JP4353146B2 - 画像形成システムおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に、加熱部を有する後処理装置を接続してなる画像形成システムおよび後処理装置を接続可能な画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置に製本機能を備える後処理装置をオンラインで接続し、画像形成装置から排出された画像形成済みのシートを後処理装置にて冊子形態に綴じ込んで製本する画像形成システムがある。このような画像形成システムを構成する後処理装置の製本方法のうち、加熱により軟化、溶融するホットメルト型の接着剤をテープ状に裁断された紙や布製の基材に塗布したテープ(綴じテープ)を加熱しながらシートの端部に圧着して綴じる方法は、ページ数が多い場合でも綴じ針を使用する製本方法のような綴じ針の長さなどの制限がなく、しかも、仕上がりの体裁が良いので、重要な書類を製本するうえで有効な方法である。
綴じテープを用いる製本は、画像形成装置から排紙されたシートを順次積載、整合してシート束を形成した後、シート束の端面部に加熱部材にて綴じテープを押し当ててバインドし、加熱により溶融させた綴じテープ表面のホットメルト型の接着剤をシート束に移行させた後、加熱部材を離間させる工程を経て行われる。加熱部材が離間するとシート束および綴じテープのホットメルト型接着剤は常温に戻り固化し、シート束および綴じテープが固着され、製本が完了する。
ところで、デジタル方式の画像形成装置である複写機あるいはプリンタは、通常、電子写真プロセスを用いたプリンタ部を備えており、ペーパ等の記録媒体上に転写、形成されたトナー像を加熱、加圧して記録媒体に溶融、固着する定着手段を備えている。定着手段は、通電、発熱抵抗体等からなるヒータ等の加熱手段を備え、トナー画像の定着に適した温度(定着温度)になるまで加熱され、定着温度に到達した後は所定の温度に保温されて画像形成に供される。
このような、画像形成装置は、例えば1日の使用が終了して電源が切られると、ヒータ等への通電が絶たれるので、放置すると定着手段の温度は画像形成装置の設置環境の気温にまで低下する。したがって、例えば翌日に使用を再開するに際しては、設置環境の気温にまで低下した定着手段の温度を定着温度まで上昇させる必要があり、画像形成装置の電源が投入されると、定着手段を加熱する準備動作が最初に実行される。また、パワーセーブモードやスリープモード等と呼ばれる非作動中の電力消費を抑制する省エネルギモード(以下省エネモードとも記す)から起動する場合は、省エネモードで保持されていた温度から定着手段が加熱される。このような準備動作をウォームアップと呼び、電源投入、或いは、省エネモードからの起動から、定着手段が定着温度に到達するまでの時間をウォームアップ時間と呼ぶ。画像形成装置は定着手段が定着温度に到達するまでは画像形成を行うことはできないので、ウォームアップ中は画像形成を行うことはできない。画像形成装置は、動作を制御する制御手段を備えており、制御手段により、ウォームアップ中は画像形成装置のすべてのジョブの実行が禁止されるように制御される。ユーザは電源投入した後、或いは省エネモードからの起動後、定着手段が所定の温度に到達して画像形成が可能になるまで、すなわち、ウォームアップが終了するまでは画像形成装置を使用できず、その間待機しなければならない。
同様に、綴じテープを用いる製本の様に、加熱部材を有する製本手段を有する後処理装置においても、電源投入後、或いは省エネモードからの起動後、加熱部材の温度が綴じテープ上のホットメルト型接着剤を溶融可能な温度に到達するまで加熱するウォームアップが必要である。加熱部材は、ヒータとしてニクロム線等の通電発熱抵抗体を備えており、後処理装置が電源投入されたときに、ヒータに通電が開始され、製本動作可能な温度に到達するまで加熱される。加熱部材の温度が所定温度に到達するまではホットメルト型接着剤を軟化させることができないので、後処理装置は使用できない。電源投入、或いは省エネモードからの起動以降、加熱部材の温度が所定温度に到達し製本可能になるまでをウォームアップと呼び、ウォームアップ実施中は後処理装置の使用を禁止するように制御される。すなわち、ユーザは加熱部材のウォームアップが終了するまでは後処理装置を使用できない。
このようなウォームアップ中の待機時間を短縮することが、従来より重要な課題となっている。画像形成装置の定着器のウォームアップ時間を短縮させる技術としては、例えば、記録媒体のサイズおよび枚数から、形成する総画像面積を算出し、この総画像面積を定着するのに必要な定着器の温度を設定する方法(例えば特許文献1参照)や、原稿濃度からドット数をカウントしてトナー消費量を算出し、これに基づいて定着温度を設定する方法(例えば特許文献2参照)、あるいは、薄肉化により加熱部材の熱容量を低減させ、かつ、電磁誘導加熱定着方式と呼ばれる加熱方法を採用して、加熱効率を向上させる方法(例えば特許文献3参照)が挙げられる。また、製本装置のウォームアップ時間を短縮する技術としては複数の加熱手段を設け、ウォームアップ時とウォームアップ終了時とでは通電を行う加熱手段の数を変えることによりウォームアップ時間を短縮する方法(例えば特許文献4参照)が提案されている。
特開平10−39674号公報 特開平11−125987号公報 特開平7−295414号公報 特開平10−35138号公報
画像形成装置に後処理装置が接続されてなる画像形成システムにおいては、後処理装置への通電開始は、一般に画像形成装置本体の電源投入、或いは省エネモードからの起動によりなされる。そして、画像形成装置のウォームアップおよび後処理装置のウォームアップは画像形成装置本体の電源投入、或いは省エネモードからの起動により同時に開始され、従来の画像形成システムでは双方のウォームアップが終了するまではすべてのジョブの実行を禁止するように制御される。すなわち、画像形成システムの電源投入後、或いは省エネモードからの起動後、画像形成装置と後処理装置の双方のウォームアップが終了するまでは画像形成システムは待機状態となり、すべてのジョブの実行ができない様になっている。ユーザはその間待機を強いられるので利便性が低く、画像形成システムの動作効率、生産性も低かった。
ユーザに待機を強いる時間をできるだけ短縮し、また、画像形成システムの生産性を向上させる上で、システムとしてのウォームアップ管理に配慮する必要があるが、前述のようなウォームアップ時間の短縮を図る方法、技術は、いずれも画像形成装置または後処理装置それぞれのウォームアップに関するものであり、システムとしてのウォームアップ管理を一括して行える画像形成システムはこれまで存在していなかった。
なお、画像形成装置および後処理装置のそれぞれのヒータの容量を上げ、それぞれのウォームアップ時間を短縮するということが考えられるが、ヒータの容量を上げると大きな電力の供給が必要になるので、接続する配電盤やコンセントの供給電力の制限の範囲で使用される機器、装置においては実行には限度がある。
そこで、本発明は、ユーザの使い勝手の良い画像形成システム、および、後処理装置を接続可能な画像形成装置を提供するすることを目的とする。
上記課題は、特許請求の範囲に記載の以下の構成により達成される。
(請求項1)
ジョブの入力を行う入力部、加熱により記録媒体に画像を定着する定着部、および前記定着部の温度を検知して第二の温度関連情報を取得する第二の温度検知部を有する画像形成装置と、
加熱部および前記加熱部の温度を検知して第一の温度情報を取得する第一の温度検知部を有し、前記画像形成装置で形成された記録媒体に対して後処理を行う後処理装置と、を備えた画像形成システムであり
前記第一の温度検知部で検知された前記加熱部の温度に関連する前記第一の温度関連情報と、前記第二の温度検知部で検知された前記定着部の温度に関連する前記第二の温度関連情報に基づいて、前記入力部により入力されたジョブの実行が可能か否かを判断し、前記加熱部の温度が所定の温度に到達しておらず、前記定着部の温度が所定の温度に到達している場合には、前記加熱部を使用するジョブの実行を禁止し、前記加熱部を使用しないジョブの実行を許可する制御部を有することを特徴とする画像形成システム。
(請求項2)
前記制御部は、前記定着部の温度が所定の温度に到達しておらず前記加熱部の温度が所定の温度に到達している場合には、前記定着部を使用するジョブの実行を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
(請求項3)
前記第二の温度関連情報は、前記定着部のウォームアップ完了を示す情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
(請求項4)
前記第一の温度関連情報は、前記加熱部のウォームアップ完了を示す情報であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成システム。
(請求項5)
前記後処理装置は、製本装置であり、前記加熱部は複数の記録媒体を綴じるための接着剤を溶融させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成システム。
(請求項6)
前記制御部は、前記第一の温度検知部で検知された前記加熱部の温度に関連する前記第一の温度関連情報と、前記第二の温度検知部で検知された前記定着部の温度に関連する前記第二の温度関連情報に基づいて前記入力部により入力されたジョブの実行が可能か否かを判断し、前記ジョブの実行が可能と判断したときには前記ジョブを実行させ、前記ジョブの実行が可能でない判断したときには、当該ジョブを待ち行列に登録して実行待ちのジョブとすることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成システム。
