JP4367407B2 - 引出形遮断器の制御回路接続装置 - Google Patents

引出形遮断器の制御回路接続装置 Download PDF

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Description

この発明は、常閉補助接点を内蔵した引出形遮断器に関し、詳しくは該引出形遮断器の位置に関係なく、常閉補助接点とこの常閉補助接点に接続された該引出形遮断器の外部に設けた電気回路との導通を保持する引出形遮断器の制御回路接続装置に関するものである。
引出形遮断器は、ビルや工場内の配電系に使用され、この配電系において給電側から引出形遮断器を介してビルや工場内の負荷に給電している状態では、遮断器本体は引出枠内に押し込まれている「接続位置」にあり、遮断器制御回路のシーケンスなどの試験時には、遮断器本体は引出枠から「試験位置」まで引き出され、遮断器本体の点検時には、遮断器本体は引出枠から「試験位置」よりさらに「断路位置」まで引き出され、さらに遮断器本体を引出枠から引き出し、引出枠から取り外すことができる(例えば、特許文献1参照)。
一方、このような引出形遮断器に限らず、遮断器全般には、この遮断器の接点の閉・開に連動する補助接点が内蔵されるケースもあり、この補助接点の信号出力を活用して、外部、例えば、集中監視室などで、遮断器、ひいては負荷の稼動状況を電気的に表示させることができる。この補助接点は、一般に、遮断器のOFFおよびトリップ時は開となり、ON時は閉となる常開接点(a接点とも称す)、および遮断器のOFFおよびトリップ時は閉となり、ON時は開となる常閉接点(b接点とも称す)とで構成されており、わかり易く言うと、a接点は遮断器の接点の動きと同じで、b接点は遮断器の接点の動きと逆、となる。
この常閉接点を活用した具体例を以下に説明する。2台の遮断器A、Bのうち、遮断器AをONさせる条件が、遮断器BのOFF(またはトリップ)である場合、遮断器Aには不足電圧引き外し装置(以下、UVTと略す)を、遮断器Bには常閉接点を具備させ、この常閉接点を介して、UVTに所定の電源電圧(以下、電源と略す)を供給させる。したがって、遮断器BがONでは、常閉接点が開、すなわち、UVTに電源が供給されず(換言すれば、UVTは不足電圧と認識)、遮断器AをONさせることができないが、遮断器BがOFF(またはトリップ)ならば、常閉接点が閉、すなわち、UVTに電源が供給されるので、遮断器AをONさせることができる。このように、常閉接点は、いわゆる、遮断器間の電気的インターロックに使用されている。
ところで、これら遮断器A、Bが引出形遮断器であった場合、例えば、OFF状態である遮断器Bを点検のために「断路位置」まで引き出してしまうと、常閉接点には変化がないものの、この常閉接点と、遮断器AのUVTおよび電源とを中継する、遮断器側のハウジングと引出枠側の端子台の接続状態が維持されなくなるため、常閉接点が見かけ上、開、すなわち、UVTに電源が供給されなくなり、遮断器Aがトリップしてしまうという問題が発生してしまう。
この突然の遮断器Aのトリップを防ぐために、常閉接点を備えた遮断器Bを引出枠から引き出すにあたり、閉鎖型配電盤側の二次プラグの挿入片を、常閉接点である遮断器側の二次プラグの接触片から外すと、二次プラグに備えたバネの反発力により、同じく二次プラグに備えた短絡片が、接触片を短絡させることで、常閉接点の機能を損なわせないようにしている。したがって、この常閉接点に接続されたUVTには、引き続き電源が供給されるようになっている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−223702号公報(第2頁左欄第40行〜右欄第16行、第5図〜第7図) 実開昭56−63211号公報(第3頁第18行〜第4頁第5行、第1図〜第3図)
