JP4389184B2 - 光情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は光情報記録再生装置に関し、例えば光ビームを用いて記録媒体に情報を記録し、また光ビームを用いて当該記録媒体から当該情報を再生する光情報記録再生装置に適用して好適なものである。
従来、光情報記録再生装置としては、円盤状の光ディスクを情報記録媒体として用いる光ディスク装置が広く普及しており、情報記録媒体としては、一般にCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)及びBlu−ray Disc(登録商標、以下BDと呼ぶ)等が用いられている。
かかる光ディスク装置では、音楽コンテンツや映像コンテンツ等の各種コンテンツ、或いはコンピュータ用の各種データ等のような種々の情報を光ディスクに記録するようになされている。特に近年では、映像の高精細化や音楽の高音質化等により情報量が増大し、また1枚の光ディスクに記録するコンテンツ数の増加が要求されているため、当該光ディスクのさらなる大容量化が求められている。
そこで、光ディスクを大容量化する手法の一つとして、2系統の光ビームを干渉させて記録媒体内に微小なホログラムを形成することにより、情報を記録するようになされたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−78834公報(第1図)
しかしながら、かかる構成の光ディスク装置は、光ディスクの化学的な性質等により、ホログラムの形成に所定の時間を要し、また面ブレ等の観点から光ディスクの回転速度に上限があるため、情報の記録速度や再生速度を高めることができない、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、光を用いた情報の記録速度又は再生速度を高め得る光情報記録再生装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の光情報記録再生装置においては、光ビームが集光された箇所に記録マークが形成されることにより情報が記録され、当該記録マークにおける光の反射率を基に当該情報が読み出される光情報記録媒体に記録すべき記録情報を取得する取得部と、光情報記録媒体に設けられた第1の位置基準層に対して所定の一面位置制御光を照射し、一面位置制御光の反射光に基づき所定の一面対物レンズを位置制御すると共に、光情報記録媒体の一面から当該一面対物レンズを介して記録情報の一部分に基づいた一面記録光を照射し所定の目標位置に集光することにより記録マークを形成し、さらに情報の再生時には一面記録光に代えて所定の一面読出光を照射することにより記録マークを読み出す一面光照射部を少なくとも1以上有し、各一面光照射部により記録マークを同時に形成させる一面記録部と、情報の再生時に一面記録部から一面読出光の一部を分光する一面分光部と、情報の再生時に、第1の位置基準層に対して所定の読出用一面位置制御光を照射し、当該読出用一面位置制御光の反射光に基づき所定の読出用一面対物レンズを位置制御すると共に、光情報記録媒体の一面側から読出用一面対物レンズを介して分光された一面読出光を所定の目標位置に集光することにより記録マークを読み出す読出用一面光照射部を少なくとも1以上有し、各読出用一面光照射部により記録マークを同時に読み出す一面読出部と、光情報記録媒体に第1位置基準層と別に設けられた第2位置基準層に対して所定の他面位置制御光を照射し、他面位置制御光の反射光に基づき所定の他面対物レンズを位置制御すると共に、光情報記録媒体の他面から他面対物レンズを介して記録情報の残り部分に基づいた他面記録光を照射し所定の目標位置に集光することにより記録マークを形成し、さらに情報の再生時には他面記録光に代えて所定の他面読出光を照射することにより記録マークを読み出す他面光照射部を少なくとも1以上有し、各他面光照射部により記録マークを一面光照射部と同時に形成させる他面記録部と、情報の再生時に他面記録部から他面読出光の一部を分光する他面分光部と、情報の再生時に、第2の位置基準層に対して所定の読出用他面位置制御光を照射し、当該読出用他面位置制御光の反射光に基づき所定の読出用他面対物レンズを位置制御すると共に、光情報記録媒体の他面側から再生用他面対物レンズを介して分光された他面読出光を所定の目標位置に集光することにより記録マークを読み出す読出用他面光照射部を少なくとも1以上有し、各読出用他面光照射部により記録マークを同時に読み出す他面読出部と、情報の再生時に、一面記録部、一面読出部、他面記録部及び他面読出部によるそれぞれの読出結果を基に、再生情報を生成する再生情報生成部とを設けるようにした。
これにより、光強度が大きい各記録光の照射時には少なくとも光情報記録媒体の一面及び他面から同時に記録マークを形成させ得ると共に、光強度が小さい各読出光の照射時には一面読出部及び他面読出部を利用してさらに多くの記録マークを同時に読み出して情報を再生することができる。
本発明によれば、光強度が大きい各記録光の照射時には少なくとも光情報記録媒体の一面及び他面から同時に記録マークを形成させ得ると共に、光強度が小さい各読出光の照射時には一面読出部及び他面読出部を利用してさらに多くの記録マークを同時に読み出して情報を再生することができ、かくして光を用いた情報の記録速度を高め得る光情報記録再生装置を実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
まず、第1の実施の形態において光情報記録媒体として用いられる光ディスク100の構成及び当該光ディスク100を用いた情報の記録及び再生について説明する。
(1−1)光ディスクの構成
図1(A)に側面図を示すように、光ディスク100は、平板状に形成され情報を記録するための記録層101が平板状の基板102及び103により両面から挟まれたような構成を有している。さらに光ディスク100は、基板102と記録層101との境界面及び103と記録層101との境界面に、それぞれ位置基準層としての反射透過膜104及び105を有している。
記録層101は、光重合型フォトポリマでなり、その内部にモノマが均一に分散している。この記録層101は、光が照射されると、照射箇所においてモノマが重合する(すなわち光重合する)ことによりポリマ化し、これに伴い屈折率が変化するといった性質を有している。また記録層101は、光の照射によりポリマ同士の間に「橋架け」を行い分子量を増加させる、いわゆる光架橋が生じることにより、さらに屈折率が変化する場合もある。
実際上、記録層101の一部或いは大部分を構成する光重合型、光架橋型樹脂は、例えばラジカル重合化合物と光重合開始剤より構成され、あるいはカチオン重合化合物とカチオン発生形光重合開始剤より構成されている。またこの光重合型樹脂、光架橋型樹脂及び光重合開始剤、このうち特に光重合開始剤は、その材料が適切に選定されることにより、光重合を生じやすい波長を所望の波長に調整することも可能である。
基板102及び103は、記録層101のモノマをポリマ化しやすい波長でなる光ビームを充分に透過するようになされている。また第1位置基準層及び第2位置基準層としての反射透過膜104及び105は、当該光ビームを所定の割合で反射すると共に、残りを透過させるようになされている。
さらに反射透過膜104及び105は、トラッキングサーボ用の案内溝を形成しており、具体的には、一般的なBD−R(Recordable)ディスク等と同様のランド及びグルーブにより螺旋状のトラックを形成している。このトラックには、所定の記録単位ごとに一連の番号でなるアドレスが付されており、情報を記録又は再生するトラックを当該アドレスにより特定し得るようになされている。
なお反射透過膜104及び105には、案内溝に代えてピット等が形成され、或いは案内溝とピット等とが組み合わされていても良く、要は光ビームを用いてアドレスを認識し得れば良い。
次に、光ディスク装置1による光ディスク100に対する情報の記録、及び当該光ディスク100からの情報の再生について説明する。
(1−1−1)光ディスクの初期化
光ディスク100は、情報が記録される前準備として、当該光ディスク100全体又はその一部が初期化されるようになされている。この場合、光ディスク装置1は、図1(A)に示すように、初期化光源9pから初期化光Lpを光ディスク100の片面側に照射することにより、記録層101の初期化(プリキュア)を行う。
このとき記録層101では、初期化光Lpが照射された部分において光重合反応又は光架橋反応或いはその両方の反応(以下、これを光反応とも呼ぶ)が生じることにより、内部でモノマが重合しポリマ化するため、初期化光の照射前と比較して、屈折率が変化する。
