配置される層の損傷を防止するための層である。この保護層40の構成材料としては、ポリエステル、ポリウレタン、ゴム、紙、不織布等が挙げられる。更に、この保護層40の厚さは、密封用積層体130全体の柔軟性の観点から、0.1〜50μmであることが好ましく、1〜30μmであることがより好ましい。
【0059】
また、密封用積層体100は、熱収縮率が2%以下であることが好ましく、1%以下であることがより好ましい。熱収縮率が2%を超えると、有底容器の開口部に密封用積層体100を熱融着させた後、冷却過程において密封用積層体100が熱収縮し、開口部が変形してしまう傾向が大きくなる。このように、開口部が変形すると蓋材をキャッピングできなくなる場合がある。
【0060】
なお、本発明において、「熱収縮率」とは、密封用積層体(面の大きさ:10cm×10cm,全体の平均厚さ:105μm)を2枚のテフロンシート(面の大きさ:10cm×10cm,厚さ:約300μm,商品名:ナフロンテープ,ニチアス社製)の間に挟み込み、0.2MPa,210℃の条件で5秒間ホットプレスを行い、室温に冷却した後に測定される密封用積層体の面の面積を、ホットプレス以前の密封用積層体の面の面積で除した値を百分率で表現した値である。
【0061】
また、密封用積層体100の全体の厚さは100μm以下であることが好ましく、15〜75μmであることがより好ましい。密封用積層体100の全体の厚さが100μmを超えると柔軟性が乏しくなるおそれがある。
【0062】
次に、密封用積層体100の製造方法について説明する。密封用積層体100は、公知の合成樹脂の薄膜製造技術を用いて製造することができる。生産効率の点からは、ドライラミネーション、および/又は熱(サーマル)ラミネーションが好適に使用可能である。このようなラミネーション法の詳細については、例えば文献(松本宏一、工業材料,第39巻(第2号),pp18−29(1991))を参照することができる。
【0063】
上記ドライラミネーションにおいては、接着剤を用いることが好ましい。このような接着剤は、通常のドライラミネーションで使用される公知のもの(例えば、ウレタン系、ポリエステル系、アクリル系等の接着剤)から適宜選択して用いることが可能であるが、積層間の接着力の点からは、例えぱ、ポリエステル系の主剤とイソシアネート系の硬化剤とから構成される二液混合性のウレタン系接着剤が使用可能である。
【0064】
次に、密封用積層体100が使用される有底容器について説明する。開口部を有するPPを主成分とする有底容器層を少なくとも表層として有する単層又は多層の構成から形成されており、ブロー成形又は射出成形により形成されるものである。
【0065】
ここで、本発明にかかる有底容器の形状は、開口部を有する有底形態である限り特に制限されず、公知の開口を有する有底の容器形状(例えば、ボトル、カップ、チューブ状等)から任意に選択することが可能である。また、本発明においては、密封用積層体100と開口部との熱封止面積を増大させて、より良好な密封性を得るために、開口部は適宜顎部(ないし頚部)を有していてもよい。
【0066】
底容器を構成する表層以外の層を構成する樹脂としては、特に限定されないが、例えば、エチレン・ビニルアルコール共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、再生樹脂等が挙げられる。
【0067】
熱融着工程は、内容物を有底容器200内に収容(或いは充填)した後に、別途作製した密封用積層体100のシーラント層20の面を有底容器の開口部の面F200に密着させるようにして、ヒートシール法等により所定の熱融着温度条件とシール圧力条件のもとで、密封用積層体100により該開口部を密封する工程である。なお、図2及び図3は、図1に示す密封用積層体100を用いて開口部を有するプロピレン系樹脂製の有底容器の該開口部を密封する工程(熱融着工程)を概略的に示す説明図である。
【0068】
この熱融着工程では、熱融着温度が150〜300℃、好ましくは150〜230℃であり、かつ、熱融着圧力が20〜180N/cm2であることが好ましい。
ここで、熱融着工程おける熱融着温度が150℃未満であると、有底容器200の開口部を密封用積層体100により密封する際の溶着が不完全となり、充分な密封性が得られなくなる。一方、極めて短時間であっても熱融着温度が300℃を超えると、熱融着時に有底容器200の開口部が熱変形してしまう。なお、上記と同様の観点から、この熱融着温度は、180〜210℃であることが好ましい。
【0069】
