JP4375072B2 - 自動車用ガラスラン - Google Patents

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Description

本発明は、自動車ドアのドアフレームの内周に取付け、ドアガラスの昇降を案内する自動車用ガラスランに関するものである。
図5に示すように、自動車ドア1のドアフレーム2の内周にドアガラス5の昇降を案内するガラスラン110が取付けられている。その従来の取付構造を図6、図7に示す。図6は、ドアフレーム2のコーナー部の斜視図である。図7は、そのドアフレーム2のコーナー部に対応する部分のガラスラン110コーナー部の斜視図である。
従来、ガラスラン110は、図5に示すようにドアフレーム2のチャンネル3内に取付けられて、ドアガラス5の昇降を案内するとともにドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。さらに、ガラスラン110は、図4に示すように押出成形により成形された直線状の直線部111からなるドア1の上辺部とフロント側縦辺部及びリヤ側縦辺部をドアフレーム2の形状に合わせて型形成するコーナー部112で接続している。
なお、ドア1と車体との間のシールは、ドアフレーム2の外周に取付けられたドアウエザストリップおよび/または車体の開口部のフランジに取付けられたオープニングトリムウエザストリップによりなされている。
ガラスラン110は、図7に示すように、車外側側壁120と、車内側側壁130と、底壁140からなる断面略U字状をなしている。車外側側壁120の先端付近から車外側シールリップ150が上記断面略U字状の内側に向けて延出するように設けられている。また、車内側側壁130にもその先端付近から車内側シールリップ160が断面略U字状の内側に向けて延出するように設けられている。
車外側側壁120、車内側側壁130と底壁140はドアフレーム2に設けられたチャンネル3内に挿入され、各壁の外面がチャンネル3の内面に当接され、ガラスラン110を保持している。
ドアガラス5は、このガラスラン110の断面略U字状の内側を摺動するとともに、上記車外側シールリップ150と車内側シールリップ160によってガラスラン110の端部の両側面がシールされて保持されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、ドアフレーム2の上辺は、長手方向では、フロント側が低く、リヤ側が高い斜めの傾斜を有しており、ガラスラン110もドアフレーム2に沿って斜めの傾斜を有している。ドアガラス5が昇降をする場合に、ドアガラス5の上端がガラスラン110の上辺に当接すると、ドアガラス5がガラスラン110を傾斜に沿ってリヤ側に引っ張る力がはたらき、ガラスランチャンネル内をずれて、ガラスラン110がリヤ側にしわ寄せされる場合がある。
このため、ドアフレーム2の中に設けられたガラスランチャンネル3のコーナー部付近に、凹部3b又は孔を設けて、ガラスラン110の底壁140のコーナー部付近の外面に設けた突起113をこの凹部3b又は孔に挿入して、ガラスラン110のコーナー部をガラスランチャンネルに固定し、ガラスラン110のずれを止めて、しわ寄せを防止することが行われている(例えば、特許文献2及び3参照。)。
特開2000−25462号公報(第2−3頁、第2図) 特開2000−158950号公報(第1図) 特開2000−103242号公報(第2図)
しかしながら、プレスドアを使用する場合等においては、車両の軽量化やコスト低減のためドアフレーム2のガラスランチャンネル3を廃止して、ガラスラン110を直接、ドアフレーム2のアウターパネルとインナーパネルの先端に取り付けることが行われている。この場合には、ガラスラン110の底壁140の外面に設けた突起113をガラスランチャンネル3の凹部3bに固定することができない。さらに、ガラスラン110の底壁140がガラスランチャンネル3に保持されていないため、ガラスラン110がより一層ずれやすくなる。
このため、本発明は、ドアフレーム内のガラスランのずれを防止して、ドアフレームのコーナー部にしわ寄せされるのを防止する自動車用ガラスランを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車ドアのドアフレームの内周に取付けられ、ドアガラスの昇降を案内するとともに、押出成形により成形された直線部と、ドアフレームのコーナー部に取付けられる型成形により成形されたコーナー部を有する自動車用ガラスランにおいて、
