JP4448928B2 - アレンジボール式パチンコ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アレンジボール式パチンコ機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
アレンジボール式パチンコ機の一例を図12に示す。このアレンジボール式パチンコ機の遊技盤12上には、ガイドレール13、14等で囲まれた略円形の遊技領域15が形成されており、発射されてガイドレール13、14間を通ってきた遊技球は、ガイドレール14の先端に装着されている戻り防止片16を通過すると逆戻りできない(有効球となる)。
【0003】
遊技盤12の中央上部には図柄表示装置18が設置され、その下方、遊技領域15のほぼ中央には中央装置20が配されている。中央装置20には一対の羽根21が備わっており、一対の羽根21が外側に倒れて開放された状態でのみ遊技球が入球可能で、そのときに入球した遊技球は振分装置によって権利発生口又は外れ入球口に振り分けられる。中央装置20には、中央装置20に入球した遊技球をすべて検出する入球スイッチと権利発生口への入球のみを検出する権利発生口スイッチとが備わっており、権利発生口への入球を外れ入球口への入球とは区別して検出できる。
【0004】
中央装置20の下方、遊技盤12の最下部には、16個の入球口が並設された16連入球口27(多連入球装置に該当)が盤面を横断するようにして設置されている。16連入球口27の各入球口にはそれぞれ入球口スイッチが備わっており、各入球口毎に(入球口スイッチ毎に)入球した遊技球を検出できる。
【0005】
16連入球口27の各入球口(向かって左から順に1番入球口、2番入球口、3番入球口、・・・16番入球口)の前面には、それぞれ入賞図柄となる1〜16の数字図柄が描かれた番号表示部27aが装着されている。各数字図柄の背後には入球表示用のランプが設置されており、そのランプの点灯により各数字図柄が点灯表示される。番号表示部27a(ランプを含む)は入賞図柄表示手段に該当する。
【0006】
また、番号表示部27aの上方には、ジャックポット表示部27bが配されており、ジャックポットに指定されている数字図柄(図示の例では1〜4と13〜16)を示している。
16連入球口27の前面、数字図柄の下側中央部には得点表示装置29が取り付けられている。得点表示装置29は2つの7セグメントLEDを備えており0〜2桁の数字をデジタル表示できる。
【0007】
遊技盤12の左半部には始動ゲート30や左入球口31が配され、右半部にはゲートである役物誘導装置32、役物上入球口33、得点増加装置35、役物下入球口36等が配されている。いずれも遊技球を検出するためのスイッチを備えており、通過又は入球した遊技球を検出できる。
【0008】
得点増加装置35はチューリップ式の入球装置であり、一対の羽根を左右に倒した開放状態では入球が容易になるが、羽根を立てた閉鎖状態では、役物上入球口33によって封鎖された状態になるために入球できない。
アレンジボール式パチンコ機では1ゲームに使用される遊技球数が16個と決まっていて、16個の遊技球が発射されて戻り防止片16を通過して有効球となると発射を停止して、インターバルを挟んでから次のゲームが開始される。このように1ゲームを16個で区切るために、発射装置の制御プログラムは、16個発射すると自動的に停止して、インターバルを挟んで新たなゲームのための発射を開始するように組まれている。なお、遊技球が戻り防止片16を通過できずにファール球になった場合は、そのファール球の個数だけ追加的に発射される。
【0009】
発射された遊技球が16連入球口27のいずれかに入球すると入球位置に対応する数字図柄のランプが点灯する(数字図柄が点灯表示される)。また、左入球口31に入球すれば5番の数字図柄、役物上入球口33に入球すれば12番の数字図柄、役物下入球口36に入球すれば13番の数字図柄が、それぞれ点灯表示される。
【0010】
中央装置20及び得点増加装置35は開放されなければ入球できないが、開放状態になった中央装置20に遊技球が入球したときには、例えば4番と7番の数字図柄が点灯表示され、得点増加装置35に遊技球が入球したときには11番、13番、15番及び16番の数字図柄が点灯表示される。
【0011】
なお、ゲームの進行により既に点灯表示されている数字図柄を点灯表示させる入球が発生する場合もあるが、その場合は、二重に数字図柄を点灯表示することはない。中央装置20や得点増加装置35のように複数の数字図柄を点灯表示させる入球口の場合は、対応する数字図柄の内で入球した時点で点灯表示されていないものが点灯表示される。
【0012】
中央装置20及び得点増加装置35は次のようにして開放される。
遊技球が始動ゲート30に進入すると公知の乱数抽選が行われる。また、図柄表示装置18においては変動表示の後に、この抽選結果に対応した当たり図柄(例えば000、111、222等の3桁揃い)又は外れ図柄(当たり図柄以外)が確定表示される。上記の抽選が当たりで図柄表示装置18に当たり図柄が確定表示されると中央装置20が設定時間(例えば約5.8秒間)開放状態になる。
