JP4341367B2 - パンチプレス - Google Patents
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Description
そこで、工具支持体として円形のカートリッジを用い、旋回動作する工具支持体交換装置によりプレスフレームに渡すものが試みられている。
しかし、ダイ側の昇降部材は、工具支持体を載せて上昇した位置でパンチ加工時の支持を行うため、この上昇位置で打ち抜き荷重を受けることになる。そのため、パンチ加工時の打ち抜け荷重に耐えられる支持を行う必要があり、昇降部材を昇降させる機構が大がかりなものとなる。例えば、大型の油圧シリンダを内蔵したものが必要とされる。このために、近年のように電気サーボ化されて本体に油圧ユニットを持っていないパンチプレスでは、その昇降機構のためだけに油圧ユニットを設置する必要がある。また、油を機内に供給することにより、油温上昇の影響を受け、ヘッド部の熱変位によるパンチ・ダイ工具間の芯ずれも大きくなる。
しかし、このダイ昇降部分を昇降駆動させる機構が、上記昇降部材の昇降機構とは別に備えられることになるため、駆動源が多くなって、コスト増となる。
この発明の他の目的は、ダイ工具に昇降部分を設けて成形加工機能を追加しながら、その昇降の駆動が簡素な機構で行えるものとすることである。
この発明のさらに他の目的は、工具支持体を回転割出可能とした場合にも、上記成形加工機能のための駆動が簡素な機構で行えるものとすることである。
前記プレスフレームは、フレーム本体と、このフレーム本体に対して昇降自在に設けられて前記工具支持体を着脱自在に載せる昇降部材とを有する。
前記昇降機構は、工具支持体の昇降方向と平行に移動可能に設けられ、上下方向に延びる上下カム溝部および上下方向に対して左右傾斜する傾斜カム溝部を連ねたシフト用カム溝を有する昇降カム部材と、前記シフト用カム溝内を移動自在なシフト用カムフォロアを有し左右方向にスライド自在なスライド部材と、リンク機構と、前記昇降カム部材を昇降させる昇降駆動機構とで構成される。
前記リンク機構は、上端が前記昇降部材に回動自在に連結され下端がスライド部材に回動自在に連結された上リンク、および下端が上リンクの上端と同じ第1上下方向直線上にあってフレーム本体に回動自在に連結され上端が上リンクの下端と同じ第2上下方向直線上にあって上記スライド部材に回動自在に連結され、工具支持体がプレス負荷受止位置にあるときに、前記第1上下方向直線と第2上下方向直線とが略重なるものである。
昇降部材に回転部材を設けて工具支持体を載せるようにした場合、工具支持体を回転させてダイ工具の割り出し等が行える。この場合に、前記ダイ工具押し上げ部材を、上記のように押し上げ部材基部およびその上に回転自在に設けられた押し上げ部材回転部とを有するものとすることで、工具支持体の回転割出を可能としながら、成形加工の駆動源を昇降部材の昇降用の駆動源と兼用することができる。
ダイ工具が成形加工用のダイ昇降部分を有するものである場合に、工具支持体を載せる昇降部材の昇降駆動機構を用い、同じ昇降カム部材から成形用スライド部材およびスライド・昇降変換手段を介して、成形加工のためのダイ昇降部分を昇降動作させるようにした場合は、成形加工機能を持ちながら、駆動源の個数が削減できて構成が簡素化される。その場合に、前記昇降カム部材を、シフト用カムフォロワおよび成形用カムフォロワの一方が傾斜カム部に位置する時に、他方が上下カム溝部に位置する状態となるようにした場合は、昇降部材の昇降駆動および成形加工のための駆動を共通の駆動源で兼用しながら、より小さな駆動源で済む。
昇降部材が工具支持体を載せる回転部材を有するものとし、ダイ工具押し上げ部材が押し上げ部材基部と押し上げ部材回転部とであるものとした場合は、工具支持体の回転割出を可能としながら、成形加工の駆動源を昇降部材の昇降用の駆動源と兼用することができる。
パンチ工具1を搭載した工具支持体3を設置する上側の工具支持体設置部6と、ダイ工具2を搭載した工具支持体4を設置する下側の工具支持体設置部7は、互いに同心で上下に並んで設けられている。
工具支持体交換装置8,9は、平面形状の外形が円形とされた交換装置本体16,17を有し、図6に示すように、この交換装置本体16,17の外周部における円周方向複数箇所に設けられた切欠状部分からなる工具支持体保持部18に、各工具支持体1,2が保持される。工具支持体保持部18は、内部に嵌合した工具支持体1,2を、左右両側から爪部材24で係脱自在に支持することで、着脱自在に保持する。
図1に示すように、交換装置本体16,17は、支持台19,20を介して水平旋回自在に支持され、割出機構21により任意の工具支持体3,4がプレス位置Pに来るように旋回させられる。割出機構21は、上下の交換装置本体16,17を、それぞれサーボモータ等の駆動源21a,21aにより伝達機構21b,21bを介して旋回駆動させるものである。
昇降部材40,41は、それぞれ昇降機構22,23により昇降移動させられる。上側の昇降機構22は、サーボモータ89とその駆動を伝達する駆動伝達手段58とで構成される。
下側の昇降機構23は、後に詳述するように、サーボモータ69とその駆動を伝達する昇降カム部材61およびリンク機構63等で構成される。
