JP4336333B2 - コネクタ及びコネクタ保持構造 - Google Patents

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Description

本発明は自動車等の内部における各種電装部品間の接続等に用いられるワイヤーハーネスの分岐接続に好適なコネクタ及びコネクタ保持構造に関する。
この種のコネクタ10は、例えば、図42(A),(B)、図43、図44、及び図45に示すように、ワイヤーハーネス等を構成する電線(図示せず)に圧着等により接続された接続用端子18を収容する複数の端子収容室16が併設され、プラスチック製の複数のコネクタハウジング12と、コネクタハウジング12の両側部における前後方側に設けられ、係合凹部32と先端に鉤部(フック)37を有する係合凸部34との係合により、コネクタハウジング12を積層して合体するコネクタハウジングロック手段14(図44参照)と、コネクタハウジング12の下部に突設され、そのコネクタハウジング12が積層される他方(下段)のコネクタハウジング12の端子収容室16に収容された接続用端子18の係合凹部18bに係合することにより、接続用端子18の抜け防止と半挿入状態を検知する係止突起30(図43参照)を備える。なお、前記係合凸部34における鉤部37の係合面37aは、係合凸部34の長手方向軸線に対してほぼ垂直な面状に形成されている。
ここで各コネクタハウジングロック手段14の係合凹部32と係合凸部34の形状は、前後左右いずれの部位のコネクタハウジングロック手段14でも同じ係合力でコネクタハウジング同士を係合保持するように、どの部位でもそれぞれ略同一形状に規定されている。
コネクタ10を組み立てる場合には、例えば、各コネクタハウジング12の端子収容室16に、電線に接続された接続用端子18を挿入して収容する。
次に、接続用端子18が収容された最下段のコネクタハウジング12の上に、接続用端子18が収容された下から2段目のコネクタハウジング12を重ね合わせる。
次に、最下段のコネクタハウジング12に2段目のコネクタハウジング12を押し付けて、最下段のコネクタハウジング12の前後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段14の係合凹部32と、2段目(上段)のコネクタハウジング12の前後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段14の係合凸部34の鉤部37とを係合させると共に、2段目のコネクタハウジング12に突設された係止突起30を、最下段のコネクタハウジング12の端子収容室16に収容された接続用端子18の係合凹部18bに挿入して係合させ、最下段のコネクタハウジング12に収容された接続用端子18の抜け防止と半挿入状態を検知しながら、最下段のコネクタハウジング12に2段目のコネクタハウジング12を積層して合体する。
次に、2段目のコネクタハウジング12の上に接続用端子18が収容された下から3段目のコネクタハウジング12を重ね合わせ、同様にして前後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段14の係合凹部32と係合凸部34の鉤部37とを係合させると共に、3段目のコネクタハウジング12の係止突起30を2段目のコネクタハウジング12に収容された接続用端子18の係合凹部18bに係合させ、2段目のコネクタハウジング12に3段目のコネクタハウジング12を積層して合体する。以下同様な操作を繰り返して、コネクタハウジング12を、図45に示すように、例えば、上下10段に順次積層して合体することにより行う(特許文献1参照)。
なお、コネクタ10を組み立てる場合に、上記したような接続用端子18が収容されたコネクタハウジング12を重ね合わせて順次積層するのではなく、コネクタハウジング12を1層積層する毎に、上段に積層されたコネクタハウジング12の端子収容室16に接続用端子18を挿入して収容し、このような操作を繰り返して、コネクタハウジング12を順次積層して合体することにより行うようにしても良い。
特開2005−25997号公報
従来のコネクタ10によると、コネクタハウジング12同士を重ね合わせて積層する際、一方のコネクタハウジング12の端子収容室16に、接続用端子18が奥まで正しく挿入されず、半挿入状態で収容されたような場合、その接続用端子18の係合凹部18bに、そのコネクタハウジング12に積層される他方(上段)のコネクタハウジング12に突設された係止突起30が挿入されず、係合しなくなる。そうすると、係止突起30が係合凹部18bの外縁に突き当たり、他方のコネクタハウジング12が浮き上がって、両コネクタハウジング12間に隙間が生じる。その結果、前後方側の両コネクタハウジングロック手段14の係合凹部32と係合凸部34を係合することが困難になるので、端子収容室16に接続用端子18が半挿入状態で収容されていることを検知することができる。そして、端子収容室16に接続用端子18が半挿入状態で収容されたコネクタハウジング12を積層して合体する事態を防止することができるようになっている。
しかしながら、一方のコネクタハウジング12の端子収容室16に接続用端子18が半挿入状態で収容されている場合、そのコネクタハウジング12に他方のコネクタハウジング12を重ね合わせて積層する際、他方のコネクタハウジング12を、一方のコネクタハウジング12に押し付けると、他方のコネクタハウジング12の係止突起30が、一方のコネクタハウジング12の端子収容室16に半挿入状態で収容された接続用端子18の係合凹部18bに係合することなく、係合凹部18b外縁に突き当たり、半挿入状態で収容された接続用端子18近傍の両コネクタハウジング12間に隙間が生じるが、他方のコネクタハウジング12がこれに作用する押し付け力でたわみ(反り)、両コネクタハウジング12の両側部が接近又は接触することがある。
そうすると、コネクタハウジング12の両側部の前後方側に設けられたコネクタハウジングロック手段14の係合凹部32と係合凸部34を係合することが可能になるため、一方のコネクタハウジングの端子収容室に接続用端子が半挿入状態で収容されていることを係止突起30で検知することができなくなる。
その結果、端子収容室16に接続用端子18が半挿入状態で収容された一方のコネクタハウジング12に他方のコネクタハウジング12を積層して合体することになり、最終的に形成されたコネクタ10が電気的接続不良を引き起こし、その品質及び信頼性を低下させる恐れがある。
本発明は上記課題を解決し、コネクタハウジングに接続用端子が半挿入状態で収容されているのを確実に検知し、接続用端子が半挿入状態のコネクタハウジングを積層して合体するのを防止するコネクタを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載された発明は、
接続用端子を収容する複数のコネクタハウジングの両側部における前後方側に設けられ、コネクタハウジングを積層して合体するコネクタハウジングロック手段と、一方のコネクタハウジングに突設され、そのコネクタハウジングが積層される他方のコネクタハウジングに収容された接続用端子に係合することにより、接続用端子の半挿入状態を検知する係止突起とを備えたコネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの方側に設けられたコネクタハウジングロック手段は、互いに重なり合うコネクタハウジングのうち、いずれか一方のコネクタハウジングに設けられた係合凹部と、いずれか他方のコネクタハウジングに設けられ、かつ前記一方のコネクタハウジングの係合凹部と係合する係合凸部とからなり、
前記コネクタハウジングの後方側に設けられたコネクタハウジングロック手段は、互いに重なり合うコネクタハウジングのうち、いずれか一方のコネクタハウジングに設けられた係合凹部と、いずれか他方のコネクタハウジングに設けられ、かつ前記一方のコネクタハウジングの係合凹部と係合する係合凸部とからなり、
前方側及び後方側に設けられたコネクタハウジングロック手段は、それぞれ互いに重なり合うコネクタハウジングのうち、前方側のコネクタハウジングロック手段の係合凹部に係合凸部が係合し、かつ後方側のコネクタハウジングロック手段の係合凹部に係合凸部が係合することで、両コネクタハウジングを積層状態で合体させることができるようになっており、
