JP4388856B2 - 自動2輪車用燃料タンク - Google Patents

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Description

この発明は、燃料ポンプを内蔵した自動2輪車に係り、特に車体を急角度に傾けてもある程度の時間は燃料の供給を継続できるようにしたものに関する。
燃料残量が少ない状態で、急加減速や急斜面走行により車体姿勢が変化するとき、燃料タンク内の油面が急激に変動すると燃料ポンプが燃料を吸引しにくくなることがあるので、このような場合でも燃料ポンプによる燃料吸引を継続できるようにした構造は公知である。例えば、燃料タンクの下部へカップを突出させ、この中に燃料ポンプの吸入部を入れるとともに、カップの開口幅を狭くして車体姿勢が変化しても下方膨出部内へ燃料が滞留しやすくしたものがある(特許文献1参照)。
特開2000−72074号公報
上記の構造であっても、著しく急傾斜の斜面を比較的長い距離登坂する場合などには、カップ内に必要燃料を保持できなくなる可能性がある。このようなケースは、オフロードレースやトライアル競技などで急斜面(例えば、70°近い傾斜角の斜面)を登坂するときなどに生じることがあり、このような場合でも燃料吸引を継続することが要求されることがある。そこで本願発明はかかる極端に大きい車体勢変化を生じる場合でも、燃料の供給を所定時間継続できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の自動2輪車用燃料タンクに係る請求項1の発明は、車体フレームへ支持された燃料タンクの底部に、下方へ膨出するとともに上方へ開口する容器状の下方膨出部を取付けて内部を上方の燃料タンク本体部内へ連通させ、この下方膨出部内へ燃料ポンプの吸入部を収容させ、かつ燃料ポンプの吸入部よりも上方部分を燃料タンクの本体部へ内蔵した自動2輪車用燃料タンクにおいて、
前記下方膨出部内に燃料保持部材を装填し、この燃料保持部材によって保持された燃料を前記吸入部で吸入するようにし、
前記下方膨出部と燃料タンクの底部との間に蓋体を配置し、この蓋体に設けた一つまたは複数の連通穴を介して前記下方膨出部と燃料タンクの本体部間の燃料流通を可能にし
前記蓋体の前記連通穴周囲に立て壁を設け、
前記蓋体が、前記ポンプと前記立て壁との間にできる間隙を塞ぐための天井部を備え、この天井部は、前記間隙の車体前後方向における後側の少なくとも一部を塞ぐことを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記蓋体が、前記ポンプと前記立て壁との間にできる間隙を略塞ぐための天井部を備えるとともに、前記立て壁はその車体前後方向における前側に連通穴を有することを特徴とする。
請求項の発明は上記請求項1又は2において、前記蓋体が前記燃料タンクの底部と前記下方膨出部の間に介在するシール部材であることを特徴とする。
請求項の発明は上記請求項において、 前記下方膨出部は複数の蓋体用取付穴を備え、前記蓋体は下方へ突出する複数の突起を持ち、この突起を前記下方膨出部の前記取付穴に差込係合して下方膨出部に装着するとともに、前記燃料ポンプを前記蓋体の連通穴に貫通させて下方膨出部へ固定したことを特徴とする。
請求項の発明は上記請求項1乃至のいずれかにおいて、前記燃料保持部材は、繊維を積層した部材又はスポンジ状部材であることを特徴とする。
請求項6の発明は上記請求項1乃至のいずれかにおいて、燃料供給系のプレッシャーレギュレータから戻された余剰燃料を下方膨出部膨出部内に排出する戻り管を備えるとともに、この戻り管の排出口を前記燃料ポンプの吸入部と離れた位置に前記燃料保持部材を介して配置したことを特徴とする。
請求項1によれば、燃料タンクの底部に設けた下方膨出部内に燃料保持部材を装填したので、燃料タンク内の燃料残量が少なく、かつ登坂などで極端に大きい姿勢変化を自動2輪車が起こした場合でも、下方膨出部内に必要燃料を保持できる。さらに、燃料タンク内に燃料保持部材を設けた場合に対して、燃料保持部材の総量を少なくできるため、重量及びコストを抑えることができる。
また、下方膨出部と燃料タンクの間に蓋体を設けたので、燃料保持部材の下方膨出部内への保持が容易となる。また、下方膨出部と燃料タンクの間で燃料を流通させる一つ又は複数の連通穴を蓋体に設けたことにより、連通穴の面積、個数、配置を変えることで下方膨出部内燃料のタンク側への飛び出しを効果的に抑制できる。
さらに、連通穴周囲に設けられた立て壁により、下方膨出部内燃料のタンク側への飛び出しをさらに抑制できる。
そのうえ、蓋体に天井部を設けてポンプと立て壁との間に形成される間隙の車体後方側における後側の少なくとも一部を塞ぐようにしたので、車体前側を急角度に持ち上げたときでも、ポンプと立て壁との間に形成された間隙から燃料が外部へ流出しにくくなるので、燃料を多く保持できる。
