JP4395531B2 - 吸水性ポリマーを後架橋する方法 - Google Patents

吸水性ポリマーを後架橋する方法 Download PDF

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Description

詳細な説明
本発明は、吸水性ポリマーを後架橋する方法に関する。
後架橋とは、吸水性ヒドロゲルのゲル架橋または後架橋であると理解される。
親水性の高膨潤性ヒドロゲルは、特に(共)重合された親水性モノマーからのポリマー、適切なグラフト主鎖上の1もしくは複数の親水性モノマーのグラフト(コ)ポリマー、架橋されたセルロースエーテルまたは澱粉エーテル、架橋されたカルボキシメチルセルロース、部分的に架橋されたポリアルキレンオキシドまたは水性液体中で膨潤可能な天然製品、たとえばグアール誘導体である。このようなヒドロゲルは、おむつ、タンポン、生理帯およびその他の衛生用品を製造するための、水性溶液を吸収する製品として使用されているが、しかし、農業園芸における保水剤としても使用されている。
親水性の高膨潤性ヒドロゲルは、有利に15より大、特に20より大、特に有利には25より大、とりわけ30より大、とりわけ有利には35より大のCRC値[g/g]を有するヒドロゲルである。本発明による架橋した膨潤性のヒドロゲル形成ポリマーのCRC値[g/g]は詳細な説明に記載されている方法により測定することができる。
適用特性、たとえばおむつ中での液体通過性(SFC)および圧力下での吸収量(AUL)を改善するために、親水性の高膨潤性ヒドロゲルを一般に表面後架橋またはゲル後架橋する。この後架橋は有利には水性のゲル相中で、または粉砕および分級したポリマー粒子の後架橋として行われる。
このために適切な架橋剤は、親水性ポリマーのカルボキシル基と共有結合を形成することができる少なくとも2の基を有する化合物である。適切な化合物はたとえばジグリシジル化合物またはポリグリシジル化合物、たとえばホスホン酸ジグリシジルエステル、アルコキシシリル化合物、ポリアジリジン、ポリアミンまたはポリアミドアミンであり、その際、前記の化合物は相互の混合物として使用することもできる(たとえばEP−A−0083022、EP−A−0543303およびEP−A−0530438を参照のこと)。
架橋剤として多官能価アルコールもまた公知である。たとえばUS−4,666,983ならびにUS−5,385,983は親水性ポリアルコールの使用もしくはポリヒドロキシ界面活性剤の使用を教示している。反応はその後、120〜250℃の高温で実施する。該方法は、架橋のための行われるエステル化反応自体がこの温度では緩慢に進行するにすぎないという欠点を有する。
さらに架橋剤としてDE−A−19807502には2−オキサゾリドンおよびその誘導体が、WO−A−03/031482にはモルホリン−2,3−ジオンおよびその誘導体が、DE−A−19854573には2−オキソテトラヒドロ−1,3−オキサジンおよびその誘導体が、DE−A−19854574にはN−アシル−2−オキサゾリドンが、およびDE−A−19807992にはビス−およびポリ−2−オキサゾリジノンが適切な架橋剤として記載されている。
さらに架橋剤としてβ−ヒドロキシアルキルアミドがUS−6,239,230に記載されている。これらもまた衛生用品における使用にとって好適である。これらの化合物の欠点は、必要とされる比較的高い使用量およびこのことと結びついたコストである。
EP−A−0372981は、後架橋剤と多価金属イオンとを一緒に使用することを教示している。実施例ではグリセリン、硫酸アルミニウムおよび水からなる溶液が使用されている。
EP−A−1165631、EP−A−1169372、WO−A−02/20068およびWO−A−02/22717には同様に後架橋剤と多価金属イオンとを一緒に使用することが記載されている。その際、溶液を使用すること、および溶剤として水を単独で使用することが有利であることが明記されている。
DE−A−19846412は中和および乾燥後に後架橋剤および多価カチオンにより処理される酸性ヒドロゲルの製造を記載している。実施例では後架橋剤および多価カチオンが一緒の溶液として供給されている。
上記の方法における欠点は、後架橋したポリマーの高いSFC値にとって必要な後架橋剤および多価カチオンの高い使用量、特に後架橋剤の高い使用量である。もう1つの著しい欠点は、後架橋剤および多価カチオンを含有する溶液を混合導入する際のベースポリマーの高い凝集傾向であり、これは比較的迅速にミキサーの閉塞につながりうる。
上記の方法はいずれも、微細な粒径分布を有し、かつそれにもかかわらず極めて高い透過性を有する製品をどのようにして製造することができるのかを開示していない。
このような微粒子状の高吸収体により特にセルロース割合を有していないか、またはわずかに有する極めて薄いおむつの製造が可能になる。
従って上記の欠点を回避する後架橋の方法を提供するという課題が存在していた。特に後架橋した吸水性ポリマーは高い液体通過性(SFC)を有しているべきである。該方法は後架橋剤および多価カチオンのわずかな使用量で処理できるべきである。特に高価な後架橋剤の使用量は低くあるべきである。
もう1つの課題は、後架橋の間のベースポリマーの凝集傾向が低減されている方法を提供することであったが、その際、溶液の混合導入も熱による後架橋も後架橋と理解すべきである。
特に微細な粒径分布を有する、つまり600μmを超える粒径を有する粗大な成分を有しておらず、かつそれにもかかわらず高い透過性および吸収能力を有する高吸収性ポリマーを提供するという課題が解決されるべきであった。
ところで意外にも、前記課題は、少なくとも50%までが中和された酸基を有するモノマーをベースとして製造されたベースポリマーAを、少なくとも1の表面後架橋剤の第1の水溶液Bおよび少なくとも1の多価カチオンの第2の水溶液Cと混合し、かつ熱により処理し、その際、溶液BおよびCを別々のノズルを介して少なくとも部分的に同時に供給する方法により解決されることが判明した。
たとえば溶液Bの供給は、時点tB1で開始し、かつ時点tB2で終了し、ならびに溶液Cの供給は時点tC1で開始し、かつ時点tC2で終了する場合、部分的には同時にtB1≦tC1の場合に関して、tC1<tB2であり、かつtB1>tC1の場合に関してtB1<tC2であることを意味し、その際、供給の相対的なオーバーラップは一般に少なくとも5%、有利には少なくとも25%、特に有利には少なくとも50%、とりわけ有利には少なくとも95%である。この場合、供給の相対的なオーバーラップは、両方の溶液BおよびCを同時に供給する間の期間と、少なくとも1の溶液を供給した間の期間とからの商を%で記載したものである。
たとえばtB1=0分、tB2=15分、tC1=5分およびtC2=20分の場合、供給の相対的なオーバーラップは(15−5)/(20−0)=50%である。