前記コネクタハウジングの前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合力が後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合力よりも小さくなるように設定され、
前記コネクタハウジングの積層状態で上側となる前記コネクタハウジングの下面には、係止突起が突設され、下側となる前記コネクタハウジングの上面には、前記係止突起が入り込む係合凹部が形成され、
前記接続用端子が前記コネクタハウジングの端子収容室に半挿入状態で収容されている場合は、前記コネクタハウジングを互いに重ね合わせたときに、前記上側のコネクタハウジングの係止突起が前記下段のコネクタハウジングの係合凹部に挿入されなくなることにより、接続用端子の端子収容室への半挿入状態を検知すると共に、
前記コネクタハウジングに前記接続用端子が半挿入状態で収容されている場合、前記前方側のコネクタハウジングロック手段の係合凹部に係合凸部が係合することなく、前記コネクタハウジングを積層して合体するのを阻止することを特徴としている。
本発明の請求項1に記載のコネクタによると、前記コネクタハウジングの方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合力が、方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合力よりも小さくなるように設定され、コネクタハウジングに接続用端子が半挿入状態で収容されている場合コネクタハウジングを積層して合体するのを阻止するようにしている。
一方のコネクタハウジングに接続用端子が半挿入状態で収容されている場合、そのコネクタハウジングに積層される他方のコネクタハウジングの係止突起が、一方のコネクタハウジングに半挿入状態で収容された接続用端子に係合せず、半挿入状態で収容された接続用端子近傍の両コネクタハウジング間に隙間が生じる反面、他方のコネクタハウジングが押し付け力で撓み、両コネクタハウジングの両側部が接近又は接触することにより、コネクタハウジングの両側部の一方側と他方側に設けられたコネクタハウジングロック手段の係合凹部と係合凸部を一旦係合させることが可能になる。
ところが、これらコネクタハウジングロック手段の係合凹部と係合凸部には、他方のコネクタハウジングを撓ませる押し付け力に相当する反力が作用するので、方側の両コネクタハウジングロック手段における係合凹部と係合凸部の係合力はコネクタハウジングを積層して合体するために必要な係合力を有し、方側の両コネクタハウジングロック手段における係合凹部と係合凸部の係合状態が維持されるのに対し、方側の両コネクタハウジングロック手段よりも係合力が小さく設定されている方側の両コネクタハウジングロック手段における係合凹部と係合凸部の係合が前記押し付け力の反力作用で外れ、コネクタハウジングを積層して合体することができなくなる。
これにより、コネクタハウジングに接続用端子が半挿入状態で収容されている場合、方側の両コネクタハウジングロック手段が接続用端子の半挿入状態を検知する役割をする。コネクタハウジングに接続用端子が奥まで正しく挿入されて正常に収容されている場合には、コネクタハウジングの押し付け力による反力が小さいので、方側の両コネクタハウジングロック手段における係合凹部と係合凸部の係合が外れず、コネクタハウジングを積層して合体することができる。
よって、コネクタハウジングに接続用端子が半挿入状態で収容されている場合、それを確実に検知し、接続用端子が半挿入状態で収容されたコネクタハウジングを積層して合体するのを防止し、形成されたコネクタが電気的接続不良を引き起こすことがなく、その品質及び信頼性を向上させることができる。
また、コネクタ固定された電線が、コネクタの近傍でコネクタハウジング同士の積層状態を解除する方向に引っ張られた場合、仮に方側の両コネクタハウジングロック手段の係合力が方側の両コネクタハウジングロック手段の係合力よりも小さく設定されていると、方側の両コネクタハウジングロック手段における係合が容易に外れてしまい、コネクタハウジング同士の積層状態を保持できなくなる懸念がある。これに対し、本明では、方側の両コネクタハウジングロック手段の係合力が方側の両コネクタハウジングロック手段の係合力よりも大きく設定されているため、方側の両コネクタハウジングロック手段における係合が容易に外れないので、コネクタハウジング同士の積層状態を保持することができる。
なお、方側の両コネクタハウジングロック手段の係合力は限りなく小さくすることが可能であるが、方側の両コネクタハウジングロック手段そのものを無くしてしまうことは好ましくない。なぜならば、方側の両コネクタハウジングロック手段そのものを無くしてしまうと、コネクタ組み立て作業者は方側の両コネクタハウジングロック手段を係合しようという動機付けがなくなるため、コネクタハウジング間の隙間量の大きさのみで接続用端子の半挿入検知を行う恐れがあり、該半挿入検知の確実性が低くなる。これに対し本発明の場合、すなわち方側の両コネクタハウジングロック手段が存在している場合は、コネクタ組み立て作業者は方側の両コネクタハウジングロック手段を係合しようと試みるため、コネクタハウジング間の隙間量だけでなく、方の両コネクタハウジングロック手段の係合が外れてしまうという現象からも接続用端子の半挿入検知を行うことができ、該半挿入検知の確実性が増す。
そこで、一方のコネクタハウジングに接続用端子が半挿入状態で収容されている場合、そのコネクタハウジングに積層される他方のコネクタハウジングの係止突起が、一方のコネクタハウジングに半挿入状態で収容された接続用端子に係合せず、半挿入状態で収容された接続用端子近傍の両コネクタハウジング間に隙間が生じる反面、他方のコネクタハウジングが押し付け力で撓み、両コネクタハウジングの両側部が接近又は接触することにより、コネクタハウジングの両側部の前後方側に設けられたコネクタハウジングロック手段の係合凹部と係合凸部を係合させることが可能になる。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1に記載のコネクタにおいて、前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合凸部における鉤部の係合面が、凸弧面状又は係合凸部の長手方向軸線に対して鈍角度の傾斜面状に形成され、後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合凸部における鉤部の係合面が、係合凸部の長手方向軸線に対してほぼ垂直な面状に形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項に記載のコネクタによると、後方側の両コネクタハウジングロック手段は、これまで使用されているものと構成が同じで新たに設計する手間が省けるほか、前方側の両コネクタハウジングロック手段における係合凸部の形状が簡単になる。従って、コネクタハウジングロック手段の形成が容易になり、コネクタのコストを低減させることができるので好ましい。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は請求項2に記載のコネクタにおいて、前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合凸部における鉤部の係合高さが、後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合凸部における鉤部の係合高さよりも低くなるように構成されていることを特徴としている。
本発明の請求項に記載のコネクタによると、前方側の両コネクタハウジングロック手段の係合力を後方側の両コネクタハウジングロック手段の係合力よりも小さく設定することが容易になるので好ましい。
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のコネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合力は、接続用端子が半挿入状態の場合には該前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段における係合が外れるとともに、接続用端子が適正に挿入された状態の場合には該前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段における係合が保持される程度に規定されていることを特徴としている。
本発明の請求項に記載のコネクタによると、前記コネクタハウジングの前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合力は、接続用端子が半挿入状態の場合には該前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段における係合が外れるとともに、接続用端子が適正に挿入された状態の場合には該前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段における係合が保持される程度に規定されているので、接続用端子が半挿入状態の場合を両コネクタハウジングロック手段が外れることで外部から容易に確認することができる。
また、本発明の請求項5に記載された発明は、前記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたコネクタの複数のコネクタハウジング内に前記接続用端子が収容されるとともに、前記コネクタがホルダに収容されてなるコネクタ保持構造であることを特徴としている。
本発明の請求項記載のコネクタによると、前記請求項1乃至請求項5に記載されたコネクタの複数のコネクタハウジング内に前記接続用端子が収容されるとともに、前記コネクタがホルダに収容されてなるコネクタ保持構造であるので、接続用端子が半挿入状態となったコネクタをホルダ内に収容するのを確実に防止できる。これに加えて、このようなコネクタをホルダに挿入することでコネクタの積層状態をより確実に維持できる。
次に、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。なお、背景技術に記載したコネクタ10と同一構成、機能を有するものには同一符号が付してある。先ず本発明の第1の好ましい形態にかかるコネクタ11を図1乃至図6に基づいて説明する。
このコネクタ11は、複数(図示例は10個)のプラスチック製のコネクタハウジング12と、これらコネクタハウジング12を上下方向に複数段(図示例は10段)に積層して合体するプラスチック製のコネクタハウジングロック手段15,17と、コネクタハウジング12に突設され、そのコネクタハウジング12が積層される他方(下段)のコネクタハウジング12の端子収容室16に収容された接続用端子18に係合することにより、接続用端子18の抜け防止と半挿入状態を検知する係止突起30とを備えている。
コネクタハウジング12は、ワイヤーハーネス等を構成する電線に圧着等により接続された複数(図示例では10個)のメス状の接続用端子18を収容する複数(図示例では10室)の端子収容室16が横方向に単層に併設される。また、コネクタハウジング12は、端子収容室16の後方側が上方に開口されており、図4に示すように、端子収容室16の前方側における一方の壁、即ち、上壁16aには、例えば、端子収容室16の長手方向に形成された一対のスリット20(図3(A)参照)により、基先端が前記上壁16aに支持される両持ち構造で、背中側に厚肉となる肉盛り部24(図3乃至図5等参照)と、内側に接続用端子18の先端側上部に突設されたタブ状の係止受部18a(図4参照)に係合される係止爪26が形成されたプラスチック製の弾性係止片からなるランス22が設けられる。
前記ランス22の位置に対応する端子収容室16の反対側の他方の壁、即ち、下壁16bには、図3(B)及び図4に示すように、隣接する下段のコネクタハウジング12の端子収容室16に接続用端子18が挿入された場合(図4参照)、接続用端子18の係止受部18aに係止爪26が当接し、上方に少し持ち上げられるランス22の肉盛り部24を受け入れて、ランス22が外側に変位するのを許容するスリット状の細穴からなるランス受入部28が設けられる。接続用端子18の係止受部18aがランス22の係止爪26に係合することにより、ランス22の肉盛り部24が下がり、接続用端子18がランス22に係合し、端子収容室16から抜けないように固定される。
コネクタハウジング12における端子収容室16のランス22よりも後方に位置する下壁16bの下部(下面)には、図2及び図3(B)に示すように、例えば角型の係止突起30が突設され、これが該コネクタハウジング12と積層される下段のコネクタハウジング12の端子収容室16に収容された接続用端子18の係合凹部18b(図4参照)に挿入されて係合することにより、接続用端子18の端子収容室16からの抜け防止(ランス22による抜け防止と合せて二重係止機能を有する)と半挿入状態を検知することができるようになっている。係合凹部18bは図3(A)に図示された端子収容室16の後方側(接続用端子18の挿入開始側)の上方開口部を利用しているが、係止突起30の挿入を受け入れることができる程度の大きさを有し、かつ、係止突起30の形状に見合う形状の凹部とし、端子収容室16の後方側の上方開口部を無くすようにしても良い。このようにすると、端子収容室16の後方側から端子収容室16内に塵埃等が侵入するのを抑制できるので好ましい。なお、31は端子収容室16の前壁16cに設けられた相手方コネクタ等(図示せず)の接続バー(オス端子)が挿入される接続バー挿入穴である。
前記コネクタハウジング12の前方側(接続用端子18が挿入される方向の挿入終了側)に設けられた両コネクタハウジングロック手段15は、図1(B)、図3(A),(B)、及び図5に示すように、コネクタハウジング12の両側部12aにおける前方側にそれぞれ設けられ、例えば、上部に設けられた係合凹部32と、これに対応する例えば下部に設けられた係合凸部33とからなる。そして、一方(下段)のコネクタハウジング12に設けられた係合凹部32と、そのコネクタハウジング12に積層される他方(上段)のコネクタハウジング12に設けられた係合凸部33との係合により、両コネクタハウジング12を積層して合体することができるようになっている。
前記コネクタハウジングの後方側(接続用端子18が挿入される方向の挿入開始側)に設けられた両コネクタハウジングロック手段17は、図1(B)、図3(A),(B)及び図6に示すように、コネクタハウジング12の両側部12aにおける後方側にそれぞれ設けられ、例えば上部に設けられた係合凹部32と、これに対応する、例えば下部に設けられた係合凸部34とからなる。そして、一方(下段)のコネクタハウジング12に設けられた係合凹部32と、そのコネクタハウジング12に積層される他方(上段)のコネクタハウジング12に設けられた係合凸部34との係合により、両コネクタハウジング12を積層して合体することができるようになっている。
更に詳細に説明すると、コネクタハウジングロック手段15における係合凹部32は、図5に示すように、例えば横方向に開口するコ字状の凹溝からなり、係合凸部33は、両側部12aより下方へ突出する直線状係止片の先端に係合凹部32に係合する内向きの鉤部(フック)35を有する。コネクタハウジングロック手段17における係合凹部32は、図6に示すように、横方向に開口するコ字状の凹溝からなり、係合凸部34は、両側部12aより下方へ突出する直線状係止片の先端に係合凹部32に係合する内向きの鉤部37を有する。
また、前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段15の係合凹部32と係合凸部33の係合力が、後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段17の係合凹部32と係合凸部34の係合力よりも小さくなるように設定されている。即ち、図7に示すように、両コネクタハウジングロック手段15の係合凸部33における鉤部35は、その係合凹部32に押当する係合面35aが凸弧面状に、かつ鉤部35の係合高さHが両コネクタハウジングロック手段17の係合凸部34における鉤部37の係合高さhよりも低くなるように形成され、両コネクタハウジングロック手段17の係合力よりも小さくなるように設定されている。
