JP4377320B2 - 真空スイッチギヤシステム - Google Patents

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Description

本発明は、真空スイッチギヤシステム及び真空スイッチギヤを構成する要素機器の集合体に係り、特に、真空容器内に収納された所定の型の複数の開閉器と、各開閉器を操作するための操作器とを有する真空スイッチギヤを複数台備え、電力系統の受配電設備として用いるに好適な真空スイッチギヤシステムに関する。
電力系統のうち配電系統には受配電設備の一要素としてスイッチギヤが設けられている。従来、この種のスイッチギヤとしては、遮断器、断路器などの各機器を接続する導体や母線を気中で接続するとともに、気中で絶縁する気中絶縁方式のものが多く採用されていた。この場合、小型化を図るため、絶縁媒体として、SFガスを用いたガス絶縁方式のものが多く採用されている。ところが、絶縁媒体にSFガスを用いると、環境に悪影響を与える恐れがあるため、近年、絶縁媒体として、真空絶縁を用いた真空絶縁方式のものが提案されている。
真空絶縁方式のスイッチギヤとしては、例えば、真空容器内に、固定電極と可動電極とが相対向して配置された主回路開閉部が複数収納され、可動電極が母線側導体に接続され、定電極が負荷側導体に接続され、各主回路開閉部がアークシールドで覆われ、各母線側導体が可撓性導体(フレキシブル導体)を介して接続されるように構成されたものがある(特許文献1、第3頁〜第6頁、図1〜図3参照)。この真空スイッチギヤによれば、真空絶縁方式を採用しているため、ガス絶縁方式のものよりも絶縁距離を短くすることができ、真空スイッチギヤをコンパクト化することができる。
特開2000−268685号公報
上記従来技術においては、各主回路開閉部がアークシールドで覆われているため、短絡事故時などにおいて、トリップ動作が実行されて、可動電極と固定電極とが離れたときに、各電極から金属蒸気が発生しても、金属蒸気をアークシールドによって遮蔽することができるようになっている。しかし、真空スイッチギヤを用いて受電側配電盤や送電側配電盤を構成するに際して、各種の回路仕様に合わせて各種の開閉器を収納した真空容器を組み合わせることについては十分配慮されていない。
従来の真空スイッチギヤシステムにおいては、1つの真空容器に必要なスイッチを収容し、それぞれのスイッチギヤが必要な機能を全て達成できるように構成されている。しかし、例えば送配電系統の中で、ユーザーや条件によってニーズが異なることが多い。もし全ての真空スイッチギヤが回路にとって必要な要素を全て備えているとすれば、必要以上の要素を備えることになる。更に、全てのスイッチギヤが多くの要素を備えているとスイッチギヤの体積が大きくなり、また高価になる。
本発明の課題は、真空スイッチギヤシステム及びそれを構成するための主要な構成要素の集合体を提供することであり、目的は真空スイッチギヤシステムの小型化とコスト低減を図ることである。
本発明は、断路器スイッチ又は負荷開閉器、接地開閉器、真空遮断器から選ばれた複数のスイッチを収容する真空容器を有する複数の真空スイッチギヤを有し、上記真空スイッチギヤは接続端子を有し、上記真空スイッチギヤは異なった型の真空スイッチギヤを構成し、上記真空スイッチギヤは受電側と配電側に分けられ、上記真空スイッチギヤは隣接する真空スイッチギヤ、避雷器及びPCTから選ばれた要素と両端に接続端子を有する絶縁接続導体を介して接続され、上記端子は真空スイッチギヤの端子と接続又は切り離し可能である、真空スイッチギヤシステムを提供するものである。上記真空スイッチギヤシステムにおいて、接続導体を取り囲んでいる絶縁体は、隣接する上記真空容器及び/又は上記要素との絶縁耐力を確保するのに十分な長さを有することが望ましい。
