JP4335145B2 - 様々なシリコーン類を含む布地処理組成物、それらを調製する方法、及びそれらを使用する方法 - Google Patents

様々なシリコーン類を含む布地処理組成物、それらを調製する方法、及びそれらを使用する方法 Download PDF

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Description

本発明は、布地処理組成物に関する。本発明はまた、そのような布地処理組成物による布地処理の用途において布地を処理し、それによって改善された布地ケアを提供する方法に関する。本発明は、このような布地処理組成物を調製する方法にさらに関する。
布地を洗濯するときには、消費者は、洗浄の優秀さだけを望むのではなく、優れた布地ケア効果の付与も求める。そのようなケアは、皺低減効果;皺除去効果;防皺効果;布地柔軟性効果;布地感触効果;衣類形状保持効果;衣類形状回復効果;弾力性効果;アイロンがけの容易さの効果;香料効果;カラーケア効果;又はこれらのいずれかの組み合わせのうちの1つ以上によって例示することができる。
洗濯操作の間に布地ケア効果を提供できる組成物が知られており、例えば、すすぎ添加布地柔軟化組成物の形態がある。また、洗浄効果と、布地ケア効果、例えば布地柔軟化効果とを同時に提供できる組成物も知られており、例えば、「ツー・イン・ワン(2-in-1)」組成物、及び/又は「洗いを通じて柔軟化する」組成物の形態がある。PCT国際公開特許WO00/24853及びWO00/24857(共にユニリーバ(Unilever)、2000年5月4日公開)は、数ある中でも、アミノポリジメチル−シロキサンポリアルキレンオキシドコポリマー類から選択される皺低減剤を含む、洗濯洗剤組成物を記載している。PCT国際公開特許WO00/71806(ユニリーバ(Unilever)、2000年11月30日公開)では、陽イオン性の四級アンモニウム布地柔軟化活性物質と、特定の粘度の乳化シリコーンとを含む、布地柔軟化組成物が開示されている。EP989226(ダウ・コーニング(Dow Corning)、1999年9月24日公開)は、シリコーン油100部と、平均粒径0.1μm〜500μmのシリコーンゴム5〜200部と、水とを含む、水を主体とする繊維処理剤を請求している。米国特許第6,136,215号(ダウ・コーニング(Dow Corning)、2000年10月24日付与)は、特定の式を有するアミン−、多官能性−シロキサンと、特定の式を有するポリオール−、アミド−官能性シロキサンとの組み合わせと、特定の式のアミン−、ポリオール、アミド−官能性シロキサンコポリマーを含む活性成分とを含む、繊維処理組成物を記載している。EP1199350(ゴールドシュミット(Goldschmidt)、2002年4月24日公開)は、洗剤配合における四級ポリシロキサン類の使用を開示して、布地柔軟化効果を請求している。PCT国際公開特許WO02/18528(プロクター・アンド・ギャンブル(Procter & Gamble)、2002年3月7日公開)は、布地ケア改善のための布地ケア及び香料組成物を記載しており、当該組成物は、1つ以上のポリシロキサンユニット及び1つ以上の四級窒素部分を含む陽イオン性シリコーンポリマーと、1つ以上の洗濯補助物質とを含む。
当該技術分野の進展にもかかわらず、布地ケアの改善が依然として必要とされている。具体的には、陽イオン性シリコーン類と他の布地ケア成分とを、両者の組み合わせが妥協のないレベルの布地ケアを提供するように選択することに関して、未解決の重要な問題が残っている。さらに、当該組成物が洗濯洗剤組成物であるときには、優れた布地ケア効果を保証すると同時に、卓越した洗浄及び配合安定性若しくは柔軟性を確実にするような形で、陰イオン性界面活性剤と選ばれた陽イオン性シリコーン類とを組み合わせることが、依然として特に困難である。
したがって、本発明の目的には、前述した技術的問題を解決すること、並びに優れた布地ケアを確実にする、特に選ばれた陽イオン性シリコーン類、シリコーン類、及び所望により他の補助剤を有する組成物及び方法を提供することが含まれる。
本発明の必須成分は、少なくとも1つの特定の陽イオン性シリコーンポリマーを必須要素の1つとして含む、布地処理組成物である。本発明の組成物のもう1つの必須成分は、窒素非含有シリコーンポリマーである。特定の陽イオン性シリコーンポリマーと、特定の窒素非含有シリコーンポリマーとの組み合わせが、家庭での洗濯において優れた布地ケアを提供する。
本発明は、前述で例示したような優れた布地ケア及び/又は衣類ケアを付与する。さらに、本発明は、厳密な実施形態によっては、提供される家庭用洗濯組成物の優れた配合の柔軟性及び/又は配合安定性を含めた、他の利点を有する。
驚いたことに、陽イオン性シリコーンポリマー及び窒素非含有シリコーンポリマーの両方の選択を適切に配慮すると、家庭用洗濯製品の予期せぬ良好な布地ケア効果及び/又は消費者の承認が得られることが判明した。さらに、本発明で見出された家庭での洗濯における優れた布地ケア又は衣類ケア効果には、予期せぬことに、自動洗濯機で洗う前の処理(前処理効果)や、本発明の製品が機器内ですすぎの際又は布地若しくは衣類の脱水若しくは乾燥の際に使用されるとき、あるいは機器外部で使用されるときに保証される効果を含めた、洗いを通しての効果及び後処理効果のように、本明細書の製品が様々な方式で使用されるときの効果も含まれる。さらに、レジメン的な効果、すなわち、従来の洗剤を含む製品システムの使用から、本発明の組成物及びそれと共に使用するために特に配合された組成物の使用を含む製品システムへと切り替える効果が見出された。具体的には、特定の陽イオン性シリコーンポリマーと窒素非含有シリコーンポリマーとの組み合わせが、布地ケアに対する相乗効果を提供することが判明しており、すなわち、両方の成分の組み合わせは、それら2つの構成成分の一方だけを、組み合わせた濃度で単独で使用したときにもたらされる柔軟性と比べた柔軟性のように、所与の濃度において、より大きな布地ケア効果を提供することが判明している。また、特定の陽イオン性シリコーンポリマーと窒素非含有シリコーンポリマーとの組み合わせが、汚れに対して、またさらに、陰イオン性界面活性剤を含む洗剤組成物が使用された事前の洗いサイクルから布地内に残ったままになることのある陰イオン性界面活性剤に対しても、より高い堅牢性を示すことも判明している。
本発明は、1つ以上のポリシロキサンユニット及び1つ以上の四級窒素部分を含む少なくとも1つ以上の陽イオン性シリコーンポリマー類と、1つ以上の窒素非含有シリコーンポリマー類とを含む布地処理組成物であって、陽イオン性シリコーンポリマー類と窒素非含有シリコーンポリマー類との重量比が10:1〜0.01:1、好ましくは5:1〜0.05:1、より好ましくは1:1〜0.1:1であることを特徴とする布地処理組成物に関する。
本発明は、基材を処理する方法についてさらに記載する。この方法には、基材と本発明の布地処理組成物とを、当該基材が処理されるように接触させることが含まれる。
本発明はまた、a)窒素非含有シリコーンポリマーと陽イオン性シリコーンポリマーとを事前混合する工程であって、所望により、溶媒系、1つ以上の界面活性剤、1つ以上のシリコーン含有界面活性剤、1つ以上の低粘性シリコーン含有溶媒、及びこれらの混合物から成る群から選択される1つ以上の成分の存在下で事前混合する工程と、b)他の成分すべてを事前混合する工程と、c)前記2つのプレミックスa)及びb)を組み合わせる工程とを含む、本発明の布地処理組成物又は本発明の液体洗濯洗剤組成物を調製する方法を開示する。
本発明には、布地基材に布地ケア効果を付与するための、本発明の布地処理組成物の使用がさらに含まれる。
(A.陽イオン性シリコーンポリマー)
本発明の組成物での使用に選択される陽イオン性シリコーンポリマーは、好ましくは1つ以上のポリシロキサンユニット、1〜1000、好ましくは20〜500、より好ましくは50〜300、最も好ましくは100〜200の重合度cを有する、式−{(CHSiO}−のポリジメチルシロキサンユニットと、少なくとも1つのジ四級(diquaternary)ユニットを含むオルガノシリコーン非含有ユニットとを含む。本発明の好ましい一実施形態では、選択される陽イオン性シリコーンポリマーは、0.05〜1.0モル分率、より好ましくは0.2〜0.95モル分率、最も好ましくは0.5〜0.9モル分率の、陽イオン性の二価の有機部分から選択されるオルガノシリコーン非含有ユニットを有する。陽イオン性の二価の有機部分は、好ましくは、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,6−ヘキサンジアンモニウムユニットから選択される。
選択される陽イオン性シリコーンポリマーはまた、オルガノシリコーン非含有ユニット全体の0〜0.95モル分率、好ましくは0.001〜0.5モル分率、より好ましくは0.05〜0.2モル分率の、次式のポリアルキレンオキシドアミン類を含有することができ:
[−Y−O(−C2aO)−Y−]
式中、Yは、二級若しくは三級アミンを含む二価の有機基であり;aは、2〜4であり、bは、0〜100である。ポリアルキレンオキシドブロックは、ランダム又はブロック式に、エチレンオキシド(a=2)、プロピレンオキシド(a=3)、ブチレンオキシド(a=4)、及びこれらの混合物で構成されてよい。
このようなポリアルキレンオキシドアミン含有ユニットは、シリコーンポリマー構造内に、ハンツマン・コーポレーション(Huntsman Corporation)からジェファミン(Jeffamine)(登録商標)の商品名で販売されるような化合物を組み込むことによって得ることができる。好ましいジェファミン(Jeffamine)は、ジェファミンED−2003(Jeffamine ED-2003)である。
選択される陽イオン性シリコーンポリマーはまた、オルガノシリコーン非含有ユニット全体の0、好ましくは0.001〜0.2モル分率の−NR+(式中、Rは、アルキル、ヒドロキシアルキル、又はフェニル)を含有することができる。これらのユニットは、エンドキャップと考えることができる。
さらに、選択される陽イオン性シリコーンポリマーは、一般に、四級部分の電荷の均衡を保つために、無機及び有機陰イオンから選択される陰イオン、より好ましくは飽和及び不飽和のC〜C20カルボキシレート類及びこれらの混合物から選択される陰イオンを含有しており、したがって、陽イオン性シリコーンポリマーはまた、四級部分の電荷の均衡を保つ割合でこのような陰イオンを含む。
概念的には、本明細書の選択される陽イオン性シリコーンポリマー類を、有利には、布地持続性ではない(non-fabric-substantive)、表面エネルギーを変化させる、ポリシロキサンユニットで構成された「ループ(loops)」と、布地持続性(fabric-substantive)の「フック(hooks)」とを含めた、非架橋又は「線状」ブロックコポリマー類と考えることができる。選択される陽イオン性ポリマー類の好ましい部類の1つ(以下で構造1によって示される)は、単一のループと2つのフックとを含むものと考えることができ;きわめて好ましい別の部類は、2つ以上、好ましくは3つ以上の「ループ」と、2つ以上、好ましくは3つ以上の「フック」とを含み(以下で構造2a及び2bによって示される)、さらに他の部類(以下で構造3によって示される)は、単一の「フック」からの2つの「ループ」側枝を含む。
