JP4338151B2 - パチンコ機の打球振分け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機の遊技板面に設備される打球の振分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機の遊技板面において、打ち出されたパチンコ球を自然の落下にまかせずにある種の目的の下に落下方向を変更させ、働きに差を付けて異なる結果を意識的に発生させ、これによって遊技性を高めることが行われる。その一つの手段として打球の振分け装置がある。
広い意味で遊技板面の障害釘は打球の振分け手段の一つであるが、ここで問題とする振分け装置は打球の落下等流れ落ちる方向を確実に振分けて、例えば一方に流れたものは優先的に入賞に繋がるように、そして他方に流れたものは入賞のチャンスを失う如く明確に結果に差がもたらされるような振分け装置を対象とするものである。
【0003】
この振分け装置は最も単純な使い方として打球を入賞口に誘導するものと、遠ざけるものとして使用されるが、現在の連続大量入賞方式のパチンコ機にあっては入賞条件の段階的変更の一手段として利用されていることが多い。従来からこの種装置については多種提案されており、実用化されているものもあるが、例えば特開平7ー185082号、同7ー194790号、同7ー178220号公報に記載される発明は既提案の一例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来提案に係るこれら振分け装置は振分けられた打球の流れと、その結果が単純であって遊技者に与える期待感が小さく遊技性に欠け、また振分けによって有利性を高めた打球に対して有利な条件が確保されず遊技者の期待感を満足させられないことがあり、更には振分けによって有利性が高められた打球の流れを遊技者が視覚的に確認し苦く満足が得られなかったり、確実性に加えて迅速性に欠ける等の幾つかの問題があった。
【0005】
本発明はこの様な問題に鑑み研究開発されたもので、遊技板面の遊技部に打ち出された打球に対して振分けに導びく打球を確実に捕らえること、この確保された打球に対して確実に遊技者にとって有利な条件に導くものとそうでないものとに振分けて遊技上の価値にハッキリした差を付けられること、その一方価値が与えられなかった打球に対しては再度復活の機会を与えて全く無価値にすることなく遊技性を残すようにしたこと、を目的としたパチンコ機の振分け装置を提供しようとするものである。
【0006】
また本発明は、遊技板面に特定の通路を形成し、通路に入るものとそうでないものとを分けると共に、通路に入ったものに対しては確実な振分けを行って価値に差を付ける一方、通路を通すことによって遊技者の視覚的確認を助け、また迅速な誘導を確保し遊技の進行を早められるようにしたパチンコ機の振分け装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の如く目的を達成するため本発明は、遊技板面に縦に打球の誘導路を形成し、この誘導路の上端に入口を、そして下端に出口を開設すると共に、この出口の下方に入賞口を臨ませ、前記入口を通して誘導路に飛入した球を出口から上記入賞口に誘導できるようにし、その一方この誘導路の途中に第2の出口を開設し、併せてこの出口に臨んで振分け扉を備えて外部からの指令によってこの振分け扉の開閉を制御するようにして、該扉の閉塞時には前記入口からの飛入球を前記第2出口を通して通路外に放出し、開放時には入口からの飛入球の全てを前記出口に通し前記入賞口に導くようにしたことにある。
【0008】
本発明を更に詳述すれば、その特徴とするところは遊技板面に沿って縦に設けられる誘導路の上端に打球入口を、また下端に出口を各開設し、該出口の下方に入賞口を設け一方、誘導路の途中に第2出口を開設し、該出口に臨んで系外からの指令によって開閉動する振分け扉を設けてなるパチンコ機の打球振分け装置にあって、前記振分け扉の閉塞時には前記入口からの飛入球を第2出口を通して誘導路外に放出し遊技板面に植設する障害釘等を介して前記入賞口乃至その他の飛入口、スイッチへの飛入を可能にし、また開放時には前記誘導路を通して前記出口に誘導し、前記入賞口に落下誘導するようにしてなることを特徴としたパチンコ機の打球振分け装置を提供することにある。
【0009】
また本発明は上記記載の打球振分け装置にあって、前記誘導路に設けられる第2出口は誘導路の上半部区域内の入口に近い高い位置に開設されることを特徴としたパチンコ機の打球振分け装置を提供することにある。
【0010】
