JP4341885B2 - リクライニング可能な車椅子における座部の揺動機構 - Google Patents

リクライニング可能な車椅子における座部の揺動機構 Download PDF

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【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、背部支持枠が後方傾倒自在すなわちリクライニング可能に具備されてなる車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、リクライニング可能な車椅子においてはリクライニング動作時に発生する背部支持枠と背中とのずれ、あるいはリクライニングによる前方への押し出し等、乗車されている方に与える不快感を軽減するための改良がなされたものについて各種提案がある。
例えば、その中の一つに左右のフレーム間に配置された腰掛用の座面と、該座面の後部から上方に向かって配置された背もたれと、前記座面の前部から下方に向かって配置されたフットレストと、該フットレストの下部に設けられた足のせ台とを有し、かつ移動用の車輪を備えた車椅子において、前記座面の後部が下り傾斜となるように構成するとともに、傾斜調整装置を設けて該座面の傾斜角度を調整可能にしたものもあった。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平10−230002号公報
【0004】
しかし、上記の車椅子においてのリクライニング機構は座面後端部と背もたれ下端部を回動自在に枢着してなるものであり、リクライニングによって背もたれと背中の擦れが生じるだけでなく、座面が傾斜しており座面と臀部の擦れが生じないよう構成されているためにより擦れを感じてしまう場合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記問題点に鑑み本発明では、リクライニング時に発生する背もたれと背中との擦れをなくすリクライニング機構を備えるとともに、リクライニングによって姿勢変更する際に前方へのずれ(押し出されるような違和感)を防止することのできるリクライニング可能な車椅子を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、走行可能に前輪(8),(8)及び後輪(9),(9)を具備したフレーム本体(1)と、該フレーム本体(1)にリクライニング機構(15)を介して後方傾倒自在に設けた背部支持枠(11)と、前記フレーム本体(1)上面後部の水平面部に設けた後部座席枠(7)と、該後部座席枠(7)の前部に上下に回動自在に設けた前部座席枠(25)と、該前部座席枠(25)の前端部に回動自在に枢着された脚部支持枠(29)とからなるリクライニング可能な車椅子(K)において、前記リクライニング機構(15)はフレーム本体(1)に枢着した第1リンク(17),(17)及び第2リンク(20),(20)を背部支持枠(11)に枢着してなる不等辺四節リンク機構からなり前記背部支持枠(11)の見かけ上の回動中心が乗車した方の腰の屈曲点近傍となるよう構成したものであり、さらにこの第1リンク(17),(17)側に一端部を枢着した作動杆(47)の他端部にリンク片(51),(52)を枢着し、該リンク片(51),(52)の他端部を上記前部座席枠(25)とフレーム本体(1)に枢着するとともに、このリンク片(51)と前記フレーム本体(1)の枢着部(x)と、このリンク片(52)と前記前部座席枠(25)の枢着部(y)はほぼ同一鉛直線上に位置するよう配置され、これらの枢着部(x),(y)の間を前記作動杆(47)が移動するよう構成してなる座席部の揺動機構(M)を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項1の発明によれば、フレーム本体1と背部支持枠11と不等辺四節リンク機構からなるリクライニング機構15によって連結されており、フレーム本体1に対して相対的に背部支持枠11が引き込まれながら後方傾倒するよう構成され、逆に起立する場合には上方へ伸長しながら起き上がるので前記背部支持枠11の見かけ上の回動中心と乗車した方の腰部の屈曲点とがほぼ同一点となり、リクライニング時の背部支持枠11と背中との擦れが発生しないリクライニング機構となっている。さらに、背部支持枠11の傾倒に連動して作動する作動杆47がリンク片51,52を回動させ、後部座席部7前方に回動自在に枢着されている前部座席枠25を上下に回動させる。これによって、リクライニング時に背部支持枠11が後方傾倒し身体が前方へずれようとするのを前部座席25の上方回動によって身体を保持することができるよう構成されている。さらに、リクライニングを続けると背部支持枠11と前後座席枠7,25及び脚部支持枠29がほぼ同一面を形成するようになるので、身体に負担をかけずに姿勢変更ができる効果がある。
