JP4321903B2 - 印刷機および印刷機を運転する方法 - Google Patents

印刷機および印刷機を運転する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の前提項に記載の、インキ出しローラとインキローラとの間でローラと時々接触しながら往復揺動するインキ移しローラを備えたインキ装置を有している印刷機を運転する方法と、特にこの方法を実施するための、請求項10の前提項に記載の、インキ出しローラとインキローラとの間でローラと時々接触しながら往復揺動するインキ移しローラを備えたインキ装置を有する印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
枚葉紙オフセット印刷機において、印刷されるべきインキの供給は、インキ壷および調量装置と協働するインキ出しローラを有するインキ出しローラ式インキ装置によって行われる。インキ壷に設けた調量装置によって、インキ出しローラ上のインキ膜厚が調整され得る。インキ移しローラはインキ出しローラとの時々の接触によりインキ出しローラから特定の長さのインキストリップ(インキ条片ともいう)を取り出し、続いてインキローラと接触する際にこのインキ量を当該インキローラに渡す。このインキローラに続く別のインキローラにより、インキ移しローラによって供給されたインキ量が何回か分割されて、インキ着けローラによって版胴上にあるの印刷されるべき範囲に適合したインキ着けが行われる。インキ壷からインキ装置に送られるインキ量に影響を与えるために、調量装置を調節してインキ出しローラ上のインキ膜厚を変えることができる。しかし、インキ出しローラ上のインキ膜厚が、再現可能に調節できる特定の最小値を下回ってはならない。
【0003】
ドイツ特許公開明細書第2720371号に印刷機のインキ装置のためのインキ出しローラを駆動する装置が記載されており、インキ量は次のようにして変えられる。すなわち、インキ移しローラおよびインキ出しローラの運動の位相位置が、不規則伝動装置の駆動部材と従動部材の互いの位置の調節によって変えられ、その結果としてインキ移しローラがインキ出しローラに接触する時点が変化する。インキ量を減らそうとする場合は、インキ出しローラの停止の範囲が部分的にインキ移しローラがインキ出しローラに当接する範囲にずらされる。極端な場合には、インキ移しローラのインキ出しローラへの当接がインキ出しローラの停止時間に行われ、その結果として受け取られるインキ量が実用的にゼロに等しくなることもある。この装置では、インキ装置に送られるインキ量は減らされるが、装置の根底にある方法は、専ら不連続的に駆動されるインキ出しローラを有する装置でのみ適用できる。そのうえ、ドイツ特許公開明細書第2720371号に記載されたこの方法を実施するための装置は、構造的に非常に費用がかかる。
【0004】
ドイツ特許発明明細書第4406727C2号に記載された、印刷製品を作成する際に液体供給を制御する方法では、印刷機の回転数変化を引き起こす命令を入力した後で、回転数の変化が実行される前に所定の時間関数に従って液体の供給率が変更され、あらかじめ設定された数の機械回転の後で主駆動装置の回転数変化が導入される。これは、回転数変化の前にインキ出しローラの回転数変化が導入されることによって行うことができる。インキ出しローラの運動特性は常に維持される。
【0005】
この方法を用いると、印刷速度が変化する際に被印刷物上のインキ変化が回避されるが、確実に再現可能な最小供給率は達成され得ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、確実に再現可能なインキ装置への最小インキ供給が保証されており、連続的に駆動されるインキ出しローラにも応用できる、印刷機を運転するための方法を提供することである。さらに本発明の課題は、快適に運転可能であり、構造的に費用をかけずに構成されている、特に上記方法を実施するための印刷機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は本発明に従い、請求項1の特徴部に記載の特徴を有する方法と、請求項10の特徴部に記載の特徴を有する印刷機によって解決される。その他の特徴が、従属項に記載されている。
【0008】
本発明は、インキ出しローラとインキローラとの間で両ローラと時々接触しながら往復揺動するインキ移しローラを備えたインキ装置を有している印刷機を運転する方法において、インキ装置は、標準運転モードと少なくとも1つのインキ減量運転モードで選択的に運転され、インキ出しローラは、インキ減量運転モードでは標準運転モードとは異なる運動特性で回転し、インキ出しローラは少なくとも1つのインキ減量運転モードで、インキ出しローラが第1の速度で回転する時に、揺動するインキ移しローラがインキ出しローラと少なくとも1回接触し、かつインキ出しローラが第1の速度よりも遅い第2の速度で回転する時に、揺動するインキ移しローラがインキ出しローラと少なくとも1回接触するように、不規則に回転することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、特に前記した方法を実施するための、インキ出しローラとインキローラとの間で両ローラと時々接触しながら往復揺動するインキ移しローラを備えたインキ装置を有する印刷機において、インキ装置は、標準運転モードと少なくとも1つのインキ減量運転モードで選択的に運転可能に構成されており、インキ出しローラは、少なくとも1つのインキ減量運転モードでは標準運転モードとは異なる運動特性で回転し、インキ出しローラは、印刷機の主駆動装置から切り離された駆動装置によって駆動され、駆動装置は、少なくとも1つのインキ減量運転モードでインキ出しローラを、インキ出しローラが第1の速度で回転する時に、揺動するインキ移しローラがインキ出しローラと少なくとも1回接触し、かつインキ出しローラが第1の速度よりも遅い第2の速度で回転する時に、揺動するインキ移しローラがインキ出しローラと少なくとも1回接触するように、不規則に回転させることを特徴とする。
【0010】
