JP4434641B2 - 永久磁石電動機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、センサレスの永久磁石電動機(ブラシレスDCモータ)の制御装置に関し、さらに詳しく言えば、最大回転数をより高めることができる特に空気調和機や電気冷蔵庫などのコンプレッサモータやファンモータに好適な永久磁石電動機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
永久磁石電動機の回転数を制御する場合、古くはセンサを用いてロータの磁極位置を検出しながら最適な位相関係をもとにして制御していたが、エアコンや電気冷蔵庫などの家電製品用途の場合、低コスト化の要求により価格の高いセンサは敬遠され、また、コンプレッサモータに関しては高温・高圧の厳しい環境のもとで使用されるため、例えばホール素子などのセンサは特性劣化や破損などを生じやすいことから内蔵することが難しい。
【0003】
そこで現在では、センサを用いずにモータの電気的特性を利用してロータの磁極位置を検出・推定してモータを最適制御するセンサレス方式が主流になっており、そのセンサレス方式によるブラシレスDCモータモータの制御装置の一例を図10に示す。
【0004】
この制御装置は、所定の直流電源1の電圧Vdcを例えば6素子ブリッジ回路からなるインバータ回路2で任意の交流電圧に変換して永久磁石電動機3に印加するインバータ駆動制御装置で、ロータの磁極位置を検出してステータの巻線電流を切り替えるための位置検出回路4を備えている。
【0005】
位置検出回路4は、図示しない抵抗スター結線による仮想中性点電位に含まれる誘起電圧波形のゼロクロス点を検出し、その検出点を含む位置検出信号を制御回路(マイクロコンピュータ)5に出力する。
【0006】
制御回路5は、その位置検出信号によりロータの磁極位置を推定してインバータ回路2の所定スイッチング素子を駆動するために、その駆動信号をドライバ回路6を介してインバータ回路2に出力して、ステータ巻線の通電を切り替えるとともに、PWMデューティを調整して回転数を目標回転数に制御する。
【0007】
しかしながら、モータの回転数が高速領域になると誘起電圧のゼロクロスを正確に検出することが困難となるため、最大回転数に制限がある。この点を解決するため、2つの磁極位置検出回路を備えた発明が特許文献1として提案されている。
【0008】
すなわち、特許文献1においては、第1および第2の磁極位置検出回路を併用し、通電角の大小あるいは回転数の大小などにより、第1磁極位置検出回路と第2磁極位置検出回路の一方を選択し、この選択した磁極位置検出回路からの信号をもとにしてロータの磁極位置を検出する。
【0009】
第1磁極位置検出回路は非通電相に発生する誘起電圧を検出し、この誘起電圧波形を互いに比較して電気回転速度の3倍の周波数の信号を得、この信号からロータ磁極位置を検出する。第2磁極位置検出回路はモータ巻線と並列に接続した抵抗素子(Yスター結線)の中間点(仮想中性点電圧)とモータ巻線の中性点(モータ中性点電圧)との差(電位差変動)を検出してこの電位差変動によりロータ磁極位置を検出する。
【0010】
モータを通電角120゜で運転しているときには、第1磁極位置検出回路によってロータ磁極位置を検出する。その通電角が120°より広角であるときには、第1磁極位置検出回路による磁極位置検出が困難になることから、第2磁極位置検出回路によって磁極位置を検出する。
【0011】
このように、特許文献1によれば、低回転領域から高回転領域においてロータ磁極位置が適格に検出され、通電角が120゜から180°まで利用されるようになり、電源電圧を有効に利用して高速回転化が図れる。
【0012】
【特許文献1】
