JP4308804B2 - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4308804B2
JP4308804B2 JP2005274282A JP2005274282A JP4308804B2 JP 4308804 B2 JP4308804 B2 JP 4308804B2 JP 2005274282 A JP2005274282 A JP 2005274282A JP 2005274282 A JP2005274282 A JP 2005274282A JP 4308804 B2 JP4308804 B2 JP 4308804B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheet bundle
bundle
tray
placement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005274282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007084258A (ja
Inventor
康伸 寺尾
肇 山本
芳晃 杉崎
貴弘 川口
裕之 瀧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2005274282A priority Critical patent/JP4308804B2/ja
Priority to US11/533,403 priority patent/US7556252B2/en
Publication of JP2007084258A publication Critical patent/JP2007084258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4308804B2 publication Critical patent/JP4308804B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42CBOOKBINDING
    • B42C1/00Collating or gathering sheets combined with processes for permanently attaching together sheets or signatures or for interposing inserts
    • B42C1/12Machines for both collating or gathering and permanently attaching together the sheets or signatures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2405/00Parts for holding the handled material
    • B65H2405/10Cassettes, holders, bins, decks, trays, supports or magazines for sheets stacked substantially horizontally
    • B65H2405/11Parts and details thereof
    • B65H2405/111Bottom
    • B65H2405/1119Areas with particular deformation properties, e.g. flexible, elastic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/10Handled articles or webs
    • B65H2701/13Parts concerned of the handled material
    • B65H2701/132Side portions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

本発明は、シートを取り込んでシート束を形成し、ステイプル処理を施すシート後処理装置に関する。
多機能周辺機器(MFP:Multi Function Peripheral)によってプリントされて排出されるシートを取り込み、このMFPから送信された情報に基づいて、後処理するシート後処理装置がある。特許文献1に記載されたシート後処理装置は、処理トレイに順次排出された一連のシート束を揃え、このシート束の側縁の2箇所をステイプル処理する。第1の位置をステイプル処理した後、第2の位置をステイプル処理する際に、第1の位置と第2の位置との間の位置を押圧手段で挟み、2つのステイプル箇所の間にふくらみが生じることを防止している。
特許第2906046号公報