本発明は公知技術(ドイツ特許公開2720371号)に記載されている教示とは反対の方向に進むものである。前述した公知技術においては、インキ調量の正確な調整が非常に複雑であることが指摘されている。なぜならば、種々異なるインキ出しローラ回転速度およびこれと結び付いた種々異なる水力学的圧力において、インキ出し調節板の種々の変形が生じるからである。この欠陥の原因は、調量変化が常にインキ出しローラの運動特性の変化と結び付いており、ひいては装置の全ての動的特性が変化することに見られる。
【0011】
本発明は、種々異なる水力学的圧力の結果としてのインキ出し調節板の変形は、現代的な調量装置を有するインキ壷では重要な意味を持っていないという驚くべき認識に基づいている。さらに本発明に従い、インキ壷運動の特性を変化させることによって、構造的に特に費用のかからない印刷機が実現できることが認識された。インキ装置の運転を選択的に標準運転モードおよびインキ減量運転モードで行うことにより、印刷機の非常に快適な運転が可能になり、さらに圧力条件および/または運転条件が変化した際にインキ装置に送られるインキ量を特に迅速に適合させることが可能になる。本発明による方法において、インキ出しローラは、印刷工程に必要なインキ量に応じて選択的に、標準運転モードでは第1の運動法則に従い、少なくとも1つのインキ減量運転モードでは少なくとも1つの第2の運動法則に従って回転する。
【0012】
たとえば、インキ出しローラは標準運転モードでは連続的に回転し、インキ減量運転モードでは不連続的に回転するか、あるいは標準運転モードでは不連続的に回転し、インキ減量運転モードでは連続的に回転することができる。
【0013】
本発明による方法の構成形態では、インキ出しローラが標準運転モードでは連続的に回転することが好都合である。この構成形態により、インキ出しローラは低コストの駆動装置、特に電動モータによって駆動可能である。インキ出しローラは別個の制御可能な電気的駆動装置によって駆動される。しかしまた、インキ出しローラは印刷ユニット駆動装置から導き出された機械的駆動装置によって駆動され得る。しかしまたインキ出しローラは、標準運転モードで不連続的に駆動されて、たとえばステップ状に回転することもできる。連続的に回転するインキ出しローラの回転数が機械速度(印刷速度)と連結されていることが好都合である。ステップ状の駆動装置の場合、回転数とステップ周波数も機械速度と連結されることもできる。
【0014】
別の構成形態は、インキ出しローラはインキ減量運転モードで不規則に、特に不連続的に回転することを特徴とする。インキ出しローラの不規則な回転運動は、機械速度(印刷速度)が一定の際、インキ出しローラが加速されるか、または減速される時に存在する。インキ出しローラの不連続的な回転運動は、不規則な回転運動の好ましい特殊例である。この場合、インキ減量運転モードにおいて、インキ出しローラは時折停止する間欠的な回転運動を実行する。このように構成することによって、インキ装置に送られるインキ量を確実に再現可能に減らすことができる。この目的のために、費用のかかる機械的伝動装置は必要ない。電動モータによって駆動されるインキ出しローラの場合、電動モータは周期的に加速されるか、減速されるか、または特定のタイミングで停止される。
【0015】
上記方法の別の構成形態は、インキ装置が選択的に複数のインキ減量運転モードの1つで運転され、これらのインキ減量運転モードがインキ減量の程度に関して互いに異なっていることを特徴とする。インキ減量運転モードに段階を設けることにより、種々異なる運転条件および/または印刷条件のもとで、その都度最適なインキ減量運転モードを選択できる。印刷工程に必要なインキ量に応じて最適な運転モードを選択することは、インキ装置が支障ない運転のために許容される最小可能なインキ量で駆動されることによって行うことができる。標準運転モードから少なくとも1つのインキ減量運転モードへの変更または切り替えが機械速度低下に依存して行われ、インキ減量運転モードから標準運転モードへの変更または切り替えが機械速度増加に依存して行われ得る。同じことは、複数のインキ減量運転モードの間の変更または切り替えにも当てはまる。この変更または切り替えが自動化されて行われることが好都合である。
【0016】
上記の方法の別の構成形態は、インキ出しローラは、インキ出しローラが第1の速度で回転する時に、揺動するインキ移しローラはインキ出しローラと少なくとも1回接触し、かつインキ出しローラが、第1の速度よりも遅い第2の速度で回転する時に、揺動するインキ移しローラはインキ出しローラと少なくとも1回接触するように、少なくとも1つのインキ減量運転モードで不規則に回転する。上述した周期的に繰り返すインキ移しサイクルは、もちろん一定の機械速度(印刷速度)で駆動される印刷機を基準としている。1つの運転モードの内部におけるインキ出しローラの種々異なる速度とは、印刷機速度に対するインキ出しローラ速度の速度補償に基づいて生じることのある速度差を意味するものではない。そうではなく、インキ出しローラがより低い速度で回転する時にインキ移しローラはインキ出しローラに1回目に当接し、次にインキ移しローラがより高い速度で回転する時にインキ移しローラはインキ出しローラに2回目に当接し、その際に印刷機は一定の速度を維持している。インキ移しローラのインキ出しローラへの2回目の当接は1回目の当接の直後に行われ得る。すなわち、インキ移しローラはインキ出しローラへの1回目の当接の後でインキローラに向かって揺動し、それから再びインキ出しローラに向かって逆に揺動し、次にインキ出しローラが変化した速度で回転する時にインキ出しローラに当接し、しかもこの過程が周期的に繰り返され、その結果としてインキ移しローラはより速く回転したり、より遅く回転したりするインキ出しローラに交互に当接する。しかし、インキ移しローラがゆっくり回転するインキ出しローラに相前後して複数回当接し、次いでより速く回転するインキ出しローラに相前後して複数回当接するように設けることもできる。たとえばインキ移しローラは、インキ出しローラがゆっくり回転している時に当該インキ出しローラに直接相前後して2回接触し、インキ出しローラがより速く回転している時に相前後して2回接触し、それから再びゆっくり回転している時に相前後して2回接触する。このように構成することによって、インキ減量運転モードにおいて、非常に多くの、しかも運転条件に最適に適合したインキ出しローラの運動特性が実現され得る。