本明細書での陽イオン性シリコーンポリマー類の選択において特に重要であるのは、「フック」がシリコーンを含有せず、各「フック」が少なくとも2個の四級窒素原子を含むことである。
本明細書での好ましい陽イオン性シリコーンポリマー類の選択において、やはり重要であるのは、四級窒素が「線状」ポリマーの「主鎖」に優先的に位置することであり、これは、四級窒素が、「主鎖」から外れて「側枝」又は「ダングリング」構造を形成する1つ若しくは複数の部分に組み込まれる、代替的な、あまり好ましくない構造とは対照的である。
構造は、末端部分によって完成され、当該末端部分は、非荷電部分又は荷電部分であり得る。さらに、ある特定の割合の非四級シリコーン非含有部分、例えば、前述した[−Y−O(−C2aO)−Y−]部分も存在し得る。
言うまでもなく、提示される概念モデルは、他の部分、例えば結合(connector)部分を制限することを目的としたものではなく、これら他の部分は、布地有益剤として意図される機能を大幅に妨害しないことを条件に、選択される陽イオン性シリコーンポリマー類中に存在することができる。
より詳細には、本明細書の陽イオン性シリコーンポリマー類は、1つ以上のポリシロキサンユニットと1つ以上の四級窒素部分とを有してなり、これには、陽イオン性シリコーンポリマーが次式:(構造1)を有するポリマー類が含まれ、
Figure 0004335145
式中:
−Rは、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、及びこれらの混合物から成る群から独立して選択され;
−Rは、1個以上の酸素原子を含有し得る二価の有機部分(このような部分は、好ましくは、C及びHから、又は、C、H、及びOから本質的になる)から成る群から独立して選択され;
−Xは、開環エポキシド類から成る群から独立して選択され;
−Rは、次式を有するポリエーテル基から独立して選択され:
−M(C2aO)−M
式中、Mは、二価の炭化水素残基であり;Mは、H、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール;シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル、ポリアルキレンオキシド、又は(ポリ)アルコキシアルキルであり;
−Zは、少なくとも1個の四級化窒素原子を含む一価の有機部分から成る群から独立して選択され;
−aは、2〜4であり;bは、0〜100であり;cは、1〜1000、好ましくは20より大きく、より好ましくは50より大きく、好ましくは500未満、より好ましくは300未満、最も好ましくは100〜200であり;dは、0〜100であり;nは、陽イオン性シリコーンポリマーに関連した正電荷の数で、2以上であり;Aは、一価の陰イオンである。
構造1の陽イオン性シリコーンポリマー類の好ましい一実施形態では、Zは、次から成る群から独立して選択され:
Figure 0004335145
式中:
−R12、R13、R14は、同一又は異なるものであり、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド;(ポリ)アルコキシアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;
−R15は、−O−又はNR19であり;
−R16は、二価の炭化水素残基であり;
−R17、R18、R19は、同一又は異なるものであり、H、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド、(ポリ)アルコキシアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;eは、1〜6である。
きわめて好ましい一実施形態では、本明細書の陽イオン性シリコーンポリマー類は、1つ以上のポリシロキサンユニットと1つ以上の四級窒素部分とを有してなり、これには、陽イオン性シリコーンポリマーが次式:(構造2a)を有するポリマー類が含まれ:
構造2a:次の交互ユニットで構成される陽イオン性シリコーンポリマー:
(i)次式のポリシロキサン
Figure 0004335145
及び
(ii)少なくとも2個の四級化窒素原子を含む二価の有機部分。
構造2aが、示された式のポリシロキサンと二価の有機部分との両方の交互の組み合わせを含んでなり、この二価の有機部分が、前述した記述における好ましい「フック」に対応するオルガノシリコーン非含有部分であることに留意されたい。
この好ましい陽イオン性シリコーンポリマーでは、
−Rは、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、及びこれらの混合物から成る群から独立して選択され;
−Rは、1個以上の酸素原子を含有し得る二価の有機部分から成る群から独立して選択され;
−Xは、開環エポキシド類から成る群から独立して選択され;
−Rは、次式を有するポリエーテル基から独立して選択され:
−M(C2aO)−M
式中、Mは、二価の炭化水素残基であり;Mは、H、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル、ポリアルキレンオキシド、又は(ポリ)アルコキシアルキルであり;
−aは、2〜4であり;bは、0〜100であり;cは、1〜1000、好ましくは20より大きく、より好ましくは50より大きく、好ましくは500未満、より好ましくは300未満、最も好ましくは100〜200であり;dは、0〜100である。
構造2aの陽イオン性シリコーンポリマーのさらにきわめて好ましい一実施形態では、陽イオン性シリコーンポリマーは、構造2aとして前述した式のポリシロキサン(i)が次から成る群から選択される(ii)陽イオン性の二価の有機部分と共に存在する、構造式2bを有してなり:
Figure 0004335145
(iii)所望により、次式のポリアルキレンオキシドアミンも存在し:
[−Y−O(−C2aO)−Y−]
−Yは、二級若しくは三級アミンを含む二価の有機基、好ましくはC〜Cアルキレンアミン残基であり;aは、2〜4であり;bは、0〜100であり;ポリアルキレンオキシドブロックは、ランダム又はブロック式に、エチレンオキシド(a=2)、プロピレンオキシド(a=3)、ブチレンオキシド(a=4)、及びこれらの混合物で構成されてよく;
(iv)所望により、次から成る群から選択される、末端基として使用される陽イオン性の一価の有機部分も存在し:
Figure 0004335145
式中:
−R、R、R、R、R、R、R10、R11は、同一又は異なるものであり、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド;(ポリ)アルコキシアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;あるいは、R及びR、又はR及びR、又はR及びR10、又はR及びR11は、架橋アルキレン基の構成要素であってもよく;
−R12、R13、R14は、同一又は異なるものであり、C1〜22アルキル;C2〜22アルケニル;C6〜22アルキルアリール;C1〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド;(ポリ)アルコキシアルキル基、及びこれらの混合物から成る群から選択され;
−R15は、−O−又はNR19であり;
−R16及びMは、同一又は異なる二価の炭化水素残基であり;
−R17、R18、R19は、同一又は異なるものであり、H、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド、(ポリ)アルコキシアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;
−Z及びZは、少なくとも2個の炭素原子を含み、所望によりヒドロキシ基を含有する、同一又は異なる二価の炭化水素基であり、1つ若しくはいくつかのエーテル基、エステル基、又はアミド基によって割り込まれていてもよく;
ここで、オルガノシリコーン非含有部分の全モル数に対する分率として表したときに、陽イオン性の二価の有機部分(ii)は、好ましくは0.05〜1.0モル分率、より好ましくは0.2〜0.95モル分率、最も好ましくは0.5〜0.9モル分率で存在し;ポリアルキレンオキシドアミン(iii)は、0.0〜0.95モル分率、好ましくは0.001〜0.5、より好ましくは0.05〜0.2モル分率で存在することができ;存在する場合、陽イオン性の一価の有機部分(iv)は、0〜0.2モル分率、好ましくは0.001〜0.2モル分率で存在し;
−eは、1〜6であり;mは、陽イオン性の二価の有機部分に関連した正電荷の数で、2以上であり;Aは、陰イオンである。
構造2bが、示された式のポリシロキサンと二価の有機部分との両方の交互の組み合わせを含んでなり、この二価の有機部分が、前述した一般的記述における好ましい「フック」に対応するオルガノシリコーン非含有部分であることに留意されたい。構造2bには、任意のポリアルキレンオキシ部分及び/若しくは末端基部分が存在する実施形態、又は存在しない実施形態がさらに含まれる。
さらにもう1つの実施形態では、本明細書の陽イオン性シリコーンポリマー類は、1つ以上のポリシロキサンユニットと1つ以上の四級窒素部分とを有してなり、これには、陽イオン性シリコーンポリマーが次式:(構造3)を有するポリマー類が含まれ、
Figure 0004335145
式中:
−Rは、C1〜22アルキル;C2〜22アルケニル;C6〜22アルキルアリール;アリール;シクロアルキル、及びこれらの混合物から成る群から独立して選択され;
−Rは、1個以上の酸素原子を含有し得る二価の有機部分から成る群から独立して選択され;
−Xは、開環エポキシド類から成る群から独立して選択され;
−Rは、次式を有するポリエーテル基から独立して選択され:
−M(C2aO)−M27
式中、Mは、二価の炭化水素残基であり;Mは、H、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル、ポリアルキレンオキシド、又は(ポリ)アルコキシアルキルであり;
−Xは、開環エポキシド類から成る群から独立して選択され;
−Wは、少なくとも1個の四級化窒素原子を含む二価の有機部分から成る群から独立して選択され、
−aは、2〜4であり;bは、0〜100であり;cは、1〜1000、好ましくは20より大きく、より好ましくは50より大きく、好ましくは500未満、より好ましくは300未満、最も好ましくは100〜200であり;dは、0〜100であり;nは、陽イオン性シリコーンポリマーに関連した正電荷の数で、1以上であり;Aは、一価の陰イオン、換言すれば、好適な対イオンである。
構造3の好ましい陽イオン性シリコーンポリマー類では、Wは、次から成る群から選択され:
Figure 0004335145
