JP4408126B2 - 監視装置、半導体集積回路、および監視方法 - Google Patents

監視装置、半導体集積回路、および監視方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4408126B2
JP4408126B2 JP2006335603A JP2006335603A JP4408126B2 JP 4408126 B2 JP4408126 B2 JP 4408126B2 JP 2006335603 A JP2006335603 A JP 2006335603A JP 2006335603 A JP2006335603 A JP 2006335603A JP 4408126 B2 JP4408126 B2 JP 4408126B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
data
address
monitoring
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006335603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008146546A (ja
Inventor
孝典 石井
新菜 荒滝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2006335603A priority Critical patent/JP4408126B2/ja
Priority to US11/905,305 priority patent/US8332548B2/en
Publication of JP2008146546A publication Critical patent/JP2008146546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4408126B2 publication Critical patent/JP4408126B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0751Error or fault detection not based on redundancy
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0706Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation the processing taking place on a specific hardware platform or in a specific software environment
    • G06F11/0727Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation the processing taking place on a specific hardware platform or in a specific software environment in a storage system, e.g. in a DASD or network based storage system
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0706Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation the processing taking place on a specific hardware platform or in a specific software environment
    • G06F11/0745Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation the processing taking place on a specific hardware platform or in a specific software environment in an input/output transactions management context

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Bus Control (AREA)

Description

本発明は、転送回路が転送指示に従って実行するデータ転送を監視する監視装置、半導体集積回路、および監視方法に関し、特に、ダイレクトメモリアクセスによりデータを転送するDMAチップがデータを分割して転送する場合、DMAチップにおいて異常が発生したか否かを監視することができる監視装置、半導体集積回路、および監視方法に関する。
近年のコンピュータの処理能力の向上に伴って、コンピュータが利用するデータは肥大化の一途をたどっており、膨大なデータを記憶しておくためのストレージに関する検討が多く行われている。具体的には、例えばRAID(Redundant Array of Independent Disks)と呼ばれ、複数のハードディスクドライブを組み合わせることにより、高速・大容量・高信頼性を実現するディスクシステムを構築する技術などが確立されている。
このRAIDなどのディスクシステムにおいては、データを記憶する複数のディスクを備えたディスクアレイ装置が上位装置であるホストコンピュータなどからコマンドを受け付け、データの書き込み(ライト)や読み出し(リード)が行われる。このとき、ホストコンピュータとディスクの間でやり取りされるデータは、ディスクアレイ装置内のキャッシュメモリにもキャッシュされ、以降の処理においては、キャッシュメモリからこのデータを読み出して高速化を図るのが一般的である。また、ホストコンピュータは、ディスクアレイ装置内のチャネルアダプタに接続しており、チャネルアダプタによって、ホストコンピュータとキャッシュメモリやディスクとの間でデータ転送が実行される。
チャネルアダプタは、内部にダイレクトメモリアクセス(Direct Memory Access:以下「DMA」と略記する)によるデータ転送を制御するLSI(Large Scale Integration)などのDMAチップを備えており、DMAチップがCPU(Central Processing Unit)からのデータ転送の指示(ディスクリプタ)に従ってデータを転送する。すなわち、ディスクリプタを受け取ったDMAチップは、ディスクリプタによって指定されるアドレスおよびデータ長のデータをキャッシュメモリなどとの間のバスを介して送受する。
このとき、例えばバスの容量やデータ転送先における処理状況によっては、DMAチップが転送するデータを分割して転送することがある。すなわち、DMAチップには、バスを制御するバスコントローラが設けられており、このバスコントローラがひとまとまりのデータをバスの容量に応じたデータ長の部分データに分割したり、データ転送先からの指示により一時的にデータの転送を中断したりする。
具体的には、例えば図8に示すように、ひとまとまりのライトデータを転送する際、DMAチップに設けられたバスコントローラは、ライトデータを例えばデータ#1〜#4の部分データに分割し、キャッシュメモリなどの転送先へ転送する。また、このとき、各部分データの転送の間には、他のコマンドが処理されることがあり、図8においては、データ#2とデータ#3の転送の間に、リードデータの転送が実行されている。
さらに、DMAチップ内には一般に複数のDMA回路が備えられており、例えば特許文献1に記載されているように、アービタによってそれぞれのDMA回路の転送順序の調停(アービトレーション)が行われている。したがって、DMAチップ内の1つのDMA回路による転送データがバスコントローラによって複数の部分データに分割されて転送される際、各部分データの転送の間には、他のDMA回路からの転送データが転送されることもある。
特開2005−115464号公報