【0017】
本発明の方法の別の構成形態は、インキ移しローラがインキ出しローラに当たる時には、第2の速度の値は零でありインキ出しローラ停止していることを特徴とする。上述の構成形態のこの好ましい特別の例においても、インキ出しローラ回転のインターバルは周期的に反復される。この方法で、インキ装置に供給されるインキ量はぎりぎりの少量にまで減らされる。このようにすることによって、インキ出しローラに付属してインキを全印刷幅にわたって別々に調量するインキ調量装置では、この領域の隙間は印刷工程によるインキ需要が極めて少ない場合でも開いた状態に維持されて、インキ調量装置の調量部材を再び「プラス」および「マイナス」の方向に修正する可能性が提供されるので、印刷方向に対して横断方向に調節されたインキプロフィルは印刷工程によるインキ消費量が極めて少ない場合でも効果的に修正され得る。
【0018】
本発明による方法の別の実施形態は、運転モードの選択が電子制御装置によって行われることを特徴とする。電子制御装置はマイクロプロセッサを有することができ、運転モードの選択およびインキ装置の最適な運転モードへの切り替えが自動的に行われるようにプログラム可能である。そうすることによって、印刷機の監視および操作が簡単になる。この場合、電子制御装置はプログラムされた制御法に従い、本発明による印刷機で本発明による方法を実施する際に、上述および後述の、特に実施例において記載された制御プロセスを制御する。
【0019】
特に前記した方法を実施するための、インキ出しローラとインキローラとの間でローラと時折接触しながら往復揺動するインキ移しローラを備えたインキ装置を有する印刷機は、インキ装置が、標準運転モードまたは少なくとも1つのインキ減量運転モードで選択的に運転可能に構成されており、インキ出しローラは、少なくとも1つのインキ減量運転モードでは標準運転モードとは異なる運動特性で回転することを特徴とする。
【0020】
本発明による印刷機の構成形態は、インキ出しローラが印刷機の主駆動装置から機械的に切り離された駆動装置によって駆動されることを特徴とする。インキ出しローラが制御可能な個別の駆動装置によって駆動されることが好都合である。インキ出しローラの駆動装置は、たとえば電子的に印刷機に結合されることができ、その結果としてインキ出しローラは印刷機速度に応じて駆動可能である。インキ出しローラの個別駆動装置により、印刷機の特に費用のかからない構造が可能になる。しかしまた、伝動技術上、印刷機の主駆動装置と結合されたインキ出しローラの駆動装置を設けることもできる。このような伝動装置は、インキ装置が選択的に種々の運転モードで駆動されるように調節または切り替え可能である。
【0021】
印刷機の別の構成形態は、インキ出しローラの駆動装置が標準運転モードでは当該インキ出しローラを連続的に回転させることを特徴とする。
【0022】
印刷機の別の構成形態は、インキ出しローラの駆動装置がインキ減量運転モードで当該インキ出しローラを不規則に、特に不連続的に回転させることを特徴とする。
【0023】
印刷機の別の構成形態は、インキ装置は、インキを減らす程度に関して互いに異なっている複数のインキ減量運転モードのうちの1つで選択的に運転可能に構成されていることを特徴とする。
【0024】
印刷機の別の構成形態は、インキ出しローラの駆動装置は、インキ出しローラを、インキ出しローラが第1の速度で回転する時に、揺動するインキ移しローラは前記インキ出しローラと少なくとも1回接触し、かつインキ出しローラが、第1の速度よりも遅い第2の速度で回転する時に、揺動するインキ移しローラはインキ出しローラと少なくとも1回接触するように、少なくとも1つのインキ減量運転モードで不規則に回転させることを特徴とする。
【0025】
印刷機の別の構成形態は、インキ移しローラがインキ出しローラに当たる時には、第2の速度もしくは回転数の値は零でありインキ出しローラ停止していることを特徴とする。この構成形態は、上記の構成形態の特別な例である。
【0026】
印刷機の別の構成形態は、当該印刷機が最適な運転モードを選択し、印刷機をこの運転モードに切り替える、または変更する電子制御装置を有していることを特徴とする。このように構成することによって、特に運転条件が急速に変化した場合に、印刷機の実際の運転要件に応じて運転モードの特に信頼できる交替が達成される。
【0027】
印刷機は、輪転印刷機として、たとえば枚葉紙輪転印刷機として形成されている。印刷機は、直接的または間接的な平版印刷法または活版印刷法で作業できる。たとえば、印刷機は枚葉紙オフセット印刷機として形成されることができる。上記のタイプの印刷機は、本発明を実施するために特に適している。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0029】
図1には、少なくとも1つの印刷ユニット2を有する本発明による印刷機1が示されている。印刷機1は枚葉紙オフセット印刷機として形成されている。各印刷ユニット2は、版胴3、ゴム胴4、圧胴5および版胴3上にあるにインキを着けるためのインキ装置6を有している。さらに、各印刷ユニット2はインキ装置6に対応する湿し装置7を有することができる。印刷機1、各印刷ユニット2および各インキ装置6は、少なくとも1つのマイクロプロセッサ9を有する電子制御装置8によって制御される。電子制御装置8は操作卓10で調整およびプログラムされることができる。
【0030】