−R、R、R、R、R、R、R10、R11は、同一又は異なるものであり、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド;(ポリ)アルコキシアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;あるいは、R及びR、又はR及びR、又はR及びR10、又はR及びR11は、架橋アルキレン基の構成要素であってもよく;
−Z及びZは、少なくとも2個の炭素原子を含み、所望によりヒドロキシ基を含有する、同一又は異なる二価の炭化水素基であり、1つ若しくはいくつかのエーテル基、エステル基、又はアミド基によって割り込まれていてもよい。
次の特許及び特許出願を参照すると、やはり、本発明で使用するのに適した陽イオン性シリコーンポリマー類が開示されている:PCT国際公開特許WO02/06403;WO02/18528、EP1199350;DE OS10036533;WO00/24853;WO02/10259;WO02/10257、及びWO02/10256。
合成例 − 特に公知でなければ、又は特に市販されていなければ、本明細書の陽イオン性シリコーンポリマー類を、PCT国際公開特許WO02/18528に開示の従来の技術によって調製することができる。
(B.窒素非含有シリコーンポリマー)
本発明の組成物での使用に選択される窒素非含有シリコーンポリマーには、非イオン性、陰イオン性、双性、及び両性の窒素非含有シリコーンポリマー類が含まれる。
好ましくは、窒素非含有シリコーンポリマーは、式(I)〜(III)を有する非イオン性の窒素非含有シリコーンポリマー類及びそれらの混合物から選択され:
Figure 0004335145
−(RSiO−[(RSiO]−[(R)(R)SiO]−Si(R−R
(II);
Figure 0004335145
式中、各Rは、1〜20個の炭素原子を有する線状、分枝状、又は環状アルキル基;2〜20個の炭素原子を有する線状、分枝状、又は環状アルケニル基;6〜20個の炭素原子を有するアリール基;7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基;7〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル及びアリールアルケニル基、並びにこれらの混合物から成る群から独立して選択され;各Rは、1〜20個の炭素原子を有する線状、分枝状、又は環状アルキル基;2〜20個の炭素原子を有する線状、分枝状、又は環状アルケニル基;6〜20個の炭素原子を有するアリール基;7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基;アリールアルキル;7〜20個の炭素原子を有するアリールアルケニル基、及び一般式(IV)を有するポリ(エチレンオキシド/プロピレンオキシド)コポリマー基から成る群から独立して選択され:
−(CHO(CO)(CO)
(IV)
ここで、少なくとも1つのRは、ポリ(エチレンオキシ/プロピレンオキシ)コポリマー基であり、各Rは、水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、及びアセチル基から成る群から独立して選択され、式中、添字wは、式(I)及び(III)の窒素非含有シリコーンポリマーの粘度が2・10−6/s(20℃で2センチストーク)〜50m/s(20℃で50,000,000センチストーク)になるような値を有してなり;aは、1〜50であり;bは、1〜50であり;nは、1〜50であり;cの合計(全ポリアルキレンオキシ側基について)は、1〜100の値を有してなり;c+dの合計は、5〜150の値を有する。
より好ましくは、窒素非含有シリコーンポリマーは、前述の式(II)〜(III)を有する線状の非イオン性の窒素非含有シリコーンポリマー類から選択され、式中、Rは、メチル、フェニル、及びフェニルアルキルから成る群から選択され;Rは、メチル、フェニル、フェニルアルキル、及び上記で定義した一般式(IV)を有する基から成る群から選択され;Rは、上記で定義した通りであり、添字wは、式(III)の窒素非含有シリコーンポリマーの粘度が0.01m/s(20℃で10,000センチストーク)〜0.8m/s(20℃で800,000センチストーク)になるような値を有してなり;aは、1〜30であり、bは、1〜30であり、nは、3〜5であり、cの合計は、6〜100であり、dの合計は、0〜3であり、c+dの合計は、7〜100である。
最も好ましくは、窒素非含有シリコーンポリマーは、前述の式(III)を有する線状の非イオン性の窒素非含有シリコーンポリマー類、及びそれらの混合物から選択され、式中、Rは、メチルであり、添字wは、式(III)の窒素非含有シリコーンポリマーの粘度が0.06m/s(20℃で60,000センチストーク)〜0.7m/s(20℃で700,000センチストーク)、より好ましくは0.1m/s(20℃で100,000センチストーク)〜0.48m/s(20℃で480,000センチストーク)になるような値を有する。
式(II)の窒素非含有シリコーンポリマー類の非限定例は、コネチカット州ダンベリー(Danbury)のウイトコ(Witco)の一部門であるOSIスペシャリティーズ・インコーポレーテッド(OSI Specialties Inc.)から入手可能なシルウェット(Silwet)(登録商標)化合物である。本発明の組成物の調製では、シルウェット(Silwet)(登録商標)化合物の群に属する窒素非含有シリコーンポリマー類を含めることが望ましい場合がある。式(I)及び(III)の窒素非含有シリコーンポリマー類の非限定例は、ダウ・コーニング(Dow Corning)から得られるシリコーン200流体(Silicone 200 fluid)シリーズである。
(C.シリコーン構成成分の重量比及び含有パーセンテージ)
陽イオン性シリコーンポリマーと窒素非含有シリコーンポリマーとの重量比は、10:1〜0.01:1、好ましくは5:1〜0.05:1、より好ましくは1:1〜0.1:1である。
本発明の組成物は、2つの構成成分の特定の重量比の上記要件が満たされることを条件に、当該組成物の0.001重量%〜90重量%、好ましくは0.01重量%〜50重量%、より好ましくは0.1重量%〜20重量%、最も好ましくは0.2重量%〜5重量%の陽イオン性シリコーンポリマーと、当該組成物の0.001重量%〜90重量%、好ましくは0.01重量%〜50重量%、より好ましくは0.1重量%〜10重量%、最も好ましくは0.5重量%〜5重量%の窒素非含有シリコーンポリマーとを含む。
(洗濯補助物質)
(a)安定剤 − 本発明の組成物は、所望により安定剤を含んでよく、好ましくは安定剤を含む。存在する場合、この構成成分の好適な濃度は、当該組成物の0.1重量%〜20重量%、好ましくは0.15重量%〜10重量%、さらに好ましくは0.2重量%〜3重量%である。安定剤は、本発明の組成物中でシリコーンポリマーを安定化させ、シリコーンポリマーが凝固及び/又はクリーム状になるのを防ぐ働きをする。これは、本発明の組成物が、強力洗浄用又は繊細な布地の洗浄用の液体若しくはゲル形態の洗濯洗剤、並びに洗濯洗剤以外の液体若しくはゲル形態の布地処理剤の場合のように流体形態であるときに、特に重要である。
本明細書に用いるのに適した安定剤は、増粘安定剤から選択することができる。これらには、ゴム類及び他の類似の多糖類、例えば、ジェランガム、カラギーナンゴム、並びに、高度にポリアニオン性である種類以外の、他の既知の種類の増粘剤及びレオロジー的添加剤が含まれており、したがって、従来の粘土類は含まれない。
より好ましくは、安定剤は、結晶性のヒドロキシル基含有安定化剤であり、さらに好ましくは、トリヒドロキシステアリン、硬化油、又はこれらの誘導体である。
理論に束縛されるものではないが、結晶性のヒドロキシル基含有安定化剤は、「糸状構造化系」の非限定例である。本明細書で使用するとき、「糸状構造化系」とは、物質が結合して凝集する傾向及び/又は相分離する傾向を低減する、化学的網状構造を提供可能な1つ以上の剤を含む系を意味する。その1つ以上の剤の例には、結晶性のヒドロキシル基含有安定化剤及び/又は水素添加ホホバが含まれる。界面活性剤は、糸状構造化系の定義に含まれない。理論に束縛されるものではないが、糸状構造化系は、そのマトリックスを冷却すると、その場で繊維状又は絡合した糸状の網状構造を形成すると考えられている。糸状構造化系は、1.5:1、好ましくは少なくとも10:1〜200:1の平均アスペクト比を有する。
糸状構造化系は、標準的な瓶から洗剤を注ぎ出すことが可能な、中間的な剪断範囲(5s−1〜50s−1)で0.002m/s(20℃で2,000センチストーク)以下の粘度を有するようにすることができ、一方、0.1s−1での製品の低い剪断粘度を、少なくとも0.002m/s(20℃で2,000センチストーク)にすることができるが、0.02m/s(20℃で20,000センチストーク)よりも大きいことがより好ましい。糸状構造化系の調製方法は、PCT国際公開特許WO02/18528に開示されている。
(b)界面活性剤 − 本組成物は、窒素非含有の非イオン性界面活性剤、窒素含有界面活性剤、及び陰イオン性界面活性剤、並びにこれらの混合物から成る群から選択される少なくとも1つの界面活性剤を所望により含んでよく、また含むことが好ましい。好ましくは、界面活性剤は、窒素非含有の非イオン性界面活性剤、陽イオン性の窒素含有界面活性剤、アミン−オキシド界面活性剤、アミン−及びアミド−官能性界面活性剤(脂肪族アミドアルキルアミド類を含む)、並びにこれらの混合物から成る群から選択される。存在する場合、この構成成分の好適な濃度は、組成物の0.1重量%〜80重量%、好ましくは0.5重量%〜50重量%、より好ましくは1重量%〜30重量%の範囲である。
(b1)窒素非含有の非イオン性界面活性剤 − 本組成物は、この種の界面活性剤を所望により含んでよく、また含むことが好ましい。存在する場合、この構成成分の好適な濃度は、組成物の0.1重量%〜80重量%、好ましくは0.5重量%〜50重量%、より好ましくは1重量%〜30重量%の範囲である。この種の好適な界面活性剤は、線状又は分枝状のヒドロカルビル部分を有するいずれか好適な洗浄性アルコール類の、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、及び混合アルキレンオキシド縮合体を含めた、アルコキシレート類から調製することができる。その例には、C〜C18アルキル及び/又はアルキルアリールアルコキシレート類、特に1〜22モルのエチレンオキシドを含有する、エトキシレート類が含まれる。これには、いわゆる狭いピークのアルキルエトキシレート類及びC〜C12アルキルフェノールエトキシレート類、特にノニルフェニルエトキシレート類が含まれる。アルコール類は、一級、二級、カーブ(Guerbet)、中鎖分枝状、又は他のいずれかの分枝種、特により生分解性の高い種類のものにすることができる。市販の物質は、シェル・ケミカル(Shell Chemical)、コンデア(Condea)、又はプロクター・アンド・ギャンブル(Procter & Gamble)から得ることができる。
