JP6003497B2 - 画像処理装置、定着モード切替制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、定着モード切替制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、定着モード切替制御プログラムに関する。
特許文献1には、定着装置に離間可能な蓄熱部材を具備し、最初は蓄熱部材を定着装置本体から離間した状態で、低生産性でプリント動作を行いながら蓄熱部材を加熱し、蓄熱部材が所定温度以上になったら蓄熱部材を定着装置本体に接触させて高生産でプリント動作を行うことが記載されている。
また、特許文献2には、プリント枚数が所定以下のときは複写スピードを落とす。また、所定以上のときは低速で複写を開始し、加熱ロールの温度が所定以上になったところで高速に切り替えることが記載されている。すなわち、プリント枚数によって動作モードを切り替える構成である。
特開2009−282413号公報 特開平08−286549号公報
本発明は、スリープ時に定着モードの選択に必要な最終処理量を含む情報がなくても、最適な定着モードを選択制御して、かつ、最終処理量に関わらず、画像処理開始直後の1単位の処理を最速にすることができる画像処理装置、定着モード切替制御プログラムを得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、定着装置を電力供給状態又は電力遮断状態に制御する電力供給制御手段と、定着モードとして、相対的に温度の急速立ち上げを主体とした第1のモードと、生産性主体の第2のモードの何れかに切り替える切替手段と、ジョブの実行が指示された場合に、定着装置が電力遮断状態から電力供給状態に復帰するとき、初動処理として第1のモードを選択し、当該初動処理後の継続処理としてジョブの指示後に取得したジョブの総処理量に基づき第1のモード又は第2のモードを選択して、画像形成処理を制御する処理制御手段とを有し、前記継続処理において、前記定着モードを前記第1のモードに維持する場合、当該維持決定後は、電力の消費量を予め定めた通常時よりも低くする制御に切り替える、画像処理装置である
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記ジョブの種類が、原稿画像を画像読取部で読み取り、当該読み取った画像情報に基づいて、前記画像形成処理を実行する複写処理であり、前記ジョブの総処理量情報が、前記画像読取部で読み取った原稿の枚数、ユーザーインターフェイスから入力される複写部数に基づいてジョブの開始指示後に演算される。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記ジョブの種類が、画像情報を、通信回線を介して受け付け、かつユーザーインターフェイスから入力される画像形成指示に基づいて、前記画像形成処理を実行するオンデマンドプリント処理であり、前記ジョブの総処理量情報が、受け付けた画像形成指示情報に基づいてジョブの開始指示後に演算される。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、前記継続処理において、前記定着モードを前記第2のモードに切り替える場合、当該第2のモードへの切り替え準備中は前記第1のモードに維持する。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記ジョブの種類が、画像情報及び画像形成指示を、通信回線を介して受け付けて、前記画像形成処理を実行するリモートプリント処理の場合は、前記定着モードを前記第1のモード又は前記第2のモードの何れかに固定的に設定すると共に、前記処理制御手段による前記定着モードの切り替えの制御を禁止する。
請求項6に記載の発明は、前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載の発明において、前記定着装置が、定着部材に接触又は離間可能に配置された蓄熱部材を備え、
前記第1のモードが、前記蓄熱部材を前記定着部材から離間させると共に、直接前記定着部材を直接加熱しながら定着処理を実行するモードであり、
前記第2のモードが、前記蓄熱部材を前記定着部材に接触させると共に、当該蓄熱部材を加熱して熱量を蓄積することで、前記第1モードに比べて高生産で定着処理を実行するモードである。
請求項1、請求項6に記載の発明によれば、最適な定着モードを選択制御して、最終処理量に関わらず、画像処理開始直後の1単位の処理を最速にすることができる。また、本構成を有しない場合に比べて、省エネ性を向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、少なくともスリープ復帰時間+1枚目の画像処理時間は最短時間となる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、少なくともスリープ復帰時間+1枚目の画像処理時間は最短時間となる。
請求項4に記載の発明によれば、定着モード切り替えのためのインタバルを有効利用することができる。
請求項5に記載の発明によれば、不要な定着モード切り替え制御を省略することができる。
本実施の形態に係る画像処理装置を含む通信回線網接続図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の概略図である。 本実施の形態係る画像処理装置の内部構成の詳細図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る定着装置の断面図である。 本実施の形態に係る定着装置の接離機構部を示す断面図である。 本実施の形態に係る定着装置であり、(A)は接離機構部の離間状態を示す部分断面図、(B)は感温磁性部材の離間状態を示す正面図、(C)は接離機構部の接触状態を示す部分断面図、(D)は感温磁性部材の接触状態を示す正面図である。 本実施の形態に係る速熱モードと蓄熱モードにおける処理枚数−処理時間特性曲線を示す特性図である。 本実施の形態に係る画像処理装置における画像処理制御において、定着装置の定着モードの切替制御ルーチンを示すフローチャートである。 図9のステップ404のリモートプリント定着モード切替制御サブルーチンの詳細を示すフローチャートである。 定着モードに基づく、消費電力の遷移の相違を示す特性図である。
図1に示される如く、本実施の形態に係る画像処理装置10は、インターネット等のネットワーク通信回線網20に接続されている。図1では、2台の画像処理装置10が接続されているが、この数は限定されるものではなく、1台でもよいし、3台以上であってもよい。
また、このネットワーク通信回線網20には、情報端末機器としての複数のPC(パーソナルコンピュータ)21が接続されている。