図2に詳細に示すインキ装置6は、インキ出しローラ12を備えたインキ壷11と、インキ壷11およびインキ出しローラ12に付属しているインキ調量装置22とを有している。インキ装置6は、インキ移しローラ14およびインキローラ15のほかに、インキを搬送して着けるためのその他のインキローラを有している。インキローラ15は、回転軸21の方向に往復運動を行う横振りローラとして形成されていることが好都合である。インキ移しローラ14はインキ出しローラ12とインキローラ15との間で往復揺動する。インキ移しローラ14はローラ12と15の間で直線的に揺動できる。しかし、インキ移しローラ14のこの揺動はピボット運動によって行われることが好ましい。このために、インキ移しローラ14は架台13に回転可能に支持された揺動レバー20に配置されている。揺動レバー20はカム伝動装置19によって駆動される。カム伝動装置19は駆動装置17によって駆動される。駆動装置17は、印刷ユニット2および版胴3も駆動する印刷機1の主駆動装置であることが好都合である。調整装置18によって、インキ移しローラ14がインキ出しローラ12からインキローラ15に揺動し、そしてインキ出しローラ12に戻る回数が、版胴3の回転の特定の数を基準にして可変に調整可能である。しかしまたインキ移しローラ14の揺動運動は、印刷機1の主駆動装置とは独立の駆動装置、たとえば空気圧シリンダによって行うことができる。この場合、印刷機1の主駆動装置に対するインキ移しローラ14の個別駆動装置の同期化は、インクリメンタル型(増分型)センサおよび電子制御装置8によって保証することができる。インキ移しローラ14は規定の周期でインキ出しローラ12と、インキローラ列中の最初のインキローラ15とに交互に当接する。インキ移しローラ14がインキ出しローラ12に当接している間にインキ出しローラ12が特定の速度で回転すると、インキ出しローラ12は当該インキ出しローラ12上で転がるインキ移しローラ14にインキ条片を渡す。このインキ条片はインキ移しローラ14がインキローラ15に当接している間にインキローラ15に移り、インキ装置6に送られる。インキ条片の長さは、インキ移しローラ14がインキ出しローラ12に当接している時間と、インキ移しローラ14が当接している間にインキ出しローラ12が回転する回転角度とに依存している。渡されるインキ量に影響を与えるために、インキ調量装置22を用い、さらにインキ出しローラ12の回転速度の変化および相応の運転モードの選択によってインキ出しローラ12上のインキ膜厚に影響を与えることができる。インキ出しローラ12の回転は、駆動装置16によって駆動される。図2に示されているように、インキ出しローラ12が印刷機1の主駆動装置と独立の別個の駆動装置16によって駆動されることが好都合である。印刷機の主駆動装置に対する個別駆動装置16の同期化は増分型センサによって保証することができ、その結果として駆動装置16は、印刷機速度が変化する際にインキ出しローラ12を印刷機速度の変化に応じてより速く、またはより遅く駆動する。印刷機の主要駆動装置17に対するインキ出しローラ12の回転の同期化は直接的に比例関係で、または他の関数関係(特性曲線)に従い、電子制御装置8によって行うことができる。しかしまた、インキ出しローラ12の回転は伝動装置を介して、印刷機1の主要駆動装置17によって駆動されるようにすることも可能である。この場合に伝動装置は、インキ出しローラ12が種々の運転モードにおいて伝動装置の調整に応じて選択的に種々の運動特性で回転するように調節可能に形成され得る。この際に、版胴3の回転に対するインキ出しローラ12の回転の位相関係は簡単に同期させられている。
【0031】
電子制御装置8はインキ出しローラ12と版胴3の制御およびインキ移しローラ14の揺動と並んで、インキ調量装置22の調整も制御する。図示されたインキ装置6は、インキ出しローラ12が標準運転モードでは連続的に回転し、少なくとも1つのインキ減量運転モードでは不連続的に回転するように形成されていることが好都合である。両運転モード、すなわち標準運転モードでもインキ減量運転モードでも、インキ出しローラ12の回転速度は印刷機速度と同期されることが好ましい。インキ移しローラ14の運動も同様に印刷機速度に結合されており、インキ移しローラは好ましくは連続的に揺動する。
【0032】
図3には、インキ出しローラ12とインキ出しローラ12に付属しているインキ調量装置22が詳細に示されている。インキ調量装置22はある領域の幅にわたる調量部材23〜26を有している。調量部材23〜26の構成は、ドイツ特許発明明細書第2648098C3号(米国特許明細書4242958号に対応)に記載されている。調量部材23〜26は特に、上記の特許明細書に記載されている周方向に回転可能に形成された円筒形の実施形態として構成されている。このような調量部材は「オフセット印刷技術」(ファッハシュリフテンフェアラーク、全改訂第6版、1989年、ISBN3−921217)の414ページに記載および図示されており、ハイデルベルガー・ドルツクマシーネンの「スピードマスター」型印刷機からも長年知られている。それゆえ、インキ調量装置22、インキ調量部材23〜26および場合によって存在するインキ調量部材23〜26を覆うフォイルの詳細を記述する代わりに、ドイツ特許発明明細書第2648098C3号が全面的に本発明の説明に包含されるべきである。このように形成された調量部材では、インキ出しローラ12の運動特性の変化が、インキの水力学的な力が異なる結果としてインキ膜厚の変化を引き起こすことがない。上述の包含されるべき刊行物の参照は、優先的に本発明を模倣する可能性に役立つものである。ここで明記しておくと、本発明との関連において別様に形成されたインキ調量装置も使用可能であり、しかもこれらのインキ調量部材は十分な安定性を有しているので、インキ出しローラの種々の運動特性もしくは種々のインキ出しローラ回転速度においても本質的な変形を被らないものである。図3には、調量部材23〜26がインキ出しローラ12に対する種々異なる間隔で調整可能であることが示されている。調量部材23〜26のインキ出しローラ12に対する間隔から、個々のインキ領域における調整に応じて、それぞれの調量部材23とインキ出しローラ12の周面との間の間隔もしくは調量隙間27が生じる。調量部材23〜26とインキ出しローラ12との間にフォイル(図示しない)を挿入すると、このフォイルとインキ出しローラ12との間に調量隙間27が生じる。各調量隙間27を通って、インキ出しローラ12の回転により、インキ壺11から領域別の調整に応じたインキ量35が送り出され、インキ移しローラ14によって受け取られることができる。