また、熱融着工程おける熱融着圧力が20N/cm2未満であると、有底容器200の開口部を密封用積層体100により熱融着した後の充分な密封性が得られなくなる。一方、熱融着圧力が180N/cm2を超えると、熱融着時に有底容器の開口部が押圧されて変形してしまう。なお、上記と同様の観点から、この熱融着圧力は、30〜120N/cm2であることが好ましい。
【0070】
熱融着工程では、密封用積層体100は先に述べた構成を有しているので、熱融着直後の高温状態であっても開口部の面F200の全面に対して強固に密着させることが容易にできる。また、凹凸、段差及び/又は傾斜を有する開口部の面F200であっても該面F200の全面に対して密着させることが容易にでき、充分な密封性とイージーピール性を確保することができる。
【0071】
次に、得られた密封用積層体100により開口部を密封された有底容器200の開口部に蓋材を被せる(キャッピング)ことにより包装用容器が完成する。
【0072】
なお、熱融着工程とキャッピング工程との間に、密封用積層体100が有底容器200の開口部F200の全面に充分に融着しているかどうかをインラインで検査する工程(以下、「密封度検査工程」という)を設けてもよい。この場合、熱融着後からキャッピングまでに要する時間は、生産効率を考慮し数秒程度と短時間で行われることが好ましい。
【0073】
密封度検査工程における検査方法としては、熱融着工程を施した後の内容物を含む有底容器200の胴部を加圧し、内容物液面の上昇の度合いをセンサ(例えば、超音波センサなど)により検知する方法が好ましい。有底容器200の胴部を加圧することにより有底容器200の内圧が上昇するが、密封用積層体100の融着状態が、未融着あるいは融着が不完全な場合、容器口部と積層体の間から洩れが生じ、内容物液面が融着状態に想定される所定の上昇度を越えて上昇する。そして、洩れのある有底容器200は製造ライン外へと排出すればよい。
【0074】
[第2実施形態]
以下、本発明の密封用積層体の第2実施形態について説明する。図4は、本発明の密封用積層体の第2実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。図4に示す密封用積層体110は、ガスバリア層30を有していないこと以外は図1に示した密封用積層体100と同様の構成を有している。
【0075】
密封用積層体110を構成する各層の成分組成及び物性等の条件は、図1に示した密封用積層体100を構成するガスバリア層30以外の同一の層と同様である。また、密封用積層体110も、密封用積層体100と同様の製造方法により作製することができる。更に、PP製の有底容器の開口部の密封に密封用積層体110を使用する場合も、図1に示した密封用積層体100と同様の方法により使用することができる。
【0076】
[第3実施形態]
以下、本発明の密封用積層体の第3実施形態について説明する。図5は、本発明の密封用積層体の第3実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。図5に示す密封用積層体120は、保護層40を有していないこと以外は図1に示した密封用積層体100と同様の構成を有している。
【0077】
密封用積層体120を構成する各層の成分組成及び物性等の条件は、図1に示した密封用積層体100を構成する保護層40以外の同一の層と同様である。また、密封用積層体120も、密封用積層体100と同様の製造方法により作製することができる。更に、PP製有底容器の開口部の密封に密封用積層体120を使用する場合も、図1に示した密封用積層体100と同様の方法により使用することができる。
【0078】
[第4実施形態]
以下、本発明の密封用積層体の第4実施形態について説明する。図6は、本発明の密封用積層体の第4実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。図6に示す密封用積層体130は、支持層50を有していないこと以外は図1に示した密封用積層体100と同様の構成を有している。
【0079】
密封用積層体130を構成する各層の成分組成及び物性等の条件は、図1に示した密封用積層体100を構成する支持層50以外の同一の層と同様である。また、密封用積層体130も、密封用積層体100と同様の製造方法により作製することができる。更に、PP製の有底容器の開口部の密封に密封用積層体130を使用する場合も、図1に示した密封用積層体100と同様の方法により使用することができる。
【0080】
[第5実施形態]
以下、本発明の密封用積層体の第5実施形態について説明する。図7は、本発明の密封用積層体の第5実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。図7に示す密封用積層体140は、支持層50及びガスバリア層30を有していないこと以外は図1に示した密封用積層体100と同様の構成を有している。
