JP4334911B2 - 紙幣画像検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣を判別する際に用いられる紙幣画像検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙幣の例えば真偽、金種および汚損等を判別する際に用いられる紙幣画像検出装置に関する技術として、紙幣搬送路に対して一側に配置された発光ユニットから紙幣に向けて光を照射し、その透過光を紙幣搬送路に対して反対側に配置された受光ユニットで検出するものと、発受光ユニットの紙幣搬送路に対して一側に配置された発光部から紙幣に向けて光を照射し、その反射光を同発受光ユニットの受光部で検出するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、このような紙幣画像検出装置に用いられるイメージセンサモジュールに関する技術も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−357429号公報
【特許文献2】
特許第3099077号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
紙幣の真偽、金種および汚損等の判別において、判別精度を高めるために、紙幣の表裏方向一側の画像、紙幣の表裏方向逆側の画像および紙幣の表裏の透過画像のそれぞれについて判別を行い、これらを総合して判別を行うことがあるが、このような判別を行う場合に、上記特許文献1に開示された紙幣画像検出装置を用いると、紙幣の表裏方向一側の画像の検出のために第1の画像検出センサおよび第1の発光体を有する第1の発受光ユニットと、紙幣の表裏方向逆側の画像の検出のために第2の画像検出センサおよび第2の発光体を有する第2の発受光ユニットと、紙幣の表裏の透過画像を検出するための第3の発光体を有する発光ユニットと、第3の画像検出センサを有する受光ユニットとが必要となり、それぞれの受光のために三つの画像検出センサが必要であるためコストが増大してしまうという問題があった。
【0005】
したがって、本発明は、コストを低減することができる紙幣画像検出装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、第1の画像検出センサと、紙幣搬送路を挟んで前記第1の画像検出センサに対向配置されるとともに前記紙幣搬送路で搬送される紙幣に向けて複数の異なる波長領域の光を照射し該光の前記紙幣での透過光を前記第1の画像検出センサで検出させる第1の発光手段と、前記紙幣搬送路に対して前記第1の画像検出センサと同側に設けられて前記紙幣搬送路で搬送される紙幣に向けて複数の異なる波長領域の光を照射し該光の前記紙幣からの反射光を前記第1の画像検出センサで検出させる第2の発光手段と、前記紙幣搬送路に対して前記第1の画像検出センサとは反対側に設けられた第2の画像検出センサと、前記紙幣搬送路に対して前記第2の画像検出センサと同側に設けられて前記紙幣搬送路で搬送される紙幣に向けて複数の異なる波長領域の光を照射し該光の前記紙幣からの反射光を前記第2の画像検画像検出センサで検出させる第3の発光手段と、を有する紙幣画像検出装置であって、ユニット本体の一側に設定された第1の検出エリアの画像を検出する画像センサと、前記第1の検出エリアに向けて光を照射する一の発光手段と、前記ユニット本体の前記一側において前記第1の検出エリアとは異なる位置に設定された第2の検出エリアに向けて光を照射する他の発光手段とを前記ユニット本体内に配置して構成された同一構成の検出ユニットを一対、一方の前記検出ユニットの前記画像センサが他方の前記検出ユニットの前記第2の検出エリアの画像を検出可能となり、かつ互いに前記画像センサが前記紙幣搬送路の紙幣搬送方向において反対側となるように、前記紙幣搬送路を挟んで対向配置してなることで、前記一方の検出ユニットの前記画像センサで前記第1の画像検出センサを、前記他方の検出ユニットの前記他の発光手段で前記第1の発光手段を、前記一方の検出ユニットの前記一の発光手段で前記第2の発光手段を、前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで前記第2の画像検出センサを、前記他方の検出ユニットの前記一の発光手段で前記第3の発光手段を、それぞれ構成してなり、前記ユニット本体の前記紙幣搬送路の紙幣搬送方向における一端部から前記第1の検出エリアまでの距離と、前記ユニット本体の前記紙幣搬送路の紙幣搬送方向における他端部から前記第2の検出エリアまでの距離とが等しく設定されていることを特徴としている。
【0007】
これにより、第1の発光手段で紙幣搬送路の紙幣に向けて光を照射すると、紙幣搬送路を挟んで対向配置された第1の画像検出センサがこの紙幣での透過光つまり表裏の透過画像を検出する。また、紙幣搬送路に対してこの第1の画像検出センサと同側に配置された第2の発光手段が紙幣搬送路の紙幣に向けて光を照射すると、その反射光つまり表裏方向一側の反射画像を第1の画像検出センサが検出する。さらに、紙幣搬送路に対して第1の画像検出センサとは反対側に配置された第2の画像検出センサと同側に配置された第3の発光手段が紙幣搬送路の紙幣に向けて光を照射すると、その反射光つまり表裏方向逆側の反射画像を第2の画像検出センサが検出する。これにより、紙幣の表裏方向一側の画像、紙幣の表裏方向逆側の画像および紙幣の表裏の透過画像を検出することができる。しかも、第1の発光手段、第2の発光手段および第3の発光手段のそれぞれが複数の異なる波長領域の光を照射するため、紙幣の表裏方向一側の画像、紙幣の表裏方向逆側の画像および紙幣の表裏の透過画像のそれぞれについて異なる波長領域の光を照射したときの画像を検出できる。その結果、判別精度を高めることができる。そして、画像検出センサが第1の画像検出センサおよび第2の画像検出センサの二つで済む。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第1の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させ、前記第2の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも前記第1の発光手段とも異なるタイミングで発光させるとともに、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記第1の画像検出センサで検出した複数の画像データを第1の画像メモリ領域に取り込む第1の取込制御手段と、前記第3の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、該第3の発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記第2の画像検出センサで検出した複数の画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む第2の取込制御手段と、を有することを特徴としている。
【0009】
これにより、第1の取込制御手段が、第1の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させ、第2の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも第1の発光手段とも異なるタイミングで発光させるとともに、第1の発光手段および第2の発光手段の各発光にそれぞれ同期して第1の画像検出センサにより画像データを検出させてこの第1の画像検出センサで検出した複数の画像データを第1の画像メモリ領域に取り込む一方、第2の取込制御手段が、第3の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、第3の発光手段の各発光にそれぞれ同期して第2の画像検出センサにより画像データを検出させてこの第2の画像検出センサで検出した複数の画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む。このように、第1の画像検出センサに対して第1の取込制御手段が設けられ、第2の画像検出センサに対して第2の取込制御手段が設けられるため、第1の画像検出センサの画像データの検出タイミングに第2の画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることができる。よって、同じ搬送速度で移動する紙幣に対してより多くのデータを検出できる。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記第1の取込制御手段および第2の取込制御手段は、前記第1の画像検出センサの画像データの検出タイミングに前記第2の画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることを特徴としている。
【0011】
