JP4382793B2 - 決済システム、決済装置、及び移動機 - Google Patents

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Description

本発明は、決済装置及び移動機間で電子決済による決済処理を実行する決済システム、この決済システムにおける決済装置及び移動機に関する。
非接触型ICチップを搭載し、決済機能を備えた移動機が、駅の改札や店舗といった多くの場所で利用されている。ユーザは、予め携帯電話機に電子マネーをチャージし、移動機をいわゆる電子財布として少額の商品購入などを行うことが可能となっている。移動機を用いた少額決済は、現金による支払いよりも、容易且つ迅速に行うことができ、今後益々の普及が予想される。
更に、電子決済のセキュリティの向上を目的として、指紋や虹彩等の生体情報による認証(以下「生体認証」という)を取り入れた電子決済システムが提案されている。生体認証では、指紋情報や網膜血管情報などのユーザに固有の情報を利用するので、安全性の高い認証を可能としている。
したがって、移動機を用いた決済処理時に、生体認証を利用することによって、高セキュリティ、且つ迅速に決済を行うことができる。移動機を用いた決済処理時に生体認証を利用する電子決済方法として、販売店に設置された指紋採取装置にて指紋情報を採取し、採取した指紋情報をユーザが携行する移動機に送信し、移動機にて指紋照合を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−346606号公報
ところで、現在普及している非接触ICチップの通信可能距離は最大で10cm程度であるため、電子決済の際に、ユーザは、決済機能を備えた移動機を改札や店舗のレジの読み取り機などに翳すことが必要であり、煩わしさが残る。
このため、ユーザの利便性の観点では、移動機を用いた決済処理にはある程度改善の余地があると考えられる。すなわち、より長距離の通信が可能な通信手段を利用することで、電子決済の際に、ユーザが移動機を改札や店舗のレジの読み取り機などに翳すといった手順を不要とすることができる。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の方法では、長距離の通信が可能な通信手段を利用すると、生体情報をより広範囲に送信してしまうことになり、第三者によって生体情報が傍受される危険性が高い。生体情報は、クレジットカード番号などとは異なり、生涯不変のものであるために、一度傍受されて複製されてしまうと、一生安全性を回復できないという大きな問題点を有している。
よって、仮に生体情報が暗号化されていたとしても、第三者によって生体情報が傍受される可能性があるために、ユーザの安全性を十分に保証できないという問題がある。あるいは、生体認証とパスワード入力とを併用することも考えられるが、ユーザの利便性を著しく損なうことになる。
上記問題点に鑑み、本発明は、移動機を鞄などにしまい込んでいても電子決済を容易に実行可能であり、且つユーザの安全性を保証可能な決済システム、決済装置、及び移動機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、決済装置(決済機3、生体情報読み取り機5、決済サーバ7など)及び移動機(移動機1)間で電子決済による決済処理を実行する決済システムであって、前記決済装置は、前記移動機のユーザから前記ユーザの個人認証に使用する生体情報を取得する生体情報取得部(生体情報読み取り機5)と、近距離無線通信により前記移動機と直接通信する第1通信部(近距離無線通信部30)と、前記移動機と前記決済処理を実行する第1決済処理部(決済処理部35又は35b)とを備え、前記移動機は、前記生体情報を予め記憶する生体情報記憶部(生体情報記憶部12)と、前記近距離無線通信により前記第1通信部と直接通信する第2通信部(近距離無線通信部10)と、前記第1決済処理部と前記決済処理を実行する第2決済処理部(決済処理部16)とを備え、前記第1及び第2決済処理部は、前記生体情報取得部によって取得された生体情報の一部と、前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報の一部との一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するかを決定する決済システムであることを要旨とする。ここで、「生体情報」とは、ユーザの個人認証に使用できるものであれば良く、指紋情報、声紋情報、虹彩情報、網膜血管情報、又は静脈情報などが使用できる。
本発明の第2の特徴は、上記の特徴に係る決済システムにおいて、前記決済装置は、前記生体情報取得部によって取得された生体情報を複数の第1データブロックに分割し、前記複数の第1データブロックから、少なくとも1つの第1データブロックを選択する第1ブロック化部(生体情報分割部32、ブロック選択部33)と、前記選択された第1データブロックと、前記選択された第1データブロックのブロック番号とを、前記第1通信部を用いて前記移動機へ送信するブロック送信部(ブロック送信部34)とを更に備え、前記移動機は、前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報を複数の第2データブロックに分割し、前記複数の第2データブロックから、前記ブロック送信部によって送信されたブロック番号に対応する第2データブロックを選択する第2ブロック化部(生体情報分割部13、ブロック選択部14)と、前記ブロック送信部によって送信された第1データブロックと、前記第2ブロック化部によって選択された第2データブロックとに対し、前記一致判定を実行する一致判定部(一致判定部15)とを更に備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、上記の特徴に係る決済システムにおいて、前記決済装置は、前記生体情報取得部によって取得された生体情報を複数の第1データブロックに分割し、前記複数の第1データブロックから、少なくとも1つの第1データブロックを選択する第1ブロック化部と、前記第1選択部によって選択された第1データブロックのブロック番号を、前記第1通信部を用いて前記移動機へ送信するブロック番号送信部(ブロック番号送信部36)とを更に備え、前記移動機は、前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報を複数の第2データブロックに分割し、前記複数の第2データブロックから、前記ブロック番号送信部によって送信されたブロック番号に対応する第2データブロックを選択する第2ブロック化部と、前記第2選択部によって選択された第2データブロックを、前記第2通信部を用いて前記決済装置へ送信するブロック送信部とを更に備え、前記決済装置は、前記第1ブロック化部によって選択された第1データブロックと、前記ブロック送信部によって送信された第2データブロックとに対し、前記一致判定を実行する一致判定部(一致判定部37)を更に備えることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、上記の特徴に係る決済システムにおいて、前記第1及び第2通信部の最大通信可能距離は70cm以上であることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、上記の特徴に係る決済システムにおいて、前記第1決済処理部は、ネットワーク上のサーバ(決済サーバ7)内に構成され、前記移動機は、前記ネットワークと無線通信するための第3通信部(無線通信部17)を更に備え、前記第2決済処理部は、前記第3通信部を用いて前記第1決済処理部と前記決済処理を実行することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、ユーザの個人認証に使用する生体情報を予め記憶した移動機(移動機1)と通信し、電子決済による決済処理を実行する決済装置(決済機3、生体情報読み取り機5、決済サーバ7など)であって、前記移動機のユーザから前記生体情報を取得する生体情報取得部(生体情報読み取り機5)と、近距離無線通信により前記移動機と通信する通信部(近距離無線通信部30)と、前記通信部を介して前記移動機と前記決済処理を実行する決済処理部(決済処理部35又は35b)とを備え、前記決済処理部は、前記生体情報取得部によって取得された生体情報の一部と、前記移動機に記憶されている生体情報の一部との一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するか否かを決定することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、移動機(移動機1)と、前記移動機のユーザから前記ユーザの個人認証に使用する生体情報を取得可能な決済装置(決済機3、生体情報読み取り機5、決済サーバ7など)とを有する決済システムにおける移動機であって、前記生体情報を予め記憶する生体情報記憶部(生体情報記憶部12)と、近距離無線通信により前記決済装置と通信する通信部(近距離無線通信部10)と、前記通信部を介して前記決済装置と決済処理を実行する決済処理部(決済処理部16)とを備え、前記決済処理部は、前記決済装置によって取得された生体情報の一部と、前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報の一部との一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するか否かを決定することを要旨とする。
本発明によれば、移動機を鞄などにしまい込んでいても電子決済を容易に実行可能であり、且つユーザの安全性を保証可能な決済システム、決済装置、及び移動機を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2実施形態を説明する。以下の第1及び第2実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
[第1実施形態]
(決済システムの全体構成例)
先ず、本実施形態に係る決済システムの全体構成例について説明する。図1は、本実施形態に係る決済システムの全体構成例を示す図である。
本実施形態に係る決済システムは、移動機1と、決済機3と、生体情報読み取り機5とを備える。決済機3及び生体情報読み取り機5は、例えば任意の店舗内に設置されている。決済機3は、図示を省略するネットワークを介して金融機関のサーバ等に接続されている。移動機1は、例えば電子決済機能を有する携帯電話機である。
移動機1及び決済機3は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信手段によって直接通信し、生体認証処理及び決済処理を実行する。すなわち、移動機1及び決済機3は、非接触ICチップの通信可能距離よりも長距離の通信を実行可能なように構成されている。なお、非接触ICチップの通信可能距離は、最大で70cmである。
生体情報読み取り機5は、移動機1のユーザから、このユーザの個人認証に使用する生体情報を取得する。本実施形態では、生体情報読み取り機5は、生体情報として、ユーザの指紋情報を読み取る場合について説明する。
移動機1は、自機のユーザの生体情報を予め記憶しており、この生体情報を利用して、移動機1にて生体情報の一致判定を行う。移動機1及び決済機3は、生体情報読み取り機5によって読み取られた生体情報の一部と、移動機1に記憶されている生体情報の一部との一致判定の結果に応じて、決済処理を実行するかを決定する。
このように、本実施形態に係る決済システムにおいては、生体情報の一部のみを用いてマッチング(生体認証)を行う構成としている。したがって、非接触ICチップの通信可能距離よりも長距離の通信が可能な通信手段を利用しつつも、生体情報の全部が第三者によって傍受されることを回避可能としている。
(決済システムの動作概要)
次に、本実施形態に係る決済システムの動作概要について説明する。図2は、本実施形態に係る決済システムの動作概要を示すシーケンス図である。
ステップS11において、決済機3は、生体情報の読み取り要求を生体情報読み取り機5に通知する。