従来の引出形遮断器の制御回路接続装置は、引き出し時における、常閉接点の機能維持を遮断器側に持たせているため、例えば、点検のために引き出された遮断器と、ON状態を維持させたい遮断器との間で、引き続き電気的接続が必要となっていた。この場合、例えば、UVTへの電源の供給の拠り所が常閉接点そのものであるため、電気的インターロックの正確さは否めないものの、点検中の遮断器をむやみにONできないといった作業上の制約や、そもそも点検中の遮断器に対し、制御回路側とはいえ、活線状態が求められることから、作業の安全性が問題となる恐れがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、電気的インターロックに係わる遮断器を引出枠から引き出しても、その引き出された遮断器は、電気的インターロックに関与させないようにした引出形遮断器の制御回路接続装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係る引出形遮断器の制御回路接続装置においては、遮断器本体の主回路端子が配電線側主回路導体に接触している接続位置から上記遮断器本体を引出枠から引き出す量に応じて、上記主回路端子の位置が試験位置および断路位置となり、上記接続位置および上記試験位置では、電気的接続状態にある上記遮断器本体に設けたハウジングのコネクタと、上記引出枠に設けた端子台のコンタクトを介して、上記遮断器本体の主回路接点が開のとき、導通状態を保持する上記遮断器本体の常閉補助接点と、上記遮断器本体の外部に設けた電気回路とを導通させる引出形遮断器の制御回路接続装置において、ガイド部およびスナップフィット部を備えた略棒状の絶縁物であるホルダーと、このホルダーの両側面に嵌合された略L字状の導電物である一対の板バネとで構成されるとともに、上記電気回路が接続される上記端子台の端子近傍に装着されるスイッチを備え、上記一対の板バネは、上記試験位置および上記断路位置では接触し、上記接続位置では、上記スイッチの装着時の位置決めとなる上記端子台のガイド間に挿入された上記ハウジングの隔壁が、この一対の板バネの間に介在することで開放される第一の接触部、および上記スイッチを上記端子台に装着したときに上記コンタクトと接触する第二の接触部を有することで、上記コネクタと上記コンタクトが電気的非接続状態にある上記断路位置では、上記第一の接触部および上記第二の接触部により、上記電気回路の機能を維持するように構成されたものである。

この発明は以上説明したように、電気的インターロックに係わる遮断器を引出枠から引き出して、例えば、点検作業を行う場合でも、点検そのものに制約もなく、また、作業の安全性を損なうこともない。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における引出形遮断器の断路位置での斜視図、図2は図1における側面図であり、(a)は図1と同様、断路位置を、(b)は接続位置をそれぞれ示している。また、図3は、端子台を示す図であり、(a)は図2(a)におけるD視図、(b)は(a)の線E−Eに沿う断面図、一方、図4は、ハウジングを示す図であり、図1において、(a)は線A−Aに沿う、(b)は線B−Bに沿う、それぞれ断面図、である。
図1に示すように、引出形遮断器101は遮断器本体11と引出枠21とからなり、遮断器本体11の主回路端子12(図2(a)参照)と引出枠21に設けた配電線側主回路導体22、および遮断器本体11に備えたハウジング13と引出枠21に設けた端子台23のいずれもが接続状態にある「接続位置」から、ハウジング13と端子台23のみが接続状態にある「試験位置」、さらには、いずれもが非接続状態にある「断路位置」(図示の状態)まで、遮断器本体11のスライド溝14に嵌合している引出枠21のスライド枠24に沿って、遮断器本体11を移動させることができる。なお、「接続位置」では、遮断器本体11を電気的に開閉操作ができるとともに負荷に電力を供給でき、「試験位置」では、負荷に電力を供給できないものの、依然、ハウジング13と端子台23が接続していることから、前述した電気的開閉操作はもちろんのこと、本発明のポイントとなる、遮断器本体11の状態監視ができ、「断路位置」では電力の供給も電気的開閉操作もできないが、遮断器本体11自体は感電の危険がなく、遮断器本体11の点検やメンテナンスが可能であることは、それぞれ周知の通りである。
図2(a)に示すように、遮断器本体11に常閉補助接点15が内蔵されており、この常閉補助接点15のリード線15aの先端に具備されたプラグ15bがハウジング13に挿入・接続されている。ここで、遮断器本体11がOFFまたはトリップならば、常閉補助接点は閉であることは前述したが、ハウジング13と端子台23が接続状態にある「接続位置」(すなわち、図2(b)の状態)では、プラグ15bと導通状態にある、端子台23の端子23b・23b(図3(a)参照)に負荷、例えば電灯L(背景技術の項で述べたように、常閉補助接点15との組み合わせは、他の遮断器のUVTが適切であるが、ここでは説明を容易にするために電灯とした)と電源Eが直列接続されていれば、当然、電灯Lは点くが、図2(a)では、ハウジング13と端子台23が非接続状態のため、このままでは電灯Lは点かない。この図2(a)の状態、すなわち「断路位置」においても、電灯Lが点くように工夫したことが、本発明の主旨である。よって、以下、ハウジング13および端子台23を中心に説明する。