ステイプラは、シート束を咥え込むために、シート束より大きい差込口を有している。ステイプル処理をする場合、この差込口にシートが引っかからないように、シート束は、ステイプルとの間に隙間を有した状態で差し込まれる。ステイプラは、針が装填された側と、シート束を貫通してきた針先を折曲げ成形するアンビルとを有する。
一般には、このうちどちらか一方が保持され、固定された一方の側に他方が向かって回動する。シート束をクランプした状態で、装填された針が打ち出され、貫通した針先は、アンビルで成形される。シート束は、差し込まれた状態でいずれの側からも隙間を有しているため、このように一方が保持された状態であると、クランプした際にシート束が固定側へ押し曲げられる。シート束の枚数が任意に変化することを考慮すると、シート束に対して処理トレイがある方が固定支持側となることが多い。
したがって、ステイプラがシート束をクランプすると、シート束は、可動側によって処理トレイ側に押付けられ、処理トレイの縁を支点に撓む。特に、シート束を構成するシートの枚数が多いと、シートどうしの間にできる空気層もあるため、ステイプルする途中でシートがずれ、ステイプルの針が上手く通らないことがある。
この問題を解消するために、ステイプラの動きに合わせてシート束が全体的に撓りやすいように、処理トレイの縁をステイプラから離し、フィルム状の部材が別途貼り付けられて処理トレイからステイプラまでの間隙がふさがれている。
しかしながら、フィルム状の部材を処理トレイに貼り付ける作業は、手作業で行わなければならず、製造コストが高くなってしまう。また、上手く貼り付けた場合でも、印刷処理されることで多少反りが生じたシートは、フィルム部材と処理トレイとの間に刺さり込んでジャムを発生させる恐れがある。
そこで、本発明は、製造単価が安くかつステイプルが失敗することを低減できる処理トレイを有したシート後処理装置を提供する。
本発明に係るシート後処理装置は、MFPから繰り出されるシートを取り込み、このMFPから出力される指令信号に基づき必要な場合に複数枚のシートで構成されるシート束を処理トレイ上に形成する。そして、内蔵するステイプラでシート束を綴じるステイプル処理を施すことを前提とする。このシート後処理装置において、処理トレイは、載置部と可撓部と縁保持部とを有する。載置部は、ステイプル処理を施すためにシートを集積する。可撓部は、シート束が綴じられる側の載置部の縁に沿って載置部の上面と面一にかつこの載置部と一体に成形されシート束の厚み方向に載置部側へこの載置部よりも撓みやすい。縁保持部は、この可撓部よりもステイプラ側に張り出し載置部に集積されるシートの縁を支持する。また、ステイプラは、固定部とアーム部とを有する。固定部は、載置部の上面よりも載置部側に偏りかつ縁保持部よりも載置部に近い位置に設けられる。アーム部は、この固定部に向かってシート束の縁を挟む位置からシート束の積層方向へ回動する。
本発明のシート後処理装置によれば、ステイプル処理するためにシート束を固定部に対してアーム部でクランプしても、載置部のステイプラ側に一体成形された可撓部が撓む。したがって、ステイプル処理において、シート束がなだらかに曲がりシートがずれにくいので、ステイプルの針が真っ直ぐに貫通しやすい。つまり、ステイプル処理における不具合が軽減される。
さらに、可撓部は、載置部の上面と面一にかつ載置部と一体に成形されているので、第1枚目のシートに多少の反りが生じていても、ジャムを生じることなくシートを積層することができる。また、一体に成形されているので、別部材で可撓部を設けるための製造コストが軽減される。
本発明に係る位置実施形態のシート処理装置について、図1から図11を参照して説明する。図1に示すシート処理装置は、MFP(多機能周辺機器)100のシート流れ方向について下流側に連結されている。まず、シート前処理装置となるMFP100の攻勢について説明する。
図1に示すMFP100は、筐体112と、原稿載置台112aと、自動原稿送り装置114と、スキャナ部116と、画像形成部118と、シートカセット121,122,123と、手差トレイ125とを備える。また、図1のMFP100は、シートPの流れ方向において上流側に多量の同じ規格サイズのシートPを保有する大容量フィーダ124をさらに備える。
筐体112は、MFP100の外殻を構成し、利用者に面した上部に操作部が設けられている。操作部は、スタートボタンの他に、シートサイズの選択、ステイプル処理の有無、ステイプル箇所の指定、複写部数、印刷倍率、スキャニング解像度の設定、両面印刷の有無など、様々な編集機能の設定を行うことができる。原稿載置台112aは、筐体112の上面に配置された透明なガラス板である。
自動原稿送り装置114は、原稿載置台112aの上に配置され、利用者側から見て奥側に設けられるヒンジによって、情報へ回動する。自動原稿送り装置114は、原稿供給トレイ114aを備える。この自動原稿送り装置114は、操作部に用意されるスタートボタンが押されると、自動的に原稿載置台112aの上を通過するように原稿供給トレイ114aにセットされた原稿Dを搬送する。具体的には、自動原稿送り装置114の原稿供給トレイ114aに原稿Dをセットして、操作部で編集条件を設定した後、スタートボタンを押すと、原稿供給トレイ114aの原稿Dが原稿載置台112aの上に設定された読取位置に1枚ずつ自動的に搬送される。画像データが読み取られる適当なタイミングで原稿Dは、自動的に排出される。