その際、供給は時間的にずらして行うか、同時に開始し、同時に終了するか、または一方の供給が他方の供給に時間的に埋め込まれているように行うことができる。
溶液BおよびCは、供給のオーバーラップが少なくとも95%である場合には同時に供給される。
本発明による方法は、水溶液BおよびCを同時に、ただし混合しないで、ベースポリマーA上に施与する場合、つまりベースポリマーAの粒子をできる限り近い時間で双方の溶液により別々に処理する場合に最適な結果につながる。
水溶液Bは少なくとも1の後架橋剤以外に一般にさらに補助溶剤を含有していてもよい。補助溶剤自体は後架橋剤ではない、つまり、補助溶剤として使用することができる化合物は最大で1のカルボキシル基への最大で1の結合を形成することができる。適切な補助溶剤はポリオールではないアルコールのC1〜C6−アルコール、たとえばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、s−ブタノール、t−ブタノールまたは2−メチル−1−プロパノール、ケトン、たとえばアセトン、またはカルボン酸エステル、たとえば酢酸エチルエステルである。有利な補助溶剤はC1〜C3−アルコール、特に有利にはn−プロパノールおよびイソプロパノールである。
しばしば水溶液B中の補助溶剤の濃度は、溶液Bに対して、15〜50質量%、有利には15〜40質量%、特に有利には20〜35質量%である。水と限定的に混和可能であるにすぎない補助溶剤の場合、有利には場合により補助溶剤の濃度を下げることにより1の相のみが存在しているように水溶液Bを調整する。
有利には水溶液Bは少なくとも2の相互に異なった後架橋剤を含有する。特に有利には水溶液Bは、ポリオールではない少なくとも1の後架橋剤および少なくとも1のポリオールを含有する。
本発明による方法で使用することができる後架橋剤はたとえばエチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ポリグリセリンジグリシジルエーテル、エピクロロヒドリン、エチレンジアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ビスフェノールA、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット、ソルビトール、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、2−オキサゾリドン、たとえば2−オキサゾリジノンまたはN−ヒドロキシエチル−2−オキサゾリジノン、モルホリン−2,3−ジオン、たとえばN−2−ヒドロキシエチルモルホリン−2,3−ジオン、N−メチルモルホリン−2,3−ジオン、N−エチルモルホリン−2,3−ジオンおよび/またはN−t−ブチルモルホリン−2,3−ジオン、2−オキソテトラヒドロ−1,3−オキサジン、N−アシル−2−オキサゾリドン、たとえばN−アセチル−2−オキサゾリドン、二環式アミドアセタール、たとえば5−メチル−1−アザ−4,6−ジオキサ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−アザ−4,6−ジオキサ−ビシクロ[3.3.0]オクタンおよび/または5−イソプロピル−1−アザ−4,6−ジオキサ−ビシクロ[3.3.0]オクタンおよび/またはビス−2−オキサゾリジノンおよびポリ−2−オキサゾリジノンである。有利には2−オキサゾリドン、たとえば2−オキサゾリジノンまたはN−ヒドロキシエチル−2−オキサゾリジノン、およびジオール、たとえばエチレングリコールおよびプロピレングリコールを使用する。とりわけ有利であるのは2−オキサゾリジノンおよびプロピレングリコールならびにN−ヒドロキシエチル−2−オキサゾリジノンおよびプロピレングリコールの使用である。
水溶液B中の少なくとも1の後架橋剤の濃度は、溶液Bに対して、たとえば1〜30質量%、有利には3〜20質量%、特に有利には5〜15質量%である。ベースポリマーAに対する使用量はたとえば0.01〜1質量%、有利には0.05〜0.5質量%、特に有利には0.1〜0.25質量%である。
本発明による方法において使用することができる多価カチオンはたとえば二価のカチオン、たとえば亜鉛、マグネシウム、カルシウムおよびストロンチウムのカチオン、三価のカチオン、たとえばアルミニウム、鉄、クロム、希土類およびマンガンのカチオン、四価のカチオン、たとえばチタンおよびジルコニウムのカチオンである。対イオンとして塩化物イオン、臭化物イオン、硫酸イオン、硫酸水素イオン、炭酸イオン、炭酸水素イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、リン酸水素イオン、リン酸二水素イオンおよびカルボン酸イオン、たとえば酢酸イオンおよび乳酸イオンが可能である。硫酸アルミニウムが有利である。
水溶液Cは通常、補助溶剤を含有しない。
水溶液C中の少なくとも1の多価カチオンの濃度は、溶液Cに対して、たとえば0.1〜12質量%、有利には0.5〜8質量%、特に有利には1.5〜6質量%である。ベースポリマーAに対する使用量はたとえば0.001〜0.5質量%、有利には0.005〜0.2質量%、特に有利には0.02〜0.1質量%である。
溶液B対溶液Cの比率は一般に10:1〜1:10、有利には5:1〜1:5、特に有利には4:1〜1:1である。
溶液BおよびCの全量はベースポリマーAに対して通常、2.5〜6.5質量%、有利には3〜5質量%である。
有利な実施態様では、ベースポリマーAに解凝集助剤として界面活性剤、たとえばソルビタンモノエステル、たとえばソルビタンモノココエートおよびソルビタンモノラウレートを添加する。解凝集助剤は別に供給するか、または溶液BもしくはCに添加してもよい。有利には解凝集助剤を溶液BもしくはCに、特に有利には溶液Bに添加する。
ベースポリマーAに対する解凝集助剤の使用量はたとえば0〜0.01質量%、有利には0〜0.005質量%、特に有利には0〜0.002質量%である。有利には、膨潤したベースポリマーAおよび/または膨潤した吸水性ポリマーの水性抽出物の表面張力は23℃で少なくとも0.060N/m、有利には少なくとも0.062N/m、特に有利には少なくとも0.065N/mであるように解凝集助剤を供給する。水性抽出物の表面張力は有利には最高で0.072N/mである。
本発明による方法で使用することができる噴霧ノズルは限定されていない。このようなノズルは噴霧すべき液体を加圧下で供給することができる。この場合、噴霧すべき液体の分散は、該液体が一定の最低速度に達した後にノズル穴中で放圧されることによって行うことができる。さらに本発明による目的にとって1流体ノズル、たとえばスリットノズルまたは旋回ノズル(フルコーンノズル)を使用することができる(たとえばドイツ国在Duesen−Schlick社製、またはドイツ国在Spraying Systems Deutschland社製)。