一方、後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段17の係合凸部34における鉤部37は、その係合面37aが、図8に示すように、係合凸部34の長手方向軸線Pに対してほぼ垂直な面状に、かつ鉤部37の係合高さhが係合凹部32のコ字状の凹溝にしっかり係合する高さに形成され、係合凹部32と係合凸部34の係合力がコネクタハウジング2を積層して合体した状態を確実に保持するために必要な大きさに設定されている。
なお、前方側の両コネクタハウジングロック手段15の係合凸部33における鉤部35は、係合凹部32に押当する係合面が、凸弧面状の係合面35aに代えて、図9(A)に示すように、係合凸部33の長手方向軸線Pに対して鈍角度θの略V状突起の傾斜面状の係合面35bに形成されるか、又は、図9(B)に示すように、係合凸部33の長手方向軸線Pに対して鈍角度θの滑り台型の傾斜面状の係合面35c等に形成されるようにしても良い。また、両コネクタハウジングロック手段15における係合凹部32の形状は、コ字状の凹溝の代わりに、係合凸部33の鉤部35の係合面が凸弧面状の係合面35aの場合には、これに見合う凹弧面状凹溝に、鉤部35の係合面が略V状突起の傾斜面状の係合面35bの場合には、これに見合う略V状凹溝に、又は、鉤部35の係合面が滑り台型の傾斜面状の係合面35cの場合には、これに見合う三角状凹溝に形成されていても良い。係合凹部32の形状が、上記鉤部35のこれら係合面35a,35b,35c等に見合う凹溝に形成されていると、両コネクタハウジングロック手段15における係合凹部32と係合凸部33の係合力を所望の大きさに設定することが容易になるので好ましい。
また、前記コネクタハウジング12の両側部12aにおける前後方側に設けられたコネクタハウジングロック手段17間の例えば上部には、図1(B)及び図3に示すように、積層されたコネクタハウジング12同士の相対移動を拘束する矩形状の案内凹溝36が設けられ、これに対応する例えば両側部12aの下部には、案内凹溝36に嵌合する矩形板状の案内リブ38が下方に突出して設けられ、一方のコネクタハウジング12の案内凹溝36に、積層される他方(上段)のコネクタハウジング12の案内リブ38が挿脱自在に嵌着されている。
本発明のコネクタ11は上記のような構成になっている。このコネクタ11を組み立てる場合には、例えば、各コネクタハウジング12の端子収容室16に、電線W(図2参照)に接続された接続用端子18を挿入して収容する。
次に、接続用端子18が収容された最下段のコネクタハウジング12の上に、接続用端子18が収容された下から2段目のコネクタハウジング12を重ね合わせ、その案内リブ38を最下段のコネクタハウジング12の案内凹溝36に挿着して位置決めする。
次に、最下段のコネクタハウジング12に2段目のコネクタハウジング12を押し付けて、最下段のコネクタハウジング12の前後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段15,17の係合凹部32と、2段目(上段)のコネクタハウジング12の前後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段15,17の係合凸部33,34の鉤部35,37とを係合させると共に、2段目のコネクタハウジング12に突設された係止突起30を、最下段のコネクタハウジング12の端子収容室16に収容された接続用端子18の係合凹部18bに挿入して係合させ、最下段のコネクタハウジング12に収容された接続用端子18の抜け防止と半挿入状態を検知しながら、最下段のコネクタハウジング12に2段目のコネクタハウジング12を積層して合体する。
次に、2段目のコネクタハウジング12の上に接続用端子18が収容された下から3段目のコネクタハウジング12を重ね合わせて位置決めし、同様にして前後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段15,17の係合凹部32と係合凸部33,34の鉤部37とを係合させると共に、3段目のコネクタハウジング12の係止突起30を2段目のコネクタハウジング12に収容された接続用端子18の係合凹部18bに係合させ、2段目のコネクタハウジング12に3段目のコネクタハウジング12を積層して合体する。以下同様な操作を繰り返して、コネクタハウジング12を、例えば、上下10段に順次積層して合体し、最上段のコネクタハウジング12の上に、コネクタハウジング12の大きさに合せた矩形板状のカバー40を装着することにより組み立て、コネクタ11を形成する(図1(A),(B)及び図2参照)。
なお、コネクタ11を組み立てる場合に、上記したような接続用端子18が収容されたコネクタハウジング12を重ね合わせて順次積層するのではなく、コネクタハウジング12を1層積層する毎に、上段に積層されたコネクタハウジング12の端子収容室16に接続用端子18を挿入して収容し、このような操作を繰り返して、コネクタハウジング12を順次積層して合体することにより行うようにしても良い。
コネクタ11を組み立てる過程において、コネクタハウジング12同士を重ね合わせて積層する際、コネクタハウジング12に接続用端子18が奥まで正しく挿入されて正常に収容されている場合には、図10(A)に示すように、コネクタハウジングロック手段15,17の係合凹部と係合凸部が係合する。これに対して、あるコネクタハウジング12の端子収容室16に、接続用端子18が奥まで正しく挿入されず、半挿入状態で収容されたような場合、そのコネクタハウジング12に隣接する他方のコネクタハウジング12を重ね合わせ、コネクタハウジングロック手段15,17で積層して合体しようとすると、図10(B)に示すように、前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段15の係合凹部32と係合凸部33との係合が外れる。これにより、接続用端子18の半挿入状態が検知される。この場合には、接続用端子18が半挿入状態のコネクタハウジング12を修理するか、或いは、正常なコネクタハウジング12と交換する等して、組み立て作業を行う。
本発明のコネクタ11によると、前記コネクタハウジング12の前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段15の係合力が、後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段17の係合力よりも小さくなるように設定されている。
そこで、一方のコネクタハウジング12に接続用端子18が半挿入状態で収容されている場合、そのコネクタハウジング12に積層される他方のコネクタハウジング12の係止突起30が、一方のコネクタハウジング12に半挿入状態で収容された接続用端子18に係合せず、半挿入状態で収容された接続用端子18近傍の両コネクタハウジング12間に隙間が生じる反面、他方のコネクタハウジング12が押し付け力で撓み、両コネクタハウジング12の両側部12aが接近又は接触することにより、コネクタハウジング12の両側部12aの前後方側に設けられたコネクタハウジングロック手段15,17の係合凹部32と係合凸部33,34とを係合させることが可能になる。
ところが、これらコネクタハウジングロック手段15,17の係合凹部32と係合凸部33,34には、他方のコネクタハウジング12を撓ませる押し付け力に相当する反力が作用するので、後方側の両コネクタハウジングロック手段17における係合凹部32と係合凸部34の係合力はコネクタハウジング12を積層して合体するために必要な大きさを有し、後方側の両コネクタハウジングロック手段17における係合凹部32と係合凸部34の係合状態が維持されるのに対し、後方側の両コネクタハウジングロック手段17よりも係合力が小さく設定されている前方側の両コネクタハウジングロック手段15における係合凹部32と係合凸部33の係合が前記押し付け力の反力作用で外れ、コネクタハウジング12を積層して合体することができなくなる。
これにより、コネクタハウジング12に接続用端子18が半挿入状態で収容されている場合、前方側の両コネクタハウジングロック手段15が接続用端子18の半挿入状態を検知する役割をする。コネクタハウジング12に接続用端子18が奥まで正しく挿入されて正常に収容されている場合には、コネクタハウジング12の押し付け力による反力が小さいので、前方側の両コネクタハウジングロック手段15における係合凹部32と係合凸部33の係合が外れず、コネクタハウジング12を積層して合体することができる。
