JP4359855B2 - 電磁弁駆動回路及び電磁弁 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁弁のソレノイドコイルに第1の電圧を印加して前記電磁弁を駆動させた後に、前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加して前記電磁弁の駆動状態を維持させる電磁弁駆動回路及び該電磁弁駆動回路を有する電磁弁に関する。
従来より、流路の途中に電磁弁を配設して、電磁弁駆動回路から前記電磁弁のソレノイドコイルに電圧を印加することにより、前記電磁弁が付勢されて前記流路を開閉させることが広く行われている。この場合、前記電磁弁駆動回路から前記ソレノイドコイルに第1の電圧を印加することにより前記電磁弁が駆動された後に、前記電磁弁駆動回路から前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加することにより前記電磁弁の駆動状態が維持される。
近年、上述した電磁弁について、少ない消費電力で前記駆動状態を維持させることが望まれており、特許文献1及び2には、前記駆動状態が維持される時間帯において、電源と前記ソレノイドコイルとの間の導通を制御する前記電磁弁駆動回路のスイッチ部によって前記ソレノイドコイルへの通電及び遮断を繰り返し行うことで、より少ない消費電力で前記電磁弁の駆動状態を維持させることが提案されている。
特許第3777265号公報 特開2006−308082号公報
ところで、ソレノイドコイルに流れる電流は、該ソレノイドコイルの温度変化に起因した前記ソレノイドコイル内の電気抵抗の変化や、直流電源から電磁弁駆動回路を介して前記ソレノイドコイルに印加される電源電圧(第1の電圧及び第2の電圧)の時間的変化や、外部から電磁弁に付与される振動及び衝撃等の種々の要因によって時間的に変動する。そのため、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯においては、上記の各要因に起因して前記電磁弁が停止することを防止するために、前記駆動状態を維持させるために最小限必要な電流に前記各要因を考慮した電流を重畳して前記ソレノイドコイルに流している。従って、前記各要因が発生していなくても、該各要因を考慮した電流が前記ソレノイドコイルに流れるので、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の省電力化を図ることができない。
また、前記ソレノイドコイルに流れる電流が大きくなることで、前記駆動状態を維持させた後に前記電磁弁の駆動を停止させる際に、当該電磁弁を短時間で停止させることができないという問題がある。
さらに、前記電磁弁の使用者側において電源電圧の異なる直流電源がそれぞれ用意されている場合に、製造者側では、例えば、同じ流路の開閉に対し略同一の性能を有する電磁弁駆動回路及び電磁弁であっても、各電源電圧の違いに応じて前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁を作り分ける必要があるので、コストが高騰する。また、相対的に高い電源電圧(例えば、24V)に対応した電磁弁駆動回路及び電磁弁の消費電力は、相対的に低い電源電圧(例えば、12V)に対応した電磁弁駆動回路及び電磁弁の消費電力よりも大きくなるので、前記相対的に高い電源電圧の直流電源を用意している使用者側では、電磁弁駆動回路及び電磁弁の省電力化を図ることができない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、消費電力の低減、電磁弁の速やかな駆動制御及びコストの低減を一挙に実現することが可能となる電磁弁駆動回路及び電磁弁を提供することを目的とする。
本発明に係る電磁弁駆動回路は、電磁弁のソレノイドコイルに第1の電圧を印加して前記電磁弁を駆動させた後に、前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加して前記電磁弁の駆動状態を維持させる電磁弁駆動回路において、
直流電源と前記ソレノイドコイルとに電気的に各々接続され、且つスイッチ制御部、スイッチ部及び電流検出部を備え、
前記電流検出部は、前記ソレノイドコイルに流れる電流を検出し、検出結果を電流検出値として前記スイッチ制御部に出力し、
前記スイッチ制御部は、所定の起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づく第1パルス信号と、所定の保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づく第2パルス信号とを生成して前記スイッチ部に供給し、
前記スイッチ部は、前記第1パルス信号が供給される時間において、前記直流電源の電源電圧を前記第1の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させ、一方で、前記第2パルス信号が供給される時間において、前記電源電圧を前記第2の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させる
ことを特徴とする。
ここで、前記電磁弁を駆動させる時間帯において、該電磁弁を構成する可動コア(プランジャ)及び該プランジャの先端に装着された弁体を駆動させるために必要な起磁力(起動力)や、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯において、前記プランジャ及び前記弁体を所定位置に保持させるために必要な起磁力(保持力)は、前記ソレノイドコイルの巻数と当該ソレノイドコイルに流れる電流とを乗算した値(前記各起磁力=前記巻数×前記電流)となるので、前記電磁弁を駆動させるために必要な起動力と、前記駆動状態を維持させるために最小限必要な保持力と、前記巻数とがそれぞれ既知であれば、前記起動力に応じた最適な電流値(起動電流値)と、前記保持力に応じた最適な電流値(保持電流値)とを容易に算出することができる。
また、前記スイッチ制御部から前記スイッチ部に前記第1パルス信号又は前記第2パルス信号が供給される時間には、前記電源電圧が前記第1の電圧又は前記第2の電圧として前記ソレノイドコイルに印加されて、前記直流電源から前記ソレノイドコイルに電力供給が行われるので、前記ソレノイドコイルに流れる電流は増加する。一方、前記スイッチ制御部から前記スイッチ部への前記第1パルス信号又は前記第2パルス信号の供給が停止される時間には、前記電力供給が停止するので、前記ソレノイドコイルに流れる電流は減少する。従って、前記スイッチ部に対する前記第1パルス信号及び前記第2パルス信号の供給を時間的に制御することで、前記ソレノイドコイルに流れる電流を所望の電流値(前記起動力に応じた最適な起動電流値及び前記保持力に応じた最適な保持電流値)に維持することが可能となる。
そこで、本発明では、前記ソレノイドコイルに流れる電流を前記電流検出部にて検出し、その電流検出値を前記スイッチ制御部にフィードバックさせる。前記スイッチ制御部では、前記起動力に応じた最適な電流値としての前記起動電流値と、前記フィードバックされた電流検出値との比較に基づいて、前記第1パルス信号を生成し、一方で、前記保持力に応じた最適な電流値としての前記保持電流値と、前記フィードバックされた電流検出値との比較に基づいて、前記第2パルス信号を生成する。前記スイッチ部は、前記第1パルス信号のパルス幅に応じた時間だけ前記ソレノイドコイルに前記第1の電圧を印加させ、あるいは、前記第2パルス信号のパルス幅に応じた時間だけ前記ソレノイドコイルに前記第2の電圧を印加させる。
すなわち、前記電磁弁を駆動させる時間帯において、前記スイッチ制御部は、前記電流検出値が前記起動力に応じた前記起動電流値となるように前記第1パルス信号を生成して、この第1パルス信号を前記スイッチ部に供給し、前記スイッチ部は、前記第1パルス信号のパルス幅に基づいて、前記ソレノイドコイルへの前記第1の電圧の印加時間を制御する。これにより、前記ソレノイドコイルに流れる電流が前記起動力に応じた前記起動電流値に維持され、前記プランジャ及び前記弁体には、前記電流に起因した前記起動力が付勢される。
具体的に、前記電磁弁の使用者側において、相対的に高い電源電圧(例えば、24V)の直流電源が予め用意され、該直流電源に対し相対的に低い電源電圧(例えば、12V)用の電磁弁を適用する場合には、前記スイッチ制御部において、前記起動電流値を前記ソレノイドコイルに流れる電流の定格値(定格電流)以下に設定し、前記電流検出値が前記設定された起動電流値となるように前記第1パルス信号のパルス幅を調整すれば、前記電磁弁を駆動させる時間帯において前記ソレノイドコイルに流れる電流は、前記起動電流値に維持されるので、前記相対的に高い電源電圧の直流電源を用意している使用者側でも、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の省電力化を図ることができる。この場合、前記ソレノイドコイルには、前記相対的に高い電源電圧が前記第1の電圧として印加されるので、前記電磁弁をより短時間で駆動させることが可能である。
前述したように、前記スイッチ制御部において前記第1パルス信号のパルス幅を調整することにより、前記ソレノイドコイルに流れる電流を前記定格電流以下の前記起動電流値に維持することができるので、製造者側では、使用者側で用意された直流電源から前記ソレノイドコイルに供給される電源電圧の違いに関わりなく、前記相対的に低い電源電圧に合わせて電磁弁駆動回路及び電磁弁を共用化し、前記共用化した電磁弁駆動回路及び電磁弁を使用者側に提供することで、コストの低減を図ることができる。
従って、本発明では、前記電磁弁を駆動させる時間帯において、前記電流検出部から前記スイッチ制御部にフィードバックされた前記電流検出値及び前記起動電流値の比較に基づいて、前記第1パルス信号を生成することにより、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の省電力化、共用化及びコストの低減と、前記電磁弁の速やかな駆動制御とを共に実現することが可能となる。
一方、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯において、前記スイッチ制御部は、前記電流検出値が前記保持力に応じた前記保持電流値となるように前記第2パルス信号を生成して、この第2パルス信号を前記スイッチ部に供給し、前記スイッチ部は、前記第2パルス信号のパルス幅に基づいて、前記ソレノイドコイルへの前記第2の電圧の印加時間を制御する。これにより、前記ソレノイドコイルに流れる電流が前記保持力に応じた前記保持電流値に維持され、前記プランジャ及び前記弁体には、前記電流に起因した前記保持力が付勢される。
従って、本発明では、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯において、前記電流検出部から前記スイッチ制御部にフィードバックされた前記電流検出値と、前記保持電流値との比較に基づいて、前記第2パルス信号を生成することにより、前記電磁弁の駆動状態をより少ない消費電力で維持させることができると共に、前記電磁弁を短時間で停止させることが可能となる。
また、前記電流検出値を前記スイッチ制御部にフィードバックさせることで、前記ソレノイドコイルの温度変化による該ソレノイドコイル内の電気抵抗の変化や前記電源電圧の変化に起因して前記電流が時間的に変動しても、この変動に応じて前記第2パルス信号を生成することで、前記電気抵抗及び前記電源電圧の変化等の使用環境の変化に対応可能な電磁弁駆動回路及び電磁弁を実現することができる。
このように、本発明では、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の消費電力の低減と、前記電磁弁の速やかな駆動制御と、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁のコストの低減とを一挙に実現することが可能となる。
ここで、前記スイッチ制御部は、
単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、
前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い第1短パルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記第1短パルスよりもパルス幅の短い第2短パルスを生成する短パルス発生回路と、
前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給した後に前記第1短パルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第2短パルスを前記第2パルス信号として前記スイッチ部に供給するパルス供給部と、
を有することが好ましい。
この場合、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記スイッチ部は、前記単一パルスのパルス幅に応じた時間だけ前記電源電圧を前記第1の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させた後に、前記第1短パルスのパルス幅に応じた時間だけ前記第1の電圧を前記ソレノイドコイルに印加させる。この結果、前記電磁弁を駆動させる時間帯において、前記ソレノイドコイルに流れる電流は、前記単一パルスのパルス幅に応じた時間内で前記起動電流値にまで上昇した後に、前記第1短パルスに基づく前記スイッチ部のスイッチング動作によって前記起動電流値に維持される。これにより、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の共用化及びコストの低減を容易に図ることができる。特に、前記電源電圧が相対的に高い直流電源を前記電磁弁駆動回路を介し前記ソレノイドコイルに電気的に接続して前記電磁弁を駆動させる場合には、当該電磁弁をより短時間で駆動させることが可能となる。また、前記ソレノイドコイルに流れる電流を前記起動電流値に維持することにより、過電圧(サージエネルギー)の入力に起因した前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の誤動作を確実に防止することも可能となる。