本発明により有利であるのは、60〜180℃、特に有利には90〜120℃の噴霧コーンの開口部角度を有するフルコーンノズルである。噴霧の際に調整される平均滴直径は本発明によれば有利には<1000μm、好ましくは<200μm、特に<100μmならびに有利には>10μm、好ましくは>20μm、特に>50μmである。噴霧ノズルあたりの処理量は有利には0.1〜10m3/h、しばしば0.5〜5m3/hである。滴の(支持体に衝突するまでの)平均飛散距離は大工業的には一般に0.1〜2m、しばしば0.2〜1m、有利には0.3〜0.5mである。
滴が大きすぎる場合、ベースポリマーA上での分散は最適ではなく、かつ一定の効果を達成するために必要とされる溶液BおよびCの使用量が極端に高くなる。これに対して液滴が小さすぎる場合、ミキサー中の凝集傾向が増大する。というのはおそらく、滴全体の捕捉横断面が増大し、ひいては滴がすでに支持体の前で溶液BおよびCと混合するという確立が高くなるからである。
噴霧に引続き、ポリマー粉末は、熱的に乾燥され、その際、架橋反応は、乾燥前ならびに乾燥中に行うことができる。有利には、反応混合機または混合および乾燥機中、たとえばLoedige混合機、BEPEX(登録商標)混合機、NAUTA(登録商標)混合機、SCHUGGI(登録商標)混合機またはPROCESSALL(登録商標)中での架橋剤の溶液の噴霧である。さらに、流動床乾燥機も使用することができる。特に有利には溶液BおよびCを高速ミキサー、たとえばSchuggi−Flexomix(R)またはTurbolizer(R)タイプ中でベースポリマーA上に施与し、かつ反応乾燥器、たとえばNara−Paddle−Dryer(R)タイプまたはディスク型乾燥器中で熱により後処理する。この場合、後架橋および乾燥のために、30〜200℃、特に100〜200℃、特に有利には160〜190℃の温度範囲が有利である。
乾燥は、混合機それ自体中で、ジャケットの加熱または熱風の吹き込みによって行なうことができる。後方接続された乾燥機、たとえば箱形乾燥機、回転管炉または加熱可能なスクリューは、同様に適切である。しかし、たとえば共沸蒸留を乾燥方法として利用することもできる。反応ミキサーまたは乾燥器中のこの温度での有利な滞留時間は120分未満、特に有利には90分未満、最も有利には60分未満である。
本発明による方法で使用することができる親水性の高膨潤性ヒドロゲル(ベースポリマーA)は、特に架橋した(共)重合親水性モノマーからなるポリマー、ポリアスパラギン酸、適切なグラフト主鎖上の1もしくは複数の親水性モノマーのグラフト(コ)ポリマー、架橋したセルロースエーテルもしくは澱粉エーテルまたは水性液体中で膨潤性の天然製品、たとえばグアール誘導体である。有利には、架橋すべきポリマーは、アクリル酸またはそのエステルから誘導されるか、またはアクリル酸もしくはアクリル酸エステルを水溶性ポリマーマトリックス上にグラフト共重合させることによって得られた構造単位を含有するポリマーである。これらのヒドロゲルは当業者に公知であり、かつたとえばUS−4286082、DE−C−2706135、US−A−4340706、DE−C−3713601、DE−C−2840010、DE−A−4344548、DE−A−4020780、DE−A−4015085、DE−A−3917846、DE−A−3807289、DE−A−3533337、DE−A−3503458、DE−A−4244548、DE−A−4219607、DE−A−4021847、DE−A−3831261、DE−A−3511086、DE−A−3118172、DE−A−3028043、DE−A−4418881、EP−A−0801483、EP−A−0455985、EP−A−0467073、EP−A−0312952、EP−A−0205874、EP−A−0499774、DE−A−2612846、DE−A−4020780、EP−A−0205674、US−A−5145906、EP−A−0530438、EP−A−0670073、US−A−4057521、US−A−4062817、US−A−4525527、US−A−4295987、US−A−5011892、US−A−4076663またはUS−A−4931497に記載されている。
前記の膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの製造に適した親水性モノマーは、たとえば重合能を有する酸、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、ビニルスルホン酸、ビニルホスホン酸、無水マレイン酸を含むマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンホスホン酸ならびにそのアミド、ヒドロキシアルキルエステルおよびアミノ基含有エステルまたはアンモニウム基含有エステルおよびアミドならびに酸基を含有するモノマーのアルカリ金属塩および/またはアンモニウム塩である。さらに、水溶性N−ビニルアミド、たとえばN−ビニルホルムアミドが適切であるかまたはジアリルジメチルアンモニウムクロリドも適切である。好ましい親水性モノマーは、一般式Iの化合物
Figure 0004395531
[式中、
1は、水素、C1〜C4−アルキル、たとえばメチルまたはエチル、またはカルボキシルを表わし、
2は、−COOR4、ヒドロキシスルホニルまたはホスホニル、C1〜C4−アルカノールでエステル化されたホスホニル基または式IIの基を表わし、
Figure 0004395531
3は、水素、C1〜C4−アルキル、たとえばメチルまたはエチルを表わし、
4は、水素、C1〜C4−アミノアルキル、C1〜C4−ヒドロキシアルキル、アルカリ金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、かつ
5は、スルホニル基、ホスホニル基またはカルボキシル基、またはそのつどこれらのアルカリ金属塩またはアンモニウム塩を表わす]である。
1〜C4−アルカノールの例は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノールまたはn−ブタノールである。
有利な親水性モノマーは酸基を有するモノマー、有利には部分的に中和されている、つまり酸基の50〜100%、有利には60〜90%、特に有利には70〜80%が中和されているモノマーである。
特に有利な親水性モノマーは、アクリル酸およびメタクリル酸、ならびにこれらのアルカリ金属塩またはアンモニウム塩、たとえばナトリウムアクリレート、カリウムアクリレートまたはアンモニウムアクリレートである。
