JPH08148359A - Lan用コネクタ - Google Patents

Lan用コネクタ

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JPH08148359A
JPH08148359A JP6285715A JP28571594A JPH08148359A JP H08148359 A JPH08148359 A JP H08148359A JP 6285715 A JP6285715 A JP 6285715A JP 28571594 A JP28571594 A JP 28571594A JP H08148359 A JPH08148359 A JP H08148359A
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JP
Japan
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connector
coil
signal transmission
core
connectors
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JP6285715A
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Inventor
Hiroshi Tanaka
宏志 田中
Toshio Chamura
俊夫 茶村
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】LAN用コネクタに於て、信号伝送の信頼性を
向上させ、かつコネクタの長寿命化を達成すると共に、
インターフェース部分のコストダウンを図る。 【構成】 LANの信号伝送用ケーブルとの接続部に使
用するLAN用コネクタに於て、前記第1のコネクタと
第2のコネクタを対向配置したときに、前記第1のコネ
クタと第2のコネクタに、それぞれのコイル部を絶縁部
材を介して対向するように設け、且つ、これらのコイル
部の間が電磁結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LAN(ローカル・エ
リア・ネットワーク)の信号伝送路に使用されるもので
あり、特に、LAN(10BASE−T、TPDDI等
のツイストペアーケーブルを用いた通信)の信号伝送用
ケーブルとの接続部に使用する非接触型のLAN用コネ
クタに関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来例の説明図であり、A図
はLAN(10BASE−T)の構成例、B図はケーブ
ルとの接続部であるインターフェース部分の回路図、C
図はコネクタの具体例である。図15中、1はハブ(ハ
ブ:集線装置)、2−1〜2−nは装置(パソコン、ワ
ークステーション等)、3はインターフェース部分(3
aはコネクタ、3bはパルストランス)、4はケーブル
(信号伝送用ケーブル)、6は雌型コネクタ、7は雄型
コネクタ、8は挿入孔、9、10は接触導体(接点)を
示す。
【0003】従来、LANのスター型、或いはツリー型
トポロジー(トポロジー:ネットワークに於けるノード
の相互接続形態)の具体例として、図15のA図に示し
たような10BASE−Tの構成が知られていた。
【0004】この10BASE−Tの具体例は、中心の
ハブ1に対して、それぞれ複数の装置(パソコン、ワー
クステーション等)2−1〜2−nがケーブル4により
接続されたネットワーク構成を有するものである。
【0005】前記ケーブル4との接続部にはコネクタ3
a及びパルストランス3bで構成されたインターフェー
ス部分3が設けられている。このパルストランス3b
は、ケーブルで発生した短絡、高電圧印加等の不具合が
装置やハブに及ぼす影響(装置の故障)を回避するため
に設けられている。
【0006】また、前記ケーブル4は、音声及びデータ
通信用のケーブルであり、4対のシールド無しツイスト
ペアケーブルを使用している。そして、前記ハブ1と装
置2−1〜2−n間では、ケーブル4を介してベースバ
ンド信号による信号伝送を行う(伝送レート:10Mb
ps)。
【0007】前記コネクタ3aとしては、図15のC図
に示したような構造のコネクタを使用していた。このコ
ネクタ3は、雌型コネクタ6と雄型コネクタ7で構成さ
れている。前記雌型コネクタ6には、雄型コネクタ7を
挿入するための挿入孔8が設けてあり、前記挿入孔8に
は前記ケーブル4に接続された複数本(この例では8本
であるが実際に使用するのは4本)の接触導体(バネ性
のある接触導体)9が設けてある。
【0008】前記雄型コネクタ7には、前記雌型コネク
タ6の接触導体9と接触させるための複数本(この例で
は8本であるが実際に使用するのは4本)の接触導体1
0が設けてあり、前記接触導体10はケーブル4に接続
されている。この場合、雌型コネクタ6はハブ1側のケ
ーブル4に接続され、雄型コネクタ7は装置2−1〜2
−n側のケーブル4に接続される。
【0009】前記装置2−1〜2−nを使用する場合、
前記装置側のケーブル4に接続されている雄型コネクタ
