JP4322791B2 - 車両の走行安全装置 - Google Patents

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この発明は、車両の走行安全装置に関するものである。
従来、例えば、CCDカメラ等の撮像装置により車両の進行方向前方の走行路を撮像し、この撮像により得られる画像データから車線区分線を認識し、車両が車線逸脱するか否かを判定すると共に、この判定結果において車両が車線逸脱すると判定された場合には、運転者の身体に振動を発生させる触覚的警報を出力する車線逸脱警報装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−341599号公報
ところで、上記従来技術に係る車線逸脱警報装置においては、運転者の身体に振動を発生させる触覚的警報を出力したとしても、車両の走行時に発生する路面振動が増大した状態では、運転者が警報の出力を的確に認識することができない虞がある。このため、車線逸脱の程度に応じて振動のレベルが変更されるだけでは、危険度の程度を認識することが困難であるという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車両の車線逸脱に係る警報を運転者に適切に認識させることが可能な車両の走行安全装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の車両の走行安全装置は、自車両の進行方向の走行路を撮影する撮影手段(例えば、実施の形態での撮影装置11)と、該撮影手段が撮影した画像から走行区分線を認識する走行区分線認識手段(例えば、実施の形態での道路形状認識部52)と、前記走行区分線認識手段により認識された走行区分線に基づき、自車両が自車両の走行車線を逸脱した、あるいは、逸脱する可能性があるか否かを判定する逸脱判定手段(例えば、実施の形態での逸脱判定部54)と、自車両の運動状態を検出する運動状態検出手段(例えば、実施の形態でのジャイロセンサ32、車速センサ33、車両状態量センサ34)と、前記運動状態検出手段により検出された運動状態に基づき、前記走行車線が直線路あるいは直線路以外であるかを判定する走行路判定手段(例えば、実施の形態での道路形状認識部52が兼ねる)と、電動モータによりシートベルトの巻き取り動作を実行するシートベルト巻取手段(例えば、実施の形態でのリトラクタ62)と、前記逸脱判定手段および前記走行路判定手段の判定結果に応じて、前記走行車線が直線路以外であると判定された場合に前記シートベルト巻取手段の動作を前記電動モータの正転と静止とを繰り返すことにより締め付け方向へ段階的な張力を発生させるよう制御するシートベルト巻取制御手段(例えば、実施の形態でのシートベルト制御部42)とを備えることを特徴としている。
上記の車両の走行安全装置によれば、自車両が自車両の走行車線を逸脱した、あるいは、逸脱する可能性があるか否かの判定結果と、走行車線が直線路あるいは直線路以外であるかの判定結果とに応じて、シートベルトの巻き取り動作を制御することにより、自車両の車線逸脱に係る警報を運転者に適切に認識させることができる。
走行車線が直線路以外であると判定された場合に電動モータの正転と静止とを繰り返すことにより締め付け方向へ段階的な張力を発生させることにより、シートベルトの挙動によって、カーブでの車線逸脱に対する警報が乗員に報知される。
さらに、請求項2に記載の本発明の車両の走行安全装置では、前記シートベルト巻取制御手段は、前記走行路判定手段により前記走行車線が直線路であると判定された場合と、前記走行車線が直線路以外であると判定された場合とに対して、前記シートベルト巻取手段の作動内容を変更することを特徴としている。
上記の車両の走行安全装置によれば、走行車線が直線路であると判定された場合と、直線路以外であると判定された場合とに対して、シートベルトの巻き取り動作の内容を変更することにより、自車両の車線逸脱の危険度を運転者に適切に認識させることができると共に、この危険度に応じて乗員の保護動作を適切に実行することができる。
以上説明したように、本発明の車両の走行安全装置によれば、自車両の車線逸脱に係る警報を運転者に適切に認識させることができる。
