JP4352624B2 - 空調換気装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、換気時に室内の空気と室外の空気との間で熱交換を行う空調換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は実開昭63−5326号公報に示される従来の空調換気装置である。この空調換気装置101は、給気通風路102内に設けられた送風用ファン103が回転することで、室外吸込口104から空気を吸込み、この吸込んだ空気は熱交換器105を通って、室内吹出口106から吹出すとともに、排気通風路107内に設けられた送風ファン108が回転することで、室内吸込口109から空気を吸込み、この吸込んだ空気は熱交換器105を通って、室外吹出口110から吹出されることで室内外の空気の換気を行う。この時に、給気通風路102と排気通風路107とが交差する部分に位置する熱交換器105内で室内から排気する空気と室外から給気する空気との間で熱交換が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような空調換気装置では、熱交換器で、室外空気と室内空気の間の熱交換を効率よく行うため、少風量づつの換気しかできず、喫煙などにより急激に室内空気が汚れるような場合には、室内空気がきれいになるまでに時間がかかるという問題点があった。
【0004】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、室内空気の急速排気が可能な空調換気装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第一の排気通風路と第一の給気通路とを接続する通風路開閉手段と、室外吸込口と室外吹出口とを接続し、第一の給気通風路と室外吸込口との間を塞ぐ第一の通風路切換手段と、第一の給気通風路と第二の排気通風路とを接続する第二の通風路切換手段とを有する。
【0006】
さらに、第一の給気通風路内にあって、第一の給気通風路内において通風路切換手段よりも熱交換器側に位置し、空気を取り入れる通風口を開放する通風口開閉手段を有する。
【0007】
またさらに、第一の通風路開閉手段が第一の排気通風路と第一の給気通路を接続するとともに第二の通風路切換手段が第一の給気通路と第二の排気通風路を接続して、第一の排気通風路から第二の排気通風路へのバイパスが形成されるときには、通風路開閉手段は、第一の給気通風路と熱交換器との間を塞ぐ。
【0008】
第一の排気通風路と第一の給気通風路とを接続する通風路開閉手段と、第一の給気通風路と第二の排気通風路とを接続し、室外吸込口と室外吹出口とを接続し、第一の給気通風路と室外吸込口との間を閉鎖する通風路切換手段とを有し、通風路切換手段と通風路開閉手段とは連動する。
【0009】
また、第一の給気通風路内にあって、通風路切換手段と連動して空気取り入れ口を開閉する通風口開閉手段を有する。
【0010】
またさらに、通風路切換手段は、直線方向の動作により、第一の給気通風路と第二の排気通風路との接続と、室外吸込口と室外吹出口との接続と、第一の給気通風路と室外吸込口の閉鎖とを同時に行なう。
【0011】
さらにまた、通風路開閉手段は回転軸を有し、通風路切換手段の動作に連動して回転することで第一の排気通風路と第一の給気通風路とを接続する。
【0012】
また、通風路開閉手段は、第一の給気通風路と熱交換器との接続を閉鎖する。
【0013】
さらに、通風路開閉手段は略U字型の切欠を有し、通風路切換手段はピンを有し、通風路開閉手段は、切欠がピンと噛み合うことで連結されている。
【0014】
またさらに、室外吸込口を開閉する給気側シャッタと、
室外吹出口を開閉する排気側シャッタとを有し、
給気側シャッタはシャッタカバーを有し、シャッタカバーの一部は通風路切換手段と給気側シャッタとの間に位置する。
【0015】
さらにまた、第一の給気通風路と室外吸込口は、通風路切換手段とシャッタカバーとにより閉鎖される。
【0016】
実施の形態1.