【0013】
この中央装置20の開放中に入球した遊技球が権利発生口に振り分けられると特別遊技権利が発生する。特別遊技権利は、これが発生したゲームも含めて14ゲームが終了すれば消滅する。
特別遊技権利の発生中(大当たり中)には、遊技球が役物誘導装置32に進入すると得点増加装置35が開放される。得点増加装置35に入球すると、そのゲームで成立した得点が2倍に倍加する。
【0014】
なお、得点増加装置35は遊技球が入球すると閉鎖され、そのゲーム中には開放されない。また、得点増加装置35は、入球しなくても設定されたゲーム数(例えば3ゲーム)が終了した際に閉鎖される。
16個の遊技球が16連入球口27、左入球口31、役物上入球口33、役物下入球口36、中央装置20又は得点増加装置35に入球すると1ゲームが終了する。
【0015】
1ゲームが終了したなら点灯表示されている数字図柄の組合せに応じて、また得点増加装置35に入球したか否かも考慮して得点が計算される(得点算出手段)。
図13(a)に例示するように、4つの数字図柄が連続で点灯表示されると1点、5つ連続(4連続が2組)で2点、6つ連続(4連続が3組)で3点となる。但し、特定の並びがジャックポットとして設定されている場合は、図13(b)に示すように4つ連続で3点、5つ連続で4点、6つ連続で5点となる。なお、1ゲームの総点数には上限(通常、10点)が設定されておりそれを超える得点は得られない。そうしてゲーム終了時点の総点数に応じた賞球(通常、1点当たり6個の賞球)が払出装置から払い出される。
【0016】
このように、近年のアレンジボール式パチンコ機は比較的第1種パチンコ機や第3種パチンコ機と類似した遊技性を持ち、遊技者に違和感を与えず遊技を行うことができ、尚且つアレンジボール式パチンコ機特有の遊技性が楽しめる。
【0017】
【特許文献1】
特開平10−71232号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、アレンジボール式パチンコ機の最大の特徴はゲーム間にインターバルを設けて区切っていること、1ゲームの発射数と同数の多連入球口を設けていることであるが、最近は第1種パチンコ機や第3種パチンコ機に類似の遊技性を取り入れたことで、そちらの遊技性が主体になってしまい、ゲーム毎に遊技を中断されることが逆に不快と捉えられたり、通常時の多連入球口などは得点が成立することがたまにしかないため、遊技者もほとんど関心を持つことがない。これではアレンジボール式パチンコ機としての楽しさを満喫しているとは言い難い。
【0019】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載のアレンジボール式パチンコ機は、
上方から流下してきた遊技球を複数の入球口のいずれかに入球させるべく該複数の入球口が遊技領域を横断する方向に沿って一連に配列されている多連入球装置と、遊技球が入球した入球口に対応した入賞図柄を表示する入賞図柄表示手段と、前記表示された入賞図柄の組合せに基づいて得点を算出する得点算出手段と、1ゲームを成立させる個数の遊技球が有効球となると発射を停止しインターバル時間の経過後に発射可能になる発射装置と、1ゲームが成立すると前記得点算出手段によって算出された得点に対応する賞球等を払い出す払出手段とを備えるアレンジボール式パチンコ機において、
流入した遊技球を貯留する貯留可能状態と遊技球の流入を許さず貯留した遊技球を遊技領域に排出する貯留解除状態とに切り替わり可能で、1ゲーム中に前記貯留可能状態から前記貯留解除状態に変化する貯留装置を前記多連入球装置よりも上方に設け、
前記貯留解除状態に変化した前記貯留装置から排出された遊技球の流下方向に影響を及ぼす流下経路変化手段を、前記貯留された遊技球が前記貯留装置から遊技領域に排出される位置の下方であって前記多連入球装置よりも上方に配置したことを特徴とする。
【0020】
貯留装置に例えば所定個数の遊技球を貯留してから解除することにより、遊技球がまとまって流下していくので、遊技球が多連入球装置の特定の入球口へ集中するのを防ぐことができ、また、ある程度流下範囲が定まっているため得点が発生し易くなる(ベースを確保しやすくなる)等、多連入球装置を利用した遊技性が向上し、アレンジボール式パチンコ機特有のゲーム性をより良好に発揮できる。
【0021】
請求項1記載のアレンジボール式パチンコ機では、貯留装置は1ゲーム中に貯留可能状態から貯留解除状態に変化するので、貯留された遊技球はそのゲーム中に排出され、ゲームをまたいで貯留をしないため、現在のアレンジボール式パチンコ機の遊技性を逸脱することなく、遊技性を高められる。
【0022】
貯留装置は、例えばゲーム開始時に貯留可能状態になってもよいし、ゲームの途中、例えば多連入球装置の特定の入球口へ入球したときに貯留可能状態になってもよい。
貯留解除状態への切り替わりは、ゲームの最終局面、例えば最後の遊技球が発射されたとき、貯留個数が設定値になったとき、貯留可能状態の継続時間が設定値になったとき等に行えばよい。