しかしながら、上述のようなバスコントローラによるデータ転送においては、例えばDMAチップにおけるソフトエラーや論理障害などの異常により、一部の部分データが正常に転送されない場合でも、バスプロトコル上はエラーが発生せず、異常発生箇所の特定が困難であるという問題がある。すなわち、バスコントローラが元のデータを部分データに分割して転送する場合、例えば一部の部分データが完全に消滅してしまうなどの異常が発生しても、他の部分データが正常に転送されていれば、バスプロトコル上はエラーが発生したことにはならない。このため、データの転送先において部分データが結合された時点でエラーが検出され、エラー原因の特定は容易ではなくなる。
特に、DMAチップのバスコントローラとして既製品が利用される場合には、このバスコントローラはブラックボックスとなっており、バスコントローラにおける処理が正常に実行されているという確証が得られない。したがって、データの転送先においてエラーが検出されると、異常発生箇所がDMAチップであるか否かが不明となってしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ダイレクトメモリアクセスによりデータを転送するDMAチップがデータを分割して転送する場合、DMAチップにおいて異常が発生したか否かを監視することができる監視装置、半導体集積回路、および監視方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、転送回路が転送指示に従って実行するデータ転送を監視する監視装置であって、複数の転送回路によって交互に使用される転送路を監視し、転送路において転送中の転送データに含まれる転送回路の識別情報を取得するとともに、当該転送データのデータ長を計測する監視手段と、前記監視手段によって取得された転送回路の識別情報に対応する転送指示から、前記転送回路による転送が指示された転送対象データのアドレスおよびデータ長を取得し、取得されたアドレスおよびデータ長を前記転送回路の識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、前記監視手段によって計測された転送データのデータ長に基づいて、前記監視手段によって取得された転送回路の識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されたアドレスおよびデータ長を更新する更新手段と、前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶手段によって記憶されたアドレスまたはデータ長から前記転送対象データ全体のデータ転送が正常終了したか否かを判定する判定手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記記憶手段は、転送対象データの開始アドレス、終了アドレス、およびデータ長を記憶することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記更新手段は、前記取得手段によって取得されたデータ長を前記記憶手段によって記憶された開始アドレスに加算することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶手段によって記憶された開始アドレスが終了アドレスに一致している場合に、データ転送が正常終了したと判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記更新手段は、前記監視手段によって計測された転送データのデータ長を前記記憶手段によって記憶されたデータ長から減算することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶手段によって記憶されたデータ長が0である場合に、前記転送対象データ全体のデータ転送が正常終了したと判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取得手段は、転送対象データのうち前記転送回路が転送路を割り当てられる間に転送する部分データのデータ長を取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定手段は、前記転送回路による部分データの転送開始時に、この部分データに付加された当該部分データに係るアドレス情報が前記記憶手段によって記憶されたアドレスに一致するか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明は、プロセッサからの転送指示に従ってダイレクトメモリアクセスによってデータ転送を実行する転送回路を備えた半導体集積回路であって、複数の転送回路によって交互に使用される転送路を監視し、転送路において転送中の転送データに含まれる転送回路の識別情報を取得するとともに、当該転送データのデータ長を計測する監視手段と、前記監視手段によって取得される転送回路の識別情報に対応する転送指示から、前記転送回路による転送が指示された転送対象データのアドレスおよびデータ長を取得し、取得されたアドレスおよびデータ長を前記転送回路の識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、前記監視手段によって計測される転送データのデータ長に基づいて、前記監視手段によって取得された転送回路の識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されたアドレスおよびデータ長を更新する更新手段と、前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶手段によって記憶されたアドレスまたはデータ長から前記転送対象データ全体のデータ転送が正常終了したか否かを判定する判定手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、転送回路が転送指示に従って実行するデータ転送を監視する監視方法であって、複数の転送回路によって交互に使用される転送路を監視し、転送路において転送中の転送データに含まれる前記転送回路の識別情報を取得するとともに、当該転送データのデータ長を計測する監視工程と、前記監視工程にて取得された転送回路の識別情報に対応する転送指示から、前記転送回路による転送が指示された転送対象データのアドレスおよびデータ長を取得し、取得されたアドレスおよびデータ長を前記転送回路の識別情報に対応付けて記憶回路に記憶する記憶工程と、前記監視工程にて計測された転送データのデータ長に基づいて前記記憶回路に記憶されたアドレスおよびデータ長を更新する更新工程と、前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶回路に記憶されたアドレスまたはデータ長から前記転送対象データ全体のデータ転送が正常終了したか否かを判定する判定工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、転送指示によって指示された転送対象データのアドレスおよびデータ長を記憶し、転送回路が実際に転送したデータのデータ長を取得し、取得されたデータ長に基づいて記憶されたアドレスおよびデータ長を更新し、転送回路による転送対象データの転送終了時に、記憶されたアドレスまたはデータ長からデータ転送が正常終了したか否かを判定する。このため、プロセッサなどからデータ転送を指示された転送回路が指示通りにデータを転送したことを確認することができ、ダイレクトメモリアクセスによりデータを転送するDMAチップがデータを分割して転送する場合、DMAチップにおいて異常が発生したか否かを監視することができる。
また、本発明によれば、転送対象データの開始アドレス、終了アドレス、およびデータ長を記憶するため、アドレスとデータ長の双方からデータ転送を監視することができ、確実にデータ転送が正常終了したか否かを判定することができる。
また、本発明によれば、取得されたデータ長を記憶された開始アドレスに加算するため、既に転送されたデータ長が開始アドレスに正確に反映され、記憶された開始アドレスを利用してデータ転送の正当性を確認することができる。
また、本発明によれば、転送回路による転送対象データの転送終了時に、記憶された開始アドレスが終了アドレスに一致している場合に、データ転送が正常終了したと判定するため、データ全体が分割されて転送された場合でも、最終的にデータ全体が正しく転送されたことをアドレスから確認することができる。