図1(B)に示される如く、PC21は、CPU21A、RAM21B、ROM21C、I/O21D及びこれらを相互に接続するデータバスやコントロールバス等のバス21E を備えている。
I/O21Dには、キーボードやマウス等の入力装置21Fと、モニタ21Gが接続されている。また、I/O21Dには、I/F21Hを介して前記ネットワーク通信回線網20に接続されている。
図1(A)では、2台のPC21が接続されているが、この数は限定されるものではなく、1台でもよいし、3台以上であってもよい。また、情報端末機器としては、PC21に限定されるものではなく、さらには有線接続である必要もない。すなわち、無線によって情報を送受信する通信回線網であってもよい。
図1に示される如く、画像処理装置10では、PC21から当該画像処理装置10に対して、遠隔で、例えばデータを転送して画像形成(プリント)指示操作を行なう場合、或いは使用者(ユーザー)が画像処理装置10の前に立ち、各種操作によって、例えば、複写(コピー)、スキャン(画像読取)、ファクシミリ送受信等の処理を指示する場合がある。
図2には、本実施の形態に係る画像処理装置10が示されている。
画像処理装置10は、大きく分類すると、記録用紙に画像を形成する画像形成部240と、原稿画像を読み取る画像読取部238と、ファクシミリ通信制御回路236を備えている。画像処理装置10は、メインコントローラ200を備えており、画像形成部240、画像読取部238、ファクシミリ通信制御回路236を制御して、画像読取部238で読み取った原稿画像の画像データを一次的に記憶したり、読み取った画像データを画像形成部240又はファクシミリ通信制御回路236へ送出したりする。
メインコントローラ200にはインターネット等のネットワーク通信回線網20が接続され、ファクシミリ通信制御回路236には電話回線網22が接続されている。メインコントローラ200は、例えば、ネットワーク通信回線網20を介してホストコンピュータと接続され、画像データを受信したり、ファクシミリ通信制御回路236を介して電話回線網22を用いてファクシミリ受信及びファクシミリ送信を実行する役目を有している。
画像処理装置10には、入力電源線244の先端にコンセント245が取り付けられており、壁面Wまで配線された商用電源242の配線プレート243に、当該コンセント245を差し込むことで、画像処理装置10は、商用電源242から、電力の供給を受けるようになっている。
(画像処理装置の詳細構成)
図3に示されるように、本実施形態に係る画像処理装置10の装置本体10Aの上部には、複数枚の読取原稿Gを1枚ずつ自動で搬送する自動原稿搬送装置12と、1枚の読取原稿Gが載せられる第1プラテンガラス16と、自動原稿搬送装置12によって搬送された読取原稿G又は第1プラテンガラス16に載せられた読取原稿Gを読み取る画像読取部238とが設けられている。自動原稿搬送装置12は、複数枚の読取原稿Gが上面に載せられる原稿台13を備えている。
画像読取部238は、第1プラテンガラス16に載せられた読取原稿Gに沿って移動する第1のミラーユニット18と、第1のミラーユニット18で走査されることで得た画像を反射させて、レンズ24を介してCCDラインセンサ等の撮像素子26へ案内(光軸L参照)する第2のミラーユニット22とを備えている。
装置本体10Aの上下方向中央部には、互いに異なった色のトナー画像を形成すると共に、水平方向に対して傾斜した状態に並んで配置される複数個の画像形成ユニット30を備えた画像形成部240が設けられている。さらに、画像形成ユニット30の上側には、図3の矢印A方向に循環駆動しながら各色の画像形成ユニット30で形成されたトナー画像が転写される無端状の中間転写ベルト32が設けられている。
画像形成ユニット30としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kがこの順で設けられている。
なお、画像形成ユニット30Yは、基本的に、像保持体34、帯電部材36、露光装置40、現像器42を備えており、また、他の3つの画像形成ユニット30M、30C、30Kも同様に備えているが、図2において、符号の付記は省略した。
中間転写ベルト32の上方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像器42に、決められた色のトナーを供給するトナーカートリッジ38Y、38M、38C、38Kが設けられている。そして、黒(K)色のトナーを収容したトナーカートリッジ38Kは、使用頻度が高いため、他のカラーのトナーカートリッジと比較して大きくされている。
一方、中間転写ベルト32を挟んで像保持体34の反対側には、像保持体34の表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト32に転写するための一次転写部材46が設けられている。さらに、像保持体34から中間転写ベルト32に転写されずに像保持体34の表面に残留した残留トナー等を清掃するクリーニング装置44が、像保持体34の表面に接して設けられている。
ここで、画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kに個別に設けられた露光装置40から各色の画像データに基づく光が順次出力される。この光は、帯電部材36によって一様に帯電した各色の像保持体34の表面を露光し、像保持体34の表面には静電潜像が形成される。像保持体34の表面に形成された静電潜像は、現像器42によって、各色のトナー画像として現像される。
像保持体34の表面に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー画像は、各色の画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kの上方に傾斜して配置される中間転写ベルト32上に、一次転写部材46によって多重に転写される。
中間転写ベルト32は、中間転写ベルト32に駆動力を付与する駆動ロール48、従動回転する支持ロール50、中間転写ベルト32に張力を付与する張力付与ロール54、第1のアイドラーロール56、第2のアイドラーロール58に巻き掛けられている。
中間転写ベルト32を挟んで駆動ロール48の反対側には、中間転写ベルト32の表面を清掃するクリーニング装置52が設けられている。
中間転写ベルト32を挟んで支持ロール50の反対側には、中間転写ベルト32上に一次転写されたトナー画像を記録用紙Pに二次転写するための二次転写部材60が配置されている。
また、二次転写部材60の上方には、二次転写部材60によってトナー画像が転写されて搬送経路62に沿って搬送される記録用紙Pにトナー画像を定着させる定着装置64が設けられている。定着装置64は、記録用紙Pの画像面側に配置された加熱ロール64Aと、記録用紙Pを加熱ロール64Aに向けて加圧する加圧ロール64Bとを有している。