【0023】
請求項1のアレンジボール式パチンコ機において、前記貯留装置は1ゲームの最終球の発射に起因して前記貯留解除状態に変化する構成とすれば、貯留解除された球は、最終球が入球口へ至るのとほぼ同時に入球口へ至るから、貯留装置を設けても1ゲームにかかる時間が伸長することがない。
【0024】
また、請求項1記載のアレンジボール式パチンコ機において、前記貯留装置は1ゲームの最終球が入球口で検出されたことに起因して前記貯留解除状態に変化する構成とすることもでき、この場合は、最終球が入球してから貯留を解除されるため、例えば可動式の流下経路変化手段の移動周期を狙って貯留を解除させることが困難になり、遊技の興趣が損なわれない。
【0025】
請求項1記載のアレンジボール式パチンコ機は、前記貯留解除状態に変化した前記貯留装置から排出された遊技球の流下方向に影響を及ぼす流下経路変化手段を前記貯留された遊技球が前記貯留装置から遊技領域に排出される位置の下方であって前記多連入球装置よりも上方に配置したので、貯留解除されて流下する遊技球の経路に変化を与えることができる。
【0026】
流下経路変化手段を可動式として位置や姿勢を常時変化させるなら、貯留解除のタイミングによっては、得点が発生しやすいポイントができ、遊技性を高める。
請求項1記載のアレンジボール式パチンコ機は、流下経路変化手段を前記貯留装置から離して前記貯留装置の下方に配置したので、貯留解除されて流下する遊技球を特定の入球口に向けて誘導したり、逆に特定の入球口に向かわせない方向に誘導したりできる。
流下経路変化手段を可動式とした場合には、その位置や姿勢によって特定の入球口に向かわせたり、逆に特定の入球口に向かわせなかったりと変化を与えることができる。
【0027】
請求項2記載のアレンジボール式パチンコ機は、請求項1記載のアレンジボール式パチンコ機において、
遊技盤に設けられた始動ゲートに遊技球が進入すると乱数抽選を行い、該乱数抽選の結果に対応した図柄を図柄表示装置にて確定表示するアレンジボール式パチンコ機であり、
前記貯留装置は、前記図柄表示装置に確定表示された図柄が貯留装置用に設定された並びになると次回のゲームで貯留可能状態になる
ことを特徴とする。
【0028】
例えば、図柄が「773」や「337」のような予め貯留装置用に設定されている並びで確定表示されると、次回のゲームで貯留装置が貯留可能状態となるので、貯留を活用して有利なゲームを行うことが可能となる。なお、貯留可能状態になるのは、次回の1ゲームに限ってもよいし、次回以後の複数ゲームで行ってもよい。いずれの場合も、貯留解除は、1ゲームの最終球の発射が検出されたタイミングや1ゲームの最終球が入球口等で検出されたタイミングで行うのが望ましい。
【0029】
請求項3記載のアレンジボール式パチンコ機は、請求項1又は2記載のアレンジボール式パチンコ機において、
前記貯留装置は、前記乱数抽選の結果が大当たりであり、前記図柄表示装置に大当たり図柄が確定表示されたことを前提条件として実行される大当り遊技の終了後のゲームで貯留可能状態になる
ことを特徴とする。
【0030】
アレンジボール式パチンコ機で、例えば特定の大当たり図柄が確定表示されると、その図柄に起因する大当り遊技の終了後に高確率抽選状態へ移行する構成とした場合に貯留を行うことにより、得点を得る機会が増えることから、遊技球の消費を抑えて遊技を行うことができるようになる。この場合も、貯留解除は請求項2と同様のタイミングで行うのが望ましい。
【0031】
請求項4記載のアレンジボール式パチンコ機は、請求項1又は2記載のアレンジボール式パチンコ機において、
前記貯留装置は、前記多連入球装置の入球口中で貯留装置用に設定された特定の入球口へ入球したことに起因して前記貯留可能状態になることを特徴とする。
貯留可能状態は、貯留装置用に設定された特定の入球口へ入球して直ちに開始してもよいし、次のゲームから開始してもよい。また、1つの入球口のみでなく、複数の入球口への入球によって点灯した番号が特定の並びになった場合でもよい(得点が発生する並びでも得点が発生しない並びでもよい)。
【0032】
多連入球装置の入球口に、入球して番号を点灯させること以外にも貯留装置を作動させる機能を持たせて、遊技に深みを持たせることができる。この場合も、貯留解除は請求項2又は3と同様のタイミングで行うのが望ましい。
請求項5記載のアレンジボール式パチンコ機は、請求項1記載のアレンジボール式パチンコ機において、
遊技盤に設けられた始動ゲートに遊技球が進入すると乱数抽選を行い、該乱数抽選の結果に対応した図柄を図柄表示装置にて確定表示するアレンジボール式パチンコ機であり、
前記貯留装置は、前記ゲームの開始とともに貯留可能状態になり前記ゲームの終了前に貯留解除状態に切り替わる構成であり、
前記図柄表示装置に確定表示された図柄が流下経路変化手段用に設定された特定の並びになると前記流下経路変化手段の位置が変化することを特徴とする。
【0033】