(請求項7)
前記制御部は、実行待ちのジョブがあるとき、前記第一の温度関連情報と、前記第二の温度関連情報に基づいて、前記実行待ちのジョブの実行が可能か否かを判断し、前記加熱部の温度が所定の温度に到達しておらず、前記定着部の温度が所定の温度に到達している場合には、前記加熱部を使用するジョブの実行を禁止し、前記加熱部を使用しないジョブの実行を許可することを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
(請求項8)
前記制御部は、実行待ちのジョブがあるとき、前記第一の温度関連情報と、前記第二の温度関連情報に基づいて、前記実行待ちのジョブの実行が可能か否かを判断し、前記定着部の温度が所定の温度に到達しておらず前記加熱部の温度が所定の温度に到達している場合には、前記定着部を使用するジョブの実行を禁止することを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成システム。
(請求項9)
加熱部および前記加熱部の温度を検知して第一の温度情報を取得する第一の温度検知部を有する後処理装置を接続することにより請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成システムを形成し、
ジョブの入力を行う入力部と、
加熱により記録媒体に画像を定着する定着部および前記定着部の温度を検知して第二の温度関連情報を取得する第二の温度検知部と、
前記第一の温度検知部で検知された前記加熱部の温度に関連する前記第一の温度関連情報および前記第二の温度関連情報に基づいて前記入力部により入力されたジョブの内容に基づき、前記ジョブの実行が可能か否かを判断する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
請求項1の発明によれば、後処理装置の加熱部の温度に関連する第一の温度関連情報および入力されたジョブの内容に基づき、ジョブの実行が可能か否かを判断し、加熱部の温度が所定の温度に到達しておらず、定着部の温度が所定の温度に到達している場合には、加熱部を使用するジョブの実行を禁止し、加熱部を使用しないジョブの実行を許可する使い勝手の良い画像形成システムとすることができる。
請求項2の発明によれば、定着部の温度が所定の温度に到達しておらず、加熱部の温度が所定の温度に到達している場合には、定着部を使用するジョブの実行を禁止する使い勝手の良い画像形成システムとすることができる。
請求項3の発明によれば、画像形成装置の定着部のウオームアップが完了しているか否かに基づき、ジョブの実行が可能か否かを判断できるので、例えば、画像形成装置の定着部のウォームアップが完了していない場合でも、入力されたジョブが画像形成装置の定着部を使用しないジョブである場合には実行可能と判断することができるので、ユーザがジョブの実行を待つ時間を少なくすることができ、使い勝手の良い画像形成システムとすることができる。
請求項4の発明によれば、後処理装置の加熱部のウォームアップが完了しているか否かに基づき、ジョブの実行が可能か否かを判断できるので、例えば、後処理装置の加熱部のウォームアップが完了していない場合でも、入力されたジョブが後処理装置の加熱部を使用しないジョブである場合には実行可能と判断することができ、ユーザがジョブの実行を待つ時間を少なくすることができる使い勝手の良い画像形成システムとすることができる。
請求項5の発明によれば、加熱により接着剤を溶融させて記録媒体を綴じる使い勝手の良い画像形成システムとすることができる。
請求項6の発明によれば、加熱部の温度と、定着部の温度の状況に基づいて実行が可能でないと判断されたジョブを待ち行列に登録して実行待ちのジョブとするので、加熱部あるいは定着部の温度が所定の温度に到達したときに当該ジョブを実行する使い勝手の良い画像形成システムとすることができる。
請求項7の発明によれば、実行待ちのジョブがあるとき、後処理装置の加熱部の温度に関連する第一の温度関連情報および定着部の温度に関連する第二の温度関連情報に基づき、実行待ちのジョブの実行が可能か否かを判断し、加熱部の温度が所定の温度に到達しておらず、定着部の温度が所定の温度に到達している場合には、加熱部を使用するジョブの実行を禁止し、加熱部を使用しないジョブの実行を許可する使い勝手の良い画像形成システムとすることができる。
請求項8の発明によれば、実行待ちのジョブがあるとき、定着部の温度が所定の温度に到達しておらず、加熱部の温度が所定の温度に到達している場合には、定着部を使用するジョブの実行を禁止する使い勝手の良い画像形成システムとすることができる。
請求項9の発明によれば、請求項1〜9に記載の画像形成システムに好適な画像形成装置を提供できる。
以下、本発明の第1および第2の実施の形態について説明する。
<発明の第1実施形態> 本実施形態における画像形成システムは、画像形成装置と、前記画像形成装置にて画像形成された記録媒体に対して後処理を行う後処理装置とを備えた画像形成システムであり、前記画像形成装置は、ジョブの入力を行う入力部を有し、前記後処理装置は、加熱部と、加熱部の温度を検知する第一の温度検知部とを有し、前記画像形成システムは、前記第一の温度検知部で検知された前記加熱部の温度に関連する第一の温度関連情報および前記入力部により入力されたジョブの内容に基づき、前記ジョブの実行が可能か否かを判断する制御部を有する。また、本実施の形態における画像形成システムは、前記加熱部の温度に関連する第一の温度関連情報に基づいて、実行可能なジョブを決定する制御部を有する。
また、本実施の形態における画像形成システムは、加熱により記録媒体に画像を定着する定着部および前記定着部の温度を検知する第二の温度検知部を有し、前記制御部は、画像形成装置の定着部の温度に関連する第二の温度関連情報とに基づいて、前記第一の温度関連情報に加えて、前記第二の温度検知部に検知された前記定着部の温度に関連する第二の温度関連情報および前記入力されたジョブの内容に基づき、前記ジョブの実行が可能か否かを判断する。
本実施の形態における画像形成システムにおいては、画像形成装置の制御手段C1が前述の制御部にあたり、その詳細は後に説明される。
図1は、画像形成装置Aに後処理装置Bを接続した画像形成システムを示す概念図である。画像形成装置Aは、公知の電子写真技術により画像形成をするデジタル式の複写機であり、自動原稿送り装置1、読み取り手段2、書き込み手段3、画像形成手段4、定着手段5、反転排紙手段6、再給紙手段7、シート搬送手段8、給紙手段9、制御手段C1、操作表示手段60等から構成されている。また、画像形成装置Aは非図示のFAX送受信部10を有しており、通信回線に接続することによりファクシミリ(以下FAXと記す)の送受信が可能である。
自動原稿送り装置1は、原稿載置台10の上に載置された原稿Dを1枚ずつ原稿搬送路11に送り出し、原稿排紙台12に排紙する。搬送中の原稿Dの画像面は、原稿読み取り位置13にて読み取り手段2にて読み取りがなされる。原稿Dの両面の画像を読み取る場合には、第1面の読み取りがなされた原稿Dを反転手段14により反転して、再度、原稿搬送路11に送り出し、第2面の読み取りを行い、原稿排紙台12に排紙する。読み取り手段2は、光源21、第1ミラーユニット22、第2ミラーユニット23、結像レンズ24、CCD25等からなり、画像読み取り位置13を走行する原稿Dの画像を走査して、その画像をCCD25に結像させて、光学的情報である原稿画像情報を電気的情報に変換する。変換された原稿画像情報は、A/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理が施され、制御手段C1のメモリM1に保存される。書き込み手段3は、レーザ光源、シリンドリカルレンズ、Fθレンズ、ミラー、ポリゴン等で構成される走査光学系で、前記メモリM1から読み出された画像情報に対応して変化するレーザビームにて、画像形成手段4の感光体41の表面を走査して、前記感光体41の表面に潜像を形成する。画像形成手段4は、感光体41の表面に形成された潜像を、現像手段42にて現像処理を行いトナー画像として顕像化するものである。前記トナー画像は、転写手段43によりレジストローラ81により送り出された記録媒体であるシートPに転写される。トナー画像の転写を終えた感光体表面は、クリーニング手段44により、残留トナーが除去されて、帯電手段45により電荷が付与されて、次の潜像形成に供される。定着手段5は、対向して配置された、熱ローラ51と、加圧ローラ52とによりトナー画像を担持したシートPを加熱加圧することにより、トナー画像をシートPに定着する。熱ローラ51は非図示のヒータにより加熱され、熱ローラ51の温度は温度検知手段TS4で検知される。熱ローラ51は温度検知手段TS4の検知結果情報に基づき制御手段により加熱、あるいは保温の制御がなされる。この熱ローラ51が特許請求の範囲に記した定着部にあたり、温度検知手段TS4が特許請求の範囲に記した第二の温度検知部にあたり、温度検知手段TS4の検知結果情報が特許請求の範囲に記した第二の温度関連情報にあたる。
