JP4324135B2 - 継手金具および継手金具を用いた被接続部材の接続構造 - Google Patents

継手金具および継手金具を用いた被接続部材の接続構造 Download PDF

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Description

本発明は、セグメントその他の被接続部材を接続する継手金具および継手金具を用いた被接続部材の接続構造に関する。
例えば、シールド工法でシールドトンネルを構築する際には、シールドマシンで所定の長さを掘削する毎に形成された空間の周囲を複数のセグメントを周方向に接続してシールドリングを構成し、次にシールドマシンで所定の長さを掘削したら、次段の、即ち後段のシールドリングを構成する各セグメントを前段のシールドリングの各セグメントに対して千鳥状に配置接続しながら同時に周方向に接続して後段のシールドリングを構成している。
前記シールドマシンの軸方向にある前段と後段のシールドリングを構成する各セグメント及び周方向にある左右の各セグメントは、それぞれ継手手段により接続されており、このうち、周方向にある左右の各セグメントの接続手段にあっては、セグメントに、その側辺の内面側に開口する継手金具を埋設し、左右の各セグメントの対峙する継手金具をボルト等で締結して固定し接続するといった手法が知られている。しかしながら、このような手法では、左右の各セグメントの対峙する継手金具をボルト等で締結して固定するといった後工程の作業を要するため、その作業が面倒なものとなっているといった問題点があった。
そこで、本願発明者は、セグメントその他の被接続部材を簡単な作業で容易に接続できる継手金具として、正面に開口する嵌合孔を設けた継手部の側部にアンカー部を連設した雌継手と、正面に前記雌継手の継手部に設けた嵌合孔に嵌合可能な嵌合突起を突設した継手部の側部にアンカー部を連設した雄継手とからなる継手金具を提案している(特許文献1参照。)。
かかる特許文献1に記載の継手金具では、接続する一方の被接続部材に、雌継手のアンカー部を継手部が接続面側に位置するように埋設し、他方の被接続部材に、雄継手のアンカー部を継手部が接続面側に位置するように且つ継手部の正面が前記一方の被接続部材に埋設した雌継手の継手部の正面と対向するように埋設し、前記一方の被接続部材と他方の被接続部材の接続面同士を突き合わせ、この状態で前記雌継手の継手部の正面と雄継手の継手部の正面とを相互に接近する方向に相対的に動かすことにより、雌継手の継手部の正面に開口する嵌合孔に雄継手の継手部の正面に突設した嵌合突起を嵌合させ、一方の被接続部材と他方の被接続部材を接続するようになっている。
特開2004−68416号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の継手金具のうち、雌継手の嵌合孔に雄継手の嵌合突起が嵌合したとき、雄継手と雌継手のアンカー部が同心上で向かい合っていない継手金具を用いて被接続部材を接続した場合、接続された双方の被接続部材にかかる引っ張り荷重が同心上にかからないことになり、その分被接続部材の接続強度が割り引かれることになる。
一方、上記特許文献1に記載の継手金具のうち、前記雌継手の継手部の嵌合孔に雄継手の継手部の嵌合突起を嵌合したとき互いに接合するそれぞれの継手部の正面を、前記雌継手のアンカー部の軸心と雄継手のアンカー部の軸心とを一致させたとき、前記軸心に対し対角線をなすようにした傾斜面に形成するとともに、それぞれの継手部の傾斜面からなる正面の中心とそれぞれのアンカー部の軸心とを一致させた継手金具を用いて被接続部材を接続した場合、雄継手と雌継手のアンカー部が同心上で向かい合うので、雌継手のアンカー部の軸心と雄継手のアンカー部の軸心が一致し、前記の継手金具に比べ接続強度が向上するものの、雄継手と雌継手のそれぞれの継手部の正面が傾斜面となっているため引っ張り荷重による嵌合突起への作用点が前記軸心と一致していないため、これもまた、その分被接続部材の接続強度が割り引かれることになる。
本発明の目的は、被接続部材を接続した際の接続強度の向上を図ることができる継手金具および継手金具を用いた被接続部材の接続構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の継手金具は、正面を向いた接合面に開口する嵌合孔を設けた継手部の側部にアンカー部を連設した雌継手と、同じく正面を向いた接合面に前記雌継手の継手部に設けた嵌合孔に嵌合可能な嵌合突起を突設した継手部の側部にアンカー部を連設した雄継手とからなり、被接続部材の接続を行う継手金具であって、前記雌継手及び雄継手のそれぞれの継手部の接合面とアンカー部の軸心が平行に、且つ前記継手部に対しアンカー部が接合面寄りにクランク状に屈曲して継手部の接合面とアンカー部の軸心が一致するように形成され、前記雌継手の継手部の接合面に設けた嵌合孔に前記雄継手の継手部の嵌合突起を嵌合させ両者の接合面を接合させたとき、前記雌継手のアンカー部の軸心と前記雄継手のアンカー部の軸心とが一致するようになっていることを特徴とする。