また、上記異なった型の真空スイッチギヤは、それぞれ接地開閉器と真空遮断器と連携した2つの断路器スイッチ又は負荷開閉器を有するA型真空スイッチギヤ、1つの接地開閉器と真空遮断器を有するB型真空スイッチギヤ、それぞれ接地開閉器と連携した3つの断路器又は負荷開閉器を有するC型真空スイッチギヤ、及びそれぞれ接地開閉器と連携した2つの断路器又は負荷開閉器を有するD型真空スイッチギヤを備えることが望ましい。
本発明はまた、それぞれ接地開閉器と真空遮断器と連携した2つの断路器スイッチ又は負荷開閉器を有するA型真空スイッチギヤ、1つの接地開閉器と真空遮断器を有するB型真空スイッチギヤ、それぞれ接地開閉器と連携した3つの断路器又は負荷開閉器を有するC型真空スイッチギヤ、及びそれぞれ接地開閉器と連携した2つの断路器又は負荷開閉器を有するD型真空スイッチギヤを含む真空スイッチギヤシステムの組み立て用集合体を提供するものである。
更に、本発明は、それぞれ接地開閉器と真空遮断器と連携した2つの断路器スイッチ又は負荷開閉器を有するA型真空スイッチギヤ、1つの接地開閉器と真空遮断器を有するB型真空スイッチギヤ、及びそれぞれ接地開閉器と連携した2つの断路器又は負荷開閉器を有するD型真空スイッチギヤを含む真空スイッチギヤシステムの組み立て用集合体を提供するものである。
本発明によれば、それぞれ真空容器内に収容された接地開閉器と真空遮断器と連携した2つの断路器スイッチ又は負荷開閉器を有する、複数の真空スイッチギヤを備えた真空スイッチギヤ用A型真空スイッチギヤ、真空容器内に収容された1つの接地開閉器と真空遮断器を有する、複数の真空スイッチギヤを備えた真空スイッチギヤ用B型真空スイッチギヤ、それぞれ真空容器内に収容された接地開閉器と連携した3つの断路器又は負荷開閉器を有する、複数の真空スイッチギヤを備えた真空スイッチギヤ用C型真空スイッチギ、及びそれぞれ真空容器内に収容された接地開閉器と連携した2つの断路器又は負荷開閉器を有する、複数の真空スイッチギヤを備えた真空スイッチギヤ用D型真空スイッチギヤが提供される。
本発明はさらに、異なった型の真空スイッチギヤを有し、それぞれの真空スイッチギヤは1つの真空容器に収容され、異なった型の真空スイッチギヤは、それぞれ接地開閉器と真空遮断器と連携した2つの断路器スイッチ又は負荷開閉器を有するA型真空スイッチギヤ、1つの接地開閉器と真空遮断器を有するB型真空スイッチギヤ、それぞれ接地開閉器と連携した3つの断路器又は負荷開閉器を有するC型真空スイッチギヤ、及びそれぞれ接地開閉器と連携した2つの断路器又は負荷開閉器を有するD型真空スイッチギヤである真空スイッチギヤシステムを提供する。
上記真空スイッチギヤシステムにおいて、隣接する真空容器及び/又は避雷器又はPCTから選ばれた要素は、絶縁された接続導体と着脱可能に互いに電気的に接続されていることが望ましい。さらに、上記真空スイッチギヤシステムは受電側と配電側を有し、両者はPCTを介して接続されていることができる。
また、本発明は、それぞれ1つの真空容器に異なった型の真空スイッチギヤを有し、それぞれ接地開閉器と真空遮断器と連携した2つの断路器スイッチ又は負荷開閉器を有するA型真空スイッチギヤ、1つの接地開閉器と真空遮断器を有するB型真空スイッチギヤ、及びそれぞれ接地開閉器と連携した2つの断路器又は負荷開閉器を有するD型真空スイッチギヤを有する真空スイッチギヤシステムを提供する。上記真空スイッチギヤシステムにおいて、隣接する真空容器及び/又は避雷器又はPCTから選ばれた要素は、絶縁された接続導体と着脱可能に互いに電気的に接続されていることができる。上記スイッチギヤシステムは受電側と配電側を有し、両者はPCTを介して接続されていてもよい。
