JPH0724321U - 車椅子のフットレスト構造 - Google Patents

車椅子のフットレスト構造

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JPH0724321U
JPH0724321U JP5670093U JP5670093U JPH0724321U JP H0724321 U JPH0724321 U JP H0724321U JP 5670093 U JP5670093 U JP 5670093U JP 5670093 U JP5670093 U JP 5670093U JP H0724321 U JPH0724321 U JP H0724321U
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support arm
footrest
wheelchair
pivot shaft
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永佳 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用感に優れた車椅子のフットレストを提供
する。 【構成】 座部前端両側から、前方斜め下方へ突き出し
た位置と略水平に突き出した位置との間において角度調
整可能に枢着された支持アーム8の先端に、その支持ア
ーム8と直交した水平軸を中心に回動自在に設けられた
枢着軸11を介して足置き台を取り付ける。そして枢着
軸11には連結片12を後方へ向けて延設し、前記支持
アーム8の下方へその支持アーム8と略並行に配置され
た連結杆13の両端を、前記連結片12の後端と、前記
車椅子本体の支持アーム枢着部下方部位へ夫々枢着し、
支持アーム8と、連結片12と連結杆13とが可動する
並行リンク機構を構成する。前記支持アーム8にはリン
クロック機構14を結合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、座部前端両側に、夫々支持アームが前方斜め下方へ突き出した位置 と略水平に突き出した位置との間において回動可能に枢着され、それら各支持ア ームの先端に足置き台が取り付けられた車椅子のフットレスト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車椅子には前方下部にフットレストが設けられているが、背もたれを後方に倒 した場合や、ギブスを着けていて膝を曲げられない場合等には、足置き台の位置 が低すぎて座り辛い。そこで従来、支持アームの突出角度を斜め下方へ突き出し た位置と略水平に突き出した位置との間において調節可能とし、足を伸ばしたま までも座ることのできる車椅子が提案されている。尚フットレストには、一般に 足置き台に加え、中間部位にふくらはぎ乗せ台が併設されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
フットレストの足置き台10は、支持アーム8が斜め下方へ突き出した状態に 適合すべく、図7のaに示す如く支持アーム8に対して略直角に取り付けられて いる。そのため支持アーム8を水平状態にした場合、図7のbに示す如く足乗せ 台10が略垂直に起き上がった姿勢になるため、足首に無理な力が加わる結果を 招く。よって支持アームを水平状態にして足を伸ばせるようにはできるものの、 足置き台を跳ね上げてふくらはぎ乗せ台のみを利用するといった使い方がされ、 それではフットレストの機能が充分活用されているとは言えない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、支持アームを水平状態にした場合でも、足先に無理な力が加わらな いよう配慮した車椅子のフットレスト構造であって、支持アームの先端に、その 支持アームと直交する水平軸を中心に回動自在な枢着軸を設け、その枢着軸へ前 記足置き台を取り付けると共に、その枢着軸の後部へ連結片を枢着し、更に前記 支持アームの下方へその支持アームと略並行に連結杆を配置して、その連結杆の 両端を、前記連結片の後端と、前記車椅子本体の支持アーム枢着部下方部位へ夫 々枢着したことにある。
【0005】
【作用】
足置き台が取り付けられている枢着軸後方に突設した連結片後端と、支持アー ム枢着部下方位置にあたる車椅子本体とが、支持アームと略並行に配置した連結 杆で連結されることにより、支持アームの枢着部及び枢着軸の回動中心、それに リンクの両枢着部の計四点を結ぶ並行リンク機構が形成されるので、支持アーム の角度変化に応じて枢着軸が回動せられ、それによって足置き台の角度も連続的 に変化する。
【0006】
【実施例】
本考案に係る車椅子の実施例を図面に基いて説明する。 図1及び図2は左右折り畳みタイプの車椅子全体の形態を示し、図1は折り畳 み状態を、図2は展開してリクライニング状態としたものである。 車椅子本体1はパイプフレームを切断、折り曲げ、溶接等の工程を経て左右対 称に形成された一対の側枠1a.1aと、それら側枠1a.1a同志を並行起立 状態を保ったまま接離可能連結するX状の連結部材1b.1bとで構成され、側 枠1a.1a間の上部には布の架け渡しによる座部2が形成され、又後方には前 記座部2と同様に布の架け渡しにより形成された背もたれ3が設けられ、両脇に は側板付きの肘掛け4.4が取り付けられる。前記背もたれ3の上部には手押し ハンドル5が一体的に取り付けられており、それらはレバー5aの操作によって ロックを解除すれば、下端を支点として傾倒操作することができる。又この手押 しハンドル5には、使用するため展開させた形態を維持するための支持ビーム5 bが付設されている。
【0007】 両側枠下部の前後には夫々前輪6.6及び後輪7.7が設けられ、それによっ て車椅子は手押し操作で移動自在になっている。前輪6は垂直軸を中心に回動自 在で進行方向を自由に選択でき、又後輪7は向きを変えることはできないがブレ ーキ機構7a付設されている。 このように形成された車椅子本体1の前方にはフットレストが設けられていて 、そのフットレストは、座部前端両側にあたる側枠1a.1aに、夫々支持アー ム8.8を前方斜め下方へ突き出した位置と略水平に突き出した位置との間にお いて回動可能に枢着し、それら各支持アーム8.8に、中間部位へふくらはぎ乗 せ台9.9を、又先端へ足置き台10.10を取り付けたものとなっている。前 記ふくらはぎ乗せ台9は、支持アーム8へ並行に添設された軸を中心として水平 姿勢から垂下姿勢、或はその逆方向へ旋回させることができ(図3)、使用時に は水平姿勢とし、不使用或は折り畳み時には垂下姿勢とする。