【0081】
密封用積層体140を構成する各層の成分組成及び物性等の条件は、図1に示した密封用積層体100を構成する支持層50及びガスバリア層30以外の同一の層と同様である。また、密封用積層体140も、密封用積層体100と同様の製造方法により作製することができる。更に、PP製の有底容器の開口部の密封に密封用積層体140を使用する場合も、図1に示した密封用積層体100と同様の方法により使用することができる。
【0082】
[第6実施形態]
以下、本発明の密封用積層体の第6実施形態について説明する。図8は、本発明の密封用積層体の第6実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。図8に示す密封用積層体150は、支持層50及び保護層40を有していないこと以外は図1に示した密封用積層体100と同様の構成を有している。
【0083】
密封用積層体150を構成する各層の成分組成及び物性等の条件は、図1に示した密封用積層体100を構成する支持層50及び保護層40以外の同一の層と同様である。また、密封用積層体150も、密封用積層体100と同様の製造方法により作製することができる。更に、PP製の有底容器の開口部の密封に密封用積層体150を使用する場合も、図1に示した密封用積層体100と同様の方法により使用することができる。
【0084】
[第7実施形態]
以下、本発明の密封用積層体の第7実施形態について説明する。図9は、本発明の密封用積層体の第7実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。図9に示す密封用積層体160は、ガスバリア層30、保護層40及び支持層50を有していないこと以外は図1に示した密封用積層体100と同様の構成を有している。
【0085】
密封用積層体160を構成する各層の成分組成及び物性等の条件は、図1に示した密封用積層体100を構成するガスバリア層30、保護層40及び支持層50以外の同一の層と同様である。また、密封用積層体160も、密封用積層体100と同様の製造方法により作製することができる。更に、PP製の有底容器の開口部の密封に密封用積層体160を使用する場合も、図1に示した密封用積層体100と同様の方法により使用することができる。
【0086】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の密封用積層体の構成は、基材層とシーラント層とを有するものであれば特に限定されるものではない。例えば、密封用積層体を構成する各層の間に他の層を介在させてもよい。例えば、所定の接着剤を密封用積層体を構成する各層の間に塗布して固化した接着剤の層を形成してもよい。
【0087】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明についてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例及び比較例の密封用積層体の構成要素について、前述の実施形態と同一または相当する部分には同一符号を付して説明する。なお、以下に示す実施例及び比較例の各密封用積層体の厚さについて、接着剤を使用して形成されている密封用積層体についてはその接着剤の厚さ(2〜3μm)を除いた値を示している。
【0088】
(実施例1)
以下の手順により、図1に示した密封用積層体100と同様の構成を有する密封用積層体を製造した。先ず、E/P(融点122℃)のペレットを30質量%、E/M(M)A(住友化学工業社製,商品名「アクリフト」,メチルメタクリレートに基づく繰り返し単位の含有率38質量%,融点60℃)のペレットを35質量%、LDPE(住友化学工業社製,商品名「スミカセン」,融点107℃)のペレットを35質量%それぞれ配合し、得られた混合物を2軸押出機に入れ、温度210℃にてシーラント層20形成用のペレットを調製した。
【0089】
次に、LLDPE(住友化学工業社製,商品名「スミカセンα」、融点120℃)のペレットを2軸押出機に入れ、温度210℃にて支持層50形成用のペレットを調製した。
【0090】
次に、3つの押出機1〜3を備えたプラ技研社製キャストフィルム製膜装置(押出機1〜3には押出しTダイがそれぞれ備えられている。)を用い、上記のシーラント層20形成用のペレットを、押出機2及び3により230℃の温度条件で押出すとともに、支持層50形成用のペレットを押出機1により230℃の温度条件で押出し、引き取り速度12m/minの条件にてシーラント層20上に支持層50が積層されたフィルムとした。