本発明は、複数の開閉器と各開閉器を互いに接続する複数の内部導体をそれぞれ回路仕様にしたがって収納する真空容器を複数台用意するとともに、各開閉器にそれぞれ操作ロッドを介して操作器を連結し、指定の内部導体にケーブルヘッドを接続してその一部を真空容器外に突出し、各真空容器の組み合わせに従って受電側回路または送電側回路を構成するようにしたものである。
前記した手段によれば、各真空容器内に回路仕様にしたがって複数の開閉器と各開閉器を互いに接続する内部導体を収納し、各種回路仕様(回路構成)に合わせて各真空容器を組み合わせるようにしたため、ニーズに対応したシステムを構築することができる。
本発明によれば、ニーズに対応したシステムを構築することができ、真空スイッチギヤシステムの小型化とコスト低減が可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の真空スイッチギヤの典型的な具体的な構成の1つは、PCT10を間にして受電側配電盤12に真空スイッチギヤ16、18を交互に配置し、送電側配電盤14には真空スイッチギヤ22、18、20を配置し、各真空スイッチギヤ16〜22の真空容器24、30、40、42内に、回路仕様に合わせて各種の開閉器として、負荷開閉器44、接地用開閉器46、遮断器48を収納し、各開閉器に操作器26を連結し、真空容器24から突出されたケーブルヘッド28に接続導体32を介して避雷器34を接続し、各真空容器24、30、40、42のうち指定のケーブルヘッド28にケーブル38a〜38iを接続し、各真空容器間をケーブルヘッド28、外部接続導体36を介して接続し、顧客のニーズに合わせた回路構成とするものである。
前述のように、本発明においては、4つ又は3つのタイプの真空スイッチギヤが用いられる。この複数の型の真空スイッチギヤがユーザーのニーズに応じて所望の真空スイッチギヤシステムが構築される。
第1の型の真空スイッチギヤシステムにおいては、Aタイプの真空スイッチギヤ、Bタイプの真空スイッチギヤ、Cタイプの真空スイッチギヤ及びDタイプの真空スイッチギヤが用いられる。この第1のタイプの真空スイッチギヤシステムは、ループ受電回線に用いられる。これは主として、半導体製造工場などで用いられる。この型の電力線は、停電が許されないケースに用いられる。
第2のタイプのスイッチは1回線受電用システムに用いられ、停電が許される分野に用いられる。
第1の型の真空スイッチギヤシステムは、A,B,C及びDタイプの真空スイッチギヤの組み合わせで構成される。第2のタイプの真空スイッチギヤシステムは、A,B及びDタイプの真空スイッチギヤで構成される。
Aタイプの真空スッチギヤは、2つの断路器又は負荷側遮断器と1つの真空遮断器を含む。それぞれの断路器又は負荷側遮断器では、接地開閉器と接続されている。従って、Aタイプの真空スイッチギヤは、1つの真空容器内に、5つのスイッチが収容されている。
Aタイプの真空スイッチギヤは、受電側に用いられ、(i)受電する、(ii)落雷からシステムを保護するため、避雷器と連携する、(iii)受電線が2以上あるときは、Cタイプの真空スイッチギヤに接続されるという機能を持っている。
Bタイプの真空スッチギヤは、接地開閉器と連携した1つの真空遮断器を有し、それは真空遮断器を介して電力を伝送する。
Cタイプの真空スイッチギヤは、3つの断路器又は真空遮断器を有する。Cタイプの真空スイッチギヤは、Aタイプの真空スイッチギヤとPCT又はDタイプの真空スイッチギヤとBタイプの真空スッチギヤとを接続する機能を有する。もし回線が1回線ならば、Cタイプの真空スイッチギヤは不要である。それぞれの断路器又は真空遮断器は接地開閉器と連携されている。
