JP4119896B2 - 移動体通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機等の移動体通信端末に関するものである。
従来、音楽演奏等の各種イベントや飛行機による輸送等のサービスの提供を受ける際に、通信ネットワーク上のサーバに対してサービス利用を申し込み、そのサービス利用の申し込みが受け付けられた旨を示す画像を上記サーバから受信してディスプレイに表示する携帯電話機が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。この携帯電話機のディスプレイに表示された認証用画像を機械で読み取ったり係員が目視で確認したりすることにより、利用者の認証が行われ、入場許可やチケット発券の処理が行われる。
また、従来、電磁波を用いた近距離無線通信により外部の情報処理装置(リーダライタ)との間で情報の送受信可能な非接触ICカードを備えた携帯電話機が知られている(例えば、特許文献3参照)。この携帯電話機の非接触ICカードには電子マネー情報が記憶されており、携帯電話機を情報処理装置(リーダライタ)にかざして情報処理装置と通信することにより、購入した商品やサービス等の代金を決済することができる。
特開2002−109574号公報 特開2002−149887号公報 特開2003−085466号公報
上記特許文献3に記載の携帯電話機にように非接触ICカードを備えた移動体通信端末では、上記情報処理装置(リーダライタ)との近距離無線通信により、商品やサービスの購入に対する決済処理を簡易に行うことができる。そして、このような決済処理が完了した後、決済処理が完了している旨を示す認証用画像を、上記特許文献1、2と同様に液晶ディスプレイに表示することが考えられる。
ところが、上記移動体通信端末では電源として二次電池が用いられているため、電池の充電を忘れてしまうと、電池が放電しきって移動体通信端末の電源を入れることができなくなる。また、コンサート会場、飛行機内、一部の電車内、病院などの特定の場所では、移動体通信端末の電源を切ることが求められる場合がある。このように移動体通信端末の電源を入れることができないと、上記決済処理が完了している旨を示す認証用画像を液晶ディスプレイに表示して提示することができない。そのため、上記決済処理が済んでいるサービスの提供を受けることができなかったり、上記決済処理が済んでいる商品の受け取りや商品購入に対する福引き等の特典を受けることができなかったりするという問題点があった。例えば、移動体通信端末の利用者がコンサート会場等に入場できなかったり、申し込んだチケットの発券ができなくなったりする。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、情報処理装置との間の近距離無線通信によって得られた情報に基づいて電子チケットの認証用画像を表示することができ、しかも、その電子チケットの認証用画像の表示状態を、電源を入れることができない状況下においても維持することができるとともに、電子チケットの認証用画像の不正使用を防止できる移動体通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、移動体通信ネットワークを介して通信可能な移動体通信端末であって、近距離無線通信により外部の情報処理装置との間で情報を送受信する近距離無線通信手段と、画像の表示状態を無給電状態でも維持可能な無給電画像表示手段と、該近距離無線通信手段及び該無給電画像表示手段を制御する制御手段と、を備え、上記制御手段は、購入対象の電子チケットを指定する操作に基づいて、上記外部の情報処理装置としてのショッピング端末装置に近距離無線通信を介して該電子チケットに関する購入チケット情報を送信し、該購入チケット情報に基づいて該ショッピング端末装置と通信回線で接続されたチケット管理サーバにより発行された該電子チケットに対するチケット予約情報を、該ショッピング端末装置から近距離無線通信を介して受信する処理と、該ショッピング端末装置から該チケット予約情報を受信した後、該電子チケットの購入を確認する操作に基づいて、該ショッピング端末装置に近距離無線通信を介して該電子チケットの購入確認データを送信し、該電子チケットの購入に対する決済処理が行われた後に該チケット管理サーバにより発行された該電子チケットの認証用画像を含む電子チケット情報を、該ショッピング端末装置から近距離無線通信を介して受信する処理と、該電子チケットの認証用画像の表示を指示する操作に基づいて、該ショッピング端末装置から受信した該電子チケット情報に含まれる該電子チケットの認証用画像を該無給電画像表示手段に表示する処理と、該電子チケットの認証用画像が該無給電画像表示手段に表示された状態で当該移動体通信端末の電源が一旦オフにされ、その後に該電源がオンされたとき、該無給電画像表示手段に表示されていた該電子チケットの認証用画像を消去又は別の画像に変更する処理と、を行うように制御することを特徴とするものである。
ここで、上記近距離無線通信手段は、非接触ICカード、非接触ICモジュール等の非接触IC装置を用いて構成するのが好ましい。また、この非接触IC装置は、電池を組み込んだり電源を接続したりすることなく動作させることができるように、上記情報処理装置が発した近距離無線通信用の電磁波から電力を取得可能に構成するのが好ましい。
また、上記無給電画像表示手段に表示する認証用画像としては、機械による認識処理を容易にするとともに、その画像に含まれる情報を人間が容易に把握できないようにしてセキュリティを高めるべく、バーコードやQRコード(登録商標)等のコード画像を用いるのが好ましい。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記制御手段は、上記電子チケットの認証用画像を消去又は別の画像に変更する処理を、当該移動体通信端末の電源がオンされたときに上記チケット管理サーバから受信した認証結果情報に基づいて認証処理を確認したタイミング、又は当該移動体通信端末の電源がオンされてから所定時間経過したタイミングに自動実行するように制御することを特徴とするものである
た、請求項の発明は、求項1又は2の移動体通信端末において、上記制御手段は、上記ショッピング端末装置との間で送受信された情報に基づいて移動体通信ネットワークを介して課金サーバに課金要求を送信し、該移動体通信ネットワークを介して該課金サーバから課金が完了した旨を示す課金応答を受信することにより、上記電子チケットの購入に対する決済処理を行うように制御することを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1又は2のいずれかの移動体通信端末において、当該移動体通信端末の利用者が使用可能な電子マネーの情報を記憶する情報記憶手段を備え、上記制御手段は、上記ショッピング端末装置との間で送受信された情報と該情報記憶手段に記憶されている該電子マネーの情報とに基づいて、上記電子チケットの購入に対する決済処理を行うように制御することを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至の移動体通信端末において、上記制御手段は、上記認証用画像として、上記電子チケットが使用される場所に設置された入場装置で読み取り可能な該電子チケットの認証用コード画像と、上記決済処理が完了している旨を示す内容を人間が視認可能な画像とを、上記無給電画像表示手段に一緒に表示するように制御することを特徴とするものである。
なお、上記「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division ynchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)などが挙げられる。
また、上記移動体通信端末における処理及び制御は、これに設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD、CD−ROM等の記録媒体を用いて行ってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行ってもよい。
本発明によれば、ショッピング端末装置との間の近距離無線通信により受信した決済済みの電子チケットの認証用画像を移動体通信端末に表示することができ、しかも、その電子チケットの認証用画像の表示状態を、電源を入れることができない状況下においても維持することができる。更に、その電源を入れることができない状況下で電子チケットの認証用画像が使用され、その後、移動体通信端末の電源を入れたときに、移動体通信端末に表示されていた電子チケットの認証用画像が削除又は別の画像へ変更されるため、電子チケットの認証用画像の不正使用を防止できるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の第1の実施形態(以下「実施形態1」という。)に係る移動体通信端末(電子機器)としての携帯電話機20を用いたサービス・商品購入における認証システムの全体構成の一例を示す説明図である。この認証システムは、移動体通信端末としての携帯電話機20と、移動体通信ネットワークとしての携帯電話通信網10に接続されたチケット管理サーバ11と、入場装置13と、外部の情報処理装置としてのショッピング端末装置(リーダライタ)15とを備え、携帯電話機20の利用者が電子チケットを購入したり使用したりするときの認証を行う。