このように、第1の画像検出センサの画像データの検出タイミングに第2の画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることができるため、同じ搬送速度で移動する紙幣に対してより多くのデータを検出できる。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第1の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させ、前記第2の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも前記第1の発光手段とも異なるタイミングで発光させて、さらに、前記第3の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも前記第1の発光手段および前記第2の発光手段とも異なるタイミングで発光させるとともに、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記第1の画像検出センサで検出した複数の画像データと前記第3の発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記第2の画像検出センサで検出した複数の画像データとを画像メモリ領域に取り込む単一の取込制御手段を有することを特徴としている。
【0013】
これにより、単一の取込制御手段が、第1の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させ、第2の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも第1の発光手段とも異なるタイミングで発光させて、さらに第3の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも第1の発光手段および第2の発光手段とも異なるタイミングで発光させるとともに、第1の発光手段および第2の発光手段の各発光にそれぞれ同期して第1の画像検出センサで検出した複数の画像データと第3の発光手段の各発光にそれぞれ同期して第2の画像検出センサで検出した複数の画像データとを画像メモリ領域に取り込む。このように、第1の画像検出センサおよび第2の画像検出センサに対して取込制御手段が一つで済む。
【0014】
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に係る発明において、前記第1の発光手段、前記第2の発光手段および前記第3の発光手段のそれぞれが、二つの異なる波長領域の光を照射することを特徴としている。
【0015】
このように、第1の発光手段、第2の発光手段および第3の発光手段のそれぞれが、二つの異なる波長領域の光を照射するため、判別精度を向上させることができる。
【0016】
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明において、前記第1の発光手段、前記第2の発光手段および前記第3の発光手段のそれぞれが、可視光、赤外光および紫外光のうちのいずれか二つの光を照射することを特徴としている。
【0017】
このように、第1の発光手段、第2の発光手段および第3の発光手段のそれぞれが、可視光、赤外光および紫外光のうちのいずれか二つの光を照射するため、画像データ同士の差を際立たせることができる。
【0018】
請求項7に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に係る発明において、前記第1の発光手段、第2の発光手段および第3の発光手段のそれぞれが、三つの異なる波長領域の光を照射することを特徴としている。
【0019】
このように、第1の発光手段、第2の発光手段および第3の発光手段のそれぞれが、三つの異なる波長領域の光を照射するため、判別精度をさらに向上させることができる。
【0020】
請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明において、前記第1の発光手段、前記第2の発光手段および前記第3の発光手段のそれぞれが、可視光、赤外光および紫外光を照射することを特徴としている。
【0021】
このように、第1の発光手段、第2の発光手段および第3の発光手段のそれぞれが、可視光、赤外光および紫外光を照射するため、画像データ同士の差を際立たせることができた上で比較数も多くできる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態の紙幣画像検出装置を図1〜図4を参照して以下に説明する。
第1実施形態の紙幣画像検出装置11は、図1に示すように、紙幣Sを直線状に搬送する紙幣搬送路12を挟んで両側に対向配置される一対の同一構成の検出ユニット13を有している。
【0023】
検出ユニット13は、長さ方向(図1における紙面直交方向)の寸法が厚さ方向(図1における上下方向)の寸法および幅方向(図1における左右方向)の寸法に比してかなり大きく、細長い形状をなしている。検出ユニット13は、検出ユニット13における厚さ方向の一側に開口部15が設けられた細長い箱状の収納体16と、この収納体16にその開口部15を閉塞させるように取り付けられる細長い板状の透光カバー17とで構成されるユニット本体18を有している。なお、このユニット本体18は、検出ユニット13の外側部分を構成するものであるため、長さ方向、厚さ方向および幅方向を検出ユニット13と一致させている。
【0024】
透光カバー17は、ガラス等の透明材料で形成されており、その収納体16が取り付けられる側における幅方向の両側に突起部20が形成され、収納体16に対し反対の面部19側には、幅方向の両端部に先端側ほど厚さが薄くなるように傾斜する面取部21が形成された鏡面対称形状をなしている。なお、透光カバー17の突起部20で囲まれた部分の内側に収納体16を嵌合させることで、透光カバー17と収納体16とが位置決め状態で接合される。
【0025】
ユニット本体18内には、その幅方向の一側であって透光カバー17に対し反対側にCCDセンサ(画像検出センサ)24が配置されている。ユニット本体18と同様にこのCCDセンサ24も細長い形状をなしており、長さ方向をユニット本体18の長さ方向に一致させてユニット本体18の収納体16に取り付けられている。このCCDセンサ24は、その画像検出方向をユニット本体18の厚さ方向に沿って透光カバー17の側に向けている。なお、CCDセンサ24の長さは、取り扱う最大長さの紙幣Sの長さよりも長くなっている。
【0026】
ユニット本体18内には、CCDセンサ24の検出方向先方側である透光カバー17側に細長い形状のファイバーレンズアレイ(レンズ体)25がCCDセンサ24と平行に配置されている。このファイバーレンズアレイ25は、ユニット本体18の幅方向および長さ方向における位置をCCDセンサ24に全体的に重ね合わせた状態でユニット本体18の収納体16に取り付けられている。なお、ファイバーレンズアレイ25の長さも、取り扱う最大長さの紙幣Sの長さより長くなっている。
【0027】
ここで、CCDセンサ24は、ファイバーレンズアレイ25を介して取り込む画像の検出エリアである第1検出エリア(第1の検出エリア)を、検出方向先方側における透光カバー17よりも所定量外側に設定しており(図1においては図示下側の検出ユニット13についての第1検出エリアをZ1で、図示上側の検出ユニット13についての第1検出エリアをZ1’で示す)、この第1検出エリアとCCDセンサ24とを結んだ線は面部19に直交している。なお、当然のことながら第1検出エリアもユニット本体18の長さ方向に細長い形状をなしている。以上により、CCDセンサ24は、ユニット本体18の一側となる透光カバー17の外側に設定された第1検出エリアの画像を検出することになり、また、第1検出エリアとCCDセンサ24との間のユニット本体18内にファイバーレンズアレイ25が配置されている。
【0028】
ユニット本体18内には、その幅方向におけるファイバーレンズアレイ25よりも内側に、第1検出エリアに向けて斜めに光を照射する細長い形状の発光体27がCCDセンサ24およびファイバーレンズアレイ25と平行に設けられている(図1において光の方向を破線で示す)。この発光体27は、ユニット本体18の長さ方向における位置をCCDセンサ24およびファイバーレンズアレイ25に全体的に重ね合わせた状態でユニット本体18の収納体16に取り付けられている。
【0029】
この発光体27は、CCDセンサ24とほぼ同等以上の長さであってCCDセンサ24と平行に配置された細長い形状のガラス等の透明材料からなる光ガイド体28と、図2に示すようにこの光ガイド体28の長さ方向における両端部に長さ方向に直交して広がるように形成された矩形状の一対の取付板部30のそれぞれの外端面に設けられて両端側から光を光ガイド体28内に照射する半導体素子からなる発光素子29とを有している。なお、発光体27の長さも、取り扱う最大長さの紙幣Sの長さより長くなっている。