また、本発明によれば、取得されたデータ長を記憶されたデータ長から減算するため、既に転送されたデータ長が記憶されたデータ長に正確に反映され、記憶されたデータ長を利用してデータ転送の正当性を確認することができる。
また、本発明によれば、転送回路による転送対象データの転送終了時に、記憶されたデータ長が0である場合に、データ転送が正常終了したと判定するため、データ全体が分割されて転送された場合でも、最終的にデータ全体が正しく転送されたことをデータ長から確認することができる。
また、本発明によれば、転送対象データのうち転送回路が転送路を割り当てられる間に転送する部分データのデータ長を取得するため、転送を指示されたデータ全体が一度で転送されず、部分データに分割されて転送される場合でも、記憶されたアドレスおよびデータ長を正確に更新することができる。
また、本発明によれば、転送回路による部分データの転送開始時に、この部分データに付加された当該部分データに係るアドレス情報が記憶されたアドレスに一致するか否かを判定する。このため、データ全体が部分データに分割されて転送される際に、部分データの消滅などがなく、部分データがすべて連続することを確認しながら転送することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るディスクアレイ装置10の概略構成を示すブロック図である。同図に示すディスクアレイ装置10は、ダイレクトメモリアクセス(DMA)が適用されるコンピュータシステムの一例であり、ファイバチャネルリンク30A、30Bを介してホストコンピュータ20A、20Bと接続されている。このディスクアレイ装置10は、高信頼性を確保するために二重化構成が採られており、各構成要素が2系統ずつ(図中、参照符号に付加したA、Bによって区別する)備えられている。それぞれの系統の構成要素は互いに同等の機能を有するため、以下では一方の系統についてのみ構成要素の説明をする。
ディスクアレイ装置10は、チャネルアダプタ40A、キャッシュメモリ50A、キャッシュコントローラ60A、ディスクアダプタ70A、スイッチ80A、およびディスク90Aを有している。
チャネルアダプタ40Aは、ホストコンピュータ20Aとデータの送受信を行う通信インタフェースとしての機能を有するとともに、DMAによりデータ転送を行うLSI(すなわちDMAチップ)を有している。本実施の形態においては、主にチャネルアダプタ40Aがデータをキャッシュコントローラ60A経由でキャッシュメモリ50Aへ転送する場合について説明する。このとき、チャネルアダプタ40Aでは、LSIがCPUからのディスクリプタに応じてデータをキャッシュコントローラ60Aへ転送する。チャネルアダプタ40Aの具体的な構成および動作について、後に詳述する。
キャッシュメモリ50Aは、ホストコンピュータ20Aから複数のディスク90Aへ書き込まれるデータ、または複数のディスク90Aからホストコンピュータ20Aへ読み出されるデータを一時的に記憶する。
キャッシュコントローラ60Aは、キャッシュメモリ50Aにおけるデータの書き込みおよび読み出しを管理・制御する。なお、キャッシュコントローラ60Aは、他方の系統のキャッシュコントローラ60Bとキャッシュ間リンクによって接続されており、キャッシュメモリ50A、50Bに書き込まれるデータが共有されるようになっている。
ディスクアダプタ70Aは、複数のディスク90Aとデータの送受信を行う通信インタフェースとしての機能を有する。すなわち、ディスクアダプタ70Aは、キャッシュメモリ50Aから読み出されたデータを複数のディスク90Aへ送信したり、キャッシュメモリ50Aへ書き込まれるデータを複数のディスク90Aから受信したりする。
スイッチ80Aは、複数のディスク90Aを接続するとともに、各ディスクとディスクアダプタ70Aの接続を切り替える。複数のディスク90Aは、例えば複数のハードディスクドライブからなり、それぞれのディスクが転送対象となるデータを記憶している。
図2は、本実施の形態に係るチャネルアダプタ40の内部構成を示すブロック図である。同図においては、図1の参照符号におけるA、Bの表記を省略し、例えばホストコンピュータ20A、20Bをホストコンピュータ20と表記している。図2に示すチャネルアダプタ40は、データバッファ41、LSI42、CPU43、メモリ44、プロトコルコントローラ45、光モジュール46、およびバス47を有している。
データバッファ41は、例えばホストコンピュータ20から転送され、キャッシュコントローラ60への転送を待機しているデータを一時的に保持する。なお、データバッファ41は、キャッシュコントローラ60から転送され、例えばホストコンピュータ20への転送を待機しているデータも一時的に保持する。
LSI42は、複数のDMA回路を備えており、CPU43からのディスクリプタに従って、データバッファ41に保持されたデータをキャッシュコントローラ60を通じてキャッシュメモリへ転送する。このとき、LSI42は、バス47の容量やキャッシュコントローラ60における処理状況に応じてデータを複数の部分データに分割して転送する。そして、本実施の形態に係るLSI42は、バス47を転送される部分データのアドレスおよびデータ長を監視するロジックアナライザを備えており、ディスクリプタによって指定された元のデータが正常に転送されたか否かを判定する。LSI42の要部構成および動作については、後に詳述する。
CPU43は、チャネルアダプタ40の全体を統括制御するプロセッサであり、ホストコンピュータ20からのコマンドを解釈してディスクリプタをメモリ44に蓄積し、メモリ44に蓄積されたディスクリプタを順次LSI42へ送出する。
メモリ44は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)などから構成され、CPU43により生成されたディスクリプタなどを記憶する。
プロトコルコントローラ45は、ホストコンピュータ20との接続に用いられるファイバチャネル(図1のファイバチャネルリンク30A、30B)のプロトコルを制御する。プロトコルコントローラ45は、ホストコンピュータ20から転送されるデータやコマンドをCPU43へ出力する。
光モジュール46は、ホストコンピュータ20と接続され、ホストコンピュータ20から光ファイバなどによって伝送される光信号を電気信号に変換する一方、プロトコルコントローラ45から出力される電気信号を光信号に変換してホストコンピュータ20へ転送する。
バス47は、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect)、PCI−X、およびPCI−Expressなどの規格に則ったバスであり、LSI42から出力される部分データをキャッシュコントローラ60へ伝送する。また、バス47は、様々な制御用信号が通過する信号線を備えており、部分データの伝送に伴って制御用信号をキャッシュコントローラ60との間でやり取りする。
図3は、本実施の形態に係るLSI42の要部構成を示すブロック図である。同図に示すLSI42は、複数のDMA回路421、バス制御部422、転送指示保持部423、期待値テーブル424、転送監視部425、テーブル更新部426、および判定部427を有している。なお、期待値テーブル424、転送監視部425、テーブル更新部426、および判定部427は、本実施の形態に係るロジックアナライザを構成している。
複数のDMA回路421は、それぞれが転送指示保持部423から指示されるアドレスおよびデータ長のデータをデータバッファ41から読み出し、バス制御部422を介してキャッシュコントローラ60へ転送したり、ホストコンピュータ20への転送データとして出力したりする。具体的には、各DMA回路421は、バス制御部422によってバス47が割り当てられている間に、データバッファ41から読み出したデータにタグ情報を付加して送出する。タグ情報には、DMA回路421を一意に識別する情報や、データの先頭であるか否かを示す転送開始ビットが含まれている。