スキャナ部116、画像形成部118、シートカセット121,122,123は、筐体112の内部に配置されている。スキャナ部116は、原稿載置台112aの直下に内蔵されている。スキャナ部116は、自動原稿送り装置114によって原稿載置台112aに位置決めされた原稿Dに光源からビームを照射し、その反射光を光電変換器で読み取ることにより、原稿Dの画像をデータ化する。
画像形成部118は、筐体112の中程、スキャナ部116の下に配置されている。画像形成部118は、レーザ装置118a、感光ドラム118b、現像ユニット118c、転写ユニット118d、定着ユニット118eを備える。レーザ装置118aは、スキャナ部116で読み取られた画像データに基づくビームを感光ドラム118bの外周面に照射する。
感光ドラム118bは、レーザビームが照射されることにより、外周面に静電潜像が形成される。現像ユニット118cは、感光ドラム118bの外周面にトナーを供給し、静電潜像を実像化する。転写ユニット118dは、トナーによって実像化されたトナー像を搬送されてきたシートPに、静電気を利用して移し替える。定着ユニット118eは、加熱されたローラによってシートPに熱を加えるとともに加圧し、シートP上に転写されたトナーを溶融し、定着させる。
また、このMFP100は、定着ユニット118eの下流側から転写ユニット118dの上流側につながる反転搬送路126を備える。反転搬送路126は、シートPを裏返す機能を有している。両面印刷が設定されている場合、シートPは、一度、感光ドラム118bと転写ユニット118dの間、および定着ユニット118eを通過した後、この反転搬送路126を経て、裏返された状態で再び転写ユニット118dの上流側に戻される。
シートカセット121,122,123は、筐体112の下部に配置され、画像形成部118に供給するシートPを蓄えている。各シートカセット121,122,123は、互に異なる規格サイズのシートPをストックしていることが好ましい。操作部によってシートサイズが選択されるか、自動原稿送り装置114で原稿Dが取り込まれる際あるいはスキャナ部116によって画像データを読み取る際に計測されたシートサイズを基に、対応するサイズのシートPが、いずれかのシートカセット121,122,123から画像形成部118に供給される。
なお、手差トレイ125にセットされたシートPを選択することが操作部において設定された場合、シートPは、手差トレイ125から供給される。また、操作部で大量の印刷部数が設定された場合や予め決まったサイズのシートPを主に消費することが分かっている場合は、大容量フィーダ124にそのサイズのシートPをストックしておき、これを供給する。
MFP100において前処理である印刷処理が施されたシートPは、排出口120から繰出される。シート後処理装置1は、取込口20が排出口120と隣合うように、MFP100に連結されている。シート後処理装置1は、処理装置としてステイプラ7を内蔵している。このシート後処理装置1は、MFP100で印刷処理されたシートPを取り込み、MFP100で設定された編集条件に基づいて、必要な場合に複数のシートPをまとめて一つのシート束Sを作る。そして、シート後処理装置1は、後処理をシート束Sに施し排紙トレイ9a,9bに排出する。シート後処理装置1について、以下に説明する。
シート後処理装置1は、フレーム2と、入口ローラ3と、供給ローラ4と、待機トレイ5と、処理トレイ6と、ステイプラ7と、制御部8と、排紙トレイ9a,9bとを備える。フレーム2は、シート後処理装置1の外殻を構成している。フレーム2は、床に設置された状態で、MFP100の排出口120と合致する位置に取込口20を有している。
入口ローラ3は、入口上ローラ31と入口下ローラ32とで一対に構成され、取込口20から入って直ぐのところに配置されている。入口ローラ3によって取込口20から引き込まれたシートPは、搬送路Gに沿って供給ローラ4へ案内される。
供給ローラ4は、供給上ローラ41と供給下ローラ42とで一対に構成され、待機トレイ5にシートPを供給する。供給ローラ4は、取込口20に設けられるセンサによってシートPが取り込まれたことを検出することで回転を開始し、シートPが通過しきったことがこのセンサによって検出されたことに基づくタイミングで回転が停止される。
待機トレイ5は、シートPの搬送方向に供給ローラ4の下流側に配置されている。処理トレイ6は、待機トレイ5の下方に配置されている。待機トレイ5と処理トレイ6とは、供給ローラ4側が低く排紙トレイ9a,9b側が高くなる角度に傾斜している。待機トレイ5は、先に処理されるシート束Sが処理トレイ6に残っている間に取り込まれたシートPを一時的に集積する。待機トレイ5は、搬入されたシートPの幅方向に両側へ離れる左側受部と右側受部とを有している。左右の受部がシートPの幅方向に広がることにより、待機トレイ5に保持されていたシートPは、処理トレイ6に落下する。