図1は実施の形態1における空調換気装置の略断面図である。この空調換気装置1は、第一の給気通風路2内に設けられた送風ファン3がモータ(図示せず)によって回転することで、室外吸込口4から空気を吸込み、この吸込んだ空気は熱交換器5を通って、第二の給気通風路6に入り、室内吹出口7から吹出すとともに、第一の排気通風路8内に設けられた送風ファン9がモータ(図示せず)によって回転することで、室内吸込口10から空気を吸込み、この吸込んだ空気は熱交換器5を通って、第二の排気通風路11に入り、室外吹出口12から吹出すことで室内外の空気の換気を行う。この時、熱交換器5内で室内から排気する空気と室外から給気する空気との間の熱交換が行われる。
【0017】
さらにこの空調換気装置1では、壁面に設けられたレール上を室外吸込口4と室外吹出口12との境界から室外吸込口4と第一の給気通風路2との境界まで左右方向にスライド自在でそれぞれの境界で固定可能な第一の通風路切換手段13と、端部に壁面に固定された回転軸を有し、これを支点に第一の給気通風路2と平行な位置から垂直な位置まで回転自在でそれぞれの位置で固定可能な第二の通風路切換手段14と、端部に壁面に固定された回転軸を有し、これを支点に第一の排気通風路8と平行な位置から第一の給気通風路2を閉鎖可能な位置まで回転自在でそれぞれの位置で固定可能な通風路開閉手段15と、第一の給気通風路2内に設けられ端部に壁面に固定された回転軸を有し、これを支点に通風口を閉鎖する位置から開放可能な位置まで回転自在でそれぞれの位置で固定可能なた通風口開閉手段16とを有している。
【0018】
次に、第一の通風路切換手段13、第二の通風路切換手段14、通風路開閉手段15及び通風口開閉手段16と空調換気装置1の運転状況との関係について図に基き説明する。
図2(a)は同時給排気運転している状態、(b)は排気専用運転している状態である。なお、給排気運転と排気専用運転との切換は使用者がリモコン等により任意にできるものとする。(a)では、第一の給気通風路2と第一の排気通風路8とは、隔壁17、18と通風路開閉手段15とによって仕切られている。また、第二の排気通風路11と第一の給気通風路2とは、隔壁19、20、21と第一の通風路切換手段13及び第二の通風路切換手段14とによって仕切られている。また、通風口開閉手段16は室内の空気を吸込まないようにするため、閉鎖されている。
このような構成となっているため、室内吸込口10から吸込んだ空気と室外吸込口4から吸込んだ空気との間で空気が混じることなく換気することができる。
【0019】
なお、この第一の通風路切換手段13、第二の通風路切換手段14、通風路開閉手段15及び通風口開閉手段16はそれぞれモータ(図示せず)を駆動源としており、使用者が給排気運転から排気専用運転にリモコンで切換えるとそれぞれのモータの回転力により、第一の通風路切換手段13は、図に向かって右方向に室外吸込口4と第一の給気通風路2とが隔離されるまでスライドし、通風路開閉手段15は時計周りに1/4回転、第二の通風路切換手段14は反時計周りに1/4回転、通風口開閉手段16は時計周りに回転し停止する。
【0020】
これにより、図2(b)での排気専用運転では第一の給気通風路2から熱交換器5への空気の流入を通風路開閉手段15で閉鎖するとともに、第一の排気通風路8は熱交換器5の手前で第一の給気通風路2を介して第二の排気通風路11へとバイパスされる。
また、第一の通風路切換手段13により、第一の給気用通風路2の室外空気吸込口4と第二の排気通風路11の室外空気吹出口12との境界がなくなるとともに、第一の給気用通風路2と室外空気吸込口4との間が塞がれる。
【0021】
図3は、図2(b)の構成での空気の流れを示している。この構成では、室内の空気が室外へ排気される経路は二つある。すなわち、室内吸込口10から第一の排気通風路8を通って第一の給気通風路2を経由して第二の排気通風路11に抜け室外吸込口4または室外吹出口12から室外へ排気されるルートと、通風口開閉手段16から第二の給気通風路2を通って第二の排気通風路11に抜け室外吸込口4または室外吹出口12から室外へ排気されるルートである。
【0022】
排気が完了したら、再度リモコンにより、今度はモータを逆回転させる指令を送り、(a)の同時給排気換気運転に戻すことができる。
【0023】
このようにすることで、1台の空調換気装置で、通常は、熱交換器5を通して室内の冷暖房エネルギーロスの少ない熱交換換気を常時少風量で換気し、一旦、喫煙などにより急激に室内空気が汚れた場合は、排気量を増やして、比較的短時間で室内汚染空気を排出できる。
【0024】
また、排気専用換気の場合は熱交換器5を通さずに排気できるので熱交換器5での圧力損失を低くすることができる。
さらに、排気専用換気時には室外吸込口4も排気用の室外吹出口12と同等の作用をするので、排気口での圧力損失も低くすることができる。
またさらに、通風口開閉手段16により開閉自在な通風口を設けることで、第二の給気通風路2内の送風ファン3を利用して排気能力を向上させることができるため、新たに送風ファンを追加する必要がない。
【0025】
なお、この実施の形態ではできるだけ排気効率を向上させる必要から、排気専用時には通風路開閉手段15で第二の給気通風路2から熱交換器5への入り口を塞いでいるが、この部分を塞がない構造としてもよい。塞がなかったとしても、熱交換器5は抵抗が大きいので、これに流れ込む空気は少なくバイパスする空気は多くなり通常の同時給排気換気に比べ十分高い排気能力を示す。
