JP4320901B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インストルメントパネルの内側に、上方に開口するケースを配して、該ケース内にエアバッグとインフレータを収納するとともに、インストルメントパネルの上面部にエアバッグ膨出用の開口部を設け、この開口部をドアで閉塞してなるエアバッグ装置がある。かかるエアバッグ装置は、車両衝突時、インフレータの発するガスによりエアバッグが膨張し始め、その膨張圧力によりドアが押し開かれてインストルメントパネル上面部の開口部から車両室内にエアバッグが膨出し、これにより乗員を受け止めて保護するものである。
【0003】
このようなエアバッグ装置においては、エアバッグの膨張挙動を制御するために、ディフューザを用いてインフレータから噴出されるガスの流れを制御することがある。ディフューザは、一般に、インフレータの周囲を取り巻くようにケース内に配設された金属部材であり、周面に複数のガス吹出口を有し、インフレータの発するガスをこの複数の吹出口からエアバッグ内に送るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した金属製のディフューザでは、インストルメントパネルの開口部から突出するようにディフューザを設けることは不可能であり、従って、この場合、ケース内だけのガス流の制御にとどまり、エアバッグがある程度膨張してからの膨張挙動の制御は難しい。
【0005】
そのため、従来よりエアバッグの内部に内袋を設けて、インフレータの発するガスをこの内袋からエアバッグに供給することにより、エアバッグの膨張挙動を制御する場合がある。しかしながら、従来の内袋の構成では、上下方向に優先的に膨張させるというエアバッグの膨張挙動の制御を効果的に達成させながら、しかも、エアバッグ装置の作動初期に内袋が乗員に接触する可能性を十分に低減することが難しい。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、エアバッグの膨張挙動の効果的な制御を可能にしながら、しかも、膨張挙動を制御するために設けた内袋がエアバッグ装置の作動初期に乗員に接触する可能性を低減することができるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアバッグ装置は、インストルメントパネルの内側に、エアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータが配され、該インストルメントパネルの上面部にエアバッグ膨出用の開口部が設けられ、該開口部がエアバッグの膨張圧力により押し開かれるドアで閉塞されたエアバッグ装置において、前記ドアが、車両後方側に開口する前開きドア部を備え、前記エアバッグの内部に、前記インフレータからのガスの流れを制御してエアバッグに供給する内袋が配され、この内袋は、前記ドアの前開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出し、かつ、インストルメントパネルの後端を通る鉛直面より車両後方に内袋が飛び出さないように当該鉛直面よりも車両前方側にとどまる膨張形状を有するとともに、エアバッグの上部側にガスを吹き出す上側穴部とエアバッグの下部側にガスを吹き出す下側穴部とを備え、前記上側穴部が、前記前開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出する部分に設けられ、前記下側穴部が、前記インストルメントパネルの開口車両後方端部を越えて膨出する部分に設けられたものである。
【0008】
本発明のエアバッグ装置であると、インフレータの作動時に、エアバッグ内部に設けられた内袋は、インストルメントパネルの開口部から車両室内に膨出し、その上面側に設けられた上側穴部からエアバッグの上部側にガスを吹き出すとともに、下面側に設けられた下側穴部からエアバッグの下部側にガスを吹き出す。その際、上側穴部は、ドア端末を越えて車両後方に膨出する部分に設けられているため、ドアにより塞がれることがなく、エアバッグの上部側にガスを円滑に導く。また、下側穴部も、インストルメントパネルの開口部を越えて膨出する部分に設けられていることから、エアバッグの下部側にガスを円滑に導く。これにより、上下方向に優先的に膨張させるというエアバッグの膨張挙動の制御が効果的に達成される。しかも、本発明のエアバッグ装置であると、かかる内袋がインストルメントパネルの後端を越えて車両後方に飛び出さない程度の小袋であるため、エアバッグが完全に膨張していないエアバッグ装置の作動初期の段階で、膨張した内袋が、インストルメントパネルに近接した乗員と接触する可能性を低減することができる。
【0009】