上記携帯電話通信網10は、予め設定された所定半径のセルごとに設置された基地局10a、携帯電話通信網内の通信を制御する通信制御装置としての交換機(回線交換機、パケット交換機等)、それらを結ぶ伝送路、各携帯電話機20が位置しているセルの情報を管理する位置情報管理サーバ等を備えている。また、携帯電話通信網10は、ゲートウェイのノード10bを介してインターネット12にも接続されており、インターネット12を介したデータやメールの送受信が可能になっている。
上記チケット管理サーバ11は、携帯電話通信網10を介して携帯電話機20と通信可能に構成され、携帯電話機20の利用者が購入して使用する電子チケットに関する情報を管理する。この管理対象の情報としては、各利用者が購入して使用する電子チケットそのもの情報のほか、利用者に対して指定されたコンサート会場の座席情報などの情報が挙げられる。
上記入場装置13は、コンサート会場などの電子チケットの使用場所に設けられ、インターネット12等の通信ネットワークを介してチケット管理サーバ11と通信可能に構成されている。この入場装置13は、サービスの提供場所において、携帯電話機20に表示されている認証用画像を読み取り、その携帯電話機20の利用者が正規の利用者か否かを判断する認証処理を行う。例えば、入場装置13は、コンサートの電子チケット等の画像を読み取り、読み取った画像のデータの認識処理を行い、認識結果の情報に基づいて認証処理を行う。この認証結果の情報や当該利用者が入場した旨の情報は、インターネット12等の通信ネットワークを介してチケット管理サーバ11に送信される。
なお、上記認証処理は、入場装置13ではなくチケット管理サーバ11で行うようにしてもよい。この場合、入場装置13は、通信ネットワークを介してチケット管理サーバ11に、上記画像の読み取り結果又は上記認識結果の情報を送信する。チケット管理サーバ11は、入場装置13から受信した情報に基づいて認証処理を行い、その認証結果の情報を通信ネットワークを介して入場装置13に送信する。
上記ショッピング端末装置15は、携帯電話機20の利用者が電子チケットを購入する場所(例えばコンビニエンスストア)に設けられる。このショッピング端末装置15は、利用者が携帯電話機20をかざしたときに、その携帯電話機20との間で電磁波を用いた近距離通信により電子チケットの購入に関する情報の送受信を行う。また、ショッピング端末装置15は、インターネット12等の通信ネットワークを介してチケット管理サーバ11と通信可能に構成されている。
図2は、本実施形態1の携帯電話機20の主な構成を示す機能ブロック図である。図3(a)は携帯電話機20の外観を示す正面図であり、図3(b)はその携帯電話機20の背面の一例を示す背面図である。図4は、携帯電話機20のハードウェア構成を示す概略構成図である。
この携帯電話機20は、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機である。携帯電話機20は、外壁部を構成するケーシング30a,30bの内部に図4に示すような要素を備えている。すなわち、携帯電話機20は、システムバス200、CPU201、RAM202やROM203からなる内部メモリ、入力装置204、出力装置205、携帯電話通信網用通信装置206、表示制御装置207、ケーシング画像表示パネル208及び非接触IC装置209を備えている。これらCPU201やRAM202等の構成要素は、システムバス200を介して、互いに各種データや後述のプログラムの命令等のやり取りを行っている。また、携帯電話機の本体部分(携帯電話プラットフォーム)を制御する主制御部は、上記CPU201等を用いて構成されている。
上記ケーシング30a,30bのうち、上部ケーシング30aの外部露出部分には、図3(b)に示すように、無給電画像表示手段214として機能するケーシング画像表示パネル(以下、「表示パネル」という。)208が設けられている。なお、図3(b)中の破線で囲んだ部分は、表示パネル208の表示領域Aを示している。この表示パネル208は、表示画像を切り換えるための電気信号を受けることで表示画像が変化し且つ該画像の表示状態を無給電状態でも維持可能なものである。
上記内部メモリの記憶領域の一部は、携帯電話機20の利用者が使用可能な電子マネーの情報を記憶する情報記憶手段211として機能する。この情報記憶手段211としては、携帯電話機20に着脱可能なメモリーカード等の外部記憶媒体を用いるようにしてもよい。また、上記内部メモリや外部記憶媒体には、電子チケットの購入時等に使用される利用者ID情報、チケット管理サーバ11から受信した各種情報、知人等の電話番号情報を含むアドレス帳情報などを記憶しておいてもよい。このアドレス帳情報には、電話番号情報のほか、メールアドレス情報、その電話番号やメールアドレス情報に係る知人等の名前情報なども含まれている。
上記CPU201で構成された主制御部は、近距離無線通信により外部のショッピング端末装置15との間で送受信された情報に基づいて決済処理を行う決済手段213としても機能する。この決済処理には、上記内部メモリ等からなる情報記憶手段211に記憶されている電子マネーの情報が用いられる。
上記入力装置204は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)21、通話開始キー22、終話キー23、スクロールキー24、多機能キー25、マイク26などから構成されている。これらのキーで構成されるキー操作部は、上記CPU201やRAM202等と協働することにより、各種情報を利用者が入力するための情報入力手段や、特定の処理の開始を指示する指示手段として機能する。例えば、コンサート等のサービスや商品の購入の申し込みに必要な申し込み情報を利用者が入力する手段や、その購入申込み処理の開始を利用者が指示する手段として機能する。
上記出力装置205は、画像の表示状態が維持されている間も電力を消費する一般的な給電画像表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)27、スピーカ28等から構成されている。
上記携帯電話通信網用通信装置206は、例えば変復調器、シンセサイザ、周波数変換器,高周波増幅器などにより構成され、携帯電話通信網10を介して各種装置やサーバと通信したり他の携帯電話機等と通信したりするためのものである。
上記表示制御装置207は、例えば、表示パネル208を駆動する駆動回路と、主制御部からの指令に基づいて内部メモリに記憶されている画像データを用いて上記駆動回路を制御する制御回路とを用いて構成され、上部ケーシング30aに設けられた表示パネル208に表示される表示画像の表示制御を行うものである。表示制御装置207は、CPU201から送られてくる表示制御命令に従い、上記内部メモリ等に記憶されている画像データに基づいて、表示パネル208に所定の画像を表示させる。上記表示制御装置207から表示パネル208へ出力される電気信号は、上部ケーシング30aに設けられる図示しない信号端子から表示パネル208に入力される。表示パネル208に電気信号が入力されると、その電気信号に応じたケーシング画像が、表示パネル208の表示領域Aに表示される。具体的には、表示パネル208に表示している画像を切り換えるとき、上記主制御部は、その画像データをRAM202から読み出し、表示制御装置207に対してこの画像データに基づく表示制御命令を出力する。この表示制御命令を受けた表示制御装置207は、その画像データに基づく画像を表示パネル208に表示させるための電気信号を出力する。そして、表示パネル208に画像が表示されたら、表示制御装置207は当該電気信号を出力を停止する。
図5(a)は、表示パネル208の構成を示すケーシング30aの断面図である。
上記表示パネル208は、上部ケーシング30a上に貼り付けられている。本実施形態1の表示パネル208としては、コレステリック液晶を用いた電子ペーパーを用いている。この電子ペーパーは、2枚のガラス板31,33の間にコレステリック液晶32が介在したものである。コレステリック液晶32は、図5(b)に示すように、入射した光のうち、分子配列のらせん周期Lに応じて決まる波長の光を選択的に反射させることで、フルカラー表現を可能にしている。分子配列のらせん周期Lは、一般に温度が上昇すると小さくなるので、温度コントロールにより所望の色を表現することができる。また、コレステリック液晶32は、急冷することにより分子配列のらせん周期Lを固定化することが可能である。したがって、らせん周期Lを固定化した後は、色を固定できる。このような特性から、コレステリック液晶32を用いた電子ペーパーは、画像を表示する際には温度コントロール用の電力を消費するが、一旦画像が表示された後は無電力で画像を表示し続けることができる。このように画像の表示状態を無給電状態でも維持可能な表示パネルとしては、コレステリック液晶に限らず、例えば強誘電性液晶を用いた他の電子ペーパーなどであってもよい。