図3(a)に示すように、端子台23は、引出枠21の直立する両側板21a・21a(図1参照)の間隔に相当する長さの絶縁物であるターミナルベース23aを有しており、このターミナルベース23aに複数組の端子23b・23b(この実施例では25組)を備えることで、遮断器本体11に内蔵された投入コイル、電圧引き外し装置、UVT、警報スイッチ、そして本発明に係わる補助スイッチなど多数の付属装置への電源が供給可能となっている。
図3(b)に示すように、これら電源などの図示しない導体(または圧着端子)が端子23b・23bを介して、コンタクト23L、23Rと導通している。このコンタクト23L(23Rも同様)は、導体との接続部となる受け部23L1、およびこの受け部23L1から略90度折り曲げられた接続部23L2からなり、さらに接続部23L2は、第一の接触部23L2a、および第二の接触部23L2bを備えている。これら両接触部は、バネ性を持っているとともに、互いに向き合う(図3(a)も参照)ことから、図3(b)紙面上、コンタクト23Lは手前側、コンタクト23Rは奥行側に、それぞれ配置されている。なお、コンタクト23の添え字LおよびRは、この図3(b)を基準に便宜上、呼ぶこととするが、このコンタクト23以外の他の付番でのLおよびRについては、L同士、あるいはR同士が電気的に接触するものとする。
また、図3(a)に示すように、ターミナルベース23aには、接続部23L2、23R2の背面に位置するガイド23a1が備えられ、この隣り合った2つのガイド23a1と天井(付番せず)とで、紙面上、手前側から奥行側に向けて貫通する空間を形成している。
続いて、ハウジング13について説明する。前述したように、遮断器本体11に備えられたハウジング13は、図示しないが、端子台23とほぼ同等の長さ(図3(a)参照)の絶縁物であるハウジング部13aを有しており、図2(a)において、遮断器本体11が右方向に移動することに伴い、ターミナルベース23aと係合、具体的には、前述したターミナルベース23aに設けられた空間に、図4(a)および(b)に示す隔壁13a1が嵌挿されていく。この隔壁13a1は、空間の数と同じだけ設けられおり、それぞれの隔壁13a1の両側面にはコネクタ13L、13Rが配設されている。このコネクタ13L(13Rも同様)は、先端13L1および接触面13L2からなり、空間への嵌挿時、接触面13L2を第一の接触部23L2aが摺動していくことになる。この図4(a)および(b)から明らかなように、両接触面13L2、13R2の先端13L1、13R1側となる、第一の接触部13L2a、13R2aは、隔壁13a1を中心に対象とはなっていない。これは、図3(b)で説明したように、第一の接触部23L2a、23R2aがずれていることにほかならない。つまり、引出形遮断器101の「接続位置」および「試験位置」においては、それぞれ第一の接触部同士、すなわち、13L2aと23L2a、13R2aと23R2aが電気的に接触していることになる。なお、前述の先端13L1、13R1はプラグ15bと接続される。以上の説明で、電源Eおよび電灯L(図2(a)参照)から常閉補助接点15(図2(a)参照)までの電気的配線が完了したことになる。
次に、この発明の要部であるスイッチ31について説明する。なお、図5は、スイッチの分解斜視図、図6は、端子台にこのスイッチを装着した図であり、(a)(b)は、それぞれ図2(a)におけるC視図、D視図、(c)(d)は、それぞれ、(b)の線F−F、線G−Gに沿う断面図である。また、図7は、ハウジングが挿入された図6(c)相当図、図8は電気配線を模式化した図であり、(a)は接続位置を、(b)は試験位置を、(c)は断路位置を、それぞれ示している。
図5に示すように、スイッチ31は、絶縁物であるホルダー31aと板バネ31L、31Rとで構成されている。板バネ31L(31Rも同様)は略L字状となっており、この略L字の長辺部分が、ホルダー31aに設けた凹部に嵌入されることで、スイッチ31として形成されている。長辺部分の先端には、第二の接触部31Lbが、短辺部分の先端には、第一の接触部31Laが、それぞれ設けられており、一方、ホルダー31aには、ガイド部31a1、突起条31a2、この突起条31a2に具備したスナップフィット部31a3が、それぞれ設けられている。なお、この図からもわかるように、第一の接触部31La、31Raの先端は、ホルダー31aの軸方向の中心に対し、外側に広がっているとともに、ホルダー31aに嵌入された状態においては、第一の接触部31La、31Ra同士は、電気的に接触状態にある。