請求項2によれば、立て壁の車体前後方向における前側に連通穴を設けたので、車体前側を急角度に持ち上げたとき、連通穴から燃料が外部へ流出しにくくなり、燃料を多く保持できる。上記天井部と併用すればさらに燃料保持が効果的になる。
請求項3によれば、蓋体が下方膨出部と燃料タンクのシール部材を兼ねるため、部品点数を削減できる。
請求項によれば、下方膨出部、燃料保持部材、燃料ポンプ、シール部材を兼ねた蓋体が小組立された状態で、燃料タンクに組み付けできるため、組み付け工程の容易化を図ることができる。このとき蓋体は、複数の突起を下方膨出部の取付穴に差し込むだけで、下方膨出部に位置決め・装着されるため、燃料に対するシール性向上と組み付け工程の容易化が図れる。
請求項によれば、燃料保持部材が、繊維を積層した部材、またはスポンジ状部材であるため、比較的安価である上、下方膨出部内への装填が容易である。
燃料フィルタの代わりにすることが可能である。
請求項によれば、燃料供給系のプレッシャーレギュレータから下方膨出部内に排出される余剰燃料が、燃料保持部材内を通って燃料ポンプに吸入される際、余剰燃料に含まれた気泡が燃料保持部材内で消泡されるので、燃料ポンプが気泡を含んだ燃料を吸収してしまうことが防止できる。
以下、図面に基づいてオフロードレース用の自動2輪車に適用された本願発明の一実施形態を説明する。なお、自動2輪車は鞍乗り型車両の一例である。
図1はこの自動2輪車の側面を示す。1は前輪、2は前輪1の両側を下端部で支持する左右一対のフロントフォーク、3はフロントフォーク2の上部を操向自在に支持するヘッドパイプ、4はハンドル、5は車体フレーム、6はメインフレーム11上に支持される燃料タンク、7はシート、8は前端を車体フレームの後部へ軸支されるリヤアーム、9はリヤアーム8の後端に支持された後輪、10は車体フレーム5に支持されるエンジンである。
車体フレーム5はエンジン10の上方を左右対をなして後方へ斜め下がりに配設されるメインフレーム11と、ヘッドパイプ3からエンジン10の前方へ斜め下がりに配設されるダウンフレーム12と、メインフレーム11の後端部から下方へ延びる左右一対のピボットフレーム13を備え、ピボットフレーム13はリヤアーム8の前端部をピボット軸13aにて揺動自在に支持している。
エンジン10は、ダウンフレーム12に支持されたラジエタ14により冷却される水冷4サイクル式エンジンであり、クランクケース15とその前部に上方へ突出するシリンダ16及びその上方に設けられるシリンダヘッド17とを備え、車体フレーム5に支持されている。
図2は図1の要部を拡大して示し、シリンダヘッド17の前方には、ラジエタ14の冷却ファン14aが位置する。また、シリンダヘッド17の前面から排気管18がいったん前方へ延出し、その後屈曲して後方へ延び、後端でマフラー19へ接続している。
シリンダヘッド17の背面側に開口する吸気通路にはスロットルボディ20と電子燃料噴射装置21が接続されている。スロットルボディ20はスロットルバルブを内蔵し、かつ後方に配置されたエアクリーナ22よりコネクティングチューブ23を介して清浄空気を供給される。エアクリーナ22はシート7の下方へ斜め上向きに開口するインテーク22aより外気を下向きに吸入するようになっている。スロットルボディ20及びエアクリーナ22はエンジン吸気系を構成する。電子燃料噴射装置21は燃料タンク6から燃料を供給され、電磁駆動により吸気通路へ燃料を供給する。
図示の側面視にて、クランクケース15、シリンダ16、シリンダヘッド17及びメインフレーム11により略3角形をなす空間Sが形成され、この空間Sを利用して、レギュレータ24,第1コンデンサ25a及び第2コンデンサ25bが配置されている。これらは、クランクケース15の上面でシリンダ16より後方となる部分に、電装品取付ステー26により支持される。
これら電装品に対する電源は、クランクケース15の前部に内蔵されているACジェネレータ30の交流を利用し、電源回路はバッテリを省略したバッテリレス形式になっている。ACジェネレータの交流はレギュレータ24にて直流へ整流されるとともに電圧を調圧され、さらに第1のコンデンサ25a及び第2のコンデンサ25bにより平滑化される。第1のコンデンサ25aはシリンダヘッド17の点火プラグ32に対する点火用電力等、燃料噴射装置21以外の各種電装品に対する電力を供給する。
図中の符号35はリヤクッションであり、上下方向に配置され、ピボットフレーム13の上端とリヤフレーム8の前部下方に設けられたクッションリング8aとを連結している。符号40は排気浄化用二次エアバルブであり、メインフレーム11の前部とダウンフレーム12の上部間を連結するガセット3bに支持され、シリンダヘッド17の排気管18が接続する排気口の前方かつ斜め上方となる、排気口近傍に位置している。