よって、コネクタハウジング12に接続用端子18が半挿入状態で収容されている場合、それを確実に検知し、接続用端子18が半挿入状態で収容されたコネクタハウジング12を積層して合体するのを防止し、形成されたコネクタ11が電気的接続不良を引き起こすことがなく、その品質及び信頼性を向上させることができる。
また、仮に後方側の両コネクタハウジングロック手段17の係合力が前方側の両コネクタハウジングロック手段15の係合力よりも小さく設定されていても、接続用端子の半挿入検知はできるが、電線Wが接続用端子18の近傍でコネクタハウジング同士の積層状態を解除する引き裂き方向に引っ張られた場合、後方側の両コネクタハウジングロック手段17における係合が容易に外れてしまい、コネクタハウジング12同士の積層状態を保持できなくなる懸念がある。これに対し、本実施形態では、後方側の両コネクタハウジングロック手段17の係合力が前方側の両コネクタハウジングロック手段15の係合力よりも大きく設定されているため、図6に示すように、後方側の両コネクタハウジングロック手段17における係合が容易に外れないので、コネクタハウジング12同士の積層状態を保持することができる。
また、前方側の両コネクタハウジングロック手段15の係合凸部33における鉤部35の係合面が凸弧面状の係合面35a又は係合凸部33の長手方向軸線Pに対して鈍角度θの傾斜面状の係合面35b,35cに形成され、後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段17の係合凸部34における鉤部37の係合面が係合凸部34の長手方向軸線Pに対してほぼ垂直な面状の係合面37aに形成されていると、後方側の両コネクタハウジングロック手段17は、これまで使用されているものと構成が同じで新たに設計する手間が省ける他、前方側の両コネクタハウジングロック手段15における係合凸部33の形状が簡単になる。従って、コネクタハウジングロック手段15,17の形成が容易になり、コネクタ11のコストを低減させることができるので好ましい。
更に、前方側の両コネクタハウジングロック手段15の係合凸部33における鉤部35の係合高さHが、後方側の両コネクタハウジングロック手段17の係合凸部34における鉤部37の係合高さhよりも低くなるように構成されていると、前方側の両コネクタハウジングロック手段15の係合力を後方側の両コネクタハウジングロック手段17の係合力よりも小さく設定することが容易になるので好ましい。
続いて、本発明にかかるコネクタの別の実施形態について説明する。この実施形態は、低嵌合のためにレバーが備わったLIF(Low Insertion Force)コネクタに関する。かかるLIFコネクタには、上述の実施形態と同等の構成の積層型コネクタがホルダに嵌合され、このホルダがオスコネクタに嵌められてレバーを介して低嵌合可能となっている。
以下、いくつか種類のあるLIFコネクタのコネクタについてそれぞれ説明する。なお、上述の実施形態と同等の構成については、対応する符号を付して詳細な説明を省略する。まず、このコネクタの一つとして、図11乃至図17に示す2.3端子6極コネクタ101(図14参照)の構造について説明する。
図14に示す2.3端子6極コネクタ101(以下、「コネクタ101」とする)とは、一辺が2.3mmの端子を6極並列に受け入れることができるコネクタハウジングを積層させたコネクタを指している。このコネクタ101は、全て例えばPBTなどの成型性と強度に優れた材質でできており、図11に示すハウジングカバー140と、図12に示すハウジング本体110と、図13に示す下端ハウジング150とから構成されている。
ハウジングカバー140は、図11(A)に示すように、その上面の一定領域に補強用リブ141が格子状に形成されている。これによって、端子半挿入状態でハウジングカバー140が反ったままハウジング本体110に被せられることなく、上述の実施形態と同様に前側の係合部が外れるようになっている。
また、ハウジングカバー140は、左右非対称に形成され、このハウジングカバー140がハウジング本体110に逆向きで被せられるのを防止している。また、ハウジングカバー140の裏面には、図11(B)に示すように、その幅方向両側にそれぞれ2つずつ係合凸部143,144が形成されている。そして、前側(コネクタ101をホルダに挿入する側)の係合凸部143は、図33に示すように、その先端の鉤部145が断面半円状に形成され、このハウジングカバー140が被せられるハウジング本体110の係合凹部131にこの鉤部145が嵌り易く、かつ端子半挿入状態で外れ易くなっている。一方、後側の係合凸部144は、上述の実施形態と同様に段付き鉤状の鉤部147として形成され(図8参照)、鉤部147が一旦相手側の係合凹部132と係合すると簡単に外れないようになっている。また、ハウジングカバー140の中央部分には接続用端子抜け防止用の係止突起部148がカバー幅方向に所定間隔をなして形成されている(図11(B)参照)。
ハウジング本体110は、図12(A)に示すように、内部に端子収容室116が6ヶ所並列に形成され、ハウジング本体上面にこの端子収容室116にそれぞれ対応する端子抜け防止用の窓部117が6ヶ所形成されている。また、ハウジング本体110の両側部には積層される上側のハウジング本体110又はハウジングカバー140に係合する係合凹部131,132がそれぞれ前後方向に形成されている。
また、ハウジング本体下面には、図12(B)に示すように、端子抜け防止用の係止突起部130がハウジング幅方向所定間隔を隔てて形成されている。また、ハウジング本体下面の両側部の前側には最初の実施形態及び本実施形態のハウジングカバー140に形成された係合凸部と同様の係合力の小さい係合凸部133(図33参照)が形成されているとともに、後側にも最初の実施形態及び本実施形態のハウジングカバー140に形成された係合凸部と同様の係合力の大きい係合凸部134が形成されている。
なお、ハウジング本体前側の係合凹部131の断面は、最初の実施形態と異なり、断面半円状の係合凹部131に形成されるとともに(図33参照)、ハウジング本体後側の係合凹部132の断面は、積層されるハウジング本体110又はハウジングカバー140の鉤状の係合凸部134,144にしっかりと係合する図8に示すような段部が形成されている。これによって、ハウジング本体110に接続用端子19(図17参照)が半挿入されたままこの上面に他のハウジング本体110を積層したり、ハウジングカバー140を被せようとしたりすると、接続用端子19の係止受部19aにハウジング本体110の係止突起部130やハウジングカバー140の係止突起部148が侵入せず、その結果、ハウジング本体前側の係合部が外れて、端子半挿入状態を容易に確認できるようになっている。
また、各端子収容室116には、各接続用端子19と係合するランス122が形成されている(図12(B)参照)。また、ハウジング本体110の両側部には左右非対称に形成され、ハウジング本体110をホルダへ逆挿入するのを防止している。
続いて、2.3端子6極下端ハウジング150の構成について説明する。この下端ハウジング150の構成は、上述したハウジング本体110の構成と基本的に同じであるが、コネクタ組み付け状態においてこれが最も下側に位置することから明らかな通り、図13(B)に示すように、下端ハウジング150の下面両側部前後に係合凸部が形成されていない点と、各端子収容室156に対応する位置に端子抜け防止用突起部が形成されていない点が上述したハウジング本体110と構成上異なっている。
すなわち、それ以外の構成、具体的にはハウジング内の端子収容室156、接続用端子19を保持するランス162、ハウジング上面の窓部157、ハウジング両側部の前後方向に突出した係合凹部171,172はハウジング本体110と同様の構成として形成されている。