【0030】
ユニット本体18内には、その幅方向における発光体27に対しファイバーレンズアレイ25とは反対側に、上記した第1検出エリアとは異なる位置に設定されたこの第1検出エリアと平行かつ透光カバー17からの距離が等しい第2検出エリア(第2の検出エリア)に向けて真っ直ぐに光を照射する細長い形状の発光体31が発光体27、CCDセンサ24およびファイバーレンズアレイ25と平行に設けられている(図1においては図示下側の検出ユニット13についての第2検出エリアをZ2で、図示上側の検出ユニット13についての第2検出エリアをZ2’で示す)。この発光体31は、ユニット本体18の長さ方向における位置を発光体27、CCDセンサ24およびファイバーレンズアレイ25に全体的に重ね合わせた状態でユニット本体18の収納体16に取り付けられている。また、この発光体31は、第2検出エリアをユニット本体18の厚さ方向に沿って透光カバー17よりも所定量外側に設定しており、この方向に光を照射する。
【0031】
この発光体31もCCDセンサ24とほぼ同等以上の長さであってCCDセンサ24と平行に配置された細長い形状のガラス等の透明材料からなる光ガイド体32と、図2に示すように、この光ガイド体32の長さ方向における両端部に長さ方向に直交して広がるように形成された矩形状の一対の取付板部34のそれぞれの外端面に設けられて両端側から光を光ガイド体32内に照射する半導体素子からなる発光素子33とを有している。なお、発光体31の長さも、取り扱う最大長さの紙幣Sの長さより長くなっている。
【0032】
ここで、ユニット本体18の幅方向における第1検出エリア側の一端部からこの第1検出エリアまでの距離と、ユニット本体18の幅方向における第2検出エリア側の他端部からこの第2検出エリアまでの距離とは、等しく設定されている。
【0033】
発光体27と発光体31とについてさらに説明する。
発光体27において、長さ方向における各端面に設けられる発光素子29は、複数具体的には三つの異なる波長領域の光を光ガイド体28内に照射可能とされており、それぞれが所望の波長領域の光を単独で照射可能な複数具体的には三つのLED素子(発光素子部)29A,29B,29Cが端子部29a,29b,29cおよび共通電極端子29dとワイヤーボンディング等によって接続されている。共通電極端子29dとの間に電圧を印加する端子部29a〜29cを選択することによりLED素子29A〜29Cを切り替えて発光できる構造となっている。そして、LED素子29A〜29Cの発光波長を選択することによりRGB等の複数色の可視光、紫外光および赤外光のうちの任意の三つの波長領域の光を照射可能となっている。
【0034】
ここで、両側の発光素子29は、それぞれのLED素子29A〜29Cにおいて、例えば、光ガイド体28の長さ方向に直交する面方向において重なり合うもの同士が同じ波長領域の光を照射するものとして説明しているが、対向する領域同士のLED素子29A〜29Cが同じ波長領域の光を照射することは必ずしも必須ではない。
また、一方の端面の三つのLED素子29A〜29Cが発光する光の波長領域と、他方の端面の三つのLED素子29A〜29Cが発光する光の波長領域が、三つの波長領域の光の組み合わせであることは必ずしも必須ではなく、最大、6種類の波長領域の光を発光させることも可能である。
【0035】
発光体31においても、各端面に設けられる発光素子33は、複数具体的には三つの異なる波長領域の光を光ガイド体32内に照射可能とされており、それぞれが所望の波長領域の光を単独で照射可能な複数具体的には三つのLED素子(発光素子部)33A,33B,33Cが端子部33a,33b,33cおよび共通電極端子33dとワイヤーボンディング等によって接続されている。共通電極端子33dとの間に電圧を印加する端子部33a〜33cを選択することによりLED素子33A〜33Cを切り替えて発光できる構造となっている。そして、LED素子33A〜33Cの発光波長を選択することによりRGB等の複数色の可視光、紫外光および赤外光のうちの任意の三つの波長領域の光を照射可能となっている。
【0036】
第1実施形態においては後述するように、発光体27および発光体31がそれぞれ、複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみを発光させるため、発光体27において、三つのLED素子29A〜29Cの二つのみを発光させたり、ある波長領域の光が弱い場合に、LED素子29A〜29Cのうちその波長領域を複数発光させ残りを一つ発光させたりすることが可能である。同様に発光体31において、三つのLED素子33A〜33Cの二つのみを発光させたり、ある波長領域の光が弱い場合に、LED素子33A〜33Cのうちその波長領域を複数発光させ残りを一つ発光させたりすることが可能である。
【0037】
なお、収納体16には、その内部においてCCDセンサ24へ発光体27および発光体31の光が漏れるのを防止するための底壁部35が形成されており、この底壁部35にはCCDセンサ24の検出方向先方側にのみ開口部36が形成され、この開口部36を覆うようにファイバーレンズアレイ25が取り付けられている。また、収納体16には、ファイバーレンズアレイ25への発光体27および発光体31の光の漏れを防止する側壁部37と、発光体27および発光体31同士の間での光の漏れを防止する側壁部38とが形成されている。
【0038】
一方、上記した紙幣搬送路12は、紙幣Sをその長さ方向を搬送方向に直交させその幅方向を搬送方向に沿わせた姿勢で直線状に真っ直ぐ搬送するもので、図1においては紙面に直交する方向に紙幣Sの長さ方向を配置し紙面左右方向に紙幣Sの幅方向を沿わせて紙面左右方向に例えば紙面左から右に向けて搬送する。
【0039】
そして、紙幣画像検出装置11は、上記のようにユニット本体18の一側に設定された第1検出エリアの画像を検出するCCDセンサ24と、第1検出エリアに向けて光を照射する発光体27と、ユニット本体18の前記一側において第1検出エリアとは異なる位置に設定された第2検出エリアに向けて光を照射する発光体31とをユニット本体18内に配置して構成された検出ユニット13を一対、一方の検出ユニット13のCCDセンサ24が他方の検出ユニット13の第2検出エリアの画像を検出可能に、紙幣搬送路12を挟んで対向配置して構成されている。なお、このとき、一対の検出ユニット13は透光カバー17の面部19同士を紙幣搬送路12に平行状態で互いに対向させることになる。
【0040】
つまり、上記一方の検出ユニット13をその透光カバー17を紙幣搬送路12側に向けた状態で紙幣搬送路12の一側に配置し、この検出ユニット13を長さ方向に沿う軸を中心に180度反転させた状態と一致する姿勢で上記他方の検出ユニット13を紙幣搬送路12を挟んで反対側に配置するとともに、上記一方の検出ユニット13のCCDセンサ24の検出方向と上記他方の検出ユニット13の発光体31の光の照射方向とを一致させる。言い換えれば、例えば図1における図示下側の検出ユニット13のCCDセンサ24が図1における図示上側の検出ユニット13の第2検出エリアZ2’の画像を検出可能となり(第1検出エリアZ1に第2検出エリアZ2’を重ね合わせる)、さらには、図1における図示上側の検出ユニット13のCCDセンサ24が図1における図示下側の検出ユニット13の第2検出エリアZ2の画像を検出可能となる(第1検出エリアZ1’に第2検出エリアZ2を重ね合わせる)ように、一対の検出ユニット13を配置する。
【0041】
このとき、これら一対の検出ユニット13は、互いに長さ方向における位置を一致させるとともに幅方向を紙幣搬送路12の紙幣搬送方向に一致させている。なお、一対の検出ユニット13は、紙幣搬送路12で幅方向を搬送方向に沿わせて搬送される紙幣Sの長さ方向の全体の画像を検出可能となるように、紙幣搬送路12に対する位置が設定されている。つまり、一対の検出ユニット13は、紙幣搬送路12で搬送される紙幣Sの長さ方向全体をCCDセンサ24、ファイバーレンズアレイ25、発光体27および発光体31の長さ方向の内側範囲に重ね合わせるように紙幣搬送路12に対する位置が設定されている。
【0042】
ここで、上記したように、ユニット本体18の幅方向における第1検出エリア側の一端部からこの第1検出エリアまでの距離と、ユニット本体18の幅方向における第2検出エリア側の他端部からこの第2検出エリアまでの距離とが等しく設定されていることから、一対の検出ユニット13は、幅方向における位置を一致させている。
【0043】
以上の結果、一対の検出ユニット13が、CCDセンサ24を紙幣搬送路12の紙幣搬送方向において互いに反対側に配置しており、ユニット本体18の透光カバー17の紙幣搬送路12側には、紙幣搬送路12の紙幣搬送方向における両端側に、紙幣搬送路12を介して搬送される紙幣Sの導入を案内する対称形状のガイド部としての面取部21が形成されている。
【0044】
