JP4425317B2 - 化粧直し用化粧料及び化粧方法 - Google Patents

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Description

本発明は、特に化粧直しに適した化粧料に関する。より詳細には、特定粒径の板状タルク、顔料級酸化チタン、及び油分を特定の割合で配合した化粧直し用の化粧料、及びそれを用いた化粧直し方法に関する。
化粧料、特にメークアップ化粧料にとって、その効果が長時間にわたって持続すること、即ち化粧持ちが良いことは重要である。例えば、特許文献1には、高粘度ジメチルポリシロキサンと高アスペクト比粉末である白雲母や合成フッ素金雲母などを配合することにより、化粧持ちを向上させ、なおかつ滑らかな感触の粉末固形メークアップ化粧料が記載されている。
しかしながら、このように化粧持ちを向上させた化粧料によって仕上げた場合であっても、皮脂の分泌や外界から影響などによって、経時的によれ、はがれ、色変化等の化粧崩れを生ずることは避けられない。
化粧崩れが生じた場合、いわゆる化粧直しをすることが必要となるが、従来の化粧直しには、例えば、クレンジングシートでよれたファンデーションを落として化粧をやり直すといった方法、油とり紙で皮脂を除去して白粉をはたく方法、あるいは、通常のファンデーションを重ね付けする方法、がとられていた。
しかし、化粧落としをした後に化粧をやり直すのには大変な手間がかかるという問題があった。また、油とり紙などで皮脂を除去して白粉を上塗りした場合、いわゆるムラにはなりにくいものの、白粉自体は隠蔽性が低いのでカバー力に欠け満足のいく仕上がりは得られにくい。一方、隠蔽性の高い通常のファンデーションを用いた場合は、カバー力はあるものの、いわゆる厚塗りの状態になり、化粧のムラ付きも生じやすく不自然な仕上がりとなりやすい。これらの問題について以下に簡単に説明する。
従来の白粉は一般に、ファンデーションの上から塗布することが多いため、ムラ付きとならず、重ね付けしても目立ちにくいように、カバー力が低い処方とされている。具体的には、顔料級酸化チタンの配合量を5%以下としてカバー力を抑えることが多い。また、油分量が多いと化粧崩れの原因となるため、油分量も5%以下とされるのが一般的である。このような特徴を有する白粉は、重ねつけが容易で、化粧直しに使用しやすいといった利点を持つものの、カバー力の不足や、粉っぽい仕上がりとなってしまう傾向があった。
一方、ファンデーションは、カバー力や仕上がりが重要な化粧料であるので、顔料級酸化チタンの配合量は10%以上とされることが多く、なおかつ取れつきも重視されるため、油分量も10%前後又はそれ以上のことが多い。従来の一般的なファンデーションでは、最初の塗布をしたときに、具体的にはスキンケアをした後に、更に場合によっては日焼け止めや化粧下地を塗布した後に塗布したときに、ベストの仕上がりが得られるように設計されている。そのため、最初の塗布直後はきれいな仕上がりであるが、化粧崩れした後にファンデーションを重ねつけした場合、カバー力は高いものの、ムラが目立ったり、厚づきになってしまう傾向があった。そのため、一般的な消費者が簡便に化粧直しをする手段としては、ファンデーションでは満足できないことが多かった。
このように、従来の白粉もファンデーションも、特に化粧直しに使用する上で問題となり得る欠点を有しており、両者の利点を兼ね備え、化粧直しに特に適した化粧料は得られていなかった。
特開平9−249531号公報
本発明における課題は、上記した従来技術の欠点を解決し、特に化粧直しに適した化粧料であって、白粉のように誰もが容易に使用できる簡便性と、ファンデーションのようなカバー力のある自然なきれいな仕上がりを両立できる化粧直し用の化粧料及びそれを用いた化粧方法を提供することにある。
かかる課題を解決するため、本発明は、
a)平均粒径(D50)が15〜40μmである板状タルク:10〜60%、
b)顔料級酸化チタン:6〜12%、及び
c)油分:6〜9%
を含むことを特徴とする化粧直し用の固形粉末化粧料、及び当該化粧料を用いた化粧方法を提供する。
本発明の化粧料及び化粧方法は、特に化粧直しに適しており、化粧崩れによるくすみを修正して、朝つけたての美しく自然な仕上がりを再現することができる。また、粉っぽさがなく、ツヤ感があり、適度なカバー力を持った美しい仕上がりが得ることができる。
