JP4379518B2 - 燃料タンクの給油部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクの給油部構造に関する。
自動車等の燃料タンクに給油するための給油部構造として、特許文献1には、常時は閉弁し、給油ガンに押されたときにスプリングの付勢力に抗して開く弁体(開閉弁)を備えた構造が記載されている。この弁体は、タンク本体内の圧力が所定値以上の負圧になった場合にスプリングの付勢力に抗して僅かに開弁し、タンク本体内の圧力が所定圧力以上にならないようにしている。さらに、特許文献1の構造では、タンク本体内の圧力がスプリング力で設定された開弁圧よりも高くなったときに開弁する正圧弁を備えている。
しかし、特許文献1等の構造において、弁体(開閉弁)を付勢するスプリングの付勢力は、弁体によるシール性の向上やばたつきの抑制のために高く設定されるため、燃料タンク本体内で生じる負圧の大きさに応じた付勢力、すなわち開弁圧の設定ができない。
特開平8−142694号公報
本発明は上記事実を考慮し、給油ガンの挿入で給油口を開放する開閉弁の開弁圧から独立して、燃料タンク内が負圧の場合に給油口を開放する負圧弁の開弁圧を設定可能な燃料タンクの給油部構造を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、燃料タンクへの給油用の給油ガンが挿入される給油口を構成する給油口部材と、前記給油口部材に設けられて前記給油口を閉塞し、挿入された給油ガンに押圧されると給油口を開放する開閉弁と、前記給油口を開放する正圧弁開放位置と、この正圧弁開放位置よりも燃料タンク側で給油口を閉塞する正圧弁閉塞位置と、の間を移動可能な正圧弁本体と、前記正圧弁本体を前記正圧弁閉塞位置に向かって付勢する正圧弁用バネと、前記正圧弁用バネに付勢された前記正圧弁本体を支持して前記正圧弁閉塞位置に維持する正圧弁支持部材と、を備え、前記開閉弁の閉弁状態で、前記燃料タンクのタンク内圧がタンク外圧よりも大きいときに前記正圧弁用バネの付勢力に抗して前記正圧弁本体が正圧弁開放位置に移動することで前記給油口を開放する正圧弁と、前記正圧弁本体よりも燃料タンク側に設けられ、前記給油口を開放する負圧弁開放位置と、前記正圧弁本体に接触することで給油口を閉塞する負圧弁閉塞位置と、の間を移動可能な負圧弁本体と、前記負圧弁本体を前記負圧弁閉塞位置に向かって付勢すると共に、付勢力が前記正圧弁用バネの付勢力よりも小さく設定された負圧弁用バネと、を備え、前記開閉弁の閉弁状態で、前記燃料タンクのタンク内圧がタンク外圧よりも小さいときに前記負圧弁用バネの付勢力に抗して前記負圧弁本体が負圧弁開放位置に移動することで前記給油口を開放する負圧弁と、を有し、前記開閉弁が前記負圧弁本体に設けられていることを特徴とする。
この燃料タンクの給油部構造では、通常は給油口が開閉弁によって閉塞されているが、給油ガンが給油口に挿入されると、開閉弁が給油ガンに押されて給油口を開放する。
また、この燃料タンクの給油部構造では、開閉弁の閉弁状態で、燃料タンクのタンク内圧がタンク外圧よりも大きい(すなわち燃料タンク内が正圧になっている)ときに、正圧弁用バネの付勢力に抗して正圧弁本体が正圧弁開放位置に移動することで給油口を開放する正圧弁を備えているので、燃料タンクの内圧が過度に上昇することを抑制できる。
さらに、この燃料タンクの給油部構造では、開閉弁の閉弁状態で、燃料タンクのタンク内圧がタンク外圧よりも小さい(すなわち燃料タンク内が負圧になっている)ときに負圧弁用バネの付勢力に抗して負圧弁本体が負圧弁開放位置に移動することで給油口を開放する負圧弁を備えているので、燃料タンクの内圧が過度に低下することも抑制できる。
このように、開閉弁に加えて、燃料タンク内が負圧になったときに給油口を開放する負圧弁を設けることで、開閉弁の開弁圧から独立して、負圧弁の開弁圧を設定することができる。すなわち、請求項2に記載のように、前記負圧弁が前記開閉弁よりも、前記燃料タンクの負圧が小さい状態で開弁される設定とされる。
この燃料タンクの給油部構造では、開閉弁が負圧弁本体に設けられているため、開閉弁に負圧弁が設けられた構成と比較して、負圧弁本体の受圧面積が大きくなる。これにより、負圧弁の開弁圧を低く設定することが可能になる。