各調量部材23〜26は負の調整方向28と正の調整方向29とに調節可能に形成されている。正の調整方向29に調節すると、調量部材23〜26の間の間隔は拡大され、もしくはそれぞれの調量隙間27が開かれるので、これらの調量隙間27を通ってより多くのインキが送り出される。負の調整方向28に調節すると、調量隙間27が閉じられるので、より少ないインキ量がそれぞれの調量隙間27を貫通できる。調量部材24は中間位置に調整されているので、両調整方向28および29に調節可能である。調量部材26は、当該調量部材26に対応している調量隙間27が最小限に開いているか、または完全に閉じていて、調量部材26の調節が正の調整方向29にのみ可能であるように調整されている。調量部材23は、調量隙間27が最大に開き、調量部材23の調節が負の調整方向のみに可能であるように調整されている。図示され調節偏心器として形成された調量部材23〜26の調節は、それらの回転軸を中心にして回転することによって行われる。インキ壷11からインキ出しローラ12によって単位時間毎または印刷機タイミング毎に送り出されるインキ量に影響を与えるために、調量部材23〜26を調節し、インキ出しローラ12の回転速度を変更することができる。この場合、インキ出しローラ12上のインキ膜厚も、インキ出しローラ12の回転速度も、実用においては、確実に再現可能な特定の最小値を下回ることはない。
【0033】
図4には、印刷機1を運転するための方法の好ましい手順を包含するフローチャートが示されている。個々の方法ステップは、上記方法を自動的に好都合に実施する際に電子制御装置8が印刷機1およびインキ装置6を制御するプログラムのプログラム段階30〜34として示されている。プログラム段階30では、インキ装置6は第1の運転モードで作動する。これは、たとえば標準運転モードである。この場合、インキ出しローラ12は連続的に回転し、最初は一定の機械速度において同様に一定の回転数で回転する。印刷機速度が減少するとインキ需要は低下する。インキ出しローラ12の回転数は、印刷機速度の変化に関数的に依存して、たとえば印刷機速度に比例して、少なくされた所要インキ量に対応するより小さいインキ出しローラ回転数に変更される。インキ出しローラ回転数が低下する前に、電子制御装置8はその記憶装置に記憶された特性曲線、関数または数値表に基づいて、低くされた印刷機速度において必要なインキ量を実現するためにどのようなインキ出しローラ回転数が必要であるかを計算する。次のプログラム段階31では、この計算の結果、すなわち必要なインキ出しローラ回転数が電子制御装置8内に記憶された最小回転数と比較される。必要なインキ出しローラ回転数が最小回転数より小さくない場合、すなわち大きいか、等しい場合は、プログラムはプログラム段階32にジャンプし、必要なインキ出しローラ回転数が最小回転数より小さい場合は、プログラム段階33にジャンプする。プログラムのこの箇所に、少なくとも1つのインキ減量運転モードもしくは少なくとも1つの対応するインキ出しローラ運転モードおよび好ましくは複数のインキ減量運転モードもしくはインキ出しローラ回転モード、たとえば図5c〜5gに示された運転モードの制御アルゴリズムがあり、これらの運転モードは所定のサブプログラムとしてプログラムしておくことができる。複数の運転モードでは付加的に、プログラム段階33を呼び出す場合にその都度後続の運転モードに切り替わる計数ループがプログラムされている。これによりプログラム段階33では、選択的に次に可能な運転モードもしくは次に可能なインキ出しローラ運転モードに切り替えることが可能である。印刷機1がプログラム段階33の前に標準運転モードで運転されていたら、プログラム段階33ではインキ減量運転モードが呼び出される。印刷機1がプログラム段階33の前に標準運転モードで運転されていたら、プログラム段階33では次に可能なインキ減量運転モードが呼び出される。この運転モードでは、送り出されるインキ量が先行のインキ減量運転モードに対して特定の量だけ減らされている。印刷機がプログラム段階33で求めるインキ減量運転モードで運転される前に、求められたインキ減量運転モードに必要なインキ出しローラ回転数と、プログラム段階33における最小回転数とが新たに比較される。最初に呼び出されたインキ減量運転モードのインキ出しローラ回転数も最小回転数より小さいと、プログラムは再びプログラム段階31からプログラム段階33にジャンプし、ここで次のインキ減量運転モードが呼び出される。この運転モードは、先行のインキ減量運転モードよりもさらに多くインキが減らされている。たとえば、最初に呼び出されたインキ減量運転モードは、図5cに示されている運転モードに対応し、プログラム段階31、33の2回目の実行時に呼び出された第2のインキ減量運転モードは、図5dに示されている運転モードに対応し得る。プログラム段階31、33は、最小回転数より小さくない最適なインキ出しローラ回転数が発見されるまで何度も実行される。この条件が満たされると、その後プログラムはプログラム段階31からプログラム段階32にジャンプし、ここで電子制御装置8がプログラムされている制御方針に従い、必要な調量隙間27(図3)が良好に調量可能な中間的な範囲に調整されているかを自動的に決定する。電子制御装置8はインキ調量装置22の調整を制御するために使用され得るので、電子制御装置8の調量部材23〜26の実際の調整値が存在している。このとき調量部材23〜26が負の調整方向28と正の調整方向29のいずれにも調節可能である場合に、調量隙間27は良好に調量可能な中間的な範囲にある。すべての調量部材23〜26がなおも負の調整方向28に修正できるか、もしくは追加調整できるかを電子制御装置8が管理すれば、本質的に十分である。したがって、本発明の方法によって、印刷機速度の低下時に領域別の調量隙間27をより長く保持することが可能であり、インキ装置内に送り込まれるインキ量が高められる必要がない。このように構成することにより、印刷機のこの運転モードにおいてもインキプロフィルが全印刷幅にわたって修正され得る。さらに、若干のインキ領域またはすべてのインキ領域が閉じられた位置(図3に示す26の位置)に置かれると、閉じられたインキ領域と最小のインキ出しローラ回転数においてインキ装置6に送り出される最小インキ量を減らす可能性が生じる。