ステップS12において、生体情報読み取り機5は、移動機1のユーザから生体情報を読み取る。具体的には、ユーザが生体情報読み取り機5に手を翳すことで、生体情報(指紋情報)が取得される。
ステップS13において、生体情報読み取り機5は、ステップS12で読み取った生体情報を決済機3に通知する。
ステップS14において、決済機3は、ステップS13で通知された生体情報を分割することでブロック化する。この結果、ビット列からなる複数のデータブロックが生成される。各データブロックには、データブロックを識別するブロック番号が割り振られる。また、決済機3は、上記生成された複数のデータブロックから少なくとも1つのデータブロックを選択する。
ステップS15において、決済機3は、ステップS14で選択されたデータブロックと、そのブロック番号とを周囲の移動機1に報知する。
ステップS16において、移動機1は、自機に記憶されている生体情報と、ステップS15で送信されたデータブロック及びそのブロック番号とに基づいて、生体情報の一致判定(認証)を行う。ここでは、生体情報が一致したものとする。
ステップS17において、移動機1は、生体情報が一致したことを示す生体情報一致通知を決済機3へ送信する。
ステップS18において、移動機1と決済機3との間で、決済処理が実行される。具体的には、決済機3が移動機1に決済要求を行い、移動機1が所定の決済情報を決済機3に通知することで、決済処理が実行される。
(ブロック化処理及び一致判定処理の一例)
次に、本実施形態に係る決済機3による生体情報のブロック化処理、及び移動機1による一致判定処理の一例について説明する。図3は、ブロック化処理及び一致判定処理の一例を説明するための図である。
上述したように、決済機3は、生体情報読み取り機5から通知された生体情報を分割することでブロック化する。生体情報の分割数は、予め定められた数としても良く、決済機3によって任意に決定される構成としても良い。図3の例では、生体情報が5つのデータブロックに分割されている。
各データブロックにはブロック番号が割り振られており、ブロック番号1〜5の示すデータブロックは、データ(コード)“A〜E”をそれぞれ含んでいる。
決済機3から移動機1へのデータブロック送信は、(a)複数データブロックを一括して送信する、(b)1データブロック毎に複数回送信する、のいずれかによって行われる。
(a)複数データブロックを一括して送信する場合
決済機3は、複数のデータブロックから、送信すべきデータブロックをランダムに選択し、ランダムに選択された複数のデータブロックを移動機1に送信する。
図3の例では、ブロック番号(1,5)、データブロック(A,B)といったように、送信すべきデータブロックがランダムに複数選択される。移動機1では、受取ったブロック番号に該当するデータブロックを一致判定する。
このようなデータブロック送信方法によれば、1回のデータブロック送信で、決済処理対象の移動機1を判定できるので、生体認証処理を短時間で行うことができる。
(b)1データブロックずつ複数回に分けて送信する場合
決済機3は、複数のデータブロックから、送信すべきデータブロックを1つずつ選択し、選択されたデータブロックを複数回に分けて移動機1に送信する。
図3のような例では、1回目はブロック番号(1)、データブロック(A)、2回目はブロック番号(5)、指紋データ(B)といったように、送信すべきデータブロックが1つずつ選択される。2回目のデータブロック送信は、1回目のデータブロック送信時に認証された移動機に対してのみ行われる。つまり、候補となる移動機を徐々に絞り込むようにしてデータブロック送信が行われる。
このようなデータブロック送信方法によれば、第三者の移動機に生体情報(データブロック)が渡ることを最小限に抑えることができる。
(決済機の構成例)
次に、本実施形態に係る決済機3の構成例について説明する。図4は、本実施形態に係る決済機3の構成例を示す図である。
決済機3は、近距離無線通信部30と、生体情報記憶部31と、生体情報分割部32と、ブロック選択部33と、ブロック送信部34と、決済処理部35とを備える。
近距離無線通信部30は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信方式に準拠した構成を有している。生体情報記憶部31は、生体情報読み取り機5が読み取った生体情報を一時的に記憶する。生体情報分割部32は、生体情報記憶部31に記憶されている生体情報を複数のデータブロックに分割する。ブロック選択部33は、複数のデータブロックから、少なくとも1つのデータブロックを選択する。ブロック送信部34は、ブロック選択部33によって選択されたデータブロックと、そのブロック番号とを、近距離無線通信部30を用いて移動機1へ送信する。
なお、決済機3は、認証結果、プリペイドマネーの残高情報、クレジットカードの有効期限などの、ユーザが利用するサービスに関する情報を表示する表示装置を備えていても良い。
(移動機の構成例)
次に、本実施形態に係る移動機1の構成例について説明する。図5は、本実施形態に係る移動機1の構成例を示す図である。
移動機1は、近距離無線通信部10と、生体情報読み取り部11と、生体情報記憶部12と、生体情報分割部13と、ブロック選択部14と、一致判定部15と、決済処理部16と、無線通信部17と、通信制御部18と、出力部19と、入力部20とを備える。
近距離無線通信部10は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信方式に準拠した構成を有しており、決済機3の近距離無線通信部30と近距離無線通信を行う。生体情報読み取り部11は、移動機1のユーザから生体情報を読み取る。指紋情報を読み取る場合には、生体情報読み取り部11が専用のデバイスとして実装されるが、声紋情報などを読み取る場合には、移動機1のスピーカを生体情報読み取り部11として利用しても良い。
生体情報記憶部12は、生体情報読み取り部11が読み取った生体情報を記憶する。生体情報分割部13は、生体情報記憶部12に記憶されている生体情報を複数のデータブロックに分割する。ブロック選択部14は、生体情報分割部13が作成した複数のデータブロックから、決済機3のブロック送信部34によって送信されたブロック番号に対応するデータブロックを選択する。一致判定部15は、決済機3のブロック送信部34によって送信されたデータブロックと、ブロック選択部14によって選択されたデータブロックとに対し、一致判定を実行する。決済処理部16は、一致判定部15による一致判定の結果に応じて、決済機3と決済処理部を実行する。