なお、図3では、定着装置64に設けられた加熱ロール64Aと加圧ロール64Bとを、単純な円柱系(ロール状)で示しているが、実際には、周回する薄膜の定着ベルト302(図5参照)をIHヒータ技術を用いて加熱する構造となっており、詳細については、図5〜図7に基づき後述する。
さらに、定着装置64に対して記録用紙Pの搬送方向の下流側には、搬送ロール66が設けられ、搬送ロール66、次いで記録用紙Pの搬送方向を切り替える切替ゲート68が設けられている。
切替ゲート68に対して、記録用紙Pの搬送方向下流側には、一の方向に切り替えられた切替ゲート68によって案内される記録用紙Pを第1排出部69に排出させる第1排出ロール70が設けられている。
また、切替ゲート68に対して、記録用紙Pの搬送方向下流側には、他の方向に切り替えられた切替ゲート68によって案内されて搬送ロール73により搬送される記録用紙Pを第2排出部72に排出させる第2排出ロール74と、記録用紙Pを第3排出部76に排出させる第3排出ロール78とが設けられている。
一方、装置本体10Aの下部であって、二次転写部材60に対して記録用紙Pの搬送方向の上流側には、記録用紙Pが収容される給紙部80、82、84、86が設けられ、各給紙部80、82、84、86には、例えば、サイズの異なる記録用紙Pが収容されている。なお、給紙部80、82、84、86の2以上の給紙部に亘り同一のサイズを収容してもよいし、同一のサイズで向きが90°を異ならせて収容してもよい。
さらに、各給紙部80、82、84、86には、収容された記録用紙Pを各給紙部80、82、84、86から搬送経路62に持ち出す給紙ロール88が設けられ、給紙ロール88の搬送方向下流側には、記録用紙Pを1枚ずつ搬送する搬送ロール90及び搬送ロール92が設けられている。
また、搬送ロール92の搬送方向下流側には、記録用紙Pを一端停止させ、決められたタイミングで二次転写位置へ送り出す位置合せロール94が設けられている。
一方、記録用紙Pの両面に画像を形成させるために、記録用紙Pを反転させて搬送する両面用搬送ユニット98が二次転写位置の側方に設けられている。この両面用搬送ユニット98には、搬送ロール73を逆転させることで搬送される記録用紙Pが送り込まれる反転経路100が設けられている。さらに、反転経路100に沿って複数個の搬送ロール102が設けられ、これらの搬送ロール102によって搬送される記録用紙Pは表裏が反転された状態で、位置合せロール94に再度搬送される構成となっている。
また、両面用搬送ユニット98よりも装置外側には、折り畳み式の手差給紙部106が設けられている。両面用搬送ユニット98の下部には、使用状態とされた折り畳み式の手差給紙部106から給紙される記録用紙Pを搬送する給紙ロール108及び搬送ロール110、112が設けられており、搬送ロール110、112によって搬送された記録用紙Pは、位置合せロール94に搬送されるようになっている。
(画像処理装置の制御系ハード構成)
図4は、画像処理装置10の制御系のハード構成の概略図である。
ネットワーク回線網20は、メインコントローラ200に接続されている。メインコントローラ200には、それぞれ、データバスやコントロールバス等のバス33A〜33Dを介して、ファクシミリ通信制御回路236、画像読取部238、画像形成部240、UIタッチパネル216が接続されている。すなわち、このメインコントローラ200が主体となって、画像処理装置10の各処理部が制御されるようになっている。なお、UIタッチパネル216には、UIタッチパネル216用のバックライト部が取り付けられている場合がある。
また、画像処理装置10は、電源装置202を備えており、メインコントローラ200とは信号ハーネス201で接続されている。
電源装置202は、商用電源242から、入力電源線244を介して電力の供給を受けている。
電源装置202では、それぞれ独立したCPUを備えたメインコントローラ200、ファクシミリ通信制御回路236、画像読取部238、画像形成部240、UIタッチパネル216のそれぞれに対して、電力を供給する電力供給線35A〜35Dが設けられている。メインコントローラ200では、各処理部(デバイス)に対して個別に電力供給(電力供給モード)、或いは電力供給遮断(スリープモード)し、所謂部分節電制御することも可能となっている。なお、画像形成部240のCPUを含む制御系をMCUという場合がある。
また、メインコントローラ200に、人感センサを設け、画像処理装置10の周囲の人の有無を監視し、電力供給制御をするようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る定着装置(図4の「Fuser」)64について説明する。なお、本実施形態では、定着装置64の耐熱温度240℃、定着設定温度370℃と設定している。
図5に示すように、定着装置64は、記録用紙Pの進入又は排出を行うための開口320A、320Bが形成された筐体320を備えている。筐体320の内部には、無端状の定着ベルト302が設けられ、加熱ロール64Aの外周となる。定着ベルト302の両端部には、円筒状で回転軸を備えたキャップ部材(図示省略)が嵌合固定されており、該回転軸を中心として、定着ベルト302が回転可能に支持されている。また、一方のキャップ部材には、定着ベルト302を回転駆動するモータ(図示省略)に接続されるギヤが接着されている。ここで、モータが作動すると、定着ベルト302は図5の矢印A方向へ回転する。
定着ベルト302の外周面と対向する位置には、絶縁性の材料で構成されたボビン308が配置されている。ボビン308は、定着ベルト302の外周面に倣った略円弧状に形成されており、定着ベルト302とは反対側の面の略中央部から凸部308Aが突設されている。ボビン308と定着ベルト302との間隔は1〜3mm程度となっている。
ボビン308には、通電によって磁界Hを発生する励磁コイル310が、凸部308Aを中心として軸方向(図5の紙面奥行き方向)に複数回巻き回されている。励磁コイル310と対向する位置には、ボビン308の円弧状に倣って略円弧状に形成された磁性体コア312が配置され、ボビン308または励磁コイル310に支持されている。
定着ベルト302の内側には、定着ベルト302に倣って、定着ベルト302の内周面と接触する略円弧板状の感温磁性部材314が設けられている。感温磁性部材314は、励磁コイル310と対向配置され、定着ベルト302と共に磁界Hを受けて加熱されるようになっている(IH技術)。この感温磁性部材314は、蓄熱機能を備えるため、「蓄熱部材」という場合もある。
