JP2002210897A - ポリオレフィン多層フィルム及び包装体 - Google Patents
ポリオレフィン多層フィルム及び包装体Info
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Abstract
つヒートシール部の易開封性に優れた包装用に適したポ
リオレフィン多層フィルム及びツイスト包装の製袋品の
溶断シール部並びにガゼットシール部の融着強度の低下
を招かずに、低温熱融着性及び易開封性に優れたポリオ
レフィン多層フィルムを提供する。 【解決手段】融点が120〜150℃のプロピレン・α
−オレフィンランダム共重合体(A)20〜80重量%
とブテン重合体(B)80〜20重量%とから得られう
る熱融着層及びプロピレン重合体(C)層から構成され
ることを特徴とする低温熱融着性及び易開封性に優れた
ポリオレフィン多層フィルム及び当該ポリオレフィン多
層フィルムに被包装物が封入され、ポリオレフィン多層
フィルム包装体のツイスト部の上部若しくは下部を熱融
着してなる包装体に関する。
Description
易開封性に優れた包装用、中でもパン包装用に好適なポ
リオレフィン多層フィルム及びそれを用いた包装体に関
する。
重合体あるいはプロピレン・α−オレフィンランダム共
重合体等の熱融着層を備えた無延伸ポリプロピレンの単
層若しくは多層フィルムは、透明性、光沢性、剛性等に
優れ、菓子、パン、野菜等の食品、あるいはシャツ、ズ
ボン、下着等の衣料品を始め日用品等のあらゆる分野の
製品の包装材料として広く使用されている。かかる包装
用フィルムに求められる性能として近年特に、実包装ラ
インの高速化に伴う低温でのヒートシール性、暖かい温
度で溶融し易いチョコレート製品包装用に適した低温ヒ
ートシール性あるいは高齢化社会(バリアフリー)にお
ける易開封性が要求されている。一方、パン包装につい
て多用されているツイスト包装はその構造上、輸送ある
いはコンビニ、スーパー等の棚に陳列時に、ツイスト上
部に埃や虫等が紛れ込んだ場合、開封時に埃等が内部に
落下する虞があることから、ツイスト上部若しくは下部
を熱融着した包装体が開発されている。
ポリプロピレンの単層あるいは多層フィルムは低温熱融
着性と易開封性のバランスに欠けている。
時における低温ヒートシール性に優れ、且つヒートシー
ル部の易開封性に優れた包装用に適したポリオレフィン
多層フィルムを得ると共に、ツイスト包装の製袋品の溶
断シール部並びにガゼットシール部の融着強度の低下を
招かずに、低温熱融着性及び易開封性に優れた包装用ポ
リオレフィン多層フィルムを得ることを目的とした。
0℃のプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体
(A)20〜80重量%とブテン重合体(B)80〜2
0重量%とから得られうる熱融着層及びプロピレン重合
体(C)層から構成されることを特徴とする低温熱融着
性及び易開封性に優れた包装用、中でもパン包装用に好
適なポリオレフィン多層フィルム、更には基材層が積層
されたポリオレフィン多層フィルム及びそれらポリオレ
フィン多層フィルムに被包装物が封入され、ポリオレフ
ィン多層フィルム包装体のツイスト部の上部若しくは下
部を熱融着してなる包装体に関する。
ダム共重合体(A) 本発明に係わるプロピレン・α−オレフィンランダム共
重合体(A)は、融点が120〜150℃、好ましくは
125〜147℃の範囲にある。かかる範囲にあるプロ
ピレン・α−オレフィンランダム共重合体(A)は、通
常プロピレン含有量が、98〜86重量%、好ましくは
96〜88重量%の範囲にある。プロピレンと共重合さ
れるα−オレフィンは、エチレン、1−ブテン、1−ヘ
キセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等の
炭素数が2〜10のα−オレフィンである。中でも、エ
チレン含有量が0.5〜8重量%、好ましくは1〜6重
量%、1−ブテンが0.5〜10重量%、好ましくは1
〜8重量%のランダム共重合体が低温熱融着性、易開封
性、耐ブロッキング性のバランスに優れるので好まし
い。
ンダム共重合体(A)のメルトフローレート(MFR)
(ASTM D 1238、温度230℃、荷重216
0g)は、フィルムとして使用できる範囲であれば特に
限定はないが、通常、1〜20g/10分、好ましくは
3〜10g/10分の範囲にある。