続いて、このスイッチ31の装着方法を説明する。前述したように、隣り合った2つのガイド23a1と天井とで空間を形成しているが、図6(a)に示すように、この天井には、スリット23a2が設けられている(この実施例では、紙面上、右から6番目乃至10番目に相当)。このスリット23a2が設けられている空間(この実施例では、右から6番目)に、紙面上、上方向から、スナップ部31a3を上側にして、スイッチ31を挿入(つまり、スナップ部31a3ではないほうを空間に挿入)する。空間の形状は、ホルダー31aの形状に合わせているとともに、スリット23a2が突起条31a2の逃がしとなっているため、さらに、スイッチ31は、紙面上、下方向に進むことができる。すると、バネ性をもったスナップフィット部31a3が、ターミナルベース23aのストッパー23a3と係合することで、スイッチ31は所定の位置に係止される。なお、スナップフィット部31a3を押せば、スイッチ31を外すことができるため、このスイッチ31は挿脱可能である。
図6(b)(c)に示すように、スイッチ31が所定の位置に係止されたとき、第二の接触部31Lb、31Rbは、それぞれ、第二の接触部23L2b、23R2bと電気的に接触することになる。したがって、前述したように、第一の接触部31La、31Raが電気的に接触していることと相俟って、端子23b・23b間は、コンタクトと板バネを通じて、具体的には、23L2b−31Lb−31La−31Ra−31Rb−23R2bの経路で、短絡状態にあることがわかる。
この状態、すなわち、スイッチ31が装着された状態から、ターミナルベース23にハウジング13が係合しようとする、いわゆる、「試験位置」から「接続位置」への移行の過程において、前述したように、隔壁13a1が空間に嵌挿されることで、この隔壁13a1は、ガイド部31a1が文字通りガイド役となって、接触状態にある第一の接触部31La、31Raの間に入り込む。すると、図7に示すように、第一の接触部31Laは隔壁13a1と接触することで、この板バネ31Lを介しての電流経路は絶たれることになるが、この「接続位置」では、前述した通り、23L2a−13L2a、23R2a−13R2aを通じて、電流経路は確保されているので、電灯Lの点灯状態に支障をきたすことはない。
以上、これまでの説明を、図8によりまとめると、まず、「接続位置」(図8(a))においては、繰り返すようだが、ハウジング13と端子台23間は接続されているので、常閉補助接点15を介して、端子23b・23bは短絡状態にあることがわかる。次いで、「試験位置」(図8(b))においては、ハウジング13と端子台23間は依然、接続であるとともに、第一の接触部31La、31Ra間も接触、すなわち、常閉補助接点15と板バネ31L、31Rが並列接続になっていることがわかる。最後に、「断路位置」(図8(c))においては、ハウジング13と端子台23間の接続は絶たれるが、前述の「試験位置」での板バネ31L、31Rの導通が、この「断路位置」でも活かされているため、この板バネ31L、31Rを介して、やはり、端子23b・23b間は短絡状態を維持させることができる。
したがって、「断路位置」、すなわち、遮断器本体11を引き出した状態であっても、遮断器本体11に内蔵した常閉補助接点15と電気的に等価となるスイッチ31を端子台23に具備しておけば、電灯Lの点灯状態が維持、より現実的に述べると、電気的インターロックを維持させることができる。しかも、この維持は、特別な装置を使うことなく、端子台23に、ホルダー31aと板バネ31L、31Rといった単純な部品で構成されたスイッチ31を装着するだけでよく、製造コストの低減が期待できる。
また、電気的インターロックに関して述べれば、引き出された遮断器本体11は、全くの無電状態であるため、点検作業が安心して行えるという、使用者側にとってのメリットは計り知れない。なお、スイッチ31は、説明の都合上、ハウジング13が接続されていない、「断路位置」で端子台23に装着する、と述べたが、この「断路位置」に限定される訳ではなく、「試験位置」や「接続位置」、つまり、ハウジング13と端子台23が接続状態であっても、スイッチ31は装着可能である。
実施の形態2.