さらに、請求項2に記載の本発明の車両の走行安全装置によれば、自車両の車線逸脱の危険度を運転者に適切に認識させることができると共に、この危険度に応じて乗員の保護動作を適切に実行することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る車両の走行安全装置について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態による車両の走行安全装置10は、例えば、外界センサを構成する撮影装置11およびレーダ装置12と、ナビゲーション装置13と、制御装置14と、安全装置を構成するシートベルト装置15および警報装置16および電動パワーステアリング(EPS)アクチュエータ17およびブレーキアクチュエータ18とを備えて構成されている。
撮影装置11は、例えば可視光領域や赤外線領域にて撮像可能なCCDカメラやCMOSカメラ等からなるカメラ11aおよび画像処理部11bを備えて構成され、カメラ11aは、例えば図2に示すように、フロントウィンドウの車室内側でルームミラー近傍の位置に配置され、フロントウィンドウ越しに自車両の進行方向前方の所定検知範囲の外界を撮影する。画像処理部11bは、カメラ11aにより撮影して得た画像に対して、例えばフィルタリングや二値化処理等の所定の画像処理を行い、画像データを生成して制御装置14へ出力する。
また、レーダ装置12は、例えばレーザ光やミリ波等のレーダ12aおよびレーダ制御部12bとを備えて構成され、レーダ12aは、例えば図2に示すように、自車両のボディのノーズ部や車室内のフロントウィンドウ近傍等に配置され、制御装置14からレーダ制御部12bへ入力される制御指令に応じて、レーザ光やミリ波等の発信信号を適宜の検知方向(例えば、自車両の進行方向前方等)に向けて発信すると共に、この発信信号が自車両の外部の物体(検知対象物)によって反射されることで生じた反射信号を受信し、反射信号と発信信号とを混合してビート信号を生成して制御装置14へ出力する。
ナビゲーション装置13は、例えば現在位置検出部21と、地図データ記憶部22と、ナビゲーション処理部23と、入力部24と、表示部25とを備えて構成されている。
さらに、現在位置検出部21は、例えば人工衛星を利用して車両の位置を測定するためのGPS(Global Positioning System)信号や、例えば適宜の基地局を利用してGPS信号の誤差を補正して測位精度を向上させるためのD(Differential)GPS信号等の測位信号を受信する測位信号受信部31と、水平面内での自車両の向きや鉛直方向に対する傾斜角度(例えば、車両の前後方向軸の鉛直方向に対する傾斜角度や車両重心の上下方向軸回りの回転角であるヨー角等)および傾斜角度の変化量(例えば、ヨーレート等)を検出するジャイロセンサ32と、車両の速度(車速)を検出する車速センサ33とを備えて構成され、受信した測位信号によって、あるいは、車速やヨーレート等の検出信号に基づく自律航法の算出処理によって、車両の現在位置を算出する。
地図データ記憶部22は、例えばハードディスク装置等の磁気ディスク装置や、例えばCD−ROMやCD−RやMOやDVD等の光ディスク装置等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体からなる。そして、地図データ記憶部22は、例えば表示部25において地図を表示するための地図データとして、例えば道路の幅員データや複数の道路の交差角度や交差点の形状や位置等の道路データを格納している。
ナビゲーション処理部23は、例えば、地図データ記憶部22から取得される道路データに対して、現在位置検出部21における測位信号および自律航法の算出処理のそれぞれ、又は、何れかから得られる車両の現在位置の情報に基づいてマップマッチングを行い、位置検出の結果を補正すると共に、検出された車両の現在位置、あるいは、各種スイッチやキーボード等からなる入力部24を介して操作者により入力された適宜の車両の位置に対して、表示部25での地図表示を制御する。
また、ナビゲーション処理部23は、例えば車両の経路探索や経路誘導等の処理を実行し、地図データ記憶部22から取得される道路データと共に、例えば目的地までの経路情報や各種の付加情報を表示部25へ出力する。
制御装置14は、判定処理部41と、シートベルト制御部42と、警報制御部43と、操向制御部44と、ブレーキ制御部45とを備えて構成され、この制御装置14には、例えば操舵角(運転者が入力した操舵角度の方向と大きさ)や操舵トルクを検出するセンサや、方向指示器やブレーキのオン/オフ状態を示す信号を出力するターンシグナルSWおよびブレーキSW等を備える車両状態量センサ34から出力される各信号が入力されている。
さらに、判定処理部41は、物体検知部51と、道路形状認識部52と、移動軌跡算出部53と、逸脱判定54とを備えて構成されている。