特開2002−186274号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の発明にあっては、低回転領域用と高回転領域用の2つの磁極位置検出回路を必要とするため、コスト的に好ましくない。したがって、本発明の課題は、1つの磁極位置検出回路を用いて最大回転数のアップと定格効率の向上とを実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ロータの磁極位置をセンサレスで検出し、その位置検出信号に基づいてステータ巻線の通電を切り替えて上記ロータの回転数を制御する永久磁石電動機の制御装置において、上記ステータ巻線の端子にそれぞれ接続された抵抗を介して得られる仮想中性点電位と上記ステータ巻線の中性点電位との差電圧信号をフィルタに通して3次高調波成分以外の信号を低減し、主として上記3次高調波成分を含む位置検出信号を出力する位置検出手段を備え、上記位置検出手段からの位置検出信号に基づいて上記ステータ巻線の通電切り替えタイミングを制御するとともに、運転起動時およびPWM波形の変調率が1になるまでの回転数領域では180度の正弦波駆動方式を採用し、PWM波形の変調率が1になったときで回転数をそれ以上高める場合には120度通電の矩形波駆動方式に切り替えることを特徴としている。
【0016】
また、上記正弦波駆動方式から上記矩形波駆動方式に切り替え直後は120度通電により駆動し、さらに回転数を高める場合には、120度から180度の範囲の通電角と進み位相とにより駆動することが好ましい。
【0017】
本発明において、上記フィルタには、2次のバンドパスフィルタまたは2次のハイパスフィルタと2次のローパスフィルタとを組み合わせたバンドパスフィルタを採用できる。また、上記フィルタは、1次のハイパスフィルタ,1次のローパスフィルタ,2次のハイパスフィルタ,2次のローパスフィルタのうちの少なくとも1つのフィルタを備えていればよく、いずれにしても既存の回路で安価に対応できる。
【0018】
また、負荷条件により、あらかじめ決められる通電角と点弧位相のパターンをテーブル化し、あるいはそのパターンを近似式で得て、運転モードに応じて最適条件で駆動することが好ましい。本発明は、モータの運転範囲を広くでき、また、定格効率の向上を図れることから、特に空気調和機あるいは電気冷蔵庫のコンプレッサモータやファンモータの制御装置として好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1ないし図9を参照して詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、図1中のインバータ回路2およびそのドライバ回路6は先に説明した図10の従来技術と同じであってよい。
【0020】
図1において、本発明の制御装置は、モータ巻線端子にそれぞれ抵抗をブリッジに挿入して得られる仮想中性点電位とモータ中性点電位との差電圧を検出し、この差電圧信号をフィルタに通して3次高調波成分以外の周波数成分を低減し、この3次高調波成分によるロータの位置検出信号を出力する位置検出回路10と、この位置検出回路10からの位置検出信号によりロータ磁極位置を検出・推定して通電切り替えタイミングを得る一方、永久磁石電動機3をPWM制御し、その永久磁石電動機3の運転途中でPWM通電パターンを運転状態に応じて正弦波駆動から矩形波駆動に切り替える制御回路(マイクロコンピュータ)11とを備えている。
【0021】
図2に示すように、位置検出回路10は、永久磁石電動機の各巻線端子にそれぞれ一端を接続した抵抗RaをY結線(スター結線)してなる抵抗ブリッジ回路10aと、この抵抗ブリッジ回路10aによって得た仮想中性点電位とモータ中性点電位との差電圧をとり、少なくともその差電圧に含まれたサージ電圧を抑制する所定容量のコンデンサ10bと、このサージ電圧を抑制した差電圧の信号を低インピーダンスとするオペンアンプを用いたボルテージフォロワ回路10cと、このボルテージフォロワ回路10cを介した差電圧の信号のうち、磁極位置検出に不必要な信号(高次高調波、基本波)を除去し、必要な信号成分(3次高調波成分)を得るためのフィルタ回路10dと、このフィルタ回路10dによる3次高調波成分の信号と基準値Mとの比較によりゼロクロス点を検出して位置検出信号を出力するコンパレータ10eとから構成される。
【0022】
フィルタ回路10dは、例えば図3に示すように、2次のバンドパスフィルタ(BPF)回路20で構成とするとよい。BPF回路20には、単一増幅器で実現するためにオペアンプ20a,抵抗R1,R2,R3および静電容量の等しいコンデンサC1,C2からなる2次の多重帰還型帯域通過フィルタを用いることができる。