このような継手金具によれば、接続する一方の被接続部材に、雌継手のアンカー部を継手部が接続面側に位置するように埋設し、他方の被接続部材に、雄継手のアンカー部を継手部が接続面側に位置するように且つ継手部の接合面が前記一方の被接続部材に埋設した雌継手の継手部の接合面と対向するように埋設し、前記一方の被接続部材と他方の被接続部材の接続面同士を突き合わせ、この状態で前記雌継手の継手部の接合面と雄継手の継手部の接合面とを相互に接近する方向に相対的に動かすと、雌継手の継手部の接合面に開口する嵌合孔に雄継手の継手部の接合面に突設した嵌合突起が嵌合し、一方の被接続部材と他方の被接続部材が接続する。
そして、前記雌継手及び雄継手のそれぞれの継手部の接合面とアンカー部の軸心が平行に、且つ前記継手部に対しアンカー部が接合面寄りにクランク状に屈曲して継手部の接合面とアンカー部の軸心が一致するように形成され、前記雌継手の継手部の接合面に設けた嵌合孔に前記雄継手の継手部の嵌合突起を嵌合させ両者の接合面を接合させたとき、前記雌継手のアンカー部の軸心と前記雄継手のアンカー部の軸心とが一致するようになっているので、雌継手の継手部の接合面に設けた嵌合孔に前記雄継手の継手部の嵌合突起を嵌合させ両者の接合面を接合させて接続した雌継手及び雄継手に引っ張り荷重がかかったとき、雄継手の継手部の嵌合突起にかかる作用点となる雌継手の継手部の接合面に開口する嵌合孔の開口端部が、前記雌継手のアンカー部の軸心と雄継手のアンカー部の軸心と一致することになり、嵌合突起は引っ張り荷重を前記軸心上で受けることになるから、これにより、被接続部材の接続強度を飛躍的に向上させることができる。
請求項2に記載の継手金具は、請求項1に記載の前記雄継手は、継手部と、該継手部の接合面に突設した嵌合突起が別体に形成されており、前記継手部の接合面に嵌合突起が適宜手段により固定できるようになっていることを特徴とする。
このような継手金具によれば、継手部と嵌合突起が別体に形成されてされているので、継手金具の製造が簡単となり、コストダウンが図れる。
請求項3に記載の継手金具は、請求項2に記載の前記雄継手の継手部の接合面に、前記雌継手の継手部の接合面に開口する嵌合孔と同一形状の固定用嵌合孔が形成され、前記雌継手の嵌合孔と前記雄継手の固定用嵌合孔の両方に嵌合可能な2つの嵌合突起を軸方向に背合わせ状態に一体として有する嵌合部材の一方の嵌合突起を、前記雄継手の固定用嵌合孔に嵌合して固定できるようになっていることを特徴とする。
このような継手金具によれば、雄継手の嵌合突起を嵌合する雌継手の嵌合孔と嵌合突起を嵌合して固定するための固定用嵌合孔とが同一形状に形成され、嵌合部材の2つの嵌合突起を雌継手の嵌合孔と雄継手の固定用嵌合孔の両方に嵌合可能とすることにより、嵌合部材の向きに関係なく、嵌合突起を固定用嵌合孔に嵌合して雌継手とすることができ、また嵌合突起を嵌合孔に嵌合することができる。
また、特に、固定用嵌合孔に嵌合部材の一方の嵌合突起を嵌合しない状態の雄継手の構成と、雌継手の構成を同一とすることにより、雌継手の嵌合孔に嵌合部材の一方の嵌合突起を嵌合して雄継手とすることができる。したがって、雌継手と嵌合部材を用意することにより継手金具を構成することができ、別途雄継手を用意する必要がなくなることから、製造や取り扱いが容易となり、コストダウンが図れる。
請求項4に記載の継手金具は、請求項3に記載の前記雄継手の継手部には、前記固定用嵌合孔に貫通するネジ孔が設けられていることを特徴とする。
このような継手金具によれば、前記嵌合孔に貫通するネジ孔は、例えば、前記雄継手の固定用嵌合孔に嵌合した前記嵌合部材の一方の嵌合突起を固定するためのネジを螺合するネジ孔として用いることができる。
また、特に、固定用嵌合孔に嵌合部材の一方の嵌合突起を嵌合しない状態の雄継手の構成と、雌継手の構成とを同一とし、雌継手の嵌合孔を固定用嵌合孔として利用して、この嵌合孔に嵌合突起を嵌合して雄継手とする際に、前記ネジ孔は、嵌合孔に嵌合した嵌合突起を固定するためのネジを螺合するネジ孔として用いられる。さらに、固定用嵌合孔に前記嵌合突起を嵌合しない状態の雄継手を雌継手として利用することができ、このような雌継手が埋設された被接続部材を型枠を用いて成型する際に、前記ネジ孔は、前記被接続部材に埋設された雌継手を型枠に固定するためのネジを螺合するネジ孔として用いることができる。