このような紙幣画像検出装置11は、紙幣搬送路12を挟んで対向配置された一対の検出ユニット13のうち、上記一方の検出ユニット13のCCDセンサ24が、上記他方の検出ユニット13の発光体31で光が照射される第2検出エリアの画像つまり表裏の透過画像を長さ方向に走査して検出することになり、紙幣Sの搬送中の複数のタイミングでこのような表裏の透過画像を検出する。
【0045】
また、紙幣画像検出装置11は、一対の検出ユニット13のうちのいずれか片側の検出ユニット13のCCDセンサ24がこの検出ユニット13の発光体27で光が照射される第1検出エリアの画像つまり表裏方向一側の反射画像を長さ方向に走査して検出することになり、紙幣Sの搬送中の複数のタイミングでこのような表裏方向一側の反射画像を検出する。
【0046】
さらに、紙幣画像検出装置11は、逆側の検出ユニット13のCCDセンサ24がこの検出ユニット13の発光体27で光が照射される第1検出エリアの画像つまり表裏方向逆側の反射画像を長さ方向に走査して検出することになり、紙幣Sの搬送中の複数のタイミングでこのような表裏方向逆側の反射画像を検出する。
【0047】
そして、紙幣画像検出装置11は、これらの表裏の透過画像データ、表裏方向一側の反射画像データおよび表裏方向逆側の反射画像データをそれぞれ例えばマスタデータと比較して真偽、金種および汚損等を判別する図3に示す識別手段46を有している。
【0048】
なお、上記他方の検出ユニット13のCCDセンサ24も上記一方の検出ユニット13の第2検出エリアの画像を検出可能に、紙幣搬送路12を挟んで対向配置されており、その結果、他方の検出ユニット13のCCDセンサ24でも紙幣Sの表裏の透過画像を検出可能であるが、表裏の透過画像は表裏の画像が重なり合ったものであるため、一方のみ検出すれば良く、よって、上記他方の検出ユニット13のCCDセンサ24での透過画像の検出は行わない。その結果、上記一方の検出ユニット13の第2発光体31は使用しない。
【0049】
ここでは、例えば、図1における図示上側の検出ユニット13の発光体31は使用しないものとする。そして、第1の画像検出センサとしての図示上側の検出ユニット13のCCDセンサ24を区別のため第1CCDセンサ24(24X)とし、紙幣搬送路12を挟んで第1CCDセンサ24(24X)に対向配置されるとともに紙幣搬送路12で搬送される紙幣Sに向けて複数具体的には二つの異なる波長領域の光を照射し該光の紙幣Sでの透過光を第1CCDセンサ24(24X)で検出させる第1の発光手段としての図示下側の検出ユニット13の発光体31を区別のため第1発光体31(31X)とする。
【0050】
また、紙幣搬送路12に対して第1CCDセンサ24(24X)と同側に設けられて紙幣搬送路12で搬送される紙幣Sに向けて複数具体的には二つの異なる波長領域の光を照射し該光の紙幣Sからの反射光を第1CCDセンサ24(24X)で検出させる第2の発光手段としての図示上側の検出ユニット13の発光体27を区別のため第2発光体27(27X)とする。
【0051】
さらに、紙幣搬送路12に対して第1CCDセンサ24(24X)とは反対側に設けられた第2の画像検出センサとしての図示下側の検出ユニット13のCCDセンサ24を区別のため第2CCDセンサ24(24Y)とし、紙幣搬送路12に対して第2CCDセンサ24(24Y)と同側に設けられて紙幣搬送路12で搬送される紙幣Sに向けて複数具体的には二つの異なる波長領域の光を照射し該光の紙幣Sからの反射光を第2CCDセンサ24(24Y)で検出させる第3の発光手段としての図示下側の検出ユニット13の発光体27を区別のため第3発光体27(27Y)とする。
【0052】
そして、第1実施形態は、図3に示すように、第1発光体31(31X)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なるタイミングで例えばLED素子33A,33Bの駆動により発光させ、第2発光体27(27X)からも複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なるタイミングでしかも第1発光体31(31X)とも異なるタイミングで例えばLED素子29A,29Bの駆動により発光させるとともに、第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により検出されADコンバータ41でAD変換された複数具体的には四つの画像データをメモリ42の第1の画像メモリ領域に取り込む第1取込制御手段(第1の取込制御手段)43を有している。
【0053】
また、第1実施形態は、第3発光体27(27Y)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なるタイミングで例えばLED素子29A,29Bの駆動により発光させるとともに、第3発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により検出されADコンバータ44でAD変換された複数具体的には二つの画像データをメモリ42の第2の画像メモリ領域に取り込む第2取込制御手段(第2の取込制御手段)45を有している。
【0054】
なお、第1発光体31(31X)で発光させる二つの異なる波長領域の光と、第2発光体27(27X)で発光させる二つの異なる波長領域の光と、第3発光体27(27Y)で発光させる二つの異なる波長領域の光とは、RGB等の一つの可視光、紫外光および赤外光のうちのいずれか二つであり、すべて同じ組み合わせとなっている。この場合は可視光と赤外光との組み合わせとなっている。
【0055】
ここで、第1取込制御手段43および第2取込制御手段45は、第1CCDセンサ24(24X)の画像データの検出タイミングに第2CCDセンサ24(24Y)のすべての画像の検出タイミングを重ね合わせるようにタイミングを制御する。つまり、同じCCDセンサで複数の画像データを同時に検出することはできないため、同一のCCDセンサで検出する画像データについては検出タイミングを異ならせ、異なるCCDセンサで検出する画像データについては検出タイミングを合わせるのである。
【0056】
具体的には、図4に示すように(図4は各発光タイミングを示すもので、ハッチング部分が画像の検出タイミングである)、第1取込制御手段43は、第1発光体31(31X)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光とをそれぞれ異なる発光タイミングで発光させることになり第1発光体31(31X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図4における可視透過および赤外透過参照)。
【0057】
また、第1取込制御手段43は、第2発光体27(27X)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光とを異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)の両発光とも異なる発光タイミングで発光させるとともに第2発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図4における可視反射表および赤外反射表参照)。以上により、可視光の紙幣表裏の透過画像データと、赤外光の紙幣表裏の透過画像データと、可視光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向一側の反射画像データとが得られる。
【0058】
また、第2取込制御手段45は、第3発光体27(27Y)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光とを異なる発光タイミングで発光させるとともに、第3発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により画像データを検出させる(図4における可視反射裏および赤外反射裏参照)。これにより、可視光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データとが得られる。そして、可視光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データとについては、発光タイミングおよび検出タイミングを、可視光の紙幣表裏の透過画像データと、赤外光の紙幣表裏の透過画像データと、可視光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向一側の反射画像データとのうちのいずれかと一致させる。なお、第1CCDセンサ24(24X)の画像データの検出タイミングと第2CCDセンサ24(24Y)の画像データの検出タイミングとを一致させる場合、同じ波長領域同士で一致させるのが好ましい(図4における可視透過および可視反射裏が検出タイミングを一致させている点と、赤外透過および赤外反射裏が検出タイミングを一致させている点とを参照)。
【0059】