7を、ハブ1側のケーブル4に接続されている雌型コネ
クタ6の挿入孔8に挿入して前記接触導体9、10同士
を接触させる(機械的に接触導体同士を接触させる)こ
とにより、前記装置2−1〜2−nとハブ1との間の信
号伝送用ケーブルを接続する。
【0010】そして、前記接続状態で装置間のデータ通
信を行うが、前記データ通信が終了したら、前記コネク
タ3の雌型コネクタ6から雄型コネクタ7を抜き取り、
装置とハブ1との間を切り離す。すなわち、前記コネク
タを抜き差しすることにより、信号伝送用ケーブルの接
続と解除を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。
【0012】(1) :ハブと装置(パソコン等)間の
信号伝送路には、前記のように機械的に抜き差しするコ
ネクタを使用していた。このため、使用回数が多くなる
と、コネクタの接触導体が疲労したり、或いは磨耗して
接触不良となることがある。
【0013】そして、前記のようにコネクタに接触不良
が発生すると、正常な信号伝送ができず、誤動作が発生
することもある。その結果、信号伝送の信頼性が悪くな
る。また、コネクタは、機械的に抜き差しするため寿命
が短くなる。
【0014】(2) :ハブ及び装置が信号伝送用ケー
ブルと接続するインターフェース部分は、パルストラン
ス及びコネクタで構成されおり、これらがコスト高の一
因になっていた。
【0015】本発明は、このような従来の課題を解決
し、LANの信号伝送用ケーブルの接続を行うコネクタ
として非接触型のコネクタを用いることにより、信号伝
送の信頼性を向上させ、かつコネクタの長寿命化を達成
すると共に、インターフェース部分のコストダウンを図
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の記載のLAN
用コネクタは、LANの信号伝送用ケーブルとの接続部
に使用するLAN用コネクタに於て、第1のコネクタと
第2のコネクタを対向配置したときに、前記第1のコネ
クタと第2のコネクタに、それぞれのコイル部が絶縁部
材を介して対向するように設け、且つ、これらのコイル
間が電磁結合するようにしたものである。
【0017】請求項2の記載のLAN用コネクタは、請
求項1記載のLAN用コネクタに加えて、第1のコネク
タ及び第2のコネクタに設けられた対向する2つのコイ
ル部を挟むように、2つのフェライトコアを配置したも
のである。
【0018】
【作用】請求項1の記載のLAN用コネクタによれば、
第1のコネクタと第2のコネクタを対向配置したとき
に、前記第1のコネクタと第2のコネクタに、それぞれ
のコイル部が絶縁部材を介して対向するように設け、且
つ、これらのコイル間が電磁結合するようにしたもので
あるから、信号伝送の信頼性を向上させ、かつコネクタ
の長寿命化を達成すると共に、インターフェース部分の
コストダウンを図ることができる。
【0019】請求項2の記載のLAN用コネクタによれ
ば、請求項1記載のLAN用コネクタに加えて、第1の
コネクタ及び第2のコネクタに設けられた対向する2つ
のコイル部を挟むように、2つのフェライトコアを配置
したものであるから、対向するコイル間の伝送ロスを極
めて少なくし、信号伝送特性を向上させることができ
る。
【0020】図1は本発明の原理説明図であり、コネク
タを接続(対向配置)した状態を示す。コネクタ接続状
態では、絶縁部材34を介して一対のコイル部33が対
向し、これらのコイル部は電磁結合する。つまり、コネ
クタ接続状態では、パルストランスと同様の働きをす
る。
【0021】よって、本発明のLAN用コネクタは、図
2の等価回路に示したように、第1のコネクタ35と第
2のコネクタ36は、接続状態に於てはパルストランス
の1次側と2次側に対応した働きをする。このことか
ら、図1の絶縁部材34は、パルストランスの1次側と
2次側との間に要求される絶縁耐圧を確保することがで
きる厚さ及び材料であれば十分で、複数であってもよ
い。
【0022】例えば、図3のA図に示したように基板3
7上に設けられたコイル部33を絶縁被膜38で覆った
もの2枚を、絶縁被膜38が接するように対向配置させ
ても良い。この場合、対向するコイル部33の間に2層
の絶縁被膜が挟まれる。
【0023】図3のB図は、装置に設けられた凹部の底
面にコイル部33が設けられ、この部分に嵌合する、箱
体39の前記凹部の底面に設けられたコイル部33と接
する面の裏側にコイル部33が設けられている。この場
合、両コイル部の間には、箱体39の底面を挟まれる。
また、箱体39と凹部の底面に設けられたコイル部33
は必ずしも接触する必要はない。
【0024】このように、絶縁部材を介して一対のコイ
ルを対向配置することにより、一対のコイル部は電磁結
合し、非接触で信号伝送を行うことができる。
【0025】又、図4に示した側面図のように、絶縁部
材34を介して対向するコイル部33をフェライトコア
41で挟んだ場合にも、同様に対向するコイル部は電磁
結合し、非接触で信号伝送を行うことができる。ここ
で、前記コイル部33とフェライト41は必ずしも接触
する必要はない。
【0026】以上説明したように、本発明のコネクタは