かかる内袋を、上記のようなエアバッグの膨張挙動の効果的な制御を可能としながら小型にするためには、上記上側穴部を、前記前開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出する部分における当該端末近傍に設け、上記下側穴部を、インストルメントパネルの開口車両後方端部を越えて膨出する部分における当該開口部近傍に設けることが好適である。なお、前開きドア部の端末近傍に設ける上側穴部は、穴の一部が前開きドア部にかかる位置にあってもよい。また、インストルメントパネル開口部近傍に設ける下側穴部も、穴の一部がインストルメントパネルにかかる位置にあってもよい。この構成は、ドアが車両後方側に開口する前開きドア部のみからなる片開き式の場合に特に有効である。
【0010】
一方、ドアが車両後方側に開口する前開きドア部と車両前方側に開口する後開きドア部とよりなる両開き式の場合には、内袋として、前記後開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出する膨張形状を有するものを用いて、その下側穴部を後開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出する部分における当該端末近傍に設けることが好適である。
【0011】
本発明のエアバッグ装置においては、前記内袋が、1枚又は複数枚の基布を用いて上面部と下面部と左右両側面部とを備える立体状に縫製してなることが好適である。
【0012】
このように立体縫製で内袋を構成することにより、ドアが開くことによってインストルメントパネル上面部に形成される隙間に内袋が無理なく埋まり、内袋にかかる内圧が比較的均等になるので、膨張初期よりエアバッグを安定して展開させることができる。また、内袋に側面部が確保されているため、必要に応じて該側面部にも穴部を設けることができ、穴部の設定範囲が広い。
【0013】
この場合、内袋の上面部に設ける上側穴部と下面部に設ける下側穴部との少なくとも一方の穴部が、車両幅方向に長い開口部よりなることが好ましい。このようにガスを噴出するために内袋に設ける穴部を、上下方向よりも車両幅方向に長い開口部によって構成することにより、内袋自体の大きさはそのままで、上側穴部と下側穴部との間の距離を長く確保しながら、開口部の周長を長くすることができる。そのため、内袋の穴部の強度が高くなり、穴部の周囲に補強のために設ける縫製が不要となるので、コストダウンを図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るエアバッグ装置について図面を参照して説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置10のエアバッグ膨張時における側面断面図、図2は同エアバッグ装置10の側面断面図、図3は同エアバッグ装置10のエアバッグ膨張時における拡大断面図である。
【0016】
このエアバッグ装置10は、自動車の助手席前方のインストルメントパネル1に配設された助手席用エアバッグ装置であり、インストルメントパネル1の上面部1aの背後側に配された上方に開口するケース12と、このケース12内に折畳み収納されたエアバッグ14と、該ケース12内に収納されたガス発生器であるインフレータ16と、インフレータ16の発するガスを整流するディフューザ18とを備えてなる。インストルメントパネル上面部1aには、ケース12の開口面と相対する部位に、エアバッグ14を車両室内に膨出させるための開口部2が設定されており、この開口部2が、エアバッグ14の膨張圧力により押し開かれるドア3で閉塞されている。そして、このドア3が押し開かれることにより、エアバッグ14が、インストルメントパネル1とウインドシールド4と乗員Pとで区画される空間を車両後方に向って膨張展開するように構成されている。
【0017】
ドア3は、この実施形態では、車両前方側端部をヒンジ部5として車両後方側に開口する前開きドア部のみからなる片開き式ドアである。詳細には、図2に示すように、ドア3は、インストルメントパネル1と一体に設けられており、車両後方側端部に開裂部となる脆弱部6が設けられ、図3に示すように、エアバッグ14の膨張圧力により、この脆弱部6が開裂し、ヒンジ部5を支点として車両前方側に開かれることにより、車両後方側に開口するようになっている。
【0018】
ケース12は、水平断面矩形状をなす浅底の金属製容器であり、略円筒状をなすインフレータ16が、その軸方向を車両幅方向に向けてケース12内に固設されている。インフレータ16は、ケース12内における車両前方側に寄せて配されており、これにより、インフレータ16の乗員側にはケース12の乗員側壁との間に、エアバッグ14の収納空間が確保されている。ディフューザ18は、インフレータ16の周囲を取り巻くようにケース12の内壁面に固設された金属板であり、その周面にはインフレータ16の発するガスをエアバッグ14内に供給するためのガス吹出口20が設けられている。このガス吹出口20は、上方、即ちケース12の開口面に吹き出すように、ディフューザ18の上面部に設けられるとともに、後方、即ちケース12内におけるエアバッグ14の収納空間に向けて吹き出すように、ディフューザ18の後面部に設けられている。