因みに記録層101は、初期化光Lpが照射された部分においてほぼ均一に光重合反応又は光架橋反応或いはその両方が生じるため、屈折率が一様となる。すなわち光ディスク100は、例えば光を照射したときの戻り光の光量と符号「0」又は「1」とを対応付ける場合、この段階では光ディスク100のいずれの箇所においても一様の符号「0」(又は符号「1」)となるため、情報が一切記録されていないことになる。従って光ディスク装置1は、光ディスク100をプリフォーマットすることにもなる。
なお初期化光源2は、光ディスク100と同等の面積に渡って同時に初期化光Lpを照射する以外にも、例えば比較的小さい面積に対して初期化光Lpを照射する小型の初期化光源を用いて光ディスク100の一部のみを初期化し、或いは当該小型の初期化光源を当該光ディスク100に対して適宜移動させることにより、記録層101の全体を初期化する等しても良い。
(1−1−2)情報の記録
光ディスク装置1は、光ディスク100に対して情報を記録する際、図1(B)に示すように、記録用の記録光ビームLwを記録層101内に集光する。この場合、光ディスク装置1は、対物レンズ21の位置を制御することにより、記録光ビームLwを記録層101内の目標とする位置(以下、これを目標位置と呼ぶ)に合焦させる。
このとき記録層101内の目標位置では、記録光ビームLwが集光されることにより温度が局所的に上昇し、フォトポリマが変質する。このときの変質は、温度の上昇に加えて、記録光ビームLwが光として照射されていることが起因している可能性も考えられる。
あるいは、光ディスク100内において、有機金属化合物または無機金属化合物が初期化光Lpまたは記録光ビームLwにより光化学反応的に変化して金属化合物または純粋な金属となり、この金属化合物または純粋な金属が集光時の熱により析出、凝集されることも考えられる。
いずれの場合においても、光ディスク100の金属化合物または純粋な金属が析出した部分は、その周囲と比較して非常に高い反射率を有することとなる。この結果、記録層101の目標位置付近には、フォトポリマが変質してなる体積型の記録マークRMが形成される。
実際上、光ディスク装置1は、例えば2値化された情報が値「1」の時には記録マークRMを記録し、反対に当該情報が値「0」の時には記録マークRMを記録しないよう対応付けることにより、光ディスク100に対して情報の記録を行うことができる。
(1−1−3)情報の再生
光ディスク装置1は、光ディスク100から情報を読み出す際、図1(C)に示すように、読出用の読出光ビームLrを記録層101内に集光する。この場合、光ディスク装置1は、情報を記録する場合と同様、対物レンズ21の位置を制御することにより、読出光ビームLrを記録層101内の目標位置に合焦させる。
光ディスク装置1は、光ディスク100から戻り光ビームLe(以下、これを再生光とも呼ぶ)が戻ってきた場合、対物レンズ21、ビームスプリッタ14及び集光レンズ25等を介して当該戻り光ビームLeを受光素子26により検出する。
ここで受光素子26は、戻り光ビームLeを光電変換することにより、当該戻り光ビームLeの強度に応じた受光信号を生成する。
例えば受光素子6は、光ディスク100の目標位置に記録マークRMが記録されていなかった場合、すなわち目標位置が初期化されたままの状態であった場合、非常に微弱な戻り光ビームLeを検出する。このとき光ディスク装置1は、受光素子26の受光結果を基に、記録マークRMが記録されていなかったこと、すなわち符号「0」が記録されていたことを認識する。
一方、受光素子26は、光ディスク100の目標位置に記録マークRMが記録されていた場合、非常に強い輝度の戻り光ビームLeを検出する。このとき光ディスク装置1は、受光素子6の受光結果を基に、記録マークRMが記録されていたこと、すなわち符号「1」が記録されていたことを認識する。
このように光ディスク装置1は、予め初期化された光ディスク100に対し、記録すべき情報を基に、記録層101の目標位置に記録光ビームLwを集光することにより記録マークRMを記録すると共に、当該光ディスク100に対し、目標位置に読出光ビームL2rを集光することにより当該記録マークRMが記録されている箇所から発生する戻り光ビームLeを検出することにより記録された情報を再生するようになされている。
(1−2)光ディスク装置の構成
図2に示すように、光ディスク装置1は、統括制御部2により全体を統括制御することにより、光ディスク100(図1(A))に対して情報を記録し、また当該光ディスク100から情報を再生し得るようになされている。
統括制御部2は、統括駆動制御部3及び統括信号処理部4を介して第1光学系5A、第2光学系5B、第3光学系5C、第4光学系5D、第5光学系5E、及び第6光学系5F(以下、これらをまとめて光学系5と呼ぶ)といった6系統の光学系5を制御するようになされている。
統括駆動制御部3は、光ディスク100(図1(A))に記録すべき情報のアドレス又は当該光ディスク100から再生すべき情報のアドレス等に応じて、第1光学系5Aの第1駆動制御部6A〜第6光学系5Fの第6駆動制御部6Fをそれぞれ制御するようになされている。
統括信号処理部4は、光ディスク100(図1(A))に記録すべき情報を第1光学系5Aの第1信号処理部7A〜第6光学系5Fの第6信号処理部7Fに分配して割り当て、また第1光学系5Aの第1信号処理部7A〜第6光学系5Fの第6信号処理部7Fにより光ディスク100から読み出した情報を統合するようになされている。
なお、第1光学系5A〜第6光学系5Fはいずれも同様に構成されているため、説明の都合上、以下では主に第1光学系5Aについて説明する。
第1光学系5Aは、後述する対物レンズ21Aの位置制御等を行う第1駆動制御部6A及び各種信号処理を行う第1信号処理部7Aに加えて、光ディスク100の内周側又は外周側へ移動する第1光ピックアップ8A及び当該第1光ピックアップ8Aへ光ビームを供給する第1光源9Aにより構成されている。
ここで図3に上面図を示すように、光ディスク装置1は、光ディスク100の下面と対向するように、一面光照射部としての第1光ピックアップ8A、第2光ピックアップ8B及び第3光ピックアップ8Cのそれぞれの移動軸が、光ディスク100の中心を基準として互いに約120度の角度をなすように配置されている。このため光ディスク装置1は、第1光ピックアップ8A、第2光ピックアップ8B及び第3光ピックアップ8Cを、互いに独立に内周側又は外周側(すなわちトラッキング方向)へ自在に移動させ得るようになされている。
また第1光源9Aは、光ディスク装置1に固定され、第1光ピックアップ8Aと分離されているものの、当該第1光ピックアップ8Aの位置に拘わらず、図示しない光路を介して光ビームを当該第1光ピックアップ8Aへ供給し得るようになされている。第2光源9B及び第3光源9Cも同様に構成されている。
さらに光ディスク装置1は、光ディスク100の上面と対向し、かつ第1光ピックアップ8A、第2光ピックアップ8B及び第3光ピックアップ8Cとそれぞれ対応するように、他面光照射部としての第4光ピックアップ8D、第5光ピックアップ8E及び第6光ピックアップ8Fがそれぞれトラッキング方向へ移動し得るように設けられている。
また第4光源9D、第5光源9E及び第6光源9Fは、第4光ピックアップ8D、第5光ピックアップ8E及び第6光ピックアップ8Fへそれぞれ光ビームを供給し得るように設けられている。
ここで、光ディスク装置1の第1光ピックアップ8A〜第6光ピックアップ8F及び第1光源9A〜第6光源9Fの光路を模式的に表すと、図4のように表すことができる。すなわちこの第1の実施の形態における光ディスク装置1では、第1光学系5A〜第6光学系5Fがそれぞれ独立した光源である第1光源9A〜第6光源9Fを有している。
次に、光学系5の構成について、第1光学系5Aを例に説明する。第1光学系5Aの光源9A(図4)は、第1信号処理部7A(図2)から供給される出射信号に基づき、レーザ駆動回路11Aを介してレーザダイオード12Aから例えば波長405[nm]でなる光ビームL1Aを出射させ、コリメータレンズ(図示せず)により平行光に変換した後、光ピックアップ8Aへ供給する。
図5に示すように、光ピックアップ8Aは、光ビームL1Aの一部をビームスプリッタ14Aにより反射させ、ビームスプリッタ15Aへ入射させる。
ビームスプリッタ15Aは、光ビームL1Aを所定の割合で反射することにより位置制御光ビームL2Aを生成し、これをミラー16A及び17Aにより順次反射させた後、ビームスプリッタ19Aへ入射させる。ビームスプリッタ19Aは、位置制御光ビームL2Aを所定の割合で反射し、ビームスプリッタ20Aを透過させて対物レンズ21Aへ入射させる。
対物レンズ21Aは、位置制御光ビームL2Aを集光し、光ディスク100へ照射する。このとき位置制御光ビームL2Aは、反射透過膜104により反射されて位置制御反射光ビームL4Aとなり、対物レンズ21Aへ入射される。