【0008】 支持アーム8の先端には、枢着軸11がその支持アーム8に直交した水平軸を 中心に回動自在に設けられ、その枢着軸11の前方突出側に前記足置き台10が 枢着軸を中心にして回動可能に取り付けられていて、前記ふくらはぎ乗せ台9と 同様、足置き台10を使用時には水平姿勢とし、不使用或は折り畳み時には起立 姿勢とすることができる(図3)。又枢着軸11の後部には連結片12が枢着さ れており、その後端には、前記支持アーム8の下方にその支持アーム8と略並行 に配置された連結杆13の片端が枢着されており、又その連結杆13の他端は、 車椅子本体1の支持アーム枢着部下方部位に枢着されている。前記支持アーム8 の枢着部位より更に下方の部位には、リンクロック機構14が枢着され、そのリ ンクロック機構14の作動軸14a先端を支持アーム8に枢着させている。更に 支持アーム8には、引き出し式の伸縮機構が組み込まれていて、足の長さに応じ て長さを調整し、ノブ8aを回転させることによってネジ締め固定できると共に 、連結杆13の端部には複数の枢着穴15.15・・が設けられていて、使用す る枢着穴15の選択で連結杆13の長さを変更でき、足置き台10の位置や角度 調整ができるようになっている(図5)。 尚、前記複数の枢着穴の選択による連結杆の長さ調整は、枢着穴の間隔で段階 的にしか行なえないが、図6のaに例示する如くターンバックル機構13aを設 けることにより連続的に行なえるようにもできる。
【0009】 このように構成された車椅子は、フットレストに支持アームの枢着部A及び枢 着軸の回動中心B、それに連結杆の両枢着部C.Dの四点を結び、支持アームの 枢着部Aと連結杆の枢着部Dとが固定された並行リンク機構が形成され、足置き 台が支持アームを斜め下方へ突き出した状態に適合するよう調整しておけば(図 4のa)、支持アームを水平状態にした場合、枢着軸が回動し、足置き台は略水 平になって足を乗せ掛けることができ、足首への負担はなくなる(図4のb)。 尚足置き台の角度変化は、前記支持アームの枢着部A及び枢着軸の回動中心B 、それに連結杆の両枢着部C.Dの四点相互の位置関係によって微妙に変化する ので、支持アームの枢着部Dには、図6のbに示すように、長穴を利用して固定 位置を上下にずらすことのできる高さ調整用のブラケット16を介在させ、枢着 部の位置を変更可能とすることが望ましい。
【0010】 前記実施例はフットレストを左右夫々単独で角度調整するものを説明したが、 左右が同調するようにしたり、背もたれのリクライニング機構と連動させること もできる。又リンクロック機構の作動軸は支持アームに枢着されているが、連結 杆に枢着させても差し支えない。更に本考案のフットレスト構造は、実施例に示 した左右折り畳み式車椅子ばかりでなく、前後折り畳み式車椅子や折り畳みが不 可能な固定式車椅子、更には電動式車椅子等にも適用できる。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、支持アームの角度変化に連動し、足置き台の角度が連続的に 変化するので、支持アームがどの角度であっても、足及び足首、特にギブスを付 けた場合には無理な力が加わらず、使用感に優れたフットレストとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車椅子の折り畳み状態を示す説明
図である。
【図2】本考案に係る車椅子を展開し、更にリクライニ
ングさせた使用状態を示す説明図である。
【図3】足置き台とふくらはぎ乗せ台とを示す説明図で
ある。
【図4】支持アームの角度変化に応じて足置き台の角度
が変化する様子を示した説明図である。
【図5】長さ及び角度調整機構の説明図である。
【図6】調整機構の好ましい変更実施例を示す説明図で
ある。
【図7】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1・・車椅子本体、1a・・側枠、1b・・連結部材、
2・・座部、3・・背もたれ、4・・肘掛け、5・・手
押しハンドル、6・・前輪、7・・後輪、7a・・ブレ
ーキ機構、8・・支持アーム、8a・・ノブ、9・・ふ
くらはぎ乗せ台、10・・足置き台、11・・枢着軸、
12・・連結片、13・・連結杆、13a・・ターンバ
ックル機構、14・・リンクロック機構、15・・枢着
穴、16・・ブラケット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子本体の座部前端両側に、夫々支持
    アームが前方斜め下方へ突き出した位置と略水平に突き
    出した位置との間において角度調整可能に枢着され、そ
    れら各支持アームの先端に足置き台が取り付けられた車
    椅子にあって、前記支持アームの先端に、その支持アー
    ムと直交する水平軸を中心に回動自在な枢着軸を設け、
    その枢着軸へ前記足置き台を取り付けると共に、その枢
    着軸の後部へ連結片を枢着し、更に前記支持アームの下
    方へその支持アームと略並行に連結杆を配置して、その
    連結杆の両端を、前記連結片の後端と、前記車椅子本体
    の支持アーム枢着部下方部位へ夫々枢着して成る車椅子
    のフットレスト構造。
JP1993056700U 1993-10-20 1993-10-20 車椅子のフットレスト構造 Expired - Lifetime JP2521316Y2 (ja)

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JP1993056700U JP2521316Y2 (ja) 1993-10-20 1993-10-20 車椅子のフットレスト構造

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JPH0724321U true JPH0724321U (ja) 1995-05-09
JP2521316Y2 JP2521316Y2 (ja) 1996-12-25

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