以上のような構成を有する下端ハウジング150、ハウジング本体110、及びハウジングカバー140をこの順番に積層させていく。この際、上述した実施形態と同様に、ハウジング本体110及びハウジングカバー140の前側の係合凸部133,143とこれが積層されるハウジング本体110及び下端ハウジング150の前側の係合凹部131,171との係合力が、ハウジング本体110及びハウジングカバー140の後側の係合凸部134,144とこれが積層されるハウジング本体110及び下端ハウジング150の後側の係合凹部132,172との係合力より小さくなっている。そのため、仮に接続用端子19が端子半挿入状態のままコネクタ101を組付けようとすると、接続用端子が半挿入された下端ハウジング150やハウジング本体110とその上側のハウジング本体110やハウジングカバー140との間の前側の係合凸部133,143と係合凹部131,171との係合が外れて、端子半挿入状態であることが検知できる。その結果、端子半挿入状態のまま、コネクタ101を組付けるのを防止できる。
図14は、このようにして組付けたコネクタ101の斜視図で、図15は端子嵌合面側から見た正面図、図16はコネクタ101の側面図、図17はコネクタ101の接続用端子挿入方向に沿った断面図である。
続いて、0.64端子3極コネクタ201(図21参照)について説明する。この0.64端子3極コネクタ201(以下、「コネクタ201」とする)は、0.64端子を3極並列に収容する下端ハウジング250(図20参照)に同じく0.64端子を3極並列に収容するハウジング本体210(図19参照)を所定数積層させて、上部にハウジングカバー240(図18参照)を被せた構成を有している。なお、この場合の0.64端子とは端子幅が0.64mmである小型の接続用端子18(図30参照)を指している。なお、上述のコネクタ101の構成と同等の構成に関しては対応する符号を図面に付して詳細な説明を省略する。
ハウジングカバー上面にはコネクタ201のホルダへの挿入方向を示す矢印241が形成されている(図18(A)参照)。また、ハウジングカバー240の下面両側部中央には、案内リブ249が突出形成されている(図18(B)参照)。同様に、ハウジング本体210の下面両側部中央には、案内リブ239が突出形成されている(図19(B)参照)。一方、ハウジング本体210上面両側部中央には、案内リブ249,239を受け入れる案内溝部218が形成されるとともに(図19(A)参照)、下端ハウジング250上面両側部中央にも、案内リブ249を受け入れる案内溝部258が形成されている(図20参照)。
そして、このコネクタ201についてもコネクタハウジングの各ハウジングの係合力を前側が後側よりも小さくすることで、組付けられたコネクタ201が上述したような効果と同様の効果、すなわち、接続用端子18が半挿入状態において、ハウジングカバー240、ハウジング本体210、下端ハウジング250の前側の係合部が外れることで、この端子挿入状態を容易に確認できる効果を奏するようになっている。
続いて、0.64端子6極コネクタ301,302(図27及び図31参照)について説明する。なお、上述のコネクタ101,201の構成と同等の構成に関しては対応する符号を図面に付して詳細な説明を省略する。
この0.64端子6極コネクタ301,302(以下、「コネクタ301,302」とする)は、0.64端子を6極並列に収容する下端ハウジング350に同じく0.64端子を6極並列に収容するハウジング本体310を所定数積層させて、上部に2種類のハウジングカバー380,390のいずれかを被せた構成を有している。この場合、ハウジングカバーは、図23に示すAタイプのハウジングカバー380と図24に示すBタイプのハウジングカバー390と2種類用意されている。これは、このコネクタ301,302が挿入されるホルダの種類に応じて設けられたものであり、Aタイプのハウジングカバー380を被せたコネクタ301(図27参照)は、これに対応するAタイプのホルダにのみ挿入されてBタイプのホルダには挿入不能となっている。一方、Bタイプのハウジングカバー390を被せたコネクタ302(図31参照)はこれが対応するBタイプのホルダにのみ挿入されてAタイプのホルダには挿入不能となっている。
そして、このコネクタ301,302についても各コネクタハウジングの係合力を前側が後側よりも小さくすることで、組付けられたコネクタ301,302が上述した効果と同様の効果、すなわち、接続用端子18が半挿入状態において、ハウジングカバー340、ハウジング本体310、下端ハウジング350の前側の係合部が外れることで、この端子挿入状態を容易に確認できる効果を奏するようになっている。
また、これらのコネクタ101,201,301,302において、下端コネクタハウジング150,250,350、コネクタハウジング本体110,210,310、及びハウジングカバー140,240,380,390の前側係合部の係合力を後側係合部の係合力よりも小さくすることで、上述した端子半嵌合検知の効果に加えて図34(B)に示すような効果を生じさせている。以下、この効果について具体的に説明する。
図34(A)はコネクタ101,201,301,302の各コネクタハウジングやハウジングカバー同士の係合力を上述の実施形態と異なり前側が後側よりも大きくすることで、接続用端子半挿入状態を検知する変形例を示している。このような変形例の構造によっても接続用端子半挿入状態を検知できるが、コネクタを組付けた後に隣接した電線Wを互いに引き離すように引っ張ると(図34(A)の矢印参照)、コネクタハウジングの後側の係合力が弱いが故に、一旦積層されたコネクタハウジングが図34(A)に示すように容易に外れてしまうおそれがある。しかしながら、本実施形態のようにコネクタ101,201,301,302の下端ハウジングやハウジング本体間の前側係合部の係合力を後側係合部の係合力よりも弱くすることで、図34(B)に示すように、隣接した電線Wを互いに引き離すように引っ張っても、下端ハウジングやハウジング本体間の後側の十分な係合力によって、一旦積層された下端ハウジングやハウジング本体、及びハウジングカバーが外れにくいというメリットを有している。
続いて、このように組付けられたコネクタ101,201,301,302を挿入収容するホルダ500について説明する。このホルダ500は、上述のように組付けたコネクタ101,201,301,302を挿入収容し、レバーによるテコの原理によってこれらのコネクタ101,201,301,302に挿入されたメス端子をオスコネクタ(図41参照)のオス端子(図41では図示せず)に嵌合させる役目を果たしている。ホルダ500は、強度と成型性に優れた例えばPBTなどの樹脂でできており、図35の斜視図に示すような24極Aタイプホルダ510や、図36の斜視図に示す24極Bタイプホルダ520、図37の斜視図に示す66極ホルダ530等幾つかのタイプのホルダから構成されている。
より詳細には、図35に示す24極Aタイプホルダ510(以下、「ホルダ510」とする)は、Aタイプの0.64端子3極の4段積層コネクタ201(図21参照)を挿入収容する0.64端子収容部511と、これと隣接してレバー係合爪保護用壁部517を隔てて両側に形成された2.3端子6極の単層コネクタを挿入収容する2.3端子収容部512,513を備えている。なお、ホルダ510の下側には、2.3端子6極の単層コネクタと係合して、これをホルダ内に保持するランス514が並列に形成されている。これによって、1つの0.64端子3極の4段積層コネクタ201と、2つの2.3端子6極の単層コネクタ、すなわち合計24極の接続用端子をこのホルダ510に収容可能となっている。
また、テコの原理を利用してこれらのコネクタ201や単層のコネクタの接続用端子をオスコネクタのオス端子に低嵌合させる側面視略T字状をなしたレバー515がホルダ510に取り付けられている。なお、レバー515の一部はホルダ510のレバー係合爪保護用壁部517に収容され、レバー515の操作部516のみがホルダ510から突出している。
図36に示す24極Bタイプホルダ520は、基本的構成が図35に示した24極Aタイプホルダ510と共通している。なお、このホルダ520にもコネクタ低嵌合用のレバー525が備わっている。