その後位置制御反射光ビームL4Aは、ビームスプリッタ20Aにより反射され、集光レンズ23Aにより集光されて受光部24Aに照射される。
受光部24Aは、所定パターンでなる複数の検出領域に分割されたフォトディテクタを有しており、各検出領域による受光結果を基に受光信号を生成し、これを第1信号処理部7Aへ供給する。
第1信号処理部7Aは、受光信号を用いた所定の演算処理を行うことにより、位置制御光ビームL2Aの焦点と反射透過膜104の所望トラックとのずれ量を表すフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成し、これらを第1駆動制御部6Aへ供給する。
第1駆動制御部6Aは、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を基に、対物レンズ21Aを駆動するための駆動信号を生成し、これをアクチュエータ22Aへ供給することにより、対物レンズ21Aをフォーカス方向及びトラッキング方向へ駆動させる。
この結果、第1光学系5Aは、位置制御光ビームL2Aを反射透過膜104に合焦させるフォーカス制御及び当該位置制御光ビームL2Aの焦点を所望トラックに追従させるトラッキング制御を行うことができる。
一方、ビームスプリッタ15Aは、光ビームL1Aの一部を透過させることにより、記録再生光ビームL3Aを生成し、これをリレーレンズ18Aへ入射させる。リレーレンズ18Aは、記録再生光ビームL3Aを所定の発散角でなる発散光に変換し、さらにビームスプリッタ19A及び20Aを順次透過させ、対物レンズ21Aへ入射させる。
因みにリレーレンズ18は、複数のレンズが組み合わされて構成されており、例えば一部のレンズの位置を記録再生光ビームL3Aの光軸方向へ変位させることにより、その発散角を調整し得るようになされている。またリレーレンズ18は、記録再生光ビームL3Aの球面収差等を補正し得るようにもなされている。
対物レンズ21Aは、発散光で入射される記録再生光ビームL3Aを反射透過膜104よりも遠方、すなわち記録層101内に合焦させる。このとき第1光学系5Aは、記録再生光ビームL3Aの焦点を所望トラックの真裏に位置させることになる。さらに第1光学系5Aは、リレーレンズ18Aを制御することにより、記録再生光ビームL3Aの焦点と反射透過膜104との距離(以下、これを深さと呼ぶ)を任意に調整することができる。
この結果、第1光学系5Aは、記録再生光ビームL3Aの焦点を所望トラックの真裏であり所望深さとなる位置(以下、これを目標位置と呼ぶ)に合わせることができる。
ここで第1光学系5Aは、光ディスク100に情報を記録する場合、光源9Aのレーザダイオード12Aから出射させる光ビームL1Aの強度を高めることにより、図1(B)に示したように目標位置に記録マークRMを形成する。
また第1光学系5Aは、光ディスク100から情報を再生する場合、光源9Aのレーザダイオード12Aから出射させる光ビームL1Aの強度を記録時よりも弱める。ここで目標位置に記録マークRMが記録されていた場合には、図1(C)に示したように、光ディスク100からは、強度の強い戻り光ビーム(以下、これを戻り光ビームL5Aと呼ぶ)が発生する。
このとき戻り光ビームL5Aは、ビームスプリッタ20A及び19Aを順次透過すると共に対物レンズ21A及びリレーレンズ18Aの組み合わせにより平行光に変換され、さらにビームスプリッタ15A及び14Aを順次透過して、集光レンズ25Aにより集光され受光部26Aに照射される。
一方、目標位置に記録マークRMが記録されていなかった場合には、光ディスク100からは非常に微弱な戻り光ビームL5Aが発生する。
受光部26Aは、戻り光ビームL5Aをフォトディテクタ(図示せず)により受光し、その受光結果に基づき、当該戻り光ビームL5Aの強度に応じた受光信号を生成し、これを第1信号処理部7Aへ供給する。第1信号処理部7Aは、この受光信号に対して所定の復調処理等を施すことにより再生信号を生成し、これを統括信号処理部4(図2)へ供給する。
このとき統括信号処理部4は、各信号処理部7(すなわち第1信号処理部7A〜第6信号処理部7F)から供給されるそれぞれの再生信号を適宜結合することにより、最終的な再生信号を生成する。
ところで光ディスク装置1では、光ディスク100の下面、すなわち基板102側から光ビームを照射する第1光学系5A〜第3光学系5Cにおける目標位置を、記録層101における仮想的な中心面C(図1に破線で示す)よりも当該基板102側のみに割り当て、基板103側から光ビームを照射する第3光学系5AD〜第6光学系5Fにおける目標位置を、記録層101における中心面Cよりも当該基板103側のみに割り当てるようになされている。
これにより光ディスク装置1は、反射透過膜104又は105から目標位置までの距離である深さをできるだけ短く抑えることができ、反射透過膜104又は105の平滑性が不十分であった場合等に記録マークRMにより形成されるマーク記録層をできるだけ平面に形成するようになされている。
このように光ディスク装置1は、記録すべき情報を第1光学系5A〜第6光学系5Fに分担させ6系統同時に光ディスク100に情報を記録し、また当該光ディスク100から6系統同時に情報を読み出し再生し得るようになされている。
(1−3)動作及び効果
以上の構成において、第1の実施の形態による光ディスク装置1は、光ディスク100に情報を記録する際、記録すべき情報を第1光学系5A〜第6光学系5Fに分配し、光ディスク100の記録層101におけるそれぞれの目標位置に対して当該第1光学系5A〜当該第6光学系5Fから同時に情報を記録する。
また光ディスク装置1は、光ディスク100から情報を再生する際、第1光学系5A〜第6光学系5Fによりそれぞれの目標位置から同時に情報を読み出させ、その読み出し結果を統合することにより最終的な再生信号を生成する。
従って光ディスク装置1は、1系統の光学系のみにより1カ所の目標位置に情報を記録し、また情報を読み出す従来の光ディスク装置と比較して、情報の記録速度及び再生速度のいずれも、すなわちいわゆる転送レートを飛躍的に向上させることができる。
このとき光ディスク装置1は、各光学系5における1系統ごとの転送レートを高める必要がないため、光ディスク100の記録層101における材料の物性や反応速度等に起因した記録マークRMの形成時間を短縮し、或いは光ディスク100の回転速度を高め、或いは記録再生光ビームL3Aの変調速度を高めるといったことをする必要がない。
特に光ディスク装置1は、第1光学系5A〜第6光学系5Fのそれぞれに独立した光源である第1光源9A〜第6光源9Fを対応づけているため、記録すべき情報に応じて各光源における光ビームの強度を独立して変調させることができ、第1光学系5A〜第6光学系5Fにより互いに異なる情報を同時に記録することができる。
これにより光ディスク装置1は、例えば複数の光学系を有するものの各光学系で光源を共有するような場合と比較して、情報の記録速度を格段に向上させることができる。
また光ディスク装置1は、第1光ピックアップ8A〜第6光ピックアップ8Fを互いに独立してトラッキング方向へ移動し得るように配置しているため(図3)、それぞれの光ピックアップが互いの記録位置に影響されることなく情報の記録及び再生を行うことができる。
この場合、光ディスク装置1は、外部から供給された情報を統括制御部2等により各光学系5に割り当てるため、記録すべき情報を当該光ディスク装置1に供給する外部のコンピュータ等により各光学系5へ割り当てさせる必要がない。また光ディスク装置1は、情報を再生する際にも、統括制御部2等により各光学系5へ割り当てさせる必要もない。すなわち外部のコンピュータ装置等は、一般的な光ディスク装置の場合と同様、光ディスク装置1に対して記録すべき情報を単純に送出し、また光ディスク装置1により再生された情報を単純に受信するだけで良い。
以上の構成によれば、第1の実施の形態による光ディスク装置1は、光ディスク100の記録層101に情報を記録する際、記録すべき情報を第1光学系5A〜第6光学系5Fに割り当てると共に当該第1光学系5A〜第6光学系5Fにより同時に記録し、当該光ディスク100の記録層101から情報を再生する際、第1光学系5A〜第6光学系5Fによりそれぞれの目標位置から同時に情報を読み出して再生信号を生成することにより、全体的な情報の記録速度及び再生速度のいずれをも向上させることができる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)情報の記録再生原理
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、図6(A)に示すような光ディスク200に対して情報を記録し、また当該光ディスク200から情報を再生するようになされている。