しかも、請求項1に記載の発明では、正圧弁が、前記給油口を開放する正圧弁開放位置と、この正圧弁開放位置よりも燃料タンク側で給油口を閉塞する正圧弁閉塞位置と、の間を移動可能な正圧弁本体と、前記正圧弁本体を前記正圧弁閉塞位置に向かって付勢する正圧弁用バネと、前記正圧弁用バネに付勢された前記正圧弁本体を支持して前記正圧弁閉塞位置に維持する正圧弁支持部材と、を有し、前記負圧弁が、前記正圧弁本体よりも燃料タンク側に設けられ、前記給油口を開放する負圧弁開放位置と、前記正圧弁本体に接触することで給油口を閉塞する負圧弁閉塞位置と、の間を移動可能な負圧弁本体と、前記負圧弁本体を前記負圧弁閉塞位置に向かって付勢すると共に、付勢力が前記正圧弁用バネの付勢力よりも小さく設定された負圧弁用バネと、を有している。
したがって、正圧弁用バネによって正圧弁閉塞位置に付勢された正圧弁本体が、正圧弁支持部材に支持されて正圧弁閉塞位置に維持される。燃料タンク内が正圧になると、正圧弁用バネの付勢力に抗して正圧弁本体が燃料タンクの外側に向かって、すなわち正圧弁開放位置へと移動する。
また、この燃料タンクの給油部構造では、負圧弁用バネによって負圧弁閉塞位置に向かって付勢された負圧弁本体が、正圧弁本体に接触して負圧弁閉塞位置を維持している。そして、燃料タンク内が負圧になると、負圧弁用バネの付勢力に抗して負圧弁本体が燃料タンクの内側に向かって移動して正圧弁本体から離間し、負圧弁開放位置へと移動する。
このように、負圧弁本体を、正圧弁本体に接触させて負圧弁閉塞位置に支持している。すなわち、負圧弁本体を負圧弁閉塞位置で支持するための部材が不要となるので、このような部材が必要な構成と比較して、構造の簡素化を図ることができる。
本発明は上記構成としたので、給油ガンの挿入で給油口を開放する開閉弁の開弁圧から独立して、燃料タンク内が負圧の場合に給油口を開放する負圧弁の開弁圧を設定できる。
図1には、本発明の第一実施形態の燃料タンクの給油部構造(以下、単に「給油部構造」とする)12が示されている。また、図17には、この給油部構造12が適用された燃料タンク10が示されている。
図1に示すように、本実施形態では一例として、いわゆるキャップレスとして構成された給油部14を挙げている。車体のアウターパネル16には、局所的に内側(図面では下側)へと凹ませたインレットボックス18が構成されており、その内部に取付孔20が形成されている。取付孔20には、環状の取付リング22を介して、フィラーパイプ24が挿通されて固定されている。
フィラーパイプ24は、アウターパネル16側のアウターパイプ24Aと、このアウターパイプ24Aに接続されて燃料タンク10側(図1では下側)に位置するインナーパイプ24Bとで構成されている。図17に示すように、インナーパイプ24Bの下端が燃料タンク10に接続される。フィラーパイプ24の内部が給油口26となっており、図2に示すように、給油ガン28を給油口26に挿入して燃料タンク10に給油することができる。本実施形態では特に、アウターパイプ24Aの中心線CL1とインナーパイプ24Bの中心線CL2とをオフセットして配置することで、給油ガン28を容易に挿入できるようにしている。
インレットボックス18には、アウターパネル16の外面と面一になるように、リッド30が設けられている。リッド30は図示しない回動部材によってアウターパネル16に対し回動するように取り付けられており、回動することでアウターパイプ24Aの上端部分、すなわち給油口26を開閉する。ただし、給油口26を閉じた状態でも、アウターパネル16との間にはわずかな隙間が生じている。リッド30のアウターパネル16との対向部分には環状のフィルター32が取り付けられており、埃や水分等の異物の移動は阻止すると共に、気体の移動は許容するようになっている。
インナーパイプ24Bは、アウターパイプ24Aとの接続部分から燃料タンク10に向かうにしたがって段階的に縮径されており、順に大径部34、第一段部36、中間部38、第2段部40、及び小径部42が構成されている。大径部34の外周面には、アウターパイプ24Aの係止孔44に掛止される係止爪46が形成されており、これによって、インナーパイプ24Bがアウターパイプ24Aに対し抜け止めされて接続されている。
大径部34の内側には、正圧弁50が備えられている。正圧弁50は、板状の板部52Pと、板部52Pから上方に立設された筒部52Tとを備えた正圧弁本体52を有している。板部52Pの略中央には挿通孔54が形成されて、給油ガン28が挿通可能となっている。板部52Pと筒部52Tの間には、断面三角形状の複数の補強片52Hが挿通孔54を取り囲むように放射状に立設されており、正圧弁本体52が補強されている。また、補強片52Hの斜辺52Sは挿通孔54に向かって傾斜しており、給油ガン28を挿通孔54に案内する作用を有している。