Dタイプの真空スイッチギヤは、2つの断路器又は負荷側遮断器を有し、それらは接地開閉器と連携されている。Dタイプの真空スイッチギヤは、配電側に使用される。Dタイプの員空スイッチギヤの機能は、PCTと接続することである。電力線が1回線でない限り、A及びCタイプは受電側に用いられ、B,C及びDタイプは送電側に用いられる。
要約すれば、本発明の真空スイッチギヤシステムの構成は、以下のように示される。
(1)1回線回路ではAタイプの真空スイッチギヤ、PCT,Dタイプの真空スイッチギヤ、Bタイプの真空スイッチギヤで構成される(図9参照)。
(2)ループ受電線又は主回線では、Aタイプの真空スイッチギヤとCタイプの真空スイッチギヤとを含み、PCTに接続された1対のユニットを有し、そのPCTはDタイプの真空スイッチギヤと、Cタイプの真空スイッチギヤに接続されている。また、Cタイプの真空スイッチギヤはBタイプの真空スイッチギヤと並列に接続されている(図10参照)。
上記(2)の場合、送電側のCタイプの真空スイッチギヤの数は、回線数に応じて増加する。従って、ユニットC−2(B)の数は、回線数に応じて増加する。
本発明によれば、本発明の主要な利点は、以下のとおりである。
(i)真空スイッチギヤシステムをユーザーのニーズに合わせて構築することができる。(ii)1つの真空容器に収容される要素の数が小さいので、真空容器の体積は小さくなる。従って、真空スイッチギヤの信頼性も従来の集積型真空スイッチギヤよりも高くなる。(iii)種々の真空スイッチギヤシステムがユーザーのニーズに応じて構築できる。
(iv)最低限必要な要素のみを真空容器に収容できるので、真空スイッチギヤシステムが小型化される。
(v)真空スイッチギヤが少ない要素で構成されているので、コストが低減できる。
(vi)真空スイッチギヤが小型で軽量化されるので、特許文献1に記載されているものと比べてシステムの組み立てが容易である。
(vii)受電側と送電側が分離されているので、信頼性が高まる。
(viii)検査及び修理が容易に行え、また欠陥の生じた真空スイッチギヤを交換又は修理するのが容易なので、メンテナンス作業の簡素化とコストが低減される。
図1は、本発明に係る真空スイッチギヤシステムを構成する受配電設備の内部構成図、図2は、図1に示す受配電設備の回路構成図、図3は、図1に示す受配電設備の正面図である。
図1から図3において、受配電設備は、PCT10を介して、受電側配電盤12と送電側配電盤14を備えて構成されている。受電側配電盤12は、2種類(Aタイプ、Cタイプ)の真空スイッチギヤ16、18が2台ずつ回路仕様(回路構成)にしたがって配置されており、送電側配電盤14には、3種類(Bタイプ、Cタイプ、Dタイプ)の真空スイッチギヤ18、20、22が回路仕様(回路構成)にしたがって配置されている。
Aタイプの真空スイッチギヤ16は、受電側真空容器24、複数の操作器26、複数のケーブルヘッド28を備えて構成されており、Cタイプの真空スイッチギヤ18は、受電側真空容器30、複数の操作器26、複数のケーブルヘッド28を備えて構成されている。Aタイプの真空スイッチギヤ16とCタイプの真空スイッチギヤ18は交互に配置されている。各真空スイッチギヤ16、18に装着されたケーブルヘッド28のうち真空スイッチギヤ16の左端にある特定のケーブルヘッド28には、周囲が固体絶縁物で保護された避雷器用接続導体32を介して避雷器(アレスタ)34に接続されており、他のケーブルヘッド28のうち右端にあるケーブルヘッド28は周囲が固体絶縁物で保護された外部接続導体36を介して相隣接する真空スイッチギヤ18のケーブルヘッド28に接続されている。
