JP4321220B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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この発明は冷凍・空調装置などに使用される冷媒圧縮機に関わるものである。
図5は従来のスクロール圧縮機の要部断面図である。図において、吸入冷媒ガスは固定スクロール1の鏡板外周から半径方向に貫通して設けた吸入通路1aより、固定スクロール1と揺動スクロール2とにより形成される圧縮室1cの外周部(圧縮室外周空間1g)に流入する。
吸入冷媒ガスは電動機から駆動軸を介して与えられる回転を利用して圧縮され、高圧状態となって吐出口1fより密閉容器内に排出される。電動機部の配置される密閉容器内は高圧雰囲気で満たされ、この高圧冷媒ガスはやがて密閉容器の胴部に配置された吐出パイプより密閉容器外に排出される。
ここで、固定スクロール1に設けられた吸入通路1aは2つの径からなる同軸円筒面11、12で構成されている。小径の円筒面11には、圧縮室外周空間と連通する切り欠き11aが設けられているとともに、小径の円筒面11の内部には円筒面にガイドされて移動可能な円筒形の弁13と、この弁13を付勢するバネ14が収納されている。
一方大径の円筒面12には密閉容器の外側より挿入された銅などの低剛性材料からなる外側パイプ15が、小径の円筒面11との段部1bに突き当てられて取り付けられるとともに、高剛性材料からなる内側パイプ16が外側パイプ15内周に圧入して取り付けられている。この圧入により押し広げられた外側パイプ15の外周は、大径の円筒面12の内周に固着することにより、吸入通路1aと密閉容器との気密は保たれている。
圧縮機の運転が開始されると圧縮室1cが吸入冷媒ガスを取り込むため負圧となり、この負圧が小径の円筒面11に設けられた切り欠き11aを通じて弁13背面に作用するため、弁13はバネ力に打ち勝って圧縮機半径方向の中心側に移動し、内側パイプ16と弁13の端面間に形成された流路から冷媒ガスが流入して、切り欠き11aを通じて圧縮室外周空間に取り込まれて圧縮される構造となっている。
圧縮機が運転を停止すると、弁13はバネ14の発生する力により内側パイプ16側に移動してその端面間で密着し、吐出孔1fより逆流した高圧の冷媒ガスや、駆動軸の給油穴4aを通じて圧縮室外周空間に導かれた潤滑油の吸入パイプ3側空間3aへの流出を防止している。(たとえば特許文献1参照)
特開平1−34312号公報
しかしながら、内側パイプ16端面を弁13の挿入されている小径の円筒面11に対して、高精度の直角度を保ちながら圧入組立てすることは困難であり、内側パイプ16と弁13の端面間には若干の隙間が生じる恐れがあった。
図6は内側パイプ16が傾斜して組み立てられた場合の一例であり、圧縮機運転停止時の弁13と内側パイプ16との端面間に隙間20が生じている。圧縮機の運転停止時にはこの隙間20を通じて、圧縮機室から吸入パイプ側空間3aへの冷媒の逆流が生じて、冷媒ガスの逆流音あるいは潤滑油10aの流出が発生し、騒音や信頼性上の課題が生じる恐れがあった。
また、内側パイプ16の挿入不良などにより内側パイプ16端面の直角度が充分確保できない場合には、弁13外径と小径の円筒面11内径とのクリアランスを大きく設定して弁13の姿勢に自由度を許容させ、傾斜した内側パイプ16端面にならわせることで対応可能となるが、上記クリアランスを大きく設定した場合には、図7に示すように、弁13が小径の円筒面11の内面でこじれてひっかかる恐れがある。図7は、弁13が小径の円筒面11の内面でこじれてひっかかった場合の説明図である。
このような状態で圧縮機が運転を停止した場合には、弁13は小径の円筒面11内をスムーズに移動できず、弁13と小径の円筒面11の内面との間に生じた隙間や、小径の円筒面11に設けられた切り欠き1gを通って圧縮室側から冷媒が吸入パイプ側空間3a側に逆流して、冷媒ガスの逆流音あるいはの流出が発生し、騒音や信頼性の面で問題となっていた。以上のように、従来においては、冷媒ガスの逆流音は圧縮機運転停止時の静粛性を損ない、また潤滑油の流出は軸受への給油量が不足して軸受の焼損事故を起こし圧縮機故障の原因となっていた。
本発明の目的は、上記問題点を解決するためのものであり、低騒音で信頼性の高い圧縮機を提供することを目的とする。また、弁端面のシール性を向上させ、または冷媒ガスの逆流音発生を防止させ、または潤滑油の流出を防止することを目的とする。