一方、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第2短パルスを前記第2パルス信号として前記スイッチ部に供給することにより、より少ない消費電力で前記電磁弁の駆動状態を維持させることができると共に、前記電磁弁を短時間で停止させることも可能となる。
また、前記スイッチ制御部は、上記の構成に代えて、
単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、
前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い第1繰り返しパルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記第1繰り返しパルスよりもパルス幅の短い第2繰り返しパルスを生成する繰り返しパルス発生回路と、
前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給した後に前記第1繰り返しパルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第2繰り返しパルスを前記第2パルス信号として前記スイッチ部に供給するパルス供給部と、
を有することも好ましい。
この場合、前記電磁弁を駆動させる時間帯において、前記スイッチ部は、前記単一パルスのパルス幅に応じた時間だけ前記電源電圧を前記第1の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させた後に、前記第1繰り返しパルスのパルス幅に応じた時間だけ前記第1の電圧を前記ソレノイドコイルに印加させる。この結果、前記電磁弁を駆動させる時間帯において、前記ソレノイドコイルに流れる電流は、前記単一パルスのパルス幅に応じた時間内で前記起動電流値にまで上昇した後に、前記第1繰り返しパルスに基づく前記スイッチ部のスイッチング動作によって前記起動電流値に維持される。この場合でも、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の共用化及びコストの低減を容易に図ることができると共に、前記電源電圧が相対的に高い直流電源を前記電磁弁駆動回路を介し前記ソレノイドコイルに電気的に接続して前記電磁弁を駆動させる場合には、前記電磁弁をより短時間で駆動させることができる。また、前記ソレノイドコイルに流れる電流を前記起動電流値に維持することにより、過電圧(サージエネルギー)の入力に起因した前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の誤動作を確実に防止することも可能となる。
一方、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第2繰り返しパルスを前記第2パルス信号として前記スイッチ部に供給することにより、より少ない消費電力で前記電磁弁の駆動状態を維持させることができると共に、前記電磁弁を短時間で停止させることも可能となる。
従って、前記スイッチ制御部を上記した各構成とすることで、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の共用化及びコストの低減と、前記電磁弁の短時間での駆動と、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の省電力化と、前記電磁弁の短時間での停止とを容易に実現することができる。
前述した発明では、電磁弁を駆動させる時間帯において、起動電流値及び電流検出値の比較に基づいて第1パルス信号の供給を時間的に制御し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯において、保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて第2パルス信号の供給を時間的に制御している。
このような電流検出値に基づく時間的制御を、前記電磁弁を駆動させる時間帯にのみ、あるいは、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯にのみ行わせることも可能である。
すなわち、前記電磁弁を駆動させる時間帯にのみ、電流検出値に基づく時間的制御を行わせるための電磁弁駆動回路の構成は、下記の通りである。
本発明に係る電磁弁駆動回路は、
電磁弁のソレノイドコイルに第1の電圧を印加して前記電磁弁を駆動させた後に、前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加して前記電磁弁の駆動状態を維持させる電磁弁駆動回路において、
直流電源と前記ソレノイドコイルとに電気的に各々接続され、且つスイッチ制御部、スイッチ部及び電流検出部を備え、
前記電流検出部は、前記ソレノイドコイルに流れる電流を検出し、検出結果を電流検出値として前記スイッチ制御部に出力し、
前記スイッチ制御部は、所定の起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づく第1パルス信号と、所定の第2パルス信号とを生成して前記スイッチ部に供給し、
前記スイッチ部は、前記第1パルス信号が供給される時間において、前記直流電源の電源電圧を前記第1の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させ、一方で、前記第2パルス信号が供給される時間において、前記電源電圧を前記第2の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させる
ことを特徴とする。
この場合、前記スイッチ制御部は、
単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、
前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い第1短パルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第1短パルスよりもパルス幅の短い所定の第2短パルスを生成する短パルス発生回路と、
前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給した後に前記第1短パルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では前記第2短パルスを前記第2パルス信号として前記スイッチ部に供給するパルス供給部と、
を有することが好ましい。
また、前記スイッチ制御部は、上記の構成に代えて、
単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、
前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い第1繰り返しパルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第1繰り返しパルスよりもパルス幅の短い所定の第2繰り返しパルスを生成する繰り返しパルス発生回路と、
前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給した後に前記第1繰り返しパルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第2繰り返しパルスを前記第2パルス信号として前記スイッチ部に供給するパルス供給部と、
を有することも好ましい。
このように、電磁弁を駆動させる時間帯にのみ、電流検出値に基づく時間的制御を行った場合でも、前記時間的制御に対する前述した効果が容易に得られる。
一方、電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯にのみ、電流検出値に基づく時間的制御を行わせるための電磁弁駆動回路の構成は、下記の通りである。
本発明に係る電磁弁駆動回路は、
電磁弁のソレノイドコイルに第1の電圧を印加して前記電磁弁を駆動させた後に、前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加して前記電磁弁の駆動状態を維持させる電磁弁駆動回路において、
直流電源と前記ソレノイドコイルとに電気的に各々接続され、且つスイッチ制御部、スイッチ部及び電流検出部を備え、
前記電流検出部は、前記ソレノイドコイルに流れる電流を検出し、検出結果を電流検出値として前記スイッチ制御部に出力し、
前記スイッチ制御部は、所定の第1パルス信号と、所定の保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づく第2パルス信号とを生成して前記スイッチ部に供給し、
前記スイッチ部は、前記第1パルス信号が供給される時間において、前記直流電源の電源電圧を前記第1の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させ、一方で、前記第2パルス信号が供給される時間において、前記電源電圧を前記第2の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させる
ことを特徴とする。
この場合、前記スイッチ制御部は、
単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、
前記保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い短パルスを生成する短パルス発生回路と、
前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記短パルスを前記第2パルス信号として前記スイッチ部に供給するパルス供給部と、
を有することが好ましい。
また、前記スイッチ制御部は、上記の構成に代えて、
単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、
前記保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い繰り返しパルスを生成する繰り返しパルス発生回路と、
前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記繰り返しパルスを前記第2パルス信号として前記スイッチ部に供給するパルス供給部と、
を有することも好ましい。
このように、電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯にのみ、電流検出値に基づく時間的制御を行った場合でも、前記時間的制御に対する前述した効果が容易に得られる。
また、上記した各発明において、前記スイッチ制御部は、前記電磁弁の振動を検出する振動検出部からの振動検出値に基づいて前記第2パルス信号のパルス幅を調整することが好ましい。
省電力化を図るために前記保持力を低減すると、前記電磁弁の振動に起因して当該電磁弁が停止することが想定されるものの、前記スイッチ制御部を上記した構成とすることで、前記振動によって前記ソレノイドコイルに流れる前記電流が時間的に変動しても、この変動に応じて前記パルス幅を調整することにより、前記振動の変化に対応可能な電磁弁駆動回路及び電磁弁を実現することが可能となる。
すなわち、前記駆動状態が維持される時間帯において、外部から前記電磁弁に付与される振動や衝撃等に起因した当該電磁弁内の振動によって前記電磁弁が停止状態に至るおそれがある場合には、前記パルス幅を長くして、前記ソレノイドコイルに流れる電流(前記保持電流値)を大きくすることにより、前記電磁弁内の前記プランジャ及び前記弁体の保持力を増大させて、前記電磁弁が停止状態に至ることを確実に防止することができる。
このように、本発明では、高い保持力が必要な場合にのみ前記電流(前記保持電流値)が大きくなるように前記パルス幅を長く設定できるので、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の省電力化を効率よく行うことが可能となる。
また、前記電磁弁駆動回路は、
前記電流検出値に基づいて前記電磁弁の1回の動作期間内における前記ソレノイドコイルへの通電時間を算出する通電時間算出部と、前記通電時間を記憶する通電時間記憶部と、前記通電時間記憶部に記憶された各通電時間より前記ソレノイドコイルの総通電時間を算出し、前記総通電時間が所定の第1通電時間を上回るか否かを判定する通電時間判定部とをさらに有し、
前記通電時間判定部は、前記総通電時間が前記第1通電時間を上回ったことを判定した際に、前記第1パルス信号のパルス幅の変更を指示するパルス幅変更信号を前記スイッチ制御部に出力し、
前記スイッチ制御部は、前記パルス幅変更信号に基づいて前記第1パルス信号のパルス幅を長くする
ことが好ましい。
これにより、前記電磁弁を長期間使用することで当該電磁弁の駆動性能が低下するような場合でも、前記電磁弁の前記総通電時間が前記第1通電時間を越えたときに、前記第1パルス信号のパルス幅を長く設定することにより、前記ソレノイドコイルに流れる電流(前記起動電流値)が大きくなって前記起動力を増大させることが可能となるので、前記電磁弁の駆動制御を効率よく行うことができる。
この場合、前記通電時間判定部は、前記総通電時間が前記第1通電時間よりも長く設定された第2通電時間を上回ったことを判定した際に、前記電磁弁が使用期限に至ったことを通知する使用期限通知信号を外部に出力することが好ましい。
これにより、前記使用期限に至った前記電磁弁を速やかに交換することが可能になると共に、前記電磁弁の使用期限(寿命)に対する信頼性が向上する。
また、前記電磁弁駆動回路は、上記の構成に代えて、
前記電流検出値に基づいて前記電磁弁が動作中であることを検出する電磁弁動作検出部と、前記電磁弁動作検出部での検出結果を記憶する検出結果記憶部と、前記検出結果記憶部に記憶された各検出結果より前記電磁弁の累積動作回数を算出し、前記累積動作回数が所定の第1動作回数を上回るか否かを判定する累積動作回数判定部とをさらに有し、
前記累積動作回数判定部は、前記累積動作回数が前記第1動作回数を上回ったことを判定した際に、前記第1パルス信号のパルス幅の変更を指示するパルス幅変更信号を前記スイッチ制御部に出力し、
前記スイッチ制御部は、前記パルス幅変更信号に基づいて前記第1パルス信号のパルス幅を長くする
ことが好ましい。
前記電磁弁の累積動作回数が前記第1動作回数を越えたときに前記第1パルス信号のパルス幅を長くすれば、前記ソレノイドコイルに流れる電流(前記起動電流値)が大きくなって前記起動力を増大させることが可能となるので、前記電磁弁の駆動制御を効率よく行うことができる。