以上に述べたように、第1実施形態の紙幣画像検出装置11によれば、第1発光体31(31X)で紙幣搬送路12の紙幣Sに向けて光を照射すると、紙幣搬送路12を挟んで対向配置された第1CCDセンサ24(24X)がこの紙幣Sでの透過光つまり表裏の透過画像を検出する。また、紙幣搬送路12に対してこの第1CCDセンサ24(24X)と同側に配置された第2発光体27(27X)が紙幣搬送路12の紙幣Sに向けて光を照射すると、その反射光つまり表裏方向一側の反射画像を第1CCDセンサ24(24X)が検出する。さらに、紙幣搬送路12に対して第1CCDセンサ24(24X)とは反対側に配置された第2CCDセンサ24(24Y)と同側に配置された第3発光体27(27Y)が紙幣搬送路の紙幣Sに向けて光を照射すると、その反射光つまり表裏方向逆側の反射画像を第2CCDセンサ24(24Y)が検出する。これにより、紙幣Sの表裏方向一側の画像、紙幣Sの表裏方向逆側の画像および紙幣Sの表裏の透過画像を検出することができる。しかも、第1発光体31(31X)、第2発光体27(27X)および第3発光体27(27Y)のそれぞれが複数具体的には二つの異なる波長領域の光を照射するため、紙幣Sの表裏方向一側の画像、紙幣Sの表裏方向逆側の画像および紙幣Sの表裏の透過画像のそれぞれについて異なる波長領域の光を照射したときの画像を検出できる。その結果、判別精度を高めることができる。そして、画像検出センサが第1CCDセンサ24(24X)および第2CCDセンサ24(24Y)の二つで済む。したがって、コストを低減することができる。
【0060】
また、第1取込制御手段43が、第1発光体31(31X)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光をそれぞれ異なる発光タイミングで発光させ、第2発光体27(27X)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光をそれぞれ異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)とも異なる発光タイミングで発光させるとともに、第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させてこの第1CCDセンサ24(24X)で検出した複数具体的には四つの画像データをメモリ42の第1の画像メモリ領域に取り込む一方、第2取込制御手段45が、第3発光体27(27Y)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光をそれぞれ異なる発光タイミングで発光させるとともに、第3発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により画像データを検出させてこの第2CCDセンサ24(24Y)で検出した複数具体的には二つの画像データをメモリ42の第2の画像メモリ領域に取り込む。このように、第1CCDセンサ24(24X)に対して専用の第1取込制御手段43が設けられ、第2CCDセンサ24(24Y)に対して専用の第2取込制御手段45が設けられるため、第1CCDセンサ24(24X)の画像データの検出タイミングに第2CCDセンサ24(24Y)の画像の検出タイミングを重ね合わせることができる。したがって、同じ搬送速度で移動する紙幣に対してより多くのデータを検出でき、判別精度をさらに高めることができる。
【0061】
さらに、第1発光体31(31X)、第2発光体27(27X)および第3発光体27(27Y)のそれぞれが、二つの異なる波長領域の光を照射するため、判別精度を向上させることができる。
【0062】
加えて、第1発光体31(31X)、第2発光体27(27X)および第3発光体27(27Y)のそれぞれが、可視光、赤外光および紫外光のうちのいずれか二つの光を照射するため、画像データ同士の差を際立たせることができる。したがって、さらに判別精度を向上させることができる。
【0063】
なお、以上において、各波長領域の光を発光させるに際してCCDセンサ24側において感度の相違がある場合等には、各波長領域度毎に照射時間または照射のための駆動電流を制御して、感度の相違を吸収することもできる。
【0064】
次に、本発明の第2実施形態の紙幣画像検出装置について、図5および図6を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
【0065】
第1実施形態においては、第1取込制御手段43と第2取込制御手段45とを用いたが、第2実施形態では、図5に示すように、単一の取込制御手段47を用いている。つまり、第2実施形態の取込制御手段47は、第1発光体31(31X)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なる発光タイミングで例えばLED素子33A,33Bの駆動により発光させ、第2発光体27(27X)からも複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)とも異なる発光タイミングで例えばLED素子29A,29Bの駆動により発光させて、さらに第3発光体27(27Y)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)とも異なる発光タイミングで例えばLED素子29A,29Bの駆動により発光させる。
【0066】
それとともに、第2実施形態の取込制御手段47は、第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により検出されマルチプレクサ48を介してADコンバータ41でAD変換された複数具体的には四つの画像データをメモリ42の第1の画像メモリ領域に取り込むとともに、第3発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により検出されマルチプレクサ48を介してADコンバータ41でAD変換された複数具体的には二つの画像データをメモリ42の第2の画像メモリ領域に取り込む。
【0067】
このように、取込制御手段47は単一であるが故に、第1CCDセンサ24(24X)の画像データの検出タイミングと第2CCDセンサ24(24Y)の画像データの検出タイミングとをすべてずらすようにタイミングを制御する。
【0068】
具体的には、図6に示すように(図6は各発光タイミングを示すもので、ハッチング部分が画像の検出タイミングである)、取込制御手段47は、第1発光体31(31X)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光とをそれぞれ異なる発光タイミングで発光させることになり第1発光体31(31X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図6における可視透過および赤外透過参照)。
【0069】
また、取込制御手段47は、第2発光体27(27X)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光とを異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)の両発光とも異なる発光タイミングで発光させるとともに第2発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図6における可視反射表および赤外反射表参照)。以上により、可視光の紙幣表裏の透過画像データと、赤外光の紙幣表裏の透過画像データと、可視光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向一側の反射画像データとが得られる。
【0070】
また、取込制御手段47は、第3発光体27(27Y)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光とを異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)の全発光とも異なる発光タイミングで発光させる発光させるとともに、第3発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により画像データを検出させる(図6における可視反射裏および赤外反射裏参照)。これにより、可視光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データとが得られる。
【0071】