グラフト重合によってオレフィン系不飽和酸またはそのアルカリ金属塩またはアンモニウム塩を得ることができる親水性ヒドロゲルに適したグラフト主鎖は、天然に由来していてもよいし、合成に由来していてもよい。例は、澱粉、セルロースまたはセルロース誘導体ならびにその他の多糖類およびオリゴ糖類、ポリアルキレンオキシド、殊にポリエチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシドならびに親水性ポリエステルである。
適切なポリアルキレンオキシドは、たとえば式III
Figure 0004395531
[式中、
6、R7は、互いに無関係に水素、C1〜C12−アルキル、たとえばメチル、エチル、n−プロピルまたはイソピル、C2〜C12−アルケニル、たとえばエテニル、n−プロペニルまたはイソプロペニル、C7〜C20−アラルキル、たとえばフェニルメチル、1−フェニルエチルまたは2−フェニルエチルまたはアリール、たとえば2−メチルフェニル、4−メチルフェニルまたは4−エチルフェニルを表わし、
8は、水素またはメチルを表わし、かつ
nは、1〜10000の整数を表わす。
6およびR7は、有利に水素、C1〜C4−アルキル、C2〜C6−アルケニルまたはフェニルを表わす]を有する。
有利なヒドロゲルは、特にポリアクリレート、ポリメタクリレートならびにUS−4,931,497、US−5,011,892およびUS−5,041,496中に記載されたグラフトポリマーである。
膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは、有利に架橋されている、つまり、この膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは、ポリマー網状組織中に重合導入されている、少なくとも2個の二重結合を有する化合物を含有する。適切な架橋剤は、特にN,N′−メチレンビスアクリルアミドおよびN,N′−メチレンビスメタクリルアミド、不飽和モノカルボン酸またはポリカルボン酸とポリオールとのエステル、たとえばジアクリレートまたはトリアクリレート、たとえばブタンジオールジアクリレートまたはエチレングリコールジアクリレート、またはブタンジオールジメタクリレートまたはエチレングリコールジメタクリレートならびにトリメチロールプロパントリアクリレートおよびアリル化合物、たとえばアリル(メタ)アクリレート、トリアリルシアヌレート、マレイン酸ジアリルエステル、ポリアリルエステル、テトラアリルオキシエタン、トリアリルアミン、テトラアリルエチレンジアミン、燐酸のアリルエステルならびにたとえば、EP−A−0343427中に記載されているようなビニルホスホン酸誘導体である。さらに、ポリアリルエーテルを架橋剤として使用しながら、かつアクリル酸を酸単独重合させることによって得られるヒドロゲルも本発明による方法において使用可能である。適切な架橋剤は、ペンタエリトリトールトリアリルエーテルおよびペンタエリトリトールテトラアリルエーテル、ポリエチレングリコールジアリルエーテル、エチレングリコールジアリルエーテル、グリセロールジアリルエーテルおよびグリセロールトリアリルエーテル、ソルビトールをベースとするポリアリルエーテルならびにそのエトキシル化変種である。
本発明による方法において使用可能なベースポリマーにとって好ましい製造方法は、"Modern Superabsorbent Polymer Technology", F.L. BuchholzおよびA.T. Graham, Wiley−VCH, 1998、第77〜84頁中に記載されている。特に好ましいのは、たとえばWO−A−01/38402中に記載されているような混練機中で製造されるかまたはたとえばEP−A−0955086中に記載されているようなバンド反応器上で製造されるベースポリマーである。
吸水性ポリマーは、有利にポリマーのアクリル酸またはポリアクリレートである。この吸水性ポリマーの製造は、文献から公知の方法により行うことができる。有利であるのは、架橋コモノマーを0.001〜10モル%、好ましくは0.01〜1モル%の量で含有するポリマーであるが、しかし、特に有利であるのは、ラジカル重合によって得られ、かつ付加的にさらに少なくとも1の遊離ヒドロキシル基を有していてよい多官能性のエチレン系不飽和ラジカル架橋剤が使用されたポリマーである(たとえば、ペンタエリトリトールトリアリルエーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、グリセリンジアクリレート)。
膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは、自体公知の重合法によって製造することができる。好ましいのは、いわゆるゲル重合法による水溶液中での重合である。この場合、たとえば1もしくは複数の親水性モノマーおよび場合により適切なグラフト主鎖の15〜50質量%の水溶液を、ラジカル開始剤の存在下で、有利には機械的に混合することなくトロムスドルフ−ノリッシュ効果(Trommsdorff-Norrish-Effekt)(Makromol. Chem. 1, 169 (1947))を利用しながら重合する。重合反応は、0〜150℃、特に10〜100℃の温度範囲内で常圧下ならびに高められた圧力下または減圧下で実施することができる。通常のように重合は、保護ガス雰囲気中で、有利には窒素および/または水蒸気下で実施することができる。重合を開始するために、エネルギーに富んだ電磁線または通常の化学的な重合開始剤、たとえば有機過酸化物、たとえば過酸化ベンゾイル、t−ブチルヒドロペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、アゾ化合物、たとえばアゾジイソブチロニトリルならびに無機ペルオキソ化合物、たとえば(NH4228またはK228またはH22を採用することができる。前記の化学的重合開始剤は、場合によっては還元剤、たとえば亜硫酸水素ナトリウムおよび硫酸鉄(II)、または還元性成分として脂肪族および芳香族のスルフィン酸、たとえばベンゼンスルフィン酸およびトルエンスルフィン酸またはこれらの酸の誘導体を含有する酸化還元系、たとえばDE−A−1301566中に記載されているようなスルフィン酸、アルデヒドおよびアミノ化合物からなるマンニヒ付加物と組み合わせて使用することができる。ポリマーゲルを50〜130℃、特に70〜100℃の温度範囲内で数時間さらに加熱することによって、ポリマーの品質特性をさらに改善することができる。
得られたゲルは、たとえば使用されたモノマーに対して0〜100モル%、有利に5〜90モル%、特に25〜80モル%、特に有利に30〜55モル%および70〜75モル%まで中和され、この場合、通常の中和剤、有利にアルカリ金属水酸化物またはアルカリ金属酸化物、しかし特に有利に水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムおよび炭酸水素ナトリウムを使用することができる。中和されたベースポリマーのpH値は通常、5〜7.5、有利には5.6〜6.2である。