非接触型のコネクタであり、従来のように機械的に抜き
差しするコネクタではないので、接触不良等発生せず、
常に良好な信号伝送を行うことができる。従って、信号
伝送の信頼性を向上させ、かつコネクタの長寿命化を達
成することができる。
【0027】又、従来の接触型のコネクタを用いた場合
には、信号伝送用ケーブルで発生した短絡、高電圧印加
等の不具合がハブ又は装置に及ぼす影響(装置の故障)
を回避するために、ケーブルに対してパルストランスを
介して接続されていたが、本発明のコネクタを用いた場
合には、パルストランスを省略することができる。
【0028】つまり、従来は、パルストランスにより信
号伝送用ケーブルと電磁結合していたが、本発明のコネ
クタを用いれば、このコネクタに於て電磁結合すること
ができるからである。又、パルストランスでは、1次側
と2次側間で十分な絶縁耐圧を確保できず耐圧不良を生
ずる場合があったが、本発明のコネクタを用いれば、絶
縁耐圧を確実に確保できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0030】図5〜図14は、本発明の実施例を示した
図であり、図5〜図14中、図15と同じものは同一符
号で示してある。
【0031】また、2は装置、14はコネクタ、15は
ケース、16はフェライトコア、18はプリント基板、
19はカバー、20は取り付け片、21は取り付け孔、
22は凹部、23は隔壁、25は台、27は第1のコイ
ル、28は第2のコイル、29は引き出し用パッド部、
30は配線パターン、32は接着剤を示す。
【0032】§1:実施例におけるLANとコネクタの
説明 本実施例で適用するLANの構成は、前記従来例で説明
したLANの構成(図15参照)と同じである。本実施
例は、前記従来例で説明した10BASE−Tの信号伝
送用ケーブルに接続するコネクタに関するものである。
【0033】すなわち、本実施例のコネクタは、図15
に示したインターフェース部分3(コネクタ3a、パル
ストランス3b)を、以下に説明する非接触型のコネク
タとして構成したものであり、従来のコネクタ3a及び
パルストランス3bの機能を兼ね備えたものである。
【0034】なお、前記LANでは、ハブと各装置間の
信号伝送は、データ伝送レートが10Mbps(5MH
z、及び10MHzの信号を含む)であり、例えば、マ
ンチェスタコード信号によるベースバンド信号の伝送を
行う。
【0035】従って、非接触型のコネクタを使用して良
好な信号伝送を行うためには、前記コネクタの特性(特
に、出力電圧特性)として、前記5MHz、及び10M
Hzの周波数を含む広い周波数帯域(例えば、1MHz
〜10MHzの周波数帯域)において十分なゲイン(電
圧利得)が得られるようにする必要がある。
【0036】以下、LANにおいてハブ(集線装置)と
各装置(パソコン等)を接続する信号伝送用ケーブルの
接続に使用する非接触型のコネクタについて説明する。
【0037】なお、本実施例のLAN用コネクタは、第
1のコネクタと第2のコネクタからなる一対のコネクタ
(各装置側のケーブルに接続する装置側コネクタと、ハ
ブ側のケーブルに接続するハブ側コネクタ)で構成され
るが、これら一対のコネクタは同じ構成のものである。
【0038】以下の説明では、LAN用コネクタを構成
する一対のコネクタの内、第1のコネクタを装置側コネ
クタとし、第2のコネクタをハブ側コネクタ、或いはハ
ブに接続された台側コネクタとする。
【0039】§2:コネクタの構成の説明・・・図5〜
図8参照 図5はコネクタの外観図であり、A図は平面図、B図は
A図のX方向の側面図、C図はA図のY方向の側面図で
ある。また、図3はコネクタの構成図であり、A図はコ
ネクタの分解図、B図はコネクタの取り付け図である。
【0040】前記のように、LAN用コネクタは、第1
のコネクタ(装置側コネクタ)と第2のコネクタ(ハブ
側コネクタ、或いは台側コネクタ)からなる一対のコネ
クタで構成されるが、それぞれ同じ構成のものである。
その内の1個のコネクタの構成を図5、図6に示してあ
る。
【0041】図示のように、コネクタ14は、ケース1
5と、2個のフェライトコア16と、2個のコイル(第
1のコイル、第2のコイル)を形成したプリント基板1
8と、カバー19で構成されている。そして、ケース1
5の左右の側面には、それぞれ取り付け孔21を備えた
取り付け片20が設けてある。
【0042】また、ケース15には、隔壁23を挟んで
2個の凹部22が設けてあり、この凹部22には、フェ
ライトコア16が収納できるように構成されている。更
に、プリント基板18には、2個のコイルが所定の間隔
で設けてあり、このコイルにはケーブルの導体が接続で
きるように構成されている(詳細は後述する)。
【0043】前記コネクタ14は、ケース15の2個の
凹部22内にそれぞれフェライトコア16を収納し、前
記フェライトコア16の上側に2個のコイルを形成した
プリント基板18を載せ、その上からカバー19を被せ
たものである。なお、前記ケース15、及びカバー19
は、樹脂により製作する。
【0044】このような構成のコネクタ14は、例え
ば、パソコン等の装置の底部と、前記装置を載せる台