感温磁性部材314の内側には、アルミニウムからなる誘導体318が設けられている。誘導体318は表皮深さ以上の厚さを有し、固有抵抗の小さい非磁性金属であることが望ましく、材料としては銀、銅、アルミニウムが好的である。誘導体318は、感温磁性部材314の内周面と対向する円弧部318Aと、円弧部318Aと一体で形成される柱部318Bとで構成され、両端が定着装置64の筐体320に固定されている。
また、誘導体318の円弧部318Aは、感温磁性部材314を磁界Hの磁束が貫通した場合に、磁界Hの磁束を誘導する位置に予め配置されている。誘導体318と感温磁性部材314との間は1〜5mm離れている。なお、後述するように、誘導体318と感温磁性部材314は、独立して支持されている。
誘導体318の柱部318Bの端面には、定着ベルト302を所定の圧力で外側に向けて押圧するための押圧パッド332が固定され支持されている。これにより、誘導体318と押圧パッド332をそれぞれ支持する部材を設ける必要がなく、定着装置64の小型化が可能となっている。押圧パッド332は、ウレタンゴム又はスポンジ等の弾性を有する部材で構成され、一端面が定着ベルト302の内周面と接触して定着ベルト302を押圧している。
定着ベルト302の外周面には、定着ベルト302の回転に対して図5の矢印B方向(図5の矢印A方向と反対方向)に従動回転する加圧ロール64Bが圧接されている。
加圧ロール64Bは、アルミニウム等の金属からなる芯金306の周囲に、厚さ5mmの発泡シリコンゴムスポンジ弾性層を設け、さらに発泡シリコンゴムスポンジ弾性層の外側に、厚さ50μmのカーボン入りPFAからなる離型層を被覆した構成となっている。また、加圧ロール64Bは、加圧ロール64Bを回転可能に支持する図示しないブラケットがカムにより揺動するリトラクト機構によって、定着ベルト302の外周面と接触又は離間するようになっている。
定着ベルト302の内側で、励磁コイル310と対向しない領域で且つ記録用紙Pの排出側の領域には、定着ベルト302内周面の温度を測定するサーミスタ334が接触して設けられている。サーミスタ334は、定着ベルト302から与えられる熱量に応じて変化した抵抗値を温度換算することで、定着ベルト302の表面温度を計測する。サーミスタ334の接触位置は、記録用紙Pのサイズの大小によって測定値が変わらないように、定着ベルト302の幅方向の略中央部となっている。
サーミスタ334は、画像形成部240のMCU(図4参照)に接続されている。MCUは、サーミスタ334から送られた電気量に基づいて温度換算を行い、定着ベルト302表面の温度を測定する。そして、この測定温度と、予め記憶させてある定着設定温度(例えば、170℃)とを比較して、測定温度が定着設定温度よりも低い場合は、励磁コイル310に通電し、磁気回路としての磁界H(図5参照)を発生させる。測定温度が定着設定温度よりも高い場合は、通電を停止する。
定着ベルト302と加圧ロール64Bとの接触部(ニップ部)における記録用紙Pの搬送方向下流側近傍には、剥離部材348が設けられている。剥離部材348は、一端が固定された支持部348Aと、支持部348Aに支持されている剥離シート348Bとで構成されている。剥離シート348Bの先端は、定着ベルト302に近接又は接触するように配置されている。
次に、感温磁性部材314の定着ベルト302への接離機構について説明する。
ここで、定着装置64の定着モードとして、感温磁性部材314が定着ベルト302に対して接触している状態での定着処理を「蓄熱モード」とし、感温磁性部材314が定着ベルト302に対して離間している状態での定着処理を「速熱モード」とする。それぞれの定着モードの仕様については後述する。
図6に示すように、定着装置64の内部には、定着ベルト302及び加圧ロール64Bの両端部を挟むようにして、一対の側板352、354が立設されている。側板352、354には、定着ベルト302の両端部と対向する位置に、定着ベルト302の内径よりも小径の貫通穴352A、354Aが形成されている。
また、側板352及び側板354の内壁には、図示しないネジ等の固定手段により、支持部材356、358がそれぞれ設けられている。支持部材356は、側板352に固定される平板部356Aと、平板部356Aから突設された円筒状の軸部356Bと、平板部356A及び軸部356Bを貫通する貫通穴356Cとで構成されている。
同様に、支持部材358は、側板354に固定される平板部358Aと、平板部358Aから突設された円筒状の軸部358Bと、平板部358A及び軸部358Bを貫通する貫通穴358Cとで構成されている。
貫通穴352Aと貫通穴356Cは、同径であり、内周壁が一致した連通状態となっている。同様にして、貫通穴354Aと貫通穴358Cは、同径であり、内周壁が一致した連通状態となっている。
軸部356Bにはベアリング360が外挿され、軸部358Bにはベアリング362が外挿されて、それぞれ固定されている。ここで、ベアリング360、362の外径は、定着ベルト302の内径とほぼ同じ径となっており、ベアリング360、362の外周面に定着ベルト302の両端部の内周面が接着固定されている。これにより、定着ベルト302が、軸部356B、358Bの中心を回転中心として、回転可能となっている。
軸部358B側で、定着ベルト302の一端の外周面には、回転駆動用のギヤ364が取付けられている。ギヤ364は、図示しないモータによって駆動される。
一方、感温磁性部材314の両端部には、それぞれ断面略L字状の支持部材366、368の一端が接着されている。支持部材366、368の他端側は、平板部366A、平板部368Aが形成されている。なお、支持部材366、368は、熱伝導率の低い部材で構成されており、感温磁性部材314の熱がそのまま支持部材366、368に伝熱されないようにしている。
平板部366Aは、貫通穴356C及び貫通穴352Aに挿通されて、側板352よりも外側に突出されている。同様にして、平板部368Aは、貫通穴358C及び貫通穴354Aに挿通されて、側板354よりも外側に突出されている。
平板部366Aの下方側には、上面に凹部370Aが形成された幅広の基台370が設けられている。基台370は、側板352の外壁に固定されている。また、凹部370Aは、支持部材366の平板部366Aの端部と対向する位置となっている。
同様にして、平板部368Aの下方側には、上面に凹部372Aが形成された幅広の基台372が設けられている。基台372は、側板354の外壁に固定されている。また、凹部372Aは、支持部材368の平板部368Aの端部と対向する位置となっている。
ここで、凹部370Aにコイルバネ374の一端が固定されており、コイルバネ374の他端が平板部366Aの下面に固定されている。同様にして、凹部372Aにコイルバネ376の一端が固定されており、コイルバネ376の他端が平板部368Aの下面に固定されている。これにより、感温磁性部材314が、上下方向に移動可能に支持されている。