ガラスランは、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略U字形をなし、車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ断面略U字状の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設け、車外側シールリップと車内側シールリップによりドアガラスの両側端部の車外側面及び車内側面をシールし、ガラスランのコーナー部は、オレフィン系熱可塑性エラストマーで形成され、
上記ガラスランのコーナー部の外面には、固定リップを設け、固定リップは、オレフィン系硬質合成樹脂で形成され、固定リップの一端がガラスランの上辺部の前側コーナー部の車内側カバーリップの延長方向に沿って車内側カバーリップにインサート成形により埋設、固着され、固定リップの他端は、取付部材を挿入する取付孔を設け、固定リップの一端がガラスランの上辺部の前側コーナー部の車内側カバーリップの延長方向に沿ってインサート成形により埋設、固着され、固定リップをドアフレームのコーナー部に取付部材により固定したことを特徴とする自動車用ガラスランである
請求項1の本発明では、ガラスランのコーナー部の外面には、固定リップを設け、固定リップをドアフレームのコーナー部に取付部材により固定したため、固定リップと取付部材により、ガラスランのコーナー部をドアフレームのコーナー部に固定して、ドアガラスが昇降し、ドアガラスの上端がガラスラン内に出入りしてガラスランを引っ張っても、ガラスランの全体がドアフレームに対してずれるのを防止することができる。
固定リップは、硬質材料から形成されているため、ガラスランの伸びやずれに対して強い抗力を発揮することができ、ガラスランの移動を防止することができる。硬質材料のため、固定リップ自体も伸びや変形することがなく、ドアフレームのコーナー部に確実に固定できる。
固定リップは、その一端をガラスランのコーナー部にインサート成形により埋設されたため、固定リップが強固にガラスランのコーナー部に固着される。さらに、固定リップがガラスランのコーナー部の材料により被覆されるため、固定リップの両面でガラスランのコーナー部と接着するため、強固に固着される。インサート成形のため、特に接着のための別の工程を必要とせず、製造が容易である。
また、請求項の本発明では、ガラスランは、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略U字形をなし、車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ断面略U字状の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設けている。そのため、ドア閉時に、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略U字状の内側にガラスランの端部を収納することができ、ドアガラスを確実に保持することができる。
車外側シールリップと車内側シールリップによりドアガラスの両側端部の車外側面および車内側面をシールするようにしたため、ドアガラスの昇降に応じて、シールリップがドアガラスに当接し、車外側シールリップと車内側シールリップによりドアフレームとドアガラスとの間のシールをすることができる。
さらに、請求項1の本発明では、固定リップは、オレフィン系硬質合成樹脂で形成されているため、強度が大きく、ガラスランのずれを確実に防止することができる。また、オレフィン系硬質合成樹脂のため板状に形成することができ、ガラスランのコーナー部に埋設することが容易である。
ガラスランのコーナー部の車内側カバーリップにインサート成形により埋設された側と反対側の固定リップの他端には、取付部材を挿入する取付孔を設けたため、この固定リップの取付孔に取付部材の一端を挿入し、ドアフレームのコーナー部に対応する部分に設けた取付孔にその取付部材の他端を挿入することにより、ガラスランのコーナー部を容易にドアフレームのコーナー部に固定することができる。