調量隙間27が両調整方向28、29または少なくとも負の調整方向28に調節可能な範囲にない場合、プログラムはプログラム段階32からプログラム段階33にジャンプし、ここで次に可能なインキ減量運転モードが呼び出される。これは上で開始した例に続き、図5eに示されているインキ減量運転モードであり得る。プログラム段階31、32、33は、プログラム段階32に対応する条件が満たされるまで何度も実行され、それからプログラムはプログラム段階34にジャンプし、印刷機1を最適な運転モードで運転する。この運転モードにおいてインキ出しローラ12は最適なインキ出しローラ回転数で回転し、調量部材23〜26の調量隙間27は最適な調節可能な調整範囲にある。プログラム段階32で行うべきインキ調量装置22のチェックと、これに基づいて行われる運転モードの切り替えの決定は、電子制御装置8による代わりに、印刷機1を操作する印刷作業員によって目で見て、すなわち人手で行うことができる。プログラム段階31で必要なインキ出しローラ回転数と最小回転数との比較において、これらの回転数が正確に等しい大きさであることが判明したら、プログラム技術上、プログラムがプログラム段階32にジャンプする代わりに、プログラムがプログラム段階33にジャンプするようにもできる。したがってこの印刷機を運転するための方法もしくは制御方法は、第1のインキ減量運転モードにおいてインキ出しローラの最小回転速度もしくは最小回転数を下回ると、インキ減量がより小さい第1のインキ減量運転モードからインキ減量がより強い第2のインキ減量運転モードへの切り替えが行われることを特徴とする。さらにこの方法は、標準運転モードから、複数のインキ減量運転モードのうち最適なインキ減量運転モードへの切り替えが行われることを特徴とする。この場合、最適なインキ減量運転モードの前段の各運転モードでは最小回転速度を下回る。さらにこの方法は、インキ壷11にインキ出しローラ12が付属し、インキ出しローラ12に調節可能な調量装置22が付属しており、インキ出しローラ12は調節可能な調量装置22の調整に応じて多くのインキをインキ壷11から送り出し、さらにインキ出しローラ12の最低回転速度が保証されているインキ減量運転モードに切り替えた後は、さらに後続の調整の修正が調量装置22の両調整方向28、29に可能であるか、少なくとも調整方向28、29の1つに可能であるかのチェックが行われることを特徴とする。さらにこの方法は、チェックの結果、調整範囲の終端に達していることが判明すると、次の段階に対応するインキ減量運転モードへの切り替えが行われ、この運転モードではインキ減量が先行の段階に対応するインキ減量運転モードより大きいことを特徴とする。さらにこの方法は、その都度最適な運転モードの選択が操作員によって行われ得ることを特徴とする。さらにこの方法は、調量装置の両調整方向28、29または少なくとも1つの調整方向28への調整修正が可能であるかのチェックが、操作員によって行われ得ることを特徴とする。さらに、この方法は好ましい構成形態において、調量装置22の両調整方向28、29または1つの調整方向28、29への調整修正が可能であるかのチェックが自動的に行われることを特徴とする。
【0034】
図5に、インキ移しローラ14の運動の特性がグラフに示されている。インキ移しローラ14はインキ出しローラ12とインキローラ15との間を連続的に往復揺動する。この場合、印刷ユニットの位相位置に対する揺動タイミングの位相関係が、印刷機の主駆動装置17(図2)から取り出される、インキ移しローラ14を駆動するカム伝動装置19のカムディスクの回転運動によって実現されていることが好都合である。回転角もしくは機械の回転数(横座標)の関数として、揺動運動(縦座標)がプロットされている。ここで、位相36はインキ移しローラ14がインキローラ15に当接している状態を示し、位相37はインキ移しローラ14がインキ出しローラ12に向かって運動している状態を示し、位相38はインキ移しローラ14がインキ出しローラ12に当接している状態を示し、位相39はインキ移しローラ14がインキ出しローラ12からインキローラ15に戻る状態を示している。インキ移しローラ14がインキローラ15からインキ出しローラ12に向かい、そして戻る揺動サイクル40は周期的に繰り返され、インキ移しローラ14は連続的に揺動する。グラフbには標準運転モードにおけるインキ出しローラ12の運動特性が示されている。グラフb〜gでは縦座標軸はインキ出しローラ12の回転数を表し、横座標軸は機械の回転数もしくは回転角φを表す。一定の印刷機速度においてインキ出しローラ12は同様に一定の速度で回転する。この場合、標準運転モードにおいてインキ出しローラ12の回転41は連続的である。グラフc〜gにはインキ減量運転モードの好ましい構成が示されている。ここでグラフbからグラフgに向かってインキはますます減らされ、もしくはインキ供給率が減少している。グラフc〜gに示されたインキ減量運転モードがプログラム段階33(図4)で選択的に呼び出され、その際にプログラムはプログラム段階31、33もしくは31、32、33を相応に長く処理し、各々のループ実行において現在の運転モードに続く運転モードを、cで始まりgに向かって継続して呼び出す。しかしまた、唯一の運転モードまたは運転モードc〜gから選択された運転モードを設けることもできる。グラフcに示された第1のインキ減量運転モードは、インキ移しローラ14がインキ出しローラ12に最初に衝突する際にインキ出しローラ12が停止し、この最初の衝突の直後に相前後して少なくとも2回衝突する際に回転し、この少なくとも2回の衝突の直後に続く1回の衝突の際に再び停止し、この衝突の直後に相前後して少なくとも2回衝突する際に再び回転し、以後同様であることを特徴とする。この運動特性は周期的に繰り返される。インキ移しローラ14がインキ出しローラ12に衝突すると、インキ出しローラ12は停止し、インキ出しローラ12上でインキ移しローラ14の転がりが行われない。このように構成することによって、インキ出しローラが停止すると、インキ移しローラ14によりインキ出しローラ12から極めて短いインキ条片が取り出される。