物体検知部51は、撮影装置11から入力される画像データまたはレーダ装置12から出力されるビート信号に基づき、自車両の進行方向におけるカメラ11aまたはレーダ12aの各検知エリア内に存在する静止物および移動体からなる物体を検知し、検知した物体と自車両との相対位置および相対距離および相対速度を検出する。
道路形状認識部52は、地図データ記憶部22に記憶された道路データを取得し、この道路データに基づいて自車両の走行路や進行方向の道路形状(例えば、カーブ等)を検出する。
また、道路形状認識部52は、例えば撮影装置11から入力される画像データ、あるいは、物体検知部51による検知結果に基づき、自車両の走行路や進行方向の道路形状を認識する。
例えば、道路形状認識部52は、撮影装置11から入力される画像データ上において自車両の走行車線に対する走行区分線を検知することで道路形状を認識する。
また、例えば、道路形状認識部52は、物体検知部51により検知された複数の静止物、例えばガードレールやリフレクタ等の道路路側構造物の配置状態や、単一の移動体(例えば、先行車両や対向車両等)の位置の時間変化(つまり移動軌跡)や、複数の移動体の位置状態等に基づき、自車両の走行路や進行方向の道路形状を認識する。
移動軌跡算出部53は、例えば現在位置検出部21にて検出された自車両の現在位置の時間変化や、自車両の走行状態、例えば車速センサ33にて検知された自車両の速度と、ジャイロセンサ32にて検出された自車両のヨーレートとに基づいて、自車両の移動軌跡を算出する。
逸脱判定部54は、移動軌跡算出部53にて算出された自車両Pの移動軌跡PRと、道路形状認識部52にて認識された道路形状と、車両状態量センサ34から出力される各信号(例えば、操舵角や操舵トルクの検出信号や、方向指示器のオン/オフ状態の信号等)とに基づき、例えば図3に示すように直線路SRにおいて自車両Pが対向車線側に逸脱する場合と、例えば図4に示すようにカーブCRにおいて自車両Pが対向車線側に逸脱する場合とを想定して、自車両が自車両の走行車線を逸脱したか否か、あるいは、自車両が自車両の走行車線を逸脱する可能性があるか否かを、運転者の運転意志と共に判定する。
シートベルト制御部42は、逸脱判定部54による判定結果において、運転者の運転意志に反して、自車両が自車両の走行車線を逸脱した、あるいは、逸脱する可能性があると判定された場合に、シートベルト装置15の巻き取り動作を実行する。
シートベルト装置15は、乗員をシートSに拘束可能にするシートベルト61と、このシートベルト61を巻き取るリトラクタ(巻き取り装置)62とを備えている。
シートベルト61の一端は、シートSに対して車室外側に配置されたロアアンカー71を介して車体フロアに固定されており、シートベルト61の他端は、シートバック72の上部近傍であってセンターピラー73に設置されたショルダーアンカー74を通ってリトラクタ62に接続されている。
また、ロアアンカー71とショルダーアンカー74の間においてシートベルト61はタングプレート75に挿通されていて、このタングプレート75は、シートSに対して車室内側の車体フロアに取り付けられたバックル76に着脱可能にされている。
シートベルト装置15はバックルスイッチ77を備えており、このバックルスイッチ77は、タングプレート75がバックル76に係合されたとき(すなわち、シートベルト装着状態のとき)にON信号をシートベルト制御部42に出力し、タングプレート75がバックル76から解放されたとき(すなわち、シートベルト非装着状態のとき)にOFF信号をシートベルト制御部42に出力する。
リトラクタ62はセンターピラー73の内部に設置され、例えば衝突発生時等において火薬を用いた爆発的な力でシートベルト61を瞬時に引き込んで締め付ける火薬式の不可逆的な第1締付装置(図示略)と、電動モータ62aの駆動力でシートベルト61を引き込んで締め付ける可逆的な第2締付装置とを備えて構成されている。つまり、第2締付装置は、リトラクタ62内でシートベルト61を巻き取るリール(図示略)を電動モータ62aの正転で強制的に正転させることでシートベルト61を巻き取って締め付け方向に引き込む一方、リールを電動モータ62aの逆転で強制的に逆転させることでシートベルト61を締め付け解除方向に繰り出すようになっている。
例えばシートベルト非装着状態においてリトラクタ62からシートベルト61が引き出されるときには、シートベルト制御部42は、電動モータ62aの正転トルクの大きさを相対的に小さな値に設定する。これにより、乗員がシートベルト61の装着時にシートベルト61をリトラクタ62から軽く引き出すことができるように設定する。
そして、バックル76にタングプレート75が係合されたときには、シートベルト制御部42は、電動モータ62aの正転トルクの大きさを相対的に中程度の値に設定する。これにより、乗員が圧迫感を受けない程度のシートベルト61の張力で乗員が拘束されるように設定する。