また、本実施形態1の表示パネル208としては、図6に示すような電子ペーパーも利用可能である。この表示パネル208は、図示のように、透明下基材層34、画像記録層35、透明上基材層36、保護層37の4層構造となっている。透明下基材層34の上部すなわち携帯電話機20の外部側には、下格子電極38が設けられており、透明上基材層36の下部すなわち携帯電話機20の内部側には、上格子電極39が設けられている。下格子電極38は、携帯電話機20の横方向(図3中横方向)に平行に延びる多数の電線で構成されており、各電線の端部は、上記表示制御装置207に接続された信号端子に接続されている。また、上格子電極39は、携帯電話機20の縦方向(図3中縦方向)に平行に延びる多数の電線で構成されており、各電線の端部も同様に上記信号端子に接続されている。このように、下格子電極38及び上格子電極39は、表示パネル208の表示領域Aの全域にわたって、その電線が延びる方向が互いに直交するように配置されている。そして、表示制御装置207から適切なON/OFFタイミングの電気信号を入力することで、表示領域Aの任意の地点における下格子電極38の電線と上格子電極39の電線との間の電位差を制御できる。
上記画像記録層35としては、下格子電極38と上格子電極39との間に印加される電位差によってその地点の可視状態を制御することが可能であって、表示制御装置207から電気信号の入力がなくなっても、その可視状態が維持されるものを利用することができる。例えば、透明なマイクロカプセル内に多数の白色粒子及び黒色粒子を封入し、これを下格子電極38の電線と上格子電極39の電線とが互いに交差する全ての地点(画素点)に配置したものを、上記画像記録層35として用いることができる。この場合、各マイクロカプセル内の白色粒子と黒色粒子は互いに逆極性に帯電している。本実施形態1では、白色粒子として負極性帯電物質を用い、黒色粒子として正極性帯電物質を用いている。よって、表示制御装置207から電気信号を入力して、ある画素点における下格子電極38の電位を負極性とし上格子電極39の電位を正極性とした場合、その画素点のマイクロカプセル内では黒色粒子が上格子電極39側へ電気泳動し、白色粒子が下格子電極38側へ電気泳動する。その結果、この画素点を携帯電話機20の外部から見たとき、その画素点は黒色に見える。逆に、下格子電極38の電位を正極性とし上格子電極39の電位を負極性とした場合の画素点は、白色に見える。このような表示制御を表示領域Aの全域にわたって行うことで、その表示領域Aに所望のモノクロ画像を表示させることができる。しかも、各マイクロカプセル内の黒色粒子と白色粒子の配置は、表示制御装置207からの電気信号の入力がなくなっても維持される。したがって、本表示パネル208は、一旦表示した画像を無給電状態であってもそのまま維持することができる。また、表示制御装置207から入力される電気信号に応じて、多階調のモノクロ画像を表示させることもできる。
なお、ここでは、モノクロ画像について説明したが、カラー画像を表示させることも可能である。カラー画像を表示させる具体例としては、上記透明上基材層36と上記保護層37との間にカラーフィルタ層を設けたものが挙げられる。このカラーフィルタ層としてR(赤)、G(緑)、B(青)の3色のフィルターを用いた場合、下格子電極38の電線と上格子電極39の電線とが互いに交差する地点のうち、互いに隣接する3つの地点を1つの画素として取り扱う。そして、この3つの地点にそれぞれR、G、Bのフィルタ部分が対向するように、カラーフィルタ層を設ける。これにより、例えばある画素を赤色とする場合には、Rフィルタ部分に対向するマイクロカプセルについては白色粒子が上格子電極39側へ電気泳動し、Gフィルタ部分及びBフィルタ部分に対向するマイクロカプセルについては黒色粒子が上格子電極39側へ電気泳動するような、電気信号を入力する。
また、本発明で用いることができる表示パネル208としては、表示画像を切替可能でかつ無給電状態でも表示画像の表示状態を維持可能なものであれば、利用することができる。例えば、表示画像を切り換えるための電気信号を受けることで表示画像が変化し且つ該画像の表示状態を無給電状態でも維持可能な他の公知の電子ペーパーなどを利用することができる。
上記非接触IC装置209は携帯電話機20に組み込まれ、電磁波を用いた近距離無線通信によりショッピング端末装置15との間で情報を送受信する近距離無線通信手段212として機能する。この非接触IC装置209は、ICチップ、アンテナ等で構成され、カード型、ラベル型、コイン型、スティック型など様々な形状のものを用いることができる。非接触IC装置209における近距離無線通信方式としては、非接触ICカード、非接触ICモジュール、RFID(Radio Frequency Identification)タグで用いられている無線通信方式、Bluetooth(登録商標)の無線通信方式、赤外線を用いた無線通信方式等の各種の方式を採用することできる。
上記非接触IC装置209は、例えばループアンテナ、無線インターフェース部、符合変調・復調部、データ処理部等で構成される。ループアンテナはコンデンサと組み合わせにより、外部の情報処理装置としてのショッピング端末装置15(リーダライタ)から送信された電磁波の所定周波数に共振するLC回路を形成している。無線インターフェース部は、アンテナを介して受信した受信波信号を検波して復調したり、送信対象の信号を所定変調方式で変調してアンテナに送る送信波信号を生成したりする。符合変調・復調部は、データ処理部から受けた送信対象のデータを所定のコードで符号化して無線インターフェース部に送ったり、無線インターフェース部から受けた受信データを復号化してデータ処理部に送ったりする。データ処理部は、バスを介して互いにデータのやり取りが可能なCPU、RAM、ROM、EEPROM、入出力インターフェース等で構成されている。このデータ処理部のバスには上記符合変調・復調部が接続されており、データ処理部と符合変調・復調部との間でデータを送受信できるようになっている。また、このデータ処理部と携帯電話機20の本体側の主制御部との間は、上記入出力インターフェースを介してデータが送受信される。
また、上記非接触IC装置209は、携帯電話機の電源をオフにした状態でも動作させることができるように、上記外部のショッピング端末装置15が発した電磁波から電力を取得可能に構成するのが好ましい。例えば、ショッピング端末装置15から送信された電磁波を受信して得られた交流信号を整流し、この整流した信号の電気エネルギー(電力)を一旦コンデンサ等に蓄積する。このコンデンサ等から供給される電気エネルギー(電力)により非接触IC装置209の各部の回路が動作する。
携帯電話機20の本体を所定の手順に従って動作させる電話機プラットフォームを構築するための制御用プログラムは、RAM202やROM203に記憶されている。また、基本OS(オペレーティングシステム)のプログラムや各種アプリケーションプログラムも、RAM202やROM203に記憶されている。そして、これらのプログラムは、必要に応じてCPU201やRAM202中の作業エリアに呼び出されて実行される。
また、上記非接触IC装置209を所定の手順に従って動作させるための制御プログラムは、非接触IC装置209中のデータ処理部を構成しているROMやEEPROMなどに記憶され、必要に応じて非接触IC装置209内のCPUやRAMに読み出されて実行される。
図7はチケット管理サーバ11の主な構成を示す機能ブロック図である。図8はチケット管理サーバ11のハードウェア構成を示すブロック図である。
このチケット管理サーバ11は、携帯電話機通信網10に設けられ、システムバス100、CPU101、内部記憶装置、外部記憶装置104、入力装置105及び出力装置106を備えている。上記内部記憶装置は、RAM102やROM103等で構成されている。上記外部記憶装置104は、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等で構成されている。これらの内部記憶装置や外部記憶装置は、コンサート等のチケットの発行に関連したチケット関連情報を記憶する情報記憶手段111として機能する。このチケット関連情報としては、発行済みのチケットの情報、チケットを発行した利用者の情報、未発行のチケットの情報、コンサート会場の座席情報、飛行機や列車の指定席の座席情報号等の情報が挙げられる。
また、上記入力装置105は、マウスやキーボード等で構成されている。上記出力装置106は、ディスプレイやプリンタ等で構成されている。
更に、上記チケット管理サーバ11は、携帯電話通信網10を介してデータの送受信を行う携帯電話通信網用通信装置107を備えている。この携帯電話通信網用通信装置107は、上記CPU101やRAM102と協働することにより、チケット購入情報受信手段112、チケット発行情報送信手段114、画像読取情報受信115及び認証結果送信手段117として機能する。
上記チケット購入情報受信手段112は、携帯電話通信網10及びインターネット12を介してショッピング端末装置15から、購入対象のチケットに関するチケット購入情報を受信するものである。このチケット購入情報は、例えば、購入対象のチケットの種類や枚数の情報、購入者の情報、決済処理完了の有無に関する情報である。
また、上記チケット発行情報送信手段114は、携帯電話通信網10及びインターネット12を介してショッピング端末装置15に、チケットの発行に関するチケット発行情報を送信するものである。このチケット発行情報は、例えば、携帯電話機20とショッピング端末装置15との間での決済処理が完了していない場合には予約状態又は仮発行状態にあるチケットに関する情報であり、上記決済処理が完了している場合には正式に発行された状態にあるチケットに関する情報である。
上記画像読取情報受信手段115は、携帯電話通信網10及びインターネット12を介して入場装置13から、携帯電話機20に表示されているコード画像等の認証用画像を読み取った画像読み取り情報を受信するものである。この画像読み取り情報としては、入場装置13で読み取ったコード画像等の認証用画像の画像データそのものでもいいし、このコード画像等の認証用画像の画像データを解析して得られたテキストなどの情報であってもよい。
上記認証結果送信手段117は、携帯電話通信網10及びインターネット12を介して入場装置13に、上記画像読み取り情報に基づいて正規のチケット購入者又は正規のチケット予約者であるか否かを示す認証結果を送信するものである。
また、上記CPU101やRAM102等は互いに協働することにより、チケット発行処理手段113及びチケット購入認証手段116として機能する。
チケット発行処理手段113は、上記チケット購入情報受信手段で受信したチケット購入情報と、情報記憶手段11に記憶されているチケット関連情報とに基づいて、移動体通信端末20の利用者に対するチケット発行処理を行う。携帯電話機20とショッピング端末装置15との間での決済処理が完了していない場合には、未発行のチケットの状態を予約された状態にする仮処理を行う。
また、上記チケット購入認証手段116は、上記入場装置13から受信した認証用画像の画像読み取り情報に基づいて、情報記憶手段111内のチケット関連情報を参照し、携帯電話機20の利用者が正規のチケット購入者であるか否かの認証処理を行う。
上記CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行う。このチケット管理サーバ11を所定の手順に従って動作させるためのプログラムは、ROM103や外部記憶装置104に記憶されており、必要に応じてCPU101やRAM102上の作業エリアに呼び出されて実行される。
なお、上記チケット管理サーバ11は、専用の制御装置として構成してもいいし、汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、チケット管理サーバ11は、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。また、このチケット管理サーバ11は、携帯電話通信網10ではなくインターネット12上に設け、携帯電話通信網10を介さないで入場装置13やショッピング端末装置15と通信するようにしてもよい。
図9は、コンサート会場等のサービス提供場所に設置される入場装置13の機能ブロック図である。図10は、入場装置13のハードウェア構成を示すブロック図である。
この入場装置13は、システムバス300、CPU301、RAM302、ROM303、画像読取装置304、インターネット用通信装置305及び表示装置306を備えている。
上記画像読取装置304は、CPU301やRAM302と協働することにより、携帯電話機20の表示パネル208に表示されている認証用画像を読み取る画像読み取り手段311として機能する。この画像読取装置304は、例えば、携帯電話機20の表示パネル208に表示されるサービス関連情報(電子チケット情報)の認証用画像であるコード画像を読み取る。このコード画像は、バーコード画像でもいいし、QRコード(登録商標)等の二次元のコード画像でもよい。
上記インターネット用通信装置305は、インターネット12を介してデータの送受信を行うためのものである。このインターネット用通信装置305は、CPU301やRAM302と協働することにより、画像読取情報送信手段312及び認証結果情報受信手段313として機能する。画像読取情報送信手段312は、インターネット12を介してチケット管理サーバ11に、上記認証用画像を読み取った画像読取情報を送信する。チケット管理サーバ11は、入場装置13から受信した画像読取情報に基づいて、入場しようとする利用者が正規のチケット購入者か否かを確認する認証処理や、その認証処理の結果を示す認証結果情報を入場装置13や上記認証用画像を表示している携帯電話機20に対して送信する処理を行うことができる。ここで、上記認証処理は、例えば、画像読取装置304により読み取ったコード画像のデータから抽出される電子チケットの情報と、チケット管理サーバ11に登録されている登録情報とが一致するか否かにより行われる。
上記表示装置306は液晶ディスプレイなどによって構成され、各種情報を表示することができる。また、この表示装置306は、上記チケット管理サーバ11から受信した認証結果情報を表示する認証結果表示手段314として機能する。
上記CPU301やRAM302等の構成要素は、システムバス300を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行う。この入場装置13を所定の手順に従って動作させるためのプログラムは、ROM303に記憶されており、必要に応じてCPU301やRAM302上の作業エリアに呼び出されて実行される。
図11はコンビニエンスストア等に設置されるショッピング端末装置15の機能ブロック図である。図12はショッピング端末装置15のハードウェア構成を示すブロック図である。このショッピング端末装置15は、システムバス500、CPU501、RAM502、ROM503、インターネット用通信装置504、非接触IC用通信装置505及び表示装置506を備えている。
上記非接触IC用通信装置505は、CPU501やRAM502と協働することにより、携帯電話機20が近くに位置するときに携帯電話機20と通信する近距離無線通信手段514として機能する。この非接触IC用通信装置505は、前述の携帯電話機20の非接触IC装置209と同様に、例えばアンテナ、無線インターフェース部、符合変調・復調部、データ処理部等で構成される。
上記インターネット用通信装置504は、CPU501やRAM502と協働することにより、チケット購入情報送信手段511及びチケット発行情報受信手段513として機能する。
上記チケット購入情報送信手段512は、チケットを購入しようとする利用者の携帯電話機20との間の近距離無線通信によって得られた情報に基づいて、インターネット12を介してチケット管理サーバ11にチケット購入情報を送信する。このチケット購入情報は、携帯電話機20との間の情報の送受信によって決済処理が完了しているか否かを示す情報を含む。
また、上記チケット発行情報受信手段514は、インターネット12を介してチケット管理サーバ11からチケット発行情報を受信する。このチケット発行情報は、上記決済処理が完了していない場合にはチケットの予約や仮発行に関する情報であり、上記決済処理が完了している場合にはチケットの正式発行に関する情報である。
携帯電話機20の表示パネル208に表示されている認証用画像を読み取る画像読み取り手段311として機能する。この画像読取装置304は、例えば、携帯電話機20の表示パネル208に表示されるサービス関連情報(電子チケット情報)の認証用画像であるコード画像を読み取る。このコード画像は、バーコード画像でもいいし、QRコード(登録商標)等の二次元のコード画像でもよい。
上記通信装置305は、インターネット12を介してデータの送受信を行うためのものである。この通信装置305は、CPU301やRAM302と協働することにより、画像読取情報送信手段312及び認証結果情報受信手段313として機能する。画像読取情報送信手段312は、インターネット12を介してチケット管理サーバ11に、上記認証用画像を読み取った画像読取情報を送信する。チケット管理サーバ11は、入場装置13から受信した画像読取情報に基づいて、入場しようとする利用者が正規のチケット購入者か否かを確認する認証処理や、その認証処理の結果を示す認証結果情報を入場装置13や上記認証用画像を表示している携帯電話機20に対して送信する処理を行うことができる。ここで、上記認証処理は、例えば、画像読取装置304により読み取ったコード画像のデータから抽出される電子チケットの情報と、チケット管理サーバ11に登録されている登録情報とが一致するか否かにより行われる。
上記表示装置306は液晶ディスプレイなどによって構成され、各種情報を表示することができる。また、この表示装置306は、上記チケット管理サーバ11から受信したチケット発行情報を表示する手段として機能する。
上記CPU301やRAM302等の構成要素は、システムバス300を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行う。この入場装置13を所定の手順に従って動作させるためのプログラムは、ROM303に記憶されており、必要に応じてCPU301やRAM302上の作業エリアに呼び出されて実行される。
次に、上記認証システムにより、利用者が携帯電話機20を用いて電子チケットを購入し、その電子チケットを使ってコンサート会場に入場するときの処理の流れの一例について説明する。
図13は、電子マネー機能を有する携帯電話機20をショッピング端末装置15にかざして電子チケットを購入するときの処理の一例を示すシーケンスフロー図である。
まず、利用者が携帯電話機20を操作してチケット購入のメニュー画面を液晶ディスプレイ27に表示し、購入対象のチケットの種類や枚数等を指定する(ステップ1)。
次に、利用者が携帯電話機20をショッピング端末装置15に近づけてかざすと、携帯電話機20とショッピング端末装置15との間で相互認証処理が実行され、携帯電話機20は、内部メモリに記憶されている購入チケット情報をショッピング端末装置15に送信する(ステップ2,3)。ショッピング端末装置15は、携帯電話機20から受信した購入チケット情報を含むチケット予約要求をチケット管理サーバ11に送信する(ステップ4)。
次に、チケット管理サーバ11は、ショッピング端末装置15から受信したチケット予約要求に基づいて、上記利用者が購入しようとするチケットについて予約処理を行い、そのチケット予約情報を含むチケット予約要求をショッピング端末装置15に送信する(ステップ5,6)。ショッピング端末装置15は、チケット管理サーバ11から受信したチケット予約情報を携帯電話機20に送信する(ステップ7)。
次に、携帯電話機20は、ショッピング端末装置15から受信したチケット予約情報に基づいて、予約されたチケットの種類、枚数、購入金額等を含むチケット購入確認画面を表示する(ステップ8)。利用者は、このチケット購入確認画面を確認し、購入確認のデータを入力するように携帯電話機20を操作する(ステップ9)。この操作により、携帯電話機20とショッピング端末装置15との間で所定の情報の送受信が行われ、上記チケットの購入について決済処理が行われる(ステップ10)。この決済処理により、携帯電話機20は、内部メモリに記憶されている電子マネーの金額から上記チケットの購入金額を差し引くように電子マネーの情報を更新する。
次に、ショッピング端末装置15は、上記決済処理が完了した後、その決済処理が完了した旨を示す購入確認データを含むチケット発行要求をチケット管理サーバ11に送信する(ステップ11)。
次に、チケット管理サーバ11は、上記購入対象のチケットを発行するチケット発行処理を実行し、電子チケット情報を含むチケット発行応答をショッピング端末装置15に送信する(ステップ12,13)。ショッピング端末装置15は、チケット管理サーバ11から受信した電子チケット情報を携帯電話機20に送信する(ステップ14)。
次に、携帯電話機20は、ショッピング端末装置15から受信した電子チケット情報を情報記憶手段211としての内部メモリに記憶する(ステップ15)。
図14は、コンサート会場に入場しようとする利用者につき、その利用者の携帯電話機20の表示パネル208に表示されている認証用画像に基づいて入場希望者の入場を認めるか否かを判断する入場認証処理の一例を示すシーケンスフロー図である。
上記電子チケット情報を受信した携帯電話機20の利用者は、コンサート会場に入場する場合、携帯電話機20の電源を切るように求められるので、電源を切る前に電子チケットの認証用画像としてのコード画像を表示する(ステップ1,2)。具体的には、利用者は、入力装置204のキーに対して所定の操作を行う。これにより、CPU201は、内部メモリに記憶されている電子チケットのコードデータを読み出し、表示制御装置207に対して読み出したコードデータに基づく表示制御命令を出力する。これを受けた表示制御装置207は、その表示制御命令に係る認証用画像としてのコード画像を表示パネル208の所定エリアに表示する。その後、コンサート会場で求められたように、携帯電話機20の電源を切る操作を行う。このように携帯電話機20の電源を切った状態でも、表示パネル208には電子チケットのコード画像が表示されたままである。
次に、コンサート会場の入場口に設置された入場装置(外部機器)13の画像読取装置304に、表示パネル208上に表示されているコード画像を読み取らせる(ステップ3)。この画像読取装置304で読み取ったコード画像の画像データは、入場装置13の内部メモリに一時的に保存される。
次に、入場装置13のCPU301はコード解析プログラムを実行し、上記コード画像の解析を行ってコード画像のコードデータを抽出して、そのコードデータが示す電子チケット情報を取り出す(ステップ4)。入場装置13は、上記コードデータから取り出した電子チケット情報を含む認証要求を、通信装置305によりインターネット12を介してチケット管理サーバ11に送信する(ステップ5)。
次に、チケット管理サーバ11は上記認証要求を受信すると認証処理を実行する(ステップ6)。具体的には、チケット管理サーバ11のCPU101は、チケット認証プログラムを実行することで認証手段として機能し、認証要求に含まれる電子チケット情報が内部メモリのチケット発行データベースに登録されているか否かの認証処理を行う。チケット管理サーバ11は、上記認証処理による認証結果を含む認証応答を入場装置13に送信する(ステップ7)。
次に、入場装置13のCPU301は、上記認証応答に含まれる認証結果を表示装置306に表示するように制御する(ステップ8)。例えば、電子チケット情報がチケット発行データベースに登録されていた場合には、表示装置306の液晶画面に入場許可の旨の文字や図柄を表示させ、電子チケット情報がチケット発行データベースに登録されていなかった場合には、表示装置306の液晶画面に入場不可の旨の文字や図柄を表示させる。入場装置の傍にいる係員は、この液晶画面の表示内容を見て、利用者の入場を許可し又は許可しないようにする。なお、表示装置306をLED等のランプにより構成した場合には、次のようにランプの点灯を制御する。すなわち、電子チケット情報がチケット発行データベースに登録されていた場合にはランプを青色に点灯させ、電子チケット情報がチケット発行データベースに登録されていなかった場合にはランプを赤色に点灯させるように制御する。
なお、本実施形態1では、コンサート会場の入場口に設置されている入場装置13の外部、すなわち、チケット管理サーバ11において認証処理を行う場合について説明したが、当該入場装置13で行うようにしてもよい。この場合、例えば、チケット管理サーバ11に記憶されているチケット発行データベースのデータを入場装置13に転送しておく。そして、画像読取装置304で読み取ったコード画像中の電子チケット情報が当該チケット発行データベースに登録されているか否かの認証処理を入場装置13で行う。
また、チケット管理サーバ11による認証の結果、入場が認められた携帯電話機20について再度の認証要求を受けた場合、チケット管理サーバ11は、入場を認めない旨の認証結果を認証応答として入場装置13へ送信するのが望ましい。この場合、複数人が単一の携帯電話機20を利用して不正に入場するのを防止することができる。
以上、本実施形態1によれば、携帯電話機20とショッピング端末装置15との間の近距離無線通信によって送受信された情報に基づいて決済処理を行うことができる。そして、この決済処理の後、その決済処理が完了している旨を示す機械読み取り可能な電子チケットの認証用画像を、携帯電話機20のケーシング上の表示パネル208に表示させることができる。しかも、この表示パネル208は、無給電状態でも上記認証用画像の表示状態を維持することができる。従って、本実施形態の携帯電話機20は、ショッピング端末装置15との間の近距離無線通信によって得られた情報に基づいて認証用画像を表示することができ、しかも、その認証用画像の表示状態を、電源を入れることができない状況下においても維持することができる。
また、本実施形態1によれば、携帯電話機20のケーシングの表示パネル208に表示する機械読み取り可能な認証用画像が、機械(入場装置13)で認識処理が容易なバーコードやQRコード(登録商標)等のコード画像であるので、係員が画像を視認して処理する場合に比して、認証用画像から電子チケットの情報の抽出及びその電子チケット情報に基づく認識処理を迅速且つ確実に行うことができる。また、上記コード画像は、その画像に含まれる情報を人間が容易に把握できないため、認証処理時のセキュリティを高めることができる。
〔実施形態2〕
次に、本発明の第2の実施形態(以下「実施形態2」という。)について説明する。なお、本実施形態2に係る携帯電話機20等の基本的な構成及び動作等については、前述の第1の実施形態の場合と同様なものを採用することができるため、共通する部分の説明を省略する。以下、前述の第1の実施形態における構成や動作と異なる部分について説明する。
図15は、実施形態2に係る携帯電話機20を用いたサービス・商品の購入における認証システムの全体構成の一例を示す説明図である。この認証システムでは、サービス・商品購入に対する決済処理を携帯電話通信網10上の課金サーバ14を用いて行っている。この課金サーバ14は、携帯電話通信網10を介してチケット管理サーバ11や携帯電話機20と通信可能に構成され、電子チケット購入を申し込んだ利用者(携帯電話機の加入者)について、そのチケット料金の課金処理を行うサーバである。この課金処理は、例えば携帯電話機20の通話料金等が引き落とされる口座と同じ口座から引き落されるように行なわれる。
図16は課金サーバ14の機能ブロック図である。図17は、課金サーバ14のハードウェア構成を示すブロック図である。この課金サーバ14は、携帯電話機通信網10に設けられ、システムバス400、CPU401、内部記憶装置、外部記憶装置404、入力装置405及び出力装置406を備えている。上記内部記憶装置は、RAM402やROM403等で構成されている。上記外部記憶装置404は、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等で構成されている。これらの内部記憶装置や外部記憶装置は、携帯電話機20の利用者情報やサービス利用に関する各利用者の課金情報を記憶する情報記憶手段411として機能する。
また、上記入力装置405は、マウスやキーボード等で構成されている。上記出力装置106は、ディスプレイやプリンタ等で構成されている。
更に、上記課金サーバ14は、携帯電話通信網10を介してデータの送受信を行う携帯電話通信網用通信装置407も備えている。この携帯電話通信網用通信装置107は、上記CPU101やRAM102と協働することにより、課金要求受信手段412及び課金応答送信手段414として機能する。課金要求受信手段412は、携帯電話通信網10を介してチケット発行装置11から、携帯電話機20の利用者のサービス利用に対する課金処理を要求する課金要求を受信するものである。また、上記課金応答送信手段414は、上記課金要求に応答するように、携帯電話通信網10を介してチケット発行装置11に課金処理が完了した旨を示す課金応答を送信する。
また、上記CPU401やRAM402等は、上記課金要求受信手段412で受信した課金要求に基づいて、情報記憶手段411に記憶されている情報を参照し、上記利用者によるサービス利用に対する課金処理を行う課金処理手段413として機能する。この課金処理手段413は、上記課金処理が完了したことを示す課金情報を情報記憶手段411に登録するとともに、処理チケット発行装置11に課金応答を送信すべく上記課金情報を課金情報送信手段414に渡す。
上記CPU401やRAM402等の構成要素は、システムバス400を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行う。この課金サーバ14を所定の手順に従って動作させるためのプログラムは、ROM403や外部記憶装置404に記憶されており、必要に応じてCPU401やRAM402上の作業エリアに呼び出されて実行される。
なお、上記課金サーバ14は、専用の制御装置として構成してもいいし、汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、課金サーバ14は、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
図18は、本実施形態2において携帯電話機20をショッピング端末装置15にかざして電子チケットを購入するときの処理の一例を示すシーケンスフロー図である。ステップ1〜9の処理については、前述の図13の場合と同様であるので、それらの処理の説明は省略する。
携帯電話機20は、ショッピング端末装置15から受信したチケット予約情報に基づいて、予約されたチケットの種類、枚数、購入金額等を含むチケット購入確認画面を表示する(ステップ8)。利用者は、このチケット購入確認画面を確認し、購入確認のデータを入力するように携帯電話機20を操作する(ステップ9)。この操作により、携帯電話機20は、購入確認データを含むチケット発行要求をショッピング端末装置15に送信する(ステップ10)。このチケット発行要求は、課金サーバにおける決済処理を要求する決済要求を兼ねている。
次に、ショッピング端末装置15は、購入確認データを含むチケット発行要求をチケット管理サーバ11に送信する(ステップ11)。
次に、上記チケット発行要求を受信したチケット管理サーバ11と課金サーバ14との間で所定の情報の送受信が行われ、上記チケットの購入について決済処理が行われる(ステップ12)。
次に、チケット管理サーバ11は、上記決済処理の後、上記購入対象のチケットを発行するチケット発行処理を実行し、電子チケット情報を含むチケット発行応答をショッピング端末装置15に送信する(ステップ13,14)。ショッピング端末装置15は、チケット管理サーバ11から受信した電子チケット情報を含むチケット発行応答を携帯電話機20に送信する(ステップ15)。このチケット発行応答は、課金処理が完了した旨を示す課金応答を兼ねている。
次に、携帯電話機20は、ショッピング端末装置15から受信した電子チケット情報を情報記憶手段211としての内部メモリに記憶する(ステップ16)。
なお、上記図18の例において、携帯電話機20は、ショッピング端末装置15及びチケット管理サーバ11を経由して課金サーバ14に決済要求(チケット発行要求)を送信しているが、ショッピング端末装置15等を経由しないようにしてもよい。
図19は携帯電話機20と課金サーバ14との間で課金処理を行う場合の携帯電話機20の機能ブロック図である。図20は同課金処理を行う場合のチケット発行処理のシーケンスフロー図である。この場合、携帯電話機20の決済処理手段213は、ショッピング端末装置15等を経由せずに携帯電話通信網10を介して課金サーバ14に課金要求を直接送信する。そして、同決済処理手段213は、ショッピング端末装置15等を経由せずに携帯電話通信網10を介して課金サーバ14から課金応答を直接受信する。また、携帯電話機20は、チケット代金に対する課金処理(決済処理)が完了した旨の課金完了情報を含む購入確認データ、近距離無線通信によりショッピング端末装置15に送信する。ショッピング端末装置15が上記課金完了情報を含むチケット発行要求をチケット管理サーバ11に送信すると、チケット管理サーバ11はチケット発行処理を実行する。
以上、本実施形態2によれば、携帯電話機20とショッピング端末装置15との間の近距離無線通信によって送受信された情報に基づいて、チケット管理サーバ11と課金サーバ14との間で決済処理を行うことができる。そして、この決済処理の後、その決済処理が完了している旨を示す機械読み取り可能な電子チケットの認証用画像を、携帯電話機20のケーシング上の表示パネル208に表示させることができる。しかも、この表示パネル208は、無給電状態でも上記認証用画像の表示状態を維持することができる。従って、本実施形態の携帯電話機20は、ショッピング端末装置15との間の近距離無線通信によって得られた情報に基づいて認証用画像を表示することができ、しかも、その認証用画像の表示状態を、電源を入れることができない状況下においても維持することができる。
特に、本実施形態によれば、携帯電話機通信網10の課金サーバ14で決済できるため、携帯電話機の利用料金等と同じ決済システムで決済でき、各種料金の決済の一元化を図ることができる。また、携帯電話機内に電子マネー機能を持たせる場合のように予め所定の金額をチャージ(入金)しておく処理が不要である。
なお、上記各実施形態においては、携帯電話機20の表示パネル208に表示された画像を上記入場装置13などの外部機器で読み取れば、他人でも、そのコード画像に含まれる電子チケット等の認証用画像を容易に取得することが可能である。したがって、例えば認証用画像のように他人に知られたくない情報については、その認証用画像そのもの又はこれを変換したコードデータを暗号化することにより、表示されたコード画像を他人が外部機器で読み取っても、その情報が他人に知られないようにすることが望ましい。なお、暗号化の方法については、公知の方法を利用することができる。
また、上記各実施形態において、携帯電話機20の表示パネル208に表示する画像は、上記サービス関連情報(電子チケット情報)の内容を人が視認して理解可能な画像であってもよい。このような画像を表示するときは、上記画像を読み取る入場装置13などの利用者確認装置がない場合や、そのような利用者確認装置が故障した場合でも、サービス提供者側のスタッフが画像を視認して認証処理することができる。なお、人が視認して理解可能な画像は、上記コード画像の代わりに表示してもいいし、上記コード画像と一緒に表示してもよい。
また、上記各実施形態において、入場装置13などの利用者確認装置による認証用画像の読み取り処理及び認証処理の後に、その携帯電話機20の表示パネル208に表示している認証用画像を読み取り不能になるように変化させてもよい。これにより、認証画像の不正使用を防止することができる。なお、上記画像の変化には、表示パネル208に表示している認証画像自体を消す場合のほか、表示パネル208に表示している認証用画像を別の画像に切り換える場合も含まれる。
図21は、携帯電話通信網10を介して受信した受信情報に基づいて表示パネル208の画像を変化させることができる携帯電話機20の機能ブロック図である。図22は、受信情報に基づいて表示パネル208の画像を変化させる場合の入場認証処理の一例を示すシーケンスフロー図である。この携帯電話機20は、コンサートが終わって電源がオンになった後、認証結果情報受信手段216で受信した認証結果情報に基づいて認証処理を確認したら、表示制御手段213により無給電画像表示手段214である表示パネル208を制御し、その表示パネル208に表示している認証用画像を消したり別の画像に切り換えたりする(ステップ9〜11)。ここで、上記認証結果情報は、携帯電話通信網10を介したSMS(Short Message Service)メールなどのPUSH型の配信システムによりチケット管理サーバ11から受信する(ステップ10)。
図23は、時刻情報に基づいて表示パネル208の画像を変化させることができる携帯電話機20の機能ブロック図である。図24は、表示パネル208の画像を変化させる場合の入場認証処理の一例を示すシーケンスフロー図である。この携帯電話機20は、計時手段217からの出力に基づいて、例えば上記コンサートが終了して電源がオンになってから所定の時間が経過したタイミングに、表示制御手段213により無給電画像表示手段214である表示パネル208を制御し、その表示パネル208に表示している認証用画像を消したり別の画像に切り換えたりする(ステップ9,10)。
図25は、アプリケーションプログラムを実行することができ、そのアプリケーションプログラムからの表示制御指令に基づいて表示パネル208の画像を変化させることができる携帯電話機20の機能ブロック図である。図26は、その携帯電話機20におけるソフトウェア構造の説明図である。上記アプリケーションプログラム実行管理手段218は、上述のシステムバス200、CPU201やRAM202の一部等で構成されている。このアプリケーションプログラム実行管理手段218は、図26のソフトウェア構造上において中央の「アプリケーション実行環境」に対応しており、オブジェクト指向プログラミングで開発されたアプリケーションプログラムに利用されるクラスライブラリ、実行環境管理ライブラリ、アプリケーション管理等のソフトウェアを提供し、アプリケーションプログラムの実行環境を管理する。このアプリケーション実行環境は、実行するアプリケーションプログラムに応じて適宜選定される。例えば、実行するアプリケーションプログラムがJAVA(登録商標)で記述されたものである場合には、JAVA(登録商標)のアプリケーション実行環境を選定する。また、実行するアプリケーションプログラムがBREW(登録商標)の実行環境上で動作するC言語で記述されたものである場合には、BREW(登録商標)のアプリケーション実行環境を選定する。なお、実行するアプリケーションプログラムがJAVA(登録商標)で記述されたものである場合には、BREW(登録商標)のアプリケーション実行環境上に更にJAVA(登録商標)のアプリケーション実行環境を構築することで、これを実行することができる。
ここで、アプリケーションプログラムは、クラスライブラリAPI(アプリケーションインターフェース)を介して上記アプリケーション実行環境内にある関数等のクラスライブラリを呼び出して使用できるようになっている。この関数等のクラスライブラリの呼び出しの履歴は、アプリケーションプログラムの仮想的な実行環境(仮想マシン:VM)が終了するまで、RAM202内におけるアプリケーション用記憶領域に記憶される。また、アプリケーション実行環境は、アプリケーションプログラムの実行に際して用いる各種データも、そのアプリケーション用記憶領域に保存する。そして、この各種データを用いるときには、このアプリケーション用記憶領域から読み出したり、書き込んだりする。また、アプリケーション実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機プラットフォームAPIを介して後述の電話機プラットフォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用できるようになっている。
携帯電話機20の主制御部は、アプリケーションプログラム実行管理手段218との間で制御命令や各種データのやりとりを行い、これらと協働して制御を行う。この主制御部は、図26のソフトウェア構造上において最下部の「電話機プラットフォーム」に対応しており、電話通信部等を制御するための制御用プログラムやユーザインターフェースを実行したり、電話機プラットフォームライブラリを提供したりする。この電話機プラットフォームは、上記アプリケーション実行環境内の実行環境管理ライブラリに対してイベントを送ることにより、アプリケーションプログラムにおいて各種処理を実行したり、アプリケーション管理APIを介して上記アプリケーション実行環境内のアプリケーション管理のソフトウェアを呼び出して使用したりできるようになっている。また、アプリケーション実行環境が電話機プラットフォームAPIを介して電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用したとき、電話機プラットフォームは、その電話機プラットフォームライブラリに応じた処理を実行する。例えば、電話機プラットフォームは、電話機プラットフォームライブラリを利用したアプリケーション実行環境からの指示に基づき、内部メモリ内における電話機プラットフォームが管理するプラットフォーム用記憶領域に記憶されたデータを読み出して、これをアプリケーション用記憶領域に移行することができる。
また、アプリケーションプログラムの内容に従って、表示パネル208に表示されている画像を別の画像へ切り替える場合は、次のように動作する。まず、利用者は、表示パネル208に表示される画像を制御可能なアプリケーションプログラムをダウンロードサーバからダウンロードして取得し、これを登録する。具体的には、利用者はキーを操作してダウンロードサーバにアクセスする。これにより、ダウンロード可能なアプリケーションプログラムを選択するためのダウンロード選択画面が液晶ディスプレイ27上に表示される。そして、このダウンロード選択画面において、実行対象となるアプリケーションプログラムをスクロールキー24を用いて選択し、多機能キー25を押下すると、主制御部が通信装置206を制御して、そのアプリケーションプログラムをダウンロードサーバからダウンロードする。このようにしてダウンロードされたアプリケーションプログラムは、主制御部により、内部メモリに記憶される。このようにダウンロードしたアプリケーションプログラムを実行する場合、利用者は、操作部のキーを操作して、実行するアプリケーションプログラムを選択し、実行指示操作を行う。すると、図26に示した電話機プラットフォームにアプリケーションプログラムの実行指示が入力される。これにより、主制御部は、所定のアプリケーションプログラムを読み出してこれを起動する。このアプリケーションプログラムから図26に示したアプリケーション実行環境に対して表示制御命令が送られると、アプリケーションプログラム実行管理手段218は、電話機プラットフォームの主制御部に対して表示制御命令を送る。これを受けた主制御部は、その表示制御命令に係る画像データを内部メモリから読み出す。その後、主制御部は、上記と同様に、表示制御装置207に対して上記画像データに基づく表示制御命令を出力する。これにより、表示パネル208に表示されている上記認証用画像が、アプリケーションプログラムの内容に従った別の画像へ切り替わる。このようにアプリケーションプログラムの内容に従って表示パネル208に表示する画像を切り替えることができるので、アプリケーションプログラムの実行中に、携帯電話機の外観デザインをそのアプリケーションプログラムの内容に関連したものとすることができる。
また、上記各実施形態においては、電子チケットのコード画像の変換処理及び表示処理を、コンサート会場で携帯電話機20の電源をオフする前に行っているが、ショッピング端末装置15から電子チケット情報を受けたときに行うようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、携帯電話機20の無給電画像表示手段としての表示パネル208に表示している画像が主にコンサート会場への入場時に用いる認証用画像である場合について説明したが、本発明は、上記認証用画像以外の商品やサービスに関連した画像を表示する場合についても適用できるものである。例えば、携帯電話機20の表示パネル208に、コンサート会場の全体座席表や予約済みの座席番号、飛行機や列車の予約済みの座席番号、コンサートの曲目リスト等のサービス関連情報の画像を表示してもよい。この場合は、携帯電話機20の表示パネル208上の座席情報を見てスムーズに座席に着いたり、コンサートの曲目リスト等を確認したりすることができる。特に、携帯電話機20の電源を切る必要があるコンサート会場や飛行機の内部に入った場合でも、表示パネル208上の座席情報を見てスムーズに座席に着いたり、コンサートの曲目リスト等を確認したりすることができる。
また、上記各実施形態においては、ショッピング端末装置15及び入場装置13がインターネット12に接続されているが、ショッピング端末装置15及び入場装置13のいずれか一方又は両装置がインターネット12を介さずに携帯電話通信網10上のサーバと通信できるように構成してもよい。例えば、ショッピング端末装置15及び入場装置13のいずれか一方又は両装置を、専用回線を用いて携帯電話通信網10と接続する。
また、上記各実施形態においては、携帯電話機20に表示した認証用画像(コード画像)を読み取る装置がコンサート会場の入場装置13である場合について説明したが、本発明は、他の装置で上記認証用画像を読み取る場合にも同様に適用できる。例えば、本発明は、携帯電話機20に表示した認証用画像(コード画像)をチケット発券装置で読み取って紙のチケットを出力するような場合にも同様に適用できる。
また、上記各実施形態においては、携帯電話機20を例に挙げて説明したが、本発明は、他の移動体通信端末や携帯機器についても同様に適用できるものである。
本発明の実施形態1に係る携帯電話機を用いた認証システムの全体の概略構成を示す説明図。 同携帯電話機の機能ブロック図。 (a)は同携帯電話機の外観を示す正面図。(b)は同携帯電話機の背面の一例を示す背面図。 同携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。 (a)は同携帯電話機の表示パネルの一構成例を示すケーシングの断面図。(b)は同表示パネルの動作原理を示す説明図。 他の構成例に係る表示パネルの構成を示すケーシングの断面図。 本実施形態の認証システムを構成するチケット管理サーバの機能ブロック図。 同チケット管理サーバのハードウェア構成を示す概略構成図。 同認証システムを構成する入場装置の機能ブロック図。 同入場装置のハードウェア構成を示す概略構成図。 同認証システムを構成するショッピング端末装置の機能ブロック図。 同ショッピング端末装置のハードウェア構成を示すブロック図。 実施形態1における電子チケットを購入するときの処理の一例を示すシーケンスフロー図。 実施形態1における入場認証処理の一例を示すシーケンスフロー図。 本発明の実施形態2に係る携帯電話機を用いた認証システムの全体の概略構成を示す説明図。 同認証システムを構成する課金サーバの機能ブロック図。 同課金サーバのハードウェア構成を示すブロック図。 実施形態2における電子チケットを購入するときの処理の一例を示すシーケンスフロー図。 携帯電話機と課金サーバとの間で課金処理を行う場合の携帯電話機の機能ブロック図。 同課金処理を行う場合のチケット発行処理のシーケンスフロー図。 携帯電話通信網を介して受信した受信情報に基づいて表示パネルの画像を変化させることができる携帯電話機の機能ブロック図。 受信情報に基づいて表示パネルの画像を変化させる場合の入場認証処理の一例を示すシーケンスフロー図。 時刻情報に基づいて表示パネルの画像を変化させることができる携帯電話機の機能ブロック図。 時刻情報に基づいて表示パネルの画像を変化させる場合の入場認証処理の一例を示すシーケンスフロー図。 アプリケーションプログラムからの表示制御指令に基づいて表示パネルの画像を変化させることができる携帯電話機の機能ブロック図。 同携帯電話機におけるソフトウェア構造の説明図。
符号の説明
10 携帯電話通信網
11 チケット管理サーバ
12 インターネット
13 入場装置
14 課金サーバ
15 ショッピング端末装置
20 携帯電話機
30a,30b ケーシング
208 ケーシング画像表示パネル
211 情報記憶手段
212 近距離無線通信手段
213 決済処理手段
214 表示制御手段
215 無給電画像表示手段

Claims (5)

  1. 移動体通信ネットワークを介して通信可能な移動体通信端末であって、
    近距離無線通信により外部の情報処理装置との間で情報を送受信する近距離無線通信手段と、
    画像の表示状態を無給電状態でも維持可能な無給電画像表示手段と、
    該近距離無線通信手段及び該無給電画像表示手段を制御する制御手段と、を備え、
    上記制御手段は、
    購入対象の電子チケットを指定する操作に基づいて、上記外部の情報処理装置としてのショッピング端末装置に近距離無線通信を介して該電子チケットに関する購入チケット情報を送信し、該購入チケット情報に基づいて該ショッピング端末装置と通信回線で接続されたチケット管理サーバにより発行された該電子チケットに対するチケット予約情報を、該ショッピング端末装置から近距離無線通信を介して受信する処理と、
    該ショッピング端末装置から該チケット予約情報を受信した後、該電子チケットの購入を確認する操作に基づいて、該ショッピング端末装置に近距離無線通信を介して該電子チケットの購入確認データを送信し、該電子チケットの購入に対する決済処理が行われた後に該チケット管理サーバにより発行された該電子チケットの認証用画像を含む電子チケット情報を、該ショッピング端末装置から近距離無線通信を介して受信する処理と、
    該電子チケットの認証用画像の表示を指示する操作に基づいて、該ショッピング端末装置から受信した該電子チケット情報に含まれる該電子チケットの認証用画像を該無給電画像表示手段に表示する処理と、
    該電子チケットの認証用画像が該無給電画像表示手段に表示された状態で当該移動体通信端末の電源が一旦オフにされ、その後に該電源がオンされたとき、該無給電画像表示手段に表示されていた該電子チケットの認証用画像を消去又は別の画像に変更する処理と、
    を行うように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記制御手段は、上記電子チケットの認証用画像を消去又は別の画像に変更する処理を、当該移動体通信端末の電源がオンされたときに上記チケット管理サーバから受信した認証結果情報に基づいて認証処理を確認したタイミング、又は当該移動体通信端末の電源がオンされてから所定時間経過したタイミングに自動実行するように制御することを特徴とする移動体通信端末
  3. 求項1又は2の移動体通信端末において、
    上記制御手段は、上記ショッピング端末装置との間で送受信された情報に基づいて移動体通信ネットワークを介して課金サーバに課金要求を送信し、該移動体通信ネットワークを介して該課金サーバから課金が完了した旨を示す課金応答を受信することにより、上記電子チケットの購入に対する決済処理を行うように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  4. 請求項1又は2のいずれかの移動体通信端末において、
    当該移動体通信端末の利用者が使用可能な電子マネーの情報を記憶する情報記憶手段を備え、
    上記制御手段は、上記ショッピング端末装置との間で送受信された情報と該情報記憶手段に記憶されている該電子マネーの情報とに基づいて、上記電子チケットの購入に対する決済処理を行うように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  5. 請求項1乃至の移動体通信端末において、
    上記制御手段は、上記認証用画像として、上記電子チケットが使用される場所に設置された入場装置で読み取り可能な該電子チケットの認証用コード画像と、上記決済処理が完了している旨を示す内容を人間が視認可能な画像とを、上記無給電画像表示手段に一緒に表示するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
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