なお、感温磁性部材314は、図6に示すように、コイルバネ374、376が伸びきった状態(位置)において、定着ベルト302の内周面と接触するようになっている。これにより、定着ベルト302が、感温磁性部材314によって外側へ変形されないようにしている。
平板部366Aの上方でコイルバネ374と対向する位置には、電動シリンダ378が設けられている。電動シリンダ378は、一方側から突出又は格納されるアクチュエータ380を有しており、側板352の外壁にアクチュエータ380を下方側へ向けて固定されている。
同様にして、平板部368Aの上方でコイルバネ376と対向する位置には、電動シリンダ382が設けられている。電動シリンダ382は、一方側から突出又は格納されるアクチュエータ384を有しており、側板354の外壁にアクチュエータ384を下方側へ向けて固定されている。
アクチュエータ380は、格納された短い状態で、端面が平板部366Aの上面と僅かに接触している。同様に、アクチュエータ384は、格納された短い状態で、端面が平板部368Aの上面と僅かに接触している。電動シリンダ378、382は、いずれもソレノイド駆動、モータ駆動等によりアクチュエータ380、384の伸縮動作が行われるようになっている。なお、電気制御によってソレノイドバルブを開閉することでアクチュエータ380、384を伸縮動作させるエアーシリンダ、油圧シリンダも適用可能である。
ここで、本実施の形態では、定着モードが「速熱モード」の場合は、画像形成部240のMCUは、図7(A)に示すように、アクチュエータ380、384を伸ばして、コイルバネ374、376を縮めるように電動シリンダ378、382の動作制御を行う。このため、図7(B)に示すように、感温磁性部材314と定着ベルト302は離間した状態で保持される。
一方、定着モードが「蓄熱モード」の場合は、画像形成部240のMCUは、図7(C)に示すように、アクチュエータ380、384を縮めて、コイルバネ374,376を伸ばすように電動シリンダ378、382の動作制御を行う。このため、図7(D)に示すように、感温磁性部材314と定着ベルト302は接触した状態で保持される。
(定着装置64の基本仕様)
本実施の形態の定着装置は、定着処理を実行するモード(定着モード)として、「速熱モード」と「蓄熱モード」を備えており、基本的に、画像形成処理枚数に応じて選択的に切り替えるようにしている。
表1は、「速熱モード」と「蓄熱モード」との比較対照表であり、この表1からわかるように、全工程処理時間を比較すると、「速熱モード」は1枚〜数枚(以下、「N枚」という)程度の少量処理に適しており、「蓄熱モード」は、N枚を超える枚数の大量処理に適している。定着モードを選択するための、境界となる上記処理枚数Nは、当然画像処理装置10の仕様によって異なる。
Figure 0006003497
なお、表1における「速」、「遅」はモード間の相対関係であり、括弧内の数値は、一例である。
(定着モード切替制御)
ここで、1ジョブの画像処理枚数が既知である場合、その処理枚数の全てを処理するのに最速な定着モードを選択することが考えられる。例えば、1枚目の処理(表1のFPOT)を最速とし(速熱モード)、処理枚数がN枚以上か否かを境界として、必要に応じて定着装置64の定着モードを選択し、切り替えるようにすればよい。
すなわち、最終処理枚数が既知であれば、定着モードは、以下の演算式が成立するか否かによって、速熱モード又は蓄熱モードが選択可能である。
W1+F1+P1×N<W2+F2+P2×N・・・(1)
なお、上記演算式(1)では、不等号を「<」としたが、「≦」であってもよい。
ここで、
N:画像処理の処理枚数
F1:速熱モードにおける複写開始ボタンが操作されてから1枚目の記録用紙がトレイに排出されるまでの時間(First Copy Output Time/FCOT)
F2:蓄熱モードにおける複写開始ボタンが操作されてから1枚目の記録用紙がトレイに排出されるまでの時間(First Copy Output Time/FCOT)
P1:速熱モードにおける記録用紙1枚当たりの画像処理時間
P2:蓄熱モードにおける記録用紙1枚当たりの画像処理時間
W1:速熱モードの暖気運転時間(ウォームアップ時間)
W2:蓄熱モードの暖気運転時間(ウォームアップ時間)
である。
なお、FCOTは、FPOT((First Print Output Time)という場合がある。
上記演算式(1)が成立する場合は速熱モードを選択し、成立しない場合は蓄熱モードを選択することを基本とする。
図8は、速熱モードと蓄熱モードとの相関関係として、横軸に処理枚数、縦軸に時間をとった場合の特性図である。
図8に示される如く、速熱モード特性曲線Sは、画像処理指示があってからのウォームアップ時間(W1+F1)が経過した後、P1に依存する傾きで、ほぼ正比例の特性を維持する。なお、「ほぼ正比例」とは、機差、温度変化、搬送精度を含む誤差要因によって、直線が歪む場合もあるが理論的には正比例の関係となることを意味する。
一方、図8に示される如く、蓄熱モード特性曲線Cは、画像処理指示があってからのウォームアップ時間(W2+F2)が経過した後、P2に依存する傾きでほぼ正比例の特性を維持する。なお、「ほぼ正比例」とは、機差、温度変化、搬送精度を含む誤差要因によって、直線が歪む場合もあるが理論的には正比例の関係となることを意味する。
この図8では、処理枚数が横軸、時間が縦軸であるため、相対的に傾きが大きいほど処理に時間がかかることになる。従って、速熱モード特性曲線Sの方が、蓄熱モード特性曲線Cよりも傾きが大きくなっている。
それぞれの傾き(P1、P2)が異なるため、両者(速熱モード特性曲線S、蓄熱モード特性曲線C)は、ある時期に交差することになる。この交差点(図8の点K)が、定着モードを速熱モードにするか蓄熱モードにするかのボーダーライン(処理枚数N0値)となり、例えば、表1の数値で換算すると約10枚程度となる。
言い換えれば、処理枚数が既知である場合、上記演算式(1)に基づき、10枚までは速熱モードが選択され、11枚以降は蓄熱モードが選択されることになる。
一方、処理枚数が既知でない場合、演算式(1)による判別が不可能となる。
そこで、本実施の形態では、前記表1に示すような速熱モードと蓄熱モードの有利な点、不利な点を総合的に判断し、処理枚数が既知でないジョブに対する定着モードの切り替えのための制御を確立した。
(ジョブの種類について)
画像処理装置10において、画像形成部240を利用して処理するジョブには、複写、リモートプリントが代表的であり、その他として、オンデマンド処理として、例えば、「どこでもプリント」がある。