請求項5に記載の継手金具を用いた被接続部材の接続構造は、正面を向いた接合面に開口する嵌合孔を設けた継手部の側部にアンカー部を連設した雌継手と、同じく正面を向いた接合面に前記雌継手の継手部に設けた嵌合孔に嵌合可能な嵌合突起を突設した継手部の側部にアンカー部を連設した雄継手とからなり、前記雌継手及び雄継手のそれぞれの継手部の接合面とアンカー部の軸心が平行に、且つ前記継手部に対しアンカー部が接合面寄りにクランク状に屈曲して継手部の接合面とアンカー部の軸心が一致するように形成され、前記雌継手の継手部の接合面に設けた嵌合孔に前記雄継手の継手部の嵌合突起を嵌合させ両者の接合面を接合させたとき、前記雌継手のアンカー部の軸心と前記雄継手のアンカー部の軸心とが一致するようになっている継手金具を用いた被接続部材の接続構造であって、一方の被接続部材に前記雌継手又は雄継手の一方の継手がそのアンカー部が埋設されて固定され、該一方の被接続部材に固定された一方の継手の継手部が、前記一方の被接続部材の側面に開口部を開けて設けられた凹部内に、前記一方の継手の継手部の嵌合孔或いは嵌合突起を前記一方の被接続部材の前後方向に向け且つ該継手部の正面の前に前記雌継手または雄継手の他方の継手の継手部の挿入空間を空けて配置されており、また、他方の被接続部材には、前記雌継手又は雄継手の他方の継手がそのアンカー部が埋設されて固定され、該他方の被接続部材に固定された他方の継手の継手部が、前記他方の被接続部材の側面にその継手部の嵌合孔或いは嵌合突起を他方の被接続部材の前後方向に向けて突出しており、該他方の被接続部材の側面から突出している他方の継手の継手部が、前記一方の被接続部材の側面に設けられた凹部内の挿入空間に、該継手部の正面が前記一方の継手の継手部の正面と対向するように挿入され、前記一方の継手の継手部の嵌合孔或いは嵌合突起が前記他方の継手の継手部の嵌合孔或いは嵌合突起に嵌合して接続されることを特徴とする。
このような継手金具を用いた被接続部材の接続構造によれば、一方の被接続部材の側面に開口部を開けて設けられた凹部内の挿入空間に、他方の被接続部材の側面に突出している他方の継手の継手部を、その接合面を前記一方の被接続部材の側面に開口部を開けて設けられた凹部内に配置されている前記一方の継手の継手部の接合面と対峙するように挿入し、この状態で一方の被接続部材と他方の被接続部材を前後方向に、即ち前記一方の継手の継手部の接合面と他方の継手の継手部の接合面とが相互に接近する方向に相対的に動かすと、一方の継手の継手部の嵌合孔或いは嵌合突起に他方の継手の継手部の嵌合孔或いは嵌合突起が嵌合し、一方の被接続部材と他方の被接続部材が接続する。そして、前記一方の被接続部材の側面に開口部を開けて設けられた凹部内に一方の継手の継手部が配置され、この凹部内の挿入空間に他方の被接続部材の側面に突出している他方の継手の継手部を挿入するので、一方の被接続部材と他方の被接続部材の側面同士を当接させた状態で接続することができる。
また、前記継手金具は、雌継手及び雄継手のそれぞれの継手部の接合面とアンカー部の軸心が平行に、且つ前記継手部に対しアンカー部が接合面寄りにクランク状に屈曲して継手部の接合面とアンカー部の軸心が一致するように形成され、前記雌継手の継手部の接合面に設けた嵌合孔に前記雄継手の継手部の嵌合突起を嵌合させ両者の接合面を接合させたとき、前記雌継手のアンカー部の軸心と前記雄継手のアンカー部の軸心とが一致するようになっているので、雌継手の継手部の接合面に設けた嵌合孔に前記雄継手の継手部の嵌合突起を嵌合させ両者の接合面を接合させて接続した雌継手及び雄継手に引っ張り荷重がかかったとき、雄継手の継手部の嵌合突起にかかる作用点となる雌継手の継手部の接合面に開口する嵌合孔の開口端部が、前記雌継手のアンカー部の軸心と雄継手のアンカー部の軸心と一致することになり、嵌合突起は引っ張り荷重を前記軸心上で受けることになるから、これにより、接続強度の高い被接続部材の接続構造を得ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、雌継手の嵌合孔に雄継手の嵌合突起が嵌合して一方の被接続部材と他方の被接続部材が接続したときの接続強度を飛躍的に向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