供給ローラ4側の待機トレイ5の端には、図5に示すようにレシーバ51と叩きフィン52とパドル53とが回転軸芯から放射状に延びる回転子54が設けられている。回転子54は、レシーバ51によって、待機トレイ5上にあるシートPの縁を保持する。回転子54は、待機トレイ5上のシートPを処理トレイに落下させるために回転し、叩きフィン52でシートPの縁を処理トレイ6に向けて押し下げる。さらに回転することによって、回転子54は、柔軟製を有したパドル53を用いて、処理トレイ6上に落下したシートPのうち最上部のシートPを図9に示すようにステイプラ7側に手繰り込む。
また、排紙トレイ9a,9b寄りの待機トレイ5の上には、待機トレイローラ55が設けられている。このローラは、図6に示すように待機トレイ5に集積されるシートPを回転子54側に当て付けるか、図13に示すように後処理を必要としないシートPをそのまま排紙トレイ9a,9bに送り出すために、待機トレイ5に接近し回転する。
処理トレイ6は、図2に示すように、載置部60aと可撓部60bと幅揃えパッド61a,61bと束搬送機構62と縁保持部63とを備える。載置部60aは、ステイプル処理を施すためのシートPが上面に集積される。載置部60a全体は、ステイプル処理した後のシート束Sを排出する方向に後側が低く傾斜している。
可撓部60bは、シート束Sが綴じられる側の載置部60aの縁に沿ってこの載置部60aの上面と面一に、かつ、この載置部60aと一体に成形されている。可撓部60bは、シート束Sの厚み方向に載置部60a側へこの載置部60aよりも柔軟に撓みやすく造られている。具体的には、図3に示すように可撓部60bは、載置部60aの厚みよりも薄く形成されている。シート束Sをなだらかに湾曲させるために、載置部60aと可撓部60bとの境界部60cの厚みは、なだらかに変化させることが好ましい。
幅揃えパッド61a,61bは、載置部60aの上面であるシート載置面から上に向かって延び、シートPの幅よりも外側となる位置に一対に設けられている。この幅揃えパッド61a,61bは、シートPが搬入される毎に、別途設けられる駆動機構によって互に接近し、シート束Sを構成するために処理トレイ6に搬入されたシートPの幅方向のずれを修正する。
束搬送機構62は、シート載置面の下に配置される。束搬送機構62は、搬送ローラ621と、束操出爪623と、操出ベルト624と、束搬送爪625と、搬送ベルト626と、駆動モータ627と、連動機構628とを備える。搬送ローラ621は、綴じられたシート束Sを排出する方向へ載置部60aの前端と後端にそれぞれ配置され、載置面からやや突出している。この搬送ローラ621は、別途設けられるローラ駆動モータによって、載置部60a上に待機トレイから落下してくる第1枚目のシートを縁保持部63に当て付ける方向、および、シート束Sを処理トレイ6上から排紙トレイ9a,9bへ排出する方向のいずれかに回転する。
束操出爪623は、操出ベルト624に固定され、シート束Sを載置部60a上まで排紙トレイ9a,9bに向かって移動する。束搬送爪625は、搬送ベルト626の外周面に固定されている。待機状態において、束搬送爪625は、載置部60aより下に隠れており、束操出爪623が載置部60a上に到達した時にちょうどシート束Sの縁に当接するように可撓部60b側を回ってあがってくる。
縁保持部63は、図2,図3に示すように処理トレイ6の可撓部60bよりもステイプラ7側に張り出して設けられている。縁保持部63は、束搬送機構62の束操出爪623とともに、処理トレイ6の載置部60aに集積されるシートPの縁を支持する。
ステイプラ7は、ヘッド71とポジショニングレール72とを備える。ヘッド71は、固定部73とアーム部74と備える。ポジショニングレール72は、可撓部60bから突出し縁保持部63に支持されるシート束Sの縁に沿ってヘッド71を移動させる。また、ステイプラ7は、シート束Sの角部において、ヘッド71の向きを45°ほど内向きに回頭させることができる。
固定部73は、図3に示すように、シート束Sの厚み方向に載置部60aの上面よりも載置部60a側に図中にCで示す程度に偏り、かつ、シート束Sの排出方向に縁保持部63よりも載置部60aに近い位置に設けられている。アーム部74は、クランプ位置A1から開放位置A2まで回動する。クランプ位置A1とは、図4に示すようにアーム部74が、固定部73に向かってシート束Sを押さえ込んだ位置である。開放位置A2とは、図3に示すようにアーム部74が、シート束Sの厚み方向へ固定部73から離れる方向へ、縁保持部63が固定部73とアーム部74との間を通過できる程度に回動した位置である。