(例えば、テーブル、机、作業台等)に固定するが、前
記台に取り付けた例をB図に示す。
【0045】図示のように、台25の一部に穴を明け、
この穴にコネクタ14を挿入し、取り付け孔21にビス
を挿入して(なお、ビスは図示省略してある)固定す
る。この場合、コネクタ14のカバー19の上面と、台
25の上面が同一面となるようにして取り付ける。
【0046】§3:プリント基板とコイルの説明・・・
図7参照 図7はプリント基板とコイルの説明図であり、A図はプ
リント基板の平面図、B図はコイルの説明図である。
【0047】前記プリント基板18には、2個のコイル
を形成するが、その1例を図7に示す。この例では、プ
リント基板18上に第1のコイル27と第2のコイル2
8を所定の間隔で形成し、その間に、複数の引き出し用
パッド部29を設ける。この引き出し用パッド部29
は、信号伝送用ケーブル内の各導体と接続(半田付け等
で接続)するためのもの(電極)である。
【0048】また、前記第1のコイル27、及び第2の
コイル28の引き出し導体(コイル端部のリード線とな
る導体)と、引き出し用パッド部29の間を接続するた
めに、プリント基板18上には配線パターン30(図の
点線部分)が形成してある。すなわち、前記配線パター
ン30を形成することにより、第1のコイル27、及び
第2のコイル28と、引き出し用パッド部29との間を
接続する。
【0049】前記コネクタをケーブルに接続する場合
は、ケーブルの導体を前記引き出し用パッド部29に半
田付け等により接続する。この場合、例えば、第1のコ
イル27を送信側コイルとし、第2のコイル28を受信
側コイルとして使用する。
【0050】前記第1のコイル27、及び第2のコイル
28は、B図に示したように、スパイラル状(渦巻き
状)のコイルとして形成する。これらのコイルを形成す
る方法として、例えば、次の方法がある。
【0051】:銅張り積層基板を使用し、この基板に
対してエッチング処理を行うことにより、コイルパター
ンを形成する方法。
【0052】:導体ペーストの印刷等で、基板上に厚
膜のコイルパターンを形成して焼成することにより、厚
膜のコイルパターンを形成する方法。この場合、基板と
して、例えばアルミナ基板を使用する。
【0053】:フィルム状のコイルを、カバーの内
側、或いはフェライトコアに接着剤等で貼りつける方
法。
【0054】:カバーの内側に、直接コイルパターン
を一体形成する方法。
【0055】§4:コネクタの組み立て時の説明・・・
図8参照 図8はコネクタの組み立て説明図である。前記構成のコ
ネクタは、各部品を製作した後、接着剤を使用して次の
ようにして組み立てる。
【0056】コネクタを組み立てる前に、予め、ケース
15と、2つのフェライトコア16と、第1のコイル、
及び第2のコイルを形成したプリント基板18と、カバ
ー19を製作しておく。前記各部品を用意したら、図示
のように、カバー19の裏側と、プリント基板18の裏
側(コイルの形成してない面)と、フェライトコア16
の一面に接着剤32を塗布する。
【0057】そして、カバー19にプリント基板18を
載せて、接着剤32によりカバー19にプリント基板1
8を固着する。次に、前記プリント基板18の上に2つ
のフェライトコア16を載せて、接着剤32によりプリ
ント基板18にフェライトコア16を固着する。
【0058】その後、前記フェライトコア16の上にケ
ース15を載せて、接着剤32によりフェライトコア1
6にケース15を固着する。以上の組み立て工程により
コネクタを組み立てる。完成したコネクタは2個を1組
として信号伝送用ケーブルに接続する。
【0059】§5:コネクタ使用時の説明・・・図9参
照 図9はコネクタの使用態様説明図であり、A図はコネク
タ使用状態を示した図、B図は部品配置説明図、C図は
等価回路を示す。
【0060】前記コネクタを使用する場合の1例を図9
に基づいて説明する。この例では、装置(パソコン等)
2と、前記装置2を載せる台(テーブル、作業台等)2
5の双方にコネクタ14を設け、非接触で信号伝送でき
るようにする。
【0061】この場合、A図に示したように、装置(パ
ソコン等)2の底面側の一部に、前記底面と同一面にな
るようにしてコネクタ14を設ける(装置底面の一部に
埋め込む)と共に、前記装置2を載せる台25の上面側
の一部にも、前記台25の上側面と同一面になるように
してコネクタ14を設ける(台の上側の一部に埋め込
む)。
【0062】すなわち、装置2の底面側の一部と台25
の上面側の一部にコネクタ14を設けることにより、装
置2を台25の上に載せた場合に、装置2のコネクタ1
4と台25のコネクタ14とが対向配置できるようにす
ると共に、前記2つのコネクタ間の間隔がなるべく小さ
くなるようにする(2つのコネクタをなるべく接近させ
る)。
【0063】前記構成のコネクタを使用して実際にデー
タ通信を行う場合には、例えば、台25の上側の所定位
置に装置2の位置決め用の表示、或いは位置決め片等を
設けておく。そして、このような台25の上に装置2を
載せた状態で、装置2を所定の位置に位置決めすると、
装置2側のコネクタ14と、台25側のコネクタ14と