「複写」は、原稿画像(読取原稿G)を画像読取部238で読み取りながら、画像形成部240で記録用紙Pへ読み取った画像を形成する処理である。
読取原稿Gを読み取るまで待機して、複写処理をすれば、指定された部数等から、総処理量(処理枚数N)が判明するが、この場合、読取原稿Gが多ければ多いほど、FCOTが長くなる傾向となる。
このため、通常は、画像読取処理と並行して、画像形成処理が実行される。また、スリープ解除時は、複写の情報は何もない。このため、定着モードとして速熱モードが適正か、蓄熱モードが適正かがスリープ解除時は不明となる。
「リモートプリント」は、PC21等にインストールされたプリンタドライバからの指示で、画像情報、かつ、印刷型式(ページ数、部数、N−up等)を受け付けるため、当該印刷型式から処理枚数Nが認識可能である。従って、画像形成処理開始時までに、定着モードとして速熱モードが適正か、蓄熱モードが適正かが判明する。
「どこでもプリント」は、ユーザーが例えば、PC21やサーバー等に保存しておいた画像情報を、プリントした場所の近傍にある画像処理装置10を用いて出力するものであり、ユーザーがスリープ解除してUIタッチパネル216を操作することで、保存先から画像情報を取り込み、プリント文書の選択/削除、プリントの設定変更をしてから画像形成を開始する。
このため、ユーザーが、スリープ解除時は、定着モードとして速熱モードが適正か、蓄熱モードが適正かが不明となる。
一方、上記代表的なジョブ(複写、リモートプリント、どこでもプリント)において、定着モードとして速熱モードが適正か、蓄熱モードが適正かが不明となるジョブ(複写、どこでもプリント)においては、少なくとも、初動処理として、速熱モードで画像形成処理を開始する。
その後に判明する総処理枚数N値に基づいて、最適な(例えば、処理終了までの時間が最短な)定着モードを選択して継続処理を実行する。すなわち、継続処理は、必要に応じて、初動処理の定着モード(速熱モード)を引き継ぐ場合もあるし、初動処理の定着モード(速熱モード)から蓄熱モードへ切り替える場合もある。
以下に、本実施の形態の作用を説明する。
図9は、定着装置64に電力が供給されていない所謂スリープ中において、定着装置64の定着モードを決定するまでの工程を主体とした制御フローチャートである。
ステップ400では、スリープ復帰したか否かが判断され、否定判定された場合は、スリープ状態が維持され、このルーチンは終了する。スリープ復帰は、節電制御ボタンの操作、UIタッチパネル216やその周辺のハードキーに設定されるサービスボタンの操作、或いは、人感センサが具備されている場合は当該人感センサでの使用者の検出等による復帰を含む。
また、ステップ400で肯定判定されると、ステップ402へ移行して、スリープ復帰後に受け付けた画像形成を伴うジョブの種類(ジョブ種)を判別する。この場合、部分節電モードでは、サービス選択画面(UIタッチパネル216)が立ち上がり、画像形成部240はオフのままである。一方、部分節電モードではない場合は、この時点で、定着装置64を速熱モードで立ち上げおいてもよい。
なお、図9のフローチャートでは、画像形成処理を伴わないジョブに関しては省略したが、例えば、画像読取やFAX送信等のジョブにおいては、このルーチンはスルーすることになる。
このステップ402において、ジョブ種がリモートプリントであると判明した場合は、ステップ404へ移行して、リモートプリント定着モード切替制御を実行する。なお、このリモートプリント定着モード切替制御については、図10を用いて後述する。
また、ステップ402において、ジョブ種が複写(コピー)であると判明した場合は、ステップ406へ移行して速熱モードへの切替処理を実行する。
定着モードが「速熱モード」の場合は、画像形成部240のMCUは、図7(A)に示すように、アクチュエータ380、384を延ばして、コイルバネ374,376を縮めるように電動シリンダ378、382の動作制御を行う。このため、図7(B)に示すように、感温磁性部材314と定着ベルト302は離間した状態で保持される。
次のステップ407では、複写開始指示(スタートボタンの操作)があったか否かが判断され、肯定判定されるとステップ408へ移行する。ステップ408では、画像読取部238で原稿画像の読み取りが開始され、次いで、ステップ418へ移行して初動処理を開始する。
また、前記ステップ402において、ジョブ種がリモートプリント、複写以外、例えば、どこでもプリントモード(オンデマンドモード)の場合、ステップ410へ移行する。
ステップ410では、ユーザーがUIタッチパネル216を操作して、どこでもプリントモードに下で画像形成処理の実行指示を受けた否かを判断する。
このステップ410で否定判定された場合は、ステップ412へ移行して待機処理後、このルーチンは終了する。なお、待機処理とは、イメージ等の情報量が多い画像情報を取得している等を示す。
前記ステップ410において、ユーザーがUIタッチパネル216を操作して、どこでもプリントモードに下で画像形成処理の実行指示を受けた場合(肯定判定)、ステップ410からステップ414へ移行して速熱モードへの切替処理を実行し、次いでステップ416へ移行する。ステップ416では、対応するジョブを検索したり、文書選択をして、ステップ417へ移行する。
ステップ417では、プリント開始指示(スタートボタンの操作)があったか否かが判断され、肯定判定されるとステップ418へ移行し、初動処理を開始する。なお、ジョブ検索には、指定されたPCやサーバー等へのアクセスを含む。
ステップ418の初動処理は、定着モードが速熱モードであるので、前記表1に示される如く、ウォームアップ時間が3〜6秒と立ち上がりが、蓄熱モードよりも速いため、原稿画像を読み取りながら画像形成処理が実行可能である。
次のステップ420では、読み取った原稿画像の枚数、複写部数等に基づいて、総処理量(枚数N)が判明したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ422へ移行する。
ステップ422では、演算式パラメータF1、F2、P1、P2、W1、W2のそれぞれを取り込む。これらのパラメータは固定的な数値(定数)であるものや、環境によって変動する値(変数)であるものがあり、画像処理指示毎に取り込むことが好ましい。
例えば、パラメータWは、感温磁性部材314等の初期温度によって変化するウォームアップ時間である。このため、前回の画像処理によって加熱されている予熱が残っている場合と、予熱がない場合、或いは、環境温度による初期温度の変化によって取込時期によって変化する場合がある。
パラメータF1、F2は、画像形成部240のファーストコピー特性によって決まるFCOTである。このため、定着温度には許容範囲温度が存在するため、その上限と下限とではFCOTが変化する場合がある。