また、DMA回路421は、バス制御部422によってバス47が割り当てられている間に転送すべきデータをすべて送出しきれない場合は、次回以降バス47が割り当てられた時に、残りのデータに再度タグ情報を付加して送出する。換言すれば、DMA回路421は、データを部分データに分割し、各部分データにタグ情報を付加した上でバス制御部422へ送出する。また、複数のDMA回路421は、それぞれキャッシュコントローラ60へのデータの転送が完了すると、データの転送が正常に完了したか否かを判定部427へ問い合わせる。
バス制御部422は、複数のDMA回路421に対するバス47の割り当てをアービトレーションによって制御し、バス47に備えられた信号線の1つを用いてDMA回路421から送出される部分データをバースト転送する。具体的には、バス制御部422は、例えば図4に示すように、信号名が「AD(Address, Data)」の信号を時分割で使用し、アドレスフェーズ(図4のADR)およびアトリビュートフェーズ(図4のATT)に続くデータフェーズ(図4のDT0からDT3)においてDMA回路421からの部分データを転送する。上述したタグ情報は、図4に示すように、アトリビュートフェーズに含まれる。なお、図4において、アトリビュートフェーズとデータフェーズの間は、転送先となるキャッシュコントローラ60からの応答があるフェーズである。
転送指示保持部423は、CPU43から送出されるディスクリプタに基づいてDMA回路421が転送するデータのアドレスおよびデータ長からなる転送指示を生成して保持し、データの転送が実行可能であるDMA回路421に対して、転送するデータのアドレスおよびデータ長を指示する。
期待値テーブル424は、転送指示保持部423に保持される転送指示を参照して、DMA回路421によって転送されるデータのアドレスおよびデータ長の期待値をテーブル形式で保持する。具体的には、期待値テーブル424は、例えば図5に示すように、各DMA回路421を一意に識別するタグ情報(図5では「DMA#1」などと表記する)に、転送されるデータの開始アドレス、終了アドレス、およびデータ長を関連付けて記憶する。ただし、期待値テーブル424は、いずれかのDMA回路421によって新たなデータの転送が開始されたことがテーブル更新部426から通知された場合に、転送指示保持部423から該当するDMA回路421へ指示されたアドレスおよびデータ長を読み出して、開始アドレス、終了アドレス、およびデータ長の期待値を更新する。
転送監視部425は、バス47における部分データの転送状況を監視し、期待値テーブル424の更新や判定部427による判定に必要な情報を取得する。具体的には、転送監視部425は、バス47において転送されるデータのアドレスを取得して判定部427へ通知し、データ長を取得してテーブル更新部426へ通知する。また、転送監視部425は、バス47において転送されるタグ情報を取得し、アドレスやデータ長とともに判定部427またはテーブル更新部426へ通知する。
ここで、転送監視部425がバス47から情報を取得する方法について、図6を参照しながら説明する。図6は、バス47におけるバスシーケンスの一例を示す図である。同図に示すように、バス47においては、上述したAD以外にも様々な信号名の信号が出力されている。すなわち、図6において、「FRAME#」は、バースト転送が開始される時から出力され、「C/BE(Command/Byte Enable)は、コマンドやバイトイネーブルを含む信号であり、「IRDY#」は、バス制御部422からのデータ転送の準備が完了した時から出力され、「DEVSEL#」は、データ転送先のキャッシュコントローラ60が応答する時から出力され、「TRDY#」は、データ転送先のキャッシュコントローラ60がデータを受ける準備が完了した時から出力される。
転送監視部425は、「FRAME#」の信号が出力されたことを検知すると、「AD」のアドレスフェーズであることを把握し、この信号に含まれるアドレスを取得する。ここで取得されるアドレスは、転送されるデータの先頭のアドレスであり、バス制御部422によるデータ転送が正常に実行されていれば、アトリビュートフェーズの終了時点で期待値テーブル424における開始アドレスに一致することになる。
転送監視部425は、引き続きアトリビュートフェーズにおいて、タグ情報を取得する。そして、転送監視部425は、タグ情報に含まれる転送開始ビットを確認し、転送開始ビットがデータの先頭であることを示す値(例えば「1」)である場合には、新たなデータの転送が開始されたことをテーブル更新部426へ通知する。また、転送監視部425は、転送開始ビットに拘わらず、取得されたアドレスおよびタグ情報を判定部427へ通知する。
また、転送監視部425は、「IRDY#」および「TRDY#」の信号が出力されている間は、「AD」のデータフェーズであることを把握し、この信号に含まれるデータのデータ長を計測する。そして、転送監視部425は、取得されたデータ長およびタグ情報をテーブル更新部426へ通知する。
図3の説明に戻り、テーブル更新部426は、新たなデータの転送が開始されたことが転送監視部425から通知されると、新たなデータの転送を開始したDMA回路421を期待値テーブル424へ通知する。また、テーブル更新部426は、データ長およびタグ情報が通知されると、タグ情報から特定されるDMA回路421に対応して期待値テーブル424に記憶されている開始アドレスおよびデータ長を更新する。すなわち、テーブル更新部426は、期待値テーブル424に記憶されている開始アドレスに通知されたデータ長を加算(インクリメント)し、期待値テーブル424に記憶されているデータ長から通知されたデータ長を減算(デクリメント)する。
判定部427は、アドレスおよびタグ情報が通知されると、タグ情報から特定されるDMA回路421に対応して期待値テーブル424に記憶されている開始アドレスを読み出し、通知されたアドレスと一致するか否か判定する。そして、判定部427は、開始アドレスが通知されたアドレスと異なっている場合には、バス制御部422によるデータ転送が正常に実行されていないものと判断し、その旨をDMA回路421へ通知する。
また、判定部427は、各DMA回路421からデータの転送が正常に完了したか否かが問い合わせられると、このDMA回路421に対応して期待値テーブル424に記憶されている開始アドレスが終了アドレスと一致しており、かつ、データ長が0となっているか否かを判定する。そして、判定部427は、期待値テーブル424において開始アドレスと終了アドレスが一致していないか、または、データ長が0となっていない場合には、バス制御部422によるデータ転送が正常に実行されていないものと判断し、その旨をDMA回路421へ通知する。
次いで、上記のように構成されたLSI42におけるデータ転送の監視動作について、図7に示すフロー図を参照して説明する。
CPU43からデータ転送の指示であるディスクリプタがLSI42へ送出されると、このディスクリプタは、転送指示保持部423によって取得され、ディスクリプタに応じて転送するデータのアドレスおよびデータ長がDMA回路421へ指示される。このとき、転送指示保持部423は、複数のDMA回路421のうち処理を実行中ではないDMA回路421へデータの転送を指示する。指示を受けたDMA回路421は、指示されたデータをデータバッファ41から読み出し、バス制御部422によってバス47が割り当てられるタイミングで、DMA回路421を一意に識別する情報と転送開始ビットを含むタグ情報をデータに付加してキャッシュコントローラ60へ転送する。ここで転送されるデータは、転送指示保持部423から転送が指示されたデータの先頭部分であるため、DMA回路421は、転送開始ビットをデータの先頭であることを示す「1」とする。
転送されるデータは、バス制御部422からバス47を介してキャッシュコントローラ60へ転送されるが、バス47における転送状況は、転送監視部425によって監視されている。すなわち、転送監視部425によって、バス47における信号線が監視されており、図6に示した「FRAME#」が出力されたことが検知されると、データ転送のアドレスフェーズであることが把握され、「AD」の信号からアドレスが取得される(ステップS101)。このアドレスは、転送されるデータの開始アドレスである。