【0026】
また、すべての通風路を切換えるための手段を動かさなくとも、例えば第二の通風路切換手段14と通風路開閉手段15を動作させ、送風ファン3を停止するだけにしてもよい。これでも室内から排気する空気は熱交換器5を通らないので排気能力は向上する。
【0027】
また、部屋内に煙感知センサを設け、このセンサが所定濃度以上の煙を感知したら制御手段に信号を送り、制御手段が各モータに駆動指令を送ることで、自動で同時給排気換気運転から排気専用運転への切換え、急速排気により部屋内の煙の濃度が所定の濃度未満となったら制御手段に再度信号を送り、制御手段は各モータに逆回転させる駆動指令を送ることで、自動で排気専用運転から同時給排気換気運転への切換えるようにしてもよい。
【0028】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2における空調換気装置の略断面図である。この空調換気装置の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、同じ部分については説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0029】
この実施の形態2における空調換気装置1は、実施の形態1における第一の通風路切換手段13、第二の通風路切換手段14、通風路開閉手段15、通風口切換手段16の代わりに通風路切換手段22、通風路開閉手段23と通風口開閉手段24とを有している。これらの構造と機能について拡大図である図5をもとに説明する。図5(a)は同時給排気換気している状態、(b)は排気専用換気している状態である。
【0030】
(a)では、第一の給気通風路2と第一の排気通風路8とは、隔壁17、18と通風路開閉手段23とによって仕切られている。また、第二の給気通風路11と第一の給気通風路2とは、隔壁19、20と通風路切換手段22とによって仕切られている。通風路開閉手段23は空調換気装置1の壁面に固定された回転軸25によって回転自在に設置され、端部はU字型の切欠26を有しており、これが通風路切換手段22の端部のピン27と噛み合い、通風路切換手段22と連動して動作するようになっている。さらに、通風路切換手段22は第一の給気通風路2と第二の排気通風路11とを仕切るとともに、室外吸込口4を塞がないようにするための通風用開口部28(図7(a)参照)と、室内の空気の吸込口である通風口29((b)に図示)を塞ぐための通風口開閉手段24とが設けられている。
これにより、室内吸込口10から吸込んだ空気と室外吸込口4から吸込んだ空気との間で空気が混じることなく換気することができる。
【0031】
この実施の形態の空調換気装置も実施の形態1と同様に駆動源としてモータを利用して、自動的に制御することが可能である。この場合、風路切換手段22、通風路開閉手段23及び通風口開閉手段24とは連結しているため、通風路切換手段22のスライド動作を制御するだけで、室外空気吸込口4と室外空気吹出口12との境界がなくなり、第一の給気用通風路2と室外空気吸込口4との間が閉鎖され、第一の給気通風路2と第二の排気通風路11とが接続される。また、通風路切換手段22の端部のピン27と噛み合って接続されている通風路開閉手段23は回転軸25を中心に向かって反時計周りに略1/4回転して第一の給気通風路2と第一の排気通風路8とが接続されるとともに第一の給気通風路2と熱交換器との接続が閉鎖される。さらに、通風口開閉手段24が移動することで通風口29が開放される。
【0032】
図6は、このように通風路切換手段22が動作して、排気専用換気となった状態での空調換気装置1の構成と空気の流れを示している。この構成では、室内の空気が室外へ排気される経路は二つある。すなわち、室内吸込口10から第一の排気通風路8を通って第一の給気通風路2を経由して第二の排気通風路11に抜け室外吸込口4または室外吹出口12から室外へ排気されるルートと、通風口29から第二の給気通風路2を通って第二の排気通風路11に抜け室外吸込口4または室外吹出口10から室外へ排気されるルートである。
【0033】
このようにすることで、実施の形態1における空調換気装置と同じ効果が得られるとともに、実施の形態1における第一の通風路切換手段13、第二の通風路切換手段14の働きを通風路切換手段22が行い、通風路開閉手段15の働きを通風路切換手段22と連結された通風口開閉手段23が行い、通風口開閉手段16の働きを通風路切換手段22上に設置された通風口開閉手段24が行なうので、一度の操作で通風路の切換がすべて可能である。
【0034】
次に、実施の形態2における空調換気装置の組み立て手順について説明する。図7中、(a)は通風路切換手段22の斜視図、(b)は通風路開閉手段23の斜視図、(c)はこれらを組み立てた状態の斜視図である。
空調換気装置を組み立てる際には、初めに空調換気装置内の背面部に通風路切換手段22を設置する。次いで、通風路切換手段22の端部に設けられたピン27に通風路開閉手段23のU字型の切欠26が位置するように設置する。その後、熱交換器5などの他の部品を設置する。
このようにすることで、通風路切換手段22と通風路開閉手段23を順に設置していくだけで連結することができ、簡単に組み立てることができる。
【0035】
実施の形態3.