板部52Pの外縁近傍には、第一段部36と環状に接触するゴムシール56が取り付けられている。そして、正圧弁本体52は、図1、図2及び図4に示すようにゴムシール56が第一段部36に接触した閉塞位置と、図4に示すようにゴムシール56が第一段部36から離間した開放位置と、の間を移動可能となっている。開放位置ではゴムシール56が第一段部36から離間するため、これらの間での気体の移動が許容されるが、閉塞位置ではこの気体の移動が阻止される。
大径部34と筒部52Tの間には正圧弁用バネ58が収容されている。正圧弁用バネ58は、その一端が大径部34の内側で周方向には断続して形成されたバネ受け片59に、他端が板部52Pの外縁部分にそれぞれ接触しており、正圧弁本体52を所定の付勢力で閉塞位置に向かって(図面では下向きに)付勢している。したがって、通常は正圧弁用バネ58の付勢力を受けた正圧弁本体52が第一段部36に支持されており、閉塞位置に維持されている。そして、燃料タンク10内の圧力が上昇して(正圧になって)所定値を上回ると、正圧弁本体52が正圧弁用バネ58の付勢力に抗して開放位置に向かって移動する。
正圧弁50の燃料タンク10側(図では下側)には、負圧弁60が配置されている。負圧弁60は、板状の板部62Pと、板部62Pの外周近傍から燃料タンク10側に立設された取付片62Hとを備えた負圧弁本体62を有している。板部62Pには、正圧弁本体52の板部52Pと同様の挿通孔64が形成されており、給油ガン28が挿通可能となっている。
板部62Pの外周近傍には、正圧弁本体52の板部52Pと環状に接触するゴムシール66が取り付けられている。そして、負圧弁本体62は、図1に示すようにゴムシール66が正圧弁本体52の板部52Pに接触した閉塞位置と、図4に示すようにゴムシール66が板部52Pから離間した開放位置との間を移動可能となっている。開放位置ではゴムシール66が板部52Pから離間するため、これらの間での気体の移動が許容されるが、閉塞位置ではこの気体の移動が阻止される。
インナーパイプ24Bの中間部38の内側には負圧弁用バネ68が収容されている。負圧弁用バネ68の一端は第二段部40に、他端は板部62Pにそれぞれ接触しており、負圧弁本体62を所定の付勢力で閉塞位置に向かって(図面では上向きに)付勢している。また、負圧弁用バネ68の付勢力は、正圧弁用バネ58の付勢力より小さく設定されている。したがって、通常は負圧弁用バネ68の付勢力を受けた負圧弁本体62が正圧弁本体52の板部52Pで支持されており、閉塞位置に維持されている。このとき、負圧弁用バネ68の付勢力は、正圧弁用バネ58の付勢力より小さく設定されているので、正圧弁本体52が不用意に移動することはない。そして、燃料タンク10内の圧力が低下して(負圧になって)所定値を下回ると、負圧弁本体62が負圧弁用バネ68の付勢力に抗して開放位置に向かって移動する。
負圧弁60の燃料タンク10側には、フラッパバルブ70が配置されている。フラッパバルブ70は、挿通孔54、64を閉塞可能な形状のフラッパバルブ本体72と、このフラッパバルブ70に形成された支軸74とを有している。支軸74は、負圧弁本体62の取付片62Hに形成された軸孔(図示省略)に挿入されており、フラッパバルブ本体72は支軸74を中心として回転可能な、いわゆる片持ち構造によって支持されている。そして、この回転により、フラッパバルブ本体72は、図1示すように、挿通孔54、64(すなわち給油口26)を閉塞する閉塞位置と、図2に示すように、挿通孔54、64を開放する開放位置との間を移動する。ここで、図1から分かるように、フラッパバルブ本体72は閉塞位置にあるとき、挿通孔64の周囲で全周にわたって負圧弁本体62の板部52Pに接触している。
支軸74には、フラッパバルブ用バネ78が装着されている。フラッパバルブ用バネ78の一端はフラッパバルブ本体72に、他端は取付片62Hに接触しており、フラッパバルブ本体72を所定の付勢力で閉塞位置に向かって(図面では反時計周り方向に)付勢している。フラッパバルブ用バネ78の付勢力は、挿入された給油ガン28から作用する押圧力よりは小さく設定されている。したがって、通常は、図1に示すように、フラッパバルブ用バネ78の付勢力を受けたフラッパバルブ本体72は負圧弁本体62の板部62Pで支持されており、閉塞位置に維持されている。そして、図2に示すように、給油ガン28に押圧されると、フラッパバルブ本体72はフラッパバルブ用バネ78の付勢力に抗して開放位置へと移動する。なお、インナーパイプ24Bの中間部38には、取付片62Hとフラッパバルブ用バネ78を収容する収容部80が形成されている。取付片62Hと収容部80及び第二段部40との間には隙間が構成されており、気体が移動可能となっている。