本発明の化粧料は、上記特定粒径の板状タルク、顔料級酸化チタン、及び油分を所定の配合量で含有する固形粉末化粧料である。
一般に、化粧品に使用されるタルクは原料鉱物を粉砕して得られる粉末であるが、本発明を構成する板状タルクとは、特にアスペクト比が10以上、好ましくは20以上である高アスペクト比のタルク粉末であり、低アスペクト比の塊状タルクとは区別される。ただし、本発明の板状タルクは、その平均アスペクト比が10以上、好ましくは10〜100の範囲内にあれば、板状タルクと塊状タルクとの混合物であってもよい。
本発明で使用する板状タルクは、その平均粒径(D50)が15以上、好ましくは15〜40μmの範囲にあるものである。平均粒径(D50)が15未満であると、仕上がりが粉っぽくなりツヤ感が劣るものとなる傾向がある。
さらに、本発明における板状タルクは、分級処理により粒径の小さい粉末を除いたものが好ましい。分級処理により、その平均粒径(D10)を、好ましくは4μm以上、より好ましくは8μm以上、さらに好ましくは14μm以上の平均粒径(D10)とした板状タルクを用いることにより、化粧料ののびが更に滑らかになり、仕上がりの粉っぽさが更になくなり、ツヤ感が更に良好になる。
本発明では、上記の条件を満たすものである限り、従来から化粧料に用いられている板状タルクが使用できる。例えば、本発明で使用される板状タルクは、原料鉱物を通常の方法で好ましくは湿式解砕して製造したものでもよく、あるいは市販品をそのまま使用してもよい。好ましい市販品の例として、タルクリヤーLHシリーズ(日本タルク社製)、シルキータルクシリーズ(山口雲母社製)、及びフィットパウダーシリーズ(山口雲母社製)などを挙げることができる。
また、本発明の板状タルクは、その効果を損なわない範囲で、通常の化粧品用粉末に施される表面処理、例えば、シリコーン、金属セッケン、レシチン、アミノ酸、コラーゲン、フッ素化合物等での表面処理を施してもよい。
本発明の化粧料における板状タルクの配合量は10〜60質量%、好ましくは30〜60質量%である。60質量%を越えて配合すると、仕上がりの粉っぽさやツヤ感では満足できるものの、とれつきが悪くなる傾向がある。
本発明で使用される顔料級酸化チタンは、化粧料に隠蔽力(カバー力)を持たせるために従来から使用されている顔料級の粒径を有する酸化チタンであればよい。顔料級酸化チタンは、板状タルクに関して上記したような表面処理がされていてもいなくてもよい。
本発明の化粧料に配合される顔料級酸化チタンの量は6〜12質量%、好ましくは8〜10質量%である。6質量%未満の配合量では満足なカバー力が得られず、12質量%を越えて配合すると、カバー力は十分であるが厚ぼったい感じが生じてしまうことがある。
本発明の化粧料で使用される油分としては、化粧料に通常用いられている油分が使用できる。例えば、液状油分としては、流動パラフィン、スクワラン、ラノリン誘導体、高級アルコール、各種エステル油、シリコーン油、ポリアルキレングリコールポリエーテルおよびその他カルボン酸、オリゴエステル化合物、テルペン系炭化水素油等が挙げられ、固形油分としては、セレシンワックス、カルナバワックス、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス、キャンデリラワックス、マイクロクリスタリンワックス、ベヘニン酸、ベへニルアルコール、モクロウ、ビーズワックス、セタノール等が挙げられる。
本発明における油分の配合量は6〜10質量%、好ましくは6〜8質量%であり、従来の白粉の油分量と同程度の量であって、従来のファンデーションに比較して少なめに設定されているという特徴がある。油分量が6質量%未満であるとフィット感及び耐衝撃性が低下し、油分量が10質量%を越えると、化粧料のとれつき及びのびが悪くなって重い感触となる。なお、本発明における油分量は、液状油分と固形油分及びセスキイソステアリン酸ソルビタン等の有機系界面活性剤を混合した全重量を意味する。
また、本発明の化粧料に配合される油分は、油分全体を混合したときの粘度(25℃)が100cps以下であるのが好ましく、より好ましくは30cps以下である。混合時の粘度が100cpsを越える油分を配合すると、化粧料のとれつき及びのびが悪くなり、仕上がりが粉っぽくなりツヤ感も低下する傾向がある。