また本発明は、前記誘導路は遊技板の遊技部の中央上部に設置されるセンター役物と一体に形成されることを特徴としたパチンコ機の打球振分け装置を提供することにある。
【0011】
また本発明は、前記誘導路上端の入口は遊技板面に形成される遊技部の打球の初期落下部たる中央上部域に開口されることを特徴としたパチンコ機の打球振分け装置を提供することにある。
【0012】
そして本発明は、前記記載の打球振分け装置にあって、前記センター役物は前面中央部に可変表示装置の表示装置を設け、該表示装置の側縁に沿って誘導路を一体に設けてなることを特徴としたパチンコ機の打球振分け装置であり、また前記誘導路はセンター役物の表示装置の側縁に沿って付設すると共に、上端の入口をセンター役物の中央上部に開口させ、下端の出口をセンター役物の中央下部に開口させることを特徴としたパチンコ機の打球振分け装置を提供することにある。
【0013】
また本発明は前記誘導路はセンター役物の表示装置の側縁の上部に第2出口を開設し、該第2出口に臨む振分け扉の閉塞時には上記第2出口を通して放出された飛入球を前記表示装置の側縁に沿って落下するようにしてなるパチンコ機の打球振分け装置を提供することにある。
【0014】
本発明装置は、上述の構成において明らかなように遊技板面に打ち出された打球を入口を通すことによって誘導路に受け入れ、ここで遊技板面上の他の打球と振分け区別し、その一方、上記誘導路の途中に設ける振分け扉によって第2出口から誘導路外に放出されるものと、放出されることなく誘導路を通して出口に誘導され、この出口から入賞口へと積極的に誘導されるものとに振分けるものとなっている。
【0015】
この振分けにおいて飛入球(打球)を誘導路に通すことによって他のものと明確に区別し、誘導路下端の出口に到るものは入賞口へと導き、明確な価値の差を付けられるようにしてある。そして、振分け扉により第2出口から放出されたものは遊技板面に戻り、再び障害釘等の間を通ってあるものは前記入賞口へ、他のものはそのまゝアウト口へと個々の流路を通して落下することになり、常に遊技に残るチャンスが与えられるようになっている。
【0016】
この様に本発明装置は打球を確実に振分け、その結果に差を付けるものとなるが、誘導路途中に設ける振分け扉の開閉を一定の条件の下に制御し、更に出口下方の入賞口への打球の飛入を次に設定する条件の成立に関連付けて実施することにより単なる打球の振分け装置として利用されるのに止まらず、変化に富んだ遊技の設定が可能になっている。
【0017】
例えば、遊技板面に設ける判定スイッチを打球が通過したとき、振分け扉を開放して誘導路の入口に飛入する飛入球の全てを下端の出口に誘導し、ここから入賞口へ導く一方、当該入賞口を始動口として大入賞状態を設定する特別図柄の可変表示装置の始動手段にすると、振分け扉の開閉は上記可変表示装置の作動に大きく影響することになり、入賞条件の確率に大きな変化をもたらし遊技に変化を与えることができる。
次に、本発明を図示する実施例に基づき説明し、その特徴とするところを明らかにする。
【0018】
【実施の態様】
【実施例】
図1は本発明を実施する遊技板の正面図で、図2は要部の一部断面とした拡大正面図である。図中の符号1はパチンコ機の遊技板、2は遊技板面3に付設するレール4によって囲まれ形成された遊技部で、5は遊技部の中央上部に設置されたセンター役物である。
【0019】
遊技部2は遊技板面3に向けて発射される打球をレール4を案内に受け入れ、入賞口6,7、或いは大入賞口と称している入賞口8のいずれかに受け入れてセーフ球とし、賞球放出の対象とするか、或いは最下部に形成するアウト口9に拾ってアウト球とするように遊技を構成設定するもので、この内部には前記センター役物5を始め上記の各入賞口6,7,8、そして、案内された打球を変則落下させる障害釘10や表示乃至飾りのランプケース11等が設備される。
【0020】
センター役物5は特定図柄を表示する可変液晶表示装置を内蔵しており、その矩形をなす図柄表示装置12を中央部に備え、この表示装置12を囲むように上部から左右の側縁、そして下部に亘って、誘導路13,13を左右対象状に設けており、上部誘導路の前面中央部には普通図柄を表示する普通図柄表示装置14を設けている。
【0021】
上記誘導路13は遊技板の前面に添わせるセンター役物5の取付板部15の前面に一体に設けられ、このセンター役物5を遊技板に取付けたとき上半部13aがこの遊技板の前面に突き出る位置にあって、その上端がセンター役物5の中央上部にあり、ここで大きく開口して打球を受け入れる入口16を形成するようにしてある。
【0022】