【0023】
例えば、帯域通過利得Ho,Qおよび中心周波数(3次高調波)ωo=2πfが与えられると、抵抗R1,R2,R3は、R1=Q/(Ho・ωo・C)、R2=Q/(2・(Qの2乗)−Ho)・ωo・C)、R3=2・Q/ωo・Cで決められる。その通過帯域については、少なくとも3次高調波(基本波の3倍の高調波)付近の周波数帯域であり、3次高調波よりも低い周波数と3次高調波よりも高い周波数をカットする。
【0024】
また、上記BPF回路20に代えて、図4に示す2次のハイパスフィルタ(HPF)21と、図5に示す2次のローパスフィルタ(LPF)回路22とを組み合わせたフィルタを用いてもよい。
【0025】
HPF回路21は反転オペアンプ21a、抵抗R4,R5およびコンデンサC3,C4,C5によるハイパス・アクティブフィルタで、LPF回路22は非反転オペアンプ22a,22b、抵抗R6,R7およびコンデンサC6,C7による2次のVCVS(電圧制御源)型フィルタである。
【0026】
なお、HPF回路21およびLPF回路22およびは、BPF回路20と同じ機能となるように、各抵抗R4,R5およびC3,C4,C5を決定し、また各抵抗R6,R7およびコンデンサC6,C7を決定する。その決定に際し、高領域のカットについては当然従来のローパスフィルタと同じとし、低領域のカットについては少なくとも3次高調波(基本波の3倍の高調波)よりも低い周波数とすることを考慮する。
【0027】
例えば、HPF回路21については、Ho,Qおよびωc=2πfが与えられたときの、R4,R5,C3,C4,C5の値を決定する。便宜的にC3=C4とすると、抵抗R4,R5はR4=1/(Q・ωc・C1(2Ho+1)で、R5=(Q/ωc・C1)・(2Ho+1)で決められ、コンデンサC5はC5=C4/Ho)で決められる。
【0028】
さらに、上記の2次のHPF回路21およびLPF回路22に代えて、図6に示す低コストの1次のHPF回路23および図7に示す1次のLPF回路24を用いてもよい。HPF回路23はコンデンサC8および抵抗R8による回路からなり、LPF回路24は抵抗R9およびコンデンサC9によるCR回路からなる。なお、上記HPF回路21,23やLPF回路22,24のいずれか1つのフィルタ回路だけとしてもよく、つまり3次高調波成分より低い周波数成分をカットし、あるいは3次高調波成分よりも高い周波数成分をカットするだけもよい。
【0029】
上記フィルタにより、仮想中性点電位とモータ中性点電位との差電圧の信号は3次高調波より高い領域の信号等が除去され、それよりも低い領域の信号等が除去される。すなわち、ステータ巻線のインダクタンスの非線形による高調波成分および基本波成分が大きく低減され、少なくとも必要とする3次高調波成分の信号が得られる。このように、必要とする3次高調波成分が抽出されるため、位置検出の精度が向上し、広い運転範囲での位置検出が可能となる。
【0030】
上記制御回路11は、永久磁石電動機3のPWM通電パターンを切り替えるが、その起動時およびPWMのデューティがフルデューティ(PWM波形の変調率1)に達するまでの回転数領域では正弦波駆動方式を採用し、PWM波形の変調率が1に達したときには回転数をアップするためにPWMパターンを矩形波駆動方式に切り替えて回転数アップを可能としている。
【0031】
この制御装置の動作を図8および図9を参照して説明すると、制御回路11は、永久磁石電動機3を起動し、しかる後180度の正弦波駆動方式(正弦波PWM駆動)を適用して回転制御する(図8の実線矢印A参照)。なお、永久磁石電動機3の起動時には180度の正弦波駆動を行うが、予め設定したPWM波形を用いてインバータ回路2にモータ印加電圧を発生させる。
【0032】
このときの位置情報に関しては、位置検出回路10からの位置検出信号が入力することから、モータ磁極位置を適切に検出することができる。そのモータ磁極位置が適切に検出され、言い換えると細かな位置情報が得られることから、正弦波PWM駆動においてはPWMデューティを調節し、つまりPWM波形の変調率を順次調整してモータ印加電圧を正弦波化させる。