なお、無線通信部17は、図示を省略する移動通信網と無線通信を行う。通信制御部18は、無線通信部17による無線通信を制御する。出力部19は、スピーカや表示装置などからなり、音声や画像を出力する。入力部20は、各種キーやマイクなどからなり、ユーザ入力や音声の入力を受け付ける。
(決済機の動作フロー例)
次に、本実施形態に係る決済機3の動作フロー例について説明する。図6は、本実施形態に係る決済機3の動作フロー例を示すフローチャートである。
ステップS101において、生体情報読み取り機5は、移動機1のユーザから生体情報を読み取る。
ステップS102において、生体情報分割部32は、ステップS101で読み取られた生体情報を複数のデータブロックに分割する。
ステップS103において、ブロック選択部33は、ステップS102で作成された複数のデータブロックから、少なくとも1つのデータブロックを選択する。
ステップS104において、ブロック送信部34は、ブロック選択部33によって選択されたデータブロックと、そのブロック番号とを、近距離無線通信部30を用いて移動機1へ送信する。
ステップS105において、決済処理部35は、移動機1から生体情報一致通知を受信したかを判定する。移動機1から生体情報一致通知を受信した場合には、ステップS106の処理に進む。一方、移動機1から生体情報一致通知を受信しない場合には、決済不可として通信を切断し、処理が終了する。
ステップS106において、決済処理部35は、移動機1と決済処理を実行する。
(移動機の動作フロー例)
本実施形態に係る移動機1の動作フロー例について説明する。図7は、本実施形態に係る移動機1の動作フロー例を示すフローチャートである。
ステップS201において、近距離無線通信部10は、決済機3からデータブロック及びそのブロック番号を受信する。
ステップS202において、生体情報分割部13は、生体情報記憶部12に記憶されている生体情報を複数のデータブロックに分割する。
ステップS203において、ブロック選択部14は、ステップS202で作成された複数のデータブロックから、ステップS201で受信したブロック番号に対応するデータブロックを選択する。
ステップS204において、一致判定部15は、ステップS201で受信したデータブロックと、ステップS203で選択されたデータブロックとに対し、一致判定を実行する。ステップS201で受信したデータブロックとステップS203で選択されたデータブロックとが一致している場合には、ステップS205の処理に進む。一方、ステップS201で受信したデータブロックとステップS203で選択されたデータブロックとが不一致である場合には、決済不可として通信を切断し、処理が終了する。
ステップS205において、一致判定部15は、ステップS201で受信したデータブロックとステップS203で選択されたデータブロックとが一致していることを決済機3に通知する。
ステップS206において、決済処理部16は、決済機3と決済処理を実行する。
(作用・効果)
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、一部のデータブロックのみを用いてマッチングを行う構成としているので、非接触ICチップの通信可能距離よりも長距離の通信が可能な通信手段を利用する場合に、生体情報の全部が第三者によって傍受されることを回避できる。したがって、ユーザが移動機1を鞄などにしまい込んでいても電子決済を容易に実行可能であり、且つユーザの安全性を保証可能な決済システムを提供できる。
[第1実施形態の変形例]
本発明の第1実施形態の変形例では、決済機3の決済機能をネットワーク上のサーバに持たせる構成について説明する。
(決済システムの全体構成例)
本変形例に係る決済システムの全体構成例について説明する。図8は、本変形例に係る決済システムの全体構成例を示す図である。
図8に示すように、図4に示した決済処理部35の機能が、ネットワーク9上の決済サーバ7内に構成されている。なお、ネットワーク9は、位置制御、呼制御、及びサービス制御等を行うコアネットワーク(CN)と、無線技術を制御・終端する無線アクセスネットワーク(RAN)等からなる。
移動機1は、図5に示した無線通信部17を用いてネットワーク9と無線通信を行い、移動機1の決済処理部16は、無線通信部17を用いて、ネットワーク9上の決済処理部35と決済処理を実行する。
(決済システムの動作概要)
次に、本変形例に係る決済システムの動作概要について説明する。図9は、本変形例に係る決済システムの動作概要を示すシーケンス図である。
ステップS11において、決済機3は、生体情報の読み取り要求を生体情報読み取り機5に通知する。
ステップS12において、生体情報読み取り機5は、移動機1のユーザから生体情報を読み取る。
ステップS13において、生体情報読み取り機5は、ステップS12で読み取った生体情報を決済機3に通知する。
ステップS14において、決済機3は、ステップS13で通知された生体情報を分割することでブロック化する。決済機3は、複数のデータブロックから少なくとも1つのデータブロックを選択する。
ステップS15において、決済機3は、ステップS14で選択されたデータブロックと、そのブロック番号とを周囲の移動機1に報知する。
ステップS16において、移動機1は、自機に記憶されている生体情報と、ステップS15で送信されたデータブロック及びそのブロック番号とに基づいて、生体情報の一致判定(認証)を行う。ここでは、生体情報が一致したものとする。
ステップS17において、移動機1は、生体情報が一致したことを示す生体情報一致通知を決済機3へ送信する。
ステップS21において、決済機3は、自機の設置されている店舗を識別する店舗識別子(以下「店舗ID」)を移動機1に通知する。また、移動機1は、決済機3から通知された店舗IDを、ネットワーク9を介して決済サーバ7に送信する。