誘導路13は大きく開口した上記入口16から樋状をなす上半部13aを介して左右に分かれ、特定図柄の表示装置12の上方のコーナー部17,17を回って側縁に沿って縦向きとなり、その略中間において取付板部15の背面側に回り込ませ通路の下半部13bを形成している。この下半部は側縁の途中から下って、表示装置12の下方のコーナー部18,18を回って寄合い表示装置12の中央下部に至ってここで左右の下端を合流させ、下に向けて開口する出口19を設け、その直下の入賞口6に臨むようにしてある。
【0023】
図中、20は誘導路13の途中に開設した第2出口であり、21はこの出口に臨んで誘導路13内に備えた振分け扉である。
第2出口20は上部コーナー部17に臨む上半部13aに設けられ外に向って開口し、振分け扉21はこの第2出口20を内側から閉じるように誘導路13の中に設けてある。
【0024】
振分け扉21を備える左右の誘導路13は扉の回動を許すため途中において内部を拡張させてあり、翼片状をなす振分け扉は取付板部15を貫いて後方から延びるそれぞれの支軸22に軸着支持してこの拡張部に収まるようにしてある。
【0025】
上記支軸22は振分け扉21を開閉動させるためのものでもあり、図4乃至図6に示したようにモーター23の駆動によって回転し、扉21を開閉するように構成されている。これを図面に従って詳述すると、図4,5に示されるように取付板部15を貫いて後方に延び出す支軸22はクランク24を介して連杆25の一端に連結し、連杆25は他端を回転板26に回動自由に軸着し、更にこの回転板はモーター23の出力軸27に軸着してある。
【0026】
従って、モーター23が駆動すると回転板26が回転し、連杆25を左右方向に往復動させ、これによってクランク24を揺動させて支軸22を正逆方向に回転させることができ、誘導路13の内部で振分け扉21を開,閉動させることができるようにしてある。
【0027】
モーター23は後述するように系外からの指令を受けて駆動するようにしてあり、振分け扉21はこの実施例では常には図2の左方の扉21のように水平状に倒れて誘導路13を塞ぐとともに、第2出口20を開放し、入口16から飛入した打球Aを全てこの第2出口を通して遊技板面に放出するように設定してある。
【0028】
図中、28はモーター23による回転板26の回転を検出するためのスイッチで、可動接片29を回転板26の周面に周接させて、この周面に形成する切欠き凹部30に接片29が落ちたときOFFとなり、モーター23の電源を切り停止するようにしてある。
【0029】
図6(A)に示すように上記スイッチ28がOFFの状態にあるとき振分け扉21は水平な姿勢にあって誘導路13を閉じるようにしてあり、外部からの指令を受けてモーター23が回転したとき図6(B),(C)に示すように起立させて誘導路13を開放し、第2出口20を閉じるようにしてある。
この扉21の起立は回転板26が1回転して切欠き凹部30が可動接片29に臨んだとき終り、この間誘導路を開放し、第2出口を閉じることになる。そして再びモーター23が駆動されるまで待機することになる。
【0030】
尚、上記スイッチ28はモーター23の停止用スイッチとして利用する外、回転板26の回転数、つまりは振分け扉21の開閉回数をカウントするためのスイッチとして利用することも可能である。
即ち、本実施例では振分け扉21の1回の開閉動をもってモーターの駆動を停止するものとしているが、複数回のカウントの後停止するように設定すると一つの指令によって振分け扉21をその回数分開閉動を繰り返させることができ、これによって異なる遊技の設定をすることができるのである。
【0031】
図中、31は前記振分け判定図柄の表示装置14を作動させる振分け判定スイッチであり、32は入賞口6の前面に設ける普通図柄表示装置33を作動させる判定スイッチである。
上記振分け判定スイッチ31は前記第2出口20の近くに設けてあり、打球Aがこれを通過したとき信号を発し、振分け判定図柄の表示装置14を作動させるものとしてある。
【0032】
上記振分け判定図柄は周知の図柄或いは数字の連続,繰り返しからなるもので、予め設定する特定の図柄或いは数字において停止したとき信号を発してモーター23を駆動させるようにしてある。
【0033】
振分け扉21はこの実施例では常には水平に倒れ誘導路13を閉じた状態に保ち、入口16から誘導路13に飛入した打球、つまり飛入球Aはこの扉21を介して全て遊技板面に放出されるようにしてあり、上記モーター23の駆動によって起こされたとき、第2出口20を閉じると同時に誘導路13を開放し、入口16からの飛入球Aを全て下端の出口19に導き、入賞口6の直上に落とすことになる。