、継手部と嵌合突起が別体に形成されているので、継手金具の製造が簡単となり、コストダウンを図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、雌継手と嵌合部材を用意することにより継手金具を構成することができ、雄継手を用意する必要がなくなることから、製造や取り扱いが容易となり、コストダウンを図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、雌継手の継手部に設けたネジ孔を、嵌合突起を固定するためのネジを螺合するネジ孔や、固定用嵌合孔に前記嵌合突起を嵌合しない状態の雄継手を雌継手として利用する場合に前記雄継手を型枠に固定するためのネジ孔として用いることができる。
請求項5に記載の発明によれば、接続強度の高い被接続部材の接続構造を得ることができる。
以下、本発明に係る継手金具を実施するための最良の形態の一例について説明する。
図1乃至図5は本発明に係る継手金具の実施の形態の第一例の雌継手及び雄継手を示したもので、図1は本例の雌継手の平面図、図2は図1の一部縦断正面図、図3は本例の雄継手の平面図、図4は図3の正面図、図5は本例の雌継手と雄継手を接続した状態を示す一部縦断正面図である。
本例の継手金具は、金属製の雌継手1と雄継手2とで構成されている。雌継手1は、正面を向いた接合面3に開口する嵌合孔4を設けた継手部5と、継手部5の側部に連設されたアンカー部6とからなっている。
前記接合面3に開口する嵌合孔4は、本例では、円錐形のテーパ孔として形成されている。また、前記アンカー部6は後部に抜け止め用の突出頭部7を有する棒状体に形成されており、その軸心L1は前記接合面3に設けられている嵌合孔4の軸心L2と直交するように設定されている。そして、このアンカー部6の軸心L1と接合面3は平行となっており、且つ継手部5に対しアンカー部6が接合面3寄りにクランク状に屈曲して継手部5の接合面3とアンカー部6の軸心L1が一致するように形成されている。
また、雄継手2は、正面を向いた接合面8に、前記雌継手1の継手部5に設けた嵌合孔4に嵌合可能な嵌合突起9を突設した継手部10と、継手部10の側部に連設されたアンカー部11とからなっている。
前記嵌合突起9は、本例では、前記雌継手1の継手部5に設けた嵌合孔4のテーパ孔に対応したテーパ突起として形成されている。また、前記アンカー部11は、前記雌継手1のアンカー部6と同様に、後部に抜け止め用の突出頭部12を有する棒状体に形成されており、その軸心L3は前記接合面8に突設されている嵌合突起9の軸心L4と直交するように設定されている。さらに、このアンカー部11は、その軸心L3と接合面8とが平行となり、且つ継手部10に対しアンカー部11が接合面8寄りにクランク状に屈曲して継手部10の接合面8とアンカー部11の軸心L3が一致するように形成されている。
したがって、雌継手1の継手部5の接合面3に設けた嵌合孔4に雄継手2の継手部10の嵌合突起9を嵌合させ両者の接合面3,8を接合させたとき、雌継手1のアンカー部6の軸心L1と雄継手2のアンカー部11の軸心L3とが一致し、且つ前記軸心L1,L3と接合面3,8が一致する(図5参照)。
このような継手金具によれば、接続する一方の被接続部材に、雌継手1のアンカー部6を継手部5が接続面側に位置するように埋設し、他方の被接続部材に、雄継手2のアンカー部11を継手部10が接続面側に位置するように且つ継手部10の接合面8が前記一方の被接続部材に埋設した雌継手1の継手部5の接合面3と対向するように埋設し、前記一方の被接続部材と他方の被接続部材の接続面同士を突き合わせ、この状態で前記雌継手1の継手部5の接合面3と雄継手2の継手部10の接合面8とが相互に接近する方向に相対的に動かすと、雌継手1の継手部5の接合面3に開口する嵌合孔4に雄継手2の継手部10の接合面8に突設した嵌合突起9が嵌合し、一方の被接続部材と他方の被接続部材を接続する。このように、本例の継手金具によれば、一方の被接続部材と他方の被接続部材をプラグイン形式でワンタッチで接続することができる。
そして、本例の継手金具によれば、雌継手1の嵌合孔4に雄継手2の嵌合突起9を嵌合して一方の被接続部材と他方の被接続部材とを接続したときに、雌継手1のアンカー部6の軸心L1と雄継手2のアンカー部11の軸心L3とが一致し、且つ前記軸心L1,L3と接合面3,8が一致するので、雌継手1の継手部5の接合面3に設けた嵌合孔4に前記雄継手2の継手部10の嵌合突起9を嵌合させ両者の接合面3,8を接合させて接続した雌継手1及び雄継手2に引っ張り荷重がかかったとき、雄継手2の継手部10の嵌合突起9にかかる作用点となる雌継手1の継手部5の接合面3に開口する嵌合孔4の開口端部が、前記雌継手1のアンカー部6の軸心L1と雄継手2のアンカー部11の軸心L3と一致することになり、嵌合突起9は引っ張り荷重を前記軸心L1,L3上で受けることになるから、これにより、被接続部材の接続強度が飛躍的に向上する。