ステイプラ7の針は、固定部73の内部に多数装填されており、アーム部74がクランプ位置A1にある状態で、シート束Sを貫通するように打ち出される。撃ち出された針の先端を受けるアンビル75は、アーム部74の先端においてアーム部74の回動軸線R1と平行な軸線R2を中心に揺動するように支持されている。アンビル75が揺動することにより、シート束Sの厚みが異なる場合にも、適切な角度で針の先端を受けることができる。
固定部73は、載置部60aよりもシート束の厚み方向へ載置部60a側に偏って配置されており、縁保持部63に挿入されたシート束Sとの間に隙間が生じている。シート束Sの第1枚目のシートPが縁保持部63に入り込む途中で、固定部73に引っかかることがない。また、固定部73は、アーム部74に押さえつけられることによって撓むシート束Sの角度に合わせてほんのわずかに傾いていることも好ましい。
この状態で、アーム部74がクランプ位置に回動すると、シート束Sの縁は、固定部73に押し当てられる。したがって、シート束Sは、厚み方向に載置部60a側に押し曲げられることになる。このとき、図4に示すように、載置部60aの縁に可撓部60bが一体に設けられているので、シート束Sが曲げられることに対して追従して撓む。
可撓部60bを有していることで、シート束Sの湾曲部からステイプル位置間での距離が大きくなるので、ステイプル位置におけるシートのずれ量が小さくなる。したがって、シート束の縁がきれいに揃ったままステイプルすることができる。また、ステイプル処理中にシートPがずれることも少なくなるため、途中で針が曲がってステイプルを失敗してしまうということも低減できる。
制御部8は、MFP100の操作部に入力されるステイプル処理に関する情報をインターフェイスを介して入手し、これを基にステイプラ7のヘッド71の位置をポジショニングレール72によって位置決めする。排紙トレイ9a,9bは、処理トレイ6においてステイプル処理されたシート束S、集積のみ行われたシート束S、もしくは、処理トレイ6での処理を必要としない場合に待機トレイ5を通して排出されたシートPが積み上げられる。
以上のように構成されたシート後処理装置1は、図5から図12に示す一連の動作により、MFP100から排出されたシートPを束ねてステイプル処理し、排紙トレイ9a,9bへ排出する。
MFP100の操作部でステイプル処理が選択されると、シート後処理装置1は、図5に示すように、シート束Sを構成する第1枚目のシートPを取込口20から取り込み、待機トレイ5に案内する。待機トレイ5に案内された第1枚目のシートPは、図6に示すように下りてきた待機トレイローラ55が回転することによって、叩きフィン52当て付けられる。第2枚目のシートPも図7に示すように、待機トレイに取り込まれ、図8に示すように待機トレイローラによって叩きフィン52へ当て付けられる。
第2枚目のシートPが回転子54側に寄せられると、待機トレイ5がシートPの幅方向に拡がることによって、第1枚目と第2枚目のシートPが処理トレイ6へ落下する。このとき、回転子54が回り、叩きフィン52がシートPの縁を掻き落すので、シートPは、適確に処理トレイ6の上に落下する。図9に示すように回転子54は、さらに回り、パドル53が処理トレイ6に落下したシートPのうちの最上位のシートPを掻き込み、縁保持部63および束操出爪623に当て付ける。また、処理トレイ6の搬送ローラ621は、図9中に示す矢印のようにシートPを縁保持部63および束操出爪623に当て付ける方向へ回転する。これにより、落下してきたシートPのうち最下位のシートPが縁保持部63および束操出爪623に当て付けられる。またこれとほぼ同時に幅揃えパッド61a,61bが作動して、シートPの幅方向を揃える。
シート束Sの第3枚目以降のシートPは、幅方向へ両側に広がった待機トレイ5を図10に示すように通過して、処理トレイ6に直接取り込まれる。処理トレイ6に集積された3枚目以降のシートPは、積層される毎に回転子54のパドル53によって縁保持部63および束操出爪623側に掻き寄せられる。この動作により、ステイプラ7側のシート束Sの縁が揃えられる。また、幅揃えパッド61a,61bも作動して、シートPの幅方向のずれが整えられる。
一束分のシートPが処理トレイ6上に集積されると、シート束Sは、図11に示すようにステイプラ7によってステイプル処理され、一つに綴じられる。処理トレイ6の載置部60aの縁に可撓部60bが設けられているので、シート束Sは、載置部60aと可撓部60bとの境界部60c辺りから全体的に湾曲する。したがって、シート束Sのシートが部分的にずれたりすることが防止される。特にこの効果は、複数箇所にステイプル処理を施す場合に顕著に表れる。
また、一綴りのシート束Sの最後のシートPが待機トレイ5を通り抜けた後、次のシート束Sの第1枚目のシートPが待機トレイ5に差し掛かる前に、幅方向に広がっていた待機トレイ5は、シートPを受け止めることのできる幅まで閉じられる。ステイプル処理されているシート束Sの最後のシートPに続いて取り込まれた次のシート束Sの第1枚目のシートPは、閉じられた待機トレイ5に取り込まれる。