図3はメインフレーム11に支持された状態における燃料タンク6部分の側面視形状を示す。この図において、燃料タンク6の側面にはフランジ部6bが斜め上がりに配置された左右一対のメインフレーム11の各上面と平行して形成されている。上部先端は、斜め上がり前方へ突出する前側タンクステー41をなし、ここでボルト42により、メインフレーム11の前端とヘッドパイプ3との間に設けられたガセット3aへ防振的に取付けられている。前側タンクステー41近傍となる頂部にはキャップ43が設けられている。燃料タンク6の後端部も後側タンクステー48が左右のメインフレーム11間に渡されたクロスメンバの上面へ防振的に取付けられている。
燃料タンク6の下部44は左右のメインフレーム11の間を下方へ突出し、その底部45は、ダウンフレーム12とヘッドパイプ3及びメインフレーム11の間に設けられたガセット3bの略水平に後方へ延出する腕部3cと側面視でほぼ重なるように配置されている。この底部45には内蔵される燃料ポンプユニット50の底部が取付けられている。
燃料ポンプユニット50の底部をなし、本願発明の下方膨出部の一例であるカップ51が、腕部3c及びメインフレーム11から下方へ突出して露出し、エンジンのシリンダヘッドカバー10aの頂部近傍に配置されている。燃料タンク6のうちカップ51より上方側を本体部6aとする。カップ51内へ入った燃料が燃料ポンプユニット50で吸い上げられてカップ51の外方に接続する燃料ホース52を通して燃料噴射装置21(図2)へ供給される。また、燃料供給系である燃料噴射装置21のプレッシャーレギュレータから戻された余剰燃料が戻り管53を通してカップ51内へ戻されるようになっている。カップ51は補助タンクとして機能する部分であり、カップ51内の燃料のみで所定時間の燃料供給を可能にするように容量が設定されている。
図4は燃料タンク6の側面形状を示す。前側タンクステー41は燃料タンク6の前端部へ重なって溶接により一体化されている。底部45には座部46が下方からロー付けで一体化されている。底部45の後端部近傍のコーナー部からは、戻り管53の後端部53aが後方へ突出している。なお燃料タンク6は金属又は樹脂等の適宜材料にて形成できる。
図5は燃料タンク6の底面図であり、左右のメインフレーム11には燃料タンク6の側面に形成されているフランジ40が重なり、下部44は左右のメインフレーム11の間に入り込んでいる。底部45には、燃料ポンプユニット50を通すための開口部47を設け、これを囲む座部46にはカップ51を取付けるためのボス46aが適当間隔で設けられている。座部46は底部45の横幅一杯に設けられている。燃料タンク6の後端部から突出する後部側タンクステー48は車体一側側へ偏って設けられている。
図6は燃料ポンプユニット50の側面形状、図7は同正面形状を示す。それぞれカップ51を破断してある。これらの図において、燃料ポンプユニット50はポンプ60、吸入フィルタ61、吐出側フィルタ62をポンプステー63にてバンド64で固定し、吐出側フィルタ62を同じくバンド65で固定することにより一体化されている。
吸入フィルタ61はカップ51内へ入れられ、ポンプステー63の底部63aをカップ51の底部と溶接一体化されている。カップ51内には吸入フィルタ61及びポンプ60の下部を包むように燃料保持部材66が充填されている。燃料保持部材66は、繊維の積層体や適宜のスポンジ状物質等で構成された燃料吸着性に富む多孔質物質からなる。繊維の積層体は、例えば網目状に織った繊維を折り畳むように積層してブロック状にしたものであり、このような繊維素材としては、ポリプロピレン等の樹脂繊維、サスウール等の金属繊維及びグラスウール等の無機質繊維等の適宜繊維素材がある。このような多孔質物質は、著しく多くの微少空隙を有する部材であり、この微少空隙内へ燃料を貯留しておくことができる。
カップ51の上方へ開放された開口部51bの周囲には外向きにフランジ51aが一体に形成され、これと平行して設けられるカップ部ステー54へ下側から重ねられてロー付けで一体化されている。カップ部ステー54は中央部がカップ51の開口部51bの開口幅よりも大きく開口され、フランジ51aのみに重なってロー付けにより溶接一体化されている。
カップ部ステー54の上にはパッキン55が重ねられている。パッキン55はカップ51をフランジ51aにて燃料タンク6の底部45に設けられた座部46へ取付けるとき、フランジ51aと座部46の間に介在して液密にシールするようになっている。パッキン55の中央部には立て壁56が一体に形成されている。