また、本例では、前記雌継手1の継手部5の嵌合孔4がテーパ孔で形成され、前記雄継手2の継手部10の嵌合突起9が前記嵌合孔4のテーパ孔に対応したテーパ突起で形成されているので、雌継手1の継手部5の接合面3に開口する嵌合孔4への雄継手2の継手部10の接合面8に突設した嵌合突起9の嵌合が容易に行え、そして嵌合した嵌合孔4の内面と嵌合突起9の外面が密着するので、安定した接続状態が得られる。
次に、本発明に係る継手金具の実施の形態の第二例について図6乃至図8に基づいて説明する。図6は本発明に係る継手金具の実施の形態の第二例の雌継手の一部縦断正面図、図7は本例の雄継手の分解図、図8は本例の雌継手と雄継手とを接続した状態を示す一部縦断正面図である。
本例の継手金具は、前記第一例と基本的構成において変わるところはなく、ここでは第一例と相違している構成を説明し、第一例と同一の構成については同一の符号を付して、その説明を省略する。
本例では、雌継手1の継手部5の側部には、嵌合孔4に貫通するネジ孔13が設けられている。また、継手部5の側部には、アンカー部6の軸心L1と平行な方向に、被接続部材を成型する際に用いる型枠の突起(後述)を挿入可能な穴14が設けられている。
また、本例では、雄継手2の継手部10と該継手部10の接合面8に突設する嵌合突起9が別体に構成されており、前記継手部10の接合面8に嵌合突起9が適宜手段により固定できるようになっている。また、本例では、雄継手2は、嵌合突起9を固定していない状態では、雌継手1と同一の構成となっている。
前記別体に構成されている嵌合突起9と、継手部10の接合面8への前記嵌合突起9の固定について具体的に説明する。
前記雄継手2の継手部10の接合面8には、前記雌継手1の継手部5の接合面3に開口する嵌合孔4と同形の固定用嵌合孔4aが形成されている。また、前記嵌合突起9と軸方向に背合わせ状態に一体として、前記嵌合突起9と同形の嵌合突起9aが設けられて構成された嵌合部材15が用意され、前記嵌合突起9,9aは、雌継手1の継手部5に設けられた嵌合孔4と雄継手2の継手部10に形成された固定用嵌合孔4aのいずれにも嵌合できるようになっている。そして、前記雄継手2の継手部10の固定用嵌合孔4aに嵌合突起9aを嵌合して固定することにより、継手部10の接合面8に嵌合突起9が固定された状態となって雄継手2が構成されるようになっている。
雄継手2の継手部10の側部には、固定用嵌合孔4aに貫通する突起固定用ネジ孔13aが設けられており、この突起固定用ネジ孔13aに、ネジ16を螺合することにより、固定用嵌合孔4aに嵌合した嵌合突起9aをより強固に固定することができるようになっている。
また、継手部10の側部にはアンカー部11の軸心L3と平行な方向に、被接続部材を成型する際に用いる型枠の突起(後述)を挿入可能な穴14aが設けられている。
本例の継手金具では、雄継手2を嵌合突起9を固定していない状態では、雌継手1と同一の構成となるようにしてあるので、雌継手1の継手部5の接合面3に開口する嵌合孔4を雄継手2の継手部10の接合面8に開口する固定用嵌合孔4aとして利用し、雌継手1の嵌合孔4に嵌合突起9aを嵌合し、突起固定用ネジ孔13aにネジ16を螺合して前記嵌合突起9aを固定することにより、雄継手2とすることができる。そして、この雄継手2の接合面8に突設する嵌合突起9を、前記第一例と同様、雌継手1の継手部5の接合面3に開口する嵌合孔4に嵌合し、被接続部材を接続することができる(図8参照)。
以上説明した本例の継手金具によれば、雌継手1の継手部5の接合面3に開口する嵌合孔4を雄継手2の継手部10の接合面8に開口する固定用嵌合孔4aとして利用することができ、雌継手1の継手部5の接合面3に開口する前記嵌合孔4に前記嵌合突起9と背合わせ状態に一体として設けられた嵌合突起9aを嵌合して固定することにより雄継手2とすることができる。したがって、雌継手1と嵌合部材15を用意することにより継手金具を構成することができ、別途雄継手2を用意する必要がなくなることから、製造や取り扱いが容易となり、コストダウンが図れる。