通常、中和は、水溶液または有利に固体としての中和剤を混合導入することによって達成される。中和は有利には重合前にモノマー溶液として実施する。あるいはまたポリマーゲルを中和するか、または後中和してもよい。このために、ゲルを、一般には機械的に、たとえば粉砕機を用いて微粉砕し、かつ中和剤を噴霧するか、散布するか、または注入し、かつ次いで慎重に混合する。そのために、得られたゲル材料は、なお数回均質化のために粉砕することができる。
中和されたゲル材料を、バンド乾燥機またはロール型乾燥機を用いて残留湿分含量が有利に10質量%未満、特に5質量%未満になるまで乾燥する。この後で、乾燥されたヒドロゲルを微粉砕し、篩別し、その際、微粉砕のために通常、ロールミル、ピンミルまたはスイングミルが使用されてよい。一般に粒子は100〜1000μmの粒径を有する。有利には粒子の少なくとも80質量%、特に少なくとも90質量%、特に有利には少なくとも95質量%は150〜600μm、有利には150〜500μmの粒径を有する。
ベースポリマーAのCRC値[g/g]は詳細な説明中に記載されている方法により測定することができ、かつ有利には少なくとも27、特に少なくとも29、特に有利には少なくとも31であり、かつ最大で39、有利には最大で35である。
ベースポリマーAのAUL−0.3psi−値[g/g]は詳細な説明中に記載されている方法により測定することができ、かつ有利には少なくとも14、特に少なくとも17、特に有利には少なくとも21であり、かつ最大で27、有利には最大で23である。
本発明により後架橋した吸水性ポリマーは通常、100〜1000μmの粒径を有する。有利には粒子の少なくとも80質量%、特に少なくとも90質量%、特に有利には少なくとも95質量%は150〜600μm、有利には150〜500μmの粒径を有する。
本発明により後架橋した吸水性ポリマーのCRC値[g/g]は詳細な説明中に記載されている方法により測定することができ、かつ有利には少なくとも20、特に少なくとも24、特に有利には少なくとも25であり、とりわけ少なくとも26、とりわけ有利には少なくとも30である。
本発明により後架橋した吸水性ポリマーのAUL−0.7psi−値[g/g]は詳細な説明中に記載されている方法により測定することができ、かつ有利には少なくとも15、特に少なくとも21、特に有利には少なくとも22であり、とりわけ少なくとも23、とりわけ有利には少なくとも25である。
本発明により後架橋した吸水性ポリマーのSFC値[cm3s/g]は詳細な説明中に記載されている方法により測定することができ、かつ有利には少なくとも80、特に少なくとも100、特に有利には少なくとも120であり、とりわけ少なくとも130、とりわけ有利には少なくとも135である。
本発明のもう1つの対象は本発明による方法により得られる吸水性ポリマーである。
本発明の対象はまた、少なくとも20、特に少なくとも24、特に有利には少なくとも25、とりわけ少なくとも26、とりわけ有利には少なくとも30のCRC値を有し、少なくとも15、特に少なくとも21、特に有利には少なくとも22、とりわけ少なくとも23、とりわけ有利には少なくとも25のAUL−0.7psi値を有し、少なくとも80、特に少なくとも100、特に有利には少なくとも120、とりわけ少なくとも130、とりわけ有利には少なくとも135のSFC値を有し、かつ150〜600μm、有利には150〜500μmの粒径を有する粒子を少なくとも80質量%、有利には少なくとも90質量%、特に有利には少なくとも95質量%の割合で有する吸水性ポリマーでもある。
後架橋の性能を測定するために、乾燥されたヒドロゲルを、以下に記載されている試験方法で試験する。
方法:
測定は、別に記載がない限り、23±2℃の環境温度および50±10%の相対空気湿度で実施される。膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは、測定前に良好に混合される。
遠心分離保持能力(CRC Centrifuge Retention Capacity)
この方法では、ティーバッグ中でのヒドロゲルの自由な膨潤可能性が測定される。CRCの測定のために、乾燥したヒドロゲル0.2000±0.0050g(粒子画分106〜850μm)を、60×85mmの大きさのティーバッグ中に秤量し、引続きこのティーバッグを溶着する。ティーバッグを、30分間0.9質量%の食塩溶液の過剰量中に投入する(食塩溶液少なくとも0.83 l/ポリマー粉末1g)。引続き、このティーバッグを3分間、250Gで遠心分離する。ヒドロゲルによって堅固に保持された液体量の測定は、遠心分離されたティーバッグの質量を正確に量ることによって行なわれる。
また、遠心分離保持能力は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)によって推奨された試験方法No.441.2−02"遠心分離保持能力(Centrifuge retention capacity)"によっても測定することができる。
圧力0.7psi(4830Pa)下での吸収量(AUL Absorbency Under Load)
AUL0.7psiを測定するための測定セルは、60mmの内径および50mmの高さを有するプレキシガラス円筒体であり、この円筒体は、下面に36μmのメッシュ幅を有する接着された特殊鋼製篩板を有する。この測定セルにはさらに、59mmの直径を有するプラスチック板およびプラスチック板と一緒に測定セル中に設置させることができるおもりが属している。プラスチック板の質量およびおもりは、合わせて1344gである。AUL0.7psiの測定を実施するために、空のプレキシガラス円筒体およびプラスチック板の質量を測定し、W0として記録する。次いで、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー0.900±0.005g(粒径分布150〜800μm)をプレキシガラス円筒体中に秤量し、できるだけ均一に特殊鋼製篩板上に分散させる。引続き、プラスチック板を、注意深くプレキシガラス円筒体中に設置し、全てのユニットを計量する;この質量をWaとして記録する。次いで、おもりをプレキシガラス円筒体中のプラスチック板上に設置する。200mmの直径および30mmの高さを有するペトリ皿の中央部に120mmの直径および10mmの高さおよび多孔度0を有するセラミック濾板が置かれ、液体表面が濾板表面で終わるような程度に0.9質量%の塩化ナトリウム溶液は注入され、この場合濾板の表面は、湿潤されることはない。引続き、90mmの直径および20μm未満の孔径を有する円形の濾紙(S&S 589 Schleicher & Schuell社の黒色テープ)をセラミック板上に設置する。膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーを含有するプレキシガラス円筒体を、プラスチック板およびおもりと一緒に濾紙上に設置し、そこで60分間放置する。この時間の後、ペトリ皿からの完全なユニットを濾紙から取り除き、かつ引続きおもりをプレキシガラス円筒体から除去する。膨潤されたヒドロゲルを含有するプレキシガラス円筒体は、プラスチック板と一緒に質量を正確に量り、この質量をWbとして記録する。