立て壁56は筒状をなす環状壁であり、その開口幅はカップ51の開口幅よりも狭くなっている。立て壁56の高さ及びこれに囲まれた空間である連通穴の開口面積は後述する所定条件を満たして、カップ51の燃料が本体部6a側へ流出しにくいように設定される。パッキン55の外周部には位置決め突起57が下方へ突出して一体に設けられ、これをフランジ51aに設けられた取付穴へ差し込むことにより係合取付けされる。パッキン55の取付けによりその下部が燃料保持部材66を押さえつけて固定するため、燃料保持部材66の押さえ部材としての蓋部材を兼ねる。
戻り管53は立て壁56の内側へ入り込んでカップ51内へ入り、燃料保持部材66の上部内へ差し込まれている。ポンプ60から吐出される燃料は、ホース67を介して吐出側フィルタ62へ送られ、ここで再度濾過された後、ホース68を介して立て壁56の外方に位置するジョイント69から燃料ホース52へ送られる。ジョイント69はフランジ51aを貫通してその下方かつカップ51の外方へ突出し
ている。
また、ポンプ60の頂部からはコード70が上方へ延出し、吐出側フィルタ62の上を回って下方へ延び、フランジ51aの裏面に固定されたコネクタ71へ接続する。図7における符号72はジョイント69へ接続する燃料ホースのステーである。燃料ポンプユニット50は、ポンプ60、吸入フィルタ61及び吐出側フィルタ62等をポンプステー63へ一体化し、かつポンプステー63の下部63aをカップ51と一体化し、さらに燃料保持部材66をカップ51内へ収容してパッキン55で固定することにより、予め小組立されており、これを燃料タンクの底部45へ取付けるだけで取付作業を済ませることができる。
カップ51は、燃料タンク6の本体部6a内へ収容されているポンプ60へ供給する燃料を貯める部分であり、ポンプ60への燃料供給が困難となるような急激な車体姿勢の変化をするときでも、所定時間燃料の供給を継続できる程度の容量が確保されるような所定条件を満足できるように設定されている。所定条件は仕様によって任意に定まるが、例えば、アクセル全開で70°の急坂を登坂する状態で約30秒間継続的に燃料を供給できることができる程度になっている。
図8は燃料ポンプユニット50の底面図であり、カップ51部分を破断して示す。カップ51と立て壁56は略長方形をなし、その中央にポンプ60が位置し、この外周を略半円状に間隔をもってポンプステー63が囲んでいる。ポンプ60と立て壁56との間に連通穴73が形成され、ここを通してカップ51内とこれより上方の燃料タンク6の本体部6a側とが連通し、燃料が移動可能になっている。
フランジ部51aの外周部には所定間隔で位置決め穴59(拡大部に位置決め突起57を除いて示す)とネジ通し穴74が設けられている。位置決め穴59にはパッキン55の位置決め突起57が差込係合される。ネジ通し穴74には図示しないネジを差し込むことにより、燃料タンク6の底部45に設けられている座部46のボス46a(図5)へ締結される。
図9はパッキン55の平面図、図10は図9の10−10線断面をそれぞれ示す。これらの図において、パッキン55はゴム等のシール性に優れた適宜材料より形成され、外形はフランジ部51aと略同形状をなし、その外周部は厚肉縁部80をなす。外周部の外側適当位置には一体のボス81が複数設けられ、ここに位置決め突起57が一体形成されている。突起57の周囲には環状の突部58が一体に形成され(図10参照)、突起57を位置決め穴59を差し込むときの係合手段になっている。
立て壁56の周囲には適当位置に肉抜き穴82a〜82dが設けられている。立て壁56の内側は空間83をなし、この空間83の一部が実質的に連通穴73となっている。これらの肉抜き穴82a〜82dは、大きめの燃料ポンプユニット50を空間83へ通す場合において、立て壁部56を変形しやすくする。特に、立て壁部56より前方の肉抜き穴82aは、燃料ポンプユニット50が前傾して空間83の前側を通過するため、大きく開口して立て壁部56の大きな変形を可能にしている。前後及び左右等の方向については図6及び9に示してあり、燃料タンクの車体搭載時における車体を基準とする。また、各肉抜き穴82a〜82dは、パッキン55全体の軽量化に役立つとともに、一部はホース68を通すための配管空間としても役立つ。
図10に示すように、立て壁56の側面適所に燃料流通穴84が貫通形成され、この燃料流通穴84を介して燃料がカップ51と燃料タンク6の本体部6a内とを移動可能にしている。燃料流通穴84は立て壁56の内側空間83と燃料タンク6の本体部側とを連通し、燃料の移動を可能にする。但し、燃料流通穴84は必須ではなく、その有無は任意である。またこれを設ける場合も、高さ、前後方向位置、開口寸法、数等は仕様により任意に設定される。