光ディスク200は、光ディスク100(図1(A))と一部類似した構成を有しており、記録層201が両面から基板202及び203により挟まれており、また記録層201と基板202との境界面に反射透過膜204が形成されているものの、記録層201と基板203との境界面には特に反射透過膜は形成されていない。
記録層201は、例えば波長405[nm]でなる青色光ビームに反応し、照射された光強度によって屈折率が変化するフォトポリマ等でなる。
実際上、光ディスク200の記録層201は、事前のフォーマット処理として、図の上側及び下側から波長405[nm]でなる光ビームLp1及びLp2が全体的に照射されることにより、一様に体積型のホログラムが形成される。
この記録層201に対して、例えば波長405[nm]でなる記録光ビームLwを集光するよう所定の強度で照射した場合、当該記録光ビームLwによりその焦点近傍のホログラムが破壊され、図6(B)に示すように、ホログラムが破壊された部分でなる記録マークRMが形成される。
この結果、図6(C)に示すように、記録層201のうち記録マークRMが形成されていない箇所に対して、フォーマット時と同波長の読出光ビームLrが照射された場合、ホログラムとしての性質により、当該読出光ビームLrの照射箇所から再生光ビームLeが発生する。
一方、記録マークRMが記録された箇所は、ホログラムが破壊されていることから、読出光ビームLrが照射されても、ホログラムとしての性質を呈さないこととなり、再生光ビームLeは発生しない。
そこで、例えば情報を2進数表示したときの値「0」及び「1」を、それぞれ「記録マークRMなし(すなわちホログラム未破壊)」及び「記録マークRMあり(すなわちホログラム破壊済み)」に割り当てることにより、記録層201に対して情報を記録し、また再生することが可能となる。
このように第2の実施の形態では、光ディスク200の記録層201が予めフォーマットされることにより全体的にホログラムが形成された上で、記録光ビームLwのように1種類の光ビームにより情報が記録されると共に、読出光ビームLrのように1種類の光ビームにより情報の再生が行われるようになされている。
一方、反射透過膜204は、光ディスク100における反射透過膜104と同様に、光ディスク200における位置を識別するためのトラックが形成されている。
また反射透過膜204は、光ディスク100における反射透過膜104と異なり、光の波長に応じて反射率及び透過率が異なる波長選択性を有するダイクロイック膜でなり、例えば波長405[nm]の光ビームをほぼ100%の割合で透過すると共に、波長660[nm]の光ビームをほぼ100%の割合で反射するようになされている。
(2−2)光ディスク装置の構成
図2と対応する図7に示すように、第2の実施の形態における光ディスク装置30は、光ディスク装置1における統括制御部2、統括駆動制御部3及び統括信号処理部4とそれぞれ対応する統括制御部32、統括駆動制御部33及び統括信号処理部34を有している。
また光ディスク装置30は、光ディスク装置1の第1光学系5A〜第6光学系5Fとそれぞれ対応する第1光学系35A〜第6光学系35Fを有している。光ディスク装置30の第1光学系35Aは、光ディスク装置1の第1光学系5Aと比較して、第1駆動制御部6A、第1信号処理部7A及び第1光ピックアップ8Aとそれぞれ対応する第1駆動制御部36A、第1信号処理部37A及び第1光ピックアップ38Aを有しているものの、第1光源9Aに相当する光源を有していない点が異なっている。
実際上、光ディスク装置30は、図3と対応する図8に示すように、各光学系にそれぞれ独立した光源を有しているのではなく、全体で1つの光源39を有している。因みに光ディスク装置30は、図示しない分配光路により、光源39から出射される光ビームを第1光ピックアップ38A〜第6光ピックアップ38Fへ供給するようになされている。
このように光ディスク装置30は、光源39を1系統のみ有しているため、光ディスク200に対して情報を記録する際、図4と対応する図9に示すように、第1光学系35Aのみを用いて第1光ピックアップ38Aにより情報を記録するようになされている。
(2−2−1)情報の記録
ここで光学系35の構成について、図5との対応部分に同一符号を付した図10を用いて、第1光学系35Aを例に説明する。第1光学系35Aは、第1光ピックアップ38A内に設けられているレーザダイオード46Aから、波長約660[nm]でなる位置制御光ビームL11Aを出射させ、これをコリメータレンズ47により平行光に変換し、ビームスプリッタ48Aに入射させる。
ビームスプリッタ48Aは、上述した反射透過膜204と同様の波長選択性を有しており、位置制御光ビームL11Aを反射し、ビームスプリッタ20Aを透過させて対物レンズ21Aへ入射させる。
その後、第1光ピックアップ38Aは、第1の実施の形態における第1光ピックアップ8Aにおける位置制御光ビームL2Aと同様に、位置制御光ビームL11Aを光ディスク200へ照射し、その反射光でなる位置制御反射光ビームL12Aを受光部24Aにより受光して受光信号を生成する。
第1信号処理部37Aは、受光部24Aから供給される受光信号を用いてフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成し、これらを第1駆動制御部6Aへ供給する。第1駆動制御部36Aは、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を基に、アクチュエータ22Aにより対物レンズ21Aをフォーカス方向及びトラッキング方向へ駆動させる。
この結果、第1光学系35Aは、第1の実施の形態における第1光学系5A(図5)と同様、位置制御光ビームL11Aを反射透過膜204に合焦させるフォーカス制御及び当該位置制御光ビームL11Aの焦点を所望トラックに追従させるトラッキング制御を行うことができる。
一方、光源39A(図9)は、統括信号処理部34(図7)から供給される出射信号に基づき、レーザ駆動回路41を介してレーザダイオード42から光ビームL13を出射させ、コリメータレンズ(図示せず)により平行光に変換した後、ビームスプリッタ43を透過させ、これを記録再生光ビームL13Aとして第1光ピックアップ38Aへ供給する。
第1光ピックアップ38A(図10)は、記録再生光ビームL13Aの一部をビームスプリッタ14Aにより反射させ、リレーレンズ18Aへ入射させる。リレーレンズ18Aは、記録再生光ビームL3Aを所定の発散角でなる発散光に変換し、さらにビームスプリッタ19A及び20Aを順次透過させ、対物レンズ21Aへ入射させる。
対物レンズ21Aは、第1の実施の形態と同様、発散光で入射される記録再生光ビームL13Aを記録層201内の目標位置に合焦させる。
ここで光ディスク装置30は、光ディスク200に記録すべき情報を表す符号が「1」であった場合、光源39のレーザダイオード42から出射させる光ビームL11の強度を高め、図6(B)に示したように目標位置のホログラムを破壊することにより記録マークRMを形成する。
また光ディスク装置30は、記録すべき情報を表す符号が「0」であった場合、光源39のレーザダイオード42から記録再生光ビームL13Aの出射を停止させ、図6(C)に示したように目標位置のホログラムを破壊せずそのまま残す。
(2−2−2)情報の再生
光ディスク装置30は、光ディスク200から情報を再生する場合、図9と対応する図11に示すように、光源39のレーザダイオード42から出射した記録再生光ビームL13Aをビームスプリッタ43及びミラー44等により第1光学系35Aの第1光ピックアップ38A〜第6光学系35Fの第6光ピックアップ38Fへ供給する。
因みに光ディスク装置30は、レーザ駆動回路41を介して、レーザダイオード42から出射する光ビームL13の強度をホログラムの再生に適した強度に弱めるようになされている。
このとき第1光ピックアップ38A(図10)では、目標位置に記録マークRMが記録されていなかった場合、図6(C)に示したように、当該目標位置のホログラムから強度の強い戻り光ビーム(以下、これを戻り光ビームL14Aと呼ぶ)が発生する。
戻り光ビームL14Aは、ビームスプリッタ20A及び19Aを順次透過すると共に対物レンズ21A及びリレーレンズ18Aの組み合わせにより平行光に変換され、さらにビームスプリッタ15A及び14Aを順次透過して、集光レンズ25Aにより集光され受光部26Aに照射される。
一方、目標位置に記録マークRMが記録されていた場合、目標位置のホログラムが破壊されているため、光ディスク200からは戻り光ビームL14Aは発生しない。