独重合体及び1−ブテンと通常30重量%以下のエチレ
ン、プロピレン等の他のα−オレフィンとの共重合体で
ある。ブテン重合体(B)はMFRがASTM D12
38 温度190℃、荷重2160gで測定した値が、
通常0.2〜20、好ましくは1〜20(g/10分)
であると、良好な押出性と熱融着層として用いる場合に
十分な機械的強度を得る上で望ましい。又、ブテン重合
体(B)は通常その融点が70〜130℃、好ましくは
70〜115℃、更に好ましくは70〜80℃の範囲に
ある。このブテン重合体(B)は、熱融着層として熱融
着層の凝集力を低下させ、包装体を剥離する際の易剥離
性を付与する効果がある。
の単独重合体あるいは、プロピレンとエチレン、1―ブ
テン、1−ヘキセン、4−メチルー1−ペンテン、1−
オクテン、1−デセン等の炭素数2〜10のα―オレフ
ィンとのプロピレンを主成分とするランダム若しくはブ
ロック共重合体である。共重合体の場合は、通常プロピ
レン含有量が50重量%以上、好ましくは60重量%以
上の共重合体である。単独重合体か共重合体を用いるか
は、要求される外観によって適宜選択でき、例えば、透
明な多層フィルムを得るには、単独重合体あるいはラン
ダム共重合体を選択し、不透明な多層フィルムを得るに
はブロック共重合体を夫々選択すれば良い。
(ASTM D 1238、温度230℃、荷重216
0g)は、フィルムとして使用できる範囲であれば特に
限定はないが、通常、0.5〜20g/10分、好まし
くは1〜10g/10分の範囲にある。
α−オレフィンランダム共重合体(A)と同じ範疇の共
重合体も用い得るが、多層フィルムの剛性(腰)を保つ
ために、プロピレン含有量が98〜95重量%と比較的
プロピレン含有量が多いランダム共重合体を選択しても
良い。
ン等のα―オレフィン、通常はエチレンとを複数の重合
反応装置で、プロピレン及びエチレンを夫々重合させる
ことにより得られるもの、別途重合したポリプロピレン
とポリエチレンとを混合したもの、あるいはそれらの組
合せによるもので、主な成分として、プロピレン重合
部、エチレン重合部、及び低結晶性若しくは非晶性のエ
チレン・プロピレン共重合体を含む共重合体である。か
かるブロック共重合体におけるプロピレン含有量は通
常、60〜90重量%の範囲にある。
フィンランダム共重合体(A)、ブテン重合体(B)あ
るいはその組成物、プロピレン重合体(C)には、本発
明の目的を損なわない範囲で、通常用いられる酸化防止
剤、耐候安定剤、帯電防止剤、防曇剤等の添加剤あるい
は他の重合体をを必要に応じて配合することができる。
特に、アンチブロッキング剤、スリップ剤を配合するこ
とによって、フィルム成形時、ラミネート加工時、包装
作業時等における加工性や作業性を向上させることがで
きる。
20〜150℃のプロピレン・α−オレフィンランダム
共重合体(A)20〜80重量%、好ましくは25〜7
0重量%と前記ブテン重合体(B)80〜20重量%、
好ましくは75〜30重量%とから得られうる熱融着層
及びプロピレン重合体(C)層から構成される。又、他
の態様は前記融点が120〜150℃のプロピレン・α
−オレフィンランダム共重合体(A)20〜80重量
%、好ましくは25〜70重量%と前記ブテン重合体
(B)80〜20重量%、好ましくは75〜30重量%
とから得られうる熱融着層、プロピレン重合体(C)層
及び基材層とから構成される。
ピレン・α−オレフィンランダム共重合体(A)が20
重量%未満ではフィルムの成形性、得られるフィルムの
剛性、滑性にに劣る虞があり、一方、80重量%を超え
ると、低温熱融着性に劣る虞がある。又、熱融着層には
密度が0.905〜0.940g/cm3の範囲の直鎖
状低密度ポリエチレンを添加しておいても良い。
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体(A)と
ブテン重合体(B)からなる熱融着層とプロピレン重合
体(C)層とから構成されるが、プロピレン重合体
(C)層を中間層と表面層(被印刷層)に分けておいて
も良い。この場合、中間層を形成するプロピレン重合体
(C)と被印刷層を形成するプロピレン重合体(C)は
用途に応じて適宜選択でき、同一重合体であっても異な
る重合体であっても良い。
として使用されている種々材料、例えば、ポリエチレン
フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリブテンフィル
ム及びポリメチルペンテンフィルム等のポリオレフィン
フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム及びポ
リカーボネートフィルム等のポリエステルフィルム、ナ
イロンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリ塩化ビニ
ルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニル
アルコールフィルム、エチレン・ビニルアルコール共重
合体フィルム、ポリメチルメタクリレートフィルム、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体フィルム等の熱可塑性樹脂
製フィルム、アルミニューム箔、紙等が挙げられる。か
かる熱可塑性樹脂製フィルムからなる基材は無延伸であ
っても一軸あるいは二軸延伸フィルムであっても良い。
勿論、基材は1層でも2層以上としても良い。
は、通常20〜100μm、好ましくは20〜40μm
の範囲にあり、通常、熱融着層:2〜20μm、被印刷
層:18〜80μm、好ましくは熱融着層:2〜10μ
m、被印刷層:18〜30μmの範囲にある。中間層を
設ける場合は、通常、熱融着層:2〜20μm、中間
層:60〜96μm及び被印刷層:2〜20μm、好ま
しくは熱融着層:2〜10μm、中間層:10〜26μ
m及び被印刷層:2〜10μmの範囲にある。又、基材
層を積層する場合の基材層の厚さは、通常12〜500
μm、好ましくは12〜100μmの範囲にある。
々公知の方法で製造できる。例えば、予め熱融着層及び
被印刷層、必要に応じて中間層となるフィルムを別個に
成形した後、貼り合わせる方法、複数の押出機で各層を
形成する重合体を個別に溶融して一つのダイから多層フ
ィルムとする、所謂共押出成形法により製造できる。中
でも、共押出成形法が、多層フィルムを容易に成形で
き、且つ得られる多層フィルムも層間接着性に優れるの
で好ましい。かかる共押出成形してポリオレフィン多層
フィルムを製造する方法としては、例えば、熱融着層と
なるプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体
(A)とブテン重合体(B)とを所定の量で混合した
後、一つの押出機に投入し、他の押出機に被印刷層とな
るプロピレン重合体(C)及び必要に応じて中間層とな
るプロピレン重合体(C)を投入して多層フィルムとす
る方法、予めプロピレン・α−オレフィンランダム共重
合体(A)及びブテン重合体(B)とを所定の量で混合
して押出機等で溶融混練して組成物を得た後、上記方法
により成形する方法等が挙げられる。又、更に基材層を
プロピレン重合体(C)に積層する場合は、共押出成形
法に加え、予め熱融着層とプロピレン重合体(C)とか
らなるポリオレフィン多層フィルムを得た後、基材層に
ドライラミする方法、基材層に熱融着層とプロピレン重
合体(C)とからなるポリオレフィン多層フィルムを押
出しラミする方法等がとり得る。
印刷層となるプロピレン重合体(C)層の表面には、通
常、一般的な包装用グラビアインキで印刷されるが、必
ずしも印刷されていなくても良い。
ィン多層フィルムから製造された包装袋に食パンを始め
とする菓子パン等のパン類、お菓子、スナック、おもち
ゃ、日用雑貨品等の種々の被包装物が封入され、ポリオ
レフィン多層フィルム包装体のツイスト部の上部若しく
は下部を熱融着してなる構造を有する。包装体の形状
は、被包装物の形状に合わせて種々の形状をとり得る。
例えば立方形の食パンであれば、船底タイプ、ガゼット
タイプ等の形状にすれば良い。又、包装体の側部は、通
常製袋時に溶断シールされている。
本発明はそれら実施例によって限定されるものではな
い。
面を重ね合せ、表記載の温度、幅5mmのシールバーに
より、0.2MPaの圧力で1秒間シールした後放冷し
た。これから15mm幅の試験片を切り取りクロスヘッ
ド速度500mm/minでヒートシール部を剥離し、
その強度をヒートシール強度とした。又、剥離面を観察
し、界面剥離したものを○、若干伸び剥離したものある
いは凝集剥離したものを△及びエッジ切れを起こしたも
のを×とした。 (2) 溶断強度(N/15mm):熱融着層面を重ね
合せ、その上下にセロファンを重ね、先端角度60度の
三角形であるシールバーを用い、シールバー温度を27
0℃及び300℃に設定し、0.2MPaの圧力で0.