画像定着を終えたシートPは、排紙ローラ55により、後処理装置Bに送られる。シートPを反転させて排紙する場合には、排紙ガイド57によりシートPを下方に導き、反転手段の反転ローラ61に前記シートPの後端を挟持させ、反転して排紙ローラ55に送り出す。シートPの両面に画像形成を行う場合には、排紙ガイド57と複数のローラによりシートPを再給紙手段7に送り、再給紙手段7の反転ローラ71によりシートPを反転して、再度、シート搬送手段8に送り出す。シート搬送手段8は、複数のローラと、ガイド部材とからなるシートの搬送路で、給紙手段9から送り出されたシートPを搬送して、シートPの先端をレジストローラ81に突き当てた後、トナー画像を受容するために感光体41に向けて送り出す。給紙手段9は、小容量のトレイを有する第1給紙手段91、大容量のトレイを有する第2給紙手段92、第3給紙手段93から構成される。前記各給紙手段は、各々のトレイに載置されたシートPを1枚ずつシート搬送手段8に送り出す送り出しローラを有している。
操作表示手段60は、画像形成装置Aの本体上面に設けられたタッチパネルで、表示と入力の両方の機能を有し、コピー枚数の設定をはじめ、製本等の後処理を施すか否かの設定、およびFAX送信の設定等、制御手段C1への指示操作を行うために用いられる。
後処理装置Bは、製本手段300と穴開け手段400、および、シート載置手段910、920を有し、画像形成装置Aから排出されるシートあるいはシート載置手段910、920に載置したシートに製本あるいは穴開けを施すことが可能である。製本あるいは穴開けの動作は、画像形成装置Aの画像形成に連動して行う、いわゆる、オンライン動作と、画像形成装置Aの画像形成には連動せず、シート載置手段に載置したシートに製本あるいは穴開け行う、いわゆる、オフライン動作とが可能である。
画像形成装置Aにより画像形成がなされ後処理装置Bに送り出されたシートPは、操作表示手段60により後処理を施さないモードが選択されていた場合には、振り分けガイド101により上方に進むように導かれ排紙台102に排紙される。
穴開けを施すモードが選択されていた場合には、シートは穴開け手段400により穴開けされ、シート束載置台400に送り出される。
製本を施すモードが選択されていた場合には、シート整合手段200に順次送られ1つの冊子を構成するシートPが積載される。また、シート載置手段910、920に表紙、あるいは頁間に挿入するためのシートを載置して、載置したシートが所定の頁位置に入るように搬送手段100によりシート整合手段200に送り出すこともできる。シート整合手段200は、シート載置台201、先端規制板202、シート圧着部材203、204、シート幅規制板(不図示)等から構成されている。シート載置台201に積載されたシートPは先端部が先端規制板202により、両側がシート幅規制板により規制され、整合されたシート束となる。最終頁のシートの載置が終了すると、圧着部材203、204が積載されたシート束の先端部を上面と下面とから押圧して、積載されたシート束の整合が崩れないように挟持する。圧着部材203、204による挟持が終了すると、先端規制板202が矢印bの方向に移動して、シート束の先端面が、綴じテープTTを挟んで製本手段300に直面する。これらの動作は制御手段C2により制御される。
図2は、製本手段300の近傍を模式的に示す図である。図2に示すTTはホットメルトタイプの接着剤が塗布された綴じテープであり、製本手段300は、前記綴じテープTTを所定の長さにカットして、テープ元巻き部(不図示)から主加熱手段310に送り出す綴じテープ送り手段(不図示)、綴じテープTTを加熱しながらシート束に押圧する加熱手段を有し、シート束の背面と側面に綴じテープTTを加熱しながら押圧することによりシート束を冊子に製本する。製本手段300は、加熱手段として、背面側から綴じテープTTを整合されたシート束の先端面に加熱しながら押圧する主加熱手段310、前記綴じテープTTの両側面をシート束の最上面と最下面とに加熱しながら押圧する側面加熱手段(b)320、側面加熱手段(c)330を有している。
主加熱手段310は、加熱部材(a)311と、加熱部材(a)311を加熱するヒータ(a)312と、加熱部材(a)311の温度を検知する温度検知手段(a)TS1とを有している。制御手段C2は、温度検知手段(a)TS1の検知結果により、制御手段C1の指示のもとにヒータ(a)312への電力供給を制御し、加熱部材(a)311の温度を所定の温度に維持するように制御する。
同様に、側面加熱手段(b)320は、加熱部材(b)321と、加熱部材(b)321を加熱するヒータ(b)322と、加熱部材(b)321の温度を検知する温度検知手段(b)TS2とを有している。制御手段C2は、温度検知手段(b)TS2の検知結果により、制御手段C1の指示のもとにヒータ(b)322への電力供給を制御し、加熱部材(b)321の温度を所定の温度に維持するように制御する。
同様に、側面加熱手段(c)330は、加熱部材(c)331と、加熱部材(c)331を加熱するヒータ(c)332と、加熱部材(c)331の温度を検知する温度検知手段(c)TS3とを有している。制御手段C2は、温度検知手段(c)TS3の検知結果により、制御手段C1の指示のもとにヒータ(c)332への電力供給を制御し、加熱部材(c)331の温度を所定の温度に維持するように制御する。
これら、加熱部材(a)311、加熱部材(b)321、加熱部材(c)331が特許請求の範囲に記した加熱部にあたり、温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、および、温度検知手段(c)TS3が特許請求の範囲に記した第一の温度検知部にあたり、温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、および、温度検知手段(c)TS3が検知した加熱部材(a)311、加熱部材(b)321、加熱部材(c)331の温度情報が、特許請求の範囲に記した第一の温度関連情報にあたる。
製本手段300の主加熱手段310は、加熱手段移動手段(不図示)により矢印aの方向に移動して、綴じテープTTを前記シート束の先端面に押しつける。この動作により、綴じテープTTの接着剤が溶融してシート束の先端面に移行する。綴じテープ側面ガイド324、334は矢印d1、d2のように移動して、綴じテープTTの両側面をシート束の最上面と、最下面に向けて折り曲げる。綴じテープ側面ガイド324、334の移動が終了すると、側面加熱手段(b)320、側面加熱手段(c)330が矢印f1、f2の方向に移動して、折り曲げられた綴じテープTTの両側面を、シート束の最上面と最下面に加熱しながら押圧する。加熱により、綴じテープTTの接着剤が溶融して、シート束の両側面部面に移行する。予め設定された押圧時間が経過すると、主加熱手段310、側面加熱手段(b)320、側面加熱手段(c)330は元の位置に復帰して、綴じテープTTから離れる。すると、綴じテープTTの溶融した接着剤は温度が急激に降下するので硬化して、綴じテープTTとシート束が硬化した接着剤にて固着され、製本が施される。
シート整合手段200は、綴じられたシート束の先端部を圧着部材203、204で保持したままの状態で図1の点線位置に移動する。その後、圧着部材203、204の圧着を解除して、載置台201に設けられたローラ205を回転させることにより、シート束載置台400に送り出す。
図3は、本実施の形態の画像形成システムにおける画像形成装置Aと後処理装置Bの制御関係の構成を示すブロック図である。なお、本図の説明は、本発明の実施の形態に直接係わらない箇所は省略されている。
画像形成装置Aの制御手段C1は、CPU、演算ユニット、メモリM1、入出力I/F、通信手段、駆動回路等から構成されるコンピュータシステムである。制御手段C1は、画像形成装置Aの自動原稿送り手段1、読み取り手段2、書き込み手段3、画像形成手段4、熱ローラ51と温度検知手段TS4を有する定着手段5、反転排出手段6、再給紙手段7、シート搬送手段8、給紙手段9、非図示のモデムを介して通信回線に接続されているFAX送受信部10、操作表示手段60の動作の制御を行うとともに、操作表示手段60に入力された後処理に係るジョブ情報を含む制御信号をシリアル通信手段D1を介して後処理装置Bに伝達する。これらの制御は、予めメモリM1に格納してあるプログラムを実行させることによりなされる。この制御手段C1が特許請求の範囲に記した制御部にあたる。制御部機能を画像形成装置Aの制御手段C1に組み込むことにより、構成が簡素化できる。
後処理装置Bの制御手段C2も制御手段C1に比較して規模は小さいが同様の構成であり、搬送手段100、シート整合手段200、製本手段300、穴開け手段400により、接続する画像形成装置Aから伝達された制御信号をシリアル通信手段D2を介して受け、画像形成装置Aから排出されるシート、あるいは、シート載置手段910、920に載置した用紙、シートに製本や穴開けの後処理を行うように制御する。画像形成装置Aから排出されるシートに後処理を行う際には、画像形成装置Aの画像形成動作に連動したオンライン動作で行い、シート載置手段910、920に載置した用紙、シートに後処理を行う際には、画像形成装置Aの画像形成動作とは独立したオフライン動作で行う。また画像形成装置Aの制御手段C1の指令を受けて、製本手段300のウォームアップの実行およびウォームアップ中のジョブの動作を、メモリM2に格納してあるプログラムを実行させることにより制御する。これらの制御は、あらかじめメモリM2に格納してあるプログラムを実行させることによりなされる。