ステップS22において、決済サーバ7と移動機1との間で、ネットワーク9を介して決済処理が実行される。
(作用・効果)
本変形例によれば、決済機能がネットワーク9上のサーバ内に具備されている場合であっても、容易且つ安全に電子決済を実行可能な決済システムを提供できる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態においては、決済システムの構成は図1と同様であるが、決済機3にて生体情報の一致判定を行う構成について説明する。なお、第2実施形態の説明においては、第1実施形態と異なる点を主として説明し、重複する説明を省略する。
(決済システムの動作概要)
本実施形態に係る決済システムの動作概要について説明する。図10は、本実施形態に係る決済システムの動作概要を示すシーケンス図である。
ステップS11において、決済機3は、生体情報の読み取り要求を生体情報読み取り機5に通知する。
ステップS12において、生体情報読み取り機5は、移動機1のユーザから生体情報を読み取る。
ステップS13において、生体情報読み取り機5は、ステップS12で読み取った生体情報を決済機3に通知する。
ステップS14において、決済機3は、ステップS13で通知された生体情報を分割することでブロック化する。決済機3は、複数のデータブロックから少なくとも1つのデータブロックを選択する。
ステップS31において、決済機3は、ステップS14で選択されたデータブロックのブロック番号を周囲の移動機1に報知する。
ステップS32において、移動機1は、自機に記憶されている生体情報のうち、ステップS31で報知されたブロック番号に該当するデータブロックを選択し、選択されたデータブロックを決済機3に送信する。
ステップS33において、決済機3は、ステップS14で選択されたデータブロックと、ステップS32で移動機1から送信されたデータブロックとが一致するかを判定する。ここでは、生体情報が一致したものとする。
ステップS34において、決済機3は、生体情報が一致したことを示す生体情報一致通知を移動機1へ送信する。
ステップS35において、決済サーバ7と移動機1との間で決済処理が実行される。
(ブロック化処理及び一致判定処理の一例)
次に、図3を参照して、本実施形態に係るブロック化処理及び一致判定処理の一例について説明する。
決済機3は、複数のデータブロックから、送信すべきデータブロックをランダムに選択し、ランダムに選択された複数のデータブロックのブロック番号のみを移動機1に送信する。
図3の例では、ブロック番号(1,5)といったように、ブロック番号がランダムに複数選択される。移動機1では、受取ったブロック番号に該当するデータブロックを決済機3へ送信する。この結果、決済機3にて生体情報の一致判定が行われる。生体情報が一致する場合には決済処理を実施する。
(決済機の構成例)
次に、本実施形態に係る決済機3の構成例について説明する。図11は、本実施形態に係る決済機3の構成例を示す図である。
本実施形態に係る決済機3は、ブロック番号を送信するブロック番号送信部36と、一致判定所を行う一致判定部37とを備える点で、第1実施形態とは異なっている。その他の構成については、第1実施形態と同様である。
(移動機の構成例)
次に、本実施形態に係る移動機1の構成例について説明する。図12は、本実施形態に係る移動機1の構成例を示す図である。
本実施形態に係る移動機1は、一致判定部を備えておらず、データブロックを送信するデータブロック送信部を備える点で、第1実施形態とは異なっている。その他の構成については、第1実施形態と同様である。
(決済機の動作フロー例)
次に、本実施形態に係る決済機3の動作フロー例について説明する。図13は、本実施形態に係る決済機3の動作フロー例を示すフローチャートである。
ステップS301において、生体情報読み取り機5は、移動機1のユーザから生体情報を読み取る。
ステップS302において、生体情報分割部32は、ステップS301で読み取られた生体情報を複数のデータブロックに分割する。
ステップS303において、ブロック選択部33は、ステップS302で作成された複数のデータブロックから、少なくとも1つのデータブロック及びそのブロック番号を選択する。
ステップS304において、ブロック番号送信部36は、ステップS303で選択されたブロック番号を、近距離無線通信部30を用いて移動機1へ送信する。
ステップS305において、一致判定部37は、近距離無線通信部30を介して、移動機1が送信したデータブロックを受信する。
ステップS306において、一致判定部37は、ステップS303で選択したデータブロックと、ステップS305で受信されたデータブロックとに対し、一致判定を実行する。ステップS303で選択したデータブロックと、ステップS305で受信されたデータブロックとが一致している場合には、ステップS307の処理に進む。一方、ステップS303で選択したデータブロックと、ステップS305で受信されたデータブロックとが不一致である場合には、決済不可として通信を切断し、処理が終了する。
ステップS307において、一致判定部37は、ステップS303で選択したデータブロックと、ステップS305で受信されたデータブロックとが一致していることを移動機1に通知する。
ステップS308において、決済処理部35は、移動機1と決済処理を実行する。
(移動機の動作フロー例)
次に、本実施形態に係る移動機1の動作フロー例について説明する。図14は、本実施形態に係る移動機1の動作フロー例を示すフローチャートである。
ステップS401において、近距離無線通信部10は、決済機3からデータブロック及びそのブロック番号を受信する。
ステップS402において、生体情報分割部13は、生体情報記憶部12に記憶されている生体情報を複数のデータブロックに分割する。
ステップS403において、ブロック選択部14は、ステップS402で作成された複数のデータブロックから、ステップS401で受信したブロック番号に対応するデータブロックを選択する。
ステップS404において、ブロック送信部21は、ステップS403で選択されたデータブロックを、近距離無線通信部10を用いて決済機3に送信する。