また、雌継手1の嵌合孔4と雄継手2の固定用嵌合孔4aは、同一の形状に形成され、嵌合部材15の2つの嵌合突起9,9aのいずれをも嵌合孔4と固定用嵌合孔4aに嵌合することができるので、嵌合部材15の向きを考慮することなく、嵌合突起9または嵌合突起9aを、嵌合孔4または固定用嵌合孔4aに嵌合することができる。
図9は継手金具を埋設した被接続部材を型枠を用いて成型する際の、継手金具を型枠に取り付けた状態を示す断面図である。ここでは、継手金具として、前記第二例に示す継手金具が取り付けられる。その取付けにあっては、雌継手1と雄継手2の共用として、雌継手1を用いる。
型枠17には、雌継手1の継手部5の側部に設けられた穴14に挿入する回り止め突起18と、ネジ孔13と一致する貫通孔19が設けられており、前記回り止め突起18を雌継手1の継手部5の側部に設けられた穴14に挿入し、貫通孔19からネジ20を挿入してネジ孔13に螺合することにより、雌継手1を型枠17に取り付けている。前記固定に際し、型枠17に設けた回り止め突起18を雌継手1の継手部5の穴14に挿入しているので、ネジ孔13にネジ20を螺合する際に、雌継手1が動いてしまうことはない。そして、このように型枠17に雌継手1を取り付けた状態で被接続部材21の成型が行われる。
前記型枠17に固定した雌継手1を雄継手2として使用する場合、被接続部材21の成型後、型枠17を外した後、雌継手1の嵌合孔4に嵌合部材15の嵌合突起9aを嵌合して、ネジ孔13にネジ16を螺合して嵌合突起9aを固定して、雄継手2とすることができる。
図10乃至図12は本発明に係る継手金具を用いた被接続部材の接続構造の実施の形態の一例を示したもので、図10は本例の継手金具を用いた被接続部材の接続構造の接続前の状態を示す説明図、図11は接続の過程を示す説明図、図12は接続した状態を示す説明図である。
本例では、接続する被接続部材21,22に継手金具として前記図6乃至図8に示した第二例の継手金具が使用されている。
前記一方の被接続部材21の接続面となる側面23には、開口部24を開けて一面側を凹ました凹部25が設けられている。そしてまた被接続部材21には前記雌継手1又は雄継手2の一方の継手が、本例では雌継手1が、そのアンカー部6が埋設されて固定され、前記被接続部材21に固定された雌継手1の継手部5が、前記被接続部材21の側面23に開口部24を開けて設けられた凹部25内に、前記雌継手1の継手部5の嵌合孔4を前記一方の被接続部材21の前後方向に向け且つ該継手部5の接合面3の前に、雄継手2の継手部10の挿入が可能な挿入空間26を空けて配置されている。
また、他方の被接続部材22には前記雄継手2が、そのアンカー部11が埋設されて固定され、該他方の被接続部材22に固定された雄継手2の継手部10が、前記他方の被接続部材22の側面27にその継手部10の嵌合突起9を他方の被接続部材22の前後方向に向けて突出している。
そして、該他方の被接続部材22の側面27から突出している雄継手2の継手部10が、前記一方の被接続部材21の側面23に設けられた凹部25内の挿入空間26に、該継手部10の接合面8が前記一方の被接続部材21の側面23に設けられた凹部25内に配置されている雌継手1の継手部5の接合面3と対向するように挿入され、前記雄継手2の継手部10の嵌合突起9が雌継手1の継手部5の嵌合孔4に嵌合して接続されるようになっている。前記一方の被接続部材21の側面23と他方の被接続部材22の側面27にあっては、一方の被接続部材21の側面23に設けられた凹部25内の挿入空間26に挿入した雄継手2の継手部10の嵌合突起9の軸心L4と前記凹部25内に配置されている雌継手1の継手部5の嵌合孔4の軸心L2が一致する位置で、相互に当接するように設定されている。
前記した本発明に係る継手金具を用いた被接続部材の接続構造によれば、一方の被接続部材21の側面23に開口部24を開けて設けられた凹部25内の挿入空間26に、他方の被接続部材22の側面27に突出している雄継手2の継手部10を、その接合面8を前記一方の被接続部材21の凹部25内に配置されている前記雌継手1の継手部5の接合面3と対峙するように挿入し(図11参照)、この状態で一方の被接続部材21と他方の被接続部材22を前後方向に、即ち前記雌継手1の継手部5の接合面3と雄継手2の継手部10の接合面8とを相互に接近する方向に相対的に動かすと、前記雄継手2の継手部10の嵌合突起9が雌継手1の継手部5の嵌合孔4に嵌合し、一方の被接続部材21と他方の被接続部材22が接続する。