このインキ条片は、理論的には軸平行に延びる線に対応し、実用的には弾性的なインキ移しローラ14の変形およびインキローラ15によって回転駆動されるインキ移しローラ14の追従に基づき軸平行な方向に延びる色帯に対応し得る。グラフc〜gではインキ出しローラ12の運動位相42〜45は統一的に示されており、位相42は停止状態から機械速度に依存し、または調整された回転数への回転の加速に対応する。位相43の間、インキ出しローラ12はまさにこの回転数で回転し、この回転数は一定の機械速度において一定である。位相44はインキ出しローラの回転の停止状態に至る減速を表しており、インキ出しローラ12は位相45の間、再び停止する。グラフaおよびcを合わせて見ると、インキ出しローラ12はインキ移しタイミングの間、すなわちインキ移しローラ14がインキ出しローラ12に当接している間、停止しており、複数のインキ移しタイミングの間、回転することを示している。この回転サイクル46は周期的に繰り返される。グラフdに示された第2のインキ減量運転モードは、インキ移しローラ14がインキ出しローラ12に最初に衝突する際にインキ出しローラ12が停止し、この最初の衝突の直後に続く第2の唯一の衝突の際に回転し、この第2の衝突の直後に続く第3の衝突の際に再び停止し、以後同様であることを特徴とする。この過程もしくは回転サイクル47は周期的に繰り返されるので、インキ移しローラ14は停止しているインキ出しローラと回転しているインキ出しローラに交互に当接する。グラフeに示された第3のインキ減量運転モードでは、インキ移しローラ14がインキ出しローラに最初に衝突する際にインキ出しローラ12が回転し、この最初の衝突の直後に相前後する少なくとも2回の衝突の際に停止し、これらの少なくとも2回の衝突の直後に続く1回の衝突の際に再び回転し、以後同様であることを特徴とする。1回のインキ移しタイミングの間もしくはインキ移しローラ14がインキ出しローラ12に1回当接している間はインキ出しローラ12が回転し、複数のインキ移しタイミングの間は停止している。インキ出しローラ12の回転サイクル48は周期的に繰り返される。グラフfおよびgに示されたインキ減量運転モードでは、インキ出しローラ12はインキ移しローラ14と接触していない時だけ回転する。グラフfに示された第4のインキ減量運転モードではインキ出しローラ12は、インキ移しローラ14がインキ出しローラ12に最初に衝突する際にインキ出しローラ12が停止し、この最初の衝突に続いてインキ移しローラ14がインキローラ15に向かって動き、再びインキ出しローラ12に向かって戻る間回転し、第1の衝突の直後に続く第2の衝突において再び停止し以後同様であることを特徴とする。インキ移しローラ14は停止しているインキ出しローラ12のみに当接する。インキ移しローラ14が当接していない時に、インキ出しローラはその間にさらに少し回転する。この回転サイクル49は周期的に繰り返される。さらに、インキ減量運転モード相互のインキ減量の段階値がインキ出しローラ回転数の変化によって引き起こされ、あるいは示されているように強化されることが理解される。回転数n2(グラフf)は回転数n1(グラフe)よりも小さい。より少量の新鮮インキは、インキ出しローラ12がインキ移しローラ当接時間の間にゆっくり回転し続けて、インキ壷11から少量のインキを取り出すことによって達成される。インキ出しローラ12はまた、インキ移しローラ当接時間の間停止していることによって、新鮮インキが完全になくなることを達成できる。このようにすることによって、インキ移し運動を基準にしたインキ出しローラ回転の順序を維持した場合でも、種々の運転モードの内部でインキ減量の変化が達成される。たとえば、グラフeに破線で示された回転数n3を有する変形例は、実線で示されたn1を有する変形例よりも強いインキ減量運転モードを示している。これによりインキ減量の程度はインキ出しローラ回転のリズムおよび/または回転数の値の変化によって変えることできる。グラフgに示された第5のインキ減量運転モードは、インキ出しローラ12が停止している時に、インキ移しローラ14がインキ出しローラ12に相前後して複数回衝突することを特徴とする。第5の運転モードは、インキ移しローラ14がインキローラ15に向かって揺動し、再びインキ出しローラ12に戻る第1の揺動サイクルではインキ出しローラ12が回転し、この第1の揺動サイクルの直後にインキ移しローラ14がインキ出しローラ12に相前後して少なくとも2回衝突する際に停止し、さらに少なくとも2回の衝突の直後にインキ移しローラ14がインキ出しローラ12に向かって揺動し、再びインキ出しローラ12に戻る第2の揺動サイクルでは回転して以後同様であることを特徴とする。インキ出しローラ12は、各インキ移しタイミングの後もしくはインキ移しローラ14がインキ出しローラに各当接した後ではなく、複数のインキ移しタイミングの後に初めて引き続き少し回転する。回転サイクル50は周期的に繰り返される。インキ出しローラ12は、グラフc〜gに示された運動特性に従って不連続的もしくは間欠的に回転する。グラフbに示された標準運転モードに対する各インキ減量運転モードの違いは、インキ出しローラ12が標準運転モードでは連続的に回転し、インキ減量運転モードでは不連続的に回転することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷機の概略図である。
【図2】印刷機のインキ装置の概略図である。
【図3】インキ装置のインキ出しローラとインキ調量装置の概略図である。
【図4】印刷機およびインキ装置を制御するためのプロクラム流れ図である。
【図5】インキ移しローラの運動特性とインキ装置のインキ出しローラの種々の運動特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 印刷機
2 印刷ユニット
3 版胴
4 ゴム胴
5 圧胴
6 インキ装置
7 湿し装置
8 制御装置
9 マイクロプロセッサ
10 操作卓
11 インキ壷
12 インキ出しローラ
13 架台
14 インキ移しローラ
15 インキローラ
16 駆動装置