ステップS405において、決済処理部16は、決済機3から生体情報一致通知を受信したかを判定する。決済機3から生体情報一致通知を受信した場合には、ステップS406の処理に進む。一方、決済機3から生体情報一致通知を受信しない場合には、決済不可として通信を切断し、処理が終了する。
ステップS406において、決済処理部16は、決済機3と決済処理を実行する。
(作用・効果)
このように、本実施形態によれば、決済機3にて個人認証を行う場合であっても、電子決済を容易に実行可能であり、且つユーザの安全性を保証可能な決済システムを提供できる。
[その他の実施形態]
上記のように、本発明は第1及び第2実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態においては、移動機1が携帯電話機であるとして説明したが、PHS(Personal Handyphone System)端末又は無線IP電話端末などであっても構わない。
また、上述した実施形態においては、指紋情報を用いて個人認証を行っているが、声紋情報など、個人認証が可能なものであれば、他の生体情報を利用する構成でもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1実施形態に係る決済システムの全体構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る決済システムの動作概要を示すシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係るブロック化処理及び一致判定処理の一例を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る決済機の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る移動機の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る決済機の動作フロー例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る移動機の動作フロー例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の変形例に係る決済システムの全体構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る決済システムの動作概要を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る決済システムの動作概要を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る決済機の構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る移動機の構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る決済機の動作フロー例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る移動機の動作フロー例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…移動機、3…決済機、5…生体情報読み取り機、7…決済サーバ、9…ネットワーク、10…近距離無線通信部、11…生体情報読み取り部、12…生体情報記憶部、13…生体情報分割部、14…ブロック選択部、15…一致判定部、16…決済処理部、17…無線通信部、18…通信制御部、19…出力部、20…入力部、30…近距離無線通信部、31…生体情報記憶部、32…生体情報分割部、33…ブロック選択部、34…ブロック送信部、35…決済処理部、36…ブロック番号送信部、37…一致判定部

Claims (12)

  1. 決済装置及び移動機間で電子決済による決済処理を実行する決済システムであって、
    前記決済装置は、
    前記移動機のユーザから前記ユーザの個人認証に使用する生体情報を取得する生体情報取得部と、
    近距離無線通信により前記移動機と直接通信する第1通信部と、
    前記生体情報取得部によって取得された生体情報を複数の第1データブロックに分割し、前記複数の第1データブロックから、少なくとも1つの第1データブロックを選択する第1ブロック化部と、
    前記選択された第1データブロックと、前記選択された第1データブロックのブロック番号とを、前記第1通信部を用いて前記移動機へ送信するブロック送信部と、
    前記移動機と前記決済処理を実行する第1決済処理部と
    を備え、
    前記移動機は、
    前記生体情報を予め記憶する生体情報記憶部と、
    前記近距離無線通信により前記第1通信部と直接通信する第2通信部と、
    前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報を複数の第2データブロックに分割し、前記複数の第2データブロックから、前記ブロック送信部によって送信されたブロック番号に対応する第2データブロックを選択する第2ブロック化部と、
    前記ブロック送信部によって送信された第1データブロックと、前記第2ブロック化部によって選択された第2データブロックとの一致判定を実行する一致判定部と、
    前記第1決済処理部と前記決済処理を実行する第2決済処理部と
    を備え、
    前記第1及び第2決済処理部は、前記一致判定部による一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するかを決定する決済システム。
  2. 決済装置及び移動機間で電子決済による決済処理を実行する決済システムであって、
    前記決済装置は、
    前記移動機のユーザから前記ユーザの個人認証に使用する生体情報を取得する生体情報取得部と、
    近距離無線通信により前記移動機と直接通信する第1通信部と、
    前記生体情報取得部によって取得された生体情報を複数の第1データブロックに分割し、前記複数の第1データブロックから、少なくとも1つの第1データブロックを選択する第1ブロック化部と、