ステイプル処理されたシート束Sは、束操出爪623および束搬送爪625によって、図12に示すように排紙トレイ9aに押し出される。制御部8は、搬送ローラ621の回転速度を束操出爪623および束搬送爪625の移動速度に同期させる。これにより、シート束Sは、一塊にまとまった状態で、排紙トレイ9aに押し出される。この間にもMFP100から取り込まれるシートPは、全て待機トレイ5に集積される。
本実施形態において、ステイプル処理を行ってシート束Sを排紙トレイ9aに搬送し終わる動作は、シートPが2枚取り込まれる間に終了する。したがって、第3枚目以降のシートPは、図9から図12に示す動作と同じ手順を経て処理される。複数箇所ステイプルするように設定された場合など、ステイプル処理したシート束Sを排出するまでにもっと時間が掛かる場合は、処理トレイ6から先行するシート束Sが排出されるまで第3枚目以降のシートPであっても待機トレイ5に一時的に集積される。
なお、シートPが処理トレイ6に取り込まれる毎に作動する幅揃えパッド61a,61bや回転子54、シート束Sが排出される毎に拡がって一綴りのシート束Sの最後のシートPが通過すると閉じられる待機トレイ5、待機トレイ5にシートPが集積される毎に下りてシートPを回転子54側に送る方向へ回転する待機トレイローラ55は、それぞれMFP100からの信号のみでは、実際のシートPの動きに同期させることが難しい。したがって、幅揃えパッド61a,61b、回転子54、待機トレイ5、待機トレイローラ55の作動タイミングは、シート後処理装置1の内部に別途設けられるセンサや検出スイッチの出力をトリガーとして制御されることが好ましい。
また、シート後処理装置1の制御部8は、MFP100から後処理が不要である指令信号を受け取ると、図13に示すように、MFP100から排出されるシートPを待機トレイ5に案内し、そのまま、待機トレイローラ55で排紙トレイ9a,9bに送り出す。この場合、排紙トレイ9a,9bは、待機トレイ5から繰出されるシートPを受けるために適当な高さに移動する。
なお、本実施形態において、可撓部60bは、載置部60aよりも厚みを薄くすることで、載置部60aよりも撓みやすくしている。可撓部60bは、シート束Sの縁がステイプラ7のアーム部74によって固定部73に押さえ込まれた時に載置面よりもシート束の積層側と反対方向に撓むことができればよい。したがって、可撓部60bは、載置部60aよりも薄くする以外に、下方への曲げ合成を低下させる断面形状であれば良い。例えば、載置部60aの縁をくし形に切り欠いて造られても良い。ただし、1つのシート束Sの複数箇所にステイプル処理を施す場合、隣合うステイプルとの間でシート束SのシートPがずれないようにするために、シート束Sの縁が幅方向について均等に撓むことが好ましい。
本発明に係る一実施形態のシート後処理装置をMFPとともに示す概略図。 図1中のシート後処理装置に設けられる処理トレイとステイプラとを示す斜視図。 図2中のF3−F3線に沿って処理トレイとステイプラとを示す断面図。 図3中のステイプラがシート束をクランプしている状態を示す断面図。 図1中のシート後処理装置がシート束の第1枚目のシートを待機トレイに取り込む状態を示す模式図。 図5中のシート後処理装置が第1枚目のシートを待機トレイに位置決めする状態を示す模式図。 図6中のシート後処理装置が第2枚目のシートを待機トレイに取り込む状態を示す模式図。 図7中のシート後処理装置が第2枚目のシートを待機トレイに位置決めする状態を示す模式図。 図8中のシート後処理装置が待機トレイに集積したシートを処理トレイに移す状態を示す模式図。 図9中のシート後処理装置が処理トレイに第3枚目以降のシートを取り込む状態を示す模式図。 図10中のシート後処理装置が処理トレイに集積されたシート束をステイプルしながら次のシート束の第1枚目のシートを待機トレイに取り込む状態を示す模式図。 図11中のシート後処理装置がステイプルしたシート束を排紙トレイに押し出している間に第2枚目のシートを待機トレイに取り込む状態を示す模式図。 図1中のシート後処理装置がステイプル処理しないシートを排紙トレイに搬送する状態を示す模式図。
符号の説明
1…シート後処理装置、6…処理トレイ、7…ステイプラ、60a…載置部、60b…可撓部、63…縁保持部、71…ヘッド、72…ポジショニングレール、73…固定部、74…アーム部、100…MFP、P…シート、S…シート束。

Claims (3)

  1. MFPから繰り出されるシートを取り込み、前記MFPから出力される指令信号に基づき必要な場合に複数枚のシートで構成されるシート束を処理トレイ上に形成し、内蔵するステイプラで前記シート束を綴じるステイプル処理を施すシート後処理装置において、
    前記処理トレイは、ステイプル処理を施すためにシートを集積する載置部と、前記シート束が綴じられる側の前記載置部の縁に沿って前記載置部の上面と面一にかつこの載置部と一体に成形され前記シート束の厚み方向に前記載置部側へこの載置部よりも撓みやすい可撓部と、この可撓部よりも前記ステイプラ側に張り出し前記載置部に集積されるシートの縁を支持する縁保持部と、を有し、