【0019】
エアバッグ14は、1枚又は複数枚の基布を立体状に縫製して形成されたものであり、図1,4に示すように、略矩形の口元部から乗員を受け止める略矩形の正面部22にかけて逆テーパ状に広がる略横倒四角錐状をなす。そして、この口元部が、ケース12の開口周縁部にバッグリテーナ24を介してリベットなどの固定手段26で取付けられている。
【0020】
エアバッグ14の内部には、インフレータ16から吹き出されるガスの流れを制御してエアバッグ14内に供給する内袋30が配設されている。内袋30は、その矩形の口元部31が、エアバッグ14とともに上記バッグリテーナ24によりケース12の開口周縁部に取り付けられている。
【0021】
この内袋30は、本実施形態では1枚の基布を用いて上面部32と下面部34と左右両側面部36とを備える立体状に縫製してなる(図4参照)。内袋30を構成する基布は、図5に示すように、一端に口元部31a,31bを各々有する台形状の上面部32と下面部34とが他端同士で連結一体化されている。そして、上面部32の両側縁部から三角形状の側面部36,36をそれぞれ一体に延出し、下面部34に対向する側面部36の縁部37と下面部34の両側縁部35とを各々縫合38してなる。側面部36からも口元部31cが一体に延出されており、この口元部31cは上面部32の口元部31aの左右両側に配されている。
【0022】
図1,3に示すように、内袋30は、インストルメントパネル1の開口部2から車両室内に飛び出し、その上面部32が押し開かれたドア3に沿って車両後方に延び、更にドア3の端末(後端)3aを越えて車両後方に膨出し、下面部34がインストルメントパネル開口部2の車両後方側端末2aを越えて車両後方に膨出する膨張形状を有する。しかも、内袋30は、インストルメントパネル1の後端1c、即ちインストルメントパネル1の乗員Pと相対する後面部1bにおいて最も後方に張り出した部位よりも車両前方側にとどまる膨張形状を有している。詳細には、当該後端1cを通る鉛直面Xより車両後方に内袋30が飛び出さないように設定されている。この実施形態では、内袋30は、インストルメントパネルの略水平な上面部1aの領域内からはみ出さない程度の小袋である。
【0023】
内袋30には、エアバッグ14の上部側14aにガスを吹き出す上側穴部40と、エアバッグ14の下部側14bにガスを吹き出す下側穴部42が設けられている。
【0024】
上側穴部40は、内袋30の上面部32に設けられており、該上面部32におけるドア端末3aを越えて車両後方に膨出する部分に設けられている。詳細には、ドア端末3aを越える部分における当該ドア端末3aの直近に設けられている。これは、上側穴部40を有効に作用させながら、内袋30をできるだけ小さくするためである。
【0025】
下側穴部42は、内袋30の下面部34に設けられており、該下面部34における上記インストルメントパネル端末2aを越えて膨出する部分に設けられている。詳細には、該端末2aを越える部分における当該端末2aの直近に設けられている。これは、上側穴部40と同様、下側穴部42を有効に作用させながら、内袋30をできるだけ小さくするためである。
【0026】
また、上側穴部40と下側穴部42との間隔は、性能上及び強度上問題がない範囲で極力短く設定されており、これにより内袋30の小型化が図られている。
【0027】
図5に示すように、上側穴部40は、この実施形態では、円形の開口を左右に2個並べることにより構成されている。一方、下側穴部42は、車両幅方向にやや引き伸ばした円形の開口よりなり、該開口が車両幅方向中央部に1個だけ設けられている。このように下側穴部42を車両幅方向に長い開口部により構成することによって、小型の内袋30において上側穴部40と下側穴部42との距離を長く確保しながら、開口部の周長を長くすることができる。そのため、穴部40,42の強度が高くなり、周囲の補強用縫製が不要となる。
【0028】
なお、図6に示すように、上側穴部40についても車両幅方向に長い開口部により構成することができる。すなわち、図6に示す例では、下側穴部42だけでなく上側穴部40についても車両幅方向に引き伸ばした円形開口よりなり、これにより、穴部40,42の一層の強度アップを図っている。
【0029】
図2に示すように、エアバッグ14は、膨張形状における上部側14aと下部側14bとがそれぞれ分けて折畳まれている。この実施形態では、上部側14aは蛇腹状に、下部側14bはロール状に折畳まれている。そして、この上部側14aの折畳み部分と下部側14bの折畳み部分との間に内袋30の先端30aを挿入した状態で、エアバッグ14及び内袋30は、ケース12内におけるインフレータ16の後方空間に収納されている。内袋30の先端30aは、詳細には、両折畳み部分を繋ぐエアバッグ正面部22の背後に挿入されている。
【0030】