ガラスランのコーナー部は、オレフィン系熱可塑性エラストマーで形成され、固定リップは、オレフィン系合成樹脂で形成されるため、オレフィン系熱可塑性エラストマーとオレフィン系合成樹脂の接着性がよく、固定リップをインサート成形によりガラスランのコーナー部に埋設して成形するときに、固定リップを一体的に強固に固着することができる。また、ガラスランは、オレフィン系熱可塑性エラストマー又はEPDMゴムで形成し、固定リップは、オレフィン系合成樹脂で形成するため、耐候性のよい、リサイクル容易な製品を得ることができる。
固定リップは、ガラスランのフロント側のコーナー部に設けられるため、ガラスランの上辺の端を固定することができ、ガラスランのずれをより一層確実に防止することができる。
請求項の本発明は、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁の内面および車外側シールリップと車内側シールリップの外面に低摺動部材が設けられている自動車用ガラスランである。
請求項の本発明では、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁の内面および車外側シールリップと車内側シールリップの外面に低摺動部材が設けられているため、ドアガラスがガラスラン内を摺動するときに、その摺動抵抗を減少させることができ、固定リップと併せて、ガラスランのずれを防止することができる。また、ドアガラスとガラスランとの摩擦による異音を防止できる。
ガラスラン内に、ドアガラスの上端が挿入されたときに、ドアガラスの横方向の移動によりガラスランのシールリップが側壁に押されても、車外側側壁と車外側シールリップ及び車内側側壁と車内側シールリップが貼着しないため、異音が発生せず、シール性も維持できる。
本発明は、ガラスランのコーナー部の外面には、ガラスランをドアフレームのコーナー部に固定する固定リップを設けたため、固定リップにより、ガラスランのコーナー部をガラスランのドアフレームのコーナー部に固定して、ガラスランの全体がドアフレームに対してずれるのを防止することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。
図5は自動車ドア1の側面図であり、図4は、ドア1のドアフレーム2に取付けるガラスラン10の正面図である。図5に示すように、自動車のドア1の上部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の内周には、ガラスラン10が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。
ガラスラン10は、全体として押出成形で形成された略直線状の直線部11と、ドアフレーム2のコーナー部に取付けられ、その直線部11を接続し型成形で形成されるコーナー部12からなる。
直線部11は、ドアフレーム2の上辺に取付けられる部分と、ドアフレーム2のリヤ側縦辺に取付けられる部分と、ドアフレーム2のフロント側縦辺に取付けられる部分とからなる。
これらの押出成形部分をドアフレーム2に対応した形状となるように、コーナー部分において型成形により成形して接続してコーナー部12を形成しており、ドアフレーム2のコーナー部2bに装着される部分となる。
ドアフレーム2の上辺に取付けられる直線部11の断面形状は、図1に示すように、車外側側壁20と、車内側側壁30と、底壁40とから断面略U字状に形成されている。図1は、図5のA−A線に沿った部分の断面図である。図2は、ガラスラン10のコーナー部12の拡大正面図であり、図3は、ガラスラン10のコーナー部12の拡大平面図である。
ガラスラン10はドアフレーム2の上辺部に取付けられる部分も縦辺部に取付けられる部分も基本的には、ほぼ同様な断面略U字形の断面形状を有している。
車外側側壁20の先端付近から車外側シールリップ50が上記断面略U字状の内側に向けて延設されている。また、車外側カバーリップ24が車外側側壁20の先端から車外方向に延設されている。車内側側壁30の先端から車内側シールリップ60が上記断面略U字状の内側に向けて延設されており、また、車内側カバーリップ34が車内側側壁30の先端から車内方向に延設されている。
車外側側壁20と車外側カバーリップ24とは略U字形に連続してその間には、車外側溝部25が設けられる。この車外側溝部25に、ドアフレーム2のアウターパネル2cの先端が挿入され、アウターパネル2cを車外側側壁20と車外側カバーリップ24とで挟持するようにしてガラスラン10の車外側部分が保持される。