また、真空スイッチギヤ16のケーブルヘッド28のうち、ほぼ中間に配置されたケーブルヘッド28は、周囲が可撓性絶縁物で保護されたケーブル38a、38bを介して母線側導体に接続されており、真空スイッチギヤ18のケーブルヘッド28のうち中間に位置するケーブルヘッド28は、周囲が可撓性絶縁物で保護されたケーブル38cを介して互いに接続されている。また真空スイッチギヤ18のうち一方の真空スイッチギヤ18の右端にあるケーブルヘッド28は、周囲が可撓性絶縁物で保護されたケーブル38dを介してPCT10のコイル端子に接続されている。PCT10に隣接した真空スイッチギヤ18の右端にあるケーブルヘッド28はケーブル38eを介して真空スイッチギヤ22のケーブルヘッド28に接続されている。
一方、送電側におけるBタイプの真空スイッチギヤ20は送電側真空容器40、複数の操作器26、複数のケーブルヘッド28を備えて構成されており、Dタイプの真空スイッチギヤ22は、送電側真空容器42と、複数の操作器26、複数のケーブルヘッド28を備えて構成されている。送電側におけるCタイプの真空スイッチギヤ18は、受電側における真空スイッチギヤ18と同じ構成であり、この場合、真空容器30は送電側真空容器として構成されている。
真空スイッチギヤ18のケーブルヘッド28のうち左端に配置されたケーブルヘッド28は、外部接続導体36を介して、相隣接する真空スイッチギヤ22のケーブルヘッド28に接続され、真空スイッチギヤ18の中間に位置するケーブルヘッド28は、ケーブル38fを介してPCT10のコイル端子に接続され、右端に配置されたケーブルヘッド28は、外部接続導体36を介して、相隣接する真空スイッチギヤ20のケーブルヘッド28に接続されている。Dタイプの真空スイッチギヤ22におけるケーブルヘッド28のうち左端に配置されたケーブルヘッド28は、ケーブル38eに接続され、中間に位置するケーブルヘッド28は、ケーブル38gを介して、右端の真空スイッチギヤ20のケーブルヘッド28に接続されている。また各真空スイッチギヤ20の右端に配置されたケーブルヘッド28はそれぞれケーブル38h、38iを介して負荷側導体に接続されている。
各真空スイッチギヤ16、18における受電側真空容器24、30と各真空スイッチギヤ18、20、22における送電側真空容器30、40、42には、複数の開閉器と各開閉器を互いに接続する複数の内部導体が受電側回路または送電側回路の仕様、すなわち2回路、3回路または4回路のうちいずれかの回路仕様にしたがって収納されている。
具体的には、図4に示すように、真空スイッチギヤ16の真空容器24内には、複数の開閉器として、負荷開閉器44、接地用開閉器46、遮断器48が回路仕様(回路構成)にしたがって収納されているとともに、各開閉器を回路仕様(回路構成)にしたがって互いに接続するための内部導体50、52、54、56、58、60、62が収納されている。そして負荷開閉器44、接地用開閉器46、遮断器48は、往復動(上下動)可能に配置された操作ロッド26aを介して操作器26に連結されている。
一対の負荷開閉器44は、可動電極44a、固定電極44bを備えて構成されている。各可動電極44aはフレキシブル導体(可撓性導体)64を介して内部導体50に接続されており、一方の固定電極44bは内部導体56に接続され、他方の固定電極44bは内部導体60に接続されている。内部導体60は、絶縁性の支持部材66を介して下部板材68に支持されている。
一対の接地用開閉器46は可動電極46a、固定電極46bを備えて構成されており、各可動電極46aはフレキシブル導体64を介して内部導体52に接続されており、内部導体52は接地端子(図示せず)に接続されている。また各固定電極46bのうち一方の固定電極46bは内部導体58に接続され、他方の固定電極46bは内部導体60に接続されている。内部導体58は支持部材66を介して下部板材68によって支持されているとともに、導電性のロッド70に接続されており、ロッド70は内部導体50に接続されている。またロッド70の上部側は絶縁性の支持ロッド72、ロッド74を介して上部板材76に連結されている。