本発明は、それぞれの渦巻歯を組合せることによって圧縮室を形成し、外側の圧縮室から内側の圧縮室へと前記圧縮室の容積を減少させながら吸入された冷媒を圧縮する固定スクロール、及び揺動スクロールと、前記固定スクロール、前記揺動スクロールとともに圧縮機構部を構成するフレームと、前記固定スクロールあるいは前記フレームに設けられ、前記外側の圧縮室に連通する切り欠き部を有する小径の円筒部および吸入された冷媒ガスを前記小径の円筒部の前記切り欠き部を介して前記外側の圧縮室に導く大径の円筒部とから構成される吸入流路と、前記小径の円筒部内部に設けられた円筒形状あるいは円板形状の弁と、前記小径の円筒部内に収納され、前記弁を大径の円筒部側に押圧するバネと、前記小径の円筒部と前記大径の円筒部との段部に設けられ、中央部に貫通穴を有し、前記小径の円筒部よりも大きく、前記大径の円筒部内径と略同等かあるいは前記大径の円筒部内径よりも小さな外径を有するリングと、前記大径の円筒部内面に設けられ、前記外側パイプよりも前記内側パイプを高剛性材料で構成し、前記外側パイプで前記リングを前記段部に押圧固定し、前記内側パイプを前記外側パイプ内に圧入して拡管して前記外側パイプを前記大径の円筒部内面に固着するようにして前記リングを前記段部に押圧固定する押圧固定手段と、を備え、運転時には、前記弁が前記バネのバネ力に打ち勝って前記吸入通路の前記小径の円筒部内を前記圧縮機の半径方向の中心側に移動することによって前記冷媒が前記切り欠き部を通じて前記外側の圧縮室に取り込まれて圧縮され、停止時には前記弁が前記リングの貫通孔を塞ぐことによって、前記冷媒の逆流を防止するようにしたものである。
本発明の冷媒圧縮機は運転停止時に冷媒ガスの逆流音を防止し、また潤滑油の流出を防止することにより、静粛性および信頼性に優れた冷媒圧縮機を提供することができる。また、内側パイプの端面が小径の円筒面に対して傾斜していても、弁とリングの端面シールにより圧縮機運転停止時の冷媒逆流防止および潤滑油流出防止が行える。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1を図1、図2に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態1を表すスクロール圧縮機の縦断面図である。図2は吸入通路1a付近を拡大した要部説明図であり、圧縮機が運転を停止した状態を示している。
図において、密閉容器10内には鏡板の一方に板状渦巻歯を有する固定スクロール1と、同形状の板状渦巻歯および揺動軸受け2aを有する揺動スクロール2、コンプライアントフレーム3等から構成される圧縮機機構部100とステータとロータよろ構成される電動機7とが配置されており、この圧縮機機構部100と電動機7は電動機7の発生する回転力を圧縮機機構部100に伝達する駆動軸4によって連結されている。
冷媒ガスは、密閉容器10の胴部に設けられた吸入パイプ3より密閉容器10内に吸入され、固定スクロール1の鏡板外周から半径方向に貫通して設けた吸入通路1aより、前記固定スクロール1と揺動スクロール2とにより形成される圧縮室1cの外周部(圧縮室外周空間1g)に流入する。その後、吸入された冷媒ガスは、電動機7によって駆動軸4を介して与えられる回転力を利用して圧縮され、高圧状態となって固定スクロール1の吐出口1fより密閉容器10内に排出される。本実施の形態では、電動機部7の配置される密閉容器10内は高圧雰囲気で満たされ、この高圧冷媒ガスは、密閉容器10の胴部に設けられた吐出パイプ5より密閉容器10外に排出される。
密閉容器10底部には潤滑油10aが貯留されており、この潤滑油10a内に駆動軸4下端が侵漬されている。駆動軸4中心には給油穴4aが設けられており、密閉容器10底部はこの給油穴4aおよび揺動軸受け2aおよび主軸受6aを介して圧縮室外周空間1gと連通している。運転中は密閉容器10内が高圧雰囲気で満たされるので、吸入冷媒ガスの低圧雰囲気との差圧により、潤滑油10aは給油穴4a内を上昇して揺動スクロール2に設けられた揺動軸受け2a、コンプライアントフレーム6に設けられた主軸受け6aを潤滑した後に圧縮室外周空間1gに導かれる。
ここで、図2を用いて吸入通路1a付近について説明する。固定スクロール1に設けられた吸入通路1aは2つの径からなる同軸円筒面で構成されており、小径の円筒面11には外周側圧縮室1gに連通する切り欠き11aが設けられているとともに、その内部には円筒面にガイドされて移動可能な円筒形の弁13と、この弁を付勢するバネ14が収納されている。