この実施の形態では、実施の形態2の空調換気装置に運転停止時に室外の空気が入ってこないようにするためにシャッタを設けた場合の空調装置の構造について説明する。なお、この実施の形態における空調換気装置の構造で、実施の形態2における空調換気装置と同一構造部分の説明は省略する。
【0036】
図8は室外吸込口4と室外吹出口10にそれぞれシャッタを有した空調換気装置の略断面の拡大図である。
図中、空調換気装置1は室外吸込口4の近傍に設けられた給気側シャッタ30と、室外吹出口12の近傍に設けられた排気側シャッタ31とを有しており、これらのシャッタが閉じることによって室外吸込口4や室外吹出口12が塞がれ、室外との換気を中止することができる。
【0037】
このようなシャッタを設けた場合には、実施の形態2と異なり、通風路切換手段22は給気側シャッタ30上をスライドする必要が生じる。この場合、図8中に記載した給気側シャッタ30と通風路開閉手段23との間隔Lが狭いと接触し、スライドの繰り返しによって給気側シャッタ30が破損する可能性がある。また、間隔Lが広いと通風路切換手段22をスライドさせ排気専用換気状態とした時に室外吸込口4から室外に排気される空気の一部が、給気側シャッタ30と通風路開閉手段23との間から通風口29に流れ込み排気効率が低下する。
【0038】
図9は、このような給気側シャッタ30の破損を防ぐためにシャッタカバー32を設けた空調換気装置の略断面の拡大図である。
図中、(a)は同時給排気換気(第3種換気)状態の構造であり、(b)は排気専用換気(第1種換気)状態の構造である。
シャッタカバー32の中でも、この給気側シャッタ30と通風路切換手段22とを仕切る部分は、給気側シャッタ30と干渉しないように十分な間隔を有しているとともに、室外吸込口4から第一の給気通風路2への空気の流れを妨げないように通風用開口部33が設けられている。また、給気側シャッタ30が開放時に収納される部分は隙間を防ぐように空調換気装置1の外壁に固着されている。さらに、通風路切換手段22と隔壁20とが接触する部分は、隔壁20を低くし、代わりに折り曲げたシャッタカバー32の端部が隔壁の役割を果たしている。
【0039】
この実施の形態における空調換気装置はこのような構造であるため、(a)では実施の形態2と同様に同時給排気換気が可能であり、(a)から(b)へ移行する際に、通風路切換手段22がスライドしても給気側シャッタ30が破損することもなく、(b)では排気専用換気状態に変更する場合に、外に排気される空気の一部が通風口29に流れ込むこともない。
また、隔壁20の一部を折り曲げたシャッタカバー32で代用する構造であるため、通風路切換手段22や通風路開閉手段23と同方向からの作業だけで組み立てることができる。
【0040】
【発明の効果】
第一の排気通風路と第一の給気通路とを接続する通風路開閉手段と、室外吸込口と室外吹出口とを接続し、第一の給気通風路と室外吸込口との間を塞ぐ第一の通風路切換手段と、第一の給気通風路と第二の排気通風路とを接続する第二の通風路切換手段とを有するので、排気口の断面積が向上し排気能力が向上する。
【0041】
さらに、第一の給気通風路内にあって、第一の給気通風路内において通風路切換手段よりも熱交換器側に位置し、空気を取り入れる通風口を開放する通風口開閉手段を有するので、吸気口が増えるため排気能力が向上する。
【0042】
またさらに、第一の通風路開閉手段が第一の排気通風路と第一の給気通路を接続するとともに第二の通風路切換手段が第一の給気通路と第二の排気通風路を接続して、第一の排気通風路から第二の排気通風路へのバイパスが形成されるときには、通風路開閉手段は、第一の給気通風路と熱交換器との間を塞ぐので、熱交換器に流入する排気空気が低減し排気能力が向上する。
【0043】
第一の排気通風路と第一の給気通風路とを接続する通風路開閉手段と、第一の給気通風路と第二の排気通風路とを接続し、室外吸込口と室外吹出口とを接続し、第一の給気通風路と室外吸込口との間を閉鎖する通風路切換手段とを有し、通風路切換手段と通風路開閉手段とは連動するので、排気運転への切換が容易となる。