このような構成とされた本実施形態の給油部構造12では、通常は、図1に示すように、フラッパバルブ本体72が、フラッパバルブ用バネ78の付勢力を受けて閉塞位置を維持している。また、負圧弁本体62も負圧弁用バネ68の付勢力を受けて閉塞位置を維持している。さらに、正圧弁本体52も正圧弁用バネ58の付勢力を受けて閉塞位置を維持している。これにより、給油口26も閉塞されている。
給油時には、図2に示すようにリッド30を開放し、給油ガン28を給油口26(挿通孔54、64)に差し入れる。フラッパバルブ用バネ78の付勢力は給油ガン28から作用する押圧力よりも小さく設定されており、給油ガン28に押されたフラッパバルブ70が開放位置へと回動するので、給油ガン28をさらに奥へと挿入して、給油を行うことができる。
ここで、一般に、給油を行っていない状態(図1に示す状態)では、燃料タンク10の内圧が、外部の圧力に対し相対的に高くなる(正圧になる)場合や、逆に、低くなる(負圧になる)場合がある。
本実施形態の給油部構造12では、正圧弁用バネ58が所定の付勢力で正圧弁本体52を閉塞位置に向かって(図面では下向きに)付勢しているので、燃料タンク10内の圧力が上昇して所定値を上回ると、図3に示すように、正圧弁本体52が正圧弁用バネ58の付勢力に抗して開放位置に向かって移動する。これにより、給油口26が開放されるので、燃料タンク10の内圧の過度の上昇を抑制することができる。なお、このとき、負圧弁本体62も負圧弁用バネ68によって付勢されているので、正圧弁本体52と一体で移動する。
また、本実施形態の給油部構造12では、負圧弁用バネ68が所定の付勢力で負圧弁本体閉塞位置に向かって(図面では上向きに)付勢しているので、燃料タンク10内の圧力が低下して所定値を下回ると、図4に示すように、負圧弁本体62が負圧弁用バネ68の付勢力に抗して開放位置に向かって移動する。これにより、給油口26が開放されるので、燃料タンク10の内圧の過度の低下を抑制することができる。
このように、本実施形態では、燃料タンク10内が負圧になったときに給油口26を開放させる動作を、フラッパバルブ70ではなく、これとは別に設定した負圧弁60により行っている。したがって、フラッパバルブ70の開弁圧を、燃料タンク10内が負圧になったときの開弁動作を考慮することなく設定できる。すなわち、フラッパバルブ70の開弁圧を、負圧弁60の開弁圧と関係なく設定できることになるので、フラッパバルブ70の開弁圧を高く設定して、フラッパバルブ本体72が閉塞位置にあるときのシール性を高く確保できる。また、フラッパバルブ70の開弁圧を高く設定することで、フラッパバルブ本体72に振動等が作用した場合のバタつきも抑制でき、閉塞位置(シール状態)を維持可能となる。
しかも、本実施形態の給油部構造12では、図1から分かるように、フラッパバルブ本体72は閉塞位置にあるとき、挿通孔64の周囲で全周にわたって負圧弁本体62の板部52Pに接触している。このため、フラッパバルブ70のシール性を確保しやすくなる。また、負圧弁本体62の受圧面積も大きくできるので、負圧弁60の開弁圧を低く設定することで、燃料タンク10内が負圧になったときに作用する負荷を低くすることも可能となる。加えて、このように負圧弁60の開弁圧を低く設定することで、燃料タンク10に大きな負圧が作用することが抑制されるので、燃料タンク10を負圧に耐えられるようにするために、高強度とすることが要求されなくなる。
なお、第一実施形態の給油部構造12において、正圧弁50に関しては、正圧弁用バネ58の付勢力を受けた正圧弁本体52が第一段部36で支持されるが、負圧弁60に関しては、負圧弁用バネ68の付勢力を受けた負圧弁本体62が正圧弁本体52(板部52P)で支持される構造としている。負圧弁本体62についても、たとえばインナーパイプ24Bに支持のための部材(たとえば段部等)を設けてもよいが、上記のように、正圧弁本体52で支持することで、このような支持のための部材が不要となり、構造の簡素化を図ることができる。
図5には、本発明の第一参考例の給油部構造110が示されている。この第一参考例は、フラッパバルブ70に負圧弁112が設けられた例である。なお、以下の各参考例において、第一実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