遮断器48は、可動電極48a、固定電極48bを備えて構成されており、可動電極48aはフレキシブル導体64を介して内部導体54に接続され、内部導体54はロッド78を介して内部導体60に接続されている。固定電極48bは内部導体62に接続されている。
また、真空容器24には、一方の負荷開閉器44、ロッド70、遮断器48に対応してケーブルヘッド28が配置されており、各ケーブルヘッド28は、下部板材68の貫通孔80からその一部が真空容器24外部に突出された状態で且つ、真空容器24に対して絶縁された状態で下部板材68に固定されている。
各ケーブルヘッド28は、銅を用いて円柱状に形成された導体82、導体82の周囲を覆うセラミックス製の絶縁性ブッシング84を備えて構成されており、導体82の軸方向端部には、ネジ部86が形成されている。各ケーブルヘッド28のネジ部86には、図5に示すように、接続導体32、ケーブル38a〜38i、外部接続導体36のネジ部が接続されるようになっている。すなわち、接続導体32とケーブル38a〜38iおよび外部接続導体36のケーブルヘッド28との接続部はそれぞれ同一形状に形成されており、接続導体32、ケーブル38a〜38i、外部接続導体36はいずれも任意のケーブルヘッド28と接続可能になっている。
また、操作ロッド26aの上部側は筒状のベローズ88、円盤状のベース90で覆われており、ベローズ88は上部板材76の内壁面に固定され、ベローズ88は上部板材76の表面に固定されている。
真空スイッチギヤ18の真空容器30内には、図6に示すように、負荷開閉器44、接地用開閉器46が3台ずつ収納されていると共に、複数の内部導体58、92、94が収納されている。各接地用開閉器46の可動電極46aは内部導体92を介して互いに接続され、固定電極46bは、相隣接する負荷開閉器44の固定電極44bに内部導体58を介して接続されている。各負荷開閉器44の可動電極44aはフレキシブル導体64を介して内部導体94に接続され、固定電極44bはケーブルヘッド28の導体82に接続されている。
真空スイッチギヤ20の真空容器40には、図7に示すように、接地用開閉器46、遮断器48が1台ずつ収納されているとともに、内部導体56、58、96、98が収納されている。接地用開閉器46の可動電極46aはフレキシブル導体64、内部導体96を介して接地端子に接続されている。遮断器48の可動電極48aはフレキシブル導体64、内部導体98、ロッド70を介してケーブルヘッド28の導体82に接続されている。
固定電極48bはケーブルヘッド28の導体82に接続されているとともに、内部導体58を介して接地用開閉器46の固定電極46bに接続されている。
真空スイッチギヤ22の真空容器42には、図8に示すように、負荷開閉器44と接地用開閉器46が2台ずつ収納されているとともに、内部導体56、58、96、98が収納されている。各負荷開閉器44の可動電極44aはフレキシブル導体64を介して内部導体98に接続されており、内部導体98はロッド70を介してケーブルヘッド28の導体82に接続されている。また各負荷開閉器44の固定電極44bは内部導体58を介して接地用開閉器46の固定電極46bに接続されているとともに、ケーブルヘッド28の導体82に接続されている。各接地用開閉器46の可動電極46aはそれぞれフレキシブル導体64、内部導体96を介して接地端子に接続されている。
本実施形態によれば、各真空スイッチギヤ16、18、20、22の真空容器24、30、40、42内に回路仕様(回路構成)にしたがって負荷開閉器44、接地用開閉器46、遮断器48、内部導体50、54、56、58、60、62などを収納するようにしたため、各真空スイッチギヤを回路仕様(回路構成)に合わせて任意に組み合わせることで、顧客のニーズに対応させることができる。