が対向するように位置決めされる。
【0064】前記のように位置決めした場合の各コネク
タの部品配置関係はB図のようになる。この位置決め状
態では、2つのコネクタ14のカバー19同士が向かい
合って配置され、前記カバー19の後側に第1のコイル
27と第2のコイル28が配置され、更に前記第1のコ
イル27、及び第2のコイル28の後側に2つのフェラ
イトコア16が配置される。
【0065】前記使用状態でのコネクタ14の等価回路
はC図の通りである。例えば、装置側コネクタの第1の
コイル27、及び台側コネクタの第1のコイル27を送
信側コイルとし、装置側コネクタの第2のコイル28、
及び台側コネクタの第2のコイル28を受信側コイルと
して使用する。
【0066】このようにして、2つのコネクタの各コイ
ルを対向配置した状態でコネクタは信号伝送用ケーブル
を接続したことになる。すなわち、前記の状態では、装
置側コネクタと台側コネクタとが電磁結合可能な状態に
配置され、コネクタが接続状態となっている。
【0067】そこで、例えば、装置側コネクタの第1の
コイル27に送信信号を入力すると、この信号は、前記
第1のコイル27と電磁結合している台側コネクタの第
2のコイル28に伝送され、その後、ケーブル4を介し
てハブ1へ伝送される。
【0068】また、前記ハブ1から伝送された信号は、
台側コネクタの第1のコイル27に入力し、この第1の
コイル27と電磁結合している装置側コネクタの第2の
コイル28に伝送され、装置側で受信される。
【0069】このようにして、コネクタが接続した状態
でデータ通信を行い、前記データ通信が終了したら、装
置2を台25から取り去れば、前記装置側コネクタと台
側コネクタとが離されるので、2つのコネクタの電磁結
合は解除され、コネクタを外した状態となる。
【0070】前記のように、装置2を台25の上に載せ
るだけでコネクタの接続を行うことができると共に、装
置2を台25の上から取り去れば、自動的にコネクタの
接続は解除される。このためコネクタを接続したり、外
したりする手間は不要となり、装置セッティング時等の
作業性が改善される。
【0071】§6:実験例の説明・・・図10〜図14
参照 前記コネクタについてその特性を確認するため、複数の
コネクタのサンプルについて実験を行った。この実験で
は、コネクタの実際の使用状態と同じになるように、ケ
ーブルに接続した2つのコネクタを対向配置させ(図9
に示したコネクタの使用状態と同じような配置)、一方
のコネクタから信号を入力して他方のコネクタから出力
する信号(コネクタの出力電圧等)をケーブルを介して
測定した。
【0072】以下、前記実験を行ったコネクタの内、2
つのサンプル(サンプル#1、サンプル#2)の実験例
について説明する。
【0073】(1) :実験例の説明・・・図10参照 図10は実験例の説明図であり、A図はコア有りの配置
説明図、B図はコネクタのサンプルデータを示した図で
ある。
【0074】実験では、コネクタのサンプル(サンプル
#1、サンプル#2)を使用し、図9に示したコネクタ
の使用状態と同じような状態にして、2つのコネクタを
対向配置した。
【0075】この場合、フェライトコア16を使用した
コネクタ(コア有り)と、フェライトコア16を使用し
ないコネクタ(コア無し)について実験を行ったが、フ
ェライトコア16を使用した場合(コア有り)のコネク
タ配置を図10のA図に示す。図10のA図では、2つ
のコネクタの内、一方のコネクタを第1のコネクタと
し、他方のコネクタを第2のコネクタとした。
【0076】図示のように、第1のコネクタ、及び第2
のコネクタの第1のコイル27と第2のコイル28には
それぞれ所定の配線を行い、ケーブル4に接続する。そ
して、第1のコイル27と第2のコイル28とを互いに
対向するように位置決めして配置する。この場合、第1
のコイル27を送信側コイルとし、第2のコイル28を
受信側コイルとした。
【0077】前記のコネクタ配置において、第1のコイ
ル27と第2のコイル28との間の間隔dをd=3.2
mmに設定して対向配置し、第1のコイル27と第2の
コイル28とが電磁結合するようにした。そして、第1
のコネクタの端子a、b間に信号を入力し、第2のコネ
クタの端子e、fから出力する信号を測定した。
【0078】なお、フェライトコア16を使用しない場
合(コア無し)は、各コネクタのフェライトコア16を
取り外し、第1のコイル27と第2のコイル28だけで
電磁結合させる。
【0079】前記実験で使用したコネクタのサンプルデ
ータは、図10のB図に示した通りである。この場合、
サンプルデータは図7に示した構造のコイルを有するコ
ネクタのデータであり、第1のコイル27、及び第2の
コイル28は、同じ構造で、かつ同じ寸法のコイルであ
る。また、前記各コイルの縦の寸法(縦方向の外径、内
径)と横の寸法(横方向の外径、内径)は同じであると
する。
【0080】図示のように、サンプル#1は、コイルの
外径寸法=16.8mm、コイルの内径寸法=14.2
mm、コイルの層数=1、パターン幅/間隔=0.1/
0.1mm、巻数=7ターン、プリント基板の厚み=
0.5/0.2mm、L値(インダクタンス値)=2.