第一参考例の給油部構造110では、フラッパバルブ70の中央に、気体の移動を可能とする連通孔114が形成されると共に、連通孔114に対応した位置に負圧弁112が設けられている。この負圧弁112は、フラッパバルブ70の下面(燃料タンク10側の面)に形成された支持筒116を有しており、支持筒116の下端には、フラッパバルブと平行対向する環状の支持フランジ116Fが形成されている。支持フランジ116Fの中央にも気体の移動を可能とする連通孔118が設定されている。
支持筒116内には、連通孔114を閉塞可能な板状の負圧弁本体122が配置されている。負圧弁本体122の外周近傍には、フラッパバルブ本体72との対向面(図では上面)に、連通孔114を取り囲む環状のゴムシール124が取り付けられている。そして負圧弁本体62は、ゴムシール124がフラッパバルブ本体72に接触した閉塞位置と、フラッパバルブ本体72から離間した開放位置との間を移動可能とされている。
負圧弁本体122と支持フランジ116Fの間には負圧弁用バネ128が配設されており、負圧弁本体122を所定の付勢力で閉塞位置に向かって付勢している。
なお、第一参考例では、このようにフラッパバルブ70に負圧弁112を設けている。このため、正圧弁50とフラッパバルブ70との間には、第一実施形態の負圧弁60(図1参照)に代えて、環状の支持板129が配置され、正圧弁50に固定されている。支持板129には、第一実施形態の取付片62Hと同様の取付片129Hが形成されており、フラッパバルブ本体72が閉塞位置と開放位置の間を移動するようになっている。また、フラッパバルブ用バネ78で、フラッパバルブ本体72が閉塞位置に向かって付勢されている。
このような構成とされた第一参考例の給油部構造110においても、第一実施形態の給油部構造12と同様に、通常は、図5に示すように、フラッパバルブ本体72が、フラッパバルブ用バネ78の付勢力を受けて閉塞位置を維持している。また、負圧弁本体122が負圧弁用バネ128の付勢力を、正圧弁本体52が正圧弁用バネ58の付勢力をそれぞれ受けて閉塞位置を維持している。これにより、給油口26も閉塞されている。
給油時には、図6に示すようにリッド30を開放し、給油ガン28を給油口26(挿通孔54)に差し入れる。給油ガン28に押されたフラッパバルブ70が開放位置へと回動するので、給油ガン28をさらに奥へと挿入して、給油を行うことができる。このとき、第一参考例では、負圧弁112がフラッパバルブ70の下面に設けられているので、給油ガン28の押圧力が負圧弁112に作用しない。したがって、給油ガン28に押されて負圧弁本体122が開放位置に移動することもない。
燃料タンク10内の圧力が上昇して所定値を上回ると、図7に示すように、正圧弁本体52が開放位置に向かって移動するので、給油口26が開放され、燃料タンク10の内圧の過度の上昇を抑制することができる。
また、燃料タンク10内の圧力が低下して所定値を下回ると、図8に示すように、負圧弁本体122が開放位置に向かって移動するので、給油口26が開放され、燃料タンク10の内圧の過度の低下を抑制することができる。
図9には、本発明の第二参考例の給油部構造130が示されている。第二参考例は、フラッパバルブ70に正圧弁132が設けられた例である。第二参考例において、第一実施形態又は第一参考例と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
第二参考例の給油部構造130では、フラッパバルブ70の中央に第一参考例と略同様に連通孔114が形成されているが、この連通孔114に対応した位置に正圧弁132が設けられている。正圧弁132は、連通孔114に挿通される円柱状のスライド軸134と、このスライド軸134の上端(リッド30側の端部)に形成された円板状の正圧弁本体136、及びスライド軸134の下端(燃料タンク10側の端部)に形成された円板状の支持板138を有している。また、スライド軸134の外径は、連通孔114の内径よりも小さく設定されており、スライド軸134と連通孔114の間に隙間が生じている。
正圧弁本体136の外径は、連通孔114の内径よりも大きく設定されている。正圧弁本体136の外周近傍には、フラッパバルブ本体72と対向する環状のゴムシール140が取り付けられている。正圧弁本体136は、ゴムシール140がフラッパバルブ本体72に接触した閉塞位置と、フラッパバルブ本体72から離間した開放位置との間を移動可能とされている。