圧力下での吸収量(AUL)は、次のように計算される:
AUL0.7psi[g/g]=[Wb−Wa]/[Wa−W0
また、圧力下での吸収量は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)によって推奨された試験方法No.442.2−02"圧力下での吸収量(Abdorption under pressure)"によっても測定することができる。
圧力0.3psi(2070Pa)下での吸収量(AUL:Absorbency Under Load)
測定をAUL0.3psiと同様に実施する。プラスチック板およびおもりの質量は合わせて576gである。
液体通過性(SFC食塩水の流れの誘導)
0.3psi(2070Pa)の圧力負荷下での膨潤されたゲル層の液体通過性は、EP−A−0640330中の記載と同様に、高吸収性のポリマーからなる膨潤したゲル層のゲル層透過性として測定され、この場合上記の特許出願明細書第19頁および図8に記載の装置は、ガラスフリット(40)がもはや使用されず、プランジャー(39)が円筒体(37)と同様のプラスチック材料からなり、今や全載置面にわたって均一に分布するように21個の同じ大きさの孔を含むように十分に変更した。測定の方法および評価は、EP−A−0640330号明細書に対して不変のままである。流量は自動的に把握される。
液体通過性(SFC)は、次のように計算される:
SFC[cm3s/g]=(Fg(t=0)×L0)/(d×A×WP)
上記式中、Fg(t=0)は、g/秒でのNaCl溶液の流量であり、これは、流量測定のデータF(t)の線形の回帰分析に基づいてt=0に対する外挿法によって得られ、L0は、cmでのゲル層の厚さであり、dは、g/cm3でのNaCl溶液の比重であり、Aは、cm2でのゲル層の面積であり、かつWPは、dyn/cm2でのゲル層上の静水圧力である。
流速(FLR Flow Rate)
この方法では、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーが漏斗を貫流する速度を測定する。FLRを測定するために、100±0.01gの乾燥したヒドロゲルを、閉鎖可能な金属漏斗中に秤量する。膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの質量をW1として記録する。漏斗は、DIN53492に相当する。漏斗の流出管は、145.0±0.5mmの高さおよび10.00±0.01mmの内径を有する。水平方向に対する漏斗壁の傾斜角度は、20゜である。金属漏斗は接地されている。引続き漏斗を開き、かつこの漏斗が空になるまでの時間を測定する。時間をtとして記録する。
測定を2回実施する。2つの測定値のずれは、最大5%であってよい。
流速(FLR)は、次のように計算される:
FLR[g/s]=W1/t
流速はまた、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)によって推奨された試験方法No.450.2−02"流速(Flowrate)"によって測定することもできる。
放出密度(Ausschuettgewicht:ASG、ピクノメーター法)
この方法の場合、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの密度は、放出後に測定される。測定は、DIN53466に相応する円筒状のピクノメーターで実施する。このピクノメーターは、100.0±0.5mlの体積、45.0±0.1mmの内径および63.1±0.1mmの高さを有する。ピクノメーターは、空の状態で計量される。この質量をW1として記録する。ASGを測定するために、乾燥したヒドロゲル約100gを、閉鎖可能な金属漏斗中に秤量する。漏斗は、DIN53492に相当する。漏斗の流出管は、145.0±0.5mmの高さおよび10.00±0.01mmの内径を有する。水平方向に対する漏斗壁の傾斜角度は、20゜である。金属漏斗およびピクノメーターは接地されている。引続き、漏斗は、ピクノメーター中で空にされ、その際、過剰の膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは、溢流する。あふれた膨潤性ヒドロゲル形成性ポリマーをスパチュラにより拭い取る。充填されたピクノメーターを計量し、質量をW2として記録する。
測定は、2回実施される。2つの測定値のずれは、最大5%であってよい。
放出密度(ASG)は、次のように計算される:
ASG[g/cm3]=[W2−W1]/V
また、放出密度は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)によって推奨された試験方法No.460.2−02"密度(Density)"によって測定することもできる。
水性抽出物の表面張力
ヒドロゲル形成ポリマー0.50gを小さいガラスビーカーに秤量し、かつ0.9質量%の食塩溶液40mlを添加する。ガラスビーカー中の内容物を電磁攪拌棒を用いて500回転/分で3分間攪拌し、次いで2分間放置する。最後に上澄みの水相の表面張力をデジタル式張力計K10−STまたは白金プレートを有する比較可能な装置で測定する(Kruss社)。
粒径分布
粒径分布は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)によって推奨された試験方法No.420.2−02"粒径分布−ふるい分級"によって測定することができる。単に付加的に500μmのふるいが必要であるにすぎない。
代替的に、あらかじめふるい標準に対して較正された写真による方法を使用することができる。
抽出可能なもの 16h
ヒドロゲル形成ポリマーの抽出可能な成分の含有率はEDANA(European Disposables and Nonwovens Association)によって推奨された試験方法No.470.2−02"電位差滴定による抽出可能なポリマーの含有率の測定"により測定することができる。
pH値
ヒドロゲル形成ポリマーのpH値はEDANA(European Disposables and Nonwovens Association)によって推奨された試験方法No.400.2−02"pHの測定"により測定することができる。
自由膨潤速度(FSR)