この場合、前記累積動作回数判定部は、前記累積動作回数が前記第1動作回数よりも多く設定された第2動作回数を上回ったことを判定した際に、前記電磁弁が使用期限に至ったことを通知する使用期限通知信号を外部に出力することが好ましい。
これにより、前記使用期限に至った前記電磁弁を速やかに交換することが可能になると共に、前記電磁弁の使用期限(寿命)に対する信頼性が向上する。
また、前記電磁弁駆動回路は、
前記電磁弁を駆動させる時間帯での前記電流検出値の減少を監視する電流検出値監視部をさらに有し、
前記電流検出値監視部は、前記電磁弁の駆動開始時から前記電流検出値が減少するまでの時間が所定の設定時間よりも長くなったことを判定した際に、前記電流検出値が減少するまでの時間に時間遅れが発生したことを通知する時間遅れ通知信号を外部に出力する
ことが好ましい。
これにより、前記電流検出値が減少するまでの時間が長くなって駆動性能が低下した電磁弁を速やかに交換することが可能となる。すなわち、前記電磁弁駆動回路を上記した構成とすることで、前記電磁弁を駆動させる時間帯における前記電磁弁の応答に基づいて、当該電磁弁の使用期限(寿命)の検出を効率よく行うことができる。
また、前記電磁弁駆動回路は、前記ソレノイドコイルに前記電流が流れた際に発光可能な発光ダイオードをさらに有し、前記直流電源に対して、前記発光ダイオード及び前記スイッチ制御部の直列回路と、前記ソレノイドコイルとが電気的に並列接続されていることが好ましい。
従来は、前記発光ダイオードと該発光ダイオードを発光させるための電流制限抵抗との直列回路を前記直流電源及び前記ソレノイドコイルに対して電気的に並列接続させていたが、前記電流制限抵抗に代えて、前記スイッチ制御部と前記発光ダイオードとの前記直列回路を前記直流電源及び前記ソレノイドコイルに対して電気的に並列接続させることにより、本来、前記電流制限抵抗が消費する電気エネルギーを利用して前記スイッチ制御部を動作させるので、エネルギー利用効率の高い電磁弁駆動回路を実現することができる。
また、前記電磁弁駆動回路は、前記電磁弁の駆動開始時に前記スイッチ制御部に流れる突入電流が前記ソレノイドコイルに流れる電流の最大値を下回るように調整可能な抵抗器をさらに有し、前記直流電源に対して、前記抵抗器及び前記スイッチ制御部の直列回路と、前記ソレノイドコイルとが電気的に並列接続されていることが好ましい。
これにより、前記スイッチ制御部を前記突入電流から確実に保護することが可能になると共に、前記相対的に高い電源電圧の直流電源に対しても前記電磁弁を容易に適用することが可能となる。また、前記突入電流への対策を行うことで、前記電磁弁の起動時又は停止時に前記電磁弁駆動回路内で瞬間的に発生するサージ電圧に起因した前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の誤動作を確実に防止することが可能となる。
さらに、上記した各電磁弁駆動回路を適用した電磁弁においても、前述した電磁弁駆動回路についての各効果と同様の効果が容易に得られる。
本発明によれば、ソレノイドコイルに流れる電流を電流検出部にて検出し、その電流検出値をスイッチ制御部にフィードバックさせる。前記スイッチ制御部では、電磁弁を構成するプランジャ及び該プランジャの先端に装着された弁体を駆動させるために必要な起動力に応じた最適な電流値としての起動電流値と、前記フィードバックされた電流検出値との比較に基づいて、第1パルス信号を生成し、一方で、前記プランジャ及び前記弁体を所定位置に保持させるために最小限必要な保持力に応じた最適な電流値としての保持電流値と、前記フィードバックされた電流検出値との比較に基づいて、第2パルス信号を生成する。前記スイッチ部は、前記第1パルス信号のパルス幅に応じた時間だけ前記ソレノイドコイルに第1の電圧を印加させ、あるいは、前記第2パルス信号のパルス幅に応じた時間だけ前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加させる。
すなわち、前記電磁弁を駆動させる時間帯において、前記スイッチ制御部は、前記電流検出値が前記起動力に応じた前記起動電流値となるように前記第1パルス信号を生成して、この第1パルス信号を前記スイッチ部に供給し、前記スイッチ部は、前記第1パルス信号のパルス幅に基づいて、前記ソレノイドコイルへの前記第1の電圧の印加時間を制御する。これにより、前記ソレノイドコイルに流れる電流が前記起動力に応じた前記起動電流値に維持され、前記プランジャ及び前記弁体には、前記電流に起因した前記起動力が付勢される。
具体的に、前記電磁弁の使用者側において、相対的に高い電源電圧(例えば、24V)の直流電源が予め用意され、該直流電源に対し相対的に低い電源電圧(例えば、12V)用の電磁弁を適用する場合には、前記スイッチ制御部において、前記起動電流値を前記ソレノイドコイルに流れる電流の定格値(定格電流)以下に設定し、前記電流検出値が前記設定された起動電流値となるように前記第1パルス信号のパルス幅を調整すれば、前記電磁弁を駆動させる時間帯において前記ソレノイドコイルに流れる電流は、前記起動電流値に維持されるので、前記相対的に高い電源電圧の直流電源を用意している使用者側でも、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の省電力化を図ることができる。この場合、前記ソレノイドコイルには、前記相対的に高い電源電圧が前記第1の電圧として印加されるので、前記電磁弁をより短時間で駆動させることが可能である。
前述したように、前記スイッチ制御部において前記第1パルス信号のパルス幅を調整することにより、前記ソレノイドコイルに流れる電流を前記定格電流以下の前記起動電流値に維持することができるので、製造者側では、使用者側で用意された直流電源から前記ソレノイドコイルに供給される電源電圧の違いに関わりなく、前記相対的に低い電源電圧に合わせて電磁弁駆動回路及び電磁弁を共用化し、前記共用化した電磁弁駆動回路及び電磁弁を使用者側に提供することで、コストの低減を図ることができる。
従って、本発明では、前記電磁弁を駆動させる時間帯において、前記電流検出部から前記スイッチ制御部にフィードバックされた前記電流検出値及び前記起動電流値の比較に基づいて、前記第1パルス信号を生成することにより、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の省電力化、共用化及びコストの低減と、前記電磁弁の速やかな駆動制御とを共に実現することが可能となる。
一方、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯において、前記スイッチ制御部は、前記電流検出値が前記保持力に応じた前記保持電流値となるように前記第2パルス信号を生成して、この第2パルス信号を前記スイッチ部に供給し、前記スイッチ部は、前記第2パルス信号のパルス幅に基づいて、前記ソレノイドコイルへの前記第2の電圧の印加時間を制御する。これにより、前記ソレノイドコイルに流れる電流が前記保持力に応じた前記保持電流値に維持され、前記プランジャ及び前記弁体には、前記電流に起因した前記保持力が付勢される。
従って、本発明では、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯において、前記電流検出部から前記スイッチ制御部にフィードバックされた前記電流検出値と、前記保持電流値との比較に基づいて、前記第2パルス信号を生成することにより、前記電磁弁の駆動状態をより少ない消費電力で維持させることができると共に、前記電磁弁を短時間で停止させることが可能となる。
また、前記電流検出値を前記スイッチ制御部にフィードバックさせることで、前記ソレノイドコイルの温度変化による該ソレノイドコイル内の電気抵抗の変化や前記電源電圧の変化に起因して前記電流が時間的に変動しても、この変動に応じて前記第2パルス信号を生成することで、前記電気抵抗及び前記電源電圧の変化等の使用環境の変化に対応可能な電磁弁駆動回路及び電磁弁を実現することができる。
このように、本発明では、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁の消費電力の低減と、前記電磁弁の速やかな駆動制御と、前記電磁弁駆動回路及び前記電磁弁のコストの低減とを一挙に実現することが可能となる。
本発明に係る電磁弁駆動回路及び電磁弁について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
先ず、第1実施形態に係る電磁弁10Aについて、図1〜図3Fを参照しながら説明する。
電磁弁10Aは、図1の回路図に示すように、直流電源16に対して電気的に接続された電磁弁駆動回路14と、該電磁弁駆動回路14に対して電気的に接続されたソレノイドコイル12とを備える。この場合、直流電源16の正極側は、スイッチ18及び電磁弁駆動回路14内のダイオード32を介してソレノイドコイル12に電気的に接続され、該直流電源16の負極側は、接地(アース)されている。
電磁弁駆動回路14は、サージアブソーバ30と、ダイオード32、34、36、39と、スイッチ部としてのMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)38と、スイッチ制御部40と、抵抗器42、50、52、66、70、76と、コンデンサ44、48、56と、発光ダイオード(LED)54と、電流検出回路(電流検出部)72とを有する。
この場合、電磁弁駆動回路14は、ソレノイドコイル12と共に電磁弁10Aに内蔵されているか、あるいは、該ソレノイドコイル12を収容する図示しない電磁弁本体の外部に配置されている。従って、電磁弁10Aは、市販の電磁弁内のソレノイドコイル12に図示しないケーブルを介して電磁弁駆動回路14を電気的に接続した構成、電磁弁駆動回路14をユニット化して前記市販の電磁弁に外付けした構成、あるいは、市販の電磁弁マニホールドに前記ユニット化した電磁弁駆動回路14を外付けした構成も採用可能である。
また、スイッチ制御部40は、定電圧回路58と、低電圧検出回路59と、PWM回路(短パルス発生回路及び繰り返しパルス発生回路)60と、発振器61と、単一パルス発生回路62と、パルス供給部64とを有する。なお、上記したスイッチ制御部40、MOSFET38、ダイオード39及び電流検出回路72は、例えば、カスタム型のIC(Integrated Circuit)として構成することが可能である。
ここで、サージアブソーバ30は、直流電源16及びスイッチ18の直列回路に対して電気的に並列に接続されている。また、ダイオード34、LED54、抵抗器42、スイッチ制御部40及び抵抗器50、52、76の直列回路は、サージアブソーバ30に対して電気的に並列に接続されている。さらに、ダイオード32、ソレノイドコイル12、MOSFET38及び抵抗器70の直列回路は、ダイオード34、LED54、抵抗器42、スイッチ制御部40及び抵抗器50、52、76の直列回路に対して電気的に並列に接続されている。さらにまた、コンデンサ56は、LED54に対して電気的に並列に接続され、コンデンサ44は、スイッチ制御部40及び抵抗器50、52、76の直列回路に対して電気的に並列に接続されている。さらにまた、コンデンサ48は、抵抗器50、52、76の直列回路に対して電気的に並列に接続され、ダイオード36は、ソレノイドコイル12に対して電気的に並列に接続され、ダイオード39は、MOSFET38のドレイン端子Dとソース端子Sとの間に電気的に接続されている。
前述したサージアブソーバ30は、スイッチ18の開閉時である電磁弁10Aの起動時又は停止時(図2F及び図3Fに示す時刻T0、T1)に、電磁弁駆動回路14内で瞬間的に発生するサージ電圧に対応して該サージアブソーバ30の抵抗値を瞬時に低下させることで、前記サージ電圧に起因して電磁弁駆動回路14内を流れるサージ電流をアースに速やかに流すための回路保護用の電圧依存性抵抗器である。なお、前記サージ電圧は、直流電源16の電源電圧V0、V0´(V0<V0´)よりも大きな電圧をいう。
ダイオード32は、ソレノイドコイル12から該ダイオード32を介して直流電源16の正極の方向に流れる電流を阻止するための回路保護用のダイオードであり、ダイオード34は、LED54から該ダイオード34を介して直流電源16の正極の方向に流れる電流を阻止するための回路保護用のダイオードである。また、ダイオード36は、電磁弁10Aの停止時(時刻T1)にソレノイドコイル12に発生する逆起電力に起因した電流をソレノイドコイル12及びダイオード36の閉回路内で還流させて、前記電流を速やかに減衰させるためのダイオードである。なお、ダイオード32については、図示しない無極性のダイオードブリッジに代替することも可能である。
MOSFET38は、スイッチ制御部40からゲート端子Gに制御信号Sc(第1パルス信号S1又は第2パルス信号S2)が供給される時間には、ドレイン端子Dとソート端子Sとの間をオン状態にして、ドレイン端子D側のソレノイドコイル12とソース端子S側の抵抗器70とを電気的に接続させ、一方で、ゲート端子Gに対する制御信号Scの供給が停止している時間には、ドレイン端子Dとソート端子Sとの間をオフ状態にして、ソレノイドコイル12と抵抗器70との間の電気的接続を遮断させるための半導体スイッチング素子である。
なお、図1の回路図では、前記半導体スイッチング素子の一例として、Nチャネル・デプレッション・モードのMOSFET38を採用した場合を図示しているが、第1実施形態に係る電磁弁10Aでは、これに限定されることはなく、制御信号Scの供給の有無に応じて、ソレノイドコイル12と抵抗器70との間の電気的接続を短時間で切り替えることが可能な半導体スイッチング素子であればよい。すなわち、前述したMOSFET38に代えて、例えば、Nチャネル・エンハンス・モード、Pチャネル・デプレッション・モード又はPチャネル・エンハンス・モードのMOSFET、バイポーラ・トランジスタ、あるいは、電界効果トランジスタも採用可能であることは勿論である。
また、ダイオード39は、抵抗器70からソレノイドコイル12の方向に流れる電流を通過させるためのMOSFET38の保護用ダイオードである。
さらに、前述した第1パルス信号S1とは、電磁弁10Aを駆動させる時間帯(図2F及び図3Fにおける時刻T0から時刻T2、T2´までの時間T3、T3´)においてMOSFET38のゲート端子Gに供給される制御信号Scであり、一方で、第2パルス信号S2とは、電磁弁10Aの駆動状態を保持させる時間帯(図2F及び図3Fにおける時刻T2、T2´から時刻T1までの時間T4、T4´)においてMOSFET38のゲート端子Gに供給される制御信号Scである。