パラメータP1、P2は、装置の搬送性能に依存するため理論的には固定値である。しかし、搬送系の制御プログラムの変更等によって待機時間等に変更があれば変化する場合がある。
次のステップ424では、処理枚数N値を取得し、次いでステップ426へ移行して、演算式(1)を読み出し、ステップ428へ移行する。
W1+F1+P1×N<W2+F2+P2×N・・・(1)
ステップ428では、演算式(1)に前記ステップ422で取り込んだ各パラメータ、並びにステップ424で取得した処理枚数N値を代入し、当該演算式(1)が成立するか否かを判断し、ステップ430へ移行する。
ステップ430では、判定結果を判別する。このステップ430で、「成立」と判定された場合は、現在設定されている速熱モードを維持し、ステップ434へ移行する。また、ステップ430で「不成立」と判定された場合は、ステップ432へ移行して蓄熱モードへの切替処理を実行し、ステップ434へ移行する。
定着モードを「蓄熱モード」に切り替える場合は、画像形成部240のMCUは、図7(C)に示すように、アクチュエータ380、384を縮めて、コイルバネ374、376を伸ばすように電動シリンダ378、382の動作制御を行う。このため、図7(D)に示すように、感温磁性部材314と定着ベルト302は接触した状態で保持される。
次のステップ418では、画像処理が実行され、このルーチンは終了する。
なお、上記ステップ430において、「成立」、すなわち速熱モードを維持する判定となると、そのまま継続処理が開始されるようにした。この場合、蓄熱モードへ切り替えることを予測しているため、図11の点線(矢印A参照)で示される如く、例えばフルパワー(約1100〜1200W)でウォームアップ後、処理の開始時に設定される電力(例えば、800〜900W)で蓄熱部材である感温磁性部材314を加熱している。
この加熱は、蓄熱モードでの熱量不足を回避するため、必要以上の加熱能力を維持するため、余剰に電力が消費されている。そこで、速熱モードで継続することが確定した場合は、図11の実線(矢印B参照)で示される如く、消費電力をフルパワーよりも低電力としてもよい(約600〜700W程度)。速熱モードの場合は、蓄熱モードに比べて熱が記録用紙に奪われていく比率が地裁ため、上記低電力での加熱でも、熱力不足になることはない。
図10は、図9のステップ404におけるリモートプリント定着モード切替制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ450では、演算式パラメータF1、F2、P1、P2、Wのそれぞれを取り込む。
次のステップ452では、処理枚数N値を取得し、次いでステップ454へ移行して、演算式(1)を読み出し、ステップ456へ移行する。
ステップ456では、演算式(1)に前記ステップ450で取り込んだ各パラメータ、並びにステップ452で取得した処理枚数N値を代入し、当該演算式(1)が成立するか否かを判断し、ステップ458へ移行する。
ステップ458では、判定結果を判別する。このステップ458で、「成立」と判定された場合は、ステップ460へ移行して速熱モードへの切替処理を実行し、ステップ464へ移行する。また、ステップ458で「不成立」と判定された場合は、ステップ462へ移行して蓄熱モードへの切替処理を実行し、ステップ464へ移行する。
次のステップ464では、画像処理が実行され、このルーチンは終了する。
なお、ステップ460、ステップ462での定着モードの切替処理は、以下のように実行される。
本実施の形態によれば、定着装置64がスリープ中で、電力供給がなされていない状態でジョブを受け付けた場合、1単位の処理(例えば、1ジョブ、或いはオンデマンド時は複数のジョブであり、継続的に画像形成処理される期間をもつ処理)を処理する場合に、総処理量(総処理枚数N)が判明せず、最適な定着モードが判明しない。そこで、初動処理として、速熱モードの下で処理を開始し、処理の開始後、総処理枚数N等に基づいて最適な定着モードが判明した場合に、必要に応じて蓄熱モードに切り替えて継続処理を行う。切り替えを行わず、速熱モードを維持して継続処理する場合もある。初動処理で速熱モードとすることで、少なくとも、スリープモードからの復帰時間とFCOTとの加算値を最短とすることが可能である。
継続処理で定着モードを再設定することで、スリープ解除時には判らない複写ジョブの内容(例えば、原稿数、複写枚数、2up設定等)に合わせて、処理終了時間の最適化制御ができる。
また、継続処理で定着モードを再設定することで、スリープ解除時には判らないオンデマンドプリントジョブの内容(例えば、プリント文書の選択/削除、プリントのカラー/白黒の変更等)に合わせて、処理終了時間の最適化制御ができる。
なお、本実施の形態の画像処理装置は、記録用紙に対して加熱処理を施して定着する定着装置を備えた画像形成部の処理状態に応じて少なくとも定着装置を電力供給状態又は電力遮断状態に遷移させる電力供給制御手段と、定着装置に設けられ記録用紙と接触する定着部材を電力を利用して予め加熱しておく定着モードとして相対的に温度の急速立ち上げを主体とした第1のモードと相対的に生産性を主体とした第2のモードとを備え選択的にモードを切り替えるモード切替手段と、単一の実行指示或いは複合的な実行指示を問わず継続的に画像形成処理される期間を表すジョブの実行が指示されて画像形成処理を実行する場合に定着装置が電力遮断状態から電力供給状態に復帰するときの初動処理として第1のモードで画像形成処理を実行すると共に当該初動処理後の継続処理としてジョブの指示後に取得したジョブの総処理量に基づいて第1のモードに維持する或いは第2のモードに切り替えるかを選択して画像形成処理を実行する処理制御手段と、を含む。
(変形例1)
なお、本実施の形態では、処理枚数Nを主体として、それ以外の演算式パラメータを用いて、演算式(1)に基づいて、最適な定着モードを選択するようにしたが、単純に、処理枚数Nのみで、定着モードを選択するようにしてもよい。
(変形例2)
また、本実施の形態では、演算式(1)により最適な定着モードが判明したときに、切替制御(現状の定着モードを維持する場合も含む)を行うようにしたが、例えば、ジョブの複数部数に設定されている場合は、部数の切れ目で切り替えるようにしてもよい。
例えば、6ページ、20部といった画像形成処理の場合で、第1部目の4ページで、定着モードとして蓄熱モードが最適であると判明した場合に、6ページまでは速熱モードで処理し、その後、蓄熱モードに切り替えるようにしてもよい。これにより、ユーザーは、待機しているときに、全ページの確認等が可能となる。
(変形例3)