以上よりなる本実施形態のエアバッグ装置10であると、インフレータ16からのガスにより、まず、内袋30が膨張し、その上方のエアバッグ14を押し上げて、図1,3に示すように、インストルメントパネル1のドア3を開口させる。そして、これにより形成されたインストルメントパネル上面部1aの隙間に内袋30が無理なく埋まり、内袋30にかかる内圧が比較的均等になる。すなわち、内袋30は、エアバッグ14の口元部を含むその近傍を充填した状態に膨張し、この膨張形状で安定する。その際の内袋30の膨張形状は、上記したように、ドア端末3aを越えて車両室内に膨出するものであるため、その上側穴部40からエアバッグ上部側14aにガスが円滑に吹き出されるとともに、下側穴部42からエアバッグ下部側14bにガスが円滑に吹き出される。これにより、エアバッグ14は、まず上下方向に膨張し、その後本来の設計形状に膨張して正面部22で乗員Pを受け止める。
【0031】
以上のように、本実施形態によれば、エアバッグ14内に設けた内袋30によってエアバッグ14の膨張挙動の制御を効果的に達成することができる。しかも、本実施形態では、図1に示すように、内袋30がインストルメントパネル後端1cを越えて車両後方に飛び出さない小袋であるため、エアバッグ14が完全に膨張していないエアバッグ装置10の作動初期の段階で、膨張した内袋30が、インストルメントパネル1に近接した乗員Pと接触する可能性を低減することができる。
【0032】
図7は、上記実施形態において、インストルメントパネル1のドア3の構成を変更した例である。すなわち、この例では、ドア3を、上記した片開き式ではなく、車両後方側に開口する前開きドア部7と車両前方側に開口する後開きドア部8とよりなる両開き式で構成している。この場合、内袋30は、前開きドア部7の端末7aを越えて車両後方に膨出するとともに、後開きドア部8の端末8aを越えて車両後方に膨出する膨張形状を有する。そして、上側穴部40を前開きドア部7の端末7aを越えて膨出する部分における当該端末7aの直近に設け、下側穴部42を後開きドア部8の端末8aを越えて膨出する部分における当該端末8aの直近に設けている。
【0033】
このようにドア3が両開き式の場合には、内袋30として後開きドア部8の端末8aを越えて膨出する膨張形状を有するものを用いて、下側穴部42を当該端末8aの直近に設けることにより、エアバッグ下部側14bへの円滑なガス供給を達成することができる。
【0034】
なお、ドア3が両開き式の場合、図8に示すように、内袋30を後開きドア部8に沿って膨出しないように更に小型化して、内袋30が後開きドア部8と接触しないような膨張形状としてもよい。この場合、下側穴部42は、インストルメントパネル1の開口部2を越えて上方に膨出する部分における当該開口部2の直近に設ける。
【0035】
【発明の効果】
本発明のエアバッグ装置によれば、エアバッグ内に設けた内袋によってエアバッグの膨張挙動の効果的な制御を可能にしながら、しかも、エアバッグ装置の作動初期に内袋が乗員に接触する可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるエアバッグ装置のエアバッグ膨張時における側面断面図である。
【図2】同エアバッグ装置の側面断面図である。
【図3】同エアバッグ装置のエアバッグ膨張時における拡大断面図である。
【図4】同エアバッグ装置におけるエアバッグと内袋の膨張形状を示す斜視図である。
【図5】同内袋を構成する基布の平面図である。
【図6】同内袋を構成する基布の変更例を示す平面図である。
【図7】他の実施形態にかかるエアバッグ装置の側面断面図である。
【図8】さらに他の実施形態にかかるエアバッグ装置の側面断面図である。
【符号の説明】
1……インストルメントパネル
1a……上面部
1b……後端
2……開口部
3……ドア
3a……端末
7……前開きドア部
8……後開きドア部
10……エアバッグ装置
14……エアバッグ
16……インフレータ
30……内袋
40……上側穴部
42……下側穴部

Claims (7)

  1. インストルメントパネルの内側に、エアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータが配され、該インストルメントパネルの上面部にエアバッグ膨出用の開口部が設けられ、該開口部がエアバッグの膨張圧力により押し開かれるドアで閉塞されたエアバッグ装置において、
    前記ドアが、車両後方側に開口する前開きドア部を備え、
    前記エアバッグの内部に、前記インフレータからのガスの流れを制御してエアバッグに供給する内袋が配され、
    この内袋は、前記ドアの前開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出し、かつ、インストルメントパネルの後端を通る鉛直面より車両後方に内袋が飛び出さないように当該鉛直面よりも車両前方側にとどまる膨張形状を有するとともに、エアバッグの上部側にガスを吹き出す上側穴部とエアバッグの下部側にガスを吹き出す下側穴部とを備え、
    前記上側穴部が、前記前開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出する部分に設けられ、