支持板138の外径は、連通孔114の内径よりも大きく設定されている。支持板138とフラッパバルブ本体72の間には正圧弁用バネ142が配置されており、支持板138及びスライド軸134を介して、正圧弁本体136を所定の付勢力で閉塞位置に向かって(図面では下向きに)付勢している。
なお、第二参考例では、このようにフラッパバルブ70に正圧弁132を設けているため、第一実施形態の正圧弁50(図1参照)は設けていない。したがって、図9からも分かるように、インナーパイプ24Aの大径部34の内側に直接的に補強片52Hが形成されている。
このような構成とされた第二参考例の給油部構造130においても、第一実施形態の給油部構造12と同様に、通常は、図9に示すように、フラッパバルブ本体72が、フラッパバルブ用バネ78の付勢力を受けて閉塞位置を維持している。また、負圧弁本体62が負圧弁用バネ68の付勢力を、正圧弁本体136が正圧弁用バネ142の付勢力をそれぞれ受けて閉塞位置を維持している。これにより、給油口26も閉塞されている。
給油時には、図10に示すようにリッド30を開放し、給油ガン28を給油口26(挿通孔54)に差し入れる。給油ガン28に押されたフラッパバルブ70が開放位置へと回動するので、給油ガン28をさらに奥へと挿入して、給油を行うことができる。
燃料タンク10内の圧力が上昇して所定値を上回ると、図11に示すように、正圧弁本体136が開放位置に向かって移動するので、給油口26が開放され、燃料タンク10の内圧の過度の上昇を抑制することができる。
また、燃料タンク10内の圧力が低下して所定値を下回ると、図12に示すように、負圧弁本体62が開放位置に向かって移動するので、給油口26が開放され、燃料タンク10の内圧の過度の低下を抑制することができる。
図13には、本発明の第三参考例の給油部構造150が示されている。第三参考例は、フラッパバルブ70に負圧弁152と正圧弁172の双方が設けられた例である第三参考例において、第一実施形態〜第二参考例と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
第三参考例の給油部構造150では、フラッパバルブ70の中央に連通孔114が形成されているが、フラッパバルブ70の下面(燃料タンク10側の面)の連通孔114に対応した位置に負圧弁152が設けられ、フラッパバルブ70の上面(リッド30側の面)の連通孔114に対応した位置に正圧弁172が設けられている。
負圧弁152は、フラッパバルブ70の下面(燃料タンク10側の面)に形成された支持筒154を有しており、支持筒154の下端には、フラッパバルブ本体72と平行に対向する環状の支持フランジ154Fが形成されている。支持フランジ154Fの中央にも気体の移動を可能とする連通孔156が形成されている。なお、支持筒154の内径は、連通孔114の内径と略等しいか、僅かに大きい程度とされている。
また、正圧弁172は、フラッパバルブ70の上面(リッド30側の面)に形成された支持筒174を有しており、支持筒174の上端に、フラッパバルブ本体72と平行に対向する環状の支持フランジ174Fが形成されている。支持フランジ174Fの中央にも気体の移動を可能とする連通孔176が形成されている。支持筒174の内径は連通孔114の内径よりも大きくなっており、フラッパバルブ本体72には、支持筒174よりも内側の部分が支持面72Sとなっている。
支持筒174の内部には、正圧弁本体178が配置されている。正圧弁本体178は、連通孔114よりも大径とされており、外周近傍には、連通孔114を取り囲んでフラッパバルブ本体72と対向する環状のゴムシール(図示省略)が取り付けられている。正圧弁本体178は、このゴムシールがフラッパバルブ本体72に接触した閉塞位置と、フラッパバルブ本体72から離間した開放位置との間を移動可能とされる。また、正圧弁本体178の中央には、後述する負圧弁本体158よりも小径の連通孔184が形成されている。
正圧弁本体178と支持フランジ174Fの間には正圧弁用バネ182が収容されており、その一端が正圧弁本体178に、他端が支持フランジ174Fに接触して、正圧弁本体178を閉塞位置へと付勢している。
これに対し、フラッパバルブ本体72の下面に形成された支持筒154の内部には、正圧弁本体178の連通孔184よりも大径で、フラッパバルブ本体72の連通孔114よりも小径の負圧弁本体158が配置されており、負圧弁本体158の外周と連通孔114の内周の間に隙間が生じている。負圧弁本体158の外周近傍には、連通孔184を取り囲んで正圧弁本体178と対向するゴムシール160が取り付けられている。負圧弁本体158は、ゴムシール160が正圧弁本体178に接触した閉塞位置と、正圧弁本体178から離間した開放位置との間を移動可能とされる。