【0091】
そして、このフィルムの支持層50の表面を、JIS K 6768-1999に記載されている「プラスチック−フィルム及びシート−ぬれ張力試験方法」における「ぬれ張力」が45mN/mとなるようにコロナ処理した。このようにして得られたフィルムのシーラント層の厚さは25μm、支持層50の厚さは10μm、全フィルム体の厚さは35μmであった。
【0092】
次に、上記フィルムのコロナ処理を施した支持層50の面上に、基材層10となるPET単層フィルム(東レ社製,商品名「ルミラーS10」,厚さ38μm)とを接着剤を使用してドライラミネートした。このようにして、保護層40(12μm)/ガスバリア層30(1μm)/基材層10(38μm)/支持層50(10μm)/シーラント層20(25μm)からなる密封用積層体を得た。
【0093】
(実施例2)
以下の手順により、図1に示した密封用積層体100と同様の構成を有する密封用積層体を製造した。E/Pのペレットを35質量%、E/M(M)Aのペレットを25質量%、LDPEのペレットを40質量%それぞれ配合し、得られた混合物をユニオン・プラスチックス社製30mmφ2軸押出機に入れ、温度210℃にてシーラント層20形成用のペレットを調製した。上記の手順以外は実施例1と同様の手順及び条件で保護層40(12μm)/ガスバリア層30(1μm)/基材層10(38μm)/支持層50(10μm)/シーラント層20(25μm)からなる密封用積層体得た。
【0094】
(比較例1)
以下の手順により密封用積層体を製造した。E/Pのペレットを20質量%、E/M(M)Aのペレットを50質量%、LDPEのペレットを30質量%それぞれ配合した以外は実施例1と同様にしてシーラント層20形成用のペレットを調製した。更に、上記の手順以外は実施例1と同様の手順及び条件で保護層40(12μm)/ガスバリア層30(1μm)/基材層10(38μm)/支持層50(10μm)/シーラント層20(25μm)からなる密封用積層体得た。
【0095】
(比較例2)
以下の手順により密封用積層体を製造した。E/Pのペレットを33質量%、E/M(M)Aのペレットを50質量%、LDPEのペレットを17質量%それぞれ配合した以外は実施例1と同様にしてシーラント層20形成用のペレットを調製した。更に、上記の手順以外は実施例1と同様の手順及び条件で保護層40(12μm)/ガスバリア層30(1μm)/基材層10(38μm)/支持層50(10μm)/シーラント層20(25μm)からなる密封用積層体得た。
【0096】
(比較例3)
以下の手順により密封用積層体を製造した。E/Pのペレットを40質量%、LDPEのペレットを60質量%それぞれ配合した以外は実施例1と同様にしてシーラント層20形成用のペレットを調製した。更に、上記の手順以外は実施例1と同様の手順及び条件で保護層40(12μm)/ガスバリア層30(1μm)/基材層10(38μm)/支持層50(10μm)/シーラント層20(25μm)からなる密封用積層体得た。
【0097】
[密封用積層体の接着部位に対する密封性の評価試験]
実施例1及び実施例2並びに比較例1〜比較例3の密封用積層体ついて、有底容器の開口部に熱融着させた直後の密封性を評価した。
【0098】
これらの密封用積層体の被着体となる有底容器は、PP(住友化学工業社製、商品名「ノーブレン」)を用い、タハラ社製単層用ブロー成形機により開口部を有する有底容器を作製した。なお、この容器の円形状の開口部の内径は15mmであり、開口部のリング状の切断面の厚さ(肉厚)は1mm、内部容積は500cm3であった。
【0099】
先ず、実施例1及び実施例2並びに比較例1〜比較例3の各密封用積層体を20×30mmの大きさに切断し、それぞれのシーラント層の側の面を容器の開口部の切断面に密着させ、熱融着温度210℃、熱融着圧力80N/cm2、シール時間0.5秒の条件のもとで熱融着処理を行った。
【0100】
次に、熱融着処理後1秒以内に、以下の図10に示す有底容器加圧部材1000を用いて有底容器200を圧縮し、その開口部の切断面F200に密着されている各密封用積層体(図10には、符号100を用いて記載した)の剥がれの程度を比較することにより密封性を評価した。以下、この評価試験について図10を参照しながら説明する。図10は、各密封用積層体の接着部位に対する密封性を評価するための試験方法を説明するための説明図である。この図10は、熱融着処理後の有底容器200を開口部の面(切断面)F200の上方から見下ろした場合を示している。
【0101】