07μHである。
【0081】また、サンプル#2は、コイルの外径寸法
=16.8mm、コイルの内径寸法=12.2mm、コ
イルの層数=1、パターン幅/間隔=0.1/0.1m
m、巻数=12ターン、プリント基板の厚み=0.5/
0.2mm、L値(インダクタンス値)=4.43μH
である。
【0082】(2) :サンプル#1のコネクタ特性の
説明・・・図11参照 図11はサンプル#1のコネクタ特性図である。この特
性は、サンプル#1のコネクタにおいて、フェライトコ
ア16が有る場合(コア有り)と、フェライトコア16
が無い場合(コア無し)について実験を行い、実験結果
の測定データから図示の特性を得たものである。
【0083】図11において、横軸は信号の周波数(M
Hz)、縦軸はコネクタのゲイン(dB)を示す。ま
た、図のはコア有りの特性であり、はコア無しの特
性である。前記サンプル#1のコネクタを使用してコイ
ル間のギャップを3.2mmに設定し(図7参照)、信
号の周波数を変化させながらコネクタのゲイン(出力電
圧利得)を測定した結果、図示のデータを得た。
【0084】図示の特性から明らかなように、に示し
たコア有りのコネクタでは、周波数1MHzのゲイン=
−17.5dB、周波数5MHzのゲイン=−8.0d
B、周波数10MHz のゲイン=−8.6dBであっ
た。
【0085】また、に示したコア無しのコネクタで
は、周波数1MHzのゲイン=−23.3dB、周波数
5MHzのゲイン=−12.0dB、周波数10MHz
のゲイン=−11.1dBであった。
【0086】ところで、通常の信号伝送時には、第1の
コイル27と第2のコイル28間で電磁結合させること
により、マンチェスタ符号による10Mbps(波形的
には5MHzと10MHzの混在波形)の伝送レートで
ベースバンド信号の伝送を行う。
【0087】この場合、前記のコネクタの特性では、前
記5MHzと10MHzの周波数を含む広い周波数帯域
(1MHz〜10MHz)において、実用上十分大きな
ゲインが得られており、良好な信号伝送が行えることが
実証できた。
【0088】特に、の特性(コア有りコネクタの特
性)では、の特性(コア無しコネクタの特性)に比
べ、広い周波数帯域において、極めて大きなゲインが得
られており、2つのコイル間で良好な信号伝送が可能と
なる。すなわち、フェライトコア16を設けることによ
り、2つのコイル間で伝送ロスの少ない高効率の信号伝
送ができることが実証された。
【0089】(3) :サンプル#2のコネクタの特性
説明・・・図12参照 図12はサンプル#2のコネクタ特性図である。この特
性は、サンプル#2のコネクタにおいて、フェライトコ
ア16が有る場合(コア有り)と、フェライトコア16
が無い場合(コア無し)について実験を行い、実験結果
の測定データから図示の特性を得たものである。
【0090】図12において、横軸は信号の周波数(M
Hz)、縦軸はコネクタのゲイン(dB)を示す。ま
た、図のはコア有りの特性であり、はコア無しの特
性である。
【0091】前記サンプル#2を使用して第1のコイル
27と第2のコイル28間のギャップを3.2mmに設
定し、信号の周波数を変化させながら、コネクタのゲイ
ン(出力電圧利得)を測定した結果、図示のデータを得
た。
【0092】図示の特性から明らかなように、に示し
たコア有りの状態では、周波数1MHz のゲイン=−
10.0dB、周波数5MHzのゲイン=−8.0d
B、周波数10MHzのゲイン=−11.9dBであっ
た。
【0093】また、に示したコア無しの状態では、周
波数1MHzのゲイン=−15.8dB、周波数5MH
zのゲイン=−10.0dB、周波数10MHzのゲイ
ン=−11.9dBであった。
【0094】この場合にも前記のコネクタの特性では、
5MHzと10MHzの周波数を含む広い周波数帯域
(1MHz〜10MHz)において十分大きなゲインが
得られており、良好な信号伝送が行えることが実証でき
た。
【0095】特に、の特性(コア有りコネクタの特
性)では、の特性(コア無しコネクタの特性)に比べ
て、広い周波数帯域において、極めて大きなゲインが得
られており、2つのコイル間で良好な信号伝送が可能と
なる。すなわち、フェライトコア16を設けることによ
り、2つのコイル間で伝送ロスの少ない高効率の信号伝
送ができることが実証された。
【0096】(4) :コネクタ出力電圧波形の説明・
・・図13、図14参照 図13はコネクタ出力電圧波形図(コア無し)であり、
A図はサンプル#1のコア無しコネクタ使用時、B図は
サンプル#2のコア無しコネクタ使用時の波形である。
図14はコネクタ出力電圧波形図(コア有り)であり、
A図はサンプル#1のコア有りコネクタ使用時の波形、