LED54は、スイッチ18がオン状態となっている時間(図2F及び図3Fに示す時刻T0から時刻T1までの時間)において、ダイオード34から抵抗器42の方向に流れる電流に応じて発光することで、当該電磁弁10Aが動作中であることを外部に通知する。
コンデンサ56は、ダイオード34から抵抗器42の方向に流れる前記電流に含まれる高周波成分を通過させるためのバイパスコンデンサであり、コンデンサ48は、定電圧回路58から抵抗器50、52、76の方向に流れる電流に含まれる高周波成分をアースに流すためのバイパスコンデンサである。また、コンデンサ44は、その静電容量を変化させることでスイッチ制御部40を含む電磁弁駆動回路14の瞬断時間を調整可能なコンデンサであると共に、抵抗器42から定電圧回路58及び低電圧検出回路59の方向に流れる電流に含まれる高周波成分をアースに流すためのバイパスコンデンサでもある。
抵抗器42は、スイッチ18がオン状態となったときに、スイッチ制御部40に流れる突入電流を、ソレノイドコイル12に流れる電流Iの定格値(定格電流)を下回る程度に抑制するための突入電流制限用の抵抗器である。従って、抵抗器42は、前記突入電流への対策を行うことで、電磁弁10Aの起動時又は停止時に電磁弁駆動回路14内で発生する前記サージ電圧に起因した電磁弁駆動回路14及び電磁弁10Aの誤動作を防止するための抵抗器としても機能する。
抵抗器70には、ソレノイドコイル12からMOSFET38を介して該抵抗器70に電流Iが流れた際に、この電流Iに応じた電圧Vdが発生する。
ここで、スイッチ18がオン状態となる時刻T0からオフ状態となる時刻T1までの時間(図2F及び図3F参照)において、スイッチ制御部40の定電圧回路58には、直流電源16からスイッチ18、ダイオード34、LED54及び抵抗器42を介して直流電圧Vが印加され、定電圧回路58は、直流電圧Vを所定レベルの直流電圧V´に変換して抵抗器50、52、76に供給する。なお、直流電圧Vは、電源電圧V0、V0´からダイオード34、LED54及び抵抗器42での各電圧降下分だけ減少した直流電圧である。
発振器61は、スイッチ制御部40に直流電圧Vが供給されている時間、すなわち、前述したスイッチ18がオン状態となっている時間に、所定の繰り返し周波数(図2C及び図3Cの時間T5の周期に応じた繰り返し周波数)を有するパルス信号SpをPWM回路60、単一パルス発生回路62及び電流検出回路72に出力する。
低電圧検出回路59は、定電圧回路58に印加される直流電圧Vが所定の電圧レベル以下であるか否かを監視し、直流電圧Vが前記電圧レベル以下であることを検出した場合に、スイッチ制御部40を動作させるための駆動電圧である該直流電圧Vが相対的に低電圧であることを示す低電圧検出信号Svを単一パルス発生回路62及びパルス供給部64に出力する。
単一パルス発生回路62は、発振器61からのパルス信号Spに基づいて、所定のパルス幅を有する単一パルス信号Ssを生成してパルス供給部64に供給する。この場合、単一パルス発生回路62は、基本的には、発振器61から入力されるパルス信号Spのパルスの個数をカウントして、所定のカウント数に応じたパルス幅(図2Fに示す時間T3のパルス幅)を有する単一パルス信号Ss(図2B参照)を生成するように予め設定されているが、抵抗器66の抵抗値に応じた所定のパルス幅(図3Fに示す時間T9のパルス幅)を有する単一パルス信号Ss(図3B参照)を生成することも可能である。
すなわち、単一パルス発生回路62は、抵抗器66の抵抗値に応じて単一パルス信号Ssのパルス幅を調整可能なパルス発生回路である。また、単一パルス発生回路62は、時間T3、T3´の経過を通知するための通知信号StをPWM回路60に出力する。
なお、通知信号Stとは、電磁弁10Aを駆動させる時間帯(図2F及び図3Fに示す時間T3、T3´)から駆動状態を維持させる時間帯(図2F及び図3Fに示す時間T4、T4´)に移行することをPWM回路60に通知するための信号であり、時刻T2、T2´のタイミングで、単一パルス発生回路62からPWM回路60に出力される。この場合、時刻T2、T2´は、後述する電磁弁10Aの動作(第1の動作又は第2の動作)に応じて単一パルス発生回路62に設定される。また、低電圧検出回路59から低電圧検出信号Svが入力されている場合に、単一パルス発生回路62は、単一パルス信号Ssの生成及び通知信号Stの出力を停止する。
電流検出回路72は、発振器61から入力されるパルス信号Spのタイミングで、抵抗器70の電圧Vdをサンプリングし、前記サンプリングした電圧Vdをパルス信号SdとしてPWM回路60に出力する。前述したように、電圧Vdは、ソレノイドコイル12に流れる電流Iに応じた電圧であるので、パルス信号Sdの振幅(電圧Vd)は、ソレノイドコイル12に流れる電流Iを示す電圧値(電流検出値)となる。
PWM回路60は、ソレノイドコイル12に流れる電流Iに対する所望の電流値(図2F及び図3Fに示す第1電流値(起動電流値)I1及び第2電流値(保持電流値)I2)に応じた電圧値と、電流検出回路72からのパルス信号Sdの振幅(電圧Vd)との比較に基づいて、発振器61からのパルス信号Spの繰り返し周波数に応じた繰り返し周期(図2C及び図3Cに示す時間T5の周期)と、前記電圧値に応じた所定のデューティ比(時間T5と時間T6、T7との比T6/T5、T7/T5)とを有するパルス信号Sr(第1短パルス、第1繰り返しパルス、第2短パルス又は第2繰り返しパルス)を生成してパルス供給部64に供給する。
ここで、電磁弁10Aでは、時間T3、T3´(図2F及び図3F参照)内にソレノイドコイル12に流れる電流Iに起因して、該電磁弁10Aを構成する図示しない可動コア(プランジャ)及び該プランジャの先端に装着された弁体に起磁力(起動力)が付勢されて電磁弁10Aが駆動され、一方で、時間T4、T4´内にソレノイドコイル12に流れる電流Iに起因して、前記プランジャ及び前記弁体に起磁力(保持力)が付勢され、前記プランジャ及び前記弁体が所定位置に保持されて、当該電磁弁10Aの駆動状態が維持される。
この場合、電磁弁10Aを駆動させる時間帯としての時間T3、T3´において、前記プランジャ及び前記弁体を駆動させるために必要な起磁力(起動力)や、電磁弁10Aの駆動状態を維持させる時間帯としての時間T4、T4´において、前記プランジャ及び前記弁体を所定位置に保持させるために最小限必要な起磁力(保持力)は、ソレノイドコイル12の巻数と当該ソレノイドコイル12に流れる電流Iとを乗算した値(前記各起磁力=前記巻数×電流I)となるので、電磁弁10Aを駆動させるために必要な起動力と、前記駆動状態を維持させるために最小限必要な保持力と、前記巻数とがそれぞれ既知であれば、前記起動力に応じた最適な電流値(起動電流値としての第1電流値I1)と、前記保持力に応じた最適な電流値(保持電流値としての第2電流値I2)とを容易に算出することができる。
また、スイッチ制御部40からMOSFET38のゲート端子Gに第1パルス信号S1又は第2パルス信号S2が供給される時間においては、電源電圧V0、V0´が第1の電圧又は第2の電圧としてソレノイドコイル12に印加され、直流電源16からスイッチ18及びダイオード32を介してソレノイドコイル12に電力供給が行われるので、ソレノイドコイル12に流れる電流Iは増加する。一方、スイッチ制御部40からMOSFET38のゲート端子Gへの第1パルス信号S1又は第2パルス信号S2の供給が停止される時間においては、前記電力供給が停止するので、ソレノイドコイル12に流れる電流Iは減少する。
従って、ゲート端子Gに対する第1パルス信号S1及び第2パルス信号S2の供給を時間的に制御すれば、ソレノイドコイル12に流れる電流Iを前記所望の電流値(第1電流値I1及び第2電流値I2)に維持することが可能となる。
そこで、電磁弁駆動回路14では、ソレノイドコイル12に流れる電流Iに応じた電圧Vdを抵抗器70から電流検出回路72に出力し、電流検出値を示す電圧Vdを振幅とするパルス信号Sdを、電流検出回路72からスイッチ制御部40のPWM回路60にフィードバックさせる。
PWM回路60では、前記起動力に応じた最適な電流値(第1電流値I1)に応じた電圧値と、前記フィードバックされたパルス信号Sdの振幅(電圧Vd)との比較に基づいて、時間T5の繰り返し周期とデューティ比T6/T5とを有するパルス信号Sr(第1繰り返しパルス又は第1短パルス)を生成し、一方で、前記保持力に応じた最適な電流値(第2電流値I2)に応じた電圧値と、前記フィードバックされたパルス信号Sdの振幅との比較に基づいて、時間T5の繰り返し周期とデューティ比T7/T5とを有するパルス信号Sr(第2繰り返しパルス又は第2短パルス)を生成する。
前述したように、デューティ比T6/T5、T7/T5は、前記最適な電流値(第1電流値I1及び第2電流値I2)に応じたデューティ比であり、これらのデューティ比は、抵抗器50、52、76の抵抗値に基づいて設定される。すなわち、デューティ比T6/T5は、定電圧回路58から供給される直流電圧V´を抵抗器52、76の各抵抗値で分圧することにより生成された所定の電圧に応じたデューティ比であり、一方で、デューティ比T7/T5は、直流電圧V´を抵抗器50、52、76の各抵抗値で分圧することにより生成された所定の電圧に応じたデューティ比である。従って、PWM回路60では、第1電流値I1及び第2電流値I2の大きさに応じて抵抗器50、52、76の抵抗値を適宜変更することで、パルス信号Srのデューティ比T6/T5、T7/T5を調整可能である。
この場合、PWM回路60では、デューティ比T7/T5を有する第2繰り返しパルス又は第2短パルスをパルス信号Srとして生成するか(図2C参照)、あるいは、単一パルス発生回路62から通知信号Stを受け取るまでは、デューティ比T6/T5を有する第1繰り返しパルス又は第1短パルスをパルス信号Srとして生成し、一方で、通知信号Stを受け取った後は、前記第2繰り返しパルス又は前記第2短パルスをパルス信号Srとして生成する(図3C参照)。
なお、前記第1繰り返しパルス及び前記第1短パルスは、単一パルス信号Ssよりも短いパルス幅(時間T6)を有するパルスである(図3C参照)。すなわち、前記第1繰り返しパルスは、時間T6のパルス幅を有し且つ時間T5の周期で繰り返し生成されるパルスであり、一方で、前記第1短パルスは、時間T6のパルス幅を有するパルスである。
また、前記第2繰り返しパルス及び前記第2短パルスは、前記第1繰り返しパルス及び前記第1短パルスよりも短いパルス幅(時間T7)を有するパルスである(図2C及び図3C参照)。すなわち、前記第2繰り返しパルスは、時間T7のパルス幅を有し且つ時間T5の周期で繰り返し生成されるパルスであり、一方で、前記第2短パルスは、時間T7のパルス幅を有するパルスである。
パルス供給部64は、例えば、OR回路を含み構成され、単一パルス発生回路62からの単一パルス信号Ss又はPWM回路60からのパルス信号Srを制御信号ScとしてMOSFET38のゲート端子Gに供給する。すなわち、パルス供給部64は、前述した時間T3、T3´において、単一パルス信号Ss又はパルス信号Sr(第1繰り返しパルス又は第1短パルス)を第1パルス信号S1としてゲート端子Gに供給し、一方で、時間T4、T4´において、第2繰り返しパルス又は第2短パルスのパルス信号Srを第2パルス信号S2としてゲート端子Gに供給する。なお、低電圧検出回路59から低電圧検出信号Svが入力されている場合に、パルス供給部64は、ゲート端子Gへの第1パルス信号S1又は第2パルス信号S2の供給を停止する。
第1実施形態に係る電磁弁10Aは、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、該電磁弁10Aの動作について、図1〜図3Fを参照しながら説明する。
ここでは、(1)時間T3のパルス幅を有する第1パルス信号S1と、デューティ比T7/T5を有する第2パルス信号S2(第2繰り返しパルス)とを、スイッチ制御部40からMOSFET38のゲート端子Gに供給する場合の電磁弁10Aの動作(以下、第1の動作という。)、(2)時間T9のパルス幅を有する単一パルス信号Ss及びデューティ比T6/T5を有するパルス信号Sr(第1繰り返しパルス)を第1パルス信号S1としてスイッチ制御部40からゲート端子Gに供給し、その後、デューティ比T7/T5を有するパルス信号Sr(第2繰り返しパルス)を第2パルス信号S2としてスイッチ制御部40からゲート端子Gに供給する場合の電磁弁10Aの動作(以下、第2の動作という。)について、図1の回路図と、図2A〜図3Fのタイムチャートとを参照しながら説明する。
なお、前記第1の動作では、直流電源16の電源電圧をV0とし、一方で、前記第2の動作では、直流電源16の電源電圧をV0´として説明する。すなわち、前記第1の動作は、電磁弁10Aの使用者側において、相対的に低い電源電圧(例えば、V0=12V)の直流電源16を用意している場合の電磁弁10Aの動作であり、一方で、前記第2の動作は、前記使用者側において、相対的に高い電源電圧(例えば、V0´=24V)の直流電源16を用意している場合の電磁弁10Aの動作である。また、前記第1の動作及び前記第2の動作において、単一パルス発生回路62からパルス供給部64に供給される単一パルス信号Ssの振幅と、PWM回路60からパルス供給部64に供給されるパルス信号Srの振幅とは、略同一レベルとして説明する。
先ず、前記第1の動作について、図1の回路図と、図2A〜図2Fのタイムチャートとを参照しながら説明する。
時刻T0でスイッチ18を閉じてオン状態にすると(図2A参照)、定電圧回路58には、直流電源16の電源電圧V0からダイオード34、LED54及び抵抗器42の各電圧降下分だけ減少した直流電圧Vが印加される。その際に、LED54は、ダイオード34から抵抗器42の方向に流れる電流に応じて発光し、電磁弁10Aの外部に当該電磁弁10Aが動作中であることを通知する。
定電圧回路58は、直流電圧Vを所定の直流電圧V´に変換して抵抗器50、52、76の直列回路に供給する。また、低電圧検出回路59は、直流電圧Vが所定の電圧レベル以下であるか否かを監視する。発振器61は、時間T5の周期に応じた繰り返し周波数を有するパルス信号Spを生成してPWM回路60、単一パルス発生回路62及び電流検出回路72に供給する。