本明細書で使用される他の非イオン性界面活性剤には、これらに限定するものではないが、6〜30個の炭素原子、好ましくは10〜16個の炭素原子を含有する疎水基を有する、米国特許第4,565,647号(レナド(Llenado)、1986年1月21日発行)に開示のアルキル多糖類、並びに、多糖類、例えば、1.3〜10個の多糖類ユニットを含有する親水基を有するポリグリコシドが含まれる。5〜6個の炭素原子を含有する任意の還元糖を使用することができる。所望により、疎水基が2−、3−、4−などの位置に結合されることによって、グルコシド又はガラクトシドの代わりにグルコース又はガラクトースを生じる。糖間結合は、例えば、付加させる糖ユニットの1つの位置と、元の糖ユニットの2−、3−、4−、及び/又は6位との間にすることができる。好ましいアルキルポリグリコシド類は、式RO(C2nO)(グリコシル)を有してなり、式中、Rは、アルキル、アルキル−フェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルフェニル、及びこれらの混合物から成る群から選択され、当該アルキル基は、10〜18個、好ましくは12〜14個の炭素原子を含有しており;nは、2又は3、好ましくは2であり;tは、0〜10、好ましくは0であり;xは、1.3〜10、好ましくは1.3〜3、最も好ましくは1.3〜2.7であり、グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される。
(b2)窒素含有界面活性剤 − 存在する場合、この構成成分の好適な濃度は、組成物の0.1重量%〜20重量%、より好ましくは0.5重量%〜15重量%、典型的には1重量%〜10重量%の範囲である。本明細書の窒素含有界面活性剤は、好ましくは、陽イオン性の窒素含有界面活性剤、アミンオキシド界面活性剤、アミン及びアミド官能性界面活性剤(脂肪族アミドアルキルアミン類を含む)、並びにこれらの混合物から選択される。窒素含有界面活性剤には、シリコーン界面活性剤は含まれない。この種の異なる界面活性剤を、様々な割合で組み合わせることができる。
(b2i)陽イオン性の窒素含有界面活性剤 − 本発明の組成物に使用するのに適した陽イオン性の窒素含有界面活性剤は、少なくとも1つの四級化窒素と、1つの長鎖ヒドロカルビル基とを有する。また、2つ、3つ、又はさらに4つの長鎖ヒドロカルビル基を含む化合物も含まれる。このような陽イオン性界面活性剤の例には、アルキルトリメチルアンモニウム塩、又はそれらのヒドロキシアルキル置換された類似体、好ましくは、式Rを有する化合物が含まれる。R、R、R、及びRは、C〜C26アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ベンジル、アルキルベンジル、アルケニルベンジル、ベンジルアルキル、ベンジルアルケニルから独立して選択され、Xは、陰イオンである。ヒドロカルビル基R、R、R、及びRは、独立して、一般式(CO)Hの基(xは1〜15、好ましくは2〜5の値を有する)によって、アルコキシル化、好ましくはエトキシル化又はプロポキシル化、より好ましくはエトキシル化することができる。R、R、又はRのうちベンジルであるのを1つ以下にすべきである。ヒドロカルビル基R、R、R、及びRは、独立して、1つ以上の、好ましくは2つのエステル基([−O−C(O)−];[−C(O)−O−])及び/又はアミド基([O−N(R)−];[−N(R)−O−])(Rは、上記のRとして定義される)を含むことができる。陰イオンXは、ハロゲン化物、硫酸メチル(methysulfate)、酢酸、及びリン酸から、好ましくはハロゲン化物及び硫酸メチルから、より好ましくは塩化物及び臭化物から選択してよい。R、R、R、及びRヒドロカルビル鎖は、様々なヨウ素価、好ましくは0〜140のヨウ素価をもつ、完全に飽和した、又は不飽和のものにすることができる。各長鎖アルキル又はアルケニル基の少なくとも50%は、主に線状であるが、分枝状及び/又は環状の基も含まれる。
長いヒドロカルビル鎖を1つだけ含む陽イオン性界面活性剤の場合、Rに好ましいアルキル鎖長は、C12〜C15であり、R、R、及びRに好ましい基は、メチル及びヒドロキシエチルである。
長いヒドロカルビル鎖を2つ、若しくは3つ、又はさらに4つ含む陽イオン性界面活性剤の場合、好ましい全鎖長は、C18であるが、ゼロ以外の割合の、低級の、例えば、C12、14、C16鎖と、いくらか高級の、例えば、C20鎖とを有する鎖長の混合が、かなり望ましい可能性がある。
好ましいエステル含有界面活性剤は、次の一般式を有してなり、
{(RN((CHER
式中、各R基は、C1〜4アルキル、ヒドロキシアルキル、又はC2〜4アルケニルから独立して選択され;各Rは、C8〜28アルキル又はアルケニル基から独立して選択され;Eは、エステル部分、すなわち、−OC(O)−又は−C(O)O−であり、nは、0〜5の整数であり、Xは、好適な陰イオン、例えば、塩化物、メトサルフェート(methosulfate)、及びこれらの混合物である。
好ましいエステル含有陽イオン性界面活性剤の第2の種類は、式:{(RN(CHCH(O(O)CR)CHO(O)CRによって表すことができ、式中、R、R、X、及びnは、前述のように定義される。この後者の部類は、1,2ビス[固化タローイルオキシ]−3−トリメチルアンモニウムプロパンクロリドによって例示することができる。
本発明の組成物に使用するのに適した陽イオン性界面活性剤は、水溶性、水分散性、又は非水溶性のいずれかにすることができる。
(b2ii)アミンオキシド界面活性剤 − これらの界面活性剤は、式:R(EO)(PO)(BO)N(O)(CHR’)・qHO(I)を有する。Rは、飽和又は不飽和、線状又は分枝状であることができ、且つ、8〜20個、好ましくは10〜16個の炭素原子を含有することができる、比較的長鎖のヒドロカルビル部分であり、より好ましくはC12〜C16の一級アルキルである。R’は、好ましくは、水素、メチル、及び−CHOHから選択される、短鎖部分である。x+y+zが0ではない場合、EOは、エチレンオキシ、POは、プロピレンオキシ、BOは、ブチレンオキシである。アミンオキシド界面活性剤は、C12〜14アルキルジメチルアミンオキシドによって例示される。
(b2iii)アミン及びアミド官能性界面活性剤 − これらの界面活性剤の好ましい群は、アミン界面活性剤、好ましくは、式RX(CHNRを有するアミン界面活性剤であり、式中、Rは、C〜C12アルキルであり;Xは、NH、CONH、COO、若しくはOから選択される架橋基であり、又はXが存在しないことも可能であり;xは、2〜4であり;R及びRは、それぞれ独立して、H、C〜Cアルキル、又は(CH−CH−O(R))から選択され、ここで、Rは、H又はメチルである。特に好ましいこの種の界面活性剤には、デシルアミン、ドデシルアミン、C〜C12ビス(ヒドロキシエチル)アミン、C〜C12ビス(ヒドロキシプロピル)アミン、C〜C12アミドプロピルジメチルアミン、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものが含まれる。
また、この群の界面活性剤には、式RC(O)NR’を有する脂肪酸アミド界面活性剤も含まれ、式中、Rは、10〜20個の炭素原子を含有するアルキル基であり、各R’は、好ましくは水素並びにC〜Cのアルキル及びヒドロキシアルキルから成る群から選択される、短鎖部分である。また、C10〜C18N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミド類も使用することができる。典型例には、C12〜C18N−メチルグルカミド類が含まれる。PCT国際公開特許WO92/06154を参照のこと。糖から誘導される他の窒素含有非イオン性界面活性剤には、C10〜C18N−(3−メトキシプロピル)グルカミドのような、N−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミド類が含まれる。
(b3)陰イオン性界面活性剤 − 本発明の組成物は、陰イオン性界面活性剤を含んでよく、好ましくは、少なくとも線状アルキルベンゼンスルホン酸のようなスルホン酸界面活性剤を含むが、水溶性塩の形態も使用してよい。存在する場合、この構成成分の好適な濃度は、布地処理組成物の0.01重量%〜30重量%、好ましくは0.1重量%〜20重量%、より好ましくは0.15重量%〜5重量%の範囲である。本発明の好ましい一実施形態では、当該組成物は、他の界面活性剤、例えば(b2)〜(b2iii)で前述したものと併せて、布地処理組成物の0.15重量%〜5重量%範囲の低濃度の陰イオン性界面活性剤を含む。
本明細書に用いるのに適した陰イオン性のスルホネート又はスルホン酸界面活性剤には、C5〜C20、より好ましくはC10〜C16、より好ましくはC11〜C13アルキルベンゼンスルホネート類、C5〜C20アルキルエステルスルホネート類、C6〜C22一級又は二級アルカンスルホネート類、C5〜C20スルホン化ポリカルボン酸類、及びこれらのいずれかの混合物の酸及び塩の形態が含まれるが、C11〜C13アルキルベンゼンスルホネート類が好ましい。
本発明の組成物に使用するのに適した陰イオン性の硫酸塩又は硫酸の界面活性剤には、9〜22個の炭素原子、より好ましくは12〜18個の炭素原子を有する線状若しくは分枝状のアルキル又はアルケニル部分を有する、一級又は二級アルキルサルフェート類が含まれる。
また、重量平均分枝度が(当該界面活性剤又は混合物の)少なくとも50%である、β分枝鎖アルキルサルフェート界面活性剤、又は市販物質の混合物も有用である。
また、中鎖分枝状アルキルサルフェート類又はスルホネート類も、本発明の組成物に使用するのに適した陰イオン性界面活性剤である。C5〜C22、好ましくはC10〜C20の中鎖分枝状アルキル一級サルフェート類が好ましい。混合物が使用されるときには、アルキル部分に好適な炭素原子の平均総数は、好ましくは14.5〜17.5の範囲内である。好ましいモノ−メチル−分枝状一級アルキルサルフェート類は、3−メチル〜13−メチルペンタデカノールサルフェート類、対応するヘキサデカノールサルフェート類、及びこれらの混合物から成る群から選択される。軽度の分枝を有するジメチル誘導体又は他の生分解性アルキルサルフェート類を、同様に使用することができる。
本明細書に用いるのに適した他の陰イオン性界面活性剤には、脂肪酸メチルエステルスルホネート類及び/又はアルキルエトキシサルフェート類(AES)、及び/又はアルキルポリアルコキシル化カルボキシレート類(AEC)が含まれる。陰イオン性界面活性剤の混合物、例えば、アルキルベンゼンスルホネート類とAESとの混合物を使用することができる。
陰イオン性界面活性剤は、通常は、アルカノールアミン類、又はナトリウムやカリウムのようなアルカリ金属類との塩の形態で存在する。好ましくは、陰イオン性界面活性剤は、モノエタノールアミン又はトリエタノールアミンのようなアルカノールアミン類によって中和されており、液相中で完全に溶解する。