【0033】
この正弦波PWM駆動により永久磁石電動機3の回転数を目標回転数になるように上昇させる。PWM波形がフルデューティ(PWM波形の変調率1)になるまで、正弦波PWM駆動により制御が可能であることから、永久磁石電動機3の回転数を通常のモータ定格を超えてf1にまで上昇することが可能である。
【0034】
目標回転数がf1よりも高く、PWM波形の変調率が1になっても、永久磁石電動機3の回転数が目標回転数に達しなければ、モータのPWMパターンを矩形波駆動(120度〜180度通電)に切り替える(図8の実線矢印B参照)。
【0035】
正弦波駆動から矩形波駆動に切り替えた直後は、120度通電方式としたPWM矩形波によってモータ電圧を上昇させ、永久磁石電動機3の回転数が目標回転数になるように上昇させる。この120度通電の矩形波駆動において、PWMデューティが100%になっても、その回転数が目標回転数に達せず、例えば図8に示す回転数f2(<目標回転数)であれば、予め決めている通電角(広角;120度〜180度矩形波)と点弧位相のパターンを用い永久磁石電動機3を駆動する(同図の実線矢印C参照)。
【0036】
なお、通電角を広角にすることによりモータ電圧は上昇し、また点弧位相とは進み位相であり、弱め界磁制御を行うためのものである。上記通電角と点弧位相のパターンとしては、例えば図9に示すパターンとする。同図の実線矢印Dに示すパターンは通電角をあまり広げることなく、進み位相角を大きくするパターンであり、つまり弱め界磁制御を強調する。
【0037】
同図の線矢印Eに示すパターンは通電角を広げるとともに、進み位相角を大きくするパターンであり、PWM矩形波駆動と弱め界磁制御を併用する。同図の点線矢印Fに示すパターンは位相をあまり進めず、通電角を大きくするパターンであり、PWM矩形波駆動を強調する。
【0038】
ここに、位置検出回路10において、仮想中性点電位とモータ中性点電位の差電圧によって得られた位置検出信号からロータ磁極位置を確実に検出することができるために、進み位相による弱め界磁制御、通電角の広角制御が可能となる。これら弱め界磁制御、通電角の広角制により、永久磁石電動機3の回転数がさらにアップし、また定格効率がアップされる。
【0039】
このように、位置検出手段として1つの位置検出回路11で済ませられることから、低コスト化が図れる。また、永久磁石電動機3の定格時には正弦波駆動方式を採用し、その定格以上のポイントでは矩形波駆動方式および進み位相制御方式を採用するためめ高速化が可能であり、最大回転数のアップ、定格効率のアップによってモータ能力を最大限に生かせるようになる。
【0040】
なお、例えば空気調和機のコンプレッサモータに適用するにあたっては、暖房運転や冷房運転などの各種モードに応じた負荷パターンを想定し、ロータ位置を基準として(例えば真のロータ位置位相を基準として)、その負荷パターンに応じて最適な点弧位相角および通電角(図9に相当するデータ)を経験的に求め、これら点弧位相角および通電角のパターンをテーブル化するとよい。
【0041】
図9に示すパターンに含まれる点弧位相角および通電角のパターンは、それぞれ近似式で表し例えばロータ磁極位置の検出ごとに進み位相や通電角をその近似式から算出するようにしてもよい。そのテーブルや近似式は図9の実線矢印Dあるいは線矢印Eもしくは点線矢印Fに対応した形でメモリに記憶しておけばよい。
【0042】
そして、各負荷パターンに応じて所定テーブルを参照して進んだ点弧位相角を得、ロータ磁極位置検出ごとにその点弧位相角にしたがうPWMの電圧信号を与える。また、そのPWMの電圧信号には通電角についても加味することにより、進み位相角や通電角を制御してモータ電圧が制限された条件下(PWMデューティ100%)でも、さらに回転数のアップ、定格アップが実現される。