さらに、本発明の化粧料にはシリコーンエラストマー粉末を配合するのが好ましい。シリコーンエラストマー粉末を配合することにより、化粧料のとれつき、のびが更に良好になり、仕上がりの粉っぽさも更に抑制される。本発明の化粧料に配合されるシリコーンエラストマー粉末は、特に限られないが、一般的には数μm〜30μm程度の粒径を有する好ましくは球状の粉末である。
このようなシリコーンエラストマー粉末としては、市販品をそのまま使用することができる。市販品としては、東レ・ダウコーニング株式会社製のトレフィルEシリーズ、信越化学工業株式会社製のKSPシリーズ等を挙げることができる。また、これらの表面にタルク、セリサイト、カオリン、雲母、雲母チタンなどの粘土鉱物を被覆した複合シリコーンエラストマー粉体を使用してもよい(例えば、特開2007−22951号公報参照)。
シリコーンエラストマー粉末は、好ましくは2〜6質量%、より好ましくは3〜5質量%の配合量で用いられる。
本発明の化粧料は、その意図する効果が妨げられない範囲で、化粧料に通常用いられる他の成分を任意に配合し得る。このような成分としては、例えば粉体(上記の板状タルク、顔料級酸化チタン及びシリコーンエラストマー粉末は除く)等が挙げられる。ただし、これらの例示に限定されるものでない。
粉体としては、例えば、タルク(上記した板状タルクは除く)、カオリン、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、ベントナイト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼石膏)、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、窒化ホウ素、二酸化チタン、酸化亜鉛などの無機粉末や、ポリアミド樹脂粉末、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、ポリプロピレン粉末、ポリエステル粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末などの有機粉末のほか、各種顔料等が挙げられる。
その他、例えば抗酸化剤、紫外線吸収剤、紫外線遮蔽剤、防腐剤、保湿剤、染料等を適宜配合することができる。
本発明の化粧料は、如何なる形態で提供してもよいが、好ましくは固形粉末化粧料、特にプレストパウダーの形態で提供するのが好ましい。
以上詳細に説明した本発明の化粧料は、化粧直しに特に適している。即ち、本発明の化粧料は、予め化粧をした後に、経時的に化粧崩れを起こしくすみが生じた皮膚に対して適用する際に特に効果を発揮する。
よって本発明は、予め化粧した皮膚に対して化粧直しのために施す化粧方法であって、化粧くずれした部分に本発明に係る化粧料を適用することを特徴とする化粧方法を提供する。
本発明の化粧方法にあっては、本発明の化粧料をスポンジや化粧用パフを用いて適用するが、化粧用パフを用いるのが好ましく、スポンジで適用した場合に比較して更に仕上がりの粉っぽさがなくなる。特に、例えば特開2002−262928号公報又は特開2002−262929号公報に記載されているような、ウレタンフォームからなる中芯の少なくとも一方の面(塗布面)にパイルを植毛した織物からなる母材を配置し、接着剤又は縫合によって一体化した化粧用パフが好ましく使用される。
従って本発明は、本発明の化粧料と化粧用パフとを含むことを特徴とする化粧直し用具も提供する。本発明の化粧料は適当な容器に収容されていてよく、化粧料パフは、当該容器に取り外し自在に一体化されているのが好ましい。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、これらにより本発明の技術的範囲が限定解釈されるものではない。なお、本明細書における配合量は、特に断らない限り質量%を意味する。
また、以下の実施例における官能試験の評価方法及び評価基準は次の通りである。
<評価方法>
下記の各実施例に記載した処方の化粧料(プレストパウダー)を調製し、各化粧料を専門パネル10名が実際に使用してもらった。各実施例に記載した評価項目について、次の評価基準に従って評価した。
<評価基準>
◎: 極めて良好
○: 良好