一方大径の円筒面12には輪形状のリング17が小径の円筒面11との間に形成された段部1bに設置され、銅材料で構成される外側パイプ15を大径の円筒面12内径に挿入し、外側パイプ15先端と段部1bとの間にリング17を挟み込んで押圧固定すると同時に、高剛性材料で構成される内側パイプ16を外側パイプ15内周に圧入して取り付け、押し広げられた外側パイプ15外周が大径の円筒面12の内周と固着する構成となっている。したがって、外側パイプ15は内側パイプ16によって大径の円筒面12内周に押圧固定される。
図3は内側パイプ16が傾斜して取り付けられた場合の説明図である。リング17は段部1bと外側パイプ15先端に挟み込んで押圧固定されているので、内側パイプ16の傾斜に関係なく、圧縮機運転停止時における圧縮室外側空間1gと吸入パイプ側空間3aの遮断(漏れ防止)は、弁13とリング17の端面により行われる。段部1bは小径の円筒面11に対して良好な直角度をもって加工が施されているので、リング17は段部1bに密着するように外側パイプ15によって押圧されるため弁13端面との平行度も良好に確保され、弁13とリング17の端面間でのシール性は良好な特性を示す。リング17は外側パイプ15先端にバックアップされて段部1bに押し付けられているので、リング17が吸入パイプ3側に後退して弁13端面との平行度が悪化したり、シール性が損なわれたりすることはない。これにより圧縮機運転停止時における冷媒逆流音の発生や潤滑油10aの流出は防止される。
図4は本発明の実施の形態1を表すリング17近傍の拡大図である。リング17の外径は大径の円筒面12の内径にほぼ等しいか若干小さい程度の直径(シール性が損なわれない程度の軽微な力での圧入される程度の直径であってもよい)に加工され、またリング内径は小径の円筒面11の内径よりも小さい直径に加工されており、輪形状となっている。段部1bに面するリング17の端面は良好な平面度と面粗度に加工や成形によって製造されており、弁13との端面のシール性が向上する構成としている。リング17の外周エッジ部には段部1b外径側のR部に乗り上げることのない寸法の面取り加工が施されており、リング組立て後にリング端面と小径の円筒面11の直角度が確保される形状となっている。
リング17を挟み込む(押圧する)外側パイプ15の先端は、リング17外径に近い場所を全周にわたり押圧した方がよい。外側パイプ15先端がリング17に対して傾斜してセットされると、リング17と外側パイプ15先端はある位相でのみ接触し、これを支点としてリングがばたつく可能性があるが、本実施の形態では外側パイプ15がリング17に対して傾斜してセットされた場合においても、外側パイプ15を低剛性材料である銅パイプやアルミパイプなどで構成しているので、内側パイプ16を圧入した際に外側パイプ15は半径方向に圧延されると同時に、円筒面軸方向にも圧延され、圧延された外側パイプ15の先端は、リング17外径に近い場所を全周にわたり接触して押圧力を発生することができる。したがってリング17が段部1bと外側パイプ15先端の間でばたつくことがなく、シール性も良好なため、低騒音で信頼性の高い圧縮機が得られる。
以上のように、本実施の形態では、それぞれの渦巻歯を組合せることによって圧縮室1cを形成し、外側の圧縮室から内側の圧縮室へと前記圧縮室の容積を減少させながら吸入された冷媒を圧縮する固定スクロール1、及び揺動スクロール2と、前記固定スクロール1、前記揺動スクロール2とともに圧縮機構部100を構成するフレーム50と、固定スクロール1あるいはフレーム50に設けられ、外側の圧縮室あるいは圧縮室外周空間1gに連通する切り欠き部11aを有する小径の円筒部11および吸入された冷媒ガスを小径の円筒部11を介して外側の圧縮室1gに導く大径の円筒部12とから構成される吸入流路と、小径の円筒部11内部に設けられた円筒形状あるいは円板形状の弁13と、小径の円筒部11内に収納され、弁13を大径の円筒部12側に押圧するバネ14と、小径の円筒部11と大径の円筒部12との段部1bに設けられ、中央部に貫通穴を有し、小径の円筒部11内径よりも大きく、大径の円筒部12内径と略同等かあるいは大径の円筒部12内径よりも小さな外径を有するリング17と、大径の円筒部12内に設けられ、リング17を段部1bに押圧固定する押圧固定手段15、16と、を備え、弁13がリング17の貫通孔を塞ぐことによって、冷媒ガスの逆流を防止するようにしたので、内側パイプ16の端面が小径の円筒面11に対して傾斜していても、弁13とリング17の端面シールにより圧縮機運転停止時の冷媒逆流防止および潤滑油流出防止が行える。