5秒間シールした後放冷した。これから15mm幅の試
験片を切り取りクロスヘッド速度500mm/minで
ヒートシール部を剥離し、その強度を溶断強度とした。 (3)融点(℃):重合体の融点はDSCを用い、試料
を200℃で融解した後、10℃/分の降温速度で20
℃まで下げ、1分間保った後、10℃/分の昇温速度で
200℃まで加熱して測定した。なお、本実施例及び比
較例で使用した原料は次の通りである。 (1)プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体
(R−PP−1) エチレン含有量:2.2重量%、ブテンー1含有量:
1.5重量%、融点142℃、MFR7g/10分 (2)プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体
(R−PP−2) エチレン含有量:2.7重量%、ブテンー1含有量:
1.5重量%、融点138℃、MFR7g/10分 (3)プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体
(R−PP−3) エチレン含有量:3.1重量%、ブテンー1含有量:
2.5重量%、融点131℃、MFR7g/10分 (4)プロピレン単独重合体(PP) 融点163℃、MFR7g/10分 (5)ブテン重合体(PB) ブテンー1・プロピレン共重合体、プロピレン含有量:
16重量%、MFR4g/10分、融点75℃ (6)プロピレン重合体(B−PP−1) エチレン含有量:7.6重量%、非晶性エチレン・プロ
ピレンランダム共重合体量:7.6重量%、MFR6.
5g/10分 (7)プロピレン重合体(B−PP−2) エチレン含有量:26.1重量%、非晶性エチレン・プ
ロピレンランダム共重合体量:8.4重量%、MFR
4.5g/10分
イブレンドした熱融着層を形成するポリオレフィン組成
物と、B−PP−1:75重量%とR−PP−2:25
重量%とドライブレンドした中間層を形成するポリオレ
フィン組成物及びB−PP−2:48.5重量%とB−
PP−1:51.5重量%とドライブレンドした被印刷
層を形成するポリオレフィン組成物とを別々の押出機に
供給し、Tダイ法によって熱融着層/中間層/被印刷層
からなる構成の3層共押出フイルムを得た。フィルムの
総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着層:中間層:被
印刷層=4.5μm:21μm:4.5μmであった。
成物を、R−PP−1:50重量%とPB:50重量%
とをドライブレンドしたポリオレフィン組成物に代える
以外は実施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得
た。フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着
層:中間層:被印刷層=4.5μm:21μm:4.5
μmであった。
成物を、R−PP−2:30重量%とPB:70重量%
とをドライブレンドしたポリオレフィン組成物に代える
以外は実施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得
た。フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着
層:中間層:被印刷層=4.5μm:21μm:4.5
μmであった。
成物を、R−PP−2:50重量%とPB:50重量%
とをドライブレンドしたポリオレフィン組成物に代える
以外は実施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得
た。フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着
層:中間層:被印刷層=4.5μm:21μm:4.5
μmであった。
成物を、R−PP−2:60重量%とPB:40重量%
とをドライブレンドしたポリオレフィン組成物に代える
以外は実施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得
た。フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着
層:中間層:被印刷層=4.5μm:21μm:4.5
μmであった。
成物を、R−PP−3:55重量%とPB:45重量%
とをドライブレンドしたポリオレフィン組成物に代える
以外は実施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得
た。フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着
層:中間層:被印刷層=4.5μm:21μm:4.5
μmであった。
成物を、R−PP−3:60重量%とPB:40重量%
とをドライブレンドしたポリオレフィン組成物に代える
以外は実施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得
た。フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着
層:中間層:被印刷層=4.5μm:21μm:4.5
μmであった。
成物を、R−PP−3:65重量%とPB:35重量%
とをドライブレンドしたポリオレフィン組成物に代える
以外は実施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得
た。フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着
層:中間層:被印刷層=4.5μm:21μm:4.5
μmであった。
成物を、PP:40重量%とPB:60重量%とをドラ
イブレンドしたポリオレフィン組成物に代える以外は実
施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得た。フィ
ルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着層:中間
層:被印刷層=4.5μm:21μm:4.5μmであ
った。
成物を、R−PP−2:100重量%に代える以外は実
施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得た。フィ
ルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着層:中間
層:被印刷層=4.5μm:21μm:4.5μmであ
った。
成物を、PP:100重量%に代える以外は実施例1と
同様に行い、3層共押出フイルムを得た。フィルムの総
厚は30μmで、各層の厚みは熱融着層:中間層:被印
刷層=4.5μm:21μm:4.5μmであった。
物をPP:100重量%、被印刷層を形成するポリオレ
フィン組成物をR−PP−2:100重量%に夫々代え
る以外は実施例7と同様に行い、3層共押出フイルムを
得た。フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融
着層:中間層:被印刷層=4.5μm:21μm:4.