△: 普通
×: 不良
(実施例1)
下記表1に記載した処方の化粧料(プレストパウダー)を調製し、化粧料のとれつき、のび、仕上がりの粉っぽさのなさ、及び仕上がりのツヤ感について評価した。
本発明の化粧料(処方A)における板状タルクを、平均粒径12.1μmのタルクとした処方Bでは、仕上がりのツヤ感が失われ、合成マイカとした処方Cでは、仕上がりが特に粉っぽくなった。
(実施例2)
下記表2に記載した処方の化粧料(プレストパウダー)を製造し、化粧料のとれつき、のび、仕上がりの粉っぽさのなさ、及び仕上がりのツヤ感について評価した。
前記表2に記載した処方A、B及びCは何れも本発明の実施例であるが、分級処理によって粒径の小さい粉末を除いた板状タルクを配合した処方Aでは、同等の平均粒径で分級処理していない板状タルクを配合した処方B、あるいは平均粒径が下限値に近く、分球処理もしていない板状タルクを配合した処方Cに比較して、特に化粧料ののびの良さ、仕上がり感において優れていた。
(実施例3)
下記表3に記載した処方の化粧料(プレストパウダー)を製造し、化粧料のとれつき、のび、仕上がりの粉っぽさのなさ、及び仕上がりのツヤ感について評価した。
本発明で特定した範囲の上限を超える配合量の板状タルクを含有する処方Eは、特に化粧料のとれつきにおいて満足できるものではなかったが、本発明の化粧料である処方A〜Dは極めて良好であった。
(実施例4)
下記表4に記載した処方の化粧料を調製し、カバー力及び厚ぼったさのなさについて評価した。
本願発明で特定した範囲より少量の顔料級酸化チタンしか含まない処方Aでは、特にカバー力が不十分であり、多量の顔料級酸化チタンを配合した処方Eでは、カバー力は十分であるが仕上がりが厚ぼったくなる傾向があった。
(実施例5)
下記表5に記載した処方の化粧料(プレストパウダー)を製造し、化粧料のとれつき、のび、フィット感、及び耐衝撃性について評価した。
本願発明で特定した範囲より少量の油分しか含まない処方Aでは、特にフィット感及び耐衝撃性が不十分であり、多量の油分を配合した処方Eでは、フィット感や耐衝撃性は十分であるが化粧料のとれつき及びのびが特に劣っていた。
(実施例6)
下記表6に記載した処方の化粧料(プレストパウダー)を製造し、化粧料のとれつき、のび、仕上がりの粉っぽさのなさ、及び仕上がりのツヤ感について評価した。
油分の粘度が100cpsを越える処方Cでは、化粧料のとれつき及びのびが悪く、仕上がりの感触も不十分であった。
(実施例7)
下記表7記載した処方の化粧料(プレストパウダー)を製造し、化粧料のとれつき、のび、仕上がりの粉っぽさのなさ、及び耐衝撃性について評価した。
シリコーンエラストマー粉末を含まない処方Aに比較して、シリコーンエラストマー粉末を配合した処方B及びCでは化粧料のとれつき等の使用感及び仕上がりが粉っぽくないという点で優れていた。しかし、シリコーンエラストマー粉末の配合量が7質量%である処方Dでは、とれつき等の使用感はすぐれているものの耐衝撃性が不十分となった。

Claims (6)

  1. 以下のa)からc):
    a)平均粒径D50が15〜40μmであり、D10が8μm以上である板状タルク:10〜60質量%
    b)顔料級酸化チタン:6〜12質量%、及び
    c)油分:6〜10質量%
    を含むことを特徴とする化粧直し用の固形粉末化粧料。
  2. 前記板状タルクの平均アスペクト比が10〜100であることを特徴とする、請求項1に記載の固形粉末化粧料。
  3. 前記油分の粘度が100cps以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の固形粉末化粧料。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の化粧料と化粧用パフとを含むことを特徴とする化粧直し用具。
  5. 予め化粧した皮膚に対して化粧直しのために施す化粧方法であって、
    化粧くずれした部分に請求項1から3のいずれか一項に記載の固形粉末化粧料を適用する
    ことを特徴とする化粧方法。
  6. 化粧用パフを使用して適用することを特徴とする、請求項5に記載の化粧方法。
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