アドレスフェーズの直後はアトリビュートフェーズであるため、引き続き転送監視部425によって、「AD」の信号から上述したタグ情報が取得される(ステップS102)。すなわち、バス47を使用してデータを転送するDMA回路421の識別情報と転送開始ビットが転送監視部425によって取得される。そして、転送監視部425は、タグ情報の転送開始ビットを参照し、転送されるデータが先頭部分であるか否かを判定する。換言すれば、転送開始ビットがデータの先頭であることを示す「1」であるか否かを判定する(ステップS103)。
この判定の結果、転送開始ビットが「1」である場合は(ステップS103Yes)、今回のバースト転送において転送されるデータは、新たに転送されるデータの先頭部分であることになるため、このデータのアドレスおよびデータ長を期待値テーブル424に記憶させる必要がある。そこで、転送監視部425によって、新たなデータの転送が開始されたことがテーブル更新部426を経由して期待値テーブル424へ通知され、期待値テーブル424によって、転送指示保持部423に保持されたアドレスおよびデータ長が読み出され、DMA回路421が新たに転送するデータの開始アドレス、終了アドレス、およびデータ長の期待値が記憶された期待値テーブル424が新たに生成される(ステップS104)。具体的には、例えば図5に示す「DMA#1」にバス47が割り当てられており、この「DMA#1」が新たなデータの転送を開始する際には、「DMA#1」に対して指示されたアドレスおよびデータ長が転送指示保持部423から読み出され、「DMA#1」に対応する開始アドレス、終了アドレス、およびデータ長が更新される。
また、転送開始ビットに係る判定の結果、転送開始ビットが「1」でない場合や(ステップS103No)、上述のように新たな期待値テーブル424が生成された後は、既にアドレスフェーズにおいて転送監視部425によって取得されたアドレスがDMA回路421の識別情報とともに判定部427へ通知され、判定部427によって、アドレスが期待値テーブル424に記憶された開始アドレスに一致するか否かが判定される(ステップS105)。
ここで、転送開始ビットが「1」であり、期待値テーブル424が新たに生成されていれば、アドレスフェーズにおけるアドレスは、アトリビュートフェーズにおいて記憶された開始アドレスと一致するはずである。また、転送開始ビットが「1」でなく、アドレスフェーズにおいてデータの先頭以外のアドレスが取得されている場合でも、後述するように期待値テーブル424の開始アドレスが随時更新されているため、アドレスフェーズにおけるアドレスと期待値テーブル424に記憶された開始アドレスとは一致するはずである。
そこで、判定部427によるアドレス一致の判定の結果、アドレスフェーズにおいて取得されたアドレスと期待値テーブル424に記憶された開始アドレスとが一致しない場合は(ステップS105No)、LSI42においてデータ転送のエラーが発生したものと判断され、判定部427からデータ転送中のDMA回路421へエラーの通知が行われる(ステップS111)。
一方、アドレスフェーズにおいて取得されたアドレスと期待値テーブル424に記憶された開始アドレスとが一致する場合は(ステップS105Yes)、続いて転送監視部425によって、「IRDY#」および「TRDY#」の信号からデータフェーズの開始が検知され、バス47において転送されるデータのデータ長が計測される。転送監視部425によるデータ長の計測は、「IRDY#」、「DEVSEL#」、および「TRDY#」の信号が出力されなくなり、バースト転送のデータフェーズが完了するまで行われ、このバースト転送で転送される部分データのデータ長が得られる。
そして、計測されたデータ長は、DMA回路421の識別情報とともにテーブル更新部426へ通知される。そして、テーブル更新部426によって、期待値テーブル424におけるデータ長から通知されたデータ長が減算(デクリメント)されるとともに(ステップS106)、期待値テーブル424における開始アドレスに通知されたデータ長が加算(インクリメント)されて更新される(ステップS107)。これにより、期待値テーブル424における開始アドレスは、次回同一のDMA回路421にバス47が割り当てられた時に転送を再開するアドレスに更新されたことになるとともに、期待値テーブル424におけるデータ長は、転送指示されたデータのうち未転送のデータの長さを示していることになる。
本実施の形態においては、このように期待値テーブル424における開始アドレスおよびデータ長を、実際にバス47において転送されたデータ長に基づいて更新するため、データ全体の転送が終了するときには、期待値テーブル424における開始アドレスと終了アドレスが一致し、かつ、データ長が0となっているはずである。したがって、DMA回路421がデータ転送を終了する際に、期待値テーブル424の開始アドレス、終了アドレス、およびデータ長を確認することにより、LSI42におけるデータ転送が正常に完了したか否かを判断することができる。換言すれば、データの転送中、DMAチップ(LSI42)において異常が発生したか否かを監視し、DMAチップ(LSI42)が異常発生箇所となっている場合に、異常発生箇所を容易に特定することができる。
このようなことから、DMA回路421は、バス47を使用した1回のバースト転送が完了すると、転送指示保持部423から指示されたデータ全体の転送が終了したか否かを判断し(ステップS108)、データの転送が終了していなければ(ステップS108No)、再度バス制御部422によってバス47が割り当てられるタイミングにおいてタグ情報を付加したデータの転送を開始する。この場合には、タグ情報の転送開始ビットは「1」ではないが、期待値テーブル424の開始アドレスおよびデータ長は転送済みの部分データに応じて更新されているため、部分データの転送が正常に実行されていれば、アドレスフェーズにおいて取得されるアドレスと期待値テーブル424の開始アドレスとは一致するはずである。
また、データの転送が終了していれば(ステップS108Yes)、DMA回路421によって、データの転送が正常に完了したか否かが判定部427へ問い合わせられ、判定部427によって、期待値テーブル424のデータ長が0となっているか否かが判定される(ステップS109)。上述したように、LSI42においてデータの転送が正常に実行されていれば、期待値テーブル424におけるデータ長は0となっているはずであるため、データ長が0となっていなければ(ステップS109No)、LSI42においてデータ転送のエラーが発生したものと判断され、判定部427からデータ転送済みのDMA回路421へエラーの通知が行われる(ステップS111)。
一方、期待値テーブル424におけるデータ長が0となっており(ステップS109Yes)、さらに開始アドレスと終了アドレスが一致していれば、LSI42におけるデータの転送は正常に終了したものとして、判定部427からデータ転送済みのDMA回路421へ正常終了の通知が行われる(ステップS110)。
以上のように、本実施の形態によれば、データ転送の開始時に転送するデータの開始アドレス、終了アドレス、およびデータ長の期待値を転送指示から取得しておき、実際にデータが部分データに分割されて転送されるたびに、転送された部分データのデータ長から開始アドレスおよびデータ長の期待値を更新する。このため、データ全体の終了時には、開始アドレスと終了アドレスが一致し、データ長の期待値が0となっていることを確認して、DMAチップにおけるデータ転送が正常に実行されたことを確認することができ、DMAチップにおいて異常が発生したか否かを監視することができる。
なお、上記一実施の形態においては、DMA回路421がキャッシュコントローラ60へデータを転送する場合の例について説明したが、DMA回路421が同様にバスを介してデータを転送する場合であれば、上記一実施の形態と同様に本発明を適用することができる。また、チャネルアダプタ40やキャッシュコントローラ60の内部には、CPUの代わりに例えばMPU(Micro Processing Unit)など他のプロセッサが設けられていても良い。