制御手段C1は、画像形成装置Aの定着手段5の温度検知手段TS4により検知された熱ローラ51の温度の情報をメモリM1に予め格納されている閾値と比較する。温度が閾値に等しいか、閾値を越える場合は熱ローラ51が所定の温度に到達している、すなわちウォームアップが完了していると判断し、ウォームアップを終了させる。また、閾値に満たない場合は熱ローラ51が所定の温度に到達していない、すなわちウォームアップが完了していない、と判断し、定着手段5が所定の温度に到達するまで定着手段5のヒータに電力を供給するように制御し、ウォームアップを継続させる。
制御手段C1は、ウォームアップを終了させると、温度検知手段TS4により検知された温度の情報に基づき、ヒータへの供給電力の制御を行い、熱ローラ51の温度を所定の温度範囲に保つよう制御する。
また、制御手段C1は、後処理装置Bよりシリアル通信手段D2、D1を介して伝達される製本手段300の各温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3により得られた各加熱手段の温度の情報をメモリM1に予め格納されているそれぞれの閾値と比較する。それぞれの温度がそれぞれの閾値に等しいか、閾値を越える場合は製本手段300の各加熱手段が所定の温度に到達している、すなわちウォームアップが完了している、と判断し、ウォームアップを終了するよう制御手段C2に指令し、ヒータ(a)312、ヒータ(b)322、ヒータ(c)332のウォームアップを終了させる。また、それぞれの閾値に満たない場合は製本手段300の各加熱手段が所定の温度に到達していない、すなわちウォームアップが完了していない、と判断し、製本手段300の各加熱手段が所定の温度に到達するまでヒータ(a)312、ヒータ(b)322、ヒータ(c)332に電力を供給するように制御手段C2に指令し、ウォームアップを継続させる。制御手段C1は、ウォームアップを終了させると、温度検知手段TS1、TS2、TS3により検知された温度の情報に基づき、各ヒータへの供給電力を制御し、各加熱手段の温度を所定の温度範囲に保つよう制御させる。
なお、以後の説明では、省エネモードの実行中は、画像形成装置の定着手段および後処理装置の加熱手段への電力供給を行わない構成を前提としているが、本発明はこれに限定されず、省エネモードにおいて、画像形成装置に定着手段および後処理装置の加熱手段に対し、画像形成動作が可能なモード、あるいは製本を行うモードでの電力供給量よりも小さい電力を供給する構成でも良い。
制御手段C1は、電源投入される、或いは省エネモードから起動されると、画像形成装置Aの定着手段5のウォームアップ開始、本実施形態においては、定着手段5のヒータへの電力供給の開始を指令するとともに、後処理装置Bの制御手段C2に製本手段300のウォームアップ開始、本実施形態においては、製本手段300の各加熱手段のヒータへの電力供給の開始を指令する。
画像形成装置Aの制御手段C1は、ジョブが入力されたとき、あるいはすでに入力されているジョブがあるとき、定着手段の温度および加熱手段の温度の状況を確認し、入力されたジョブ、あるいはすでに入力されているジョブが、その実行にあたり画像形成装置Aの定着手段あるいは後処理装置Bの製本手段300の各加熱手段を必要とするか否かを判定し、定着手段の温度および加熱手段の温度の状況の確認結果に基づき当該ジョブの実行を許可するか否かを決定する。ジョブの実行を許可する決定がなされたときには当該ジョブが実行され、ジョブの実行を許可しない決定がなされたときには当該ジョブを待ち行列に登録する。
待ち行列に登録されたジョブは、実行待ちジョブとして、その後の画像形成装置Aの定着手段および後処理装置Bの各加熱手段のウォームアップの進行に伴い、実行可否が確認され、実行可能になった時点で実行される。
制御手段C1は、画像形成装置Aの熱ローラ51および、製本手段300の加熱部材である各加熱部材の温度の状況と、ジョブの内容に基づきジョブの実行が可能か否かを判断する。制御手段C1は、温度検知手段TS4により検知された画像形成装置Aの熱ローラ51、および、製本手段300の加熱部材である各加熱部材、すなわち、加熱部材(a)311、加熱部材(b)321、加熱部材(c)331の温度の状況と、ジョブが、その実行にあたり定着部、および、あるいは加熱部を使用するか否かを確認し、その確認結果に基づきジョブの実行が可能か否かを判断する。
画像形成装置Aの熱ローラ51の温度が所定の温度に到達していないとき、すなわち、画像形成装置Aの定着手段のウォームアップが完了していないときには、画像形成装置Aの定着手段を使用するジョブは実行が不可能であるので、制御手段C1はジョブの内容を確認し、実行にあたり、画像形成装置Aの定着手段を使用するジョブであればその実行を禁止し、画像形成装置Aの定着手段を使用しないジョブであればその実行を許可する。
実行が許可される画像形成装置Aの定着手段を使用しないジョブは、例えば、本実施の形態における画像形成システムにおいては、製本手段300の各加熱部材が所定の温度に到達しているときにはオフラインによる製本加工であり、所定の温度に到達していないときにはオフラインによる穴開け加工やFAXの送受信である。
また、製本手段300の各加熱部材の温度が所定の温度に到達していないとき、すなわち、製本手段300のウォームアップが完了していないときには、製本手段300の加熱部を使用するジョブは実行が不可能であるので、制御手段C1はジョブの内容を確認し、実行にあたり、製本手段300の加熱部を使用するジョブであればその実行を禁止し、製本手段300の加熱部を使用しないジョブであればその実行を許可する。
実行が許可される製本手段300の加熱部を使用しないジョブは、例えば、本実施の形態における画像形成システムにおいては、画像形成装置Aの定着手段が所定の温度に到達しているときには、オンラインによる穴開け加工をうコピーであり、所定の温度に到達していないときにはオフラインによる穴開け加工やFAXの送受信である。
なお、画像形成装置Aの定着手段および製本手段300の加熱部の温度が所定の温度に到達しているときには、画像形成装置Aの定着手段および製本手段300の加熱部を使用するジョブの実行が許可されることになり、これは全てのジョブの実行が許可されることを意味する。
図4は、本発明の第1実施形態における画像形成システムの、ウォームアップとジョブの実行の制御の流れを説明するフローチャートである。
制御手段C1は、システムの電源の投入を待ち、システムの電源が投入される(ステップS1)と、画像形成装置および後処理装置のウォームアップを開始させる(ステップS2)。なお、画像形成装置および後処理装置のウォームアップ開始は、省エネモードから通常動作モードへの復帰の場合もある。通常動作モードから省エネモードへの復帰は、画像形成装置の操作表示手段の操作やジョブの入力等がトリガとなりなされる。
ついで、制御手段C1は、新たなジョブの入力の有無を確認する(ステップS3)。ステップS3において、新たなジョブの入力があるとき(ステップS3:Yes)には、ステップS5に移行する。また、新たなジョブの入力がないとき(ステップS3:No)、ステップS4に移行して実行待ちのジョブの有無を確認し、実行待ちのジョブがあるとき(ステップS4:Yes)にはステップS5に移行する。実行待ちのジョブがないとき(ステップS4:No)にはステップS3、ステップS4の工程を実行しつつジョブの入力を待つ。ここで実行待ちのジョブとは、待ち行列に登録されたジョブを言い、詳しくは後述する。
ステップS5にて制御手段C1は、温度検知手段TS4で検知した熱ローラ51の温度の情報を所定の値と比較して、所定の温度に到達しているか否か、すなわち定着手段5が所定の温度に到達しているか否かを確認する。
制御手段C1は、温度検知手段TS4の温度の情報値が所定の値に到達している(ステップS5:Yes)ときは、定着手段5のウォームアップが終了していると判断し、定着手段5を使用するジョブの実行を許可し、ステップS6に移行する。
温度検知手段TS4の情報が所定の値に到達していないとき(ステップS5:No)は、定着手段5のウォームアップが終了していないと判断し、定着手段5を使用するジョブの実行を禁止し、ステップS11に移行する。
温度検知手段TS4の温度の情報値が所定の値に到達しているとき(ステップS5:Yes)、制御手段C1は後処理装置Bにおける製本手段300の各加熱手段、すなわち加熱部の温度がそれぞれ所定の温度に到達しているか否かを確認する(ステップS6)。
温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3の情報が所定の値に到達しているとき(ステップS6:Yes)は、加熱部のウォームアップが終了していると判断し、加熱部を使用するジョブの実行を許可し、ステップS7に移行する。ステップS7にては、定着手段5および加熱部を使用するジョブを含むジョブ、すなわち全てのジョブの実行が許可され、実行される。ジョブが実行されるとステップS18に移行する。
温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3の情報が所定の値に到達していないとき(ステップS6:No)は、製本手段300のウォームアップが終了していないと判断し、加熱手段を使用するジョブの実行を禁止され、ステップS8に移行する。
ステップS8にては、制御手段C1は、ジョブが加熱部を使用するか否かを確認し、ジョブが加熱手段を使用しないとき(ステップS8:No)は、定着手段5を使用し加熱部を使用ないジョブの実行が許可され、ステップS9に移行する。ステップS9にては、定着手段5を使用し、加熱部を使用しないジョブが実行される。ジョブが実行されるとステップS18に移行する。