【0008】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施形態に係る座席部の揺動機構Mを備えた車椅子を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施形態に係る座席部の揺動機構Mを備えた車椅子の全体側面図、第2図は第1図の全体背面図、第3図は第図に示す車椅子のリクライニング機構を示す要部側断面図、第4図はそのリクライニング機構の作用を示す要部側断面図、第5図は脚部支持枠の支持手段を示す要部側断面図、第6図は脚部支持枠の支持手段の作用状態を示す要部側断面図、第7図は座席部の揺動機構Mを示す要部側断面図、第8図は座席部の揺動機構Mの作用状態を示す要部側断面図(1)、第9図は座席部の揺動機構Mの作用状態を示す要部側断面図(2)である。
【0009】
本発明に係る座席部の揺動機構Mを備えた車椅子Kは、第1図に示すように前輪8,8及び後輪9,9を具備したフレーム本体1と、該フレーム本体1にリクライニング機構15を介して後方傾倒自在に取り付けられる背部支持枠11と、前記フレーム本体1上面に具備される後部座席枠7と、該後部座席枠7の前方部に上下に回動自在に設けられる前部座席枠25と、該前部座席枠25前端部に枢支される脚部支持枠29とから主に構成されており、前記背部支持枠11の後方傾倒状態を保持する伸縮固定装置21がフレーム本体1とリクライニング機構15間に配され、さらに前記脚部支持枠29と前部座席枠25間に脚部支持枠29の支持手段33が配されるとともに、前記リクライニング機構15と該支持手段33間に連結ロッド42を配しリクライニングに連動して脚部支持枠29の角度を自動的に変更するよう構成するとともに、リクライニング機構15と前部座席枠25間に揺動機構Mを具備してなるものである。
【0010】
具体的に説明すると、1はフレーム本体である。このフレーム本体1は、側面視において下方開口のほぼコ字状に形成されたフレームパイプ2aの下端側を前後方向の下パイプ2bで連結してなる一対の側部フレーム2,2を左右にほぼ座幅間隔に離間させて配設し、各下パイプ2b,2bを横パイプ3で、各フレームパイプ2a,2a前部を横パイプ4で連結して一体的に構成している。また、前記フレームパイプ2a,2aの上側水平部前方寄りには下向きにブラケット5,5が固着されており、このブラケット5,5を横パイプ6で連結している。そして、このフレーム本体1の上面水平部を車椅子の後部座席枠7としている。
【0011】
,8は前輪であり、前記フレームパイプ2a,2aの前側下端に、当該フレームパイプ2a,2aの軸心回りに旋回自在なキャスター型の車輪を取り付けたものである。
,9は後輪であり、前記側部フレーム2,2の後部において、フレームパイプ2a,2aと下パイプ2b,2bの連結部に固着したブラケット10,10に転動自在に支承したものである。
【0012】
11は背部支持枠であり、上側枠部11aの下端部と下側枠部11bの端部を軸着して折り畳み可能に設け、さらにこの軸着部には前記上側枠部11aと下側枠部11bとがほぼ同一平面をなす状態で固定可能に固定手段12,12が設けられている。このように背部支持枠11を折り畳み可能に構成することにより、収納時にはよりコンパクトにすることが可能となり便利である。なお、前記上側枠部11aを第1図に示すように上側枠部11aの中間部にブラケット13,13を介して頭部支持枠14を回動自在に枢支することによって、使用者の姿勢に合わせた頭部の保持が可能となるよう構成するとさらに好適である。
【0013】
前記背部支持枠11は、フレーム本体1の後部において起立状態から後方へ傾倒可能にリクライニング機構15を介して支持されている。このリクライニング機構15は、第3図に示すように、前記横パイプ6に突設されるブラケット16,16と背部支持枠11の下端部とを第1リンク17,17で連結し、また側部フレーム2,2のブラケット5,5の後方位置に固着されるブラケット18,18と背部支持枠11の下端やや上方寄りの位置に設けられるブラケット19,19とを第2リンク20,20で連結してなる不等辺四節リンク機構からなるものであり、次のように作用する。
【0014】
前記リクライニング機構15は第4図に示すように、第1リンク17,17の先端部がほぼ水平前方へ移動し、第2リンク20,20の先端部が前下方へ移動するように各リンク17,17,20,20が設定されている。すなわち、背部支持枠11がフレーム本体1に対して相対的に下方へ引き込まれながら後方に傾倒していくように作用する。逆に、背部支持枠11を起立させるときは、当該背部支持枠11がフレーム本体1に対して上方へ伸びながら起立していくように作用する。すなわち、不等辺四節リンク機構による背部支持枠11の見かけ上の回動中心と乗車している方の腰部の屈曲位置をほぼ同一位置とすることができ、これにより背部支持枠11が使用者の背中に追従してリクライニングするようになり、背部支持枠11と背中の擦れを軽減させる効果を有している。
【0015】