流下経路変化手段は可動式であるが常には動いておらず、例えば図柄が「7〇〇」(〇には「7」以外なら何でもよい)で確定した時に、流下経路変化手段が右に移動し、「4〇〇」で確定した時は左に移動する、といった構成にする。これにより、貯留が開始されたとしても、以前に停止した図柄の並びにより、貯留する効果に違いが生じ、遊技に奥深さが出る。
【0034】
請求項6記載のアレンジボール式パチンコ機は、請求項1記載のアレンジボール式パチンコ機において、
前記貯留装置は、前記ゲームの開始とともに貯留可能状態になり前記ゲームの終了前に貯留解除状態に切り替わる構成であり、
遊技球が前記多連入球装置の入球口中で流下経路変化手段用に設定された特定の入球口へ入球すると前記流下経路変化手段の位置が変化することを特徴とする。
流下経路変化手段は可動式であるが常には動いておらず、多連入球装置の入球口中で流下経路変化手段用に設定された特定の入球口に入球することにより位置が変化するため、番号点灯以外にも入球箇所への興味が発生し、遊技の興趣が向上する。
【0038】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0039】
【実施例】
図1に示すように、アレンジボール式パチンコ機10の前面下部には上皿41、下皿42、発射ハンドル43等が配されている。
遊技盤12の構成の大部分は図12を参照して説明した従来例と同様であるので、それらについては図12と同符号を使用して説明を省略する。
【0040】
遊技盤12には、貯留装置70が装着されている。貯留装置70の詳細は図2に示すとおりで、閉鎖位置(例えば図5参照)と開放位置(図2)とに可変の一対の可動翼片71を備えている。可動翼片71は、遊技盤12の表面に密接するベース板79の背後に配された開閉ソレノイド72によって開閉駆動される。
【0041】
可動翼片71が閉鎖位置になっていれば遊技球は貯留装置70に流入できないが、開放位置になっていれば可動翼片71間を通過して流入できる。流入する遊技球は可動翼片71の基部間に配された流入センサ73によって検出されてから、その下方の貯留室74に落下する。
【0042】
貯留室74の底に相当する位置には可動底75が配されている。可動底75は進退ソレノイド76によって駆動されて、貯留室74内に進出して遊技球の落下を阻む位置(貯留装置70は貯留可能状態になる。)と貯留室74から退出して遊技球の落下を許す位置(貯留装置70は貯留解除状態になる。)とに変位する。
【0043】
可動底75の下方には山状の経路変化部材77(流下経路変化手段に該当)が配されている。経路変化部材77は横動用モータ78によって駆動されて、左右に移動する。
アレンジボール式パチンコ機10の制御系は図3に示す通り、主制御装置50を中心にして構成されている。
【0044】
詳細の図示は省略するが、主制御装置50、払出制御装置52、発射制御装置54、音制御装置56、ランプ制御装置58及び図柄制御装置60は、いずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。また、主制御装置50には各種の抽選や選択に使用する乱数カウンタ(複数)が備えられ、音制御装置56には音源ICが備わっている。なお、払出制御装置52、発射制御装置54、音制御装置56、ランプ制御装置58及び図柄制御装置60はそれぞれサブ制御装置であり、図柄制御装置60は図柄表示装置18と一体化されている。
【0045】
主制御装置50には、下皿42が満杯状態になったことを検出する満タンスイッチ42a、球タンクが空状態になったことを検出する玉切れスイッチ、始動ゲート30を通過する遊技球を検出するための始動ゲートスイッチ30a、左入球口31に入球した遊技球を検出するための左入球口スイッチ31a、役物上入球口33に入球した遊技球を検出するための役物上入球口スイッチ33a、中央装置20の権利発生口に入球した遊技球を検出するための権利発生口スイッチ20a、賞球払出装置(図示略)から払出される遊技球を検出する賞球センサー、役物誘導装置32を通過する遊技球を検出するための役物誘導装置スイッチ32a、得点増加装置35に入球した遊技球を検出するための得点増加装置スイッチ35a、中央装置20に入球した遊技球すべて検出するための中央装置スイッチ20b、16連入球口27の各入球口毎に設けられて入球した遊技球を検出する入球口スイッチ27c、発射されたものの遊技領域15に到達できずにファール球となった遊技球(戻り防止片16を通過できなかった遊技球)を検出するためのファール球検出スイッチ62、役物下入球口36に入球した遊技球を検出するための役物下入球口スイッチ36a、流入センサ73等の検出信号が入力される。
【0046】
主制御装置50は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置52、発射制御装置54(払出制御装置52経由)、音制御装置56、ランプ制御装置58、図柄制御装置60に出力したり、また中央装置20の羽根21を駆動する中央装置羽根ソレノイド21a、中央装置20の振分装置を駆動する振分モータ22a、得点増加装置35の羽根を駆動する得点増加装置羽根ソレノイド35b、貯留装置70の開閉ソレノイド72、進退ソレノイド76、横動用モータ78等の動作を制御する。