車外側カバーリップ24は、アウターパネル2cの外面を覆って、その先端はアウターパネル2cに当接して、ガラスラン10とアウターパネル2cの間をシールしている。
車外側側壁20の底壁40との連続部分に近い、根元付近に、車外側溝部25の入口を塞ぐように車外側保持リップ22が設けられている。この車外側保持リップ22は、アウターパネル2cに当接して、アウターパネル2cの内面との間をシールしている。さらに、この車外側保持リップ22が、ドアフレーム2のアウターパネル2cの先端のヘヤピン状に折れ曲がった板金の先端に係止して、ガラスラン10がアウターパネル2cから外れることを防止することができる。
車外側側壁20の断面略U字形の内面には、長手方向に連続する細かい凹凸状の突条部21が設けられている。ドア閉時に、ドアガラス5の上端がガラスラン10の内部に挿入すると、この突条部21に、後述するように、車外側シールリップ50の先端がドアガラス5により押し付けられて当接するが、車外側シールリップ50の先端の裏面と車外側側壁20の内面とが密着することがなく、異音が発生することがない。
また、車外側側壁20の内面と車外側シールリップ50の裏面にシリコン樹脂等の低摺動部材を塗布または貼付してもよい。この場合車外側シールリップ50と車外側側壁20との密着をより一層防止できる。
車外側側壁20の先端付近から延設された車外側シールリップ50は、先端が略く字形に曲がっている。車内側側壁30の先端付近から延設された車内側シールリップ60は、同様に先端が略く字形に曲がっている。ドアガラス5が上昇して、ドアガラス5の上端がガラスラン10の内部に挿入されたときに、ドアガラス5の上端の車内側と車外側の両面に、この車外側シールリップ50と車内側シールリップ60が当接して、ドアガラス5とドアフレーム2の間をシールする。
この車外側シールリップ50と車内側シールリップ60のドアガラス5が当接する表面には、シリコン樹脂等の低摺動部材が塗布されている。このため、ドアガラス5がガラスラン10内を摺動するときに、その摺動抵抗を減少させることができ、ガラスランのずれを防止することができる。
また、車外側シールリップ50と車内側シールリップ60の先端が略く字形に曲がっているため、ドアガラス5と接触する面積が小さく、ドアガラス5との摺動抵抗を減少させることができる。また、車外側シールリップ50と車内側シールリップ60のそれぞれの裏面が車外側側壁20と車内側側壁30のそれぞれの内面に密着する力を減少させることができる。
底壁40は、断面略U字形の内面には、シールリップ50、60と同様にシリコン樹脂等の低摺動部材が塗布されている。このため、ドアガラス5との摺動抵抗を減少させることができる。
底壁40の内面の両端には、溝部41、41が設けられ、ガラスラン10の車外側側壁20と車内側側壁30が撓み易くしている。このため、底壁40を若干厚くしてもよく、ドアフレーム2に、ガラスラン10の底壁40を保持するガラスランチャンネルを設けなくても、ドアガラス5が底壁40に当接し、底壁40を押圧しても、底壁40が異常変形することがない。
車内側側壁30と車内側シールリップ60は、車外側側壁20と車外側シールリップ50よりも大きく、斜めに延びて圧肉に形成される。このため、ドアガラス5を車外側に位置させることができ、ドアガラス5とドアフレーム2の段差を少なくすることができる。このため、空気抵抗や風切音が減少し、デザイン的にも好ましい。
車内側側壁30と車内側カバーリップ34とは略U字形に連続して形成され、その間には、車内側溝部35が設けられる。この車内側溝部35に、ドアフレーム2のインナーパネル2dの先端が挿入され、車内側側壁30と車内側カバーリップ34とでインナーパネル2dの先端を挟持して、ガラスラン10の車内側が保持される。
車内側側壁20から車内側溝部35に向けて、突起部31と車内側保持リップ32が延設されている。インナーパネル2dの先端が挿入されたときに、インナーパネル2dの先端は、若干く字形に曲がっているため、突起部31に係止されて、ガラスラン10の車内側がドアフレーム2から外れることを防止することができる。また、車内側保持リップ22は、インナーパネル2dに当接して、インナーパネル2dを保持するとともにインナーパネル2dとガラスラン10との間をシールしている。
さらに、車内側カバーリップ34の先端は、インナーパネル2dに当接して、インナーパネル2dとガラスラン10の間のシール性を向上させている。
次に、図2と図3に基づきガラスラン10のコーナー部12について説明する。