以上に述べたように、第2実施形態の紙幣画像検出装置11によれば、単一の取込制御手段47が、第1発光体31(31X)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光をそれぞれ異なる発光タイミングで発光させ、第2発光体27(27X)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光をそれぞれ異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)とも異なる発光タイミングで発光させて、さらに第3発光体27(27Y)から複数具体的には二つの異なる波長領域の光をそれぞれ異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)とも異なる発光タイミングで発光させるとともに、第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により検出した複数具体的には四つの画像データと第3発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により検出した複数具体的には二つの画像データとを画像メモリ領域に取り込む。このように、第1CCDセンサ24(24X)および第2CCDセンサ24(24Y)に対して取込制御手段47が一つで済むため、コストをさらに低減することができる。
【0072】
次に、本発明の第3実施形態の紙幣画像検出装置について、図7および図8を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
【0073】
第1実施形態においては、第1発光体31(31X)、第2発光体27(27X)および第3発光体27(27Y)のそれぞれが二つの異なる波長領域の光のみを発光させたが、第3実施形態ではそれぞれが三つの異なる波長領域の光のみを発光させる。
【0074】
つまり、第3実施形態は、図7に示すように、第1取込制御手段43が、第1発光体31(31X)から三つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なる発光タイミングで例えばLED素子33A,33B,33Cの駆動により発光させ、第2発光体27(27X)からも三つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)とも異なる発光タイミングで例えばLED素子29A,29B,29Cの駆動により発光させるとともに、第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により検出されADコンバータ41でAD変換された六つの画像データをメモリ42の第1の画像メモリ領域に取り込む。
【0075】
また、第3実施形態は、第2取込制御手段45が、第3発光体27(27Y)から三つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なる発光タイミングで例えばLED素子29A,29B,29Cの駆動により発光させるとともに、第3発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により検出されADコンバータ44でAD変換された三つの画像データをメモリ42の第2の画像メモリ領域に取り込む。なお、第1発光体31(31X)で発光させる三つの異なる波長領域の光と、第2発光体27(27X)で発光させる三つの異なる波長領域の光と、第3発光体27(27Y)で発光させる三つの異なる波長領域の光とは、RGB等の一つの可視光、紫外光および赤外光の三つであり、すべて同じ組み合わせとなっている。
【0076】
ここで、第1取込制御手段43および第2取込制御手段45は、第1CCDセンサ24(24X)の画像データの検出タイミングに第2CCDセンサ24(24Y)のすべての画像の検出タイミングを重ね合わせるようにタイミングを制御する。つまり、この場合も異なるCCDセンサで検出させる画像データについては検出タイミングを合わせるのである。
【0077】
具体的には、図8に示すように(図8は各発光タイミングを示すもので、ハッチング部分が画像の検出タイミングである)、第1取込制御手段43は、第1発光体31(31X)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光と紫外光とをそれぞれ異なる発光タイミングで発光させることになり第1発光体31(31X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図8における可視透過、赤外透過および紫外透過参照)。
【0078】
また、第1取込制御手段43は、第2発光体27(27X)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光と紫外光とを異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)の全発光とも異なる発光タイミングで発光させるとともに第2発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図8における可視反射表、赤外反射表および紫外反射表参照)。以上により、可視光の紙幣表裏の透過画像データと、赤外光の紙幣表裏の透過画像データと、紫外光の紙幣表裏の透過画像データと、可視光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、紫外光の紙幣表裏方向一側の反射画像データとが得られる。
【0079】
一方、第2取込制御手段45は、第3発光体27(27Y)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光と紫外光とを異なる発光タイミングで発光させるとともに、第3発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により画像データを検出させる(図8における可視反射裏、赤外反射裏および紫外反射裏参照)。これにより、可視光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、紫外光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データとが得られる。
【0080】
そして、可視光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、紫外光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データとについては、発光タイミングおよび検出タイミングを、可視光の紙幣表裏の透過画像データと、赤外光の紙幣表裏の透過画像データと、紫外光の紙幣表裏の透過画像データと、可視光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、紫外光の紙幣表裏方向一側の反射画像データとのうちのいずれかと一致させる。なお、第1CCDセンサ24(24X)の画像データの検出タイミングと第2CCDセンサ24(24Y)の画像データの検出タイミングとを一致させる場合、同じ波長領域同士で一致させるのが好ましい(図8における可視透過および可視反射裏が検出タイミングを一致させている点と、赤外透過および赤外反射裏が検出タイミングを一致させている点と、紫外透過および紫外反射裏が検出タイミングを一致させている点とを参照)。
【0081】
以上に述べたように、第3実施形態の紙幣画像検出装置11によれば、第1発光体31(31X)、第2発光体27(27X)および第3発光体27(27Y)のそれぞれが、三つの異なる波長領域の光を照射するため、判別精度をさらに向上させることができる。
【0082】
しかも、第1発光体31(31X)、第2発光体27(27X)および第3発光体27(27Y)のそれぞれが、可視光、赤外光および紫外光を照射するため、画像データ同士の差を際立たせることができた上で比較数も多くできる。したがって、さらに判別精度を向上させることができる。
【0083】
次に、本発明の第4実施形態の紙幣画像検出装置について、図9および図10を参照して第3実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第3実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
【0084】
第3実施形態においては、第1取込制御手段43と第2取込制御手段45とを用いたが、第4実施形態では、図9に示すように、単一の取込制御手段47を用いている。つまり、第4実施形態の取込制御手段47は、第1発光体31(31X)から三つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なる発光タイミングで例えばLED素子33A,33B,33Cの駆動により発光させ、第2発光体27(27X)から三つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)とも異なる発光タイミングで例えばLED素子29A,29B,29Cの駆動により発光させて、さらに第3発光体27(27Y)から三つの異なる波長領域の光のみをそれぞれ異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)とも異なる発光タイミングで例えばLED素子29A,29B,29Cの駆動により発光させる。