【0047】
また、主制御装置50は、盤用外部接続端子を介して外部(ホールコンピュータ)に図柄変動や大当たり等の情報を出力する。試験信号端子は主制御装置50のモニタ用で、検定試験等で使用される。
なお、主制御装置50からの出力回路、すなわち払出制御装置52、音制御装置56、ランプ制御装置58、図柄制御装置60、ソレノイドやモータ等への信号回路は、全て主制御装置50からのみ送信可能な一方向通信回路として構成されている。
【0048】
払出制御装置52は、主制御装置50から送られてくるコマンドに応じて賞球払出装置の賞球モータ83を稼働させて賞球を払い出させる。
また、アレンジボール式パチンコ機10には周知のプリペイドカードユニットが付属することがあり、その場合には払出制御装置52は、プリペイドカードユニット及びCR精算表示装置と通信し貸球払出装置の球貸ソレノイドを制御する等、貸球の払い出しに関わる制御も行い球貸しセンサーの信号も入力されるが、その動作等は公知であるので説明を省略する。なお、払出制御装置52からは球貸動作完了信号等が枠用外部接続端子に出力され、枠用外部接続端子からホールコンピュータに送られる。また、枠用外部接続端子にはガラス扉の扉開放スイッチの信号も入力されてホールコンピュータに送られる。
【0049】
発射制御装置54は、払出制御装置52経由で主制御装置50から送られてくるコマンド、タッチスイッチの信号、発射ハンドル43の回動信号及び発射停止スイッチの信号に基づいて発射装置の発射モータを制御して遊技球を発射させまた発射動作を停止させる。
【0050】
図柄制御装置60は、主制御装置50から送られてくるコマンドに応じて図柄表示装置18の表示を制御する。また、図柄制御装置60は、表示状態(例えば図柄の変動開始、リーチ表示、確定表示など)に応じたコマンドを音制御装置56及びランプ制御装置58に出力する。
【0051】
音制御装置56は、主制御装置50又は図柄制御装置60から送られてくるコマンドに応じて音声信号を生成し、その音声信号にてスピーカを駆動して音声を出力する。
ランプ制御装置58は、主制御装置50から送られてくるコマンドに応じて得点表示装置29の得点表示用LED29a、番号表示部27aの数字図柄を点灯表示するための入球表示用のランプ28の表示を制御するほか、主制御装置50又は図柄制御装置60から送られてくるコマンドに応じて他の各種LEDや各種ランプの点灯、消灯等を制御する。
【0052】
このアレンジボール式パチンコ機10におけるゲーム内容の大部分(貯留装置70に関わる動作以外)は図12を参照して説明した従来例とほぼ同様であるので、それらについては説明を省略し、以下、本実施例に特有の貯留装置70に関わる動作を説明する。
【0053】
本実施例においては、図柄表示装置18に確定表示された図柄が、例えば「773」や「337」のように2図柄揃いで末尾の1図柄が異なっている、特定の並びになると次回のゲーム開始とともに貯留装置70の可動翼片71が開放位置にされ、可動底75は貯留室74内に進出している(貯留可能状態)。つまり、可動翼片71が開放位置になっていて可動底75が貯留室74内に進出しているときが、遊技球を貯留室74に受け入れて貯留できる貯留可能状態である。
【0054】
その貯留装置70は1ゲームの最終球(16球目)が発射されると貯留解除状態へ切り換えられる。この際に、経路変化部材77の移動位置を制御するための解除方向誘導処理(図4)が行われる。
主制御装置50は、この解除方向誘導処理においては、1ゲームに使用される16球(ファール球は除く)が発射されると(S1:YES)、エリア1(1番〜4番の数字図柄)とエリア2(6番〜9番の数字図柄)の両方で得点が成立しているか否かを判断する(S2)。
【0055】
両方で得点成立、つまり1番〜4番も6番〜9番も点灯表示されていれば(S2:YES)、主制御装置50は、開閉ソレノイド72を制御して可動翼片71を閉鎖位置にさせ、また横動用モータ78を制御して経路変化部材77の位置をその移動範囲の中央部にさせてから、進退ソレノイド76を制御して可動底75を貯留室74から退出させる(S3)。これにより貯留装置70が貯留解除状態になるので、貯留室74に貯留されていた遊技球があれば、それらは貯留装置70から落下し、山状の経路変化部材77によって左右に分散させられて、16連入球口27へ向かう。
【0056】
エリア1、2の両方で得点成立ではなくて(S2:NO)、どちらか一方で得点が成立しているときは(S4:YES)、エリア1で得点成立か否かを判断する(S5)。エリア1で得点成立なら(S5:YES)、可動翼片71を閉鎖位置にさせ、経路変化部材77の位置を左側にさせてから、可動底75を退出させて貯留装置70を貯留解除状態にする(S6)。エリア1で得点成立ではなくエリア2で得点成立なら(S5:NO)、可動翼片71を閉鎖位置にさせ、経路変化部材77の位置を右側にさせてから、可動底75を退出させて貯留装置70を貯留解除状態にする(S7)。