ステップS8にて、ジョブが加熱部を使用するとき(ステップS8:Yes)は、ウォームアップが終了していない加熱部を使用するジョブは、その実行は禁止され、ステップS10に移行する。ステップS10では、実行が許可されないジョブは、待ち行列に登録される。
前述のように、温度検知手段TS4の情報が所定の値に到達していないとき(ステップS5:No)は、定着手段5を使用するジョブの実行を禁止し、ステップS11に移行する。ステップS11にては、制御手段C1は後処理装置Bにおける製本手段300の加熱部の温度がそれぞれ所定の温度に到達しているか否かを確認する。
ステップS11にて、温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3の情報が所定の値に到達している(ステップS11:Yes)ときは、加熱部のウォームアップが終了していると判断し、加熱部を使用するジョブの実行を許可し、ステップS12に移行する。
ステップS12にては、制御手段C1は、ジョブが定着手段を使用するか否かを確認し、ジョブが定着手段を使用しないとき(ステップS12:No)は、加熱部を使用し定着手段を使用しないジョブの実行が許可され、ステップS13に移行する。ステップS13にては、加熱部を使用し定着手段を使用しないジョブが実行される。ジョブが実行されるとステップS18に移行する。
ステップS12にて、ジョブが定着手段を使用するとき(ステップS12:Yes)は、ウォームアップが終了していない定着手段を使用するジョブはその実行は禁止され、ステップS10に移行する。ステップS10では、実行が許可されないジョブは、待ち行列に登録される。
温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3の情報が所定の値に到達していないとき(ステップS11:No)は、製本手段300のウォームアップが終了していないと判断し、加熱手段を使用するジョブの実行が禁止され、ステップS14に移行する。
ステップS14にては、制御手段C1は、ジョブが定着手段を使用するか否かを確認し、ジョブが定着手段を使用するとき(ステップS14:Yes)は、ウォームアップが終了していない定着手段を使用するジョブの実行は禁止され、ステップS10に移行する。ステップS10では、実行が許可されないジョブは、待ち行列に登録される。ジョブが定着手段を使用しないとき(ステップS14:No)は、ステップS15に移行する。
ステップS15にては、制御手段C1は、ジョブが加熱部を使用するか否かを確認し、ジョブが加熱部を使用するとき(ステップS15:Yes)は、ウォームアップが終了していない定着手段および加熱部を使用するジョブの実行は禁止され、ステップS10に移行する。ステップS10では、実行が許可されないジョブは、待ち行列に登録される。ジョブが加熱部を使用しないとき(ステップS15:No)は、ジョブは定着手段および加熱部を使用しないので、その実行を許可し、ステップS17に移行する。ステップS17にては、加熱部も定着手段も使用しないジョブが実行される。ジョブが実行されるとステップS18に移行する。
ステップS10にて待ち行列に登録されたジョブは、ステップS3に戻り、実行待ちジョブとして、定着手段、および、あるいは、加熱部がジョブ実行を許可可能な温度になると実行される。このとき実行されたジョブは待ち行列から削除される。
制御手段C1は、ステップS7、S9、S13、S15でジョブの実行がなされると、ステップS18に移行し、システムの電源がOFFされたか否かを確認する。電源OFFされないとき(ステップS18:No)には、ステップS3に戻り、新たなジョブの入力を待つ。電源OFFされたとき(ステップS18:Yes)には、ステップS19に移行し、画像形成システムの動作を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、画像形成システムを構成する画像形成装置の定着手段の温度が所定の温度に到達しているとき、すなわち画像形成装置のウォームアップが終了したときには、画像形成システムを構成する後処理装置の各加熱手段の温度が所定の温度に到達していない場合、すなわち製本手段のウォームアップが未了の状態でも、製本装置を使用するジョブ以外のジョブの受付けを許可するので、ユーザの待ち時間を短縮でき、利便性の高い製本システムを提供できる。
「発明の第1実施形態の変形例」 第1実施形態における画像形成システムは、画像形成装置の定着部の温度に関連する第二の温度関連情報とに基づいて、第一の温度関連情報に加えて、ジョブの内容に基づき、ジョブの実行が可能か否かを判断するものであるが、その変形例として、画像形成装置の定着部の温度に関連する第二の温度関連情報に基づき、定着部の温度が所定の温度に到達していない場合には、全てのジョブの実行を禁止することが出来る。変形例においては、画像形成装置の定着部が所定の温度に到達していない場合には、全てのジョブの実行を禁止するので、定着部が記録媒体上の画像を記録媒体に定着するに必要な温度に到達しない状態で定着動作を行うことが防止できる。そして、定着部の温度が所定の温度に到達したときには、後処理装置の加熱部の温度により実行可能なジョブの実行の許可を行う。
図5は、本発明の第1実施形態の変形例における画像形成システムの、ウォームアップとジョブの実行の制御の流れを説明するフローチャートであり、図4に示した第1実施形態におけるフローチャートから、ステップS11〜ステップS17を削除し、温度検知手段TS4の情報が所定の値に到達していないとき(ステップS5:No)のときはステップS10に移行する形態で表される。以下、図5に示すフローチャートにより第1実施形態の変形例を説明する。
制御手段C1は、システムの電源の投入を待ち、システムの電源が投入される(ステップS1)と、画像形成装置および後処理装置のウォームアップを開始させる(ステップS2)。なお、画像形成装置および後処理装置のウォームアップ開始は、省エネモードから通常動作モードへの復帰の場合もある。通常動作モードから省エネモードへの復帰は、画像形成装置の操作表示手段の操作やジョブの入力等がトリガとなりなされる。
ついで、制御手段C1は、新たなジョブの入力の有無を確認する(ステップS3)。ステップS3において、新たなジョブの入力があるとき(ステップS3:Yes)には、ステップS5に移行する。また、新たなジョブの入力がないとき(ステップS3:No)、ステップS4に移行して実行待ちのジョブの有無を確認し、実行待ちのジョブがあるとき(ステップS4:Yes)にはステップS5に移行する。実行待ちのジョブがないとき(ステップS4:No)にはステップS3、ステップS4の工程を実行しつつジョブの入力を待つ。
ステップS5にて制御手段C1は、温度検知手段TS4で検知した熱ローラ51の温度の情報を所定の値と比較して、所定の温度に到達しているか否か、すなわち定着手段5が所定の温度に到達しているか否かを確認する。
制御手段C1は、温度検知手段TS4の温度の情報値が所定の値に到達している(ステップS5:Yes)ときは、定着手段5のウォームアップが終了していると判断し、定着手段5を使用するジョブの実行を許可し、ステップS6に移行する。
温度検知手段TS4の情報が所定の値に到達していないとき(ステップS5:No)は、定着手段5のウォームアップが終了していないと判断し、すべてのジョブの実行を禁止し、ステップS10に移行する。ステップS10では、実行が許可されないジョブは、待ち行列に登録される。
温度検知手段TS4の温度の情報値が所定の値に到達しているとき(ステップS5:Yes)、制御手段C1は後処理装置Bにおける製本手段300の各加熱手段、すなわち加熱部の温度がそれぞれ所定の温度に到達しているか否かを確認する(ステップS6)。
温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3の情報が所定の値に到達しているとき(ステップS6:Yes)は、加熱部のウォームアップが終了していると判断し、加熱部を使用するジョブの実行を許可し、ステップS7に移行する。ステップS7にては、定着手段5および加熱部を使用するジョブを含むジョブ、すなわち全てのジョブの実行が許可され、実行される。ジョブが実行されるとステップS18に移行する。
温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3の情報が所定の値に到達していないとき(ステップS6:No)は、製本手段300のウォームアップが終了していないと判断し、加熱手段を使用するジョブの実行を禁止され、ステップS8に移行する。
ステップS8にては、制御手段C1は、ジョブが加熱部を使用するか否かを確認し、ジョブが加熱手段を使用しないとき(ステップS8:No)は、定着手段5を使用し加熱部を使用ないジョブの実行が許可され、ステップS9に移行する。ステップS9にては、定着手段5を使用し、加熱部を使用しないジョブが実行される。ジョブが実行されるとステップS18に移行する。
ステップS8にて、ジョブが加熱部を使用するとき(ステップS8:Yes)は、ウォームアップが終了していない加熱部を使用するジョブは、その実行は禁止され、ステップS10に移行する。ステップS10では、実行が許可されないジョブは、待ち行列に登録される。
ステップS10にて待ち行列に登録されたジョブは、ステップS3に戻り、実行待ちジョブとして、定着手段、および、あるいは、加熱部がジョブ実行を許可可能な温度になると実行される。このとき実行されたジョブは待ち行列から削除される。