【0085】
それとともに、第4実施形態の取込制御手段47は、第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により検出されマルチプレクサ48を介してADコンバータ41でAD変換された六つの画像データをメモリ42の第1の画像メモリ領域に取り込むとともに、第3発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により検出されマルチプレクサ48を介してADコンバータ41でAD変換された三つの画像データをメモリ42の第2の画像メモリ領域に取り込む。
【0086】
ここで、取込制御手段47は単一であるが故に、第1CCDセンサ24(24X)の画像データの検出タイミングと第2CCDセンサ24(24Y)の画像データの検出タイミングとをすべてずらすようにタイミングを制御する。
【0087】
具体的には、図10に示すように(図10は各発光タイミングを示すもので、ハッチング部分が画像の検出タイミングである)、取込制御手段47は、第1発光体31(31X)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光と紫外光とをそれぞれ異なる発光タイミングで発光させることになり第1発光体31(31X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図10における可視透過、赤外透過および紫外透過参照)。
【0088】
また、取込制御手段47は、第2発光体27(27X)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光と紫外光とを異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)の全発光とも異なる発光タイミングで発光させるとともに第2発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により画像データを検出させる(図10における可視反射表、赤外反射表および紫外反射表参照)。以上により、可視光の紙幣表裏の透過画像データと、赤外光の紙幣表裏の透過画像データと、紫外光の紙幣表裏の透過画像データと、可視光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向一側の反射画像データと、紫外光の紙幣表裏方向一側の反射画像データとが得られる。
【0089】
また、取込制御手段47は、第3発光体27(27Y)によりRGBのいずれか一つの可視光と赤外光と紫外光を異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)の全発光とも異なる発光タイミングで発光させるとともに、第3発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により画像データを検出させる(図10における可視反射裏、赤外反射裏および紫外反射光参照)。これにより、可視光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、赤外光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データと、紫外光の紙幣表裏方向逆側の反射画像データとが得られる。
【0090】
以上に述べたように、第4実施形態の紙幣画像検出装置11によれば、単一の取込制御手段47が、第1発光体31(31X)から三つの異なる波長領域の光をそれぞれ異なる発光タイミングで発光させ、第2発光体27(27X)から三つの異なる波長領域の光をそれぞれ異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)とも異なる発光タイミングで発光させて、さらに第3発光体27(27Y)から三つの異なる波長領域の光をそれぞれ異なる発光タイミングでしかも第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)とも異なる発光タイミングで発光させるとともに、第1発光体31(31X)および第2発光体27(27X)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第1CCDセンサ24(24X)により検出させた六つの画像データと第3発光体27(27Y)の各発光にそれぞれ同期した検出タイミングで第2CCDセンサ24(24Y)により検出させた三つの画像データとを画像メモリ領域に取り込む。このように、第1CCDセンサ24(24X)および第2CCDセンサ24(24Y)に対して取込制御手段47が一つで済む。したがって、コストをさらに低減することができる。
【0091】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に係る発明によれば、第1の発光手段で紙幣搬送路の紙幣に向けて光を照射すると、紙幣搬送路を挟んで対向配置された第1の画像検出センサがこの紙幣での透過光つまり表裏の透過画像を検出する。また、紙幣搬送路に対してこの第1の画像検出センサと同側に配置された第2の発光手段が紙幣搬送路の紙幣に向けて光を照射すると、その反射光つまり表裏方向一側の反射画像を第1の画像検出センサが検出する。さらに、紙幣搬送路に対して第1の画像検出センサとは反対側に配置された第2の画像検出センサと同側に配置された第3の発光手段が紙幣搬送路の紙幣に向けて光を照射すると、その反射光つまり表裏方向逆側の反射画像を第2の画像検出センサが検出する。これにより、紙幣の表裏方向一側の画像、紙幣の表裏方向逆側の画像および紙幣の表裏の透過画像を検出することができる。しかも、第1の発光手段、第2の発光手段および第3の発光手段のそれぞれが複数の異なる波長領域の光を照射するため、紙幣の表裏方向一側の画像、紙幣の表裏方向逆側の画像および紙幣の表裏の透過画像のそれぞれについて異なる波長領域の光を照射したときの画像を検出できる。その結果、判別精度を高めることができる。そして、画像検出センサが第1の画像検出センサおよび第2の画像検出センサの二つで済む。したがって、コストを低減することができる。
【0092】
請求項2に係る発明によれば、第1の取込制御手段が、第1の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させ、第2の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも第1の発光手段とも異なるタイミングで発光させるとともに、第1の発光手段および第2の発光手段の各発光にそれぞれ同期して第1の画像検出センサにより画像データを検出させてこの第1の画像検出センサで検出した複数の画像データを第1の画像メモリ領域に取り込む一方、第2の取込制御手段が、第3の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、第3の発光手段の各発光にそれぞれ同期して第2の画像検出センサにより画像データを検出させてこの第2の画像検出センサで検出した複数の画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む。このように、第1の画像検出センサに対して第1の取込制御手段が設けられ、第2の画像検出センサに対して第2の取込制御手段が設けられるため、第1の画像検出センサの画像データの検出タイミングに第2の画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることができる。よって、同じ搬送速度で移動する紙幣に対してより多くのデータを検出できる。したがって、判別精度をさらに高めることができる。
【0093】
請求項3に係る発明によれば、第1の画像検出センサの画像データの検出タイミングに第2の画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることができるため、同じ搬送速度で移動する紙幣に対してより多くのデータを検出できる。したがって、判別精度をさらに高めることができる。
【0094】
請求項4に係る発明によれば、単一の取込制御手段が、第1の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させ、第2の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも第1の発光手段とも異なるタイミングで発光させて、さらに第3の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも第1の発光手段および第2の発光手段とも異なるタイミングで発光させるとともに、第1の発光手段および第2の発光手段の各発光にそれぞれ同期して第1の画像検出センサで検出した複数の画像データと第3の発光手段の各発光にそれぞれ同期して第2の画像検出センサで検出した複数の画像データとを画像メモリ領域に取り込む。このように、第1の画像検出センサおよび第2の画像検出センサに対して取込制御手段が一つで済む。したがって、コストをさらに低減することができる。