膨潤速度を測定するために、乾燥したヒドロゲル形成ポリマー1.00g(=W)を25mlのガラスビーカー中に秤量し、かつその底の上に均一に分散させる。次いで0.9質量%の食塩溶液20mlを分散装置により第2のガラスビーカーへ供給し、かつこのビーカー中の内容物を第1のビーカーに素早く添加し、かつストップウォッチを開始する。液体表面上での反射の消失により認識される、塩溶液の最後の滴の吸収後に、ストップウォッチを停止する。第2のガラスビーカーから流し出され、かつ第1のガラスビーカー中のポリマーにより吸収された液体の正確な量を第2のガラスビーカーの逆秤量により正確に測定する(=W2)。ストップウォッチで測定された、吸収のために必要とされる期間をtとして記載する。
ここから膨潤速度(FSR)が以下のとおりに算出される:
FSR[g/gs]=W2/(W1×t)
しかしヒドロゲル形成ポリマーの水分が3質量%を超える場合、質量W1をこの水分に関して補正すべきである。
実施例
例1:
ベースポリマーをWO−A−01/38402に記載されている連続的な混練法により製造した。このためにアクリル酸を水酸化ナトリウム溶液で連続的に中和し、かつ水で希釈して、アクリル酸の中和度は73モル%となり、かつこの溶液の固体含有率(=アクリル酸ナトリウムおよびアクリル酸)は約37.3質量%となった。架橋剤としてポリエチレングリコール−400−ジアクリレートを、アクリル酸モノマーに対して1.00質量%の量で使用し、かつ架橋剤をモノマー流に連続的に添加混合した。開始は同様に開始剤である過硫酸ナトリウム、過酸化水素およびアスコルビン酸の水溶液を連続的に添加混合することにより行った。
ポリマーをバンド乾燥器上で乾燥させ、粉砕し、かつ次いで150〜500μmの粒径に分級した。
こうして製造したベースポリマーは以下の特性を有していた:
CRC=32.8g/g
AUL0.3psi=21.3g/g
FLR=10.6g/s
ASG=0.67g/cm3
抽出可能なもの(16h)=9.2質量%
pH=6.1
粒径分布
>600μm<0.1質量%
>500μm=2質量%
>150μm=96.7質量%
>45μm=1.1質量%
<45μm<0.1質量%。
パイロット装置中でこのベースポリマーを両方の表面後架橋溶液で噴霧し、かつ引き続き温度処理した。噴霧は、ベースポリマーを重量供給し、かつ2流体ノズルを介して連続的に流量制御しながら液体供給することによって混合機Schuggi(R)−Flexomixタイプ100D中で行った。その際、2つの別々のノズルをFlexomix中に設置し、かつ両方の溶液のそれぞれを別々にそのノズルに供給した。
後架橋溶液Bは、2−オキサゾリジノン5.0質量%、イソプロパノール23.6質量%、1,2−プロパンジオール5.0質量%および水66.4質量%を含有しており、かつポリマーに対して2.42質量%の供給量で別の2流体ノズルにより噴霧した。
後架橋溶液Cは水中の硫酸アルミニウムを23.0質量%含有しており、かつポリマーに対して1.08質量%の供給量で2流体ノズルを介して噴霧した。
湿ったポリマーを直接Schuggiミキサーから落下させて反応乾燥器NARA NPD1.6W(GMF Gouda B.V.、NI)へ移した。ベースポリマーAの処理量は60kg/h(乾燥)であり、かつ蒸気により加熱される乾燥器の生成物温度は乾燥器出口で約178℃であった。乾燥器には冷却器が後方接続されており、該冷却器は生成物を迅速に約50℃に冷却した。乾燥器中での正確な滞留時間は、乾燥器によるポリマーの処理量ならびにせき板の高さ(ここでは70%)によって正確に規定することができる。
得られた最終生成物は以下の特性を有していた:
CRC=25.6g/g
AUL0.7psi=22.8g/g
SFC=137×10-7cm3s/g
FSR=0.29g/gs
粒径分布
>600μm=0.6質量%
>500μm=3.0質量%
>400μm=31.3質量%
>300μm=33.4質量%
>150μm=30.3質量%
>106μm=1.3質量%
<106μm<0.1質量%。
例2:
ベースポリマーをWO01/38402に記載されている連続的な混練法によりList ORP 250 半工業用反応器(Tecknikumsreaktor)中で製造した。このためにアクリル酸を水酸化ナトリウム溶液で連続的に中和し、かつ水で希釈して、アクリル酸の中和度は72モル%となり、かつこの溶液の固体含有率(=アクリル酸ナトリウムおよびアクリル酸)は約38.8質量%となった。架橋剤としてトリメチレンプロパン−18−EO −トリアクリレートを、アクリル酸モノマーに対して1.10質量%の量で使用し、かつ架橋剤をモノマー流に連続的に添加混合した。開始は同様に開始剤である過硫酸ナトリウム、過酸化水素およびアスコルビン酸の水溶液を連続的に添加混合することにより行った。開始剤量は、アクリル酸に対して、過硫酸ナトリウム0.145質量%、過酸化水素0.0009質量%およびアスコルビン酸0.003質量%であった。
ポリマーをバンド乾燥器上で乾燥させ、粉砕し、かつ次いで150〜500μmの粒径に分級した。
こうして製造したベースポリマーは以下の特性を有していた:
CRC=33.5g/g
AUL0.3psi=15.4g/g
抽出可能なもの(16h)=10.0質量%
pH=6.0
粒径分布
>600μm=0.1質量%
>500μm=4.7質量%
>150μm=92.1質量%
>45μm=2.9質量%
<45μm=0.2質量%。
パイロット装置中でこのベースポリマーを両方の表面後架橋溶液で噴霧し、かつ引き続き温度処理した。噴霧は、ベースポリマーを重量供給し、かつ2流体ノズルを介して連続的に流量制御しながら液体供給することによって混合機Schuggi(R)−Flexomixタイプ100D中で行った。その際、2つの別々のノズルをFlexomix中に設置し、かつ両方の溶液のそれぞれを別々にそのノズルに供給した。
後架橋溶液Bは、2−オキサゾリジノン2.5質量%、イソプロパノール28.15質量%、1,2−プロパンジオール2.5質量%、ソルビタンモノココエート0.7質量%および水66.15質量%を含有しており、かつポリマーに対して3.5質量%の供給量で別の2流体ノズルにより噴霧した。
後架橋溶液Cは水中の硫酸アルミニウムを26.8質量%含有しており、かつポリマーに対して1.6質量%の供給量で2流体ノズルを介して噴霧した。
湿ったポリマーを直接Schuggiミキサーから落下させて反応乾燥器NARA NPD1.6W(Gouda社、オランダ)へ移した。ベースポリマーの処理量は60kg/h(乾燥)であり、かつ蒸気により加熱される乾燥器の生成物温度は約179℃であった。乾燥器には冷却器が後方接続されており、該冷却器は生成物を迅速に約50℃に冷却した。乾燥器中での正確な滞留時間は、乾燥器によるポリマーの処理量ならびにせき板の高さ(ここでは70%)によって正確に規定することができる。
得られた最終生成物は以下の特性を有していた:
CRC=26.1g/g
AUL0.7psi=23.2g/g