単一パルス発生回路62は、パルス信号Spの供給に基づいて、時間T3のパルス幅を有する単一パルス信号Ssを生成してパルス供給部64に出力する(図2B参照)。
電流検出回路72は、抵抗器70における電流Iに応じた電圧Vdに対して、パルス信号Spのタイミングでサンプリングを行い、該サンプリングした電圧Vdをパルス信号SdとしてPWM回路60に出力する。
PWM回路60は、第2電流値I2に応じた電圧値と、パルス信号Sdの振幅(電圧Vd)との比較に基づいて、抵抗器50、52の各抵抗値に応じたデューティ比T7/T5を有し且つ時間T5の繰り返し周期を有する第2繰り返しパルスのパルス信号Srを生成してパルス供給部64に供給する(図2C参照)。
パルス供給部64には、時刻T0から時刻T2までの時間T3において、単一パルス発生回路62から単一パルス信号Ssが入力されると共に、PWM回路60からパルス信号Srが入力されるが、前述したように、パルス供給部64がOR回路を含み構成され、単一パルス信号Ssの振幅及びパルス信号Srの振幅が略同一振幅であるので、パルス供給部64は、単一パルス信号Ssを第1パルス信号S1としてMOSFET38のゲート端子Gに供給する(図2D参照)。
これにより、MOSFET38は、ゲート端子Gに供給された第1パルス信号S1に基づいて、ドレイン端子Dとソース端子Sとの間をオン状態にしてソレノイドコイル12と抵抗器70とを電気的に接続するので、ソレノイドコイル12には、直流電源16からスイッチ18及びダイオード32を介して電源電圧V0が第1の電圧として印加され(図2E参照)、一方で、ソレノイドコイル12からMOSFET38を介して抵抗器70の方向に流れる電流Iは、時間経過と共に急激に増加する(図2F参照)。この結果、電流Iに起因する起磁力(起動力)によって前記プランジャ及び前記弁体は速やかに付勢され、電磁弁10Aは、弁閉状態から弁開状態に移行する。
なお、時刻T10において、時間経過と共に急激に増加する電流Iが僅かに減少しているが(図2F参照)、これは、前記プランジャが、前記起動力によって図示しない固定コアに吸着されることに起因するものである。
次いで、時刻T2において、ソレノイドコイル12に流れる電流Iが所定の第1電流値I1に到達すると、単一パルス発生回路62は、単一パルス信号Ssの生成を停止してパルス供給部64への供給を停止する(図2B参照)と共に、PWM回路60に時間T3の経過(単一パルス信号Ssの停止)を通知するための通知信号Stを出力する。
一方、PWM回路60は、時刻T2から時刻T1までの時間T4においても、前述した時間T3における回路動作と同じ動作により、前記第2繰り返しパルスをパルス信号Srとして生成しパルス供給部64に供給する(図2C参照)。この場合、パルス供給部64には、PWM回路60からのパルス信号Srのみが入力されるので、該パルス供給部64は、パルス信号Srを第2パルス信号S2としてMOSFET38のゲート端子Gに供給する(図2D参照)。
これにより、MOSFET38は、ゲート端子Gに供給された第2パルス信号S2に基づいて、ドレイン端子Dとソース端子Sとの間をオン状態にしてソレノイドコイル12と抵抗器70とを電気的に接続するので、ソレノイドコイル12には、直流電源16からスイッチ18及びダイオード32を介して電源電圧V0が第2の電圧として印加され(図2E参照)、一方で、ソレノイドコイル12からMOSFET38を介して抵抗器70の方向に流れる電流Iは、時刻T2から短時間で第1電流値I1から所定の第2電流値I2にまで急激に減少した後に、時刻T1までの時間帯において第2電流値I2に維持される(図2F参照)。この結果、第2電流値I2に起因する起磁力(保持力)によって前記プランジャ及び前記弁体は所定位置に保持され、電磁弁10Aは、その駆動状態(弁開状態)が維持される。
そして、時刻T1においてスイッチ18を開いてオフ状態にすると(図2A参照)、スイッチ制御部40に対する直流電圧Vの供給が停止するので、低電圧検出回路59は、低電圧検出信号Svを単一パルス発生回路62及びパルス供給部64に出力し、該パルス供給部64は、低電圧検出信号Svの入力に基づいて、MOSFET38のゲート端子Gへの第2パルス信号S2の供給を停止する。これにより、MOSFET38は、ドレイン端子Dとソース端子Sとの間をオン状態からオフ状態に速やかに切り替えるので、直流電源16からソレノイドコイル12への電源電圧V0の印加が停止するに至る。この場合、ソレノイドコイル12には逆起電力が発生するが、前記逆起電力に起因する電流は、ソレノイドコイル12及びダイオード36の閉回路内を還流することで、速やかに減衰する。
次に、前記第2の動作について、図1の回路図と、図3A〜図3Fのタイムチャートとを参照しながら説明する。
時刻T0でスイッチ18を閉じてオン状態にすると(図3A参照)、定電圧回路58には、直流電源16の電源電圧V0´からダイオード34、LED54及び抵抗器42の各電圧降下分だけ減少した直流電圧Vが印加される。その際に、LED54は、ダイオード34から抵抗器42の方向に流れる電流に応じて発光し、電磁弁10Aの外部に当該電磁弁10Aが動作中であることを通知する。
定電圧回路58は、直流電圧Vを所定の直流電圧V´に変換して抵抗器50、52、76の直列回路に供給する。また、低電圧検出回路59は、直流電圧Vが所定の電圧レベル以下であるか否かを監視する。発振器61は、時間T5の周期に応じた繰り返し周波数を有するパルス信号Spを生成してPWM回路60、単一パルス発生回路62及び電流検出回路72に供給する。
単一パルス発生回路62は、パルス信号Spの供給及び抵抗器66の抵抗値に基づいて、時間T9のパルス幅を有する単一パルス信号Ssを生成してパルス供給部64に出力する(図3B参照)。
電流検出回路72は、抵抗器70における電流Iに応じた電圧Vdに対して、パルス信号Spのタイミングでサンプリングを行い、該サンプリングした電圧Vdをパルス信号SdとしてPWM回路60に出力する。
PWM回路60は、単一パルス発生回路62から通知信号Stが入力される時刻T2´までの時間T3´において、第1電流値I1に応じた電圧値とパルス信号Sdの振幅(電圧Vd)との比較に基づいて、抵抗器50、52、76の各抵抗値に基づくデューティ比T6/T5を有し且つ時間T5の繰り返し周期を有する第1繰り返しパルスのパルス信号Srを生成してパルス供給部64に供給する(図3C参照)。
パルス供給部64には、時刻T0から時刻T8までの時間T9において、単一パルス発生回路62から単一パルス信号Ssが入力されると共に、PWM回路60からパルス信号Srが入力されるが、前述したように、パルス供給部64がOR回路を含み構成され、単一パルス信号Ssの振幅及びパルス信号Srの振幅が略同一振幅であるので、パルス供給部64は、単一パルス信号Ssを第1パルス信号S1としてMOSFET38のゲート端子Gに供給する(図3D参照)。
これにより、MOSFET38は、ゲート端子Gに供給された第1パルス信号S1に基づいて、ドレイン端子Dとソース端子Sとの間をオン状態にしてソレノイドコイル12と抵抗器70とを電気的に接続するので、ソレノイドコイル12には、直流電源16からスイッチ18及びダイオード32を介して電源電圧V0´が第1の電圧として印加され(図3E参照)、一方で、ソレノイドコイル12からMOSFET38を介して抵抗器70の方向に流れる電流Iは、時間T9内で短時間に急激に第1電流値I1にまで増加し(図3F参照)、電流Iに起因する起磁力(起動力)によって前記プランジャ及び前記弁体は速やかに付勢され、電磁弁10Aは、弁閉状態から弁開状態に移行する。
次いで、時間T9だけ経過した時刻T8において、単一パルス発生回路62は、単一パルス信号Ssの生成を停止してパルス供給部64への供給を停止する(図3B参照)。
一方、PWM回路60は、時刻T8から時刻T2´までの時間においても、前述した時間T9における回路動作と同じ動作により前記第1繰り返しパルスをパルス信号Srとして生成しパルス供給部64に供給する(図3C参照)。この場合、パルス供給部64には、PWM回路60からのパルス信号Srのみが入力されるので、該パルス供給部64は、パルス信号Srを第1パルス信号S1としてMOSFET38のゲート端子Gに供給する(図3D参照)。
これにより、MOSFET38は、ゲート端子Gに供給された第1パルス信号S1に基づいて、ドレイン端子Dとソース端子Sとの間をオン状態にしてソレノイドコイル12と抵抗器70とを電気的に接続するので、ソレノイドコイル12には、直流電源16からスイッチ18及びダイオード32を介して電源電圧V0´が第1の電圧として印加され(図3E参照)、一方で、ソレノイドコイル12からMOSFET38を介して抵抗器70の方向に流れる電流Iは、時刻T8から時刻T2´までの時間では、第1電流値I1に維持される(図3F参照)。
なお、図3Fにおいて、破線の波形は、電磁弁駆動回路14による電流Iのフィードバック制御を行わず、時間T2まで電源電圧V0´をソレノイドコイル12に印加し続けた場合における電流Iの時間変化を示し、一方で、二点鎖線の波形は、図2Fの時間T3(時刻T0から時刻T2までの時間)内における電流Iの時間変化(相対的に低い電源電圧V0における電流Iの時間変化)を示したものである。
ここで、ソレノイドコイル12に流れる電流Iの時間積分、すなわち、図2F及び図3Fにおいて、電流Iの時間波形と2つの時刻の電流値と0レベル(図2F及び図3Fで横方向に延在する破線)とによって囲まれる部分の面積(電流I×時間)は、直流電源16からソレノイドコイル12に供給されるエネルギー量を示す。従って、時刻T0から時刻T2、T2´までの時間T3、T3´に直流電源16からソレノイドコイル12に供給されるエネルギー量(電流I×時間T3、T3´)は、電磁弁10Aを駆動させるために必要なエネルギー量を示す。
上記した第1の動作及び第2の動作では、同じ電磁弁10Aを使用しているので、当該電磁弁10Aを駆動させるために必要なエネルギー量は、動作の違いに関わりなく同一となり、この結果、前記第1の動作での電流Iの時間積分(電流I×時間T3の面積)と、前記第2の動作での電流Iの時間積分(電流I×時間T3´の面積)とは同一となる。
従って、前記第1の動作及び前記第2の動作における電流Iの時間積分(電流I×時間T3、T3´の面積)を同一に調整すれば、前記第2の動作(図3Fの実線)において、ソレノイドコイル12に流れる電流Iを前記第1の動作(図3Fの2点鎖線)よりも短時間で電流値I1にまで上昇させると共に、時間T3(図2F参照)よりも短時間の時間T3´内で直流電源16からソレノイドコイル12に前記エネルギー量を供給することで、電磁弁10Aをより短時間で駆動させることができる。
次に、時刻T2´において、単一パルス発生回路62(図1参照)は、時間T3´の経過を通知するための通知信号StをPWM回路60に出力する。これにより、PWM回路60は、通知信号Stに基づいて、時刻T2´から時刻T1までの時間T4´内において、前述したデューティ比T6/T5を有するパルス信号Srに代えて、抵抗器50、52の各抵抗値に基づくデューティ比T7/T5を有し且つ時間T5の繰り返し周期を有する第2繰り返しパルスのパルス信号Srを生成してパルス供給部64に供給する(図3C参照)。この場合、パルス供給部64には、PWM回路60からのパルス信号Srのみが入力されるので、該パルス供給部64は、パルス信号Srを第2パルス信号S2としてMOSFET38のゲート端子Gに供給する(図3D参照)。
これにより、MOSFET38は、ゲート端子Gに供給された第2パルス信号S2に基づいて、ドレイン端子Dとソース端子Sとの間をオン状態にしてソレノイドコイル12と抵抗器70とを電気的に接続するので、ソレノイドコイル12には、直流電源16からスイッチ18及びダイオード32を介して電源電圧V0´が第2の電圧として印加され(図3E参照)、一方で、ソレノイドコイル12からMOSFET38を介して抵抗器70の方向に流れる電流Iは、時刻T2´から短時間で第1電流値I1から第2電流値I2にまで急激に減少した後に、時刻T1までの時間帯において第2電流値I2に維持される(図3F参照)。この結果、第2電流値I2に起因する起磁力(保持力)によって前記プランジャ及び前記弁体は所定位置に保持され、電磁弁10Aは、その駆動状態(弁開状態)が維持される。
そして、時刻T1においてスイッチ18を開いてオフ状態にすると(図3A参照)、スイッチ制御部40に対する直流電圧Vの供給が停止するので、低電圧検出回路59は、低電圧検出信号Svを単一パルス発生回路62及びパルス供給部64に出力し、該パルス供給部64は、低電圧検出信号Svの入力に基づいて、MOSFET38のゲート端子Gへの第2パルス信号S2の供給を停止する。これにより、MOSFET38は、ドレイン端子Dとソース端子Sとの間をオン状態からオフ状態に速やかに切り替えるので、直流電源16からソレノイドコイル12への電源電圧V0´の印加が停止するに至る。この場合、ソレノイドコイル12には逆起電力が発生するが、前記逆起電力に起因する電流は、ソレノイドコイル12及びダイオード36の閉回路内を還流することで、速やかに減衰する。
このように、第1実施形態に係る電磁弁10Aによれば、ソレノイドコイル12に流れる電流Iに応じた電圧Vdを抵抗器70から電流検出回路72に出力し、該電流検出回路72において、電流検出値としての電圧Vdの振幅を有するパルス信号Sdをスイッチ制御部40のPWM回路60にフィードバックさせる。
PWM回路60では、第1電流値(起動電流値)I1又は第2電流値(保持電流値)I2に応じた電圧値と、前記フィードバックされたパルス信号Sdの振幅(電圧Vd)との比較に基づいて、時間T5のパルス幅及び所定のデューティ比T6/T5、T7/T5を有するパルス信号Sr(第1繰り返しパルス、第1短パルス、第2繰り返しパルス又は第2短パルス)を生成し、このパルス信号Srをパルス供給部64に供給する。
パルス供給部64は、単一パルス発生回路62からの単一パルス信号Ssを第1パルス信号S1としてMOSFET38のゲート端子Gに供給し、その後、PWM回路60からのパルス信号Srを第2パルス信号S2としてMOSFET38のゲート端子Gに供給するか、あるいは、単一パルス信号Ss及びパルス信号Srを第1パルス信号S1としてMOSFET38のゲート端子Gに供給し、その後、パルス信号Srを第2パルス信号S2としてMOSFET38のゲート端子Gに供給する。