    前記ステイプラは、前記載置部の上面よりも前記載置部側に偏りかつ前記縁保持部よりも前記載置部に近い位置に設けられた固定部と、この固定部に向かって前記シート束の縁を挟む位置から前記シート束の積層方向へ回動するアーム部と、を有する
    ことを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記可撓部は、前記シート束の積層方向に前記載置部よりも薄いことを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 前記ステイプラは、前記固定部と前記アーム部とを支持するヘッドと、前記処理トレイ上に集積されて前記可撓部より突出したシート束の縁に沿って前記ヘッドを移動させるポジショニングレールと、を有することを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
JP2005274282A 2005-09-21 2005-09-21 シート後処理装置 Active JP4308804B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005274282A JP4308804B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 シート後処理装置
US11/533,403 US7556252B2 (en) 2005-09-21 2006-09-20 Sheet post-processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005274282A JP4308804B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 シート後処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007084258A JP2007084258A (ja) 2007-04-05
JP4308804B2 true JP4308804B2 (ja) 2009-08-05

Family

ID=37883275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005274282A Active JP4308804B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 シート後処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7556252B2 (ja)
JP (1) JP4308804B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007168965A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Toshiba Tec Corp 用紙後処理装置
US7690637B2 (en) * 2007-02-01 2010-04-06 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Sheet processing apparatus and sheet processing method
US8025280B2 (en) * 2007-06-19 2011-09-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Sheet processing apparatus and sheet processing method
EP2014590A3 (en) * 2007-07-11 2011-11-23 Ricoh Company, Ltd. Sheet post-processing apparatus, image forming apparatus, and image forming system
US9617110B2 (en) * 2013-06-28 2017-04-11 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus with pressing portion

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5290020A (en) * 1991-07-16 1994-03-01 Mita Industrial Co., Ltd. Sheet finishing device with calculating means for efficient operation
JPH08108377A (ja) * 1994-08-08 1996-04-30 Nisca Corp ステープラ及びそれを用いた製本装置