負圧弁本体158と支持フランジ154Fの間には負圧弁用バネ162が収容されており、その一端が負圧弁本体158に、他端が支持フランジ154Fに接触して、負圧弁本体158を閉塞位置へと付勢している。負圧弁用バネ162の付勢力は、正圧弁用バネ182の付勢力よりも小さく設定されている。
なお、第三参考例では、このようにフラッパバルブ70に正圧弁172及び負圧弁152を設けているため、第一実施形態の正圧弁50や負圧弁60(図1参照)は設けていない。
このような構成とされた第三参考例の給油部構造150においても、第一実施形態の給油部構造12と同様に、通常は、図13に示すように、フラッパバルブ本体72が、フラッパバルブ用バネ78の付勢力を受けて閉塞位置を維持している。また、正圧弁本体178が正圧弁用バネ182の付勢力を、負圧弁本体158が負圧弁用バネ162の付勢力をそれぞれ受けて閉塞位置を維持している。これにより、給油口26も閉塞されている。特に第三参考例では、正圧弁用バネ182の付勢力を負圧弁用バネ162の付勢力よりも大きく設定しているので、正圧弁本体178が負圧弁用バネ162の付勢力で不用意に開放位置に移動してしまうことははい。
給油時には、図14に示すようにリッド30を開放し、給油ガン28を給油口26に差し入れる。給油ガン28に押されたフラッパバルブ70が開放位置へと回動するので、給油ガン28をさらに奥へと挿入して、給油を行うことができる。
燃料タンク10内の圧力が上昇して所定値を上回ると、図15に示すように、正圧弁本体136が開放位置に向かって移動するので、正圧弁本体178とフラッパバルブ70の間を気体が移動可能となる。すなわち、給油口26が開放され、燃料タンク10の内圧の過度の上昇を抑制することができる。なお、このとき、負圧弁用バネ162に付勢された負圧弁本体158も正圧弁本体178と共に移動する。
また、燃料タンク10内の圧力が低下して所定値を下回ると、図16に示すように、負圧弁本体62が開放位置に向かって移動するので、正圧弁本体178の連通孔184を気体が移動可能となる。すなわち、給油口26が開放され、燃料タンク10の内圧の過度の低下を抑制することができる。なお、このとき、正圧弁本体178はフラッパバルブ本体72に接触しているため、下方(燃料タンク10側)へ移動してしまうことはない。
以上説明した第一〜第三の各参考例のいずれにおいても、第一実施形態と同様、燃料タンク10内が負圧になったときに給油口26を開放させる動作を、フラッパバルブ70とは別の負圧弁60により行っている。フラッパバルブ70の開弁圧を、負圧弁60の開弁圧と関係なく独立して設定できるので、フラッパバルブ70の開弁圧を高く設定して、フラッパバルブ本体72が閉塞位置にあるときのシール性を高く確保したり、フラッパバルブ本体72に振動等が作用した場合のバタつきを抑制したりすることが可能である。
また、第一〜第三の各参考例では、正圧弁と負圧弁の少なくとも一方をフラッパバルブ70に設けているため、このフラッパバルブ70をインナーパイプ24Bに組み付ける作業によって、フラッパバルブ70に取り付けられた正圧弁又は負圧弁も同時にインナーパイプ24B組み付けることができ、組み付け作業が容易になる。かかる観点からは、たとえば第一参考例において、負圧弁112を、フラッパバルブ本体72の上面(リッド30側の面)に設けてもよい。
これに対し、第一実施形態のように、フラッパバルブ70とは別に正圧弁50や負圧弁60を設けた構成では、ぞれぞれの形状や構造等の制約が少なくなるので、設計の自由度が高くなる。
上記実施形態及び参考例では、リッド30を有する給油部に本発明の給油部構造を適用した例を挙げたが、このようなリッド30を有さない給油部に本発明の給油部構造を適用することも可能である。たとえば、給油口26のキャップによって開閉するタイプの給油部において、このキャップに正圧弁や負圧弁(特に負圧弁)が設けられていない構造の場合には、本発明を適用することが好ましい。