17 駆動装置
18 調整装置
19 カム伝動装置
20 揺動レバー
21 軸線
22 インキ調量装置
23、24、25、26 調量部材
27 調量隙間
28、29 調整方向
30、31、32、33、34 プロクラム段階
35 インキ
36、37、38、39 インキ移しローラの位置と運動
40 揺動サイクル
41、42、43、44、45 インキ出しローラの位置と運動
46、47、48、49、50 回転周期
n、n1、n2、n3 インキ出しローラ回転数
φ 機械回転角

Claims (17)

  1. 印刷機(1)を運転する方法であって、インキ出しローラ(12)とインキローラ(15)との間で前記両ローラ(12、15)と時々接触しながら往復揺動するインキ移しローラを備えたインキ装置(6)を有している印刷機を運転する方法において、
    前記インキ装置(6)は、標準運転モードと少なくとも1つのインキ減量運転モードで選択的に運転され、前記インキ出しローラ(12)は、前記インキ減量運転モードでは前記標準運転モードとは異なる運動特性で回転し、
    前記インキ出しローラ(12)は前記少なくとも1つのインキ減量運転モードで、前記インキ出しローラ(12)が第1の速度で回転する時に、揺動する前記インキ移しローラ(14)が前記インキ出しローラ(12)と少なくとも1回接触し、かつ前記インキ出しローラ(12)が前記第1の速度よりも遅い第2の速度で回転する時に、揺動する前記インキ移しローラ(14)が前記インキ出しローラ(12)と少なくとも1回接触するように、不規則に回転する、
    ことを特徴とする、印刷機を運転する方法。
  2. 前記インキ出しローラ(12)は前記標準運転モードでは連続して回転する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記インキ出しローラ(12)は前記少なくとも1つのインキ減量運転モードでは不連続的に回転する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記インキ装置(6)は、インキを減らす程度に関して互いに異なっている複数の前記インキ減量運転モードのうちの1つで選択的に運転される、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記インキ移しローラ(14)が前記インキ出しローラ(12)に当たる時には、前記第2の速度の値は零であり前記インキ出しローラ(12)は停止している、請求項に記載の方法。
  6. 前記標準運転モードで前記インキ出しローラ(12)の回転が、予め決められた境界値である最低回転速度もしくは最小回転数を下回ると、前記標準運転モードから前記少なくとも1つのインキ減量運転モードへの切り替えが行われる、請求項1ないしのいずれか1項に記載の方法。
  7. 複数の前記運転モードの選択が電子制御装置(8)によって自動的に行われる、請求項1ないしのいずれか1項に記載の方法。
  8. 複数の前記運転モードの選択が、マイクロプロセッサ(9)を有するプログラム可能な電子制御装置によって自動的に行われる、請求項7に記載の方法。
  9. プログラム制御された、その都度最適な運転モードへの、複数の前記運転モードの選択と前記インキ装置(6)の切り替えが、電子制御装置(8)によって行われる、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法を実行するための制御方法。
  10. ンキ出しローラ(12)とインキローラ(15)との間で前記両ローラ(12、15)と時々接触しながら往復揺動するインキ移しローラを備えたインキ装置(6)を有する印刷機において、
    前記インキ装置(6)は、標準運転モードと少なくとも1つのインキ減量運転モードで選択的に運転可能に構成されており、前記インキ出しローラ(12)は、前記少なくとも1つのインキ減量運転モードでは前記標準運転モードとは異なる運動特性で回転し、
    前記インキ出しローラ(12)は、前記印刷機(1)の主駆動装置(17)から切り離された駆動装置(16)によって駆動され、
    前記駆動装置(16)は、前記少なくとも1つのインキ減量運転モードで前記インキ出しローラ(12)を、前記インキ出しローラ(12)が第1の速度で回転する時に、揺動する前記インキ移しローラ(14)が前記インキ出しローラ(12)と少なくとも1回接触し、かつ前記インキ出しローラ(12)が前記第1の速度よりも遅い第2の速度で回転する時に、揺動する前記インキ移しローラ(14)が前記インキ出しローラ(12)と少なくとも1回接触するように、不規則に回転させる
    ことを特徴とする印刷機。
  11. 前記インキ出しローラ(12)は、前記印刷機(1)の主駆動装置(17)から切り離された別個の電動モータによって駆動される、請求項10に記載の印刷機。
  12. 前記駆動装置(16)は、前記インキ出しローラ(12)を前記標準運転モードで連続的に回転駆動する、請求項10に記載の印刷機。
  13. 前記駆動装置(16)は、前記インキ出しローラ(12)を前記インキ減量運転モードで不連続的に回転駆動する、請求項10ないし12のいずれか1項に記載の印刷機。
  14. 前記インキ装置(6)は、インキを減らす程度に関して互いに異なっている複数の前記インキ減量運転モードのうちの1つで選択的に運転可能に構成されている、請求項10ないし13のいずれか1項に記載の印刷機。
  15. 前記インキ移しローラ(14)が前記インキ出しローラ(12)に当たる時には、前記第2の速度もしくは回転数の値は零であり前記インキ出しローラ(12)は停止している、請求項10に記載の印刷機。
  16. 前記印刷機(1)の運転モードを切り替える電子制御装置(8)を有している、請求項10ないし15のいずれか1項に記載の印刷機。
  17. 記印刷機(1)の現在の運転状態に応じて最適な運転モードを選択し、前記印刷機(1)をこの運転モードに切り替える前記電子制御装置(8)を有している、請求項16に記載の印刷機。
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