すなわち、電磁弁10Aを駆動させる時間帯(時間T3、T3´)において、スイッチ制御部40のPWM回路60は、パルス信号Sdの振幅(電圧Vd)に応じた電流検出値が電磁弁10Aの起動力に応じた第1電流値I1となるように、第1繰り返しパルス又は第1短パルスのパルス信号Srを生成してパルス供給部64に供給し、パルス供給部64は、パルス信号Srを第1パルス信号S1としてMOSFET38のゲート端子Gに供給する。これにより、MOSFET38は、第1パルス信号S1のパルス幅に基づいて、ソレノイドコイル12への第1の電圧(電源電圧V0、V0´)の印加時間を制御する。この結果、ソレノイドコイル12に流れる電流Iが前記起動力に応じた第1電流値I1に維持され、前記プランジャ及び前記弁体には、電流I(第1電流値I1)に起因した前記起動力が付勢される。
具体的に、電磁弁10Aの使用者側において、相対的に高い電源電圧V0´(例えば、V0´=24V)の直流電源16が予め用意され、該直流電源16に対し相対的に低い電源電圧V0(例えば、V0=12V)用の電磁弁10Aを適用する場合には、スイッチ制御部40のPWM回路60において、第1電流値I1をソレノイドコイル12に流れる電流Iの定格値(定格電流)以下に設定し、前記電流検出値が前記設定された第1電流値I1となるようにパルス信号Srのパルス幅(時間T6)を調整すれば、電磁弁10Aを駆動させる時間帯(時間T3、T3´)においてソレノイドコイル12に流れる電流Iは、第1電流値I1に維持されるので、相対的に高い電源電圧V0´の直流電源16を用意している使用者側でも、電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14の省電力化を図ることができる。この場合、ソレノイドコイル12には、相対的に高い電源電圧V0´が第1の電圧として印加されるので、電磁弁10Aをより短時間で駆動させることが可能である。
前述したように、スイッチ制御部40のPWM回路60においてパルス信号Srのパルス幅(時間T6)を調整することにより、ソレノイドコイル12に流れる電流Iを前記定格電流以下の第1電流値I1に維持することができるので、製造者側では、使用者側で用意された直流電源16からソレノイドコイル12に供給される電源電圧V0、V0´の違いに関わりなく、相対的に低い電源電圧V0に合わせて電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14を共用化し、前記共用化した電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14を使用者側に提供することで、コストの低減を図ることができる。
従って、第1実施形態に係る電磁弁10Aでは、該電磁弁10Aを駆動させる時間帯(時間T3、T3´)において、電流検出回路72からスイッチ制御部40にフィードバックされた電流検出値に応じた電圧Vdを有するパルス信号Sdと、第1電流値I1に応じた電圧値との比較に基づいて、第1繰り返しパルス又は第1短パルスのパルス信号Srを生成することにより、電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14の省電力化、共用化及びコストの低減と、電磁弁10Aの速やかな駆動制御とを共に実現することが可能となる。
一方、電磁弁10Aの駆動状態を維持させる時間帯(時間T4、T4´)において、スイッチ制御部40のPWM回路60は、パルス信号Sdの振幅(電圧Vd)に応じた電流検出値が電磁弁10Aの保持力に応じた第2電流値I2となるように、第2繰り返しパルス又は第2短パルスのパルス信号Srを生成してパルス供給部64に供給し、パルス供給部64は、パルス信号Srを第2パルス信号S2としてMOSFET38のゲート端子Gに供給する。これにより、MOSFET38は、第2パルス信号S2のパルス幅に基づいて、ソレノイドコイル12への第2の電圧(電源電圧V0、V0´)の印加時間を制御する。この結果、ソレノイドコイル12に流れる電流Iが前記保持力に応じた第2電流値I2に維持され、前記プランジャ及び前記弁体には、電流I(第2電流値I2)に起因した前記保持力が付勢される。
従って、第1実施形態に係る電磁弁10Aでは、該電磁弁10Aの駆動状態を維持させる時間帯(時間T4、T4´)において、電流検出回路72からスイッチ制御部40にフィードバックされた電流検出値に応じた電圧Vdを有するパルス信号Sdと、第2電流値I2に応じた電圧値との比較に基づいて、第2繰り返しパルス又は第2短パルスのパルス信号Srを生成することにより、電磁弁10Aの駆動状態をより少ない消費電力で維持させることができると共に、電磁弁10Aを短時間で停止させることが可能となる。
また、電流検出値に応じた電圧Vdを有するパルス信号Sdをスイッチ制御部40のPWM回路60にフィードバックさせることで、ソレノイドコイル12の温度変化による該ソレノイドコイル12内の電気抵抗の変化や電源電圧V0、V0´の変化に起因して電流Iが時間的に変動しても、この変動に応じてパルス信号Srを生成することで、前記電気抵抗及び電源電圧V0、V0´の変化等の使用環境の変化に対応可能な電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14を実現することができる。
このように、第1実施形態に係る電磁弁10Aによれば、電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14の消費電力の低減と、電磁弁10Aの速やかな駆動制御と、電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14のコストの低減とを一挙に実現することが可能となる。
また、電磁弁10Aを駆動させる時間帯(時間T3、T3´)では、MOSFET38は、単一パルス信号Ssのパルス幅に応じた時間T9だけ電源電圧V0´を前記第1の電圧としてソレノイドコイル12に印加させた後に、第1繰り返しパルス又は第1短パルスのパルス信号Srのパルス幅(時間T6)に応じた時間だけ前記第1の電圧をソレノイドコイル12に印加させる。この結果、電磁弁10Aを駆動させる時間帯において、ソレノイドコイル12に流れる電流Iは、単一パルス信号Ssのパルス幅に応じた時間T9内で第1電流値I1にまで上昇した後に、前記第1繰り返しパルス又は前記第1短パルスに基づくMOSFET38のスイッチング動作によって第1電流値I1に維持される。これにより、電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14の共用化及びコストの低減を容易に図ることができる。特に、電源電圧V0´が相対的に高い直流電源16を電磁弁駆動回路14を介しソレノイドコイル12に電気的に接続して電磁弁10Aを駆動させる場合には、当該電磁弁10Aをより短時間で駆動させることが可能となる。さらに、ソレノイドコイル12に流れる電流Iを第1電流値I1に維持することにより、過電圧(サージエネルギー)の入力に起因した電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14の誤動作を確実に防止することも可能となる。
一方、電磁弁10Aの駆動状態を維持させる時間帯(時間T4、T4´)では、第2繰り返しパルス又は第2短パルスのパルス信号Srを第2パルス信号S2としてMOSFET38に供給することにより、より少ない消費電力で電磁弁10Aの駆動状態を維持させることができると共に、電磁弁10Aを短時間で停止させることも可能となる。
従って、スイッチ制御部40をPWM回路60、単一パルス発生回路62及びパルス供給部64を含んだ構成とすることで、電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14の共用化及びコストの低減と、電磁弁10Aの短時間での駆動と、電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14の省電力化と、電磁弁10Aの短時間での停止とを容易に実現することができる。
また、電磁弁駆動回路14では、直流電源16及びスイッチ18の直列回路に対して、ダイオード34、LED54、抵抗器42、スイッチ制御部40及び抵抗器50、52、76の直列回路と、ダイオード32、ソレノイドコイル12、MOSFET38及び抵抗器70の直列回路とが電気的に並列接続されている。従来は、LED54と該LED54を発光させるための電流制限抵抗との直列回路を直流電源16及びソレノイドコイル12に対して電気的に並列接続させていたが、前記電流制限抵抗に代えて、スイッチ制御部40及びLED54を含む直列回路を直流電源16及びソレノイドコイル12に対して電気的に並列接続させることにより、本来、前記電流制限抵抗が消費する電気エネルギーを利用してスイッチ制御部40を動作させるので、エネルギー利用効率の高い電磁弁駆動回路14を実現することができる。
また、抵抗器42を配置することによりスイッチ制御部40を突入電流から確実に保護することが可能になると共に、相対的に高い電源電圧V0´の直流電源16に対しても電磁弁10Aを容易に適用することができる。また、前記突入電流への対策を行うことで、電磁弁10Aの起動時又は停止時に電磁弁駆動回路14内で瞬間的に発生するサージ電圧に起因した電磁弁10A及び電磁弁駆動回路14の誤動作を確実に防止することが可能となる。
さらに、PWM回路60では、抵抗器50、52、76の抵抗値を変更することで、パルス信号Srのデューティ比T6/T5、T7/T5を調整可能とし、一方で、単一パルス発生回路62では、抵抗器66の抵抗値を変更することで、単一パルス信号Ssのパルス幅を調整可能としている。これにより、電源電圧V0、V0´の変化に関わりなく、スイッチ制御部40及びMOSFET38を安定に動作させることができ、電磁弁駆動回路14の使用電圧の範囲(電源電圧V0、V0´の範囲)を広範囲とすることが可能となる。
デューティ比T6/T5、T7/T5及び単一パルス信号Ssのパルス幅の調整に関しては、上記の抵抗器50、52、66、76に代えて、図示しないメモリにデューティ比T6/T5、T7/T5や単一パルス信号Ssのパルス幅を記憶させ、必要に応じて前記メモリからPWM回路60及び単一パルス発生回路62にデューティ比T6/T5、T7/T5及び前記パルス幅を読み出すことも可能である。これにより、電磁弁10Aの仕様に応じて、前記メモリ内に記憶されたデータを変更することで、デューティ比T6/T5、T7/T5及び前記パルス幅を所望の値に適宜設定することが可能となる。
なお、第1実施形態に係る電磁弁10Aにおける上述の説明では、電磁弁10Aを駆動させる時間帯においては、第1電流値I1に応じた電圧値及びパルス信号Sdの振幅(電流検出値に応じた電圧Vd)の比較に基づいて、第1パルス信号S1の供給を時間的に制御し、一方で、電磁弁10Aの駆動状態を維持させる時間帯においては、第2電流値I2に応じた電流値及びパルス信号Sdの振幅の比較に基づいて、第2パルス信号S2の供給を時間的に制御するというものであった。
第1実施形態に係る電磁弁10Aでは、このような電流検出値に基づく時間的制御を、電磁弁10Aを駆動させる時間帯にのみ、あるいは、電磁弁10Aの駆動状態を維持させる時間帯にのみ行わせることも可能であることは勿論である。
すなわち、電磁弁10Aを駆動させる時間帯にのみ、電流検出値に基づく時間的制御を行わせるためには、電磁弁10Aを駆動させる時間帯(時間T3´)において、前記第2の動作に基づいて電磁弁10Aを駆動させ、一方で、電磁弁10Aの駆動状態を維持させる時間帯(時間T4´)において、PWM回路60は、T7/T5のデューティ比及び時間T5の繰り返し周期を有する所定の第2繰り返しパルス、あるいは、時間T7のパルス幅を有する所定の第2短パルスを生成してパルス供給部64に出力する。
この場合でも、電磁弁10Aを駆動させる時間帯において、電流検出値に基づく時間的制御による上述した効果が容易に得られる。
一方、電磁弁10Aの駆動状態を維持させる時間帯にのみ、電流検出値に基づく時間的制御を行わせるためには、前述した第1の動作を実行する。この場合でも、電磁弁10Aの駆動状態を維持させる時間帯において、電流検出値に基づく時間的制御による上述した効果が容易に得られる。
また、第1実施形態に係る電磁弁10Aでは、電磁弁駆動回路14がLED54を含み構成されているが、このLED54を省略しても上記した各効果が得られることは勿論である。
次に、第2実施形態に係る電磁弁10Bについて、図4を参照しながら説明する。なお、第1実施形態に係る電磁弁10A(図1〜図3F参照)と同じ構成要素については、同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下同様とする。
第2実施形態に係る電磁弁10Bは、振動センサ98を有する点で、第1実施形態に係る電磁弁10Aとは異なる。
振動センサ98は、外部から電磁弁10Bに付与される振動や衝撃等によって電磁弁10B内に発生する振動を検出し、検出結果を振動検出信号So(振動検出値)としてスイッチ制御部40のPWM回路60に出力する。PWM回路60は、振動センサ98からの振動検出信号Soに基づいて、時間T4、T4´(図2F及び図3F参照)においてパルス供給部64に供給されるパルス信号Srのデューティ比T7/T5(時間T7のパルス幅)を増加させる。これにより、電磁弁10B内の振動に起因してソレノイドコイル12に流れる電流I(第2電流値I2)が時間的に変動し、該電磁弁10Bの駆動状態を維持する時間帯(時間T4、T4´)において、当該電磁弁10Bが停止するおそれがあっても、デューティ比T7/T5が増加することで、電流Iを上昇させることができる。
このように、第2実施形態に係る電磁弁10Bによれば、省電力化を図るために保持力を低減すると、電磁弁10B内の振動に起因して当該電磁弁10Bが停止することが想定されるものの、スイッチ制御部40内を上記した構成とすることで、電磁弁10Bの振動によってソレノイドコイル12に流れる電流I(第2電流値I2)が時間的に変動しても、この変動に応じてパルス信号Sr(第2パルス信号S2)のパルス幅を調整することにより、前記振動の変化に対応可能な電磁弁10B及び電磁弁駆動回路14を実現することが可能となる。
すなわち、前記駆動状態が維持される時間帯(時間T4、T4´)において、前記振動により電磁弁10Bが停止状態に至るおそれがある場合には、パルス信号Sr(第2パルス信号S2)のパルス幅(時間T7)を長くして、ソレノイドコイル12に流れる電流I(第2電流値I2)を大きくすることにより、電磁弁10B内の前記プランジャ及び前記弁体の保持力を増大させて、電磁弁10Bが停止状態に至ることを確実に防止することができる。