受光部26Aは、戻り光ビームL14Aをフォトディテクタ(図示せず)により受光し、その受光結果に基づき、当該戻り光ビームL14Aの強度に応じた受光信号を生成し、これを第1信号処理部37Aへ供給する。第1信号処理部37Aは、この受光信号に対して所定の復調処理等を施すことにより再生信号を生成し、これを統括信号処理部34(図7)へ供給する。
このとき統括信号処理部34は、第1の実施の形態における統括信号処理部4と同様、各信号処理部37(すなわち第1信号処理部37A〜第6信号処理部37F)から供給されるそれぞれの再生信号を適宜結合することにより、最終的な再生信号を生成する。
このように光ディスク装置30は、情報の記録時には第1光学系35Aのみにより1系統のみ情報を記録し、情報の再生時には第1光学系35A〜第6光学系35Fにより6系統同時に情報を再生するようになされている。
因みに光ディスク装置30は、情報の再生時には、第1の実施の形態と同様、各光学系において、記録層201の仮想的な中心面C(図10)よりも手前側部分のみをそれぞれ目標位置とするよう分担するようになされているものの、情報の記録時には、第1光学系35Aにより記録層201の全域に対して情報を記録し得るようになされている。
(2−3)動作及び効果
以上の構成において、第2の実施の形態による光ディスク装置30は、光ディスク200に情報を記録する際、第1光学系35Aのみにより、記録層201内の目標位置に対して情報を記録する。
一方、光ディスク装置30は、光ディスク200から情報を再生する際、第1光学系35A〜第6光学系35Fによりそれぞれの目標位置から同時に情報を読み出させ、その読み出し結果を統合することにより最終的な再生信号を生成する。
従って光ディスク装置30は、1系統の光学系のみにより1カ所の目標位置に情報を記録し、また情報を読み出す従来の光ディスク装置と比較して、情報の記録速度については同等であるものの、情報の再生速度を飛躍的に向上させることができる。
特に光ディスク装置30は、第1の実施の形態における光ディスク装置1(図4)と比較して光源9を1系統のみ設ければ良いため、構成を簡素化でき部品点数を削減することができる。
また光ディスク装置30は、位置制御光ビームL11Aと記録再生光ビームL13Aとの波長を相違させているため、第1の実施の形態のように単純なビームスプリッタのみでなく、波長選択性を有するビームスプリッタ48Aや反射透過膜204を利用することができ、各光ビームの利用効率を向上させることができる。これに伴い光ディスク装置30は、レーザダイオード42や46A等から出射すべき光ビームの強度を抑えることができるので、各種設計条件の緩和や消費電力の低減を図ることもできる。
以上の構成によれば、第2の実施の形態による光ディスク装置30は、光ディスク200の記録層201に情報を記録する際には1系統の第1光学系35Aを用いて当該情報を記録し、当該光ディスク200の記録層201から情報を再生する際、6系統の第1光学系35A〜第6光学系35Fによりそれぞれの目標位置から同時に情報を読み出し再生信号を生成することにより、構成の複雑化を最小限に止めながら全体的な情報の再生速度を向上させることができる。
(3)第3の実施の形態
(3−1)情報の記録再生原理
第3の実施の形態では、第1及び第2の実施の形態のいずれとも異なり、図12(A)に示すような光ディスク300に対して情報を記録し、また当該光ディスク300から情報を再生するようになされている。
光ディスク300は、光ディスク100(図1(A))及び光ディスク200(図6(A))と一部類似した構成を有しており、記録層301が両面から基板302及び303により挟まれており、また記録層301と基板302との境界面に反射透過膜304が形成されている。
記録層301は、例えば波長405[nm]でなる青色光ビームに反応し、照射された光強度によって屈折率が変化するフォトポリマ等でなる。
この記録層301に対して、図の上側及び下側から波長405[nm]でなり互いにコヒーレントな記録光ビームLw1及びLw2を集光するよう所定の強度で照射した場合、当該記録層301には、当該記録光ビームLw1及びLw2の干渉により定在波による干渉縞が生じ、当該干渉縞のうち光の強度が強い箇所のみフォトポリマの屈折率が変化することにより、ホログラムでなる記録マークRMが形成される。
この記録マークRMは、図12(B)に示すように、記録時と同波長の読出光ビームLrが照射されると、ホログラムとしての性質により、再生光ビームLeを発生する。
一方、図12(C)に示すように、記録層301は、記録マークRMが形成されていない箇所に対して読出光ビームLrが照射された場合、再生光ビームLeを発生しない。
そこで、例えば情報を2進数表示したときの値「0」及び「1」を、それぞれ「記録マークRMなし」及び「記録マークRMあり」に割り当てることにより、記録層301に対して情報を記録し、また再生することが可能となる。
このように第3の実施の形態によるホログラムの形成を利用した情報の記録では、例えば記録光ビームLw1及びLw2のように2本の光ビームが用いられ、また情報の再生では、読出光ビームLrのように1本の光ビームが用いられるようになされている。
なお反射透過膜304は、第2の実施の形態における反射透過膜204と同様に、光ディスク300における位置を識別するためのトラックが形成されており、また波長選択性を有している。
(3−2)光ディスク装置の構成
図2及び図7と対応する図13に示すように、第3の実施の形態における光ディスク装置50は、光ディスク装置1における統括制御部2、統括駆動制御部3及び統括信号処理部4とそれぞれ対応する統括制御部52、統括駆動制御部53及び統括信号処理部54を有している。
また光ディスク装置50は、光ディスク装置1の第1光学系5A〜第6光学系5Fとそれぞれ対応する第1光学系55A〜第6光学系55Fを有している。光ディスク装置50の第1光学系55Aは、光ディスク装置1の第1光学系5Aと比較して、第1駆動制御部6A、第1信号処理部7A、第1光ピックアップ8A及び第1光源9Aとそれぞれ対応する第1駆動制御部56A、第1信号処理部57A、第1光ピックアップ58A及び第1光源59Aを有している。第2光学系55B及び第3光学系55Cも同様に構成されている。
一方、第4光学系55D〜第6光学系55Fは、それぞれ駆動制御部56、信号処理部57及び光ピックアップ58を有しているものの、いずれも光源が省略された構成を有している。
因みに光ディスク装置50は、図示しない光路により、第1光源59A、第2光源59B、並びに第3光源59Cから出射される光ビームを、第1光ピックアップ58A及び第2光ピックアップ58B、第3光ピックアップ58C及び第4光ピックアップ58D、並びに第5光ピックアップ58E及び第6光ピックアップ58Fへそれぞれ供給するようになされている。
(3−2−1)情報の記録
実際上、光ディスク装置50は、図3と対応する図14に示すように、第1光源59Aから出射される光ビームが第1光ピックアップ58A及び第4光ピックアップ58Dへ供給され、第2光源59Bから出射される光ビームが第2光ピックアップ58B及び第5光ピックアップ58Eへ供給され、第3光源59Cから出射される光ビームが第3光ピックアップ58C及び第6光ピックアップ58Fへ供給されるようになされている。
このように光ディスク装置50は、第1光源59A〜第3光源59Cのように光源を3系統有しているため、光ディスク300に対して情報を記録する際、図4と対応する図15に示すように、第1光学系55A及び第4光学系55Dを組み合わせ、第2光学系55B及び第5光学系55Eを組み合わせ、第3光学系55C及び第6光学系55Fを組み合わせることにより、同時に3系統の情報を記録し得るようになされている。
ここで光学系55の構成について、図5及び図10との対応部分に同一符号を付した図16を用いて、第1光学系55A及び第4光学系55Dを例に説明する。第1光学系55Aの第1光ピックアップ58Aは、第2の実施の形態における第1光ピックアップ38A(図10)と同様、レーザダイオード46Aから位置制御光ビームL11Aを出射させ、その反射光である位置制御反射光ビームL12Aの受光結果を基に、対物レンズ21Aのフォーカス制御及びトラッキング制御を行わせる。
また第1光学系55Aは、第1光源59Aのレーザ駆動回路61Aを介してレーザダイオード62Aから光ビームL21Aを出射させ、コリメータレンズ(図示せず)により平行光に変換した後、ビームスプリッタ63Aを透過させ、これを記録再生光ビームL23Aとして第1光ピックアップ58Aへ供給する。
第1光ピックアップ58Aは、第2の実施の形態における第1光ピックアップ38A(図10)と同様、記録再生光ビームL23Aを記録層301内の目標位置に集光する。
一方、光ピックアップ58Dは、ビームスプリッタ63A及びミラー64Aにより反射されてなる記録再生光ビームL23Dをビームスプリッタ14Dにより反射し、これをリレーレンズ18Dへ供給する。記録再生光ビームL23Dを所定の発散角でなる発散光に変換し、対物レンズ21Dへ入射させる。