B図はサンプル#2のコア有りコネクタ使用時の波形で
ある。
【0097】図13、図14において、各図共、横軸は
時間(100ns/div)、縦軸は出力電圧(500
mv/div)を示す。なお、図の「trig’d」で
示した点は測定器のトリガーポイントを示す。
【0098】図示の出力電圧波形は、図10のA図に示
したコネクタの配置において、第1のコネクタの端子
a、b間(コネクタの送信側入力端子)に送信信号を入
力し、第2のコネクタの端子e、fから出力される信号
の電圧(コネクタの出力電圧)を、ケーブル4を介して
測定した結果の電圧波形である。
【0099】この場合、コア有りコネクタはフェライト
コア16が有る場合(図10のA図参照)であり、コア
無しコネクタは、前記2つのフェライトコア16を取り
外した状態のコネクタである。このように、コア有りコ
ネクタとコア無しコネクタの電圧波形を測定したのは、
フェライトコア16が有る場合と無い場合の特性を比較
するためである。
【0100】前記測定の結果、サンプル#1のコア無し
コネクタ使用時には(図13のA図参照)e1で示した
電圧波形が得られ、サンプル#2のコア無しコネクタ使
用時(図13のB図参照)にはe2で示した電圧波形が
得られた。
【0101】また、サンプル#1のコア有りコネクタ使
用時には(図14のA図参照)e3で示した電圧波形が
得られ、サンプル#2のコア有りコネクタ使用時(図1
4のB図参照)にはe4で示した電圧波形が得られた。
【0102】ところで、コネクタの特性の良否を判定す
る場合は、例えば、前記各電圧波形において、波高値
(振幅)が一定値以上で、かつ、或るスライスレベルで
スライスした場合のスライス幅が所定値以上あれば良好
な出力特性であると判定し、それ以外の場合は良好でな
いと判定する(使用不可能ではない)。
【0103】このような判定基準に従って前記各電圧波
形を比較すると、e3で示した電圧波形はe1で示した
電圧波形より良好な波形であり、e4で示した電圧波形
はe2で示した電圧波形より良好な波形である。すなわ
ち、コア無しコネクタよりもコア有りコネクタの方が良
好な電圧波形となっている。
【0104】また、サンプル#1とサンプル#2(コイ
ルの構成が異なる)とで電圧波形が異なっている。すな
わち、コイルの形状、L値(インダクタンス値)等によ
り、出力電圧の波形が異なるが、コイルの構成を変える
と出力電圧の波形が異なるものとなる。なお、この例で
は、サンプル#2のコア有りコネクタが最も良好な電圧
波形であった。
【0105】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。
【0106】(1) :前記プリント基板上に形成した
第1のコイル、及び第2のコイルは、プリント基板上に
形成するのではなく、フェライトコアの上に直接形成す
ることも可能である。
【0107】この場合、各コネクタに設けた2つのフェ
ライトコアの一面に、例えば厚膜パターンによりコイル
を形成する。すなわち、一方のフェライトコアに第1の
コイルを厚膜パターンで形成し、他方のフェライトコア
に第2のコイルを厚膜パターンで形成する。
【0108】そして、前記フェライトコアに設けた各コ
イルの引き出しパターンを信号伝送用ケーブルに接続す
る。このようにすれば、プリント基板は不要になりその
分、薄型で安価なコネクタが実現可能である。
【0109】また、前記第1のコイル、及び第2のコイ
ルは、次の方法で形成しても良い。 :フィルム状のコイルを、カバーの内側、或いはフェ
ライトコアに接着剤等で貼りつける方法。:カバーの
内側に、直接コイルパターンを一体形成する方法。
【0110】(2) :第1のコイル、及び第2のコイ
ルの形状は、前記実施例のように角型に限らず、円形、
多角形等任意の形状で実施可能である。また、コイルの
形状はスパイラル形状に限らず、例えば蛇行形状、ヘリ
カル形状(この場合は多層基板を使用する)等でも実施
可能である。
【0111】(3) :前記実施例で説明したコネクタ
は、LANの10BASE−T以外の他の同様な信号伝
送路にも適用可能である。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。
【0113】(1) :LAN用コネクタを構成する第
1のコネクタと第2のコネクタとを対向配置することに
より、第1のコイルと第2のコイル間の電磁結合で非接
触的に信号伝送を行うことができる。
【0114】従って、従来のように機械的に抜き差しす
るコネクタではないので、接触不良等が発生せず、常に
良好な信号伝送を行うことができる。このため、信号伝
送の信頼性を向上させることができる。
【0115】(2) :コネクタは非接触的に信号伝送
を行うことができ、従来のコネクタのように機械的な接