【0095】
請求項5に係る発明によれば、第1の発光手段、第2の発光手段および第3の発光手段のそれぞれが、二つの異なる波長領域の光を照射するため、判別精度を向上させることができる。
【0096】
請求項6に係る発明によれば、第1の発光手段、第2の発光手段および第3の発光手段のそれぞれが、可視光、赤外光および紫外光のうちのいずれか二つの光を照射するため、画像データ同士の差を際立たせることができる。したがって、さらに判別精度を向上させることができる。
【0097】
請求項7に係る発明によれば、第1の発光手段、第2の発光手段および第3の発光手段のそれぞれが、三つの異なる波長領域の光を照射するため、判別精度をさらに向上させることができる。
【0098】
請求項8に係る発明によれば、第1の発光手段、第2の発光手段および第3の発光手段のそれぞれが、可視光、赤外光および紫外光を照射するため、画像データ同士の差を際立たせることができた上で比較数も多くできる。したがって、さらに判別精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の紙幣画像検出装置を示す長さ方向における一側から見た拡大側断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の紙幣画像検出装置における検出ユニットを示す透光カバーを略した正面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の紙幣画像検出装置を示す制御系のブロック図である。
【図4】 本発明の第1実施形態の紙幣画像検出装置における発光および画像検出のタイミングチャート図である。
【図5】 本発明の第2実施形態の紙幣画像検出装置を示す制御系のブロック図である。
【図6】 本発明の第2実施形態の紙幣画像検出装置における発光および画像検出のタイミングチャート図である。
【図7】 本発明の第3実施形態の紙幣画像検出装置を示す制御系のブロック図である。
【図8】 本発明の第3実施形態の紙幣画像検出装置における発光および画像検出のタイミングチャート図である。
【図9】 本発明の第4実施形態の紙幣画像検出装置を示す制御系のブロック図である。
【図10】 本発明の第4実施形態の紙幣画像検出装置における発光および画像検出のタイミングチャート図である。
【符号の説明】
11 紙幣画像検出装置
12 紙幣搬送路
13 検出ユニット
24(24X) 第1CCDセンサ(第1の画像検出センサ)
24(24Y) 第2CCDセンサ(第2の画像検出センサ)
27(27X) 第2発光体(第2の発光手段)
27(27Y) 第3発光体(第3の発光手段)
31(31X) 第1発光体(第1の発光手段)
43 第1取込制御手段(第1の取込制御手段)
45 第2取込制御手段(第1の取込制御手段)
47 単一の取込制御手段
S 紙幣

Claims (8)

  1. 第1の画像検出センサと、
    紙幣搬送路を挟んで前記第1の画像検出センサに対向配置されるとともに前記紙幣搬送路で搬送される紙幣に向けて複数の異なる波長領域の光を照射し該光の前記紙幣での透過光を前記第1の画像検出センサで検出させる第1の発光手段と、
    前記紙幣搬送路に対して前記第1の画像検出センサと同側に設けられて前記紙幣搬送路で搬送される紙幣に向けて複数の異なる波長領域の光を照射し該光の前記紙幣からの反射光を前記第1の画像検出センサで検出させる第2の発光手段と、
    前記紙幣搬送路に対して前記第1の画像検出センサとは反対側に設けられた第2の画像検出センサと、
    前記紙幣搬送路に対して前記第2の画像検出センサと同側に設けられて前記紙幣搬送路で搬送される紙幣に向けて複数の異なる波長領域の光を照射し該光の前記紙幣からの反射光を前記第2の画像検画像検出センサで検出させる第3の発光手段と、
    を有する紙幣画像検出装置であって、
    ユニット本体の一側に設定された第1の検出エリアの画像を検出する画像センサと、前記第1の検出エリアに向けて光を照射する一の発光手段と、前記ユニット本体の前記一側において前記第1の検出エリアとは異なる位置に設定された第2の検出エリアに向けて光を照射する他の発光手段とを前記ユニット本体内に配置して構成された同一構成の検出ユニットを一対、一方の前記検出ユニットの前記画像センサが他方の前記検出ユニットの前記第2の検出エリアの画像を検出可能となり、かつ互いに前記画像センサが前記紙幣搬送路の紙幣搬送方向において反対側となるように、前記紙幣搬送路を挟んで対向配置してなることで、前記一方の検出ユニットの前記画像センサで前記第1の画像検出センサを、前記他方の検出ユニットの前記他の発光手段で前記第1の発光手段を、前記一方の検出ユニットの前記一の発光手段で前記第2の発光手段を、前記他方の検出ユニットの前記画像検出センサで前記第2の画像検出センサを、前記他方の検出ユニットの前記一の発光手段で前記第3の発光手段を、それぞれ構成してなり、
    前記ユニット本体の前記紙幣搬送路の紙幣搬送方向における一端部から前記第1の検出エリアまでの距離と、前記ユニット本体の前記紙幣搬送路の紙幣搬送方向における他端部から前記第2の検出エリアまでの距離とが等しく設定されていることを特徴とする紙幣画像検出装置。
  2. 前記第1の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させ、前記第2の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも前記第1の発光手段とも異なるタイミングで発光させるとともに、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記第1の画像検出センサで検出した複数の画像データを第1の画像メモリ領域に取り込む第1の取込制御手段と、
    前記第3の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させるとともに、該第3の発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記第2の画像検出センサで検出した複数の画像データを第2の画像メモリ領域に取り込む第2の取込制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の紙幣画像検出装置。
  3. 前記第1の取込制御手段および第2の取込制御手段は、前記第1の画像検出センサの画像の検出タイミングに前記第2の画像検出センサの画像の検出タイミングを重ね合わせることを特徴とする請求項2記載の紙幣画像検出装置。
  4. 前記第1の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングで発光させ、前記第2の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも前記第1の発光手段とも異なるタイミングで発光させて、さらに、前記第3の発光手段から複数の異なる波長領域の光をそれぞれ異なるタイミングでしかも前記第1の発光手段および前記第2の発光手段とも異なるタイミングで発光させるとともに、前記第1の発光手段および前記第2の発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記第1の画像検出センサで検出した複数の画像データと前記第3の発光手段の各発光にそれぞれ同期して前記第2の画像検出センサで検出した複数の画像データとを画像メモリ領域に取り込む単一の取込制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の紙幣画像検出装置。
  5. 前記第1の発光手段、前記第2の発光手段および前記第3の発光手段のそれぞれが、二つの異なる波長領域の光を照射することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の紙幣画像検出装置。
  6. 前記第1の発光手段、前記第2の発光手段および前記第3の発光手段のそれぞれが、可視光、赤外光および紫外光のうちのいずれか二つの光を照射することを特徴とする請求項5記載の紙幣画像検出装置。
  7. 前記第1の発光手段、前記第2の発光手段および前記第3の発光手段のそれぞれが、三つの異なる波長領域の光を照射することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の紙幣画像検出装置。
  8. 前記第1の発光手段、前記第2の発光手段および前記第3の発光手段のそれぞれが、可視光、赤外光および紫外光を照射することを特徴とする請求項7記載の紙幣画像検出装置。
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