有底容器加圧部材1000は、長手方向の長さが有底容器の底面から開口部までの高さとほぼ同じ矩形状パネルを3枚組み合せてできる断面コの字型の金属製部材である。そして、有底容器加圧部材1000は、3枚の矩形状パネルのうち互いに対向する2枚のパネルの内壁面の間に有底容器200を挟み込むようにして加圧する。そのため、2枚のパネルの内壁面の間の距離(有底容器加圧部材の幅)W1000は、有底容器200が挟み込まれた際に有底容器を所定の圧縮率で圧縮可能な大きさに調節されている。なお、この試験の場合には、胴部の短径長さの圧縮率を約27%(このとき、この試験で使用した各有底容器の場合には、最大7.3kgfの荷重がかかる)とした。
【0102】
そして、有底容器200を圧縮した後の各密封用積層体の剥がれの程度は、シール後退の発生の有無と、漏れの発生の有無で評価した。なお、ここでいう「シール後退」とは有底容器200の圧縮に伴う内圧上昇で、開口部の面に接着されている各密封用積層体の部分が開口部の面の内縁から外縁に向けて局部的に剥がれる現象を示す。また、ここでいう「漏れ」とは、上記のシール後退の現象が更に進行し、開口部の面に接着されている各密封用積層体の部分が開口部の面の内縁から外縁に向けて剥がれ、容器内部から容器外部にかけて連通する孔が形成される現象を示す。その結果を表1に示す。
【0103】
[密封用積層体の接着部位に対するイージーピール性の評価試験]
実施例1及び実施例2並びに比較例1〜比較例3の密封用積層体ついて有底容器の開口部から剥離する際のイージーピール性を評価した。先ず、上記の密封性の評価試験に使用したものと同様の有底容器200を作製し、更に、上記の密封性の評価試験と同様の手順及び条件により各密封用積層体をそれぞれ有底容器200の開口部の面F200に熱融着させた。
【0104】
そして、熱融着された各密封用積層体を東洋ボールドウィン社製TENSILON UTM−4−100(引張試験機)を使用して、剥離強度を測定した。各密封用積層体の縁部を掴みしろ(大きさ;20×10mm)として引張試験機に把持させ、引張速度50mm/分で各密封用積層体を開口部の切断面の法線方向に剥離するように引張り、その時に検出される剥離強度の最大値を測定した。その結果を表1に示す。
【0105】
なお、本発明において、密封用積層体の「剥離強度」とは、PP製有底容器の開口部(口頚部)の接着部位から密封用積層体を剥がす際に、該接着部位と該接着部位に密着している密封用積層体のシーラント層の接着面との間に働く引き剥がし力を示す。
【0106】
より具体的には、有底容器の開口部と密封用積層体のシーラント層の接着面とを、熱融着温度210℃の平熱板にて、熱融着圧力50N/cm2、0.5秒間の条件で熱融着した後、東洋ボールドウィン社製TENSILON UTM−4−100を用いて、引張速度50mm/分で剥離し、その時の強度[N]を剥離強度とする。
【0107】
この剥離強度の測定に際しては、時間変化する強度を連続的に測定し、得られる最大値を採用する。この剥離強度の最大値を測定することにより、密封用積層体が接着部位に対して密封性とイージーピール性とをバランスよく兼ね備えているか否かを定量的に評価することができる。
【0108】
密封用積層体が合成樹脂製の有底容器の開口部に対する密封性とイージーピール性とをバランスよく兼ね備えている場合には、この剥離強度の最大値は8〜20Nとなる。ここで、この剥離強度の最大値が8N未満であると、その密封用積層体により有底容器の開口部を熱融着しても十分な密封性が得られず、内容物の漏洩、内容物の変質或いは劣化等の不具合の発生を招くおそれがある。一方、この値が20Nを超えると、その密封用積層体は有底容器の開口部から容易に剥がすことができず、剥がす際に密封用積層体が破断し、その一部が開口部に残ってしまうなどの問題の発生を招くおそれがある。
【0109】
【表1】
Figure 0004443095
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の密封用積層体は、プロピレン系樹脂製の有底容器の開口部に対する優れた密着性を有しているので、熱融着直後の高温状態であっても開口部の密封不良の発生を充分に防止することができる。また、本発明の密封用積層体は、接着部位からの剥離が容易であり、然もリサイクルが容易で環境に対する負荷を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の密封用積層体の第1実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。
【図2】図1に示す密封用積層体を用いて開口部を有するプロピレン系樹脂製の有底容器の該開口部を密封する工程を概略的に示す説明図である。