(c)カップリング剤 − 本明細書に用いるのに適したカップリング剤には、際立った界面活性剤特性を有するもの以外、又は従来の溶媒(低級アルカノールアミン類など)以外の、脂肪族アミン類が含まれる。これらカップリング剤の例には、ヘキシルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、並びにこれらのC1〜C3二級及び三級類似体が含まれる。存在する場合、この構成成分の好適な濃度は、組成物の0.1重量%〜20重量%、より典型的には0.5重量%〜5重量%の範囲である。
特に有用なカップリング剤の群は、少なくとも5個、好ましくは6個の脂肪族炭素原子によって互いに隔てられた2つの極性基から成る分子から成る群から選択され、この群の好ましい化合物は、窒素を含有せず、これには、1,4−シクロヘキサン−ジ−メタノール(CHDM)、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、及びこれらの混合物が含まれる。1,4−シクロ−ヘキサン−ジ−メタノールは、そのシス配置、そのトランス配置、又はその両方の配置の混合のいずれかで存在してよい。
(d)洗剤ビルダー − 本発明の組成物は、所望により、当該組成物の0.0重量%〜80重量%、好ましくは5重量%〜70重量%、より好ましくは20重量%〜60重量%の濃度でビルダーを含んでよい。
一般に、既知の洗剤ビルダーのいずれも本明細書で有用であり、これには、ゼオライト類、層状シリケート類、脂肪酸類、及びアルカリ金属ポリホスフェート類のようなホスフェート類などの無機物種、並びに、特にシトレート2,2−オキシジスクシネート、カルボキシメチルオキシスクシネート、ニトリロトリアセテートなどのアルカリ金属塩を含めた有機物種が含まれる。比較的低い分子量、例えば1,000未満の分子量を有する、ホスフェート非含有の水溶性有機ビルダー類は、本明細書で使用するのにきわめて好ましい。他の好適なビルダー類には、炭酸ナトリウム、及び様々なSiO:NaO含有量の比を有する、例えば1:1〜3:1、典型的には2:1の比の、ケイ酸ナトリウムが含まれる。最も好ましいビルダー類は、シトレート2,2−オキシジスクシネート、カルボキシメチルオキシスクシネート、ニトリロトリアセテートのアルカリ金属塩である。
他の好適なビルダー類は、C12〜C18の飽和及び/又は不飽和の、線状及び/又は分枝状脂肪酸類であるが、そのような脂肪酸類の混合物が好ましい。飽和及び不飽和脂肪酸類の混合物がきわめて好ましいことが判明しており、例えば、ナタネ由来の脂肪酸とC16〜C18の初留揮発分全除去(topped whole cut)脂肪酸類との混合物、又はナタネ由来の脂肪酸とタローアルコールから誘導される脂肪酸との混合物、パルミチン酸、オレイン酸、脂肪族アルキルコハク酸、並びにこれらの混合物が好ましい。さらに好ましいのは、合成又は天然由来の分枝状脂肪酸類、特に生分解性の分枝状の種類である。
(e)布地持続性香料(Fabric substantive perfume) − 本発明の布地処理組成物は、洗った布地に清新な印象をもたらす、心地良い匂いの形態をした「香りのシグナル」を提供するための香料を含むことができる。布地持続性香料(fabric substantive perfume)成分は、好適には組成物の0.0001重量%〜10重量%の範囲の濃度であり、その沸点(B.P.)によって特徴付けられる。布地持続性香料(fabric substantive perfume)成分は、通常の標準圧力760mmHgで測定したときに、240℃以上、好ましくは250℃以上の沸点を有する。好ましくは、布地持続性香料(fabric substantive perfume)成分は、3より大きい、より好ましくは3〜6のClogPを有する。
本発明で使用される好ましい組成物は、少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ、より好ましくは少なくとも4つ、さらに好ましくは少なくとも5つ、さらに好ましくは少なくとも6つ、さらに好ましくは少なくとも7つの異なる布地持続性香料(fabric substantive perfume)成分を含有する。天然源から誘導される最も一般的な香料成分は、多数の構成成分から構成される。このような各物質が本発明の好ましい香料組成物の配合に使用されるときには、本発明を定義する目的では、それら各物質は、単一成分として数えられる。
本発明の組成物に使用するのに適した布地持続性香料(fabric substantive perfume)成分の非限定例は、PCT国際公開特許WO02/18528に開示されている。
(f)捕捉剤 − 本発明の組成物は、少なくとも0.001重量%、好ましくは0.5重量%〜10重量%、最も好ましくは5重量%までの、1つ以上の捕捉剤を含んでよい。本明細書に用いるのに適した捕捉剤は、不堅牢染料及び/又は陰イオン性界面活性剤及び/又は汚れを補足するように選択された捕捉剤から選択される。
好ましい捕捉剤は、陰イオン性染料のための固着剤、陰イオン性界面活性剤のための錯化剤、粘土汚れ制御剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される。これらの物質は、いずれか好適な比率で組み合わせることができる。好適な化合物は、一般的にゴスリンク(Gosselink)らの特許に含まれており、BASF、チバ(Ciba)、及びその他から市販されている。
(fi)陰イオン性染料のための固着剤 − 染料固着剤(Dye fixing agents)、「定着剤(fixatives)」、又は「固着剤」は、洗いに起因した布地からの染料の損失を最小限に抑えることによって、染色された布地の外観を改善するように設計された、周知の市販物質である。一部の実施形態で布地柔軟仕上げ活性物質の機能を果たすことができる構成成分は、この定義には含まれない。
陰イオン性染料のための固着剤の多くは、陽イオン性であり、使用条件下でその場で形成される強い陽イオン電荷を有する、四級化窒素化合物又は窒素化合物を主体とする。
固着剤は、いくつかの供給元から様々な商品名で入手可能である。代表例には、クロスフィールド(Crosfield)から得られるクロスカラーPMF(CROSCOLOR PMF)(1981年7月、コード番号7894)及びクロスカラーNOFF(CROSCOLOR NOFF)(1988年1月、コード番号8544);サンド(Sandoz)から得られるインドゾルE−50(INDOSOL E-50)(1984年2月27日、参照番号6008.35.84;ポリエチレンイミン系)が含まれ;サンド(Sandoz)から得られるサンドフィックスTPS(SANDOFIX TPS)が、本明細書に用いるのに好ましい染料定着剤である。さらなる非限定例には、サンド(Sandoz)から得られるサンドフィックスSWE(SANDOFIX SWE)(陽イオン性の樹脂性化合物)、CHT−ベイトリッチGMBH(CHT-Beitlich GMBH)から得られるレウィンSRF(REWIN SRF)、レウィンSRF−O、及びレウィンDWR;チバ・ガイギー(Ciba-Geigy)から得られるチノフィックス(Tinofix)(登録商標)ECO、チノフィックス(登録商標)FRD及びゾルフィン(Solfin)(登録商標)が含まれており、PCT国際公開特許WO99/14301に記載されている。本発明の組成物に使用するのに好ましい他の固着剤は、クラリアント(Clariant)から得られるカルタフィックスCB(CARTAFIX CB)(登録商標)、及びPCT国際公開特許WO99/14300に記載の環状アミン系のポリマー、オリゴマー、又はコポリマーである。
本明細書で有用な他の固着剤は、「織物繊維への染料の固定を改善するための後処理(Aftertreatments for Improving the Fastness of Dyes on Textile Fibres)」、クリストファーC.クック(Christopher C.Cook)、Rev.Prog.Coloration、XII巻(1982年)に記載されている。本発明で使用するのに適した染料固着剤は、脂肪酸−ジアミン縮合物のようなアンモニウム化合物、とりわけ、ジアミンエステル類のヒドロクロリド塩、アセテート塩、メトサルフェート塩、及びベンジルヒドロクロリド塩である。非限定例には、オレイルジエチルアミノエチルアミド、オレイルメチルジエチレンジアミンメトサルフェート、及びモノステアリルエチレンジアミノトリメチルアンモニウムメトサルフェートが含まれる。加えて、界面活性剤活性(surfactant-active)N−酸化物以外のN−酸化物、より具体的にはポリビニルピリジンN−酸化物のようなポリマーN−酸化物が、本明細書の固着剤として有用である。他の有用な固着剤には、ポリマーアルキルジアミン類の誘導体、ポリアミン−塩化シアヌル縮合物、及びアミノ化されたグリセロールジクロロヒドリン類が含まれる。
陰イオン性染料のための固着剤は、本発明の方法では、本組成物に完全に組み込まれた剤の形態で使用することができ、あるいは、それら固着剤を、陽イオン性シリコーン含有組成物と共に洗いに添加できる、別個の物品、例えば基材物品若しくはシートの形態で、本発明による洗濯処理方法に含めることによって、使用することができる。このように、固着剤は、陽イオン性シリコーン組成物の使用を補うことができる。このような染料固着物品と陽イオン性シリコーン類を含む組成物との組み合わせを、キットの形態で合わせて販売することができる。
(fii)陰イオン性界面活性剤及び/又は汚れのための捕捉剤 − 陰イオン性界面活性剤及び/又は汚れのための好適な捕捉剤には、アルコキシル化ポリアルキレンイミン類及び/若しくはそれらの四級化誘導体、並びに/又はモノ−及び/若しくはポリ陽イオン性モノ及び/若しくはポリ−四級アンモニウム系化合物が含まれる。
(g)酵素 − 本明細書に用いるのに適した酵素類には、プロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、マンナナーゼ、エンドグルカナーゼ、リパーゼ、及びこれらの混合物が含まれる。酵素類は、その技術分野で教示される濃度、例えば、ノボ(Novo)及びジェネンコア(Genencor)のような供給元によって推奨される濃度で使用することができる。組成物中での好ましい濃度は、0重量%〜5重量%、より好ましくは0.0001重量%〜5重量%である。酵素類が存在するときには、本発明の特定の実施形態では、当該酵素類を非常に低い濃度、例えば0.001%以下で使用することができ、又は本発明による強力型の洗濯洗剤配合では、当該酵素類をより高濃度、例えば0.1%以上で使用することができる。「非生物学的」洗剤を好む消費者がいることを踏まえて、本発明には、酵素を含有する実施形態と酵素を含有しない実施形態の両方が含まれる。
(h)キレート剤 − 本明細書に用いるのに適したキレート剤には、EDDS、EDTA、及びDTPAのような窒素を含有する無リンのアミノカルボキシレート類:ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸及びエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸のようなアミノホスホネート類;HEDPのような窒素非含有ホスホネート類;並びに、漂白触媒系での使用が知られているような一般的な部類の特定の大環状N−配位子の化合物のような、窒素又は酸素を含有し、カルボキシレートを含まない、無リンのキレート剤が含まれる。キレート剤の濃度は、典型的には5%未満であり、より典型的には、存在するときには、キレート剤は、0.01%〜3%の濃度である。