SFC=120×10-7cm3s/g
FLR=11.2g/s
ASG=0.70g/cm3
粒径分布
>600μm=0.1質量%
>500μm=2.0質量%
>300μm=65.3質量%
>150μm=28.4質量%
<150μm=4.2質量%
例3(比較例):
例1からの試験を繰り返したが、ただし両方の溶液を表面後架橋のためにノズルで噴霧する前に一緒に混合した。パイロット装置中で表面後架橋の開始後の短時間にSchuggiミキサーは完全に閉塞し、かつ試験を中断しなくてはならなかった。
例4(比較例):
例2からの試験を繰り返したが、ただし両方の溶液を表面後架橋のためにノズルで噴霧する前に別のタンク中で一緒に混合した。パイロット装置中で表面後架橋の開始後の短時間にSchuggiミキサーは直ちに閉塞し、かつ試験を中断しなくてはならなかった。

Claims (26)

  1. 吸水性ポリマーの製造方法であって、ベースポリマーAを、少なくとも1の表面後架橋剤の第1の水溶液Bおよび少なくとも1の多価カチオンの第2の水溶液Cと混合し、かつ熱により処理する方法において、ベースポリマーAは少なくとも50%まで中和された酸基を有するモノマーをベースとして得られ、該ベースポリマーAは、乾燥された後、粉砕、篩別され、少なくとも80質量%までが150〜600μmの粒径で製造され、かつ溶液BおよびCを別々のノズルを介して少なくとも部分的に同時に供給し、その際、そのつどベースポリマーAに対して、ベースポリマーA上での少なくとも1の表面後架橋剤の濃度が0.01質量%〜0.5質量%であり、かつベースポリマーA上での少なくとも1の多価カチオンの濃度が0.001質量%〜0.5質量%であり、得られる吸水性ポリマーの少なくとも80質量%までが150〜600μmの粒径であることを特徴とする、吸水性ポリマーの製造方法。
  2. 溶液BおよびCを別々のノズルを介して同時に供給することを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 溶液Bが補助溶剤を含有することを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
  4. 表面後架橋剤の溶液Bがオキサゾリドンを含有することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 溶液Bが少なくとも2の、相互に異なった表面後架橋剤を含有することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 溶液Bがポリオールではない少なくとも1の表面後架橋剤および少なくとも1のポリオールを含有することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. ベースポリマーAに解凝集助剤を添加することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 解凝集助剤がソルビタンモノココエートおよび/またはソルビタンモノラウレートであることを特徴とする、請求項7記載の方法。
  9. 解凝集助剤を両方の水溶液BまたはCの一方に添加することを特徴とする、請求項7または8記載の方法。
  10. 膨潤した吸水性ポリマーの水性抽出物の表面張力が解凝集助剤の添加後に少なくとも0.065N/mであるように解凝集助剤を供給することを特徴とする、請求項7から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 溶液B中の少なくとも1の表面後架橋剤の濃度が溶液Bに対して最高で30質量%であることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. ベースポリマーA上での少なくとも1の表面後架橋剤の濃度がベースポリマーAに対して0.05質量%〜0.25質量%であることを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 溶液C中の少なくとも1の多価カチオンの濃度が溶液Cに対して最高で12質量%であることを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. ベースポリマーA上での少なくとも1の多価カチオンの濃度がベースポリマーAに対して0.00質量%〜0.質量%であることを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. ベースポリマーA上での少なくとも1の多価カチオンの濃度がベースポリマーAに対して0.02質量%〜0.1質量%であることを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。
  16. 溶液B対溶液Cの比率が10:1〜1:10であることを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. 溶液BおよびCの全量がベースポリマーAに対して2.5〜6.5質量%であることを特徴とする、請求項1から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. ベースポリマーAが部分的に中和された、架橋したポリアクリル酸であることを特徴とする、請求項1から17までのいずれか1項記載の方法。
  19. ベースポリマーAが5.6〜6.2のpH値を有することを特徴とする、請求項1から18までのいずれか1項記載の方法。
  20. 溶液BおよびCをベースポリマーA上に噴霧し、かつ噴霧した滴の平均滴直径が50〜100μmであることを特徴とする、請求項1から19までのいずれか1項記載の方法。
  21. 請求項1から20までのいずれか1項記載の方法により得られる吸水性ポリマーにおいて、ポリマーは少なくとも80×10-7cm3s/gの液体通過性を有し、かつ、少なくとも25g/gの遠心分離保持能力を有する吸水性ポリマー。
  22. ポリマーは少なくとも80質量%までが150〜500μmの粒径を有する、請求項21記載のポリマー。
  23. ポリマーは少なくとも95質量%までが有利な粒径を有する、請求項21または22記載のポリマー。
  24. ポリマーは少なくとも100×10-7cm3s/gの液体通過性を有する、請求項21から23までのいずれか1項記載のポリマー。
  25. ポリマーは少なくとも120×10-7cm3s/gの液体通過性を有する、請求項21から24までのいずれか1項記載のポリマー。
  26. ポリマーは少なくとも2g/gの遠心分離保持能力および4830Paで少なくとも21g/gの圧力下での吸収量を有する、請求項21から25までのいずれか1項記載のポリマー。
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