従って、第2実施形態に係る電磁弁10Bでは、高い保持力が必要な場合にのみ電流Iのレベルが大きくなるように第2パルス信号S2のパルス幅を長く設定できるので、電磁弁10B及び電磁弁駆動回路14の省電力化を効率よく行うことが可能となる。
なお、既存の電磁弁では、内蔵する圧力センサを用いて該電磁弁内の圧力を検出することで、前記電磁弁の弁開状態及び弁閉状態を検出し、この検出結果に基づいて当該電磁弁の再起動を行っているが、前記既存の電磁弁に上記の電磁弁10Bを適用することで、前記既存の電磁弁の駆動状態が維持される時間帯(時間T4)における当該電磁弁の停止状態を確実に防止することが可能である。
次に、第3実施形態に係る電磁弁10Cについて、図5を参照しながら説明する。
第3実施形態に係る電磁弁10Cは、電磁弁駆動回路14が動作検出部(通電時間算出部及び電磁弁動作検出部)100とフラッシュメモリ(通電時間記憶部及び検出結果記憶部)102と判定部(通電時間判定部及び累積動作回数判定部)106とをさらに有する点で、第2実施形態に係る電磁弁10B(図4参照)とは異なる。
動作検出部100は、カウンタを含み構成され、パルス信号Sdに基づいて電磁弁10Aの1回の動作期間(図2F及び図3Fにおける時刻T0から時刻T1までの時間)内におけるソレノイドコイル12の通電時間(ソレノイドコイル12に電源電圧V0、V0´が印加された総時間)を算出し、算出結果をフラッシュメモリ102に記憶するか、あるいは、パルス信号Sdに基づいて電磁弁10Cが動作していることを検出し、その検出結果をフラッシュメモリ102に記憶する。
判定部106は、電磁弁10Cの動作終了毎にフラッシュメモリ102に記憶された全ての通電時間よりソレノイドコイル12の総通電時間を算出し、前記総通電時間が所定の第1通電時間を上回るか否かを判定するか、あるいは、フラッシュメモリ102に記憶されている各検出結果より電磁弁10Cの累積動作回数を算出し、この累積動作回数が所定の第1動作回数を上回るか否かを判定する。
この場合、判定部106は、前記総通電時間が前記第1通電時間を上回ったことを判定するか、あるいは、前記累積動作回数が前記第1動作回数を上回ったことを判定した際に、単一パルス信号Ssのパルス幅(時間T3、T9)と、パルス信号Srのパルス幅(時間T6)との変更を指示するパルス幅変更信号Smをスイッチ制御部40の単一パルス発生回路62及びPWM回路60に出力する。単一パルス発生回路62は、パルス幅変更信号Smに基づいて、単一パルス信号Ssのパルス幅を設定されている前記パルス幅よりも長く設定し、一方で、PWM回路60は、パルス幅変更信号Smに基づいて、パルス信号Srのパルス幅を設定されている前記パルス幅よりも長く設定する。
また、判定部106は、前記総通電時間が前記第1通電時間よりも長く設定された所定の第2通電時間を上回ったことを判定するか、あるいは、前記累積動作回数が前記第1動作回数よりも多く設定された所定の第2動作回数を上回ったことを判定した際に、電磁弁10Cが使用期限に至ったことを通知する使用期限通知信号Sfを外部に出力する。
このように、第3実施形態に係る電磁弁10Cによれば、電磁弁10Cを長期間使用することで当該電磁弁10Cの駆動性能が低下するような場合でも、該電磁弁10Cの総通電時間が第1通電時間を越えたとき、あるいは、累積動作回数が第1動作回数を越えたときに、単一パルス信号Ss及びパルス信号Srの各パルス幅を長く設定することにより、ソレノイドコイル12に流れる電流I(第1電流値I1)を大きくして前記起動力を増大させることが可能となるので、電磁弁10Cの駆動制御を効率よく行うことができる。
また、判定部106は、電磁弁10Cの総通電時間が第2通電時間を越えたとき、あるいは、累積動作回数が第2動作回数を越えたときに、使用期限通知信号Sfを外部に出力するので、使用期限に至った電磁弁10Cを速やかに交換することが可能になると共に、電磁弁10Cの使用期限(寿命)に対する信頼性が向上する。
次に、第4実施形態に係る電磁弁10Dについて、図6を参照しながら説明する。
第4実施形態に係る電磁弁10Dは、電磁弁駆動回路14が起動電流監視部(電流検出値監視部)104をさらに有する点で、第3実施形態に係る電磁弁10C(図5参照)とは異なる。
起動電流監視部104は、電磁弁10Dを駆動させる時間帯(時間T3、T3´)において、時刻T0から電流I(に応じた電圧Vd)が僅かに減少する時刻T10までの時間T11を監視し、この時間T11が所定の設定時間よりも長くなったことを判定した際に、時間T11に時間遅れが発生したことを通知する時間遅れ通知信号Seを外部に出力する。
このように、第4実施形態に係る電磁弁10Dによれば、時間T11が長くなって駆動性能が低下した電磁弁10Dを速やかに交換することが可能となる。すなわち、電磁弁駆動回路14を上記した構成とすることで、電磁弁10Dを駆動させる時間帯における電磁弁10Dの応答に基づいて、当該電磁弁10Dの使用期限(寿命)の検出を効率よく行うことができる。
なお、本発明に係る電磁弁駆動回路及び電磁弁は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
第1実施形態に係る電磁弁の回路図である。 図2Aは、図1の電磁弁において相対的に低い電源電圧のタイムチャートであり、図2Bは、単一パルス発生回路からパルス供給部に供給される単一パルス信号のタイムチャートであり、図2Cは、PWM回路からパルス供給部に供給されるパルス信号のタイムチャートであり、図2Dは、パルス供給部からMOSFETのゲート端子に供給される制御信号のタイムチャートであり、図2Eは、ソレノイドコイルに印加される電圧のタイムチャートであり、図2Fは、ソレノイドコイルを流れる電流のタイムチャートである。 図3Aは、図1の電磁弁において相対的に高い電源電圧のタイムチャートであり、図3Bは、単一パルス発生回路からパルス供給部に供給される単一パルス信号のタイムチャートであり、図3Cは、PWM回路からパルス供給部に供給されるパルス信号のタイムチャートであり、図3Dは、パルス供給部からMOSFETのゲート端子に供給される制御信号のタイムチャートであり、図3Eは、ソレノイドコイルに印加される電圧のタイムチャートであり、図3Fは、ソレノイドコイルを流れる電流のタイムチャートである。 第2実施形態に係る電磁弁の回路図である。 第3実施形態に係る電磁弁の回路図である。 第4実施形態に係る電磁弁の回路図である。
符号の説明
10A〜10D…電磁弁 12…ソレノイドコイル
14…電磁弁駆動回路 16…直流電源
18…スイッチ 30…サージアブソーバ
32、34、36、39…ダイオード
38…MOSFET 40…スイッチ制御部
42、50、52、66、70、76…抵抗器
44、48、56…コンデンサ 54…LED
58…定電圧回路 59…低電圧検出回路
60…PWM回路 61…発振器
62…単一パルス発生回路 64…パルス供給部
72…電流検出回路 98…振動センサ
100…動作検出部 102…フラッシュメモリ
104…起動電流監視部 106…判定部

Claims (21)

  1. 電磁弁のソレノイドコイルに第1の電圧を印加して前記電磁弁を駆動させた後に、前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加して前記電磁弁の駆動状態を維持させる電磁弁駆動回路において、
    直流電源と前記ソレノイドコイルとに電気的に各々接続され、且つスイッチ制御部、スイッチ部及び電流検出部を備え、
    前記スイッチ制御部は、単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、短パルス発生回路と、パルス供給部とを有し、
    前記電流検出部は、前記ソレノイドコイルに流れる電流を検出し、検出結果を電流検出値として前記スイッチ制御部に出力し、
    前記短パルス発生回路は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、所定の起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づく第1パルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、所定の保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づく第2パルス生成し
    前記パルス供給部は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを第1パルス信号として前記スイッチ部に供給した後に前記第1短パルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第2短パルスを第2パルス信号として前記スイッチ部に供給し、
    前記スイッチ部は、前記第1パルス信号が供給される時間において、前記直流電源の電源電圧を前記第1の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させ、一方で、前記第2パルス信号が供給される時間において、前記電源電圧を前記第2の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させる
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  2. 請求項1記載の電磁弁駆動回路において、
    前記短パルス発生回路は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い前記第1短パルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記第1短パルスよりもパルス幅の短い前記第2短パルスを生成す
    とを特徴とする電磁弁駆動回路。
  3. 電磁弁のソレノイドコイルに第1の電圧を印加して前記電磁弁を駆動させた後に、前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加して前記電磁弁の駆動状態を維持させる電磁弁駆動回路において、
    直流電源と前記ソレノイドコイルとに電気的に各々接続され、且つスイッチ制御部、スイッチ部及び電流検出部を備え、
    前記スイッチ制御部は、単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、繰り返しパルス発生回路と、パルス供給部とを有し、
    前記電流検出部は、前記ソレノイドコイルに流れる電流を検出し、検出結果を電流検出値として前記スイッチ制御部に出力し、
    前記繰り返しパルス発生回路は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、所定の起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づく第1繰り返しパルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、所定の保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づく第2繰り返しパルスを生成し、
    前記パルス供給部は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを第1パルス信号として前記スイッチ部に供給した後に前記第1繰り返しパルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第2繰り返しパルスを第2パルス信号として前記スイッチ部に供給し、
    前記スイッチ部は、前記第1パルス信号が供給される時間において、前記直流電源の電源電圧を前記第1の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させ、一方で、前記第2パルス信号が供給される時間において、前記電源電圧を前記第2の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させる
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  4. 請求項記載の電磁弁駆動回路において、
    前記繰り返しパルス発生回路は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い前記第1繰り返しパルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記第1繰り返しパルスよりもパルス幅の短い前記第2繰り返しパルスを生成す
    とを特徴とする電磁弁駆動回路。
  5. 電磁弁のソレノイドコイルに第1の電圧を印加して前記電磁弁を駆動させた後に、前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加して前記電磁弁の駆動状態を維持させる電磁弁駆動回路において、
    直流電源と前記ソレノイドコイルとに電気的に各々接続され、且つスイッチ制御部、スイッチ部及び電流検出部を備え、
    前記スイッチ制御部は、単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、短パルス発生回路と、パルス供給部とを有し、
    前記電流検出部は、前記ソレノイドコイルに流れる電流を検出し、検出結果を電流検出値として前記スイッチ制御部に出力し、
    前記短パルス発生回路は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、所定の起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づく第1パルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、所定の第2パルス生成し
    前記パルス供給部は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを第1パルス信号として前記スイッチ部に供給した後に前記第1短パルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第2短パルスを第2パルス信号として前記スイッチ部に供給し、