5μmであった。
る基材層に、ウレタン系接着剤を塗布し、実施例1で得
た熱融着層/中間層/被印刷層からなる構成の3層共押
出フイルムの被印刷層をドライラミネートしてポリオレ
フィン多層フィルムを得た。
9で得た3層共押出フイルムを用いる以外は実施例11
と同様に行いポリオレフィン多層フィルムを得た。
3で得た3層共押出フイルムを用いる以外は実施例11
と同様に行いポリオレフィン多層フィルムを得た。
1で得た3層共押出フイルムを用いる以外は実施例11
と同様に行いポリオレフィン多層フィルムを得た。
例1の3層共押出フイルムのR−PP−2をR−PP−
3に代えた3層共押出フイルムを用いる以外は実施例1
1と同様に行いポリオレフィン多層フィルムを得た。
被着体とのヒートシール強度の測定結果を表1及び表2
に示す。
α−オレフィンランダム共重合体(A)とブテン重合体
(B)から形成されてなるポリオレフィン多層フィルム
は、溶断強度を充分維持していながら、低温熱融着性及
び易開封性に優れた特徴を有しているので、包装用フィ
ルムに好適に使用でき、又、食パンを始めとする菓子パ
ン等のパン類、お菓子、スナック、おもちゃ、日用雑貨
品等の種々の被包装物、中でも食パン等のやや重量があ
る被包装物を充填しても、側面の溶断部、あるいは底部
が破れる虞もなく、且つ包装後に、ツイスト上部若しく
は下部を低温で熱融着できるので作業性に優れる。又、
家庭等で購入者が被包装物を取出す際にも、包装袋のフ
ィルムを破ることなく、熱融着部を容易に開封できる。
Claims (6)
- 【請求項1】融点が120〜150℃のプロピレン・α
−オレフィンランダム共重合体(A)20〜80重量%
とブテン重合体(B)80〜20重量%とから得られう
る熱融着層及びプロピレン重合体(C)層からなること
を特徴とするポリオレフィン多層フィルム。 - 【請求項2】融点が120〜150℃のプロピレン・α
−オレフィンランダム共重合体(A)20〜80重量%
とブテン重合体(B)80〜20重量%とから得られう
る熱融着層、プロピレン重合体(C)層及び基材層から
なることを特徴とするポリオレフィン多層フィルム。 - 【請求項3】ポリオレフィン多層フィルムが包装用であ
る請求項1若しくは2記載のポリオレフィン多層フィル
ム。 - 【請求項4】ポリオレフィン多層フィルムがパン包装用
である請求項1若しくは2記載のポリオレフィン多層フ
ィルム。 - 【請求項5】請求項1若しくは2に記載のポリオレフィ
ン多層フィルムに被包装物が封入され、ポリオレフィン
多層フィルム包装体のツイスト部の上部若しくは下部を
熱融着してなる包装体。 - 【請求項6】被包装物がパンである請求項5記載の包装
体。
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