また、各種の開閉器が真空容器24、30、40、42内に収納されているため、真空スイッチギヤを小型化することができる。さらに、ケーブルヘッド28に接続導体32、ケーブル38a〜38i、外部接続導体36を接続するようにしたため、導電性の露出部あるいは充電露出部を無くすことができ、安全性の高い真空スイッチギヤを提供することができる。
また接続導体32とケーブル38a〜38iおよび外部接続導体36のケーブルヘッド28との接続部をそれぞれ同一形状にしたため、接続導体32、ケーブル38a〜38i、外部接続導体36を回路仕様に合わせて任意のケーブルヘッド28に接続することができる。
また、本実施形態によれば、ガス絶縁ユニットのように高圧ガスに耐え得るための容器を必要としないため、真空容器を小型化することができ、結果として真空スイッチギヤを小型化することができ、システム全体の小型化に寄与することが可能になる。
本発明に係る真空スイッチギヤシステムを用いた受配電設備の内部構成図であって、(a)は正面側内部構成図、(b)は側面側内部構成図である。 図1に示す受配電設備の回路構成図である。 図1に示す受配電設備の正面図である。 (a)Aタイプの真空スイッチギヤの正面断面図、(b)は同じく側面断面図である。 ケーブルヘッドと、接続導体およびケーブルとの関係を説明するための図である。 (a)Cタイプ真空スイッチギヤの正面断面図、(b)同じく側面断面図である。 (a)Bタイプの真空スイッチギヤの正面断面図、(b)は同じく側面断面図である。 (a)Dタイプ真空スイッチギヤの正面断面図、(b)同じく側面断面図である。 本発明による1回線用スイッチギヤシステムの接続スケルトンである。 本発明によるループ受電用真空スイッチギヤシステムの主回路―補助回線のスケルトンである。
符号の説明
10…トランス、12…受電側配電盤、14…送電側配電盤、16、18、20、22…真空スイッチギヤ、24、30、40、42…真空容器、26…操作器、26a…操作ロッド、28…ケーブルヘッド、32…接続導体、36…外部接続導体、38a〜38i…ケーブル、44…負荷開閉器、46…接地用開閉器、48…遮断器、50、52、54、56、58、60、62…内部導体、64…フレキシブル導体。

Claims (2)

  1. 断路器又は負荷開閉器と、接地開閉器と、真空遮断器とからなる複数のスイッチを収容する真空容器を有する複数の真空スイッチギヤを有し、
    上記真空スイッチギヤは接続端子を有し、
    上記真空スイッチギヤは異なった型の真空スイッチギヤを構成し、
    上記真空スイッチギヤは受電側と配電側に分けられ、
    上記真空スイッチギヤは隣接する真空スイッチギヤ、避雷器及びPCTから選ばれた要素と両端に接続端子を有する絶縁接続導体を介して接続され、
    上記端子は真空スイッチギヤの端子と接続又は切り離し可能である真空スイッチギヤシステムであって、
    前記異なった型の真空スイッチギヤは、
    それぞれ2つの接地開閉器と1つの真空遮断器と連携した2つの断路器又は負荷開閉器を有するA型真空スイッチギヤと、
    1つの接地開閉器と1つの真空遮断器を有するB型真空スイッチギヤと、
    それぞれ接地開閉器と連携した3つの断路器又は負荷開閉器を有するC型真空スイッチギヤと、
    それぞれ2つの接地開閉器と連携した2つの断路器又は負荷開閉器を有するD型真空スイッチギヤとを含み、
    前記A型真空スイッチギヤは1つ目の遮断器または負荷開閉器の一端が受電ケーブルに接続され、他端が上記真空遮断器に接続され、2つ目の断路器又は負荷開閉器の一端が母線に、他端が避雷器に接続され、