本実施の形態では、演算式(1)により最適な定着モードが判明したときに、切替制御(現状の定着モードを維持する場合も含む)を行うようにしたが、速熱モードでの画像形成処理中、処理枚数の変化(増加)を監視し、演算式(1)が不成立になった時点で、速熱モードにより継続して画像処理したときの処理終了までの時間と、定着モードを再度切り替えて画像処理したときの処理終了までの時間との関係において、定着モードを、速熱モードから蓄熱モードへ変更するようにしてもよい。
ここで、「速熱モードにより継続して画像処理したときの処理終了までの時間と、定着モードを再度切り替えて画像処理したときの処理終了までの時間との関係」とは、最適な定着モードが、残りの処理枚数Nに限らず、画像処理中の定着モードの変更のための機械的動作時間、並びに記録用紙Pの搬送系の速度切替時間(加速、減速、一旦停止等)にも影響する場合があるため、様々な要因を考慮して変更するか否かを決定する必要があることを示す。
なお、本願明細書において、プログラムを通信手段によって提供する実施形態として説明したが、当該プログラムをCDROM等の記憶媒体に格納して提供することも可能である。
W 壁面
P 記録用紙
G 読取原稿
10 画像処理装置
10A 装置本体
12 自動原稿搬送装置
13 原稿台
16 第1プラテンガラス
20 ネットワーク通信回線網
21 PC
21A CPU
21B RAM
21C ROM
21D I/O
21E バス
21F 入力装置
21G モニタ
21H I/F
22 電話回線網
30 画像形成ユニット
30Y、30M、30C、30K 画像形成ユニット
32 中間転写ベルト
33A〜33D バス
34 像保持体
35A〜35D 電力供給線
36 帯電部材
38Y、38M、38C、38K トナーカートリッジ
40 露光装置
42 現像器
46 一次転写部材
48 駆動ロール
50 支持ロール
52 クリーニング装置
54 張力付与ロール
56 第1のアイドラーロール
58 第2のアイドラーロール
60 二次転写部材
62 搬送経路
64 定着装置
64A 加熱ロール
64B 加圧ロール
66 搬送ロール
68 切替ゲート
69 第1排出部
70 第1排出ロール
72 第2排出部
73 搬送ロール
74 第2排出ロール
76 第3排出部
78 第3排出ロール
80、82、84、86 給紙部
90 搬送ロール
92 搬送ロール
94 位置合せロール
98 両面用搬送ユニット
100 反転経路
102 搬送ロール
106 折り畳み式の手差給紙部
108 給紙ロール
110、112 搬送ロール
200 メインコントローラ
201 信号ハーネス
202 電源装置
216 UIタッチパネル
236 ファクシミリ通信制御回路
238 画像読取部
240 画像形成部
242 商用電源
243 配線プレート
244 入力電源線
245 コンセント
302 定着ベルト
306 芯金
308 ボビン
308A 凸部
310 励磁コイル
314 感温磁性部材
318 誘導体
318A 円弧部
318B 柱部
320A、320B 開口
320 筐体
332 押圧パッド
334 サーミスタ
348 剥離部材
348A 支持部
348B 剥離シート
352、354 側板
352A、354A 貫通穴
356、358 支持部材
356A 平板部
356B 軸部
356C 貫通穴
358 支持部材
358A 平板部
358B 軸部
358C 貫通穴
360 ベアリング
362 ベアリング
364 ギヤ
366、368 支持部材
366A 平板部
368A 平板部
370A 凹部
370 基台
372A 凹部
372 基台
374 コイルバネ
376 コイルバネ
378 電動シリンダ
380 アクチュエータ
382 電動シリンダ
384 アクチュエータ

Claims (6)

  1. 定着装置を電力供給状態又は電力遮断状態に制御する電力供給制御手段と、
    定着モードとして、相対的に温度の急速立ち上げを主体とした第1のモードと、生産性主体の第2のモードの何れかに切り替える切替手段と、
    ジョブの実行が指示された場合に、定着装置が電力遮断状態から電力供給状態に復帰するとき、初動処理として第1のモードを選択し、当該初動処理後の継続処理としてジョブの指示後に取得したジョブの総処理量に基づき第1のモード又は第2のモードを選択して、画像形成処理を制御する処理制御手段とを有し、
    前記継続処理において、前記定着モードを前記第1のモードに維持する場合、当該維持決定後は、電力の消費量を予め定めた通常時よりも低くする制御に切り替える、
    画像処理装置。
  2. 前記ジョブの種類が、原稿画像を画像読取部で読み取り、当該読み取った画像情報に基づいて、前記画像形成処理を実行する複写処理であり、前記ジョブの総処理量情報が、前記画像読取部で読み取った原稿の枚数、ユーザーインターフェイスから入力される複写部数に基づいてジョブの開始指示後に演算される請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記ジョブの種類が、画像情報を、通信回線を介して受け付け、かつユーザーインターフェイスから入力される画像形成指示に基づいて、前記画像形成処理を実行するオンデマンドプリント処理であり、前記ジョブの総処理量情報が、受け付けた画像形成指示情報に基づいてジョブの開始指示後に演算される請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記継続処理において、前記定着モードを前記第2のモードに切り替える場合、当該第2のモードへの切り替え準備中は前記第1のモードに維持する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像処理装置。
  5. 前記ジョブの種類が、画像情報及び画像形成指示を、通信回線を介して受け付けて、前記画像形成処理を実行するリモートプリント処理の場合は、前記定着モードを前記第1のモード又は前記第2のモードの何れかに固定的に設定すると共に、前記処理制御手段による前記定着モードの切り替えの制御を禁止する請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記定着装置が、定着部材に接触又は離間可能に配置された蓄熱部材を備え、
    前記第1のモードが、前記蓄熱部材を前記定着部材から離間させると共に、直接前記定着部材を直接加熱しながら定着処理を実行するモードであり、
    前記第2のモードが、前記蓄熱部材を前記定着部材に接触させると共に、当該蓄熱部材を加熱して熱量を蓄積することで、前記第1のモードに比べて高生産で定着処理を実行するモードである請求項1〜請求項4の何れか1項記載の画像処理装置。
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