さらに、上記一実施の形態においては、DMAチップであるLSI42にロジックアナライザが設けられ、このロジックアナライザによってバス47におけるデータ転送が監視されるものとしたが、本発明は、必ずしもロジックアナライザによって実現しなくても良い。すなわち、例えばDMAチップなどの半導体集積回路の外部にこの半導体集積回路におけるデータ転送を監視する監視装置を設ける構成としても良い。
(付記1)転送回路が転送指示に従って実行するデータ転送を監視する監視装置であって、
前記転送指示によって指示された転送対象データのアドレスおよびデータ長を記憶する記憶手段と、
前記転送回路が実際に転送したデータのデータ長を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたデータ長に基づいて前記記憶手段に記憶されたアドレスおよびデータ長を更新する更新手段と、
前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶手段によって記憶されたアドレスまたはデータ長からデータ転送が正常終了したか否かを判定する判定手段と
を有することを特徴とする監視装置。
(付記2)前記記憶手段は、
転送対象データの開始アドレス、終了アドレス、およびデータ長を記憶することを特徴とする付記1記載の監視装置。
(付記3)前記更新手段は、
前記取得手段によって取得されたデータ長を前記記憶手段によって記憶された開始アドレスに加算することを特徴とする付記2記載の監視装置。
(付記4)前記判定手段は、
前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶手段によって記憶された開始アドレスが終了アドレスに一致している場合に、データ転送が正常終了したと判定することを特徴とする付記3記載の監視装置。
(付記5)前記更新手段は、
前記取得手段によって取得されたデータ長を前記記憶手段によって記憶されたデータ長から減算することを特徴とする付記1記載の監視装置。
(付記6)前記判定手段は、
前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶手段によって記憶されたデータ長が0である場合に、データ転送が正常終了したと判定することを特徴とする付記5記載の監視装置。
(付記7)前記取得手段は、
転送対象データのうち前記転送回路が転送路を割り当てられる間に転送する部分データのデータ長を取得することを特徴とする付記1記載の監視装置。
(付記8)前記判定手段は、
前記転送回路による部分データの転送開始時に、この部分データに付加された当該部分データに係るアドレス情報が前記記憶手段によって記憶されたアドレスに一致するか否かを判定することを特徴とする付記7記載の監視装置。
(付記9)プロセッサからの転送指示に従ってダイレクトメモリアクセスによってデータ転送を実行する転送回路を備えた半導体集積回路であって、
前記転送指示によって指示された転送対象データのアドレスおよびデータ長を記憶する記憶手段と、
前記転送回路が実際に転送したデータのデータ長を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたデータ長に基づいて前記記憶手段に記憶されたアドレスおよびデータ長を更新する更新手段と、
前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶手段によって記憶されたアドレスまたはデータ長からデータ転送が正常終了したか否かを判定する判定手段と
を有することを特徴とする半導体集積回路。
(付記10)転送回路が転送指示に従って実行するデータ転送を監視する監視方法であって、
前記転送指示によって指示された転送対象データのアドレスおよびデータ長を記憶回路に記憶する記憶工程と、
前記転送回路が実際に転送したデータのデータ長を取得する取得工程と、
前記取得工程にて取得されたデータ長に基づいて前記記憶回路に記憶されたアドレスおよびデータ長を更新する更新工程と、
前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶回路に記憶されたアドレスまたはデータ長からデータ転送が正常終了したか否かを判定する判定工程と
を有することを特徴とする監視方法。
本発明は、ダイレクトメモリアクセスによりデータを転送するDMAチップがデータを分割して転送する場合、DMAチップにおいて異常が発生したか否かを監視する際に適用することができる。
一実施の形態に係るディスクアレイ装置の概略構成を示すブロック図である。 一実施の形態に係るチャネルアダプタの内部構成を示すブロック図である。 一実施の形態に係るLSIの要部構成を示すブロック図である。 一実施の形態に係るバスにおけるデータ転送の様子を示す図である。 一実施の形態に係る期待値テーブルの一例を示す図である。 一実施の形態に係るバスシーケンスの一例を示す図である。 一実施の形態に係るロジックアナライザの動作を示すフロー図である。 DMAによるライトデータ転送の一例を示す模式図である。
符号の説明
41 データバッファ
42 LSI
421 DMA回路
422 バス制御部
423 転送指示保持部
424 期待値テーブル
425 転送監視部
426 テーブル更新部
427 判定部
43 CPU
44 メモリ
45 プロトコルコントローラ
46 光モジュール
47 バス

Claims (7)

  1. 転送回路が転送指示に従って実行するデータ転送を監視する監視装置であって、
    複数の転送回路によって交互に使用される転送路を監視し、転送路において転送中の転送データに含まれる転送回路の識別情報を取得するとともに、当該転送データのデータ長を計測する監視手段と、
    前記監視手段によって取得された転送回路の識別情報に対応する転送指示から、前記転送回路による転送が指示された転送対象データのアドレスおよびデータ長を取得し、取得されたアドレスおよびデータ長を前記転送回路の識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記監視手段によって計測された転送データのデータ長に基づいて、前記監視手段によって取得された転送回路の識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されたアドレスおよびデータ長を更新する更新手段と、
    前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶手段によって記憶されたアドレスまたはデータ長から前記転送対象データ全体のデータ転送が正常終了したか否かを判定する判定手段と
    を有することを特徴とする監視装置。
  2. 前記更新手段は、
    前記監視手段によって計測された転送データのデータ長を前記記憶手段によって記憶されたデータ長から減算することを特徴とする請求項1記載の監視装置。
  3. 前記判定手段は、
    前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶手段によって記憶されたデータ長が0である場合に、前記転送対象データ全体のデータ転送が正常終了したと判定することを特徴とする請求項2記載の監視装置。
  4. 前記監視手段は、
    転送中の転送データに含まれる当該転送データのアドレスを取得し、
    前記判定手段は、
    前記監視手段によって取得されたアドレスが、前記監視手段によって取得された転送回路の識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されたアドレスに一致するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の監視装置。
  5. 前記監視手段は、
    転送対象データが分割されて得られる部分データのうち、先頭の部分データの転送中に前記転送回路の識別情報を取得する一方、すべての部分データの転送中に各部分データのデータ長を計測し、
    前記更新手段は、
    前記監視手段によって部分データのデータ長が計測されるたびに、前記記憶手段に記憶されたアドレスおよびデータ長を更新する
    ことを特徴とする請求項1記載の監視装置。
  6. プロセッサからの転送指示に従ってダイレクトメモリアクセスによってデータ転送を実行する転送回路を備えた半導体集積回路であって、