    また、1つ目の接地開閉器が1つ目の断路器又は負荷開閉器と真空遮断器間に設置され、2つ目の接地開閉器が受電側ケーブルと母線間に設置され、
    前記B型真空スイッチギヤは、前記接地開閉器が真空遮断器と送電側ケーブル間に設置され、
    前記C型スイッチギヤはその受電側においては、1つ目の断路器又は負荷開閉器が、接続ケーブルを介して1つ目の断路器又は負荷開閉器が、接続ケーブルを介してPCT盤もしくは接続ケーブルを介してPCT盤もしくは接続ケーブルを介して送電側に設置された前記D型真空スイッチイヤに接続され、2つ目の断路器又は負荷開閉器が接続ケーブルを介して別の受電側C型真空スイッチギヤに接続され、3つ目の断路器又は負荷開閉器が、外部接続導体を介して前記A型真空スイッチギヤと接続され、
    前記C型真空スイッチギヤの送電側においては、1つ目の断路器又は負荷開閉器は外部接続導体を介して前記B型真空スイッチギヤに接続され、2つ目の断路器又は負荷開閉器は接続ケーブルを介してPCT盤に接続され、3つ目の断路器又は負荷開閉器は外部接続導体を介して送電側に設置された前記D型真空スイッチギヤに接続され、
    更に前記D型真空スイッチギヤは、1つ目の断路器又は負荷開閉器が接続ケーブルを介して前記B型真空スイッチギヤと接続され、2つ目の断路器又は負荷開閉器が接続ケーブルを介して送電側に設けた前記C型真空スイッチギヤと接続されている、
    ことを特徴とする真空スイッチギヤシステム。
  2. 断路器又は負荷開閉器と、接地開閉器と、真空遮断器とからなる複数のスイッチを収容する真空容器を有する複数の真空スイッチギヤを有し、
    上記真空スイッチギヤは接続端子を有し、
    上記真空スイッチギヤは異なった型の真空スイッチギヤを構成し、
    上記真空スイッチギヤは受電側と配電側に分けられ、
    上記真空スイッチギヤは隣接する真空スイッチギヤ、避雷器及びPCTから選ばれた要素と両端に接続端子を有する絶縁接続導体を介して接続され、
    上記端子は真空スイッチギヤの端子と接続又は切り離し可能である真空スイッチギヤシステムであって、
    前記異なった型の真空スイッチギヤは、
    それぞれ2つの接地開閉器と1つの真空遮断器と連携した2つの断路器又は負荷開閉器を有するA型真空スイッチギヤと、
    1つの接地開閉器と1つの真空遮断器を有するB型真空スイッチギヤと、
    それぞれ2つの接地開閉器と連携した2つの断路器又は負荷開閉器を有するD型真空スイッチギヤとを含み、
    前記A型真空スイッチギヤは、受電側に設けられ、1つ目の遮断器または負荷開閉器の一端が受電ケーブルに接続され、他端が前記真空遮断器に接続され、前記真空遮断器は接続ケーブルを介してPCT盤に接続され、2つ目の断路器又は負荷開閉器の一端が母線に、他端が避雷器に接続され、
    また、1つ目の接地開閉器が1つ目の断路器又は負荷開閉器と真空遮断器間に設置され、2つ目の断路器又は負荷開閉器が受電側ケーブルと母線間に設置され、
    前記B型真空スイッチギヤは、送電側に設けられ、前記接地開閉器が真空遮断器と送電側ケーブル間に設置され、前記真空遮断器は一端が送電側ケーブルに接続され、他端が外部接続導体を介して前記D型真空スイッチギヤと接続され、
    更に前記D型真空スイッチギヤは、送電側に設けられ、1つ目の断路器又は負荷開閉器の一端が母線に接続され、他端が外部接続導体を介して前記B型真空スイッチギヤと接続され、2つ目の断路器又は負荷開閉器の一端が送電側ケーブルに接続され、他端が接続ケーブルを介してPCT盤と接続されている、
    ことを特徴とする真空スイッチギヤシステム。
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