次に、本実施形態の作用を説明する。図11に示すように、燃料の残量が少ない状態で例えば70°程度の急坂を登坂するとき、燃料が燃料タンク6の後方へ偏って移動し、水平線Hが立て壁56の先端を通ることにより、油面が立て壁56よりも低くなってカップ51内へ燃料を供給できない場合が生じる。しかし、このような場合でも、燃料が燃料保持部材66に含浸保持されているので、ここから燃料を吸入することにより、所定の燃料供給条件、例えば、車体の上方へ70°傾斜時においてスロットル全開で約30秒間程度にわたって持続的に燃料供給を可能とする。しかも、燃料タンクの本体部6a内に燃料保持部材66を設けた場合と比べて、比較的小容量のカップ51内へ装填するから、燃料保持部材66の使用総量を少なくできるため、重量及びコストを抑えることができる。
また、カップ51と燃料タンクの底部45との間に蓋体を兼ねたパッキン55を設けたので、燃料保持部材66をカップ51内へ固定して保持することが容易になる。そのうえ、カップ51と燃料タンクの本体部6a間で燃料を流通させるための連通穴73(図8)をなす空間83及び同様に機能する燃料流通穴84を蓋体であるパッキン55に設けたことにより、空間83及び燃料流通穴84の開口面積、個数、配置を変えることでカップ51内燃料の燃料タンク本体部6a側へ飛び出すことを効果的に抑制できる。
また、空間83の周囲に設けられた立て壁56により、カップ内燃料のタンク側へ向かう飛び出しをさらに効果的に抑制できる。しかも、パッキン55は、蓋体としての機能に加えて、カップ51と燃料タンクの底部の間におけるシール部材を兼ねるため、部品点数を削減できる。
さらに、燃料ポンプユニット50は、カップ51、燃料保持部材66、ポンプ60及びシール部材を兼ねた蓋体であるパッキン55が予め小組立された状態で燃料タンク6へ組み付けできるため、組み付け工程の容易化を図れる。
そのうえ、蓋体であるパッキン55は、複数の位置決め突起57をカップ51のフランジ51aに設けたパッキン取付穴59に差し込むだけで、カップ51に対して位置決め・装着できるため、燃料に対するシール性向上と組み付け工程の容易化が図れる。このとき、カップ51内に予め燃料保持部材66を比較的大きな開口51bより容易に収容し、その後、上からパッキン55を被せてフランジ51aへ係合させるだけで燃料保持部材66を簡単に固定できる。
また、燃料保持部材66が、繊維を積層した部材、またはスポンジ状部材であるため、比較的安価であるうえ、カップ51内への装填が容易である。しかも、燃料フィルタの代わりにすることも可能である。
そのうえ、燃料供給系のプレッシャーレギュレータからカップ51内に排出される余剰燃料が、燃料保持部材66内を通ってポンプ60に吸入される際、余剰燃料に含まれた気泡が燃料保持部材66内で消泡されるので、ポンプ60が気泡を含んだ燃料を吸収してしまうことを防止できる。このため、気泡の混入を極力避けることが求められる電子燃料噴射装置へ気泡の少ない燃料を供給できるので、この種の装置における燃料ポンプ装置として好適なものになる。
次に、別実施形態を説明する。図12は図6、図13は図8にそれぞれ対応する。この例では、パッキン55に立て壁56を設けず、かつ連通穴73の形状も若干異なったものになっている点で相違する。以下、共通部には共通符号を用い、重複説明は省略する。
この例ではパッキン55がカップ51の開口51bを大きく覆うように設けられ、その中央部にポンプ60とポンプステー63が差し込まれている。ポンプステー63は屈曲してポンプ60の周囲略半分を囲んでおり、このポンプステー63とポンプ60の間が連通穴73をなし、ここを通して燃料がカップ51と燃料タンク本体部を移動する。
図13に示すように、パッキン55には、ポンプ60とポンプステー63を通すことができる程度の比較的小さな開口85が形成され、この開口85内の空間が前記連通穴73をなしている。また、戻り管53を貫通して通すための貫通穴86がカップ51の壁部近くに設けられている。さらに、ポンプステー63の外方かつカップ51の壁部との間に比較的小さな連通穴87が上下方向へ貫通して設けられている。連通穴87はカップ51と燃料タンク本体部の間を燃料が移動するようになっている。但し、連通穴87は必須ではなく、その有無並びに形成位置、開口寸法及び個数等も適宜設定される。
この例によれば、前実施形態のような立て壁56を設けなくても、前記のような車体姿勢の急激な変化時において、カップ51から燃料タンクの本体部6a側へ燃料が飛び出して流出することを防ぎ、所定時間の燃料供給を可能にする。
さらに別の実施形態を図14〜22に示す。この実施形態は立て壁56を有するパッキン55に対してさらに別体の蓋100を取付けたものである。図14は図12に対応し、ポンプ60の略中央を通る前後方向断面を示す。カップ51側の構造は共通であるが、パッキン55側の構造が相違する。このパッキン55は図6に示したものと同様に立て壁56を有するとともに、別体の蓋100を被せてある。蓋100は図中に示した車体の前後方向にて、ポンプ60の後側との間に間隙がほぼ生じないように略塞いでいる。このためカップ51内への燃料の流入は立て壁部56の側面に形成した連通穴93(詳細は後述)によっている。