    前記スイッチ部は、前記第1パルス信号が供給される時間において、前記直流電源の電源電圧を前記第1の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させ、一方で、前記第2パルス信号が供給される時間において、前記電源電圧を前記第2の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させる
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  6. 請求項記載の電磁弁駆動回路において、
    前記短パルス発生回路は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い前記第1短パルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第1短パルスよりもパルス幅の短い前記第2短パルスを生成す
    とを特徴とする電磁弁駆動回路。
  7. 電磁弁のソレノイドコイルに第1の電圧を印加して前記電磁弁を駆動させた後に、前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加して前記電磁弁の駆動状態を維持させる電磁弁駆動回路において、
    直流電源と前記ソレノイドコイルとに電気的に各々接続され、且つスイッチ制御部、スイッチ部及び電流検出部を備え、
    前記スイッチ制御部は、単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、繰り返しパルス発生回路と、パルス供給部とを有し、
    前記電流検出部は、前記ソレノイドコイルに流れる電流を検出し、検出結果を電流検出値として前記スイッチ制御部に出力し、
    前記繰り返しパルス発生回路は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、所定の起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づく第1繰り返しパルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、所定の第2繰り返しパルスを生成し、
    前記パルス供給部は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを第1パルス信号として前記スイッチ部に供給した後に前記第1繰り返しパルスを前記第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第2繰り返しパルスを第2パルス信号として前記スイッチ部に供給し、
    前記スイッチ部は、前記第1パルス信号が供給される時間において、前記直流電源の電源電圧を前記第1の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させ、一方で、前記第2パルス信号が供給される時間において、前記電源電圧を前記第2の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させる
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  8. 請求項記載の電磁弁駆動回路において、
    前記繰り返しパルス発生回路は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記起動電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い前記第1繰り返しパルスを生成し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記第1繰り返しパルスよりもパルス幅の短い前記第2繰り返しパルスを生成す
    とを特徴とする電磁弁駆動回路。
  9. 電磁弁のソレノイドコイルに第1の電圧を印加して前記電磁弁を駆動させた後に、前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加して前記電磁弁の駆動状態を維持させる電磁弁駆動回路において、
    直流電源と前記ソレノイドコイルとに電気的に各々接続され、且つスイッチ制御部、スイッチ部及び電流検出部を備え、
    前記スイッチ制御部は、単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、短パルス発生回路と、パルス供給部とを有し、
    前記電流検出部は、前記ソレノイドコイルに流れる電流を検出し、検出結果を電流検出値として前記スイッチ制御部に出力し、
    前記短パルス発生回路は、所定の保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づくパルスを生成し
    前記パルス供給部は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記短パルスを第2パルス信号として前記スイッチ部に供給し、
    前記スイッチ部は、前記第1パルス信号が供給される時間において、前記直流電源の電源電圧を前記第1の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させ、一方で、前記第2パルス信号が供給される時間において、前記電源電圧を前記第2の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させ
    前記電磁弁駆動回路は、
    前記ソレノイドコイルの総通電時間が所定の第1通電時間を上回ったことを判定した際に、前記第1パルス信号のパルス幅の変更を前記スイッチ制御部に指示する通電時間判定部と、
    前記電磁弁の累積動作回数が所定の第1動作回数を上回ったことを判定した際に、前記第1パルス信号のパルス幅の変更を前記スイッチ制御部に指示する累積動作回数判定部と、
    前記電磁弁を駆動させる時間帯での前記電流検出値の減少を監視し、前記電磁弁の駆動開始時から前記電流検出値が減少するまでの時間が所定の設定時間よりも長くなったことを判定した際に、前記電流検出値が減少するまでの時間に時間遅れが発生したことを外部に出力する電流検出値監視部と、
    のうち、少なくとも1つをさらに有す
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  10. 請求項記載の電磁弁駆動回路において、
    前記短パルス発生回路は、前記保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い前記短パルスを生成す
    とを特徴とする電磁弁駆動回路。
  11. 電磁弁のソレノイドコイルに第1の電圧を印加して前記電磁弁を駆動させた後に、前記ソレノイドコイルに第2の電圧を印加して前記電磁弁の駆動状態を維持させる電磁弁駆動回路において、
    直流電源と前記ソレノイドコイルとに電気的に各々接続され、且つスイッチ制御部、スイッチ部及び電流検出部を備え、
    前記スイッチ制御部は、単一パルスを生成する単一パルス発生回路と、繰り返しパルス発生回路と、パルス供給部とを有し、
    前記電流検出部は、前記ソレノイドコイルに流れる電流を検出し、検出結果を電流検出値として前記スイッチ制御部に出力し、
    前記繰り返しパルス発生回路は、所定の保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づく繰り返しパルスを生成し、
    前記パルス供給部は、前記電磁弁を駆動させる時間帯では、前記単一パルスを第1パルス信号として前記スイッチ部に供給し、一方で、前記電磁弁の駆動状態を維持させる時間帯では、前記繰り返しパルスを第2パルス信号として前記スイッチ部に供給し、
    前記スイッチ部は、前記第1パルス信号が供給される時間において、前記直流電源の電源電圧を前記第1の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させ、一方で、前記第2パルス信号が供給される時間において、前記電源電圧を前記第2の電圧として前記ソレノイドコイルに印加させ、
    前記電磁弁駆動回路は、
    前記ソレノイドコイルの総通電時間が所定の第1通電時間を上回ったことを判定した際に、前記第1パルス信号のパルス幅の変更を前記スイッチ制御部に指示する通電時間判定部と、
    前記電磁弁の累積動作回数が所定の第1動作回数を上回ったことを判定した際に、前記第1パルス信号のパルス幅の変更を前記スイッチ制御部に指示する累積動作回数判定部と、
    前記電磁弁を駆動させる時間帯での前記電流検出値の減少を監視し、前記電磁弁の駆動開始時から前記電流検出値が減少するまでの時間が所定の設定時間よりも長くなったことを判定した際に、前記電流検出値が減少するまでの時間に時間遅れが発生したことを外部に出力する電流検出値監視部と、
    のうち、少なくとも1つをさらに有する
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  12. 請求項11記載の電磁弁駆動回路において、
    前記繰り返しパルス発生回路は、前記保持電流値及び前記電流検出値の比較に基づいて前記単一パルスよりもパルス幅の短い前記繰り返しパルスを生成す
    とを特徴とする電磁弁駆動回路。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の電磁弁駆動回路において、
    前記スイッチ制御部は、前記電磁弁の振動を検出する振動検出部からの振動検出値に基づいて前記第2パルス信号のパルス幅を調整する
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  14. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電磁弁駆動回路において、
    前記電流検出値に基づいて前記電磁弁の1回の動作期間内における前記ソレノイドコイルへの通電時間を算出する通電時間算出部と、前記通電時間を記憶する通電時間記憶部と、前記通電時間記憶部に記憶された各通電時間より前記ソレノイドコイルの総通電時間を算出し、前記総通電時間が所定の第1通電時間を上回るか否かを判定する通電時間判定部とをさらに有し、
    前記通電時間判定部は、前記総通電時間が前記第1通電時間を上回ったことを判定した際に、前記第1パルス信号のパルス幅の変更を指示するパルス幅変更信号を前記スイッチ制御部に出力し、
    前記スイッチ制御部は、前記パルス幅変更信号に基づいて前記第1パルス信号のパルス幅を長くする
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  15. 請求項14記載の電磁弁駆動回路において、
    前記通電時間判定部は、前記総通電時間が前記第1通電時間よりも長く設定された第2通電時間を上回ったことを判定した際に、前記電磁弁が使用期限に至ったことを通知する使用期限通知信号を外部に出力する
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  16. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電磁弁駆動回路において、
    前記電流検出値に基づいて前記電磁弁が動作中であることを検出する電磁弁動作検出部と、前記電磁弁動作検出部での検出結果を記憶する検出結果記憶部と、前記検出結果記憶部に記憶された各検出結果より前記電磁弁の累積動作回数を算出し、前記累積動作回数が所定の第1動作回数を上回るか否かを判定する累積動作回数判定部とをさらに有し、
    前記累積動作回数判定部は、前記累積動作回数が前記第1動作回数を上回ったことを判定した際に、前記第1パルス信号のパルス幅の変更を指示するパルス幅変更信号を前記スイッチ制御部に出力し、
    前記スイッチ制御部は、前記パルス幅変更信号に基づいて前記第1パルス信号のパルス幅を長くする
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  17. 請求項16記載の電磁弁駆動回路において、
    前記累積動作回数判定部は、前記累積動作回数が前記第1動作回数よりも多く設定された第2動作回数を上回ったことを判定した際に、前記電磁弁が使用期限に至ったことを通知する使用期限通知信号を外部に出力する
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  18. 請求項1〜8、14〜17のいずれか1項に記載の電磁弁駆動回路において、
    前記電磁弁を駆動させる時間帯での前記電流検出値の減少を監視する電流検出値監視部をさらに有し、
    前記電流検出値監視部は、前記電磁弁の駆動開始時から前記電流検出値が減少するまでの時間が所定の設定時間よりも長くなったことを判定した際に、前記電流検出値が減少するまでの時間に時間遅れが発生したことを通知する時間遅れ通知信号を外部に出力する
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  19. 請求項1〜18のいずれか1項に記載の電磁弁駆動回路において、
    前記ソレノイドコイルに前記電流が流れた際に発光可能な発光ダイオードをさらに有し、
    前記直流電源に対して、前記発光ダイオード及び前記スイッチ制御部の直列回路と、前記ソレノイドコイルとが電気的に並列接続されている
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  20. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の電磁弁駆動回路において、
    前記電磁弁の駆動開始時に前記スイッチ制御部に流れる突入電流が前記ソレノイドコイルに流れる電流の最大値を下回るように調整可能な抵抗器をさらに有し、
    前記直流電源に対して、前記抵抗器及び前記スイッチ制御部の直列回路と、前記ソレノイドコイルとが電気的に並列接続されている
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
  21. 請求項1〜20のいずれか1項に記載の電磁弁駆動回路を有する電磁弁。
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