制御手段C1は、ステップS7、S9でジョブの実行がなされると、ステップS18に移行し、システムの電源がOFFされたか否かを確認する。電源OFFされないとき(ステップS18:No)には、ステップS3に戻り、新たなジョブの入力を待つ。電源OFFされたとき(ステップS18:Yes)には、ステップS19に移行し、画像形成システムの動作を終了する。
<発明の第2実施形態> 第2実施形態は、前述の第1実施形態において図1〜3を用いて説明したた内容と共通の構成を有し、その機能も共通のところが多い。第2実施形態においては、第1実施形態と同一の機能の個所は第1実施形態にて用いた符号と同一とするとともにその説明は省略し、異なる個所の説明を行うことにする。
第2実施形態における制御手段C1は、温度検知手段TS4により検知された画像形成装置Aの熱ローラ51の温度の状況と、温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3により検知された製本手段300の加熱部材の温度の状況により、実行可能なジョブを決定する。そして入力されたジョブ、あるいはすでに入力されているジョブの内容を確認し、実行可能か否かを判断し、当該ジョブが実行可能であるときには実行を許可し、実行不可能であるときには実行を禁止し待ち行列に登録する。待ち行列に登録されたジョブは、実行待ちジョブとして、その後の画像形成装置Aの定着手段および後処理装置Bの各加熱手段のウォームアップの進行に伴い、実行可能になった時点で実行が許可される。また、制御手段C1は、画像形成装置の熱ローラ51の温度の状況と、製本手段300の加熱部材の温度の状況により決定した実行可能なジョブを操作表示手段60に表示させる。
第2実施形態においては、ウォームアップが完了している状態か、完了していない状態かを示すために、画像形成装置Aの熱ローラ51には定着手段温度フラグが、後処理装置Bの製本手段300の各加熱部材には加熱部温度フラグが設けられており、それぞれ、オンによりウォームアップ完了状態であること、オフによりウォームアップ未完了状態であることを識別させる。制御手段C1は、製本手段300のすべての加熱手段の温度が所定の値に到達したとき、あるいは、所定の値に到達しているときは、ウォームアップを終了させるとともに、加熱部温度フラグの状態をオンにする。また、熱ローラ51の温度が所定の値に到達したとき、あるいは、所定の値に到達しているときは、制御手段C1は、熱ローラ51のウォームアップを終了させるとともに、定着手段温度フラグの状態をオンにする。
画像形成装置Aの熱ローラ51、および、製本手段300の各加熱部材の温度の状況により実行可能なジョブは、次のようになる。
画像形成装置Aの熱ローラ51および製本手段300の各加熱部材の温度がいずれもそれぞれの所定の温度に到達していないとき、すなわち、画像形成装置Aおよび製本手段300のウォームアップがいずれも完了していないときには、画像形成装置Aの定着手段と製本手段300の各加熱部材を使用するジョブは実行が不可能であるが、画像形成装置Aの定着手段および製本手段300の各加熱部材を使用しないジョブ、例えば、本実施の形態における画像形成システムにおいては、FAXの送受信、オフラインによる穴開け加工が可能である。このような、画像形成装置Aの定着手段および製本手段300の各加熱部材を使用しないジョブのモードをモードDと呼ぶことにする。制御手段C1は、画像形成装置Aの熱ローラ51および製本手段300の各加熱部材の温度がいずれもそれぞれの所定の温度に到達していないときには、実行可能なジョブのモードはモードDであることを決定するとともに、操作表示手段60に、実行可能なジョブのモードはモードDであることを、例えば、「ウォームアップ中です。ジョブを入力できます。FAXの送信およびオフライン動作による穴開け加工は可能です。その他のジョブの実行はしばらくお待ち下さい」というようなメッセージを表示させる。そして、入力されているジョブがあるときには、当該ジョブがモードDで実行可能であるか否かを判断し、実行可能であれば実行を許可し、当該ジョブを実行させる。
画像形成装置Aの熱ローラ51は所定の温度に到達していないが、製本手段300の各加熱部材の温度がいずれもそれぞれの所定の温度に到達しているとき、すなわち、画像形成装置Aのウォームアップは完了していないが製本手段300のウォームアップが完了しているときには、画像形成装置Aの定着手段を使用するジョブは実行が不可能であるが、画像形成装置Aの定着手段を使用しないジョブ、例えば、本実施の形態における画像形成システムにおいては、FAXの送受信、オフラインによる穴開け加工、製本加工が可能である。このような、画像形成装置Aの定着手段を使用しないジョブのモードをモードCと呼ぶことにする。モードCにおいては、例えばFAXの送受信、オフラインによる穴開け加工、製本加工が可能である。制御手段C1は、画像形成装置Aの熱ローラ51は所定の温度に到達していないが、製本手段300の各加熱部材の温度がいずれもそれぞれの所定の温度に到達しているときには、実行可能なジョブのモードはモードCであることを決定するとともに、操作表示手段60に、実行可能なジョブのモードはモードCであることを、例えば、「ウォームアップ中です。ジョブを入力できます。FAXの送信およびオフライン動作による製本加工、穴開け加工は可能です。その他のジョブの実行はしばらくお待ち下さい」というようなメッセージを表示させる。そして、入力されているジョブがあるときには、当該ジョブがモードCで実行可能であるか否かを判断し、実行可能であれば実行を許可し、当該ジョブを実行させる。
画像形成装置Aの熱ローラ51は所定の温度に到達しているが、製本手段300の各加熱部材の温度がいずれもそれぞれの所定の温度に到達していないとき、すなわち、画像形成装置Aのウォームアップは完了しているが製本手段300の各加熱部材のウォームアップが完了していないときには、製本手段300の各加熱部材を使用するジョブは実行が不可能であるが、製本手段300の各加熱部材を使用するジョブ、例えば、本実施の形態における画像形成システムにおいては、FAXの送受信、コピー、オンライン動作による穴開け加工が可能である。このような、製本手段300の各加熱部材を使用ないジョブのモードをモードBと呼ぶことにする。モードBにおいては、制御手段C1は、画像形成装置Aの熱ローラ51は所定の温度に到達しているが、製本手段300の各加熱部材の温度がいずれもそれぞれの所定の温度に到達していないときには、実行可能なジョブのモードはモードBであることを決定するとともに、操作表示手段60に、実行可能なジョブのモードはモードBであることを、例えば、「コピーできます。後処理装置はウォームアップ中です。製本を必要とするジョブはしばらくお待ち下さい」というようなメッセージを表示させる。そして、入力されているジョブがあるときには、当該ジョブがモードBで実行可能であるか否かを判断し、実行可能であれば実行を許可し、ジョブを実行させる。
画像形成装置Aの熱ローラ51および後処理装置Bにおける製本手段300の各加熱部材の温度がいずれもそれぞれの所定の温度に到達しているとき、すなわち、画像形成装置Aおよび製本手段300のウォームアップがいずれも完了しているときにはすべてのジョブの実行が可能である。このようなジョブのモードをモードAと呼ぶことにする。
制御手段C1は、画像形成装置Aの熱ローラ51および製本手段300の各加熱部材の温度がいずれもそれぞれの所定の温度に到達しているときには、実行可能なジョブのモードはモードAであることを決定するとともに、操作表示手段60に、実行可能なジョブのモードはモードAであることを、例えば、「コピーおよび後処理装置の使用が可能です」というようなメッセージを表示させる。そして、入力されているジョブがあるときには、当該ジョブの実行を許可し、ジョブを実行させる。
第2実施形態における画像形成装置Aの熱ローラ51および後処理装置Bにおける製本手段300の各加熱部材の温度の状況の組み合わせにより実行可能なジョブのモードを表1に示す。
Figure 0004353146
図6および図7は、本発明の第2実施形態における画像形成システムのウォームアップとジョブの実行の制御の流れを示すフローチャートである。図6はウォームアップとジョブの実行の制御の流れの前半部分を示すフローチャートであり、図7は制御の流れの後半部分を示すフローチャートである。図6と図7におけるXとYの2個所をそれぞれ結合することにより、本発明の第2実施形態における画像形成システムのウォームアップとジョブの実行の制御の全体の流れとなる。以下、図6と図7を使用して流れを説明する。
先ず、図6に示すステップS101にて制御手段C1はシステムの電源投入を待ち、システムの電源が投入される(ステップS101:Yes)と、画像形成装置および後処理装置のウォームアップを開始させる(ステップS102)。なお、画像形成装置および後処理装置のウォームアップ開始は、省エネモードから通常動作モードへの復帰のこともある。省エネモードから通常動作モードへの復帰は画像形成装置の操作表示手段の操作やジョブの入力等がトリガとなりなされる。
次いで、制御手段C1は、温度検知手段TS4で検知した熱ローラ51の温度の情報を所定の値と比較して、所定の温度に到達しているか否か、すなわち定着手段が所定の温度に到達しているか否かを確認する(ステップS103)。
温度検知手段TS4の温度の情報値が所定の値を越えるとき、すなわち定着手段5が所定の温度に到達している(ステップS103:Yes)ときは、定着手段5のウォームアップが終了していると判断し、定着手段5のウォームアップを終了させ、定着手段温度フラグをオン状態にする(ステップS104)。温度検知手段TS4の情報が所定の値を越えていないとき(ステップS103:No)は、定着手段5のウォームアップが終了していないとの判断し、定着手段5のウォームアップを続行するとともにステップS110へ移行する。