本発明の第一実施形態の燃料タンクの給油部構造を示す断面図である。 本発明の第一実施形態の燃料タンクの給油部構造を給油ガンが挿入された状態で示す断面図である。 本発明の第一実施形態の燃料タンクの給油部構造を燃料タンク内が正圧になった状態で示す断面図である。 本発明の第一実施形態の燃料タンクの給油部構造を燃料タンク内が負圧になった状態で示す断面図である。 本発明の第一参考例の燃料タンクの給油部構造を示す断面図である。 本発明の第一参考例の燃料タンクの給油部構造を給油ガンが挿入された状態で示す断面図である。 本発明の第一参考例の燃料タンクの給油部構造を燃料タンク内が正圧になった状態で示す断面図である。 本発明の第一参考例の燃料タンクの給油部構造を燃料タンク内が負圧になった状態で示す断面図である。 本発明の第二参考例の燃料タンクの給油部構造を示す断面図である。 本発明の第二参考例の燃料タンクの給油部構造を給油ガンが挿入された状態で示す断面図である。 本発明の第二参考例の燃料タンクの給油部構造を燃料タンク内が正圧になった状態で示す断面図である。 本発明の第二参考例の燃料タンクの給油部構造を燃料タンク内が負圧になった状態で示す断面図である。 本発明の第三参考例の燃料タンクの給油部構造を示す断面図である。 本発明の第三参考例の燃料タンクの給油部構造を給油ガンが挿入された状態で示す断面図である。 本発明の第三参考例の燃料タンクの給油部構造を燃料タンク内が正圧になった状態で示す断面図である。 本発明の第三参考例の燃料タンクの給油部構造を燃料タンク内が負圧になった状態で示す断面図である。 本発明の燃料タンクの給油部構造が適用された燃料タンクの全体構成を示す概略図である。
符号の説明
10 燃料タンク
12 給油部構造
14 給油部
24 フィラーパイプ(給油口部材)
24A アウターパイプ
24B インナーパイプ
26 給油口
28 給油ガン
30 リッド
32 フィルター
34 大径部
36 第一段部(正圧弁支持部材)
38 中間部
40 第二段部
42 小径部
50 正圧弁
52 正圧弁本体
54 挿通孔
56 ゴムシール
58 正圧弁用バネ
60 負圧弁
62 負圧弁本体
64 挿通孔
66 ゴムシール
68 負圧弁用バネ
70 フラッパバルブ
72 フラッパバルブ本体
78 フラッパバルブ用バネ
110 給油部構造
112 負圧弁
114 連通孔
116 支持筒
118 連通孔
122 負圧弁本体
124 ゴムシール
128 負圧弁用バネ
130 給油部構造
132 正圧弁
134 スライド軸
136 正圧弁本体
138 支持板
140 ゴムシール
142 正圧弁用バネ
150 給油部構造
152 負圧弁
154 支持筒
156 連通孔
158 負圧弁本体
160 ゴムシール
162 負圧弁用バネ
172 正圧弁
174 支持筒
174F 支持フランジ
176 連通孔
178 正圧弁本体
180 ゴムシール
182 正圧弁用バネ
184 連通孔

Claims (2)

  1. 燃料タンクへの給油用の給油ガンが挿入される給油口を構成する給油口部材と、
    前記給油口部材に設けられて前記給油口を閉塞し、挿入された給油ガンに押圧されると給油口を開放する開閉弁と、
    前記給油口を開放する正圧弁開放位置と、この正圧弁開放位置よりも燃料タンク側で給油口を閉塞する正圧弁閉塞位置と、の間を移動可能な正圧弁本体と、前記正圧弁本体を前記正圧弁閉塞位置に向かって付勢する正圧弁用バネと、前記正圧弁用バネに付勢された前記正圧弁本体を支持して前記正圧弁閉塞位置に維持する正圧弁支持部材と、を備え、前記開閉弁の閉弁状態で、前記燃料タンクのタンク内圧がタンク外圧よりも大きいときに前記正圧弁用バネの付勢力に抗して前記正圧弁本体が正圧弁開放位置に移動することで前記給油口を開放する正圧弁と、
    前記正圧弁本体よりも燃料タンク側に設けられ、前記給油口を開放する負圧弁開放位置と、前記正圧弁本体に接触することで給油口を閉塞する負圧弁閉塞位置と、の間を移動可能な負圧弁本体と、前記負圧弁本体を前記負圧弁閉塞位置に向かって付勢すると共に、付勢力が前記正圧弁用バネの付勢力よりも小さく設定された負圧弁用バネと、を備え、前記開閉弁の閉弁状態で、前記燃料タンクのタンク内圧がタンク外圧よりも小さいときに前記負圧弁用バネの付勢力に抗して前記負圧弁本体が負圧弁開放位置に移動することで前記給油口を開放する負圧弁と、
    を有し、
    前記開閉弁が前記負圧弁本体に設けられていることを特徴とする燃料タンクの給油部構造。
  2. 前記負圧弁が前記開閉弁よりも、前記タンク外圧と前記タンク内圧の差が小さい状態で開弁される請求項1に記載の燃料タンクの給油部構造。
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