    前記選択された第1データブロックのブロック番号を、前記第1通信部を用いて前記移動機へ送信するブロック番号送信部と、
    前記移動機と前記決済処理を実行する第1決済処理部と
    を備え、
    前記移動機は、
    前記生体情報を予め記憶する生体情報記憶部と、
    前記近距離無線通信により前記第1通信部と直接通信する第2通信部と、
    前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報を複数の第2データブロックに分割し、前記複数の第2データブロックから、前記ブロック番号送信部によって送信されたブロック番号に対応する第2データブロックを選択する第2ブロック化部と、
    前記選択された第2データブロックを、前記第2通信部を用いて前記決済装置へ送信するブロック送信部と、
    前記第1決済処理部と前記決済処理を実行する第2決済処理部と
    を備え、
    前記決済装置は、前記第1ブロック化部によって選択された第1データブロックと、前記ブロック送信部によって送信された第2データブロックとの一致判定を実行する一致判定部を更に備え、
    前記第1及び第2決済処理部は、前記一致判定部による一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するかを決定する決済システム。
  3. 決済装置及び移動機間で電子決済による決済処理を実行する決済システムであって、
    前記決済装置は、
    前記移動機のユーザから前記ユーザの個人認証に使用する生体情報を取得する生体情報取得部と、
    近距離無線通信により前記移動機と直接通信する第1通信部と、
    前記移動機と前記決済処理を実行する第1決済処理部と
    を備え、
    前記移動機は、
    前記生体情報を予め記憶する生体情報記憶部と、
    前記近距離無線通信により前記第1通信部と直接通信する第2通信部と、
    前記第1決済処理部と前記決済処理を実行する第2決済処理部と
    を備え、
    前記第1及び第2決済処理部は、前記生体情報取得部によって取得された生体情報の一部と、前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報の一部との一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するかを決定し、
    前記第1及び第2通信部の最大通信可能距離は70cm以上である決済システム。
  4. 決済装置及び移動機間で電子決済による決済処理を実行する決済システムであって、
    前記決済装置は、
    前記移動機のユーザから前記ユーザの個人認証に使用する生体情報を取得する生体情報取得部と、
    近距離無線通信により前記移動機と直接通信する第1通信部と、
    前記移動機と前記決済処理を実行する第1決済処理部と
    を備え、
    前記移動機は、
    前記生体情報を予め記憶する生体情報記憶部と、
    前記近距離無線通信により前記第1通信部と直接通信する第2通信部と、
    前記第1決済処理部と前記決済処理を実行する第2決済処理部と
    を備え、
    前記第1及び第2決済処理部は、前記生体情報取得部によって取得された生体情報の一部と、前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報の一部との一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するかを決定し、
    前記第1決済処理部は、ネットワーク上のサーバ内に構成され、
    前記移動機は、前記ネットワークと無線通信するための第3通信部を更に備え、
    前記第2決済処理部は、前記第3通信部を用いて前記第1決済処理部と前記決済処理を実行する決済システム。
  5. ユーザの個人認証に使用する生体情報を予め記憶した移動機と通信し、電子決済による決済処理を実行する決済装置であって、
    前記移動機のユーザから前記生体情報を取得する生体情報取得部と、
    近距離無線通信により前記移動機と通信する第1通信部と、
    前記生体情報取得部によって取得された生体情報を複数の第1データブロックに分割し、前記複数の第1データブロックから、少なくとも1つの第1データブロックを選択する第1ブロック化部と、
    前記選択された第1データブロックと、前記選択された第1データブロックのブロック番号とを、前記第1通信部を用いて前記移動機へ送信するブロック送信部と、
    前記第1通信部を介して前記移動機と前記決済処理を実行する第1決済処理部と
    を備え、
    前記第1決済処理部は、前記ブロック送信部によって送信された第1データブロックと、前記移動機に記憶されている生体情報を分割して得られた複数の第2データブロックのうち前記ブロック送信部によって送信されたブロック番号に対応する第2データブロックとの一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するか否かを決定する決済装置。
  6. ユーザの個人認証に使用する生体情報を予め記憶した移動機と通信し、電子決済による決済処理を実行する決済装置であって、
    前記移動機のユーザから前記生体情報を取得する生体情報取得部と、
    近距離無線通信により前記移動機と通信する第1通信部と、
    前記生体情報取得部によって取得された生体情報を複数の第1データブロックに分割し、前記複数の第1データブロックから、少なくとも1つの第1データブロックを選択する第1ブロック化部と、
    前記選択された第1データブロックのブロック番号を、前記第1通信部を用いて前記移動機へ送信するブロック番号送信部と、
    前記第1通信部を介して前記移動機と前記決済処理を実行する第1決済処理部と、
    前記第1ブロック化部によって選択された第1データブロックと、前記移動機に記憶されている生体情報を分割して得られた複数の第2データブロックのうち前記ブロック番号送信部によって送信されたブロック番号に対応する第2データブロックとの一致判定を実行する一致判定部と