図2におけるパンチ側の引込結合手段36は、ダイ側の引込結合手段37と同様な構成であるので、その説明を省略する。
この成形加工用のダイ工具2に対向するパンチ工具1は、挟み型1cを有していて、パンチ工具1およびダイ工具1の挟み型1c,2c間で板材Wを挟み込む。この挟み込み部分から突出した舌片状の板材片を、上記ダイ昇降部分2bの上昇により上側へ曲げ加工する。
また、図3に示すように、ダイ工具押し上げ部材73は、スライド・昇降変換手段74により昇降させられる押し上げ部材基部73aと、この押し上げ部材基部73a上に回転自在に設けられて上記回転部材41と共に回転可能な押し上げ部材回転部73bとを有するものとされている。
このとき、図2のパンチ側の工具支持体設置部6の昇降部材40は、回転部材42と共に上方に、またダイ側の工具支持体設置部7の昇降部材41は回転部材43と共に下方に退避していて、工具支持体3,4がプレス位置Pに旋回移動することの妨げとなることが防止される。図8(A)は、このときのダイ側の工具支持体4と昇降部材41および回転部材43の位置関係を示す。
希望の工具支持体3,4を保持した工具支持体保持部18(図6)がプレス位置Pに来ると、上側の昇降部材40の下降、および下側の昇降部材41の上昇を昇降機構22,23が行う。
なお、成形加工のうちの曲げ加工の場合に、曲げ角度を緩くするときは、ダイ工具押し上げ部材73が上昇端に達するまでの途中の状態、例えば図14のように昇降用カム溝76における傾斜カム溝部76aの途中に昇降用カムフォロア78が位置する状態で加工をが完了する。
2…ダイ工具
4…ダイ工具支持体
5…プレスフレーム
5a…フレーム本体
6,7…工具支持体設置部
23…工具支持状態昇降機構
41…昇降部材
61…昇降カム部材
62…スライド部材
63…リンク機構
64…昇降駆動機構
65…シフト用カム溝
65a…上下カム溝部
65b…傾斜カム溝部
66…シフト用カムフォロア
67…上リンク
68…下リンク
72…成形用スライド部材
73…ダイ工具押し上げ部材
74…スライド・昇降変化手段
75…水平カム溝
76…昇降用カム溝
76a…傾斜カム溝部
76b…左右カム溝部
77…シフト用カムフォロア
78…昇降用カムフォロア
79…成形用カム溝
79a…上下カム溝部
79b…傾斜カム溝部
80…成形用カムフォロア
L1…第1上下方向直線
L2…第2上下方向直線
Claims (3)
- ダイ工具を搭載可能な工具支持体と、プレスフレームと、このプレスフレームに設けられ、前記工具支持体を工具支持体交換位置から、この工具支持体交換位置よりも上方に位置して、パンチ工具と共に板材に加工を施しプレス負荷を受け止めるプレス負荷受止位置との間で昇降させる昇降機構とを備え、
前記プレスフレームは、フレーム本体と、このフレーム本体に対して昇降自在に設けられて前記工具支持体を着脱自在に載せる昇降部材とを有し、
前記昇降機構は、
工具支持体の昇降方向と平行に移動可能に設けられ、上下方向に延びる上下カム溝部および上下方向に対して左右傾斜する傾斜カム溝部を連ねたシフト用カム溝を有する昇降カム部材と、
前記シフト用カム溝内を移動自在なシフト用カムフォロアを有し左右方向にスライド自在なスライド部材と、
上端が前記昇降部材に回動自在に連結され下端がスライド部材に回動自在に連結された上リンク、および下端が上リンクの上端と同じ第1上下方向直線上にあってフレーム本体に回動自在に連結され上端が上リンクの下端と同じ第2上下方向直線上にあって上記スライド部材に回動自在に連結され、工具支持体がプレス負荷受止位置にあるときに、前記第1上下方向直線と第2上下方向直線とが略重なるリンク機構と、
前記昇降カム部材を昇降させる昇降駆動機構とで構成される
パンチプレス。 - 前記ダイ工具は、板材を塑性加工するためのダイ昇降部分を有するものであり、前記ダイ工具の下方に、前記ダイ工具のダイ昇降部分を押し上げるダイ工具押し上げ部材を昇降自在に設け、前記フレーム本体に前記左右方向にスライド自在な成形用スライド部材を設け、この成形用スライド部材のスライド動作をダイ工具押し上げ部材の昇降方向に変化するスライド・昇降変換手段を設け、前記昇降カム部材に、前記カム溝とは別に上下方向に延びる上下カム溝部および上下に対して左右傾斜する傾斜カム溝部を連ねた成形用カム溝を設け、前記成形用スライド部材に、前記成形用カム溝内を移動自在な成形用カムフォロワを設け、前記昇降カム部材は、前記シフト用カムフォロワおよび成形用カムフォロワの一方がシフト用カム溝または成形カム溝の傾斜カム部に位置する時に、他方がシフト用カム溝または成形カム溝の上下カム溝部に位置する状態となるように、上記両カム溝の位置関係を設定した請求項1記載のパンチプレス。
- 前記昇降部材は上下方向の軸心回りに回転自在な円筒状の回転部材を有しこの回転部材の上端に前記工具支持体を着脱可能に載せるものであり、前記ダイ工具押し上げ部材は、前記スライド・昇降変換手段により昇降させられる押し上げ部材基部と、この押し上げ部材基部上に回転自在に設けられて上記回転部材と共に回転可能な押し上げ部材回転部とを有するものとした請求項2記載のパンチプレス。
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