    複数の転送回路によって交互に使用される転送路を監視し、転送路において転送中の転送データに含まれる転送回路の識別情報を取得するとともに、当該転送データのデータ長を計測する監視手段と、
    前記監視手段によって取得される転送回路の識別情報に対応する転送指示から、前記転送回路による転送が指示された転送対象データのアドレスおよびデータ長を取得し、取得されたアドレスおよびデータ長を前記転送回路の識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記監視手段によって計測される転送データのデータ長に基づいて、前記監視手段によって取得された転送回路の識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されたアドレスおよびデータ長を更新する更新手段と、
    前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶手段によって記憶されたアドレスまたはデータ長から前記転送対象データ全体のデータ転送が正常終了したか否かを判定する判定手段と
    を有することを特徴とする半導体集積回路。
  7. 転送回路が転送指示に従って実行するデータ転送を監視する監視方法であって、
    複数の転送回路によって交互に使用される転送路を監視し、転送路において転送中の転送データに含まれる前記転送回路の識別情報を取得するとともに、当該転送データのデータ長を計測する監視工程と、
    前記監視工程にて取得された転送回路の識別情報に対応する転送指示から、前記転送回路による転送が指示された転送対象データのアドレスおよびデータ長を取得し、取得されたアドレスおよびデータ長を前記転送回路の識別情報に対応付けて記憶回路に記憶する記憶工程と、
    前記監視工程にて計測された転送データのデータ長に基づいて前記記憶回路に記憶されたアドレスおよびデータ長を更新する更新工程と、
    前記転送回路による転送対象データの転送終了時に、前記記憶回路に記憶されたアドレスまたはデータ長から前記転送対象データ全体のデータ転送が正常終了したか否かを判定する判定工程と
    を有することを特徴とする監視方法。
JP2006335603A 2006-12-13 2006-12-13 監視装置、半導体集積回路、および監視方法 Expired - Fee Related JP4408126B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006335603A JP4408126B2 (ja) 2006-12-13 2006-12-13 監視装置、半導体集積回路、および監視方法
US11/905,305 US8332548B2 (en) 2006-12-13 2007-09-28 Monitoring device, semiconductor integrated circuit, and monitoring method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006335603A JP4408126B2 (ja) 2006-12-13 2006-12-13 監視装置、半導体集積回路、および監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008146546A JP2008146546A (ja) 2008-06-26
JP4408126B2 true JP4408126B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=39528964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006335603A Expired - Fee Related JP4408126B2 (ja) 2006-12-13 2006-12-13 監視装置、半導体集積回路、および監視方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8332548B2 (ja)
JP (1) JP4408126B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010211322A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Renesas Electronics Corp ネットワークプロセッサ、受信コントローラ、及びデータ受信処理方法
JP5383564B2 (ja) * 2010-03-10 2014-01-08 ルネサスエレクトロニクス株式会社 データ転送回路及び方法
US9262318B1 (en) * 2013-03-13 2016-02-16 Marvell International Ltd. Serial flash XIP with caching mechanism for fast program execution in embedded systems
JPWO2015155850A1 (ja) * 2014-04-09 2017-04-13 株式会社日立製作所 入出力装置及び方法
KR102538246B1 (ko) * 2015-12-01 2023-06-01 삼성전자주식회사 불휘발성 메모리 모듈
US10303372B2 (en) 2015-12-01 2019-05-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Nonvolatile memory device and operation method thereof
KR102548574B1 (ko) * 2015-12-01 2023-06-29 삼성전자주식회사 불휘발성 메모리 모듈
JP7032631B2 (ja) * 2017-07-04 2022-03-09 富士通株式会社 送受信システム、送受信システムの制御方法、及び送信装置
US11347667B2 (en) * 2018-01-10 2022-05-31 Qualcomm Incorporated Bus controller and related methods
CN110413209B (zh) * 2018-04-28 2023-05-30 伊姆西Ip控股有限责任公司 管理存储***的方法和设备
CN114879584B (zh) * 2022-07-05 2022-10-28 成都智明达电子股份有限公司 一种基于fpga的dma控制器边界对齐方法及其电路

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324657A (ja) 1989-06-22 1991-02-01 Oki Electric Ind Co Ltd バス診断方式
JPH0443443A (ja) 1990-06-08 1992-02-13 Fujitsu Ltd 拡張記憶制御方式
JP3454527B2 (ja) 1992-08-04 2003-10-06 富士通株式会社 データ長保護装置
JPH06266648A (ja) 1993-03-16 1994-09-22 Fujitsu Ltd データ転送制御方式
JPH0744470A (ja) 1993-07-30 1995-02-14 Tec Corp データバス監視装置
JPH0954749A (ja) 1995-08-14 1997-02-25 Toshiba Eng Co Ltd Dma転送装置
JPH11134261A (ja) 1997-10-30 1999-05-21 Nec Eng Ltd 入出力制御装置
JP3432734B2 (ja) 1998-02-10 2003-08-04 株式会社東芝 Dma制御装置及びdma制御方法
JPH11306095A (ja) 1998-04-16 1999-11-05 Hitachi Ltd データ処理装置
JP2938040B1 (ja) 1998-06-16 1999-08-23 四国日本電気ソフトウェア株式会社 Pci/pciブリッジ回路