JPH0899754A (ja) 1994-09-30 1996-04-16 Canon Inc シート後処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP2906046B2 (ja) 1997-02-13 1999-06-14 ニスカ株式会社 シート後処理装置
JP3748710B2 (ja) * 1997-06-10 2006-02-22 株式会社リコー シート処理装置
US6330999B2 (en) * 1998-05-14 2001-12-18 Graoco (Japan) Ltd Set binding, stapling and stacking apparatus
JP3648073B2 (ja) * 1998-05-29 2005-05-18 シャープ株式会社 シート後処理装置
JP4106001B2 (ja) * 2003-08-29 2008-06-25 株式会社リコー 用紙搬送装置、用紙処理装置、画像形成装置、画像形成システム、及びコンピュータプログラム
JP4150855B2 (ja) * 2003-09-30 2008-09-17 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 用紙処理装置
JP4581369B2 (ja) * 2003-10-09 2010-11-17 富士ゼロックス株式会社 シート処理装置
JP4906330B2 (ja) * 2005-02-04 2012-03-28 株式会社リコー シート処理装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007084258A (ja) 2007-04-05
US7556252B2 (en) 2009-07-07
US20070063410A1 (en) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4429219B2 (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
US6354059B1 (en) Sheet finisher and image forming apparatus therewith
JP4143445B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4746946B2 (ja) シート処理装置、およびシート処理方法
JP4747138B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成装置
JP4497217B2 (ja) 記録材処理装置
JP7420907B2 (ja) シート処理装置
JP4308804B2 (ja) シート後処理装置
US7883079B2 (en) Sheet processing apparatus
JP2007076861A (ja) シート後処理装置
JP4694401B2 (ja) シート処理装置、及び画像形成装置
JP4761303B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP4579804B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP2014028692A (ja) シート処理装置と画像形成装置
JP4746950B2 (ja) シート処理装置、およびシート処理方法
JP2006027865A (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
US7177588B2 (en) Sheet post-process apparatus and waiting tray
JP3958043B2 (ja) シート材後処理装置及び方法
US7206542B2 (en) Sheet post-process apparatus and waiting tray
JP2006027864A (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2002226129A (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4627706B2 (ja) 紙葉類処理装置、および紙葉類処理方法
JP2008120533A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP4627707B2 (ja) 紙葉類処理装置
JPH10310315A (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090428

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4308804

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5