次いで制御手段C1は後処理装置Bにおける製本手段300の各加熱手段の温度を検知する温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)温度検知手段(c)TS3からの情報により各加熱手段の温度がそれぞれ所定の温度に到達しているか否か、すなわち加熱部が所定の温度に到達しているか否かを確認する(ステップS105)。
温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3の情報が所定の値を越えるとき、すなわち加熱部が所定の温度に到達しているとき(ステップS105:Yes)は、製本手段300のウォームアップが終了していると判断し、各加熱手段のウォームアップを終了させ、加熱部温度フラグをオン状態にし(ステップS106)、実行可能なジョブのモードをモードAに決定するとともに、操作表示手段60に、実行可能なジョブのモードがモードAであることを、例えば「コピーおよび後処理装置の使用が可能です」とのメッセージで表示させる(ステップS107)。
温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3の情報が所定の値を越えていないとき(ステップS105:No)は、製本手段300のウォームアップが終了していないと判断し、各加熱手段のウォームアップを続行するとともに、加熱部温度フラグをオフ状態にし(ステップS108)、実行可能なジョブのモードをモードBに決定するとともに、操作表示手段60に、実行可能なジョブのモードがモードBであることを、例えば「コピーできます。後処理装置はウォームアップ中です。製本を必要とするジョブはしばらくお待ち下さい」とのメッセージで表示させる(ステップS109)。
ステップS103にて温度検知手段TS4の情報が所定の値を越えていないとき(ステップS103:No)は、定着手段5のウォームアップが終了していないとの判断し、定着手段5のウォームアップを続行するとともにステップS110へ移行し、定着手段温度フラグをオフ状態にする。
次いで制御手段C1は後処理装置Bにおける製本手段300の各加熱手段の温度を検知する温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)温度検知手段(c)TS3からの情報により各加熱手段の温度がそれぞれ所定の温度に到達しているか否か、すなわち加熱部が所定の温度に到達しているか否かを確認する(ステップS111)。
温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3の情報が所定の値を越えるとき、すなわち加熱部が所定の温度に到達しているとき(ステップS111:Yes)は、製本手段300のウォームアップが終了していると判断し、各加熱手段のウォームアップを終了させ、加熱部温度フラグをオン状態にし(ステップS112)、実行可能なジョブのモードをモードCに決定するとともに、操作表示手段60に、実行可能なジョブのモードがモードCであることを、例えば「ウォームアップ中です。ジョブを入力できます。FAXの送信およびオフライン動作による製本加工、穴開け加工は可能です。その他のジョブの実行はしばらくお待ち下さい」とのメッセージで表示させる(ステップS113)。
温度検知手段(a)TS1、温度検知手段(b)TS2、温度検知手段(c)TS3の情報が所定の値を越えていないとき(ステップS111:No)は、製本手段300のウォームアップが終了していないと判断し、各加熱手段のウォームアップを続行するとともに、加熱部温度フラグをオフ状態にし(ステップS114)、実行可能なジョブのモードをモードDに決定するとともに、操作表示手段60に、実行可能なジョブのモードがモードDであることを、例えば「ウォームアップ中です。ジョブを入力できます。FAXの送信およびオフライン動作による穴開け加工は可能です。その他のジョブの実行はしばらくお待ち下さい」とのメッセージで表示させる(ステップS115)。
ステップS103〜ステップS115における定着手段および、加熱部の確認による実行可能なジョブのモードの決定、および、実行可能なジョブの表示を行うと、制御手段C1は、Xを経由して図7に示すステップS116に移行する。
図7に示すステップS116にては新たなジョブの入力の有無を確認する。
新たなジョブの入力があるとき(ステップS116:Yes)には、ステップS118に移行し、新たなジョブの入力がないとき(ステップS116:No)、ステップS117に移行して実行待ちのジョブの有無を確認し、実行待ちのジョブがあるとき(ステップS117:Yes)にはステップS118に移行する。ここで実行待ちのジョブとは、待ち行列に登録されたジョブを言い、詳しくは後述する。実行待ちのジョブがないとき(ステップ117:No)にはYを経由して図6に示すステップS103に戻り、ステップS103〜ステップS116の動作を繰り返しつつ新たなジョブの入力を待つ。
ステップS116、あるいはステップS117にて実行すべきジョブが確認されると、制御手段C1は、当該ジョブがモードD(画像形成装置の定着手段および、後処理装置における製本装置を使用しないジョブモード)で実行可能か否かを確認する(ステップS118)。
当該ジョブがモードDで実行可能なジョブ、例えばFAX送信等である場合には(ステップS118:Yes)、ステップS119に移行する。
ステップS119にては、加熱部も定着手段も使用しないジョブが実行される。ジョブが実行されるとステップS130に移行する。
ステップS130にては電源がオフされているか否かを確認し、電源がオフされているとき(ステップS130:Yes)は、画像形成システムの動作を終了させる(ステップS131)。電源がオフされていないとき(ステップS130:No)は、Yを経由してステップS103に戻り、ステップS103〜ステップS116の工程を実行しつつジョブの入力を待つ。
当該ジョブがモードDで実行不可能なジョブである場合には(ステップS118:No)、制御手段C1は、当該ジョブがモードC(画像形成装置の定着手段は使用しないが後処理装置の加熱部を使用するジョブモード)で実行可能か否かを確認する(ステップS120)。
当該ジョブがモードCで実行可能なジョブ、例えばオフライン動作による製本等である場合には(ステップS120:Yes)、制御手段C1は、さらに加熱部温度フラグがオンか否かを確認する(ステップS121)。
加熱部温度フラグがオンのとき(ステップS121:Yes)には、ステップS122に移行する。ステップS122では、加熱部を使用し定着手段を使用しないジョブが実行される。ジョブが実行されるとステップS129に移行する。
加熱部温度フラグがオフのとき(ステップS121:No)には、当該ジョブの実行を禁止しステップS123に移行する。ステップS123では、実行を禁止されたジョブを待ち行列に登録し、Yを経由してステップS103に戻る。以後ステップS103〜ステップS117の工程が実行され、待ち行列に登録されたジョブは実行待ちジョブとして、定着手段、および、あるいは、加熱部がジョブ実行を許可可能な温度になると実行される。このとき実行されたジョブは待ち行列から削除される。
ステップS120において当該ジョブがモードCで実行不可能なジョブである場合には(ステップS120:No)、制御手段C1は、当該ジョブがモードB(画像形成装置の定着手段を使用するが後処理装置の加熱部は使用するジョブモード)で実行可能か否かを確認する(ステップS124)。
当該ジョブがモードBで実行可能なジョブ、例えば製本を必要としないコピー等である場合には(ステップS124:Yes)、制御手段C1は、さらに定着手段温度フラグがオンか否かを確認する(ステップS125)。
定着手段温度フラグがオンのとき(ステップS125:Yes)には、ステップS126に移行する。ステップS126では、定着手段を使用し加熱部を使用しないジョブが実行される。ジョブが実行されるとステップS129に移行する。
定着手段温度フラグがオフのとき(ステップS125:No)には、当該ジョブの実行を禁止しステップS123に移行する。ステップS123では、実行を禁止されたジョブを待ち行列に登録し、Yを経由してステップS103に戻る。
ステップS124において当該ジョブがモードBで実行不可能なジョブである場合には(ステップS124:No)、制御手段C1は当該ジョブの実行モードはモードAであると判断し、定着手段温度フラグがオンか否かを確認する(ステップS127)。
定着手段温度フラグがオンのとき(ステップS127:Yes)には、ステップS128に移行する。ステップS128にては、さらに加熱部温度フラグがオンか否かを確認する。ここで加熱部温度フラグがオンのとき(ステップS128:Yes)は、ステップS129に移行し、ステップS129にては定着手段および加熱部を使用するジョブが実行される。ジョブが実行されるとステップS130に移行する。
定着手段温度フラグがオフのとき(ステップS125:No)には、当該ジョブの実行を禁止しステップS123に移行する。ステップS123では、実行を禁止されたジョブを待ち行列に登録し、Yを経由してステップS103に戻る。
ステップS127で定着手段温度フラグがオフのとき(ステップS127:No)、およびステップS128で加熱部温度フラグがオフのとき(ステップS128:No)には、当該ジョブの実行を禁止しステップS123に移行する。ステップS123では、実行を禁止されたジョブを待ち行列に登録し、Yを経由してステップS103に戻る。