図37に示す66極ホルダ530は、Bタイプの0.64端子6極の4段積層コネクタ302(図31参照)を挿入収容する0.64端子収容部531と、Aタイプの0.64端子6極4段積層コネクタ301(図27参照)を挿入収容する0.64端子収容部532と、2.3端子6極の3段積層コネクタ101(図14参照)を挿入収容する1つの2.3端子収容部533が備わっている。また、これらのコネクタ302,301,101の接続用端子をテコの原理によってオスコネクタのオス端子に収容するレバー535が、上述の実施形態と異なり、上面視で角型U字状に形成されてホルダ530の両側部を跨ぐようにホルダ530に取り付けられている。
図38は、1つのAタイプの0.64端子3極4段積層コネクタ201と、2つの2.3端子6極単層コネクタ110’を挿入収容した状態の24極Aタイプホルダ510を示した斜視図である。
また、図39は、1つのBタイプの0.64端子3極4段積層コネクタハウジング201と、2つの2.3端子6極単層コネクタ110’を挿入収容した状態の24極Bタイプホルダ520を示した斜視図である。
また、図40は、Aタイプの0.64端子6極の4段積層コネクタ302と、Bタイプの0.64端子6極の4段積層コネクタ301と、2.3端子6極の3段積層コネクタ101を挿入収容した状態の66極ホルダ530を示した斜視図である。
そして、ホルダ510をオスコネクタ600のホルダ収容部610に挿入するとともに、ホルダ520をオスコネクタ600のホルダ収容部620に挿入する。なお、ホルダ530についてはここでは図示しないオスコネクタのコネクタ収容部に挿入する。その後、各ホルダ510,520,530に備わったレバーを起こして各ホルダ510,520,530を図41に示す例えばPBT等の強度と成型性に優れたオスコネクタ600の所定のホルダ収容部610,620に挿入する。オスコネクタ600には、ここでは図示しない底部にホルダの極数に対応したオス端子が突出形成されている。また、これらのオス端子はここでは図示しない基板や電線に接続されている。オスコネクタ600の各ホルダ収容部610,620にレバーを立てたままホルダを挿入した後、ホルダ側の接続用端子をオスコネクタ側のオス端子に半嵌合させた状態でレバーを倒すことで、ここでは詳細には図示しないが、レバーに備わった係合爪とオスコネクタ600の係合凹部とが係合しながらテコの原理によってホルダ510,520,530がオスコネクタ600の各ホルダ収容部に低嵌合力で引き込まれる。これによって、ホルダ側に備わったメス端子をオスコネクタ側に備わったオス端子に完全嵌合させるように導く。
以上のようにして、本発明の後者の実施形態であるLIFコネクタにおいても、本発明を適用して前者の実施形態である積層コネクタにおいて生じる効果、すなわち接続用端子が半挿入状態の場合を両コネクタハウジングロック手段が外れることで外部から確認できるとともに、接続用端子の半挿入状態となったコネクタをホルダ内に収容するのを防止する効果を十分発揮することができるようになる。
本発明の好ましい形態のコネクタを示すもので、図1(A)は正面図、図1(B)は右側面図である。 図1(A)のX−X線矢視断面図である。 図1のコネクタを構成するコネクタハウジングを示すもので、図3(A)は表側から見た斜視図、図3(B)は裏側から見た斜視図である。 図1のコネクタにおいて、積層されたコネクタハウジングに接続用端子が収容され、ランス及び係止突起で抜け止めされた状態を示す拡大断面図である。 図3のコネクタハウジングの前方側に設けられたコネクタハウジングロック手段の係合凹部と係合凸部の係合状態を示す拡大断面図である。 図3のコネクタハウジングの後方側に設けられたコネクタハウジングロック手段の係合凹部と係合凸部の係合状態を示す拡大断面図である。 図5の係合凸部を示す拡大断面図である。 図6の係合凸部を示す拡大断面図である。 図7の係合凸部の変形例を示すもので、図9(A)は鉤部の係合面が略V状突起の傾斜面状に、図9(B)は鉤部の係合面が滑り台型の傾斜面状に形成されている状態の拡大断面図である。 図3のコネクタハウジングを積層する際、コネクタハウジングロック手段の係合状態を示すもので、図10(A)は接続用端子が正常に収容されている場合の側面図、図10(B)は接続用端子が半挿入状態で収容されている場合の側面図である。 本発明の2.3端子ハウジングカバーを斜め上方から見た斜視図(図11(A))及びこの2.3端子ハウジングカバーを斜め下方から見た斜視図(図11(B))である。 本発明の2.3端子ハウジング本体を斜め上方から見た斜視図(図12(A))及びこの2.3端子ハウジング本体を斜め下方から見た斜視図(図12(B))である。 本発明の2.3端子下端ハウジングを斜め上方から見た斜視図(図13(A))及びこの2.3端子下端ハウジングを斜め下方から見た斜視図(図13(B))である。 図13に示した2.3端子下端ハウジングに図12に示した2.3端子ハウジング本体を積層させて、この最上部に図11に示す2.3端子ハウジングカバーをかぶせた状態の2.3端子6極3段積層コネクタを斜め上方から示す斜視図である。 図14に示した2.3端子6極3段積層コネクタを端子嵌合面側から見た正面図である。 図14に示した2.3端子6極3段積層コネクタを側方から見た側面図である。 図14に示した2.3端子6極3段積層コネクタを接続用端子の長手方向に沿って切断した状態を側方から見た断面図である。 本発明の0.64端子3極ハウジングカバーを斜め上方から見た斜視図(図18(A))及びこの0.64端子3極ハウジングカバーを斜め下方から見た斜視図(図18(B))である。 本発明の0.64端子3極ハウジング本体を斜め上方から見た斜視図(図19(A))及びこの0.64端子3極ハウジング本体を斜め下方から見た斜視図(図19(B))である。 本発明の0.64端子3極下端ハウジングを斜め上方から見た斜視図(図20(A))及びこの0.64端子3極ハウジング下端ハウジングを斜め下方から見た斜視図(図20(B))である。 図20に示した0.64端子3極下端ハウジングに図19に示した0.64端子3極ハウジング本体を積層させて、この最上部に図18に示す0.64端子3極ハウジングカバーをかぶせた状態の0.64端子3極4段積層コネクタを斜め上方から示す斜視図である。 図21に示した0.64端子3極4段積層コネクタを端子嵌合面側から見た正面図である。 本発明の0.64端子6極ハウジングカバーのAタイプを斜め上方から見た斜視図(図23(A))及びこの0.64端子6極ハウジングカバーを斜め下方から見た斜視図(図23(B))である。 本発明の0.64端子6極ハウジングカバーのBタイプを斜め上方から見た斜視図(図24(A))及びこの0.64端子6極ハウジングカバーを斜め下方から見た斜視図(図24(B))である。 本発明の0.64端子6極ハウジング本体を斜め上方から見た斜視図(図25(A))及びこの0.64端子6極ハウジング本体を斜め下方から見た斜視図(図25(B))である。 本発明の0.64端子6極下端ハウジングを斜め上方から見た斜視図(図26(A))及びこの0.64端子6極下端ハウジングを斜め下方から見た斜視図(図26(B))である。 図26に示した0.64端子6極下端ハウジングに図25に示した0.64端子6極ハウジング本体を積層させて、この最上部に図23に示す0.64端子6極ハウジングカバーのAタイプを被せた状態の0.64端子6極4段積層コネクタを斜め上方から示す斜視図である。 図27に示した0.64端子6極4段積層コネクタを端子嵌合面側から見た正面図である。 図27に示した0.64端子6極4段積層コネクタを側方から見た側面図である。 図27に示した0.64端子6極4段積層コネクタを端子の長手方向に沿って切断した状態を側方から見た断面図である。 図26に示した0.64端子6極下端ハウジングに図25に示した0.64端子6極ハウジング本体を積層させて、この最上部に図24に示す0.64端子6極ハウジングカバーのBタイプを被せた状態の0.64端子4段積層コネクタを斜め上方から示す斜視図である。 図31に示した0.64端子6極4段積層コネクタを端子嵌合面側から見た正面図である。 下端ハウジング、ハウジング本体、及びハウジングカバーの前側の係合凸部と係合凹部を拡大して示した断面図である。 下端ハウジング同士や下端ハウジングとハウジング本体との前側の係合部の係合力を後側の係合部の係合力よりも大きくした場合の隣接したハウジング本体同士又は隣接したハウジング本体と下端ハウジングの電線を引っ張った状態を示す側面図(図34(A))、及び下端ハウジング同士や下端ハウジングとハウジング本体との前側の係合部の係合力を後側の係合部の係合力よりも小さくした場合の隣接したハウジング本体同士又は隣接したハウジング本体と下端ハウジングの電線を引っ張った状態を示す側面図(図34(B))である。 