    を備え、
    前記第1決済処理部は、前記一致判定部による一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するか否かを決定する決済装置。
  7. ユーザの個人認証に使用する生体情報を予め記憶した移動機と通信し、電子決済による決済処理を実行する決済装置であって、
    前記移動機のユーザから前記生体情報を取得する生体情報取得部と、
    近距離無線通信により前記移動機と通信する第1通信部と、
    前記第1通信部を介して前記移動機と前記決済処理を実行する第1決済処理部と
    を備え、
    前記第1決済処理部は、前記生体情報取得部によって取得された生体情報の一部と、前記移動機に記憶されている生体情報の一部との一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するか否かを決定し、
    前記第1通信部の最大通信可能距離は70cm以上である決済装置。
  8. ユーザの個人認証に使用する生体情報を予め記憶した移動機と通信し、電子決済による決済処理を実行する決済装置であって、
    前記移動機のユーザから前記生体情報を取得する生体情報取得部と、
    近距離無線通信により前記移動機と通信する第1通信部と、
    前記第1通信部を介して前記移動機と前記決済処理を実行する第1決済処理部と
    を備え、
    前記第1決済処理部は、前記生体情報取得部によって取得された生体情報の一部と、前記移動機に記憶されている生体情報の一部との一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するか否かを決定し、
    前記第1決済処理部は、ネットワーク上のサーバ内に構成される決済装置。
  9. 移動機と、前記移動機のユーザから前記ユーザの個人認証に使用する生体情報を取得可能な決済装置とを有する決済システムにおける移動機であって、
    前記生体情報を予め記憶する生体情報記憶部と、
    近距離無線通信により前記決済装置と通信する第2通信部と、
    前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報を複数の第2データブロックに分割し、前記複数の第2データブロックから、前記決済装置によって送信されたブロック番号に対応する第2データブロックを選択する第2ブロック化部と、
    前記決済装置によって送信された第1データブロックと、前記第2ブロック化部によって選択された第2データブロックとの一致判定を実行する一致判定部と、
    前記第2通信部を介して前記決済装置と決済処理を実行する第2決済処理部と
    を備え、
    前記第2決済処理部は、前記一致判定部による一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するか否かを決定する移動機。
  10. 移動機と、前記移動機のユーザから前記ユーザの個人認証に使用する生体情報を取得可能な決済装置とを有する決済システムにおける移動機であって、
    前記生体情報を予め記憶する生体情報記憶部と、
    近距離無線通信により前記決済装置と通信する第2通信部と、
    前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報を複数の第2データブロックに分割し、前記複数の第2データブロックから、前記決済装置によって送信されたブロック番号に対応する第2データブロックを選択する第2ブロック化部と、
    前記選択された第2データブロックを、前記第2通信部を用いて前記決済装置へ送信するブロック送信部と、
    前記第2通信部を介して前記決済装置と決済処理を実行する第2決済処理部と
    を備え、
    前記第2決済処理部は、前記決済装置が取得した生体情報を分割して得られた複数の第1データブロックの中から選択された第1データブロックと、前記ブロック送信部によって送信された第2データブロックとの一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するか否かを決定する移動機。
  11. 移動機と、前記移動機のユーザから前記ユーザの個人認証に使用する生体情報を取得可能な決済装置とを有する決済システムにおける移動機であって、
    前記生体情報を予め記憶する生体情報記憶部と、
    近距離無線通信により前記決済装置と通信する第2通信部と、
    前記第2通信部を介して前記決済装置と決済処理を実行する第2決済処理部と
    を備え、
    前記第2決済処理部は、前記決済装置によって取得された生体情報の一部と、前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報の一部との一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するか否かを決定し、
    前記第2通信部の最大通信可能距離は70cm以上である移動機。
  12. 移動機と、前記移動機のユーザから前記ユーザの個人認証に使用する生体情報を取得可能な決済装置とを有する決済システムにおける移動機であって、
    前記生体情報を予め記憶する生体情報記憶部と、
    近距離無線通信により前記決済装置と通信する第2通信部と、
    前記第2通信部を介して前記決済装置と決済処理を実行する第2決済処理部と、
    ネットワークと無線通信するための第3通信部と
    を備え、
    前記第2決済処理部は、前記決済装置によって取得された生体情報の一部と、前記生体情報記憶部に記憶されている生体情報の一部との一致判定の結果に応じて、前記決済処理を実行するか否かを決定し、
    前記第2決済処理部は、前記決済装置の決済機能がネットワーク上のサーバ内に構成されている場合に、前記第3通信部を用いて決済処理を実行する移動機。
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