【0044】
また、第一の給気通風路内にあって、通風路切換手段と連動して空気取り入れ口を開閉する通風口開閉手段を有するので、
容易に排気能力を向上できる。
【0045】
またさらに、通風路切換手段は、直線方向の動作により、第一の給気通風路と第二の排気通風路との接続と、室外吸込口と室外吹出口との接続と、第一の給気通風路と室外吸込口の閉鎖とを同時に行なうので、
切換え手段の占める容積を低減することが可能である。
【0046】
さらにまた、通風路開閉手段は回転軸を有し、通風路切換手段の動作に連動して回転することで第一の排気通風路と第一の給気通風路とを接続するので、
小さい力で通風路開閉手段を動作させることができる。
【0047】
また、通風路開閉手段は、第一の給気通風路と熱交換器との接続を閉鎖するので、
熱交換器に流入する排気空気が低減し排気能力が向上する。
【0048】
さらに、通風路開閉手段は略U字型の切欠を有し、通風路切換手段はピンを有し、通風路開閉手段は、切欠がピンと噛み合うことで連結されているので、
組み立てが容易である。
【0049】
またさらに、室外吸込口を開閉する給気側シャッタと、
室外吹出口を開閉する排気側シャッタとを有し、
給気側シャッタはシャッタカバーを有し、シャッタカバーの一部は通風路切換手段と給気側シャッタとの間に位置するので、
給気側シャッタと通風路切換手段との干渉を防止できる。
【0050】
さらにまた、第一の給気通風路と室外吸込口は、通風路切換手段とシャッタカバーとにより閉鎖されるので、効率よく排気できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における空調換気装置の略断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における空調換気装置の略断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における空調換気装置の略断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2における空調換気装置の略断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態2における空調換気装置の略断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態2における空調換気装置の略断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態2における空調換気装置の構成部品の斜視図である。
【図8】 本発明の実施の形態3における空調換気装置の略断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態3における空調換気装置の略断面図である。
【図10】 従来の空調換気装置の略断面図である。
【符号の説明】
1 空調換気装置、 2 第一の給気通風路、 3 送風用ファン、 4 室外吸込口、 5 熱交換器、 6 第二の給気通風路、 7 室内吹出口、 8 第一の排気通風路、 9 送風ファン、 10 室内吸込口、 11 第二の排気通風路、 12 室外吹出口、 13 第一の通風路切換手段、 14 通風路開閉手段、 15 第二の通風路切換手段、 16 通風口開閉手段、 17 隔壁、 18 隔壁、 19 隔壁、 20 隔壁、 21 隔壁、 22 通風路切換手段、 23 通風路開閉手段、 24 通風口開閉手段、 25 回転軸、 26 切欠、 27 ピン、 28 通風用開口部、 29 通風口、 30 給気側シャッタ、 31 排気側シャッタ、 32 シャッタカバー、 33 通風用開口部。
Claims (11)
- 建物外部と室外吸込口を通してつながる第一の給気通風路と、
建物内部と室内吸込口を通してつながる第一の排気通風路と、
前記第一の給気通風路に空気を給気する第一の送風ファンと、
前記第一の排気通風路の空気を排気する第二の送風ファンと、