対物レンズ21Dは、記録再生光ビームL23Dを記録層301内に集光する。このとき記録再生光ビームL23Dは、記録層301を透過し、対物レンズ21Aにより収束光に変換され、ビームスプリッタ20A及び19Aを順次透過し、リレーレンズ18Aへ入射される。
リレーレンズ18Aは、記録再生光ビームL23Dを平行光に変換した後、ビームスプリッタ65Aによりその一部を反射し、コリメータレンズ66Aにより集光して受光部67Aに照射させる。
受光部67Aは、受光部24Aと同様、所定パターンでなる複数の検出領域に分割されたフォトディテクタを有しており、各検出領域による受光結果を基に受光信号を生成し、これを第4信号処理部57Dへ供給する。
第4信号処理部57Dは、受光信号を用いた所定の演算処理を行うことにより、記録再生光ビームL23Aの焦点と記録再生光ビームL23Dの焦点とのずれ量を表すフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成し、これらを第4駆動制御部56Dへ供給する。
第4駆動制御部56Dは、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を基に駆動信号を生成し、これをアクチュエータ22Dへ供給することにより対物レンズ21Dをフォーカス方向及びトラッキング方向へ駆動させる。
この結果、第4光学系55Dは、記録再生光ビームL23Dの焦点を記録再生光ビームL23Aの焦点に一致させるよう対物レンズ21Dの位置制御を行うことができる。
ここで光ディスク装置50は、光ディスク300に記録すべき情報を表す符号が「1」であった場合、光源59Aのレーザダイオード62Aから出射させる光ビームL21Aの強度を高め、図12(A)に示したように、目標位置に記録再生光ビームL23A及び記録再生光ビームL23Dを集光し、干渉縞を形成させることにより記録マークRMを形成する。
また光ディスク装置50は、記録すべき情報を表す符号が「0」であった場合、光源59Aのレーザダイオード62Aから記録再生光ビームL21Aの出射を停止させ、図12(C)に示したように目標位置にホログラムを形成させない。
(3−2−2)情報の再生
光ディスク装置50は、光ディスク300から情報を再生する場合、図15と対応する図17に示すように、第1光ピックアップ58A及び第4光ピックアップ58Dを互いに独立してトラッキング方向に移動させる。
また第1光ピックアップ58A(図16)は、情報の記録時と同様、記録再生光ビームL23Aを光ディスク300の記録層301内における目標位置に合焦させる。
このとき第1光ピックアップ58Aでは、目標位置に記録マークRMが記録されていた場合には、図12(B)に示したように、当該目標位置のホログラムから強度の強い戻り光ビーム(以下、これを戻り光ビームL24Aと呼ぶ)が発生する。
戻り光ビームL24Aは、ビームスプリッタ20A及び19Aを順次透過すると共に対物レンズ21A及びリレーレンズ18Aの組み合わせにより平行光に変換され、さらにビームスプリッタ15A及び14Aを順次透過して、集光レンズ25Aにより集光され受光部26Aに照射される。
一方、目標位置に記録マークRMが記録されていなかった場合には、目標位置にホログラムは形成されていないため、光ディスク300からは戻り光ビームL24Aは発生しない。
受光部26Aは、戻り光ビームL24Aをフォトディテクタ(図示せず)により受光し、その受光結果に基づき、当該戻り光ビームL24Aの強度に応じた受光信号を生成し、これを第1信号処理部57Aへ供給する。第1信号処理部57Aは、この受光信号に対して所定の復調処理等を施すことにより再生信号を生成し、これを統括信号処理部54(図13)へ供給する。
このとき統括信号処理部54は、第1の実施の形態における統括信号処理部4と同様、各信号処理部57(すなわち第1信号処理部57A〜第6信号処理部57F)から供給されるそれぞれの再生信号を適宜結合することにより、最終的な再生信号を生成する。
因みに、図16では省略しているものの、第4光ピックアップ58Dは、第1光ピックアップ58Aと同様にレーザダイオード46D等を有しており、位置制御光ビームL11D等を用いて対物レンズ21Dの位置制御を行い得るようになされている。第5光ピックアップ58E及び第6光ピックアップ58Fも同様である。
このように光ディスク装置50は、情報の記録時には第1光学系55A及び第4光学系55Dの組み合わせ、第2光学系55B及び第5光学系55Eの組み合わせ、並びに第3光学系55C及び第6光学系55Fの組み合わせにより3系統同時に情報を記録し、情報の再生時には、第1光学系35A〜第6光学系35Fをそれぞれ独立させて6系統同時に情報を再生するようになされている。
(3−3)動作及び効果
以上の構成において、第3の実施の形態による光ディスク装置50は、光ディスク300に情報を記録する際、第1光学系55A及び第4光学系55D、第2光学系55B及び第5光学系55E、並びに第3光学系55C及び第6光学系55Fをそれぞれ組み合わせ、光ディスク300における記録層301内の目標位置に対して3系統同時に情報を記録する。
一方、光ディスク装置50は、光ディスク300から情報を再生する際、第1光学系35A〜第6光学系35Fをそれぞれ独立した6系統の光学系としてトラッキング制御することにより、第1及び第2の実施の形態と同様、それぞれの目標位置から同時に情報を読み出させ、その読み出し結果を統合することにより最終的な再生信号を生成する。
従って光ディスク装置50は、1系統の光学系のみにより1カ所の目標位置に情報を記録し、また情報を読み出す従来の光ディスク装置と比較して、情報の記録速度については最大約3倍に、情報の再生速度については最大約6倍に向上させることができる。
この場合、光ディスク装置50は、光ディスク300に対して情報を記録する際には両面から光ビームを照射する必要があるものの、当該光ディスク300から情報を再生する際には片面のみから光ビームを照射すれば良いことを利用し、情報の再生時に光ピックアップ58の組み合わせを解除することにより、再生速度を記録速度以上に高めることができる。
また光ディスク装置50は、位置制御光ビームL11Aと記録再生光ビームL23Aとの波長を相違させているため、第2の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
以上の構成によれば、第3の実施の形態による光ディスク装置50は、光ディスク300に情報を記録する際には記録すべき情報を3組の光学系55に割り当てて3系統同時に情報を記録し、当該光ディスク300の記録層301から情報を再生する際には、第1光学系55A〜第6光学系55Fによってそれぞれの目標位置から同時に情報を読み出し再生信号を生成することにより、情報の記録速度及び再生速度のいずれをも向上させることができる。
(4)第4の実施の形態
(4−1)情報の記録再生原理
第4の実施の形態では、第3の実施の形態と同様の光ディスク300に対して情報を記録し、また当該光ディスク300から情報を再生するため、その説明は省略する。
(4−2)光ディスク装置の構成
図2、図7及び図13と対応する図18に示すように、第4の実施の形態における光ディスク装置70は、光ディスク装置1における統括制御部2、統括駆動制御部3及び統括信号処理部4とそれぞれ対応する統括制御部72、統括駆動制御部73及び統括信号処理部74を有している。
また光ディスク装置70は、光ディスク装置1の第1光学系5A〜第6光学系5Fとそれぞれ対応する第1光学系75A〜第6光学系75Fを有している。光ディスク装置70の第1光学系75A〜第3光学系75Cは、第3の実施の形態における光ディスク装置50の第1光学系55A〜第3光学系55Cと比較して、それぞれ第1光源59A〜第3光源59Cが省略されている点が異なっているものの、第1駆動制御部76A、第1信号処理部77A及び第1光ピックアップ78Aは、それぞれ第1駆動制御部56A、第1信号処理部57A及び第1光ピックアップ58Aと同様に構成されている。
また第4光学系75D〜第6光学系75Fは、第3の実施の形態における第4光学系75D〜第6光学系75Fとそれぞれ同様に構成されている。
実際上、光ディスク装置70は、図3、図8及び図14と対応する図19に示すように、第2の実施の形態(図8)と同様、全体で1つの光源79を有している。因みに光ディスク装置70は、図示しない分配光路により、光源79から出射される光ビームを第1光ピックアップ38A〜第6光ピックアップ38Fへ供給し得るようになされている。