(i)溶媒系 − 本組成物における溶媒系は、無水又は含水のものにすることができ、この溶媒系には、水だけ、若しくは溶媒だけ、及び/又はこれらの混合物を含めることができる。好ましい有機溶媒には、1,2−プロパンジオール、エタノール、グリセロール、及びこれらの混合物が含まれる。また、他の低級アルコール類、モノエタノールアミン及びトリエタノールアミンのようなC〜Cアルカノールアミン類も使用することができる。溶媒系を、例えば本発明の無水固体の実施形態に存在させないこともできるが、より典型的には、溶媒系は、当該組成物の0.1重量%〜98重量%、好ましくは少なくとも10重量%〜95重量%、より典型的には25重量%〜75重量%の濃度で存在する。
(j)発泡系 − 本明細書に好適な発泡系には、酸と重炭酸塩若しくは炭酸塩とを組み合わせることによって、又は過酸化水素とカタラーゼとを組み合わせることによって誘導されるもの、あるいは小さな気泡を放出する他の物質のいずれかの組み合わせが含まれる。発泡系の構成成分は、それらが混合されるときに泡を形成するように組み合わせて分配してよく、又は従来のコーティング若しくは保護系が使用されることを条件に、1つに配合することができる。発泡系の濃度は、非常に広範に変化させることができ、例えば、発泡性構成成分全体で、組成物の0.1%〜30%の範囲にすることができる。過酸化水素及びカタラーゼは、非常に質量効率がよく、はるかに低い濃度でも優れた結果を得ることができる。
(k)他の補助剤 − 他の好適な洗浄補助物質の例には、これらに限定するものではないが、トリメトキシ安息香酸若しくはその塩(TMBA)のようなアルコキシル化安息香酸類又はそれらの塩、従来の(布地持続性(fabric substantive)香料ではない)香料及びプロ香料(pro-perfumes)、双性及び/又は両性界面活性剤、漂白剤、漂白活性化剤、漂白触媒、酵素安定化系、光学的光沢剤又は蛍光剤、汚れ放出ポリマー類、水溶性のポリアクリレート類及びアクリレート/マレエートコポリマー類を含めた分散剤又は高分子有機ビルダー類、抑泡剤、染料、着色剤、硫酸ナトリウムのような増量剤塩(filler salts)、トルエンスルホネート類、クメンスルホネート類、及びナフタレンスルホネート類のような向水性物質、光活性化剤、加水分解型界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、収縮防止剤、皺防止剤、殺菌剤、殺真菌剤、カラースペックル(color speckles)、着色されたビーズ、球体、又は押出物、日焼け止め剤、フッ素化化合物、粘土類、真珠光沢剤、発光剤又は化学発光剤、耐食剤及び/又は機器保護剤、アルカリ源又は他のpH調整剤、可溶化剤、キャリア、加工助剤、顔料、フリーラジカル捕捉剤、及びpH制御剤が含まれる。好適な物質には、米国特許第5,705,464号、同第5,710,115号、同第5,698,504号、同第5,695,679号、同第5,686,014号、及び同第5,646,101号に記載のものが含まれる。
(布地処理組成物の調製方法)
本発明の布地処理組成物は、いずれか好適な方式で調製することができ、一般に、いずれかの順序で混合又は添加する調製方式にすることができる。ただし、そのような調製を実施するための好ましい方法がある。
第1工程は、本発明の陽イオン性シリコーンポリマーと窒素非含有シリコーンポリマーとを含むプレミックスの調製に関わる。所望により、溶媒系、界面活性剤、シリコーン界面活性剤、及び低粘性シリコーン含有溶媒、並びにこれらの混合物の群から選択される1つ以上の成分を添加することが望ましい場合がある。第2工程は、他の残りの洗濯補助物質すべてを含む第2プレミックスの調製に関わる。第3工程は、上記2つのプレミックスを組み合わせることに関わる。
本発明の布地処理組成物を調製するこの方法は、好ましくは、従来の高剪断混合手段を使用して実施される。これが、最終的な組成物全体にわたる、陽イオン性シリコーンポリマー及び窒素非含有シリコーンポリマーの適切な分散を確実にする。
本発明による液体組成物、特に液体洗剤組成物は、好ましくは安定剤を含んでおり、特に好ましいのは、トリヒドロキシステアリン又は硬化ヒマシ油、例えば、チキシン(Thixcin)(登録商標)として市販されている種類のものである。安定剤が本組成物に添加されるときには、好ましくは、当該安定剤は、当該組成物の1つ以上の補助剤又は非シリコーン成分を含む別個の安定剤プレミックスとして導入される。このような安定剤プレミックスが使用されるときには、好ましくは、当該プレミックスは、陽イオン性シリコーンポリマー及び窒素非含有シリコーンポリマーが既に組成物に組み込まれて分散された後で、当該組成物に添加される。
組成物の形態及び種類 − 本発明の布地処理組成物は、液体(水性若しくは非水性)、顆粒、ペースト、粉末、スプレー、泡、錠剤、及びゲルのようないずれの形態であってもよい。単位化された1回量の組成物は、別個の、ただし組み合わされた、2つ以上の分配可能部分を形成する組成物として含まれる。顆粒状の組成物は、「小型」又は「低密度」形態にすることができ、液体組成物も、「濃縮」又は希釈形態にすることができる。本発明の好ましい布地処理組成物には、液体、より好ましくは強力型の液体布地処理組成物、並びに、「標準的な」、繊細ではない布地に加えて、絹や羊毛などを含めた繊細な布地を洗うための液体洗濯洗剤が含まれる。提供される組成物と水とを広範な割合で混合することによって形成される組成物も、包含される。
また、本発明の布地処理組成物は、布地ケア効果を送達する、すすぎ添加組成物の形態、例えば、すすぎ添加布地柔軟化組成物の形態、又は布地仕上げ組成物の形態、又は皺低減組成物の形態で存在してもよい。
本発明の布地処理組成物は、好ましくは好適なスプレーディスペンサー内に入れられた、スプレー組成物の形態であってもよい。また、本発明には、単相組成物、並びに2相組成物又は多相組成物までものような、広範な種類の製品が含まれる。本発明の布地処理組成物は、単一区画、2区画、又は多区画の瓶に組み込まれて保管されてもよい。
本発明の陽イオン性シリコーン及び窒素非含有シリコーンポリマーは、本発明の液体布地処理組成物中で粒子を形成する。数重量(number weight)によって測定されるこれらの粒子の平均粒径は、典型的には30μm未満、好ましくは0.05μm〜25μm、より好ましくは0.1μm〜20μm、最も好ましくは1μm〜15μmである。
(粒径の測定)
シリコーン粒径を、多チャンネル粒径分析装置であるコールター・マルチサイザー(Coulter Multisizer)を使用して測定する。試料を、完成製品0.25gを脱塩水199.75gに加えることによって調製する。次いで、この試料を、速度750rpmで攪拌する、磁性攪拌プレート上の磁性攪拌棒(長さ40mm、幅8mm)によって1分間混合する。粒径を、マニュアル内の指示にしたがって測定する。
布地を処理する方法、及び形態に関連した本発明の組成物の使用 − 本明細書で使用するとき、用語「基材」とは、本発明の選ばれた陽イオン性シリコーンポリマー及び窒素非含有シリコーンポリマーを有する組成物によって付与される、本明細書に記載の布地ケア効果の1つ以上を有する、基材、特に布地又は衣類を意味する。
基材と本発明の布地処理組成物とを接触させる工程を含む、基材を処理する方法が、本発明に組み込まれる。本明細書で使用するとき、「布地処理組成物」には、布地ケア添加組成物、並びに汚れた布地の浸漬及び/又は前処理に使用するのに適した組成物を含めて、手洗い用、機械洗い用、及び他の目的の布地処理組成物が含まれる。
本明細書では特に布地処理組成物について論じるが、天然繊維及び合成繊維の両方を処理し、洗浄し、コンディショニングし、且つ/又はリフレッシュさせる際に使用される、本発明の陽イオン性シリコーンポリマー類及び窒素非含有シリコーンポリマーを含む組成物は、本発明に包含される。
以下の非限定例は、本発明を例示するものである。特に指定しない限り、パーセンテージは、重量による。
本発明の目的では、粘度を、キャリメドCSL2(Carrimed CSL2)レオメーターによって、剪断速度21s−1で測定する。
実施例(1):洗浄効果及び布地ケア効果を提供する布地処理組成物の調製
最終的な布地処理組成物を、2つのプレミックス、すなわち、以下の配合A1若しくはA2による布地洗浄プレミックスAと、以下の配合B1、B2、B3、若しくはB4による布地ケアプレミックスBとを組み合わせることによって配合する。
Figure 0004335145
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布地ケアプレミックスB1を、通常の実験室用ブレード・ミキサー(タイプ:ヤンケ・アンド・クンケル(Janke & Kunkel)IKA−レイバーテクニックRW20(IKA-Labortechnik RW 20))を使用して、2.8gの陽イオン性シリコーン溶液(3)を、20.0gのポリジメチルシロキサン(PDMS)0.0125m/s(20℃で12,500センチストーク)に加えることによって製造する。当該プレミックスを、15分間攪拌する。
通常の実験室用ブレード・ミキサーを使用して、2.8gの陽イオン性シリコーン溶液(3)を20.0gのPDMS0.06m/s(20℃で60,000センチストーク)に加えることによって、布地ケアプレミックスB2を製造する。10分間攪拌後、この混合物を、20.0gのDC3225C及び10.0gのイソプロパノールで希釈する。
通常の実験室用ブレード・ミキサーを使用して、2.8gの陽イオン性シリコーン溶液(3)を20.0gのPDMS0.1m/s(20℃で100,000センチストーク)に加えることによって、布地ケアプレミックスB3を製造する。10分間攪拌後、この混合物を、30.0gのDC3225C及び10.0gのイソプロパノールで希釈する。
通常のブレード・ミキサーで、54.6gのPDMS0.6m/s(20℃で600,000センチストーク)及び27.2gのC45EO7(6)非イオン性界面活性剤をブレンドすることによって、布地ケアプレミックスB4を製造する。10分間攪拌後、20.0gの陽イオン性シリコーン溶液(4)を加える。15分間攪拌後、この混合物を98.2gの脱塩水で希釈し、15分間攪拌する。
最終的な布地処理組成物を配合するには、通常の実験室用ブレード・ミキサーを用いて、2.3gのプレミックスB1、又は5.3gのプレミックスB2、又は6.3gのプレミックスB3を、100gのプレミックスA1に加えて、プレミックスA1及びB1、又はプレミックスA1及びB2、又はプレミックスA1及びB3のいずれかを含有する3つの独特の布地処理組成物を提供する。
最終的な布地処理組成物を配合するには、通常の実験室用ブレード・ミキサーを用いて、3.7gのプレミックスB4を100gのプレミックスA2に加える。