そして、前記接続された一方の被接続部材21と他方の被接続部材22にあっては、前記のように、一方の被接続部材21の側面23に開口部24を開けて設けられた凹部25内に雌継手1の継手部5が配置され、この凹部25内の挿入空間26に他方の被接続部材22の側面27に突出している雄継手2の継手部10を挿入するものであって、前記一方の被接続部材21の側面23と他方の被接続部材22の側面27が、一方の被接続部材21の側面23に設けられた凹部25内の挿入空間26に挿入した雄継手2の継手部10の嵌合突起9の軸心L4と前記凹部25内に配置されている雌継手1の継手部5の嵌合孔4の軸心L2が一致する位置で、相互に当接するように設定されているので、一方の被接続部材21と他方の被接続部材22の側面23,27同士を当接させた状態で接続することができる(図12参照)。
また、雌継手1の嵌合孔4に雄継手2の嵌合突起9を嵌合して一方の被接続部材21と他方の被接続部材22とを接続したときに、前記継手金具は、雌継手1及び雄継手2のそれぞれの継手部5,10の接合面3,8とアンカー部6,11の軸心L1,L3が平行に、且つ前記継手部5,10に対しアンカー部6,11が接合面3,8寄りにクランク状に屈曲して継手部5,10の接合面3,8とアンカー部6,11の軸心L1,L3が一致するように形成され、前記雌継手1の継手部5の接合面3に設けた嵌合孔4に前記雄継手1の継手部10の嵌合突起9を嵌合させ両者の接合面3,8を接合させたとき、前記雌継手1のアンカー部6の軸心L1と前記雄継手2のアンカー部11の軸心L3とが一致するようになっているので、雌継手1の継手部5の接合面3に設けた嵌合孔4に前記雄継手2の継手部10の嵌合突起9を嵌合させ両者の接合面3,8を接合させて接続した雌継手1及び雄継手2に引っ張り荷重がかかったとき、雄継手2の継手部10の嵌合突起9にかかる作用点となる雌継手1の継手部5の接合面3に開口する嵌合孔4の開口端部が、前記雌継手1のアンカー部6の軸心L1と雄継手2のアンカー部11の軸心L3と一致することになり、嵌合突起9は引っ張り荷重を前記軸心L1,L3上で受けることになるから、これにより、接続強度の高い被接続部材の接続構造を得ることができる。
図13は前記接続する被接続部材21,22がセグメント28である場合の実施の一例を示す説明図である。
本例では、各セグメント28の周方向の一方の側面に、前記凹部25が設けられ、該凹部25内に継手部5が配置されて雌継手1が固定されており、他方の側面に継手部10が突出するように雄継手2が固定されている。また、前記各セグメント28の軸方向前面には、プラグイン形式の継手装置の雄部29が突設されており、また、後面には前記雄部29に対応して雌部30が設けてある。
前記各セグメント28の周方向の側面に固定された雌継手1、雄継手2と、軸方向前後面に設けられた雄部29、雌部30との位置関係にあっては、周方向にある1つのセグメント28の一方の側面に設けられた凹部25内の挿入空間26に、他のセグメント28の他方の側面から突出している雄継手2の継手部10を挿入したとき、該他のセグメント28の前面と前進方向にあるセグメント28の後面との間隔が雄部29と雌部30が嵌合しない距離を保ち(図13参照)、他のセグメント28を前進方向にあるセグメント28に向かって前進させたとき、他のセグメント28の側面から突出している雄継手2の継手部10の嵌合突起9が1つのセグメント28の雌継手1の継手部5の嵌合孔4に嵌合し、同時に他のセグメント28の前面に突設されている雄部29が前進方向にあるセグメント28の後面に設けられている雌部30に嵌合するように設定されている。
従って、前記のように構成された本例のセグメント28の接続構造によれば、接続しようとするセグメント28を軸方向前側にあるセグメント28に向かって押し出すといった簡単な操作により、前記接続しようとするセグメント28を軸方向にあるセグメント28と周方向にあるセグメント28に、プラグイン形式によってワンタッチで同時に接続することができることになる。
本発明に係る継手金具の実施の形態の第一例の雌継手の平面図。 図1の一部縦断正面図。 本発明に係る継手金具の実施の形態の第一例の雄継手の平面図。 図3の正面図 第一例の雌継手と雄継手を接続した状態を示す一部縦断正面図。 本発明に係る継手金具の実施の形態の第二例の雌継手の一部縦断正面図。 本発明に係る継手金具の実施の形態の第二例の雄継手の分解図。 第二例の雌継手と雄継手を接続した状態を示す一部縦断正面図。 継手金具を埋設した被接続部材を型枠を用いて成型する際の、継手金具を型枠に取り付けた状態を示す断面図 本発明に係る継手金具を用いた被接続部材の接続構造の実施の形態の一例を示したもので、第一例の継手金具を用いた被接続部材の接続構造の接続前の状態を示す説明図。 接続の過程を示す説明図。 図10の被接続部材を接続した状態を示す説明図。 図10の被接続部材がセグメントである場合の実施の一例を示す説明図。