内部に相交差する第一の通風路と第二の通風路とを有し、前記第一の給気通風路が前記第一の通風路の一方の口に前記第一の排気通風路が前記第二の通風路の一方の口に接続された熱交換器と、
前記第一の通風路の他方の口に接続され、前記建物内部と室内吹出口を通してつながる第二の給気通風路と、
前記第二の通風路の他方の口に接続され、前記建物外部と室外吹出口を通してつながる第二の排気通風路とを有する空調換気装置において、
前記第一の排気通風路と前記第一の給気通路とを接続する通風路開閉手段と、
前記室外吸込口と前記室外吹出口とを接続し、前記第一の給気通風路と前記室外吸込口との間を塞ぐ第一の通風路切換手段と、
前記第一の給気通風路と前記第二の排気通風路とを接続する第二の通風路切換手段と
を有することを特徴とする空調換気装置。 - 第一の給気通風路内にあって、前記第一の給気通風路内において通風路切換手段よりも熱交換器側に位置し、空気を取り入れる通風口を開放する通風口開閉手段を有することを特徴とする請求項1に記載の空調換気装置。
- 第一の通風路開閉手段が第一の排気通風路と第一の給気通路を接続するとともに第二の通風路切換手段が前記第一の給気通路と第二の排気通風路を接続して、前記第一の排気通風路から前記第二の排気通風路へのバイパスが形成されるときには、通風路開閉手段は、第一の給気通風路と熱交換器との間を塞ぐことを特徴とする請求項1または請求項2いずれか記載の空調換気装置。
- 建物外部と室外吸込口を通してつながる第一の給気通風路と、
建物内部と室内吸込口を通してつながる第一の排気通風路と、
前記第一の給気通風路に空気を給気する第一の送風ファンと、
前記第一の排気通風路の空気を排気する第二の送風ファンと、
内部に相交差する第一の通風路と第二の通風路とを有し、前記第一の給気通風路が前記第一の通風路の一方の口に前記第一の排気通風路が前記第二の通風路の一方の口に接続された熱交換器と、
前記第一の通風路の他方の口に接続され、前記建物内部と室内吹出口を通してつながる第二の給気通風路と、
前記第二の通風路の他方の口に接続され、前記建物外部と室外吹出口を通してつながる第二の排気通風路とを有する空調換気装置において、
前記第一の排気通風路と前記第一の給気通風路とを接続する通風路開閉手段と、
前記第一の給気通風路と前記第二の排気通風路とを接続し、前記室外吸込口と前記室外吹出口とを接続し、前記第一の給気通風路と前記室外吸込口との間を閉鎖する通風路切換手段とを有し、
前記通風路切換手段と前記通風路開閉手段とは連動することを特徴とする空調換気装置。 - 第一の給気通風路内にあって、通風路切換手段と連動して空気取り入れ口を開閉する通風口開閉手段を有することを特徴とする請求項4記載の空調換気装置。
- 通風路切換手段は、直線方向の動作により、第一の給気通風路と第二の排気通風路との接続と、室外吸込口と室外吹出口との接続と、第一の給気通風路と室外吸込口の間の閉鎖とを同時に行なうことを特徴とする請求項4または請求項5いずれか記載の空調換気装置。
- 通風路開閉手段は回転軸を有し、通風路切換手段の動作に連動して回転することで第一の排気通風路と第一の給気通風路とを接続することを特徴とする請求項4から請求項6いずれか記載の空調換気装置。
- 通風路開閉手段は、第一の給気通風路と熱交換器との接続を閉鎖することを特徴とする請求項4から請求項7いずれか記載の空調換気装置。
- 通風路開閉手段は略U字型の切欠を有し、通風路切換手段はピンを有し、前記通風路開閉手段は、前記切欠が前記ピンと噛み合うことで連結されていることを特徴とする請求項4から請求項8いずれか記載の空調換気装置。
- 室外吸込口を開閉する給気側シャッタと、
室外吹出口を開閉する排気側シャッタとを有し、
前記給気側シャッタはシャッタカバーを有し、前記シャッタカバーの一部は通風路切換手段と前記給気側シャッタとの間に位置することを特徴とする請求項1から請求項9いずれか記載の空調換気装置。 - 第一の給気通風路と室外吸込口は、通風路切換手段とシャッタカバーとにより閉鎖されることを特徴とする請求項10記載の空調換気装置。
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