次に、バックル76からタングプレート75が開放されたときには、シートベルト制御部42は、電動モータ62aの正転トルクの大きさを相対的に大きな値に設定する。これにより、シートベルト61が迅速にリトラクタ62に巻き込まれるように設定する。
さらに、シートベルト装着状態において、逸脱判定部54による判定結果として、図3に示すように直線路SRで自車両Pが対向車線側に逸脱した、あるいは、逸脱する可能性があると判定された場合には、シートベルト制御部42は、シートベルト61の締め付け力を増大させる電動モータ62aの正転と、シートベルト61の締め付けを解除する電動モータ62aの逆転とを、所定の時間内において交互に所定の複数回に亘って繰り返すようにして電動モータ29aを駆動する。これにより、シートベルト61の巻き取りつまり締め付け方向への駆動による張力の発生と、シートベルト61の繰り出しつまり締め付け解除方向への駆動による張力の発生解除とが、所定時間内に交互に複数回繰り返されることになり、このシートベルト61の挙動によって、直線路での車線逸脱に対する警報が乗員に報知される。
また、シートベルト装着状態において、逸脱判定部54による判定結果として、図43に示すようにカーブCRで自車両Pが対向車線側に逸脱した、あるいは、逸脱する可能性があると判定された場合には、シートベルト制御部42は、シートベルト61の締め付け力を増大させる電動モータ62aの正転と、シートベルト61の締め付け力を維持する電動モータ62aの静止とを、所定の時間内において交互に所定の複数回に亘って繰り返すようにして電動モータ29aを駆動する。これにより、シートベルト61の段階的な巻き取りつまり締め付け方向への段階的な駆動により段階的な張力が発生することになり、このシートベルト61の挙動によって、カーブでの車線逸脱に対する警報が乗員に報知される。
警報制御部43は、逸脱判定部54による判定結果に応じて、自車両が自車両の走行車線を逸脱した、あるいは、逸脱する可能性があると判定された場合に、音声等の聴覚的警報や表示等の視覚的警報やステアリング振動等の触覚的警報を警報装置16から出力させる。
操向制御部44は、逸脱判定部54による判定結果に応じて、自車両が自車両の走行車線を逸脱した、あるいは、逸脱する可能性があると判定された場合に、自車両の進行方向の道路上の走行区分線に沿って自車両を走行させるために必要とされるトルクのアシスト量を算出する。そして、所定の条件下において、このアシスト量をEPSアクチュエータ17から出力させるためのトルク指令を出力する。例えば、操向制御部44は、道路形状認識部52により認識された走行車線のレーン中心から自車両が幅方向に離間することに伴い、レーン中心に沿って自車両を走行させるためにEPSアクチュエータ17から出力させるアシストトルクが増大傾向に変化するように設定する。
また、操向制御部44は、例えば車両状態量センサ34により検出された運転者から入力される操舵トルクに応じて、この操舵トルクを補助するパワーステアリング用のアシスト量を算出し、このアシスト量をEPSアクチュエータ17に出力させるためのトルク指令としてアシストトルクを算出し、EPSアクチュエータ17を駆動する。
ブレーキ制御部45は、逸脱判定部54による判定結果に応じて、自車両が、自車両の走行車線を逸脱した、あるいは、逸脱する可能性があると判定された場合に、所定の条件下においてブレーキアクチュエータ15を作動させて自動的に車両を減速させる。
本実施の形態による車両の走行安全装置10は上記構成を備えており、次に、この車両の走行安全装置10の動作、特に、逸脱判定部54での判定結果に応じたシートベルト制御部42の動作について添付図面を参照しながら説明する。
先ず、例えば図6に示すステップS01においては、地図データ記憶部22から取得した道路データ、あるいは、撮影装置11の撮影により得られる画像データ上での自車両の走行車線の認識結果、あるいは、外界センサの検知エリア内で検知した物体の移動軌跡や複数の物体の位置の情報等に基づき、自車両の走行路の道路形状を認識する。
次に、ステップS02においては、現在位置検出部21にて検出された自車両の現在位置の時間変化や、自車両の走行状態(例えば、自車両の速度とヨーレート)に基づいて、自車両の移動軌跡を算出すると共に、ナビゲーション処理部23でのマップマッチングや撮影装置11の撮影により得られる画像データ上での自車両の走行車線の認識結果に基づき、自車両の走行車線を認識する。