触部分が無いから、コネクタの長寿命化を達成できる。
【0116】(3) :コネクタに於ける接続方法を、
非接触の電磁結合としたことにより、パルストランスを
用いる必要がなくなり、コストダウンを図ることができ
る。又、本発明のコネクタを使用すれば、第1のコネク
タと第2のコネクタ間の絶縁耐圧を確実に確保すること
ができる。
【0117】(4) :対向するコイルを十分に接近さ
せた場合、フェライトコアが無くても対向するコイルの
電磁結合を十分良好な状態にすることができる。従っ
て、フェライトコアが無い場合でも、信号伝送に必要な
周波数帯域に応じたコイル部の設計を行えば(例えば、
1MHz〜10MHz)、実用上十分なゲイン(電圧利
得)が得られ、対向するコイル間で伝送ロスの少ない信
号伝送が可能となる。
【0118】(5) :対向するコイル挟むように2つ
のフェライトコアを設けた場合には、フェライトコアの
周波数特性(例えば、1MHz〜10MHz)に応じ
て、より大きなゲイン(電圧利得)が得られる。
【0119】つまり、フェライトコアを設けた場合、対
向するコイル間の電磁結合が更に改善され、極めて伝送
ロスの少ない信号伝送を行うことができる。従って、フ
ェライトコアを設けたことにより、対向するコイル間の
伝送ロスを極めて少なくし、信号伝送特性を向上させる
ことができる。
【0120】(6) :コネクタのコイルは、エッチン
グ処理、或いは厚膜パターン等によりプリント基板上に
形成したので、平型で、かつ極めて薄いコネクタが製作
できる。従って、装置(パソコン等)や台(テーブル
等)に組み込むのが容易である。
【0121】(7) :一方のコネクタを装置の底面側
に設け、他方のコネクタを台の上面側に設ければ、台の
上に装置を載せるだけでコネクタの接続を行うとができ
る。また、台かを取り去ることにより自動的にコネクタ
の接続を解除することができる。
【0122】従って、コネクタを接続したり外したりす
る手間は不要となり、装置セッティング時等の作業性を
改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明のコネクタの等価回路図である。
【図3】本発明の具体的な説明図である。
【図4】本発明の具体的な説明図である。
【図5】実施例におけるコネクタの外観図である。
【図6】実施例におけるコネクタの構成図である。
【図7】実施例におけるプリント基板とコイルの説明図
である。
【図8】実施例におけるコネクタの組み立て説明図であ
る。
【図9】実施例におけるコネクタの使用態様説明図であ
る。
【図10】実施例における実験例の説明図である。
【図11】実施例におけるサンプル#1のコネクタ特性
図である。
【図12】実施例におけるサンプル#2のコネクタ特性
図である。
【図13】実施例におけるコネクタ出力電圧波形図(コ
ア無し)である。
【図14】実施例におけるコネクタ出力電圧波形図(コ
ア有り)である。
【図15】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 ハブ 2 装置 3 インターフェース部分 3a 従来のコネクタ 3b パルストランス 4 ケーブル 14 コネクタ 15 ケース 16 フェライトコア 18 プリント基板 18A コイル部 19 カバー 20 取り付け片 21 取り付け孔 22 凹部 23 隔壁 25 台 27 第1のコイル 28 第2のコイル 29 引き出し用パッド部 33 コイル部 34 絶縁部材 35 第1のコネクタ 36 第2のコネクタ 37 基盤 38 絶縁被膜 41 フェライトコア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LANの信号伝送用ケーブルとの接続部
    に使用するLAN用コネクタに於て、第1のコネクタと
    第2のコネクタを対向配置したときに、前記第1のコネ
    クタと第2のコネクタに、それぞれのコイル部を絶縁部
    材を介して対向するように設け、且つ、これらのコイル
    部の間が電磁結合するようにしたことを特徴とするLA
    N用コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の第1のコネクタ及び第2
    のコネクタに設けられた対向する2つのコイル部を挟む
    ように、2つのフェライトコアを配置したことを特徴と
    する請求項1記載のLAN用コネクタ。
JP6285715A 1994-11-18 1994-11-18 Lan用コネクタ Pending JPH08148359A (ja)

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