上述のように、定着手段あるいは製本手段の各加熱手段がウォームアップ中のため入力されたジョブが実行できない場合は、ジョブを待ち行列に登録しておいて、ジョブ実行に必要なウォームアップが完了しフラグがオン状態になった時点でジョブが自動的に実行されるように制御することができる。
本実施の形態による画像形成システムは、画像形成装置の定着手段、および後処理装置の加熱手段が各々の設定温度に達して各々の温度フラグがオンになる度に、実際にユーザがジョブを入力したか否かに係わらず、入力可能なすべてのジョブの中から現在実行可能なジョブを前記温度フラグによって判断し、実行可能なジョブのモードを更新し、表示する。そして、ジョブが入力部から入力された時点で、当該ジョブを実行するモードを確認し、当該ジョブの実行に必要な条件が満たされていればその実行を許可し、満たされていなければ、当該ジョブを待ち行列に登録しておき、その後、ウォームアップの進行により画像形成装置の定着手段、あるいは、製本装置の加熱手段が所定の温度に到達し、当該ジョブの実行に必要な条件を満たしたときにその実行を許可するものである。
ジョブが実行可能か否かは、ジョブが入力される度に定着手段あるいは製本手段の各加熱手段の温度を、温度検知手段で検知しなくても、定着手段温度フラグ、および加熱部温度フラグのオン・オフ状態を参照することにより判断されが、フラグを設定せずに、ジョブが入力された時点で、その都度、定着手段、あるいは製本手段が各々の所定温度に達しているか否かを温度検知手段によって検知して、ジョブ実行の可否を判断するようにしてもよい。また、本実施の形態におけるジョブの入力部は、例えばユーザがジョブを入力する操作パネルであるが、これに限定されず、外部機器やネットワークとのインターフェイスでもよく、ネットワーク等を介してPC等のホストからジョブを入力することもできる。
以上のように、本実施の形態における画像形成システムは、定着手段あるいは後処理装置の製本手段のウォームアップが未了の状態でも、定着手段あるいは製本手段を使用するジョブ以外のジョブの実行は許可されるので、ユーザの待ち時間を短縮でき、また、ユーザは各時点で実行可能なジョブを知ることができるので、利便性が高い。
なお、前記の実施の形態においては、画像形成装置の定着手段の温度と、後処理装置の加熱手段の温度に基づき画像形成システムの動作を制御する制御部を、画像形成装置の制御手段としたが、その機能を画像形成装置の制御手段と後処理装置の制御手段とで分担するように構成するものであっても良い。
また、上記実施例では、後処理装置の製本手段として、ホットメルトタイプの接着剤が塗布された綴じテープのホットメルトを溶融させるための加熱手段を有する構成を例にとり説明したが、本発明は、例えば、シートの端部に加熱部により加熱した糊や接着剤を塗布してシートを重ねたシート束を押圧することによりシート束を閉じる構成の製本手段や、シートの端部に糊や接着剤を塗布してシートを重ねたシート束を加熱手段により加熱することにより糊や接着剤を溶融させる構成の製本手段にも適用可能である。
画像形成装置Aに後処理装置Bを接続した画像形成システムを示す概念図である。 後処理装置Bの製本手段の近傍を模式的に示す図である。 画像形成装置Aと後処理装置Bの制御関係を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における画像形成システムの、ウォームアップとジョブの実行の制御の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態の変形例における画像形成システムの、ウォームアップとジョブの実行の制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における画像形成システムの、ウォームアップとジョブの実行の制御の流れの前半部分を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における画像形成システムの、ウォームアップとジョブの実行の制御の流れの後半部分を示すフローチャートである。
符号の説明
A 画像形成装置
B 後処理装置
1 自動原稿送り装置
2 読み取り手段
3 書き込み手段
4 画像形成手段
5 定着手段
10 FAX送受信部
TS4 温度検知手段
60 操作表示手段
100 搬送手段
200 シート整合手段
203、204 圧着部材
300 綴じ手段
310 主加熱手段
311 加熱部材(a)
312 ヒータ(a)
TS1 温度検知手段(a)
320 側面加熱手段(b)
321 加熱部材(b)
322 ヒータ(b)
TS2 温度検知手段(b)
330 側面加熱手段(c)
331 加熱部材(c)
332 ヒータ(c)
400 穴開け手段
TS3 温度検知手段(c)
TT 綴じテープ
C1 制御手段(画像形成装置)
C2 制御手段(製本装置)

Claims (9)

  1. ジョブの入力を行う入力部、加熱により記録媒体に画像を定着する定着部、および前記定着部の温度を検知して第二の温度関連情報を取得する第二の温度検知部を有する画像形成装置と、
    加熱部および前記加熱部の温度を検知して第一の温度情報を取得する第一の温度検知部を有し、前記画像形成装置で形成された記録媒体に対して後処理を行う後処理装置と、を備えた画像形成システムであり
    前記第一の温度検知部で検知された前記加熱部の温度に関連する前記第一の温度関連情報と、前記第二の温度検知部で検知された前記定着部の温度に関連する前記第二の温度関連情報に基づいて、前記入力部により入力されたジョブの実行が可能か否かを判断し、前記加熱部の温度が所定の温度に到達しておらず、前記定着部の温度が所定の温度に到達している場合には、前記加熱部を使用するジョブの実行を禁止し、前記加熱部を使用しないジョブの実行を許可する制御部を有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御部は、前記定着部の温度が所定の温度に到達しておらず前記加熱部の温度が所定の温度に到達している場合には、前記定着部を使用するジョブの実行を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記第二の温度関連情報は、前記定着部のウォームアップ完了を示す情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
  4. 前記第一の温度関連情報は、前記加熱部のウォームアップ完了を示す情報であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成システム。
  5. 前記後処理装置は、製本装置であり、前記加熱部は複数の記録媒体を綴じるための接着剤を溶融させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成システム。
  6. 前記制御部は、前記第一の温度検知部で検知された前記加熱部の温度に関連する前記第一の温度関連情報と、前記第二の温度検知部で検知された前記定着部の温度に関連する前記第二の温度関連情報に基づいて前記入力部により入力されたジョブの実行が可能か否かを判断し、前記ジョブの実行が可能と判断したときには前記ジョブを実行させ、前記ジョブの実行が可能でない判断したときには、当該ジョブを待ち行列に登録して実行待ちのジョブとすることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成システム。
  7. 前記制御部は、実行待ちのジョブがあるとき、前記第一の温度関連情報と、前記第二の温度関連情報に基づいて、前記実行待ちのジョブの実行が可能か否かを判断し、前記加熱部の温度が所定の温度に到達しておらず、前記定着部の温度が所定の温度に到達している場合には、前記加熱部を使用するジョブの実行を禁止し、前記加熱部を使用しないジョブの実行を許可することを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御部は、実行待ちのジョブがあるとき、前記第一の温度関連情報と、前記第二の温度関連情報に基づいて、前記実行待ちのジョブの実行が可能か否かを判断し、前記定着部の温度が所定の温度に到達しておらず前記加熱部の温度が所定の温度に到達している場合には、前記定着部を使用するジョブの実行を禁止することを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成システム。
  9. 加熱部および前記加熱部の温度を検知して第一の温度情報を取得する第一の温度検知部を有する後処理装置を接続することにより請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成システムを形成し、
    ジョブの入力を行う入力部と、
    加熱により記録媒体に画像を定着する定着部および前記定着部の温度を検知して第二の温度関連情報を取得する第二の温度検知部と、
    前記第一の温度検知部で検知された前記加熱部の温度に関連する前記第一の温度関連情報および前記第二の温度関連情報に基づいて前記入力部により入力されたジョブの内容に基づき、前記ジョブの実行が可能か否かを判断する制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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