図2は、ガラスラン10のフロント側のコーナー部12の拡大正面図であり、ガラスラン10のコーナー部12に固定リップ70の取り付けた状態を示すものである。図3は、同じくフロント側のガラスラン10のコーナー部12の拡大平面図である。
コーナー部12は、上辺部を形成する直線部11と縦辺部を形成する直線部11を型成形で接続したものである。その断面形状は、上述の直線部の断面形状と略同じである。即ち、車外側側壁20と、車内側側壁30と、底壁40とから断面略U字状に形成されているが、上辺部と縦辺部の断面形状の相違をコーナー部で連続的に変化させることにより、接続している。
さらに、上辺部と縦辺部の断面形状に合わせて、車外側側壁20の先端付近から車外側シールリップ50が上記断面略U字状の内側に向けて延設されている。また、車外側カバーリップ24が車外側側壁20の先端で車外方向に延設されている。車内側側壁30の先端から車内側シールリップ60が上記断面略U字状の内側に向けて延設されており、また、車内側カバーリップ34が車内側側壁30の先端で車内方向に延設されている。この、シールリップとカバーリップも上記と同様にコーナー部で上辺部と縦辺部の形状の相違を連続的に変化させて、接続している。
ガラスラン10の上辺部に連続するコーナー部12の車内側カバーリップ34に固定リップ70が埋設される。固定リップ70は、上辺部の車内側カバーリップ34の延長方向に沿って取付けられる。固定リップ70は、板状の長方形を成し、一方の側は車内側カバーリップ34に埋設される埋設部71となり、他方の側はドアフレーム2に取付け、固定する固定部72からなる。固定部72には、クリップ等を挿入する孔である取付部73が設けられている。この取付部73は、後述するように、孔の替わりに取付部材であるクリップや円柱状の突起を一体に設けてもよい。
この固定リップ70は、硬質合成樹脂あるいは金属板等を使用することができる。硬質合成樹脂で形成する場合は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系硬質合成樹脂あるいはナイロン等を使用することができる。ガラスラン10のコーナー部12をオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成した場合は、固定リップ70は、オレフィン系合成樹脂で形成することが好ましい。この場合は、オレフィン系熱可塑性エラストマーとオレフィン系合成樹脂の接着性がよく、固定リップ70をインサート成形により一体的に固着することができる。
ガラスラン10のコーナー部12をEPDMゴムで形成した場合は、金属板又はナイロン樹脂製の固定リップ70を使用することができる。コーナー部12の加硫時に、熱で固定リップ70が変化することがないため好ましい。
固定リップ70を金属板で形成する場合は、埋設部71に小さい複数の孔を明けてコーナー部12と接合することが好ましい。即ち、埋設部71の小さい複数の孔に型成形時にコーナー部12を形成する材料が入り、埋設部71の両面に存在する材料が両面から複数の孔を通して連続し、一体となり、金属板を固着して、強固に固定リップ70を固着することができる。
ガラスラン10をドアフレーム2に取付ける場合は、前述の通り、ドアフレーム2のアウターパネル2cとインナーパネル2dの先端を、ガラスラン10の車外側溝部25と車内側溝部33に嵌め込む。
コーナー部12においては、同様にドアフレーム2のコーナー部2bにガラスラン10のコーナー部12を嵌め込む。そのとき、ドアフレーム2のコーナー部2bのインナーパネル2dの対応する箇所に取付孔を設けて、ガラスラン10のコーナー部12の固定リップ70に設けた取付部73の孔と合わせて、クリップあるいは円柱状の取付部材を両方の孔に挿入することにより、固定リップ70を固定する。
これによって、ガラスラン10の移動を防止することができる。なお、固定リップ70にクリップあるいは円柱状の突起を一体に設ける場合は、そのクリップあるいは円柱状の突起をインナーパネル2dに取付孔に挿入すればよい。このため、固定リップ70をガラスラン10のコーナー部12に埋設して成形することにより、ドアフレーム2のコーナー部2bに取付ける取付部材を固定リップ70に一体的に形成することができる。このため、ガラスラン10の取付時に、単にドアフレーム2のコーナー部2bの取付孔にクリップ又は突起を挿入するのみでよく、ガラスラン10をドアフレーム2に取付けることが容易である。