このように光ディスク装置70は、光源79を1系統のみ有しているため、光ディスク300に対して情報を記録する際、図15と対応する図20に示すように、第1光学系75A及び第4光学系75Dの組み合わせのみを用いて情報を記録するようになされている。
また光ディスク装置70は、光ディスク300から情報を再生する際、第2の実施の形態(図11)の場合と同様、図21に示すように、光源79のレーザダイオード82から出射した記録再生光ビームL23Aをビームスプリッタ83及びミラー84等により第1光学系75Aの第1光ピックアップ78A〜第6光学系75Fの第6光ピックアップ78Fへ供給する。
第1光学系75Aの第1光ピックアップ78A〜第6光学系75Fの第6光ピックアップ78は、第3の実施の形態における第1光ピックアップ58A〜第6光ピックアップ58Fと同様、光ディスク300の記録層301から情報を同時に再生するようになされている。
このように光ディスク装置70は、情報の記録時には第1光学系55A及び第4光学系55Dの組み合わせにより1系統のみ記録し、情報の再生時には、第1光学系35A〜第6光学系35Fをそれぞれ独立させて6系統同時に情報を再生するようになされている。
(4−3)動作及び効果
以上の構成において、第4の実施の形態による光ディスク装置70は、光ディスク300に情報を記録する際、第1光学系75A及び第4光学系75Dを組み合わせ、光ディスク300における記録層301内の目標位置に対して1系統のみ情報を記録する。
一方、光ディスク装置70は、光ディスク300から情報を再生する際、第1光学系35A〜第6光学系35Fをそれぞれ独立した6系統の光学系としてトラッキング制御することにより、第1〜第3の実施の形態と同様、それぞれの目標位置から同時に情報を読み出させ、その読み出し結果を統合することにより最終的な再生信号を生成する。
従って光ディスク装置70は、1系統の光学系のみにより1カ所の目標位置に情報を記録し、また情報を読み出す従来の光ディスク装置と比較して、情報の記録速度については同等であるものの、情報の再生速度については最大約6倍に向上させることができる。
特に光ディスク装置70は、第3の実施の形態における光ディスク装置50(図15)と比較して光源79を1系統のみ設ければ良いため、構成を簡素化でき部品点数を削減することができる。
また光ディスク装置70は、位置制御光ビームL11Aと記録再生光ビームL23Aとの波長を相違させているため、第2及び第3の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
以上の構成によれば、第4の実施の形態による光ディスク装置70は、光ディスク300に情報を記録する際には記録すべき情報を1組の光学系55により1系統のみ情報を記録し、当該光ディスク300の記録層301から情報を再生する際には、第1光学系55A〜第6光学系55Fによってそれぞれの目標位置から同時に情報を読み出し再生信号を生成することにより、構成の複雑化を最小限に止めながら情報の再生速度を向上させることができる。
(5)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、図3、図8、図14及び図19に示したように、各光ピックアップを独立してトラッキング方向へ制御するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図22に示す光ディスク装置90のように、複数の光ピックアップが一体化されたような構成でなる光ピックアップ91がトラッキング制御されるようにしても良い。
この場合、光ピックアップ91における各対物レンズ同士の間隔等が固定され、各対物レンズの目標位置同士の相対的な位置関係も固定されたものとなるため、このことを前提に情報の割り当て等を行うようにすれば良い。
また上述した実施の形態においては、光ディスク装置に光ピックアップ8を6系統設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2系統以上の任意数としても良い。特に第1及び第2の実施の形態のように、情報の記録及び再生のいずれにおいても1本の光ビームを照射すればよい場合には、光ピックアップ8を設ける位置について光ディスクを挟んで対向させる必要はなく、互いにずれた(オフセットした)位置とし、或いは当該光ディスクの両面側で互いに異なる数の光ピックアップ8をそれぞれ設けるようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、光ディスク100に対し、ビームスプリッタ15Aにより光ビームL1Aを基に生成した、すなわち互いに同波長でなる記録再生光ビームL3A及び位置制御光ビームL2Aを照射するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば当該光ディスク100に対して、第2の実施の形態と同様に波長約660[nm]でなる位置制御光ビームL11A及び波長約405[nm]でなる記録再生光ビームL13Aを照射するようにしても良い。
これと同様に、第2の実施の形態においても、光ディスク200に対し、第1の実施の形態と同様に互いに同波長でなる記録再生光ビームL3A及び位置制御光ビームL2Aを照射するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、第1の実施の形態における光ディスク100に位置決め用の反射透過膜104及び105を2層設け、また第2〜第4の実施の形態における光ディスク200及び300に位置基準層としての反射透過膜204及び304をそれぞれ1層のみ設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば光ディスク100に反射透過膜104のみを設け、或いは光ディスク200の記録層201の両面に反射透過膜を設け、或いは当該反射透過膜を3層以上設ける等しても良い。
また反射透過膜を設ける位置についても、記録層101と基板102の境界面等に限らず、例えば記録層101の中心に反射透過膜104を設けるようにしても良い。記録媒体としては、記録マークを形成する記録層と、位置基準層とが別個に設けられ、かつ両者が密接するなどして対応付けられていれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、第1の実施の形態では記録再生用光ビームと位置制御光ビームとを同波長とし、第2〜第4の実施の形態では記録再生用光ビームと位置制御光ビームとを異波長とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば第1の実施の形態では両者を異波長とし、第2〜第4の実施の形態では両者を同波長とするようにしても良い。
また、記録再生用光ビームの波長を405[nm]以外の他の波長とし、或いは位置制御光ビームの波長を660[nm]を以外の他の波長としても良い。この場合、各光ビームの波長に応じて、光ディスク100等の記録層101を構成する材料や反射透過膜104の構造及び材料等、或いは光ピックアップの各光学部品等が適切に選定されて、波長に応じた光路設計がなされていれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、初期化された光情報記録媒体100の記録層101における目標位置に対して記録光ビームLwを集光することにより、反射率が高められた記録マークRMを当該目標位置に形成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば初期化することにより全体的な屈折率が変化された記録層に対して記録光ビームLwを集光することにより、目標位置近傍を変質させ反射率を低下させた記録マークRMを形成するようにし、或いは当該記録層に対して記録光ビームLwを集光することにより目標位置近傍に空洞を生じて記録マークRMを形成し、当該記録マークRM(すなわち空洞)と記録層を構成する物質との境界面における反射率を向上させるようにしても良く、要は初期化された記録層に記録光ビームLwを集光して温度上昇させることにより変質させ光の反射率が周囲と異なる記録マークRMが形成されれば良い。
因みに目標位置近傍に空洞を生じる場合、例えば目標位置近傍の光重合型フォトポリマが気化したガスを周囲の光重合型フォトポリマにより吸収させ、或いは細かい孔を通じて外部へ放出する等すれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、取得部としての統括制御部2と、一面記録部としての第1光学系5A、第2光学系5B及び第3光学系5Cと、他面記録部としての第4光学系5D、第5光学系5E及び第6光学系5Fとによって光情報記録装置としての光ディスク装置1を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる取得部と、一面記録部と、他面記録部とによって光情報記録装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、取得部としての統括制御部52と、記録部としての第1光学系55A、第2光学系55B、第3光学系55C、第4光学系55D、第5光学系55E及び第6光学系55Fとによって光情報記録装置としての光ディスク装置50を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる取得部と、記録部とによって光情報記録装置を構成するようにしても良い。