【図3】図1に示す密封用積層体を用いて開口部を有するプロピレン系樹脂製の有底容器の該開口部を密封する工程を概略的に示す説明図である。
【図4】本発明の密封用積層体の第2実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。
【図5】本発明の密封用積層体の第3実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。
【図6】本発明の密封用積層体の第4実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。
【図7】本発明の密封用積層体の第5実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。
【図8】本発明の密封用積層体の第6実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。
【図9】本発明の密封用積層体の第7実施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。
【図10】実施例及び比較例の各密封用積層体の接着部位に対する密封性を評価するための試験方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10…基材層、20…シーラント層、30…ガスバリア層、40…保護層、50…支持層、100,110,120,130,140,150,160…密封用積層体、200…有底容器、1000・・・有底容器加圧部材、F200…有底容器の開口部の面(切断面)、W1000・・・有底容器加圧部材の幅。

Claims (8)

  1. 開口部を有するプロピレン系樹脂製の有底容器の前記開口部を密封するための密封用積層体であって、
    合成樹脂からなる基材層と、
    前記基材層に隣接して配置されており、前記有底容器の前記開口部に接着されるシーラント層と、
    を少なくとも有しており、
    前記シーラント層には、低密度ポリエチレンと、エチレン/メチル(メタ)アクリレート系共重合体と、エチレン/プロピレン共重合体とが少なくとも含有されており、
    前記低密度ポリエチレンの含有率が25〜45質量%であり、
    前記エチレン/メチル(メタ)アクリレート系共重合体の含有率が25〜45質量%であり、
    前記エチレン/プロピレン共重合体の含有率が20〜40質量%であり、かつ、
    前記エチレン/メチル(メタ)アクリレート系共重合体の融点X[℃]と、前記エチレン/プロピレン共重合体の融点Y[℃]とが、それぞれ下記式(1)〜(3)の条件を同時に満たしていること、
    を特徴とする密封用積層体。
    50≦X≦70 …(1)
    115≦Y≦135 …(2)
    50≦(Y−X)≦85 …(3)
  2. 前記低密度ポリエチレンの融点が100〜120℃であることを特徴とする請求項1に記載の密封用積層体。
  3. 前記エチレン/メチル(メタ)アクリレート系共重合体中のメチル(メタ)アクリレートに基づく繰り返し単位の含有率が10〜40質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の密封用積層体。
  4. 前記エチレン/プロピレン共重合体中のプロピレンに基づく繰り返し単位の含有率が5〜35質量%であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の密封用積層体。
  5. 前記基材層がエステル系樹脂及びアミド系樹脂からなる群から選択される樹脂からなることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の密封用積層体。
  6. 直鎖状低密度ポリエチレンからなる支持層が前記基材層と前記シーラント層との間に更に配置されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の密封用積層体。
  7. 酸素ガスの前記有底容器内への侵入を防止するガスバリア層が、前記基材層の前記シーラント層に向く面と反対側の面の上方に更に配置されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の密封用積層体。
  8. 前記基材層を保護する保護層が、前記基材層の前記シーラント層に向く面と反対側の面の上方に更に配置されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の密封用積層体。
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