また、固定リップ70の成形と同時に取付部材を一体的に形成することができ、製造が容易である。
この固定リップ70により、ドアガラス5が上昇してガラスラン10の内部に入ってガラスラン10が引っ張られても、ドアガラス5によりガラスラン10がずれることがなく、ガラスラン10を固定することができる。
ガラスラン10の成形においては、成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系エラストマー、軟質合成樹脂では、軟質塩化ビニル等が使用される。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、冷却され固化される。その後所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
次に、型成形部分の成形は、上記により製造された押出成形部材を所定寸法に切断して、その切断した押出部分の端部を、型成形部分を成形する金型に挟持して、その金型のキャビティーに型成形部分を形成するソリッド材を注入する。型成形部分の断面形状は押出成形部分の断面形状と略同じである。成形材料は、押出成形部分に使用した材料と同じ種類のものを使用することが好ましい。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、金型に注入されたときに注入材料は溶融されているため、その熱と圧力とで押出成形部分と型成形部分は一体的に融着される。
合成ゴムの場合は、金型に注入した後に金型を加熱して加硫する。このとき、押出成形部分と型成形部分は同じ材料あるいは同種類の材料を使用して加硫接着をすることができるため、一体的に固着する。なお、押出成形部分を合成ゴムで形成した場合は、型成形部分を熱可塑性エラストマーで形成することもできる。
本発明の実施の形態であるガラスランのドアフレーム上部に取付けられる部分のガラスランの、図5のA−A線に沿った断面形状である。 本発明の実施の形態であるガラスランのコーナー部の一部拡大正面図である。 本発明の実施の形態であるガラスランのコーナー部の一部拡大平面図である。 本発明の実施の形態であるガラスランの正面図である。 自動車ドアの側面図である。 従来のドアフレームのコーナー部の一部切欠斜視図である。 従来のガラスランのコーナー部の一部切欠斜視図である。
符号の説明
2 ドアフレーム
2b コーナー部
5 ドアガラス
10 ガラスラン
11 直線部
12 コーナー部
20 車外側側壁
30 車内側側壁
40 底壁
50 車外側シールリップ
60 車内側シールリップ
70 固定リップ
71 埋設部
72 固定部

Claims (2)

  1. 自動車ドアのドアフレームの内周に取付けられ、ドアガラスの昇降を案内するとともに、押出成形により成形された直線部と、上記ドアフレームのコーナー部に取付けられる型成形により成形されたコーナー部を有する自動車用ガラスランにおいて、
    上記ガラスランは、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略U字形をなし、上記車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ上記断面略U字状の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設け、該車外側シールリップと車内側シールリップにより上記ドアガラスの両側端部の車外側面及び車内側面をシールし、上記ガラスランのコーナー部は、オレフィン系熱可塑性エラストマーで形成され、
    上記ガラスランのコーナー部の外面には、固定リップを設け、
    該固定リップは、オレフィン系硬質合成樹脂で形成され、上記固定リップの一端がガラスランの上辺部の前側コーナー部の車内側カバーリップの延長方向に沿って該車内側カバーリップにインサート成形により埋設、固着され、上記固定リップの他端は、取付部材を挿入する取付孔を設け、上記固定リップを上記ドアフレームのコーナー部に上記取付部材により固定したことを特徴とする自動車用ガラスラン。
  2. 上記車外側側壁と、車内側側壁と、底壁の内面および車外側シールリップと車内側シールリップの外面に低摺動部材が設けられている請求項1又は請求項2に記載の自動車用ガラスラン。
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