【0034】
入賞口6は図示するようにここでは電動式のチューリップ型の入賞口となっており、更にここでは前記特別図柄の表示装置12に表示される特別図柄を作動させる始動スイッチを内蔵する始動口となっている。
【0035】
打球Aが下方の判定スイッチ32を通過すると、入賞口6の前面に設けた普通図柄表示装置33が作動し、次に予め設定した図柄,数字において作動が停止すると入賞口6の翼片6aが開放し、飛入条件が好転するようにしてある。
この翼片6aの開放はタイマーを組込むことによって一定時間継続して開放状態を維持させるようにしても、また次の打球Aが同じくスイッチ32に通過したとき閉じるようにしてもよく、種々の遊技設定が可能である。
【0036】
上記翼片6aの開放は飛入条件の緩和であり、入賞口6に打球Aが飛入したときスイッチにより検出し、信号を発して前記特別図柄を作動させることになる。ここにおいて予め設定する図柄の組合せ、数字の組合せが達成されたとき大入賞口8を開放し打球の入賞を大幅に緩和して多数の賞球の放出を許すことになる。尚、特別図柄の作動中に続けて入賞口6に飛入した打球は予め設定した個数カウントし、記憶して上記作動停止後再作動させて設定回数の範囲でこれを繰り返すようにしてある。
【0037】
本発明装置は上述の様に構成されるもので、常態にあるとき振分け扉21を閉塞状態に維持すると、打球Aが入口16を通して誘導路13に飛入したとき、この球は扉21によって落下を阻止され開放する第2出口20から再び遊技板面に戻されることになる。
戻された球Aは入口16に飛入しない打球と等しく遊技板面を落下することになる。そして、第2出口20の近傍に設けられるスイッチ31を通過すると前述したように振分け判定図柄の表示装置14を作動させて扉21を開放するチャンスを作ることになる。
【0038】
一方、スイッチ31を通過し、或いは通過することなく落下した打球Aは落下の間障害釘10に誘導されて下方の判定スイッチ32に近づき、これを通過するか、更には内側に位置する入賞口6に進んでこれに飛入するチャンスがある。
前述したようにスイッチ32を通過すると、普通図柄の表示装置33の作動を通してチューリップの翼片6aを開放するチャンスを得、更には入賞口6に飛入することを通して特別図柄表示装置12を作動させて大入賞口8を開放するチャンスを作ることになる。
【0039】
その一方、上記打球Aの落下を通して振分け扉21が開放すると、入口16から飛入した打球Aは誘導路13を通って直接下端の出口19へと導かれ、これより直下の入賞口6へと落下することになる。
直上からの落下のため打球Aの入賞口6への飛入は容易なものとなり高い入賞率が約束されることになる。そして、特別図柄表示装置12に対する働き掛けが高くなり大入賞口8の開放を高め、また開放を連続させる場合にこれを迅速に進めることになる。
【0040】
本発明の打球振分け装置を図面に示した実施例に基づき説明したが、言うまでもなく前記誘導路13に設けられる振分け扉21の開閉、入賞口6の翼片6aの開閉、更には振分け判定図柄表示装置14や普通図柄表示装置33、特別図柄表示装置12に表示される図柄や数字の特定,組合せ等は遊技方法の設定によって任意決めることができるものであって前記実施で説明したものに限定されるものではない。
【0041】
従って、本発明においては振分け扉21の開閉動を立ち上げる判定スイッチ31や、入賞口6の翼片6aの開放を立ち上げる判定スイッチ32等も実施方法によっては、他の指令方式を採用することによって省略されることがある。
【0042】
ところで、前述実施例では誘導路13をセンター役物5に付設するに当たって、その中央部に配置される特別図柄表示装置12を囲んで左右の誘導路をそれぞれコ字形に屈折する形で設けたが、通路の前面を開放して打球Aの流れを視覚できるようにするとよい。勿論、誘導路13は役物の形状に左右されるが、いずれにおいても縦方向に設けることによって入口16からの打球を迅速に出口19に誘導し、下方の入賞口6に導くことができることになる。
【0043】
その一方、この誘導路13はセンター役物と共に遊技板面の中央上部に設けることによってその入口16を打球が打込まれる頂部に臨んで開口させられるものとなっていることから遊技者は振分け扉21が開放し入口16と出口19が連通したとき狙いを付けて打ち込むことが可能であり、遊技性を高めることができ、また入賞口6に対する一定数の連続飛入が約束されている場合には狙い打ちによって迅速な遊技の進行を図ることができ、遊技性を高めることができる。
【0044】