21は伸縮固定装置を示し、適宜操作で伸縮可能かつ適所で固定可能となっており、本実施形態ではガススプリングを用いている。そして、この伸縮固定装置21は、一端をフレーム本体1の横パイプ4の左右中間部に突設されるブラケット22,22に枢着し、他端を前記左右の第1リンク17,17を一体的に連結する連結パイプ23に突設されるブラケット24に枢着し、この伸縮固定装置21の伸縮作動によって背部支持枠11がリクライニングするように設けられている。また、伸縮固定装置21を固定状態にすると、背部支持枠11がそのリクライニング状態で保持されるようになっている。
【0016】
25は前部座席枠であり、前後方向の枠パイプ26,26後端部を上記フレーム本体1に固着したブラケット27,27に上下に回動自在に枢支さ、左右の枠パイプ26,26間に連結パイプ28を固着して構成している。
29は脚部支持枠であり、上端を前記前部座席枠25の前端に枢着して上下方向回動可能に設けている。そして、この脚部支持枠29の下端左右両側には、ステップ取付パイプ30,30がそれぞれ軸着されている。このステップ取付パイプ30,30下端部には、ブラケット31,31が固着されており、ステップ32,32を回動自在に枢着している。
【0017】
33は前記脚部支持枠29の支持手段である。これは、脚部支持枠29の上下中間部に横設されるパイプ34に突設されるブラケット35に支持プレート36の前端を枢着し、この支持プレート36の中央部に形成された通孔部37には、連結パイプ28に突設されるブラケット38の先端部に設けられる横方向の支軸39が挿通されている。そして、前記通孔部37は下側に凸状の係合溝37a,37b,37c,37dを一体的に形成しており、この係合溝37a,37b,37c,37dのいずれかに支軸39が係合することにより脚部支持枠29を支持するようになっている。すなわち、本実施形態では脚部支持枠29の支持角度を4段階に調節できるようになっている。
【0018】
前記支持プレート36は、パイプ34に固着したピン40と支持プレート36間に張設したスプリング(図示しない)により上方回動する方向に付勢されており、通孔部37の下側端面が支軸39に沿って移動するようになっており、脚部支持枠29を持ち上げると自動的に支軸39が係合溝37aから係合溝37b、そして係合溝37c、さらに係合溝37dと順次係合していき、脚部支持枠29の支持角度を段階的に変更させるようになっている。逆に元の状態に下方回動させるには、支持プレート36に固着されているレバー41の回動操作により支持プレート36を下方回動させて支軸39といずれかの係合溝37a,37b,37c,37dとの係合を解除させればよい。このとき、脚部支持枠29は上下回動自在な状態となっている。
【0019】
42は連結ロッドであり、両端を前記第1リンク17,17間に横設される連結パイプ23に突設されるブラケット43と、支持プレート36の前下部とに連結している。すなわち、第6図に示すように、リクライニングに連動して当該連結ロッド42が相対的に支持プレート36を下方回動する側に付勢し、支持プレート36のいずれかの係合溝37a,37b,37c,37dと支軸39との係合状態を解除するとともに支軸39が通孔部37の上側に接した状態となり相対的に前後に移動自在な状態となるため、背部支持枠11をリクライニングさせるとそれに連動して脚部支持枠29が上方あるいは下方回動するように構成している。
【0020】
さらに、上記連結ロッド42はブラケット43に枢着される外筒44と、支持プレート36に枢着される内筒45とを入れ子状に挿通し、伸長自在に構成している。すなわち、第5図に示す状態から脚部支持枠29を上方回動させると、連結ロッド42が伸長するとともに、支持プレート36がスプリング(図示しない)により上方回動側に付勢されているので、支軸39といずれかの係合溝37a,37b,37c,37dが係合して、脚部支持枠29が支持プレート36により支持された状態となり、背部支持枠11とは無関係に脚部支持枠29のみ支持角度を変更することができる。再び背部支持枠11と脚部支持枠29とを連動状態とするには、支持プレート36を下方回動させ支軸39といずれかの係合溝37b,37c,37dとの係合状態を解除し、脚部支持枠29を下方回動させて連結ロッド42を最短状態とするか、あるいは、連結ロッド42が最短状態となるまで背部支持枠11をリクライニングさせれば良い。
【0021】
つぎに本発明の実施形態に係る座席部の揺動機構Mについて説明する。この揺動機構Mは、リクライニング操作により背部支持枠11の後方傾倒に連動して座席部が揺動するよう構成したもので、第1リンク17,17間の連結パイプ23に突設されるブラケット46に後端部を取り付けた作動杆47を有している。該作動杆47前端部にはブラケット48が固着されている。さらに、フレーム本体1の横パイプ4及び前部座席枠25の連結パイプ28には、それぞれブラケット49,50が突設されている。そして、ブラケット48,49間にはリンク片51が、ブラケット48,50間にはリンク片52がそれぞれ回動自在に取り付けられている。
【0022】