    前記下側穴部が、前記インストルメントパネルの開口車両後方端部を越えて膨出する部分に設けられた
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記上側穴部が、前記前開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出する部分における当該端末の直近に設けられ、
    前記下側穴部が、前記インストルメントパネルの開口車両後方端部を越えて膨出する部分における当該開口車両後方端の直近に設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 前記ドアが、車両後方側に開口する前開きドア部とともに車両前方側に開口する後開きドア部を備え、
    前記内袋が、該後開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出する膨張形状を有し、
    前記下側穴部が、該後開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出する部分における当該端末の直近に設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  4. 前記内袋が、1枚又は複数枚の基布を用いて上面部と下面部と左右両側面部とを備える立体状に縫製してなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
  5. 前記上側穴部と前記下側穴部の少なくとも一方の穴部が、車両幅方向に長い開口部よりなる
    ことを特徴とする請求項4記載のエアバッグ装置。
  6. インストルメントパネルの内側に、エアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータが配され、該インストルメントパネルの上面部にエアバッグ膨出用の開口部が設けられ、該開口部がエアバッグの膨張圧力により押し開かれるドアで閉塞されたエアバッグ装置において、
    前記ドアが、車両後方側に開口する前開きドア部を備え、
    前記エアバッグの内部に、前記インフレータからのガスの流れを制御してエアバッグに供給する内袋が配され、
    この内袋は、前記ドアの前開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出し、かつ、インストルメントパネルの後端を通る鉛直面より車両後方に内袋が飛び出さないように当該鉛直面よりも車両前方側にとどまる膨張形状を有するとともに、エアバッグの上部側にガスを吹き出す上側穴部とエアバッグの下部側にガスを吹き出す下側穴部とを備え、
    前記上側穴部が、前記前開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出する部分における当該端末近傍に設けられ、
    前記下側穴部が、前記インストルメントパネルの開口車両後方端部を越えて膨出する部分における当該開口部近傍に設けられた
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  7. インストルメントパネルの内側に、エアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータが配され、該インストルメントパネルの上面部にエアバッグ膨出用の開口部が設けられ、該開口部がエアバッグの膨張圧力により押し開かれるドアで閉塞されたエアバッグ装置において、
    前記ドアが、車両後方側に開口する前開きドア部と車両前方側に開口する後開きドア部を備え、
    前記エアバッグの内部に、前記インフレータからのガスの流れを制御してエアバッグに供給する内袋が配され、
    この内袋は、前記ドアの前開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出するとともに前記後開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出し、かつ、インストルメントパネルの後端を通る鉛直面より車両後方に内袋が飛び出さないように当該鉛直面よりも車両前方側にとどまる膨張形状を有するとともに、エアバッグの上部側にガスを吹き出す上側穴部とエアバッグの下部側にガスを吹き出す下側穴部とを備え、
    前記上側穴部が、前記前開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出する部分における当該端末近傍に設けられ、
    前記下側穴部が、前記後開きドア部の端末を越えて車両後方に膨出する部分における当該端末近傍に設けられた
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
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