24極Aタイプホルダを示す斜視図である。 24極Bタイプホルダを示す斜視図である。 66極ホルダを示す斜視図である。 24極Aタイプホルダに0.64端子6極4段Aタイプ積層コネクタ及び単層の2.3端子コネクタを挿入した状態を示す斜視図である。 24極Bタイプホルダに0.64端子6極3段Bタイプ積層コネクタ及び単層の2.3端子コネクタを挿入した状態を示す斜視図である。 66極ホルダに0.64端子6極4段積層コネクタ及び2.3端子6極3段積層コネクタを挿入した状態を示す斜視図である。 24極Aタイプホルダや24極Bタイプホルダを挿入してコネクタ低嵌合を実現させるオスコネクタを示す斜視図である。 従来のコネクタを構成するコネクタハウジングを示すもので、図42(A)は表側から見た斜視図、図42(B)は裏側から見た斜視図である。 図42のコネクタハウジングが積層され、下段のコネクタハウジングに収容された接続用端子がランス及び係止突起で二重に抜け防止された状態を示す拡大断面図である。 図42のコネクタハウジングを積層して合体するコネクタハウジングロック手段の係合凹部と係合凸部の係合状態を示す拡大断面図である。 図42のコネクタハウジングを上下10段に積層して合体することにより形成された従来のコネクタを示すもので、図45(A)は正面図、図45(B)は右側面図である。
符号の説明
10 コネクタ
11 コネクタ
12 コネクタハウジング
12a 側部
14,15 コネクタハウジングロック手段
16 端子収容室
16a 上壁
16b 下壁
16c 前壁
17 コネクタハウジングロック手段
18 接続用端子
18a 係止受部
18b 係合凹部
19 接続用端子
19a 係止受部
20 スリット
22 ランス
24 肉盛り部
26 係止爪
28 ランス受入部
30 係止突起
31 接続バー挿入穴
32 係合凹部
33,34 係合凸部
35 鉤部(フック)
35a,35b,35c 係合面
36 案内凹溝
37 鉤部(フック)
37a 係合面
38 案内リブ
40 カバー
101 コネクタ(2.3端子6極コネクタ
110 ハウジング本体
110’ 2.3端子6極単層コネクタ
116 端子収容室
117 窓部
122 ランス
130 係止突起部
131,132 係合凹部
133,134 係合凸部
140 ハウジングカバー
141 補強用リブ
143,144 係合凸部
145 鉤部
147 鉤部
148 係止突起部
150 下端ハウジング
150 2.3端子6極下端ハウジング
156 端子収容室
157 窓部
162 ランス
171,172 係合凹部
201 コネクタ(0.64端子3極コネクタ
210 ハウジング本体
218 案内溝部
239 案内リブ
240 ハウジングカバー
241 矢印
249 案内リブ
258 案内溝部
250 下端ハウジング
301,302 コネクタ(0.64端子6極コネクタ
310 ハウジング本体
340 ハウジングカバー
350 下端ハウジング
380,390 ハウジングカバー
500 ホルダ
510 (24極Aタイプ)ホルダ
511 0.64端子収容部
512,513 2.3端子収容部
514 ランス
515 レバー
516 操作部
517 レバー係合爪保護用壁部
520 (24極Bタイプ)ホルダ
525 コネクタ低嵌合用レバー
530 (66極)ホルダ
531,532 0.64端子収容部
533 2.3端子収容部
535 レバー
600 オスコネクタ
610,620 ホルダ収容部
H 係合高さ
h 係合高さ
P 長手方向軸線
W 電線
θ 鈍角度

Claims (5)

  1. 接続用端子を収容する複数のコネクタハウジングの両側部における前後方側に設けられ、コネクタハウジングを積層して合体するコネクタハウジングロック手段と、一方のコネクタハウジングに突設され、そのコネクタハウジングが積層される他方のコネクタハウジングに収容された接続用端子に係合することにより、接続用端子の半挿入状態を検知する係止突起とを備えたコネクタにおいて、
    前記コネクタハウジングの方側に設けられたコネクタハウジングロック手段は、互いに重なり合うコネクタハウジングのうち、いずれか一方のコネクタハウジングに設けられた係合凹部と、いずれか他方のコネクタハウジングに設けられ、かつ前記一方のコネクタハウジングの係合凹部と係合する係合凸部とからなり、
    前記コネクタハウジングの後方側に設けられたコネクタハウジングロック手段は、互いに重なり合うコネクタハウジングのうち、いずれか一方のコネクタハウジングに設けられた係合凹部と、いずれか他方のコネクタハウジングに設けられ、かつ前記一方のコネクタハウジングの係合凹部と係合する係合凸部とからなり、
    前方側及び後方側に設けられたコネクタハウジングロック手段は、それぞれ互いに重なり合うコネクタハウジングのうち、前方側のコネクタハウジングロック手段の係合凹部に係合凸部が係合し、かつ後方側のコネクタハウジングロック手段の係合凹部に係合凸部が係合することで、両コネクタハウジングを積層状態で合体させることができるようになっており、
    前記コネクタハウジングの前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合力が後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合力よりも小さくなるように設定され、
    前記コネクタハウジングの積層状態で上側となる前記コネクタハウジングの下面には、係止突起が突設され、下側となる前記コネクタハウジングの上面には、前記係止突起が入り込む係合凹部が形成され、
    前記接続用端子が前記コネクタハウジングの端子収容室に半挿入状態で収容されている場合は、前記コネクタハウジングを互いに重ね合わせたときに、前記上側のコネクタハウジングの係止突起が前記下段のコネクタハウジングの係合凹部に挿入されなくなることにより、接続用端子の端子収容室への半挿入状態を検知すると共に、
    前記コネクタハウジングに前記接続用端子が半挿入状態で収容されている場合、前記前方側のコネクタハウジングロック手段の係合凹部に係合凸部が係合することなく、前記コネクタハウジングを積層して合体するのを阻止することを特徴とするコネクタ。
  2. 前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合凸部における鉤部の係合面が、凸弧面状又は係合凸部の長手方向軸線に対して鈍角度の傾斜面状に形成され、後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合凸部における鉤部の係合面が、係合凸部の長手方向軸線に対してほぼ垂直な面状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合凸部における鉤部の係合高さ、後方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合凸部における鉤部の係合高さよりも低くなるように構成されていることを特徴とする、請求項1又は請求項に記載のコネクタ。
  4. 記コネクタハウジングの前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段の係合力は、接続用端子が半挿入状態の場合には該前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段における係合が外れるとともに、接続用端子が適正に挿入された状態の場合には該前方側に設けられた両コネクタハウジングロック手段における係合が保持される程度に規定されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のコネクタ。
  5. 前記請求項1乃至請求項4に記載されたコネクタの複数のコネクタハウジング内に前記接続用端子が収容されるとともに、前記コネクタがホルダに収容されてなるコネクタ保持構造。
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