次に、ステップS03においては、自車両が自車両の走行車線から逸脱したか、あるいは、逸脱する可能性があるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS04に進む。
そして、ステップS04においては、運転者による車線変更操作(例えば、方向指示器のオン操作等)が実行されていないか否かを判定する。
ステップS05の判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
ステップS05の判定結果が「YES」の場合には、ステップS05に進む。
そして、ステップS05においては、自車両が逸脱した、あるいは、逸脱する可能性があると判定された走行路が、直線路であるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS06に進み、このステップS06においては、通常警報として、シートベルト61の締め付けと、締め付け解除とを交互に繰り返し、直線路での車線逸脱に対する警報を乗員に報知して、一連の処理を終了する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS07に進み、このステップS07においては、特殊警報として、シートベルト61の締め付け力を増大させる処理と、締め付け力を維持する処理とを交互に繰り返し、カーブでの車線逸脱に対する警報を乗員に報知すると共に、乗員に対する拘束力を段階的に増大させて、一連の処理を終了する。
上述したように、本実施の形態による車両の走行安全装置10によれば、自車両が自車両の走行車線を逸脱した、あるいは、逸脱する可能性があるか否かの判定結果と、走行車線が直線路あるいは直線路以外であるかの判定結果とに応じて、シートベルト61の巻き取り動作を制御することにより、自車両の車線逸脱に係る警報を運転者に適切に認識させることができる。
しかも、走行車線が直線路であると判定された場合と、直線路以外であると判定された場合とに対して、シートベルト61の巻き取り動作の内容を変更することにより、自車両の車線逸脱の危険度を運転者に適切に認識させることができると共に、この危険度に応じて乗員の保護動作を適切に実行することができる。
本発明の一実施形態に係る車両の走行安全装置の構成を示す機能ブロック図である。 外界センサを構成する撮影装置およびレーダ装置と、シートベルト装置とを模式的に示す車両の平面図である。 直線路SRを走行中の自車両Pが走行車線を逸脱する状態の一例を示す図である。 カーブCRを走行中の自車両Pが走行車線を逸脱する状態の一例を示す図である。 図1に示すシートベルト装置の構成図である。 図1に示す車両の走行安全装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 車両の走行安全装置
11 撮影装置(撮影手段)
42 シートベルト制御部(シートベルト巻取制御手段)
52 道路形状認識部(走行区分線認識手段、走行路判定手段)
62 リトラクタ(シートベルト巻取手段)
32 ジャイロセンサ(運動状態検出手段)
33 車速センサ(運動状態検出手段)
34 車両状態量センサ(運動状態検出手段)

Claims (2)

  1. 自車両の進行方向の走行路を撮影する撮影手段と、
    該撮影手段が撮影した画像から走行区分線を認識する走行区分線認識手段と、
    前記走行区分線認識手段により認識された走行区分線に基づき、自車両が自車両の走行車線を逸脱した、あるいは、逸脱する可能性があるか否かを判定する逸脱判定手段と、
    自車両の運動状態を検出する運動状態検出手段と、
    前記運動状態検出手段により検出された運動状態に基づき、前記走行車線が直線路あるいは直線路以外であるかを判定する走行路判定手段と、
    電動モータによりシートベルトの巻き取り動作を実行するシートベルト巻取手段と、
    前記逸脱判定手段および前記走行路判定手段の判定結果に応じて、前記走行車線が直線路以外であると判定された場合に前記シートベルト巻取手段の動作を前記電動モータの正転と静止とを繰り返すことにより締め付け方向へ段階的な張力を発生させるよう制御するシートベルト巻取制御手段と
    を備えることを特徴とする車両の走行安全装置。
  2. 前記シートベルト巻取制御手段は、前記走行路判定手段により前記走行車線が直線路であると判定された場合と、前記走行車線が直線路以外であると判定された場合とに対して、前記シートベルト巻取手段の作動内容を変更することを特徴とする請求項1に記載の車両の走行安全装置。
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