US6850995B1 (en) * 1999-01-25 2005-02-01 Canon Kabushiki Kaisha Control unit selectively connected with a first bus and a second bus for controlling a displaying process in parallel with a scanning process
JP2000276369A (ja) 1999-03-24 2000-10-06 Seiko Epson Corp バスブリッジ回路、asic、及び電子機器
JP3570929B2 (ja) 1999-08-23 2004-09-29 日本電信電話株式会社 データ転送装置およびそれを用いたネットワークならびにデータ通信方法
US6948010B2 (en) * 2000-12-20 2005-09-20 Stratus Technologies Bermuda Ltd. Method and apparatus for efficiently moving portions of a memory block
JP2003263399A (ja) 2002-03-07 2003-09-19 Sharp Corp データ転送装置,その方法
JP2005115464A (ja) 2003-10-03 2005-04-28 Fuji Xerox Co Ltd データ処理装置およびデータ制御ユニット
JP4275504B2 (ja) * 2003-10-14 2009-06-10 株式会社日立製作所 データ転送方法
JP2005149082A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Hitachi Ltd ストレージ制御装置、及びストレージ制御装置の制御方法
JP4536361B2 (ja) * 2003-11-28 2010-09-01 株式会社日立製作所 データ転送装置、記憶デバイス制御装置、記憶デバイス制御装置の制御方法
US7467238B2 (en) * 2004-02-10 2008-12-16 Hitachi, Ltd. Disk controller and storage system
JP2006072634A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Hitachi Ltd ディスク装置
JP4574315B2 (ja) * 2004-10-07 2010-11-04 株式会社日立製作所 ストレージ装置およびストレージ装置における構成管理方法
JP2006185000A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Hitachi Ltd ストレージ装置
CN101107874A (zh) 2005-01-21 2008-01-16 松下电器产业株式会社 备份***、中继装置、信息终端、备份装置
JP2006293927A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Toshiba Corp ダイレクトメモリアクセス制御装置及びダイレクトメモリアクセス制御装置を含むシステムlsi
US7836220B2 (en) * 2006-08-17 2010-11-16 Apple Inc. Network direct memory access

Also Published As

Publication number Publication date
US20080147902A1 (en) 2008-06-19
US8332548B2 (en) 2012-12-11
JP2008146546A (ja) 2008-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4408126B2 (ja) 監視装置、半導体集積回路、および監視方法
US7484033B2 (en) Communication system using PCI-Express and communication method for plurality of nodes connected through a PCI-Express
US8094566B2 (en) Test apparatus and test method
US7562257B2 (en) Data storage system, data storage control apparatus and fault location diagnosis method
JP2007094996A (ja) データストレージシステム、データストレージ制御装置及びその障害箇所診断方法
JP2004152298A (ja) バスを機能強化する方法および装置
US7873880B2 (en) Data relay device, storage device, and response delay monitoring method
JP2007122476A (ja) データストレージシステム、データストレージ制御装置及びそのディスクのライト抜け診断方法
US20060190637A1 (en) Control apparatus, information processing apparatus, and data transferring method
US7152129B2 (en) Apparatus having an inter-module data transfer confirming function, storage controlling apparatus, and interface module for the apparatus
JP2006113689A (ja) バスブリッジ装置およびデータ転送方法
JP2010211322A (ja) ネットワークプロセッサ、受信コントローラ、及びデータ受信処理方法
US20080168192A1 (en) Apparatus and method of tracing descriptor in host controller
JPWO2007099584A1 (ja) エラー検出装置
US8799548B2 (en) I/O bridge device, response-reporting method, and program
US7257680B2 (en) Storage system including shared memory and plural disk drives, processors, and shared memory control units
JP4369486B2 (ja) データ転送装置、半導体集積回路、および処理状況通知方法
US10664339B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing apparatus control method
US20150237145A1 (en) Information processing system and method
US7280620B2 (en) Electronic device including image forming apparatus
KR101260313B1 (ko) 전자장치 및 그 데이터 송수신방법과, 슬레이브 장치 및복수의 장치 간의 통신방법
JP2012212360A (ja) 入出力制御装置、コンピュータ、及び制御方法
US8867369B2 (en) Input/output connection device, information processing device, and method for inspecting input/output device
JP5168541B2 (ja) データ転送装置
KR100812710B1 (ko) 제어 버스를 이용한 통신 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4408126

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees