JP4380468B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転ドラム内に洗濯物を投入し、洗い、すすぎ、脱水などの各行程を逐次制御して洗濯するドラム式洗濯機に関するものである。
従来のこの種のドラム式洗濯機について図9および図10を用いて説明する。図9は、従来のドラム式洗濯機の縦断面図、図10は、同ドラム式洗濯機の脱水行程における脱水回転速度の推移を示す図である。
図9に示すように、回転ドラム1は、外周部全面に多数の通水孔2を設け、水受け槽3内に回転自在に配設している。回転ドラム1の回転中心に水平軸4の一端を固定し、水平軸4の他端にドラムプーリー5を固定している。モータ6は、ベルト7によりドラムプーリー5と連結され、回転ドラム1を回転駆動する。回転ドラム1の開口部に蓋8を開閉自在に設けている。水受け槽3は、洗濯機本体9よりばね体10で吊り下げ、防振ダンパー11により脱水時の振動が洗濯機本体9に伝達されないように防振支持するとともに、脱水時の振動を低減する重り12を設けている。ヒータ13は、水受け槽3内の洗濯水を加熱するものである。制御装置14は、モータ6、ヒータ13などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御する(例えば、特許文献1参照)。
以上のように構成されたドラム式洗濯機の動作を図10に従い以下に説明する。
蓋8を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、運転を開始すると、洗濯行程では、回転ドラム1はモータ6によって低速で回転駆動され、回転ドラム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下される。こうして洗濯行程が進行する。すすぎ行程においても洗濯行程と同様の動作を行う。脱水行程では、回転ドラム1は高速で回転駆動され、洗濯物は遠心脱水される。
脱水行程は、回転ドラム1を所定回転速度V01(例えば90r/min)で回転させ洗濯物の片寄り具合を判断する布バランス判定行程と、回転ドラム1の縦揺れ共振回転速度V02(例えば300r/min)の異常振動を判断する異常振動判定行程とを経て、回転ドラム1の回転速度V03〜V04が500〜800r/minの間で、泡によって回転ドラム1の回転を阻害する脱水泡起動不良を判断する脱水泡起動判定行程を行い、脱水泡起動不良でなければ、最高回転速度V05(例えば900r/min)に達する。
特開平10−201988号公報
しかしながら、このような従来のドラム式洗濯機は、洗剤の投入過多や、排水経路などの排水条件によっては、脱水行程において、洗濯物に含まれている泡および水が水受け槽の底部に残留し、回転ドラムの回転を妨げ、脱水泡起動不良を発生させ、この状態になると、ますます泡が増加していくため、乾燥経路などに泡が進入したり、水受け槽の外へ泡が溢れ出すことになり、故障の原因になるという問題があった。
そこでその対策として、脱水泡起動不良状態を500〜800r/minにおいて、例えば、モータの入力電流値や回転速度の変化を検知する方法などで検知し、消泡動作を行っていたが、泡の量が多く、脱水泡起動状態がひどい場合には、検知をした時点で、すでに泡が多量に生成され、泡溢れが発生しているという問題があった。
また、回転ドラムの縦揺れ共振回転速度(例えば300r/min)での異常振動を防止するために、その回転速度において、モータの入力電流値や回転速度の変化を検知して、異常振動を検知する異常振動検知手段を設けている場合においては、上記の縦揺れ共振
回転速度で脱水泡起動不良状態になると、異常振動と誤検知してしまい、衣類の片寄り修正動作を行って、泡がなかなか消えないという現象が発生するといった問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗剤の投入過多や排水条件などによって生ずる泡水の残留による脱水泡起動不良が発生した場合に、泡溢れによる故障などを防止するとともに、脱水泡起動不良状態を効果的に回復できるドラム式洗濯機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決する為に、本発明のドラム式洗濯機は、略水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、洗濯機本体に弾性的に支持し前記回転ドラムを内包する水受け槽と、前記水受け槽内に給水する給水手段と、前記水受け槽内の水を排水する排水手段と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記モータ、給水手段および排水手段等の動作を制御するとともに脱水行程において泡の過剰発生を検知する制御手段とを備え、前記制御手段は、泡の過剰発生を検知した時、一旦、前記排水手段を開状態として排水し、その後、前記排水手段を閉状態とし、この閉状態で前記回転ドラムの回転と停止を繰り返し実行、かつ、この回転と停止の1サイクルは回転時間よりも停止時間のほうを長く実行する消泡動作を行った後、再度前記排水手段を開状態としたもので、洗剤の投入過多や排水条件などによって生ずる泡水の残留による、脱水泡起動不良が発生した場合に、泡溢れによる故障などを防止するとともに、脱水泡起動不良状態を効果的に回復することができる。
本発明のドラム式洗濯機は、洗剤の投入過多や排水条件などによって生ずる泡水の残留による、脱水泡起動不良が発生した場合に、泡溢れによる故障などを防止するとともに、脱水泡起動不良状態を効果的に回復することができる。
第1の発明は、略水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、洗濯機本体に弾性的に支持し前記回転ドラムを内包する水受け槽と、前記水受け槽内に給水する給水手段と、前記水受け槽内の水を排水する排水手段と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記モータ、給水手段および排水手段等の動作を制御するとともに脱水行程において泡の過剰発生を検知する制御手段とを備え、前記制御手段は、泡の過剰発生を検知した時、一旦、前記排水手段を開状態として排水し、その後、前記排水手段を閉状態とし、この閉状態で前記回転ドラムの回転と停止を繰り返し実行、かつ、この回転と停止の1サイクルは回転時間よりも停止時間のほうを長く実行する消泡動作を行った後、再度前記排水手段を開状態としたから、洗剤の投入過多や排水条件などによって生ずる泡水の残留による脱水泡起動不良が発生した場合に、泡溢れによる故障などを防止するとともに、泡を排水とともに効率よく流し出すことができ、脱水泡起動不良状態を効果的に回復することができる。
また、消泡動作を行う泡消し区間において排水弁を閉としないと、少しずつ水分のみが排水され、高密度で粘度の高い泡の塊が排水経路に残留し、以後の排水状態などを阻害します。すなわち、排水弁を閉とすることで適度な水分が水受け槽の下部に残留し、さらに泡排出区間にて、再度、排水弁を動作させ開とすることで、その残留水分と共に排水経路に集められた泡を効果的に流し出すことができるものである。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段を、回転ドラムの回転速度を所定の回転速度に略一定にしたときのモータへの入力電流値の変化により、泡の過剰発生を検知するようにしたから、泡検知用のハード構成が不要であり、安価に泡検知を実現することができ
る。
第3の発明は、特に、第1の発明の制御手段を、所定の回転速度になるようにモータへの入力電流値を設定したときの回転ドラムの回転速度変化により、泡の過剰発生を検知するようにしたから、泡検知用のハード構成が不要であり、安価に泡検知を実現することができる。
の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の制御手段を、消泡動作の終了時に、排水手段を開状態とするとともに、給水手段を開状態とするようにしたようにしたから、洗剤の投入過多や排水条件などによって生ずる泡水の残留をさらに効率よく泡を排水とともに流し出すことができるので、脱水泡起動不良状態を効果的に回復することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯機の一構成例を示す断面図、図2は、同ドラム式洗濯機の回路図である。なお、従来例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図1において、回転ドラム1の回転中心に傾斜方向に回転軸(回転中心軸)15が設けられ、回転ドラム1の軸心方向は正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させている。この回転軸15に、水受け槽3の背面に取り付けられたモータ16が連結され、このモータ16により回転ドラム1が正転、逆転方向に回転駆動される。回転ドラム1の内壁面には複数個の突起板17が設けられている。
水受け槽3の正面側の上向き傾斜面に設けた開口部3aを蓋体8により開閉自在に覆い、この蓋体8を開くことにより、衣類出入口18を通して回転ドラム1内に洗濯物を入れたり、回転ドラム1内から洗濯物を取り出したりできるようにしている。蓋体8を上向き傾斜面に設けているため、使用者は洗濯物を出し入れする際に、腰を屈める具合を少なくして行うことができる。
水受け槽3の下部に排水経路19の一端を接続し、排水経路19の他端を排水弁(排水手段)20に接続して、水受け槽3内の洗濯水を排水するようにしている。給水弁(給水手段)21は、給水経路22を通して水受け槽3内に水を給水するために、また、水位検知手段23は、水受け槽3内の水位を検知するために設けられている。
なお、本実施の形態では、回転ドラム1の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させているが、水平方向に回転軸15を設け、回転ドラム1の軸心方向を水平方向にしてもよい。
水受け槽3後部には、空気を加熱する図示しないヒータ25と、前記ヒータ25により加熱された空気を送風する図示しない送風ファン24とが設けられ、回転ドラム1内の洗濯物を乾燥する乾燥機能を有している。
図2において、制御装置26は、モータ16、排水弁(DV)20、給水弁(FV)21、送風ファン(F)24、ヒータ(H)25などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するマイクロコンピュータからなる制御手段27を有している。
制御手段27は、運転コース等を設定するための入力設定手段28からの情報を受けて、その情報を基に表示手段29で表示して使用者に知らせるとともに、入力設定手段28により運転開始が設定されると、水受け槽3内の水位を検知する水位検知手段23等からのデータを入力して負荷駆動手段30を介して、排水弁20、給水弁21、送風ファン24、ヒータ25などの動作を制御し、洗濯・乾燥運転を行う。
このとき、制御手段27に含まれる回転制御手段42は、モータ16のロータ(図示せず)の位置を検出する後述の位置検出手段31(31a、31b、31c)からの情報に基づいて、駆動回路32を介してインバータ33を制御することによりモータ16の回転制御(回転速度、回転角度の制御)を行う。モータ16は直流ブラシレスモータで、図示していないが、3相巻線を有するステータと、リング上に2極の永久磁石を配設しているロータとで構成され、ステータは3相巻線を構成する第1の巻線16a、第2の巻線16b、第3の巻線16cを、スロットを設けた鉄心に巻き付けて構成されている。
インバータ33は、パワートランジスタ(例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT))と逆導通ダイオードの並列回路からなるスイッチング素子で構成されている。スイッチング素子は、第1のスイッチング素子33aと第2のスイッチング素子33bの直列回路と、第3のスイッチング素子33cと第4のスイッチング素子33dの直列回路と、第5のスイッチング素子33eと第6のスイッチング素子33fの直列回路とから構成され、各スイッチング素子の直列回路は並列接続されている。
ここで、スイッチング素子の直列回路の両端は入力端子で、後述の直流電源装置38aに接続され、スイッチング素子の各直列回路を構成する2つのスイッチング素子の接続点に、それぞれ出力端子が接続されている。出力端子は、3相巻線のU端子、V端子、W端子に接続され、スイッチング素子の各直列回路を構成する2つのスイッチング素子のオン・オフの組み合せにより、U端子、V端子、W端子をそれぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にする。
スイッチング素子のオン・オフは、ホールICからなる3つの位置検出手段31a、31b、31cからの情報に基づいて制御手段27により制御される。位置検出手段31a、31b、31cは、電気角で120度の間隔でモータ16のロータが有する永久磁石に対向するように、ステータに配設されている。
ロータが1回転する間に、3つの位置検出手段31a、31b、31cは、それぞれ電気角で120度の間隔でパルスを出力する。回転制御手段42は、3つの位置検出手段31a、31b、31cのいずれかの信号の状態が変わったときを検知し、位置検出手段31a、31b、31cの信号を基に、第1〜6のスイッチング素子33a〜33fのオン・オフ状態を変えていくことで、U端子、V端子、W端子を正電圧、零電圧、解放の3状態にし、ステータの第1の巻線16a、第2の巻線16b、第3の巻線16cに通電して磁界を作り、ロータを回転させるよう構成されている。
また、第1、第3、第5のスイッチング素子33a、33c、33eはそれぞれパルス幅変調(PWM)制御され、例えば、繰り返し周波数10kHzでハイ、ローの通電比を制御することで、ロータの回転速度を制御するようにしてあり、回転制御手段42は、3つの位置検出手段31a、31b、31cのいずれかの信号の状態が変わるたびにその周期を検出し、その周期よりロータの回転速度を算出して、設定回転速度になるように第1、第3、第5のスイッチング素子33a、33c、33eをPWM制御する。
図3は、回転制御手段42の内部構成を示すブロック図である。図3において、回転制
御手段42は、位置検出手段31からの信号を受けてモータ16の回転速度を検知する回転速度検知手段42aと、モータ16の回転速度を設定する回転速度設定手段42bと、回転速度設定手段42bにより設定された回転速度と回転速度検知手段42aにより検知された回転速度とを比較する回転速度比較手段42cと、回転速度の変化量を検知する回転速度変化量検知手段42dと、回転速度比較手段42cからの比較結果と回転速度変化量検知手段42dからの回転速度の変化量に基づいて、モータ16の回転速度を設定回転速度に近づけるために、第1、第3、第5のスイッチング素子33a、33c、33eのPWMデューティの操作量を決定する操作量決定手段42eと、操作量決定手段42eにより操作された後の第1、第3、第5のスイッチング素子33a、33c、33eのPWMデューティを設定し、駆動回路32に出力する通電比設定手段42fと、モータ16の起動からの経過時間に応じて徐々に増加した第1、第3、第5のスイッチング素子33a、33c、33eのPWMデューティを記憶し駆動回路32に出力する通電比記憶手段42gとから構成されている。
回転制御手段42では、モータ16の起動時に、3つの位置検出手段31a、31b、31cのいずれかの信号の状態が変わる回数が3回まで、すなわちモータ16が1/2回転するまでは、通電比記憶手段42gの出力信号で、それ以降は通電比設定手段42fの出力信号で駆動回路32を駆動することにより、第1、第3、第5スイッチング素子33a、33c、33eのPWMデューティを制御するようにしている。
なお、本実施の形態では、回転速度検知手段42aが、位置検出手段31からの信号に基づいて、モータ16の回転速度を検知する構成としているが、回転ドラム1の回転速度を検知する構成としてもよい。
図2に戻って、電流検知手段34は、インバータ33の一方の入力端子に接続された抵抗35と、この抵抗35に接続された電流検知回路36とで構成され、インバータ33の入力電流値を検知し、その出力電圧を制御手段34に供給している。モータ16が直流ブラシレスモータの場合は、トルクは入力電流にほぼ比例するので、抵抗35に接続された電流検知回路36により、インバータ33の入力電流値を検知することで、モータ16のトルクを検知することができる。
回転ドラム1内の洗濯物の量を検知する布量検知手段37は、回転ドラム1を所定回転速度(例えば、200rpm)まで立ち上げるときの電流検知手段34からの信号により、回転ドラム1内の洗濯物の量を検知するように構成されている。
商用電源38は、ダイオードブリッジ39、チョークコイル40、平滑用コンデンサ41からなる直流電源装置38aを介して、インバータ33に接続されている。ただし、これは一例であり、直流ブラシレスモータ16の構成、インバータ33の構成等は、これに限定されるものではない。
次に、入力設定手段28、表示手段29の詳細について図4を用いて説明する。
入力設定手段28は、図4に示すように、洗い時間を設定する洗い時間設定スイッチ28a、すすぎ回数を設定するすすぎ回数設定スイッチ28b、脱水時間を設定する脱水時間設定スイッチ28c、乾燥時間を設定する乾燥時間設定スイッチ28d、スタート・一時停止スイッチ28e、電源入りスイッチ28f、電源切りスイッチ28gなどを有している。また、入力設定手段28には、第1のコース設定スイッチ28hと第2のコース設定スイッチ28iとを設けている。
第1のコース設定スイッチ28hは、運転するコースを設定するもので、洗い、すすぎ
、脱水、乾燥の一連の行程を行うコースと、洗い、すすぎ、脱水の各行程を行うコースと、乾燥行程のみを行うコースとを、1回オンするごとに上記の順に切換設定できるようにしている。
第2のコース設定スイッチ28iは、おまかせコース、お急ぎコース、わたし流コース、毛布コース、ドライコースなどを切換設定するもので、1回オンするごとに上記の順に切り換えられるようにしている。
表示手段29は、洗い時間表示部29a、すすぎ回数表示部29b、脱水時間表示部29c、乾燥時間表示部29d、および第2のコース設定スイッチ28iで設定されるコースを表示するコース設定表示部29eなどを有している。また、表示手段29は、数字表示部29hを有しており、数字表示部29hの表示が、洗剤量であることを示す洗剤量表示部29fと、残り時間であることを示す残り時間表示部29gを有している。さらに、表示手段29は、乾燥運転後にふんわりキープを行うことを示すふんわりキープ表示部29iを有している。
以上のように構成されたドラム式洗濯機について、以下その動作を説明する。
まず、蓋8を開いてドラム1内に洗濯物を投入し、電源入りスイッチ28fをオンした後、入力設定手段28のスタート・一時停止スイッチ28eを操作して運転を開始すると、給水弁21が動作して給水し、水位検知手段23により所定の水位を検知すると給水を停止し、モータ16を駆動する。洗濯行程では、洗濯物に水が含まれるため補給水しながら、回転ドラム1はモータ16によって回転駆動され、回転ドラム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下される。洗濯行程が終了すると、排水弁20が動作して水受け槽3内の洗濯水を排水する。その後、すすぎ行程を経て脱水行程では、回転ドラム1はモータ16によって高速回転駆動され、洗濯物は遠心脱水される。
ここで、洗濯行程またはすすぎ行程から脱水を行う動作において図5、6を参照しながら説明する。図5は、脱水時における脱水回転速度の推移を示す図、図6は、脱水時におけるフローチャートである。
ステップ100にて脱水行程が始まると、ステップ101にて、ステップ102の所定水位(リセット水位)まで排水する。つぎに、ステップ103にて、回転ドラム1を正転、反転させて洗濯物をほぐした後、ステップ104にて、回転ドラムを第1の所定回転速度V1で回転させる布バランス判定行程(例えば、V1:90r/min)にて洗濯物のバランス状態を判定する。ここで、バランス状態が悪いと判定すると、ステップ105を経てステップ106にて回転ドラム1を停止し、ステップ107でNに1を加えてステップ103に戻る。このステップ103から107の動作を所定回数繰り返すと、すなわち、ステップ105にてN=4になると、ステップ108に進み、再度、給水して洗濯物の片寄り修正動作を行い、ステップ116の次行程へと進む。
一方、ステップ104にて、バランス状態が良好であると判定すると、ステップ109にて、回転ドラム1の回転速度を第2の所定回転速度V2(例えば、V2:200r/min)に立ち上げ、ステップ110で脱水泡起動不良の判定を行う。ここで、第2の所定回転速度V2は、回転ドラム1の縦揺れ共振回転速度V3(例えば、V3:300r/min)より低い回転速度である。
ここで、脱水泡起動不良検知の方法について説明する。つまり、回転ドラム1の回転速度が上がるにつれて、洗濯物より泡水が排出される。このとき、排水液の洗剤濃度が高すぎたり、排水条件が悪い場合に、水受け槽3の底部に残留した排水液が、回転ドラム1に
よってかき混ぜられて泡立ち、水受け槽3内に充満し、回転ドラム1の回転を妨げ始める。この状態が、脱水泡起動不良状態である。そこで、回転ドラム1の回転速度を第2の所定回転速度V2に維持させるために、モータ16に電流を入力する。このとき、脱水泡起動不良の状態でなければ、泡による抵抗がないため、入力電流値は第1の所定の電流値以下になる。一方、脱水泡起動不良の状態であれば、泡の異常発生により、回転ドラム1の回転に抵抗が発生し、回転ドラム1の回転速度を第2の所定回転速度V2に維持させるためには、多量の電流を流さなければならなくなり、入力電流値は第1の所定の電流値以上の状態となる。そこで、この入力電流値が第1の所定の電流値以上の状態が所定時間(例えば、5秒)以上続いた場合、脱水泡起動不良と判定し、それ以外の場合は、脱水泡起動不良と判定しない。
上記のように、ステップ110にて、脱水泡起動不良状態でないと判定すると、ステップ112で回転ドラム1の回転速度をさらに上昇し、ステップ113にて、回転ドラム1の縦揺れ共振回転速度V3前後で、異常振動判定を行う。異常振動判定は、回転ドラム1の回転速度上昇時に、縦揺れ共振回転速度V3前後におけるモータ16の入力電流値や回転速度の変化で判定する。すなわち、モータ16の入力電流値が第2の所定の電流値以上となるか、もしくは、回転速度の上昇率が所定値以下の場合、異常振動であると判定する。ここで、異常振動であると判定すると、ステップ105へ戻る。
ステップ113にて、異常振動ではないと判定すると、回転ドラム1の回転速度をさらに上昇させて、ステップ114の脱水最高回転速度V4(例えばV4:900r/min)にて所定時間運転後、ステップ115で回転ドラム1を停止し、脱水行程を終了し、ステップ116の次行程へと進む。
一方、ステップ110にて、脱水泡起動不良状態であると判定すると、ステップ111の消泡動作を行い、その後、脱水動作を行わず、ステップ116の次行程へと進む。
ここで、ステップ111の消泡動作について、図7を用いて説明する。
図7において、まず、排水区間として、排水弁20を動作させ開とし、水受け槽3内の洗濯水をリセット水位まで排水する。その後、泡消し区間として、排水弁20を閉とした状態で、回転ドラム1を所定時間(例えば、6分間)、停止状態にする。このとき、回転ドラム1を、例えば、5秒ON−55秒OFFのサイクルで回転させる。その後、泡排出区間として、再度、排水弁20を動作させ開とし、水受け槽3の下部の排水経路19に溜まった泡を排水と共に排出する。
ここで、泡消し区間において、排水弁20を閉としないと、少しずつ水分のみが排水され、高密度で粘度の高い泡の塊が排水経路19に残留し、以後の排水状態などを阻害する。すなわち、排水弁20を閉とすることで、適度な水分が水受け槽3の下部に残留し、さらに、泡排出区間にて、再度、排水弁20を動作させ開とすることで、その残留水分と共に、排水経路に集められた泡を効果的に、流し出すことができるものである。
なお、泡排出区間については、図8に示すように、再度、排水弁20を動作させ開とするとともに、同時に給水弁21を所定時間(例えば20秒)動作して開状態とすることにより、水受け槽3内に給水するようにすれば、排水経路19に残留した泡を、さらに効果的に、流しだすことができる。
なお、本第1の実施の形態では、回転ドラム1の回転速度を第2の所定回転速度V2に維持させるため、モータ16への入力電流値が第1の所定の電流値以上の状態が所定時間以上続いた場合、脱水泡起動不良と判定したが、モータ16の入力電流値を一定とし、こ
の時の回転ドラム1の回転速度の変化で判定しても同等の効果を得ることができる。このときは、モータ16の入力電流値を一定とした時の、回転ドラム1の回転速度の所定回転速度に対する差をみて、判定するものである。
また、厚手の綿衣類のように水分を含みやすい洗濯物の場合は、回転ドラム1の縦揺れ共振回転速度V3よりも高い回転速度になってから、脱水泡起動不良になることがあるため、ステップ113とステップ114の間に、従来の500〜800r/minでの脱水泡起動不良判定手段と併用するとなお効果があるものである。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、洗剤の投入過多や排水条件などによって生ずる泡水の残留による、脱水泡起動不良が発生した場合に、泡溢れによる故障などを防止するとともに、回転ドラムの縦揺れ共振回転速度の異常振動と誤検知することなく、脱水泡起動不良状態を効果的に回復することが可能となるので、脱水行程を有する各種洗濯機に適用できる。
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の断面図 同ドラム式洗濯機の回路図 同ドラム式洗濯機の回転制御手段の構成を示すブロック図 同ドラム式洗濯機の表示手段と入力設定手段の詳細を示す図 同ドラム式洗濯機の脱水時における脱水回転速度の推移を示す図 同ドラム式洗濯機の脱水時におけるフローチャート 同ドラム式洗濯機の脱水時における消泡動作を示す図 同ドラム式洗濯機の脱水時における別の消泡動作を示す図 従来のドラム式洗濯機の縦断面図 同ドラム式洗濯機の脱水行程における脱水回転速度の推移を示す図
1 回転ドラム
3 水受け槽
9 洗濯機本体
16 モータ
20 排水弁(排水手段)
21 給水弁(給水手段)
27 制御手段

Claims (4)

  1. 略水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、洗濯機本体に弾性的に支持し前記回転ドラムを内包する水受け槽と、前記水受け槽内に給水する給水手段と、前記水受け槽内の水を排水する排水手段と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記モータ、給水手段および排水手段等の動作を制御するとともに脱水行程において泡の過剰発生を検知する制御手段とを備え、前記制御手段は、泡の過剰発生を検知した時、一旦、前記排水手段を開状態として排水し、その後、前記排水手段を閉状態とし、この閉状態で前記回転ドラムの回転と停止を繰り返し実行、かつ、この回転と停止の1サイクルは回転時間よりも停止時間のほうを長く実行する消泡動作を行った後、再度前記排水手段を開状態とすることを特徴としたドラム式洗濯機。
  2. 制御手段は、回転ドラムの回転速度を所定の回転速度に略一定にしたときのモータへの入力電流値の変化により、泡の過剰発生を検知することを特徴した請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 制御手段は、所定の回転速度になるようにモータへの入力電流値を設定したときの回転ドラムの回転速度変化により、泡の過剰発生を検知することを特徴した請求項1記載のドラム式洗濯機。
  4. 制御手段は、消泡動作の終了時に、排水手段を開状態とするとともに、給水手段を開状態とするようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
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