これにより、空気調和機や電気冷蔵庫などのコンプレッサモータ、ファンモータの低コスト化、最大回転数の増大および空気調和機や冷蔵庫の定格効率の向上が図れる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、PWM制御方式を採用して永久磁石電動機をインバータ制御する永久磁石電動機の制御装置において、ステータ巻線と並列に接続した抵抗より得られる仮想中性点電位とモータ中性点電位との差電圧を得るとともに、この差電圧信号の3次高調波成分以外を低減して3次高調波成分の位置検出信号を得る位置検出手段を有しており、その位置検出手段からの位置検出信号をもとにしてステータ巻線の通電を切り替える一方、PWM通電パターンをモータ運転状態に応じて正弦波駆動から矩形波駆動に切り替えるようにしていることから、低回転領域から高回転領域までロータ磁極位置検出を1つの位置検出回路で行え、モータの最大回転数および定格効率のアップをコスト増なしに実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置を示す概略的ブロック線図。
【図2】上記制御装置の位置検出回路を示す回路図。
【図3】上記位置検出回路に用いられるフィルタの回路図。
【図4】上記フィルタとして好適に使用されるフィルタの回路図。
【図5】上記フィルタとして好適に使用されるフィルタの回路図。
【図6】上記フィルタとして好適に使用されるフィルタの回路図。
【図7】上記フィルタとして好適に使用されるフィルタの回路図。
【図8】本発明の動作を説明する概略的なグラフ。
【図9】本発明の動作を説明する概略的なグラフ。
【図10】従来のモータの制御装置を示す概略的なブロック線図。
【符号の説明】
1 直流電源
2 インバータ回路
3 永久磁石電動機
10 位置検出回路
10a 抵抗ブリッジ回路
10b コンデンサ(サージ電圧抑制回路)
10c ボルテージフォロワ回路
10d フィルタ回路
10e コンパレータ部
11 制御回路
20a 2次のバンドパスフィルタ
20a,21a,22a,22b オペアンプ
21 2次のハイパスフィルタ
22 2次のローパスフィルタ
23 1次のハイパスフィルタ
24 1次のローパスフィルタ

Claims (6)

  1. ロータの磁極位置をセンサレスで検出し、その位置検出信号に基づいてステータ巻線の通電を切り替えて上記ロータの回転数を制御する永久磁石電動機の制御装置において、
    上記ステータ巻線の端子にそれぞれ接続された抵抗を介して得られる仮想中性点電位と上記ステータ巻線の中性点電位との差電圧信号をフィルタに通して3次高調波成分以外の信号を低減し、主として上記3次高調波成分を含む位置検出信号を出力する位置検出手段を備え、
    上記位置検出手段からの位置検出信号に基づいて上記ステータ巻線の通電切り替えタイミングを制御するとともに、
    運転起動時およびPWM波形の変調率が1になるまでの回転数領域では180度の正弦波駆動方式を採用し、PWM波形の変調率が1になったときで回転数をそれ以上高める場合には120度通電の矩形波駆動方式に切り替えることを特徴とする永久磁石電動機の制御装置。
  2. 上記正弦波駆動方式から上記矩形波駆動方式に切り替え直後は120度通電により駆動し、さらに回転数を高める場合には、120度から180度の範囲の通電角と進み位相とにより駆動することを特徴とする請求項に記載の永久磁石電動機の制御装置。
  3. 上記フィルタは、2次のバンドパスフィルタまたは2次のハイパスフィルタと2次のローパスフィルタとを組み合わせたバンドパスフィルタからなる請求項1または2に記載の永久磁石電動機の制御装置。
  4. 上記フィルタは、1次のハイパスフィルタ,1次のローパスフィルタ,2次のハイパスフィルタ,2次のローパスフィルタのうちの少なくとも1つのフィルタを備えている請求項1または2に記載の永久磁石電動機の制御装置。
  5. 負荷条件により、上記通電角と上記進み位相のパターンをテーブル化し、あるいはそのパターンを近似式で得て、運転モードに応じて最適条件で駆動する請求項ないしのいずれか1項に記載の永久磁石電動機の制御装置。
  6. 上記永久磁石電動機の用途が空気調和機あるいは電気冷蔵庫のコンプレッサモータやファンモータである請求項1ないしのいずれか1項に記載の永久磁石電動機の制御装置。
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