また、円筒面の段部平面を円筒面に良好な直角度をもって設定すれば、リング17は段部平面に密着して弁13端面との平行度が容易に確保される。また、リング17は外側パイプ15先端にバックアップされて円筒面段部1bに押し付けられるので、リング17が吸入パイプ3側に後退して弁13端面との平行度が悪化してシール性が損なわれることはない。
また、リング17の段部1bへの押圧固定手段15、16は、外側パイプ15と内側パイプ16で構成され、外側パイプ15よりも内側パイプ16を高剛性材料で構成し、外側パイプ15でリング17を段部1bに押圧固定し、内側パイプ16を外側パイプ15内に圧入して拡管して外側パイプ15を大径の円筒部12内面に固着するようにしたので、簡単な構成で組立が容易でありながらシール性が向上するので、信頼性が高く低コストで組立が容易な圧縮機が得られる。
また、リング17の外径部に面取りを設けたので、リング17の大径の円筒部への挿入や圧入が容易となり、リング17の変形が生じにくく、シール性が向上する。また、内側パイプ16を鉄系材料とし、外側パイプ15を銅系材料あるいはアルミ系材料としたので、外側パイプ15の内面に内側パイプ16を圧入した場合に内側パイプ16によって外側パイプ15が拡管されやすく、外側パイプ15が大径の円筒面12の内面に密着しやすくなり、外側パイプ15と大径の円筒面12とのシール性が向上し、信頼性の高い圧縮機が得られる。
本発明の実施の形態1を表す圧縮機の縦断面図である。 本発明の実施の形態1を表す圧縮機の吸入通路1a付近を拡大した要部説明図である。 本発明の実施の形態1を表す圧縮機の内側パイプ16が傾斜して取り付けられた場合の説明図である。 本発明の実施の形態1を表すリング17近傍の拡大図である。 従来のスクロール圧縮機の要部断面図である。 内側パイプ16が傾斜して組み立てられた場合の説明図である。 弁13が小径の円筒面11の内面でこじれてひっかかった場合の説明図である。
符号の説明
1 固定スクロール、1a 吸入通路、1b 段部、1c 圧縮室、1f 吐出口、1g 圧縮室外周空間、2 揺動スクロール、 2a 揺動軸受け、3 吸入パイプ、 3a 吸入パイプ側空間、4 駆動軸、 4a 給油穴、5 吐出パイプ、 6 フレーム、 6a 主軸受、 7 電動機、10 密閉容器、 10a 潤滑油、11 小径の円筒面、 11a 切り欠き、 12 大径の円筒面、13 弁、 14 バネ、 15 外側パイプ、 16 内側パイプ、 17 リング、 20 隙間、100圧縮機機構部。

Claims (3)

  1. それぞれの渦巻歯を組合せることによって圧縮室を形成し、外側の圧縮室から内側の圧縮室へと前記圧縮室の容積を減少させながら吸入された冷媒を圧縮する固定スクロール、及び揺動スクロールと、前記固定スクロール、前記揺動スクロールとともに圧縮機構部を構成するフレームと、前記固定スクロールあるいは前記フレームに設けられ、前記外側の圧縮室に連通する切り欠き部を有する小径の円筒部および吸入された冷媒ガスを前記小径の円筒部の前記切り欠き部を介して前記外側の圧縮室に導く大径の円筒部とから構成される吸入流路と、前記小径の円筒部内部に設けられた円筒形状あるいは円板形状の弁と、前記小径の円筒部内に収納され、前記弁を大径の円筒部側に押圧するバネと、前記小径の円筒部と前記大径の円筒部との段部に設けられ、中央部に貫通穴を有し、前記小径の円筒部よりも大きく、前記大径の円筒部内径と略同等かあるいは前記大径の円筒部内径よりも小さな外径を有するリングと、前記大径の円筒部内面に設けられ、外側パイプと内側パイプで構成され、前記外側パイプよりも前記内側パイプを高剛性材料で構成し、前記外側パイプで前記リングを前記段部に押圧固定し、前記内側パイプを前記外側パイプ内に圧入して拡管して前記外側パイプを前記大径の円筒部内面に固着するようにして前記リングを前記段部に押圧固定する押圧固定手段と、を備え、運転時には、前記弁が前記バネのバネ力に打ち勝って前記吸入通路の前記小径の円筒部内を前記圧縮機の半径方向の中心側に移動することによって前記冷媒が前記切り欠き部を通じて前記外側の圧縮室に取り込まれて圧縮され、停止時には前記弁が前記リングの貫通孔を塞ぐことによって、前記冷媒の逆流を防止するようにしたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記リングの外径部に面取りを設けたことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記内側パイプを鉄系材料とし、前記外側パイプを銅系材料あるいはアルミ系材料としたことを特徴とする請求項または請求項に記載のスクロール圧縮機。
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