この揺動機構Mは、次のように作用する。まず、通常の走行状態である椅子状の形態からリクライニングさせる場合について説明する。この車椅子Kをリクライニングするにはレバー(図示しない)等の操作によって伸縮固定装置21を固定状態から伸縮可能な状態にする。そして、背部支持枠11を後方傾倒させる。このとき、第1リンク17,17は前方回動し、作動杆47も前方へ押し出される。すると、リンク片51,52が開き、ブラケット49とリンク片51との枢着部xとブラケット50とリンク片52との枢着部yとの間隔x−yが広がる。したがって、後端部をフレーム本体1に枢着した前部座席枠25は上方回動している。この状態からさらにリクライニングを続けるとリンク片51,52が直線上に配列し、このとき前部座席枠25が最も上方回動している状態となる。さらにリクライニングさせると間隔x−yが縮まり、前部座席枠25が下方回動する。なお、本実施形態においてはリクライニングの最大角度において前部座席枠25が後部座席枠7とほぼ同一面を形成するようリンク片51,52及び作動杆47を設定している。なお、上記の揺動機構Mが作用している場合においても、脚部支持枠29は上述したように連結ロッド42の作用によってリクライニングに連動して上方回動され、最も大きくリクライニングさせた状態(第9図参照)では後部座席枠7と前部座席枠25、及び脚部支持枠29がほぼ同一平面を形成するよう構成されている。
【0023】
なお、リクライニング状態(第9図に示す状態)から椅子状の状態に復帰させる場合は上述した逆の作用となり、前部座席枠25が上方回動した後、下方回動し、最後に後部座席枠7と前部座席枠25がほぼ同一平面を形成するよう構成されている。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るリクライニング可能な車椅子は、フレーム本体と背部支持枠と不等辺四節リンク機構からなるリクライニング機構によって連結されており、フレーム本体に対して相対的に背部支持枠が引き込まれながら後方傾倒するよう構成され、逆に起立する場合には上方へ伸長しながら起き上がるので前記背部支持枠の見かけ上の回動中心と乗車した方の腰部の屈曲点とがほぼ同一点となり、リクライニング時の背部支持枠と背中との擦れが発生しないリクライニング機構となっている。さらに、背部支持枠の傾倒に連動して作動する作動杆がリンク片を回動させ、後部座席枠前方に回動自在に枢着されている前部座席枠を上下に回動させる。これによって、リクライニング時に背部支持枠が後方傾倒し身体が前方へずれようとするのを前部座席の上方回動によって身体を保持することができるよう構成されている。さらに、リクライニングを続けると背部支持枠と前後座席枠及び脚部支持枠がほぼ同一平面を形成するようになるので、身体に負担をかけずに姿勢変更ができる効果がある。また、座席部の揺動機構を備えた車椅子は、リクライニングさせるときに生じる前方へのずれを前部座席枠を上方回動させることによって防止することができ、さらに前部座席枠の揺動と脚部支持枠の上方回動がすべてリクライニング操作に連動しているので非常に簡単な操作によってリクライニング時に発生する背中のこすれ、前方へのずれといった不快な状態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施形態を示す全体側面図
【図2】 その背面図
【図3】 リクライニング機構を示す要部側断面図
【図4】 リクライニング機構の作用を示す説明図
【図5】 脚部支持枠の支持手段を示す要部側断面図
【図6】 脚部支持枠の支持手段の作用を示す説明図
【図7】 座席部の揺動機構Mを示す要部側断面図
【図8】 座席部の揺動機構Mの作用を示す説明図(1)
【図9】 座席部の揺動機構Mの作用を示す説明図(2)

Claims (1)

  1. 走行可能に前輪(8),(8)及び後輪(9),(9)を具備したフレーム本体(1)と、該フレーム本体(1)にリクライニング機構(15)を介して後方傾倒自在に設けた背部支持枠(11)と、前記フレーム本体(1)上面後部の水平面部に設けた後部座席枠(7)と、該後部座席枠(7)の前部に上下に回動自在に設けた前部座席枠(25)と、該前部座席枠(25)の前端部に回動自在に枢着された脚部支持枠(29)とからなるリクライニング可能な車椅子(K)において、前記リクライニング機構(15)はフレーム本体(1)に枢着した第1リンク(17),(17)及び第2リンク(20),(20)を背部支持枠(11)に枢着してなる不等辺四節リンク機構からなり前記背部支持枠(11)の見かけ上の回動中心が乗車した方の腰の屈曲点近傍となるよう構成したものであり、さらにこの第1リンク(17),(17)側に一端部を枢着した作動杆(47)の他端部にリンク片(51),(52)を枢着し、該リンク片(51),(52)の他端部を上記前部座席枠(25)とフレーム本体(1)に枢着するとともに、このリンク片(51)と前記フレーム本体(1)の枢着部(x)と、このリンク片(52)と前記前部座席枠(25)の枢着部(y)はほぼ同一鉛直線上に位置するよう配置され、これらの枢着部(x),(y)の間を前記作動杆(47)が移動するよう構成してなる座席部の揺動機構(M)を備えたことを特徴とするリクライニング可能な車椅子(K)
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