【0057】
このS6、S7の制御は、エリア1、2の内で得点が成立していない方での得点成立を図るものである。
エリア1の3番とエリア2の7番は、通常の流下経路(貯留装置70を通らない経路)では入球(すなわち点灯表示)が難しい入球口であり、図5(a)に示すようにエリア1の1、2、4番が点灯表示されても、図5(b)に示すようにエリア2の6、8、9番が点灯表示されても、3番又は7番が点灯表示されて得点成立となるのは難しい。
【0058】
ところが、貯留装置70から遊技球を流出、落下させる際に、図5(a)に示すように経路変化部材77の位置を右側にさせてあると、遊技球が経路変化部材77の左側から落下するので3番の入球口に入球し易くなる。同様に、図5(b)に示すように経路変化部材77の位置を左側にさせてあると、遊技球が経路変化部材77の右側から落下するので7番の入球口に入球し易くなる。したがって、エリア1、2の内で得点が成立していない方でも得点が成立する可能性が高まる。
【0059】
エリア1、2の両方とも得点が成立していないときは(S4:NO)、エリア1とエリア2の点灯表示数を比較して、エリア1の方がエリア2より多いか又は同数のときは(S8:YES)、上記S7と同様に可動翼片71を閉鎖位置にし、経路変化部材77の位置を右側にさせ、貯留装置70を貯留解除状態にする(S9)。エリア1の1〜4番がジャックポットに指定されているので、エリア1とエリア2の点灯表示数が同数のときは(S8:YES)、より高い得点を与えるためにS9の処理を行う構成となっている。
【0060】
エリア1の点灯表示数がエリア2より少なければ(S8:NO)、上記S6と同様に可動翼片71を閉鎖位置にし、経路変化部材77の位置を右側にさせ、貯留装置70を貯留解除状態にする(S10)。S9、S10の制御の意味はS6、S7と同様でありながら、より得点が高い方での得点成立の可能性を高めることにある。
【0061】
なお、S8では点灯表示数を比較する代わりに、例えば3番、7番が点灯表示されているか否かを判断し、3番のみ点灯表示あるいは3番と7番が共に点灯表示もしくはともに点灯表示されていないときはS9を、7番のみ点灯表示されているときはS10を実行する、というように特定の数字図柄が点灯表示されているか否かに応じてS9とするかS10とするかを決めてもよい。
【0062】
また、16球の発射完了を待たずに、例えば流入センサ73の検出信号に基づいてカウントされた貯留個数が設定値(例えば5個)になったらS2以下の処理を実行する構成としてもよい。
以上のように、本実施例のアレンジボール式パチンコ機10は、貯留可能状態と貯留解除状態とに切り替わる貯留装置70を16連入球口27よりも上方に設けて、16球の発射が完了すると貯留装置70を貯留解除状態にするので、貯留装置70から排出された遊技球がまとまって流下していくから、遊技球が16連入球口27の特定の入球口へ集中するのを防ぐことができ、また、ある程度流下範囲が定まっているため得点が発生し易くなる(ベースを確保しやすくなる)等、16連入球口27を利用した遊技性が向上し、アレンジボール式パチンコ機特有のゲーム性をより良好に発揮できる。
【0063】
しかも、貯留装置70は、ゲームの開始とともに貯留可能状態になっていてゲームの終了前に貯留解除状態に変化する、すなわち1ゲーム中に貯留可能状態から貯留解除状態に変化するので、貯留された遊技球はそのゲーム中に排出され、ゲームをまたいで貯留をしないため、現在のアレンジボール式パチンコ機の遊技性を逸脱することなく、遊技性を高められる。
【0064】
また、1ゲームの最終球の発射に起因して貯留解除状態に変化するので、貯留解除された球は、最終球がいずれかの入球口へ至るのとほぼ同時にいずれかの入球口へ至るから、貯留装置70を設けても1ゲームにかかる時間が伸長することがない。
【0065】
貯留装置70の下部に経路変化部材77設けてあるので、貯留を解除されて流下する遊技球の経路に変化を与えることができる。この経路変化部材77は可動式であって、主制御装置50の解除方向誘導処理による制御で位置を変化させるから、貯留解除された遊技球を例えば3番の入球口に向かわせたり7番に向かわせる等で得点発生の可能性を高めることができる。或いは、その位置を中央部にして特定の入球口(3番や7番)に向かわせないようにもできる。
【0066】
貯留装置70は、図柄表示装置18に確定表示された図柄が特定の並び例えば「773」や「337」のような予め設定されている並びで確定表示されると、次回のゲームで貯留可能状態となるので、貯留を活用して有利なゲームを行うことが可能となる。
【0067】
【変形例】
このアレンジボール式パチンコ機10においては、貯留装置70や経路変化部材77の構造、これらの動作などを各種に変形できるので、いくつか例示する。
【0068】
【変形例1】
図6に示すように、経路変化部材77及び横動用モータ78を備えない貯留装置70を用いることもできる。