本発明は、ホログラムを用いて光ディスクに情報を記録する種々の光ディスク装置でも利用できる。
第1の実施の形態による光情報記録媒体の初期化、情報の記録及び再生の説明に供する略線図である。 第1の実施の形態による光ディスク装置の回路構成を示す略線的ブロック図である。 第1の実施の形態による光ディスク装置の構成(1)を示す略線的上面図である。 第1の実施の形態による光ディスク装置の構成(2)を示す略線図である。 第1の実施の形態による光ピックアップの構成を示す略線図である。 第2の実施の形態による情報の記録再生原理の説明に供する略線図である。 第2の実施の形態による光ディスク装置の回路構成を示す略線的ブロック図である。 第2の実施の形態による光ディスク装置の構成(1)を示す略線的上面図である。 第2の実施の形態による光ディスク装置の構成(2)を示す略線図である。 第2の実施の形態による光ピックアップの構成を示す略線図である。 第2の実施の形態による光ディスク装置の構成(3)を示す略線図である。 第3の実施の形態による情報の記録再生原理の説明に供する略線図である。 第3の実施の形態による光ディスク装置の回路構成を示す略線的ブロック図である。 第3の実施の形態による光ディスク装置の構成(1)を示す略線的上面図である。 第3の実施の形態による光ディスク装置の構成(2)を示す略線図である。 第3の実施の形態による光ピックアップの構成を示す略線図である。 第3の実施の形態による光ディスク装置の構成(3)を示す略線図である。 第4の実施の形態による光ディスク装置の回路構成を示す略線的ブロック図である。 第4の実施の形態による光ディスク装置の構成(1)を示す略線的上面図である。 第4の実施の形態による光ディスク装置の構成(2)を示す略線図である。 第4の実施の形態による光ディスク装置の構成(3)を示す略線図である。 他の実施の形態による光ディスク装置の構成を示す略線図である。
符号の説明
1、30、50、70……光ディスク装置、2、32、52、72……統括制御部、3、33、53、73……統括駆動制御部、4、34、54、74……統括信号処理部、5A、5B、5C、5D、5E、5F、35A、35B、35C、35D、35E、35F、55A、55B、55C、55D、55E、55F、75A、75B、75C、75D、75E、75F……光学系、6A、6B、6C、6D、6E、6F……駆動制御部、7A、7B、7C、7D、7E、7F……信号処理部、8A、8B、8C、8D、8E、8F、38A、38B、38C、38D、38E、38F、58A、58B、58C、58D、58E、58F、78A、78B、78C、78D、78E、78F……光ピックアップ、9A、9B、9C、9D、9E、9F、39、59A、59B、59C、79……光源、100、200、300……光ディスク、101、201、301……記録層、104、105、204、304……反射透過膜、RM……記録マーク。

Claims (5)

  1. 光ビームが集光された箇所に記録マークが形成されることにより情報が記録され、当該記録マークにおける光の反射率を基に当該情報が読み出される光情報記録媒体に記録すべき記録情報を取得する取得部と、
    上記光情報記録媒体に設けられた第1の位置基準層に対して所定の一面位置制御光を照射し、上記一面位置制御光の反射光に基づき所定の一面対物レンズを位置制御すると共に、上記光情報記録媒体の一面から当該一面対物レンズを介して上記記録情報の一部分に基づいた一面記録光を照射し所定の目標位置に集光することにより上記記録マークを形成し、さらに上記情報の再生時には上記一面記録光に代えて所定の一面読出光を照射することにより上記記録マークを読み出す一面光照射部を少なくとも1以上有し、各一面光照射部により記録マークを同時に形成させる一面記録部と、
    上記情報の再生時に上記一面記録部から上記一面読出光の一部を分光する一面分光部と、
    上記情報の再生時に、上記第1の位置基準層に対して所定の読出用一面位置制御光を照射し、当該読出用一面位置制御光の反射光に基づき所定の読出用一面対物レンズを位置制御すると共に、上記光情報記録媒体の一面側から上記読出用一面対物レンズを介して上記分光された上記一面読出光を所定の目標位置に集光することにより上記記録マークを読み出す読出用一面光照射部を少なくとも1以上有し、各読出用一面光照射部により記録マークを同時に読み出す一面読出部と、
    上記光情報記録媒体に上記第1位置基準層と別に設けられた第2位置基準層に対して所定の他面位置制御光を照射し、上記他面位置制御光の反射光に基づき所定の他面対物レンズを位置制御すると共に、上記光情報記録媒体の他面から上記他面対物レンズを介して上記記録情報の残り部分に基づいた他面記録光を照射し所定の目標位置に集光することにより上記記録マークを形成し、さらに上記情報の再生時には上記他面記録光に代えて所定の他面読出光を照射することにより上記記録マークを読み出す他面光照射部を少なくとも1以上有し、各他面光照射部により記録マークを上記一面光照射部と同時に形成させる他面記録部と
    上記情報の再生時に上記他面記録部から上記他面読出光の一部を分光する他面分光部と、
    上記情報の再生時に、上記第2の位置基準層に対して所定の読出用他面位置制御光を照射し、当該読出用他面位置制御光の反射光に基づき所定の読出用他面対物レンズを位置制御すると共に、上記光情報記録媒体の他面側から上記再生用他面対物レンズを介して上記分光された上記他面読出光を所定の目標位置に集光することにより上記記録マークを読み出す読出用他面光照射部を少なくとも1以上有し、各読出用他面光照射部により記録マークを同時に読み出す他面読出部と、
    上記情報の再生時に、上記一面記録部、上記一面読出部、上記他面記録部及び上記他面読出部によるそれぞれの読出結果を基に、再生情報を生成する再生情報生成部と
    有する光情報記録再生装置。
  2. 上記情報の再生時に、所定の読出光源から出射された読出光を分光することにより上記一面読出光及び上記他面読出光を生成し、当該一面読出光及び当該他面読出光を上記一面記録部の上記一面光照射部及び上記他面記録部の上記他面光照射部にそれぞれ供給する読出光供給部
    をさらに有する請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  3. 上記一面記録部の上記一面光照射部及び上記読出用一面光照射部は、
    上記光情報記録媒体の上記記録マークが形成される情報記録層のうち、上記一面及び上記他面のほぼ中間よりも上記一面側でなる一面側情報記録層内を上記目標位置とし、
    上記他面記録部の上記他面光照射部及び上記読出用他面光照射部は、
    上記光情報記録媒体の上記情報記録層のうち、上記一面及び上記他面のほぼ中間よりも上記他面側でなる他面側情報記録層内を上記目標位置とする
    請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  4. 上記光情報記録媒体は、
    光重合性、光架橋性又はその両方の性質を有すると共に有機金属化合物、無機金属化合物又はその両方を含有するフォトポリマでなり所定の初期化光が照射されることにより光重合反応、光架橋反応又はその両方の反応が引き起こされ、
    上記一面記録部の上記一面光照射部及び上記他面記録部の上記他面光照射部は、
    上記目標位置近傍における温度を上昇させることにより上記光情報記録媒体を変質させて上記記録マークを形成する
    請求項1に記載の光情報記録再生装置。
  5. 上記光情報記録媒体は、
    初期化により予め体積ホログラムが形成され、
    上記一面記録部の上記一面光照射部は、
    上記一面記録光によって上記目標位置近傍における上記ホログラムを破壊することにより上記記録マークを形成し、
    上記他面記録部の上記他面光照射部は、
    上記他面記録光によって上記目標位置近傍における上記ホログラムを破壊することにより上記記録マークを形成する
    請求項1に記載の光情報記録再生装置。
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