符号の説明
1 雌継手
2 雄継手
3 接合面
4 嵌合孔
4a 固定用嵌合孔
5 継手部
6 アンカー部
7 突出頭部
8 接合面
9,9a 嵌合突起
10 継手部
11 アンカー部
12 突出頭部
13 ネジ孔
13a 突起固定用ネジ孔
14,14a 穴
15 嵌合部材
16 ネジ
17 型枠
18 回り止め突起
19 貫通孔
20 ネジ
21,22 被接続部材
23 側面
24 開口部
25 凹部
26 挿入空間
27 側面
28 セグメント
29 雄部
30 雌部

Claims (5)

  1. 正面を向いた接合面に開口する嵌合孔を設けた継手部の側部にアンカー部を連設した雌継手と、同じく正面を向いた接合面に前記雌継手の継手部に設けた嵌合孔に嵌合可能な嵌合突起を突設した継手部の側部にアンカー部を連設した雄継手とからなり、被接続部材の接続を行う継手金具であって、
    前記雌継手及び雄継手のそれぞれの継手部の接合面とアンカー部の軸心が平行に、且つ前記継手部に対しアンカー部が接合面寄りにクランク状に屈曲して継手部の接合面とアンカー部の軸心が一致するように形成され、前記雌継手の継手部の接合面に設けた嵌合孔に前記雄継手の継手部の嵌合突起を嵌合させ両者の接合面を接合させたとき、前記雌継手のアンカー部の軸心と前記雄継手のアンカー部の軸心とが一致するようになっていることを特徴とする継手金具。
  2. 前記雄継手は、継手部と、該継手部の接合面に突設した嵌合突起が別体に形成されており、前記継手部の接合面に嵌合突起が適宜手段により固定できるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の継手金具。
  3. 前記雄継手の継手部の接合面に、前記雌継手の継手部の接合面に開口する嵌合孔と同一形状の固定用嵌合孔が形成され、前記雌継手の嵌合孔と前記雄継手の固定用嵌合孔の両方に嵌合可能な2つの嵌合突起を軸方向に背合わせ状態に一体として有する嵌合部材の一方の嵌合突起を、前記雄継手の固定用嵌合孔に嵌合して固定できるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の継手金具。
  4. 前記雄継手の継手部には、前記固定用嵌合孔に貫通するネジ孔が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の継手金具。
  5. 正面を向いた接合面に開口する嵌合孔を設けた継手部の側部にアンカー部を連設した雌継手と、同じく正面を向いた接合面に前記雌継手の継手部に設けた嵌合孔に嵌合可能な嵌合突起を突設した継手部の側部にアンカー部を連設した雄継手とからなり、前記雌継手及び雄継手のそれぞれの継手部の接合面とアンカー部の軸心が平行に、且つ前記継手部に対しアンカー部が接合面寄りにクランク状に屈曲して継手部の接合面とアンカー部の軸心が一致するように形成され、前記雌継手の継手部の接合面に設けた嵌合孔に前記雄継手の継手部の嵌合突起を嵌合させ両者の接合面を接合させたとき、前記雌継手のアンカー部の軸心と前記雄継手のアンカー部の軸心とが一致するようになっている継手金具を用いた被接続部材の接続構造であって、
    一方の被接続部材に前記雌継手又は雄継手の一方の継手がそのアンカー部が埋設されて固定され、該一方の被接続部材に固定された一方の継手の継手部が、前記一方の被接続部材の側面に開口部を開けて設けられた凹部内に、前記一方の継手の継手部の嵌合孔或いは嵌合突起を前記一方の被接続部材の前後方向に向け且つ該継手部の正面の前に前記雌継手または雄継手の他方の継手の継手部の挿入空間を空けて配置されており、
    また、他方の被接続部材には、前記雌継手又は雄継手の他方の継手がそのアンカー部が埋設されて固定され、該他方の被接続部材に固定された他方の継手の継手部が、前記他方の被接続部材の側面にその継手部の嵌合孔或いは嵌合突起を他方の被接続部材の前後方向に向けて突出しており、
    該他方の被接続部材の側面から突出している他方の継手の継手部が、前記一方の被接続部材の側面に設けられた凹部内の挿入空間に、該継手部の正面が前記一方の継手の継手部の正面と対向するように挿入され、前記一方の継手の継手部の嵌合孔或いは嵌合突起が前記他方の継手の継手部の嵌合孔或いは嵌合突起に嵌合して接続されることを特徴とする継手金具を用いた被接続部材の接続構造。
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