図15は、蓋100を取付けたパッキン55の平面図であり、図16は図15の16−16線に沿う断面図である。蓋100は立て壁56の周囲を囲むように被せられ、その側壁101は立て壁56の外側に重なる。また、立て壁56の上方のうち後部側には天井部90(図14)が一体に設けられ、その上に蓋100の天井部102が重なっている。
パッキン55の天井部90から上方へ一体に突出する係合片91a、91b及び91cが、蓋100側の天井部102から上方へ一体に突出した突起105a、105b及び105cに対して係合し、さらに蓋100の下部に設けられた前方へ突出する突部109へ、パッキン55側の立て壁周囲部94から上方へ一体に突出する突起95が係合することにより、蓋100とパッキン55が一体化されている。
図17は、蓋100の平面図、図18は図17の18−18線に沿う断面図である。これらの図に示すように、蓋100は比較的弾力に富む適宜材料からなり、平面視(図17)略角筒状をなす側壁101を備える。天井部102の前側寄り位置には燃料ポンプユニット50を嵌合するための開口104が形成されている。この開口104は前側が開放された略3/4円弧状の立てフランジ112で囲まれ、この立てフランジ112はポンプ60の周囲のうち左右から後面側に密着して後側に間隙を形成しないようになっている。
立てフランジ112の前部は、側壁101のうち車体前側となる前壁101aに形成されたスリット113の左右端部へ達している。スリット113は、ここを広げて燃料ポンプユニット50を開口104へ嵌合することができるようにするためのものである。この立てフランジ112は、天井部102との間に一体形成されたリブ114及び115で補強されている。リブ114は立てフランジ112の最後部から後方へ突出している。リブ115は車体左側となる側壁101に近い立てフランジ112の円弧状部分の前端から斜め左前方へ突出している。
開口104より後方の天井部102には、リブ114を挟んで長穴状のスリット103a及び103bが一対で形成され、それぞれの各近傍となる左右のコーナー部に突起105a及び105bが一対で形成されている。左右の突起105a及び105bの中間部に戻り管53(図6)を通すための貫通穴111が形成されている。
スリット103a及び103bは天井部102を上下に貫通し、係合片91a及び91b(図16)を下方から上方へ差し通すことができる大きさになっている。突起105a及び105bは略円柱をなし、それぞれの下部に太径部106が一体に形成されている。突起105cもこれらの突起105a及び105bと同一構造をなす。
天井部102の前部側には、開口104を挟んで車体の右側コーナー部に、パッキン55の突起91cが下方から上方へ貫通するようにスリット103cが形成される。スリット103cはスリット103a及び103bと同様の長穴状をなすが、長手方向がこれらと直交する方向に配置されている。また、このスリット103cの近傍となる右側の側壁101の前部から突部108が右側方へ向かって一体に突出形成されている。突部108には突起105cが上方へ向かって一体に突出形成されている。
スリット113を挟んで車体左側となる前壁101aの下端部からは、前方へ一体に突出する突部109が形成され、ここに穴110が設けられている。この穴110にはパッキン55の突起95が下方から上方へ貫通するように形成されている。突部108と突部109は上下に分離して形成されている(図18参照)。
図19はパッキン55の平面図である。また、この21−21線に沿う断面
図を図21の一部において示す。これらの図に示すように、パッキン55は平面視(図19)で略角筒状をなす立て壁56を中央に設け、その周囲に略平板状をなす立て壁周囲部94を一体に形成したものであり、外周部には厚肉縁部80が全周に形成されている。
立て壁56の上端部側の開口85の一部を覆うように天井部90が一体に設けられている。天井部90の面積は任意に調整可能である。天井部90の長手方向中間部に戻り管53(図6)を通すための貫通穴86が形成されている。この貫通穴86を挟んで一対の係合片91a及び91bが上方へ一体に突出形成されている。同様に右側の立て壁部56の前端側にも係合片91cが上方へ一体に突出形成されている。各係合片はスリット103a〜103cに対応するように薄板状に設けられ、それぞれの平坦部における面方向は、係合片91a及び91bに対して係合片91cが直交している。
これらの係合片91a及び91bは係合片91cと同様構造であり、平坦部形状を図21に示されている係合片91cのように、それぞれは舌片状をなして折れ曲がり自在のものであり、それぞれに係合穴92が貫通形成されている。係合片91a〜91cにおける各係合穴92の内径は対応する突起105a,105b又は105cの一般径(太径部106以外の部分の外径)と同程度か若干小さめに形成され、弾性変形により太径部106の外径よりも大きく拡径できるようになっている。