これまでの説明で明らかなように、この発明では、板バネ31L、31Rの、それぞれの第一の接触部31La、31Ra同士の電気的接触をいかに安定させるかがポイントとなる。この接触安定性をより改善したものを実施の形態2として説明する。なお、図9は、この発明の実施の形態2におけるスイッチの外観斜視図である。
図9において、特に図5との相違点は、板バネ31L(31Rも同様)の短辺部分の形状にある。つまり、この短辺部分は、ターミナルベース23のガイド23a1の側面とほぼ接するように形成されており、このことに伴い、第一の接触部31La、31Raは、先端をUターンさせるようにガイド31aの軸方向の中心に向けさせ、接触後、外側に広がる形状となっている
こうすることで、第一の接触部31La、31Ra間の隔壁13a1の有無に拘わらず、短辺部分が常にガイド23a1の側面に接することになるので、特に、隔壁13a1の有無での第一の接触部31La、31Raの移動代の変化が少なくなり、両第一の接触部の接触安定性が一段と向上する。
この発明の実施の形態1における引出形遮断器の断路位置における斜視図である。 図1における側面図であり、(a)は図1と同様、断路位置を、(b)は接続位置を示す。 図1における端子台を示す図であり、(a)は図2(a)におけるD視図、(b)は(a)の線E−Eに沿う断面図である。 図1におけるハウジングを示す図であり、(a)は線A−Aに沿う、(b)は線B−Bに沿う、それぞれ断面図である。 この発明の実施の形態1におけるスイッチの分解斜視図である。 図1における端子台にスイッチを装着した図であり、(a)(b)は、それぞれ図2(a)におけるC視図、D視図、(c)(d)は、それぞれ、(b)の線F−F、線G−Gに沿う断面図である。 ハウジングが挿入された図6(c)相当図である。 この発明の実施の形態1の電気配線を模式化した図であり、(a)は接続位置を、(b)は試験位置を、(c)は断路位置を、それぞれ示す。 この発明の実施の形態2におけるスイッチの外観斜視図である。
符号の説明
11 遮断器本体、12 主回路端子、13 ハウジング、13a ハウジング部、
13a1 隔壁、13L・13R コネクタ、13L1・13R1 先端、
13L2・13R2 接触面、13L2a・13R2a 第一の接触部、
14 スライド溝、15 常閉補助接点、15a リード線、15b プラグ、
21 引出枠、21a 側板、22 配電線側主回路導体、23 端子台、
23a ターミナルベース、23a1 ガイド、23a2 スリット、
23a3 ストッパー、23b 端子、23L・23R コンタクト、
23L1・23R1 受け部、23L2・23R2 接続部、
23L2a・23R2a 第一の接触部、23L2b・23R2b 第二の接触部、
24 スライド枠、31 スイッチ、31a ホルダー、31a1 ガイド部、
31a2 突起条、31a3 スナップフィット部、31L・31R 板バネ、
31La・31Ra 第一の接触部、31Lb・31Rb 第二の接触部、
101 引出形遮断器。



Claims (2)

  1. 遮断器本体の主回路端子が配電線側主回路導体に接触している接続位置から上記遮断器本体を引出枠から引き出す量に応じて、上記主回路端子の位置が試験位置および断路位置となり、上記接続位置および上記試験位置では、電気的接続状態にある上記遮断器本体に設けたハウジングのコネクタと、上記引出枠に設けた端子台のコンタクトを介して、上記遮断器本体の主回路接点が開のとき、導通状態を保持する上記遮断器本体の常閉補助接点と、上記遮断器本体の外部に設けた電気回路とを導通させる引出形遮断器の制御回路接続装置において、
    ガイド部およびスナップフィット部を備えた略棒状の絶縁物であるホルダーと、このホルダーの両側面に嵌合された略L字状の導電物である一対の板バネとで構成されるとともに、上記電気回路が接続される上記端子台の端子近傍に装着されるスイッチを備え、
    上記一対の板バネは、上記試験位置および上記断路位置では接触し、上記接続位置では、上記スイッチの装着時の位置決めとなる上記端子台のガイド間に挿入された上記ハウジングの隔壁が、この一対の板バネの間に介在することで開放される第一の接触部、および上記スイッチを上記端子台に装着したときに上記コンタクトと接触する第二の接触部を有することで、
    上記コネクタと上記コンタクトが電気的非接続状態にある上記断路位置では、上記第一の接触部および上記第二の接触部により、上記電気回路の機能を維持するように構成されたことを特徴とする引出形遮断器の制御回路接続装置。
  2. 一対の板バネのホルダーに嵌合されていない部分が、端子台のガイド間の相対向する面にほぼ接するように、上記一対の板バネが形成されていることを特徴とする請求項に記載の引出形遮断器の制御回路接続装置。
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