この場合、経路変化部材77の位置を制御することによる効果(例えば3番又は7番に誘導したりしなかったりする効果)は望めないが、それ以外は実施例と同様の効果が得られる。また、経路変化部材77及び横動用モータ78を備えないので、構造及び制御を単純化できる効果もある。
【0069】
【変形例2】
変形例1の貯留装置70を用いる際に、図7に示すように、経路変化部材77を貯留装置70から離して貯留装置70の下方に配置してもよい。なお、経路変化部材77を移動させるための構成は実施例と同様にする。
【0070】
この構成でも、実施例と同様に経路変化部材77の位置を制御することによる効果(例えば3番又は7番に誘導したりしなかったりする効果)を期待できる。ただし、貯留装置70と経路変化部材77との間の距離が実施例よりも離れるので、誘導効果はやや低下することがある。また、その他実施例と同様の効果も得られる。
【0071】
或いは、貯留装置70の下方に配置した経路変化部材77を固定式としてもよい。
【0072】
【変形例3】
図8に示すように、図柄表示装置18に大当たり図柄(例えば777)が確定表示されたことを前提条件として実行される大当り遊技の終了後のゲームで貯留装置70を貯留可能状態にしてもよい。例えば特定の大当たり図柄が確定表示されると、その図柄に起因する大当り遊技の終了後に高確率抽選状態へ移行する構成とした場合にこのように構成して貯留を行うことにより、得点を得る機会が増えることから、遊技球の消費を抑えて遊技を行うことができるようになる。この他にも実施例と同様の効果が得られる。
【0073】
【変形例4】
図9に示すように、特定の入球口へ入球(図9(a)、この例では5番の入球口へ入球)したことに起因して貯留装置70を貯留可能状態にしてもよい(図9(b))。こうすれば、特定の入球口には、入球して番号を点灯表示させる以外に、貯留装置70を作動させる機能を持たせて、遊技に深みを持たせることができる。この他にも実施例と同様の効果が得られる。
【0074】
貯留装置70を貯留可能状態にさせる入球口を、入球に起因する点灯表示とは異なる発光色で表示したり、他の表示手段(例えば図柄表示装置18、専用の表示部など)で表示してもよい。
特定の入球口へ入球したことに起因して直ちに貯留装置70を貯留可能状態にしてもよいし、次のゲームから貯留可能状態にしてもよい。
【0075】
特定の入球口は固定されてもよいし、ゲーム毎に異ならせてもよい。また、複数設けてもよい。さらに、特定の入球口とされる入球口の場所や数を時間制限や発射球数制限で変更してもよい。
【0076】
【変形例5】
アレンジボール式パチンコ機10においては、図10に示すように、図柄表示装置18に確定表示された図柄が特定の並びになると経路変化部材77の位置を変化させる構成としてもよい。
【0077】
例えば経路変化部材77は常には動いておらず、例えば図10(a)に示すように図柄表示装置18の図柄が「7〇〇」(〇には「7」以外なら何でもよい)で確定した時に経路変化部材77を右に移動させ、図10(b)に示すように「4〇〇」(〇には「4」以外なら何でもよい)で確定した時は左に移動させる、といった構成にする。
【0078】
このように、確定表示された図柄に応じて経路変化部材77を右や左に移動させることで、貯留装置70にて貯留が開始されたとしても、貯留解除する以前に停止した図柄の並びにより、貯留する効果に違いが生じ、遊技に奥深さが出る。この他にも実施例と同様の効果が得られる。
【0079】
【変形例6】
また、遊技球が特定の入球口へ入球すると経路変化部材77の位置を変化させる構成としてもよい。
例えば、図11(a)に示すように、遊技球が特定の入球口(図示の例は5番の入球口)へ入球すると経路変化部材77の位置を右へ移動させ、図11(b)に示すように、遊技球が別の特定の入球口(図示の例は6番の入球口)へ入球すると経路変化部材77の位置を左へ移動させる構成としてもよい。
【0080】
この場合も、経路変化部材77は常には動いておらず、特定の入球口に入球することにより位置を変化させるため、番号点灯以外にも入球箇所への興味が発生し、遊技の興趣が向上する。この他にも実施例と同様の効果が得られる。
貯留装置70の貯留は1ゲーム内に限らずに、複数ゲームにわたって貯留可能状態を継続する構成としてもよい。複数ゲームにわたって貯留を行なえば、貯留数の増大、得点発生の確率向上がのぞめ、1ゲームで貯留と解除を行うよりも遊技に影響を与えることができる。その場合、図柄表示装置18に確定表示された図柄が特定の並びになったことに起因してたり、遊技球が特定の入球口へ入球したことに起因して貯留装置70を貯留解除状態に切り替わらせたりできる。
【0081】
また、経路変化部材77を移動させる原因となる入球口を、入球に起因する点灯表示とは異なる発光色で表示したり、他の表示手段(例えば図柄表示装置18、専用の表示部など)で表示してもよい。
以上、実施例等に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のアレンジボール式パチンコ機の正面図。