立て壁周囲部94のうち立て壁56より前方側に肉抜き穴82aが設けられている。この肉抜き穴82aは前実施形態同様に燃料ポンプユニット50を通すときにおける立て壁部56の変形を容易にする。さらに、立て壁周囲部94の外周部には燃料ホース68(図14)を通すためのホース穴88を貫通形成してある。また、立て壁56の左右に対向する壁部にはそれぞれ複数のリブ89a及び89bが一体形成されている。図20はこのリブ89a及び89bを示す図19の20−20断面図である。この図に明らかなように、これらのリブ89a及び89bは、立て壁56の外周下部と立て壁周囲部94の間に略三角形状をなして一体形成されている。
図21に示すように、立て壁周囲部94の一部で、突部109の穴110と対応する位置に略円柱状の突起95が上方へ一体に突出形成されている。また立て壁56の下部に側方へ内外を連通穴93が形成され、ここからカップ51内へ燃料が入るようになっている。連通穴93は立て壁部56のうち車体の前後方向における前側に形成され、その開口面積や個数は任意にできる。また、形成位置は立て壁部56の前半側位置であれば任意に設定できる。車体の前後・左右については図14及び15に示した。また、蓋100の側壁101のうち、前後方向後半部側は段差をなして上方へ移っており、蓋100をパッキン55へ重ねたとき、連通穴93に重ならず、これを開放できるようになっている(図16参照)。
図21に、パッキン55と蓋100の取付一体化の手順を示す。予め連通穴83へ燃料ポンプユニット50を通したパッキン55の上に蓋100を置き、スリット113を開いて燃料ポンプユニット50に取付ける。続いてこの蓋100をパッキン55へ被せ、天井部90の係合片91a、91b及び91cをそれぞれ、天井部102のスリット103a、103b及び103cへ下方から入れ、上方へ貫通させる。同時に、突起95を突部109の穴110に貫通させる。
これにより、各係合片91a、91b及び91cが蓋100の上部から上方へ突出し、天井部90の上に天井部102が重なり、かつ側壁101の内側に立て壁56が密に嵌合される。そこで、各係合片91a、91b及び91cを図16に仮想線で示すように、対応する突起105a、105b及び105cの上へ折り曲げ、これらの係合片を弾性変形させることにより、それぞれの係合穴92を拡大させて突起105a、105b及び105cの各太径部106の下部まで引き下げてから係合片91a、91b及び91cを解放すれば、係合穴92が復元して縮径するため、各対応する突起105a、105b及び105cへしっかり係合する。
このようにすれば、係合片91a、91b及び91cの弾性変形を利用して蓋100をパッキン55と容易に係合一体化させることができ、組立が容易になる。また、突起95と突部109により蓋100の下部と立て壁周囲部94とを容易に組立一体化できる。
また、蓋100を設けてポンプ60の後半部側との間に間隙が生じないように覆って間隙を塞いだので、燃料の飛び出しを効果的に阻止できる。図22はこれを示すための図11と同様の図であり、図22において、燃料の残量が少ない状態で例えば70°程度の急坂を登坂するとき、燃料が下方へ偏って移動しても、側面視でポンプ60の側面後半部側には立てフランジ112が後方から密に接触して間隙を生じないように塞いでいるので、カップ51内の燃料が外部へ飛び出すことを阻止できる。このため、このような急傾斜状況下でも、カップ51内にて燃料を効果的に保持できる。
そのうえ、パッキン55の上部とポンプ60との周囲における間隙のうち、特に後半部側を蓋100で塞ぐことにより、燃料タンクの油面が下がって仮想線Lで示すように、パッキン55の上方を通って燃料タンク側からカップ51内へ燃料が流入しにくくなっても、立て壁部56の側面に連通穴93を設けたことにより、この連通穴93によって燃料タンク側からカップ51内への燃料流入を確保できる。
しかも、この連通穴93の位置を側面視で立て壁部56の車体前後方向における前部側にしたので、上記急傾斜時において、さらに油面が低下することにより、期待できる燃料流入量よりも連通穴93からの流出量が多い状態になると、連通穴93が油面の上方に出て、カップ51側から燃料タンク側への燃料飛び出しを阻止できる。
図23及び24はさらに別の実施形態を示す。この形態は、前実施形態において蓋100を除いたものにほぼ相当し、図23は図14に対応し、図24は図19に対応する。これらの図において、パッキン55は蓋との取付構造を欠く点を除き、上記前実施形態と同様である。天井部90より前方の開口85には、燃料ポンプユニット50が通される。