また、この誘導路13に対する打球の打込みは入口16を打球が飛び込む遊技部の中央上部に配置することに併せ、開口幅を広くすることによって確実なものとすることができる一方、第2出口20が誘導路13の高い位置、つまり実施例における上半部13aに開口し、これにより遊技部2の高い位置に設けられるものとなっていることから振分け扉21が閉じている場合には誘導路に一旦飛入した打球が再び遊技板面に戻ったとき他の設備、即ち判定スイッチや入賞口に臨むチャンスが高くなっており、更には始動口たる入賞口6に飛入することもあることから遊技が単調になるのを回避し、これがため扉21が開放したときの効果を一層引立てることになっている。
【0045】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成されるものであって誘導路に飛入した打球は振分け扉によってその流路を確実に区別されると共に、この振分け扉に臨む第2出口は誘導路の高い位置に設けられることから再び外に放出された打球はその後においても判定スイッチや入賞口に関係するチャンスがあり、遊技に参加して次の役目をなすことができ遊技性を失うことがない。
【0046】
その一方、振分け扉の開放によって誘導路の全長に亘って打球の落下が可能となった場合、外に漏れることなく入口から出口に迅速に送られることから出口下方に備える入賞口に速やかに送り届け早い展開の遊技を可能にする。
【0047】
また加えて誘導路の入口を打ち込まれる打球の最初の落下点たる遊技部中央上部に開口させることから、遊技者が意識的に上記入口に狙いを付けて打ち出すことができ、遊技者にある種の満足感を与えることができると共に、振分け扉が開放した状態においては上記狙い打ちと併せて速やかに多量の打球を入賞口に送り出せることから、この入賞口が例えば大入賞口の開放に繋がる始動口となる場合スピーディな遊技の進行を可能にする。
【0048】
一方、本発明における上記誘導路をセンター役物に一体に組付ける場合には誘導路を遊技板に付設するのが容易となり、またバラ付きなく正確に組付けられることになる。しかもこの場合には役物に設定する各種表示装置と組合うことになるため遊技板に対する全体の組付けが容易となり、各部の製造も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用状態を説明するパチンコ機遊技板の正面図。
【図2】使用状態を説明する要部の拡大正面図。
【図3】一部欠截した要部の拡大背面図。
【図4】一部欠截した要部の拡大側面図。
【図5】振分け扉とこれを作動する構成体を説明する拡大平面図。
【図6】振分け扉の開閉動を説明するための構造説明図で、図(A)は振分け扉の閉塞状態を、図(B)はモーターの駆動開始によって扉が開放方向に作動した状態を、また図(C)は開放状態を示すものである。
【符号の説明】
2 遊技部
3 遊技板面
5 センター役物
6 始動口となる入賞口
6a 翼片
10 障害釘
12 特別図柄表示装置
13 誘導路
13a 誘導路の上半部
13b 誘導路の下半部
14 振分け判定図柄表示装置
15 センター役物の取付板部
16 誘導路の入口
19 誘導路の出口
20 第2出口
21 振分け扉
31 振分け判定スイッチ
32 入賞口の翼片作動判定スイッチ

Claims (1)

  1. 遊技板面の中央部に設置されるセンター役物の可変表示装置を囲んで誘導路を配置し、該誘導路の上端中央部に打球入口を、そして下端中央部に出口をそれぞれ開設するとともに、該出口の直下に入賞口を設け、また前記誘導路の上半部区域内に外に向けて開口する第2出口を開設し、該第2出口に臨誘導路内に開閉動する振分け扉を設け、その一方、前記第2出口に臨む外側近傍に前記振分け扉の開放指令の信号を発する判定スイッチを設置し、また前記誘導路の下半部区域の外側遊技板面に前記第2出口から放出される飛入球を前記入賞口に向けて誘導する障害釘を配列設置して、常には前記振分け扉を内方に倒して前記第2出口を開放し、前記誘導路を閉塞状態に保持して前記打球入口から誘導路を通して誘導される飛入球を前記第2出口から前記遊技板面に放出し、該飛入球を前記判定スイッチに、或は前記遊技板面障害釘を介して前記入賞口に向けて誘導し、それぞれに対する飛入を可能にする一方、前記第2出口の閉塞時には前記飛入球を開放される前記誘導路を通して前記出口に誘導し、該出口から直下の前記入賞口に落下誘導するようにしてなることを特徴としたパチンコ機の打球振分け装置。
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