【図2】 貯留装置の説明図であり、(a)は正面図、(b)はB−B断面図。
【図3】 実施例のアレンジボール式パチンコ機の電気ブロック図。
【図4】 実施例のアレンジボール式パチンコ機で主制御装置が実行する解除方向誘導処理のフローチャート。
【図5】 図4の処理による経路変化部材の位置変化と遊技球の経路変化の説明図。
【図6】 変形例1の貯留装置の説明図であり、(a)は正面図、(b)はA−A’断面図。
【図7】 変形例2の構成による経路変化部材の位置変化と遊技球の経路変化の説明図。
【図8】 変形例3の説明図。
【図9】 変形例4の説明図。
【図10】 変形例5の説明図。
【図11】 変形例6の説明図。
【図12】 従来例のアレンジボール式パチンコ機の遊技盤の正面図。
【図13】 アレンジボール式パチンコ機における得点計算例の説明図。
【符号の説明】
10 アレンジボール式パチンコ機
12 遊技盤
15 遊技領域
16 戻り防止片
18 図柄表示装置
20 中央装置(入球口等)
27 16連入球口(多連入球装置)
27a 番号表示部(入賞図柄表示手段)
28 ランプ(入賞図柄表示手段)
30 始動ゲート
31 左入球口(入球口等)
32 役物誘導装置(入球口等)
33 役物上入球口(入球口等)
35 得点増加装置(入球口等)
36 役物下入球口(入球口等)
50 主制御装置(得点算出手段、)
60 図柄制御装置
62 ファール球検出スイッチ
70 貯留装置
74 貯留室
75 可動底
77 経路変化部材(流下経路変化手段)

Claims (6)

  1. 上方から流下してきた遊技球を複数の入球口のいずれかに入球させるべく該複数の入球口が遊技領域を横断する方向に沿って一連に配列されている多連入球装置と、遊技球が入球した入球口に対応した入賞図柄を表示する入賞図柄表示手段と、前記表示された入賞図柄の組合せに基づいて得点を算出する得点算出手段と、1ゲームを成立させる個数の遊技球が有効球となると発射を停止しインターバル時間の経過後に発射可能になる発射装置と、1ゲームが成立すると前記得点算出手段によって算出された得点に対応する賞球等を払い出す払出手段とを備えるアレンジボール式パチンコ機において、
    流入した遊技球を貯留する貯留可能状態と遊技球の流入を許さず貯留した遊技球を遊技領域に排出する貯留解除状態とに切り替わり可能で、1ゲーム中に前記貯留可能状態から前記貯留解除状態に変化する貯留装置を前記多連入球装置よりも上方に設け、
    前記貯留解除状態に変化した前記貯留装置から排出された遊技球の流下方向に影響を及ぼす流下経路変化手段を、前記貯留された遊技球が前記貯留装置から遊技領域に排出される位置の下方であって前記多連入球装置よりも上方に配置した
    ことを特徴とするアレンジボール式パチンコ機。
  2. 請求項1記載のアレンジボール式パチンコ機において、
    遊技盤に設けられた始動ゲートに遊技球が進入すると乱数抽選を行い、該乱数抽選の結果に対応した図柄を図柄表示装置にて確定表示するアレンジボール式パチンコ機であり、
    前記貯留装置は、前記図柄表示装置に確定表示された図柄が貯留装置用に設定された並びになると次回のゲームで貯留可能状態になる
    ことを特徴とするアレンジボール式パチンコ機。
  3. 請求項1又は2記載のアレンジボール式パチンコ機において、
    前記貯留装置は、前記乱数抽選の結果が大当たりであり、前記図柄表示装置に大当たり図柄が確定表示されたことを前提条件として実行される大当り遊技の終了後のゲームで貯留可能状態になる
    ことを特徴とするアレンジボール式パチンコ機。
  4. 請求項1又は2記載のアレンジボール式パチンコ機において、
    前記貯留装置は、前記多連入球装置の入球口中で貯留装置用に設定された特定の入球口へ入球したことに起因して前記貯留可能状態になる
    ことを特徴とするアレンジボール式パチンコ機。
  5. 請求項1記載のアレンジボール式パチンコ機において、
    遊技盤に設けられた始動ゲートに遊技球が進入すると乱数抽選を行い、該乱数抽選の結果に対応した図柄を図柄表示装置にて確定表示するアレンジボール式パチンコ機であり、
    前記貯留装置は、前記ゲームの開始とともに貯留可能状態になり前記ゲームの終了前に貯留解除状態に切り替わる構成であり、
    前記図柄表示装置に確定表示された図柄が流下経路変化手段用に設定された特定の並びになると前記流下経路変化手段の位置が変化する
    ことを特徴とするアレンジボール式パチンコ機。
  6. 請求項1記載のアレンジボール式パチンコ機において、
    前記貯留装置は、前記ゲームの開始とともに貯留可能状態になり前記ゲームの終了前に貯留解除状態に切り替わる構成であり、
    遊技球が前記多連入球装置の入球口中で流下経路変化手段用に設定された特定の入球口へ入球すると前記流下経路変化手段の位置が変化する
    ことを特徴とするアレンジボール式パチンコ機。
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