(1)ルテンゾール(Lutensol)35−7:BASFから得られる、平均7当量モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたC13及びC15アルコール。
(2):粘度0.0125m/s(20℃で12,500センチストーク);0.06m/s(20℃で60,000センチストーク);0.1m/s(20℃で100,000センチストーク)、及び0.6m/s(20℃で600,000センチストーク)の、ポリジメチルシロキサン(PDMS)(ダウ・コーニング(Dow Corning)から得られるシリコーン200流体シリーズ)
(3)構造2bのような陽イオン性シリコーン構造:(i)R、R=CH、R=(CH、X=CHCHOHCH、a=0;b=1;c=150;d=0;陽イオン性の二価の部分:ii(a)R、R、R、RがすべてCH、Zが(CH、A=アセテートの50モル%、ラウレートの50モル%、m=2;ポリアルキレンオキシドアミン部分(iii)が、−NHCH(CH)CH2−[OCH(CH)CH−[OCHCH38.7−[OCHCH(CH)]−NH−(ここで、r+z=6.0);陽イオン性の一価の部分iv(i)のR12、R13、及びR14が、すべてメチル。陽イオン性の二価の部分(ii)、ポリアルキレンオキシドアミン部分(iii)、及び陽イオン性の一価のアミン部分(iv)のモル分率は、オルガノシリコーン非含有部分の全モル数の分率で表したときに、それぞれ、0.8、0.1、及び0.1である。陽イオン性シリコーンは、イソプロパノール中の72.1重量%溶液として存在する。
(4):(3)と同様の、ただしエタノール中の82重量%溶液として存在する、陽イオン性シリコーン構造。
(5):DC3225Cは、ダウ・コーニング(Dow Corning)から得られるエトキシル化シリコーン乳化剤である。
(6):シェル(Shell)から得られる、平均7当量モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたC14及びC15アルコール(ネオドール(Neodol)(登録商標)45−AE7)。
実施例(2):すすぎ添加布地処理組成物の調製
最終的な、すすぎ添加布地処理組成物を、2つの独特のプレミックス、すなわち、以下のプレミックスC及び以下のプレミックスDを組み合わせることによって配合する。
プレミックスDを、通常の実験室用ブレード・ミキサーを使用して、24.39gの陽イオン性シリコーン溶液と、40.0gのPDMS0.1m/s(20℃で100,000センチストーク)とを混合することによって調製する。当該プレミックスを、20分間攪拌する。
最終的な、すすぎ添加布地処理組成物を配合するには、通常の実験室用ブレード・ミキサーを使用して、3.22gのプレミックスDを100gのプレミックスCに加える。
Figure 0004335145
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Claims (45)

  1. 布地処理組成物であって、
    (a)1つ以上のポリシロキサンユニット及び1つ以上の四級窒素部分を含む、少なくとも1以上の陽イオン性シリコーンポリマー類と、
    (b)1つ以上の窒素非含有シリコーンポリマー類とを含んでなり、
    陽イオン性シリコーンポリマーと窒素非含有シリコーンポリマーとの重量比は、10:1〜0.01:1であり、
    前記陽イオン性シリコーンポリマーが、次式を有してなり:
    Figure 0004335145
    式中:
    −R は、C 1〜22 アルキル、C 2〜22 アルケニル、C 6〜22 アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、及びこれらの混合物から成る群から独立して選択され;
    −R は、1個以上の酸素原子を含有し得る二価の有機部分から成る群から独立して選択され;
    −Xは、開環エポキシド類から成る群から独立して選択され;
    −R は、次式を有するポリエーテル基から独立して選択され:
    −M (C 2a O) −M
    式中、M は、二価の炭化水素残基;M は、H、C 1〜22 アルキル、C 2〜22 アルケニル、C 6〜22 アルキルアリール、アリール;シクロアルキル、C 1〜22 ヒドロキシアルキル、ポリアルキレンオキシド、又は(ポリ)アルコキシアルキルであり;
    −Zは、少なくとも1個の四級化窒素原子を含む一価の有機部分から成る群から独立して選択され;
    −aは、2〜4であり;bは、0〜100であり;cは、1〜1000であり;dは、0〜100であり;nは、陽イオン性シリコーンポリマーに関連した正電荷の数で、2以上であり;Aは、一価の陰イオンである、布地処理組成物。
  2. 前記重量比は、5:1〜0.05:1である、請求項1に記載の布地処理組成物。
  3. 前記重量比は、1:1〜0.1:1である、請求項1に記載の布地処理組成物。
  4. 前記cは、20より大きく500未満である、請求項1に記載の布地処理組成物。
  5. 前記cは、50より大きく300未満である、請求項1に記載の布地処理組成物。
  6. 前記cは、100〜200である、請求項1に記載の布地処理組成物。
  7. 請求項1に記載の布地処理組成物であって、前記Zは、次から成る群から独立して選択され:
    Figure 0004335145
    式中:
    −R12、R13、R14は、同一又は異なるものであり、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド;(ポリ)アルコキシアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;
    −R15は、−O−又はNR19であり;
    −R16は、二価の炭化水素残基であり;
    −R17、R18、R19は、同一又は異なるものであり、H、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド、(ポリ)アルコキシアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;
    −eは、1〜6である、布地処理組成物。
  8. 請求項1に記載の布地処理組成物であって、前記陽イオン性シリコーンポリマーが、次の交互ユニットで構成され:
    (i)次式のポリシロキサン:
    Figure 0004335145
    及び
    (ii)少なくとも2個の四級化窒素原子を含む二価の有機部分;
    式中:
    −Rは、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、及びこれらの混合物から成る群から独立して選択され;
    −Rは、1個以上の酸素原子を含有し得る二価の有機部分から成る群から独立して選択され;
    −Xは、開環エポキシド類から成る群から独立して選択され;
    −Rは、次式を有するポリエーテル基から独立して選択され:
    −M(C2aO)−M
    式中、Mは、二価の炭化水素残基であり;Mは、H、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル、ポリアルキレンオキシド、又は(ポリ)アルコキシアルキルであり;
    −aは、2〜4であり;bは、0〜100であり;cは、1〜1000であり;dは、0〜100である、布地処理組成物。
  9. 前記cは、20より大きく500未満である、請求項8に記載の布地処理組成物。
  10. 前記cは、50より大きく300未満である、請求項8に記載の布地処理組成物。
  11. 前記cは、100〜200である、請求項8に記載の布地処理組成物。
  12. 請求項1に記載の布地処理組成物であって、前記陽イオン性シリコーンポリマーが、次の交互ユニットで構成され、
    (i)次式のポリシロキサン:
    Figure 0004335145
    及び
    (ii)次から成る群から選択される陽イオン性の二価の有機部分:
    Figure 0004335145
    式中
    −R、R、R、R、R、R、R10、R11は、同一又は異なるものであり、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド;(ポリ)アルコキシアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;あるいは、R及びR、又はR及びR、又はR及びR10、又はR及びR11は、架橋アルキレン基の構成要素であってもよく;
    −Z及びZは、少なくとも2個の炭素原子を含み、同一又は異なる二価の炭化水素基であり、1つ若しくはいくつかのエーテル基、エステル基、又はアミド基によって割り込まれていてもよく;
    −aは、2〜4であり;bは、0〜100であり;cは、1〜1000であり;dは、0〜100であり;
    −mは、陽イオン性の二価の有機部分に関連した正電荷の数で、2以上であり;Aは、陰イオンである、布地処理組成物。
  13. 前記Z 及びZ は、少なくとも2個の炭素原子を含み、ヒドロキシ基を含有する、同一又は異なる二価の炭化水素基であり、1つ若しくはいくつかのエーテル基、エステル基、又はアミド基が割り込んでいてもよい、請求項12に記載の布地処理組成物。
  14. 前記cは、20より大きく500未満である、請求項12に記載の布地処理組成物。
  15. 前記cは、50より大きく300未満である、請求項12に記載の布地処理組成物。
  16. 前記cは、100〜200である、請求項12に記載の布地処理組成物。
  17. オルガノシリコーン非含有部分の全モル数に対する分率として表したときに、陽イオン性の二価の有機部分(ii)は、0.05〜1.0モル分率で存在する、請求項12に記載の布地処理組成物。
  18. オルガノシリコーン非含有部分の全モル数に対する分率として表したときに、前記陽イオン性の二価の有機部分(ii)は、0.2〜0.95モル分率で存在する、請求項12に記載の布地処理組成物。
  19. オルガノシリコーン非含有部分の全モル数に対する分率として表したときに、前記陽イオン性の二価の有機部分(ii)は、0.5〜0.9モル分率で存在する、請求項12に記載の布地処理組成物。
  20. 請求項12〜19のいずれか一項に記載の布地処理組成物であって、前記陽イオン性シリコーンポリマーが、次の(iii)および/または(iv)をさらに含み、
    (iii)次式のポリアルキレンオキシドアミンであって:
    [−Y−O(−C2aO)−Y−]
    式中、Yは、二級若しくは三級アミンを含む二価の有機基であり;aは、2〜4であり、bは、0〜100であるもの;
    (iv)次から成る群から選択される、末端基として使用される陽イオン性の一価の有機部分であって:
    Figure 0004335145
    式中:
    −R12、R13、R14は、同一又は異なるものであり、C1〜22アルキル;C2〜22アルケニル;C6〜22アルキルアリール;C1〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド;(ポリ)アルコキシアルキル基、及びこれらの混合物から成る群から選択され;
    −R15は、−O−又はNR19であり;
    −R16及びMは、同一又は異なる二価の炭化水素残基であり;
    −R17、R18、R19は、同一又は異なるものであり、H、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C 〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド、(ポリ)アルコキシアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;
    −eは、1〜6であるもの;
    ここで、オルガノシリコーン非含有部分の全モル数に対する分率として表したときに、ポリアルキレンオキシドアミン(iii)は、0.0〜0.95モル分率で存在することができ;存在する場合、陽イオン性の一価の有機部分(iv)は、0〜0.2モル分率で存在する、布地処理組成物。
  21. 前記Yは、C 〜C アルキレンアミン残基である、請求項20に記載の布地処理組成物。
  22. 前記ポリアルキレンオキシドアミン(iii)は、0.001〜0.5モル分率で存在できる、請求項20に記載の布地処理組成物。
  23. 前記ポリアルキレンオキシドアミン(iii)は、0.05〜0.2モル分率で存在できる、請求項20に記載の布地処理組成物。
  24. 前記陽イオン性の一価の有機部分(iv)は、0.001〜0.2モル分率で存在する、請求項20に記載の布地処理組成物。
  25. 請求項1に記載の布地処理組成物であって、前記陽イオン性シリコーンポリマーが、次式を有してなり:
    Figure 0004335145
    式中:
    −Rは、C1〜22アルキル;C2〜22アルケニル;C6〜22アルキルアリール;アリール;シクロアルキル、及びこれらの混合物から成る群から独立して選択され;
    −Rは、1個以上の酸素原子を含有し得る二価の有機部分から成る群から独立して選択され;
    −Xは、開環エポキシド類から成る群から独立して選択され;
    −Rは、次式を有するポリエーテル基から独立して選択され:
    −M(C2aO)−M
    式中、Mは、二価の炭化水素残基であり;Mは、H、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル、ポリアルキレンオキシド、又は(ポリ)アルコキシアルキルであり;
    −Xは、開環エポキシド類から成る群から独立して選択され;
    −Wは、少なくとも1個の四級化窒素原子を含む二価の有機部分から成る群から独立して選択され;
    −aは、2〜4であり;bは、0〜100であり;cは、1〜1000であり;dは、0〜100であり;nは、陽イオン性シリコーンポリマーに関連した正電荷の数で、1以上であり;Aは、一価の陰イオン、換言すれば、好適な対イオンである、布地処理組成物。
  26. 前記cは、20より大きく500未満である、請求項25に記載の布地処理組成物。
  27. 前記cは、50より大きく300未満である、請求項25に記載の布地処理組成物。
  28. 前記cは、100〜200である、請求項25に記載の布地処理組成物。
  29. 請求項25に記載の布地処理組成物であって、前記Wは、次から成る群から選択され:
    Figure 0004335145
    −R、R、R、R、R、R、R10、R11は、同一又は異なるものであり、C1〜22アルキル、C2〜22アルケニル、C6〜22アルキルアリール、アリール、シクロアルキル、C1〜22ヒドロキシアルキル;ポリアルキレンオキシド;(ポリ)アルコキシアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;あるいは、R及びR、又はR及びR、又はR及びR10、又はR及びR11は、架橋アルキレン基の構成要素であってもよく;
    −Z及びZは、少なくとも2個の炭素原子を含み、同一又は異なる二価の炭化水素基であり、1つ若しくはいくつかのエーテル基、エステル基、又はアミド基によって割り込まれていてもよい、布地処理組成物。
  30. 前記Z 及びZ は、少なくとも2個の炭素原子を含み、ヒドロキシ基を含有する、同一又は異なる二価の炭化水素基であり、1つ若しくはいくつかのエーテル基、エステル基、又はアミド基が割り込んでいてもよい、請求項29に記載の布地処理組成物。
  31. 前記陽イオン性シリコーンポリマーが、少なくとも2つ以上のポリシロキサンユニットと、少なくとも2つ以上の四級窒素部分とを含む、請求項1〜30のいずれか一項に記載の布地処理組成物。
  32. 請求項1〜31のいずれか一項に記載の布地処理組成物であって、前記窒素非含有シリコーンポリマーが、次式(I)〜(III)を有する非イオン性の窒素非含有シリコーンポリマー類及びそれらの混合物から選択され:
    Figure 0004335145
    −(RSiO−[(RSiO]−[(R)(R)SiO]−Si(R−R
    (II);
    Figure 0004335145
    式中、各Rは、1〜20個の炭素原子を有する線状、分枝状、又は環状アルキル基;2〜20個の炭素原子を有する線状、分枝状、又は環状アルケニル基;6〜20個の炭素原子を有するアリール基;7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基;7〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル及びアリールアルケニル基、並びにこれらの混合物から成る群から独立して選択され;各Rは、1〜20個の炭素原子を有する線状、分枝状、又は環状アルキル基;2〜20個の炭素原子を有する線状、分枝状、又は環状アルケニル基;6〜20個の炭素原子を有するアリール基;7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基;アリールアルキル;7〜20個の炭素原子を有するアリールアルケニル基、及び一般式(IV)を有するポリ(エチレンオキシド/プロピレンオキシド)コポリマー基から成る群から独立して選択され:
    −(CHO(CO)(CO)
    (IV)
    ここで、少なくとも1つのRは、ポリ(エチレンオキシ/プロピレンオキシ)コポリマー基であり、各Rは、水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、及びアセチル基から成る群から独立して選択され、式中、添字wは、式(I)及び(III)の窒素非含有シリコーンポリマーの粘度が2・10−6/s(20℃で2センチストーク)〜50m/s(20℃で50,000,000センチストーク)になるような値を有してなり;aは、1〜50であり;bは、1〜50であり;nは、1〜50であり;cの合計(全ポリアルキレンオキシ側基について)は、1〜100の値を有してなり;dの合計は、0〜14であり;c+dの合計は、5〜150の値を有する、布地処理組成物。
  33. 請求項1〜32のいずれか一項に記載の布地処理組成物であって:
    (a)安定剤;
    (b)窒素非含有の非イオン性界面活性剤、窒素含有界面活性剤、及び陰イオン性界面活性剤、並びにこれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤;
    (c)カップリング剤;
    (d)洗剤ビルダー;
    (e)布地持続性香料;
    (f)不堅牢染料及び/又は陰イオン性界面活性剤及び/又は汚れを捕捉するように選択される捕捉剤であって、陰イオン性染料のための固着剤、陰イオン性界面活性剤のための錯化剤、粘土汚れ制御剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される捕捉剤;
    (g)酵素;
    (h)キレート剤;
    (i)溶媒系;
    (j)発泡系;並びに
    (k)これらの混合物
    から成る群から選択される1つ以上の洗濯補助物質をさらに含む、布地処理組成物。
  34. 前記安定剤が増粘安定剤である、請求項33に記載の布地処理組成物。
  35. 前記安定剤が結晶性のヒドロキシル基含有安定化剤である、請求項33に記載の布地処理組成物。
  36. 前記安定剤が、トリヒドロキシステアリン、硬化油、又はこれらの誘導体である、請求項33に記載の布地処理組成物。
  37. 前記界面活性剤が、陽イオン性の窒素含有界面活性剤、アミンオキシド界面活性剤、脂肪族アミドアルキルアミン類を含めたアミン及びアミド官能性界面活性剤、並びにこれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤である、請求項33に記載の布地処理組成物。
  38. 前記カップリング剤が、脂肪族アミン類、1,4−シクロヘキサンジメタノール、及びこれらの混合物から成る群から選択される要素である、請求項33に記載の布地処理組成物。
  39. 前記洗剤ビルダーが、水溶性の有機ビルダー類から選択される洗剤ビルダーである、請求項33に記載の布地処理組成物。
  40. 前記組成物が、すすぎ添加布地柔軟化組成物、若しくは布地仕上げ組成物、若しくは洗濯洗剤組成物、又はこれらのいずれかの組み合わせである、請求項1〜39のいずれか一項に記載の布地処理組成物の使用。
  41. 前記洗濯洗剤組成物が、液体洗濯洗剤組成物である、請求項40に記載の布地処理組成物の使用。
  42. 布地基材上に、皺低減効果;皺除去効果;防皺効果;布地柔軟性効果;布地感触効果;衣類形状保持効果;衣類形状回復効果;弾力性効果;アイロンがけの容易さの効果;香料効果;カラーケア効果;又はこれらのいずれかの組み合わせから成る群から選択される、少なくとも1つ以上の布地ケア効果を付与するための、請求項1〜41のいずれか一項に記載の布地処理組成物の使用。
  43. 基材を処理する方法であって、前記基材が処理されるように、前記基材と、請求項1〜42のいずれか一項に記載の布地処理組成物とを、接触させることを含む方法。
  44. 請求項1〜43のいずれか一項に記載の布地処理組成物を調製する方法であって、a)窒素非含有シリコーンポリマーと陽イオン性シリコーンポリマーとを事前混合する工程と、b)他の成分すべてを事前混合する工程と、c)前記2つのプレミックスa)及びb)を組み合わせる工程とを含む、方法。
  45. 前記a)が、窒素非含有シリコーンポリマーと陽イオン性シリコーンポリマーとを事前混合する工程であって、溶媒系、1つ以上の界面活性剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される1つ以上の成分の存在下で事前混合する工程である、請求項44に記載の方法。
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