このようにしても、パッキン55の天井部90がポンプ60の周囲における後側の間隙を略塞ぐため、カップ51内の燃料が外部へ飛び出すことを効果的に阻止できるとともに、上記実施形態の蓋100を省略できるため部品点数を削減できる。なお、天井部90の図24における面積は任意に調節でき、例えば、仮想線で示すようにポンプ60の外周部の後部へ接触する程度に前方へ張り出させてもよい。このようにすると間隙の閉塞率が大きくなるように調整することができる。
なお、本願発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、極端に大きい姿勢変化とは前記の登坂時のみならず、下降時や急加速・急減速時等、油面が急激に変化する場合においても有効である。また、適応車種はオフロード仕様だけでなく各種用途のものが可能である。
実施形態に係る自動2輪車の側面図 車体要部の拡大側面図 燃料タンク部分を主とする側面図 燃料タンクの側面図 燃料タンクの底面図 燃料ポンプユニットの側面図 燃料ポンプユニットの正面図 燃料ポンプユニットの底面図 パッキンの平面図 図9の10−10線断面図 作用説明図 別実施形態に係る図6と同様図 別実施形態に係る図8と同様図 さらに別の実施形態に係る図6及び図12と同様図 上記実施形態に係る蓋を被せたパッキンの平面図 図15の16−16線に沿う断面図 上記実施形態に係る蓋の平面図 図17の18−18線に沿う断面図 上記実施形態に係るパッキンの平面図 図19の20−20線に沿う断面図 上記実施形態に係るパッキンと蓋の組付手順を示す図 上記実施形態に係る作用説明図 さらに別の実施形態に係る図14と同様図 上記実施形態に係るパッキンの平面図
符号の説明
6:燃料タンク、11:メインフレーム、20:スロットルボディ、21:燃料噴射装置、45:底部、46:座部、50:燃料ポンプユニット、51:カップ、52:燃料ホース、53:戻り管、55:パッキン、56:立て壁、57:位置決め突起、60:ポンプ、61:吸入フィルタ、62:吐出フィルタ、63:ポンプステー、66:燃料保持部材、73:連通穴、85:開口、86:貫通穴、87:連通穴、91a・91b・91c:係合片、95:位置決め突起、100:蓋、101:側壁、103a・103b・103c:スリット、104:開口、105a・105b・105c:突起、109:係合突部、111:貫通穴

Claims (6)

  1. 車体フレームへ支持された燃料タンクの底部に、下方へ膨出するとともに上方へ開口する容器状の下方膨出部を取付けて内部を上方の燃料タンク本体部内へ連通させ、この下方膨出部内へ燃料ポンプの吸入部を収容させ、かつ燃料ポンプの吸入部よりも上方部分を燃料タンクの本体部へ内蔵した自動2輪車用燃料タンクにおいて、
    前記下方膨出部内に燃料保持部材を装填し、この燃料保持部材によって保持された燃料を前記吸入部で吸入するようにし、
    前記下方膨出部と燃料タンクの底部との間に蓋体を配置し、この蓋体に設けた一つまたは複数の連通穴を介して前記下方膨出部と燃料タンクの本体部間の燃料流通を可能にし、
    前記蓋体の前記連通穴周囲に立て壁を設けるとともに、
    前記蓋体は、前記ポンプと前記立て壁との間にできる間隙を塞ぐための天井部を備え、この天井部は、前記間隙の車体前後方向における後側の少なくとも一部を塞ぐことを特徴とする自動2輪車用燃料タンク。
  2. 前記蓋体は、前記ポンプと前記立て壁との間にできる間隙を略塞ぐための天井部を備えるとともに、前記立て壁はその車体前後方向における前側に連通穴を有することを特徴とする請求項に記載した自動2輪車用燃料タンク。
  3. 前記蓋体が、前記燃料タンクの底部と前記下方膨出部の間に介在するシール部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載した自動2輪車用燃料タンク。
  4. 前記下方膨出部は複数の蓋体用取付穴を備え、前記蓋体は下方へ突出する複数の突起を持ち、この突起を前記下方膨出部の前記取付穴に差込係合して下方膨出部に装着するとともに、前記燃料ポンプを前記蓋体の連通穴に貫通させて下方膨出部へ固定したことを特徴とする請求項に記載した自動2輪車用燃料タンク。
  5. 前記燃料保持部材は、繊維を積層した部材又はスポンジ状部材であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載した自動2輪車用燃料タンク。
  6. 燃料供給系のプレッシャーレギュレータから戻された余剰燃料を下方膨出部膨出部内に排出する戻り管を備えるとともに、この戻り管の排出口を前記燃料ポンプの吸入部と離れた位置に前記燃料保持部材を介して配置したことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載した自動2輪車用燃料タンク。
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